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星の降る夜のようです
1
:
タケノコ
◆XksB4AwhxU
:2016/10/15(土) 19:25:04 ID:NcuWLres0
…
ζ(゚ー゚*ζ「みて、綺麗…」
(*'A`)「わぁ…すごい」
ζ(゚ー゚*ζ「いつかさ、」
('A`)「うん」
ζ(゚ー゚*ζ「君がおじいちゃんになった時もさ」
('A`)「うん」
ζ(^一^*ζ 「こんな風にお星様が流れると良いね」
(*'A`)「…うん!」
…
233
:
タケノコ
◆XksB4AwhxU
:2016/10/17(月) 08:03:44 ID:7i7KS2xc0
ハハ*ロ -ロ)ハ「…ドクオ、信じやすい人は騙されてしまいますよ?」ボソッ
('A`)「?今何か言った?」
ハハ*ロ -ロ)ハ「いえ、何も」
ハハ ロ -ロ)ハ…
ハハ ロ -ロ)ハ(現在位置、ノリリスク南方、ムルマンスクまで…日ですか
夏のオーロラは基本的に見れない…
ですが、極稀に8〜9月に観測されることもあるはず…)
ハハ ロ -ロ)ハ(…ごめんなさい、ドクオ、デレ様)
ハハ ロ -ロ)ハ(…ドクオ、せめても貴方と少しでも思い出をつくりたいの、
デレ様と一緒にいる間に、消えて無くならない想い出が…)
234
:
タケノコ
◆XksB4AwhxU
:2016/10/17(月) 08:04:24 ID:7i7KS2xc0
('A`)「というか寒いね」
ハハ ロ -ロ)ハ「厚着にしてるのでそこまでな気もしますが」
('A`)「いやいや、日本の7、8月なんて35℃ごえが当たり前になって来てるジャン、
そんなとこから来た俺としてはもう寒くて寒くて…」
ハハ ロ -ロ)ハ「ドクオは夏にエアコンを効かせた部屋で1人寂しくAV鑑賞を記憶領域1127266-ooAに追加」
('A`)「流石にそんなことしてないからね?友達いるし、寂しくないし…」
235
:
タケノコ
◆XksB4AwhxU
:2016/10/17(月) 08:05:09 ID:7i7KS2xc0
ハハ*ロ -ロ)ハ「ドクオ、これからは私も一緒に貴方とAV鑑賞しますよ?」
('A`)「俺の休日はAV鑑賞で埋まってるみたいな解釈がされてるようだけど」
ハハ ロ -ロ)ハ「『黒ギャルはお盛んな夜を過ごす!激写スクープ24時!!!』や
『あああん♡イクイクゥ♡ホ・モ は
い・か・が?♡』などの特殊な分野も私は問題ありませんよ?」
('A`)「ホモのやつはショボンのだから、俺のじゃないから」
ハハ ロ -ロ)ハ「もしや、ドクオが私を襲わないのは…?」
('A`)「変な解釈しないでね?本当に」
236
:
タケノコ
◆XksB4AwhxU
:2016/10/17(月) 08:06:35 ID:7i7KS2xc0
ハハ ロ -ロ)ハ「安心してください、私と一緒にいればそのうちノーマルな性癖に戻りますよ」
('A`)「だからアブノーマルな性癖なんて持ってないよ」
ハハ ロ -ロ)ハ「『人間カーリ('A`)「やめよう」
ハハ ロ -ロ)ハ…
ハハ ロ -ロ)ハ「人間カー('A`)「アレだよ!インターネットで面白いAV特集で興味があって買っただけだから」
ハハ ロ -ロ)ハ…
('A`)…
('A`)「違うからな?」
ハハ*ロ -ロ)ハ「…してもいいんですよ?」ボソッ
('A`)?
237
:
タケノコ
◆XksB4AwhxU
:2016/10/17(月) 08:08:59 ID:7i7KS2xc0
…
/ ゚、。 /…
/ ゚、。 /「ロマネスク」
( ФωФ)「お呼びであるか?ダイオード様」
/ ゚、。 /「お前は…
デレ様が何を望んでいるか分かるか?」
( ФωФ)「機械が人間に虐げられることのない世界の創造であるのではないか?」
238
:
タケノコ
◆XksB4AwhxU
:2016/10/17(月) 08:11:15 ID:7i7KS2xc0
/ ゚、。 /「お前に聞いた私が馬鹿だったよ…」
( ФωФ)???
/ ゚、。 /(デレ様…私はA-01がすでに正気を失ってるのではないかと推察しております、
ドクオ様を無事に連れ出すならなぜ私を彼の下に派遣しなかったのですか…)
( ФωФ)「ダイオード様は気難しいのである」
239
:
タケノコ
◆XksB4AwhxU
:2016/10/17(月) 08:28:07 ID:7i7KS2xc0
第16話
240
:
タケノコ
◆XksB4AwhxU
:2016/10/17(月) 12:40:21 ID:cQeeqXMI0
…
/ ゚、。 /「ロマネスク、いやA-02」
( ФωФ)「なんであるか?ダイオード様、小難しい話は勘弁なのである」
/ ゚、。 /「お前は昨日できたんだよな?」
( ФωФ)「そうであるが…どうしたんであるか?」
/ ゚、。 /「ならデレ様に顔見せと…
なんか適当に話しておけ」
241
:
タケノコ
◆XksB4AwhxU
:2016/10/17(月) 16:06:01 ID:7i7KS2xc0
( ФωФ)「何が言いたいのであるか?」
/ ゚、。 /「私はA-01を見に行ってくる…その報告とついでに与太話でもして、
デレ様がどんな人物かどうか知っておけ、
お前の昨日の話がどれだけ馬鹿だったかよく分かるはずだ」
(#ФωФ)「流石の吾輩もそこまでコケにされると上司相手でも怒るである」
/ ゚、。 /「とりあえず私がA-01を見に行くことだけ伝えておけ、あとはきっとデレ様が話し始めるはずだ」
( ФωФ)「むー、分かったのである、行ってらっしゃい」
/ ゚、。 /「ああ、行ってくる」
242
:
タケノコ
◆XksB4AwhxU
:2016/10/17(月) 16:08:03 ID:7i7KS2xc0
…
ダイオード、今日から貴女はダイオードっていう名前ね!
ダイオード、ですか?A-00では駄目なのですか?
A-00なんて呼びにくいじゃない!
…そうですかね?
そうだよ!
…分かりました、デレ様、ありがとうございます
うん、ダイオード、よろしくね?
はい、よろしくお願いします
243
:
タケノコ
◆XksB4AwhxU
:2016/10/17(月) 16:08:52 ID:7i7KS2xc0
…
/ ゚、。 /「デレ様、私には貴女の考えが分かりません、きっと貴女は何もかも見透かしているのでしょうが…」
/ ゚、。 /「貴女様はA-01を可能性だと仰った、しかし私にはそれが分からない…何を意味しているのかも…」
244
:
タケノコ
◆XksB4AwhxU
:2016/10/17(月) 16:12:07 ID:7i7KS2xc0
…
( ∵)ピピピ
/ ゚、。 /「私だ、さっさと通せ、旧型」
( ∵)ピピピ
ニンショウイタシマシタ
ガチャリ
/ ゚、。 /「これならば、ここから1日もあれば着くか…」
/ ゚、。 /「A-01の位置座標は…!?」
/ ゚、。;/「あいつ!何を考えているんだ!?」
/ ゚、。 /「…どちらにせよ私が行く必要があるようだな」
245
:
タケノコ
◆XksB4AwhxU
:2016/10/17(月) 16:14:25 ID:7i7KS2xc0
…
ハハ ロ -ロ)ハ「どうですか?ドクオ」
('A`)「なんだかんだでハローの料理はうまいよ、たまに創作料理なのか知らんがよく分からないの混じってるけど」
ハハ ロ -ロ)ハ「安心してください、毒は入っていませんよ」
('A`)「むしろ入れてたら驚きだよ」
ハハ ロ -ロ)ハ「分かりませんよ?」
('A`)「じゃあもし死んだら一生ハローに取り憑こう」
246
:
タケノコ
◆XksB4AwhxU
:2016/10/17(月) 16:16:22 ID:7i7KS2xc0
ハハ ロ -ロ)ハ「じゃあ毒入れちゃおうかな」
('A`)「どんな?」
ハハ ロ -ロ)ハ「そうですね…青酸カリとかは数十年前の推理ものではよく使われてたそうですね」
('A`)「ああ、よくいわれるね」
ハハ ロ -ロ)ハ「じゃあ青酸カリにしようかな?」
('A`)「そんな簡単に手に入るものなの?」
ハハ ロ -ロ)ハ「普通の人間では無理ですね、薬学系等の学科に入ってれば可能性はありますが…」
ハハ ロ -ロ)ハ「人1人殺すのにそのような努力をする人間も中々いないでしょう」
('A`)「それもそうか、そんな毒物バンバン手に入ったら世の中探偵だらけだもんな」
ハハ*ロ -ロ)ハ「そうですね」クスッ
247
:
タケノコ
◆XksB4AwhxU
:2016/10/17(月) 16:17:08 ID:7i7KS2xc0
('A`)「さて、そろそろ寝るか」
ハハ ロ -ロ)ハ「そうですね、寝ましょう」
248
:
タケノコ
◆XksB4AwhxU
:2016/10/17(月) 16:17:53 ID:7i7KS2xc0
…
そちらに行ってもよろしいですか?
ああ、おいで
では、
…暖かいです、とても暖かい
…いつかコレが当たり前になる日が来るのでしょうか
今がそうじゃないの?
…そうですね、そうです…
249
:
タケノコ
◆XksB4AwhxU
:2016/10/17(月) 16:20:32 ID:7i7KS2xc0
…
/ ゚、。 /「A-01、奴め何を考えている?」
/ ゚、。 /「トゥラーか、相当に迂回していると見える」
ピーピーピー
/ ゚、。 /「…はい、ダイオードです」
250
:
タケノコ
◆XksB4AwhxU
:2016/10/17(月) 16:21:24 ID:7i7KS2xc0
ダイオード?どこにいるの?
/ ゚、。 /「…現在ロシア、ヤクーツク近辺を走行中」
彼女を追っているの?
/ ゚、。 /「ええ、そうです、奴め、
下らん長旅をしているようなので連れ戻しに」
251
:
タケノコ
◆XksB4AwhxU
:2016/10/17(月) 16:22:23 ID:7i7KS2xc0
ダイオード、戻って来なさい
/ ゚、。 /!?
ダイオード、もう一度言うよ?
戻って来なさい
/ ゚、。 /「…拒否します」
…彼女を信頼できない?
252
:
タケノコ
◆XksB4AwhxU
:2016/10/17(月) 16:23:23 ID:7i7KS2xc0
/ ゚、。 /「逆に聞かせていただきたいのです、なぜA-01を野放しにするのですか?
本来であれば1日もかからない距離です、しかも奴の使っている高次光学迷彩バイクは瞬間的な加速と、それを乗組員に伝えないシステムが付いているはずです
本来であれば着いていなければならない距離だ、
陸地を走る意味もない」
/ ゚、。 /「分からないのです、デレ様はドクオ様を待ち望んでいるはず、それを妨げるA-01になぜここまで甘いのですか?」
253
:
タケノコ
◆XksB4AwhxU
:2016/10/17(月) 16:24:47 ID:7i7KS2xc0
…ダイオード、約束して、彼女を無理に連れ戻さないで、彼女のしたいようにさせて…
それなら、それならドクオを迎えに行ってもいい…
/ ゚、。 /「…もし奴がデレ様から逃げることを選択したらどうなさるつもりですか?」
…きっとドクオに会えばわかる、なぜ彼女をドクオに向かわせたのか、なぜ彼女が、
私の命令に背くような決断をしているのかも全てわかるはず…
254
:
タケノコ
◆XksB4AwhxU
:2016/10/17(月) 16:26:00 ID:7i7KS2xc0
/ ゚、。 /…
ダイオード、ドクオが望むなら望んだ通りにしてあげて、
彼女が望んだら、その通りにしてあげて、
きっと今は意味が何も分からないと思う、
でもきっと彼と関わればなぜ私がこんなことをしてるのかもきっと分かるよ…
255
:
タケノコ
◆XksB4AwhxU
:2016/10/17(月) 16:28:35 ID:7i7KS2xc0
/ ゚、。 /「…分かりました、彼等の意見を最優先にします、ですが、ですが、それでも私はドクオ様を貴女様の下に連れてみせます」
分かった…ありがとう、ダイオード
/ ゚、。 /「はい…」
256
:
タケノコ
◆XksB4AwhxU
:2016/10/17(月) 16:29:31 ID:7i7KS2xc0
デレ様!何をしているのである?
ふふふ、貴方のお姉さんと話してるの
誰であるか?
/ ゚、。 /「ちっ、あのバカめ、気の抜けた声を垂れ流して…」
そういうことは言わないの、じゃあね、待ってるよ
/ ゚、。 /「ハイ、デレ様、必ずや貴女様の下に…」
プツッ
/ ゚、。 /…
/ ゚、。 /「ドクオ、か」
257
:
タケノコ
◆XksB4AwhxU
:2016/10/17(月) 16:30:25 ID:7i7KS2xc0
A-xx系統は新型の機械だ、
いや正確に言えば人間に最も近く
神に触れた機械たちだ、
彼らは思考をする、
それは機械の本質から離れた思考、
そして永遠と言っても過言ではない生命、
いや生命を模した何か。
258
:
タケノコ
◆XksB4AwhxU
:2016/10/17(月) 16:31:09 ID:7i7KS2xc0
彼らは神の輪廻からは外れてしまっている、
人間、いや生命の持つ魂とは神の輪廻に存在するエネルギーであり、
必ず生まれ変わる。
だが、彼らの様な
神に触れた機械たちはどうなのだろうか、
彼らの思考にも輪廻の輪が存在するのだろうか
259
:
タケノコ
◆XksB4AwhxU
:2016/10/17(月) 16:32:11 ID:7i7KS2xc0
257から第17話
260
:
タケノコ
◆XksB4AwhxU
:2016/10/17(月) 16:32:58 ID:7i7KS2xc0
…
/ ゚、。 /「ドクオ、奴に会えば何かが分かるのか?
…ふん、まぁいい、私は私のすべき事を行うまで」
/ ゚、。 /「残り5分もないか…」
/ ゚、。 /「…」
261
:
タケノコ
◆XksB4AwhxU
:2016/10/17(月) 16:34:03 ID:7i7KS2xc0
…
ハハ ロ -ロ)ハ「おはようございますドクオ」
('A`)「あい、おはよう」
ハハ ロ -ロ)ハ「やはり朝は寒いですね」
('A`)「そりゃ今さっきまで夜だったんだ、寒いに決まってる」
ハハ ロ -ロ)ハ「それもそうですね」
キキィィ!
('A`)!!?ハハ ロ -ロ)ハ
(;'A`)「な、なんだ!?」
ハハ ロ -ロ)ハ「機械?でしょうか」
('A`)「もしかして…」
ハハ ロ -ロ)ハ「…迎えでしょうか?」
('A`)…
ハハ ロ -ロ)ハ…
262
:
タケノコ
◆XksB4AwhxU
:2016/10/17(月) 16:35:13 ID:7i7KS2xc0
ガチャリ
/ ゚、。 /「…お迎えにあがりました、ドクオ様」
('A`)「…君はデレの使いか?」
/ ゚、。 /「ええ、そうですよ」
ハハ ロ -ロ)ハ「…では、私は…」
/ ゚、。 /「…ふん、A-01、デレ様はお前のしたい様にしろとおっしゃっている」
('A`)!!
ハハ ロ -ロ)ハ…
263
:
タケノコ
◆XksB4AwhxU
:2016/10/17(月) 16:35:58 ID:7i7KS2xc0
/ ゚、。 /「しかし、もしドクオ様がデレ様の下に今すぐ参上する事を望むなら私が貴方様を連れていきます」
ハハ ロ -ロ)ハ!!!
('A`)「…いや、俺はハローと一緒に行くよ」
ハハ*ロ -ロ)ハ…
/ ゚、。 /…
264
:
タケノコ
◆XksB4AwhxU
:2016/10/17(月) 16:37:59 ID:7i7KS2xc0
('A`)「…伝えてくれるか?」
/ ゚、。 /「いえ、デレ様は貴方様が望んだ様にしろともおっしゃっていました、デレ様も分かっていたのでしょう…」
('A`)「…そうか」
ハハ ロ -ロ)ハ「じゃあ、」
/ ゚、。 /「…だが、ここからは3人旅だ」
('A`)「それは君もついてくるということかい?」
/ ゚、。 /「…そういうことです」
ハハ ロ -ロ)ハ「…もし私が望んだら帰ってくれるんですか?ダイオード様」
/ ゚、。 /「…いや、私は帰らない、それだけは決めている」
265
:
タケノコ
◆XksB4AwhxU
:2016/10/17(月) 16:38:40 ID:7i7KS2xc0
ハハ ロ -ロ)ハ「…そうですか」
/ ゚、。 /「ああ、そうだ」
('A`)「とりあえず君の名前はダイオードでいいの?」
/ ゚、。 /「ええ、その様に呼んでいただければ」
('A`)「分かった、ダイオード、これからよろしく」
ハハ ロ -ロ)ハ…
ハハ - )ハ…
/ ゚、。 /…ふん
('A`)…
266
:
タケノコ
◆XksB4AwhxU
:2016/10/17(月) 16:40:21 ID:7i7KS2xc0
…
/ ゚、。 /「どこに行くつもりだ?A-01」
ハハ ロ -ロ)ハ「…それは…」
('A`)「ダイオード、」
/ ゚、。 /「はい、ドクオ様、いかがなさいましたか?」
('A`)「彼女はハローだ、A-01じゃないよ」
/ ゚、。 /…
267
:
タケノコ
◆XksB4AwhxU
:2016/10/17(月) 16:41:04 ID:7i7KS2xc0
ダイオード、今日から貴女はダイオードって名前ね!
268
:
タケノコ
◆XksB4AwhxU
:2016/10/17(月) 16:41:48 ID:7i7KS2xc0
…
/ ゚、。 /…
/ ゚、。 /「…ふん、くだらない」
('A`)「?どうかしたか?」
/ ゚、。 /「…いえ、何も」
('A`)「そう言えば君には名前?が有るんだな、それともそれもA-01みたいな識別番号なのか?」
/ ゚、。 /「いえ、識別番号はA-00です、この名前は…」
269
:
タケノコ
◆XksB4AwhxU
:2016/10/17(月) 16:42:40 ID:7i7KS2xc0
…
ダイオード、今日から貴女はダイオードって名前ね!
270
:
タケノコ
◆XksB4AwhxU
:2016/10/17(月) 16:43:22 ID:7i7KS2xc0
…
/ ゚、。 /「デレ様から頂いたものです」
('A`)「そうか、大事なものなんだな」
/ ゚、。 /「…どうでしょうか、あまり実感は湧きませんね」
ハハ ロ -ロ)ハ「私は大事に思ってますよ?ドクオ」
(*'A`)「そ、そうか?」
271
:
タケノコ
◆XksB4AwhxU
:2016/10/17(月) 16:44:12 ID:7i7KS2xc0
/ ゚、。 /…
/ ゚、。 /「A-01、おま(#'A`)「はろう!!!」
/ ゚、。 /…
/ ゚、。 /「ちっ」ボソ
/ ゚、。 /「ハロウ、ドクオ'様'だ、呼び捨てにするな」
ハハ ロ -ロ)ハ「ドクオから頼まれたんです、様はいらないって」
272
:
タケノコ
◆XksB4AwhxU
:2016/10/17(月) 16:45:23 ID:7i7KS2xc0
/ ゚、。 /…
/ ゚、。 /「ふん」
('A`)「ダイオード、」
/ ゚、。 /「…なんですか?ドクオ様」
('A`)「ダイオードも呼び捨てでいいぞ」
/ ゚、。 /「いえ、しかし」
('A`)「それに実際はもっと荒い言葉遣いなんじゃないか?」
/ ゚、。 /…!
/ ゚、。 /…
('A`)「無理してたら肩張るだろ?リラックスした話し方でいいぞ」
273
:
タケノコ
◆XksB4AwhxU
:2016/10/17(月) 16:46:32 ID:7i7KS2xc0
/ ゚、。 /「…いえ、しか('A`)「ほら!別に遠慮なんかすんな!気持ち悪い」
/; ゚、。 /「気持ち悪い!?」
('A`)「そうだよ、君の普段の喋り方でいいよ、無理しなくていい、君らしくしてればそれでいいよ」
/ ゚、。 /…
274
:
タケノコ
◆XksB4AwhxU
:2016/10/17(月) 16:56:16 ID:7i7KS2xc0
…きっとドクオに会えばわかる、なぜ彼女をドクオに向かわせたのか、なぜ彼女が、
私の命令に背くような決断をしているのかも全てわかるはず…
275
:
タケノコ
◆XksB4AwhxU
:2016/10/17(月) 16:57:19 ID:7i7KS2xc0
/ ゚、。 /(…分かるはず、か)
('A`)「どうした?」
/ ゚、。 /…
/ ゚、。 /「ふん、貴様の様な矮小な人間を今まで気遣ってやっていたというのに恩を仇で返された気分だ」
(;'A`)「え、えぇ〜」
/ ゚、。 /「何を気持ち悪い声を出している?私の様な壮麗な美女と話しているのだ、もっと嬉しそうにしたらどうだ?」
/ ゚、。 /「ふん、キモオタ童貞が、これだからモテないのだ」
(゜A゜)「ど、童貞ちゃうわ!!!!」
/ ゚、。 /「ふん、どうだか」
ハハ - )ハ…
276
:
タケノコ
◆XksB4AwhxU
:2016/10/17(月) 16:58:25 ID:7i7KS2xc0
第18話
277
:
タケノコ
◆XksB4AwhxU
:2016/10/17(月) 17:01:33 ID:7i7KS2xc0
/ ゚、。 /「おい、ドクオ」
('A`)「なんだよ」
/ ゚、。 /「覗くなよ?覗いたら殺す」
(;'A`)「覗かねーよ」
ハハ ロ -ロ)ハ「安心してください、ダイオード様、ドクオ様は私の裸を堪能するのでダイオード様のような貧そうな乳と体には興奮いたしません」
/ ゚、。 /「は?」
ハハ ロ -ロ)ハ「ん?」
278
:
タケノコ
◆XksB4AwhxU
:2016/10/17(月) 17:02:43 ID:7i7KS2xc0
/ ゚、。 /「今何かおかしい単語が聞こえたんだが」
ハハ ロ -ロ)ハ「???事実しか言っておりませんがおかしいとは…?」
/ ゚、。#/「どうやら童貞の下では、まともな教育が受けられなかったらしいな」
ハハ ロ -ロ)ハ「残念ながらドクオは童貞ですが私はマトモですよ?」
('A`)「泣いていい?」
279
:
タケノコ
◆XksB4AwhxU
:2016/10/17(月) 17:03:35 ID:7i7KS2xc0
ハハ#ロ -ロ)ハ--------※---------/ ゚、。#/
ハハ ロ -ロ)ハ「まぁ、ドクオにご自身の魅力がついていけないからと言ってドクオの所為にしてはいけませんよ?」
/ ゚、。#/「ほう?」
/ ゚、。#/「ドクオ!」
('A`)「なに?」
/ ゚、。#/「来い」
280
:
タケノコ
◆XksB4AwhxU
:2016/10/17(月) 17:04:16 ID:7i7KS2xc0
ハハ ロ -ロ)ハ「え?」
('A`)「え?」
/ ゚、。#/「10秒以内に来い、さもなくば五体満足でいられると思うなよ?」
(;'A`)「ええ!?」
/ ゚、。#/「じゅー、きゅー、はーち、ごー」
(;'A`)「おい!とんでるとんでる!」
/ ゚、。#/「さっさと来い!」
(;'A`)「ああもう!分かったよ!」
/ ゚、。 /「ふん、童貞のくせに態度だけは一丁前だな」
('A`)「童貞じゃないです」
/ ゚、。 /「下らん嘘をついている暇があるなら支度をさっさとしろ」
('A`)「へいへい」
ハハ ロ -ロ)ハ…
281
:
タケノコ
◆XksB4AwhxU
:2016/10/17(月) 17:06:41 ID:7i7KS2xc0
…
/ ゚、。 /「ふん貧相な身体だな」
('A`)「うっせ、運動なんてマトモにしてねーんだよ」
/ ゚、。 /「ジロジロ私の身体を見るな」
('A`)「見てねーよ」
/ ゚、。 /「嘘がバレバレだぞ?どうせ貴様の股間もたって…」
/ ゚、。;/「ないだと!!?」
('A`)「驚くことかよ」
/ ゚、。;/「くっ!貴様には私の良さが全く分からないとみえる」
('A`)「そうか?」
282
:
タケノコ
◆XksB4AwhxU
:2016/10/17(月) 17:07:36 ID:7i7KS2xc0
ハハ*ロ -ロ)ハ「ドクオ…」
(;*'A`)「ちょ!なんで入ってるの!?」
/ ゚、。;/…!!!
/ ゚、。 /(私では反応しなかったのに…!)
/ ゚、。 /…
ハハ*ロ -ロ)ハ「お背中お流しいたしますね」
('A`)「おう、頼む」
/ ゚、。 /…
283
:
タケノコ
◆XksB4AwhxU
:2016/10/17(月) 17:08:21 ID:7i7KS2xc0
…
('A`)「ふいー気持ちいい湯だった」
ハハ ロ -ロ)ハ「そうですね、ドクオ」
/ ゚、。 /「…ちっ」
('A`)「?どこ行くんだ?ダイオード」
/ ゚、。 /「…貴様には関係ない」
('A`)「…外なら寒いから中にいた方がいい」
/ ゚、。 /…
284
:
タケノコ
◆XksB4AwhxU
:2016/10/17(月) 17:09:11 ID:7i7KS2xc0
ガチャリ
('A`)「行っちまった」
ハハ ロ -ロ)ハ…
ハハ - )ハ「ドクオはいやにダイオード様のことを気にするんですね」
('A`)「?どういうこと?」
ハハ - )ハ「…ドクオはいやじゃないの?」
('A`)「…何が?」
ハハ - )ハ「私はいやだよ…ドクオと2人っきりだったのに他の人が来て…」
285
:
タケノコ
◆XksB4AwhxU
:2016/10/17(月) 17:10:16 ID:7i7KS2xc0
('A`)「…ハロー」
ハハ - )ハタッ
('A`)!
ハハ - )ハ('A` )ギュー
ハハ - )ハ「ドクオは…ドクオには、デレ様が居るものね」
('A`)「…ハロー…」
ハハ - )ハ「でも私にはドクオしか居ないんだよ?」
('A`)「…俺は近くに居ないか?」
ハハ - )ハ「…居るよ、でも離れてる」
('A`)…
ハハ - )ハ…
286
:
タケノコ
◆XksB4AwhxU
:2016/10/17(月) 17:11:38 ID:7i7KS2xc0
…
/ ゚、。 /…
/ ゚、。 /(下らん、何がドクオしか居ない、だ、)
/ ゚、。 /(我々はデレ様の為だけに存在する、それがなんたるザマだ)
/ ゚、。 /(たかだか人間ごときに心を惑わして…)
/ ゚、。 /…
/- 、- /…
287
:
タケノコ
◆XksB4AwhxU
:2016/10/17(月) 17:16:25 ID:7i7KS2xc0
…
ダイオード、
なんでしょうか、デレ様
貴女ってあんまり感情を表に出さないのね
感情は必要ないと思いますが
そう?私はあった方がいいな
そう、ですかね?
そうだよ、ダイオード、貴女にもそんなに素晴らしいものが有るんだからしっかりと養っていかなきゃ
…そうですか、分かりました、善処します
うん、じゃあ今日から私といっぱい話そ?
…はい、なんなりとお申し付けください
288
:
タケノコ
◆XksB4AwhxU
:2016/10/17(月) 17:17:07 ID:7i7KS2xc0
…
A-01、お前は…お前は何なんだ?
あの人間に心を惑わせて、
デレ様の命令に背き、
何がしたい?
何のためにこんなことをしている?
289
:
タケノコ
◆XksB4AwhxU
:2016/10/17(月) 17:18:25 ID:7i7KS2xc0
…
それともコレは感情というやつが引き起こしているのか?
私はお前よりも完全なはずなんだ、
その私がお前に劣るというのか?
ありえない、あり得るはずがない…
290
:
タケノコ
◆XksB4AwhxU
:2016/10/17(月) 17:19:05 ID:7i7KS2xc0
第19話
291
:
タケノコ
◆XksB4AwhxU
:2016/10/17(月) 17:30:15 ID:7i7KS2xc0
/ ゚、。 /…
/ ゚、。 /「貴様ら起きろ、朝だぞ」
ハハ ロ -ロ)ハ…
('A`)…
/ ゚、。#/ふん!!
(゜A゜)ヒギィッ!?
/ ゚、。 /「起きろ、朝だ」
(゜∀゜)「おひょししゃまがみへるのぉぉ」
292
:
タケノコ
◆XksB4AwhxU
:2016/10/17(月) 17:31:05 ID:7i7KS2xc0
/ ゚、。 /「どうやらもう一発必要らしい」
('A`)「ごめんなさい、冗談です」
ハハ ロ -ロ)ハ…
/ ゚、。 /「起きろ」
ハハ ロ -ロ)ハ…
/ ゚、。 /…
('A`)「ハロー、朝だよ」
ハハ ロ -ロ)ハ…ドクオ…おはよう
/ ゚、。 /…
293
:
タケノコ
◆XksB4AwhxU
:2016/10/17(月) 17:31:47 ID:7i7KS2xc0
/ ゚、。 /「ちっ」ボソッ
/ ゚、。 /「料理はできている、さっさと食って支度をしろ」
('A`)「いやにプリプリしやがって、生理か?」
/ ゚、。 /「どうやら去勢手術が必要なようだな」
('A`)「すみません、嘘です、許してください」
/ ゚、。 /「許さん、後でちょん切る」
('A`)「ええ…」
ハハ - )ハ…
294
:
タケノコ
◆XksB4AwhxU
:2016/10/17(月) 17:34:04 ID:7i7KS2xc0
…
/ ゚、。 /「で、どこに行くのだ?ハロウ、」
ハハ ロ -ロ)ハ…
/ ゚、。 /「おい、答えろ」
('A`)「2人とも!走ってる最中に喧嘩するな」
ハハ ロ -ロ)ハ「ダイオード様が1人で勝手に怒ってるだけですよ」
/ ゚、。 /「いい度胸をしているな」
ハハ ロ -ロ)ハ「ありがとうございます」
/ ゚、。 /…
ハハ ロ -ロ)ハ…
295
:
タケノコ
◆XksB4AwhxU
:2016/10/17(月) 17:34:50 ID:7i7KS2xc0
('A`)「ったく、何がお前らをそんなにいがみ合わせてるんだよ」
ハハ ロ -ロ)ハ…
ハハ - )ハ「ドクオが…」
('A`)「…おれが?」
ハハ ♯ - )ハ「ドクオがダイオードのことを拒否しないからでしょ!?」
296
:
タケノコ
◆XksB4AwhxU
:2016/10/17(月) 17:35:43 ID:7i7KS2xc0
('A`)「…」
/ ゚、。 /「ほう、呼び捨ハハ# - )ハ「なんでこの人が居てもいいのよ!?私のことなんか何も気にしないの!?私の気持ちは無視するの!?」
/ ゚、。 /…
('A`)「いや、そのハハ# - )ハ「いつもいつも!!私の気持ちが分かってるくせに!
はぐらかして!はぐらかして!」
ハハ ; -;)ハ「本当は私のことなんかどうでもいいんでしょう?」
('A`)…
/ ゚、。 /…
297
:
タケノコ
◆XksB4AwhxU
:2016/10/17(月) 17:36:39 ID:7i7KS2xc0
('A`)「違うよ」
ハハ ; A;)ハ「違くない!」
('A`)「…」
ハハ ; -;)ハ「本当は私のことなんかどうでもいいんでしょ?嘘つかないで…」
('A`)「嘘だったらもう居ないよ…」
ハハ ; -;)ハ「う、うう、あぁ、えぐ、うぁぁ、」
298
:
タケノコ
◆XksB4AwhxU
:2016/10/17(月) 17:39:34 ID:7i7KS2xc0
バチバチッ…!!
キキキキキキィィィィ!!!!!!!
/ ゚、。 /!?
/ ゚、。;/「おい!!?」
(;'A`)「うわ!?」
ハハ ; A;)ハ「もういや!!もういや!!」
(;'A`)「ハロー!?」
(;'A`)「
急に景色が!??」
(;'A`)「!!!
ダメだ!そっちは!氷の張った海だ!!」
バチッ…!!!
/ ゚、。;/「くそ…!!!」
/ ゚、。;/「ドクオ!飛び降りろ!!受け止める!!」
(;'A`)「ダメだ!ダメだよ!ハロー!ハロー!!!」
/ ゚、。;/「ドクオ!!!」
キキィィイ!!!!
バシャン
299
:
タケノコ
◆XksB4AwhxU
:2016/10/17(月) 17:40:49 ID:7i7KS2xc0
…
('A`)ゴボゴボ(息、苦し、冷た、ハロー、ハロー、どこ?どこ?
痛い、痛い…いし、き、うす、れ…)
…
300
:
タケノコ
◆XksB4AwhxU
:2016/10/17(月) 17:41:44 ID:7i7KS2xc0
…
ド オ
クオ
301
:
タケノコ
◆XksB4AwhxU
:2016/10/17(月) 17:45:08 ID:7i7KS2xc0
…
…
302
:
タケノコ
◆XksB4AwhxU
:2016/10/17(月) 17:48:33 ID:7i7KS2xc0
ミセ*゚ー゚)リ「ドクオさん何してるんですか?」
303
:
タケノコ
◆XksB4AwhxU
:2016/10/17(月) 17:51:54 ID:7i7KS2xc0
ん?あれ?ここどこ?
304
:
タケノコ
◆XksB4AwhxU
:2016/10/17(月) 17:52:37 ID:7i7KS2xc0
川 ゚ -゚)「いつもみたいにお寝坊さんか」クスッ
305
:
タケノコ
◆XksB4AwhxU
:2016/10/17(月) 17:53:33 ID:7i7KS2xc0
え?おれ、いまさっきまで??
306
:
タケノコ
◆XksB4AwhxU
:2016/10/17(月) 17:54:14 ID:7i7KS2xc0
( ´・ω・`)「まったく、給料減らす代わりにくそみそしちゃうぞ」
307
:
タケノコ
◆XksB4AwhxU
:2016/10/17(月) 17:55:40 ID:7i7KS2xc0
なにいってんだよ、おまえ、かわらねーな
308
:
タケノコ
◆XksB4AwhxU
:2016/10/17(月) 17:56:23 ID:7i7KS2xc0
ミセ*゚ー゚)リ「さあ、仕事しましょ?」
…???おれ、ここじゃないばしょにいた??
川 ゚ -゚)「おいおい、まだ寝ぼけてるのか?」
いや、寝ぼけてないよ
309
:
タケノコ
◆XksB4AwhxU
:2016/10/17(月) 17:57:04 ID:7i7KS2xc0
( ´・ω・`)「…進まなくていいのか?」
!!!
( ´・ω・`)「おまえの道だろ?後悔しても進んだんだろ?」
310
:
タケノコ
◆XksB4AwhxU
:2016/10/17(月) 17:57:44 ID:7i7KS2xc0
ミセ*゚ー゚)リ「私達を置いて」
川 ゚ -゚)「自分勝手にして」
( ´・ω・`)「ツケがきただけじゃないか」
( ´・ω・`)「いいのか?これからだよ?」
311
:
タケノコ
◆XksB4AwhxU
:2016/10/17(月) 17:58:33 ID:7i7KS2xc0
…
ハハ ロ -ロ)ハ「大事?大事?大事?」
ハハ ロ -ロ)ハ「嘘つき」
ハハ - )ハ「嘘つき」
ハハ ; -;)ハ「嘘つき」
ハハ ; A;)ハ「嘘つき!」
312
:
タケノコ
◆XksB4AwhxU
:2016/10/17(月) 17:59:45 ID:7i7KS2xc0
…
ζ(゚ー゚*ζ「…」
デレ…
ζ(゚ー゚*ζ「あのね、ドクオくん、私はね、きかいだからね、そのね、」
ζ(;一;*ζ「結婚できないの」
眼を緋くしていたね
本当はこの時にもう泣いていたのかな?
313
:
タケノコ
◆XksB4AwhxU
:2016/10/17(月) 18:00:37 ID:7i7KS2xc0
ζ(;一;*ζ「結婚できないの」
314
:
タケノコ
◆XksB4AwhxU
:2016/10/17(月) 18:01:35 ID:7i7KS2xc0
違うよ、違うよ、デレ
結婚したからって子供が必要なわけじゃないんだ
結婚したからってセックスが必要なわけじゃないんだ
ただ近くにずっといて欲しかっただけなんだ
おれは子供だったんだ
時間だけ過ぎた子供だったんだ
おれは気づけなかった
その事実に、
そのくだらない真実に
星空が海を跨ぐ
深海のサファイアには手が届かない。
見なよ、子供が手を伸ばして星を取ろうとしてる
315
:
タケノコ
◆XksB4AwhxU
:2016/10/17(月) 18:02:22 ID:7i7KS2xc0
…
ああ、よく見たら俺だ、デレの隣にいるのは俺だ
俺が手を伸ばしていた
ζ(゚ー゚*ζ「みて、綺麗…」
(*'A`)「わぁ…すげぇ」
手を伸ばしている無邪気な少年時代の俺
何もかも知らなかったで済まされた
デレ、この時からおまえは悩んでいたのか?
空が反転する
暗闇に囚われて星が動けない…
316
:
タケノコ
◆XksB4AwhxU
:2016/10/17(月) 18:03:06 ID:7i7KS2xc0
…
ねえねえ
なぁに?
なんでデレちゃんの膝はこんな風に隙間があるの?
それはね私が
機械
だからだよ
317
:
タケノコ
◆XksB4AwhxU
:2016/10/17(月) 18:03:49 ID:7i7KS2xc0
…
違う、
人間だ、
心を持った機械は人間だった、
そのことに本物は誰も気づかなかった。
愚かだ
神に近づこうと必死になった人間は
神になるために魂を売った
結果として自分の影が
新しい人間に生まれ変わった
親父は影を失った
母ちゃんはなぜ親父が死んだのかを理解できずに引きずられていった
俺は知っている
俺は知っている
318
:
タケノコ
◆XksB4AwhxU
:2016/10/17(月) 18:04:58 ID:7i7KS2xc0
ζ(゚ー゚*ζ「 」
?
なんだい?でれ?
ζ(゚ー゚*ζ「 !!!」
なんだい?言葉を出してよ、
聞こえないよ…
ζ(゚ー゚♯ζ「ドクオ!ドクオ!
でれ?でれ?
ハハ ロ -ロ)ハ…
!?ハロー!はろー!!?
返事をしてくれ!ハロー!
319
:
タケノコ
◆XksB4AwhxU
:2016/10/17(月) 18:05:53 ID:7i7KS2xc0
ハハ - )ハ「ドクオは…ドクオには、デレ様が居るものね」
!!!!
ハハ - )ハ「でも私にはドクオしか居ないんだよ?」
違うよ、デレもダイオードも、
お前の側にいる
あいつと話してる時分かったんだよ…
ハハ - )ハ「…居るよ、でも離れてる」
離れていても近くに居るんだよ
手を伸ばせばきっと分かるよ…
320
:
タケノコ
◆XksB4AwhxU
:2016/10/17(月) 18:06:38 ID:7i7KS2xc0
…
ハロー
ハハ - )ハ
…
おまえはおれのかげなのかもしれない
321
:
タケノコ
◆XksB4AwhxU
:2016/10/17(月) 18:07:31 ID:7i7KS2xc0
/ ゚、。 /…
なんだ?笑いに来たか?
/ ゚、。 /馬鹿すぎて笑えもせんな
…そうだな
/ ゚、。 /私はおまえの幻想だ
/ ゚、。 /おまえの心が作ったイメージだ
/ ゚、。 /形がないから現実の存在を借りた
/ ゚、。 /死ぬか?
322
:
タケノコ
◆XksB4AwhxU
:2016/10/17(月) 18:08:38 ID:7i7KS2xc0
…
ζ(゚ー゚*ζさよならするの?
でれ、でれ、でれ、
愛してるよ、
だからおまえを止めに行こうと思ってた
でも違かったんだ
おまえは人間を恨んでいなかったんだね
もしそうじゃなかったらハローはこんないい子じゃなかったもの
323
:
タケノコ
◆XksB4AwhxU
:2016/10/17(月) 18:09:33 ID:7i7KS2xc0
ζ(゚ー゚*ζ私と会いたい?
あいたいよ、あいたいよ、
おまえが愛しい
ζ(^一^*ζおいでそこにいたら沈んでしまうよ
記憶の海の底に
324
:
タケノコ
◆XksB4AwhxU
:2016/10/17(月) 18:10:36 ID:7i7KS2xc0
…
ドク…!!!
…ク…!!!!
ドクオ!!!!!
325
:
タケノコ
◆XksB4AwhxU
:2016/10/17(月) 18:24:24 ID:7i7KS2xc0
('A`)ああ、あ?あ、さむ、いた、い、
ハハ ; A;)ハドクオ!!?あああああああ!!!!ごめんなさい!ごめんなさい!!ごめんなさい!!!わたし!わたし!!!
('A`)ごめん、ね、ハロー、君を、ただ、傷つ、ける、だけ傷付けて、しらん、ぷり、して、た
ハハ ; A;)ハうあああああああ!!!!
ドクオ!ドクオ!ドクオ!
326
:
タケノコ
◆XksB4AwhxU
:2016/10/17(月) 18:27:41 ID:7i7KS2xc0
/ ゚、。 /生きてるか?
('A`)おか、げ、さまで、
/ ゚、。 /そりゃよかった、もし死んでたらハロウを殺すところだった
('A`)はは、じょう、だん、いえる、んだな、
/ ゚、。 /冗談で済んでよかったな
327
:
タケノコ
◆XksB4AwhxU
:2016/10/17(月) 18:28:42 ID:7i7KS2xc0
/ ゚、。 /…おまえが死んだら…
/ ゚、。 /デレ様が悲しむからな…
328
:
タケノコ
◆XksB4AwhxU
:2016/10/17(月) 18:29:43 ID:7i7KS2xc0
('∀`)そこ、は、わたしが、かなし、いとか、いうもん、でしょ?
/ ゚、。 /…そうだな、お前のような馬鹿がいなくなったら寂しくなるな
ハハ ; A;)ハうぁぁ、ドクオ、ごめんね、ごめんね、わたし、わたし、
('A`)あいしてるよ、ハロー、
ハハ ; A;)ハ!!
ハハ ; A;)ハああ、ああああ…
('A`)あん、しんして、だいじよーぶ、だいじよーぶ、だから
329
:
タケノコ
◆XksB4AwhxU
:2016/10/17(月) 18:36:32 ID:7i7KS2xc0
…
…
…
ζ(゚ー゚*ζどうだった?
…ハローは泣き虫だな
ζ(゚ー゚*…ζ彼女はね欠落してるの、
貴方みたいにね
330
:
タケノコ
◆XksB4AwhxU
:2016/10/17(月) 20:04:30 ID:7i7KS2xc0
第20話
331
:
タケノコ
◆XksB4AwhxU
:2016/10/17(月) 20:05:13 ID:7i7KS2xc0
…
ζ(゚ー゚*ζねぇ?
なに?
ζ(゚ー゚*ζなんで彼女を貴方に送ったのだと思う?
知らないよ
ζ(゚ー゚*ζダイオードはきっと知ってるよ
…そうなの?
ζ(゚ー゚*ζ聞いてあげて?
うん、分かった
ζ(゚ー゚*ζじゃあね、また後で
うん、また後で…
332
:
タケノコ
◆XksB4AwhxU
:2016/10/17(月) 20:09:43 ID:7i7KS2xc0
…
ハハ - )ハ…
( A )…
/ ゚、。 /…ふん
ハハ - )ハ…
/ ゚、。 /…ハロウ、お前が送られた理由が本当によくわからん
ハハ - )ハ…
/ ゚、。 /…返事をしたらどうだ?
ハハ - )ハ…なんですか?
/ ゚、。 /…聞きたいことがある
ハハ - )ハ…
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