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('A`)は撃鉄のようです
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11月7日(月) 天気:ちょっと雪→晴れ
11月8日(火) 天気:雪
昨日は日記を書かなくていいと言われたので書かなかった。
自分に起きた事を受け止め、言葉に出来るようになったら日記を書けと言われた。
まだちゃんと落ち着いてはいないが、せめて事実だけ羅列しておこうと思う。
内藤の研究所を脱出する際、私は内藤に人工片鱗を投与された。
それは不意打ちの、もはや裏切りとすら言える行為。私は内藤を許せない。
人工片鱗を体内に宿した私は半ば暴走し、内藤を含むあの場の全員を退けたらしい。ここはドクオからも話を聞いたので事実だ。
あのままだと私が自滅しかねないと予感したドクオが私と戦い、なんとか武神の所まで私を誘き寄せたようだ。
ジィ様に倒された私は暴走状態から解放されたが、人工片鱗の後遺症が今も残っていると聞かされた。
それは「希望以外の拒絶」。望まないものが目の前にあると、それから逃避してしまう。
覚えていないが、私が目覚める時にもそれに関する悶着があったそうだ。
人工片鱗は人の弱点を増幅する。
ジィ様が私に弱くなる為の修行をつけるのは、私自身が持つ根本的な弱さと向き合うためらしい。
確かに、私は今まで自分の弱さを見ようとはしなかった。それはタナシンに出会う前から、ミルナとシーンに出会う前から同じだ。
弱い人間に価値などない。だから私は強く、ただひたすら強く・・・
その脅迫観念が今この状況を作っているとしたら、私は今更どうしたらいいのだろうか。
手遅れだ。私の元居た世界は既にタナシンが食い尽くして跡形もない。
取り戻せるものなど何もない。手にあるものは失い尽くした。でもそれでも死にたくはない。
死にたくない・・・この言葉はこの世でもっとも醜い言葉だと、私は思っている。
死ぬべき人間は死ぬべきだ。望まれない者は殺されるべきだ。無意味な物は排除されてしかるべきだ。
その筈なのに、その最たる存在のタナシンが今の私を生かしている。
タナシンと関わってからどれぐらい生きてきただろう・・・自分の年齢なんてとっくに忘れてしまった。
怖いのは、こんなにも生きているのに、私が昔の私のままで、大差ないということだ。
私はなぜ変われなかったのだろう 救いの手は確かにあった筈なのに どこで
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