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( ^ω^)スプラトゥーンのようです
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――ハイカラシティ ロビー
('A`)「よぅブーン。どうやら今の試合勝ったみたいだな」
(*^ω^)「おードクオいいところに!接戦だったけどなんとか勝ったお!」
('A`)「そりゃ良かった。ブーンもこのゲーム初めて一週間くらいか?」
(*^ω^)「だおだお!今の勝利でようやくランク10になったお!」
('A`)「ほほう……。ということはようやくガチマッチが出来るわけか」
( ^ω^)「そういえば今ガチマッチが解放されたってアナウンスがあったお」
( ^ω^)「そこで質問なんだけど、ガチマッチに備えてブキを変えようかと思ってるんだお!」
( ^ω^)「今までブーンは最初に貰ったブキ、わかばシューターを使ってたんだけどなにかオススメあるかお?」
('A`)「まぁガチマッチはナワバリと違って戦術やルールが違うからな。いろんなブキ使えるのに越したことないか」
('A`)「ただ初めに言っておくが、どんなブキでも長所や短所がある。絶対に弱いってブキはない」
('A`)「だから俺自身これ使えってのはないんだが、これ使うなっていうのはある」
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(;^ω^)「ちょちょちょ、待つお!」
(;^ω^)「ショボンは自分のチームを持っていたはずだお!」
(;^ω^)「それなのになんでお兄さんのチームにいるんだお? 自分のチームはどうしたんだお?」
(,,゚Д゚)「さあな。 すまないが俺も詳しいことは知らねぇ」
(,,゚Д゚)「俺もショボンはシャキンさんとは別でやるって聞いてたし、加入した時は驚いた」
(;^ω^)「ショボン……。 あれからずっと探してるのに会えなかったお……」
(;^ω^)「ずっと君のことを聞きたかったのに……一体どうなってるんだお……?」
(;^ω^)「申し訳ないけど……僕をショボンに会わせてくれないかお?」
(;^ω^)「お願いだお……」
(,,゚Д゚)「悪いがそれは出来ねえ。 なぜならあいつがどこにいるか俺にもわからねえんだ」
(,,゚Д゚)「ずっとシャキンさんや上位メンバーから英才教育を受けているらしく、会おうにも会えるような状況じゃねえ」
(,,゚Д゚)「それに俺はあいつのこと快く思ってねえしな。 英才教育は俺が受けたかったぜゴルァ」
(;^ω^)「……ショボン」
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(,,゚Д゚)「さて、俺がショボンについて知っているのはこれくらいだ」
(,,゚Д゚)「そしてここまで話した意味、わかってるよな?」
(;^ω^)「……わかったお。 君と戦うお」
(;^ω^)「ショボンの情報、ありがとうだお」
(,,゚Д゚)「お前と戦えるならこれくらい安いもんさ。 さて、早速やろうじゃねーか」
( ^Д^)「ちょーーーーーーーーーーっと待ったーーーーーーーー! その戦い、オレも参加していいかな?」
( ^Д^)「是非ともシャキンチームの人と戦ってみたかったんだ☆ 頼むよ!」
(,,゚Д゚)「あぁ、いいぜ。 お前も一緒に来いよ」
( ^Д^)「サンキュー! 恩に着る☆」
(,,゚Д゚)「いいってことよ。 どうせ俺のブキの前では何人いようが関係ないしな」
(,,゚Д゚)「準備出来たら教えてくれよ。 俺はいつでもOKだ」
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(;^ω^)「プギャー……どうして君もこの戦いに参加するんだお?」
( ^Д^)「そ・れ・は・な! 愛するブラザーの顔色が悪いからに決まってるからさ☆」
( ^Д^)「今の状態のブーンを一人にさせるわけにはいかない……そう思っただけだ!」
(;^ω^)「プギャー……」
( ^ω^)「ありがとうだお」
( ^Д^)b「その顔、グーーーーーーーーッド!」
( ^Д^)「さて、戦う以上当然勝ちを目指さなければならない!」
( ^Д^)「でも相手は最強プレイヤーが率いるチームの一員! 強敵なのは間違いない!」
( ^Д^)「でもこの状況、わくわくしないかブーン?」
( ^ω^)「わくわくかお?」
( ^Д^)「ブーンがどれくらい対人戦が強くなったのかを確かめる……絶好の相手☆」
( ^Д^)「オレはそう思っているのだが……ブーンはそう思わないのかい?」
( ^ω^)「そう思うお!」
( ^Д^)「いいねえいいねえ! さあ、戦う準備は出来た!いざ行こうじゃないか☆」
( `ω´)「やーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!」
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――ガチエリア アンチョビットゲームズ
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( ^Д^)「ここはなかなか特殊なギミックステージ!」
( ^Д^)「予期せぬ時にギミックが作動し逃げ場がなくなったりするが……」
( ^Д^)「いついかなる時でも冷静に対処しようじゃないか☆」
( ^ω^)「わかったお!」
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(,,゚Д゚)「ゴルアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!」
( ^ω^)「プギャー! そこにギコさんがいるお!」
( ^Д^)「オーケイ☆ まずはブーン、ポイズンを当ててくれ!」
( ^Д^)「オレが詰めて倒そうじゃないか!」
( ^ω^)ノ●「わかったお! いでよポイズン!」ッポイ
...(,,゚Д゚)「ッチ……ポイズンか……小癪なマネを」ヨタヨタ
( ^ω^)「いまだおプギャー!」
( ^Д^)「わかったぜ☆ 悪いが倒させてもらうよ!」
( ^Д^)「受けろ! ボールドマーカーの裁きを☆」
バババババババ...
バシュッ
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( ^ω^)「ナイスだお!」
( ^Д^)「サンキュー! さて、せっかくギコを倒したんだ!」
( ^Д^)「彼が戻ってくるうちにエリアを塗ろう☆」
( ^ω^)「わかったお! 塗りはもみじちゃんの十八番だお!」
( ^ω^)「塗り塗り〜♪」
( ^ω^)「塗りは楽しいお〜♪」
( ^Д^)「……」チラッ
( ^Д^)「……!?」
(;^Д^)「逃げるんだブーン!」
( ^ω^)「どうしたんだおプギャー。 まだエリアは塗り終えてないお!」
( ^ω^)「ギコさんが来る前に確保しなくちゃだお!」
(;^Д^)「それが来てるんだよ! だからその場からはやく逃げるんだ☆」
( ^ω^)「来てるってどこにいるんだお? それにさっき倒したばかりだお」
( ^ω^)「復活して戻ってくるまでまだ時間はあるお!」
(;^Д^)「時間はもうない! ギコは"上から降ってくる"ぞ!!!!!!!!!!!!!!」
バシャアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアン!!!!
バシュッ
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――リスポン地点
( ゚ω゚)「……」
( ゚ω゚)「な、なんだお……? いったい何が起きたんだお!?」
( ゚ω゚)「ブーンは何で倒されたんだお!?」
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(,,゚Д゚)「ほう……。 二人とも倒せたと思ったんだがな」
(,,゚Д゚)「ボールドマーカーの癖に……なかなかやるじゃねえか」
(,,゚Д゚)「さっき倒された借りを返させてもらうぜゴルァ!」
(;^Д^)「……参ったなこれは」
(;^Д^)「復短ステジャンダイナモ、か」
(;^Д^)「こいつはなかなかハードな試合になりそうだ☆」
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果たして自分の対人能力は上がったのか、そうではないのか
それを試す戦いがいま始まる!
第二十三話 ダイナモゴリラ
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おまけ
――ギアってなーに?
( ^Д^)「さて、今回はギアについてだ☆」
( ^ω^)「たびたびスレで出てた話題だなブラザー★」
( ^Д^)「この作品ではいままでギアを出さないでやってきたんだが……」
( ^Д^)「実際のスプラトゥーンでは必ず使う自分の能力を上げる装備品みたいなものなんだ☆」
( ^ω^)「必ず使うのに今までなぜ出さなかったんだ? 不思議だZE!」
( ^Д^)「ギアを出すといろいろと複雑になってしまい、スプラトゥーンをやったことない人には混乱するかもしれないってのが理由だな☆」
( ^Д^)「あとは単純に作者の力不足さ!」
( ^ω^)「なるほど、力不足か!なら仕方がないな★」
( ^ω^)「でもそんなギアをなぜ今更やろうと思ったんだいこの作者は?」
( ^Д^)「それはギコが使っているブキ、『ダイナモローラー』と……」
( ^Д^)「ギアの能力の一つ、『ステルスジャンプ』(略称:ステジャン)と『復活時間短縮』(通称:復短)が切っても離せない関係性があるからだ☆」
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( ^Д^)「まず、ギアは自分の能力を上げることが出来る装備品なんだが……」
( ^Д^)「その上げることが出来る能力はたくさんある☆」
( ^ω^)「例えばどんなのがあるんだい?」
( ^Д^)「攻撃力を上げることが出来る、『攻撃力アップ』や、敵からの攻撃を軽減出来る『防御力アップ』……」
( ^Д^)「ヒト状態での移動速度を上げれる『ヒト移動速度アップ』やイカ状態の速度を上げれる『イカ移動速度アップ』が有名だな☆」
( ^ω^)「簡単に上げれるとは言うけど、どれくらい上がるもんなんだい?」
( ^Д^)「それでは攻撃力アップを付けたらどうなるかを見てみよう!」
( ^Д^)「もみじシューターの場合、一発のダメージが28なのは知っているよな☆」
( ^ω^)「イエス! プレイヤーHPは100だから、四発当たらないと倒すことは出来ない★(>>94参照)
( ^Д^)「でも攻撃力アップを積むと、なんと一発のダメージを上げることが出来るんだ!」
( ^ω^)「な、なんだってー!」
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( ^ω^)「ということは攻撃力アップをたくさん積めば、もみじちゃんでも一発で敵を倒せるようになるのかい?」
( ^Д^)「そう思うだろ? それがそう甘い話でもないのさ☆」
( ^ω^)「というと?」
( ^Д^)「それぞれのブキにはダメージ上限っていうのが決まっているんDA」
( ^Д^)「つまり、どれだけ攻撃力アップを積んでもこれ以上ダメージは上げれませんよってことさ☆」
( ^Д^)「ちなみにもみじシューターのダメージ上限は33.3ダメージ!」
( ^ω^)「33.3ダメージってことは、100ダメージ以上与えるためには四発必要★」
( ^ω^)「ということは攻撃力アップを積んでも積まなくても結局四発の当てないと駄目ってことなのかい?」
( ^Д^)「そのとーり! でも、果たして試合を通してずっとHP100(無傷の状態)でいられることは出来るだろうか?」
( ^Д^)「ちょっと敵インクを踏んでしまった、混戦から抜け出した、対人で勝ったけどダメージを負った状態……」
( ^Д^)「いろんな場面で、ふとしたきっかけでダメージが入ってしまう場合はたくさんある☆」
( ^Д^)「そういう時、ダメージ上限まで攻撃力アップを積んでいて三発当てたら敵に99.9ダメージを与えられる……」
( ^Д^)「ということはなんでもいいから敵に0.1ダメージでも入っていれば、もみじでも三発で敵を倒せるってことさ☆」
( ^Д^)「こういうのを、疑似○確(もみじの場合は三発なので三確)と言うんだ」
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( ^ω^)「なるほど……。決して意味がないってわけではないのか★」
( ^Д^)「そういうことさ!」
( ^Д^)「さてと☆ 前置きはこれくらいにして、話をステルスジャンプと復活時間短縮に戻そう!」
( ^Д^)「復活時間短縮はその名の通り、倒された後復活するまでの時間が短くなるって品物さ☆」
( ^Д^)「復活時間短縮については特にこれ以上の説明はないかNA! 問題はステルスジャンプだ☆」
( ^ω^)「いったいこれはどういう能力が上がるんだいブラザー!」
( ^Д^)「実はこの能力(ギアパワー)は、能力の底上げをするものではない!」
( ^Д^)「スーパージャンプするとき、必ず誰かがここに飛んできますよという合図(マーカー)が出るだろ?(>>301参照)」
( ^Д^)「でもこのステジャン(ステルスジャンプ)を付けていれば、そのマーカーが出なくなるのさ☆」
( ^ω^)「な、なんだってー!」
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( ^Д^)「マーカーが出ないってことは、着地狩りされにくい状況を作ることが出来る!」
( ^Д^)「着地狩りの心配をせず、安心して前線まで飛ぶことが出来るってわけ☆」
( ^ω^)「なるほど★ だからブーンはギコさんがスパジャンしてきているのがわからなかったのか!」
( ^ω^)「でもなんでブラザーはギコさんが来ているのがわかったんだい?」
( ^Д^)「ステジャンを積むと確かにはマーカーは消える!」
( ^Д^)「でも、ジャンプして飛んできている様子は見ることが出来るんだ☆」
( ^Д^)「だから敵でステジャンを付けてる人がいれば、不意に攻撃されないように上を見ているのも重要なんだな☆」
( ^ω^)「なるほど……☆ まったく、スプラトゥーンってのは奥が深いぜ!」
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( ^ω^)「ということで今日はここまで!」
( ^ω^)「肝心のダイナモローラーの説明は次回やるから楽しみにしてくれよな☆」
( ^ω^)ノ「それではアデュー!」
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今回はこれで終わりです
ダイナモローラーは更新の度に弱体化しているブキですが、
いまだに前線で戦えるほどの力を持っています
初期はどれだけ凶悪だったのか……
あと補足を
前話のドゥルルルルルルルルルルルル...(>>831等)はハイドラントのチャージ音で、
ちょくちょく出てくる作中の◇◆◇は、これから過去話が始まるよーという合図です
解り辛くてすみません……
いつも乙、感想ありがとうございます
今年中にもう一話投下出来れば、と思っています
それではまた次回よろしくお願いします
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おつおつ、年内にもう一度投下があるなんて楽しみ
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乙
最初期のダイナモは今思うと狂ってたな。一番大事な回転率が大幅に下がってもなお一線級って・・・
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乙大好き
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( ^ω^) ブーン
現在のウデマエ S
愛用ブキ もみじシューター
異名 無し
('A`) ドクオ
現在のウデマエ S+99(四傑)
愛用ブキ パブロ
異名 筆卸しのドクオ
( ゚∀゚) 長岡
現在のウデマエ C+
愛用ブキ シャープマーカー
異名 C帯の帝王
ノパ⊿゚) ヒート
現在のウデマエ S+
愛用ブキ ホットブラスターカスタム
異名 ホットヒート
(´・ω・`) ショボン
現在のウデマエ S
愛用ブキ 52ガロン
異名 無し
( ゚д゚ ) ミルナ
現在のウデマエ A
愛用ブキ ノヴァブラスターネオ
異名 無し
从 ゚∀从 ハインリッヒ高岡
現在のウデマエ B+
愛用ブキ スプラローラーコラボ
異名 ?
ξ゚⊿゚)ξ ツン
現在のウデマエ S
愛用ブキ スプラスコープワカメ
異名 無し
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(#゚;;-゚) でぃ
現在のウデマエ S
愛用ブキ バケットスロッシャー
異名 無し
<ヽ`∀´> ニダー
現在のウデマエ A+
愛用ブキ H3リールガンD
異名 無し
( ・∀・) モララー
現在のウデマエ S
愛用ブキ スプラスピナーコラボ
異名 バッドパーソナリティ
(`・ω・´) シャキン
現在のウデマエ S+99(四傑)
愛用ブキ ?
異名 ?
(゚、゚トソン トソン
現在のウデマエ S+99(四傑)
愛用ブキ スプラシューター
異名 戦場の舞姫
o川*゚ー゚)o キュート
現在のウデマエ S+99
愛用ブキ ハイドラントカスタム
異名 ロリ幼女と機関銃
( ^Д^) プギャー
現在のウデマエ S
愛用ブキ ボールドマーカー
異名 宣教師
(,,゚Д゚) ギコ
現在のウデマエ S
愛用ブキ ダイナモローラー
異名 ダイナモゴリラ
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――ハイカラシティ 広場
o川*゚ー゚)o「ふんふんふ〜ん♪」
o川*゚ー゚)o「どうやら待ち合わせの時間より早く来ちゃったみたいね!」
o川*゚ー゚)o「チームのみんなが来るまでガチマッチにでも行こうかしら♪」
o川*゚ー゚)o「……ん? あれは」
-
来てる!
支援
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ノハメメ-⊿-)「……」
o川;゚ー゚)o「ちょ、ちょ、ちょ!」
o川;゚ー゚)o「アンタどうしたのよその怪我は!?」
ノハメメ-⊿-)「……君は……キュートか……」
ノハメメ-⊿-)「すまないが……今は放っておいてくれないだろうか……?」
o川;゚ー゚)o「放っておけるわけないじゃないのよバカ!」
o川;゚ー゚)o「一体何をどうしたらこんなボロ雑巾みたいな姿に……」
o川;゚ー゚)o「ととと、とりあえずドクオに連絡を……!」
ノハメメ-⊿-)「……師匠には」
ノハメメ-⊿-)「……師匠にはこのことを黙っておいて欲しい」
ノハメメ-⊿-)「お願いだ……」
o川;゚ー゚)o「とはいっても……」
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ノハメメ-⊿-)「頼む……」
o川;゚ー゚)o「……」
o川*゚ー゚)o「わかった! わかったわよ!ドクオには内緒にしておいてあげる!」
o川*゚ー゚)o「その代わり何が起きたのか教えなさい!」
ノハメメ-⊿-)「……詳しいことは言わない」
ノハメメ-⊿-)「でも私は……師匠のことを知りたかったんだ」
ノハメメ-⊿-)「師匠のことをもっと……知りたかった」
ノハメメ-⊿-)「出会った時からどこか影があった師匠……」
ノハメメ-⊿-)「その影の理由は……なんだか怖くていままで聞けなかった……」
ノハメメ-⊿-)「でも私は……キュートの言葉を聞いて……知ろうと思った……」
ノハメメ-⊿-)「その結果が……これだ」
ノハメメ-⊿-)「結局……知ることは出来なかったんだけどな……」
ノハメメ-⊿-)「私が弱かったばかりに……」
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o川*゚ー゚)o「……ドクオのこと調べようとしたんだ」
o川*゚ー゚)o「なんとなく理由は解ったわよ。 あんたなりに頑張ったってわけね」
o川*゚ー゚)o「この前はちょっと言い過ぎたわ。 ごめんなさい」
o川*゚ー゚)o「それでもし良かったらだけど……良かったら私がドクオのこと教えてあげる!」
ノハメメ゚⊿゚)「ほ、本当か!?」
o川*゚ー゚)o「嘘なんてつかないわよ! 感謝しなさいよこのキュートちゃんに♪」
ノハメメ゚⊿゚)「ありがとう!本当にありがとう!」
o川*゚ー゚)o「でも勘違いしないでよね! あんたのことは嫌いなままなんだから!」
ノハメ;゚⊿゚)「ええっ? 私のこと嫌いなのか!?初耳だ!」
ノハメ;゚⊿゚)「そ、それはちょっとショックだけど……好かれるように頑張る!」
ノハメ;゚⊿゚)「だから師匠のことを……師匠の過去を教えて欲しい!」
o川*゚ー゚)o「ふん! 嫌いな奴にドクオのことを教えるなんて私もどうかしてるわ」
o川*゚ー゚)o「……」
o川*゚ー゚)o「そうね。それじゃあ私とドクオが初めて会ったところから話そうかしら」
………
……
…
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――リスポン地点
(;^Д^)「……やられちまったZE」
(;^ω^)「プギャーもかお……」
(;^ω^)「いったいブーンは何でやられたんだお?」
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(;^Д^)「そうだな……何から話そうか☆」
( ^Д^)「まずはギコの持っているブキ……『ダイナモローラー』からにしようか!」
( ^Д^)「ダイナモローラーはその名の通りローラーの一種ではあるんだが……」
( ^Д^)「ローラーの一種ではあるけど、一種ではないんだ☆」
(;^ω^)「どういう意味だお? とんちかお?」
( ^Д^)「もっと詳しく言うと、他のローラーとは戦い方が違うんDA」
( ^Д^)「ローラーの基本的な戦い方は、敵まで接近して叩き潰し倒す事☆」
-
( ^Д^)「でもダイナモはそうではない……かなり遠くまでインクを飛ばし攻撃することが出来るから近づく必要がないんだ!」
( ^Д^)「この飛ばされたインクをまともに喰らうと一撃でやられてしまうから注意しないといけNAI」
( ^Д^)「また広範囲にインクを飛ばすことが出来るから倒されずとも敵インクに足が取られたりもする……」
( ^Д^)「厄介なブキだよまったく☆」
(;^ω^)「なるほど……。 たしかに他のローラー種とは戦い方が違うお」
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( ^Д^)「それでブーンが倒された理由なんだけど……」
( ^Д^)「ズバリ! それはステルスジャンプによるダイナモの攻撃だな!」
( ^ω^)「ダイナモの攻撃方法はわかったけど、ステルスジャンプってなんだお?」
( ^Д^)「ステルスジャンプというのはギアの一種さ☆」
( ^Д^)「通常スパジャンをすると着地地点にマーカーが出るんだけど、このギアを付けてるとそれが出ない優れもの!」
(;^ω^)「着地地点にマーカーが出ないのかお? だからブーンはギコさんの接近に気付かなかったのかお……」
( ^Д^)「着地と同時に広範囲の一撃必殺攻撃! それにブーンはやられたんだNA!」
( ^Д^)「ギコを倒すたびにこのステジャン攻撃がガンガン来ると思って良いぜ☆」
(;^ω^)「マジかお……今の攻撃が何回も来るのはキツイお。 何か対策とかはないのかお?」
( ^Д^)「もちろんある! 対策はギコを倒すたびに空を見つめること!」
( ^Д^)「マーカーは消えるけどジャンプして向かってくる様子は消えることはNAI」
( ^Д^)「だからどこにギコは向かっているのか、どこらへんに着地してくるのか……」
( ^Д^)「上を見て警戒することが大切だな☆」
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-
( ^Д^)「さて、お喋りはここまでにしよう!」
( ^Д^)「どうやらエリアは確保されているようだが、味方が頑張っているようだ!」
( ^Д^)「すぐにオレ達も向かい助太刀しようじゃないか☆」
( ^ω^)「わかったお!」
(,,゚Д゚)「ッチ。 せっかく二人倒したってのにこっちも二人やられちまってるじゃねーかゴルァ」
(,,゚Д゚)「残りの敵二人のブキは赤ザップとラピッドブラスターか」
(,,゚Д゚)「糞みてーなブキを使いやがって……それで本当にガチに勝つつもりか?」
(,,゚Д゚)「そんなブキは俺のダイナモの相手じゃねえ。 いっちょ倒しにいくか」
-
(*゚∀゚)「ダイナモ! ダイナモが近付いて来るこれ!」
(*゚∀゚)「ダイナモ怖いよ! どうしたらいいのさ!」
爪'ー`)y‐「ダイナモねえ……しかもアイツはシャキンチームのギコじゃねーか」
爪'ー`)y‐「たしかS+だったはずだが、なんでSになってるんだ?」
(*゚∀゚)「なーに冷静にアイツの分析してるのさ!」
(*゚∀゚)「分析するならこの状況を打開する方法を分析して欲しいのさ!」
爪'ー`)y‐「おいおい、無茶いうなよ。 ダイナモと戦えってのか?冗談キツイぜ」
爪'ー`)y‐「ダイナモとかめっちゃ怖いじゃん。 こんな怖がってる俺をダイナモと戦わせるとかどうかしてるぜ!」
(*゚∀゚)「どうかしてるぜ!じゃないっつーの!バカ!」
爪'ー`)y-「ダイナモの攻撃範囲は広い。こうして固まっていると二人同時にお陀仏しちまう」
爪'ー`)y-「とりあえずそうならないようにバラけよう。戦うことより逃げることだ」
(*゚∀゚)「それって役に立つ?」
爪'ー`)y-「どうだか?」
-
爪'ー`)y-「よし、じゃあ二手に分かれて逃げるぞ」
(*゚∀゚)「わかった!」
ピュー!!
(,,゚Д゚)「逃げられたか」
(,,゚Д゚)「しょうがねえ一人ずつ倒すとするかゴルァ!」ダッ
爪;'ー`)y-「ちょ、なんで俺!? あっちの小娘のところにいってくれよ!」
(,,゚Д゚)「知るか! たまたま目についたのがお前なだけだ!」
(,,゚Д゚)「さあかかってこい! そのラピッドブラスターで俺に勝てるもんならな!」
(,,゚Д゚)「逃げるならどこまでも追ってダイナモの餌食にしてやるぞゴルァ!」
爪;'ー`)y-「くそっ、ダイナモこえーよ!」
爪;'ー`)y-「こっちのチームはもみじにボールドに赤ザップ……」
爪;'ー`)y-「俺のブキが一番射程が長いからダイナモの相手をするのは俺が一番良いんだろうけど……」
爪;'ー`)y-「あのダイナモの威圧感はいつになっても慣れねえんだよ……」
爪;'ー`)y-「しかもシャキンチームのギコとか俺が勝てる相手じゃねえっつーの」
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( `ω´)「味方さんを追うのはやめるんだお!」
( `ω´)ノ●「ポイズンボール」ッポイ
...(,,゚Д゚)「ブーン……またポイズンか」トロトロ
( ^ω^)「味方さん!ギコさんはポイズンで動くのが遅くなっているお!」
( ^ω^)「だから今のうちに逃げるんだお!」
爪;'ー`)y‐「た、助かったぜ……。 でもお前はどうするんだ?」
( ^ω^)「このままプギャーと一緒にギコさんと戦うお!」
( ^Д^)「オレたちが来たからにはもう大丈夫さ☆ ここは任せてくれ!」
爪;'ー`)y‐「頼む! 他の敵は俺がどうにかする!」
...(,,゚Д゚)「ポイズンで……どうにかなると思うなよ」
...(,,゚Д゚)「この状態でもお前を倒してやるぜブーン!」
( `ω´)「ぬおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!」バババババババ!!!
バシュッ
-
(,,゚Д゚)「ダイナモにかかればこんなもんだ」
(,,゚Д゚)「次はお前だゴルァ」
(;^Д^)「……ブーン。 倒されちまったか」
(;^Д^)「ダイナモローラー……。 暴力的ともいえるその攻撃」
(;^Д^)「本当に厄介だぜ☆」
(,,゚Д゚)「ならどうする?逃げるのか?」
(,,゚Д゚)「俺が用があるのはブーンだ。 別にお前には初めから用はねえ」
(,,゚Д゚)「それにボールド使いなんかが俺に勝てるはずもねえしな」
(,,゚Д゚)「見えている勝負を挑んで倒されるより、逃げて生きる方が利口ってもんだぜゴルァ」
( ^Д^)「冗談キツイぜまったく☆」
( ^Д^)「生憎、逃げるのは嫌いなんだ。嫌いだからこそこの技を磨き続けたんだからNA!」
( ^Д^)「それに相棒をそこまで言われて黙ってそうですかと言えるほど人間出来ちゃいないんだよ!」
( ^Д^)「……行くぜ。 ボールドマーカー」
ダッ
-
(*゚∀゚)「ちょっとアンタ! ダイナモはどうしたのさ!?」
爪'ー`)y‐「……あぁ。 ダイナモは他の味方に預けてきた」
(*゚∀゚)「なーにが預けてきた……よ! 要するに逃げてきたってことでしょ!」
爪;'ー`)y-「ち、ち、ち、ち、ちげえーし! 逃げてなんかないし!」
爪;'ー`)y-「適材適所でアイツらの方がダイナモの相手合ってると思ったから預けて来たんだし!」
(*゚∀゚)「適材適所ならアンタが一番ダイナモの相手が合ってるでしょうに!まったく!」
爪;'ー`)y-「だってダイナモの相手怖いんだもん」
爪'ー`)y-「でも、残りの敵は任せろと言った。 だから死んでも他の敵は俺が倒す」
(*゚∀゚)「そんなバンバン敵を倒せるブキでもないでしょーに!」
爪;'ー`)y-「うるさいな!やるったらやるの!」
爪'ー`)y-「男には……守らないといけない約束があるんだからな」
(*゚∀゚)「はいはい」
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――リスポン地点
(;^ω^)「また倒されてしまったお」
(;^ω^)「あのダイナモローラーというブキ……攻撃される瞬間の威圧感がハンパないお」
(;^ω^)「でも怯えてちゃ駄目だお。 怖気づいたらそれこそギコさんの思う壷だお!」
-
(;^Д^)「くそっ……駄目だったか!」
(;^ω^)「プギャー……」
(;^Д^)「相討ちには出来たんだけど……流石に強いな☆」
( ^ω^)「相討ちに出来たのかお!? 凄いお!」
( ^ω^)「この調子で二人でギコさんを止めるんだお!」
( ^Д^)「いや、ブーン。 いろいろ考えてみたんだが……二人で止めるのは得策ではNAI」
(;^ω^)「な、何でだお?」
( ^Д^)「他二人の味方が頑張ってくれているから何とか均衡は保っている……」
( ^Д^)「でも、いつまでも俺たち二人がギコ一人に構っていると、チームとして見るとなかなか苦しい状況」
( ^Д^)「それは味方二人がギコ以外の三人を相手しているからだ」
( ^Д^)「味方には常に数的不利の状況で戦わせているってことになる★」
-
( ^Д^)「まだ二人でギコを確実に倒せているのならまだいいけど、そうではNAI」
( ^ω^)「……二人がかりでようやく相討ちまで持って行ってるお」
( ^Д^)「その通り! このままでいけば徐々に押され始め負けてしまうだろう★」
( ^Д^)「そうすれば待っているのは確実なる負け……。 と、すればだ!」
( ^ω^)「三人でギコさんを相手にするのかお?」
( ^Д^)「違う! ブーン、お前が一人でギコを相手にするんだ!」
( ^ω^)「なるほど、それは良い提案だおブラザー! そうと決まれば早速行くお!」
(^ω^ )「……ん?ちょっと待つお。 プギャー今なんて言ったんだお?」
( ^Д^)「ギコを相手にするのは二人でも三人でも四人でもない!」
( ^Д^)「ブーンが一人でギコを相手にするんだ☆」
-
(;^ω^)「ちょ、ちょ、ちょ待つお!」
(;^ω^)「二人で相手してもようやく相討ちなのにブーン一人で相手するなんて無理だお!」
( ^Д^)「オレと残りの味方で二人で敵三人と戦い、ギコとブーンが戦う……」
( ^Д^)「現状、味方二人で敵三人を相手にしてるのにも関わらずなんとか耐えぬいてくれている☆」
( ^Д^)「ということはオレがそっちに向かえば、逆にこっちがそっちの戦線は押し込むことが出来るはずだ!」
(;^ω^)「たしかにそうかもしれないお」
(;^ω^)「でもそうするとこっちの戦線が破られてしまうお」
( ^Д^)「ブーン、試合が始まる前に言ったことを覚えているか?」
(;^ω^)「……対人戦がどれだけ強くなったのかを試す絶好の機会、かお?」
( ^Д^)「まだ戦ってもないのにネガティブな発言はよくないZE!」
( ^Д^)「厳しい練習を耐え抜いたブーンなら、きっと大丈夫さ☆」
-
(;^ω^)「とはいっても、やっぱり不安だお」
( ^Д^)「腹を括るんだ。 何のために練習をしたのか。何のために対人が強くなりたいのか」
( ^Д^)「きっとそうなりたいブーンなりの理由があるんだろ?」
( ^Д^)「強い相手に対しても力を発揮できなくては、これまでの練習の意味がない★」
( ^Д^)「オレはどんなヤツ相手にも通用するように鍛えたつもりだ。ブーンならきっと出来るさ」
(;^ω^)「……」
( ^ω^)「わかったお。 ギコさんはブーンに任せてくれお」
( ^Д^)「よし、良い目つきになったな☆」
( ^Д^)「さて、実際にタイマンで勝負する前にもう一つ伝えたいことがある!」
( ^ω^)「なんだお?」
( ^Д^)「ダイナモローラーの性能についてさ!」
-
( ^Д^)「ダイナモローラー種は重量級ブキに分類されている☆」
( ^Д^)「そのためイカ速での移動など、通常のブキと比べて遅い!」
( ^Д^)「そしてそれは攻撃についても同じだ」
( ^Д^)「ダイナモローラーは攻撃を攻撃開始→振り上げる→振り下ろしの過程が必要で鈍重で遅い」
( ^Д^)「そのため実際に攻撃しようと思っても振り下ろしてインクを飛ばすまでの時間がかなりかかるブキなんだ」
( ^ω^)「攻撃動作が入ってからインクを飛ばすまで隙があるということかお?」
( ^Д^)「実際、すぐに攻撃できるわけではないからインクを飛ばすまでの間に倒されてしまうこともあるんだが……」
( ^Д^)「実はこれ、デメリットのように見えるけど決してデメリットなだけでないんだ★」
( ^ω^)「どういうことだお?」
( ^Д^)「ローラー種は振り上げて振り下ろすまでの間に標準を変えることが出来る!」
( ^Д^)「他のローラー種は振り下ろしまでの時間が短いためあまり効果的に使うことは出来ないけど……」
( ^Д^)「ダイナモ種の場合は振り下ろしまでの時間が長いからこの性能をフルに使えるんだ☆」
(;^ω^)「マ、マジかお……」
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-
( ^Д^)「だからブーン! ダイナモと相対したとき相手の攻撃方向から逃げられたと思っても油断はするな!」
( ^Д^)「実際にインクを飛ばされるまでダイナモの動向を見ておくことが大切だ☆」
( ^ω^)「攻撃範囲から逃げても振り下ろすまでの間ならそれを追うことが出来る、かお」
(;^ω^)「聞けば聞くほど嫌になってくるお」
( ^Д^)「しかしダイナモは大量にインクを飛ばせるためインクの消費が激しいブキだ」
( ^Д^)「インクが無くなったダイナモはすぐにインク回復が出来るわけでもないし、イカ移動速度も遅い」
( ^ω^)「インクが無くなった時がチャンスということかお?」
( ^Д^)「大体5〜6振りすればインクは無くなるようだ!」
( ^Д^)「だから戦いながら今現在どれだけ振っているかの回数を覚えておくんだ☆」
( ^ω^)「わかったお!」
( ^Д^)「そして最後に一つ……。雷神ステップはあくまでも基本。その雷神ステップには先がある」
( ^Д^)「これを覚えておいて欲しい☆」
-
( ^ω^)「……? どういうことだお?」
( ^Д^)「雷神ステップは射程の差を埋めるための手段……とオレは伝えた!」
( ^Д^)「だけどその動きを利用すれば、敵からの攻撃を避けることが出来るはず」
( ^Д^)「そしてそれがダイナモローラーに勝つためのカギだということを覚えておいて欲しい☆」
( ^Д^)「さあ、お喋りが過ぎた! ギコはもう前線に復帰しているはず★」
( ^Д^)「オレ達も急いで前線に向かおう!」ダッ
( ^ω^)「ちょっと待ってくれお! なんだおそのカギっていうのは!」
(;^ω^)「行ってしまったお……」
(;^ω^)「雷神ステップの動きがダイナモへの勝利につながる……かお」
(;^ω^)「いまはまだよくわからないけど……とりあえずブーンも前線に向かうお!」
-
( ^Д^)「すまない君たち! 遅れてしまった!」
(*゚∀゚)「やっと来たさー! なんとか耐えてたよ!」
爪'ー`)y‐「しかしこの状況は不味いな……。 カウントを進められているぞ」
( ^Д^)「あと残り60でKO負けか……。 これ以上は進められたくないな★」
(*゚∀゚)「かといって、向こうでダイナモがガンガン塗ってるよ!」
爪'ー`)y‐「俺たちもなんとかカウントを止めようと塗りに転じてはいるんだが」
爪'ー`)y‐「俺たちの塗りよりもダイナモの塗りの方が強い……」
(*゚∀゚)「自慢の赤ザップでも射程の差で向こうの方に分があるさー」
爪'ー`)y-「精々カウントを止めるくらいしか出来ていないって状況だな」
(*゚∀゚)「止めてもすぐに塗り返されるんだけどな!」
( ^Д^)「いや、持ち堪えていてくれてありがとう!」
( ^Д^)「とりあえずダイナモをどうにかしないとな」
-
(*゚∀゚)「そうは言うけどどうするのさ?」
(*゚∀゚)「うちらのチームで一番射程が長いブキを使ってるのはフォックスだけどダイナモ怖がって駄目だし」
(*゚∀゚)「私もシャキンチームのダイナモ使い相手になんとか出来るほど対人力はないし」
(*゚∀゚)「君ともう一人でなんとかダイナモと相討ち出来てるけどそれじゃあ厳しいし」
爪'ー`)y‐「? なぜ厳しいんだ?」
(*゚∀゚)「あんたさー、冷静に考えなよ!」
(*゚∀゚)「ひとつは単純に数的不利な状況が起こりやすいってこと!」
(*゚∀゚)「ダイナモ一人に二人が行くんだから、うちら二人で今まで三人を相手にしてたわけでしょ?」
爪'ー`)y-「あぁ、それもそうか。 そういえばめっちゃキツかったな」
(*゚∀゚)「まーそれでもなんとか抑え込めてはいたんだけどさ!」
(*゚∀゚)「でももう一つの理由の方が肝心かな!」
-
爪'ー`)y-「もったいぶらないで教えろよ」
(*゚∀゚)「二人でギコを倒しても、二人ともギコに倒されてたでしょ?」
(*゚∀゚)「そうすると、前線復帰の差でこっちの方が負けてるのさ!」
爪'ー`)y-「よくわからん。 俺にもわかるように教えてくれ」
( ^Д^)「ギコは復活時間短縮とステルスジャンプのギアを積んでいるだろ?」
( ^Д^)「ということはだ。 当然オレ達二人よりギコの方が早く復活して試合に戻れる」
( ^Д^)「更にステルスジャンプもあるから前線までひとっ跳びで向かうことが出来るってわけ★」
( ^Д^)「つまり、オレ・ブーンとギコが同時に倒されるとして……」
( ^Д^)「オレとブーンは前線復帰まで20秒かかるところ、ギコは10秒で戻ってこれる」
( ^Д^)「10秒もはやく俺たちより前線で戦っているってことさ!」
(*゚∀゚)「この差はデカイさー! 一回二回程度ならまだ大丈夫だけど」
(*゚∀゚)「これ以上やられるようならボディーブローのように後に後に効いてくる!」
(*゚∀゚)「なんとか均衡を保ってはいるけど、それが崩れるのも時間の問題さー!」
-
爪'ー`)y‐「マジか。 それは痛いな」
(*゚∀゚)「だから二人でダイナモに挑むなら必ず勝ってほしいところだけど」
(*゚∀゚)「相手が強いにもわかってるさー。何しろシャキンチームの一員だもんね!」
爪'ー`)y-「だな。 むしろよくまだ戦えてるよ」
爪'ー`)y-「俺は一度他のシャキンチームの人と戦ったことあるけど、何も出来ずに終わったくらい強かった」
( ^Д^)「そう! オレ達は強敵相手に押されてはいるがまだ戦えてる」
( ^Д^)「そのことは実に素晴らしいことだ。 そしていっそのこと勝とうじゃないか☆」
(*゚∀゚)「とはいってもどうするのさ?」
(*゚∀゚)「これ以上ダイナモ相手に人数を割くのか?」
爪'ー`)y‐「それが一番堅実だけど、あまり一人に構い過ぎてると他の敵の動向がわからなくなる」
爪'ー`)y‐「そうなってしまうと裏取りされ放題で背後から攻撃されてしまう」
爪'ー`)y‐「その結果全滅でもしたら、ハッキリ言ってそこで試合終了だろうな」
(*゚∀゚)「それにダイナモは攻撃範囲が広いさー。下手したら倒せずにこっちが複数人やられてしまう可能性もある」
(*゚∀゚)「どうしたもんかね?」
-
( ^Д^)「それについてだが、もう答えは出してある」
( ^Д^)「オレの友達……ブーンが一人であのダイナモ使いギコを抑えてもらうことにした☆」
(*゚∀゚)「……これ以上人数割くのはキツイとはいったけど」
爪'ー`)y‐「……まさか人数を増やさず逆に減らし一人で戦わせるとは」
(*゚∀゚)「それに、あの子たしかもみじシューターを使っていたよね?」
爪'ー`)y-「もみじシューターでダイナモ相手はさぞかし辛かろう」
( ^Д^)「大丈夫さ☆ ブーンは大丈夫!」
( ^Д^)「だからギコにはあまり構わず、他の敵は俺たちで倒そう」
( ^Д^)「もしブーン一人で戦わせるのが不安というのなら、それが一番の彼への助太刀となるからな☆」
(*゚∀゚)「……本気で言っているようさ」
爪'ー`)y‐「俺はダイナモが怖いというのに勇敢なヤツめ」
(*゚∀゚)「無謀なのかもしれないよ」
爪'ー`)y-「それでも、俺はヤツに敬意を表したい。そしてアイツの助けになるのならその案に乗ろうじゃないか」
(*゚∀゚)「ま、それしかないようだしね!やれるだけやってみるさ!」
( ^Д^)「サンキュー二人とも!」
-
( ^ω^)「……やるしかないんだお」
( ^ω^)「ギコさんはギミックを作動させながら上からダイナモを振っているお」
( ^ω^)「まずはそれを止めなくては、依然塗り状況がつらいだけだお」
( ^ω^)「でも敵はギコさんだけではない……他にも三人敵がいるお」
( ^ω^)「このままギコさんのところに突っ込めば間違えなくやられてしまうお」
( ^ω^)「そうならないためにも、敵がどこにいるのか正確な位置を知ることが大切だお」
( ^ω^)「そのためにもまずは安全な場所で塗り塗りをするお!」ヌリヌリー
( ^ω^)「おーけい、スペシャルポイントが溜まったお!」
( `ω´)「スーパーセンサー発動だお!」バァーン!
-
( ^Д^)「どうやらブーンがスーパーセンサーを発動したようだ☆」
爪'ー`)y‐「あそこにもみじ使いがいて、ダイナモまでの間に敵が二人いるようだな」
( ^Д^)「オレ達はその二人の敵を倒しに行こう! つー、君は無理に戦わなくていい」
( ^Д^)「もう一人の敵に倒されないことに注意しながら塗りをやってくれ!」
爪'ー`)y‐「さっきも言った通り、全滅したらもう負けみたいなもんだからな」
爪'ー`)y‐「俺達は戦いに行く以上、倒される可能性もある。そうなってしまったら、頼れるのはお前だけだからな」
(*゚∀゚)「わかったさー!」
( ^Д^)「さあ、行こうじゃないかフォックス!」
爪'ー`)y‐「わかってる!まずはそこの敵だ!」ッポン!
|敵1^o^ |「いたいです」
|敵2^o^ |「なんですかあなたたちは。 じゃまするのなら倒しますよ」
( ^Д^)「かかって来い!」
-
( ^ω^)「プギャーと味方さんが連動して敵を引きつけてくれているお!」
( ^ω^)「これでギコさん周辺に敵はいない……。一対一のタイマンが出来るお」
( ^ω^)「さぁ、行くお。そして勝つんだお!」
( `ω´)ノ●「まずはポイズンボール!」
...(,,゚Д゚)「ッチ! 性懲りも無く!」
...(,,゚Д゚)「出てこいブーン!そこにいるのはわかってるぞゴルァ!」
( `ω´)「仲間から貰ったこのチャンス!無駄には出来ないお!」
( `ω´)「とりゃあああああああああああああああああああああああ!」ダッ!
...(,,゚Д゚)「ポイズンがなんだ……そんなの関係ねえ!」
...(,,゚Д゚)「このダイナモローラーがあれば……関係ねえんだ!」
...(,,゚Д゚)「喰らえブーン!」フリアゲー
(;^ω^)「来るお!ダイナモの攻撃が!」
(;^ω^)「このまままっすぐ進むと相手の攻撃の方が先に出る……ということは逃げなくちゃだお!」
(;^ω^)「ぬおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!」
バシャアアアアアアアアアアアアアアアアアン!!!
-
(;^ω^)「な、なんとか逃げれたお……」
...(,,゚Д゚)「ポイズンで……動きが鈍ったか……」
...(,,゚Д゚)「糞が……だがもう一発!」
( `ω´)「いいや!それは出来ないはずだおギコさん!」
( `ω´)「アナタはずっと振っていたからインクがもうないはずだお!」
( `ω´)「だから今のギコさんは怖くなんかないお!」
( `ω´)「悪いけど倒させてもらうお!」バババババババ!!
バシュッ
(;^ω^)「や、やった……。倒せたお」
(;^ω^)「でも今のは仲間の助けがあって、ギリギリ避けれたからだお」
(;^ω^)「いまの戦い方が何度も通用するとは思えないお。もっと確実に勝つ方法が欲しいお」
(;^ω^)「雷神ステップは基本……その先がある……動きを利用すれば攻撃を避けられる……かお」
(;^ω^)「それをなんとか見つけないとこの先負けてしまうお」
-
( ^Д^)「よし☆ ブーンがギコを倒したぞ!」
爪'ー`)y‐「こっちも一人には逃げられたが一人は倒すことが出来た」
(*゚∀゚)「よくやったよみんな! この試合始まってようやくうちらが優位になったさー!」
( ^Д^)「までもだ敵は二人いる……。 皆、それらの敵には気を付けるんだ」
爪'ー`)y‐「そいつらの元にステジャンでギコがくる可能性が高いからか」
( ^Д^)「そういうこと! 可能な限りは上を見てギコが来ているかどうか確認しあおう☆」
(*゚∀゚)「わかったさー!」
爪'ー`)y‐「りょーかい」
(*゚∀゚)「さ、ギコが来るその前に!エリアを確保しようじゃないか!」
(*゚∀゚)「試合始まってからようやくうちらが優位に立てたんだ! この時間有効に使うよ!」
バババババババババ!!!
エリア確保!
-
――敵リスポン地点
(,,゚Д゚)「……エリア確保されちまったか」
(,,゚Д゚)「おまけに二人倒されちまってる」
(,,゚Д゚)「今前線にいるのは一人だけ、か」
-
|敵1^o^ |「どうしましょうか」
|敵2^o^ |「その味方の元にとんでいきますか?」
(,,゚Д゚)「それもいいが……今の塗り状況は圧倒的に向こうが上だ」
(,,゚Д゚)「いま俺が飛んで行っても敵の正確な位置がわからず、攻撃が不発に終わり倒されてしまうかもしれない」
(,,゚Д゚)「いくら復活が早いとはいえ、誰も倒せずにこっちが倒れたら無駄な時間になってしまう」
|敵1^o^ |「と、なれば」
|敵2^o^ |「はやく前線にむかいましょう」
(,,゚Д゚)「まぁ、それもそうなんだがまだ早い」
(,,゚Д゚)「お前の使ってるブキはわかばシューター……スペシャルはバリアだ」
(,,゚Д゚)「まずはバリアを貯めて貰ってから突撃しようじゃないか」
|敵1^o^ |「わかりました」ヌリヌリー
-
|敵2^o^ |「たまったようですね」
|敵1^o^ |「はい」
(,,゚Д゚)「オーケイ。 それじゃあ突撃するぞ」
|敵2^o^ |「わかりました」
|敵1^o^ |「それではバリアを発動します」
(*゚∀゚)「敵が来たようなのさ!」
( ^Д^)「バリアを発動してるな☆ 気を付けるんだみんな!」
爪'ー`)y‐「大丈夫だ。 俺のスペシャルもバリアだ。そしていつでも使えるぜ」
爪'ー`)y‐「行くぜ!バリア発動!」
-
|敵1^o^ |「むこうも発動したようですね」
|敵2^o^ |「まいりました」
(,,゚Д゚)「大丈夫だ。 これで敵の位置はわかった」
(,,゚Д゚)「だから今は塗りに集中するんだ。 無理にエリアを確保しなくてもいい」
(,,゚Д゚)「バリアが切れた後自分達がまともに動けるくらいの塗りを確保して貰えれば十分だ」
(,,゚Д゚)「とはいえ、先にバリアを発動したのはこっちだ。先に効果が切れてしまう」
(,,゚Д゚)「バリア終わりは気を付けろよゴルァ」
|敵3^o^ |「となれば、バリアの効果が切れた後は私が前に出ましょう」
|敵3^o^ |「敵の攻撃を私に集中させるのです」
|敵3^o^ |「私は倒される可能性が高いですが、私に構っている間にバリアの効果は切れるはず」
|敵3^o^ |「その後のことは、頼みますよ」ダッ
|敵1^o^ |「むちゃしやがって」
|敵2^o^ |「でも敵の不意を狙えるはずです」
-
爪'ー`)y‐「そろそろ敵さんの効果が切れるはずだ」
(*゚∀゚)「あ! そこに敵が居るさー!」
|敵3^o^ |「さあ、わたしを倒せるものなら倒してみなさい」
爪'ー`)y‐「なんだアイツは」
(*゚∀゚)「向こうの方がバリアの効果は早く切れるはず!私が倒しに行くさー!」ダッ
爪'ー`)y‐「どうする? 俺達も行くか?」
( ^Д^)「……向こうの方が効果が先に切れるのはわかっているはず☆」
( ^Д^)「なのにあの行動はなにか裏があるとしか思えないな★」
爪'ー`)y‐「同感だ。 俺たちは付かず離れずに様子を伺おう」
|敵3^o^ |「うわああああああああああバリアの効果が切れたああああああああああああああ」
(*゚∀゚)「とりゃあ!」バババババババ!!
バシュッ
-
(*゚∀゚)「やったよ!敵をたおせ」バシュッ
|敵1^o^ |「釣れたのは一人だけでしたか」
|敵2^o^ |「ざんねんですが、まあ良しとしましょう」
|敵1^o^ |「さあ、あなたたち二人の相手は私たちです」
|敵2^o^ |「先ほどのようにはいきませんよ。覚悟しなさい」
爪'ー`)y‐「どうやら突っ込まなくて正解だったようだな」
( ^Д^)「安心するのはまだ早い……。ここを乗り切ろう!」
(,,゚Д゚)「なあ、ブーンそこにいるんだろ?」
(,,゚Д゚)「ひとつ聞きてえことがあるんだ」
-
( ^ω^)「……なんだお?」
( ^ω^)「不意を狙おうとしてるんだったらそう上手くはいかないお!」
(,,゚Д゚)「そんなんじゃねえって。それに今のお前に勝ってもしょうがねえしな」
( ^ω^)「それはどういう意味なんだお?」
(,,゚Д゚)「俺はよ、本気のお前と戦いてえんだよ」
(,,゚Д゚)「なのに、なんでもみじシューターなんてお遊びブキを持ってきたんだ?」
(,,゚Д゚)「メインブキを使っているお前と戦わなくちゃ、戦う意味はねえんだよゴルァ」
( ^ω^)「何を言ってるんだお? ブーンのメインブキはもみじちゃんだお!」
( ^ω^)「だからギコさんは今本気のブーンと戦ってるんだお!」
(,;゚Д゚)「はあ!? もみじシューターがメインブキ!? はあ!?」
(,;゚Д゚)「つえーヤツがお遊びでもみじシューターを使ってるのは見るけどよ」
(,;゚Д゚)「もみじシューターなんかをメインに使ってるヤツなんて見たことねえぞゴルァ!」
-
( ^ω^)「……何がおかしいんだお。 もみじシューターは立派に戦えるブキだお」
( ^ω^)「そんなもみじちゃんを使ってて、何がおかしいんだお」
(,;゚Д゚)「立派に戦えるってマジで言ってるのかゴルァ!」
(,;゚Д゚)「そんなブキでまともに戦えるわけねえだろうが!」
(,;゚Д゚)「すすんでそんな弱ブキを使ってるなんてどうかしてるぞお前」
(,;゚Д゚)「いまからでも遅くはねえ。 ダイナモのような強ブキを使え!」
(,;゚Д゚)「もみじなんかでSまで来れたんだ。 強ブキを使えばすぐにS+に行けるぞ!」
( ^ω^)「今更ブキを変えるつもりはないお。 ブーンはもみじちゃんのおかげでここまで来れたんだお」
( ^ω^)「だからこれからももみじちゃんと一緒に戦うんだお」
(,,゚Д゚)「……わからねえな。なぜわざわざ荊の道に進もうとする?」
(,,゚Д゚)「俺だって昔は違うブキを使っていた。だけどそのブキで勝つのは難しかった」
(,,゚Д゚)「だからダイナモを使うようになった。そしたら連戦連勝だ」
(,,゚Д゚)「そしてそれが認められたから……シャキンさんに誘われたんだ」
(,,゚Д゚)「チームに入らないか?ってな」
-
(,,゚Д゚)「あのまま弱ブキを使っていたら絶対にシャキンさんに誘われてなんかいねえ」
(,,゚Д゚)「戦う以上勝つことは正義だ。勝つためには強いブキを使う」
(,,゚Д゚)「わざわざ弱ブキを選ぶなんて、勝つことを放棄してるとしか思えねえぞゴルァ」
( ^ω^)「勝つことを放棄……とは違うけど、たしかにブーンは勝つことより楽しむことを大事にしているお」
( ^ω^)「ゲームである以上、楽しむことは大切だお。そしてブーンにとって、それが出来るブキはもみじちゃんなんだお」
( ^ω^)「……でも楽しむことよりも絶対に勝たないといけない試合、これまでに何戦かあったお」
( ^ω^)「なんとか友達の力を借りながらそういう試合は勝つことは出来たけど……」
( ^ω^)「でも頭の中が苦しくなるんだお。勝たなくちゃいけない!という思考に偏ってしまうのは」
( ^ω^)「そういう試合をする度に、ブーンはもうこういう試合はしたくないと思ったんだお」
( ^ω^)「それでも……自分が望まなくとも、そういう試合はやってくるもんなんだお」
( ^ω^)「それはこの試合だお。ギコさん」
( ^ω^)「この試合、絶対に勝ちたいとブーンは思っているお」
-
(,,゚Д゚)「勝ちたい、か。笑わせてくれる」
(,,゚Д゚)「もみじシューターで? どうやって? ダイナモローラーに?」
(,,゚Д゚)「勝てるっていうんだよゴルァアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!」
(,,゚Д゚)「勝てるもんなら勝ってみろ! そんなブキで勝てるもんならなあああああああああああああ!」
( ^ω^)「強いブキ……弱いブキ……そんなのあるはずがないんだお」
( ^ω^)「どのブキだって長所があって、短所があるんだお」
( ^ω^)「もみじちゃんだってダイナモローラーだってそうだお」
( ^ω^)「そしてその長所を伸ばせるのも、短所を埋めることが出来るのもプレイヤー次第なんだお」
( ^ω^)「それがわからないというのなら……。 今、ここで!ブーンが証明してみせるお!」
( `ω´)「行くお、もみじちゃん! 一緒に戦おうお!」
(,,゚Д゚)「ダイナモローラーにひれ伏せこの弱ブキがああああああああああああああああああ!!!」
ババババババババ!!
バシャアアアアアアアアアアアアアアアアン!!
バシュッバシュッ
-
――リスポン地点
(;^ω^)「やられてしまったお……」
(;^ω^)「でもなんとか相討ちに出来たお……。でもそれじゃあ前線復帰の差で負けてしまうお」
( ^ω^)「負けても駄目……相討ちでも駄目……勝たないと駄目なんだお」
( `ω´)「絶対やってやるんだお!」
-
爪'ー`)y‐「もみじ使い、相討ちには出来たようだがダイナモはもう復帰してるな」
(*゚∀゚)「カウントが止められちゃったさー」
( ^Д^)「なんとかこっちサイドは優勢をとれている☆」
( ^Д^)「だからエリアを確保されないように動いて、ブーンが来るまで待とう!」
( ^Д^)「ブーンが来てくれたら、また確保する余裕が出来るはずSA」
(*゚∀゚)「……頑張ってるね、もみじ君」
爪'ー`)y‐「俺たちも頑張らないといけないようだな」
( ^Д^)「ブーン、頑張れ……。勝つんだ……。勝てるはずだ……」
( ^Д^)「だから早く雷神の先を見つけるんだ……」
( ^Д^)「確実なる勝利のために……!」
(,,゚Д゚)「来いよブーン! はやく来いよゴルァ!」
(,,゚Д゚)「もみじシューターで勝てるってことを見せてくれるんだろう!?」
(,,゚Д゚)「その弱ブキでやれるもんならやってみろゴルァ!」
-
( ^ω^)「雷神の先……雷神ステップは左右に動いて敵の攻撃を避けながら向かう技だお」
( ^ω^)「でもダイナモの攻撃範囲は広いお……」
( ^ω^)「雷神の狭い範囲内の左右のステップなら余裕でダイナモの一撃で倒されてしまうお」
( ^ω^)「細かい左右のステップを刻むのではなく……ダイナモの攻撃範囲を避けれるくらい大きく左右に動けたら……」
( ^ω^)「やってみる価値はありそうだお」
(,,゚Д゚)「……見つけたぞ」
(,,゚Д゚)「来いよブーン。何度だってな」
(,,゚Д゚)「その度にお前に分からせてやる。もみじなんかでは敵わないブキがあるってことをな」
( `ω´)「こっちだってもみじちゃんが弱いブキなんかじゃないってことをわからせてやるお!」
〜〜〜
( `ω´) ダイナモを振り上げたお!
( `ω´) まずはヒト状態から大きく右にイカ状態で移動するお!
( `ω´) これでダイナモの攻撃を避けることが出来るはずだお!
( `ω´) 避けた後は素早く近づき攻撃して倒すんだお!
〜〜〜
バシャアアアアアアアアアアアアアン!!!
バシュッ
-
――リスポン地点
(;^ω^)「やられしまったお……」
(;^ω^)「忘れていたお……ダイナモにはエイム変更をすることが出来るということを……」
(;^ω^)「ただ攻撃を避けるだけじゃ駄目なんだお……」
(;^ω^)「避けた先に向けられる攻撃を更に避けなくちゃいけないんだお……」
-
爪'ー`)y‐「不味いな……。もみじ使いがやられてしまった」
(*゚∀゚)「こっちも一人倒してるとはいえ、ダイナモはこれで塗りに集中できるさー!」
( ^Д^)「なるべくエリアを取られるのは避けたいところだけど……」
( ^Д^)「塗られないようにと変に前に出てしまうとダイナモの射程に入ってしまう」
( ^Д^)「ここは一度取られても構わない★ 幸いこっちの方がカウントは進んでいるからNA!」
( ^Д^)「まずは倒されないことを重点に動いて行こう☆」
(*゚∀゚)「わかったさー!」
(,,゚Д゚)「よし、エリアを確保出来たぞゴルァ!」
(,,゚Д゚)「……そろそろブーンが復活してくる頃だ」
(,,゚Д゚)「何度だって来い。何度だって倒してやる」
(,,゚Д゚)「どうしようもないくらいにブキの性能の差を見せつけてる」
-
( `ω´)「おおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!」
( `ω´)ノ●「行くお! ポイズン!」ッポイ!
...(,,゚Д゚)「ポイズンを当てたからって何だって言うんだ」
...(,,゚Д゚)「結局、当てたところで倒すためには近づかないといけない」
...(,,゚Д゚)「だが射程はダイナモの方が上だ……近づく前にダイナモのインクの波を喰らわせてやる」
...(,,゚Д゚)「さあ! 喰らえダイナモの攻撃を!」
( `ω´)「ギコさんが攻撃モーションに入ったお!」
( `ω´)「まずは今向けられている攻撃の範囲外へ逃げるんだお!」
( `ω´)「大股雷神ステップだお!」
...(,,゚Д゚)「雷神ステップがなんだ!逃げた先に標準を向ければいいだけのこと!」
...(,,゚Д゚)「そこだ!逃がさねえぞゴルアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!」
バシャアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアン!!
ババババババババ!!
バシュッバシュッ
-
――リスポン地点
(;^ω^)「相討ちだお……」
(;^ω^)「再度向けられた攻撃方向を避けれたと思ったけどまだ範囲内にいたお……」
(;^ω^)「もっと大きく移動して……もっと素早く移動しないと駄目だお」
( `ω´)「絶対勝ってやるんだお!」
-
――敵リスポン地点
(,,゚Д゚)「糞、があ...!!」
(,,゚Д゚)「もみじシューターの癖に……もみじシューターなんかの癖に……!!」
(,,゚Д゚)「今度こそねじ伏せてやるぞゴルァ!」
(*゚∀゚)「今度は……相討ち」
爪'ー`)y‐「だが……心なしかさっきより動きが良くなっているように見える」
( ^Д^)「いいぞ……その調子だブーン」
( ^Д^)「無茶な注文をしたと自分でも思っていたけど……勝てるぞブーン!」
( ^Д^)「もっと相手の攻撃を見極めるんだ!」
-
ババババババババ...
|敵1^o^ |「あべしっ」バシュッ
|敵2^o^ |「ひでぶっ」バシュッ
爪'ー`)y‐「くそっ……」バシュッ
( ^Д^)「フォックスがやられたけどこれで二体一だ!」
( ^Д^)「エリアを取り返そう!」
(*゚∀゚)「わかった! うちの赤ザップちゃんに任せなさい!」バババババババ!!
エリア確保!
(,,゚Д゚)「ッチ……俺がやられると同時にエリアを取られちまうな」
(,,゚Д゚)「頼りにならねえなゴルァ……情けない味方だぜゴルァ!」
(,,゚Д゚)「なぁ、そう思わねえか?ブーン」
-
(,,゚Д゚)「味方が頼りにならねえ。 向こうの方が勢いがある」
(,,゚Д゚)「そういう時、強ブキであれば自分一人でもなんとか出来る」
(,,゚Д゚)「弱ブキだと、相手に蹂躙されるのをただ指を咥えてみることしか出来ねえ」
(,,゚Д゚)「お前のもみじシューターがそれだ」
( ^ω^)「……何が言いたいんだお」
(,,゚Д゚)「これから先を目指すのなら……S+を目指すのなら……」
(,,゚Д゚)「上を目指すのなら、味方が頼りにならずとも自分一人で試合をコントロール出来るくらい強くならねえとその資格はない」
(,,゚Д゚)「強いヤツが上のステージに行くことが出来る。当たり前のことさ」
(,,゚Д゚)「そのためには……試合をコントロールするのなら強ブキを使うしかねえんだゴルァ!」
(,,゚Д゚)「そしてもみじシューターにはそれが出来ねえ!」
-
( ^ω^)「チーム戦なのに一人で戦って味方を貶して何が楽しいんだお」
( ^ω^)「チーム戦なら、他の味方と協力するのが勝利への近道なんだお」
( ^ω^)「一人の力で勝てるほど、このゲームは簡単ではないお」
(,,゚Д゚)「俺はここまで来るのにずっと一人での力で勝ってきたと言ってもそう返すのか?」
(,,゚Д゚)「周りの味方は頼りにならねえヤツらばかりだった……それでもこのダイナモなら覆すことが出来た」
(,,゚Д゚)「お前が言ってるのは戯言だ。味方が弱くても自分が強ければ勝てるのがこのゲームだ」
(,,゚Д゚)「そしてこのダイナモはそれを実現することが出来るブキだ」
(,,゚Д゚)「お前のもみじシューターにそれが出来るのか?」
( ^ω^)「ギコさん。アナタは間違えてるお」
( ^ω^)「自分の力で勝ってきたと思っているだけで、見えてない部分で味方さんも頑張ってたはずだお」
( ^ω^)「そんな味方さんの努力を見ずに自分の力だけを見るのは間違えてるお」
-
(,,゚Д゚)「ブーン……お前とはどうやらわかりあえねえようだな」
(,,゚Д゚)「わからねえんだったら……染み込ませてやる」
(,,゚Д゚)「強ブキってヤツを……このダイナモならそれが出来る……」
(,,゚Д゚)「圧倒的暴力と制圧力を持つこのブキなら……頭と身体に植え付けてやるぞゴルァ」
( `ω´)「おおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!」
バシャアアアアアアアアアアアアアアアアアン!!
ババババババババ!!
-
――リスポン地点
( ^ω^)「……また相討ちだお」
( ^ω^)「でも次こそ大丈夫だお……」
( ^ω^)「タイミングがわかってきたお……。次こそ避けきって、倒すんだお」
-
(,,゚Д゚)「また……相討ちだと……」
(,,゚Д゚)「このダイナモが……もみじ相手に……」
(,,゚Д゚)「くそ……!」
◇◆◇
(,*゚Д゚)「うわああああああああああああああなんだこのブキ!」
(,*゚Д゚)「めちゃくちゃ綺麗に塗れるぞゴルァ!楽しいぞゴルァ!」
(,*゚Д゚)「今日からこのブキを使うぞゴルァ!」
-
(・(エ)・)「またギコがナワバリトップだクマー」
¥・∀・¥「なかなかやるカネ」
(,*^Д^)「ギコハハハハハハ!! お前らのブキは塗りに向いてないんだ!」
(,*^Д^)「このブキならたくさん塗れる! 塗れるブキがナワバリで強いのは当たり前だゴルァ!」
¥・∀・¥「くっそお〜カネ」
(・(エ)・)「でもクマはこのブキでやるって決めたクマー! このブキで頑張るんだクマー!」
(,*^Д^)「頑張れ頑張れ! その調子で俺に勝てるように頑張ってみろゴルァ!」
¥・∀・¥「そうこうしてるうちにランク10になったみたいカネ」
(・(エ)・)「これでついにガチマッチが出来るクマー!」
(,*^Д^)「ガチマッチでも俺が一番ってことを証明してやるぞゴルァ!」
¥・∀・¥「頼りにしてるカネ」
(・(エ)・)「ギコについていけば間違えないクマー」
-
(;*゚Д゚)「なぜ、だ……。 また負けちまったぞゴルァ」
¥・∀・¥「ガチマッチになってからギコの調子が悪いカネ」
(・(エ)・)「一体どうしたっていうんだクマー」
(;*^Д^)「そ、そうだな! 今の俺は調子が悪いだけだな!ギコハハハハ!」
(;*^Д^)「さあ、もう一戦やるぞゴルァ!」
¥・∀・¥「すまないけど、もうギコとは一緒に出来ないんだカネ」
(;*゚Д゚)「……? なんで一緒に出来ないんだゴルァ」
(・(エ)・)「それはクマたちがB-になったからクマー」
(・(エ)・)「ギコはまだウデマエはCクマー。違うウデマエ帯は一緒に戦うことが出来ないクマー」
(;*゚Д゚)「そ、そうだったのかゴルァ……」
¥・∀・¥「だからギコも早くB帯に来るカネ。僕たちは先に行って待ってるカネ」
(;*^Д^)「す、すぐに追いつくから待ってろよゴルァ!」
-
(;*゚Д゚)「だ、駄目だ……全然勝てないぞゴルァ」
||‘‐‘||レ「馬鹿ね。そんなブキで勝てるわけないじゃない」
(;*゚Д゚)「ど、どういうことなんだゴルァ」
||‘‐‘||レ「あんたのブキは対人に向いてない」
||‘‐‘||レ「ガチマッチはナワバリより狭い範囲で戦う試合」
||‘‐‘||レ「だから、敵と遭遇する機会がナワバリなんかより多い」
||‘‐‘||レ「あんたのそのブキじゃ、対人戦になったとき勝てるわけないのよ」
(;*゚Д゚)「そういえば、対人で勝った記憶ないぞゴルァ」
(;*゚Д゚)「勝てるようになるには……どうすればいいんだ?」
||‘‐‘||レ「決まってるじゃない。ブキを変えるのよ」
||‘‐‘||レ「対人戦に強いブキにね」
(;*゚Д゚)「ブ、ブキを変える……? ずっとこのブキと一緒にやってきたんだぞゴルァ!」
(;*゚Д゚)「それを今更変えるなんて……!」
||‘‐‘||レ「じゃあ、あんたは一生負けるだけよ。友達に追い付くことが出来ず、ずっと後を追うだけ」
||‘‐‘||レ「それでもいいのなら、別に変えなくてもいいんじゃない?」
(;*゚Д゚)「……」
-
――カンブリアアームズ
(,*゚Д゚)「なんだこのブキ!?めちゃくちゃデカくてカッコイイぞゴルァ!」
(,*゚Д゚)「決めた!今日から俺はこのブキを使うぞゴルァ!」
(,*^Д^)「そして勝って勝って勝ちまくるんだ!」
-
(,*^Д^)「ギコハハハハハ!このブキを使ってから連戦連勝だぞゴルァ!」
(,*^Д^)「全然勝てなくてずっとC帯にいたのが嘘のようだ!」
(,*^Д^)「あんなブキ見捨ててダイナモローラーに変えて良かったぜ!」
(,*^Д^)「さぁーてと!ガチマッチで暴れてまた勝つとするぞゴルァ!」
(`・ω・´)「……君がギコ君かい?」
(,*゚Д゚)「あなたは誰……ってシャキンさん!?」
(,*゚Д゚)「そ、そうです!俺がギコですが……シャキンさんが俺に何か用でしょうか?」
(`・ω・´)「いや、なんでも将来有望なダイナモ使いがいると俺の耳に入ってね」
(`・ω・´)「そういう人材は最強を目指す俺のチームに必要なんだ」
(`・ω・´)「だから、君が良ければ俺のチームに入らないかい?」
(`・ω・´)「一緒に最強を目指そうじゃないか」
-
(,*゚Д゚)「お、俺が……シャキンさんのチームに……」
(,*゚Д゚)「入ります!是非シャキンさんのチームに入れてください!」
(,*゚Д゚)「シャキンさんの役に立てるように頑張ります!」
(`・ω・´)「クク、ク。 いい返事をありがとう」
(`・ω・´)「これからともに頑張ろうじゃないか」
(,*^Д^)「はい!」
◇◆◇
(,,゚Д゚)「……」
(,,゚Д゚)「昔のことを思い出しちまったな」
(,,゚Д゚)「そうさ……ダイナモローラーがもみじシューターなんかに負けるわけねえんだ」
-
( ^ω^)「ギコさん……」
(,,゚Д゚)「来たな、ブーン」
(,,゚Д゚)「エリアを確保されてからもうけっこう経った……」
(,,゚Д゚)「残りはカウント数は20……」
(,,゚Д゚)「ここでお前を倒してエリアを取り返すとするか」
(,,゚Д゚)「来いよ。 その弱ブキで抱いてる幻想を踏み潰してやるぞゴルァ」
(,,゚Д゚)「弱ブキなんかが強ブキに勝てるわけねえんだ...」
( ^ω^)「なぜ……なぜ弱ブキや強ブキと決めつけるのかがわからないお」
( ^ω^)「ギコさんの言う通り本当に弱ブキと強ブキがあるのなら試合をやらずとも結果は決まってるはずなんだお」
( ^ω^)「……でも今ブーン達のチームが優勢だお」
( ^ω^)「こうして競っている事実が強ブキや弱ブキなんて線引きはないって証しなんだお」
(,,゚Д゚)「……減らず口を」
(,,゚Д゚)「これが最後のタイマンになる……手加減はしねえぞ」
-
( ^ω^)「ブーンだって手加減しないお」
( ^ω^)「アナタを倒して、ブーンは上に行くんだお」
( ^ω^)「このもみじちゃん……もみじシューターと一緒に」
(,,゚Д゚)「上、か。 本当にS+になれると思ってるのか?」
(,,゚Д゚)「S+は最高ウデマエだ。全プレイヤーの中でも選ばれたヤツにしかなれない領域」
(,,゚Д゚)「俺だって今はSにいるがもともとはS+にいた」
(,,゚Д゚)「でもこうしてダイナモを使っていても勝てず落ちることだってある」
(,,゚Д゚)「当然だ……。周りも強ブキばかりなんだからな」
(,,゚Д゚)「そんな場所にもみじなんかで戦えると思っているのなら……相当なお花畑だぞゴルァ」
( ^ω^)「ブーンが本当にお花畑なのかそうではないのか」
( ^ω^)「それを決めるのはこの戦いが終わってからでも遅くはないお」
(,,゚Д゚)「……俺で実力を測るつもりか?」
(,,゚Д゚)「面白い、やってみろ。 俺に勝てなければもみじなんかがS+に行けるわけねえ」
-
( ^ω^)「ブーンはアナタを超えてS+になる」
( ^ω^)「……行くお」
( `ω´)ノ●「ポイズンボール!」ッポイ!
...(,,゚Д゚)「最初から最後まで……ポイズンか」
...(,,゚Д゚)「くそ、があ」
...(,,゚Д゚)「小賢しい真似をしやがってええええええええええええええええ!!!」
( `ω´)「これもアンタが馬鹿にしてるもみじシューターの性能だお!」
( `ω´)「そしてこれが……ブーンともみじちゃんとプギャーの力だお!」ダッ
...(,,゚Д゚)「もみじシューターなんかがダイナモローラーに……」
...(,,゚Д゚)「勝てるわけねええええええええええええだろうがよおおおおおおおおおおおおおおおお!!!」
〜〜〜
( ^ω^) ギコさんの動きが手に取るようにわかるお
( ^ω^) まずは雷神ステップの要領でダイナモの攻撃方向から右へ移動する
( ^ω^) その動きを追うようにダイナモはブーンに狙いを定める
( ^ω^) 定まったのを見極めてから……今度は左に素早く雷神ステップだお!
〜〜〜
バシャアアアアアアアアアアアアアアアアアアアン!!!
ババババババババ!!
バシュッ
-
Finish!
リザルト
WIN
・味方チーム
( ^ω^) 5キル 6デス
( ^Д^) 5キル 2デス
爪'ー`)y‐ 3キル 3デス
(*゚∀゚) 2キル 3デス
LOSE
・敵チーム
(,,゚Д゚) 8キル 7デス
|敵1^o^ | 1キル 4デス
|敵2^o^ | 2キル 3デス
|敵3^o^ | 2キル 2デス
(*゚∀゚)「すごいすごい!」
爪'ー`)y‐「まさかあのダイナモ使いが相手でも勝つことが出来るなんてな」
( ^Д^)「よく頑張ったな☆ ブーンのおかげだよこの勝利は!」
( ^ω^)「プギャーと、味方さんのおかげで勝つことが出来たんだお!」
-
――ハイカラシティ ロビー前
(,,゚Д゚)「……ブーン」
(,,゚Д゚)「負けちまったよ。あんなこと言ってたのにな」
(,,゚Д゚)「自分で自分が恥ずかしくなるぜゴルァ」
( ^ω^)「ギコさん……」
(,,゚Д゚)「……結局、俺が負けたのは弱ブキと侮り自分のブキを過信し過ぎてたことなんだろうな」
(,,゚Д゚)「お前との戦いで、なんだか自分に足りないものがわかった気がするぜ」
(,,゚Д゚)「ありがとな、ブーン」
( ^ω^)「そんな、こっちこそありがとうだお」
( ^ω^)「ギコさんのおかげで……また一つ強くなれた気がしますお」
(,,゚Д゚)「お前は近いうちにS+になれるよ」
(,,゚Д゚)「その前に俺がS+になってやるけどなゴルァ」
( ^ω^)「ブーンの方が先になりますお!」
(,,^Д^)「ギコハハハハハ! それじゃあどっちが先にS+になるか勝負だな!」
( ^ω^)「負けませんお!」
-
(,,゚Д゚)「……さて、長話が過ぎたな。 俺はそろそろ行くわ」
(,,゚Д゚)「ショボンについてなにかあればまた教えるよ。それじゃあな」タッタッタ...
( ^ω^)「……ギコさん。ありがとうですお」
( ^Д^)「敵ながら天晴、といったところかな☆」
( ^ω^)「試合中はいろいろあってお互いの意見がぶつかったけど……」
( ^ω^)「素直で正直な人なんだな、と戦い終わった今はそう思うお」
( ^Д^)「それにしてもブーン、本当に強くなったNA!」
( ^Д^)「この調子でガチマッチに潜ろうじゃないか★」
( ^ω^)「お!」
-
(,,゚Д゚)「はあ……やはり負けるのは堪えるぜゴルァ」
(,,゚Д゚)「でもなんだか負けたとはいえ楽しかった」
(,,゚Д゚)「久しぶりに……昔使ってたブキを引っ張り出してみるとするか」
(,,゚Д゚)「金モデラー……もう長い間使ってないからか埃が被ってやがる」
(,,^Д^)「まずはガチマッチへ行く前に金ピカにしないとな! ギコハハハハハ!」
………
……
…
-
あれから数日後
――ハイカラシティ 広場
( ^ω^)「いいいいいいいいいいいやっふううううううううううううううううう!!」
( ^ω^)「ついに!ついに!ついに!ついに!つーーーーーーーーーーーーーーいに!」
(*^ω^)「ブーンも最高ウデマエのS+になったお!めちゃくちゃ嬉しいお!」
( ^ω^)「これもみんなみんなもみじちゃんと、一緒に戦ってくれたみんなのおかげだお!
( ^ω^)「今日はもう休んで明日初S+ガチマッチに行くか……それとも今すぐにでも向かうか」
(*^ω^)「どうするか迷っちゃうおーーーーーーーーーーーーうへへへだお」
っ( ^ω^)「お?」チョンチョン
(^ω^ )「後ろからチョンチョンしてるのは一体誰だお?」クルリ
(^ω^ )「き、君は……」
(;ω; )「君は……!」ブワッ
-
――ブーン。調子はドウだ?
自分のくしゃくしゃな顔とは対照的に、どこか懐かしい不敵な笑みを浮かぶ彼女。
ずっと会いたかった姿。
ずっと聞きたかった声。
でも、見つけることはできなかった。
ドクオが唯一会える方法があれば、自分が面白い存在になることだと言っていた。
それを糧に頑張っていた。
会うための方法がそれしかないのなら、そうなるために頑張るしかなかった。
自分はようやく、彼女に面白いと認められる存在になれたのかな。
今はただそれが嬉しいと思うばかりであった。
-
シャキンチームの一員、ギコを倒したことで一躍有名になったブーン
そしてついにそれが認められ強者の証異、名を付けられることとなる
第二十四話 もみじまんじゅう爆誕!
-
今回はおまけは無しでこれで終わりです
二話構成にしようと思ってましたがなかなかうまいこと分けれず
じゃあもう一話にまとめるかとこんな長さになりました
最近ネクロにはまっています
このブキブラスターが苦手な壁塗りとかも出来て良いですね
ttp://naitohoureisen.blog.fc2.com/blog-entry-212.html
あと、今更ながら気付いたのですがどうやらこの作品をまとめてくれている聖人がいるようです
滅茶苦茶嬉しいです、ありがとうございます
いいクリスマスプレゼントになりました
いつも支援、乙、感想ありがとうございます
また近いうちに投下出来ればなと思っています
それではまた次回よろしくお願いします
皆さん良いお年を
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うおおおおハインきたああああああ
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乙!やばいその異名はピッタリすぎる
-
筆卸しにまんじゅうか…
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むしろもみじ饅頭言いたいがために書いたのでは
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プギャーの通り名でも笑ったのにもみじまんじゅうとかやめろww
まともな名前の方が少ないだろこれ
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乙
通り名が全体的に煽ってんのかってネーミングだよね
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