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【備えあれば】本スレが落ちた時用【憂いなし】

1 管理人★ :2013/05/15(水) 17:15:34 ID:???0
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746 名無しさん :2014/03/01(土) 14:34:16 ID:7w00KprU0
【街中――表通り】

【表通りでも端の方、言われなければ気付けないようなペットショップがあった】
【その店には、ほとんど客の出入りはない。なぜなら――所謂エキゾチックペットの専門店、だからである】
【しかしそこから、ひとりの女性が出てくるだろう。冷たい空気に、ドアの軋む音が響いた】

【オリーブ色の瞳を持ち、茜色の髪は後ろで二つの太い三つ編みにしていて】
【そばかすの上には丸眼鏡があり、頭には柔らかい素材の黒いハットをかぶっている】
【裾に緑色のよろけ縞が入った白衣を羽織り、その下に暗い緑色のセーターとタイトスカートを着た】
【そんな――ゆるい研究者のような風貌の女性だ】

【彼女は歩を進める。別段美人でもないが、すれ違う人が一瞬彼女に注目していた】
【そして、ほとんどの人が彼女とぶつからないよう細心の注意を払っているように感じるだろう】
【その原因は、彼女の手にあった】

【そこには――体長30センチはあろうかという〝ヤスデ〟が鎮座していたのだ】
【つやつやとした真っ黒く長い体に、数多の赤い足が特徴的なヤスデだ】
【もちろん生きており、彼女の手の上をわさわさと移動している】

【女性はそれを、愛おしそうな目で見つめながら歩み続ける】
【視線は一点に集中しているため、当然前方不注意】
【幸運にもぶつかっていないのは、周囲の人のお陰といえた】

【さて、運悪くぶつかってしまうか――彼女の気を引きつけるような事態が発生するのだろうか】
【余談だが彼女は爪にネイルアートを施している。それも左手の親指のみに】
【描かれているのは〝逆五芒星〟だ。これが何を意味するかは――言わずもがなだろう】

747 名無しさん :2014/03/01(土) 19:52:53 ID:CKwgAcf.0
【草原――そこには二人の人物がいた】

『"エコロス"とは、この世界では珍しいですね』 「なんかあのへんにいたんだぜェーッ!」

【1人はガタイが非常に良く、筋肉モリモリな20代前後に見える男性で、2本のアホ毛を持つ深緑色の髪で、それは天へ向けて逆立っており】
【身長約175+髪15cm、青紫色の左目と、白目が漆黒の空洞に見えて瞳や虹彩は狂気を感じる赤色をした右目に】
【黒色に桃色の模様を持つ帽子付きウィンドブレーカー、その中に青のタンクトップ、紺色のジーパンの様なジャージ、黒基調の運動靴】
【もう1人は、20代前後に見える女性で身長約155cm、黒い短髪で、白いローブに身を包み、木製に見える杖を右手に持っていて】
【桃色の右目と、白目が漆黒の空洞に見えて瞳や虹彩は清々しさを感じる空色をした左目で、桃色のシャツとジーパンに青いブーツ】

【男が担いでいるのは、……毛を持った肉食恐竜だ、体長は2m前後だろうか、口先の嘴など鳥の要素も混ざっている】
【――その恐竜と男は既に戦った後であり、前者が負けて今日の夕飯の食材となったようだ】

【女性のポケットから取り出される大型生物丸焼用セットは、明らかにポケットサイズでなく】
【それにセットされる恐竜。――女性は予め確保していた食材で別の料理を作りつつ、焼き加減や調味料の調整をする】
【調味料の瓶は一つ。けれど出てくるモノは一つでなく、中にはよくわからない謎の調味料まで……】

「ヘケヒャハーッ!」 「焼くぜェー、焼いて食うぜェーッ!!」

【美味しそうな匂いが草原を満たしてゆく――】

748 名無しさん :2014/03/01(土) 20:52:51 ID:ZCHlt7mo0
【――――世界は、絶えず時の流れと共に移り変わっていき、今を生きる人の数だけ、物語もまた時の流れと共に紡がれていく】
【今を生きる人の数だけ紡がれる、幾百億編の物語――――】



【――――櫻の国 廃墟】

……あいつら、ちゃんとやってるかしら……?
まぁ、私じゃなくても面倒を見るぐらいは出来るわよね……全く……

【艶のある黒髪を肩ほどに垂らして、茜色の瞳を鈍く輝かせた、東洋系と分かる顔立ちに特徴がある】
【左手に、逆五芒星のプリントがされたハンドグローブをはめている、身長150cm前後の少女が】
【黒いローブに身を包み、焼け落ちた跡と思しき古い廃墟の中に佇んでいる】
【――――柱や梁として使われていたと思われる木材が黒く焦げ、徐々に風化が始まっている】
【ボロボロと穴が空いている天井からは、時折雨が漏れだしたのだろう。足元には淀んだ水たまりがいくつか出来あがっていた】

……私は勝つ。勝つんだ……容赦なく……絶対に……!
じゃなきゃ……もう、生きてる意味なんてないものね……負けは、しない……

【そっと足元の木片を拾い上げると、ぐっと握り締め――――そして握り潰す】
【芯まで炭化してしまっているそれは、呆気なくボロっと崩れて足元に散った】

……負ければ……『これ』だ…………

【拳を握りしめたまま、眉間に皺を寄せ、じっと足元の粉末を見つめる少女。その口元が、微かに引き攣っていた】



【――――所変わって、風の国 『UNITED TRIGGER』酒場】

……………………
「(……おい、どうした?)」
<(ちょっと…………そっとしといてやんなさいよぉ……今はあたし達が声を掛ける所じゃないわぁ……)>

【灰色のフード付きパーカーに、さっぱりした色合いのチェック柄の入ったスカートを履いた】
【額に、正三角形の形に、赤・青・緑の点が浮かび、それらを繋ぐ様にぼんやりと光の円環が浮かび上がっている】
【少し癖のあるオレンジ色のショートカットが印象的な、身長140cm前後の少女が】
【テーブル席の1つに陣取り、ぼぅっと物思いに耽っている】
【テーブルの上には水のグラスと、どこかで買ってきたらしい新聞紙が一部、置かれたままになっている】
【今現在、人気の少ない店内で、少女の存在は浮いたものになっているが】
【それでも、酒場に未成年と言う状況としては、むしろ人気の少なさは幸いだったかもしれない――――猥雑な喧噪の中よりは、ずっとマシだろう】

…………もう、ざっと10ヶ月くらいになるんだよね……
「(……そう、か……考えてみりゃ、もうそれだけ……)」
<(……ったく、黙っててやんなさいっての……)>

【新聞を手に取ってざっと目を通すが、それも長続きせずに、再びテーブルの上にバサッと放ると、ため息を1つ漏らす少女】
【沈んだ表情でじっとグラスに視線を注ぐ。ただの水だけのグラスは、ただ素直に照明の光を湛えて身じろぎもしなかった】



【――――どの物語も、今と言う時の中に、確かに存在している物である】
【もし変化が訪れるとしたら――――それはどの物語なのだろうか】

749 名無しさん :2014/03/01(土) 21:53:09 ID:ZCHlt7mo0
/>>748取り消しでー

750 名無しさん :2014/03/01(土) 21:58:27 ID:buu1lXlY0
【街中――とある猫カフェの店内、】
【道沿いに設置された立て看板が精一杯に存在をアピールする、ビルの上のほうの店】
【立て看板曰く新入りの猫がいるらしい。ミルクティみたいな色の、アメリカンショートヘアーの猫】
【かわいらしく通りすがりを魅了する看板、――時折、入っていくひとが見受けられた】

……ここ暖かいね――、気持ちいいの? そう……、よしよし、

【そんな店内はそれなりの広さを持って、ぼうっとするぐらいに暖かなのが、逆に冬を証明するよう】
【いたるところに転がる猫の玩具、物陰に設置された猫のご飯入れ、水入れ、寝床になっているケージと】
【たくさん設置された本棚には猫関連の漫画などが詰まっていた。それいがいにも、誰も見ていないテレビがあったり】

【店内に放された猫は両手で数えるほど、店の好き勝手な場所で好き勝手なことをして、時折人間に構われて】
【隅っこのほうで暖房に当たっていた猫もうざったらしい顔で構ってくる人間を見ていた、――ふんと溜息を吐いた音】

【――真っ黒色の髪の毛は腰ほどの長さ、けれど今は低くした体制のせいでばらばらと雪崩れたきり乱されて】
【黒色と赤色のオッドアイは楽しげ/嬉しげに細められる、右耳に嵌められた宝玉をあしらったピアスが時折煌いて】
【濃い黒色のワンピースはフリルやレースをたくさんにあしらったもの、けれど猫毛に塗れた今では何の説得力もなく】
【腰元についたリボンが猫又の尾っぽのように垂れていた、――薄手のストッキングに包まれた足はぺたんとあひる座りで】

遊ぼうよう、……だめ? 眠たいもんね……、……。

【手元の猫じゃらしをぱたぱたやってみるけれど何の反応もなし、それならとかわりに猫の顎をもふもふ撫でてやる手つき】
【入り口で貰うペットボトルのドリンクをひとくち飲んでひといき吐く。それからぐるりと店内を見渡してみる、幕間】

【(――何か人間とは違う気配を纏う少女だった。そのせいか、なんだか猫には冷たい目で見られているような気がして)】
【(現実は人間に遊ばれ飽きているだけなのだろうけれど、――ねーねーと話し掛けている姿、客の減った時間なら良く目立っていた)】

751 名無しさん :2014/03/01(土) 23:53:07 ID:s0z1wIYo0
>>750

【冷えた外気を連れて店内に入って来る姿があった。小柄な少女、せいぜい十歳程だろうか】
【黒いゴシック調のワンピースの上に、白いファーのポンチョを纏って、猫毛対策は万全と言った顔】
【赤毛の髪をお団子に纏め、猫にも似た丸い紫の目に、薄く化粧を施しているのが妙に大人びていた】

【何処か来慣れた様子の少女は、早速数匹の前に屈み込んで、合わせた丸い目を軽く細めて見せる】
【猫の世界の挨拶なのだという。数度そうすると猫の方も、余程機嫌が悪くなければそれを返して】

久々だねぇお前達っ、元気にしてたかい?
たまの休みに来てやったんだ、もっと良く顔を見せなよっ。
……何だい、眠いのかい? ……、……

【余程猫好きなのだろう、随分とはしゃいだ様子で破顔していた少女だったが、近くにいた相手に気が付いて】
【少しだけ気まずそうにする間があった。きりりとした猫目を取り戻してから咳払いひとつ、】

……新入りの猫が来たって言うじゃないか。あんた、見なかったかい?

【まだミルクティの彼(或いは彼女)にお目にかかっていなかった。故に、先に来た相手へと尋ねる】
【どう見ても相手より年下であるのだが、醸す雰囲気が妙に年寄りめいて、不思議な違和感となっていた】

/まだいらっしゃいましたらー

752 名無しさん :2014/03/02(日) 00:10:54 ID:buu1lXlY0
>>751

【少しだけ冷たい空気が入ってくる、暖かな空気の中ではそれはよく目立って】
【また誰か来たらしいと少しだけ考える刹那、ちらと向けた視線は何の意図もなく、ただ見つめるだけだったが】
【たまたま破顔して猫を接しているところを見てしまった。気まずいらしく咳払いするところまでを見届けて――】

【蛇みたいにまあるい瞳が猫のように釣った瞳とぶつかるのだろうか。或いは自然界なら一触即発の事態だけれど、】
【猫に囲まれまくったこの場だと言うのに平然とした蛇の少女は気にしない風に緩く首を傾げて見せたのだろうから】

それなら、この子だってさっきお店のひとが言ってたよ――だいぶね、慣れてきたんだって。
でも今は眠たいみたい、わたしが来た頃には起きてたんだよ……ほら、この子。

【問われたことを考える間がなかった。それなら、もう知ってるよという風で、実際知っているよう】
【よじと身体を退かして見せる場所、たった今構っていた猫は毛の長い三毛猫の女の子だが、その影というべきか下というべきか】
【籠の中にもう一匹猫が居るようだった。そして、それがどうやら相手のお目当てらしく――ミルクティ色の毛足が、僅かに覗いていた】

【三毛の子にむぎゅりと潰されても何も気にした風もなく眠る姿、どうやら新入りらしいがこの店にも慣れつつあるよう】
【暖房器具からの暖かい風に頭の天辺の毛をそよそよと揺らしながら、ぷかぷかと動く柔らかそうなおなかがいかにも和やかで】
【ぐるりと相手に見やすいように籠を回したことで三毛の子がすっくと立ち上がった、まるで鬱陶しいと言わんばかり、女王様気質】

あ……、待ってよう、ごめんね? 動かしてごめんね……――行かないで、

…………あー、

【そのまますたすたと歩いていこうとするのだろう、ちょうど相手の足元を抜けるようにして、何もなければキャットウォークに登っていく】
【最終的には梁の上に座り込んで落ち着いてしまうはずだった。そうなれば、きっともう誰にも手出しできなくて――】
【取り残された少女が寂しげと言うか残念げと言うか、しょんぼりとしていた。男に置いていかれるのをずっとずっと軽くした喪失感を感じながら】

……このお店によく来るの?

【――仕方ないという風にミルクティ色をした毛の猫を撫でてみる。それから、そっと手を繋ぐように手を握って、肉球をふにふにとやりながら】
【切り替えが早くてよろしいことだ。興味があるならば相手も触ってみればいいだろう、深い眠りの最中なら――ある程度までは、許されるようだったから】

/まだ居ました!

753 名無しさん :2014/03/02(日) 00:31:55 ID:s0z1wIYo0
>>752

おや。そんなところにいたのかいっ、……
……何だい、船漕いでるじゃないか。来たばかりで疲れてるのかねぇ、っと……

【三毛猫が足元を抜けていってしまうのに苦笑して、小さな背で落ち着いた先を見上げる】
【子供らしからぬ表情だった。やれやれといったようにしてみせるのが母親臭くもあって】
【それから問われれば、こちらも深い眠りの中にあるお目当ての猫をそっと撫でつつ薄桃のルージュを乗せた唇を開く】

休みの時だけさ、滅多にこれやしないよっ。不定期な稼業でねぇ
忙しい事ばっかりだけどさぁ、たまにこうしてこいつらに会いに来るのが楽しみなのさっ。
……あんたも良く来るのかい?

【年上であろう相手にも何ら気兼ねすることない蓮葉な話口調、声だけが金糸雀の様に高く跳ねて、幼い少女のもの】
【問いを返して軽く首を傾げて見せれば、両耳の蜘蛛をあしらった銀のピアスが揺れた】

754 名無しさん :2014/03/02(日) 00:42:35 ID:buu1lXlY0
>>753

【全くぐうと呑気なものだ、――まあ、これぐらい図太い方がストレスなく生きていけるのかもしれなくて】
【撫でられたって何もない。返す反応はすやすやとおなかの膨らんで引っ込む動きぐらいなもの、そればっかりで】
【ただ相手が撫でるならと手を引っ込めた少女は、――相手が十歳程度の見た目だと言うのを、今更気にした素振り】
【(いいのかな……)とでも考えているような顔で考え込んでいたことだろう、そんなのが、少しだけ顔に出やすい性質のようで】

……お仕事してるの? そう……、大変だね?
わたしはお仕事とかしてないから――、いっつも家に居るばっかりなの。

【ましてお仕事までしてるといわれたならぱちくりする瞳が分かりやすい。びっくりしたように零す吐息がほわりと漏れて】
【こちらは高校生ぐらいな見た目をしていた。それならバイトぐらいしていておかしくない年頃だが、何もしていないらしく】
【そんなところをちょっぴり申し訳なく思っている様子で――少しだけ自嘲気味に笑ってみせた、刹那があって】

はじめてだよ、下の看板がかわいかったから――、……毛の長い三毛ちゃんが好きなの、かわいくて。
……もちろん他の子も好きだよ? はちわれも、靴下も、ぶちでも、どんな子でもだいすき。かわいいもの。

【慣れた様子の相手に対してこちらはまるで初心者、けれど慣れつつあるのは、それなりの時間いるからだろう】
【渡されたので素直に首から提げたケースに入っている紙にはもう二時間は居るのだと書かれていた、――そろそろ三時間になりつつあって】
【ワンドリンクのペットボトルだってもうだいぶなくなっている。冬だというに減りの早いのは、部屋のこの暖かさがあるのだろう】

でもみんな遊んでくれないね……飽きてるのかな。

【――ぺったんとくつろいで座っていたのを少しだけ正す、つま先の方で余ったストッキングを少しだけ気にする素振りを見せた一瞬だけ】
【手に持っていた羽のわさわさついた猫じゃらしを撫でて、ちょっとだけ残念そうに言うなら、こういう場所にあまり来たことがないのかもしれなかった】

755 名無しさん :2014/03/02(日) 00:53:24 ID:ArtzINQc0
【―――〝UNITED TRIGGER〟】

【既に遅い時間だが、酒場としても機能するこの事務所からは尚も明かりと活気が漏れていた】
【店内を見回せば居るのは大概が正義とは似ても似つかぬ荒くればかりだったが――】
【その一角、本当に隅のスミに、一人の女性が雑誌を数冊側において陣取っていた】

【服を見れば古着らしいジーンズと、それから深紅のジャケットという男の様な格好であり】
【それから、髪が赤いのも目立つだろうか。眉間に皺が寄っているのが近付き辛い原因だ、が】

……『スタイリッシュな春の着こなし』……『おしゃれ着こなし108例』……?
ンなもんどーでもいいんだよ、下らねー事ばっかり書いてあるじゃねェか
もっとカタログっぽいの買うべきだったな…、……取り敢えず隠すか。

はァ……柄じゃねェんだよな、こういうの…………飲も…。

【雑誌を適当に流し読みする彼女の近くに、黒い流線型の鎧をまとったヒトガタが居るのも一因だろう】
【如何にも強力そうなソレは、彼女を明確に〝能力者〟だとして客と一線を引いていたし】

【また一方で、その鎧がふわりとカウンターを越えて適当なボトルを掴み取り】
【そのまま女性の元に戻って、ロックのブランデーを提供する様子は何処か滑稽でもあった】

【まあ、ともかくとして――こういう如何にも人を近付かせない様子もあって】
【彼女がいる辺りはズラッと席が空いていたし、逆に言えば店内に入れば――】
【まず彼女が目に付くはずでもあった。――UTのメンバーかと言われれば、柄が悪すぎる気もしたが。】

756 名無しさん :2014/03/02(日) 01:03:17 ID:s0z1wIYo0
>>754

育ちの良い子も可愛いけどねぇ、野良も結構いろんな顔や模様が見れて面白いのさっ。
真っ白な癖して顔にだけ八の字の眉毛があったり、ギザ耳に片目の開かないボス面だったり……
……人様に自慢出来る稼業じゃなくてねっ、良く外にいるもんだから、会ったら眺めてんのさ

【仕事に関しては少しだけ言葉を濁した。外にいるとはいえ野良猫に会うような場所、人通りの多い所でないのは確か】
【こちらも来たばかりの証を手に持ったままだったのだが、同じように首にかけてふと相手の滞在時間に目を丸めた】

そりゃあ猫もずっと働いてはいられないだろうよっ。寝るのも仕事さ
見たところあんた、随分長く居るようだし……あんたこそ飽きないねぇ。
膝の上に置いて寝かし付けるだけでも可愛らしいもんさっ、だんだん重くなって来るけどね

【そう言って、籠の中で安眠していたミルクティの猫をそうっと丸い形のまま少女は細い手で掬い上げれば】
【座る相手の膝の上に乗せようとするだろう。近くに布があるならそれを敷いてからの方が良いけれど】
【嫌なら自分の膝に乗せて寝かせ。深い眠りの中なら抱き上げてもうつらとして、丸まったまま再び目を閉じるのだろう】

757 名無しさん :2014/03/02(日) 01:18:31 ID:buu1lXlY0
>>756

野良猫もかわいいな、たまに相手してくれる子がいるでしょう? そしたらね、精一杯遊んでもらうの。
ご飯持ってないって分かったらすぐ居なくなっちゃったりするけどね――、それはそれだし。

【仕事について濁された。十歳程度で働いているという彼女ということだ、全うなものではないのだろうと予想がひとつ】
【それなら無理に触れてやることもないだろうと判断する、――少しだけ気になったが、そういうことで心中結論を出した】
【猫じゃらしをみょんみょん揺らしながら話す、野良猫に遊んでもらうときのことを思い出したのだろう、わずかに瞳が細められて】

【蛇の目と猫の目。どちらも丸いことは同じだけれど、そこに宿る温度というものがきっと違うのだろう】
【蛇にしてはずいぶんと暖かな目をした少女だった。耳元で煌くピアスも、指元で煌くピアスも、どちらも蛇を模ったものなら】
【よっぽど好きなのだろう、――少女にしてはずいぶんと珍しい嗜好、なのかもしれなかった】

家に猫は居ないから……、兎とか蜥蜴。馬に蛙に寄生虫。……たくさん居るんだけど、猫は居ないの。
頼んだら連れてきてくれるんだろうけど――なんだろ、猫がおうちに来るのは、運命とか、そんな感じがするから。

……でも家に居たら暖かいだろうね、――わあ、いいの? ……ふふ、よく寝てる。

【長く居る理由は至極単純、家に猫が居ないから、猫成分の補給に来たのだと言う】
【ペットがたくさんいる家だと言うが猫がいないのいうのは少しだけ珍しい気がする、変わった嗜好なのだろうか】
【ペット方面には彼女の意思が反映されてなかった。いるものをかわいいかわいいと愛でる性質だから、というのもあるが】
【買ったりするのは何か違うような気がしていた。それは彼女の経験のせいもあったかもれないとは余談だけれど――】

【膝に乗せてもらえば嬉しそうな声、少しだけ姿勢を変えて、畳んでいた足を伸ばすようにして】
【その上に乗せてもらう、――布も何も敷かなかったなら、もう黒い服が白や茶色に汚されることは既に諦めたらしい】
【くすくすと顎の下を擽る視線がひどく優しげだった。「かわいい」――呟いた声が、ひくりと猫の耳を揺らした】

758 名無しさん :2014/03/02(日) 01:22:42 ID:h.aD6gUo0
>>755

うーっす……ってあら?居ないのか。

【扉が開く。飛び込む声は軽い調子に、現れた男は店内をグルリと一眺め】
【迷い無く踏み入るその足取りを見るに、初めて来た訳ではなさそうで】

【服装は黒の軍服に制帽という一見堅苦しそうなものだが、実際は緩く着崩して】
【長めの金髪はヘアゴムで一纏めに、もみあげの二房は長く垂らしたまま】
【そんな男を彩るは、胸元に光る自警団のバッジと爽やかな香水の香りで───何ともミスマッチ】

【──男の碧の視線は、やはりその、隅の彼女、そしてヒトガタを捉えて止まった】
【ミリタリーブーツの底が、床とぶつかり。男の歩みを知らせるように音を鳴らす】

やあ、お嬢さん。何読んでんの?
───勝手に取って飲んでるみたいだけど……UTの関係者、と言うよりセリーナの友達か何かだったり?

【彼女の様子を気にするでもなく、何の断りもなく。更には馴れ馴れしく話し掛けさえしながら、】
【男は彼女のすぐ近くの席へと腰を下ろす。何と言うか……軽い】
【……いや、ここは言葉を選ばずに言おう───この男、チャラい】

759 名無しさん :2014/03/02(日) 01:35:18 ID:s0z1wIYo0
>>757

あー、分かるような気はするねぇ。飼うってよりも、居着いたからとか
何かしら出会いがあってのモノ、ってヤツの方が良いのかもねぇ。

あたしは家がないからさ、連れて歩いちゃ仕事の邪魔だしねっ。
定住してれば沢山飼えるだろうねぇ……、……

【妙な生物が出た気がしたけれど触れずにおけば、自分も手近な茶虎を抱き寄せて膝の上に座らせる】
【小さい体ながら割と猫の扱いに慣れていて、それは慣れない人にとっては乱暴な動作にも見えるかも知れないが】
【当の猫はといえば抱かれ慣れた子達だろう、やんちゃだったり不機嫌でなければ素直にされるままでいた】
【家がないという。少女の歳でそれは些細な事とはいえない筈なのだが、いたく何でも無いように言うのだった】

……猫も仕込めば仕事してくれるのかねぇ。泥棒猫なんてよく言うけどさっ
まぁ猫は好き勝手にしてるだけだし、人間の言葉なんか分かりゃしないし、無理さねぇ

【ふと、零すようにそんな事を呟けば、少女もワンドリンクのペットボトルに口をつける】
【思いつきはせどすぐに否定する呟きは何も考えず口にしたのだろう、安息している故の、僅かな過失】

760 名無しさん :2014/03/02(日) 01:37:21 ID:ArtzINQc0
>>758

(ん……客か?にしちゃ、自警団ってのが気になるが……)
(……つーかこっち来んなよ面倒くせェ、おい〝ベギー〟――…。)

【新たな来客に、隅の彼女もちらとそちらへ瞳をやった。ちなみに黄土色の力強い目だ】
【だがそれだけ――相手が近付くのまでは見るだけだったが、足音を聞きつければ】
【黒いヒトガタ、おそらくはマインドと呼ばれるソレであろうものを操作して】
【何冊かあった雑誌をまとめ、力づくで雑巾の様に丸めてしまって、買う時に貰ったのだろう袋にぶち込んで】

……なァんも?一人で酒飲んでンだよ、文句有んのか?
それとも自警団ってのは……は?友達…俺がアイツと?

――冗談キツイぜ、俺がなんであんな脳ミソアルコール漬けの
ホルスタインみてェな奴と友達なんだ……居候だよ、ただの。
UTには入ってねーし、酒だって一応金は払ってるし……近ェよ、離れろテメェ

【――既に酒は入っていると見える。元から口は悪いのだろうが、何か輪を掛けた物が感じ取れるだろう】
【男性がチャラいというなら、この女は宛らチンピラだ。能力持ちの、場末の酒場が似合いである】

【ちなみに――まずひとつ、丸めてしまった雑誌だが、彼の居た場所からでも表紙は見えたはずだ】
【所謂女性雑誌、そしてファッション雑誌。少々似つかわしくない――いや、随分と可愛らしい本が数冊だった】
【またホルスタインだのとこき下ろしていたが、彼女もジャケットは前を大きく開けていて】
【下に着込んだチューブトップでは隠せない程度の女性的な膨らみは見えている――とも伝えておこう】

761 名無しさん :2014/03/02(日) 01:48:54 ID:buu1lXlY0
>>759

そうなの、猫って勝手についてきたとか、そうじゃなかったら縁がない気がして……、
……ペットショップってあんまり好きじゃないな、見るのはいいけど――、――生きてるのに、ね。

…………、――。

【分かってくれたというのが嬉しかったのだろう、少しだけぱぁと明るくなる表情は、どちらが子供なんだか分かりづらくさせる】
【猫は拾ってくるもの。そういう認識が強いのだろう、それがいつからだったかなんて、分からないけれど、強い思い込み】
【ふわと視線を伏せる、少しだけ遠くを見るような目をしたなら、――少しだけ、何かあるかのような様子だった】
【続く相手の言葉のせいもあったのだろう、しばらく黙り込んでしまった幕間、伏せた視線がふらりと振れて――】
【だがそれも僅かの時間のこと、すぐに膝の上でぐうと余計に身体を丸くした猫の仕草に意識を取られて、瞬いて】

【足の上から落ちてしまわないように支えてやる、ぐぐーっと押して膝の真ん中へ戻して、】
【よしよしって何度も何度も頭を撫でる、――そうしているうちに、考えごとの表情もどんどんと薄れていったのだろう】

分からないよ、かわいいって気取られてる間に――って。……ふふ、無理かな。
わたしなら引っかかっちゃうかもしれない。猫がかわいく寄ってきたら相手しちゃうもの、絶対にだよ。

【それでも家がないらしいというのは少しだけ尾を引く、ちらと時折窺うような視線が混じりこんだのは、気のせいではなく】
【猫に泥棒させるなら精々が魚くらいだろうか、けれど上手に仕込めば利用できるかもと返したのは、こちらもまた何も考えていない故】
【思いついたのをそのまま言葉にしているだけだ、やがてくすりと笑ったのは、やっぱり自分ならやられてしまうだろうと改めて思ったから】
【猫がにゃーんなんて擦り寄ってきたらどうして抗えようか。こんなに猫相手に優しげな表情をする子だ、そんなの無理に決まっていて】

どろぼうさん?

【――家がない子はどうして生きていくのかをちょっぴりだけ知っていた。それは自らの昔の経験にも関わっていて、】
【細めた瞳、ただ手ばっかりは優しく猫を撫でるまま、なんにも変わらない。声音だって、聞きようによっては優しくって――】
【今すぐどうにかしてやろうという様子ではなかった。僅かに顰めた声は、辺りにも配慮しているように見えた。ただ、そう尋ねただけという風で】

762 名無しさん :2014/03/02(日) 02:07:46 ID:7N46dg0U0
>>760

あーらら、勿体無い……本は粗末に扱うな、って教わらなかったか?俺?俺は教わってないけど?
というか、そんなに見られると困るものだっけ?ファッション雑誌って。

【ぐちゃぐちゃになった雑誌にチラリと一瞥をくれると、これまた何とも……適当】
【何を読んでいるのか、なんて言ったのもただの話の枕。どういう雑誌かだってわかっていて】
【力強い瞳を向けられようと、チンピラめいた言葉を掛けられようと、不敵な笑みで受け流すばかり】

ああ、居候……メンバーではないのか。誰か会えるかと思ってたんだけどなー……
そうそう、俺、ディハート。最近UT入ったから時々ここで会うかもな。

──しかし、ホルスタイン、ねえ……いや、何か、仲良さそうだなー、って、さ。

【離れろと言われても、やはり動じない。何事も無かったかのように言葉を紡ぐ】
【勿論、移動する気なんてサラサラ無い。このディハートというのはそういう男で】

【一瞬、流した視線が彼女の胸元に向いた。小さく笑ったのは恐らく、思い出し、比較しての事】
【更に、この言葉を聞いておきながら「仲良さそう」と言うのは……どういうつもりか】

763 名無しさん :2014/03/02(日) 02:11:01 ID:s0z1wIYo0
>>761

……色気で惑わすようなモノかね、そりゃああんたみたいなのしか掛からないさぁ。
誰も彼も猫好き、って訳じゃあないだろうさ。目が嫌だとか声が嫌とか、わりかしいるんだよう

【呟きを拾われた事に少しだけ間があったけれど、すぐにくすりと笑えばいやに現実的な返しをした】
【可愛くない子供だ、けれど、子供と片付けるには、余りにも。纏う空気は大人びたものだった】

勘の良い子だねぇ。そうさぁ、あたしは女盗賊、ウィドー・S様さ
バレちゃあ仕方ないさねぇ、此処も気に入ってたんだけれど……
あんたが黙ってくれるってんなら、また此処でこいつらにも会えるんだけれどねぇ……。

あとあんた、目上の人には敬語で話せって教わらなかったかい?
あたし、これでもあんたの倍は老けてんだからさっ。

【にいと吊り上げる笑み方が酷く妖艶だった、それは幼子のするものではなくて、恐れる様子も欠片も在りはしない】
【それどころか正体を割れさせておいて、それを逆手に猫達と今生の別れめいて悲しがって見せる】
【幼い泥棒さんならどれだけ可愛かったか、相手の前にいるのは、歴とした女盗賊なのだった】
【歳については相手を十六くらいと見積もっての物だろう、それでも、その幼い外見からは想像出来ない年齢になる】

っと、余りゆっくりもしてられなくってねぇ。それじゃあねっ、可愛いお前達っ。

【来て早々ではあるが、長居出来ない用件があるらしく。正体も割れた折だ、丁度別れるには良い】
【引き止めなければ最後に茶虎をひと撫でして、小柄な体に良く合う身軽さで店を後にして行くだろう】
【通報するか否かは相手の自由、少なくともこの店と相手には損害を与えることなく、後家蜘蛛の少女は去っていったのだった】

/駆け足になりますが眠気が来たので、このあたりで失礼します……! おつかれさまでしたっ

764 名無しさん :2014/03/02(日) 02:22:50 ID:ArtzINQc0
>>762

テメェも教わってねーなら別にいいだろ、俺が買ったンだからな
焼こうが捨てようが取って食おうが……食わねーが……俺の自由だ。
……うるせェ、テメェ今此処で見たことセリーナに言ったらブッ殺すからな――…。

【――また随分と素直じゃないらしい。チンピラにしてはドスの利いた声で脅しにかかった】
【が、おそらくそれも彼には無意味だろう、あくまでも女性側も〝マジ〟というだけの話】
【話せばそれはそれで――いや、確実に面白い物が見れる筈だ。ただ、リスクはチョットばかり高いのだが】

……メンバーなら、今アンジェルっつーのがどっかに見回りに行ってるぜ
そのうち戻ってくると……あァ?テメェUTにも所属してンのかよ、自警団のクセに……?

――ハッ!物好きだよなァ、そのナリで正義の味方とはよォ
……ンだよ、ホルスタインだろ。お前アイツの胸見たことあるだろ、そういうツラしてるしな

【尚――サイズに関しては、彼女の。つまりこの赤髪の彼女のほうが少しばかり上だったりするのだが】
【その辺は棚に上げる性格と見えた。それから、どうも話相手くらいにはなってくれるらしい】

【一人で酒を飲むのも飽きたといったところか。杯を半分ほど空かしつつ、小さく『ベイゼ』と言った】
【恐らくは名前。そして自警団所属なら、記憶次第だが――機関の元No.3が同じ名前だったのを思い出すかもしれない】
【どちらにせよ、彼女は不貞腐れた様子。まだかなり若いようだが、厭世家じみた所が垣間見えた】

765 名無しさん :2014/03/02(日) 02:26:08 ID:buu1lXlY0
>>763

爪磨ぐのがいやとか――ね、わたしは全然気にしないんだけど……。

【ぴかぴかとした目。鳴き声。どちらにも可愛らしいという言葉をつけたくなるぐらいには猫が好きで、どうしようもないぐらい】
【強いて言えばそこが嫌われるのだろうということだけ分かっていたって自分では気にもならない、それならどうにも曖昧なようで】
【現実的なのに対してこの態度だ。それならやっぱりどちらが大人かって分からなくなるよう、そろそろ相手の年齢のことも気になりだしてくる】

別に……、……わたしたちに関わってこないなら、いいよ――。
わたしのもの、盗ってないでしょう? ……それならいいの、黙っておいたげる。

目上? ……倍、って――、……四十?

【――そんな折だ、彼女があっさりとこちらの言葉を肯定してしまったのは。ぱちくりと瞬いた眼が、少しだけ驚きを示して】
【よしんば本当のことだったとしても誤魔化されるのだと思っていた。そう考えていたなら、その肯定は驚きを生んだのだろうから】
【少しだけ空いた間は考え込むよう、この場で何か叫ぶなりしてとっ捕まえる意味を、数秒間掛けて考え込んで、その結論といえば、】
【自分たち――たちというのが誰かを言わないまま――さえいいのなら別段構わないというもので、少しだけ自分勝手なようだが、こんな世界なら仕方ないのかもしれなお】
【さも特別だと言う風に言うのが負けていない。どこか悪戯めいた目をして、そう言葉を返して――】

【――これで二十歳なのだというから驚きだった。どう見繕ったってせいぜい高校生ぐらいにしか見えないのに、】
【まあそれよりも相手の年齢の方が驚きだろう。倍というからには四十も歳を重ねているのかと、流石に驚いたよな声を出して】
【改めて相手を見つめる視線が上から下まで動く、――少しばかし失礼だったが、やがて気付けたのか、そんな視線もなくなって】

【急に現れたと思えば急に去ってしまう。何か言葉を掛ける前に、その姿は厳重な出口の向こう側へと消えてしまっていて、】
【ぽつんと暖かな室内に取り残されたよう。とりあえずといった風に猫の頭をもふもふと撫でて、――その後、しばらくはいたのだけれど】
【時計がいい具合の時間を示しだした頃には流石に帰り支度をして帰って行ったのだという。さんざかわいがった猫にばいばいと告げて、】
【コロコロで取っても毛のたくさんついた服装で家へと戻る、――誰と遊んで(もらって)きたのかなんて、きっと、一目瞭然なのだった】

/おつかれさまでした!

766 名無しさん :2014/03/02(日) 02:51:52 ID:c2LWIspc0
>>764

……流石に食ったらビックリするぜ。それじゃあヤギ……いや、ヤギに食わせると良くないんだったっけ?
食いはするけど何か体に悪いとか何とか聞いたような……まあいいか。

ああはいはい、それならだいじょーぶだいじょーぶ!言わない言わない。

【ニヤリ。確かに口の端が持ち上がった。言葉では“言わない”と言っているが、】
【二回繰り返して言っている辺り疑わしくて。そこにその表情も加えれば──】
【──もはや、疑わしさしかない、と言っても過言ではないほどである】

【……言ってしまおう。“言わない”が“伝える”つもりだ。つまり、口頭以外の方法ならいいだろ、という屁理屈】
【────やっぱり、彼女の声は無意味なのであった】

アンジェル……へえ……女の子?──っておいィ?正義やるのに外見は関係無えだろ?
それに、自警団やりながらでも何とかなる、っつーか何とかするからいーんだよ。

それより何より!そういうツラってどういう事だよ!どういう意味だよ!
───ああ見たさ!見たけどな!自分も大きさ変わらねえだろうがぁー!

【名前を聞いてまず訊く事が女性かどうか───らしいのかもしれないが、何か間違っているような……】
【ともあれ、前半は脱力したような話し方だった、のだが。】
【後半。こちらは逆に早口。そこまで大きい声を出した訳ではないが──「そういうツラ」という言葉が効いたか】

【そんな様子でありながらも、小さく告げられた名前は聞き漏らさない】
【「どっかで聞いたような気がするなー」なんて呟く辺り、本当に記憶していないのか】
【はたまた、適当な事を言っているのか。わかりにくい人間である】

767 名無しさん :2014/03/02(日) 03:11:02 ID:ArtzINQc0
>>766

……薬物とか、あまり植物と関係無い作り方してる紙はやらねぇ方がイイって聞いた。
分解自体は出来るみてェだが、やっぱ身体に良くねーだろうし……あぁ、まあいい。

……覚悟出来てンだろうなァ?あァ?もしバラしたら……
あぁ、丁度いい……その邪魔そうなもみあげ引き千切ってやるよ
サッパリしたかったら好きにしやがれ、イロオトコ君よォ…?

【笑う相手に対して、少し本気に過ぎるのではないかと疑いたくなる眼光が強まった】
【というより――もっと恐ろしいのは彼女の背後に居る黒い鎧の方なのだが】
【まるヤクザの子分のように、その鋼拳を慣らす様な動作が見えていた】

【――まあ最も、バラしたところで問題はないだろう。何故なら今、彼女は袋をゴミ箱に叩き込んだからだ】
【それを誰かが拾ったのだとなれば、その時間誰が此処に居たのか――特定は容易。つまり、問題は無く】

……オンナ。確か今年で20……21?クソ生真面目な正義マニアだぜ
お前よりもうちょいとお固い感じの生娘ちゃんでよォ、でも胸まで固いんだよなァ…。
いくら何でもありゃ絶壁だぜ、好みならつまみ食いしてやれよ、初心だぜありゃァ。

……あー、やっぱり見たンだな?ヘヘッ、そうかそうか……だろうな、だと思ったぜ
ハッ、俺か?俺はアイツみてェに見せびらかしたり、恥もしらねー様なマネしねェからな
にしても良いのか?そんな声だして、自警団の兄ちゃんは二人の女性の胸を見比べてるってのが――

【『――バレちまうよなァ?』と、彼女は言った。ふと気付けば店内、これが実に静かになっていて】
【背後に刺さるのは幾つもの視線。ただ、振り向けば自然と誰もがテーブルを眺めているという状況で――】
【――ただ、一方で女性はその後攻めず、酒を一口。名前に対して反応しなかった彼へのお返しとでも言った所、か】

768 名無しさん :2014/03/02(日) 03:41:38 ID:8YDbwXY.0
>>767

ふぅん……そのうち戻る俺の髪で済むんだ?言葉の割に随分と安いんだなぁ?
まあ大丈夫だって、女の子との約束は守るから……な?

【あくまで“約束した事は”である。ちなみに、言われたのが「伝えるな」という言葉であれば、】
【“守れない約束はできない”という言葉になる。しかしそんな事より、だ】
【威圧する様なヒトガタに対し、何を考えたか、ウィンクを投げ掛けたのである。いよいよ訳がわからない】
【いや、きっと意味なんて無いのだろう。寧ろそうでなくてはならない】

へえ……貧乳のマジメちゃんか……いいじゃんいいじゃん?
でも───つまみ食いって言い方やめなさい、はしたない。それに人聞き悪いだろ……って何?

……んだぁ?見世物じゃねーぞ?
っつーか、てめえらは全く胸見ねえってのか?オイコラ、そこのあんた、どうなんだオイ。
あぁ?セリーナも言ってたぞ?「下心は隠さない方が印象良い」って。

【振り返れば、テーブルを見る客達に向け「ヤダームッツリトカキモーイ」なんて裏声を出したりして】
【……開き直り、というべきか、破れかぶれというべきか。無駄に煽る様なこの行動】
【一通り言い終えるとまた普通に椅子に座って。それから、吐息を一つ】

769 名無しさん :2014/03/02(日) 04:00:18 ID:ArtzINQc0
>>768

誰がいつお前の髪が元通りになるって保証してくれたんだ?
毛根ごとっ…いや何ならその軽そうな頭ごとぶっ潰してもいいんだぜェ……?

……フン、下らねー。好きにしろよ……その代わり面倒になったら二度と口聞いてやんねーからな

にしても何だ……お前アレだろ、オンナなら誰でもいいんじゃねーの?
セリーナに会ったら胸だろ?まな板のマジメに会ったらそれはそれで良し……
……子供にも興味持ったりしねーだろうな?ソニアに手ェ出したら殺すぞ……―マジで。

【――最後の最後だけは、言葉ばかりはありふれたそれだったが――〝凄み〟のような】
【なにか逆らってはいけなさそうな力強さとでも云おうか、それにあふれていた】
【ソニア――彼女の名は知れているはずだ。以前、大会で準優勝を掻っ攫った少女だったか】

……いや、下心は隠すから下心なんだろ。セリーナが明けっ広げなだけだっつーの
そりゃまあ、男ならオンナには興味有るんだろうが……隠せ、うん。
大体困りもんだろ、『女性に会うと胸の品定めをするUTメンバー』……あァ、最悪だよなァ?

『――――ふー、ただいまっ。アンジェル・ベルジュロン、只今帰還、ってね
 ちょっとベイゼ、貴女ちゃんと店番して……あら、自警団の人かしら?』

【先ず、ベイゼの反応はといえばひどく落ち着いたものだった。煽り、裏声、中々のものだ】
【一部では『そうだそうだ!』などという野次も飛んだが、当人は知ったこっちゃないと酒を注いでいた】
【オマケにコメントも妙に落ち着き払っていて――なんとなく、いじりがいの無い女である】

【それから新たに扉を開けて入ってきたのは真っ白な将校服と外套をまとった若い女性で】
【名はもう分かっているだろう。刀を腰に下げていたが、朱色の髪はロングツインテールなのが何処か不釣合いで】
【まあ、確かに胸の方は――少々残念だ。ただ、天性の明るさのようなものが見て取れる人物だった】

770 名無しさん :2014/03/02(日) 04:33:12 ID:2vNd.YNk0
>>769

俺の頭が軽いィ?──ハン、冗談はよせよ。ナンパするだけでもかなり頭は必要なんだよ。
それに加えて真面目にお仕事したり……寧ろそこら辺のやつよりは重いと思うぜ?

……へ?子供?……──いきなり人をロリコン扱いしようってのか?
そりゃあ──相手が俺の魅力がわかる様な子であれば、それを無碍にする事はできねえ。
だけど、 基本的に俺は子供にゃ手ぇ出さねえし、俺だって自警団員だぞ?
んな事あったら大問題だろうが、ちょっと考えりゃ分かるだろバーカ。

【半目。これだけの言動をしておきながら、まるで彼女が見当違いな事を言ったかの様なこの反応】
【いや、 本人の中では見当違いなのかもしれないが……。とにかく、話題に登った少女、】
【ソニアに関して多少はディハートも知っていた様子。その点は、恐らく心配しなくてもいいだろう。多分】

はぁ……あのなぁ……勘違いしてるだろ?
セリーナとベイゼの胸を比べたのは、 「ホルスタイン」発言があったからだ。
んで、そもそも、だ。いいか?

『胸の大きさで女性を見る』──これは三流だ。
『女性を見る時に胸の大きさを考慮に入れる』──これは二流。
では一流はどうか───『どんな大きさの胸でも等しく愛す』、 これだ。わかるか?
その点俺は一流だ。胸というのはその女性ありきで、そこに加わるもの。
まるで俺が胸ばっかり見てるような言い方は止めてほしいね……そりゃ少しは見るけど。

【謎の持論である。周りの野次など聞いちゃいない。訥々と語る顔は至ってマジメ】
【正直、何を言っているのか訳がわからない。酔っているのかと疑いたくなる程で───】
【しかし新たな声が聴こえれば、 クルリとそちらへ身を向けながら立ち上がる】

やあ、キミがアンジェルか。
あ、俺はこの前UTに加入したディハート・グリムジャック。
自警団と掛け持ちって形だな。これからヨロシク!

【無駄に爽やかな口調とスマイル──バストについて語っていたのはどこの誰やら……】

771 名無しさん :2014/03/02(日) 04:53:05 ID:ArtzINQc0
>>770

【『コイツに妙なことを言ったのが間違いだった』――ベイゼの悔恨はそんな所だ】
【両目を閉じて、左手を拳にして額に当て、そしてうつむく。僅かに歯を食いしばるのも忘れない】
【見事なまでの後悔――或いは『コイツと話すの面倒くせェな』とか、そういうものだったかもしれないが】

いや……なら、いい。ソニアがテメェ如きに魅力を感じるとは全く……ァ
……人懐っこいからって勘違いするなよ?アイツは誰に対しても優しいからな?
クソッ、俺はこんな阿呆が居る組織と戦ってたのか……サイアクだぜ

【――困ったときは酒。そう言わんばかりに、ベイゼはグラスを一気に仰いだ】
【大体二杯。ブランデーをそれだけ飲めば、流石に頬も赤く染まり】

お前、いま誰相手に何語ってるか分かってるか?……俺、ブランデー奢った?
そんなハズねーんだがなァ……ヘッ、結局お前ら女の胸が好きなだけだろォが
デカけりゃそれもよし小さけりゃそれもよし、都合のいいこと言いやがってよォ……

……アレだろ?どうせ未だにママから乳離れできてねェンだろ?
オマケに、だ……テメェら胸もチョットはっつーが、尻だの足だのも――

『――あら、何の話?どうせまたお酒飲みながらお酒の話でもしてるんじゃない?』

【据わった眼で何処が明けっ広げではないのか分からない程度の返事を――いや、管を巻くベイゼ】
【――だったが、その途中でもう少しフレッシュな声が割り込んだ。無論、アンジェルだ】
【外套を側の椅子にかければ将校服姿があらわになる。帽子も取ったならコスプレの様なものだ】
【それからこれはディハートなら先ず確実に、そしてすぐに分かるだろう。何というわけではないが、世界には格差が有るということを、だ】

『自警団と掛け持ち……大変そうね、でもUTに入ったのなら歓迎するわ、ディハートさん。
 私はアンジェル、もっぱら戦闘とか討伐とか、依頼をこなす方が専門ね。
 事務仕事は全然で。……ところで、今日は泊まっていくのかしら?ほら、奥に部屋とか貰ったんじゃない?』

【『――セリーナから。』と、アンジェルは続けた。幸いにして先ほどの談義は聞こえていなかったに違いない】
【ベイゼが酒乱、というわけでもないのもそれを手助けした。むっつりと黙りこんで睨む瞳は、まだ据わっていたのだが。】

772 名無しさん :2014/03/02(日) 05:29:42 ID:INHyQEy.0
>>771

あ……何?もしかしてベイゼちゃんは その子にお熱な感じ?
わーったわーった、心配すんなって、な?

【ベイゼの後悔も何のその、勝手に合点して勝手に話を進めて】
【右の掌を向けながら、鎮めるようなジェスチャー。キレられても仕方ない。ああ仕方ない】

ん?奢ってもらった覚えはないけど?奢ってくれんの?
それなら飲んじゃうけど───って、大きくても小さくても、ってのは……何つーかな……
ブランデーも好きだけどワインも好き、みたいな感じ?かな?

というか、胸が好きだとかどこが好きだとか、 そんな小さい話じゃない。
俺は〝女の子〟っていう存在そのものがだな……

【危うく、また語り始めるところだった。そんな危機的状況を免れ得たのは勿論、アンジェルが来たから】
【確かに、ディハートは世界に溢れる貧富の差を目の当たりにした。しかし、】
【このディハート、更なる絶望を目にした事がある。路地裏で出会った忍者。】
【彼女は、絶望的なまでの絶望を抱えていた───どこに、とは言わないが】

ああ、〝ディハート〟でいいぜ?さん、って何か余所余所しいし。
ま、体力はそこそこある方だし、ある程度は掛け持ちでも何とかなると思う。
───しっかし、俺が黒の軍服でアンジェルは白の将校服。ちょっとした揃いみたいだな!

ん?……そうだな、この時間だとそうなるか……
部屋は、まあ。別に場所さえあればどこでも寝られるんだけどな。

【据わった視線を受けながら話す様子は、ベイゼと話していたのと同一人物とは思えない】
【……いや、チャラさが出ている辺りを見ればそうでもないか】

773 名無しさん :2014/03/02(日) 05:45:28 ID:ArtzINQc0
>>772

んなワケねーだろ!……別に、ちょっと心配になっただけだ
純粋なガキが居て、そこにテメェみてーなちゃらんぽらんが居るとな。
……大体、っ―――なんでもねェ。あと、酒も奢らねェ

つーか兼業してるならテメェが奢れよ、このボトル一本……6万?
……お前が開けたことにしとくから、やっぱまあ、一杯飲めよ、オラ…。

【ふと手にボトルを取ってみれば、これは存外に高いもの。まあ道理で美味いわけだ】
【胸の話、或いはもっと別の話か。恐らくベイゼはそれを聞き流して酒の世界に逃避することにしたに違いない】
【マインドにグラスを取らせれば、ちゃんと氷も一欠片入れて、ブランデーを注ぎ】

【そしてそれを彼の方に、またマインドが持っていく。コトリ、と置いて話の相手が変わったのを見れば】
【酔いが回ったか、それとも何か疲れでもしたか、赤髪の彼女はカウンターに突っ伏してしまい】

『ん……そう?じゃあディハート、ってことで…うん。せっかく仲間になったんだしねっ!
 体力があるってその言葉、頼りにしてるわよ?ウチって機関とかからも目の敵にされてるし……?
 ……あら、そうかしら?言われてみればそうだけど……ふふっ、なんだか縁を感じるわね

 まあまあ、時間も遅いんだし今から宿舎なり家にっていうのも面倒じゃない?
 ちゃんとベッドも用意されてるはずだし……私も疲れちゃったから、もう寝ようかな、って。』

【――恐らく、アンジェルは完全にディハートという人間を見誤ったに違いない】
【良くも悪くも明るそうな人、そういうイメージだ。そして裏の顔を知るベイゼは今や小さく寝息を立ててダウン中――】
【中々無い、波乱の出会いとでも言うべきか――ちなみにこのアンジェル、ベイゼに自分の外套を掛けてやる程度の優しさはあったのだった】

/むー…申し訳ないっ!そろそろ眠気がやヴぁいので、チョイと強引なんですが
/この辺りで〆として頂けると…!こう、適当に奥に行って別れた的な感じで…ホントすみませんです

774 名無しさん :2014/03/02(日) 13:23:42 ID:h.aD6gUo0
>>773

俺みたいなイイ男にちゃらんぽらんとは失礼な……!
……は?6万……?───ああもう、纏まった金が入ったところだから別にいいけどさ……。

……───うめえな。ずっと喋ってたから余計に、かな。

【金に余裕が無いわけではない。しかもさっきから喋り通し。そこへ注がれてしまえば、】
【もはや飲む他あるまい、グラスを傾けて一口。渇いた喉にいい酒。それはもう格別】
【だが、何故か、酒を飲んだ後の方が落ち着いていた。あれは一体何だったのか……】

伊達に何年も自警団やってない、ってな。一応それなりには体も鍛えてるんだぜ?
───縁。いい響きだねえ……。うん、うん。

それじゃ、俺もこれ飲んだら引っ込むかな、っと。

【アンジェルと言葉を交わしつつ、懐から出したのはトランプ一枚。それからペンを一本】
【暫く何かを書いていたかと思えば、去っていく際にベイゼの腕の下に差し入れて】

……いい夢見ろよ、仔猫──じゃない、仔牛ちゃん。

【起きてからそれを見たなら、書いてあるのは『まずはマネキン買いから始めてみれば?』という文字】
【フフン、と小さく笑えば、軽い足取りで奥へと消えて────】

【裏表、というか色々な顔があるこの男。ベイゼに見せた方の顔がバレるのもそう遠くはないだろう】
【……というか本人がそこまで隠す気はなかったりするのだから遠い筈もないか】

【とにかく、今夜の新たな出会い。それが今後どうなるかは……その内わかるだろうからいいか】



/了解です、お疲れ様でしたー!

775 名無しさん :2014/09/20(土) 20:25:38 ID:GnyuTh8Q0
【街中――動物園、そのふれあいコーナー】
【時刻は昼も過ぎて夕方頃、日がなんとなく傾いてきた、まだまだ明るいその頃で――人影が疎らになるだす頃合】
【いろんな動物たちに触れるコーナー、触るだけじゃなくておやつをあげたりも出来て……子供たちに人気の場所だが】
【夕方という時間のせいもあってか子供たちはだいぶ減りつつある中。人影が一つ――(というか、山羊と羊に襲われていた)】

きゃっ……、独り占めは駄目だよ、だめだって――!

【山羊と羊にあげる用に売られている藁、小さめのボウルに詰め込まれたそれを胸に抱えて、わあわあ言っているのは、少女が一人】
【腰ほどまである黒い髪を今日は後ろで一つに結わえて、黒と赤の蛇とよく似たオッドアイの眼は、くるくると楽しげに感情を映し】
【黒布のパーカー、裾をフリルで飾ったものに、ふわっと膨らんだスカートもまた黒いなら、なんだか黒尽くめ、みたいな印象を与えて】
【長い靴下とスニーカー、――いっぴきの山羊に突撃されてふらついて、ただ、その足を踏んでしまわないように揺らめいて】

あげるから――、

【もう、だなんて困惑めいた表情で藁を配布していくのは、どうやら動物が好きらしい、だなんて。思わせるには十分な仕草】
【隅っこの方で親に促されて入ったはいいが山羊怖いと愚図っている子供とかを見る限り、動物耐性はそれなり以上に足りているようで――】

【――ひとが減ってくる時間だからなのか、柵の中の山羊と羊は彼女の方に集っている印象だった。わらわらわら、たくさんの山羊に囲まれて】
【スカートを引っ張られたりして大変そう、だけれど、――その分楽しそうだから、どうやらいいらしい(?)】

【(右耳にだけ付けたピアスは宝玉をあしらったもの。澄んだ水の気配を零して、ただ、動物たちには見逃してもらっているらしかった)】

776 名無しさん :2014/09/20(土) 21:44:39 ID:ZCHlt7mo0
【――――世界は、絶えず時の流れと共に移り変わっていき、今を生きる人の数だけ、物語もまた時の流れと共に紡がれていく】
【今を生きる人の数だけ紡がれる、幾百億編の物語――――】



【――――風の国 繁華街】

……人の自棄酒を、差し指で嘲笑とは、いい度胸だね……!
喧嘩を売った、落とし前は……つけてもらうぞ……!

【黒いコートをしっかりと着込み、魔術師である事を如実に表す黒のハットを被った】
【手には、頭部に青い石が嵌めこまれて先端を鋭く尖らされている、細い金属製の杖を握り締めている】
【漆黒のボブカットと、幼さを残しながらも憂いを帯びた様な瞳をした、身長160cm前後の中性的な青年が】
【酒に酔っている事を感じさせる、赤らんだ顔と弾む息を伴いながら、相対する3人の男を睨みつけている】
【下卑た雰囲気を湛える風景を行き来する往来も、この時ばかりは緊張感に張り詰めている】

手を折るか……それともこの身にパンチを入れて、くるか……?
無駄さ……口が利ければ、近寄りもしないで、手前はすぐにでもお前らを潰せる……っ、痛い目を見たくなければ、さっさと散れ……ッ!

【グッとその手の杖をかざし、その瞳に怒りをたぎらせながら、青年は叫び、対峙する男たちは明らかな狼狽を表情に見せながら、口々に悪態をついている】
【周囲を緩く取り囲む野次馬たちは、事の成り行きを固唾を飲んで見守っていた】



【――――所変わって、水の国 路地裏】

……こうでもしなければ、自分たちの愚かしさも理解できない様な連中ばかりと言う事だな……
次にこうなる、第二第三のクズも、会うのはそう遠くないだろう……

【傍目にもまともに手入れをしていない事が分かるぼさぼさの赤髪が、険があるものの端正な顔立ちを小汚く彩り】
【デニム生地のベストと枯れ草色のミリタリーパンツ、安全靴と思しき重厚な靴で全身を固めている】
【まるで何かに苛立ちを感じている様な攻撃的な眼をしている、身長170cm前後の青年が】
【足元に、両手両足をぐしゃぐしゃに折り曲げられ、下あごだけを残して頭部を粉砕されている男の死体を、侮蔑と共に見下ろしている】
【下あごの歯並びが綺麗に覗く事の出来る口中で、微妙に反りかえったままで硬直している舌が、その凄惨さを雄弁に伝える】
【――――そばには『この男 婦女暴行の常習犯につき 私刑に処す』と言う血文字が、暗闇の中に沈んでいた】

……さて、この近辺は、しばらくは様子見だな……見つからなければ、見せしめにはならない事だし、な……
遅くとも、3日も待てば……何らかのリアクションは返ってくるだろう……

【パッパッと、服を軽く叩いて居住まいを正すと、青年は死体に興味もないと言った風で、背を向けて歩きだす】
【血文字を描いた右手の人差指と中指の汚れをポケットへと仕舞うと、もはや完全に状況を無視する心算の様だった】



【――――どの物語も、今と言う時の中に、確かに存在している物である】
【もし変化が訪れるとしたら――――それはどの物語なのだろうか】

777 名無しさん :2014/09/20(土) 23:06:09 ID:ouB/sQWQ0
>>776
【路地裏の惨劇、と書けば普段通りの事態に思えるが】
【残された死体の凄惨さは、路地裏の中にあってもさらに異質とすら言えるほどのものであった】
【側の血文字の内容も併せて、それはこの闇の中にあってその住人がするには似つかわしくないもの】

【そこに接近してくる足音。その持ち主は、おそらくは惨劇を起こした張本人の言葉で言うところの】
【「第二第三のクズ」というべき存在であった】


『あーあー、随分とまあえげつねえことするなあ、おい』
「この血文字といい、悪のみを討つ私刑執行人気取りといったところか……?」

【足音は一人分。だが、声は二人分。彼がもし振り向いたのなら、飛び込んでくるのは異形の者ども】
【それは、一人分の身体に二つの頭と四本の腕を持つ男たちであった】

【向かって右側の頭は、病的に青白い肌にほっそりとした顔つき。落ちくぼんだ目に白濁した瞳。長い白髪を後ろで一つに束ねている】
【向かって左側の頭は、浅黒い肌に顎の突き出たがっしりした顔つき。釣り上がった目に爛々と光る黒い瞳。黒い短髪をボサボサに乱している】

【 胴体は、180センチほどの身長に、スーツを着ている。スーツは中心から向かって右側が白、左側が黒に色分けされ】
【ネクタイや革靴も同じように左右で色分けされている。 両側にある胸ポケットには、白地の側が黒い糸で、黒地の側が白い糸で、それぞれ「No.50」と刺繍されている】


『おーい、そこの。これ、お前がやったのかぁ? あんま、路地裏でこういう真似されると、俺らみてえなのが迷惑すんだがなあ?』
「正義の味方面をするにしても、不利にしかならんやり方に見えるがな……」

【四つの瞳が、立ち去ろうとする青年を睨む。その異形の身からは、二人分の悪意が立ち上っていた】

/まだいらっしゃいましたら、よろしければ……

778 名無しさん :2014/09/20(土) 23:28:51 ID:ZCHlt7mo0
>>777

…………ッ!?

【こうした状況なら、常人はまず気を張って周囲を警戒しているものだが。この青年はまるで自然体に弛緩していたのだろう】
【逆に、それ故に「こうも早く」状況を踏まえたリアクションが返ってくる事は想定外だったらしく】
【背後からの声にビクッと身体を震わせると、その場で身体ごと後ろを振り返った】

……っ、ぁ……!?

【そうして、その姿にも驚かされる事になったのだろう。青年は思わず息を飲んだ】
【1つの肉体に2つの上半身――――常識的な感覚に照らし合わせれば、異形と表現してしまって構わないだろう姿で】
【しかしそれでも、程なく≪No.50≫の刺繍を見つけ、驚きが薄れていくのに反比例して表情に殺意が持ち上がっていた】

…………問題は無い。お前たちみたいのに、迷惑させる為にやっている事だ
それに、他からどう評価されるかを気にしている訳でもない。ただ、俺が俺の正義の為にやっている事だ……
別に英雄願望や、法の手続きに則り、などと……そんな事はどうでも良い

【先ほどポケットにしまった、血に濡れた手を再び取り出しながら、青年は真っすぐに相対する】
【その表情に表われている殺意は、どこか後ろ暗い物――――これだけを切り取れば、額面通りに『正義の味方』となど、言えないのではないかと思われるものだ】
【むしろそれは、人を傷つける人間に近い色を湛えている。それでも、それは『正義』に根差した行為だと臆面もなく口にする】
【どことなく、歪みを抱えている――――そう表現するのが、一番適当だろう】

それに、不利になんてならないさ……むしろ、大物が掛かったと言うべきだろう?
……お前たちを見せしめに出来れば、クズ共に対するこれ以上ないメッセージとなる……!
――――さあ、自分の犯した罪を食い締めて、この場で死に絶える覚悟は出来たか……!?

【血濡れの手でクイクイと招く仕草をして、青年は異形の男を挑発する】
【だが、左手はスッと後方へと引かれており――――単なる無防備な挑発とは趣を異にする、戦闘態勢に入った事を暗示させていた】

/確実に置きスレ移行するとは思いますが、それでも良ければ……

779 名無しさん :2014/09/20(土) 23:51:39 ID:ouB/sQWQ0
>>778
【いくら相手が悪人とはいえ、常人ならばまず不可能であろうこの制裁】
【それほどのことをやってのけた相手が、自分たちが突如声をかけたことと、何よりこの異形の姿に】
【確かな驚きを示したことに、まずはにたりと二人揃って笑って見せた。その醜悪さたるや、処刑された男以上ではあるまいか】


『ほーう、つまりは路地裏のいかれ野郎どもに自分からケンカ売ってるわけだ。いい度胸してんなあ』
「自分の正義のため……か。似たようなことを言うやつに仲間が会ったことがあると言っていたが、その男も余程の狂人だったようだな」
『ハッハハ、俺らに異常者呼ばわりされるなんざ、よっぽどだぜ、おい』
「どうやら貴様は、〝よっぽど〟の範疇に入る人間らしいな……。多くの者は、そうしたしがらみを気にするものだが。どうでもいいと来たか」

【交互に言葉を紡ぎ出す異形ども。血に濡れた手といい、その表情といい】
【自分にとっての悪を討つ、という点を除いてはむしろ自分たちの側のようにすら思える】
【自分たちとはまた違った形の歪みをそこに見出し、異形の双子はますます悪意を滾らせていく】


「大物とは光栄な評価だな。だが、我らとて伊達にナンバーを掲げているわけではないぞ」
『見せしめになんのは、てめぇの方だぜ……』
「同じセリフを返してやろう」
『調子乗って裏の連中にケンカ吹っかけた報いを受ける確保が出来てんだろうな!?』

【青年の挑発に、異形どもは応えた】
【本来の腕の位置から伸びる白く細い腕と、脇の下辺りから伸びる浅黒く太い腕とが】
【四本揃って蠢き始め、掌が青年に向けられた。戦闘態勢をとって見せる彼に対し、こちらも油断は見られない】


【向けられた掌から、あふれ出す何か。白い手から出ているのは泥。黒い手から出ているのは砂】
【異形どもの能力なのだろう。次の瞬間、青年に向けて泥と砂が飛んだ】


【泥の球が二つ。砂の刃が二つ。泥は動きが遅いが、見るからに重量がある。当たれば鈍器の殴打に匹敵する衝撃を受けるだろう】
【砂の刃は見るからに軽く当たっても肌が浅く切れる程度だろうが、飛翔の速度が速い。すぐに見切るのは難しいだろう】


/了解です、置きレス移行で大丈夫です

780 名無しさん :2014/09/20(土) 23:55:15 ID:ouB/sQWQ0
>>779
/誤字訂正です

/ケンカ吹っかけた報いを受ける確保が→ケンカ吹っかけた報いを受ける覚悟が

781 名無しさん :2014/09/21(日) 00:19:20 ID:ZCHlt7mo0
>>779

……ふん、本物に『本物』と言われたか……だが、そんな事はどうでも良い……!
……その為だけに、俺は生きている……っ、その為だけに、俺は生きようと思えるんだからな……!

【自分自身、人から見て異常だと言う事は、既に自覚済みだ。そしてその事で、もう躊躇ったり思い悩む事もない】
【ただ自分の正義を成す。それだけがこの青年に根拠を与えているのだろう】
【それは、正にあらゆる意味での『根拠』なのだろうが――――その言葉の意味を、ここで逐一検証する余裕は、もはやないだろう】
【ただ一つ。そこにあるのは、常人からは良くも悪くもかけ離れた、強靭な意志だけだ】

――――元より、俺が死ぬのはその時と決めているんだ……!
引き裂いて見せろ、俺の肢体を!!

【戦いの中での死は、既に覚悟されている事だ。だからこそ、自分は命のやり取りの場に立っている】
【そうした覚悟を、またも端的な、短い言葉で言い切る青年】
【戦いの場にあって、彼は既に、自分自身には多くのケリをつけてきたのだろう。それは――――いつ死ぬ事になっても構わないと言う、決意の表れだ】

……っ
(見た目通り、尋常ならざる力を持っているか……ましてや、機関の人間なら当たり前とも言うべきか……!
 だが……それで俺は、倒せん……!)

【どこからともなく顕現させる砂と泥。それを認めて青年もすぐにそれが異能の産物であると認識する】
【もっとも、その事はまだ想定内だった。その外見からか、あるいは機関の人間であると言う事からか】
【問題は、それをどう活用して戦闘を仕掛けてくるのか。そして、それを確認する為だけに『見』に回るのも、上策とは言い難い】

――――――――っ、来い……『エターナルトライアングル』!!

【そして、それが弾丸と刃を形成する事に気付いた青年は、後ろに下げていた左手を前方へとかざし、何事かを叫ぶ】
【次の瞬間、微かな閃光と共に、音も無く虚空から何かが飛び出した】

【妖しく光る紅いラインで複雑な文様が描かれた、ハンドボールほどの大きさの、金属製と思われる3つの黒い球体】

【青年の側を付随する様に中空を浮遊するそれも、また青年の異能の技なのだろう】

くッ、全部か……!!

【飛来してくる攻撃の中身を、青年はおおよそ見切る。そして、現状で出来る最適解を選択・実行に移した】
【顔と首筋を両腕でガードし、砂の刃を甘んじて喰らい――――泥の弾丸を2つの金属球で迎撃、叩きのめす】
【どうやら、この金属球は青年の思念による操作が効く様で、狙い違わず泥を打ち砕いて見せる】
【一方で、残った1発を様子見とばかりに、真っ向から異形の男向けて撃ち出した】

【駆け抜けた砂の刃が、ピシュッと軽い音を立てて、青年の右肩と左の脇腹を斬りつけて通り過ぎていった】

782 名無しさん :2014/09/21(日) 00:50:48 ID:ouB/sQWQ0
>>781
「そのためだけに、か……。なかなか興味深いことを言う。何がお前をそこまで駆り立てるのだ……?」
『こーいう手合いは一番厄介だぜ……脳か心臓潰さねえと何度でも立ち塞がってくる類の輩だ』

【己の異常性すら飲み込み、ただ一つの己の正義のみを胸に抱いて】
【そのためならば、命すら惜しくないとまでいうほどの決意。悪漢どもにとって、これほどの脅威はそうそうないだろう】


『言うじゃねえかよ!! お望み通り、そこの男よりもっと細かく千切って、表通りにバラ撒いてやるぜ!!』
「そこまで覚悟が決まっているなら問題あるまい。この場でお前の意志に殉じて死ぬがいい」

【誰のものでもない、自分自身の意志でもって戦場に身を躍らせ、命を賭して進み続ける青年】
【対する異形の四つの瞳、澱んだ声音にもまた、青年とは違う形での意志が宿っている】
【骨の髄まで闇に浸かり、泥を啜り砂を噛んで生きてきた異形どもにとって、命奪い合うことはすでに日常だ】


【戦いの火蓋が切って落とされ、異形どもが最初に目にしたのは路地裏を淡く照らす光と、現れた三つの球体】
【自分たちとはまた異なる異能の発現。その形状からは、すぐにはその力を測り切れず、まずは先手の攻撃の行方を見守る】

「(的確な防御で耐えきれる攻撃を受け、本命の攻撃には正確な対処……なるほど、言うだけのことはある)」
『ハッ、便利な玩具だなぁ!? てめぇを殺した後は、戦利品にそいつをいただいていくぞ!!』

【冷徹に観察する兄と、獰猛に吠える弟。それに構わず、青年の攻撃は容赦なく襲い掛かる】
【異形どもの攻撃に見事対処した青年の反撃は、金属球による遠隔攻撃】


【異形が動く。白い手から噴き出した泥が固まり、手から伸びるこん棒のような形状となる】
【それをもって金属球を叩こうとする。これによって球の軌道を反らす算段】

【この行動の成否に関わらず、金属球は異形どもの胴体を貫くだろう】
【成功すれば、右の脇腹を掠める。失敗すれば、脇腹の肉が多少抉れるか】
【胴体に受けたダメージに、二つの頭が揃って顔を歪めたことが、ここへの攻撃が双方に通るものだと、青年に知らせることになるだろう】


【ダメージを引きずっていては、戦場には立てない。異形は痛みを押しのけて、行動に出る】
【無言で足を踏み出して駆けだす。青年への接近を試みたのだ。四本の腕と二本の足、それぞれの先端から砂と泥がまたも溢れてその部位を包み始める】
【このまま接近して、泥や砂でコーティングされた四肢、いや六肢を用いた接近戦に持ち込むつもりらしい】

【一見すれば的だが、青年はこれをどう見るだろうか】

783 名無しさん :2014/09/21(日) 01:16:25 ID:ZCHlt7mo0
>>782

……何が……?
――――生まれの故だ。俺は親の罪を背負って生まれてきた。だからこそこれ以上、俺の罪を増やしたくもないし、この身を汚す罪を、滅ぼしてやる……!

【己の命そのもの。いうなればその命に宿ったもの。――――即ち、青年の正義は、文字通りの『宿命』】
【その為に生きて、その為に死ぬ。少なくとも、青年自身にとってのそれは、そう言うものなのだろう】
【ならば、己の正義が己の命と同一と見る、この青年の偏執的なまでの正義も、多少は理解されるのだろうか】

その言葉、そっくりそのまま返してやるッ!!

【互いに、これが死線の上での戦いである事は、了解されているのだろう】
【ならば、最早迷う事は無い。敗北=死の、厳然たる事実を踏まえて、戦い、勝ち――――相手を殺す】
【ただその為だけに、青年は吼える。あるいは自らを鼓舞するウォークライとして。あるいは敵を威圧するウォークライとして】

……チッ

【右肩を流れる血を、左手の指先でツイッと拭いながら、青年は舌打ちをかます】
【然程深い傷ではない様で、痛みさえ無視してしまえば、動きにも支障は無さそうな軽微な傷だが】
【それでも、積み重ねと言うのは時に恐ろしい結果を齎す事もある。軽視はしても、決して無視する事は出来ないだろう】

……く!
(やっぱり、応用性は高いのか……!)

【撃ち出した攻撃に対する迎撃のために、泥で棍棒を形成する姿を、青年は視認する】
【半ば様子見の攻撃であったため、それがダメージに繋がらないのは良いとしても、こうした運用の仕方が出来る能力と言うのは、相手に回すと厄介である】
【相手の泥の棍棒に、軌道が逸らされる事も含めて、青年は苦い声を漏らした】
【もっとも、様子見としては、新たな情報を引き出した時点で善しとも言えるのだが――――】

……っ、突っ込んでくるか……!
(……リリース1、リターン1、ショット1で……リターンの時間を稼ぐのがベターか!)

【青年の戦闘能力は、恐らくはそれが全てでは無いのだろうが、この3つの球体が大きなウェイトを占めている】
【しかし、その制御にはやはり精神的に集中を要するらしく、外れた1発をやや苦々しい表情で見つめている】
【謂わば、この3発の球体は手駒である。これを如何に効果的に運用するか。それに掛かっていると言っても良いだろう】
【故に青年は、体勢を立て直す事を選択し――――既にそう言う事は慣れているのだろう。戦場で必須となる、瞬時の判断と決断を済ませ、行動に移る】

っ、来い!!

【右手を大きく突き出し、再び招く様な動作を見せる青年。だがそれは、先ほどの様な挑発の動作ではなかった】
【標的を外し、遠ざかってしまった球体に対する、制御のための動作。それによって再び自分の手元に呼び戻そうとしているのだ】
【同時に、手元にある2発の内、1発は再び自分の側に付随する様な軌道で『泳がせ』】
【残る1発は――――紅い文様が発光し、そこから1発の光弾を男へと向けて発射した】
【球体から、更に射撃ができる――――ある種の不意打ちとしての効果を期待したのだが、これ単体の威力はそこまででも無かった】
【ただ、接近をしてくる相手に、上手い具合にカウンターとして機能してくれれば、それでなくても時間稼ぎになると踏んだのだ】

【どうやら青年の、球体を操る戦い方は、一度に多くの操作をしようとすると、より集中を要するものらしい】

/すみません、ここで置きスレ移行、よろしいですか? 明日以降、時間が取りづらくなるので……

784 名無しさん :2014/09/21(日) 01:20:49 ID:ouB/sQWQ0
>>783
/了解しました、それでは次レスから置きスレに投下させていただきます
/いったん、お疲れ様でした

785 名無しさん :2018/03/04(日) 00:15:46 ID:BRNVt/Aw0
本スレ

>>454

【すごすごと立ち去っていく男。いつの間にか立ち上がって小袖についた砂埃などをほろっていた少女は男の背にべーっと舌を出し、そうして女の方を向く】

あっ、助けていただいてありがとうございます!貴女が来てくれなかったらどうなってた事か……

【深々と一礼。その最中、女の呟きの中で「獣人」という言葉が耳に入ったらしく少しばかりきょとんとした表情で「じゅう、じん……?」と言葉を反芻するが不意に何かに気付いたような表情へと変わり月白色の耳をバッと両手で覆い隠す】

あ、あの……もしかして見ました?や、もしかしなくても見ちゃいましたよね!?
うわどうしようどうしよう!お母さんから何があっても隠すようにって言われてたのに!
【おずおずと伺うように女に尋ねる少女。状況からいって恐らく自分に生えている猫の耳を見たか、と尋ねているらしく】

【まあこの状況だし見ていない方がおかしいだろうと自己完結すると目をぐるぐるとさせてちょっとしたパニック状態に陥ってしまう】

【余程母親とやらからキツく言い聞かせられていたのだろう。面白いくらいにおろおろしだし、女の何処か冷たく鋭い瞳に一抹の不安を感じたのもあったのだろう、何とかして黙らせようか、いや流石に恩人にそれはないだろうなどとうーうー声をあげながら呟いて】

【──いる最中に投げ込まれたジャケット。両耳を押さえていた少女は頭からそれが被さる事になり】

【え、だの、あぅ、だの言葉にならない声をあげて】

【何だかんだでやはり寒かったのだろう。ジャケットを羽織ろうとして手を止め、やっぱり頭を覆おうか、いやそれともやっぱり羽織ろうかなどと数十秒程思案し、やはり羽織る事に決めたらしくもそもそとジャケットを肩にかける】

【因みに彼女がこんな小袖姿な理由は別にいかがわしい事があったからではなく脱出の際に一度捕まりかけ、着物を脱いでその手を逃れたからなのだがまあ知る由はないだろう】

【そしてジャケットを羽織ると少女はまた両耳を隠しながら何処か遠慮がちに尋ねる】

え、と……さっき獣人って言ってましたけど……もしかして私みたいに獣の耳とかが生えてるのってたまにいたりするんですか……?

786 ◆ROhV0jlpGg :2018/03/04(日) 00:46:38 ID:qpY1SMsA0
>>785

礼なら結構、こちらが勝手にしたことなのでな。
感謝するのなら、このタイミングで私にここを通らせた、〝神様〟とやらにでもすればいい。

【深々と頭を下げる少女に返すのは、素っ気ない態度。『神様』などと言ってみせたが、そんなものを信じる人間ではなさそうで】
【それから、彼女がジャケットを羽織るまでの一連を黙って見ていたかと思えば。】
【小さく吐息した後に、言葉を吐いた】

少数ではあるが、それほど希少なものでもないだろう。
確か……泥の街、だったか。あの辺りには迫害を逃れた獣人のコミュニティがある、という話も聞く。

―――少なくとも、私からすれば、肌の色の違いと同じ程度のものだと思うがね。

【少しばかり肩をすくめながら、特に興味無さげに回答する。】
【そういえば、何年か前の武道大会でも見かけたような―――などと付け加えて】
【それから、少女に向けて告げた】

―――行くぞ。
いつまでもここを彷徨いているつもりか?

787 名無しさん :2018/03/04(日) 01:08:57 ID:BRNVt/Aw0
>>786


【獣人が少数ではあるがそれ程希少でもないと聞き少女は何処か安堵した表情を浮かべ耳から手を離す】

【少しではあるがそのような人間も存在しているという事はあまり耳を隠す必要性もないと判断したのだろう】

【そして『泥の町』や『武道大会』などという言葉を耳にすると興味を惹かれたのかその単語を呟く】

『泥の町』に『武道大会』、か……こっちの国だとそんなものがあるんだなぁ……
【彼女からすれば知らない事だったのだろう、少し声を弾ませて】

【行くぞ、と相手から告げられればまたハッとしたような表情へと変わり】

あ、そういえばそうだ……とりあえずこの場から離れなきゃ……
でもって……ケーサツ?に行かなきゃいけないんですよね?さっきの録画してるんだから
【足を踏み出しながら女の方を見る。先程の「録画している」というハッタリを此方も信じているようだ】

788 ◆ROhV0jlpGg :2018/03/04(日) 01:26:15 ID:qpY1SMsA0
>>787

【女は、少女の先を行くように表通りへ向けて歩く。先ほどの騒ぎの後だ、周囲からは好奇の目で見られるかもしれないが】
【女の方は特に気にするでもなく。もし少女が立ち止まるようなら、『早く行くぞ』と声をかけるだろう】

ああ、そういえば撮影していたと言ったな。――――――あれは嘘だ。
あの暗さで、距離も離れていた。あの条件でハッキリと撮影できるほど、コイツは高性能ではなくてな。

【―――悪びれる様子もない。あの時と同様に、指先がトントン、とフレームを叩く】
【明滅するランプ。その口ぶりからすれば、撮影機材が取り付けられている、ということ自体は事実のようだったが。】

しかし、随分と世俗に疎いように見える。
出身はどこだ?それと―――どこか行く宛はあるのか?

【そうして訊ねるのは、彼女の〝これまで〟のことと、〝これから〟のこと】

789 名無しさん :2018/03/04(日) 02:09:20 ID:BRNVt/Aw0
>>788


【女の後をついて歩く少女。通りを行く人々は女と少女をちらちらと好奇の目で見てくるがすぐに視線を戻し行くべき場所へと向かっていく】

【少女はというと周囲の目ではなく表通りの様子の方が気になるようで目を輝かせながら辺りを見回し、時折立ち止まってしまっては女にせっつかれ慌てて後を着いていく】

【歩きながら進んでいく会話。先程の撮影が嘘だと言われれば少女は、なーんだ、と少し可笑しそうに呟く】

嘘だったんですね……でも騙されたって知らないんだろうなぁ彼奴!ちょっとスッキリしたかも!
【少女の脳裏に浮かんだのは先程の売人の慌てふためく様子。思い出したその様子が真相も含めてさぞ滑稽に思えたのだろう。ふふっと笑って数歩だけ足取りを弾ませる】

【だが話題が自分の出身地とこれからの事に切り替わると表情は少し暗いものに変化して】

……出身は櫻です。櫻の国の北の方の山の中!
見ての通り……って言えば良いのかな?たる……あー……うー……化け猫!化け猫と人間の合の子なんですよ!
帰る所は……今の所思い付きませんね。家族がいなくなった山に帰るっていうのも何かあれだし……
あ、でもお母さんも"一緒に来た"んだっけ……でもなぁ……
【それでも明るい表情と声色を作って話すのは自分の生まれた場所の事。どうやら妖怪と人間のハーフのようだが種族の名前が伝わらないと気付いたのだろう。途中で何とか言い換えて、胸を張ってみたりして】

【そしてなおも明るく告げるのは嘗ての住み処にはもう家族がいない、という事。更には小さく不穏な事も呟かれる】

【さて、先程の男がぼそりと呟いた言葉の中には猟師という単語が混じっていた。もしかするとそれらから彼女が置かれてしまった状況というものが何となくだが分かるかもしれない】

790 ◆ROhV0jlpGg :2018/03/04(日) 02:34:20 ID:qpY1SMsA0
>>789

【そんなに珍しいか―――などと漏れる呟き。自分からすれば見慣れた風景であり、世間からしてもありふれた景色】
【それでも、山の中に住んでいたというのならば、少女にはきっと珍しいもので】

【―――目の前の信号が赤に変わる。トラックが走り始め、女は足を止めて】

なるほど。とすれば――獣人、というよりも、半妖、と表すのが正確か。
櫻の国ならでは、といったところだな。
―――帰る場所がない、というわけか。こちらに知り合いは……いそうでは、ないな。
さて……どうしたものか。

【行く宛がない、というのならば、女は暫し、思案する様子を見せる】
【知り合いがいるのならば、連絡を取ることもできるだろうが。少なくとも、雨風を凌ぐ必要はある】
【彼女にこれからどうさせるべきかを考えて―――】

【―――信号が変わる。少女の呟きが耳に届く。】


――――――――――――〝お母さん〟、か。


【周囲の人々が歩き始める中、女は立ち止まったまま。何もない一点をただ見つめていた】

791 名無しさん :2018/03/04(日) 03:16:20 ID:BRNVt/Aw0
>>790


【少女の目に映るのは今まで知らなかった世界。行灯や提灯、或いは囲炉裏の灯といったぼんやりとした光ではなく街灯やネオンの刺激的な、目に刺さりそうな光。それでも少女には物珍しくキラキラとした物に思えて】

【人間の生活が珍しいのかと言われればそうではなかった。親は妖といえども人に化けられる類のものだったから時折人里に降りて人間と交流したりもしていた】

【とはいえ、櫻の国のそれも山里しか知らないからネオンサインも信号も見た事すらなくて】

【赤信号を渡りそうになって慌てて止まってしまったりもして】

半妖……まあそうなるんでしょうね
今までは化け猫の子って事すら隠して人に接してきましたからそんな呼ばれ方はされた事なかったんですけど
【そう答えながら少女は女の方をのぞき見る。不意に言葉が止まったのが少し気になったようだ】

【だが、女がぽつりと呟いたのを聞き別段気にしなくても良かったのかと思ったのかその言葉に答える】

ええ、とは言っても私はあの通りドレイ?を売る所へ連れてかれちゃったしお母さんが何処に行ったか分からないんですよねー

でも化け猫の死体って売れるもんなのかなぁ……
【はあ、とため息を吐きながら少女が口にしたのはまさかの一言。珍獣などとしてではない、既に死んでいるのだ。まあ猟師が絡んでいるらしいという事からも予想出来た事ではあるのだろうが】

【少女は「毛皮……否、ハクセー……だったっけ?それか?」などと独り言ちながら歩き出そうとし】

……どうかしました?
【立ち止まった女に尋ねる】

792 ◆ROhV0jlpGg :2018/03/04(日) 03:52:16 ID:qpY1SMsA0
>>791

【ハッとしたように。女の様子を表すならば、まさにそんな表現が相応しいだろう】
【小さく頭を振って、溜息。青く灯った信号を見て、再び歩みを進める】

―――私も、母を亡くしていてな。少し、思い出してしまった。
……とは言っても、私の場合は病死、だったが。

【僅かにズレた眼鏡を、指で押し上げる。機械然とした態度の女ではあったが、少しばかり、人間らしい感情が見えて】
【悲哀とも、郷愁とも、憤怒ともつかない、複雑に入り混じった表情が浮かんでいた】

妖怪の死体であれば、呪術師のような輩ならば欲しがるかもしれない。
状態にもよるだろうが――それこそ剥製のように、観賞用として取引される可能性もあるだろう。

しかし…………母親が殺されたというのに、随分と落ち着いているのだな。
大抵の人間はもっと、怒りか、悲しみか、そういった感情を見せるものだろう。

【道路の端に辿り着けば、背後で信号が赤に変わる。『毛皮』や『剥製』と言った言葉を、少女が平然と口にしたこと】
【それに対し、問いを投げて。それから、「母親を探すのか」と。】

793 名無しさん :2018/03/04(日) 13:56:07 ID:BRNVt/Aw0
>>792



【ふと我に返ったように思考から戻り歩き出す女を見て少女も小首を傾げ歩き始める】

【そして女も嘗て母を亡くしているのだと聞くと少し俯き、そうだったんですか……と呟く】

……ごめんなさい、辛い事思い出させちゃって……
【ぽつ、と。そう謝ってからは女の妖怪の死体の行き先に関する見解をじっと聞いていたのだが】

【何故母が殺されたというのにそこまで平然と出来るのか、と尋ねられれば耳と尾を少し揺らし】

【その問いにやっと答えたのは信号を渡り終えてから。不意につと立ち止まって、少し俯きながら】

……別に、悲しくないとかそういった訳じゃないんですよ?

『何で私達が住んでる所だったんだろう』とか『化け猫でもこんな簡単に人間に殺されちゃうんだな』とか『私達この人達に何も悪い事した訳じゃないのにな』とかごちゃごちゃした気持ちがたくさん湧いてきたし、ただ単純に悲しいとかもっと一緒にいたかったのにとかたくさん思って……
【つとめて明るい声で少女が語るのは理不尽や虚無や悲しみ。口にはしないがきっと母を殺した猟師への怒りや憎しみだってあったのだろう】

……でも、櫻からこっちに連れてこられる船の中でいっぱい泣いて、お母さんから離される時もあの建物に連れてこられた時も泣いて、泣いて……その内、思ったんです

──こんなの絶対悔しい、って

【すとん、と少女の声のトーンが落ちる】

……だって、そうじゃない
勝手に不幸にされて、それで一生ずっと泣き暮らすなんて。でもってきっとお母さんを殺して私を異国に連れてきた彼奴らは私達が売れたお金の分け前を少しでも貰って笑う結果になって

だったら笑ってやれって
この苦境から逃げ延びてそうして笑って生きてやれって

だから私はもうお母さんの事で悲しんだりしない
お母さんの事は忘れたりなんかしないけど……前を向いて生きるって、そう決めたから
【女に話すというよりは自分に言い聞かせているのだろう。遠い所をしっかりと見つめて語る】

……って、何か偉そうでしたよね?すみません!
えーと……お母さんを探すのか、でしたよね?
勿論、捜したいと思ってます。たとえ元の形じゃなかったとしてももう一度でいいから会いたい
……それからの事は考えてはないんですけど
【そして慌てて笑ってみせると母親をどうしたいのかを話す】

794 名無しさん :2018/03/04(日) 14:06:31 ID:BRNVt/Aw0
/重ねてすみません!用事が入って夜まで帰れなくなってしまったので以降は置きレスの方に移動してもよろしいでしょうか?

795 ◆ROhV0jlpGg :2018/03/04(日) 14:19:21 ID:qpY1SMsA0
>>794
/了解ですー、続きは置きの方にお返ししときますねー


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