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('A`)売れないお店のようです
1
:
名も無きAAのようです
:2015/01/05(月) 02:07:20 ID:wmloE5ss0
初めての投下になります。
生暖かい目で見守ってください。
210
:
名も無きAAのようです
:2015/01/11(日) 09:25:52 ID:qCcJDelQ0
>>207
ジャンルとしては扱われてないと思うぞ
王道の一つってことは確かだけど
211
:
名も無きAAのようです
:2015/01/11(日) 12:36:18 ID:hzmcMimIO
乙!
毎回面白いな。
212
:
名も無きAAのようです
:2015/01/11(日) 23:05:32 ID:lGMsrN7k0
毎度毎度面白いな
すっかりファンになっちまった
213
:
名も無きAAのようです
:2015/01/12(月) 11:22:20 ID:tvu3Vba60
売れないお店
第七話
それぞれの礼儀
↑在庫多
薬草 30G 毒消し草 45G
デクの種 50G
炎の護符・中 200G
通話のピアス(10分) 2個1セット450G
水の護符・小 150G
雷の護符・小 150G
餌玉の元の袋詰め 80G
キラービーの針10本入り 120G
鑑定は隣の店へ
他要相談
214
:
名も無きAAのようです
:2015/01/12(月) 11:24:01 ID:tvu3Vba60
~道具屋~
俺はしがない道具屋を経営している少し不細工な魔法使いだ。
先日、ピアスの定期購入をしてもらうために渓谷に行き、そこでゴーレムと戦い勝ったのだが
(;'A`)「やっぱおかしいよなぁ、これ」
この1ヶ月の間森へ行く度に感じた違和感。
いや一角兎の時から兆候は有ったのかもしれない。
('A`)「野生生物の生息地がズレてきてるのか?」
ズレてるというより、逃げてきているという方がしっくりくる気がする。
近場の森だけでなく、ここから結構離れている渓谷でも同じ現象が起きていることを考えると結構大規模なようだ。バタン
215
:
名も無きAAのようです
:2015/01/12(月) 11:25:44 ID:tvu3Vba60
('A`)「ん、ショボンか」
(´・ω・`)「薬草と毒消し草を5つずつ頂戴」
('A`)「ピアスは?」ホイ
(´・ω・`)「まだ前のが余ってるから大丈夫」
('A`)「……ショボン。お前気づいてるか?」
(´・ω・`)「生息地のズレこみについてなら、今回はそれについて調べてくるよ」イライモキタシ
('A`)「そうか、何処へ行くんだ」サスガダナ
(´・ω・`)「北の生物が下ってきてるみたいだし。王都に行ってくるよ」
('A`)「俺はゴーレムと戦うはめになった。気をつけろよ」
(´・ω)「知ってるよ。ありがと」バタン
ショボンが調べてくるなら、余計な事をしなくても良いだろう。
あいつならなんの問題も無く原因を探れるはすだ。
216
:
名も無きAAのようです
:2015/01/12(月) 11:26:30 ID:tvu3Vba60
<ドクオ〜、店の横のあれ収穫していいんじゃね?
お、まだ昨日は殻が硬かったからあれだが、もういけるのか?
実をつけてからは成長速度がかなり下がったが徐々に大きくなっていった。
('A`)「もう食えるかな?」ガチャ
(´<_` )「いや、ほらあれ実が割れてるし」
……しまった。もっと早く採るべきだったか?
いや、これもまだもしかしたら食べられるかも。
毒の有る無しもわからないので、まずは餌玉に混ぜて、野生生物に与える。
そこから判断しなくちゃな。
217
:
名も無きAAのようです
:2015/01/12(月) 11:28:28 ID:tvu3Vba60
(´<_` )「ところで今日は街へ招待されてるんだろ?行かないのか?」
(;'A`)「あ〜そうなんだけどさ」
この前助けた騎士3人に感謝をしたい。是非街に来てくれ。
と手紙が来たのは良いんだが……
人に感謝されるってのはどうも小っ恥ずかしい。断りてぇなぁ……
( ´_ゝ`)「行こうぜ。そうしないと騎士たちの恥になっちまうだろ」
(´<_` )「そうだ、堂々と街で歓迎されに行こう」
……やだなぁ……
218
:
名も無きAAのようです
:2015/01/12(月) 11:29:39 ID:tvu3Vba60
~ロイドの街~
<おい、あれが例の?
俺、渓谷行く前にあの双子と話したぞ>
<あの細いのはなんだ?
森の近くで店をやってる奴じゃねぇの?>
(‖'A`)「……」
(´<_`; )「ま、まぁ気にすんなよ」
これでも命懸けでゴーレムと戦ったんだけどなぁ……
まぁ、実際倒したのはこの2人みたいなもんだが……
<すみません!お待たせしましたお!
219
:
名も無きAAのようです
:2015/01/12(月) 11:31:11 ID:tvu3Vba60
('A`)「あ、いえ先ほど来たばかりですので」
( 十 )「僕が案内させて頂きますお!詳しいお礼は後で全員でさせて頂きますおね」
なんか太った騎士が来たな……
大剣を使う騎士だとしても足が遅そうだ。
この太っちょ騎士に連れられた場所は
( ´_ゝ`)「お〜これが騎士塔か〜」
220
:
名も無きAAのようです
:2015/01/12(月) 11:32:38 ID:tvu3Vba60
ロイドの街でひとつの観光名所になっている騎士塔。
ここは騎士のための施設でこの街の全ての騎士がここで寝食を共にしている。
まぁ塔と言っても本当に塔のわけではないんだが。
( 十 )「いまから皆様に大聖堂に案内します」
おぉ……いきなりすごい所に連れてかれるな。
騎士塔では騎士の訓練所から始まり、食堂、寮、そして全ての騎士が一堂に会する大聖堂がある。
( ´_ゝ`)「これが……」
(´<_` )「大聖堂……」
('A`)「でっけぇ……」
221
:
名も無きAAのようです
:2015/01/12(月) 11:33:44 ID:tvu3Vba60
まるで大きな教会のようだ。
剣兵と槍兵の像が厳かにこちらを見つめている。
そしてなによりも
(;'A`)「なんだ、この人数」
まさか一介の店主たちを相手に騎士たち100人ほどが集まったのか?
割と暇なのかね……
( 十 )「ロマネスク様!ドクオ様・流石兄者様・流石弟者様の3名をお連れしました!」
( ΦωΦ)「うむ、ご苦労である」
222
:
名も無きAAのようです
:2015/01/12(月) 11:34:54 ID:tvu3Vba60
( ΦωΦ)
この大男が、グラント・ロマネスクなのか。
2Mは超えてるな。
ロマネスクが振るった剣は大地を削り、太陽を割ると噂で聞いたが、納得の風格だ。
223
:
名も無きAAのようです
:2015/01/12(月) 11:35:38 ID:tvu3Vba60
( ΦωΦ)「このような所までご足労頂き、誠に申し訳ない。まずはロイドの騎士の代表として礼を言わせて頂く」
(;'A`)「いえ、私は大したことはしていません。この2人がいなくては私は……」
(´<_` )「それは俺らも同じだ、ドクオ」
( ´_ゝ`)「お前がいなけりゃ騎士たちもやられてたろ」
( ΦωΦ)「その通りである。あまり自分を卑下するものではないのである。でないと救われた彼らの立場がなくなるのである。来なさい」
224
:
名も無きAAのようです
:2015/01/12(月) 11:36:58 ID:tvu3Vba60
すると先ほど案内してくれた騎士の横に2人ほど現れた。
そして3人は兜を外し俺たちに片膝をついた。
( ^ω^)〈::゚−゚〉 (’e’)
なんか1人ムカつく顔してんな。
それぞれの武器は太っちょが大剣、真面目そうなのが剣、ムカつく顔が槍のようだ。構成はバランスの取れた騎士たちだと思う。
( ΦωΦ)「さて、貴君らをこの場に呼んだのはただ礼をしたかったからではないのである」
('A`)「……と言いますと?」
( ΦωΦ)「うむ、彼らと主従の契約をして頂きたいのである」
(;'A`)( ;´_ゝ`)「え?」(´<_`; )
225
:
名も無きAAのようです
:2015/01/12(月) 11:38:20 ID:tvu3Vba60
聞けば騎士にとって契約とは最大級の礼の尽くし方だそうだ。
命を助けられた相手にはただの礼ではし尽くせぬ。ならば命を賭してでも守り抜こう。
彼らはこのような契約をしたいとロマネスクに言い出したらしい。
正直……ちょっとなぁ……
( ΦωΦ)「一応言っておくが、騎士の主従の契約は貴君らだけに行うわけではないのである」
(;'A`)「?」
どゆこと?
226
:
名も無きAAのようです
:2015/01/12(月) 11:41:00 ID:tvu3Vba60
( ΦωΦ)「我ら騎士全員は街と主従の契約を結んでいるのである。つまり」
( ´_ゝ`)「……」(´<_` )
( ΦωΦ)「契約とは守るものを増やす儀式であるよ。深く考え過ぎなくともよい」
( ;^ω^)「お願いします!」
〈::゚−゚〉「どうか我々の騎士の誇りを取り戻させて欲しい」
(’e’)「だからどうか私たちにあなた方を守らせ」
( ´_ゝ`)「断る」
(´<_` )「兄者。そんな言い方は」
( ´_ゝ`)「お前もそう思うだろ?」
(´<_` )「まぁ……な」
待ってくれ。いきなりどうしたんだ?
心無しか兄弟たちがイラついてる?
227
:
名も無きAAのようです
:2015/01/12(月) 11:42:32 ID:tvu3Vba60
( ´_ゝ`)「俺らを守るための契約?俺らより弱い騎士が?」
(´<_` )「騎士の誇り?ガーゴイルすら逃げるような騎士に?」
(;'A`)「2人ともやめろ、どうしたんだよ」
( ´_ゝ`)「悪いがこんな茶番には付き合ってられん、失礼する」
(´<_` )「なんで俺らが騎士の誇りとやらのためにそんな事をしなきゃならんのかも分からん、俺も帰らせてもらおう」
(;'A`)「お、おい」
二人とも大聖堂を出ていってしまった。
ちょ、俺1人にしないでくれよ。
どうしてくれんだこの空気。
( ΦωΦ)「……ドクオ殿、貴君はどうだ」
(;'A`)「えっと……その……」
228
:
名も無きAAのようです
:2015/01/12(月) 11:44:10 ID:tvu3Vba60
('A`)「すみません、俺も契約は望みません」
( ΦωΦ)「……理由をお聞きしても?」
('A`)「自分のことは自分で守りたい。ただそれだけです」
( +ω+)「……なるほど」
早く逃げたい……
様々な騎士の視線刺されながら、俺も大聖堂を出ていった。
( ;^ω^)〈:;゚−゚〉(;’e’)
'
229
:
名も無きAAのようです
:2015/01/12(月) 11:46:46 ID:tvu3Vba60
~道具屋・夜~
( ´_ゝ`)「すまん、ドクオ」
(;'A`)「いや、俺も困ってたから良いけど。一体なんだったのよ?」
(´<_` )「……最初から少し思っていたんだが、まず本当に礼を言いたいのであれば、助けられた本人が来るべきだろう」
( ´_ゝ`)「それをわざわざ非番の騎士を、かき集めて俺らを大聖堂へ呼んだ」
(´<_` )「そしてあの契約、まるで騎士は礼儀を通すとパフォーマンスをしたがっているようにしか思えなかった」
(;'A`)「な、なるほど」
230
:
名も無きAAのようです
:2015/01/12(月) 11:48:39 ID:tvu3Vba60
( ´_ゝ`)「加えてあのギャラリーは契約をしないとは言わせない為の重圧をかけているように感じてな」
(´<_` )「つまりあれだ。騎士の礼儀とこちらの礼儀は違うだろ?っていいたいんだ」
(;'A`)「……」
( ´_ゝ`)「とまぁ、そんな所が気に食わなかった」スマンナ
なるほど、二人の言う通り俺だけならあの雰囲気に飲まれて主従の契約をしていただろう。
正直な話、実力も知らない他人に命をかけられたらこっちがもたない。
(;'A`)「しかしよくあの空気の中で言えたな」
(´<_` )「母者の殺気に比べれば余裕。ん?」ドンドン
231
:
名も無きAAのようです
:2015/01/12(月) 11:50:15 ID:tvu3Vba60
<すみませんお!開けてくださいお!
(;'A`)「まさか」ガチャ
( ;^ω^)〈::゚−゚〉(;’e’)
( ´_ゝ`)「……なんのようだ」
〈::゚−゚〉「お願いがあります。礼をさせてください。今ではなく未来で」
(’e’)「今の私たちは弱い。それでもいつかあなた方を超える力を持ったら、契約を交わして欲しいのです」
( ;^ω^)「僕ら騎士にはそれしかないんです!」
232
:
名も無きAAのようです
:2015/01/12(月) 11:51:07 ID:tvu3Vba60
(;'A`)「それだけの為にここまで?」
なんとも不器用なやつらだ、こんな所では兄弟の感じ取ったようなパフォーマンスはないだろう。
流石の兄弟たちも驚いているようだ。
必死な目でこちらを見ている。
( ;´_ゝ`)「お、おう。なら別に構わんぞ」
( ;^ω^)「なら、えと、その……助けてくれてありがとうございました!」
サ- ≡( ;^ω^)〈::゚−゚〉(;’e’)
帰っていった!?
233
:
名も無きAAのようです
:2015/01/12(月) 11:53:03 ID:tvu3Vba60
お、扉のすぐ脇にはお礼の品と書かれた箱をおいていったらしい。
中身は
武器をメンテナンスするための砥石。
貴重な鉱石や高い食べ物などなど……
……もしかして彼らにとってはあの大聖堂でのことも本気だったのかも知れないな……
すると兄者がいきなり大笑いし始めた。
234
:
名も無きAAのようです
:2015/01/12(月) 11:54:06 ID:tvu3Vba60
( *´_ゝ`)「そうそう、こういうのでいいんだ」ハハハ
(´<_`* )「騎士の誇りだとか、主従の契約だとかそんなことは本当はどうでもいいんだよな」
( *´_ゝ`)「感謝ってのはあんなもんじゃなく」ジブンノ
(´<_`* )「行動で示すもんだからな」デキルハンイデナ
なるほどな、二人はうだうだ言う暇があったら行動をしろって言いたかったとか。
流石一家らしい良い考え方だな。
今回の騎士たちの提案はこの兄弟に文句を出させなかったらしい。
……でもこの2人に勝つ強さになるのは相当厳しいと思うなぁ……ん?
235
:
名も無きAAのようです
:2015/01/12(月) 11:55:15 ID:tvu3Vba60
('A`)「てかあなた方って俺も?」
( ´_ゝ`)「入ってるだろ」
(;'A`)「魔法使ってても、普通に負けそうなんだが」
(´<_`; )「なんであんなに戦ってるのにスタミナがつかないんだよ」
とにかくこれであの騎士たちも礼儀を通せただろうし、兄弟も納得している。
今は彼らの今後の成長に期待していよう。
……俺も頑張らないとなぁ……
第七話完
236
:
名も無きAAのようです
:2015/01/12(月) 11:56:17 ID:tvu3Vba60
('A`)の手帳
( ΦωΦ)グラント・ロマネスク
ロイドの街で全騎士の頂点にたつ大男。
王都の大会で初回で一位を取り、王都の騎士たちを驚かせたという。
2m20cmという体躯で身の丈ほどある大剣を豪快に振るう。
ただ、ある主婦に負けたという噂が一時期広まっていた。
( ^ω^)〈::゚−゚〉(’e’)
ブーン ぃし セントジョーンズ
下位騎士三人衆。バランスはとれているがまだまだ実践不足。
兄弟を追い越すため必死に特訓してるとか。
237
:
名も無きAAのようです
:2015/01/12(月) 12:00:00 ID:tvu3Vba60
スレが上から11番目以下になったのでage
238
:
名も無きAAのようです
:2015/01/12(月) 12:02:01 ID:nib.5OM.0
ある主婦が一人しか思いつかない
239
:
名も無きAAのようです
:2015/01/12(月) 12:42:00 ID:ohQ8LuYA0
そもそも何でロマは某最強主婦と戦うハメにwww
240
:
名も無きAAのようです
:2015/01/12(月) 12:50:40 ID:LTrtA4ic0
主婦に負けたなら兄弟の顔知ってそうなんだが
241
:
名も無きAAのようです
:2015/01/12(月) 13:33:55 ID:ljC9FjsM0
すまん、やっぱ脱字気になる…
ストーリーに矛盾がでるような脱字だから特に…
242
:
名も無きAAのようです
:2015/01/12(月) 16:01:14 ID:2bSrSbl20
@@@
@#_、_@
( ノ`) 「へっけし!!!!」
243
:
名も無きAAのようです
:2015/01/12(月) 16:10:51 ID:tvu3Vba60
>>241
さん
申し訳ありません。
矛盾がでそうな脱字ってどの部分でしょうか?
自分でも投下時に読み返して気づけませんでした。
矛盾に繋がるとやばいので教えてください。
244
:
名も無きAAのようです
:2015/01/12(月) 17:18:34 ID:MGJBHA4Q0
>>227
(´<_` )「騎士の誇り?ガーゴイルすら逃げるような騎士に?」
ガーゴイルが逃げてる
>>229
(´<_` )「……最初から少し思っていたんだが、まず本当に礼を言いたいのであれば、助けられた本人が来るべきだろう」
些細なことだが、これだとブーンたち3人が助けられた本人じゃないように聞こえる
まず助けられた本人が〜 ならすんなり読めるんだが…
ごめん、文句ばっかで…
あと作者さんもそんな腰低くせんでもいいと思うよ
245
:
名も無きAAのようです
:2015/01/12(月) 17:39:30 ID:tvu3Vba60
なるほど……ありがとうございます!
最初にある通り、気になる点はどんどん言ってくださって結構です!
どんな風に読めるかも書いてくださり分かりやすかったです
246
:
名も無きAAのようです
:2015/01/12(月) 19:15:37 ID:UTY.CtvM0
投下ペースがはやくていいね
ガーゴイルにすら逃げ出すだとわかりいいかもね
247
:
名も無きAAのようです
:2015/01/12(月) 22:26:41 ID:DtstPnwc0
こういうファンタジーな話好き
次回も期待して待ってまっせ
248
:
名も無きAAのようです
:2015/01/12(月) 23:15:05 ID:ohQ8LuYA0
売れない店がだんだん売れてきて嬉しいねドクちゃん!
249
:
名も無きAAのようです
:2015/01/12(月) 23:23:26 ID:V7gLP3YI0
しかし出だしで
少しだけ不細工な道具屋だ
って自称するのはどうなんだw
250
:
名も無きAAのようです
:2015/01/12(月) 23:33:51 ID:6/VjhjN20
面白いなー。そういやここの流石兄弟って使用武器のイメージも相まって相当体格良さそうだよね。痩身な印象あるから新鮮だわ
251
:
名も無きAAのようです
:2015/01/13(火) 22:22:26 ID:506tFPoE0
売れないお店
第八話
全てが集う都、王都。 前編
↑在庫多
デクの種 50G
炎の護符・中 200G
通話のピアス(10分) 2個1セット450G
水の護符・小 150G
雷の護符・小 150G
薬草 45G 毒消し草 60G
餌玉の元の袋詰め 80G
キラービーの針10本入り 120G
鑑定は隣の店へ
他要相談
252
:
名も無きAAのようです
:2015/01/13(火) 22:23:15 ID:506tFPoE0
~道具屋~
俺はしがない道具屋を経営している少し不細工な魔法使いだ。
とある騎士3人を見て、俺も改めて特訓をし始めたんだが
(;'A`)「どうも駄目だな」
(´<_` )「アプローチを変えてみたらどうだ?」
(;'A`)「つってもなぁ」
客が来ない時は魔力を高める訓練をしているのだが全然魔力が上がらない。
ゴーレムとの戦いを通じて自分の火力不足を感じ、どうにかしたいのだが……
せめてlv5の魔法を出せなくては話にならない。
( ´_ゝ`)「てか、街で高い護符買えばいいんじゃねぇの?」
(;'A`)「それだと金が消えるわ」
253
:
名も無きAAのようです
:2015/01/13(火) 22:24:29 ID:506tFPoE0
最近だと森のやつらさえ、lv2の魔法では威嚇にすらならない。
完全に生態系が狂い始めている。
早くショボン帰ってこないかな……
あいつの情報が無ければどうにもならん。
バサバサ
ん?鷹だ、これは確か……
(´<_`; )「こいつは、ウチのミグだ」
( ;´_ゝ`)「俺らがいるのばれたのか!?」
……すまん、とっくにバレてんだよなぁ。
だが、今更そんなことで何か言ってくるとは思えないが。
え〜と……
@@@
@#_、_@
( ノ`) 「ドクオ、元気でやってるかい?
突然で悪いがあんたにお願いがあってね。
こいつを受け取ってくれないかい」
受け取ってくれって……これのことか?
254
:
名も無きAAのようです
:2015/01/13(火) 22:26:23 ID:506tFPoE0
( ;´_ゝ`)「……なんだ?なんてある?」
(;'A`)「いや、なんか受け取って欲しいって封筒が」
(´<_`; )「封筒?」
えっと……え!?
(;゚A゚)「王都への招待状だ」
( ;´_ゝ`)「は!?」(´<_`; )
@@@
@#_、_@
( ノ`)「期待してる魔法使いを渡してくれって頼まれてね。
こんなババアと一緒になるが来てくれたら嬉しいね。 母者」
'
255
:
名も無きAAのようです
:2015/01/13(火) 22:27:19 ID:506tFPoE0
(;'A`)「ま、まじか……あの王都に」
( ;´_ゝ`)「母者がいるんじゃ俺らは行けないか」
(´<_`; )「……そうだな、残念だが」
( ;´_ゝ`)「てかその招待状は誰が?」
(;'A`)「モララー・ランドガルド」
(´<_`; )「モラ印のか!」
あのモララーさんに会えば、何か魔法ほヒントを掴めるかも知れない。
と、とにかくミグに通話のピアスを2個持たせて帰す。
まさか……こんなチャンスがくるとは。
'
256
:
名も無きAAのようです
:2015/01/13(火) 22:27:40 ID:B9T18BVs0
きてたしえん
257
:
名も無きAAのようです
:2015/01/13(火) 22:28:10 ID:506tFPoE0
(´<_`; )「しかし行くなら気をつけていけよ、ドクオ」
(;'A`)「え、華の都、王都なのに?」
(´<_`; )「悪い噂もあるにはある」
('A`)「まぁ、大丈夫だって」
(´<_` )「考えすぎとも思ったが、俺は念には念をだな」
( ´_ゝ`)「それに母者がいたら何かおきても一瞬で終わるだろ」
(´<_` )「……そりゃそうだな」
それから兄弟の欲しい土産を聞いておいた。
その後母者さんとピアスを通じて打ち合わせし、王都に行くことが決定した。
'
258
:
名も無きAAのようです
:2015/01/13(火) 22:29:00 ID:506tFPoE0
~王都~
店は兄弟に任せ、馬車に乗り1ヶ月弱。
1日2日任せたことはあったが1ヶ月以上任せるのは初めてだ……大丈夫かな……
母者さんには兄弟の近況や働きぶりを少し誇張して話しておいた。
……来た!
(;'A`)「これが……王都」
ロイドの街とは規模が違う。
あの街がまるまる十個は入りそうな大きさだ。
(T)「待て!、何の用事で入るのか記入し……て。
母者殿!失礼しました!」
王都の騎士だ、さすがに少し高圧的かと思ったらなんだこれ。顔パスなのか……
にしても王都にもなると街に入るだけで記入とか必要なのか……大変だなぁ。
@@@
@#_、_@
( ノ`)「ドクオ、これから宿の場所まで案内してやるから。
そこから今日は自由行動だからね」
('A`)「あ、はい。分かりました」
259
:
名も無きAAのようです
:2015/01/13(火) 22:30:20 ID:506tFPoE0
宿1つ取っても、ロイドとはまるで違う。
母者さんはこのままお得意さんの所へ行き、鑑定した品を届けるそうだ。
('A`)「よし、荷物にならない程度に買い物だ!」
初めて来るんだ。これからもあまり来ることは無いだろう。今のうちに色々見ておかなくては……
あとモラ印の護符を買っておきたい。
('A`)「これが、モララーさんの道具屋か」
恐らく全て道具屋にとって憧れ。
あの『モラランショップ』が目の前に……
よし、入るぞ。
260
:
名も無きAAのようです
:2015/01/13(火) 22:30:48 ID:B9T18BVs0
流石母者だな、顔パスとか
261
:
名も無きAAのようです
:2015/01/13(火) 22:31:11 ID:8CghoRBg0
待ってたぜ
支援
262
:
名も無きAAのようです
:2015/01/13(火) 22:31:37 ID:506tFPoE0
'
/ ゚、。 / 「いらっしゃいだし」
こ、この人がモララーさんなのか?
前に見た広告の絵とは大分違うな。
(;'A`)「あ、あのモララーさんですか?」
/ ゚、。 /「店主なら明日の準備とか言って出かけてるし、残念だったし」
店員さんだったか、まぁ明日会えるはずたし商品を見させて貰おう。
263
:
名も無きAAのようです
:2015/01/13(火) 22:33:13 ID:506tFPoE0
在庫多↑
属性の杖 10,000G
魔導の杖 50,000G
耐熱ワイヤー50M 1,000G
各種護符・大 2,000G
ポーション 200G
試作魔導機 400,000G
etc……
エンチャントのお値段
探知の魔法 500G
耐火の魔法 500G
耐衝の魔法 500G
etc…… 重ねがけは不可
鑑定はやってません
264
:
名も無きAAのようです
:2015/01/13(火) 22:33:59 ID:506tFPoE0
(;'A`)「ん〜?なんだこれ」
モラ印の護符1枚2000G?
なんで王都の方が高いんだ、訳が分からん。
(;'A`)「あの、護符ってなんでこんな値段なんですか?」
/ ゚、。 /「あ〜、よそから来た人だし?」ソレハネ
理由を聞いたら、前にモララーさんは200Gで、護符を売り出したそうだ。
すると他の道具屋がやめてくれと言ったらしい。
そのため王都では護符の値段を高くし、高級品として売り出す事になったらしい。
加えて田舎の方の店はモラ印に譲って手打ちにしてもらったとか。
じゃあ護符は諦めて……
265
:
名も無きAAのようです
:2015/01/13(火) 22:35:26 ID:506tFPoE0
(;'A`)「杖……どんな感じですかね?」
/ ゚、。 /「属性の杖は買う時に指定した属性の魔法を高める力があるんだし。
魔道の杖は全ての魔法を1段階上げるかもな凄い杖だし」
は!?全ての魔法をって……オリジナルもだよな……
今回持ってきたのは、ヘソクリも加えて15万G……ぐぬぬ……
(;'A`)「か、買います」
/ ゚、。 /「まいどだし」
やっぱりあんときみたいな力不足はもう味わいたくない。
ここは買わなくちゃならんよな。
あとは魔力を回復するらしいポーションを少し買っておく。
効果はどれくらいか分からんが試して効果次第では俺も作ってみよう。
耐熱ワイヤー……便利そうだし買っとこうかな。
よし、他は帰りに寄って考えよう。
他の店もチェックだ。
………………………………
266
:
名も無きAAのようです
:2015/01/13(火) 22:36:41 ID:506tFPoE0
'
~王都・夜~
う〜ん……買い物するはずが色々巡ってたら、日が傾き始めてる。
兄弟への土産は買ったが結局他は杖とワイヤーしか買ってねえや。
……ところで
(;'A`)「ここどこ?」
やっべぇ……この年になって迷子はシャレにならんわ。
人に道を聞こうにも話しかけ辛いし……
ζ(゚ー゚*ζ「あの……大丈夫ですか?」
うお!なんか可愛い子が来た。
落ち着け、ここは冷静に行け。
267
:
名も無きAAのようです
:2015/01/13(火) 22:37:42 ID:506tFPoE0
(;'∀`)「い、いやぁ、その道に迷っちゃってて」
ζ(゚ー゚*ζ「何処に行きたいんです?」
行き先の宿を告げると案内してくれるとのこと。素直についていく。
ん?
('A`)「なんで路地?」
ζ(゚ー゚*ζ「やだなぁ、近道ですよ」フフ
……これあかんやつや。
うわぁ……きたよ
(‖'A`)「こんなひょろ男に6人は無いんじゃないの」
ζ(゚ー゚*ζ「ごめんね、お金ちょーだい」
'
268
:
名も無きAAのようです
:2015/01/13(火) 22:38:36 ID:506tFPoE0
前に男2人、女が1人。後ろに男3人か……
護符は持ってきてない。
スリープは複数には使えない。
金も渡したくないとなると……
('A`)トーク ボソッ
⑩<どうしたんだい?
('A`)マイゴニナッテ.カツアゲサレテマス
ζ(゚ー゚*ζ「?なにぶつ言ってんの?魔法?」
⑩<……待ってな、急いで見つけてやるからね、時間を稼ぎな。
頼もしすぎる。じゃあ後は時間稼ぎだ。
(;'A`)「いやいや、魔法なんて俺は使えなませんよ」ハハ
ζ(゚ー゚*ζ「ふーん、いいからお金出してよ」ホラ
(;'∀`)「だ、第一なんで王都でこんなこと」
ζ(゚ー゚*ζ「たいした理由なんて無いよ。お金が欲しいだけだから」
'
269
:
名も無きAAのようです
:2015/01/13(火) 22:40:50 ID:506tFPoE0
……最近の子供怖ぇな。
ん〜いくら母者さんでも俺を十分では見つけられないと思うが母者さんだしな……
露骨な時間稼ぎも短気な子供には厳しいだろうし……
ζ(゚ー゚*ζ「出さないと痛い目に遭うってわかってないの?」
(;'∀`)「いやぁ、それも厳しいと言いますか、田舎から来たおのぼりさんでして」
ζ(゚ー゚*ζ「モラ印の店で買い物しておいてよく言うね。……もういいわ」
(;'∀`)「じゃあ見逃して」
ζ(^ー^*ζ「やっちゃえ」
ですよね〜。素直に渡せば良かったかな。
流石の母者さんでも無理だったか……
そんな一斉に殴りに来なくたっていいだろうよ。ええいダメ元で。
(;'A`)「スリー……」
270
:
名も無きAAのようです
:2015/01/13(火) 22:41:41 ID:506tFPoE0
'
<アクアバインドlv3!
ζ(゚д゚;ζ「なにこれ!体が!」ゴボゴボ
<そこの君
( ∀ )「夜道には気をつけないとね」
なんだ?この男、魔法使いのようだがフードで顔が見えない。
助けてくれたようだが……
⑧<……その声モララーかい?
271
:
名も無きAAのようです
:2015/01/13(火) 22:42:38 ID:506tFPoE0
( ;・∀・)「その声は母者さん!何処に……もしかして」パサ
⑦<そうさ、これは
( ・∀・)「ついに封印されたんですね!」ヤットカ!
⑦<良い度胸してるね……
まさか……この男がモララー・ランドガルドなのか!
フードを外した顔は確かに広告の絵にそっくりだ。
⑥<悪いがモララー。花火をあげてくれないかい。
( ・∀・)「母者さんの最後の頼みとあらば、やらせて頂きますよ」
272
:
名も無きAAのようです
:2015/01/13(火) 22:43:24 ID:506tFPoE0
( ・∀・)つ◆「やるなら盛大にいきますよ〜。ファイアーフラワーlv8!」ドンドン
ファイヤーフラワー、見る人を楽しませるために作られた観賞用の魔法。
使う人によって大きさ、形などが異なるがこれは……
( ・∀・)「打ち終わっちゃった。母者さん……安心して封印されてくださいね……」
(*'A`)「すげぇ……こんな大きな花火を!」
( ・∀・)「凄いと分かるってことは君も魔法使いなのかい?
ならさっきなんで魔法を使わなかったんだ?」
(;'A`)「あ〜えっとですね」
273
:
名も無きAAのようです
:2015/01/13(火) 22:44:38 ID:506tFPoE0
'
言えない。迷子になった挙句、魔法使いなのに護符持ってなかったとか恥ずかしくて死ねる。
@@@
@#_、_@
( ノ`)「こいつの地元はこんなこと無いから油断してたのさ」
(;'∀`)「いやぁ、そうなんです……よ?」
え、なんで母者さんいるの。
まだ花火を打ち上げて2分経ってないよ?
@@@
@#_、_@
( ノ`)「悪かったね、ドクオ。注意しておかなかった私のミスさ」
(;'A`)「いやいやいや、そんなことはないです。俺が」
( ;・∀・)「あれ!母者さん!封印されて……いたいたいいたい」ミシミシミシ
@@@
@#_、_@
( ノ`)「相変わらず、舐めた奴だね」ガシッ
母者さんとモララーさんが仲良くしてる……
凄い光景だな……これ。
274
:
名も無きAAのようです
:2015/01/13(火) 22:45:54 ID:506tFPoE0
( ;・∀・)「あ、あいつらしょっぴいとくんで離してくださいよ!」イデデデ
@@@
@#_、_@
( ノ`)「あんた、そんな事もやりだしたのかい」パッ
( ・∀・)「……いやいや、ただのボランティアですよ」デハ
なんか思ってたよりも若かったな……同じ位の年か?
そして俺はこのまま母者さんに連れられ宿へと向かった。
母者さんにまた謝られたが、これは俺が悪い。
こちらも謝りたおして、明日に備えて寝ることにする。
275
:
名も無きAAのようです
:2015/01/13(火) 22:47:28 ID:506tFPoE0
~王都・朝~
@@@
@#_、_@
( ノ`)「ドクオ、準備は?」
('A`)「大丈夫です。行ってきます」
結局、ここでなにやるのかも知らされてないんだよな。
母者さんと別れ招待状にある地図通りに進む。
指定の建物に行くと人が既に集まっていた。
('A`)「20人ちょっとか」
結構いるな……あの人顔が怖いな。
お、あの人可愛い。
にしてもこんなに人を集めて一体何をする気なのか全く分からない。
……来た。
276
:
名も無きAAのようです
:2015/01/13(火) 22:49:04 ID:506tFPoE0
( ・∀・)「どうも、皆さん!今回は遠路はるばる王都へお越しいただき……」
う〜ん、彼が本当にモラ印の作成者なんだと思うとやはり悔しい。
俺も魔法の特訓はしてるのにな……
才能の壁は大きいよなぁ……
( ・∀・)「さて、皆様は私の信頼できる人が認めている相手です。
心して聞いてください」
な、なんなんだ?
277
:
名も無きAAのようです
:2015/01/13(火) 22:49:53 ID:506tFPoE0
( ・∀・)「皆様に魔法の扱い方が飛躍的に上手になるコツをお教えしたいと思っています」
<え?
まさかlv8の魔法まで?!>
( ・∀・)「それはあなた方次第です。しかし無料ではやりません。
私に皆さんのオリジナルについて教えて頂く事、それが条件です」
どうする……オリジナルを教えてしまえばそれは店の個性の1つを捨てることになる……
俺みたいなオリジナルが1つしかない店には辛い……
'
278
:
名も無きAAのようです
:2015/01/13(火) 22:50:41 ID:506tFPoE0
( ・∀・)「失礼、言葉が足りませんでした。
出し方についてではありません。どんな魔法かを知りたいだけです」
(;'A`)「え、それだけでいいの」
<一体なんのために?
( ・∀・)「新しい商品のアイディアが欲しいだけです。さぁ、どうしますか?」
だったら、断る理由なんてどこにも無い。
どんな魔法かを話しただけで発動できるほど魔法は甘くない……はず。
('A`)「やります!」
<俺もだ
参加します>
………………………………
'
279
:
名も無きAAのようです
:2015/01/13(火) 22:52:26 ID:506tFPoE0
全員参加か、当たり前だ。
こんな上手い話は他にあるわけが無い。
モララーさんは全員が返事をしたのを確認するとこう言った。
( ・∀・)「全員参加するようですね。
では、魔力強化合宿を行わせて頂きます!」
第八話完
'
280
:
名も無きAAのようです
:2015/01/13(火) 22:53:23 ID:506tFPoE0
('A`)の手帳
( ・∀・)モララー・ランドガルド
大魔力のこもった護符を大量生産して売り出している凄い人。
護符・大を作るだけでも凄いのに全ての属性を兼ね備えている。
何故か母者さんと知り合いだった。
/ ゚、。 / ?
モラランショップの店員さん。
店で買い物するときにずっと見てきた。
女の子で顔は怖くないのになんか怖い。
281
:
名も無きAAのようです
:2015/01/13(火) 22:55:00 ID:B9T18BVs0
おつ
282
:
名も無きAAのようです
:2015/01/13(火) 23:22:20 ID:otTuslkc0
ダイオードの語尾が懐かしいし
283
:
名も無きAAのようです
:2015/01/13(火) 23:38:48 ID:Jlkeh2FU0
乙だし
ドクオの今後が楽しみだし
284
:
名も無きAAのようです
:2015/01/13(火) 23:54:09 ID:TmJNkBFs0
おつ
今更だけどピアスの数字って残りの時間を表してたのね
285
:
名も無きAAのようです
:2015/01/14(水) 01:41:43 ID:70ONiZw.0
王都まで馬車で1ヶ月もかかるのか
286
:
名も無きAAのようです
:2015/01/14(水) 01:52:18 ID:TB/8nzlc0
モララーに魔法レベル上げしてもらって母者に体術でかなり強くなるんじゃね
おつ
287
:
名も無きAAのようです
:2015/01/14(水) 23:22:08 ID:txGpSS.Y0
おー楽しくなってきた
288
:
名も無きAAのようです
:2015/01/15(木) 22:58:21 ID:tzk.hiL60
売れないお店
第八話
全てが集う都、王都 中編
289
:
名も無きAAのようです
:2015/01/15(木) 22:59:21 ID:tzk.hiL60
~王都・朝~
俺はしがない道具屋を経営している少し不細工な魔法使いだ。
母者さんを通してモラ印で有名なモララー・ランドガルドの招待状を貰い王都に行くことになったのだが
( ・∀・)「それじゃ早速始めます」
あのモララーさんから魔力強化のコツを教えて貰える事になった。
……やっぱ辛い修行だよな、気張ってかないと。
( ・∀・)「今日から二週間、貸して貰った小さな宿です。個室があるので適当に入ってください」
……普通の宿だな……
適当に部屋選べばいいんだよな。
じゃこの部屋だ。
'
290
:
名も無きAAのようです
:2015/01/15(木) 23:02:36 ID:tzk.hiL60
('A`)「まぁ普通の部屋だな」ガチャ
う〜ん、多少豪華な所に連れてかれるとも思ったんだが、そんな事はないか。
……危ない薬とか飲まされないよな?
なんか怖くなってきたな……ガチャ
( ・∀・)「この部屋は……ああ!昨日の!」ヨロシク
(;'∀`)「どうも」ヨロシクオネガイシマス
( ・∀・)「じゃ悪いけど、早速色々質問するね!」
名前、住んでいる所、母者さんとの関係、どんな魔法を鍛えたいかなどを聞かれた。
そして
291
:
名も無きAAのようです
:2015/01/15(木) 23:05:18 ID:tzk.hiL60
( ・∀・)「じゃ、君のオリジナルってどんなの?」
('A`)「はい、えとこれなんですけど」
( ・∀・)「ピアス?だね。これがオリジナル?」
('A`)「そうです、通話のピアスと言って……」
特殊な鉱石を加工しながら作り上げる。
遠方の人と会話できる魔道具と説明した。
……本当にこれだけでいいのかな……
292
:
名も無きAAのようです
:2015/01/15(木) 23:06:03 ID:tzk.hiL60
( ・∀・)「ありがとう!じゃ他の人のところにも行くから!じゃあまた後でね、ドクオ君」
行ってしまった。この時間はどうしよう……
そうだ、どうせ待つなら折角だし買った杖で護符を作成してみよう。
作るのは……得意な火の護符でいいか。
('A`)「sl5gmd&n4"bpn#ok_2#……」
いつもより魔力がうまく伝わっていくのが分かる。
これなら……どうだ
(;'A`)「4bi5nsv3#6s#32"yojrk#6……」ボフッ
(;'A`)「……あれ?」
'
293
:
名も無きAAのようです
:2015/01/15(木) 23:08:17 ID:tzk.hiL60
念のため2枚目も作ったが結局、作れたのはlv5の護符だった。
上手くいってるはずなんだがな……実際いつもより疲れがない。
ちょっと他の属性も試し……
<皆さん!外に来てください!
モララーさんの声だ。杖持って……よし。
出よう。
( ・∀・)「まず皆さんに魔法について再認識して貰います」
再確認?一体何を?
( ・∀・)「魔法とは魔力の練り込む量と詠唱で全てが決まります。その詠唱についてなんですが……ドクオ君!」
(;'A`)「は、はい」
294
:
名も無きAAのようです
:2015/01/15(木) 23:08:32 ID:wk8HsFo.0
おっ、中編か
295
:
名も無きAAのようです
:2015/01/15(木) 23:09:36 ID:tzk.hiL60
( ・∀・)「君はどのlvまで魔法が出せる?」ゾクセイマホウデ
('A`)「lv5までです」
( ・∀・)「今護符を作って貰える?」
(;'A`)「え、ここでですか?」
……知らん人の前であまり作りたくないなぁ、さっきの護符作成で少しテンションが……
でもやれって言ってるんだしやるか。
('A`)「 sl5gmd&n4"bpn#ok_2#…… 」
( ・∀・)「はい!今の!やめていいよ」
(;'A`)「……なんだったんですか?」
( ・∀・)「多分だけど、君は本を使って学んだでしょ?」
296
:
名も無きAAのようです
:2015/01/15(木) 23:10:27 ID:tzk.hiL60
(;'A`)「はい、そうです」
( ・∀・)「実は本だけじゃ学べないイントネーションも大事なんだ」アマリシラレテナイケド
するとモララーさんが目の前で護符作成の詠唱だけ唱えてくれた。
確かに俺とは多くの所でイントネーションが違う。
( ・∀・)「じゃドクオ君、やってみて」
(;'A`)「は、はい」
297
:
名も無きAAのようです
:2015/01/15(木) 23:11:47 ID:tzk.hiL60
モララーさんの言った通りに詠唱してみる。
あれ?今の所のイントネーション合ってたっけ?
……大丈夫かな。
(;'A`)「 4bi5nsv3#6s#32"yojrk#6…… 」ボフッ
(*'A`)「おお!」
( ;・∀・)「一発でlv6達成だね」モウイッカイシッパイスルカト
まじか!さっきやって出来なかったのにこれだけで出来るようになるのか!?
'
298
:
名も無きAAのようです
:2015/01/15(木) 23:12:43 ID:tzk.hiL60
( ・∀・)「詠唱のイントネーションがどれだけ大事か分かりましたか?あ、ドクオ君もういいよ、戻って」
<まじかよ……そんなんで……
<サクラじゃないのか?
( ・∀・)「それは皆さんが試せば分かるはずです。では1人1人回りますので鍛えたい魔法の詠唱をお願いします」
よし、さっき失敗したかもしれない所も踏まえて、もっかい……
…………………………………………
299
:
名も無きAAのようです
:2015/01/15(木) 23:13:51 ID:tzk.hiL60
~王都・昼~
( ・∀・)「はい!じゃ今日はここまでにしましょう!個室に入って休んでください」
<まだやれますよ!
<もっと凄い方法はないのか?
結局火はlv6まで、しかし水と雷はlv4、風はlv1まで使えるようになった。
この杖のおかげか珍しく俺も疲れていない。
前の杖も安くて良い杖だったんだが、杖が違うとこうも違うのか。
もしや俺もlv8がすぐ使えるかも知れないな!
300
:
名も無きAAのようです
:2015/01/15(木) 23:14:36 ID:tzk.hiL60
( ・∀・)「その方法を明日教えるためにも休息をとって貰います」
……明日は何やるんだ……
それにまだ昼だし休めって言われても困るなぁ。
( ・∀・)「もちろん、ただ休むんじゃもったいない!これどうぞ!」
王都の地図だ。なんでこんな物を……
( ・∀・)「合宿の最後に使うので良く覚えておいてください」
モララーさんはそのまま何処かに行っちまった……
仕方ない。部屋に戻って地図を眺めてようか。ガチャ
301
:
名も無きAAのようです
:2015/01/15(木) 23:15:38 ID:ZdtX7G2Q0
リアタイ初遭遇!
支援
302
:
名も無きAAのようです
:2015/01/15(木) 23:15:53 ID:tzk.hiL60
('A`)「ここから少し離れた空き地か……」
モララーさんの手書きらしい。
この宿からの道を書いてくれてるのは嬉しいが……
(;'A`)「字……汚ねぇな」
曲がり角の名前とか読めない……
また道に迷ったらどうしよう。
…………………………………………
303
:
名も無きAAのようです
:2015/01/15(木) 23:17:10 ID:tzk.hiL60
~王都・夜~
よし、だいたい頭に入った。
でもなんに使うんだ?
コンコン
ん?
[扉]A`)「はい?」チラッ
( ・∀・)「ドクオ君。外、歩かないかい?」
(;'A`)「え、あ、はい。いいですけど」
モララーさんに連れられて夜の王都を歩く。
昨日のボランティアみたいな事はあまり気が進まないんだけど……
304
:
名も無きAAのようです
:2015/01/15(木) 23:18:52 ID:tzk.hiL60
( ・∀・)「……ここならいいか、ドクオ君!」
(;'A`)「は、はい!」
( ・∀・)「君に2つお願いがある」
(;'A`)「……何ですか?」
( ・∀・)「通話のピアス、今持ってたらあるだけ売ってくれない?」
(;'A`)「え、いや勿論大丈夫です」
( ・∀・)「そのピアス、一番商品化出来たら楽しそうだったからね」アリガトウ
……それやられたらウチのが売れなくなるんじゃ……
(;'∀`)「ウチの店に被害がない程度でお願いしますね」
( ・∀・)「大丈夫大丈夫。で次のお願いなんだけど……」
さぁ次は何が来るんだ。
やっぱボランティアの協力か!?
( ;・∀・)「えと……その……次なんだけど……」
……そんなに言いづらい頼み事ってなによ。
俺に出来るようなことなのか……?
'
305
:
名も無きAAのようです
:2015/01/15(木) 23:20:11 ID:tzk.hiL60
(;'A`)「……へ?」
( ;・∀・)「いや……その、僕って魔法が凄いせいで友達がいなくて。
それで母者さんみたいな人と君が一緒にいたから」
なるほどな……母者さんの近くにいたら確かにモララーさんの凄さも霞む。
それにきっと才能のせいで周りのやっかみとかも凄いだろうし……
306
:
名も無きAAのようです
:2015/01/15(木) 23:22:33 ID:tzk.hiL60
(‖ ∀ )「年も近いみたいだし、その、友達になれるかなって……思ったんだけど……」
(;'A`)「いやいや、そんなことなら喜んで」ヨロシク
( *・∀・)「え。本当に良いの?」
(;'A`)「いやぁ、もっと無理難題ふっかけられるかと思いましたよ」
( ;・∀・)「僕にはハードルが高いの!」
('A`)「あ、でもあの店員さんは?」
( ;・∀・)「良い人なんだけど何考えてるかわからなくて。
周りの人よりは信頼できそうだから店員になってもらったけど……」
確かに表情は顔にあまり出無さそうだしな、あの人。
/ `、、 / ヘックシ
!
307
:
名も無きAAのようです
:2015/01/15(木) 23:24:50 ID:tzk.hiL60
( *・∀・)「じゃあさ!じゃあさ!敬語無しで話さない?」
('A`)「別にいいけど。……あ、1ついい?」
( ・∀・)「なに?」
('A`)「何歳?」
<…歳だよ
うっそ!?同い年!?>
………………………………
いろいろ話してたらだいぶ時間がたってしまったようだ。
モララーの借りた宿に戻り、部屋の前に立つ。
( ・∀・)「付き合わせてごめんね」
('A`)「いやいや、こっちも楽しかったから気にすんなって」
( *・∀・)ノシ「おやすみ」ガチャ
('A`)ノシ「おやすみ」
きっと色々あったんだろうなぁ。
才能が無いのも悲しいが有りすぎてもやっぱ駄目だ。
何事もほどほどが一番いいんだよな。
……流石に眠い。
明日はハードらしいし早く寝よう。
'
308
:
名も無きAAのようです
:2015/01/15(木) 23:26:05 ID:tzk.hiL60
~王都・朝~
( ・∀・)「はい!じゃあ今日からやるのは魔力量の底上げです!
というかこれと詠唱の練習しかやりません!」
そりゃ確かに魔力量があれば強化できるかも知んないけど……
そんな単純なのか?
( ・∀・)「昨日の詠唱と今日からの底上げ。
この2つでオリジナルの方とかも強化出来ると思いますしね」
<なにするんですか?
( ・∀・)「今、皆さんは昨日の昼から休んでますから、魔力はだいたい全回復してますね?そこに更に私の魔力を加えます」コツガイリマスガ
どういうことですか?>
309
:
名も無きAAのようです
:2015/01/15(木) 23:26:45 ID:tzk.hiL60
( ・∀・)「運動と同じで自分の限界以上の負荷をかけると体が対応しようとします。つまり……」
なるほど、半日近く休ませ魔力を満タンにしておく。
そこに人の魔力を加え魔力量の限界値を伸ばすのか。
( ・∀・)「分かりました?」
('A`)「体に害は?」
( ・∀・)「勿論やりすぎると体に毒です。調整はしますよ」
呼ばれたら僕の部屋に来てください。
そう言ってモララーさんは人を2人ずつ呼んで作業を始めた。
'
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