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('A`)売れないお店のようです
1
:
名も無きAAのようです
:2015/01/05(月) 02:07:20 ID:wmloE5ss0
初めての投下になります。
生暖かい目で見守ってください。
106
:
名も無きAAのようです
:2015/01/06(火) 19:54:08 ID:SIoAwlNY0
流石一家は家族で魔法解析の仕事をしている。
兄者は武器。弟者は防具。父者さんは装飾品を担当している。
その中でも母者さんは魔法全般を担当しているという凄まじい人だ。
そして、なにか欲しい素材がある時はほとんど母者さん1人で回収してくる。
兄弟たちも弱くは無いが、母者さんの家庭政治に耐えられなくなったんだろうな。
(;'A`)「まぁ、あの兄弟ならすぐ帰ってきますよ」
②<「かも知れないね。もしそっちに行ってたら伝えといて欲しい事がある」
('A`)「何ですか?」
@@@
@#_、_@
( ノ`) 「覚悟しておけってね」バキッ
(;'A`)「……あの兄弟死んだかな……」コワサレタ...
107
:
名も無きAAのようです
:2015/01/06(火) 20:02:34 ID:SIoAwlNY0
俺が覚悟しなきゃいけない立場っぽいなこれ。
とにかく兄弟が来たら母者さんな伝えないと俺が殺されそう。ドンドン
……なんかうるさいな……
[扉]A`)チラッ
( ;´_ゝ`)「ドクオ!すまん!」
(´<_`; )「匿ってくれ!」
[扉]バタン
108
:
名も無きAAのようです
:2015/01/06(火) 20:03:58 ID:SIoAwlNY0
扉を閉めて、今日は寝る事にする。ドンドン
明日は1日平和でありますように。ドンドン
アケロ-タノム-トメテクレ-
(‖'A`)「面倒臭えなぁ」ドウシテコウナッタ
第四話完
109
:
名も無きAAのようです
:2015/01/06(火) 20:05:38 ID:sTE6qfs60
ドクオの人間関係が気になる
乙
110
:
名も無きAAのようです
:2015/01/06(火) 20:14:31 ID:SIoAwlNY0
('A`)の手帳
(´・ω・`)ショボン
短剣と小道具を使う。軽装で様々な、場所を旅している、昔からなにかと世話をやいてくれる
( ´_ゝ`)兄者
武器にかかっている魔法を解析するプロ。
素材採集の時はツルハシ背負って戦う。
俺の依頼の時は少し割り引いてくれる。
(´<_` )弟者
防具にかかっている魔法を解析するプロ。
素材採集の時はハンマーを背負って戦う。
111
:
名も無きAAのようです
:2015/01/06(火) 20:38:03 ID:UJofbqvc0
乙!
112
:
名も無きAAのようです
:2015/01/06(火) 20:44:38 ID:2n3e9q7A0
(*´∇`*)オツカレサマー
初めてのさくひん?!って思うぐらい好き
応援してるぜ
113
:
名も無きAAのようです
:2015/01/06(火) 20:55:38 ID:N3yUj0sY0
乙
これは良いどくお
114
:
名も無きAAのようです
:2015/01/06(火) 21:46:27 ID:2jps/Bv.0
おつおつ
相変わらずwktkが止まらんぜ
しえん
115
:
名も無きAAのようです
:2015/01/06(火) 21:55:20 ID:3TKzfnv60
乙
良いペースだけど無理しないでね
116
:
名も無きAAのようです
:2015/01/06(火) 21:56:32 ID:SwKNBPD.0
いいね
117
:
名も無きAAのようです
:2015/01/06(火) 22:14:55 ID:uLpVxmiA0
好きだー楽しい
118
:
名も無きAAのようです
:2015/01/06(火) 23:59:11 ID:SIoAwlNY0
明日からはリアルの事情で投下は出来ません。
また少しずつ書き溜めて、一気に投下していくので気長にお待ちください。
乙や好きだと言ってくれた方、本当に有難うございます。
顔のニヤケが止まりません。
励みにして頑張らせて頂きます!
119
:
名も無きAAのようです
:2015/01/07(水) 00:07:07 ID:bKkFj5rs0
なんと
でも期待して待ってるぜ
ここ最近で一番好きだわ
120
:
名も無きAAのようです
:2015/01/07(水) 00:16:41 ID:.TN4ZOoo0
おつ
121
:
名も無きAAのようです
:2015/01/07(水) 01:06:15 ID:./jd1zAw0
ゆっくり書いてくんろ
早いのもありがたいけど続くのが一番
122
:
名も無きAAのようです
:2015/01/07(水) 12:31:14 ID:fayKho0o0
おつおつ!
続きを楽しみにしてます!
123
:
名も無きAAのようです
:2015/01/07(水) 13:09:19 ID:UFqnaac20
乙待ってる
雰囲気が大好き
124
:
名も無きAAのようです
:2015/01/07(水) 22:03:01 ID:WhXIAxEE0
かなり面白いわ
安定抜群
125
:
名も無きAAのようです
:2015/01/08(木) 00:06:59 ID:vgB0blRk0
続きが楽しみだ
126
:
名も無きAAのようです
:2015/01/08(木) 16:11:55 ID:5H/G/Vg6O
すみません、作者です
先ほどスレ内でどんな風になってるか読み返したんですが、ガラケーからだといくつか文字化けしています。
私が確認してるのは
一角兎の角の右側が\になっている
ドクオが護符を買う時に悩んだときの〜が?になっている
などです。
皆さんは問題ないでしょうか?
ありましたら次回からなんとか出来るように頑張ります。
127
:
名も無きAAのようです
:2015/01/08(木) 16:38:16 ID:pGYIxTbQ0
問題なく見れてるよー
128
:
名も無きAAのようです
:2015/01/08(木) 17:36:31 ID:5qOOblcI0
問題ない@スマホAndroid
129
:
名も無きAAのようです
:2015/01/08(木) 20:02:33 ID:5H/G/Vg6O
報告ありがとうございます
今度投下する時もあまり気にしないでやることにします
131
:
名も無きAAのようです
:2015/01/10(土) 01:14:11 ID:pFolPW620
売れないお店
第五話
新たな仲間に乾杯
↑在庫多 在庫切れ *
薬草 30G 毒消し草 45G
デクの種 50G
炎の護符・中 200G
通話のピアス(10分) 2個1セット450G
水の護符・小 150G
雷の護符・小 150G
餌玉の元の袋詰め 80G←NEW
キメラの羽 *
鑑定、その他要相談
'
132
:
名も無きAAのようです
:2015/01/10(土) 01:14:56 ID:pFolPW620
~道具屋~
俺はしがない道具屋を経営している少し不細工な魔法使いだ。
昨日懇意して頂いている魔法解析のプロ流石一家の母者さんから息子2人が逃げ出したという話を聞いたのだが
(;ーAー)「で?何やらかしたの?」
( ;´_ゝ`)「そ、それはだな」
(´<_`; )「ここは正直にいうのが礼儀だぞ、兄者」
( ;´_ゝ`)「うむ……」
聞けば兄者と弟者は魔法解析の応用で暗号を作っていたそうだ。
なんでも魔法の解析と暗号の解読を組み合わせて遊んでいたらしい。
その暗号の中では母者さんを舐めきっていたそうだ。
133
:
名も無きAAのようです
:2015/01/10(土) 01:16:23 ID:pFolPW620
流れをまとめると
~まとめ~
(´<_`* )「この暗号は母者にもばれんぞwww」
( *´_ゝ`)「母者とかわろりんぬwww」
@@@
@#_、_@
( ノ`) 「へぇ……?この程度の暗号、解けないと思ったのかい。舐められたもんだね」
( ゚_ゝ゚)(゚<_゚ )
グシャバキッ
<ま、待つんだ!母者!話せば分か!ぐふっ
<兄者あああぁ!がはっ!
<魔法を下らないことに使うなってあれほど言ったのを忘れたとは言わせないよ!この馬鹿息子共が!
( ×_ゝ×)(×<_× )グフ
~まとめ終了~
134
:
名も無きAAのようです
:2015/01/10(土) 01:17:28 ID:pFolPW620
('A`)「なるほどね、それで?」
( ´_ゝ`)「終わりだぞ?」
('A`)「え」
(´<_` )「え」
(;'A`)「いやいやいやいや、ならなんで俺のところにきたんだよ!」
( ´_ゝ`)「俺達は思ったんだ」
(´<_` )「もう充分母者のもとで経験は
積んだ」
( ´_ゝ`)「だが店を出すには金が無い!」
(´<_` )「頼んで許可してくれそうなのは一人だけ!」
( ´_ゝ`)「だからここに来たのさ!」(´<_` )
(゚A゚)「息合わせてんじゃねえよ!」
135
:
名も無きAAのようです
:2015/01/10(土) 01:18:26 ID:pFolPW620
だが実際問題こいつら2人も住まわせるスペースはあっても、モラ印の護符買ったせいで金はない。
食料とかは森へ行けば問題はないんだが、母者さんのこともあるしなぁ……
ここは
('A`)「リリー、昨日に続いて悪いがまた流石家に」
( ;´_ゝ`)「ば!やめろ!」
(;゚A゚)「自己責任だろ!諦めて母者さんの制裁受けてこいよ!」オレガコロサレルワ
(´<_` )「ドクオ……お前には伝わらないがあん時の制裁は本気じゃない」
( ´_ゝ`)「体動かしてくるって素手で【狼翁山】に行くような化け物だぞ」
(´<_` )「 返り血で赤く染まった無傷の母者が狼引き連れてボスになってたのは引いたわ」
136
:
名も無きAAのようです
:2015/01/10(土) 01:19:42 ID:pFolPW620
す、すげえ。流石一家近くの【狼翁山】は長寿の危険性物のすむ山だ。
歳老いた狼がもっとも多く生息している山で、その事が、名前の由来になったという。
経験を積んだ狼たちは集団で襲いかかり狡猾な戦いをすると聞いたことがある。
熟練の冒険者なら戦いを避ける危険性物だ。
それを素手で倒し、ボスになってこれる母者さんは何を食って育ったんだろうか。
137
:
名も無きAAのようです
:2015/01/10(土) 01:21:28 ID:pFolPW620
( ;´_ゝ`)「な?簡単な家を作るまででいいから」
(´<_`; )「飯やら素材やらは俺らが用意するから」
(;'A`)「え、隣に家も作るの」
家をつくるのは流石に想定外。
だが母者さんの事が無ければ、この兄弟には世話になってきたから、住まわせてやりたい。
それに鑑定の仕事は今までは勉強する時間が少なかったため、細かい鑑定が出来ない事も少なからずあった。2人の力を借りて鑑定と解析の訓練をしたいのも事実。
……騙すようで気が引けるが母者さんには兄弟が来てることをこっそり伝えておこう。
いくら母者さんでも息子の安否が分からないのは不安なはずだ。
後でまた手紙を送るとして、今は……
138
:
名も無きAAのようです
:2015/01/10(土) 01:23:06 ID:pFolPW620
(;ーAー)「邪魔はしないでくれよ?」
( ´_ゝ`)「流石ドクオだ!話が分かる!」
(´<_` )「早速で悪いがこのあたりの事を詳しく教えてくれ」
兄弟たちに大樹の森にいる危険性物や、家に使えそうな木、ロイドの街についての事を教えた。
すると食料をとるついでに腕試しをしてくると森に向かっていった。
こういうところは母者さんと似てるよなぁ……
139
:
名も無きAAのようです
:2015/01/10(土) 01:23:53 ID:pFolPW620
さて今のうちにまたリリーに一仕事してもらうとするか。
内容は……そうだな。
『うちの店の隣で修行したいとのことでこちらで過ごすそうです。俺も協力しますのであまり怒らないでやってください ドクオ』
これで大丈夫かなぁ……気にしてもしゃあないか。
また足に手紙を括りつけて、よし。
今日は豪勢な飯用意するから我慢してくれな。バタン
140
:
名も無きAAのようです
:2015/01/10(土) 01:24:43 ID:pFolPW620
('A`)「いらっしゃいませ」
( ´h`)「薬草3つとデクの種2つ、あと餌玉を1つ」イクラ?
('A`)「270Gになります。」ドーモ
( ´h`)「店の横の草って何あれ?」
('A`)「あぁ、大樹の森から採ってきた種を試験栽培してるところです。売り物にはしていません」
( ´h`)「ふ〜ん、そっか。ありがとさん」バタン
危ない危ない。そう言えば兄弟たちのせいでまだ魔力をあげて無いんだった。
早くあげてやらなきゃな
('A`)「ん……実か?これ」
141
:
名も無きAAのようです
:2015/01/10(土) 01:26:52 ID:pFolPW620
小さな実がいくつか生えている。
まだ小指の爪ぐらいの大きさだが確かにある。
まだ植えてから一週間程度だがかなりの繁殖力があるのか?。
だがまだ何があるかも分からんので一番大きなやつを残し間引いておく。
しかしあの森の中でこんな実がついているのは見たことが無い。
育てれば分かるのかね。一応兄弟にも後で聞いとこう。
さて、日課の水やりもやったし通常業務に戻るか。バタン
ん、最近心無しか客が良く来るな。
('A`)「いらっしゃいませ」
……………………
142
:
名も無きAAのようです
:2015/01/10(土) 01:28:40 ID:pFolPW620
~道具屋・昼~
('A`)「よし、そろそろ昼飯にしよう、といいところなんだが」
兄弟がまだ森から帰ってこない。
近接タイプの2人なら大抵の攻撃なら良けれるし、最悪受けても母者さん仕込みの耐久で問題無いはず。
苦戦してるとも思えないが、思いつくのは
(;'A`)「キラービー刺激したかな」
森で2人が暴れてるならあの時の俺のように囲まれているかもしれない。
あの2人ならスタミナもあるし一応大丈夫だとは思うが、確認しにいった方が……お?
143
:
名も無きAAのようです
:2015/01/10(土) 01:29:32 ID:pFolPW620
アケロ-マタセタナ-メシモツクッタゾ-
なんだ。森で迷子でもなってただけか。
余計なことを心配しちまったな。
'
('A`)「遅かったな。迷子にでも」ガチャ
( *´_ゝ`)「キラービーを大量にとってきたから今日の昼飯はキラービーの腹汁な!」
(´<_`* )「キラービーの巣まで行って、ハチミツも少しとってきたぞ!」
(‖'A`)「……本気かよ……」
ハチミツは嬉しい。が昼飯に軽いトラウマのハチを食べたくは無い。というか虫を食べたく無い。
ワーム系ならまだ食べれるがそれ以外の虫となると食べた時の食感がどうもすきになれない。
(‖'A`)「他にはとってきてないのか?」
(´<_`* )「よくぞ聞いてくれた!これが戦利品だ!」
144
:
名も無きAAのようです
:2015/01/10(土) 01:30:31 ID:pFolPW620
+獲得アイテム+
キラービー・尻に生えてる針は針治療や袖に隠し持ちピンチの時によく使われる。かなり硬い。←NEW
キラービーの蜜・キラービーの巣にあるハチミツ。近づくと襲いかかってくるため採取する時は危険。←NEW
岩亀の甲羅・止まっていると岩にしか見えない亀の甲羅。ここらの地域ではあまり見ない亀。←NEW
錆びた剣・森で落とされ、錆びた剣。斬るには鈍らでまるで使えない。←NEW
キノコ・ただのキノコ、特殊な何かはない。味は可もなく不可もなく。←NEW
……言いたい事は色々あるが取り敢えず……
145
:
名も無きAAのようです
:2015/01/10(土) 01:31:46 ID:pFolPW620
(#゚A゚)「まともに食える食料がキノコとハチミツだけじゃねぇか!」ツカナンデケンガアンダヨ!
( #´_ゝ`)「何を言う!ハチは食えるだろうよ!」ホシカッタカラダヨ!
(#゚A゚)「ハチの何処を食うんだよ!もっとまともな飯持って来いや!」
(´<_`; )「ドクオ、気持ちはよく分かる。俺も最初はそうだった。だが騙されたと思って食ってくれ」
('A`)「……不味かったら、お前らでこれ処理してもらうからな」
遠い異国の地ではハチの子共を食べるというのは聞いたことがあるが、成虫になったハチを食べるなんてのは聞いたことが無い。嫌だなぁ……
第一、これどうやって食うんだよ……
146
:
名も無きAAのようです
:2015/01/10(土) 01:32:43 ID:pFolPW620
(´<_` )「胸と腹の間を割ってくれ」
(‖'A`)「……おう」
( ´_ゝ`)「あとは腹の中身を啜ればOKだ」
(‖'A`)パキョ
(‖'A`)ズズ-
(゚A゚)
あれ?ハチの体液に火を通す事によってまるでスープのように暖かく独特な味わいを出している。
確かにこれなら食べられる。食べるというより飲むに近いがこれは美味い。
147
:
名も無きAAのようです
:2015/01/10(土) 01:33:48 ID:pFolPW620
( ´_ゝ`)「美味いだろ?パンとかあったらそれにつけて食うのもまた良いんだ。今は無いから焼いたキノコで試すと良い。」ムシャムシャ
(´<_` )「これも結局母者の料理メニューだがな」
('A`)「……さっきは文句いってすまんかった」
( ´_ゝ`)「おう、気にすんな」
程々に飯を済ませ、兄弟は家建設の相談を始めた。
俺も店に戻り、飯の残骸の針を回収し、店の倉庫に取り敢えず置いておく。
すると兄弟は今度は森で良い木を探しにいくそうだ。
今日はもう生物を狩らないように念を押し、一応通話のピアスを持たせた。
148
:
名も無きAAのようです
:2015/01/10(土) 01:35:28 ID:pFolPW620
('A`)「う〜ん、癖になる味だったな」
予想外すぎてまだ舌に協力なインパクトが残っている。
あれならまた食べてもいいと思えた。
むしろ食べたいとすら思った。
詳しい調理法を後で聞こう。
('A`)「お、リリーも帰ってきたな」
昨日今日と無茶をさせちまったからな。
ご褒美として、いつもの餌のチコの実じゃなく、餌用のミニワームをあげる事にする。
さて、肝心の手紙の内容は……あ、これ父者さんからだ。
149
:
名も無きAAのようです
:2015/01/10(土) 01:37:13 ID:pFolPW620
彡⌒ミ
.( ´_ゝ`)「手紙読んだよ。迷惑かけてすまないね。母者には私からやんわりと伝えておくから心配しないで。二人に怪我しないように気をつけなさいって伝えておくれ 父者より」
良い親父さんだなぁ。
まぁ取り敢えずこれで問題は無くなったわけだ。
今はあの楽しい兄弟とのんびり過ごす事にしよう。
150
:
名も無きAAのようです
:2015/01/10(土) 01:38:05 ID:pFolPW620
~道具屋・夜~
それから日も落ちたので、昼の残りで晩飯を食っている。
そうだ、せっかくだし倉庫の酒をとって飲もうか。
兄弟たちに酒を持ってくると告げ、倉庫に入る。
良い酒はあったかな……お!これとか良いんじゃ無いか?
少し高めの酒『初日の出』。
2人の新たな門出に、ぴったりの酒だ。
151
:
名も無きAAのようです
:2015/01/10(土) 01:39:36 ID:pFolPW620
( *´_ゝ`)「お、ドクオいいねぇ」
(´<_`* )「今の俺たちに相応しい酒だな」
(*'A`)「じゃ流石兄弟の独立を祝って」
(´<_`* )「この店の繁盛を祈って」
( *´_ゝ`)「3人の未来の祝福を願って」
(*'A`)(* ´_ゝ`)「乾杯!」(´<_`* )
いろやらかしたりもする2人だが、俺はこれからの生活が結構楽しみだったりする。
今日は良い1日だった。
明日もこんな日が続く事を祈ろう。
月が俺らを見守りながら酒盛りは続いていった。
第五話完
152
:
名も無きAAのようです
:2015/01/10(土) 01:41:09 ID:pFolPW620
('A`)の手帳
@@@
@#_、_@
( ノ`) 母者さん
仕事でよくお世話になってる流石家のお母さん。様々な魔法の解析に長け、家計を助けている。
素手で野生生物を狩るすごい人。
兄弟には厳しい躾をしている。
彡⌒ミ
.( ´_ゝ`)父者さん
流石家のお父さん。優しい人で母者さんの怒りを上手く抑えてくれている。
兄弟には大抵のことは甘く笑顔で許す。
153
:
名も無きAAのようです
:2015/01/10(土) 01:42:11 ID:pFolPW620
以上です。
多少地の文に改行を加えました。
読みやすくなってれば幸いです。
154
:
名も無きAAのようです
:2015/01/10(土) 02:48:45 ID:9XjhxLyw0
おう、やっぱ改行あったほうが見やすいぞ
155
:
名も無きAAのようです
:2015/01/10(土) 02:58:36 ID:lMjnpvAQ0
登場人物も増えて楽しくなってきた
156
:
名も無きAAのようです
:2015/01/10(土) 03:08:25 ID:E5Oe5cFI0
乙
いいね
157
:
名も無きAAのようです
:2015/01/10(土) 03:12:29 ID:ljZPFBaE0
とても読みやすくなった
おつ
158
:
名も無きAAのようです
:2015/01/10(土) 07:41:20 ID:pFolPW620
>>151
いろやらかしたり
↓
いろいろやらかしたり
でした。くそぅ
159
:
名も無きAAのようです
:2015/01/10(土) 20:31:41 ID:eoNU.bDU0
確かに読みやすくなったね
てかおもしれえなこれ
160
:
名も無きAAのようです
:2015/01/10(土) 23:36:37 ID:59U0aI4U0
売れないお店
第六話
生き残れ!必殺の一撃!
↑在庫多 在庫切れ *
薬草 30G 毒消し草 45G
デクの種 50G
キラービーの針10本入り 120G
炎の護符・中 200G
通話のピアス(10分) 2個1セット450G
水の護符・小 150G
雷の護符・小 150G
餌玉の元の袋詰め 80G←NEW
キメラの羽 *
鑑定は隣の店へ
その他要相談
161
:
名も無きAAのようです
:2015/01/10(土) 23:37:44 ID:59U0aI4U0
~道具屋~
俺はしがない道具屋を経営している少し不細工な魔法使いだ。
家出をした流石兄弟を匿って、1ヶ月が過ぎたのだが
( *´_ゝ`)「完成したぞー!」(´<_`* )ワ-イ
(‖'A`)「疲れた」
家造りをするための道具なんて何も無かったが本当に作るなんて……
この1ヶ月の間、兄弟はひたすら家造りに励んでいた。
最初の1週間はとにかく木を切っては持ち帰り、木を切っては持ち帰りの繰り返し。
次の週ではツルハシで穴を開けた丸太とそれにその穴にはめ込む為の丸太の制作をしていた。
162
:
名も無きAAのようです
:2015/01/10(土) 23:37:46 ID:RKRdoTqs0
おっ!来てる!しえん
163
:
名も無きAAのようです
:2015/01/10(土) 23:39:37 ID:59U0aI4U0
そして先週で早速試し組みをして、微調整。
その後は弟者のハンマーでしっかりはめ込んでいく。
はめ込み以外にもキラービーの針などで木々の固定をしながら、着々と建てていった。
最後に今週で俺の魔法を使い家の防火や衝撃、気温変化に強くする魔法などを少しずつ重ねがけをしていき、先程ついに完成した。制御の指輪をつけて多少楽にはなっていたがやっぱり疲れるもんは疲れる……
'
(;'A`)「てか家ってこんなに早く建てられるもんだったか?」
( ´_ゝ`)「母者は別荘作るって言って、山に1日で建てたぞ」
('A`)「わかった、お前らに聞いた俺が馬鹿だったな」
この流れもなんだか慣れてきたな……
164
:
名も無きAAのようです
:2015/01/10(土) 23:40:22 ID:59U0aI4U0
(´<_` )「それより兄者、店の名前はどうする?」
( ´_ゝ`)「うむ、それなんだがドクオに決めてもらおうと思ってな」
(´<_` )「なるほど、流石だな兄者」
(;'A`)「え、俺なの?」
( ´_ゝ`)「有名になれそうなかっこいいやつで頼むな」
まじかよ、自分の店名すら決めてないのに人の店の名前とか決められんぞ……
魔法解析と鑑定の店っぽくて、実績をあげそうな名前……
流石の文字入れたら母者さんにばれそうだしなぁ……
165
:
名も無きAAのようです
:2015/01/10(土) 23:41:30 ID:59U0aI4U0
(;'A`)「じゃあ、『 Decipherers 』ってどう?」
(´<_` )「……なるほどな、いい名前だな」
( ;´_ゝ`)「……どういう意味?」
(´<_` )「確か『解読者』だったはずだ。そして俺たちは双子だから、複数形にしたんだろう」
( ´_ゝ`)「なるほど、じゃそれで決まりだな」
(´<_` )「よし兄者、店の道具制作だ」
ど、どうやら気に入ってくれたようだな。
あまり俺はセンスが無いから、こういうのは苦手だ。
兄弟たちは木の余った部分で机やら椅子やらの制作に取り掛かったようだ。
にしても疲れた……
正直仕事をしたくないが、そうも言ってられない。
さっき実は客が来ていたのだ。いつもなら弟者に対応してもらったが、今日はそうはいかない。
166
:
名も無きAAのようです
:2015/01/10(土) 23:42:55 ID:59U0aI4U0
(;'A`)「お待たせしました」ドウモスミマセン
(十)「いや、わかってます。魔法の性質上仕方ないでしょう」モンダイナイデス
魔法は途中で詠唱を止めてしまうと力が霧散してしまう。
その為1度やり始めて途中でやめてしまえばまた最初からになってしまう。
今日はいつもの人じゃない騎士の方だが物腰はやわらかそうで安心した。
167
:
名も無きAAのようです
:2015/01/10(土) 23:44:03 ID:59U0aI4U0
('A`)「それで、どうします?定期購入の値段の件」
(十)「はい、そのことですが例の鉱石は採取できる所は見つかっています。それも結構な量が眠っている事も分かりました」
('A`)「じゃあ」
(十)「だが、問題もありまして。そこの場所には危険生物がいて街の下位騎士では勝てなかったそうです」ナゲカワシイ
('A`)「……」
168
:
名も無きAAのようです
:2015/01/10(土) 23:45:38 ID:59U0aI4U0
(十)「そこで、あなたにも協力願いたいのです。まず鉱石がピアス作成に値するものかどうかをみてください。今度は私たち上位騎士を向かわせて護衛させて頂くので……」
('A`)「あ〜、すみません。騎士さんは良いです」
(十)「え?」
('A`)「初めての人と組むと戦い辛いので、あそこの2人にパーティーは頼みます」
(十)「彼らは強いのですか?」
('A`)「はい、とても」
実際あの2人とならこの1ヶ月の中で何度も森で戦闘をしてきた。
即席で組まされる人間よりあの流石兄弟の方が戦える。
169
:
名も無きAAのようです
:2015/01/10(土) 23:47:13 ID:59U0aI4U0
(十)「分かりました。そこまで言うなら騎士はつけません。場所はロイドの街の東。馬車で半日かかる渓谷です」
('A`)「いた危険生物ってのは?」
(十)「ガーゴイルです」
なるほど、確かに魔法使いがいないと空からの攻撃になれていない騎士では戦い辛いだろう。
ガーゴイルは飛行能力と高めの知能を持つ生物で場所により様々な攻撃を仕掛ける。
おそらく渓谷なら周りの木に隠れ高所から奇襲してきたのだろう。
それなら戦闘経験の浅い下位騎士なら負けたのも納得できる。
(十)「それと……」
170
:
名も無きAAのようです
:2015/01/10(土) 23:47:58 ID:59U0aI4U0
(十)「何かがいるとか」
('A`)「なにか?」
(十)「あなたのピアスをつけた騎士がいたのですが何かに襲われました。三人組で行動していたはずですが、まだ帰ってこない」
(十)「通信が切れる前に言っていた事は『殺される』という一言、そして轟音。他の騎士たちもガーゴイルに襲われていたため救援に迎えず逃げ帰った。」
('A`)「……なるほど」
(十)「ですが、ガーゴイルに殺されるような者は騎士にはいない。実際他の騎士は全員帰って来ています。だから行くなら不慮の事態にも対応できるよう万全の準備をしてください」
'
171
:
名も無きAAのようです
:2015/01/10(土) 23:48:49 ID:59U0aI4U0
(十)「そして、出来るなら……」
('A`)「分かってます、その三人をもし見かけたら助けておきますよ」
(十)「……彼らが渓谷に行ったのは二日前、まだ生きているかも知れない。 どうかよろしく頼みます 。これが鉱石の確認した位置を記した地図です。いるならこの付近のはずです」バタン
さて……安定収入のためだ。
二人を呼んで、準備しよう。
二人に事情を説明し、まずは街へ行く。
今日は取り敢えず街で情報収集して早く出なくちゃな。
172
:
名も無きAAのようです
:2015/01/10(土) 23:50:55 ID:59U0aI4U0
~ロイドの街~
(´<_`* )「兄者!向こうになんか凄いのあるぞ!」
( *´_ゝ`)「それよりもあれはなんだ!?
弟者!」
('A`)「帰りもまた寄るから今買うなよ?」ニモツニナルシ
流石にツルハシとハンマー持った双子が歩いてると変な目で見られるな。
まぁ二人にとって初めての街だ、あまり邪魔したくは無い。
少ししたら東門に向かうように伝えておいて俺は渓谷にいる生物について乗ってる本を探す。
……あった、あの建物だ。
173
:
名も無きAAのようです
:2015/01/10(土) 23:52:58 ID:RKRdoTqs0
wktk
174
:
名も無きAAのようです
:2015/01/10(土) 23:55:41 ID:59U0aI4U0
('A`)「ショボン、いるか」コンコン
<ん?ドクオ?
(´・ω・`)「どうしたのさ、一応仕事中なんだけど」ガチャ
('A`)「お前って東の渓谷に行ったことある?」
(´・ω・`)「あぁ、あるよ。本いる?」
('A`)「頼んだ。ほい100G」チャリン
(´・ω・`)「別に良いのに」ハイコレ
('A`)「商売人として無料は嫌なんだよ」サンクス
175
:
名も無きAAのようです
:2015/01/10(土) 23:57:45 ID:59U0aI4U0
よしこれで大体の情報は入るだろうし道中で読むとして東門に向かおう。
ん?なんか人混みが出来てるな。なんだ?
<あんた、どこから来たんだ?
(´<_` )「俺らはこの街から南西へ4時間ほどに店を構えてる。いつでも来てくれ」
<鉱石掘りにでも行くの?
( ´_ゝ`)「ん?これか?間違っちゃいないが武器だよ俺の」
('A`)「……何やってんの?」
( ´_ゝ`)「なんでも俺らが珍しいんだと」
176
:
名も無きAAのようです
:2015/01/10(土) 23:57:55 ID:RKRdoTqs0
ブーンが出てこない作品ってなかなかどうして面白いんだろう
後からでるにしてもこうなんというか
177
:
名も無きAAのようです
:2015/01/10(土) 23:59:11 ID:59U0aI4U0
なるほど、確かに多くの街と交流がある街でもこの兄弟の装備は珍しいのかもしれない。ツルハシだし。
この街で見る武装した人は騎士のような重装備の人間がほとんどなのだろう。
騎士の中では大剣を背負う剣兵もいるから重装備でも不思議では無い。
また冒険者は軽装ではあるが、大きく重い武器など背負わない。
だがこの兄弟は母者さんの所で培われた筋力で大きなハンマーと大きなツルハシを背負っている。
にも関わらず動きのキレを落とさないために二人は軽装のまま、この街の人たちには考えられないのだろう。
178
:
名も無きAAのようです
:2015/01/11(日) 00:00:31 ID:KSJgM1bo0
('A`)「まぁ、二人はいろんな意味で目立つしな」ハヨイクゾ
( ´_ゝ`)「分かった」(´<_` )
そして身長もあいまって全体的にすごくでかい。これでは人も集まるだろう。
……俺の身長の低さが際立って嫌だな……
さて、そろそろ出るため愛馬のクリムに東へ走らせる。
179
:
名も無きAAのようです
:2015/01/11(日) 00:01:46 ID:KSJgM1bo0
~渓谷・夜~
('A`)「よし、今日はここで野宿だ」
( ´_ゝ`)「なんだ、行かないのか」ハリモモッタノニ
(´<_`; )「道中でドクオの買った本をよんだろ兄者。夜行生物の方が多いんだから朝に行くに決まってるだろ」
('A`)「そゆこと。じゃ俺は魔法かけてから寝るからおやすみ」
馬車に周りの生物が嫌う匂いを発生させる魔法をかけておく。
人間にはあまり匂わないが野生には存在しない匂いのため、何日かの間は近寄ってこなくなる。
愛馬のクリムには気にしないように訓練してあるので問題はない。
後は明日に備えて寝るか。
180
:
名も無きAAのようです
:2015/01/11(日) 00:03:36 ID:KSJgM1bo0
~渓谷・朝~
('A`)「準備はOK?」
( ´_ゝ`)「回収バッグはもったぞ」
(´<_` )「ピアスも持った」サンコブン
よし、今日はいつもより気合を入れて、護符を多く持ってきた。内容は
モラ印の護符の土1枚
火の護符・中15枚
水の護符・小5枚
雷の護符・小5枚
流石に全部使うハメにはならないと思うが念には念をだ。
ローブの内側に各種護符をしまっておく。モラ印は極力使いたくはないからポーチへ。
まずは鉱石を発見された場所に向かう。
181
:
名も無きAAのようです
:2015/01/11(日) 00:05:13 ID:KSJgM1bo0
('A`)「まずは沢を見つけたら下って……」
(´<_` )「ドクオ、あれか?」
お、弟者が上手く地図にあった一つ目のポイントを見つけてくれたようだ。
鉱石の確認作業を始めるまて、兄弟たちはあたりを警戒する。
( ´_ゝ`)「どうだ?使えるか?」
('A9)「……問題無さそうだ。次探そう」
示されたポイントは計3つ。
鉱石の大まかな位置に〇がついてあるのだが
182
:
名も無きAAのようです
:2015/01/11(日) 00:06:41 ID:KSJgM1bo0
(´<_` )「ドクオ、何かおかしい」
('A`)「……ガーゴイルどころか何も出てこないぞ?」
( ´_ゝ`)「地形も地図と違ってるな」
あの騎士のたちの地図技能が低いわけでもないはず。
となると考えられるのはなんだ?
ガーゴイルは複数で獲物を狙う。
多少力が強い程度ではガーゴイルの賢さの前では無力。そのガーゴイルすらいないとなると
( ´_ゝ`)「まるで母者の通った後見てぇだな」
(´<_` )「そんな感じだ。まるで生き物が怯えて出てきてないようだ」
そう、なにか圧倒的な力量差があるものと出会ったような……
('A`)「……急いで確認してここから出よう」
( ´_ゝ`)「把握」(´<_` )
183
:
名も無きAAのようです
:2015/01/11(日) 00:08:19 ID:KSJgM1bo0
二つ目のポイントは騎士たちの木につけてある目印を探して発見。
残念ながらここのは良く似た鉱石でメタライト鉱石では無かった。
そして3つ目のポイントは岩だらけの高い開けた所だったが
('A`)「なんだこれ……?」
( ;´_ゝ`)「ガーゴイルの死体……だな」
(´<_`; )「一体何が……」
何があったかは分からない。
ただ数匹のガーゴイルが死んでいる。
こいつらを殺した奴を恐れてガーゴイルは逃げ出したのだろうか。
184
:
名も無きAAのようです
:2015/01/11(日) 00:10:52 ID:KSJgM1bo0
このポイントにあった鉱石は確かにメタライト鉱石。
これでとにかくポイントも全て確認はした。
ここから先の採取の安定化は俺たちの仕事ではない。
早く戻ろう。
('A`)「……二人とも仕事終了だ、早くか」 キエェェェエエェェェ!!!! 」ドゴ-ン
(;'A`)( ;´_ゝ`)「!」(´<_`; )
今のはマンドラゴラの鳴き声だ。
ここらの生物でマンドラゴラを刺激する生物はいないはず。それに加えてあの轟音。
そして、渓谷の方に見えているその姿は
185
:
名も無きAAのようです
:2015/01/11(日) 00:11:40 ID:KSJgM1bo0
(´<_`; )「ゴーレムだ、どうしてこんな所に!しかもなんで暴れてんだ!?」
(;'A`)「例の騎士たちがまだ生きてるのかも知れない」
( ;´_ゝ`)「でもこの距離じゃこっちに気づく前に死んじまうぞ!」
おいおい、腐っても俺は魔法使い。
威力は下がるがこの距離でも狙撃はできる!
(;'A`)つ◇「俺が魔法で気を引く。二人は騎士たちを安全な所に誘導してくれ!ファイヤーアローlv5!」
( ;´_ゝ`)「!。了解!」(´<_`; )
186
:
名も無きAAのようです
:2015/01/11(日) 00:15:14 ID:KSJgM1bo0
二人は即座に走っていった。まだ助かる可能性はあるはずだ。俺の魔法は……
当たった!だが遠すぎて威力が低い。ゴーレムはまだこちらを気にする様子は無い。
舐めやがって!これならどうだ!
(゚A゚)つ◇◇◇「三連ファイヤーアローlv5!!」
ゴーレムの頭に三連続でヒット。流石にこちらに注意を向けて走ってきた。
まだ距離はあるがかなり怖い。
大きさは約8Mほどだが体感だともっと大きく感じる。
とにかく今は兄弟が到着するまで時間を稼ぐ!
しかし……
(;'∀`)「さて、この岩場でどうやって戦うかな」
187
:
名も無きAAのようです
:2015/01/11(日) 00:16:37 ID:KSJgM1bo0
身を隠す場所もない。岩だらけのこの場所。下手に動けば潰されるだろう。
あのゴーレムが来る前に作戦を考えないとやられる。
モラ印の護符を使えば倒せるかも知れないが森での失敗が俺の体を止めかねない。
これは最後の手段だ。
だったら……
………………………………
(;'∀`)「よし、来たな!こっちは準備完了だ」
[<●>]グオオォォォ!
188
:
名も無きAAのようです
:2015/01/11(日) 00:17:21 ID:KSJgM1bo0
こいつは岩のゴーレム。だから本来なら水の攻撃を仕掛けるべきだが、俺の護符では効果が薄い。
こいつを倒すには兄弟の力が必要だ。
ト-ク トーク トーク
(;'A`)「トーク」
⑩<まだ生きてるな!騎士は安全な所にやった!さっきの岩場か!?
(;'∀`)「これから死にそうだから。はよ来て」
⑩<死ぬなよ!
さてゴーレムがそろそろやばい。
お前が来るまでに俺の用意した必殺技を見ろ!
ゴーレムが振りかぶる。まだ。
振り下ろし始める。ここだ!
(;゚A゚)「エクスプロージョンlv5!!」
189
:
名も無きAAのようです
:2015/01/11(日) 00:18:50 ID:KSJgM1bo0
(;゚A゚)「ウオオ!!空飛んでるぞ!俺ぇ!」アッチィ!
もちろんゴーレムの一撃で空を飛んでるわけでは無い。
まず体に耐火の魔法をかけ、その後靴の下に火の護符を仕込む。
あとはタイミングを測って発動する。
失敗したらただの死体の出来上がりだが完璧なタイミングだった。
(;'∀`)「だがこれで終わったらただの一芸だよなぁ!」
190
:
名も無きAAのようです
:2015/01/11(日) 00:21:23 ID:KSJgM1bo0
空を飛んだ勢いのままゴーレムの顔にローブを投げつけ、そのまま
(#゚A゚)「エクスプロージョンlvMax!」
ローブの中に残りの護符全てを一斉起爆。
火の護符9枚、水の護符5枚、そして雷の護符5枚の出せる最大lvの魔法をくれてやった。
(;'A`)「いてっ」ドサッ ゴロゴロゴロ
だがこれなら、やつにもダメージが……
……………まじか………流石に凹むぞ……
[#<○>]グオオォオォォ!
(;'∀`)「逆に暴れてるし……しかも、足が痺れて動けん」
191
:
名も無きAAのようです
:2015/01/11(日) 00:21:30 ID:Ii6qWp9k0
明日早いのに気になるぜ
192
:
名も無きAAのようです
:2015/01/11(日) 00:22:52 ID:KSJgM1bo0
さっきの空を飛んだ際の魔法のせいで足が動かせない。さらにポーチも少し遠くに吹っ飛んだんじまった。
中にあるモラ印の護符を回収しないとやばい。
爆発の煙で奴は俺の姿が見えなくなっているがいつ気づくか分からない。
足が動かないとか言ってる場合じゃない。
(;'A`)「急げ、俺」ズリズリ
[#<●>]!
193
:
名も無きAAのようです
:2015/01/11(日) 00:24:42 ID:KSJgM1bo0
ゴーレムは俺を見つけ、怒りをあらわにしてこちらに向かってくる。
どうやら頭にひびは入ったが些細なダメージのようだ。
そしてこいつは怒りのままに拳を振りおろしてくる。
ポーチは俺の手が届く距離にはない。
[#<●>]ガアァァア!
('A`)「すまん、二人とも。俺死んだわ」
194
:
名も無きAAのようです
:2015/01/11(日) 00:25:38 ID:KSJgM1bo0
①<そんなことは
( #´_ゝ`)「させねぇよ!」(´<_`# )
[#<●>]!
195
:
名も無きAAのようです
:2015/01/11(日) 00:26:23 ID:KSJgM1bo0
振り下ろされた拳の軌道を逸らすようにゴーレムへ横から二人の武器の攻撃が炸裂した。
自らの真横の地面を殴られた衝撃でまた吹っ飛ばされたが、生きてる。
(つA;)「生きてるぅ……死ぬかと思った」ゴシゴシ
( #´_ゝ`)「これでも、全速力で、来たんだ」ハァハァ
(´<_`# )「後は、任せろ、俺らが、潰してやる」ハァハァ
(つA;)「なら奴の頭にひびを入れた!やるならそこを狙え!」
( #´_ゝ`)「把握!」(´<_`# )
先ほどの衝撃で更に、ポーチが遠ざかってしまった。
これではサポートも出来ない。
(;'A`)「無茶はするなよ」
196
:
名も無きAAのようです
:2015/01/11(日) 00:31:04 ID:KSJgM1bo0
それからの戦いはお互いに有効打が存在しなかった。
ゴーレムの一撃は素早く動き続ける兄弟について行けていない。
だが兄弟もゴーレムの硬さに攻撃がほとんど通らないようだ。
兄者のツルハシでは先が少し刺さる程度、弟者のハンマーでも砕けない。
[#<●>]グオォオオ!
(´<_`; )「兄者!こいつの背中は周りよりかは柔らかいぞ!」ソレデモカタイガ
( ;´_ゝ`)「他はどこも硬ぇな、ひびを狙うにしても高さが足りん……」……!
( #´_ゝ`)「弟者!俺を奴の頭に飛ばせ!後は流れで察せ!」
(´<_`# )「……了解!」オラァ!
[#<●>]!
あの二人、一体何を!?
突然の兄者の動きにゴーレムも動きが止まっている。
それは弟者のハンマーで兄者を飛ばすという荒業。その勢いのまま兄者はゴーレムのひびに何かを刺しこんだ。
そしてゴーレム後ろに着地し奴の背中にツルハシを投げた。
197
:
名も無きAAのようです
:2015/01/11(日) 00:32:57 ID:KSJgM1bo0
(;'A`)「なんで投げたんだ!」
ツルハシはゴーレムの背中に刺さった。
しかしあれじゃ兄者がただ武器を捨てたのと同じだ。
ゴーレムも今攻撃した兄者の方を向き攻撃を仕掛けようとしている。
このままじゃ兄者が危険だ。弟者は何を!?
198
:
名も無きAAのようです
:2015/01/11(日) 00:35:13 ID:KSJgM1bo0
( #´_ゝ`)「弟者ぁ!」
(´<_`# )「言われなくても!」
('A`)「!。あれは!?」
背中を見せたゴーレムの背中へ弟者が飛んだ。
刺さっているツルハシを掴み、それをとっかかりに上に上がり、そして
(゚<_゚# )「潰れろ!」
ひびに最高の一撃を叩き込んだ。
ゴーレムは砂埃を巻き上げながら。ゆっくりと倒れていった。
( ;´_ゝ`)b「流石だよな、俺たち」d(´<_`; )ハァハァ
199
:
名も無きAAのようです
:2015/01/11(日) 00:35:53 ID:KSJgM1bo0
+獲得アイテム+
メタライト鉱石・俺の魔力によく馴染む鉱石。これを加工することでピアスを作る。←NEW
ゴーレムの外殻・ゴーレムを覆う堅い岩の塊。ゴーレムから微弱な魔力を浴びているため魔法に耐性がある。←NEW
200
:
名も無きAAのようです
:2015/01/11(日) 00:36:43 ID:KSJgM1bo0
後日談
~ロイドの街・夜~
(,,゚Д゚)「世話になったな」
('A`)「いえいえ、定期購入しっかり買ってくださいよ」
(,,゚Д゚)「それは問題無い。街の仲間を命懸けで助けてくれた人の店の商品だ。買わない理由がないだろう」
('A`)「そうですか、あの3人は?」
(,,゚Д゚)「大きな怪我は無かったが疲労でな、病院へ行かせた。……ところで後学のために聞かせてくれ。どうやってゴーレムを?」
(;'A`)「あ〜、それなんですがね」
201
:
名も無きAAのようです
:2015/01/11(日) 00:39:06 ID:KSJgM1bo0
あの時兄者は俺の与えたひびにキラービーの針を刺したらしい。
建築の時にも強度は確認していたので、使えると考えていたとか。
そして、その刺さった針を弟者は釘を打ち込むように叩き込んで倒したのだ。
兄者曰く俺がひびを入れたおかげといってるが、絶対あいつらの実力だと思う。
(;'A`)「ということらしいです」
(,,゚Д゚)「……それは……無理だな」サンコーテイドニシテオク
(;'∀`)「ですよねー」
(,,゚Д゚)「とにかくご苦労だった。今日はこの街でゆっくり休んでくれ」
依頼報告も終わり。宿をとって貰ったので兄弟は先に向かわせた。
俺は足がガクガクだっため騎士に手伝われながら宿へと向かった。
やれやれ……無茶はするもんじゃねぇなあ。
第六話完
202
:
名も無きAAのようです
:2015/01/11(日) 00:40:44 ID:HDZBCiAw0
流石母者の子だな
おつ
203
:
名も無きAAのようです
:2015/01/11(日) 00:41:42 ID:Ii6qWp9k0
おつつ
すごい面白いわ
流石兄弟は母者に無意識的に鍛えられてるのね
204
:
名も無きAAのようです
:2015/01/11(日) 00:41:58 ID:KSJgM1bo0
('A`)の手帳
[<●>] ゴーレム
岩を食べて生活している生物。上質な岩を食べることで体を硬くしていく。
本来なら枯れた山に生息している。
ガーゴイル
複数で行動し、空からの攻撃を得意する生物。
物を使えるくらいには知恵が高く、場所に応じた武器を使う。
205
:
名も無きAAのようです
:2015/01/11(日) 00:54:11 ID:XMBrVQzk0
乙
ドクオようやったなぁ
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