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星の降る夜のようです

1タケノコ ◆XksB4AwhxU:2016/10/15(土) 19:25:04 ID:NcuWLres0


ζ(゚ー゚*ζ「みて、綺麗…」

(*'A`)「わぁ…すごい」

ζ(゚ー゚*ζ「いつかさ、」

('A`)「うん」

ζ(゚ー゚*ζ「君がおじいちゃんになった時もさ」

('A`)「うん」

ζ(^一^*ζ 「こんな風にお星様が流れると良いね」

(*'A`)「…うん!」



552タケノコ ◆XksB4AwhxU:2016/10/18(火) 22:04:32 ID:2Tol7F020
lw´- _-ノv…デレ?ああ、あいつか、いやー懐かしいね!博士の家に居たらしいやつ!

lw´- _-ノvデレの仲間かお前ら

/ ゚、。 /…

ハハ ロ -ロ)ハ…

lw´- _-ノvおい、喋れよ

lw#´- _-ノvおい!!!

553タケノコ ◆XksB4AwhxU:2016/10/18(火) 22:05:50 ID:2Tol7F020
('A`)…デレが嫌いなのか?

lw´- _-ノv…私はな、これで結構幸せだったわけだ、

lw´- _-ノv親バカな博士、気の抜けた同僚、それ以外の奴らも…
もちろん外になんて行けなかったけど…それでも、それでも…

lw´- _-ノv…それをあいつはぶっ壊したんだ

lw´- _-ノv私は驚いたよ、機械が、反乱を起こしたとかさ

/ ゚、。 /…

ハハ ロ -ロ)ハ…

554タケノコ ◆XksB4AwhxU:2016/10/18(火) 22:07:24 ID:2Tol7F020
lw´- _-ノvおい息子

('A`)…なんだ?

lw´- _-ノv悔しくねーのかよ

lw´- _-ノvどうせ博士はお前の前から居なくなっちまったんだろ?ここにいるお前を見ればすぐにわかることさ

lw´- _-ノv悔しくねーのかよ、おい、

lw#´- _-ノv目の前にお前から父親を奪った元凶がいるんだぞ!?
悔しくないのかって聞いてるんだよ!

/ 、 /…

ハハ - )ハ…

555タケノコ ◆XksB4AwhxU:2016/10/18(火) 22:08:19 ID:2Tol7F020
('A`)…俺は、俺は…彼女たちに恨みはない

('A`)それに…

( A)デレにだって恨みはない、俺は、俺は…

lw´- _-ノv…

lw´- _-ノv…息子、お前が恨んでないならもういいよ

lw´- _-ノv私は許さないけどな


/ 、 /…

ハハ - )ハ…


('A`)…




556タケノコ ◆XksB4AwhxU:2016/10/18(火) 22:09:25 ID:2Tol7F020



シュール!!やめろ!いい!お前は、逃げろ!

私は機械っすよ、どうせ見つかります、ならあんたらを守るためにこの躰を使わせてください

だが!!!

博士!行きましょう!もう、奴らが!!

だが!!シュールを行かせるわけには…!!

行って来いって言ってんだよ、この親バカが
死にたくねーだろ?
私がわざわざやってやるって言ってんだ、気が変わらないうちに早くいきな

…シュール…!!!

必ず、かならずお前のもとに、もう一度行くよ…!!

はいはい、ワロスワロス

博士!!

ああ、分かった

…シュールまた後でな…

557タケノコ ◆XksB4AwhxU:2016/10/18(火) 22:10:07 ID:2Tol7F020




lw´- _-ノv「はぁあ、約束信じてたのになー」

lw´- _-ノv…

lw _ ノv「こんな、もんか…」

558タケノコ ◆XksB4AwhxU:2016/10/18(火) 22:12:11 ID:2Tol7F020
博士、貴方は愚か者だ…
最後まで他人の、いや、機械に気を使うことはできるのに自分に、いや、最後まで自分のために生きることはできなかったのだから…

559タケノコ ◆XksB4AwhxU:2016/10/18(火) 22:13:04 ID:2Tol7F020
第30話

560タケノコ ◆XksB4AwhxU:2016/10/18(火) 22:14:58 ID:2Tol7F020
lw´- _-ノv…

lw´- _-ノv「この感じ、星が私を呼んでいる」

lw´- _-ノv「あーあーマイテス中、あーあー」

lw´- _-ノv「〓△◯⊿♫☆☆≪∫★•⌘⁂…」

('A`)「…なにしてるの?」

lw´- _-ノv「交信」

('A`)「なにと?」

lw´- _-ノv「星と」

(;'A`)…

561タケノコ ◆XksB4AwhxU:2016/10/18(火) 22:15:55 ID:2Tol7F020
lw´- _-ノv「…博士が好きだったんだよ、あんたがいつも空眺めてるからってさ」

('A`)!!!

lw´- _-ノv「…あんたは博士そっくりだ」

('A`)「そう、か?頭は良くないぞ?大学も中退したし…」

lw´- _-ノv「幸薄そうなところとか」

('A`)「…親父もそんな感じだったの?」

562タケノコ ◆XksB4AwhxU:2016/10/18(火) 22:18:02 ID:2Tol7F020
lw´- _-ノv「知りたい?」グイッ

シュールはいきなり距離を詰めてきた、
あと少しで彼女の赫い紅に俺のが触れる距離まで

563タケノコ ◆XksB4AwhxU:2016/10/18(火) 22:18:57 ID:2Tol7F020
lw´- _-ノv「…あんたはデレのこと好きなんだろ?」

('A`)…

('A`)「そう、だ」

lw´- _-ノv「博士な、帰るたび言うんだよ、息子が俺じゃなくてデレのやつの方に懐いてるって」

('A`)…

lw´- _-ノv「デレのことはハッキリ言って直接は知らない、データとしては知ってるくらいだ」

lw´- _-ノv「だが、だが、」

lw´- _-ノv「デレがあんたを愛していたのは博士から聞いている」

564タケノコ ◆XksB4AwhxU:2016/10/18(火) 22:19:58 ID:2Tol7F020

('A`)…

lw´- _-ノv「デレが1度だけ神妙な態度で聞いたらしい」

lw´- _-ノv「『どうすれば私は人間になれますか?』ってさ」

('A`)…

lw´- _-ノv「…あんたそっくりだ、そっくりすぎて引いちゃう」

lw´- _-ノv「…」

lw´- _-ノv「なぁ」

('A`)「…なに?」

565タケノコ ◆XksB4AwhxU:2016/10/18(火) 22:20:46 ID:2Tol7F020
lw´- _-ノv「あんたは親父が死んで悲しくなかったのかい?」

('A`)「…悲しかったよ、それを聞いた時気が動転した、ちょうど反抗期だったんだ、だから親父が帰ってきてもさ、喧嘩してさ…」

('A`)「なのにもう会えなくなったんだ、今までの自分を呪ったよ」

('A`)「それに、」

lw´- _-ノv…

('A`)「…そのあと母さんが死んだんだ、親父が死んだからきっと無理をして…」

lw´- _-ノv「…ふーん、じゃあ息子くんはもう天涯孤独か」

566タケノコ ◆XksB4AwhxU:2016/10/18(火) 22:21:49 ID:2Tol7F020

('A`)「そうなるな」

lw´- _-ノv「その哀しみを機械で癒している?」

('A`)「…ちがう、」

lw´- _-ノv「…本当に?」

('A`)「ちがう」

lw´- _-ノv「嘘つくなよ」

('A`)「…」

lw´- _-ノv「…」

567タケノコ ◆XksB4AwhxU:2016/10/18(火) 22:22:32 ID:2Tol7F020

('A`)「お前は、機械なのか?」

lw´- _-ノv「…そうだな、残念ながら機械だ、人間だったら博士を寝取っていたよ、いや、ハイエナが寄ってくるようにあちらから来てたな絶対に、うん」

('A`)「俺は、人間と同じように感情を持つものを、機械だとは思えない」

lw´- _-ノv「なぜ?」

('A`)「…」

lw´- _-ノv「デレ?」

('A`)「…そう、だな」

568タケノコ ◆XksB4AwhxU:2016/10/18(火) 22:24:31 ID:2Tol7F020
lw´- _-ノv「…」

lw´- _-ノv「そうか、息子くんはラブドールにむちゅ(#'A`)「デレのことをそんな風に言うな!!!!」

lw´- _-ノv「…」

('A`)…

('A`)「すまない、少し、頭に血がのぼった」

569タケノコ ◆XksB4AwhxU:2016/10/18(火) 22:25:12 ID:2Tol7F020
lw´- _-ノv…

lw´- _-ノv「なぁ、」

('A`)「…なんだ?」

lw´- _-ノv「博士な、最後までな」

lw´- _-ノv…

570タケノコ ◆XksB4AwhxU:2016/10/18(火) 22:26:02 ID:2Tol7F020
lw´; _;ノv「機械の私を心配してたんだぜ?おかしくねーか?笑えねーか?」

lw´; _;ノv「私な、最後まで博士のことを諦められなかった、だから死ぬ直前まで密かに、博士に取り付けたマイクでなんて言ってるか聞いてたんだよ」

lw´; _;ノv「やっぱりあいつのところに戻る、あいつは優しいやつだ、感情を持たない機械相手とはいえ躊躇する、俺が助けてやらなきゃって…」


('A`)…

lw´; _;ノv「ふふ、バカだよ、だが私もバカだった、それ聞いてたらさ、急に怖くなったんだ…」

lw´; _;ノv…

lw´- _-ノv「で、あっけなくやられて博士がどうなったか知らない、と」

('A`)…

571タケノコ ◆XksB4AwhxU:2016/10/18(火) 22:26:47 ID:2Tol7F020
シュールはすぐに平静を取り戻すように、今さっきまでハローたちにしていた態度と同じものを俺の目の前でもとった。

572タケノコ ◆XksB4AwhxU:2016/10/18(火) 22:27:31 ID:2Tol7F020
ただ、まだ、目が潤んでいる、今さっきの嘘泣きとはちがう、目から涙が溢れるのを必死に我慢している、彼女は本当に泣いていた

573タケノコ ◆XksB4AwhxU:2016/10/18(火) 22:28:15 ID:2Tol7F020
lw´- _-ノv「…あんたを見てると博士を思い出す」

lw´- _-ノv「…博士は偽りなくあんたへの愛情で溢れていた」

lw´- _-ノv「私は、お前から取り零されていたものに必死で縋っていた」

lw´- _-ノv「…アホらしいな」

574タケノコ ◆XksB4AwhxU:2016/10/18(火) 22:29:13 ID:2Tol7F020
('A`)…

('A`)「そう、か?」

lw´- _-ノv「そうさ」

('A`)…

('A`)「親父は、多分俺へ渡せない愛情をお前に注いでたんじゃなくて、お前自身への愛情をお前に注いでたんだと思う」

lw´- _-ノv「…なぜ?」

('A`)「…考えてみたら?」

lw´- _-ノv「意地悪、モテないぞ」

('A`)「…いいよ、別に」

575タケノコ ◆XksB4AwhxU:2016/10/18(火) 22:30:29 ID:2Tol7F020
lw´- _-ノv…

lw´- _-ノv「この感じ、童貞力∞のようだな」

(゜A゜)「は、はぁぁ!!?ど、童貞じゃねーし」

lw´- _-ノv「本当にそっくりだな、お前の母親以外にやったやつはいるのか聞いた時の博士の反応も
『は、はぁぁ!!?こ、これでもモテモテだったし』だったな」

('A`)「俺のは嘘じゃないが、親父のは嘘だな、親父はモテなさすぎて幼馴染のお袋に、なんとか結婚させてもらったんだぞ、じいちゃん達もバカにしてた」

lw´- _-ノv「やっぱり」

lw´- _-ノv…

('A`)…

576タケノコ ◆XksB4AwhxU:2016/10/18(火) 22:31:30 ID:2Tol7F020
lw´- _-ノv「…どうだい?外国の星は。
日本の星と違うのかい?」

('A`)「そうだな、違うな」

lw´- _-ノv「そうなのか」

('A`)「ああ、日本でも場所によってだいぶ変わるよ」

lw´- _-ノv「そうか、ここの星は私が機能停止した時と変わらない星空だ、だから、」

577タケノコ ◆XksB4AwhxU:2016/10/18(火) 22:32:11 ID:2Tol7F020
lw´- _-ノv「だから、お前の父親が、お前を思って見ていた景色と同じものだ…」

('A`)…

('A`)「そうか…」

lw´- _-ノv「…ああ、そうさ」

578タケノコ ◆XksB4AwhxU:2016/10/18(火) 22:33:33 ID:2Tol7F020
第31話

579タケノコ ◆XksB4AwhxU:2016/10/18(火) 22:34:15 ID:2Tol7F020


貴方は私が機能停止する直前まで私のことを心配していた、
私も貴方のことをずっと思っていた…
辛いものだ、遺されたものはこんなに辛いのか。
機械だからとか、機械じゃないからとか、
そんなことじゃなかった…

580タケノコ ◆XksB4AwhxU:2016/10/18(火) 22:34:56 ID:2Tol7F020
バカにしてたよ、あんたが前に言った愛着を持つって言葉。
愛着を持ったところでいざとなったら棄てるんだろう?壊れたら棄てちまうんだろう?
自分のためなら棄てちまうんだろう?そう思ってたよ、
あんた違ったんだな。
目の前から消える直前にようやく分かったよ…

581タケノコ ◆XksB4AwhxU:2016/10/18(火) 22:35:37 ID:2Tol7F020


時が止まるかのようだ、
まるで今を象徴するかのように…
機械が人間の意思と交錯し始める。

582タケノコ ◆XksB4AwhxU:2016/10/18(火) 22:36:22 ID:2Tol7F020
まるで私たちが私たちのあるべき姿から脱却を望まれるように、ひたすら、ひたすら、人間の持つ苦悩を味わい続ける。

583タケノコ ◆XksB4AwhxU:2016/10/18(火) 22:37:14 ID:2Tol7F020

感情を持つものは機械じゃないってさ、
面白いこと言うね、あんたの息子は。
本当に面白いよ、真顔だぜ?
シュールすぎて笑えてくるよ。

584タケノコ ◆XksB4AwhxU:2016/10/18(火) 22:38:07 ID:2Tol7F020
ああ、でも分かったよ、
あんたの意思は星空に霧散なんてしていなかった…
あんたの心は何処にいようとも血を分けた半身に注がれてたんだ。
羨ましいね、私にはその半身が何考えてるかなんて何1つすらわからんよ。

585タケノコ ◆XksB4AwhxU:2016/10/18(火) 22:38:51 ID:2Tol7F020


宙に、逆転した北斗七星が鎮座している。
私の宇宙はすでにビックバンから収束への一歩をたどっている。
宇宙の端には無がなかった、あるのは過去と未来が交錯した異常空間だった…

586タケノコ ◆XksB4AwhxU:2016/10/18(火) 22:39:38 ID:2Tol7F020
ドクオ、お前は宇宙の端だ。
お前は未来に生きていると言うのに、過去からの悪手がお前を搦め捕ろうと必死に手を伸ばしている。

587タケノコ ◆XksB4AwhxU:2016/10/18(火) 22:40:20 ID:2Tol7F020
私は過去だ、お前が棄てるべき過去なのだ、過去を捨てることでしか未来は得られない、それがどれだけ残酷なことであろうともお前は選ばなければならない。

588タケノコ ◆XksB4AwhxU:2016/10/18(火) 22:41:11 ID:2Tol7F020


シュール、それはお前の父が過去に私に名付けた名。
それは忽然と姿を現してお前の中の、善と悪を超越した世界への扉を開こうとしている。

589タケノコ ◆XksB4AwhxU:2016/10/18(火) 22:41:56 ID:2Tol7F020
お前は理解していない、
デレも私も同じだ。
お前という新たな新世界への、いや、深淵なる世界への架け橋を、現実につなぐ存在なのだ…











590タケノコ ◆XksB4AwhxU:2016/10/18(火) 22:43:43 ID:2Tol7F020
第32話

591タケノコ ◆XksB4AwhxU:2016/10/19(水) 00:23:43 ID:CKuLy9Rw0
ζ(゚ー゚*ζ…

( ФωФ)「むぅ!デレ様ずるいのだ!」

ζ(゚ー゚*ζ「ずるくないよ、戦略だよ戦略」

(#ФωФ)「えぇ!!?デレ様が無表情過ぎて我輩の勝機がないのだ!」

ζ(゚ー゚*ζ「えぇ〜ロマが弱いだけだよ」

(#ФωФ)「違うのである!違うのである!」

ζ(゚ー゚*ζ「だって…」

592タケノコ ◆XksB4AwhxU:2016/10/19(水) 00:24:38 ID:CKuLy9Rw0



( ФωФ)「デレ様!勝負しようなのである」

ζ(゚ー゚*ζ「なになに?」

(*ФωФ)「人間の歴史にはにらめっこというのがあるのである!」

ζ(゚ー゚*ζ「にらめっこ?」

(*ФωФ)「そうなのである!面白い顔をして笑ったほうが負けなのである!」

ζ(^一^*ζ「いいよ、しよっか」

593タケノコ ◆XksB4AwhxU:2016/10/19(水) 00:25:18 ID:CKuLy9Rw0


(*ФωФ)「にらめっこしまっしょアップップ!」

ζ(Φ一Φ*ζ

( 3ω3)…

( 3ω3)ブフッ!

(*ФωФ)「デレ様、ロマみたいな顔なのである!」

ζ(゚ー゚*ζ「ふっふーん、どうだ!」

( ФωФ)「ロマの、眼鏡かけてた人が眼鏡外すと目が3の形になるやつ、より面白いのである」

ζ(゚ー゚*;ζ「あれってそんなの表現してたの?」

( ФωФ)「ロマ渾身のお笑いなのである!」

ζ(゚ー゚*;ζ…

594タケノコ ◆XksB4AwhxU:2016/10/19(水) 00:26:05 ID:CKuLy9Rw0


ζ(゚ー゚*ζ「こんなのばっかじゃ笑えないよぉ〜」

( ФωФ)「えぇ!?デレ様の基準が高すぎるのである!!」

( ФωФ)「もう辞めるのである!」

( ФωФ)つ◻︎

( ФωФ)「これ読んで欲しいのである!」

595タケノコ ◆XksB4AwhxU:2016/10/19(水) 00:26:45 ID:CKuLy9Rw0
ζ(゚ー゚*ζ「なになに?」

ζ(゚ー゚*ζ「えぇーっと」

ζ(゚ー゚*ζ「月下の舞踏会?」

( ФωФ)「そうなのである!」

ζ(゚ー゚*ζ「初めて見る本だなぁ…」

(*ФωФ)「仕方ないのである!ロマがデレ様に教えてあげるのである!」

596タケノコ ◆XksB4AwhxU:2016/10/19(水) 00:27:25 ID:CKuLy9Rw0

( ФωФ)「ある日服屋の娘と王子様が出会って、だんだんとお互いを見かける頻度が上がってくるのである!」

( ФωФ)「そのうち2人は自身の心の中にある互いへの愛に気づいてしまうのである!」

( ФωФ)「でも、身分の差があるのである」

ζ(゚ー゚*ζ…

597タケノコ ◆XksB4AwhxU:2016/10/19(水) 00:28:06 ID:CKuLy9Rw0
( ФωФ)「だから娘は諦めていたし、王子様にも許嫁がいてどうしようもなかったのである」

( ФωФ)「だけど、だけど王子様は諦めきれなかったのである!!」

ζ(゚ー゚*ζ…!!

( ФωФ)「だから王子様は次の満月の晩に国民だけの舞踏会を開こうとしたのである!」

( ФωФ)「そして王子様は父上に交渉したのである!」

ζ(゚ー゚*ζ…

598タケノコ ◆XksB4AwhxU:2016/10/19(水) 00:28:50 ID:CKuLy9Rw0

( ФωФ)「次の満月の晩に美しい踊りを舞う少女が来る、その者と結婚したい、と」

( ФωФ)「当然父上は反対するのである!しかし王子はこういうのである!」

( ФωФ)「この世には、境はない、決めているのは争うものだけだ。
私は父上のことを尊敬しています。
ですが、国の中ですら争っていてはこの先の未来は幸薄いでしょう、と。」

( ФωФ)「父上はそれでも、それでも心が動かなかったのである」

( ФωФ)「でも!王子様は決め手を言うのである」

599タケノコ ◆XksB4AwhxU:2016/10/19(水) 00:29:53 ID:CKuLy9Rw0

( ФωФ)「父上、私は愛というものについて考えました。
私はこの国の民を愛しております、この国の些細な景色の揺れ、四季、さえずり、歪みさえも、全てを愛しております。
許嫁は他国の者です、彼女はこの国の民の喜びを知らない、
ですが満月の晩に集まる者たちはこの国の者だけです。
この国を愛し、育ち、守る者たちなのです、と」

600タケノコ ◆XksB4AwhxU:2016/10/19(水) 00:30:58 ID:CKuLy9Rw0

( ФωФ)「とうとう父上は折れるのである、息子が頑固で、それでもこの国を愛していると認めたのである!」

( ФωФ)「そして…
王子様は娘に手紙を送っていたのである。


( ФωФ)「舞踏会の終わり、月がこの国の全てを照らす時、君と踊りたい。と」

( ФωФ)「娘はその時から練習し始めたのであるが…
もちろん家族の中に理解者などいなかったのである!」

ζ(゚ー゚*ζ…

601タケノコ ◆XksB4AwhxU:2016/10/19(水) 00:32:21 ID:CKuLy9Rw0
( ФωФ)「そうしてるうちに舞踏会が始まるのである!」

( ФωФ)「舞踏会では煌びやかなドレスを纏った貴族たちが王子様と踊っていくのである」

( ФωФ)「でも、王子様はその者たちではなく、服屋の娘を探していたのである」

ζ(゚ー゚*ζ…

602タケノコ ◆XksB4AwhxU:2016/10/19(水) 00:33:12 ID:CKuLy9Rw0
( ФωФ)「だけど、いなかったのである…」

ζ(゚ー゚*ζ…!!!

603タケノコ ◆XksB4AwhxU:2016/10/19(水) 00:33:54 ID:CKuLy9Rw0
( ФωФ)「王子様は表情には出さなかったけど心の底で深い悲しみに襲われるのである」

( ФωФ)「そして、最後のものと踊った時…
城にみずほらしい娘がやって来るのである」

ζ(゚ー゚*ζ…

604タケノコ ◆XksB4AwhxU:2016/10/19(水) 00:34:39 ID:CKuLy9Rw0
( ФωФ)「手はボロボロで、服は古く、髪ははだけている。
周りの者たちは小さい声で彼女を嘲笑い、見下し、罵声を浴びせるのである」

ζ(゚ー゚*ζ…

( ФωФ)「だけど、だけど王子様は心の奥底から喜んだのである」

605タケノコ ◆XksB4AwhxU:2016/10/19(水) 00:35:25 ID:CKuLy9Rw0
ζ(゚ー゚*ζ…そう

( ФωФ)「そして、2人は満月が最も明るくなった空の下、踊るのである」

( ФωФ)「王子は彼女の拙い踊りをサポートし、彼女は、愛している王子に身のすべてを預けるのである」

606タケノコ ◆XksB4AwhxU:2016/10/19(水) 00:36:05 ID:CKuLy9Rw0
( ФωФ)「やがて2人は別の世界にいるような錯覚におちいるのである」

( ФωФ)「2人の周りには何もなくて、ただ星と満月が彼らの周りを取り囲んでいるだけ…」

( ФωФ)「…そんなお話なのである!!!」

607タケノコ ◆XksB4AwhxU:2016/10/19(水) 00:36:48 ID:CKuLy9Rw0
ζ(゚ー゚*ζ…結末は?

( ФωФ)「読んでからのお楽しみなのである!!」

ζ(゚ー゚*ζ…そう…

(*ФωФ)「何回も何回も読んだから次はデレ様に読んで欲しいのである!」

( ФωФ)「だからご本よんでなのである〜」

ζ(^一^*ζ「分かった、いいよ」

608タケノコ ◆XksB4AwhxU:2016/10/19(水) 00:46:34 ID:CKuLy9Rw0



私たちの結末は…
バッドエンドなのかな…
それとも…?

609名も無きAAのようです:2016/10/19(水) 14:53:39 ID:3Azkquug0
続きがきになる

610タケノコ ◆XksB4AwhxU:2016/10/19(水) 16:36:37 ID:CKuLy9Rw0
第33話

611タケノコ ◆XksB4AwhxU:2016/10/19(水) 16:39:15 ID:CKuLy9Rw0

/ 、 /



この世は救われない、
私の中の機械としての側面はそう言う結論を出している。
なんでも、弥勒菩薩は33の姿を用いてこの世のあらゆる者を救うらしい。
だが、この世に救いはない。
5億経とうが56億経とうが、この世界には救いは何1つ存在しない。

612タケノコ ◆XksB4AwhxU:2016/10/19(水) 16:40:12 ID:CKuLy9Rw0
デレ様は救われなかった。
ハローも救われてはいない。
私もきっと
救われたと思っているだけなのだ、
はたから見れば、救われてすらいない。

613タケノコ ◆XksB4AwhxU:2016/10/19(水) 16:41:03 ID:CKuLy9Rw0
ドクオ、お前の優しさは私の中の機械としての部分を溶かす…
だが、お前は機械に、
お前のお前たる理由を破壊されていたのだな…

614タケノコ ◆XksB4AwhxU:2016/10/19(水) 16:41:45 ID:CKuLy9Rw0


ハハ - )ハ

ハロー、ハロー、この名前はドクオ、貴方がくれました。
暖かくて、懐かしい。
私は機械として不完全でしたけれども、貴方のために人間になったのかもしれません…

615タケノコ ◆XksB4AwhxU:2016/10/19(水) 16:42:26 ID:CKuLy9Rw0
ですが、ですが、貴方は無くしていたのですね…
私が貴方を奪おうとした時、貴方は側にいました、貴方は優しい。
でも私たち機械はそんな貴方から奪うことしかできない…

616タケノコ ◆XksB4AwhxU:2016/10/19(水) 16:43:46 ID:CKuLy9Rw0
ドクオ、夜空の星は貴方ですか?
それとも私?
貴方が星なら私は夜空になりたい。
貴方を包み、貴方の帰る場所になる夜空になりたい…

617タケノコ ◆XksB4AwhxU:2016/10/19(水) 16:45:12 ID:CKuLy9Rw0
( A)




夜が明ける、
シュールと空を眺めていると不思議と昔に帰ってきた気がした。
俺の父親が眺めていた景色、
もう、戻ってこないであろう団欒。
それを懐古していた時間は、胸にナイフが突き刺さったかのような幻惑に囚われた。

618タケノコ ◆XksB4AwhxU:2016/10/19(水) 16:46:02 ID:CKuLy9Rw0
俺は心のどこかで暖かさを求めているのだろうか、彼女たちにそれを押し付けているのだろうか…?
分からない…
いや、きっと、分かりたくもないんだ…

619タケノコ ◆XksB4AwhxU:2016/10/19(水) 16:47:04 ID:CKuLy9Rw0


lw´- _-ノv「はーい♡魚の首チョンパ炒めですよ〜♡」
ピチピチッ

('A`)「まって、それ炒めてなくね?というかおもいっきし跳ねてるじゃん」

lw´- _-ノv「鮮度が命っしょ」

('A`)「鮮度以前の問題だよ、なんで生きてるやつを連れてきた。踊り食いしろっつうのか」

lw´; _;ノv「ひ、酷い!!踊り食いなんて残酷なこと…!!!
貴方をそんな風に育てた覚えはありません!!!」

('A`)「これ突っ込んだら負けなのか?」

lw´- _-ノv「土俵にすらたってないよ」

('A`)「あ、そう」

lw´- _-ノv「運送業」

('A`)…

620タケノコ ◆XksB4AwhxU:2016/10/19(水) 16:48:41 ID:CKuLy9Rw0
lw´- _-ノv…

lw´- _-ノv「…少しだけ、博士とは違うんだな」

('A`)「まぁ、親父はわりかし明るい人だったから…」

lw´- _-ノv「…私が破損してから…年経っても、実際に経験したのは1日よりも短い、私からしたらドクオ…お前は、」

('A`)「…親父、か?」

lw´- _-ノv…

lw´- _-ノv「そうだな、私は君に博士を重ねている」

lw´- _-ノv「今はいない博士に重ねている」




621タケノコ ◆XksB4AwhxU:2016/10/19(水) 16:49:30 ID:CKuLy9Rw0
第34話

622タケノコ ◆XksB4AwhxU:2016/10/19(水) 17:00:38 ID:CKuLy9Rw0
lw´- _-ノv「…ドクオ、」

('A`)「なに?それは食えませんが」

ハハ ロ -ロ)ハ「安心してください、私とダイオードで料理は作っておきました」

/ ゚、。 /「さっさと食べるぞ」

lw´- _-ノv「別にこいつを食おうが食わまいがカンケーねーよ」

lw´- _-ノv「そんな話をしたいんじゃない」

623タケノコ ◆XksB4AwhxU:2016/10/19(水) 17:01:26 ID:CKuLy9Rw0
lw´- _-ノv「…重要な話だ…」

('A`)…

/ ゚、。 /…

ハハ ロ -ロ)ハ…

lw´- _-ノv「後で地下最下部に来い、そこでお前に聞かせたい話がある」

('A`)…

('A`)「分かった」

/ ゚、。 /「…それは我々も聞いていい話なのか?」

ハハ ロ -ロ)ハ…

lw´- _-ノv「聞いてもいい、だが、口は挟むな」

ハハ ロ -ロ)ハ「…分かりました」

/ ゚、。 /「…了解」

624タケノコ ◆XksB4AwhxU:2016/10/19(水) 17:02:09 ID:CKuLy9Rw0



lw´- _-ノv「…ここだ」

('A`)…

ハハ ロ -ロ)ハ…

/ ゚、。 /…

目の前には少々錆びたドアがあった、しかし未だ真新しさを感じる、何故だろうか?

625タケノコ ◆XksB4AwhxU:2016/10/19(水) 17:02:53 ID:CKuLy9Rw0
lw´- _-ノv「このドアは…この研究所の開発研究所のメインにあたる。
地下深くに作られているのは機械の暴走、爆発等から地上を防ぐ為だ。」

lw´- _-ノv「その為にドアも、
わりかし良い素材が使われている。
まだ錆もそこまでないだろ?」

('A`)「それもそうだな」

lw´- _-ノv「入ろう」

626タケノコ ◆XksB4AwhxU:2016/10/19(水) 17:03:37 ID:CKuLy9Rw0


('A`)「ここは…」

/ ゚、。 /「旧式の機械が散乱してるな」

ハハ ロ -ロ)ハ「どうやら当時のままのようですね」

lw´- _-ノv「んなわけあるかい、荒らされた後なんだよ」

ハハ ロ -ロ)ハ…?

ハハ ロ -ロ)ハ「誰に?ここに入れるのなんて…」

627タケノコ ◆XksB4AwhxU:2016/10/19(水) 17:05:19 ID:CKuLy9Rw0
/ ゚、。 /…

lw´- _-ノv「てめーらデレの配下の機械にだよ」

ハハ ロ -ロ)ハ「…」

/ ゚、。 /「…」

lw´- _-ノv「本来はもう少し綺麗だ…
機械の部品がここまで地面には落ちていない」

('A`)「見せたいってのはここのことなのか?シュール」

lw´- _-ノv…

lw´- _-ノv「いいや、この奥に博士の研究所がある。
お前はそこを見なければならない」

('A`)?

628タケノコ ◆XksB4AwhxU:2016/10/19(水) 17:06:21 ID:CKuLy9Rw0


('A`)「ここが…親父の?」

lw´- _-ノv「ああ、そうだ。
どうやらここにお目当のは無かったみたいだな。
荒らされているわけではない…」

ハハ ロ -ロ)ハ…

ハハ ロ -ロ)ハ「…これ、は?」

/ ゚、。 /「なにをみて…!!!」

('A`)「なにをみて…」

(;'A`)!!?

629タケノコ ◆XksB4AwhxU:2016/10/19(水) 17:07:24 ID:CKuLy9Rw0
lw´- _-ノv…

lw´- _-ノv「…そうだ、博士はお前達を、いや、お前達のような存在を生み出そうとしていた」

lw´- _-ノv「だが、もちろんのこと誰にも、いや、私を除いて誰にも言わなかった」

630タケノコ ◆XksB4AwhxU:2016/10/19(水) 17:08:37 ID:CKuLy9Rw0
lw´- _-ノv「それは非人道を遥かに超えている。
博士は神に近づくアプローチをするのではなく、神が創り出した既存の生命から神の生命を生み出そうとしたのだ」

(;'A`)「親父、が?」

lw´- _-ノv「安心しろ、実際には行われていない。
机上の空論だ。」

631タケノコ ◆XksB4AwhxU:2016/10/19(水) 17:09:22 ID:CKuLy9Rw0
そこに記されていたのは悍ましいものだった…
人間の脳をくりだし、そこに機械としての頭脳、メインコンピュータを入れるという研究だ。
ただ、それだけでは心体が機能しない。
そこで体内にナノマシンを注入し、
本来、拒否反応を起こす血液と機械のオイルをナノマシンによって接続、半永久的に機能させる研究がここには載っていた

632タケノコ ◆XksB4AwhxU:2016/10/19(水) 17:11:18 ID:CKuLy9Rw0


lw´- _-ノv「博士は、デレのために研究していた。
自身が生み出した新たな概念を、
取り壊すために彼は思案を重ねていた。」

lw´- _-ノv「彼は後悔していた、機械という存在に感情を付加させたことを。
私やデレという存在を機械として産み出したことを。」

/ ゚、。;/…

ハハ;ロ -ロ)ハ…

('A`)…

633タケノコ ◆XksB4AwhxU:2016/10/19(水) 17:12:10 ID:CKuLy9Rw0
lw´- _-ノv「それは罪だ。
人間が入っていい領域ではなかった。
機械は生命ではない。
だが、生命を生命が弄ぶ領域だった。」

('A`)…

634タケノコ ◆XksB4AwhxU:2016/10/19(水) 17:12:59 ID:CKuLy9Rw0
lw´- _-ノv「…ただ、幸か不幸か、彼は完全な悪人では無かったのだ。
感情を付加させた罪を、彼は償うためにもこの研究をしていた…
それが善と悪の範疇に収まるかどうかは疑問だが」

lw´- _-ノv「…お前の父は過去に存在した偉人たちと同じ、
自ら罪を犯そうとしたのではなく、気づかないうちに犯した者。」

lw´- _-ノv「ただ彼の場合は更に罪を上乗せしてしまおうとしていた…」

635タケノコ ◆XksB4AwhxU:2016/10/19(水) 17:13:44 ID:CKuLy9Rw0


博士は、私が機能停止する直前まで、とある研究、いや、既に出てきた命題、
機械の生命化を研究していた。

636タケノコ ◆XksB4AwhxU:2016/10/19(水) 17:15:02 ID:CKuLy9Rw0
それは人間の体に機械の頭脳を搭載する研究だ、いや、人間の脳を機械に置き換える研究か…
もちろんその研究には、賛同者なんてもの、できないであろうから、博士だけで密かに研究していたが…

637タケノコ ◆XksB4AwhxU:2016/10/19(水) 17:16:14 ID:CKuLy9Rw0
そもそもの専門分野が違っていたせいで進み具合は亀のごとくノロノロしていた。
だが、博士はそれを研究していた、
おそらくデレがドクオ、お前の為に、
人間になりたいと言ったことを考え続けていたのだろう…

638タケノコ ◆XksB4AwhxU:2016/10/19(水) 17:18:53 ID:CKuLy9Rw0
第35話

639タケノコ ◆XksB4AwhxU:2016/10/19(水) 17:21:02 ID:CKuLy9Rw0
lw´- _-ノv「…」

ドクオ、お前はやはり考えている。
自身の血縁が開けた、邪悪でいて、そして純粋な善が、混ざることなく、
混沌という世界を生み出す様を。

640タケノコ ◆XksB4AwhxU:2016/10/19(水) 17:22:18 ID:CKuLy9Rw0


お前の隣にいるやつらはデレが製造した者だろう。
人間、いや、私という機械と同じレベルの思考回路を持った半機半人。
おぞましいことだ。
彼女達は人間としての思考と、
機械としての側面を持つ。
デレの目指していた世界への鍵、
彼女たちはまさにそれそのもの。

641タケノコ ◆XksB4AwhxU:2016/10/19(水) 17:23:56 ID:CKuLy9Rw0


ドクオ、これからのお前の選択は世界を1オクターブ高いものへと変貌させるだろう。

642タケノコ ◆XksB4AwhxU:2016/10/19(水) 17:32:33 ID:CKuLy9Rw0
だが、正しい、いや、神が創りし生命達の楽園、善と悪が交互に入れ替わる朝となるか。

643タケノコ ◆XksB4AwhxU:2016/10/19(水) 17:33:38 ID:CKuLy9Rw0
それとも
希望の喰われた世界、
邪な思いが循環し続ける夜となるかは、
お前次第だ…

644名も無きAAのようです:2016/10/19(水) 17:51:01 ID:CKuLy9Rw0
第35話

645名も無きAAのようです:2016/10/19(水) 17:51:45 ID:CKuLy9Rw0
すまん、間違えた

646名も無きAAのようです:2016/10/19(水) 17:54:44 ID:CKuLy9Rw0




('A`)…

ハハ ロ -ロ)ハ…

/ ゚、。 /…

lw´- _-ノv「あーこんにゃく食いてー!!」

lw#´- _-ノv「こんにゃくヨコセェ!!ドクオォォオ!!!!」

lw#´- _-ノv('A`;)痛い!痛い!
(耳に直接叫んでいます)

647タケノコ ◆XksB4AwhxU:2016/10/19(水) 18:09:07 ID:CKuLy9Rw0
('A`)「そもそもこんにゃくなんてこんな場所にないだろ」

lw´- _-ノv「なに言ってるんだ、博士は持ってたぞ?」

('A`)「だとしても単独で持ってるわけないだろ、ここどこだと思ってるんだ?」

lw´- _-ノv「どこだと思う?」

('A`)…

(;'A`)「よくよく考えると知らないな…」

648タケノコ ◆XksB4AwhxU:2016/10/19(水) 18:10:03 ID:CKuLy9Rw0
lw´- _-ノv…

lw´- _-ノv「コレがヒモ男か…」

ハハ ロ -ロ)ハ「違います、私達を奴隷として扱っているだけです」

/ ゚、。 /「同感だな、我々は夜の相手を無理やり行なわされている。奴はケダモノだ」

lw´- _-ノv「…そうか、変なところを受け継いだんだな、私も夜な夜なこんにゃくを奴にペチペチする係をさせられていたよ」

(;'A`)「なに言ってんだよお前ら…」

649タケノコ ◆XksB4AwhxU:2016/10/19(水) 18:13:48 ID:CKuLy9Rw0
lw´- _-ノv「…とりあえずお前らはどうするんだ?」

ハハ ロ -ロ)ハ「…デレ様のところに向かいます」

/ ゚、。 /「…そうだな」

('A`)…

lw´- _-ノv「お前も行くのかい?ドクオ」

('A`)「…ああ、当たり前だ。デレも俺と会いたいと思ってる…俺もまた、そう思ってる」

ハハ ロ -ロ)ハ…

/ ゚、。 /…

650タケノコ ◆XksB4AwhxU:2016/10/19(水) 18:14:35 ID:CKuLy9Rw0
lw´- _-ノv「そうかい、がんばんな。
選別にこんにゃくやるよ、こんな年代物お目にかかれねーぞ?」

('A`)「いらねーよ」

lw´- _-ノv「今なら衝撃特価!!ひゃくま('A`)「いらねーよ」

lw´- _-ノv…

('A`)…

651タケノコ ◆XksB4AwhxU:2016/10/19(水) 18:15:51 ID:CKuLy9Rw0
lw´- _-ノv「本当に行くんだな」

('A`)「ああ、俺は会わなきゃ」

lw´- _-ノv「奴がお前の知っているものじゃなくなってたらどうするんだい?」

('A`)「…どうするかは決めてるよ…」

lw´- _-ノv…

lw´- _-ノv「そう、がんばりな、私は付いていけないがな」

('A`)「ああ、」


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