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ミカサ「私も守られたい」
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注意) ほんのり…リヴァミカ です
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◆ミカサ 幼少期
お父さんとお母さんが殺されて…私は イェーガー先生のお家の子になった。
お母さんが読んでくれた絵本には、お姫様がピンチの時は…白馬に乗った王子様が助けにきてくれた。
絵本の中は、世界は優しく幸せだ…。
本当の この世界は 残酷だというのに…。
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お父さんとお母さんが殺されて…
私は悪魔に連れていかれた…
私を助けに来てくれた王子様。
そう…王子様はエレン。
あの悪魔から私を見つけてくれたから。
エレンは私の王子様…のはず…。
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カルラ「ミカサが この家に来てくれて もう1ヶ月ね」
カルラ「毎日 家に閉じ籠るより…少し外の空気を吸ってきたらどうかしら?」
ミカサ「…」
エレン「行こうぜ!ミカサ!今日は天気がいいし!」
ミカサ「エレンと一緒なら…」
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逆に王子様みたくなっちゃってるからな…
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エレン「お母さん!!行ってくるからね!!」
カルラ「気をつけてね!」
ミカサ「行ってきます」
カルラ「ミカサも 行ってらっしゃい」 ニコッ
ガチャリ
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エレン「どこに行こうかなぁ〜」
エレン「そうだ!この前 カワイイ仔犬が生まれた家があったんだ!」
エレン「見せてもらいに行こうぜ!」
ミカサ「仔犬…それは見たい」
エレン「決まりだな!!え〜とっ 確かこっちだ!!」
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「おい!!エレン!!ここを通りたかったら!!」
「俺にオヤツを渡せ!!」
エレン「またアイツか!!名前は確か…ジャイアンだ!!」
ミカサ「ジャイアン?」
ジャイアン「寄越さないなら ゲンコツだからな!」
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エレン「うるせぇ!!ウォォォォ!!」 ダダダッ
ミカサ「エレン!?喧嘩はいけない」 オロオロ
ジャイアン「返り討ちにしてやる!!」 ブンッ
バキィィィ
エレン「ウッ うわぁぁ!!」 ドンッ
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エレン「」
ミカサ(弱い…私の王子様)
ミカサ(でも)スクッ
ミカサ「命乞いをするなら今のうち」 ギロッ
ジャイアン「うるせぇ!!」
ミカサ「仕方ない」 ビュッ
グシヤ! バキィ
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ジャイアン「」
ミカサ「エレン!!」 ユサユサ
エレン「ウ…ン」
エレン「あれ?ジャイアンは?」
ミカサ「瞬殺」
エレン「すげぇな!ミカサ!」 キラキラ
ミカサ(エレン…カワイイ///)
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エレン「俺もミカサみたいに強くなる!」
ミカサ「エレン///」
ミカサ「これからは私も外に出る」
ミカサ「私がエレンを守る」
ミカサ(あれ?何か違う気が…
エレン「頼もしいな!カッコイイ!!」
ミカサ(まあ…よしとしよう///)
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ドラえもんとのクロスか?
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私の王子様エレンは…思いの外 弱かった。
威勢だけは強いが どこか詰めが甘い。
危なっかしくて…カワイイ エレン。
でも エレンも大きくなるにつれて…
私に守られる事を嫌がるようになった。
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>>13
ガキ大将=ジャイアンという名前を拝借。
チープ発想(汗)
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◆ミカサ訓練兵時代
エレンは姿勢制御訓練で…頭をぶつけて流血した。
威勢だけはいいのは 幼い時と変わらない。
やはり どこか危うい。
そんなエレンを私は守りたい。
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ジャン「なんだと!?もう一回言ってみろよ!?この死に急ぎ野郎がぁ!!」
エレン「やんのか!?この馬面が!」
ミカサ(エレンは相変わらず喧嘩っぱやい…)
ミカサ(でも これくらいのいざこざは もう慣れた) フー
ジャン「!?」
ジャン(くっそう!ミカサに冷たい目で見られたじゃねえか!)
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エレンは 昔の弱かったエレンではない。
私が手を出すまでもなく…喧嘩は強い子。
でも エレンに何かあれば 私がエレンを守る。
だってエレンは 私の王子様で家族。
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―――
◆審議所
リヴァイ「お前に必要なのは…言葉による教育じゃない」ガッ
リヴァイ「教訓だ」
ドカッ バキッ バキッ
エレン「ウッ グハッ!」
ドカッ
ミカサ「!?」
ガッ
ミカサ(あのチビ!!) ワナワナ
バキッ
ミカサ(私のエレンに何を!?)
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―――
アルミン「ミカサ!?落ち着いて」
ミカサ「あのチビが エレンをボコボコに」 ワナワナ
アルミン「あれは演出じゃないかな!?エレンを憲兵団に引き渡さない為の」
ミカサ「だとしても…奴はやり過ぎ」
アルミン「チビとか奴とか…リヴァイ兵長だよ?上官だ」
ミカサ「関係ない…私が しかるべき報いを」
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アルミン「リヴァイ兵長は 人類最強と言われている」
アルミン「いくらミカサが強くても敵わないよ?」
ミカサ「私が敵わない?」
ミカサ(そんな相手に出会った事はない)
ミカサ(私より強い男なんて)
ミカサ(いや…例え上官でも強くとも)
ミカサ「許さない」
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動けないエレンをよくも!!
私がエレンを守る
あのチビの魔の手から
きっとエレンは 今あのチビの側で
不自由な思いをしている事だろう
エレン…もう少し待ってて私も調査兵団に入るから
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◆女型戦
ミカサ(項が狙える!!) ビュンッ
女型「」 ブンッ
ミカサ「!!」
ミカサ(間に合わない!!)
シュッ
リヴァイ「バカ野郎!!」 ガシッ
ミカサ(え!?)
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私は あのチビに助けられた…
あのチビ…リヴァイ兵長は 私とエレンを救ってくれた
私の浅はかで…怪我をさせた。人類の損失だ。
私のせいだ…
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―――
◆対女型作戦会議後 旧本部
ミカサ「あの…」
リヴァイ「何だ?」
ミカサ「私のせいで脚を…」
リヴァイ「エレンといい…お前といい…」
リヴァイ「結果は誰にも分からない事だ」
リヴァイ「ただ…お前は エレンを守りたい一心で」
リヴァイ「自分を見失った…次は同じ過ちを繰り返すな」
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リヴァイ兵長は私を責める事はしなかった
ただ 静かな口調で「次は自分を見失うな」とだけ
私は助けられた
体も心も…
今まで私の周りには いなかった強くて大人な人
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アルミン「どうしたの?ミカサ」
アルミン「やはりアニが女型だと推測して…ショックを?」
ミカサ「アルミン…私は強くなかった」
ミカサ「今回 あのチ…リヴァイ兵長に助けられた」
アルミン「うん」
アルミン「ミカサは 確かに強いけど」
アルミン「上には上がいる」
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へえ、リヴァミカかぁ
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>>28
ギャグかオルペトを書いていて…
ふと リヴァミカ書いてみたくなりました。
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アルミン「…聞いていいかな?」
ミカサ「何?」
アルミン「さっきから顔が赤いんだけど」
ミカサ「え!?///」
アルミン「こんな時に不謹慎だけど…やっぱり久しぶりにエレンに会えたもんね」 ハハッ
ミカサ「ああ…そう エレンに会えて、エレンが無事で何より」
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アルミン「明日は朝から憲兵団が迎えにくるから」
アルミン「僕達も今夜は旧本部で待機だ」
アルミン「久しぶりに三人が揃うから、ミカサも嬉しいのかな?」
ミカサ(旧本部に一晩)
ミカサ(なんだろう…心拍数が早い) ドキドキ
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―――
◆夜
ミカサ「寝苦しい…」
ミカサ「心拍数は早いし…胸が痛む」
ミカサ(何か病気?でも明日は作戦…) ハア
ミカサ(お水貰おう) ギシッ
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―――
ミカサ「…」 ゴクゴク
ミカサ「楽になった気がする」 ン?
ミカサ「窓から中庭が見える…」
ミカサ「人影!?もしかして敵!? …アニ?」 バッ
ミカサ(キッチンにある武器は…) キョロ キョロ
ミカサ「エレンは私が守る!!」 ギリッ
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ミカサ「そこで何を!?」
「!?」
リヴァイ「おい…物騒な物を降ろせ」
ミカサ「?」
リヴァイ「包丁だ 包丁!」
ミカサ「夜中に外で彷徨いていたら物騒」
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リヴァイ「兵士としては立派な心構えだが」
リヴァイ「女としては ずいぶん怖いな」
ミカサ「私がエレンを守る」
リヴァイ「とにかく 俺に向けるな」
ミカサ「こんな所で何を?」
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リヴァイ「…」
ミカサ「その石碑は?」
リヴァイ「1人で忍んでいる時に…」
ミカサ「石碑に名前を刻んでいたの?」
リヴァイ「いい部下…兵士だった」
ミカサ「リヴァイ班…」
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泣ける……
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※リヴァイ「追悼」 の中庭シーンの続き みたいなものです。
読まれてなくても分かるように書きます。
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ミカサ「そう…」
リヴァイ「お前は何を?」
ミカサ「心拍数が高かった…落ち着かない…ので」
ミカサ「水をもらっていた」
リヴァイ「明日は作戦があるからな」
ミカサ「…」ドキドキ
リヴァイ「ガキは早く寝て 明日に備えろ」
ミカサ「ますます心拍数が…」
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ミカサ(…迂闊にも…完全に…)
ミカサ(守られてしまった)
「お姫様はね、ピンチの時は王子様が助けてくれるのよ」
「白馬に乗った王子様がね」
ミカサ「王子様というより小人…」
リヴァイ「ぁあ!?」
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ミカサ(あっ…声に出ていた)
リヴァイ「恋人って?」
ミカサ「?」
※小人→恋人…聞き間違い
リヴァイ「馴染みなだけじゃねえのか?」
ミカサ「あっ…エレンは家族です」
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リヴァイ「お前は喋りが器用じゃねえな」
ミカサ「あなたこそ」
『アルミン「ミカサ 上官だよ?」』
ミカサ(チビでも上官)
ミカサ「失礼しました!」 ドンッ
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リヴァイ「面白い…」
ミカサ「!?」
リヴァイ「そういえば審議所で鬼みてえに睨んでたな?」
ミカサ「あれは…」
リヴァイ「あと壁外調査の前に…エレンと話してたな」
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リヴァイ「『あのチビに然るべき報いを』だったか?」
ミカサ「聞こえていたの?」
リヴァイ「エレンを見張る俺の目の前だっただろうが?」
ミカサ(まずい…)
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リヴァイ「チビだの何だの…はっきり言う女だな」
ミカサ「」
リヴァイ「悪くない…」
リヴァイ「ズケズケ物を言う女も悪くない…」
ミカサ「変わっている」
リヴァイ「お前こそ」
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リヴァイ「決めた」
リヴァイ「お前がエレンを守るというなら…」
リヴァイ「俺がお前を守ってやろう」
ミカサ「私を守る?」
リヴァイ「今は こんな成りりだ…」
リヴァイ「俺が復帰するまでは…」
リヴァイ「お前…死ぬなよ?」
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ミカサ(私を守る?)
ミカサ「///」 フイッ
ミカサ(顔が見れない)
リヴァイ「という事だ…明日は…死ぬなよ?」
ミカサ「生きるつもりで戦う」
リヴァイ「ああ…皆そうだ」
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リヴァイ「早くクソして寝ろよ」
ミカサ「オヤジくさい…」
カツ カツ カツ
ミカサ「待って!」
リヴァイ「?」
ミカサ「あなたも…死なないで」
リヴァイ「生きるつもりで戦う」
ミカサ「…」
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私の心拍数が高かった意味が分かった気がする
私は 守られたんだった
人類最強の男…
そして 私を守るといってくれた
私はエレンを守る
でも…私も守られたい
お母さん…白馬の王子様は 思いの外 小柄で粗暴でしたが
温かかった
-
―終わり―
-
乙
これはいいリヴァミカ
よかった
-
乙だがファンを甘く見るな
双方に良い顔して嫌われるっつー良い例
八方美人は嫌われるってこった
それは乙レス数の少なささが物語ってる
そんな感じがした秋の夜
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