[
板情報
|
カテゴリランキング
]
したらばTOP
■掲示板に戻る■
全部
1-100
最新50
|
1-
101-
201-
301-
401-
501-
601-
701-
801-
この機能を使うにはJavaScriptを有効にしてください
|
('A`)売れないお店のようです
1
:
名も無きAAのようです
:2015/01/05(月) 02:07:20 ID:wmloE5ss0
初めての投下になります。
生暖かい目で見守ってください。
174
:
名も無きAAのようです
:2015/01/10(土) 23:55:41 ID:59U0aI4U0
('A`)「ショボン、いるか」コンコン
<ん?ドクオ?
(´・ω・`)「どうしたのさ、一応仕事中なんだけど」ガチャ
('A`)「お前って東の渓谷に行ったことある?」
(´・ω・`)「あぁ、あるよ。本いる?」
('A`)「頼んだ。ほい100G」チャリン
(´・ω・`)「別に良いのに」ハイコレ
('A`)「商売人として無料は嫌なんだよ」サンクス
175
:
名も無きAAのようです
:2015/01/10(土) 23:57:45 ID:59U0aI4U0
よしこれで大体の情報は入るだろうし道中で読むとして東門に向かおう。
ん?なんか人混みが出来てるな。なんだ?
<あんた、どこから来たんだ?
(´<_` )「俺らはこの街から南西へ4時間ほどに店を構えてる。いつでも来てくれ」
<鉱石掘りにでも行くの?
( ´_ゝ`)「ん?これか?間違っちゃいないが武器だよ俺の」
('A`)「……何やってんの?」
( ´_ゝ`)「なんでも俺らが珍しいんだと」
176
:
名も無きAAのようです
:2015/01/10(土) 23:57:55 ID:RKRdoTqs0
ブーンが出てこない作品ってなかなかどうして面白いんだろう
後からでるにしてもこうなんというか
177
:
名も無きAAのようです
:2015/01/10(土) 23:59:11 ID:59U0aI4U0
なるほど、確かに多くの街と交流がある街でもこの兄弟の装備は珍しいのかもしれない。ツルハシだし。
この街で見る武装した人は騎士のような重装備の人間がほとんどなのだろう。
騎士の中では大剣を背負う剣兵もいるから重装備でも不思議では無い。
また冒険者は軽装ではあるが、大きく重い武器など背負わない。
だがこの兄弟は母者さんの所で培われた筋力で大きなハンマーと大きなツルハシを背負っている。
にも関わらず動きのキレを落とさないために二人は軽装のまま、この街の人たちには考えられないのだろう。
178
:
名も無きAAのようです
:2015/01/11(日) 00:00:31 ID:KSJgM1bo0
('A`)「まぁ、二人はいろんな意味で目立つしな」ハヨイクゾ
( ´_ゝ`)「分かった」(´<_` )
そして身長もあいまって全体的にすごくでかい。これでは人も集まるだろう。
……俺の身長の低さが際立って嫌だな……
さて、そろそろ出るため愛馬のクリムに東へ走らせる。
179
:
名も無きAAのようです
:2015/01/11(日) 00:01:46 ID:KSJgM1bo0
~渓谷・夜~
('A`)「よし、今日はここで野宿だ」
( ´_ゝ`)「なんだ、行かないのか」ハリモモッタノニ
(´<_`; )「道中でドクオの買った本をよんだろ兄者。夜行生物の方が多いんだから朝に行くに決まってるだろ」
('A`)「そゆこと。じゃ俺は魔法かけてから寝るからおやすみ」
馬車に周りの生物が嫌う匂いを発生させる魔法をかけておく。
人間にはあまり匂わないが野生には存在しない匂いのため、何日かの間は近寄ってこなくなる。
愛馬のクリムには気にしないように訓練してあるので問題はない。
後は明日に備えて寝るか。
180
:
名も無きAAのようです
:2015/01/11(日) 00:03:36 ID:KSJgM1bo0
~渓谷・朝~
('A`)「準備はOK?」
( ´_ゝ`)「回収バッグはもったぞ」
(´<_` )「ピアスも持った」サンコブン
よし、今日はいつもより気合を入れて、護符を多く持ってきた。内容は
モラ印の護符の土1枚
火の護符・中15枚
水の護符・小5枚
雷の護符・小5枚
流石に全部使うハメにはならないと思うが念には念をだ。
ローブの内側に各種護符をしまっておく。モラ印は極力使いたくはないからポーチへ。
まずは鉱石を発見された場所に向かう。
181
:
名も無きAAのようです
:2015/01/11(日) 00:05:13 ID:KSJgM1bo0
('A`)「まずは沢を見つけたら下って……」
(´<_` )「ドクオ、あれか?」
お、弟者が上手く地図にあった一つ目のポイントを見つけてくれたようだ。
鉱石の確認作業を始めるまて、兄弟たちはあたりを警戒する。
( ´_ゝ`)「どうだ?使えるか?」
('A9)「……問題無さそうだ。次探そう」
示されたポイントは計3つ。
鉱石の大まかな位置に〇がついてあるのだが
182
:
名も無きAAのようです
:2015/01/11(日) 00:06:41 ID:KSJgM1bo0
(´<_` )「ドクオ、何かおかしい」
('A`)「……ガーゴイルどころか何も出てこないぞ?」
( ´_ゝ`)「地形も地図と違ってるな」
あの騎士のたちの地図技能が低いわけでもないはず。
となると考えられるのはなんだ?
ガーゴイルは複数で獲物を狙う。
多少力が強い程度ではガーゴイルの賢さの前では無力。そのガーゴイルすらいないとなると
( ´_ゝ`)「まるで母者の通った後見てぇだな」
(´<_` )「そんな感じだ。まるで生き物が怯えて出てきてないようだ」
そう、なにか圧倒的な力量差があるものと出会ったような……
('A`)「……急いで確認してここから出よう」
( ´_ゝ`)「把握」(´<_` )
183
:
名も無きAAのようです
:2015/01/11(日) 00:08:19 ID:KSJgM1bo0
二つ目のポイントは騎士たちの木につけてある目印を探して発見。
残念ながらここのは良く似た鉱石でメタライト鉱石では無かった。
そして3つ目のポイントは岩だらけの高い開けた所だったが
('A`)「なんだこれ……?」
( ;´_ゝ`)「ガーゴイルの死体……だな」
(´<_`; )「一体何が……」
何があったかは分からない。
ただ数匹のガーゴイルが死んでいる。
こいつらを殺した奴を恐れてガーゴイルは逃げ出したのだろうか。
184
:
名も無きAAのようです
:2015/01/11(日) 00:10:52 ID:KSJgM1bo0
このポイントにあった鉱石は確かにメタライト鉱石。
これでとにかくポイントも全て確認はした。
ここから先の採取の安定化は俺たちの仕事ではない。
早く戻ろう。
('A`)「……二人とも仕事終了だ、早くか」 キエェェェエエェェェ!!!! 」ドゴ-ン
(;'A`)( ;´_ゝ`)「!」(´<_`; )
今のはマンドラゴラの鳴き声だ。
ここらの生物でマンドラゴラを刺激する生物はいないはず。それに加えてあの轟音。
そして、渓谷の方に見えているその姿は
185
:
名も無きAAのようです
:2015/01/11(日) 00:11:40 ID:KSJgM1bo0
(´<_`; )「ゴーレムだ、どうしてこんな所に!しかもなんで暴れてんだ!?」
(;'A`)「例の騎士たちがまだ生きてるのかも知れない」
( ;´_ゝ`)「でもこの距離じゃこっちに気づく前に死んじまうぞ!」
おいおい、腐っても俺は魔法使い。
威力は下がるがこの距離でも狙撃はできる!
(;'A`)つ◇「俺が魔法で気を引く。二人は騎士たちを安全な所に誘導してくれ!ファイヤーアローlv5!」
( ;´_ゝ`)「!。了解!」(´<_`; )
186
:
名も無きAAのようです
:2015/01/11(日) 00:15:14 ID:KSJgM1bo0
二人は即座に走っていった。まだ助かる可能性はあるはずだ。俺の魔法は……
当たった!だが遠すぎて威力が低い。ゴーレムはまだこちらを気にする様子は無い。
舐めやがって!これならどうだ!
(゚A゚)つ◇◇◇「三連ファイヤーアローlv5!!」
ゴーレムの頭に三連続でヒット。流石にこちらに注意を向けて走ってきた。
まだ距離はあるがかなり怖い。
大きさは約8Mほどだが体感だともっと大きく感じる。
とにかく今は兄弟が到着するまで時間を稼ぐ!
しかし……
(;'∀`)「さて、この岩場でどうやって戦うかな」
187
:
名も無きAAのようです
:2015/01/11(日) 00:16:37 ID:KSJgM1bo0
身を隠す場所もない。岩だらけのこの場所。下手に動けば潰されるだろう。
あのゴーレムが来る前に作戦を考えないとやられる。
モラ印の護符を使えば倒せるかも知れないが森での失敗が俺の体を止めかねない。
これは最後の手段だ。
だったら……
………………………………
(;'∀`)「よし、来たな!こっちは準備完了だ」
[<●>]グオオォォォ!
188
:
名も無きAAのようです
:2015/01/11(日) 00:17:21 ID:KSJgM1bo0
こいつは岩のゴーレム。だから本来なら水の攻撃を仕掛けるべきだが、俺の護符では効果が薄い。
こいつを倒すには兄弟の力が必要だ。
ト-ク トーク トーク
(;'A`)「トーク」
⑩<まだ生きてるな!騎士は安全な所にやった!さっきの岩場か!?
(;'∀`)「これから死にそうだから。はよ来て」
⑩<死ぬなよ!
さてゴーレムがそろそろやばい。
お前が来るまでに俺の用意した必殺技を見ろ!
ゴーレムが振りかぶる。まだ。
振り下ろし始める。ここだ!
(;゚A゚)「エクスプロージョンlv5!!」
189
:
名も無きAAのようです
:2015/01/11(日) 00:18:50 ID:KSJgM1bo0
(;゚A゚)「ウオオ!!空飛んでるぞ!俺ぇ!」アッチィ!
もちろんゴーレムの一撃で空を飛んでるわけでは無い。
まず体に耐火の魔法をかけ、その後靴の下に火の護符を仕込む。
あとはタイミングを測って発動する。
失敗したらただの死体の出来上がりだが完璧なタイミングだった。
(;'∀`)「だがこれで終わったらただの一芸だよなぁ!」
190
:
名も無きAAのようです
:2015/01/11(日) 00:21:23 ID:KSJgM1bo0
空を飛んだ勢いのままゴーレムの顔にローブを投げつけ、そのまま
(#゚A゚)「エクスプロージョンlvMax!」
ローブの中に残りの護符全てを一斉起爆。
火の護符9枚、水の護符5枚、そして雷の護符5枚の出せる最大lvの魔法をくれてやった。
(;'A`)「いてっ」ドサッ ゴロゴロゴロ
だがこれなら、やつにもダメージが……
……………まじか………流石に凹むぞ……
[#<○>]グオオォオォォ!
(;'∀`)「逆に暴れてるし……しかも、足が痺れて動けん」
191
:
名も無きAAのようです
:2015/01/11(日) 00:21:30 ID:Ii6qWp9k0
明日早いのに気になるぜ
192
:
名も無きAAのようです
:2015/01/11(日) 00:22:52 ID:KSJgM1bo0
さっきの空を飛んだ際の魔法のせいで足が動かせない。さらにポーチも少し遠くに吹っ飛んだんじまった。
中にあるモラ印の護符を回収しないとやばい。
爆発の煙で奴は俺の姿が見えなくなっているがいつ気づくか分からない。
足が動かないとか言ってる場合じゃない。
(;'A`)「急げ、俺」ズリズリ
[#<●>]!
193
:
名も無きAAのようです
:2015/01/11(日) 00:24:42 ID:KSJgM1bo0
ゴーレムは俺を見つけ、怒りをあらわにしてこちらに向かってくる。
どうやら頭にひびは入ったが些細なダメージのようだ。
そしてこいつは怒りのままに拳を振りおろしてくる。
ポーチは俺の手が届く距離にはない。
[#<●>]ガアァァア!
('A`)「すまん、二人とも。俺死んだわ」
194
:
名も無きAAのようです
:2015/01/11(日) 00:25:38 ID:KSJgM1bo0
①<そんなことは
( #´_ゝ`)「させねぇよ!」(´<_`# )
[#<●>]!
195
:
名も無きAAのようです
:2015/01/11(日) 00:26:23 ID:KSJgM1bo0
振り下ろされた拳の軌道を逸らすようにゴーレムへ横から二人の武器の攻撃が炸裂した。
自らの真横の地面を殴られた衝撃でまた吹っ飛ばされたが、生きてる。
(つA;)「生きてるぅ……死ぬかと思った」ゴシゴシ
( #´_ゝ`)「これでも、全速力で、来たんだ」ハァハァ
(´<_`# )「後は、任せろ、俺らが、潰してやる」ハァハァ
(つA;)「なら奴の頭にひびを入れた!やるならそこを狙え!」
( #´_ゝ`)「把握!」(´<_`# )
先ほどの衝撃で更に、ポーチが遠ざかってしまった。
これではサポートも出来ない。
(;'A`)「無茶はするなよ」
196
:
名も無きAAのようです
:2015/01/11(日) 00:31:04 ID:KSJgM1bo0
それからの戦いはお互いに有効打が存在しなかった。
ゴーレムの一撃は素早く動き続ける兄弟について行けていない。
だが兄弟もゴーレムの硬さに攻撃がほとんど通らないようだ。
兄者のツルハシでは先が少し刺さる程度、弟者のハンマーでも砕けない。
[#<●>]グオォオオ!
(´<_`; )「兄者!こいつの背中は周りよりかは柔らかいぞ!」ソレデモカタイガ
( ;´_ゝ`)「他はどこも硬ぇな、ひびを狙うにしても高さが足りん……」……!
( #´_ゝ`)「弟者!俺を奴の頭に飛ばせ!後は流れで察せ!」
(´<_`# )「……了解!」オラァ!
[#<●>]!
あの二人、一体何を!?
突然の兄者の動きにゴーレムも動きが止まっている。
それは弟者のハンマーで兄者を飛ばすという荒業。その勢いのまま兄者はゴーレムのひびに何かを刺しこんだ。
そしてゴーレム後ろに着地し奴の背中にツルハシを投げた。
197
:
名も無きAAのようです
:2015/01/11(日) 00:32:57 ID:KSJgM1bo0
(;'A`)「なんで投げたんだ!」
ツルハシはゴーレムの背中に刺さった。
しかしあれじゃ兄者がただ武器を捨てたのと同じだ。
ゴーレムも今攻撃した兄者の方を向き攻撃を仕掛けようとしている。
このままじゃ兄者が危険だ。弟者は何を!?
198
:
名も無きAAのようです
:2015/01/11(日) 00:35:13 ID:KSJgM1bo0
( #´_ゝ`)「弟者ぁ!」
(´<_`# )「言われなくても!」
('A`)「!。あれは!?」
背中を見せたゴーレムの背中へ弟者が飛んだ。
刺さっているツルハシを掴み、それをとっかかりに上に上がり、そして
(゚<_゚# )「潰れろ!」
ひびに最高の一撃を叩き込んだ。
ゴーレムは砂埃を巻き上げながら。ゆっくりと倒れていった。
( ;´_ゝ`)b「流石だよな、俺たち」d(´<_`; )ハァハァ
199
:
名も無きAAのようです
:2015/01/11(日) 00:35:53 ID:KSJgM1bo0
+獲得アイテム+
メタライト鉱石・俺の魔力によく馴染む鉱石。これを加工することでピアスを作る。←NEW
ゴーレムの外殻・ゴーレムを覆う堅い岩の塊。ゴーレムから微弱な魔力を浴びているため魔法に耐性がある。←NEW
200
:
名も無きAAのようです
:2015/01/11(日) 00:36:43 ID:KSJgM1bo0
後日談
~ロイドの街・夜~
(,,゚Д゚)「世話になったな」
('A`)「いえいえ、定期購入しっかり買ってくださいよ」
(,,゚Д゚)「それは問題無い。街の仲間を命懸けで助けてくれた人の店の商品だ。買わない理由がないだろう」
('A`)「そうですか、あの3人は?」
(,,゚Д゚)「大きな怪我は無かったが疲労でな、病院へ行かせた。……ところで後学のために聞かせてくれ。どうやってゴーレムを?」
(;'A`)「あ〜、それなんですがね」
201
:
名も無きAAのようです
:2015/01/11(日) 00:39:06 ID:KSJgM1bo0
あの時兄者は俺の与えたひびにキラービーの針を刺したらしい。
建築の時にも強度は確認していたので、使えると考えていたとか。
そして、その刺さった針を弟者は釘を打ち込むように叩き込んで倒したのだ。
兄者曰く俺がひびを入れたおかげといってるが、絶対あいつらの実力だと思う。
(;'A`)「ということらしいです」
(,,゚Д゚)「……それは……無理だな」サンコーテイドニシテオク
(;'∀`)「ですよねー」
(,,゚Д゚)「とにかくご苦労だった。今日はこの街でゆっくり休んでくれ」
依頼報告も終わり。宿をとって貰ったので兄弟は先に向かわせた。
俺は足がガクガクだっため騎士に手伝われながら宿へと向かった。
やれやれ……無茶はするもんじゃねぇなあ。
第六話完
202
:
名も無きAAのようです
:2015/01/11(日) 00:40:44 ID:HDZBCiAw0
流石母者の子だな
おつ
203
:
名も無きAAのようです
:2015/01/11(日) 00:41:42 ID:Ii6qWp9k0
おつつ
すごい面白いわ
流石兄弟は母者に無意識的に鍛えられてるのね
204
:
名も無きAAのようです
:2015/01/11(日) 00:41:58 ID:KSJgM1bo0
('A`)の手帳
[<●>] ゴーレム
岩を食べて生活している生物。上質な岩を食べることで体を硬くしていく。
本来なら枯れた山に生息している。
ガーゴイル
複数で行動し、空からの攻撃を得意する生物。
物を使えるくらいには知恵が高く、場所に応じた武器を使う。
205
:
名も無きAAのようです
:2015/01/11(日) 00:54:11 ID:XMBrVQzk0
乙
ドクオようやったなぁ
206
:
名も無きAAのようです
:2015/01/11(日) 01:53:37 ID:CV20PGaA0
おつおつ
流石家はチート揃いだな
207
:
名も無きAAのようです
:2015/01/11(日) 07:18:37 ID:FGTjtJRQ0
乙
更新はやいし読みやすいし良いね!
ところで魔法道具屋とかもそうだけど、こういうファンタジー的な世界を舞台に
主人公が店を切り盛りして繁盛させていく系のジャンルって、何か名称あったりするのかな?
208
:
名も無きAAのようです
:2015/01/11(日) 07:25:57 ID:Ii6qWp9k0
>>207
トルネコ?
209
:
名も無きAAのようです
:2015/01/11(日) 08:17:57 ID:ZzUHykG.0
乙
にしても更新早くていいねぇ
退屈しなくて嬉しいけど無理せんでね
210
:
名も無きAAのようです
:2015/01/11(日) 09:25:52 ID:qCcJDelQ0
>>207
ジャンルとしては扱われてないと思うぞ
王道の一つってことは確かだけど
211
:
名も無きAAのようです
:2015/01/11(日) 12:36:18 ID:hzmcMimIO
乙!
毎回面白いな。
212
:
名も無きAAのようです
:2015/01/11(日) 23:05:32 ID:lGMsrN7k0
毎度毎度面白いな
すっかりファンになっちまった
213
:
名も無きAAのようです
:2015/01/12(月) 11:22:20 ID:tvu3Vba60
売れないお店
第七話
それぞれの礼儀
↑在庫多
薬草 30G 毒消し草 45G
デクの種 50G
炎の護符・中 200G
通話のピアス(10分) 2個1セット450G
水の護符・小 150G
雷の護符・小 150G
餌玉の元の袋詰め 80G
キラービーの針10本入り 120G
鑑定は隣の店へ
他要相談
214
:
名も無きAAのようです
:2015/01/12(月) 11:24:01 ID:tvu3Vba60
~道具屋~
俺はしがない道具屋を経営している少し不細工な魔法使いだ。
先日、ピアスの定期購入をしてもらうために渓谷に行き、そこでゴーレムと戦い勝ったのだが
(;'A`)「やっぱおかしいよなぁ、これ」
この1ヶ月の間森へ行く度に感じた違和感。
いや一角兎の時から兆候は有ったのかもしれない。
('A`)「野生生物の生息地がズレてきてるのか?」
ズレてるというより、逃げてきているという方がしっくりくる気がする。
近場の森だけでなく、ここから結構離れている渓谷でも同じ現象が起きていることを考えると結構大規模なようだ。バタン
215
:
名も無きAAのようです
:2015/01/12(月) 11:25:44 ID:tvu3Vba60
('A`)「ん、ショボンか」
(´・ω・`)「薬草と毒消し草を5つずつ頂戴」
('A`)「ピアスは?」ホイ
(´・ω・`)「まだ前のが余ってるから大丈夫」
('A`)「……ショボン。お前気づいてるか?」
(´・ω・`)「生息地のズレこみについてなら、今回はそれについて調べてくるよ」イライモキタシ
('A`)「そうか、何処へ行くんだ」サスガダナ
(´・ω・`)「北の生物が下ってきてるみたいだし。王都に行ってくるよ」
('A`)「俺はゴーレムと戦うはめになった。気をつけろよ」
(´・ω)「知ってるよ。ありがと」バタン
ショボンが調べてくるなら、余計な事をしなくても良いだろう。
あいつならなんの問題も無く原因を探れるはすだ。
216
:
名も無きAAのようです
:2015/01/12(月) 11:26:30 ID:tvu3Vba60
<ドクオ〜、店の横のあれ収穫していいんじゃね?
お、まだ昨日は殻が硬かったからあれだが、もういけるのか?
実をつけてからは成長速度がかなり下がったが徐々に大きくなっていった。
('A`)「もう食えるかな?」ガチャ
(´<_` )「いや、ほらあれ実が割れてるし」
……しまった。もっと早く採るべきだったか?
いや、これもまだもしかしたら食べられるかも。
毒の有る無しもわからないので、まずは餌玉に混ぜて、野生生物に与える。
そこから判断しなくちゃな。
217
:
名も無きAAのようです
:2015/01/12(月) 11:28:28 ID:tvu3Vba60
(´<_` )「ところで今日は街へ招待されてるんだろ?行かないのか?」
(;'A`)「あ〜そうなんだけどさ」
この前助けた騎士3人に感謝をしたい。是非街に来てくれ。
と手紙が来たのは良いんだが……
人に感謝されるってのはどうも小っ恥ずかしい。断りてぇなぁ……
( ´_ゝ`)「行こうぜ。そうしないと騎士たちの恥になっちまうだろ」
(´<_` )「そうだ、堂々と街で歓迎されに行こう」
……やだなぁ……
218
:
名も無きAAのようです
:2015/01/12(月) 11:29:39 ID:tvu3Vba60
~ロイドの街~
<おい、あれが例の?
俺、渓谷行く前にあの双子と話したぞ>
<あの細いのはなんだ?
森の近くで店をやってる奴じゃねぇの?>
(‖'A`)「……」
(´<_`; )「ま、まぁ気にすんなよ」
これでも命懸けでゴーレムと戦ったんだけどなぁ……
まぁ、実際倒したのはこの2人みたいなもんだが……
<すみません!お待たせしましたお!
219
:
名も無きAAのようです
:2015/01/12(月) 11:31:11 ID:tvu3Vba60
('A`)「あ、いえ先ほど来たばかりですので」
( 十 )「僕が案内させて頂きますお!詳しいお礼は後で全員でさせて頂きますおね」
なんか太った騎士が来たな……
大剣を使う騎士だとしても足が遅そうだ。
この太っちょ騎士に連れられた場所は
( ´_ゝ`)「お〜これが騎士塔か〜」
220
:
名も無きAAのようです
:2015/01/12(月) 11:32:38 ID:tvu3Vba60
ロイドの街でひとつの観光名所になっている騎士塔。
ここは騎士のための施設でこの街の全ての騎士がここで寝食を共にしている。
まぁ塔と言っても本当に塔のわけではないんだが。
( 十 )「いまから皆様に大聖堂に案内します」
おぉ……いきなりすごい所に連れてかれるな。
騎士塔では騎士の訓練所から始まり、食堂、寮、そして全ての騎士が一堂に会する大聖堂がある。
( ´_ゝ`)「これが……」
(´<_` )「大聖堂……」
('A`)「でっけぇ……」
221
:
名も無きAAのようです
:2015/01/12(月) 11:33:44 ID:tvu3Vba60
まるで大きな教会のようだ。
剣兵と槍兵の像が厳かにこちらを見つめている。
そしてなによりも
(;'A`)「なんだ、この人数」
まさか一介の店主たちを相手に騎士たち100人ほどが集まったのか?
割と暇なのかね……
( 十 )「ロマネスク様!ドクオ様・流石兄者様・流石弟者様の3名をお連れしました!」
( ΦωΦ)「うむ、ご苦労である」
222
:
名も無きAAのようです
:2015/01/12(月) 11:34:54 ID:tvu3Vba60
( ΦωΦ)
この大男が、グラント・ロマネスクなのか。
2Mは超えてるな。
ロマネスクが振るった剣は大地を削り、太陽を割ると噂で聞いたが、納得の風格だ。
223
:
名も無きAAのようです
:2015/01/12(月) 11:35:38 ID:tvu3Vba60
( ΦωΦ)「このような所までご足労頂き、誠に申し訳ない。まずはロイドの騎士の代表として礼を言わせて頂く」
(;'A`)「いえ、私は大したことはしていません。この2人がいなくては私は……」
(´<_` )「それは俺らも同じだ、ドクオ」
( ´_ゝ`)「お前がいなけりゃ騎士たちもやられてたろ」
( ΦωΦ)「その通りである。あまり自分を卑下するものではないのである。でないと救われた彼らの立場がなくなるのである。来なさい」
224
:
名も無きAAのようです
:2015/01/12(月) 11:36:58 ID:tvu3Vba60
すると先ほど案内してくれた騎士の横に2人ほど現れた。
そして3人は兜を外し俺たちに片膝をついた。
( ^ω^)〈::゚−゚〉 (’e’)
なんか1人ムカつく顔してんな。
それぞれの武器は太っちょが大剣、真面目そうなのが剣、ムカつく顔が槍のようだ。構成はバランスの取れた騎士たちだと思う。
( ΦωΦ)「さて、貴君らをこの場に呼んだのはただ礼をしたかったからではないのである」
('A`)「……と言いますと?」
( ΦωΦ)「うむ、彼らと主従の契約をして頂きたいのである」
(;'A`)( ;´_ゝ`)「え?」(´<_`; )
225
:
名も無きAAのようです
:2015/01/12(月) 11:38:20 ID:tvu3Vba60
聞けば騎士にとって契約とは最大級の礼の尽くし方だそうだ。
命を助けられた相手にはただの礼ではし尽くせぬ。ならば命を賭してでも守り抜こう。
彼らはこのような契約をしたいとロマネスクに言い出したらしい。
正直……ちょっとなぁ……
( ΦωΦ)「一応言っておくが、騎士の主従の契約は貴君らだけに行うわけではないのである」
(;'A`)「?」
どゆこと?
226
:
名も無きAAのようです
:2015/01/12(月) 11:41:00 ID:tvu3Vba60
( ΦωΦ)「我ら騎士全員は街と主従の契約を結んでいるのである。つまり」
( ´_ゝ`)「……」(´<_` )
( ΦωΦ)「契約とは守るものを増やす儀式であるよ。深く考え過ぎなくともよい」
( ;^ω^)「お願いします!」
〈::゚−゚〉「どうか我々の騎士の誇りを取り戻させて欲しい」
(’e’)「だからどうか私たちにあなた方を守らせ」
( ´_ゝ`)「断る」
(´<_` )「兄者。そんな言い方は」
( ´_ゝ`)「お前もそう思うだろ?」
(´<_` )「まぁ……な」
待ってくれ。いきなりどうしたんだ?
心無しか兄弟たちがイラついてる?
227
:
名も無きAAのようです
:2015/01/12(月) 11:42:32 ID:tvu3Vba60
( ´_ゝ`)「俺らを守るための契約?俺らより弱い騎士が?」
(´<_` )「騎士の誇り?ガーゴイルすら逃げるような騎士に?」
(;'A`)「2人ともやめろ、どうしたんだよ」
( ´_ゝ`)「悪いがこんな茶番には付き合ってられん、失礼する」
(´<_` )「なんで俺らが騎士の誇りとやらのためにそんな事をしなきゃならんのかも分からん、俺も帰らせてもらおう」
(;'A`)「お、おい」
二人とも大聖堂を出ていってしまった。
ちょ、俺1人にしないでくれよ。
どうしてくれんだこの空気。
( ΦωΦ)「……ドクオ殿、貴君はどうだ」
(;'A`)「えっと……その……」
228
:
名も無きAAのようです
:2015/01/12(月) 11:44:10 ID:tvu3Vba60
('A`)「すみません、俺も契約は望みません」
( ΦωΦ)「……理由をお聞きしても?」
('A`)「自分のことは自分で守りたい。ただそれだけです」
( +ω+)「……なるほど」
早く逃げたい……
様々な騎士の視線刺されながら、俺も大聖堂を出ていった。
( ;^ω^)〈:;゚−゚〉(;’e’)
'
229
:
名も無きAAのようです
:2015/01/12(月) 11:46:46 ID:tvu3Vba60
~道具屋・夜~
( ´_ゝ`)「すまん、ドクオ」
(;'A`)「いや、俺も困ってたから良いけど。一体なんだったのよ?」
(´<_` )「……最初から少し思っていたんだが、まず本当に礼を言いたいのであれば、助けられた本人が来るべきだろう」
( ´_ゝ`)「それをわざわざ非番の騎士を、かき集めて俺らを大聖堂へ呼んだ」
(´<_` )「そしてあの契約、まるで騎士は礼儀を通すとパフォーマンスをしたがっているようにしか思えなかった」
(;'A`)「な、なるほど」
230
:
名も無きAAのようです
:2015/01/12(月) 11:48:39 ID:tvu3Vba60
( ´_ゝ`)「加えてあのギャラリーは契約をしないとは言わせない為の重圧をかけているように感じてな」
(´<_` )「つまりあれだ。騎士の礼儀とこちらの礼儀は違うだろ?っていいたいんだ」
(;'A`)「……」
( ´_ゝ`)「とまぁ、そんな所が気に食わなかった」スマンナ
なるほど、二人の言う通り俺だけならあの雰囲気に飲まれて主従の契約をしていただろう。
正直な話、実力も知らない他人に命をかけられたらこっちがもたない。
(;'A`)「しかしよくあの空気の中で言えたな」
(´<_` )「母者の殺気に比べれば余裕。ん?」ドンドン
231
:
名も無きAAのようです
:2015/01/12(月) 11:50:15 ID:tvu3Vba60
<すみませんお!開けてくださいお!
(;'A`)「まさか」ガチャ
( ;^ω^)〈::゚−゚〉(;’e’)
( ´_ゝ`)「……なんのようだ」
〈::゚−゚〉「お願いがあります。礼をさせてください。今ではなく未来で」
(’e’)「今の私たちは弱い。それでもいつかあなた方を超える力を持ったら、契約を交わして欲しいのです」
( ;^ω^)「僕ら騎士にはそれしかないんです!」
232
:
名も無きAAのようです
:2015/01/12(月) 11:51:07 ID:tvu3Vba60
(;'A`)「それだけの為にここまで?」
なんとも不器用なやつらだ、こんな所では兄弟の感じ取ったようなパフォーマンスはないだろう。
流石の兄弟たちも驚いているようだ。
必死な目でこちらを見ている。
( ;´_ゝ`)「お、おう。なら別に構わんぞ」
( ;^ω^)「なら、えと、その……助けてくれてありがとうございました!」
サ- ≡( ;^ω^)〈::゚−゚〉(;’e’)
帰っていった!?
233
:
名も無きAAのようです
:2015/01/12(月) 11:53:03 ID:tvu3Vba60
お、扉のすぐ脇にはお礼の品と書かれた箱をおいていったらしい。
中身は
武器をメンテナンスするための砥石。
貴重な鉱石や高い食べ物などなど……
……もしかして彼らにとってはあの大聖堂でのことも本気だったのかも知れないな……
すると兄者がいきなり大笑いし始めた。
234
:
名も無きAAのようです
:2015/01/12(月) 11:54:06 ID:tvu3Vba60
( *´_ゝ`)「そうそう、こういうのでいいんだ」ハハハ
(´<_`* )「騎士の誇りだとか、主従の契約だとかそんなことは本当はどうでもいいんだよな」
( *´_ゝ`)「感謝ってのはあんなもんじゃなく」ジブンノ
(´<_`* )「行動で示すもんだからな」デキルハンイデナ
なるほどな、二人はうだうだ言う暇があったら行動をしろって言いたかったとか。
流石一家らしい良い考え方だな。
今回の騎士たちの提案はこの兄弟に文句を出させなかったらしい。
……でもこの2人に勝つ強さになるのは相当厳しいと思うなぁ……ん?
235
:
名も無きAAのようです
:2015/01/12(月) 11:55:15 ID:tvu3Vba60
('A`)「てかあなた方って俺も?」
( ´_ゝ`)「入ってるだろ」
(;'A`)「魔法使ってても、普通に負けそうなんだが」
(´<_`; )「なんであんなに戦ってるのにスタミナがつかないんだよ」
とにかくこれであの騎士たちも礼儀を通せただろうし、兄弟も納得している。
今は彼らの今後の成長に期待していよう。
……俺も頑張らないとなぁ……
第七話完
236
:
名も無きAAのようです
:2015/01/12(月) 11:56:17 ID:tvu3Vba60
('A`)の手帳
( ΦωΦ)グラント・ロマネスク
ロイドの街で全騎士の頂点にたつ大男。
王都の大会で初回で一位を取り、王都の騎士たちを驚かせたという。
2m20cmという体躯で身の丈ほどある大剣を豪快に振るう。
ただ、ある主婦に負けたという噂が一時期広まっていた。
( ^ω^)〈::゚−゚〉(’e’)
ブーン ぃし セントジョーンズ
下位騎士三人衆。バランスはとれているがまだまだ実践不足。
兄弟を追い越すため必死に特訓してるとか。
237
:
名も無きAAのようです
:2015/01/12(月) 12:00:00 ID:tvu3Vba60
スレが上から11番目以下になったのでage
238
:
名も無きAAのようです
:2015/01/12(月) 12:02:01 ID:nib.5OM.0
ある主婦が一人しか思いつかない
239
:
名も無きAAのようです
:2015/01/12(月) 12:42:00 ID:ohQ8LuYA0
そもそも何でロマは某最強主婦と戦うハメにwww
240
:
名も無きAAのようです
:2015/01/12(月) 12:50:40 ID:LTrtA4ic0
主婦に負けたなら兄弟の顔知ってそうなんだが
241
:
名も無きAAのようです
:2015/01/12(月) 13:33:55 ID:ljC9FjsM0
すまん、やっぱ脱字気になる…
ストーリーに矛盾がでるような脱字だから特に…
242
:
名も無きAAのようです
:2015/01/12(月) 16:01:14 ID:2bSrSbl20
@@@
@#_、_@
( ノ`) 「へっけし!!!!」
243
:
名も無きAAのようです
:2015/01/12(月) 16:10:51 ID:tvu3Vba60
>>241
さん
申し訳ありません。
矛盾がでそうな脱字ってどの部分でしょうか?
自分でも投下時に読み返して気づけませんでした。
矛盾に繋がるとやばいので教えてください。
244
:
名も無きAAのようです
:2015/01/12(月) 17:18:34 ID:MGJBHA4Q0
>>227
(´<_` )「騎士の誇り?ガーゴイルすら逃げるような騎士に?」
ガーゴイルが逃げてる
>>229
(´<_` )「……最初から少し思っていたんだが、まず本当に礼を言いたいのであれば、助けられた本人が来るべきだろう」
些細なことだが、これだとブーンたち3人が助けられた本人じゃないように聞こえる
まず助けられた本人が〜 ならすんなり読めるんだが…
ごめん、文句ばっかで…
あと作者さんもそんな腰低くせんでもいいと思うよ
245
:
名も無きAAのようです
:2015/01/12(月) 17:39:30 ID:tvu3Vba60
なるほど……ありがとうございます!
最初にある通り、気になる点はどんどん言ってくださって結構です!
どんな風に読めるかも書いてくださり分かりやすかったです
246
:
名も無きAAのようです
:2015/01/12(月) 19:15:37 ID:UTY.CtvM0
投下ペースがはやくていいね
ガーゴイルにすら逃げ出すだとわかりいいかもね
247
:
名も無きAAのようです
:2015/01/12(月) 22:26:41 ID:DtstPnwc0
こういうファンタジーな話好き
次回も期待して待ってまっせ
248
:
名も無きAAのようです
:2015/01/12(月) 23:15:05 ID:ohQ8LuYA0
売れない店がだんだん売れてきて嬉しいねドクちゃん!
249
:
名も無きAAのようです
:2015/01/12(月) 23:23:26 ID:V7gLP3YI0
しかし出だしで
少しだけ不細工な道具屋だ
って自称するのはどうなんだw
250
:
名も無きAAのようです
:2015/01/12(月) 23:33:51 ID:6/VjhjN20
面白いなー。そういやここの流石兄弟って使用武器のイメージも相まって相当体格良さそうだよね。痩身な印象あるから新鮮だわ
251
:
名も無きAAのようです
:2015/01/13(火) 22:22:26 ID:506tFPoE0
売れないお店
第八話
全てが集う都、王都。 前編
↑在庫多
デクの種 50G
炎の護符・中 200G
通話のピアス(10分) 2個1セット450G
水の護符・小 150G
雷の護符・小 150G
薬草 45G 毒消し草 60G
餌玉の元の袋詰め 80G
キラービーの針10本入り 120G
鑑定は隣の店へ
他要相談
252
:
名も無きAAのようです
:2015/01/13(火) 22:23:15 ID:506tFPoE0
~道具屋~
俺はしがない道具屋を経営している少し不細工な魔法使いだ。
とある騎士3人を見て、俺も改めて特訓をし始めたんだが
(;'A`)「どうも駄目だな」
(´<_` )「アプローチを変えてみたらどうだ?」
(;'A`)「つってもなぁ」
客が来ない時は魔力を高める訓練をしているのだが全然魔力が上がらない。
ゴーレムとの戦いを通じて自分の火力不足を感じ、どうにかしたいのだが……
せめてlv5の魔法を出せなくては話にならない。
( ´_ゝ`)「てか、街で高い護符買えばいいんじゃねぇの?」
(;'A`)「それだと金が消えるわ」
253
:
名も無きAAのようです
:2015/01/13(火) 22:24:29 ID:506tFPoE0
最近だと森のやつらさえ、lv2の魔法では威嚇にすらならない。
完全に生態系が狂い始めている。
早くショボン帰ってこないかな……
あいつの情報が無ければどうにもならん。
バサバサ
ん?鷹だ、これは確か……
(´<_`; )「こいつは、ウチのミグだ」
( ;´_ゝ`)「俺らがいるのばれたのか!?」
……すまん、とっくにバレてんだよなぁ。
だが、今更そんなことで何か言ってくるとは思えないが。
え〜と……
@@@
@#_、_@
( ノ`) 「ドクオ、元気でやってるかい?
突然で悪いがあんたにお願いがあってね。
こいつを受け取ってくれないかい」
受け取ってくれって……これのことか?
254
:
名も無きAAのようです
:2015/01/13(火) 22:26:23 ID:506tFPoE0
( ;´_ゝ`)「……なんだ?なんてある?」
(;'A`)「いや、なんか受け取って欲しいって封筒が」
(´<_`; )「封筒?」
えっと……え!?
(;゚A゚)「王都への招待状だ」
( ;´_ゝ`)「は!?」(´<_`; )
@@@
@#_、_@
( ノ`)「期待してる魔法使いを渡してくれって頼まれてね。
こんなババアと一緒になるが来てくれたら嬉しいね。 母者」
'
255
:
名も無きAAのようです
:2015/01/13(火) 22:27:19 ID:506tFPoE0
(;'A`)「ま、まじか……あの王都に」
( ;´_ゝ`)「母者がいるんじゃ俺らは行けないか」
(´<_`; )「……そうだな、残念だが」
( ;´_ゝ`)「てかその招待状は誰が?」
(;'A`)「モララー・ランドガルド」
(´<_`; )「モラ印のか!」
あのモララーさんに会えば、何か魔法ほヒントを掴めるかも知れない。
と、とにかくミグに通話のピアスを2個持たせて帰す。
まさか……こんなチャンスがくるとは。
'
256
:
名も無きAAのようです
:2015/01/13(火) 22:27:40 ID:B9T18BVs0
きてたしえん
257
:
名も無きAAのようです
:2015/01/13(火) 22:28:10 ID:506tFPoE0
(´<_`; )「しかし行くなら気をつけていけよ、ドクオ」
(;'A`)「え、華の都、王都なのに?」
(´<_`; )「悪い噂もあるにはある」
('A`)「まぁ、大丈夫だって」
(´<_` )「考えすぎとも思ったが、俺は念には念をだな」
( ´_ゝ`)「それに母者がいたら何かおきても一瞬で終わるだろ」
(´<_` )「……そりゃそうだな」
それから兄弟の欲しい土産を聞いておいた。
その後母者さんとピアスを通じて打ち合わせし、王都に行くことが決定した。
'
258
:
名も無きAAのようです
:2015/01/13(火) 22:29:00 ID:506tFPoE0
~王都~
店は兄弟に任せ、馬車に乗り1ヶ月弱。
1日2日任せたことはあったが1ヶ月以上任せるのは初めてだ……大丈夫かな……
母者さんには兄弟の近況や働きぶりを少し誇張して話しておいた。
……来た!
(;'A`)「これが……王都」
ロイドの街とは規模が違う。
あの街がまるまる十個は入りそうな大きさだ。
(T)「待て!、何の用事で入るのか記入し……て。
母者殿!失礼しました!」
王都の騎士だ、さすがに少し高圧的かと思ったらなんだこれ。顔パスなのか……
にしても王都にもなると街に入るだけで記入とか必要なのか……大変だなぁ。
@@@
@#_、_@
( ノ`)「ドクオ、これから宿の場所まで案内してやるから。
そこから今日は自由行動だからね」
('A`)「あ、はい。分かりました」
259
:
名も無きAAのようです
:2015/01/13(火) 22:30:20 ID:506tFPoE0
宿1つ取っても、ロイドとはまるで違う。
母者さんはこのままお得意さんの所へ行き、鑑定した品を届けるそうだ。
('A`)「よし、荷物にならない程度に買い物だ!」
初めて来るんだ。これからもあまり来ることは無いだろう。今のうちに色々見ておかなくては……
あとモラ印の護符を買っておきたい。
('A`)「これが、モララーさんの道具屋か」
恐らく全て道具屋にとって憧れ。
あの『モラランショップ』が目の前に……
よし、入るぞ。
260
:
名も無きAAのようです
:2015/01/13(火) 22:30:48 ID:B9T18BVs0
流石母者だな、顔パスとか
261
:
名も無きAAのようです
:2015/01/13(火) 22:31:11 ID:8CghoRBg0
待ってたぜ
支援
262
:
名も無きAAのようです
:2015/01/13(火) 22:31:37 ID:506tFPoE0
'
/ ゚、。 / 「いらっしゃいだし」
こ、この人がモララーさんなのか?
前に見た広告の絵とは大分違うな。
(;'A`)「あ、あのモララーさんですか?」
/ ゚、。 /「店主なら明日の準備とか言って出かけてるし、残念だったし」
店員さんだったか、まぁ明日会えるはずたし商品を見させて貰おう。
263
:
名も無きAAのようです
:2015/01/13(火) 22:33:13 ID:506tFPoE0
在庫多↑
属性の杖 10,000G
魔導の杖 50,000G
耐熱ワイヤー50M 1,000G
各種護符・大 2,000G
ポーション 200G
試作魔導機 400,000G
etc……
エンチャントのお値段
探知の魔法 500G
耐火の魔法 500G
耐衝の魔法 500G
etc…… 重ねがけは不可
鑑定はやってません
264
:
名も無きAAのようです
:2015/01/13(火) 22:33:59 ID:506tFPoE0
(;'A`)「ん〜?なんだこれ」
モラ印の護符1枚2000G?
なんで王都の方が高いんだ、訳が分からん。
(;'A`)「あの、護符ってなんでこんな値段なんですか?」
/ ゚、。 /「あ〜、よそから来た人だし?」ソレハネ
理由を聞いたら、前にモララーさんは200Gで、護符を売り出したそうだ。
すると他の道具屋がやめてくれと言ったらしい。
そのため王都では護符の値段を高くし、高級品として売り出す事になったらしい。
加えて田舎の方の店はモラ印に譲って手打ちにしてもらったとか。
じゃあ護符は諦めて……
265
:
名も無きAAのようです
:2015/01/13(火) 22:35:26 ID:506tFPoE0
(;'A`)「杖……どんな感じですかね?」
/ ゚、。 /「属性の杖は買う時に指定した属性の魔法を高める力があるんだし。
魔道の杖は全ての魔法を1段階上げるかもな凄い杖だし」
は!?全ての魔法をって……オリジナルもだよな……
今回持ってきたのは、ヘソクリも加えて15万G……ぐぬぬ……
(;'A`)「か、買います」
/ ゚、。 /「まいどだし」
やっぱりあんときみたいな力不足はもう味わいたくない。
ここは買わなくちゃならんよな。
あとは魔力を回復するらしいポーションを少し買っておく。
効果はどれくらいか分からんが試して効果次第では俺も作ってみよう。
耐熱ワイヤー……便利そうだし買っとこうかな。
よし、他は帰りに寄って考えよう。
他の店もチェックだ。
………………………………
266
:
名も無きAAのようです
:2015/01/13(火) 22:36:41 ID:506tFPoE0
'
~王都・夜~
う〜ん……買い物するはずが色々巡ってたら、日が傾き始めてる。
兄弟への土産は買ったが結局他は杖とワイヤーしか買ってねえや。
……ところで
(;'A`)「ここどこ?」
やっべぇ……この年になって迷子はシャレにならんわ。
人に道を聞こうにも話しかけ辛いし……
ζ(゚ー゚*ζ「あの……大丈夫ですか?」
うお!なんか可愛い子が来た。
落ち着け、ここは冷静に行け。
267
:
名も無きAAのようです
:2015/01/13(火) 22:37:42 ID:506tFPoE0
(;'∀`)「い、いやぁ、その道に迷っちゃってて」
ζ(゚ー゚*ζ「何処に行きたいんです?」
行き先の宿を告げると案内してくれるとのこと。素直についていく。
ん?
('A`)「なんで路地?」
ζ(゚ー゚*ζ「やだなぁ、近道ですよ」フフ
……これあかんやつや。
うわぁ……きたよ
(‖'A`)「こんなひょろ男に6人は無いんじゃないの」
ζ(゚ー゚*ζ「ごめんね、お金ちょーだい」
'
268
:
名も無きAAのようです
:2015/01/13(火) 22:38:36 ID:506tFPoE0
前に男2人、女が1人。後ろに男3人か……
護符は持ってきてない。
スリープは複数には使えない。
金も渡したくないとなると……
('A`)トーク ボソッ
⑩<どうしたんだい?
('A`)マイゴニナッテ.カツアゲサレテマス
ζ(゚ー゚*ζ「?なにぶつ言ってんの?魔法?」
⑩<……待ってな、急いで見つけてやるからね、時間を稼ぎな。
頼もしすぎる。じゃあ後は時間稼ぎだ。
(;'A`)「いやいや、魔法なんて俺は使えなませんよ」ハハ
ζ(゚ー゚*ζ「ふーん、いいからお金出してよ」ホラ
(;'∀`)「だ、第一なんで王都でこんなこと」
ζ(゚ー゚*ζ「たいした理由なんて無いよ。お金が欲しいだけだから」
'
269
:
名も無きAAのようです
:2015/01/13(火) 22:40:50 ID:506tFPoE0
……最近の子供怖ぇな。
ん〜いくら母者さんでも俺を十分では見つけられないと思うが母者さんだしな……
露骨な時間稼ぎも短気な子供には厳しいだろうし……
ζ(゚ー゚*ζ「出さないと痛い目に遭うってわかってないの?」
(;'∀`)「いやぁ、それも厳しいと言いますか、田舎から来たおのぼりさんでして」
ζ(゚ー゚*ζ「モラ印の店で買い物しておいてよく言うね。……もういいわ」
(;'∀`)「じゃあ見逃して」
ζ(^ー^*ζ「やっちゃえ」
ですよね〜。素直に渡せば良かったかな。
流石の母者さんでも無理だったか……
そんな一斉に殴りに来なくたっていいだろうよ。ええいダメ元で。
(;'A`)「スリー……」
270
:
名も無きAAのようです
:2015/01/13(火) 22:41:41 ID:506tFPoE0
'
<アクアバインドlv3!
ζ(゚д゚;ζ「なにこれ!体が!」ゴボゴボ
<そこの君
( ∀ )「夜道には気をつけないとね」
なんだ?この男、魔法使いのようだがフードで顔が見えない。
助けてくれたようだが……
⑧<……その声モララーかい?
271
:
名も無きAAのようです
:2015/01/13(火) 22:42:38 ID:506tFPoE0
( ;・∀・)「その声は母者さん!何処に……もしかして」パサ
⑦<そうさ、これは
( ・∀・)「ついに封印されたんですね!」ヤットカ!
⑦<良い度胸してるね……
まさか……この男がモララー・ランドガルドなのか!
フードを外した顔は確かに広告の絵にそっくりだ。
⑥<悪いがモララー。花火をあげてくれないかい。
( ・∀・)「母者さんの最後の頼みとあらば、やらせて頂きますよ」
272
:
名も無きAAのようです
:2015/01/13(火) 22:43:24 ID:506tFPoE0
( ・∀・)つ◆「やるなら盛大にいきますよ〜。ファイアーフラワーlv8!」ドンドン
ファイヤーフラワー、見る人を楽しませるために作られた観賞用の魔法。
使う人によって大きさ、形などが異なるがこれは……
( ・∀・)「打ち終わっちゃった。母者さん……安心して封印されてくださいね……」
(*'A`)「すげぇ……こんな大きな花火を!」
( ・∀・)「凄いと分かるってことは君も魔法使いなのかい?
ならさっきなんで魔法を使わなかったんだ?」
(;'A`)「あ〜えっとですね」
273
:
名も無きAAのようです
:2015/01/13(火) 22:44:38 ID:506tFPoE0
'
言えない。迷子になった挙句、魔法使いなのに護符持ってなかったとか恥ずかしくて死ねる。
@@@
@#_、_@
( ノ`)「こいつの地元はこんなこと無いから油断してたのさ」
(;'∀`)「いやぁ、そうなんです……よ?」
え、なんで母者さんいるの。
まだ花火を打ち上げて2分経ってないよ?
@@@
@#_、_@
( ノ`)「悪かったね、ドクオ。注意しておかなかった私のミスさ」
(;'A`)「いやいやいや、そんなことはないです。俺が」
( ;・∀・)「あれ!母者さん!封印されて……いたいたいいたい」ミシミシミシ
@@@
@#_、_@
( ノ`)「相変わらず、舐めた奴だね」ガシッ
母者さんとモララーさんが仲良くしてる……
凄い光景だな……これ。
新着レスの表示
名前:
E-mail
(省略可)
:
※書き込む際の注意事項は
こちら
※画像アップローダーは
こちら
(画像を表示できるのは「画像リンクのサムネイル表示」がオンの掲示板に限ります)
スマートフォン版
掲示板管理者へ連絡
無料レンタル掲示板