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( ^ω^)百物語のようです2014( ω )
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( ^ω^)おいすー。今年も百物語の季節がやってきたおね。
( ^ω^)ここは百物語専用スレだお。開催日まではルール確認や質問等、自由に使って欲しいお。
・開催日は八月八日(金)から八月十七日(日)まで
※ただし投下できるのは八日〜十日と十五日〜十七日の金土日のみ。投下期間以外の本スレは作品の感想などご自由に使用してください
・作品はホラーでなくても幽霊、妖怪、人外などが出るならギャグでもなんでも可。
・レス制限は一作品30レスまで。それ以上は個別スレ建てをお願いします。
・ながらはNG。個別スレを建ててそこでやるのは可。もちろんVIPに建てるのもOK。
※個別スレ参加の場合
レス制限無し。
スレ立て
↓
百物語スレにて投下開始報告、URLを貼る
↓
投下終了後、百物語スレにて投下終了報告(その際、前の人の数字を引き継いで話数宣言)
・1人何話でも投下可!
※連続投下→次に投下する人がいないか確認を取り、無ければOK
※作品の投下間隔についてはルールはありませんが少し間を開けることを推奨します
・イラストでの参加も可!一話としてカウントします。
※ただし作品への支援絵は作品としてカウントしない
・開催時間は18時から翌朝7時まで
・話が終わったら本スレ(自分でスレを立てた人はそのスレでも可)で蝋燭のAAを貼る
過去の百物語のまとめ
( ^ω^) ブーン系図書館主催・百物語のようです ( ω )
http://iroirotunpeni.blog11.fc2.com/blog-entry-521.html
( ^ω^)百物語のようです2012 in創作板( ω )
http://boonbunmaru.web.fc2.com/collaboration/dreadful_story/dreadful_story.htm
( ^ω^)百物語のようです2013( ω )
http://mzkzboon.blog.fc2.com/blog-entry-755.html
( ω )なお、こちらは何があっても責任は負いませんので、自己責任での投下、閲覧をお願いいたしますお
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しばらく歩くと、再びぼくの歩みを止める物が見つかった。
三叉路の合流地点にある横断歩道の前で、ふと感じた違和感に頭を上げる。
ぼくのいる場所の対岸にある歩行者用信機の、赤のマークがやたらに毒々しい気がしたのだ。
目を凝らしてよくよく見てみると、微かではあるが赤い色が動いているのが分かる。
しばし観察を続け、その動きが命ある物に付き物の、脈動だということに気づいた。
人の脈拍の元となる臓器。それはもちろん心臓に決まっている。
世界広しと言えども、信号機の赤い部分に人の心臓が嵌め込まれている奇妙な図など、ぼく意外に見たことはないだろう。
他の通行人の邪魔になるのも構わず、ぼくは文字通り脈絡なく現れたその心臓を、食い入るように見つめた。
大中小の血管、そして蠢き躍動する無数の筋肉。それらの密集した塊が、確かにそこにはあった。
心臓はぼくに見られていることなぞお構い無しに、実に堂々と動いていた。さすがに臓器の王様と言われるだけのことはある。
しかし一体あの心臓は、あの場所で拍動しながら、どこへ血液を送り続けているのだろう。
まさか信号機そのものに血液なぞはあるまい。ではあの心臓は、全く無駄な動きにその能力を費やしているのだろうか?
それを思うとぼくはなんだか虚しい気持ちに苛まれ、目線を心臓から外してやることにした。
やがて信号は青へと変わり、ぼくはそれまでのことがなかったかのように、通行人に紛れて歩き出す。
ξ ⊿ )ξ「先生」
横断歩道の反対側から、ぼくへ向かって手を振り走りよってくる少女のことを、ぼくは華麗に無視していた。
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それからまたしばらく歩くと、今度は不意に空模様が怪しくなり始めた。
空がゴロゴロと鳴っている。今はまだ遠雷だが、しばらくすれば雨が降ってくるだろう。
そう思ってから間もなく、雨宿りする場所を確保する暇も与えられずに、唐突に雨は振り出してきた。
わたわたとうろつき、ともかく雨に濡れない場所をと思っていると、ぼくの額にも当然のように雨粒がぶち当たった。
反射的に額を拭い、これもまた反射的に拭った手を見る。その手が何故か、乳白色に染まっている。
三度反射的に空を見上げると、色とりどりの液体が、宙から地面へと落ちてくる最中だった。
たん、と一滴落ちたそれは、地面を茶色く染めた。
てん、と一滴落ちたそれは、地面を赤黒く染めた。
とん、と一滴落ちたそれは、地面を黄色く染めた。
それが何であるのか理解するのに時間がかかってしまったが、ほどなくして雨がどしゃ降りに変わるのを見て、ようやくぼくは納得する。
白色は、母乳。
茶色は、胆汁。
赤色は、血液。
黄色は、胃液。
空から降る数億の雨粒は、人の身体を流れる体液へと変貌していたのだ。
ぼくはやっと見つけたボロコンビニの軒先で雨宿りしながら、その体液の乱舞をぼんやりと眺める。
ξ ⊿ )ξ「……」
いつの間にかぼくの隣で雨宿りしていた少女に、ぼくは一瞥もくれなかった。
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オンボロコンビニの軒先で、ぼくは今日自分が見たものについて、少しだけ考える。
今もなお降りしきるこの体液色の雨は、果たして本当に現実なのだろうか。
そしてぼくはその答えを既に持っている。こんな非現実的な物が、現実のはずがないのだ。
何故ならぼく以外の誰も、この雨を見て驚いたりするような素振りを見せなかったのだから。
体液色の雨にまみれているはずのサラリーマンも、心臓の横断歩道で隣あった買い物帰りの主婦も、眼球を見つけた通りですれ違った若者も。
常と何一つ変わらない風で、恐怖や驚嘆なぞ微塵にも感じていなかったのだから。
ξ ⊿ )ξ「そんなの、当たり前じゃない」
いつの間にかぼくの背後に回っていた少女が、ぼくの首に腕を回しながらそっと囁く。
ξ ⊿ )ξ「だってこれは、人を殺した人にしか見えない幻覚なんだから」
あぁ、分かっている。分かっているよ。ぼくは心の中で、ぼくの殺した少女へ向けて何度もそう呟く。
そうしている間にも、巷にはぞろぞろと臓器が溢れだし、もはや百鬼夜行と呼んでも差し支えの無い様相を呈していた。
大脳が、肝臓が、大腸が、膵臓が、肺が、脾臓が、膀胱が。
大腿骨が小脳が横隔膜がアキレス腱が鮃筋が膝蓋骨が前頭葉が環状動脈がリンパ腺が静脈血が鼓膜が中指骨がホーデンが子宮が中枢神経が軟骨が虫垂が亀頭が蝸牛器官が皮下脂肪が骨髄が肩甲骨が。
闇に隠れていたはずの人の中身が、この世に溢れ返ってくる。
ぼくはそれを、ぼくが殺した少女の幻覚と共に、黙って見ているしか出来なかった。
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ぼくがその少女、津出玲子に対して記憶していることは、ごく僅かである。
はっきり言えることといえば、彼女は基本的に明るく、人付き合いも達者であり、それでいながら精神の根っこに、どこか病的なものを持っていたということだけだ。
誤解を恐れず言うならば、ぼくは彼女に、親子ほども歳の離れた少女に愛されていた。
何が彼女の琴線に触れたのかは、本人にしか分からない。ただある日突然、彼女の方から思いの丈を告げられたのだ。
あるいは大学の非常勤講師というぼくの立場も、彼女からすれば付き合いやすさを助長するものだったのかもしれない。
悪い気こそしなかったものの、ぼくは津出玲子に対して、いかなる感情も抱いてはいなかった。
ただ、どうやらぼくは彼女の恋情に対する執念を見誤っていたらしく、一度断ってからの彼女の再アピールには、凄まじいものがあった。
頼んでもいないのに弁当を作ってこられ、他の教員が見ている前で堂々と渡す。
おかげで学長から生徒と不純な関係を築いているのではと勘繰られ、こってりと絞られた。(大学生とはいえ彼女はまだ未成年である)
あるいは、大学の構内にも関わらず、ぼくの腕を取りベタベタと絡んでくる。
どれだけ離れろと言っても悪びれた風さえなく、露骨なボディタッチはどんどんエスカレートしていった。
そして、一週間前のあの晩。
どうやってぼくの住所を知ったのか、彼女はぼくの住む家へ現れ、あろうことかぼくと関係を結ぼうとしてきたのである。
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結論から言えば、ぼくはその晩に彼女を殺した。
愛憎の縺れなどという複雑な理由からではなく、単なる利害の一致からである。
ぼくはぼくに抱いてほしいという彼女へ向けて、ぼく自身の異常な性癖を事細かに説明した。
人知れず蠢く臓器たちへの愛情、その隠微なる淫靡を、である。
ぼくは人を愛せない。ぼくが愛してやまないのは、人の内側にある暗闇だけだ。そう正直に告白した。
それは当然、彼女を諦めさせるための方便の意味合いが強かったのだが、驚いたことに彼女は、それでもなお食い下がってきた。
人の内臓しか愛せないなら、私の内臓を見て欲しい、愛して欲しい。そんな提案さえしてきたのである。
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本来ならそこでぼくは、馬鹿なことを言うなと彼女をたしなめるべきだった。けれど、それが出来なかった。
恐ろしいことに、その時のぼくは彼女の提案に、大きく心を引かれていたのである。
彼女は言う。先生に殺されるなら、私はそれでも構わない。だから先生のそばへずっと居させて欲しい、と。
先生に迷惑をかけないよう、殺した後の死体はどこへ打ち捨てても構わないし、万が一警察にバレたら同意の上での殺しだったと遺書に書いておく、と。
もし捕まってもそれを見せれば、少しは情状酌量の余地があるはずだ。少なくとも、ただの快楽殺人よりは、遥かに。
ξ゚⊿゚)ξ「だからね、先生」
ξ゚⊿゚)ξ「先生の手で、私を殺していいよ?」
( ^ω^)
……ぼくはその甘い提案に、抗いきることができなかった。
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今になって思い返せば、ぼくと津出玲子はその時、大きな勘違いをしていたのが分かる。
ぼくは内臓そのものを愛していた訳ではなく、暗闇においてその使命を忘れず蠢く臓器の、その健気さを愛していたはずだったのだ。
けれどぼくは、誘惑に負けた。
日の光に晒されることのない数多の臓物。それらをこの手で露にして、肉眼で見てみたい。
そんなおぞましい、刹那的な誘惑に、醜い欲望を強烈に刺激されてしまったのだ。
ぼくは無言のまま、津出玲子の細い首に手をかけた。最初から刺し殺しては、さすがに彼女も苦しかろうと思ったからだ。
その間彼女は、抵抗らしい抵抗をほとんどしなかった。その顔には、笑みさえ浮かんでいたような気さえした。
そうして彼女の腹を出刃包丁で割いた後に、ぼくの脳裏に湧いた感情は、後悔などという生易しい言葉では到底足りないものだった。
人を殺した罪悪感より、この少女を生かすと決められていた臓物たちを、無下に散らしてしまったことへの罪悪感が勝っていた。
明るいところで見る臓器は無残なほどに醜悪で、注視に耐える代物ではなくなっていた。
ぼくはこんなものを見るために、人一人を殺してしまったのか。こんなもののために、こんな、こんな……。
ぼくはトイレに駆け込むと、胃の中身が空になるまで何度も何度も嘔吐した。
何度嘔吐しても、足りなかった。
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雨上がりの夕暮れの中を、少女の幻覚と歩く。それは出来るならば、彼女が生きている間にしてあげるべきことだったのだろう。
彼女への謝罪の言葉を、ぼくは持たない。何故ならぼくは、既に罰を受けているのだから。
闇にあって人を生かし続ける美しい器官たちは、日の光の当たる場所にあるだけで、こうも醜悪に変わり果てると知ってしまったのだから。
外へ出ながら結局何も買うことなく、ぼくはぼんやりと家路についた。
帰る道すがらにも、臓器たちはぼくの視界の中から消えてはくれない。ぼくはその事実を、徐々に受け止めつつあった。
我が家まであと僅かというところで、ぼくは自宅の前に、見慣れない車が停まっていることに気づく。
その車の横を通りすがる時、思いがけずその車の持ち主に、声をかけられた。
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( ・∀・)「……内藤文吾さん、ですね?」
その車の運転席から出てきた男……小綺麗なスーツを着こなす利発そうな男は、ぼくの名前をはっきりと正確に発音した。
(,,゚Д゚)「津出玲子失踪事件の重要参考人として、お前の身柄を拘束させてもらう」
もう一人、助手席側から出てきた男……くたびれたコートを羽織った中年男は、ぼくへの要件を簡潔に述べた。
男たちはどうやら、ぼくを逮捕しにきた刑事であるらしい。
とはいえ、今さら抵抗するつもりも、言い訳する気も起きなかった。来るべき時が訪れた、ただそれだけのことだ。
家宅捜索が入れば、冷蔵庫へしまわれた津出玲子のバラバラ死体も、彼女がしたためたぼくを擁護する遺書も、すぐに見つかるはずだ。
そんな状況で足掻いて逃げて、一体何になるというのか。
いっそのこと、ぼくの傍らに佇む幻覚の少女が彼らにも見えていれば手っ取り早いのだが。そんな下らないことを考える余裕さえ、ぼくには在った。
( ・∀・)「彼女が失踪する前、あなたに会っていたかもしれないという証言を得ましてね。少しお話を伺えますか?」
そんな刑事の言葉も耳に入らず、ぼくは改めて二人の男へ視線をやると、その立ち姿をじっと眺めた。
スーツの男の首には大腸が、コートの中年の肩口には頭皮が、この期に及んでそれぞれ引っ付いており、それがなんだか少しだけ可笑しかった。
(,,゚Д゚)「何を笑っている?」
いえ、とぼくは断りを入れ、何気なく空を見上げる。
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( ^ω^)「あ……」
見上げた空の彼方には、真っ赤に照るはずの夕日の代わりに、巨大な髑髏が燦々と輝いていた。
ぼくはもう永遠に、この幻視から逃れることはできない。そんな確信を、ぼくは抱いていた。
<了>
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終わりです。冷静に狂う人間が一番怖いのかも、というお話でした。
(
)
i フッ
|_|
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今回の作品で1番好きだわ、乙
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泣きそう
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乙乙、虚しさがとてもいい
四十七本目
.,、
(i,)
|_|
ガマンできないようです
(やや閲覧注意)
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ζ(゚ー゚*ζ『早く入れてよう』
クソみたいな女だった。
四六時中セックスしていないと気が済まないような女だった。
よく知りもしない男、どころか出会って30分しか経っていない男へも簡単に股を開くような、
どこもかしこも緩みっぱなしのゴミだった。
ゴミは「歩くダッチワイフ」と学部内で呼ばれているのを自覚し、それでもへらへら笑っていた。
( ^ν^)「……」
かたかた。かたかた。
キーボードを打ち込みながら、ディスプレイを見つめる。
文字の羅列を読み流す。
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ζ(゚ー゚*ζ『入れてよ、ねえ。もうガマンできないよう』
会えばすぐにそう言っていた。
映画なんかを見に行っても、大してスクリーンに集中せぬままぼんやりと二時間を消費し、
終わればすぐに俺の手を引いて近くのホテルに入る。
そうして早々に服を脱ぎ、ベッドに転がるのだ。
白状すると、互いに相手の体──ひいては体を合わせる行為──にしか興味がなかったので
手っ取り早いと言えば手っ取り早かったが。
それにしたって、向こうの明け透けさにはしばしば興醒めした。
かたかた。かたかた。
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あいつと関係を持った男の数など、確かめるのも億劫だ。
とにかく誰にでも誘いをかける女だったので。
たまに、勘違いした輩から「俺以外の男と寝ないでくれ」と懇願されるらしい。
本人は深く思い悩んで発したのであろう願いを、あいつは困り顔で他の男に話し、相談する。
「彼氏でも夫でもない人に、そんなこと言われてもね」と。笑える。
あいつからすると、肌を晒してきた男の大多数は恋人でも友達でも知人でもない。
自分を気持ちよくしてくれる棒だ。あいつが必要としているのはそこだけだ。つまり道具。
物を考える頭も言葉を吐く口もよく動く手足も、あいつにとっては棒の付属品だった。
道具から、ましてやその付属品から独占欲を向けられたってどうしようもないのである。
かたかた。かたかた。
それを理解せぬまま、自分は特別だ、あいつの彼氏なんだと
勘違いしてしまう馬鹿は、相当数いたらしい。
何をどうすれば、あんな尻軽に熱を上げられるのだろう。
数十、下手をすれば数百もの男に共有されてきた便所を恋人にしたいと、なぜ思えるのだろう。
向こうはこちらを道具として見ているが、こちらだって向こうを道具だと思っている。
向こうの挙動もこちらの挙動も何もかもどうでもいい。
そういう認識が一番楽で、また、正しくもあるのに。
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その点俺は上手くやっていた。
あれは性欲発散にすこぶる丁度良かった。
女に慣れていない俺のような男の誘いにも簡単に乗るし、金もかからない。便利極まりなかった。
ゴムの着用を徹底させているのは意外だったが、病気を移されるよりはいい。
かたかた。かたかた。
だが、わけもなく苛立たされるような女でもあった。
時折、無性に腹が立つ。
へらへら笑う顔やころころ高い声が神経を逆撫でする。
会う度にそれが増す。
それらが零れないようにと支えていた糸が切れてしまったのは、つい先日。
かたかた。がたがた。
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ζ( O ;ζ『ぉあ゙……っ……ぎ……』
あの汚い声と歪んだ顔は、多分俺しか見たことがない。
細い指を全部折った。あるいは潰した。
ここが弱いの、といつぞや言っていた乳首に針を何本か刺した。
付け根に小さな裂け目が出来るほど舌を引っ張った。手に力が入りすぎて先端がやや潰れていた。
薄汚い穴にはリモコンとかペンとか、入りそうなものを手当たり次第ぶち込んだ。
やめて許して痛い苦しいと喚く度に舌を引っ張っていたら、いつの間にか黙った。
楽しくはなかったが、やらなければならない気がしていたので、そういうことをひたすら繰り返した。
粗方済ませた後、穴から異物を全て抜き取る。
限界まで開かされてもなお異物をくわえ込み続けていた穴は裂けてしまっていた。
ズボンと下着を下ろし、興奮しきったモノを宛てがう。
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( ^ν^)『早く入れてって言えよ。いつも言ってるだろ』
ζ( 、 ;ζ『ぅぎ、ぎぃっ……』
( ^ν^)『言ったら終わりにするから』
ζ( 、 ;ζ『っ、ぃ……いれて、いれてくださいっ、いれて、いれて、いれて』
言う通りにしたので、終わらせてやった。
犯しながら首を締めていたら白目をむいて完全に沈黙した。
整っていた顔は、安物のダッチワイフの方がマシなくらいぐちゃぐちゃだった。
ゴミ女は本当にゴミになった。
細かくしてゴミ袋に小分けする。
ああ、これでこいつ、他の男の相手できなくなったなあ。
そう思った途端に満足した。
ようやく楽しい気分になった。
何故そんな風に思ったのか分からない。
どうせ大した理由じゃないだろう。
どうでもいい。
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がたがた。がたがた。
( ^ν^)「……」
ディスプレイから目を離す。
さっきまで小さく震えるだけだったドアが、大きな音を立てて揺れている。
〈……れて……〉
音に混じって声がした。
あいつが事切れる間際の濁った呻き声に似ている。
〈入れて……入れてよう……ねえ……〉
がたがた。がたがた。
ドアを押さえる、背の低い本棚も揺れていた。
やがてドアが細く細く開く。
そうすると、ますます揺れが激しくなった。
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〈……入れて……〉
こちらが招き入れるまでもなく、もうしばらくしたら、勝手に入ってくるだろう。
ひたり、変色しきった薄い指がドアと壁の隙間から覗く。
俺はディスプレイに向き直り、また無意味な羅列を眺める。
がたがた。がたがた。
がたがた。ぎい。
背後で、ドアが一層開く音がした。
終
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(
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i フッ
|_|
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あぁ……乙
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乙!!
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こえーよ…
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リョナが流行りと聞いて
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ラスト一夜でどんだけ延びるか…
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こわすぎる…
ヤンデレいいね、乙
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あと15分くらいで最終日開催か
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消せない番号のようです
http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/internet/16305/1408261228/
投下開始しました。本数カウントは終了後に
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消せない番号のようです
http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/internet/16305/1408261228/
四十八本目、終わりました
(
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i フッ
|_|
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個別スレ立てて、ながらはいいんだっけ?
間に合うか分からないから先に立てて置いてOK?
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いいよ
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>>987
個別スレでのながらは可
ただ先に建てておくってのは意味なくね?間に合わん時は間に合わんでしょ
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ありがとう、いけそうだったらあとで立てる
なんか、こう、プレッシャー的なパワーで間に合わせられそう(震え声)
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>>989
百物語が終了する前にスレと蝋燭さえ立てておけば、終了時刻までに投下が完了できなくても参加作品と認められる(であろう)からじゃね?
去年や一昨年にも、百物語が終了してから数日後に完結した参加作品はあったし多分大丈夫だろう
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>>991
あーそういうことかあ 納得したわ
>>987
なんか噛みついたみたいになってすまん
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>>992
謝ることないよ、ありがとう
それよりあなたの後ろの人、誰?
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>>993
やめろよ…明日早いんだからやめろよ…
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皆さん乙乙
だるまさんの対処法覚えとくわwwwww
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投下報告です。
2スレ目にて、四十九本目投下させて頂きました。
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残りじゃ投下難しいだろうし次スレに投下来て紛らわしくなるし埋めよか
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埋めよか
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999
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埋め
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