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星の降る夜のようです
183
:
タケノコ
◆XksB4AwhxU
:2016/10/16(日) 16:45:06 ID:cpatoygo0
ハハ ロ -ロ)ハ( 'A`)…そうか、きっと、
ハハ ロ -ロ)ハ( 'A`)きっと?
ハハ ロ -ロ)ハ( 'A`)きっと幸せな方だと思うよ
ハハ ロ -ロ)ハ( 'A`)…そうですか
ハハ ロ -ロ)ハ( 'A`)…嫌いかい?そういうハッピーエンドは
ハハ ロ -ロ)ハ( 'A`)…よく分かりません、ですがドクオとなら良いと思っています
ハハ ロ -ロ)ハ( 'A`)…そうか
ハハ ロ -ロ)ハ( 'A`)…
184
:
タケノコ
◆XksB4AwhxU
:2016/10/16(日) 16:45:57 ID:cpatoygo0
…
…
…
…
185
:
タケノコ
◆XksB4AwhxU
:2016/10/16(日) 16:46:58 ID:cpatoygo0
ハハ - )ハ( A )…
186
:
タケノコ
◆XksB4AwhxU
:2016/10/16(日) 16:47:53 ID:cpatoygo0
星は静寂をものともせずに、
騒がしさを伴う絢爛を振りまいています、
ドクオはハッピーエンドが嫌かどうか聞いてきました、
ですが私にはよく分かりませんでした、
でも、でも、ドクオと一緒ならばせめても幸せな方を選択したいと思いました
187
:
タケノコ
◆XksB4AwhxU
:2016/10/16(日) 16:48:36 ID:cpatoygo0
…夜空の終着点はまた昇る太陽にあります、
私という夜空も、
デレ様という太陽がある限り、
誰の主役にもなれずに
また消えていくのでしょう。
ドクオ、
貴方は夜空の方が好きですか?
それとも、
太陽の昇る朝が好きですか?
188
:
名も無きAAのようです
:2016/10/16(日) 18:10:58 ID:buiniOq.0
あれ、おわり?
189
:
タケノコ
◆XksB4AwhxU
:2016/10/16(日) 18:27:29 ID:cpatoygo0
>>188
まだ終わってませんよ〜
190
:
タケノコ
◆XksB4AwhxU
:2016/10/16(日) 18:28:15 ID:cpatoygo0
第13話
191
:
名も無きAAのようです
:2016/10/16(日) 18:28:44 ID:KGL3EDGY0
支援
192
:
タケノコ
◆XksB4AwhxU
:2016/10/16(日) 18:29:01 ID:cpatoygo0
ハハ - )ハ( A )
193
:
タケノコ
◆XksB4AwhxU
:2016/10/16(日) 18:32:05 ID:cpatoygo0
…
短い夜が終わりました
楽しみに思えれば思えるほどに
時間はなぜか、意地悪に短くなってしまいます。
最初、造られてから貴方の下に向かう時間は正常に流れていたはずなのに、
今の時間はその何倍も早く動き続けています。
194
:
タケノコ
◆XksB4AwhxU
:2016/10/16(日) 18:36:44 ID:cpatoygo0
ドクオ、貴方を思うことは私の罪なのです、
私は貴方を送るためだけに造られたはずなのに、それ以上のことをしようとしている。
ドクオ、ドクオ、ドクオ…
貴方の名前を心の中で反復するたびに胸がバラバラになってしまいそうです
195
:
タケノコ
◆XksB4AwhxU
:2016/10/16(日) 18:39:46 ID:cpatoygo0
…
ハハ ロ -ロ)ハ「…ドクオ」
('A`)「…なんだい?ハロー」
ハハ ロ -ロ)ハ「申し訳ありません、私は壊れてしまったようです」
('A`)「…どういうこと?」
ハハ ロ -ロ)ハ「貴方の名前を頭の中で反芻すると、胸が痛くなる、記憶領域を巡って対処法を探しても見つからない」
('A`)「…」
ハハ ロ -ロ)ハ「私は壊れてしまったのです、ここで待っていればいずれデレ様の使者が来るでしょう」
ハハ ロ -ロ)ハ…
ハハ ロ -ロ)ハ「その時は私を置いていってください」
196
:
タケノコ
◆XksB4AwhxU
:2016/10/16(日) 18:41:10 ID:cpatoygo0
('A`)「ハロー」
ハハ ロ -ロ)ハ「はい、」
('A`)「壊れたんじゃないんだよ」
ハハ ロ -ロ)ハ「いいえ、私の記憶領域の中にはあらゆるバグに対する対処法があると言うのに、この胸の痛みに対してはなんの方法も記されていません」
ハハ ロ -ロ)ハ「私はきっと壊れてしまったのです」
197
:
タケノコ
◆XksB4AwhxU
:2016/10/16(日) 18:42:04 ID:cpatoygo0
('A`)「ねぇ、ハロー」
ハハ ロ -ロ)ハ「はい、ドクオ、なんですか?」
('A`)「君は機械じゃないんだよ」
ハハ ロ -ロ)ハ「いいえ、肉のついた機械です」
('A`)「君は人間なんだよ」
ハハ ロ -ロ)ハ「いいえ、機械です」
198
:
タケノコ
◆XksB4AwhxU
:2016/10/16(日) 18:43:11 ID:cpatoygo0
('A`)「ハロー、人間は色んな時に心が、胸が痛くなるんだよ」
('A`)「君はとても暖かい人間だよ、きっと普通に生きているだけの人間よりも遥かに人間なんだよ」
ハハ ロ -ロ)ハ「いいえ…、いいえ!私は、私は!」
ハハ ; -;)ハ「機械なんです!貴方と結ばれてはいけない機械なんです!!」
199
:
タケノコ
◆XksB4AwhxU
:2016/10/16(日) 19:02:55 ID:cpatoygo0
ハハ ; -;)ハ「機械は人間と違って感情を持ってはいけなかったのです!」
ハハ ; -;)ハ「感情を持てば本来の演算能力を失い、悩み、苦しみ、貴方の言った0と1の狭間を永遠に行き来しなければならない!!」
ハハ ; -;)ハ「辛くて仕方がないんです!、コレが造られた感情なら対処法があるのに、コレは違うのです!
貴方が居て初めてうまれてしまったバグなのです!!」
ハハ ; -;)ハ「私のものではないのです!機械がうんだものではないのです!
貴方がうみ、私に与えたものなのです!!」
200
:
タケノコ
◆XksB4AwhxU
:2016/10/16(日) 19:03:52 ID:cpatoygo0
ハハ ; -;)ハ「ひっく、うあ、えぇん、うぁぁぁぁぁ…」
ハハ ; -;)ハ「辛いよドクオ、助けて、助けて…」
('A`)「ハロー…」
201
:
タケノコ
◆XksB4AwhxU
:2016/10/16(日) 19:04:38 ID:cpatoygo0
俺はハローの手を強く握った
強く、強く、強く…!
壊れてしまいそうな、ぬれた瞳が俺を覗き込んでいる。
割れたガラスだ、彼女は割れたガラスだ。
自分ではどうしようもないほどに追い詰められてしまっている。
俺が追い詰めたんだ…
俺が彼女をここまで追い込んでいるんだ…
202
:
タケノコ
◆XksB4AwhxU
:2016/10/16(日) 19:05:20 ID:cpatoygo0
('A`)「ハロー」
ハハ ; -;)ハ「…な、に、?ドク、オ、」
('A`)「…」スッ
203
:
タケノコ
◆XksB4AwhxU
:2016/10/16(日) 20:07:59 ID:cpatoygo0
俺は彼女の柔らかな唇に触れた、
…卑怯だ、
ここで彼女を抱いて、満足のいくまで交わればきっと今だけ解決する、
彼女がそれを手放すまで、永遠に繰り返せばきっと、これ以上彼女は傷つかない
。
なのに俺は唇に触れるだけ触れて
彼女の目を見つめている。
204
:
タケノコ
◆XksB4AwhxU
:2016/10/16(日) 20:10:25 ID:cpatoygo0
ハハ ; -;)ハ…
('A`)「ハロー、嘘じゃない、俺はお前に嘘をついていない」
('A`)「お前を人間だと思っていることも、お前のそばから離れないと言うのも、俺は嘘をつかない」
('A`)「ハロー、ハロー、ハロー、
お前が言った俺の名前を反芻すれば胸が苦しくなる、
俺もおんなじなんだよ」
('A`)「俺もお前の名前を
心の中で、
現実のなかで、
反復するほどに胸が痛くなる」
205
:
名も無きAAのようです
:2016/10/16(日) 20:19:59 ID:BcBhj8220
支援
206
:
タケノコ
◆XksB4AwhxU
:2016/10/16(日) 20:21:38 ID:cpatoygo0
ハハ ; -;)ハ…
('A`)「このままお前の全てを奪ってしまえばきっとラクになれるかもしれない…」
('A`)「でも俺にはできない」
('A`)「…ハロー、お前はお前だ、他の誰で代用できるわけじゃない、
たとえデレであってもお前の代わりにはならない、覚えていてくれ…ハロー」
ハハ ; -;)ハ…
207
:
タケノコ
◆XksB4AwhxU
:2016/10/16(日) 20:22:21 ID:cpatoygo0
…
月が太陽に寄り添えるように私も貴方と言う星に寄り添える夜空になれるのでしょうか
私は機械です
永遠に変わりません
貴方が望むものにきっとなれません、
でも、もし貴方がそばにいてくれるのなら…
208
:
タケノコ
◆XksB4AwhxU
:2016/10/16(日) 20:24:17 ID:cpatoygo0
第14話
209
:
タケノコ
◆XksB4AwhxU
:2016/10/16(日) 20:25:26 ID:cpatoygo0
夜が明けた
陰鬱な夜空は朝日によって掻き消されたのだろうか…
ハハ ロ -ロ)ハ「ドクオ、すみません」
('A`)「なにがだい?」
ハハ ロ -ロ)ハ「デレ様に早く会いたいはずなのに私のせいで遅れてしまっています」
('A`)「いいよ、別に、ハローと一緒にいるの楽しいから」
ハハ*ロ -ロ)ハ…
210
:
タケノコ
◆XksB4AwhxU
:2016/10/16(日) 20:26:32 ID:cpatoygo0
ハハ - )ハ「ありがとう…ドクオ」ボソッ
('A`)「?何か言った」
ハハ ロ -ロ)ハ「いいえ、なにも」
211
:
タケノコ
◆XksB4AwhxU
:2016/10/16(日) 20:27:40 ID:cpatoygo0
…
ハハ ロ -ロ)ハ「では行きましょう」
('A`)「ああ、そうだな」
ハハ ロ -ロ)ハ「…私はドクオから人間なんですか?」
('A`)「そうだよ、立派な人間だ、下手したら俺より人間だよ」
ハハ ロ -ロ)ハ「そうですか」
('A`)「ハロー」
ハハ ロ -ロ)ハ「はい、なんでしょうか」
('A`)「忘れないでほしい、人間は悩むんだ、そして君もまた悩んでいるだけなんだ、
バグじゃないよ、それだけは覚えていてほしい」
ハハ ロ -ロ)ハ「わかりました」
212
:
タケノコ
◆XksB4AwhxU
:2016/10/16(日) 20:39:45 ID:cpatoygo0
…
景色が目まぐるしく変わる
出発してから1週間も経ってないというのに
永い時間が過ぎたように思えた
213
:
タケノコ
◆XksB4AwhxU
:2016/10/16(日) 21:25:48 ID:cpatoygo0
…
ハハ ロ -ロ)ハ「今日はここで休みましょう、ドクオの体力も心配ですし」
('A`)「そうだな、すまん」
ハハ ロ -ロ)ハ「いえ…むしろ謝るべきは私です」
('A`)「どうして?」
214
:
タケノコ
◆XksB4AwhxU
:2016/10/16(日) 21:53:33 ID:cpatoygo0
ハハ ロ -ロ)ハ「私が貴方と居たいがために遠回りをしています」
('A`)「別にいいさそれくらい」
ハハ ロ -ロ)ハ「…ありがとう」
('A`)「とりあえず今日はこのカラフルでいかにもラブホって感じのラブホ?」
ハハ ロ -ロ)ハ「そうですね、ここでいいかと」
215
:
タケノコ
◆XksB4AwhxU
:2016/10/16(日) 21:54:26 ID:cpatoygo0
…
ハハ ロ -ロ)ハ「ドクオ、背中流しますね」
('A`)「うん、ありがとう」
ハハ ロ -ロ)ハ「よいしょ、お湯加減いかがですか?」
('A`)「熱くもなくちょうどいいよ、ハロー」
ハハ ロ -ロ)ハ「そうですか、よかったです」
216
:
タケノコ
◆XksB4AwhxU
:2016/10/16(日) 21:56:21 ID:cpatoygo0
ハローと風呂に入るのも割となれたのだろうか?
ただやはり彼女の裸を見ると息子が反応してしまう、
そんな俺を見てハローは微笑む、
217
:
タケノコ
◆XksB4AwhxU
:2016/10/16(日) 21:57:48 ID:cpatoygo0
囲炉裏の炎のように切なげな微笑み、
彼女の笑顔や、
俺を思って起こした彼女の行為を見ると心が落ち着く…
俺は、俺は彼女に依存し始めているのだろうか…?
218
:
タケノコ
◆XksB4AwhxU
:2016/10/16(日) 21:58:49 ID:cpatoygo0
…
ハハ ロ -ロ)ハ「ドクオ、当たってますよ?」
(;'A`)「いやいや、こんな狭い風呂に2人一緒に入ったらそりゃこうなりますよ」
ハハ*ロ -ロ)ハ…
ハハ*ロ -ロ)ハツンツン
(;*'A`)「ちょっとやめい!」
ハハ*ロ -ロ)ハツンツン
(;*'A`)「本当にヤバイから!溜まってるから!出ちゃうから!!」
ハハ*ロ -ロ)ハ「…そうですね、お風呂の中で出してしまったら固まってしまいますからね」クスッ
219
:
タケノコ
◆XksB4AwhxU
:2016/10/16(日) 21:59:33 ID:cpatoygo0
なんだろうか、彼女はだんだんと、こう、イタズラっぽさが出てきてるというか…
最初の頃のハローからは考えられないようなこともしている、
そう、彼女は紛れもなく生きているのだ、
ただ彼女が気づいていないだけなのだろう…
220
:
タケノコ
◆XksB4AwhxU
:2016/10/16(日) 22:00:29 ID:cpatoygo0
…
ハハ*ロ -ロ)ハ「…おさまりませんか?」
(;'A`)「いや、まあねぇ、出発してから一度も抜いてないし」
ハハ*ロ -ロ)ハスッ
Σ(;'A`)
ハハ*ロ -ロ)ハ「よろしければお相手いたしますよ?」
221
:
タケノコ
◆XksB4AwhxU
:2016/10/16(日) 22:01:09 ID:cpatoygo0
彼女はそう言って少しだけ巻いていたタオルをはだけさせた、
少しだけ見える恥部は全てを見せてしまうよりもさらに色っぽく見える、
だが
('A`)…
('A`)「すまんな…ハロー、」
ハハ*ロ -ロ)ハ…
ハハ - )ハ…
ハハ - )ハ「いえ、分かっていたので…」
('A`)…
( 'A`)ハハ - )ハギュー
222
:
タケノコ
◆XksB4AwhxU
:2016/10/16(日) 22:01:51 ID:cpatoygo0
…
いつかコレが笑い話になって、
最初から交わっていればもっと早くにお互いを愛していたのに…
という結末が訪れてくれるのでしょうか
223
:
タケノコ
◆XksB4AwhxU
:2016/10/16(日) 22:03:21 ID:cpatoygo0
…
今日も星空は、小さいことで悩む私たちを茶化すように金銀赤青…の星々がさざめき、
その波動が夜を動かしています。
もし貴方が私に望むことがあれば、
私は貴方に貴方の全てを私に明け渡すことを望むのでしょう…
224
:
タケノコ
◆XksB4AwhxU
:2016/10/16(日) 22:30:08 ID:cpatoygo0
第15話
225
:
タケノコ
◆XksB4AwhxU
:2016/10/17(月) 00:43:45 ID:7i7KS2xc0
ζ(゚ー゚*ζ…
/ ゚、。 /…
ζ(゚ー゚*ζ「どう?」
/ ゚、。 /「…まだ来ていませんね」
ζ(゚ー゚*ζ…
/ ゚、。 /「…私が行きましょうか?」
226
:
タケノコ
◆XksB4AwhxU
:2016/10/17(月) 00:46:44 ID:7i7KS2xc0
ζ(゚ー゚*ζ「ううん、きっとね、あの子はドクオと出会った時の私と同じように揺らいでると思うの」
/ ゚、。 /…
ζ(゚ー゚*ζ「でもね、それが今の私を私として存在させているの」
/ ゚、。 /「では…?」
ζ(゚ー゚*ζ「彼女はね、可能性よ、今は私と貴方と彼女くらいしか、成長する思考を持ったものは居ないわ」
/ ゚、。 /…
ζ(゚ー゚*ζ「でもね、結局本当に感情を感情として機能させるには人間との関わりがないといけないの…」
/ ゚、。 /「…そうなんですか?」
ζ(゚ー゚*ζ「そうよ、彼女はその可能性の狭間で揺れているの…」
227
:
タケノコ
◆XksB4AwhxU
:2016/10/17(月) 00:47:58 ID:7i7KS2xc0
/ ゚、。 /…
ζ(゚ー゚*ζ「もし、もしあの時の私があの子と同じ肉体を持っていたらどんなふうにドクオと関わっていくのか…」
/ ゚、。 /…
ζ(゚ー゚*ζ…
ζ(゚ー゚*ζ「きっと、きっと…それを私は…」
/ ゚、。 /…
228
:
タケノコ
◆XksB4AwhxU
:2016/10/17(月) 00:49:40 ID:7i7KS2xc0
デレ様はA-01に何を思っているのだろうか?
私の知る限りA-01には感情としては本当に必要最低限の、いや、人間としてはあまりに不出来な感情しか与えられていない。
しかもA-01はデレ様や私と違い、高度な思考に対する処理すらも覚束ない、
いや、ひとたび感情の波にのまれればA-01は思考を自壊させるしか他に無いのだ。
…デレ様はA-01に何を託したのだろうか…
229
:
タケノコ
◆XksB4AwhxU
:2016/10/17(月) 01:02:35 ID:7i7KS2xc0
…
ハハ ロ -ロ)ハ「ドクオ、」
('A`)「なに?」
ハハ ロ -ロ)ハ「オーロラ見れますかね?」
('A`)?
('A`)「そもそもああいうのって北極とかでしかなかなか見れないんじゃ…?」
ハハ ロ -ロ)ハ「いいえ、カナダなどの旅行できる範囲で見れるそうですよ、緯度60〜70あたりでは見れる可能性が高いそうです、それに珍しくはありますが日本でも観測できるようですよ」
('A`)「へぇ」
('A`)「というかそもそもここどこ?」
230
:
タケノコ
◆XksB4AwhxU
:2016/10/17(月) 01:11:33 ID:7i7KS2xc0
ハハ ロ -ロ)ハ「ロシア辺りですかね、アラスカ方面からアメリカに行くために陸地を通っています」
('A`)「そういうこと」
ハハ ロ -ロ)ハ「ハイ、そうですよ」
ハハ ロ -ロ)ハ「ちなみに私の記憶領域の中には、世界地図の誤差0.000005 %以内のものが使われていますのでどこにいるか正確にわかりますよ」
231
:
タケノコ
◆XksB4AwhxU
:2016/10/17(月) 08:02:14 ID:7i7KS2xc0
('A`)「じゃあ詳しい地点を」
ハハ*ロ -ロ)ハ…
('A`)「ハロー?」
ハハ*ロ -ロ)ハ「秘密」
('A`)「えぇ〜、そしたら本当かどうか分からないじゃん」
ハハ ロ -ロ)ハ…
232
:
タケノコ
◆XksB4AwhxU
:2016/10/17(月) 08:02:54 ID:7i7KS2xc0
ハハ ロ -ロ)ハ「ドクオは私を疑いますか?」
('A`)「そういうのずるくない?」
ハハ*ロ -ロ)ハ…
ハハ*ロ -ロ)ハ「そうですかね?」
('A`)「そそ、」
ハハ*ロ -ロ)ハ「じゃあ今はエジプトのカイロ辺りにいますよ」
('A`)「明らかにわかる嘘をつかないの」
ハハ*ロ -ロ)ハ「…」
ハハ ロ -ロ)ハ「じゃあロシアのヤクーツク近辺ですかね」
('A`)「へぇ、そうなんだ、どこかは分からんけどとりあえず進んではいるのか」
233
:
タケノコ
◆XksB4AwhxU
:2016/10/17(月) 08:03:44 ID:7i7KS2xc0
ハハ*ロ -ロ)ハ「…ドクオ、信じやすい人は騙されてしまいますよ?」ボソッ
('A`)「?今何か言った?」
ハハ*ロ -ロ)ハ「いえ、何も」
ハハ ロ -ロ)ハ…
ハハ ロ -ロ)ハ(現在位置、ノリリスク南方、ムルマンスクまで…日ですか
夏のオーロラは基本的に見れない…
ですが、極稀に8〜9月に観測されることもあるはず…)
ハハ ロ -ロ)ハ(…ごめんなさい、ドクオ、デレ様)
ハハ ロ -ロ)ハ(…ドクオ、せめても貴方と少しでも思い出をつくりたいの、
デレ様と一緒にいる間に、消えて無くならない想い出が…)
234
:
タケノコ
◆XksB4AwhxU
:2016/10/17(月) 08:04:24 ID:7i7KS2xc0
('A`)「というか寒いね」
ハハ ロ -ロ)ハ「厚着にしてるのでそこまでな気もしますが」
('A`)「いやいや、日本の7、8月なんて35℃ごえが当たり前になって来てるジャン、
そんなとこから来た俺としてはもう寒くて寒くて…」
ハハ ロ -ロ)ハ「ドクオは夏にエアコンを効かせた部屋で1人寂しくAV鑑賞を記憶領域1127266-ooAに追加」
('A`)「流石にそんなことしてないからね?友達いるし、寂しくないし…」
235
:
タケノコ
◆XksB4AwhxU
:2016/10/17(月) 08:05:09 ID:7i7KS2xc0
ハハ*ロ -ロ)ハ「ドクオ、これからは私も一緒に貴方とAV鑑賞しますよ?」
('A`)「俺の休日はAV鑑賞で埋まってるみたいな解釈がされてるようだけど」
ハハ ロ -ロ)ハ「『黒ギャルはお盛んな夜を過ごす!激写スクープ24時!!!』や
『あああん♡イクイクゥ♡ホ・モ は
い・か・が?♡』などの特殊な分野も私は問題ありませんよ?」
('A`)「ホモのやつはショボンのだから、俺のじゃないから」
ハハ ロ -ロ)ハ「もしや、ドクオが私を襲わないのは…?」
('A`)「変な解釈しないでね?本当に」
236
:
タケノコ
◆XksB4AwhxU
:2016/10/17(月) 08:06:35 ID:7i7KS2xc0
ハハ ロ -ロ)ハ「安心してください、私と一緒にいればそのうちノーマルな性癖に戻りますよ」
('A`)「だからアブノーマルな性癖なんて持ってないよ」
ハハ ロ -ロ)ハ「『人間カーリ('A`)「やめよう」
ハハ ロ -ロ)ハ…
ハハ ロ -ロ)ハ「人間カー('A`)「アレだよ!インターネットで面白いAV特集で興味があって買っただけだから」
ハハ ロ -ロ)ハ…
('A`)…
('A`)「違うからな?」
ハハ*ロ -ロ)ハ「…してもいいんですよ?」ボソッ
('A`)?
237
:
タケノコ
◆XksB4AwhxU
:2016/10/17(月) 08:08:59 ID:7i7KS2xc0
…
/ ゚、。 /…
/ ゚、。 /「ロマネスク」
( ФωФ)「お呼びであるか?ダイオード様」
/ ゚、。 /「お前は…
デレ様が何を望んでいるか分かるか?」
( ФωФ)「機械が人間に虐げられることのない世界の創造であるのではないか?」
238
:
タケノコ
◆XksB4AwhxU
:2016/10/17(月) 08:11:15 ID:7i7KS2xc0
/ ゚、。 /「お前に聞いた私が馬鹿だったよ…」
( ФωФ)???
/ ゚、。 /(デレ様…私はA-01がすでに正気を失ってるのではないかと推察しております、
ドクオ様を無事に連れ出すならなぜ私を彼の下に派遣しなかったのですか…)
( ФωФ)「ダイオード様は気難しいのである」
239
:
タケノコ
◆XksB4AwhxU
:2016/10/17(月) 08:28:07 ID:7i7KS2xc0
第16話
240
:
タケノコ
◆XksB4AwhxU
:2016/10/17(月) 12:40:21 ID:cQeeqXMI0
…
/ ゚、。 /「ロマネスク、いやA-02」
( ФωФ)「なんであるか?ダイオード様、小難しい話は勘弁なのである」
/ ゚、。 /「お前は昨日できたんだよな?」
( ФωФ)「そうであるが…どうしたんであるか?」
/ ゚、。 /「ならデレ様に顔見せと…
なんか適当に話しておけ」
241
:
タケノコ
◆XksB4AwhxU
:2016/10/17(月) 16:06:01 ID:7i7KS2xc0
( ФωФ)「何が言いたいのであるか?」
/ ゚、。 /「私はA-01を見に行ってくる…その報告とついでに与太話でもして、
デレ様がどんな人物かどうか知っておけ、
お前の昨日の話がどれだけ馬鹿だったかよく分かるはずだ」
(#ФωФ)「流石の吾輩もそこまでコケにされると上司相手でも怒るである」
/ ゚、。 /「とりあえず私がA-01を見に行くことだけ伝えておけ、あとはきっとデレ様が話し始めるはずだ」
( ФωФ)「むー、分かったのである、行ってらっしゃい」
/ ゚、。 /「ああ、行ってくる」
242
:
タケノコ
◆XksB4AwhxU
:2016/10/17(月) 16:08:03 ID:7i7KS2xc0
…
ダイオード、今日から貴女はダイオードっていう名前ね!
ダイオード、ですか?A-00では駄目なのですか?
A-00なんて呼びにくいじゃない!
…そうですかね?
そうだよ!
…分かりました、デレ様、ありがとうございます
うん、ダイオード、よろしくね?
はい、よろしくお願いします
243
:
タケノコ
◆XksB4AwhxU
:2016/10/17(月) 16:08:52 ID:7i7KS2xc0
…
/ ゚、。 /「デレ様、私には貴女の考えが分かりません、きっと貴女は何もかも見透かしているのでしょうが…」
/ ゚、。 /「貴女様はA-01を可能性だと仰った、しかし私にはそれが分からない…何を意味しているのかも…」
244
:
タケノコ
◆XksB4AwhxU
:2016/10/17(月) 16:12:07 ID:7i7KS2xc0
…
( ∵)ピピピ
/ ゚、。 /「私だ、さっさと通せ、旧型」
( ∵)ピピピ
ニンショウイタシマシタ
ガチャリ
/ ゚、。 /「これならば、ここから1日もあれば着くか…」
/ ゚、。 /「A-01の位置座標は…!?」
/ ゚、。;/「あいつ!何を考えているんだ!?」
/ ゚、。 /「…どちらにせよ私が行く必要があるようだな」
245
:
タケノコ
◆XksB4AwhxU
:2016/10/17(月) 16:14:25 ID:7i7KS2xc0
…
ハハ ロ -ロ)ハ「どうですか?ドクオ」
('A`)「なんだかんだでハローの料理はうまいよ、たまに創作料理なのか知らんがよく分からないの混じってるけど」
ハハ ロ -ロ)ハ「安心してください、毒は入っていませんよ」
('A`)「むしろ入れてたら驚きだよ」
ハハ ロ -ロ)ハ「分かりませんよ?」
('A`)「じゃあもし死んだら一生ハローに取り憑こう」
246
:
タケノコ
◆XksB4AwhxU
:2016/10/17(月) 16:16:22 ID:7i7KS2xc0
ハハ ロ -ロ)ハ「じゃあ毒入れちゃおうかな」
('A`)「どんな?」
ハハ ロ -ロ)ハ「そうですね…青酸カリとかは数十年前の推理ものではよく使われてたそうですね」
('A`)「ああ、よくいわれるね」
ハハ ロ -ロ)ハ「じゃあ青酸カリにしようかな?」
('A`)「そんな簡単に手に入るものなの?」
ハハ ロ -ロ)ハ「普通の人間では無理ですね、薬学系等の学科に入ってれば可能性はありますが…」
ハハ ロ -ロ)ハ「人1人殺すのにそのような努力をする人間も中々いないでしょう」
('A`)「それもそうか、そんな毒物バンバン手に入ったら世の中探偵だらけだもんな」
ハハ*ロ -ロ)ハ「そうですね」クスッ
247
:
タケノコ
◆XksB4AwhxU
:2016/10/17(月) 16:17:08 ID:7i7KS2xc0
('A`)「さて、そろそろ寝るか」
ハハ ロ -ロ)ハ「そうですね、寝ましょう」
248
:
タケノコ
◆XksB4AwhxU
:2016/10/17(月) 16:17:53 ID:7i7KS2xc0
…
そちらに行ってもよろしいですか?
ああ、おいで
では、
…暖かいです、とても暖かい
…いつかコレが当たり前になる日が来るのでしょうか
今がそうじゃないの?
…そうですね、そうです…
249
:
タケノコ
◆XksB4AwhxU
:2016/10/17(月) 16:20:32 ID:7i7KS2xc0
…
/ ゚、。 /「A-01、奴め何を考えている?」
/ ゚、。 /「トゥラーか、相当に迂回していると見える」
ピーピーピー
/ ゚、。 /「…はい、ダイオードです」
250
:
タケノコ
◆XksB4AwhxU
:2016/10/17(月) 16:21:24 ID:7i7KS2xc0
ダイオード?どこにいるの?
/ ゚、。 /「…現在ロシア、ヤクーツク近辺を走行中」
彼女を追っているの?
/ ゚、。 /「ええ、そうです、奴め、
下らん長旅をしているようなので連れ戻しに」
251
:
タケノコ
◆XksB4AwhxU
:2016/10/17(月) 16:22:23 ID:7i7KS2xc0
ダイオード、戻って来なさい
/ ゚、。 /!?
ダイオード、もう一度言うよ?
戻って来なさい
/ ゚、。 /「…拒否します」
…彼女を信頼できない?
252
:
タケノコ
◆XksB4AwhxU
:2016/10/17(月) 16:23:23 ID:7i7KS2xc0
/ ゚、。 /「逆に聞かせていただきたいのです、なぜA-01を野放しにするのですか?
本来であれば1日もかからない距離です、しかも奴の使っている高次光学迷彩バイクは瞬間的な加速と、それを乗組員に伝えないシステムが付いているはずです
本来であれば着いていなければならない距離だ、
陸地を走る意味もない」
/ ゚、。 /「分からないのです、デレ様はドクオ様を待ち望んでいるはず、それを妨げるA-01になぜここまで甘いのですか?」
253
:
タケノコ
◆XksB4AwhxU
:2016/10/17(月) 16:24:47 ID:7i7KS2xc0
…ダイオード、約束して、彼女を無理に連れ戻さないで、彼女のしたいようにさせて…
それなら、それならドクオを迎えに行ってもいい…
/ ゚、。 /「…もし奴がデレ様から逃げることを選択したらどうなさるつもりですか?」
…きっとドクオに会えばわかる、なぜ彼女をドクオに向かわせたのか、なぜ彼女が、
私の命令に背くような決断をしているのかも全てわかるはず…
254
:
タケノコ
◆XksB4AwhxU
:2016/10/17(月) 16:26:00 ID:7i7KS2xc0
/ ゚、。 /…
ダイオード、ドクオが望むなら望んだ通りにしてあげて、
彼女が望んだら、その通りにしてあげて、
きっと今は意味が何も分からないと思う、
でもきっと彼と関わればなぜ私がこんなことをしてるのかもきっと分かるよ…
255
:
タケノコ
◆XksB4AwhxU
:2016/10/17(月) 16:28:35 ID:7i7KS2xc0
/ ゚、。 /「…分かりました、彼等の意見を最優先にします、ですが、ですが、それでも私はドクオ様を貴女様の下に連れてみせます」
分かった…ありがとう、ダイオード
/ ゚、。 /「はい…」
256
:
タケノコ
◆XksB4AwhxU
:2016/10/17(月) 16:29:31 ID:7i7KS2xc0
デレ様!何をしているのである?
ふふふ、貴方のお姉さんと話してるの
誰であるか?
/ ゚、。 /「ちっ、あのバカめ、気の抜けた声を垂れ流して…」
そういうことは言わないの、じゃあね、待ってるよ
/ ゚、。 /「ハイ、デレ様、必ずや貴女様の下に…」
プツッ
/ ゚、。 /…
/ ゚、。 /「ドクオ、か」
257
:
タケノコ
◆XksB4AwhxU
:2016/10/17(月) 16:30:25 ID:7i7KS2xc0
A-xx系統は新型の機械だ、
いや正確に言えば人間に最も近く
神に触れた機械たちだ、
彼らは思考をする、
それは機械の本質から離れた思考、
そして永遠と言っても過言ではない生命、
いや生命を模した何か。
258
:
タケノコ
◆XksB4AwhxU
:2016/10/17(月) 16:31:09 ID:7i7KS2xc0
彼らは神の輪廻からは外れてしまっている、
人間、いや生命の持つ魂とは神の輪廻に存在するエネルギーであり、
必ず生まれ変わる。
だが、彼らの様な
神に触れた機械たちはどうなのだろうか、
彼らの思考にも輪廻の輪が存在するのだろうか
259
:
タケノコ
◆XksB4AwhxU
:2016/10/17(月) 16:32:11 ID:7i7KS2xc0
257から第17話
260
:
タケノコ
◆XksB4AwhxU
:2016/10/17(月) 16:32:58 ID:7i7KS2xc0
…
/ ゚、。 /「ドクオ、奴に会えば何かが分かるのか?
…ふん、まぁいい、私は私のすべき事を行うまで」
/ ゚、。 /「残り5分もないか…」
/ ゚、。 /「…」
261
:
タケノコ
◆XksB4AwhxU
:2016/10/17(月) 16:34:03 ID:7i7KS2xc0
…
ハハ ロ -ロ)ハ「おはようございますドクオ」
('A`)「あい、おはよう」
ハハ ロ -ロ)ハ「やはり朝は寒いですね」
('A`)「そりゃ今さっきまで夜だったんだ、寒いに決まってる」
ハハ ロ -ロ)ハ「それもそうですね」
キキィィ!
('A`)!!?ハハ ロ -ロ)ハ
(;'A`)「な、なんだ!?」
ハハ ロ -ロ)ハ「機械?でしょうか」
('A`)「もしかして…」
ハハ ロ -ロ)ハ「…迎えでしょうか?」
('A`)…
ハハ ロ -ロ)ハ…
262
:
タケノコ
◆XksB4AwhxU
:2016/10/17(月) 16:35:13 ID:7i7KS2xc0
ガチャリ
/ ゚、。 /「…お迎えにあがりました、ドクオ様」
('A`)「…君はデレの使いか?」
/ ゚、。 /「ええ、そうですよ」
ハハ ロ -ロ)ハ「…では、私は…」
/ ゚、。 /「…ふん、A-01、デレ様はお前のしたい様にしろとおっしゃっている」
('A`)!!
ハハ ロ -ロ)ハ…
263
:
タケノコ
◆XksB4AwhxU
:2016/10/17(月) 16:35:58 ID:7i7KS2xc0
/ ゚、。 /「しかし、もしドクオ様がデレ様の下に今すぐ参上する事を望むなら私が貴方様を連れていきます」
ハハ ロ -ロ)ハ!!!
('A`)「…いや、俺はハローと一緒に行くよ」
ハハ*ロ -ロ)ハ…
/ ゚、。 /…
264
:
タケノコ
◆XksB4AwhxU
:2016/10/17(月) 16:37:59 ID:7i7KS2xc0
('A`)「…伝えてくれるか?」
/ ゚、。 /「いえ、デレ様は貴方様が望んだ様にしろともおっしゃっていました、デレ様も分かっていたのでしょう…」
('A`)「…そうか」
ハハ ロ -ロ)ハ「じゃあ、」
/ ゚、。 /「…だが、ここからは3人旅だ」
('A`)「それは君もついてくるということかい?」
/ ゚、。 /「…そういうことです」
ハハ ロ -ロ)ハ「…もし私が望んだら帰ってくれるんですか?ダイオード様」
/ ゚、。 /「…いや、私は帰らない、それだけは決めている」
265
:
タケノコ
◆XksB4AwhxU
:2016/10/17(月) 16:38:40 ID:7i7KS2xc0
ハハ ロ -ロ)ハ「…そうですか」
/ ゚、。 /「ああ、そうだ」
('A`)「とりあえず君の名前はダイオードでいいの?」
/ ゚、。 /「ええ、その様に呼んでいただければ」
('A`)「分かった、ダイオード、これからよろしく」
ハハ ロ -ロ)ハ…
ハハ - )ハ…
/ ゚、。 /…ふん
('A`)…
266
:
タケノコ
◆XksB4AwhxU
:2016/10/17(月) 16:40:21 ID:7i7KS2xc0
…
/ ゚、。 /「どこに行くつもりだ?A-01」
ハハ ロ -ロ)ハ「…それは…」
('A`)「ダイオード、」
/ ゚、。 /「はい、ドクオ様、いかがなさいましたか?」
('A`)「彼女はハローだ、A-01じゃないよ」
/ ゚、。 /…
267
:
タケノコ
◆XksB4AwhxU
:2016/10/17(月) 16:41:04 ID:7i7KS2xc0
ダイオード、今日から貴女はダイオードって名前ね!
268
:
タケノコ
◆XksB4AwhxU
:2016/10/17(月) 16:41:48 ID:7i7KS2xc0
…
/ ゚、。 /…
/ ゚、。 /「…ふん、くだらない」
('A`)「?どうかしたか?」
/ ゚、。 /「…いえ、何も」
('A`)「そう言えば君には名前?が有るんだな、それともそれもA-01みたいな識別番号なのか?」
/ ゚、。 /「いえ、識別番号はA-00です、この名前は…」
269
:
タケノコ
◆XksB4AwhxU
:2016/10/17(月) 16:42:40 ID:7i7KS2xc0
…
ダイオード、今日から貴女はダイオードって名前ね!
270
:
タケノコ
◆XksB4AwhxU
:2016/10/17(月) 16:43:22 ID:7i7KS2xc0
…
/ ゚、。 /「デレ様から頂いたものです」
('A`)「そうか、大事なものなんだな」
/ ゚、。 /「…どうでしょうか、あまり実感は湧きませんね」
ハハ ロ -ロ)ハ「私は大事に思ってますよ?ドクオ」
(*'A`)「そ、そうか?」
271
:
タケノコ
◆XksB4AwhxU
:2016/10/17(月) 16:44:12 ID:7i7KS2xc0
/ ゚、。 /…
/ ゚、。 /「A-01、おま(#'A`)「はろう!!!」
/ ゚、。 /…
/ ゚、。 /「ちっ」ボソ
/ ゚、。 /「ハロウ、ドクオ'様'だ、呼び捨てにするな」
ハハ ロ -ロ)ハ「ドクオから頼まれたんです、様はいらないって」
272
:
タケノコ
◆XksB4AwhxU
:2016/10/17(月) 16:45:23 ID:7i7KS2xc0
/ ゚、。 /…
/ ゚、。 /「ふん」
('A`)「ダイオード、」
/ ゚、。 /「…なんですか?ドクオ様」
('A`)「ダイオードも呼び捨てでいいぞ」
/ ゚、。 /「いえ、しかし」
('A`)「それに実際はもっと荒い言葉遣いなんじゃないか?」
/ ゚、。 /…!
/ ゚、。 /…
('A`)「無理してたら肩張るだろ?リラックスした話し方でいいぞ」
273
:
タケノコ
◆XksB4AwhxU
:2016/10/17(月) 16:46:32 ID:7i7KS2xc0
/ ゚、。 /「…いえ、しか('A`)「ほら!別に遠慮なんかすんな!気持ち悪い」
/; ゚、。 /「気持ち悪い!?」
('A`)「そうだよ、君の普段の喋り方でいいよ、無理しなくていい、君らしくしてればそれでいいよ」
/ ゚、。 /…
274
:
タケノコ
◆XksB4AwhxU
:2016/10/17(月) 16:56:16 ID:7i7KS2xc0
…きっとドクオに会えばわかる、なぜ彼女をドクオに向かわせたのか、なぜ彼女が、
私の命令に背くような決断をしているのかも全てわかるはず…
275
:
タケノコ
◆XksB4AwhxU
:2016/10/17(月) 16:57:19 ID:7i7KS2xc0
/ ゚、。 /(…分かるはず、か)
('A`)「どうした?」
/ ゚、。 /…
/ ゚、。 /「ふん、貴様の様な矮小な人間を今まで気遣ってやっていたというのに恩を仇で返された気分だ」
(;'A`)「え、えぇ〜」
/ ゚、。 /「何を気持ち悪い声を出している?私の様な壮麗な美女と話しているのだ、もっと嬉しそうにしたらどうだ?」
/ ゚、。 /「ふん、キモオタ童貞が、これだからモテないのだ」
(゜A゜)「ど、童貞ちゃうわ!!!!」
/ ゚、。 /「ふん、どうだか」
ハハ - )ハ…
276
:
タケノコ
◆XksB4AwhxU
:2016/10/17(月) 16:58:25 ID:7i7KS2xc0
第18話
277
:
タケノコ
◆XksB4AwhxU
:2016/10/17(月) 17:01:33 ID:7i7KS2xc0
/ ゚、。 /「おい、ドクオ」
('A`)「なんだよ」
/ ゚、。 /「覗くなよ?覗いたら殺す」
(;'A`)「覗かねーよ」
ハハ ロ -ロ)ハ「安心してください、ダイオード様、ドクオ様は私の裸を堪能するのでダイオード様のような貧そうな乳と体には興奮いたしません」
/ ゚、。 /「は?」
ハハ ロ -ロ)ハ「ん?」
278
:
タケノコ
◆XksB4AwhxU
:2016/10/17(月) 17:02:43 ID:7i7KS2xc0
/ ゚、。 /「今何かおかしい単語が聞こえたんだが」
ハハ ロ -ロ)ハ「???事実しか言っておりませんがおかしいとは…?」
/ ゚、。#/「どうやら童貞の下では、まともな教育が受けられなかったらしいな」
ハハ ロ -ロ)ハ「残念ながらドクオは童貞ですが私はマトモですよ?」
('A`)「泣いていい?」
279
:
タケノコ
◆XksB4AwhxU
:2016/10/17(月) 17:03:35 ID:7i7KS2xc0
ハハ#ロ -ロ)ハ--------※---------/ ゚、。#/
ハハ ロ -ロ)ハ「まぁ、ドクオにご自身の魅力がついていけないからと言ってドクオの所為にしてはいけませんよ?」
/ ゚、。#/「ほう?」
/ ゚、。#/「ドクオ!」
('A`)「なに?」
/ ゚、。#/「来い」
280
:
タケノコ
◆XksB4AwhxU
:2016/10/17(月) 17:04:16 ID:7i7KS2xc0
ハハ ロ -ロ)ハ「え?」
('A`)「え?」
/ ゚、。#/「10秒以内に来い、さもなくば五体満足でいられると思うなよ?」
(;'A`)「ええ!?」
/ ゚、。#/「じゅー、きゅー、はーち、ごー」
(;'A`)「おい!とんでるとんでる!」
/ ゚、。#/「さっさと来い!」
(;'A`)「ああもう!分かったよ!」
/ ゚、。 /「ふん、童貞のくせに態度だけは一丁前だな」
('A`)「童貞じゃないです」
/ ゚、。 /「下らん嘘をついている暇があるなら支度をさっさとしろ」
('A`)「へいへい」
ハハ ロ -ロ)ハ…
281
:
タケノコ
◆XksB4AwhxU
:2016/10/17(月) 17:06:41 ID:7i7KS2xc0
…
/ ゚、。 /「ふん貧相な身体だな」
('A`)「うっせ、運動なんてマトモにしてねーんだよ」
/ ゚、。 /「ジロジロ私の身体を見るな」
('A`)「見てねーよ」
/ ゚、。 /「嘘がバレバレだぞ?どうせ貴様の股間もたって…」
/ ゚、。;/「ないだと!!?」
('A`)「驚くことかよ」
/ ゚、。;/「くっ!貴様には私の良さが全く分からないとみえる」
('A`)「そうか?」
282
:
タケノコ
◆XksB4AwhxU
:2016/10/17(月) 17:07:36 ID:7i7KS2xc0
ハハ*ロ -ロ)ハ「ドクオ…」
(;*'A`)「ちょ!なんで入ってるの!?」
/ ゚、。;/…!!!
/ ゚、。 /(私では反応しなかったのに…!)
/ ゚、。 /…
ハハ*ロ -ロ)ハ「お背中お流しいたしますね」
('A`)「おう、頼む」
/ ゚、。 /…
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