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∬´_ゝ`)ブーン系小説&イラスト練習総合案内所のようです
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∬´_ゝ`) これからどんどん暑くなるわよ〜。体調管理に気を付けてね
∬´_ゝ`) ここはブーン系小説&イラスト練習総合案内所よ
初めての方や馴染みのない方は以下のブーン系wiki、テンプレ等をよく読んで
ご理解とご協力をお願いします
・総合スレにおける最低限のルール、マナー
・よくあるQ&A
・荒らしについて
・進行中の企画・創作板の特殊スレ一覧
・AAテンプレ一覧
ブーン系wiki
http://www43.atwiki.jp/boonkei/
☆ ://boonkei.wiki.fc2.com/
↑が見れない、AAがコピー出来ない方の為の予備サイト
☆://boonkei.web.fc2.com/top.html
☆://boonkei.m.web.fc2.com/top.html(携帯用)
兄弟スレ
( ^ω^)ブーン系小説シベリア図書館のようです★51
http://mastiff.2ch.net/test/read.cgi/siberia/1391693128/l50
前スレ
( ´_ゝ`)ブーン系小説&イラスト練習総合案内所のようです
http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/internet/13029/1432613072/
( ^ω^)ブーン系小説板のようです(旧避難所、スレ立て上限に達した)
http://jbbs.shitaraba.net/sports/37256/
( ^ω^) ブーン系小説板2のようです
http://jbbs.shitaraba.net/internet/16305/
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ジョルジュの眉毛にすら億劫に感じる人が多いから、大佐となると尚更なぁ……
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>>266
未完だけど天使と悪魔と人間ととか
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思い出せる大佐出演作品が見事に短編しかなかった
( ∵)∴)旅するようです/ ゚、。 /
http://littleboonlife.blog60.fc2.com/blog-entry-36.html
( ^ω^) ブーンはスナイパーなのに突撃好きなようです
http://tanpentokanohokanko.blog118.fc2.com/blog-entry-80.html
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鬱ナせぇるすまんにも出てたような
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>>262
わろたw大佐かわいい
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ブーン系で数年前まで絵とか書いてて、同人活動とかもなさってたとある絵師さんのサイトが閉鎖してるのを知ってショックだった…
渋も退会してるし、なんやかや全部保存しときゃ良かったよ…
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某方かと思って焦って確認したらサイト残っててホッとした
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諸行無常ですなぁ
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ギャグのブーン系教えて
シュール系じゃなくて漫才みたいにテンポよくどんどん笑いが展開されていく奴が良い
あらチーとか冷酷非道ロマネスクみたいな感じ
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盛岡ゼミ
テンポ良いぞ
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それこそ漫才をするようですがあるじゃないか
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戦う生徒指導とか
未完だけどな
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ここで挙がるのいつも同じ作品ばっかだな
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回答者が同じだからね
仕方ないね
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madな研究所
てかこの作者のひとのはみんな掛け合い面白い
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とりあえず百選読んどけば間違いない
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生徒指導はうるさいから滑りギャグなんだよな
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短編なら良質ギャグそこそこあるよね
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投下します
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〜近代的タイムマシンのようです(゚、゚トソン〜
「奥さん頑張って!もうすぐ赤ちゃんが生まれますよ」
明け方の分娩室にひどく狼狽した男の声が響く。
【+ 】ゞ゚;)「だだだ大丈夫か!?!?私はどうすれば???」
|゚ノ;^∀^)「......もう、なに今にも泣き出しそうな顔しているのよ」
雨に打たれたかの様な大粒の汗を流し、憂いに滲んでいた瞳がふと私の顔を映し優しげなものに変わった。
【+ 】ゞ゚;)「し、しかしだな......」
|゚ノ;^∀^)「ふふ、そんなに取り乱していては今から生まれてくる子に笑われてしまうわよ。でも、その......私もちょっと辛いので手を握って下さらない?」
目の前で微笑む女性は想像を絶する痛みを受けながらも私の心配をしているのか。
彼女の言葉が胸に溶け入る錯覚を覚えた瞬間、既に私は普段の落ち着きを取り戻している事に気がついた。
【+ 】ゞ-)「君にはかなわないな。大丈夫だ、私が付いている」
嗚呼、私は生涯この女性と産まれてくる子どものために命を尽くすだろう。
と、柄にもない事を思い少々恥ずかしくなったが
それに応えるかの様に細く美しい指が私の手を強く握り返した。
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「おめでとうございます。元気な女の子ですよ。」
【+ 】ゞ゚)「良くやったぞ。レモナ」
|゚ノ ^∀^)「ありがとうあなた。おはようトソンちゃん。産まれてきてくれてありがとう」
朝の陽ざしと共に部屋を満たした産声は私たち家族を祝福してくれているようだった。
(-、-ン
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だ、大丈夫なの?
規則正しい電子音と不安定で消え入りそうな声が病室に響く。
ああ、心配するな。とても珍しい症状だか命に関わるほどではない。
でも......でも、こんな症状って......
声が詰まる。
私たちの子だ。この先困難な事が起こったとしても乗り越えられるぐらいの力はあるさ。
うん......
それに私たちも付いているだろう。そんな今にも泣き出しそうな顔をするんじゃない。全く、君が笑顔じゃなきゃトソンも心配するぞ。
.......
......ありがとうね。でもお互い様よ。
む?どういう意味だ?
ふふ、何でもないわ。
んん?
薬品の匂いが鼻に付くベットの上で緩やかな覚醒と睡眠を繰り返す中、家族の声だけが鮮明に頭に響いた。
(-、-トソ「.....」
どうやら私は生まれつき身体が弱かったようです。
もしかするとみんなみたいに外で遊んだり、お腹いっぱいご飯を食べたりできないのでしょうか?
それはとても悲しいけれどちっとも不安はありません。
ありがとね。お父さん、お母さん。
個室に残った規則正しい音だけが彼女を再び微睡みへと誘っていた。
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「最近子供が誘拐されるニュースをよく耳にするのでお前らもなるべく2人以上で気を付けて帰るようにな。以上」
取り留めのないHRが終わり駆け足で部活動に向かう生徒達を横目に文庫本を開き目を落とす。
ペラ......ペラ......
紙と紙が擦れる音はなんと心地が良いのでしょうか。
ペラ......ペラ......
運動部の掛け声が窓の外を通り、私を現実世界に連れ戻す。
む、そろそろ私の友人がクラスに転がり込んでくる時間でしょうか。
彼女と一緒に帰るのはとても楽しいけれど今日は用事があるから断りを入れないと。
再び没入
ペラ......ペラ......
教室にパタパタと足音が飛び込む。
ミセ*゚ー゚)リ「トソン〜、一緒に帰ろ〜、あとご飯も〜」
ばたんと文庫本を閉じる。
(゚、゚トソン「ごめんなさいミセリ、今日は定期診断を受けに病院へ行かなければいけないの」
ミセ*゚ -゜)リ「そんなあ......今日こそモナー屋さんの限定スイーツを食べに行こうと思ったのに〜」
彼女は大袈裟に項垂れ、私の机にぐだっと突っ伏した。
モナー屋さんは、帰り道の途中にあるお昼からオープンするケーキ屋さんです。
近所ではとても評判が良く月に一度数量限定の特別なスイーツを販売する事で有名です。
今日は丁度昼前に授業が終わったのでもしかしたら間に合うかもしれませんね。
私は立ち上がり、飾り気のないスクールバッグを肩に掛けた。
急な動きに対応できずに机に突っ伏したまま顔だけ上げた彼女の姿はとても可笑しくて笑ってしまった。
(゚、゚トソン「ふふ、何時迄も突っ伏してないで、行きますよ。」
_人より身体は弱いけれど_
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ミセ*゚ー゚)リ「ん?どこ行くの?」
(゚、゚トソン「決まってるでしょう、モナー屋です。」
ミセ;゜ー゚)リ「え、ちょっと待って、待ってってば〜。ねぇ病院は.....って足はっや。」
(゚、゚トソン「私はまだその限定スイーツ食べたことないんですよ!今月も売り切れの絶望を味わえと?」
ミセ;゜ー゚)リ「分かった、ゼェゼェ......分かったってば、ゴホ.....ゴホ.....だから止まって〜」
トソンとは対象的なぬいぐるみやストラップのついたスクールバッグが呼吸に合わせてじゃらじゃらと揺れる
(゚、゚#トソン「早くしなさい、そんなんじゃ限定スイーツは売り ミセ#゜ー゚)リ「どんなスタミナしとんねん!?」
_よ、弱いけれど……?_
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お昼時駅前のモナー屋さんには案の定行列が出来ていました。
表向きはケーキ屋さんだけれどパンや珈琲なんかも取り扱っていて店の一角は買った商品を暖かい内、冷たい内に
食べられる様にテーブル並べてあり、限定スイーツの日ではなくても昼時にはなかなか賑わっているです。
(゚、゚トソン「もう結構並んでますね…」
行列の最後尾に並びつつ店中から漂ってくる鼻腔をくすぐるバターと砂糖の香りに胸を躍らせた。
パンの焼ける香りは素晴らしいですね。
この匂いを世界中にばら撒けば全世界は平和になるのでは無いでしょうか?
我ながらアホな事だとは思いながらも
アホのあの子なら共感してくれるのでは?
と思い、振り向くと、
ミセ,, -)リ「ゼェ...ゼェ..ゼヒッ...コヒュー...コヒュー...ガハッ....」プルプル
(゚、゚;トソン「ど、どうしたんですかミセリ?散歩後の老犬みたいな息して。周りの人ドン引きですよ?」
ミセ#゜ー゚)リ「誰のせいだと思っとんのじゃ!!」
_人より食べられる量も少ないけれど_
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(゚、゚*トソン「それにしても楽しみですねぇ」
限定スイーツ。一体どんなものなんでしょうか
ショートケーキ、ティラミス、モンブラン、チーズケーキ
私の頭の中は今甘い妄想に征服されています。
月に1度の限定品と言うくらいだから、もしかしたら全てのケーキを......
ミセ*#゜ー゚)リ「おい無視やめろ」
(-、-トソン「全く......何キロくらい食べてやりましょうか」
ミセ;゜ー゚)リ「バケモノか」
むう、可憐な女子高生をバケモノ呼ばわりとは何事か。
_す、少ないけれど?_
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(゚д。##トソン「おいいいいいいい、私の直前で売り切れてんじゃねえか!ああああああ私は今ッ!暗い海よりも
深い「絶望」の中にいるッ!」ガルルルル
ミセ;゜ー゚)リ「ト、トソンちゃんお願い落ち着いて、み、みんな見てるから......」
_とても元気に育ちました_
......ふ、普段は私も大人しいんですよ?
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しえん
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規則的な電子音に促され覚醒する。
よく思い出せませんが何か懐かしい感覚ですねえ、こういうのをデジャブと言うのでしょうか?
彼女が目を覚ますと両親が神妙な面持ちで覗き込んだ。
ああ、そうですか、私はやっぱり私は人より身体が弱かったのですね
いつ倒れたかは思い出せませんが病院に運ばれたのでしょう
身体中が痛み、心臓の鼓動が大きく響いている気がします。子供の頃にモナー屋さんに着くのが待ちきれず全力疾走して思いっきり躓いてアスファルトに滑り込んだ時の痛みに似ているかもしれません。
【+ 】ゞ゚)「落ち着いて聞いてくれトソン」
優しい父の声。
【+ 】ゞ゚)「君の症状は現代の医学では治療方が確立されていないんだ。」
(゚、゚トソン「そうですか......」
【+ 】ゞ゚)「だが安心しろ、私が何十年かかっても治療法を見つける」
【+ 】ゞ-)「だから......だから......」
母は部屋の隅で顔を手で覆い肩を震わせている。
父の顔が曇る。
寡黙だけれど誰よりも優しかった父のそんな顔は初めて見ました。
2人とも、そんな今にも泣きそうな顔をしないでください…...私まで......悲しくなってしまいます。
「しばらくの間、眠っていてくれないか?」
最近のニュースを丁度見ていた私は直ぐにピンときました。
(-、-トソン「私は......」
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我々の現代よりも少し発展した未来。
車はより安全になり新幹線はより早くなったが
医学や科学は行き詰まり
未来に全てを託す投げやりなコールドスリープ技術だけが世間を賑わせ絶賛されていた。
目覚めるのは何時になるのか分からない。
その一睡は一生の眠りになるかもしれない。
目覚めた時時代に取り残されるかもしれない。
それは娘を生かしたいと言う親のエゴであり大切な娘を殺すと言っても過言ではないと分っていても
それでも......
それでも......
それでも彼女は生きることを望んだんだ
___________________________
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コールドスリープカプセルの中って意外と広いんですね。
保護服を着て睡眠薬と諸々の薬を飲んで横になりカプセルから噴出される冷気と保護液に身を委ねるだけ。
入る前に受けた説明だとこれで理論上1000年は眠る事が可能だそうです。
私には詳しい事は分かりませんがきっとこれが医学と科学の結晶というものなのでしょうか。
【+ 】ゞ゚) 「そろそろだな......」
(゚、゚トソン「はい......」
|゚ノ ^∀^)「もう、二人ともそんなに暗くならないの。何も一生の別れじゃないんだから。」
あれから2日後、母はとても落ち込んでいましたがすっかり元気になったようです。
とても心配でしたが良かったです。
|゚ノ ^∀^)「トソンちゃんとはしばらく会えなくなっちゃうけれど良い夢見て待っててね。」
(゚、゚*トソン「ふふ、ありがとう、お父さん、お母さん。じゃあこれから眠るね。」
【+ 】ゞ゚)「ああ、おやすみトソン。」
9
目を閉じる瞬間大切な友人の姿が浮かんだ。
…ごめん…ミセリの事忘れてました…
(゚、゚;トソン「あ!お父さんごめんバタバタしてて忘れてた。私の友人のミセリにまだお別れ言ってなかった。私が眠ったら彼女に、何時か一緒にブーン屋の限定ケーキを食べようって伝えて欲しいの。」
【+ 】ゞ-)「ッ‼......ああ、必ず伝えるよ。安心しろ。」
あ、これは言わない方が良かったかもしれません。お父さんは一瞬とても悲しい顔をしてしまいました。
子供の成長は早いですからね......私が起きた時、もしかしたらミセリは大人になってるかも......しれないですね。
あ......でもあの子はアホだから......もしかしたら私の事忘れちゃってる......かもしれません...ね....
それは....それは......とても....や....だ.......な.....
一筋の涙が頬を伝った。
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深く落ちていく意識の中、私は残酷なタイムマシンが低い声で唸り始める音を聞いた。
母は、糸が切れたように膝から崩れ落ちカプセルに手をついた。
|゚ノ ;∀;)「あ......あ、あああああああああああああああああああああトソンちゃん!トソンちゃん...やだ、嫌だよう。」
我が子との距離はたった30cm。涙と声はガラスに阻まれ、永遠に触れることができないかの様に感じられた。
(-、-トソン
心配させまいと化粧で隠していたはずの隈で黒くなった目元と、涙で赤く腫れた頬を、溢れる涙がぐしゃぐしゃに汚した。
父は何も言わず母の肩を抱き寄せるが涙は止まることはなかった。
【+ 】ゞ゚)「必ず、助けるからな」
自分の言葉がもう我が子に届かない事を知りつつも呟かずにはいられなかった。
トソンの涙の跡は既に結晶となり保護液の中に溶けていった。
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(-、-トソン
(゚、゚トソン「......」パチッ
近代的タイムマシンのようです(゚、゚トソン 〜おわり〜
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おつおつ
目が覚めたということは…
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以上です。次書く物の冒頭に使うつもりで書きました
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おつー
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ここから先はいろいろ話が膨らみそうだなー
良い書き出しだったよ乙
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使えよ? これ絶対使えよおつ
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先ほど書き終えた者ですが初めて地の文を入れた作品を書くつもりです。
地の文がおかしかったり比喩表現が分かりにくかったりくどかったりしている気がするのですが大丈夫でしょうか?
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三点リーダとそうじゃないのが混じってるのが気になる
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ダッシュじゃなくアンダーバー使ってるのが少し気になる
こだわりなら別にいいけど
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>>288
気になったのはここかなぁ
両親の台詞と心象文が混ざって判りづらかった
台詞と文の間をもう一行開けるか、台詞に括弧、気になるから『』つけた方がいいんじゃない?
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乙乙!
良い書き出し。続きがとても気になる!地の文も一文が程良い長さで読みやすかった。
強いて言うなら、一人称と三人称が入り乱れてるのが気になったぐらい。
例えば290のトソンとは対照的な〜の一文だけ急に三人称になるので ん?と感じた。298も、三人称か一人称か固めてほしかった。一瞬、トソンの意識がまだあって、シェルターの中からレモナの姿を見てるのかなと思った。(そこを曖昧にするための技法、というのなら断然あり)
ただ、ブーン系だと一人称三人称入り混じってるの多いし(百選にもある)間違いなわけではない。あくまで参考にしてもらえれば。
ともかく、トソンが目覚めた世界がどんなところなのか気になる!続きまってる!!
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擬人化酒蔵スニフィΣz ゚ー )リ
http://boonpict.run.buttobi.net/up/log/boonpic2_1726.jpg
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スニフ…?
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ドラk…いやなんでもない
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ぷよみを感じる
乙乙、こういう目の描きかた好き
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絵も小説も投下乙!!
祭りが立て続けで過疎気味だから嬉しいぞ!!
ところで飯テロまであと二週間程度だけどお前らの進捗どうなん?
俺は全く進んでないけど
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お題スレでもらった川 ゚ 々゚)+お洒落
おしゃれになやむくるうちゃん
http://boonpict.run.buttobi.net/up/log/boonpic2_1727.jpg
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>>315
かわええええ
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>>315
かわE
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飯テロは短編を寝かせて暇な時に推敲中
百物語が未だ手つかず、ホラー難しい
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1レスお題3こおくれやす
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>>319
細工(319だけに)
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>>319
転落
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>>319
善意
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こっちにもおくれやす
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>>323
ミニサイズ
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>>323
黒蜜
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>>323
蜜蝋
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お題くれ
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干物人間
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文庫本
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やだね
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はいはいお題募集は専用スレでねー
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「現行」や「逃亡」という言い方ってブーン系特有のもの? それとも他のジャンルでも使われてる?
ブーン系以外の創作コミュニティは碌に知らないので何となく気になった
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現行は使われてた気がするけど逃亡は聞かない
まずエタったって言われる
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>>331
このスレでもいいんだろ
強要するなや
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最近お題下さい言う奴なんて8割が住民からかってるような奴だからそう言いたくなるのもわかる
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じゃあオレツンデレの匂いかぐ係な!
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間違えたあああああ
早めに投下するんでお題ください……恥ずかしい
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やだよ
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>>337
ツンデレの匂い
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>>337
加齢臭
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はあく!
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言い出しっぺの法則だな
お題下さい
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>>337
ξ゚⊿゚)ξ死んでくれませんか?
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>>342
いたちの最後っ屁
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じゃあ俺には夏っぽい作品を教えてくれ
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夏っぽい一レスお題三つくれ
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>>345
('A`)サマーエイリアンズのようです
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>>345
ジョルジュと麦わら帽子のようです
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お題が嫌な人はもう素直に専ブラでNG入れた方がいいと思う
スマホでも出来るからこの機会に使ってみてね
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まあなあ
どう考えても荒らしだろうけどだからお題スレ行けーって喚いてもどうにもならんしな
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投下する
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爪'ー`)
俺がその子を見つけたのは深夜二時頃散歩をしていたときのことだった。
深夜の真っ暗闇にぼんやり佇むその小さな体躯と、対照的に大きな男たちに囲まれた光景が目を引いたのだ。
男たちはげらげらと下品な笑い声を上げながら明らかに傷害目的で腕を振り上げた。手には銀色の刃が光っている。
それを見た瞬間俺の頭には浦島太郎、という文字が浮かんだ。冒頭の亀を虐めるシーンのそれにそっくりだ。
ともなれば俺がすべきことはただひとつで、後ろから走って男の頭を殴り飛ばした。
しかし俺はそれほどケンカが強くない。 未成年飲酒だの喫煙だのしているのは悪ぶっているだけで、むしろ悪ぶっているゆえに健康体とは言えなかったし、
ヤンキーとかになりたいというよりは人と違うことがしたいという厨ニ心でもってタブーを犯しているのだった。
俺が反撃を食らうのは最早必然である。俺は初撃以上の攻撃を与えられないまま撃沈した。
ある程度いたぶって満足したのか、男たちは少女を放ってどこかへ去っていく。
そうだ、別にケンカがしたかったわけじゃない。俺はただこのあわれな亀…いや、少女を救いたかっただけだ。
おにいさん、と彼女は呟いた。
俺はじくじく疼く耳をすませて、青アザだらけの体を捩る。感謝の言葉を聞くために。
⌒*リ´・-・リ「…よけいなことを」
しかし、少女が言ったのはそんな一言で、俺はただ脱力するほか無かったのだった。
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爪'ー`)竜宮城には行けないようです⌒*リ´・-・リ
.
-
よけいなことを。余計なことを。
俺の頭でその言葉が回る。
女の子助けてボロボロになって、それか。本当に哀れなのはどっちだ。俺だ。
別に俺には無視するという選択もできた。わざわざ関わったのは俺だ。
だから感謝を求めるのはそもそも間違っているのかもしれない。
だけどせめて頭を下げるくらいはしてほしかった。
本当は「余計なことを」って思ってても、その場は頭を下げるくらいは。
ヘイガール、建前って知ってるかい。
何せ俺は何をするにも「未成年」とかいう冠詞がついてしまうガキだから尚更そう思ってしまうよ。
「余計なことを」とか言われてワッハッハそりゃ済まなかったなぁなんて済ませるぐらい大人じゃないんだぜ。
だんだん俺から妙な怨念が流れ始めたのに気がついているのかいないのか、少女が無表情で聞いてもないことを語り始めた。
⌒*リ´・-・リ「わたしから、たのんだの」
爪'ー`)「……あ?」
⌒*リ´・-・リ「わたしが、ころしてって たのんだの」
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少女の顔が街灯で照らされる。
思ったよりだいぶ幼い。それに、喋っている言葉がぜんぶ平仮名みたいに聞こえる。
小学生くらいかもしれない。
爪'ー`)「そりゃ…また。なんだって、そんな」
言う間に俺はニ、三回むせた。反動で勢いよく体が動いてしまい、アスファルトが傷口にしみる。痛い。
少女は街灯を見上げて眩しそうに目を細める。
街灯の近くには蛾がぶらぶら飛んでいる。少女はその動きを少し目で追って、すぐやめる。
彼女の視界に月は入っていないようだった。
⌒*リ´・-・リ「だって しにたいもの、わたし」
見上げたまま、なんてことない顔で彼女は言う。
俺はその言葉に多少なりとも衝撃を受けた。
幼い声で生死について語るそのちぐはぐさに。死にたいというその言葉の威力に。
傷口か痛む。体がきしむ。
しかし俺は体を無理矢理にでも起こした。そして彼女をさっきより高い位置で見る。
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俺はガキだ。
タバコを吸っても酒を飲んでも万引きしても悪いやつらとつるんでもガキだ。
でもこいつはもっとガキだ。毎日ままごとでもしてるのが似合うようなガキだ。
そんなガキが死にたいだのと大人ぶって言うのがたまらなく不可解だった。
同時に不愉快でもあった。
助けたものが掌から自分でつるんと落ちていくような感覚だ。
爪'ー`)「死にたい、ああそう、死にたいのかよ。ならなんで他人の手なんて患わせるんだ、え?
死ねよ、勝手に。知ったことかよ。手首ざっくり落とすなり、首に紐つけてぶら下がるなりしてろよ。
俺はそういう軽口は嫌いなんだ、わかったかガキ、大人ぶるのはもうちょいあとにしておけよ」
勢いよく喋ったせいで口元の切り傷が余計に開く。
ぷっくりと血液が唇の上にたまり、じわりと下に落ちていった。
ちりりとした痛みが走る。不快だ。
少女はというと目線はこちらに向いているが、まばたきを繰り返すばかりでなんの反応も見受けられなかった。
ここで怒ってくれたなら、俺だってもう少し心穏やかにいられるはずなのに。
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⌒*リ´・-・リ「じぶんでは しねないもの」
爪'ー`)「……?」
⌒*リ´・-・リ「どれだけ もとめても、あっちが さけてくる」
爪'ー`)「どういう意味だ」
⌒*リ´・-・リ「わたしね──」
わたしね、しにたくなっちゃったの。
いきていちゃ だめだとおもったの。
なんだか とつぜん、そうおもったの。
だからね、しのうとした。
さいしょは、ビルのてっぺんから まっさかさま。
でもね、だめだった。
わたしが おちたときだけ、どうろが やわらかくなったの。
ふわふわして、アスファルトなんて
かけらもなくて。
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つぎは、くびつり。
でもね、これも だめだった。
つろうとしたら、なわが クッキーみたいに ポロポロくずれたの。
もちろん、ちゃんとしたモノだった はずなのに。
さんどめには、おくすり。
いっぱいのめば……しねるってきいて。
でもおかしいの。
のもうとすると、ぜんぶ コンペイトウにかわっちゃう。
ただあまいだけの、おかしに なっちゃう。
そのつぎは、そのつぎは、そのつぎは──
ぜんぶ、ぜんぶだめ。
でもしにたくて、それだけは おおきくなっていって。
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すがるように たのんだの。
「ころしてください」って。 ほかのひとが ころしてくれるなら、しねるかなって。
ためらってたけど、ちょっとイヤミいったら すぐノッてくれたよ。
でもね、これもやっぱり だめだったんだ。
おにいさんが いたからね。
爪'ー`)「つまり死がお前を避けるのか」
⌒*リ´・-・リ「そう」
爪'ー`)「難儀だな」
⌒*リ´・-・リ「なんぎ?」
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爪'ー`)「そうだな、メンドクセーなって意味だよ」
⌒*リ´・-・リ「うん。めんどくせえ」
少女はそこでやっと少し笑った。
今までで一番子供らしい顔だった。
⌒*リ´・-・リ「ねえ、おにいさん。ついてきてよ」
爪'ー`)「は?」
⌒*リ´・-・リ「もうためしてないの、ピストルくらいなの。でもわたしじゃ ピストルのとこまでいけない」
爪'ー`)「拳銃か。このご時世のこの日本で、ずいぶんとまあ。俺なら行けるのかよ?」
⌒*リ´・-・リ「いけるきがする」
何つぅ曖昧な言葉だよ。
そんな言葉を返して踵を返す選択肢もあったわけだが、俺はいつの間にか頷いていた。
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浦島太郎もこんな気分だったのだろうか。怪しいと思わずいつの間にか頷いていたのだろうか。
俺は体をぎこちなく動かしながらその考えを追いやった。
俺がいくのは竜宮城じゃなくて、小学生自殺用拳銃だからだ。根本的に違う。
それに俺は──まだこいつを救いたいとか思っている。
そりゃそうだろう?目の前に死にたがってるガキがいるんだ。
見ず知らずでも何かしてやりたくなるのが人情だろう?
爪'ー`)「お前、名前は」
⌒*リ´・-・リ「リリ」
爪'ー`)「そうか、俺はフォックスだ」
⌒*リ´・-・リ「フォックスって よんでいい?」
爪'ー`)「じゃあ俺もリリって呼ぶぞ」
⌒*リ´・-・リ「いーよ」
深夜2時、ボロボロの男と小学生ぐらいの少女。
捕まっても文句の言えない絵面で、俺たちは歩き出した。
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リリがやっと歩みを止めたのは海岸沿いの道だった。
それから首を左右に降るようにして海岸を眺める。何か探しているようだ。
もう三分も海岸を眺めている。長い。
まさかほんとに竜宮城につれていってくれるんじゃあるまいな、なんて馬鹿げたことを思いながら俺はタバコの箱を出した。
爪'ー`)「まだかかるんなら吸ってもいいか」
リリがちらりと俺を見上げ、そのまま俺の手元の箱に目線を動かした。
そして相変わらずの無表情で言う。
⌒*リ´・-・リ「おいしいの?それ」
爪'ー`)「お前には10年早い」
⌒*リ´・-・リ「べつに ほしくていったんじゃない。すっちゃいけないもの すって、おいしいのかって きいたの」
爪'ー`)「ああ、美味いぜ」
俺は指を一本顔の横に立てて気取ったように返した。
爪'ー`)「何かやりとげたあとのタバコはとくに格別だよ」
-
にんまり笑えば、リリは呆れたように「まだなにもしてないじゃん」と言う。
わかってないな、さっきお前を助けたじゃないか。
たとえ余計なことだったとしても俺は自分に甘いものだから、何か少しでもやり遂げたらすぐご褒美をあげたくなるのだ。
⌒*リ´・-・リ「フォックス、もういくよ」
爪'ー`)y‐「あ、そう」
タバコに火をつけようとしたところでリリが歩き出した。
歩きタバコはあまり好きではない。仕方なくタバコを箱に戻し、そのあとに続く。
波は行ったり来たりを繰り返しながらざわついていた。
いわゆる海水浴場になれるほどきれいな砂浜ではない。
所々にワカメが干からびて落ちていたり、ペットボトルが漂着したりしている。
リリが道からその砂浜へ降りていく。そしてそのまま、ざぶざぶと海へ入っていった。
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爪'ー`)「おいおい、まさか海の中にあるっていうんじゃないだろうな」
⌒*リ´・-・リ「にっぽんにはピストルがないもの。うみのむこうへ いかなくちゃ。とうぜんでしょう」
爪'ー`)「そういうのは福岡県にでも言ってから言うんだな。日本にもピストルはあるぜ。
だいたい、海の向こうって、海外かい。泳いでたらどんだけかかるんだよ」
⌒*リ´・-・リ「むこうまでいかなくても…ひょっとしたら、うみの そこになら、ガイジンさんがすてた ピストルが あるかもしれない」
爪'ー`)「いや、だから──」
リリはざぶざぶざぶ、とさらに深く海へ入っていく。
俺は濡れるのはごめんだぜ。
そう言えばリリは気泡混じりの声で大丈夫、と言った。
ついに彼女の頭がすべて浸かった、そのときにぱっかりと海が割れた。
ほんとうに、ぱっかりと。
リリの体躯より少し大きな幅くらいにぱっかりと。長く長く、地平線のむこうまで。
一瞬唖然としてから、ああそうか、と思い当たった。
海が溺死を避けたのだ。物理法則なんてクソくらえである。
-
歩いて割れた道の手前まできて立ち止まる。
魚は一匹も落ちていなかった。側面でふわふわと泳いでいる。
爪'ー`)「まるでモーセだな」
⌒*リ´・-・リ「きいたことある。こんなふうに、うみを2つにわけたひとでしょ」
爪'ー`)「じゃあお前は神から十戒でも聞いたのか?」
⌒*リ´・-・リ「わたし、かみさまはしんじてないの」
爪'ー`)「だろうな。『汝、殺すなかれ』とか言ってるもんな」
お前は汝で汝を殺すためにこの道を開いたんだもんな。
生きるために文字通り道を切り開いたモーセとは全然違うよな。
爪'ー`)「しかしよかったぜ、お前が神を信じてなくて」
割れた道の中へ入っていく。変な感じだった。
感覚としては、水族館の水中トンネルを歩いているときに近い。
爪'ー`)「俺も神なんて信じちゃいないからな」
リリを見下ろす。当然びしょ濡れで、全身から潮の臭いがした。
ぼたぼた大粒の水滴が、足元に小さな海をつくるほどだった。
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服はぴったりはりついて、足の形が浮き出ている。肌の色が透けている。
ロリコンが見たら今すぐ押し倒しそうな興奮シチュエーションかもしれないが、あいにく俺は年上派だ。
リリは抑揚の無い声で、そう、と返すと素っ気なく前を歩き出した。
後にはただ水溜まりだけが残った。
前へ前へ、リリは早足ぎみに歩いている。
側面から魚が飛び出すことはなかった。見えない壁があるように、近くまで来ても引き返していく。
次第次第に海面は遠くなっていった。俺が跳び上がってももう届かないほどに。
ごつごつした岩場に躓きそうだ。
彼女はずっと無言で歩き続けている。
その淀みない足並みにどうにも不安を煽られるのだ。
爪'ー`)「しかしよ、リリ」
俺は焦るようにリリに声をかける。
リリはぴたりと立ち止まり、しかし体は振り返らずに首と目だけをいっぱいにこちらへ向けた。
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