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( ><)我ら!お芋マスターズのようです
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第一話:入部だよ!お芋マスターズ!
(;><)「うーん…」
(;><)「どうしよう…入学して数週間、最初の壁なんです…」
(;><)「ていうかいっぱいありすぎるんです!某県にあるソフトクリームが100種類あるお店並にあるんです!」
ξ゚⊿゚)ξ「あら、ビロード。放課後だけど帰らないの?」
( ><)「あっ!ツンさん!実はかくかくしかじかで…」
ξ゚⊿゚)ξ「部活が決まらない?」
( ><)「はいなんです」
ξ;゚⊿゚)ξ「まぁ確かにこの学校アホみたいに部活があるから悩むのも分かるけど…」
(;><)「流石に多すぎるんです!なんですかクレー射撃部って!ダックスハントですか!」
ξ゚⊿゚)ξ「古…」
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(;><)「き、気を取り直してドクオ君は何部に入ったんですか?」
('A`)「俺ー?新聞部かな」
ξ゚⊿゚)ξ「新聞部なんてあったのね。初めて聞いた」
(;'A`)「ぶっちゃけ年に数回しか活動することなくてシラネーヨ先輩が暇だって言ってたけど…」
ξ;-⊿-)ξ「部活あるだけあってやることないんじゃ意味ないわよね…生徒会もよくぽんぽん申請通す訳だし」
( ^ω^)「あー生徒会と言えばこの前全力疾走する会長を副会長が追いかけてたお」
(;^ω^)「おまけに副会長怖かったお…あんな人だったけ…」ガクガク
ξ;゚⊿゚)ξ「内藤が西野カナのように!会いたくて会いたくて震えちゃう!」
(;><)「僕の幼馴染が変な感じで有名になってくんです!正直恥ずかしいんです!」
('A`)「いくら生徒会長でもあれじゃあな…」
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( ・∀・)つ│ガラッ
( ・∀・)「コロッケパン買えたー。ビロード一緒に昼飯食おうぜー!」
(>< )「はいなんですー!」
( ><)「てな訳で僕はモララー君達とお弁当食べてくるので失礼するんです!」ガタッ
( ^ω^)ノシ「おっおーばいばいおー」
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( ・∀・)「はー。今日母さんがお弁当作るの忘れちゃってさー。初っ端から購買だよー」
爪'ー`)「俺は弁当じゃ足りないからパン追加してきた」
(;><)「いっぱい食べますね…」
爪'ー`)「まぁな」モサモサ
( ・∀・)「思ったけどお昼にメロンパンって腹に溜まるの?」
爪;'ー`)「俺マヨネーズ苦手だから惣菜パン食えねぇんだよ…」
( ・∀・)「マヨって結構好き嫌い分かれるよね。おっはーでマヨチュッチュー」
(;><)「ネタが古いんです!」
爪'ー`)「おーいーしーい牛乳飲むのだピョ〜ン」
(><;)「そっちも古いんです!」
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( ・∀・)「ビロードって案外博識だから面白いよねー」
( ><)「ペロッ…このいじられ具合…大体ワカッテマス君のせい!」
爪'ー`)「全く関係ない罪が生徒会長へ擦り付けられたな」
( ・∀・)「そういえばこの前ネットで『タチ』と『ネコ』って言う単語を見たけどビロード知らない?」
爪;'ー`)・'.。゜ ゴハァ!!
爪;'ー`)"ケッホケッホゲッホ!!
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( ><)「タチ…?ネコ…?ネコって動物の方ですか…?」
( ・∀・)「なんでこれが一緒になってんだろうな。フォックス知ってる?」
爪;'ー`)「!?」
爪;'ー`)「えっと…それはだなぁ…なんというか…」
( ><)「その反応からすると知ってるんですか?」
爪;'ー`) (やべっ墓穴掘った)
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爪;'ー`)「あー…ま、まず『ネコ』っつーのはお前らも言ってる通り動物の猫だ」
( ><)( ・∀・) ホウホウ
爪;'ー`)「ほんで『タチ』ってのが太刀魚のタチ。要するに魚な訳よ」
爪;'ー`)b「つまり!これらをまとめると『お魚くわえた野良猫』って関係にたどり着くわけだ!!」ドヤァァァァァ
( ><)( ・∀・)
爪;'ー`)b
(*・∀・)「なっるほどー!その二つの単語にはそういうメッセージが隠れてたのか!」
(*><)「もやもやがスッキリしたんです!」
爪;'ー`)「おう…よかったな…」
爪;'ー`) (こいつらが純粋なバカでよかった…)
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<キンコーンカーンコーン
(;><)そ「ハッ!お昼休み終わっちゃたんです!ほとんどご飯食べれてないんです!」
( ・∀・)「部活の時間に食べれば問題ないよ。次移動教室だし」
爪'ー`)「ほんじゃあその前に飲み物買ってくるわ」
( ・∀・)「あれ?自販機壊れてるって朝デルタ先生言ってなかったっけ?」
( ><)「確か買った物と違う飲み物が出るって聞いたんです」
爪'ー`)「それならルーレットみたいで面白いだろ。ちょっくら行ってくるわ」
( ・∀・)「それなら俺達先に移動してるねー」
爪'ー`)「おう」
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ほった いも いじるな = What time is it now
また懐かしいネタを……、支援
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―
―――――
爪'ー`) ステステ
爪'ー`) σ(まぁ俺も前コーヒーのボタン押したらりんごジュース出てきたし、何が出ても…) ピッ
ガコンッ ベチャッ
爪'ー`)
爪'ー`)
爪'ー`) (こんにゃく出てきた)
爪'ー`)「…………」
爪'ー`)つ■" トゥルン
爪'ー`)「帰ったら母さんに味噌田楽にでも頼むか…」
おわり
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おつー
最後のこんにゃくで腹筋やられたwww
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今回は短め。また書き溜め終わり次第投下
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なんでこんにゃくwww
乙!
-
乙!
こんにゃくワロタ
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今読み終わった乙
続き期待してるぜ
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第四話:風景の写真集があるなら芋の写真集があってもいいと思う
( ><)
( ><)
( ><)「やべぇ、道に迷ったんです」
( ><)
(;><)「…じゃないんです!完璧に迷ったんです!どこだここ!?校内だ!やった!自己解決!」
(;><)「いやいや何も解決できてません!放課後図書委員の仕事があるのに肝心の図書室がわかんないんです!」
(;><)「そう、それは高校第二の壁!入学数週間は校内がラビリンス現象!右も左もわからないんです!」
(;><)「…………」シーン
(;><)「ていうかマジでヘルプミーなんですうううううううううううう!!」
-
ノハ;゚⊿゚)「何一人で騒いでるんだ…」ヌッ
そ(><;)「ぬわっち!!救世主!!」
ノハ;゚⊿゚)「忙しい奴だな。アレだろ?図書室行こうとして迷ったパターンだろ?」
(;><)「まるっと当てられたんです!まさかエスパー伊東…!?」
ノパ⊿゚)「私の苗字素直だけど」
(;><)「マジレスされたんです!」
-
( ><)「とりあえずエスパー伊東は置いといて、えっと…ヒートさんも確か図書委員でしたよね」
ノパ⊿゚)「おう」
( ><)「つまり図書室の場所を知ってる可能性がなくもないと!」
ノパ⊿゚)「そうだな………」
-
ノパ⊿゚)b「私もわからない!!」ズド―――ン
(;><)「ですよねー!!砂漠に雪が降るくらいの確率だと思ってたんです!」
ノハ;゚⊿゚)「ちょ、そんなに期待してなかったのかよ!分からねぇけどさ!」
(;><)「でもちょっとは期待したんですよ!?」
ノハ;゚⊿゚)「ありがとう!でも期待を裏切るような形になってごめんな!」
(;><)「いやいや!でも僕達校内レベルで道に迷ってるとデパートとかで絶対迷子センターから呼び出しされるんです!」
ノハ;゚⊿゚)「安心しろ!実際呼び出されたことが数回ある!」
(;><)「何の自慢!?そんなこと言われても全く安心できないんです!」
ノハ;゚⊿゚)「この学校に私ぐらいの方向音痴は居ないってことだ!ビロードはまだまだひよこレベルの方向音痴だぞ!」
(;><)「そんな称号いらないんです!」
ノハ;゚⊿゚)「ていうかここどこだよおおおおおおおおおおお!!」
(;><)「わかんないんですううううううううううううう!!」
-
(゚、゚トソン「貴方達ここで何してるんですか」ヒョイ
(;><)「きゅ、救世主!」
ノハ;゚⊿゚)⊃「いや待て!まだ可能性が低いぞ!」
(;><)「そうですね!このままだと三人の迷子が誕生する場合もあるんです!一人は賢く一人は強く一人は素早いんです!」
(゚、゚;トソン「何を言ってるかさっぱり分かりませんが貴方達図書委員でしょう?なかなか来ないから迎えに来ました」
ノパ⊿゚)
( ><)
ノハ*゚⊿゚)「ほ、本物の救世主様だ…!」
(*><)人"「ありがたやなんです!」
そ(゚、゚;トソン「私崇められるようなことしてませんよ!?」
-
―――――
―――――――
(゚、゚トソン「いやー…びっくりしました。まさか残りの人が迷子になってるとは」テクテク
ノハ;゚⊿゚)「すまん…下駄箱が分からなくて数十分は迷ってたレベルだから…」テクテク
(;><)「逆に心配になってくるんです…」テクテク
(゚、゚トソン「確か素直さんって生徒会書記やってるお姉さんと演劇部部長やってるお姉さん居ますよね」テクテク
ノパ⊿゚)「おう。少なくともこの学校に素直は私含めて四人居るからな」テクテク
(゚、゚トソン「田中さんや鈴木さんばりに多いですね。あ、生徒会にも鈴木さんは居ますけど」テクテク
ノパ⊿゚)「まーキュートは従姉妹だしなー」テクテク
( ><)「同じ学校に従姉妹が居るって凄いですね」テクテク
ノパ⊿゚)「私達と同じ学校に行きたいって言ってたからな」テクテク
(゚、゚トソン「仲がよろしくていいですね。あ、着きましたよ」
-
(´・ω・`)「お帰りトソン。迷える仔羊達は捕まえられたかい?」
(゚、゚トソン「伊藤先生ー。見つけてきましたよー」
('、`*川「お疲れ様。これで全員揃ったわね」
(´・ω・`)ショボーン
ノハ;゚⊿゚)「遅れてすいません…私達にとって校内は梅田ダンジョンと同じレベルです…」
('、`;*川「そんなに!?そんな迷う要素ないわよこの学校!」
ノハ;゚⊿゚)「…正直ドン・キホーテでも迷う自信あります…」
-
('、`;*川「…ああもうヒートちゃんの将来が心配だわ…それじゃあ集まったし今日の仕事は…」
本棚│;-_-)「………」
('、`*川「…ヒッキーくーん?」
本棚│;-_-)「はい……」
('、`*川「そんなところから顔出してないで出てきなさい」
本棚│;-_-)「うう………」
(´・ω・`)「あっ!ヒッキー先輩の後ろに巨大ナメクジが!」
そ(-_-;)「うわぁ!!?」
(´・ω・`)「うっそぴょーん」
(;-_-)「酷いよ…」
-
('、`;*川「…ちょっと強引だけど出てきてくれたならいいわ」
('、`*川「それで今日は清掃と本棚の整理と古本の処分をやってもらうわよ」
ノハ;゚⊿゚)「うへー…初っ端から仕事多いなぁ…」
('、`*川「文句言わない!それじゃあ私ちょっと職員室戻らなくちゃいけないからやっといてね。20分くらいしたら戻るから」
ヾ('、`*川「じゃ」ガラッ
-
(゚、゚トソン「よし!まずは清掃から始めますよ!」
(´・ω・`)「張り切るねぇ」
(-_-)「…………」
( ><)ノ「あのー…」
(;-_-)「な、何かな!?」
(;><)「さっきから顔色悪いけど大丈夫ですかね…」
(;-_-)「大丈夫だよ…僕はただ後輩って生き物が怖いだけだから…」
(;><)「過去に何があったんですか!?僕達は無害で安全な後輩だからその心配はいらないんです!」
ヽ(´・ω・`)ノ「そして僕が無害で安全かつプリティな後輩、ラブリーショボンちゃんさ」
(;><)「さっき思い切り脅してましたよね!」
(゚、゚トソン「むしろ公害の間違いでは」
(´;ω;`)そ「酷いよ!!僕は歩く水銀とでも言うのかい!?」
ノハ;゚⊿゚)「…掃除しようぜ」
-
(;><)「しまった!すっかり忘れてたんです!」
ノパ⊿゚)「全くよー…はいホウキ」
( ><)「ありがとうなんです」
(-_-)「僕はちりとりでもやるよ」
ノハ;゚⊿゚)「いえいえ!先輩がちりとりだなんて恐れ難いっス!むしろ私がちりとりやるんで!」
(;-_-)「えっ、女の子にちりとりやらせるなんて…」
ノハ;゚⊿゚)「私ちりとり大好きなんで!!問題ナッシング!!」
(´・ω・`)「ちりとりとしりとりって似てるよね」
(゚、゚トソン「ついでにちりがみとチリトマトって似てますね」
(;><)「無意味な会話が始まったんです!」
-
ノハ;゚⊿゚)「とりあえず私がチリトマト…じゃなくてちりとりやるんでヒッキー先輩は新品のホウキ使ってください」
(;-_-)「そんなに言うなら僕ホウキやるけどさ…そんな気を使わなくてもいいよ…」
(´・ω・`)「先輩が思ってる通り、僕達後輩も先輩って生き物が怖いんですよ」
(´・ω・`)「いやー正直脅したときも『ちょっと屋上来いやしょぼくれ眉毛』とか言われないかとビクビクしてたんですから」
(;-_-)「僕そんなことしないよ!争いとホラーは苦手な一般男子高校生だよ!」
(゚、゚トソン「なるほど。では死霊のはらわたとSAWシリーズどっちが好きですか?」
(;-_-)「どっちも嫌だよ!しかもなんで両方スプラッターなのチョイスしたんだ!」
ノパ⊿゚) (スプラッター見ると逆にお腹空いてくるなぁ)
-
(´・ω・`)「…うん。掃除は終わったね。次は本棚の整理しようか」
( ><)「大体どこらへんを整理すればいいんですかね」
(-_-)「右の本棚。新しい本も入ったからそれも補充する感じで」
(*><)「おお!流石先輩なんです!」
ノハ*゚⊿゚)「頼れるぅー!」
(*-_-)ゞ「へへ…そうかな…もっと頼ってもいいんだよ?」
(´・ω・`)「そうやって調子に乗ると後々後輩からいびられるように…」
(;-_-)「ごめんなさいごめんなさいこんな先輩頼らなくていいです!」
(;><)「上げといて落とすんです!本物の外道がここに居るんです!」
(´・ω・`)「僕は外道じゃなくてラブリーショボ(゚、゚トソン「もうそれはいいです」
(´・ω・`)ショボーン
-
(゚、゚トソン「ここの本棚ですね。よいしょっと…」
ノパ⊿゚)「整理整頓だー」ゴトゴト
( ><)「ここの本棚を順番通り動かせば本棚が動いて隠しダンジョンが出現するんですー」ゴトゴト
(´・ω・`)「もしくは本に模様が書かれていてそれを合わせるとパスワードが出てくる…みたいな」シマイシマイ
(゚、゚トソン「いやいやむしろとある研究員の日記が出てきてかゆうま的な展開が…」ゴトゴト
(-_-)「皆ゲーム好きだね…」セイリセイトン
(;-_-)「…後やたら低いところばっかやってるのは気のせいかな」
(´・ω・`)「届かないので低いところはお任せ下さい」
(゚、゚トソン「高所恐怖症なので…」
ノパ⊿゚)「ヒッキー先輩結構身長高いので…」
(;><)「僕は圧倒的身長不足なんです!」
-
(;-_-)「椅子使いなよ」
(´・ω・`)「やーのっ!」
(;-_-)「やーのっじゃない」
ノパ⊿゚)「なんか知らないけどめちゃくちゃ腹立つから聖書パース」
(;´・ω・`)「なんで!?」ズシッ
(;-_-) (やっぱ後輩怖い…)
-
('、`*川「思ったより長引いちゃった…終わった?」ガラッ
(´・ω・`)+「もちろんですとも」
ノパ⊿゚)+「なんせ私ら図書委員ですからね」
(;-_-)「下の段しかやらなかった癖によく言うよ…」
('、`*川「じゃあ最後の仕事。古本を捨ててきてくれないかしら。自電車置き場近くに物置あるからそこに置いといてちょうだい」
( ><)「四階からですか?」
('、`*川「四階からだねー」
ノパ⊿゚)「それなら楽勝〜」
(;><)「力仕事は一番苦手なんです…」
-
('、`*川「一人積み重ねた古本二つね。それじゃあいってらっしゃい」
そ(゚、゚;トソン「ふおうっ!予想以上に重い…」ズッシリ
(;><)「おまけに指が食い込んで痛いんです!」
(-_-) ヒョイ
(゚、゚;トソン「軽々と持ち上げますね…」
(-_-)「去年も図書委員だったから慣れっこだよ」
(゚、゚;トソン「ほうほう…ヒッキー先輩は腕相撲強いタイプと見ました…!」
(;-_-)「腕相撲は別に強くないかな…」
ノパ⊿゚)「置いてくぞー」
(;´・ω・`)「あぁん!待ってよヒート!」
( 、 トソン ゴフッ
(゚、゚#;トソン「ショボン君!そのような声を出すとは卑怯ですよ!?」
(;´・ω・`)「なんでキレてるの!?」
(;><)(不覚にも笑ってしまったんです…)
-
―――――
―――――――
ノパ⊿゚)「おっそいぞー」
(゚、゚;トソン「素直さんが早いだけです!」
(;><)「ひぃ…指が…指が死ぬんです…」
(-_-)「それなら僕が持つよ」ヒョイ
(;><)「申し訳ないんです…」
ノパ⊿゚)「じゃあ都村のは私が預けるよ」
(゚、゚;トソン「ありがとうございます…指が限界で…」
-
(´・ω・`)「…………」
(´・ω・`)「ひぎゃああああ僕も指が三枚おろしにいいいいい」
ノパ⊿゚)
(゚、゚トソン
(;-_-)
(´・ω・`)
(;-_-)「…持とうか?」
(´・ω・`)「ありがとうございます夜恩返しに来ますので鍵開けといてください」
(;-_-)「それはちょっとお断りかなぁ…」
(´・ω・`)
-
ノパ⊿゚)ノ「見てみてビロード。私の手がボンレスハムみたいになってる」
(;><)「わぁ…痕がめっちゃ残ってるんです」
(゚、゚トソン「お中元に出せそうですね」
ノハ;゚⊿゚)そ「えっ…手首丸ごとお中元…!?」
(゚、゚;トソン「そんなつもりで言ってませんよ!!」
(-_-)「お中元の話してるの?まだ高校生で出すのは早いんじゃ」
ノハ;゚⊿゚)「都村がお中元には手首丸ごと出すらしんです」
(;-_-)そ「え……」
(゚、゚;トソン「出しませんよ!先輩もそんな間に受けないでください!」
-
―図書室
('、`*川「お、戻ってきた。それじゃあ各自かいさーん」
ノハ;゚⊿゚)「ちかれたぁ…」
('、`*川「ヒートちゃんそろそろ大会近いもんね。練習もいいけど時々は体を休ませなさいな」
ノハ;゚⊿゚)「そうだ部活があったんだ!」
ノハ;゚⊿゚)ノシ「…ってことで私はドロンするぜ!じゃあなビロードと他クラス共と先輩!」タタタ
-
(゚、゚トソン「私も部活ありますし、美術室に戻らせていただきますね」
(´・ω・`)「僕も部活だー」
(-_-)「僕も部活あったなぁ…早めに戻らなきゃ」
( ><)「僕は部活ないからそのまま帰るんです」
(゚、゚トソン「あら、そうなのですか。それではここでさよならバイバイですね」
(-_-)「また委員会あるときに」
(´・ω・`)「気をつけてねー」
('、`*川「寄り道するんじゃないわよー」
( ><)"「皆さんさようならなんです」ペコッ
-
( ><)テクテク
( ><)(人が多かった分帰り道は一人なので静かですね)テクテク
( <●><●>)「どーん」
(;><)そ「ぽにゅう!?」
( <●><●>)「どんな叫び方なんですかそれ」
(;><)「ワ、ワカッテマス君!まさか生徒会サボりとかじゃないですよね!」
( <●><●>)「勝手に決めつけないでくださいよ。今日は生徒会の仕事ありません」
(;><)「よかったぁ…副会長さんの負担が減るんです…」
-
( <●><●>)「あーあ。今日は気分がいいからアイスでも奢ってあげようかと思ったのに気分損ないましたー」
(;><)「…とか言って変なモン押し付けてくるんでしょうどうせ」
( <●><●>)「嘘ですよ。ビロードにはメロンボール奢ります」
(*><)「わーいなんです!」
( <●><●>)「それで僕はハーゲンダッツを」
(;><)「差!!」
おわり
-
乙
-
おつ
ヒートかわいいな!
アイスの差にワロタ
>>89
最後の間に受けない〜は真に受けない〜かな?
どっちもOKならスマン
-
乙
雰囲気いいなあ
-
わちゃわちゃしてて楽しい
乙
-
こういう安心して読める作品好きだわ
おつ
-
>>95 ご指摘ありがとうございます。『真』の方であってます
-
第五話:ぼく、タロイモん
( ><)「今日も今日とて部活動に励むんです!」
( ><)ノ「てな訳でこんにちはー!」ガラッ
(;・∀・)「ねぇねぇニュッ君、ここどうすればいい?」
( ^ν^)σ「そのコトダマをそいつの発言にぶつけろ」
(;・∀・)「なるほどここだね!」<ソレハチガウゾ!
爪'ー`)「おー」
-
(;><)!?
(;><)(なんか部室に知らない人が混じってるんです!いや確か同じクラスの人でしたけど!)
(;><)(普通に馴染んでるし!僕ってそんないらない子でしたか!?たった三週間でクビ!?)
(;><)(ていうか学校にゲームを持ってきちゃいけないんです!)
-
爪'ー`)「あれ?この犯人モララーが好きだったキャラじゃね?」
(;・∀・)「本当だ……受け入れたくない事実……」
(;・∀・)そ「ってほぎゃー!!いつの間にかオシオキが始まってるし!!」
(;・∀・)「ちょ、おま……あっ……ちょっ」
( ;∀;)「お”う”ぇぇ”……嫌だよぉ……やめてくれよぉ……」
爪'ー`)「お前泣き声汚ねぇな」
( ^ν^)"チラッ
( ^ν^)「俺そろそろ帰るわ」
( づ∀・)「あ、うん。攻略教えてくれてありがとね」ズビズビ
爪'ー`) (泣き声も汚いけど顔も鼻水まみれで汚いな……)
-
( ><)ホゲー
( ^ν^)ステステ
(;><)ハッ (^ν^ )「………」
( ^ν^)ジー
(;o><)o「な、なんですか!!やるんですか!?」
( ^ν^)「………」
そ(><;)と(^ν^ )ヒョイ
( ^ν^)つ(;><)スタッ
( ^ν^)
ガラッ ピシャッ
-
(;><)「なんですかあの人……人を見るなり持ち上げて退かすなんて……僕はお荷物でもないんです!」
( ・∀・)「ニュッ君の事?あの子人見知りだからなかなか人に話しかけられないんだって」
(;><)「だからって無言で持ち上げるのはどうかと思うんです!」
(;><)「むしろよくこの短期間で仲良くなれましたね」
( ・∀・)「ゲームが好きらしくてさ。ゲーマーって言うのかな?攻略方法聞いたらすんなり仲良くなれた」
爪'ー`)「ついでにザンギエフについて熱く語ってたな」
(;><)「むー……色々ツッコミ所はありますが僕の中での第一位印象は『怖い人』なんです」
( ・∀・)「まぁまぁそう言うなって。……おっと、ビロード来たからゲーム止めなきゃ」
-
( ・∀・)「ちなみにビロードはこの中のキャラだったらどれが好き?」
( ><)「うーんと、この白黒のクマさんとか可愛いと思うんです!」
(;・∀・)「えー……」
爪;'ー`)「モノクマはなぁ……」
(;><)「なんで開幕からDisられてるんですか!」
爪;'ー`)「だってよ、こいつ見た目マスコットの癖して血も涙もない悪役なんだぜ?」
(;><)「うわっ!前言撤回!見た目によらずゲスいことしてるんです!」
( ・∀・)「リアルの女子みたいだよねー」
( ><)「………」
爪'ー`)「………」
(;・∀・)「えっ!?何この空気!!なんか俺悪いこと言った!?」
-
( ><)「いや、なんかモララー君が高校一年生になってそんな女性のドロドロした部分を知ってるだなんて思っても……」
爪'ー`)っ「経験者なんだな……」ポンッ
(;・∀・)「何その手!?全然そんなことないよ!!」
ヾ(;・∀・)ノシ「しかも俺なんて全く恋愛したことないしましてやそんな昼ドラみたいな恋愛したくもないしただ単に女の人って一枚上手っていうかそんなイメージがあるだけで!」アタフタ
( ><)「なんだか必死すぎて逆に怪しいんです」
爪'ー`)「見損なったぜ、親友」
(;・∀・)「なーんーでーそうなるんだよー」
-
(;・∀・)「あーもう!この話はやめやめ!おしまい!」
(;・∀・)「それより明日空いてない?カラオケ行こうぜカラオケ!」
( ><)「土曜日ですか?ならちょうど空いてるんです!」
爪'ー`)「俺も空いてるけどよ、何時から行く?」
( ・∀・)「そりゃあ11時からフリータイムぶっ通しでしょ!」
(;><)「ということは6時間ぶっ通しでカラオケですか……歌う曲探しとかなきゃなぁ……」
( ・∀・)「デュエットとかしようぜ!三年目の浮気とか男と女のラブゲームとか!」
(;><)「そんな飲み会みたいな雰囲気のデュエットはちょっとお断りなんです!」
爪'ー`)「そもそも男子高校生が歌うような内容じゃないだろ」
-
(*・∀・)「明日のカラオケ楽しみだなー。数学の課題は提出したし」
( ><)「えっ」
( ・∀・)「ビロード提出してないの?今日までだよ」
(;><)「し、しまったんです!提出どころか途中までしか終わってないんです!」
(;・∀・)「あらら。そうなの?」
爪'ー`)「デルタ先生提出物に成績付ける方だから出しとかないと減点されるぞ」
(;><)「ひぇぇ!留年の危機なんです!」
爪;'ー`)「そこまでは心配しなくていいんじゃないか?」
(;><)「でも念の為……ちょっくらやって出してくるんです!」
-
( ・∀・)「部室でやればいいんじゃない」
(;><)「プリントを教室に忘れてきちゃったし、何よりも前回ここで勉強したら酷い目に合いましたからね!流石にもう学習はしたんです!」
( ・∀・)「えー勉強を頑張るビロードに応援の舞を披露したのに」
(;><)「あれ応援っていうか妨害でしたよね。二人して馬マスク被りながら周りうろちょろされても気が減るんです!」
爪'ー`) ガサゴソ
(><;)「はいフォックス君馬マスク用意しなーい」
爪'ー`) チッ
-
( ><)「そんな訳でちょっと抜けるんです!」ガラッ
( ・∀・)「オッケー。戻ってくるまで花札でトランプタワーでも作ってるね」
(;><)「なんか色々矛盾してますね……!」バタンッ
( ・∀・)「去り際までツッコミを入れるなんて流石だ」
爪'ー`)「花札でトランプタワーってなんかおかしいな……こいこいタワー?」
( ・∀・)「ドンキーコングのステージにありそうだね」
爪'ー`)「いやなんかこれもおかしいな……花札城とかか」
( ・∀・)「一気にゴエモンっぽくなった!」
-
――
―――――
(;><)(無事教室にもついてプリントも机の中に入ってて問題を解いてるのはいいのですが……)
( ^ν^)ジー
(;><)(めっちゃ見てくる!!!)
(;><)(^ν^ )ジー
(;><)(おまけに近い!!)
(;><)(なんなんですかこの人!!帰ったんじゃないんですか!!)
( ^ν^)ゴゴゴゴゴ
(;><)(なんでそんな見てくるんですか僕は天然記念物の珍しい生き物でもありませんよ!!集中できないんでそっぽ向いててください!!)
(;><)Ф「………」 カキカキ
(;><)(……とか言える訳ねぇ――――!!超怖ぇぇ――――!!)
(;><)そ(うぐっ……!おまけに分からない問題が出てきたんです……)
(;><)「どうしよう……この問題だけ飛ばしてしまいましょうか」
-
( ^ν^)
( ^ν^)σ トントン
( ><)「へ?」
( ^ν^)Ф サラサラ
( ><)「あ、ここそうやって解くんですね。なるほど」スラスラ
( ><)「………」スラスラ
(*><)「やったー解けたんです!教えてくれてありがとうございます!」
:( ^ν^)そ: ビクゥ
( ^ν^)彡 ガタッ ガラガラ
(;><)「お礼言われただけで机の下隠れちゃうんですか!?こっちがビックリなんです!」
-
( ^ν^)
(;><)「……ごめんなさい僕が悪かったんでそんな睨みつけないでほしいんです。とりあえず出てきて」
( ^ν^)スクッ
( ><)「よし、残りの問題もパパッっと……」
(;><)
(;><)「……大変厚かましいお願いなんですけど他の問題も教えてください」
( ^ν^)
(;><)「僕の頭がポンコツなのは一番理解してるのでゴミを見るような目で見ないでください!」
( ^ν^)ハァー…
( ^ν^)Ф サラサラ
――――――
――――――――……
-
(;><)「なんとか終わったんです……本当にありがとうございます」
( ^ν^)!!
( ^ν^)ノ ガラッ
(;><)「どこに行くんですか……ってぎゃー!そこベランダなんです!飛び降りようとしちゃダメなんですううううううう!!」
-
( ^ν^)
(;><)「もー……心臓がヒヤヒヤしたんです!どんだけ慣れてないんですか!」
( ^ν^)、
(;><)「腕でバッテン?それは『ごめんなさい』って解釈でいいんですか?」
( ^ν^)"コクコク
(;><)「すげぇ、偶然当たったんです!」
( ^ν^)そ
(;><)「……ととと、もうこんな時間なんです。課題提出しなくちゃ!」
( ><)「そんな訳でまた明日!なんです!」ガラッ
( ^ν^)
( ^ν^)(また明日、か)
-
( ><)「たっだいまなんですー」ガラッ
(;><)そ「……ってなんですかその山は!」
爪'ー`)「おー、ビロードか。今花札でトランプタワー立ててるんだけど新記録行きそうでさ」
( ・∀・)「ちょうどトランプもあったからおまけに組み立ててる状態!」
(;><)「もう……もう普通にトランプタワーでいいんです……」
おわり
-
>>106
このモララー好きだわ
-
ニュッくんいいキャラだな、頭良いのかな
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おつ!
ゲーマーなニュッ君に親近感沸く
地味にゲームが無印の方か2の方なのか気になる会話
ビロードならモノミも好きそうだな
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http://urx.red/rNMm
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第六話:他人のソラニン
( ・∀・)「ハンカチよし!ティッシュよし!財布よし!会員カードよし!」
( ・∀・)「寝癖直した!喉の調子も良好!気分はハイテンション!」
( ・∀・)「それではモララー大将!出発であります!」
(-@∀@)「ちょっと待て」
( ・∀・)「あ、兄ちゃんおはよう」
(-@∀@)「おはよう。あのさモララー、色々と言いたいことがあるんだけどいいかな?」
( ・∀・)「おっと!兄ちゃんの言いたいことは分かるさ。俺達兄弟だもの!」
(-@∀@)「じゃあどうぞ」
( ・∀・)「ふっふっふ……俺の階級が高いことが言いたいんだろ?流石に欲張りすぎたよねー」
(-@∀@)「残念でした。ハズレなので兄弟の縁を切ります」
(;・∀・)「なんでだよ!!!」
-
(;・∀・)「問題外しただけで兄弟の縁切るとか聞いたことないよ!?」
(-@∀@)「ちょっとしたジョークさ。それで本題入るけど今何時だと思う?」
( ・∀・)「早朝の五時だね」
(-@∀@)「それでいてどこに行くつもりだ君は」
( ・∀・)「カラオケ」
(-@∀@)
( ・∀・)
-
(;-@∀@)「なんでだよ!!!」
( ・∀・)「何その時間差ツッコミ。眠いの?」
(;-@∀@)「眠いよ!!!」
( ・∀・)「しかも兄ちゃん俺のツッコミパクったねー。兄弟の縁を切ります」
(;-@∀@)「いいよ!!!」
( ・∀・)「えっ」
(-@∀@)「えっ」
-
(-@∀@)「………」
(-@∀@)「とりあえず兄弟の縁を切ることは保留して」
( ・∀・)「保留しちゃうんだ!」
(-@∀@)「何時に集まるの」
( ・∀・)「十一時」
(-@∀@)「お前時間間隔狂ってるんじゃねぇの?」
(;・∀・)「普段生徒会長にしか口を悪くしない兄ちゃんがここまで……!今日はゴリラ豪雨だ……」
(;-@∀@)「僕どんだけ善人みたいな扱いされてるんだ!そりゃ口の悪い日だってあるよ!」
(;・∀・)「しかもゴリラ豪雨にツッコまないなんて……」
(;-@∀@)「そこツッコんでほしかったの!?ゴリラが降ったら一大事だよ!」
( ・∀・)「うーん……」
( ・∀・),「ちょっと前の話題に今頃ツッコミ入れるのはなんか空気読めないみたいなー……」
(;-@∀@)「なんだお前!!本当に兄弟の縁切りたくなってきた!!」
-
( ・∀・)「やめてよ。普段喧嘩しない俺達がこんなことで縁を切るなんてさ」
(-@∀@)「元凶は……あっ。僕だわごめん」
(;・∀・)「なんで一瞬疑われたんだよ!酷い!」
(-@∀@)「普段の行いじゃないが原因じゃないかな」
( ・∀・)「俺そんな悪い子なの……?」
(-@∀@)「少なくとも人を起こすときにフライングボディプレスをするのはやめてもらいたい」
( ・∀・)「そっちこそ兄ちゃんのプリン食ったときチョークスリーパーするのもやめてもらいたいなー」
(-@∀@)「………」
( ・∀・)「………」
( ・∀・)「やっぱり俺達兄弟だね!!!」
(-@∀@)「そうだね!!!」
-
( ・∀・)「なんやかんや話してたら三十分時間潰せた」
(-@∀@)「よかったね。それで僕は凄く眠い」
( ・∀・)「……テンションのあまりフライングボディプレスで起こしてごめんな」
(-@∀@)「それは毎朝やられてるからむしろ慣れてきたっていうkあ、眠いここで寝る」
(;・∀・)「せめて自分の部屋に戻るまで耐えて!」
(-@∀@)「無理無理戻る気力さえない。3、2、1」
ドサッ
(;・∀・)「ホントに寝やがった!平成の野比のび太だ!」
「のび太まだまだ現役だから……20世紀と21世紀またいでるから……永遠の小学四年生だから……」
(;・∀・)「そんな長々とツッコミ入れる気力あるなら部屋に戻れよ!」
「嫌だ」
-
(;・∀・)「もー……しょうがないなぁ」
((と( ・∀・)「玄関先で寝られても困るから部屋まで戻すよ」ズルズル
「……せめて運び方をどうにかしてくれない?」
( ・∀・)「俺としたことが!普通こうだよねー」クルッ
(;-@∀@)「いや仰向けに直せって意味じゃないからね!!引きずるのやめろって言ってるんだからね!!」
(((と( ・∀・)〜♪ ズルズル
(;-@∀@)「おいコラ話を聞け!!おい!!」
-
( ・∀・)「さて、兄ちゃんはそこらへんの廊下に放置してっと」
( ・∀・) 毛布かける優しさがあるなら部屋まで運べ!>
( ・∀・)
( ・∀・)「なんか言ってる」
-
( ・∀・)「あ!そうだったビロードに連絡入れなくちゃ」ピッピッピッ トゥルルルル
( ・∀・) ガチャ
『何朝っぱらから電話よこしてるんですか……』
( ・∀・)「おはようクラリス……」
『レクター博士!?おはようございます!』
( ・∀・)「はい、皆さんが静かになるまで五分かかりました」
『校長先生なのかレクター博士なのかハッキリしてくださいよ!!』
( ・∀・)「ごめんごめん。やっぱからかうと面白いなぁ」
『こっちは全然嬉しくないですよ……それで何ですか?』
-
( ・∀・)「ついこのあい話……大体一話くらいに言ったけどさ」
『ついこのあい話って何ですか!!メタにも程があるんです!!』
( ・∀・)「お芋マスターズ活動時には学校指定ジャージで来ることって言ったじゃん」
『……まさか今日も学校指定ジャージで集合と』
( ・∀・)「そゆこと」
『まぁ連絡入れてこなかったら確実に私服で来ることになってたんで助かったんです』
( ・∀・)「そいつはよかった。じゃあ切るねー」
『はーい』ブツッ ツーツーツー
( ・∀・)「さーて、録画してたにじいろジーンでも見るか」
-
―稚内家
(;><)「結局電話のせいで目が覚めたんです……」
(;><)「休日に早起きするとどう時間を潰すか困るんです!」
( ><)" チラッ
( ><)「それでいて今の時刻は十時。そろそろ出かけましょう」
(>< )「お母さーん!いってきまーす!」ガチャ ゴッ
<ハーイ
(;><)「……ってなんか打撃音が?」
:爪; ー ): プルプル
(;><)そ「ぎゃ―――――!!フォックスく――――ん!!」
-
爪;'ー`)「おはようクラリス……」
(;><)「またレクター博士!?流行ってるの!?流行ってるんですかそれ!!」
爪;'ー`)「すまねぇビロード。迎えに行こうと思って呼び鈴を押す勇気がなかったからドアの前で正座してた」
(;><)「それなら普通に迎えに来てくれた方が嬉しいんです!ていうかよく僕の家分かりましたね!」
爪'ー`)「生徒会長に聞いたら教えてくれた」
(;><)「あの野郎!」
-
(;><)「あぁもういいや……集合場所に行きましょう」
爪'ー`)「おう。ビロードの家ってマンションなんだな」
( ><)「はいなんです」
爪'ー`)「いいなー俺ん家一軒家だからさー」
( ><)「でも一軒家の方がいいと思いますよ?」
爪;'ー`)「皆それ言うよな……おまけに引き戸だから普通のドアの開け方と施錠が分からなくなるんだよ」
(;><)「それは結構重症じゃ……ちなみに引き戸ってどうやって鍵かけるんですか?」
爪'ー`)「なんかちっこい鍵みたいなのがあるんだけどそれを差し込んでグルグル回してりゃ……」
(;><)「わかんないんです!!」
-
―――――
――――――
( ・∀・)ノシ「おー来た来た。待ちくたびれたよ」
( ><)「もしかしてずっとそこに居たんですか?」
( ・∀・)「そうだね、二時間くらいかな」
(;><)「そんなに待ってるんだったらスタバでも言って時間潰せばいいじゃないですか」
(;・∀・)「スタバとかキャピキャピ系の巣窟じゃん!怖い!」
(;・∀・)「しかも注文するのにふっかつのじゅもんみたいなこと言うんでしょ!?覚えられないよ!」
爪'ー`)「ベンティアドショットヘーゼルナッツバニラアーモンドキャラメルエキストラホイップキャラメルソースモカソースランバチップチョコレートクリームフラペチーノ」
ミ(・∀・;)「フォックス怖っ!!何語それ!?古代文字!?」
つ
(;><)「スタバはそんな最古から存在してないんです!」
-
(;・∀・)「はー……もうマジ怖いよー……おまけにそこそこ高いし、コーヒーなんかそこらの自販機で買えるし」
爪'ー`)「ベンティアドショッt(・∀・;)「もういいよ!般若心経の方が覚えやすいわ!」
(;><)「むしろ般若心経の方が覚えにくいと思うんですが……」
(;・∀・)「あーもうお前ら!見えてきたしさっさと行くぞ!」スタスタ
-
( ><)「……モララー君って見た目はかっこいいのに中身は残念ですよね」
爪'ー`)「あの子は昔っからそうだったのよ。母さんはそういうの分かるからね」オホホホ
( ><)「お、お母さん!!」
爪'ー`)「でもああいう奴がギャップ萌えっつってモテるんだろうなー。性格もかっこよくてもモテるんだろうなー」
爪'ー`)「………」
爪'ー`)「世の中不公平だ」チッ
(;><)(友情の中の闇が見えたんです!!)
-
(;・∀・)「おっそいぞー!三人って書いたのに一人しか居ないって見栄張ってるみたいで悲しかったんだぞ!」
爪'ー`)「すまんすまん。世の中不公平って話をしてたらな」
( ・∀・)「なんかよく分からないけど勝手に俺が書き込んだから文句言うなよ」
( ><)「ちなみに何時間なんです?」
( ・∀・)「んっとね、三時間」
( ><)「三時間ですか。ちょうどいいくらいですね」
(;・∀・)「俺的にはフリータイム六時間くらいがよかったんだけどあまり遅くに居ても怒られそうで」
( ><)「門限厳しいんですね……」
(;><)「って六時間ですか!?」
( ・∀・)「え、普通じゃないの?」
爪'ー`)「多人数でもヒトカラでもフリータイムで六時間だろ」
(;><)「えぇー……僕がおかしいんですか」
-
爪'ー`)「ま、そこらは慣れだな。そんで部屋何号室だ?」
( ・∀・)「302」
(;><)「結構上がりますね」
( ・∀・)「軽い運動と思えば大丈夫!」ダダダダ
(;><)「駆け上ってる時点で軽くないですよ!!」
-
( ・∀・)「とうちゃーく!ドリンクバー近い部屋でよかった」
(*・∀・)「おお!ソファがでかい!!キャバクラみたい!!」ドサー
(;><)「例えが!!」
爪'ー`)「飲み物ここ置いとくな」
( ><)「ありがとうなんです!」
爪'ー`)「………」
爪'ー`)「ちょっとモララー、腕伸ばして足くんでみてくれ」
⊂( ・∀・)⊃「こうか?」
爪'ー`)「すげぇ。№1ホストみたいだな」
(;><)「ジャージ着たホストが存在するんですかね……」
爪'ー`)「世の中には不思議なことがたくさんあってだな……」
(;><)「そこでオカルトきちゃうんですか!?新手の都市伝説!?」
( ・∀・)「それなら『クラブ:お芋マスターズ』になるのかな」
(;><)「果てしなくださいんです!!」
-
( ・∀・)「キャバクラとかホストの話で盛り上がってちゃアレだね。なんか歌おう」
( ><)「そうですね……僕達にはまだ早いんです」
( ・∀・)「とんだマセガキだと思われちゃうしなー」
( ・∀・)「あ、フォックス一番最初に歌っていいよ。俺最後でいいから」ピッピ
爪'ー`)「いいのか?じゃあ一番手もらうな」ピッ
( ><)(フォックス君何歌うんだろう……V系とか?)
-
テテテテテテテテ♪テテテテテテテテ♪
爪*'ー`)「あんまりソワソワしないでー♪あなたはいつでもキョロキョロー♪」
爪*'ー`)「よそ見をするのはやめてよー♪私が誰よりいちばんー♪」
(;><)そ「 ! ! ? ?」
(;><)(え!?なんでラムのラブソングなんですか!?どっから声出してるんだっちゃ!)
爪*'ー`)「好きよ、好きよ、好きよ♪」
( ・∀・)爪'ー`)「「う”っふ”ん”!!!」」」
(;><)「そこ力むんですか!?ごっつ!!」
(;><)「しかもモララー君まで加勢するんですね!」
( ・∀・)「カラオケ行く度毎回やってるよ」
( ・∀・)「ほら、歌ってる間に曲入れとかなきゃ」
( ><)「そうですね……」
-
( ><)Ф" ピッピッ アーアーオトコノヒトッテー>
( ><)Ф" ピッピッピッ イクツモノーアイヲモッテイルノネー>
( ><)Ф アーアーアチコチニーバラマーイテー>
(;><)Ф ワターシヲーナヤマセールワー>
-
(;><)(しゅ、集中できねぇ……!!!!)
(;><)(想像してたのと全く違うんです……集中力削がれるんです……)
(;><)(いや別に歌う曲なんて自由なんですけど……ギャップ以上にですね……)
(;><)(ええい!ここはジュディマリを入れましょう!)ピッ
爪'ー`)「歌い終わったぜ。次ビロードだぞ」
(;><)「はいなんです!」
-
( ><)「大キライだったそばかすをちょっとひとなでしてタメ息ひとーつ♪」
( ><)「ヘヴィー級の恋はみごとにー角砂糖といっしょにーとけーた♪」
( ・∀・)「懐かしいなそばかす。るろ剣見たくなってきた」
爪'ー`)「働きたくないでござる!!!絶対に働きたくないでござる!!!」
( ・∀・)「それ違う」
( ><)「おもいでーはー!いーつも綺麗だけどー♪」
( ><)「そーれだけじゃーお腹がすくわー!」
( ><)「本当はーきーれいな夜なのにー♪」
( ><)「どおしてかーしら♪あの人の笑顔がおもーいだせないのっ!」
-
(;><)「はひぃ緊張したんです!」
( ・∀・)「ビロード声高い方だから歌いやすそうでいいね」
(;><)「これでも結構キツイ方なんですよ?」
( ・∀・)「そう見えないけどなぁ。よし、これ歌おう」ピッピッ
-
( ・∀・)「イケナイ太陽ー!ナーナーナーナーナナー♪」
( ><)「あっ……やっとまともな曲が……」
爪'ー`)「俺もビロードも普通の曲だよな?」
(;><)「いや曲としては普通なんですけど……まぁいいんです」
爪'ー`)「? そういえば前素直がまっさらブルージーンズ踊りながら歌ってた」
( ><)「どの素直さんですか?」
爪'ー`)「キュート。あの時はドクオも居たな。俺はちらっとしか見てないが」
(;><)「確かキュートさん新聞部ですよね。ダンス部ではないですよね」
爪'ー`)「やることないらしいしなぁ。それで翌朝ドクオに感想言われたんだけど『サビ部分の腰の動きがエロかった』らしい」
(;><)「とんでもねぇ変態なんです!」
-
( ・∀・)「歌い終わったー。これで一周だな」
(;><)「あれ?もう終わったんですか?」
爪'ー`)「まっさらブルージーンズの話題で盛り上がってて聞いてなかった」
(;・∀・)そ「酷い!変に注目されるのも恥ずかしいけど全く注目されないのも寂しい!」
(;・∀・)「ちっくしょー次まっさらブルージーンズ歌ってやるから覚悟しとけよ」
爪;'ー`)「どう覚悟するんだよ……」
-
爪'ー`) ピッピッ
爪'ー`)「あーあー……マイクテス……よし」
爪*'ー`)「あいたーいな♪あえなーいな♪せつなーいな、このきもーち♪」
(;><)「未だに馴れないしこの変わりようが凄いんです……」
( ・∀・)「俺もここ数年で馴れたから安心してよ。誰でも最初は驚く」
(;><)「まぁそうですよね!!」
爪*'ー`)「こっちをむいて好きだと言って♪」
( ><)「しかし……会った当初はクールなイメージでしたけど今は全然……」
(;・∀・)「ぜんっぜんクールじゃないからね!見た目だけだからあんなの!」
( ・∀・)「あーでもそういうタイプが合コンとか行ってモテるタイプなんだろうなぁ」
( ・∀・)チッ
(;><)(デジャヴを感じるんです……!!)
-
爪;'ー`)「ゲホッ……無理して歌ったら喉死んだ……飲み物取ってくるわ」
(;・∀・)「無理すんなよなお前声低いんだからさ」
爪;'ー`)「それでも歌いたいんだよ。お前らの飲み物も補充してくるから何がいい?」
( ・∀・)「メロンソーダ」
( ><)「オレンジジュースが欲しいんです」
爪'ー`)「おっけー」ガチャ
-
爪'ー`) ステステ
爪'ー`) (ドリンクバー近いと楽だよなぁ)
爪'ー`)「メロンソーダとオレンジジュース……俺はカルピスソーダにしよう」ジャー
爪'ー`)"
爪'ー`) (なんかチラッとメイドさん居たけどコスプレの貸し出ししてるのかここ)
爪'ー`) (誰かとすれ違ったら気まずいだろうな)
爪'ー`) ステステ
爪;'ー`)「やべっ、両手塞がっててドア開けられねぇ。モララー!」
( ・∀・)つ「はいな」ガチャンコ
爪;'ー`)「サンキュー。ほれ、メロンソーダ」
( ・∀・)「どうも」
(#><)「ファック!ファック!ファック!ファック!」
(#><)「元・カ・レ・殺・ス!!」
(#><)「きーみの元カレ、ころしたーいよー!!息の根を止めたならー!!」
爪'ー`)「うわっ。びっくりした」
( ・∀・) (なんで俺以外見た目と合わない曲歌うんだろう)
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(;><)「ああ喉が!!でも楽しかったからいいんです……!」
爪'ー`)「変に喉を潰すと翌朝声出なくなるから気をつけな」
(;><)「うぇへぇ……それは困るんです」
( ・∀・)「ビロード終わったし次俺かー」
( ・∀・)「宣言通りにまっさらブルージーンズ歌お」ピッピッ
(#・∀・)σ「二人共ちゃんと耳かっぽじってよく聞けよな!!歌うからな!!」
爪'ー`)「はいはい」
(;><)「凄い剣幕なんです!」
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( ・∀・)「NON!NON!泣いたってわかんなーい♪」
( ・∀・)「NON!NON!そんなんじゃ始まんなーい♪」
(>< )「今ので何時間経ちましたか?」コソッ
爪'ー`)「二時間ちょっとくらいだな」
(><;)「もうそんなに経ったんですか。早いですね」
爪'ー`)「曲選んだり飲み物取りに行ってたりしてたからな」
(#・∀・)σ「いーまーに見てろとー自分に魔法かけーたらー!」
(;><)「あ、ごめんなさいちゃんと注目するんです」
( ・∀・)b「イマジネーショーン!さあ、大きくふくらまーせてー♪」
( ・∀・)「まーっさらぴんのブルージーンズ♪なにげーに着崩してー♪」
(*・∀・)「おおきなゆめをかざしーたらーびーじんになあったー♪」
爪'ー`)「ノリノリじゃねぇか……」
( ><)「ノリノリですね……」
-
(*・∀・)「ドタバタしててもLOVE ME!LOVE ME!LOVE ME!LOVE ME!」
(*>∀・)⌒☆「めちゃくちゃしたいのLOVE ME DO♪」バチコーン
爪'ー`)「うっわーウインクとかしたー無駄にあざといことしやがってー」
(;><)「歌ってるときのフォックス君もだいぶ女々しいと思うんですけど」
爪'ー`)「俺が?ないない」
(;><)「鏡見ろなんです!」
-
――――
――――――
<トゥルルル
( ・∀・)「はーい」ガチャ
( ・∀・)「あ、はい。はい」 サッザンクロス!ミギテクビガオチタ>
( ・∀・)「延長はしません。はい。はーい」 オーイジタバタインテーハイノー>
爪'ー`)「なんだって?」
( ・∀・)「十分前だって。ビロード歌い終わったらでいいよね」
爪'ー`)「そうだな。……しっかし思ったより違う曲を歌うんだな皆」
( ・∀・)「絶対この中じゃ俺がまともな曲歌ってるから」
爪'ー`)「でも中学時代カメレオンアーミー歌ってただろ」
(;・∀・)「いいじゃん別に!親の影響だもの!」
爪'ー`)「皆分からないっつってたし……」
(;・∀・)「これから分かればいいんだよ!」
(;><)「終わりましたよー。最後の一曲僕で良かったんですかね?」
( ・∀・)「いいのいいのそんなの気にしなくて。じゃあ会計すませようか」
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( ・∀・)「ひーふーみーっと…」ジャラジャラ
爪'ー`)「あ、小銭足りねぇ」
( ><)「僕の貸してあげるんです。いくらですか?」
爪'ー`)「十円」
( ><)「じゃあその分出しときますね。後日返してくれれば問題ないです」
爪'ー`)「ポケットの中にうまい棒入ってるからそれでチャラにしようや」
(;><)「え、まさかのお菓子!」
爪'ー`)「サラミ味な。俺この味苦手で」
(;><)「嫌いな味押し付けられたんです!」
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