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( ^ω^)達はアインクラッドを生きるようです。
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立ったら投下がある。
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以上、本日の投下を終了します。
支援ありがとうございます!
感想、本当にありがとうございます!
やっと二十話の終わりが見えてきました。
また、よろしくお願いします。
ではではまた!
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おつ
また読みごたえのある話だった。
今後のミセリが気になるな
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乙
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乙
久々に読むと、と言っても1ヶ月ぶり程だけど、やっぱ面白いな
SAOの方はアニメしか見てないけど、キリトの事とか世界内の情勢が別視点から見れるのがスピンオフ感あって良いね
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乙乙
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おつつ
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おお来てた乙乙
ツンとクーはビコーズの下りに関してはもはや何を言ってもお花畑にしか感じないしどんな綺麗事を述べても「でもこいつら人を一人殺してるんだよな」という印象しかなくなってしまった
どう贖罪させて決着をつけるかが楽しみではあるね
死をテーマにするのは難しいよな
丁寧に描くほどに作者の死と真剣に向き合った経験が露呈して少ないとどうも嘘臭くなって白けてしまう
他の場面が秀逸なだけにそこがちょっと残念
そうそう経験できることじゃないから仕方ない事ではあるんだけどね
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おつつつ
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>>973
上から目線の自慰書き込みほんと滑稽。
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おつです
読めば読むほどバッグボーンの全容とか初期メンバー各自の立ち位置が見えてすっきりしてきた
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仮想空間で実際に死体とかを視認できるわけでもないし、むしろプレイヤーからしてみたらホントに現実世界でも死んでるのかどうか確認できない状況なんだから実感が薄い感じでいいと思うけどね
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臭い台詞いうときの改行が気になって仕方ない
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それでは投下を始めます。
おそらく途中で次を立てることになるかと思います。
今回もよろしくお願いします。
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11.旅立ち
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第二層での彼らは、
アルゴからの依頼に翻弄された。
(´・ω・`)「『nezha』……。
確か中国神話神話に出てきた『ナタ』?……『ナタク』?だったような」
('A`)「どうした?」
(´・ω・`)「いや、アルゴさんから言葉の意味に覚えがないか問い合わせが来たんだけどさ。
ドクオ、これに覚えある?
確か封神演義読んだよね?」
('A`)「ん?ああ。えーと……なんだ?ネズハ?」
(´・ω・`)「いやいや。せめてナーザって読んでよ」
('A`)「ナーザ?」
(´・ω・`)「ナタクの方がわかるかな」
('A`)「ナタク!それなら知ってる。で?」
(´・ω・`)「……いやもういいや」
('A`;)「え?あ、いや、アルゴがどうしたって?」
(´・ω・`)「いや、この綴りに見覚えはないかって聞かれてさ」
('A`)「無料で答えてるのか?」
(´・ω・`)「コルはもらってないよ」
('A`)「?」
(´・ω・`)「情報と交換」
('A`;)「そうですか」
(´・ω・`)「なにその感じ」
('A`)「いや、考えてみりゃ、
情報屋のアルゴならショボンを手駒にしたいだろうなって思って」
(´・ω・`)「?」
('A`)「だっておまえ、歩く百科事典だし」
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ミセ#*゚ー゚)リ「ちゃんと調査しないでボス戦やるとか馬鹿じゃないの!」
(`・ω・´)「そうなのか?」
ミセ*゚ー゚)リ「クエスト時の会話とか報酬の内容なんかで、
ボスの特徴とか攻略とかのヒントをえられたりするのよ」
(`・ω・´)「ほー」
ミセ*゚ー゚)リ「ビーターとか呼ばれるくらいならそこらへんもちゃんと操作しろっていうのよ」
(`・ω・´)「ははは」
(;゚д゚ )「会話しながらツートップで突き進むし」
(´・_ゝ・`)「案外いいコンビだな」
ミセ#*゚ー゚)リ「さっさと行くわよ!次のエリアで採取すればいいはずだから!」
(`・ω・´)「はーい」
(;゚д゚ )「はい!」
(´・_ゝ・`)「ふむ」
ξ゚⊿゚)ξ「で、なんでこんなに急いでいるわけ?」
( ^ω^)「アルゴさんの仕入れた情報で、
どうやら今攻略してるボス戦に問題があるらしいんだお」
川 ゚ -゚)「それを確かめるためには、
いくつかのクエストをクリアしないといけないらしい。
で、このお使いもその一つってわけだ。
よし、この家だな。行ってくる」
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( ^ω^)「お願いだお」
ξ゚⊿゚)ξ「ふーん」
( ^ω^)「お?」
ξ゚⊿゚)ξ「どうせならフィールド組が良かったな」
(;^ω^)「お使いも重要なクエストだお」
ξ゚⊿゚)ξ「それは分かるけどさ」
( ^ω^)「お?クー、早かったおね」
川 ゚ -゚)「無事に渡せたが、
追加を依頼された」
ξ゚⊿゚)ξ「追加?」
川 ゚ -゚)「ああ。隣の村までいかなければいけない」
ξ゚⊿゚)ξ「よっしゃ!フィールド!」
( ^ω^)「おー」
川 ゚ -゚)「ショボンに連絡するから待っていてくれ」
(´・ω・`)「……なるほど。
アルゴさん、二つクリアで、一つ追加です」
(アルゴ)「追加?」
(´・ω・`)「はい。お使いですけど前の村に行かないといけません。
そのままドクオに合流してもらって行ってもらいます」
(アルゴ)「大丈夫なのかイ?」
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(´・ω・`)「はい。
あと、これが今までのデータです」
(アルゴ)「助かったよ」
(´・ω・`)「いえ。
僕達もフロアボスを倒してほしい気持ちは同じですから。
これくらいのお手伝いはさせていただきますよ」
(アルゴ)「……君たちは攻略には参加しないのかナ?」
(´・ω・`)「……はい。
あと、手伝う代わりの約束は守ってくださいね」
(アルゴ)「君たちの存在は他言無用だネ」
(´・ω・`)「はい。
よろしくお願いします」
(アルゴ)「これだけの統率力を持ったリーダーと、
攻略メンバーに並ぶレベルと経験を積んだパーティー。
売れる『情報』なんだけどナ」
(´・ω・`)「一度承知していただいた以上、
守ってください。
『情報屋』のアルゴさん」
(アルゴ)「もちろんだよ。
この仕事は信頼が一番だからネ」
(´・ω・`)「これからもよろしくお願いします」
(アルゴ)「こちらこそ、ヨロシク」
('A`)「ブーン達と合流か。『了解』っと。
えーとこっちだな」
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ウインドウを閉じると走り出すドクオ。
('A`;)「……ショボンとアルゴの会話とか、
腹の探り合いだろうなー。
この手伝いの報酬も色々交渉してたし」
数分後仲間と合流するまで、
ドクオの冷や汗は流れていた。
第二層攻略戦は、
死者を出さずに勝利することが出来た。
その陰に彼らがいたことは、
アルゴしか知らないことだった。
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(´・ω・`)「お疲れさまでした」
二層のボス戦が行われた次の日、
二層で定宿にしていた農家の一部屋に集まった九人。
九人集まれる部屋はそれほど多くないため、
とても重宝していた。
ξ゚⊿゚)ξ「ほんとよねー」
( ゚д゚ )「ちょっと大変だったな」
(´・_ゝ・`)「クエストは難しくなかったが、
個数と早くやらなきゃいけないってのがめんどくさかった」
ξ゚⊿゚)ξ「ほんとよ。攻略してるやつらも何を急いでいるんだか」
( ^ω^)「おっお。
でも集めた情報が役に立ったらしいから、
頑張ったかいがあったお」
( ゚д゚ )「そうだな。
それは誇ろう」
ξ゚⊿゚)ξ「でも私たちの事は内緒にしたんでしょ?
全部アルゴの手柄なのよね」
(´・ω・`)「まあね。
あまり目立ちたくないからそうしてもらった。
それに、これからそれを取引材料にできるし」
ξ゚⊿゚)ξ「ギルド強化のためのスカウト合戦か。
確かにそんなのに巻き込まれたくはないわね」
(`・ω・´)「あと、こんな細かい情報を手にすることが出来るのは、
そういったコネを作っているおかげだろ?」
(´・ω・`)「うん。そうだね」
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シャキンの手から数枚の資料が、
ブーン、ミルナ、デミタス、ツンの順で渡された。
先に読んでいたミセリ、ドクオ、クーの表情はかなり険しい。
ミセ*゚ー゚)リ「ショボンくん、シャキン、
それ、どう思う?」
('A`)「……マジかよ」
川 ゚ -゚)「スキルやシステムを利用した、
武器の窃盗事件か……」
クーの言葉に顔を見合わせるブーン達未読者の四人。
慌ててそれぞれの手元の資料に視線を走らせた。
(´・ω・`)「よく考えた手口だよね。感心したよ」
('A`)「ショボン……」
(´・ω・`)「だって考え付かないよ?
システムを完全に理解してなきゃこんなの」
ミセ*゚ー゚)リ!
('A`)!
(`・ω・´)「今こんなのを考え付けるのは、
βテスターだけだろうな」
ミセ*゚ー゚)リ「そんな……」
(´・ω・`)「実行犯の彼をそそのかしたこの謎の人が、
かなりシステムを熟知しているのは疑う余地がないよ。
問題は、それを自分でやらないで、他人にやらせたことだね。
しかもかなりうまく誘導したみたいで、
名前はもちろんどんな奴だったかもしっかり覚えていないみたいだ」
川 ゚ -゚)「普通そんな怪しい奴に言われた犯罪を実行するか?」
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(´・ω・`)「『フルダイブ不適合者』。
その実行犯になってしまった人は、
フルダイブ不適合らしいね。
距離感がうまくつかめないらしい」
川 ゚ -゚)「そんなことがあるんだな」
(´・ω・`)「所詮『既製品』だからね。
大多数の人にはフィットするけど、
中には合わない人がいる。
もちろん細かい微調整をすれば大丈夫なんだろうけど、
ナーブギアはそういう風にできてないから」
川 ゚ -゚)「だが、だからといって……」
(´・ω・`)「もちろん犯罪は許されることじゃない。
でも、システムに拒絶された自分なら、
代わりにシステムを利用してやるって思っても、
不思議じゃないかもしれない。
特に距離感がつかめないなんて、
この『剣で戦う世界』においては致命的だから」
川 ゚ -゚)「それはそうかもしれんが……」
(´・ω・`)「うん。何度も言うけど、
犯罪は許されることじゃない。
でも彼はちゃんと謝罪して、
その罪を認めて攻略メンバーを中心に色々と償いをするみたいだから、
まあ許しても良いんじゃないかな。
それに、やっぱり問題はその犯罪方法を教えた奴だと思う」
( ゚д゚ )「本当に分からないのか?
会話をしたんなら顔ぐらい見ていそうだが」
(´・ω・`)「分からないみたいです。
顔まで隠れるフードを着ていたみたいで」
(´・_ゝ・`)「そいつ、また新たな犯罪ネタを仕込んでくるかもしれんな」
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(;^ω^)「やめてほしいお」
(`・ω・´)「ま、やるだろうな」
ミセ*゚ー゚)リ「やるでしょうね」
('A`;)「そんなに思いつくかな」
(;^ω^)「そんなに思いつかないでほしいお」
ブーンの呟きに同意する面々。
何人かは苦笑しつつも、
眉に皺を寄せたブーンを見た。
( ^ω^)「お!
でもこの『チャクラム』は明るいニュースだおね」
ξ゚⊿゚)ξ「明るいニュース?」
( ^ω^)「だって、戻ってくる投擲武器だお!」
ブーンの言葉に何人かが反応し、ショボンを見た。
(´・ω・`)「うん。そうだね。
ちょっと気になるかな。
でも投擲スキルだけで扱えるのかどうか」
川 ゚ -゚)「アルゴに聞かなかったのか?」
(´・ω・`)「聞いたんだけど、はぐらかされたんだよね。
優先順位は低いから追及はしなかったんだけど」
ミセ*゚ー゚)リ「はぐらかされたか……。
なんか使用するには他のスキルとか、
クエストの受注があるのかも」
( ゚д゚ )「特殊な武器だとそういう事もあるのか?」
ミセ*゚ー゚)リ「そういう可能性もあるかもってこと。
エクストラスキルかもね」
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('A`)「あー。かもな」
( ^ω^)「普通では覚えることのできないスキルの事だおね?」
ミセ*゚ー゚)リ「そんな感じそんな感じ。
覚えるのに条件があるスキルね。
今覚えている武器の熟練度が上がると覚えることが出来るとか、
クエストをクリアすると覚えることが出来るとか」
川 ゚ -゚)「それでは投擲スキルを上げていけば……」
ミセ*゚ー゚)リ「んー。可能性は低いかな」
('A`)「そうか?投擲武器だしその可能性もあると思うけど」
ミセ*゚ー゚)リ「うん。ゼロではない。
でも、この彼がチャクラムを使うようになったのって最近みたいだから、
可能性は低いかなって」
(`・ω・´)「どういう事だ?」
ミセ*゚ー゚)リ「だって、『投擲』みたいな趣味スキル、
鍛えてるのショボンくんくらいだよ」
(`・ω・´)「ん?」
('A`)「ああ。まあそりゃそうだな」
ミセ*゚ー゚)リ「ドクオくんはわかったみたいね」
川 ゚ -゚)「どういうことだ?」
('A`)「いや、『投擲』って武器を投げるからさ、
結構な確率で武器が無くなったり当たった時に破壊されちゃうんだよ。
基本的には使い捨て。
だからいっぱい持ってないと意味がないけど、
容量はあるから無制限に持てるわけじゃない。
落ちてる小石とかを投げても熟練度は上がるはずだけど、
モンスターのHPを削るには武器の投擲じゃないと無理だろうし」
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( ゚д゚ )「メインの武器としては役に立たないってことか」
('A`)「そういう事」
ξ゚⊿゚)ξ「どれだけ金があっても足りないと」
('A`;)「ま、まあそういうことだな」
川 ゚ -゚)「つまり、ほとんど全員が『投擲』スキルを鍛えていないと」
('A`)「あー。それはわかんないけど」
ミセ*゚ー゚)リ「ボス戦に参加するような人達の中にはいないでしょうね。
『投擲』スキルを鍛える時間があるなら、
他の武器を扱っている方がよっぽど建設的だもの」
(´・_ゝ・`)「ショボンは敵の出現ポイントをおれ達に教えるために小石とか投げてるもんな」
ξ゚⊿゚)ξ「それでショボンだけってことね」
ミセ*゚ー゚)リ「うん。
日常的に使っているのはショボンくんくらいだと思う。
だから、鍛えてるのもね」
川 ゚ -゚)「?
しかし、ショボンもそんなに使ってはないだろう?
基本的には槍で戦っているわけだし」
ミセ*゚ー゚)リ「ショボンくん、
夜中に一人で石投げたりダーツやったりして練習してるから」
川 ゚ -゚)!
('A`)!
(`・ω・´)!
ミセリの言葉で全員がショボンを見た。
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( ^ω^)「お、夜練習してるのかお?」
(´・ω・`)「たまにね。
練習しておかないといざという時使えないと思って」
川 ゚ -゚)「(知らなかった)」
('A`)「おまえちゃんと寝てるのか?
マニュアルとかも作ってたし」
(´・ω・`)「寝てるよー。
もともと睡眠時間少ない方だから、
遅寝早起きだけど」。
( ^ω^)「おー。ならいいけど……」
(´・ω・`)「大丈夫、大丈夫。
頑張ってるけど、無理はしてないよ」
('A`)「……その言葉、信じるからな」
(´・ω・`)「疑り深いなー」
ξ゚⊿゚)ξ「日頃の行いのせいよ」
(´・ω・`)ショボーン
ミセ*゚ー゚)リ「眉が垂れすぎ」
ミセリの言葉に六人が笑い、
いつの間にか違う話題へと移っていた。
ミセ*゚ー゚)リ「……それで、これからどうする?
三層に狩場を移す?」
.
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一通りボス戦や二層のクエストの話が終わった後、
ミセリがぼそりと呟いた。
(´・ω・`)「いや、当分の間は二層を中心にしよう」
('A`)「え?」
(´・ω・`)「え?そこまで驚く?」
('A`)「いや、だって三層でギルドを作れるクエスト受注できるから」
(´・ω・`)「それは攻略の人たちが落ち着いてからだよ。
とりあえずは彼らがやりつくして、
アルゴさんの作る攻略本が充実してからにする」
('A`)「あー。そういうこと」
(´・ω・`)「そういうこと」
ξ゚⊿゚)ξ「別にクエストはやらなくても、
三層をメインにしても良いんじゃないの?」
(´・ω・`)「それも考えたんだけど、
実は二層の攻略が早すぎて、
全部埋まってないんだよね」
( ゚д゚ )「埋まってない?」
(´・_ゝ・`)「なにが?」
('A`)「!あの本か!?」
川 ゚ -゚)「一層の!」
ミセ*゚ー゚)リ「ああ!あの『卑怯級』アイテム!」
ミセリの発言に噴き出すツンとクー。
(´・ω・`)「何それ」
.
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ξ゚⊿゚)ξ「いや、この前三人で話していた時に、
あの本とか宿屋が安くなる手帳とかは、
伝説級でも反則級でもなく、卑怯級だよねって話で盛り上がったのよ」
川 ゚ -゚)「私はそんなことないって言ったんだがな」
ミセ*゚ー゚)リ「ちょっとクーちゃん、
自分だけ逃げようったってそうはいかないよ!」
ξ゚⊿゚)ξ「そうよクー!
あんただって笑ってたじゃない」
川 ゚ -゚)「笑いはしたがちゃんと止めたぞ」
ミセ*゚ー゚)リ「うわっ。
きたよこの子。
どう思うツンちゃん」
ξ゚⊿゚)ξ「まさかここで裏切られるとは!」
ミセ*゚ー゚)リ「ひどいよねー」
川 ゚ -゚)「しらんぷりー」
三人が笑いながら話し始め、
呆然とそれを眺める男六人。
その視線に気付いたミセリが慌てて真面目な顔をした。
ミセ*゚ー゚)リ「なるほど、あのアイテムのクエストとか敵のデータが埋まってないわけね」
(`・ω・´)「なかなかひどいな」
ミセ*゚ー゚)リ「うるさいシャキン」
(´・ω・`)「ま、まあそういう事かな。
クエストをクリアすることによって発生するクエストもあるし、
ちゃんと整理もしたいと思って」
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('A`)「駆け足だったし、一回落ち着いて二層を回るのもいいかもな」
( ^ω^)「おっお。わかったお」
ξ゚⊿゚)ξ「ま、良いんじゃない」
川 ゚ -゚)「うむ。無理に先に行かなくても良いしな。
門の有る街には誰かが到達すればいけるようになるから、
武器や防具を最新のものにすることはできるわけだし」
(´・ω・`)「そうだね。街には行こうか」
ξ゚⊿゚)ξ「これを機に、
私も裁縫スキル上げようかな」
( ^ω^)「僕も鑑定スキル色々試すお!」
川 ゚ -゚)「私もまずは基本のPOTの成功率を上げないとな」
('A`)「おれも聞き耳スキルを……」
ξ゚⊿゚)ξ「あんたホントに上げてるんだ」
('A`;)「も、もちろん隠蔽とか索敵もちゃんと頑張るぞ」
それぞれに目標を語りだす五人。
それを眺めている四人。
シャキンが目配せすると、ミルナとデミタスが頷いた。
(`・ω・´)「そこで発表がある」
そしてシャキンが良く通る声話し始めた。
('A`)「シャキンさん?」
(`・ω・´)「おれとミルナとデミタスは、
ここで一度別行動をとる」
.
-
('A`)「へ?」
( ^ω^)「お?」
ξ゚⊿゚)ξ「はあ?」
川 ゚ -゚)「どういう事だ?」
( ゚д゚ )「どういう事もない。一緒に行動するのはここまでだってことだ」
ξ#゚⊿゚)ξ「はあ?何言ってるわけ?」
(´・_ゝ・`)「ツンに怒られることじゃないぞ?」
ξ#゚⊿゚)ξ「別に怒ってないわよ!ムカついただけ!」
(´・_ゝ・`)「あまりかわらんな」
川 ゚ -゚)「私は怒ってるぞ」
( ゚д゚ )「冷静に見えるが……」
川 ゚ -゚)「抑えているからな。
理由を聞きたい。
ショボンもそうだろ?」
(´・ω・`)「え?あ?うん。そう……だね」
川 ゚ -゚)「ショボン?もしかして知っていたのか?」
(`・ω・´)「いや、話してないぞ」
(´・ω・`)「うん。聞いてない。
でも、なんとなく、そんなことを言いだすかなって思ってたから」
川 ゚ -゚)「ショボン?」
( ^ω^)「そ、それでどうしてなんだお?
僕達の事が嫌になったのかお?」
.
-
( ゚д゚ )「そんなわけないだろう」
(´・_ゝ・`)「ああ。お前たちといると楽しいからな」
( ^ω^)「それじゃあなんで……」
(`・ω・´)「おれ達にはおれ達で、
やりたいことがあるんだよ」
ξ゚⊿゚)ξ「一緒にやれば良いじゃない」
(`・ω・´)「大人には大人の事情がな」
ξ゚⊿゚)ξ「……なによそれ……」
川 ゚ -゚)「それで納得しろというのか?」
(`・ω・´)「別にしなくてもいいさ。
ただ、おれ達が別行動をとるのは決定している」
( ^ω^)「と、時々別行動をとるのじゃダメなのかお!?」
(`・ω・´)「いちいち集まったり分かれたり面倒臭いだろ」
ξ゚⊿゚)ξ「……面倒くさくてもいいじゃない」
( ゚д゚ )「ツン?」
ξ゚⊿゚)ξ「面倒くさくてもいいじゃない!
一緒に居て、やりたいことがあるときは別行動をする!
それでいいでしょ!」
(´・_ゝ・`)「ツン……」
川 ゚ -゚)「ショボン、ショボンはどう思うんだ?」
(´・ω・`)「……三人がそうしたいなら、
止めることはできないよ」
.
-
ξ゚⊿゚)ξ「ショボン!?」
川 ゚ -゚)「え」
(;^ω^)「ショボン!本気かお!?」
(´・ω・`)「三人が話し合って決めたことを止めることはできないよ。
それに、きっと今の情勢を考えて、
それが最良の行動だと思ってのことだと思うし」
ξ゚⊿゚)ξ「ドクオ!
あんたはどう思うわけ!」
('A`)「お、おれ?
おれは……。
一緒に居た方が、危険は減るかもしれない。
でも情報の共有が出来なくなるわけじゃないし、
ずっと会えなくなるわけでもないし。
三人が考えて出した結論なら、
仕方ないとは思う」
ξ゚⊿゚)ξ「いや」
ドクオが喋り終わらないうちに立ち上がったツン。
ξ゚⊿゚)ξ「私はいや」
そしてそのまま部屋を出ていく。
川 ゚ -゚)「ツン!」
クーが立ち上がる。
川 ゚ -゚)「……シャキン、ミルナ、デミタス。
出来れば、考え直してほしい」
そしてツンを追って部屋を出て行った。
ミセ*゚ー゚)リ「ツンちゃん……」
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-
(`・ω・´)「うむ……」
(´・_ゝ・`)「ちょっと、はやまったか?」
( ゚д゚ )「そうかもしれないな」
閉じられたドアを見る三人。
( ^ω^)「どうしても、別行動をとるのかお?」
(´・_ゝ・`)「別に二度と会えないわけじゃないだろ」
( ^ω^)「おー。
それはそうだお。
でも……」
('A`)「……いくらアルゴが話さないとしても、
九人で動くパーティー。
更に結成時から九人いるギルド。
しかも九人共前線で動けるときたもんだ。
……目立つよな」
( ^ω^)!
('A`)「そういうことだとおもったけど?」
(`・ω・´)「ま、そうだな」
('A`)「で、ショボンもそれを考えていたわけだ」
(´・ω・`)「完全に別行動することは考えていなかったよ。
ギルドを二つ作るとかは考えたけど」
ミセ*゚ー゚)リ「すぐに三層に行かないのも目立たないためだよね」
(´・ω・`)「うん。
冷静に見て、僕達は強いと思う。
下手したら、攻略している人に引けを取らないくらいに」
.
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('A`)「なんやかんやとサクサク進んでいるしな」
(´・ω・`)「全員の努力に加えて、
ドクオとミセリの知識があるからね。
でも、そろそろ攻略の人たちの目が気になってきた」
( ^ω^)「三人は、それを考えてなのかお?」
(`・ω・´)「それも、考えた。
ただおれ達でちょっとやってみたいことがあるのも本当だぞ」
( ^ω^)「それは何なんだお?」
(`・ω・´)「大人の内緒だ」
(;^ω^)「おー。」
ミセ*゚ー゚)リ「ねえ、すぐ分かれるつもり?」
(`・ω・´)「いや、お前たちが二層を回るなら急ぐこともないだろ。
二層のクエスト回収は付き合わせてもらおうと思う」
ミセ*゚ー゚)リ「そう。良かった」
(`・ω・´)「何がだ?」
ミセ*゚ー゚)リ「だって、一気に四人もいなくなったら、
ツンちゃんとクーちゃんが寂しがるなって思って」
(`・ω・´)「ん?」
('A`)「四人?」
ミセ*゚ー゚)リ「うん。四人」
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