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( ^ω^)百物語のようです2014( ω )
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( ^ω^)おいすー。今年も百物語の季節がやってきたおね。
( ^ω^)ここは百物語専用スレだお。開催日まではルール確認や質問等、自由に使って欲しいお。
・開催日は八月八日(金)から八月十七日(日)まで
※ただし投下できるのは八日〜十日と十五日〜十七日の金土日のみ。投下期間以外の本スレは作品の感想などご自由に使用してください
・作品はホラーでなくても幽霊、妖怪、人外などが出るならギャグでもなんでも可。
・レス制限は一作品30レスまで。それ以上は個別スレ建てをお願いします。
・ながらはNG。個別スレを建ててそこでやるのは可。もちろんVIPに建てるのもOK。
※個別スレ参加の場合
レス制限無し。
スレ立て
↓
百物語スレにて投下開始報告、URLを貼る
↓
投下終了後、百物語スレにて投下終了報告(その際、前の人の数字を引き継いで話数宣言)
・1人何話でも投下可!
※連続投下→次に投下する人がいないか確認を取り、無ければOK
※作品の投下間隔についてはルールはありませんが少し間を開けることを推奨します
・イラストでの参加も可!一話としてカウントします。
※ただし作品への支援絵は作品としてカウントしない
・開催時間は18時から翌朝7時まで
・話が終わったら本スレ(自分でスレを立てた人はそのスレでも可)で蝋燭のAAを貼る
過去の百物語のまとめ
( ^ω^) ブーン系図書館主催・百物語のようです ( ω )
http://iroirotunpeni.blog11.fc2.com/blog-entry-521.html
( ^ω^)百物語のようです2012 in創作板( ω )
http://boonbunmaru.web.fc2.com/collaboration/dreadful_story/dreadful_story.htm
( ^ω^)百物語のようです2013( ω )
http://mzkzboon.blog.fc2.com/blog-entry-755.html
( ω )なお、こちらは何があっても責任は負いませんので、自己責任での投下、閲覧をお願いいたしますお
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从 ゚∀从『なぁ、小森』
(-_-)『高岡、なにかよう?』
从 ゚∀从『小森って、誰も授業参観とか運動会とか来てくれたことないよな』
(-_-)『…うん』
从 ゚∀从『お前、家族に愛されてねぇんじゃねーの?』
(;-_-)『そ、そんなことないよ!』
从 ゚∀从『どーだか』
(;-_-)『そ、卒業式には来てくれるって言ってたし!』
从 ゚∀从『へー、そりゃ楽しみだな。本当だったらだけどな』
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(;_;)「みんなが卒業式とかそう言うのに来れないの分かってるのに、悔しくて嘘吐いちゃったんだ…」
ヒッキーはポロポロと泣き出してしまいました。
川д川「…大丈夫、卒業式に私たちが行けば問題無いんだから」ナデナデ
(つ_;)「えっ!でも、貞子もブーンお父さんもドクオお父さんも学校には来れないんでしょ?」
川;д川「それは、その、うーん…」
( ´_ゝ`)+「そんな時の俺らですよ!」
(;-_-)そ「あ、兄者お兄ちゃん、聞いてたの?」
( ´_ゝ`)「河童は地獄耳だからな」
川;д川「兄者さん、なんとか出来るんですか?」
( ´_ゝ`)「1日くらいだったら、貞子ちゃんを実体化させるくらいは出来るよ」
('A`)「問題は父親を誰がやるかだよな…」
( ^ω^)「リアルファイトだおね」
川;д川「もー、皆で行けばいいじゃないですか!」
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(-_-)「…みんな来てくれるの?」
('A`)「当たり前だろ、お前の晴れ姿なんだからな」
( ^ω^)「おっおっ、むしろ今まで行けなくて悪かったお」
川д川「そうですよ、みんなヒッキー君のこと愛してるんですから」
(*-_-)「ありがとう…」
川д川「ところで、その発言をした子の髪の毛を今度持ってきてくれますか?」
(-_-)「えっ、高岡の髪の毛を?なんで?」
川д川「ふふふ、ちょっとだけ痛い目見てもらおうかなと思ってるだけですよ、うふふふ」
( ;´_ゝ`)「さ、貞子ちゃん、それはダメだよ!気持ちはわかるけど!」
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こうして、ヒッキーは無事、卒業式に家族全員に来てもらうことが出来ました。
(;A;)「いい卒業式だったな…!」
( ^ω^)「ヒッキーも中学生になるんだおねぇ…」
(´<_` )「美味しそうな子供多かったな」
( ´_ゝ`)「分かる。1人や2人、食ってもバレなそうだったよな」
川;д川「…兄者さんと弟者さん、本当に勘弁してくださいね、それは」
(*-_-)「皆、来てくれてありがとうね」
川д川「ヒッキー君の晴れ姿、みれて良かったですよ」
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从 ゚∀从「おい、小森」
(;-_-)「あ、高岡…」
从 ゚∀从「…この前はあんなこといって悪かったな」
(-_-)「気にしなくていいよ、中学生になってもよろしくね」
从*゚∀从「お、おう!」
川*д川(いい子に育ったなぁ、私、本当に子育て幽霊向いてるのかも…)
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川д川「そういえば、ヒッキー君。お願い一つ叶えてあげる約束してたよね、何がいい?」
(-_-)「あぁ、それは…」
('A`)「欲しいオモチャでもあるのか?」
(-_-)「ううん、オモチャは兄者お兄ちゃんがいつも買ってくれるから…」
川#д川(あげ過ぎは良くないって言ってるのに…)
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川д川「じゃあ、何が欲しいの?」
(-_-)「……貞子、しゃがんで?」
川д川「え?なぁに、ヒソヒソ話?」
( ^ω^)「僕らにも聞かせて欲しいおー」
( ´_ゝ`)「まぁまぁ、貞子ちゃんに後で聞けばいいだろ」
(-_-)「あのね、僕のお願いは…」
川д川「うん、なぁに…」
-
チュッ
(゚A゚) ( ゚ω゚)( ´_ゝ`)(´<_` )
川;д川「……え?」
-
(*-_-)「僕のお願いはね、貞子と結婚して、お父さん達やお兄ちゃん達ともずっとずっと一緒にいること!」
(;'A`)「なななな貞子ちゃんと結婚!?」
( ;^ω^)「お、お父さんは許さないお!?」
( ´_ゝ`)「なるほど、だから貞子ちゃんのことはママとか言わなかったのか」
(´<_` )「母親じゃなくて、恋愛対象だったんだな」
川д川「……育て方、間違えましたね」
こうして、小森墓場の皆は末永く平和に暮らしましたが、成人式を迎えたヒッキーが本格的に貞子争奪戦に参加するのはまた別のお話…
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二十五本目、お終い
(
)
i フッ
|_|
-
ほのぼのした
貞子かわいい
乙
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二十六本目、頂いてきます
-
.,、
(i,)
|_|
二十六本目
( ゚д゚ )神様と願い事のようです
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嘘のような本当の話だ。
今日も仕事で疲れて家に帰るとね、
川 ゚ -゚)「あ、頂いてます」
見知らぬ女が飯を食っていたんだ。
( ゚д゚ )「どなたですか」
川 ゚ -゚) 「神様だ」
ハハッワロス。
( ゚д゚ )「1、1、0と」
川 ゚ -゚) 「まあ待て」
するとね、僕はなぜか不思議な力で壁に叩きつけられたんだ。漫画とかでよくあるけど、あれって結構痛い。
「おい、うるせえぞ!」
( ゚д゚ )「あっ…すいません」
川 ゚ -゚) 「おわかりいただけただろうか」
そんな心霊特番のナレーションの決まり文句をほざく自称神様。
( ゚д゚ )「人じゃないってのは分かりましたよ…」
川 ゚ -゚) 「おかわりいただけるだろうか」
やらねえよ。
-
( ゚д゚ )「で、何しに来たんですか、神様(笑)」
川 ゚ -゚) 「(笑)は余計だよサラリーマン君」
…?僕は職業なんて言ってない。
そしておかわり食べるな。僕は出してないし出すとも言ってない。
川 ゚ -゚) 「まあ話して行くとだな」
川 ゚ -゚) 「ズバリ君毎週のように神社行ってるだろ」
( ゚д゚ )
川 ゚ -゚) 「こっちを見るんじゃない。…それでだ」
川 ゚ -゚) 「あまり平日に神社に来る人もいないこのご時世に君のような人間は稀だからね、特別に君の願いを叶えようと思うんだ」
( ゚д゚ )
川 ゚ -゚)「だからこっちを見るんじゃない」
訳が分からない。なんで知ってるんだ。もしかしてこいつ本当に神様なのか?
川 ゚ -゚) 「では君のここ最近願っている事を当ててみよう」
川 ゚ -゚) 「童貞卒業」
(うд⊂)「…とりあえずあなたが神様って事は理解しました」
川 ゚ -゚) 「なるべくおとなしいメガネっ娘年下彼女」
( うд;)「もう勘弁してくれ」
-
( ゚д゚ )「…いきなり願い叶えるとか言われても思い浮かばない」
川 ゚ -゚) 「まあそうだろうな」
(*゚д゚ )「あの…童貞卒業とかそんなん駄目でしょうか」
川 ゚ -゚) 「無理無理、神様でも出来ない事がある、ついでに君には一生恋人が出来ない」
( ゚д゚ )
川 ゚ -゚) 「こっちみんな」
流石神様の言う言葉だ。神ってだけでも説得力がある。納得したくないけど。
( ゚д゚ )「金とかいっぱい貰ってもきっと使いきれる自信がない」
川 ゚ -゚) 「そりゃ見るからにそんな顔だもんな」
他人から見て自分の顔はどんな顔に見えてるのだろう。「こっちみんな」と言われる度にそう思う。幸薄そうな顔なのだろうか。
( ゚д゚ )「………」
川 ゚ -゚) 「欲しい物とか無いのか?」
欲しい、物?
( ゚д゚ )「彼女以外で?」
川 ゚ -゚) 「以外で」
( ゚д゚ )「……」
川 ゚ -゚)
( ゚д゚ )「…話し相手」
川 ゚ -゚) 「賄い付きだぞ」
( ゚д゚ )
川 ゚ -゚) 「こっちみんな」
-
(
)
i フッ
|_|
( ゚д゚ )神様と願い事のようです
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IDがクーだったのでクーとミルナの話
シューでもいい気がした
ミルナが好きです乙!
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VIPのとあるスレ(非ようです)に投下あったんだが、ここに転載して良いの?
許可らしきものは取ってある
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ブーン系の体を成していて許可らしきものではなく許可を得ているならいんじゃないかな
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乙 ミルナ好きだからくそ嬉しい
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27本目
ξ゚⊿゚)ξ・・・
http://viper.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1408118658/
より、「か(は)げのようです」
転載します
ξ゚⊿゚)ξ蝋燭立てればいいの?
.,、
(i,)
|_|
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リーンリーン
( ^ω^)「虫の声を聴きながら蝋燭の明かりで本を読むのも風流おね」
ガラッ
ξ゚⊿゚)ξ「……」スタスタ
( ^ω^)「お? 誰だお」
(゚;ξ ξ「え?」クルッ
( ^ω^)「いや、お前だお」
-
ξ゚⊿゚)ξ「え、私? ツンよ!」
( ^ω^)「なんだ、ツンかお」
ξ;゚⊿゚)ξ「この部屋には私とブーンしかいないじゃない。
アンタ一体誰に話しかけてたのよ……不気味ね……」
( ^ω^)「いや、だからツン、君に話しかけてたんだお」
-
ξ゚⊿゚)ξ「それならそうと言いなさいよね、分からなかったわよ」
( ^ω^)「理不尽だお」
ξ;゚⊿゚)ξ「よいしょっと……って熱ゥッ!?」
( ^ω^)「ツン、蝋燭に近づき過ぎだお」
-
ξ*゚⊿゚)ξ「こ、これはちょっとボケっとしてただけなんだから!」
( ^ω^)「そうかお」
ξ;゚⊿゚)ξ「……!?」
( ^ω^)「どうしたお?」
ξ;゚⊿゚)ξ「あ、アンタの後ろに黒くて大きい何かが……!」
( ^ω^)「ツン、それは僕の影だお」
-
( ^ω^)「幽霊じゃないんだからちゃんと影があるに決まってるお」
ξ*゚⊿゚)ξ「い、言われなくたって知ってるわよ! そんな事!」
( ^ω^)「そうかお」
ξ;゚⊿゚)ξ「……!?」
( ^ω^)「今度はどうしたお?」
ξ;゚⊿゚)ξ「わ、わわわ私の影がないわ!!」
( ^ω^)「ツン、君の影は後ろに…………あれ?」
-
ξ;゚⊿゚)ξ「も、もしかして私……幽霊なの?」
( ^ω^)「そんなわけ無いお。だから大丈夫だお」
ξ;゚⊿゚)ξ「ででででも、私、影が……」
( ^ω^)「抱きしめてあげるから落ち着くお」
ξ;゚⊿゚)ξ「ブーン……」ギュッ
-
( ^ω^)「ほら、ちゃんと抱きしめられるお! だから幽霊じゃ無いお!」
ξ*゚⊿゚)ξ「そ、そうよね……」
(;^ω^)――――――√`ーz__,-―――――!!
ξ゚⊿゚)ξ「ブーン、どうしたの?」
(;^ω^)「尋常じゃない視線を感じるお……」
ξ゚⊿゚)ξ「もしかしてあれの視線かしら?」
(;゚ω゚)「あ、あれは!!!!!!」
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\ 丶 i. | / ./ /
\ ヽ i. .| / / /
\ ヽ i | / / /
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ー は げ
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二 彡⌒ ミ = 二
 ̄ ヽ(´・ω・`)ノ  ̄
-‐ (___) ‐-
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/ ヽ \
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/ / / | i, 丶 \
(;゚ω゚)「ハゲだお!!!!!!!!!!!!!!」
ξ゚⊿゚)ξ「ハゲなのね!!!!!!!!!!!!!」
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(;^ω^)「光あるところには必ず影がある……」
ξ゚⊿゚)ξ「でも、その影を消す方法が存在する……それは」
ξ゚⊿゚)ξ(;^ω^)「「より強い光源(ハゲ)を用意すること……!!」」
(;^ω^)「謎は全て解けたお……!」
ξ*゚⊿゚)ξ「じゃあ私は幽霊じゃないのね!! ブーン大好き!!」
こうしてハゲにお帰りいただいた後、ブーン達は熱い夜を過ごすのであった……
めでたしめdたし
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\ /
\ 丶 i. | / ./ /
\ ヽ i. .| / / /
\ ヽ i | / / /
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( -‐
ー )
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二 彡|_| ミ = 二
 ̄ ヽ(´・ω・`)ノ  ̄
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/ / / | i, 丶 \
-
乙
なんかワロタ
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乙です
なんだかんだで今日中に三十本行けるかなぁ
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二十八本目、頂きます
.,、
(i,)
|_|
-
('、`*川「手から滑り落ちてしまうの、何もかもが」
ぼそぼそと手遊びをしながら彼女がいった。
その手には何ももっていない。
(´・_ゝ・`)「手に何ももっていないのにいったい何が滑り落ちてしまうんだい?」
('、`*川「だから、何もかもがよ」
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僕と彼女の関係は世間一般でいう初対面。
始発電車、車両には僕と彼女だけ。
現在進行形の不思議な出会い。
(´・_ゝ・`)「具体的に何が滑り落ちてしまうんだい?」
('、`*川「全てよ」
やっぱり全然具体的じゃない。
('、`*川「物理的な事だけじゃないのよ、心理的な事も含んでいるのよ。それなのに具体的になんて無理な話だわ」
さてはて全くわからない。
(´・_ゝ・`)「どういうこと?手から滑り落ちてしまうんだろ?物理的な話じゃないか」
('、`*川「…」
彼女は呆れたようにため息をはいた、でも分からないものは分からないんだから仕方ないじゃあないか。
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('、`*川「…本当はすでに全て失ってしまったのよ。だから手の上にはもうないの」
彼女は手遊びをしながら言った。 まだ彼女は僕の顔を一度もみていない、人と話す時はちゃんと相手の顔をみないといけないのに。
(´・_ゝ・`)「全てって、具体的に何を失ってしまったの?」
('、`*川「…全てよ」
会話はまた振り出しにもどる、双六をしているわけでもないのに。
(´・_ゝ・`)「すべてねぇ…」
今度は僕がため息を吐きながらそう呟いた。
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電車はまだ発車しない、始発駅でとまったまま。僕たちのこの状況と一緒だ。双六に例えたらまだどっちも賽子を振ってはいない、スタート地点にいる。
賽子を先に振ったのは、彼女だった。
('、`*川「あなただって、何かを失ったことぐらいあるでしょう?」
質問ばかりする僕に、今度は彼女が質問をしてきた。
彼女の手遊びは、出会った頃に比べるとだんだん激しくなっていた。
(´・_ゝ・`)「ないよ、何もかも失ったことなんかないね」
僕はきっぱりといった、彼女の手遊びが一瞬止まった けれど、すぐにまた始まった、しかも悪化して。
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('、`*川「嘘よ嘘よ嘘よ嘘よ嘘よ嘘よ、何も失ったことがないだなんて、ありえないわ」
口調も手遊びもだんだん激しくなっていく。
(´・_ゝ・`)「本当さ、僕は何も失ったことはない。だって、僕は何も持ったことがないんだから」
僕と彼女の関係は、世に言う初対面。
出会いは始発電車、車両には僕と彼女だけ。
進行形の出会い、そしてこれっきりの出会い。
('、`*#川「嘘よ!!」
彼女は叫び、僕を睨み付けようと僕を初めて見た。
そして彼女は僕を認識した。その瞬間、彼女はとんでもない勢いで泣き出して僕に抱きつこうとした、けれどそれはかなわない。
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(;´・ω・`)「なにをしてるんだ!」
二人きりの電車に、男の人が現れたから。
そして男の人は手遊びをする彼女の腕を掴み、電車からおろそうとし始めた。
(;、;*川「お願い離して、離してよ!!」
彼女は彼に哀願する、叶うことの許されない願いを。
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(´・_ゝ・`)「…今回は電車、降りてくれないかな。あなたが乗ってると僕はいつまでたっても目的地にいけないんだ」
そう僕がいうと、彼女は、でもでも…と泣き崩れてしまった。
男の人は険しい顔でどこかへ電話している。
(´・_ゝ・`)「あなたは何も無くしちゃいないよ。それはただちょっと違う場所にいくだけさ」
それでも!と言わんばかりの彼女の手を引っ張って、男の人は彼女を電車から降ろしていった。
それと同時に発車のベルがけたたましくなる
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(´・_ゝ・`)「気長に待ってるよ、それまでは二人ともお幸せに」
「父さん、母さん」
.
-
支援
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聞こえたか聞こえなかったかは知らないが、ドアの向こう側に向かって僕はそう呟いた。
始発電車、目的地以外止まらないこの電車に残ったのは僕と、彼女が手遊びによって残した床に溜まった赤い水溜まりだけだった
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二十八本目、お終い
(
)
i フッ
|_|
始発電車はお一人様限定のようです
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乙ん
二十九本目いくよー
友に呼ばれてのようです
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('A`)「ちょっと肝試しするよ」
友達のドクオがそう言って玄関から入ってきたのは陽もたっぷり落ちてからだった。
('A`)「そう嫌な顔するなよ、今は夏だぜ?」
夏だから? 冬でも言いだろと反論したいところだったが、そういう前にドクオは準備万端なようで。
('A`)「あ…懐中電灯切れちまった」
やはり、そこはドクオだった。
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.,、
(i,)
|_|
('A`)「良かった、ろうそく持ってきてて」
アナログ万歳だ、時代の進化に流されないことも大事なんだな。
('A`)「え、携帯のライト?」
('A`)「ちょっと携帯失くしちゃってさ」
流石ドクオだ、おっちょこちょいめ。
教科書なんて毎日忘れてるから、隣の席の僕は苦労してるんだぞ。
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('A`)「さーて、何処にあるんだ?」
〇〇の場所にある〇〇を取ってくる事。
ミッション肝試しのありふれたクリア条件の一つ。
と言っても発案者のドクオは答えを知っているはずなのだ。
('A`)「暗いと今自分がいる場所もわかんないな」
足元がギィギィとなってドクオの身体がビクってなった。
(;'A`)「怖、熱っ、ろうが溶けた!」
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('A`)「にしても広いなぁ」
広いのはいいことだ、でっかいことは良いことだ。
('∀`)「海はひーろいなーおおきいなー」
怖い気持ちを紛らわすようにドクオは突然大きな声を出した。
しん、とした空間が震えてドクオが足を止める。
(;'A`)「…」
ゴクッとドクオの喉がなるのが僕にもわかった。
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(;'A`)「ふぅうううううう」
今度は大きく深呼吸。
ドクオのお腹が吸い込んだ息で膨れる。
学校ではシャイで暗くていつも眠そうなドクオのいつもと違う一面に笑いを堪えるのに僕は必死だった。
('A`)「埃っぽいし、暗いし早く出よう」
外でサイレンの音が鳴っている。
('A`)「甲子園の始まりだー!」
野球部でもないドクオがそうやって駈け出した。
ドクオの手にあるろうそくの炎がグラグラと大きく揺れてギィギィとまた少し床がなった。
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('A`)「うーん、何処だー?」
走ったかと思えば歩いたりキョロキョロしたりその場でじっとしたりしてドクオは進んでいく。
('A`)「明日から工事が始まるって言ってたからな」
……工事?
('A`)「ここは壊されちまうんだよ、実を言うともう見るのも嫌なんだ」
言いながら天井を見上げるドクオ。
そうなんだぁ
('A`)「だからさ、ちょっと忘れ物を回収しに参ったわけよ」
ガタッ
-
+++++++++++++++++++
(;'A`)「ショボン! ショボン!」
( ゚д゚;)「君!離れて!煙吸っちゃうから!」
(;'A`)「友達がいるんです!ショボンが!家の中に!助けて下さい!助けて!」
( ゚д゚ )「…私達の仲間が助けに行っている、安心しなさい」
(;'A`)「っあ…‥ボンぁう」
-
+++++++++++++++
J( 'ー`)し「来てくれてありがとうね、ドクオちゃん」
(A)「俺が…俺のせいです、おじさん、おばさん。俺、煙がいっぱいで、わけわかんなくなっちゃって、それで」
(`;ω;´)「あの野郎、タバコなんて…」
J( 'ー`)し「幸い身体は綺麗だったの…顔、見てあげてくれない?」
(A)「ショボン…教科書見せてくれる奴いなくなっちまって、困ってんだよ」
(A)「先生もさ、俺が忘れ物しても何も言わねぇの」
(A)「怒れよとか、思うんだけどさぁ」
(A)「あと俺、お前んちに携帯忘れてた…そのうち返して貰いに行くからな」
-
('A`) ピピッ
('A`)白 パカッ
13/8/16/04:50
差出人 ショボン
sub
待ってる
-
+++++++++++++++
(;^ω^)「え? 肝試し?」
('A`)「そ、発案者は俺です」
(; ^ω^)「言われずともわかるわ!」
('A`)「開催期間は今日、集合場所は…」
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(; ^ω^)「ドクオ!何処行ったお!」
内藤が辺りを必死に見回している。
灯りの役目のドクオがいなくなったのだ、うろたえて暗闇の中で一人、狼狽している。
僕もそうだった、熱くてさ、凄く怖いんだ。
でも煙が入ってきてからは一瞬だった。
(;^ω^)「人んちに無断で入るからこうなるんだお…」
遠慮しなくてももう誰も住んでないから大丈夫なのにね。
( ^ω^)「…なんか焦げ臭いお」
( ゚ω゜)「」
-
16日の4時頃AA県VIP市の家屋から火が出ているのを近所の住人が見つけ通報した。
火災はすぐに消し止められたが家の中から近所のVIP高校ニ年生の鬱田ドクオ君(17)が遺体で見つかった。
家屋は当時誰も住んでおらず欝田君は友達と肝試しに来て突然いなくなったという。
消防は欝田君が灯りにしていたろうそくが出火原因と見て一緒にいた少年に話を聞いている。
出火した家屋は一年前にも火事が起きていてその際も少年が一人亡くなっている事から警察は関連を調べている。
+++++++++++++++
-
+++++++++++++++
( ^ω^)「去年ドクオから来たのと同じメール…」
( ^ω^)「きっと嫌がらせだお…」
( ^ω^)白 ピッ
14/8/16/04:50
差出人 欝田ドクオ
sub肝試ししようぜ
日曜日ショボンの家で肝試ししようぜ
玄関に迎えに行くから
ろうそくとか用意しとけ
火曜は皆で
えいがでも見に行こうぜ
恋愛物とかツン見たがってたし
内藤は火曜空いてる?
クーとか良ければ誘っておいてよ
夏だしもしかして俺にもチャンスあ
るかもしれん、頼む内藤!
( ^ω^)白 ピッ
-
ξ゚⊿゚)ξ「ねぇねぇ、ここってショボンの家でしょ?」
( ^ω^)「…」
ξ゚⊿゚)ξ「火事あったの…二年前だよね」
( ^ω^)「会いに行くお、僕の友達に」
ろうそくを持って
-
(
)
i フッ
|_|
二十九本目おしまい
-
おつおつ
ドクオのメール…!!
-
乙
もうすぐ30か…
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三十本目、頂きます
.,、
(i,)
|_|
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( ´_ゝ`)「死にたい死にたい…」
あまりにストレート、 そして過激な台詞を吐く、 それは俺の影だ。
(´<_` )「うるさいな、黙れ」
( ´_ゝ`)「死にたい死にたい…」
悪霊か何かでもついているのかも知れない。
1ヶ月前からこんな調子だといい加減ムカついてくる。
仕方ない、明日は仕事を休んでお祓いでもしてもらおう。
( ´_ゝ`)「死にたい死にたい…」
まだいってやがる。
もうほっといて寝よう。
-
可哀想な彼のようです
.
*
-
有名な霊媒師なる者の所へやってきたのは良いものの、
川д川「…あなたは残念ながら『あなた』に憑かれています」
バカな事をいいだしやがった。
(´<_` ;)「はぁ?何をいっているんだ」
川;д川「嘘だと思うでしょう、私もこんなケースは初めてで す」
ダメだな、こいつ。
(´<_` )「もう良いですよ、帰ります」
川д川「…あなたは消えます、何故ならあなたは『あなた』で はないのだから」
霊媒師なんてあてにした俺が馬鹿だった。
-
次の日、同僚に昨日の話をした。
(´<_` )「な、馬鹿げてるだろ?」
('A`)「…いや、あながち霊媒師の話は正しいかもな」
同僚は笑いながら言う。
(´<_` ;)「は!?」
こいつ、頭がどうかしてるんじゃないか?
('A`)「だって、お前変わったもん」
(´<_` )「何もかわってないだろ?」
('A`)「いやぁ、変わったよ」
意味がわからん、もういいや。話してる時間が無駄だ。
(´<_` )「…わりぃ、まだ仕事残ってたわ。 又明日な」
もういい。 話を切り上げてしまおう。
('A`)「そうか、また明日な」
ったく、どいつもこいつも…
-
( ´_ゝ`)「死にたい死にたい…」
家に帰ると影の声がいつもより家のなかに響いた。
声が日に日に大きくなってきているようだった。
(´<_` #)「うっせぇな、死にたきゃ勝手に死ねばいいだろう!」
怒鳴る俺、なんて近所迷惑な行為だろう。
( ´_ゝ`)「…できないんだ。」
初めて影が死にたい以外でしゃべった。
(´<_` )「なんで死ねないんだよ」
( ´_ゝ`)「…キミが止めるからだ」
はぁ? ふざけるな、止めた覚えなんかない。
(´<_` )「何をバカな事を」
-
( ´_ゝ`)「止めたんだ、キミは。 キミはボクと違ってたから」
意味がわからない、しかし話をやめることはできない。
何故なら気になるからだ。
(´<_` )「どういう意味だ?」
( ´_ゝ`)「1ヶ月前、キミはボクが死のうとしたのを止めたんだ」
1ヶ月前と言えば、ちょうど影の声が聞こえるようになったぐらいのときだ。
(´<_` )「そんな記憶はないのだが」
( ´_ゝ`)「…」
急に無言になる影。
-
(´<_` )「…何故、死にたくても死ねないんだ?」
話を元に戻してみた。
( ´_ゝ`)「…キミが止めるからだといってるだろう」
(´<_` )「じゃあ、止めないから死ねばいいじゃないか」
次の瞬間、見えたのは下からの眺めで見る俺だった。
そう、俺は『影』になっていた。
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(´<_` ;)「なんだこれ!」
俺は叫んだ。
( ´_ゝ`)「今度は止めないんだろ?」
影だった俺が笑いながら続けて言う。
( ´_ゝ`)「いつからだったかな、キミが喋りかけてくるようになったのは。
キミは何時もボクが死のうとするたび止めてくれたね。ボクはキミだけは、ボクを救ってくれるんだと思ってたんだ」
笑いながら息継ぎもせず、奴は言う。
( ´_ゝ`)「1ヶ月前、遂にボクも本当に死のうとした。その時キミは言ったよね」
1ヶ月前、俺は何を…?
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( ´_ゝ`)「『やめろ!俺は生きたいんだ!!』って…」
奴は笑いをやめた。
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( ´_ゝ`)「次の瞬間、キミとボクは入れ替わってた。 ボクは今までの人生の中で一番ショックだったよ。所詮キミも自分の欲望のためだけにボクを助けてたんだとおもうと。
ボクは裏切られたんだ」
何もかもを全て思い出した。
そうだ、本来は俺がコイツの影だったのだ。
( ´_ゝ`)「ここは二十階だね、ここから落ちたらさぞかし痛いだろうね」
…遂に俺も死ぬらしいな。
( ´_ゝ`)「裏切ったキミを道連れに、ボクは死ぬよ」
(´<_` )「…裏切ったんじゃないんだ。ただ、俺はお前の影として生きていきたかったんだ 」
( ´_ゝ`)「最後の言葉まで、嘘をつくのかい?」
嘘なんかじゃない、嘘なんかじゃないんだ。
( ´_ゝ`)「まぁいいや、どうあがいても君は道連れなんだから」
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二十階から飛び降りた彼、彼はもちろん死んだ。
それは彼の望み道理に終わった。
死ぬ事しか望んでいなかった可哀想な彼。
可哀想な彼のお葬式、
それはささやかなお葬式、
何故か霊媒師もきていたが…
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そんなささやかなお葬式に来ていた同僚は、霊媒師に声をかけた。
('A`)「あいつは…どうなったんですかね」
川д川「あの体の持ち主は勿論死にました」
('A`)「いや、そうじゃなくて」
同僚は言う。
('A`)「死ぬ前のアイツですよ」
川д川「あぁ、あの方の体を乗っ取っていたあの方の影ですね」
('A`)「そうそう! 面白い奴だった、『アイツ』自体は全くもってつまらないし変な奴だったから葬式に来るの悩んだけど…。
影の方は面白いし良い奴だったから葬式に来たんですよ」
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彼の同僚は、 「惜しい奴を失った」 と泣いていた。
霊媒師は死んだ彼の写真を見ながら
川;д;川(なんて可哀想な方なんだろう)
と涙した。
誰も彼の死を悼むことはなく、
誰も彼も悼むのは彼の『影』の死だったのだから
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三十本目、お終い
(
)
i フッ
|_|
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三十一本目は俺がもらう!
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――ある日の夜。
('A`)「…………………」
(´・ω・`)「スー、スー」
('A`)「……ショボンは静かでよろしいよ」
('A`)「…………………」
( ^ω^)「ぐおぉ〜すぴぃ〜ごっ、がァ〜」
('A`)「こいついびきうるせえし、寝顔きめえwwwwwww」
('A`)「……折角岩手まで遊びに来たのになんてざまなんだ」
時刻は午前二時半。
俺とブーンとショボンは高校一年の夏休みに旅館で温泉に入っていたら、ブーンがはしゃぎすぎて滑り、頭を打ち、ノックアウト。今まででショボンとジュースを飲んだり、布団に寝転がっていたらショボンは寝てしまいこんな時間になっていた。
('A`)「とりあえず、歯磨きでもしてこようかな」
.
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.,、
(i,)
|_|
('A`)座敷童子と遭遇したようです
(*゚∀゚)
.
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('A`)シャコシャコ
('A`)「そういえば、午前2時の合わせ鏡はなんか幽霊出るとか言ってたな…………大丈夫だよな」
('〜`)ガラガラ
('3-`)ペッ
('A`)「歯磨きでもしたし、もう寝ようかな……」
('A`)
(;'A`)「ちょっと待ってよね、ほんとにお化けなんていないよね?なんで鏡に着物っつうか、浴衣みたいな女の子がいるんだ……」
(* ∀ )
(;'A`)「嘘だよな、嘘だと言ってくれよ」
(* ∀ )「ウーラーメーシーヤー……」
(*゚∀゚)「うがあああああああ!!!!」
(’A’)「あばばばばばばばばばばばば」バタッ
(*゚∀゚)「アヒャ、引っかかったーwwwwwww怖かった?wwww………あれ?やり過ぎたかな?おーい!起きろー!うぉーーーーい!」
( ^ω^)「ごっ、ぶっ!、がぉー、おならくせーお………」
.
-
――午前四時ぐらい
('A`)「…………あれ?俺いつの間にか寝てたのか?」
なんだろう、この後頭部にある柔らかくて、鼻をくすぐるシャンプーの香りは…………。
(*゚∀゚)「アヒャ、やっと起きたか?」
('A`)
('A`)「…………あぁ、これは欝の末期症状なんだ。自殺しないと、けどここでは迷惑だから、遭難ってことで死んだってことにしといた方が、あ、後遺書も……」
(;*゚∀゚)「いや?ちがうよ?ちがうかんね?私はね座敷童子だよ!あの妖怪!」
('A`)「え?まじで?信じられねえ」
(*゚∀゚)「アヒャ、まじだぞ!」
座敷童子。
妖怪であり、おかっぱで5歳ぐらいの子と聞いたことがあるが、だが現実は違うのかな?
(*゚∀゚)
あの子は髪型はオレンジ色のショートカット、やや幼さを残した顔に、身長は140cmこえてるだろうか?まあ小さいにはかわりないか……けど、スタイルはほんとにいいと思う。
(*゚∀゚)「なにじろじろ見てんだよ」
('A`)「ヒィ!ごめんなさい!」
けど、結構暴力的な女だなと思う。
.
-
('A`)「で?どうしたんだ?座敷童子さんよ?」
(*゚∀゚)「アヒャ、実はなお願いがあってな……」
('A`)(マンドクセ……)「……なんだ?聞いてやるよ?」
(*゚∀゚)「……2時間私の愚痴を聞いて欲しいんだ」
('A`)「そんぐらいの事かよwww別にいいぞ!ジュース飲むか?」
(*゚∀゚)「カルピスでお願い!」
.
-
(*゚∀゚)「でさー!そいつが全然怖がんなくてさ!」
('∀`)「wwwwwwwまじで!俺はお前に驚かされたけどな(笑)」
(*゚∀゚)「素直に私怖いって言えよ!」
実際に妖怪さんとこう喋ってるって事が恐ろしいです。
普通にジュース飲むんだな。
座敷童子もいろいろ大変そうだ。
5歳から15歳の人がまで旅館やあちこち行って、縁起物と勝手にされて都合よく旅館使われて、客を驚かしても縁起物として扱われてるから、そのことばかり言われてなにも触れられないとか普通の妖怪は怖いのにどうしてわたし達はとかとにかく愚痴ばかり聞いた。
俺もブーンのことを愚痴ったらものすごく笑ってくれた。
笑顔可愛かったな……。
ちなみにこんなに喋りたいと思ったのは俺とかだってよ!
へへっ!羨ましいだろ!
(*゚∀゚)「あ、もうこんな時間か……」
気がつけばもう6時まで後15分前だった。
.
-
(*゚∀゚)「ドクオ、私ね今日をもってねこの座敷童子って妖怪をね引退するんだ」
('∀`)「お!よかったな!これからゆっくりできるじゃん!」
(*゚∀゚)「……でね、後一年したらね私人間になれるの」
('∀`)「おぉ!まじか!wwwwwww俺嬉しいぜ!」
(*゚∀゚)「けどね……私不安なんだ」
('∀`)「なにがだ?」
(*;∀;)「……私上手くやっていけるかな………けどね、それよりね、1年後にドクオとあってね私の事忘れてないかなって思って………」
('A`)「人間はな俺みたいなやつに優しくしてくれるいい奴らばかりだよ!けどな!俺が座敷童子の事を忘れるはず無いだろ!」
(*;∀;)「けど、忘れたられたときは私は一人ぼっちだよ!どうすればいいの?ねぇ!どうしたらいいのよ!!」
その時、口が勝手に動いた
.
-
(#'A`)「俺はお前が好きだから忘れるはずねえ!」
(*つ∀;)「…………え?」
あ、やべ!
言ってしまった!
('A`)「驚かされた時は暴力的な人かなとか思っちゃったけど、愚痴とか聞いてると次第に座敷童子に惹かれていった!もう振ってもいい!振ったら友達でいましょとかいってくれるだろ!?」
もう振られてしまえ……。
(* ∀ )
(* ∀ )ププッ
(*゚∀゚)「アヒャヒャヒャヒャwwwwwww笑いすぎてお腹痛いwwwwwww」
(#'A`)「……なんだよ!」
(*゚∀゚)「…………ありがと、どっくん元気もらった。告白の返事はね…………」
('A`)「あ、ああ……」
(*゚∀゚)「私の事、覚えてくれてたら返事してあげる!」
.
-
(#'A`)「なんだよ!その上から目線!後どっくんってなんだよ!」
(*゚∀゚)「アヒャヒャヒャヒャwwwwwwwやっぱりどっくん面白いwwww」
(*'A`)「……もういいわ」
正直、笑顔が可愛すぎて見とれてしまった。
(*゚∀゚)「……じゃあまたね!」
('A`)「あ、目をちょっと待って」
(*-∀-)「ん?なになに?」
俺は、バックの中になぜ持っているのかがわからないひまわりの花を取り出し、彼女の右の頭に付け、デコピンした。
(*-∀-)「あでっ!」
('A`)「目を開けていいよ」
(*゚∀゚)「……なにがあったの?w」
('A`)「まあいいから速くしないと6時過ぎるぞ!」
(*゚∀゚)「アヒャ!そうだった!」
さあ、来年。
君に会えることを僕は祈っている。
.
-
(*゚∀゚)「どっくん!」
('A`)「ん?」
(*゚∀゚)「ありがと!また来年ね?」
('∀`)「おう!」
最後に見せた笑顔は尋常じゃないほど可愛かったな。
.
-
('A`)「さあ寝るか……」
( ^ω^)「どっくん……」
('A`)
(* ^ω^)ポッ
(;´・ω・`)「おはよう、みん……てっ、なにやってるのドクオ!」
(; ^ω^)「………むごむご!ドクオ悪かったお!許してお!見ちゃってごめん!頼むからどっから持ってきたかわかんないフライパンしまえおおおおおお!」
(#'A`)「離してよショボン!このバカの脳みそを引きずり出してやるんだ!」
(;´・ω・`)「だめたよ!ふらはよくない!!」
(#'A`)「ちくしょおおおおお!」
こうして、高校一年の不思議というかこれからも続くであろうという体験が終わった。
.
-
――高校二年、一学期の終業式の朝のSHR前。
俺は、クラスメイト達と夏休みの計画をたてていた。
( ゚∀゚)o彡°「おっぱい!おっぱい!」
(# ^ω^)「ブーンは貧乳教だお!だからジョルジュ!悔しいがここで対立だお!」
(# ´∀`)「そうだモナ!ちっぱいことはいいことだモナ!あ!ジョルジュいい加減僕のAVコレクション返せモナ!」
(´・ω・`)「お前ら、静かにしねえと掘るぞ」
( ^ω^)
(´・ω・`)
( ´∀`)
(,,^Д^)「ギコハハハ、今日も賑やかだな!夏休みが待ちどうしいぜ!」
('A`)「あぁ……そうだな」
(,,゚Д゚)「おい!元気ねえぞゴラァ!後4時間授業頑張ればカラオケなんだから頑張るぞ!」
('∀`)「あぁ!そうだな!」
.
-
(´・ω・`)「ドクオ!」
('A`)「なんだ?ショボン?」
(´・ω・`)「あれから一年経とうとしてるけど、あの子と会えなかったからどうするつもりかい?」
('A`)「あーそうだな、俺は会いにいくぜ、あの旅館まで!お前もブーンも強制だからな」
(´・ω・`)「やれやれ、人使いが荒いよwわかった、楽しみにしてる」
ショボンと会話していたら
N| "゚'` {"゚`lリ 「今から席を着かなかったら俺にケツ穴をよこせ」
先生が入ってきた。
.
-
N| "゚'` {"゚`lリ「こんな時期だが、今から転校生を紹介する、正直すげー美人だと思った。この俺が認める。お前ら襲うなよ。おっと!俺は生徒でもノンケでも構わないさ」
そして、男生徒は盛り上がる。
まさか、まさかな。
座敷童子の予感がするのは気のせいだよな。
N| "゚'` {"゚`lリ「つーさん、入っておいで」
俺が見えたのは、まだ幼さが残った顔、オレンジ色がなびくショートカット、ちょっと背が伸びたが小さい。
――そして、俺があげたひまわりの花
そんなそんな……
('A`)「座敷童子じゃねえか!」
俺はあまりの驚きを隠せずに立ってしまった。
(; ^ω^)「どっ、ドクオー!」(;´・ω・`)
二人は小声で俺を呼び、前後ろから俺が立とうとしている所を押さえつけると言うか叩いてくる。
( つω;)「よかったお…ほんとによかったお…!」
(´;ω;`)「ほんとによかったね…!」
(;A;)「お前ら、グズッ」
N| "゚'` {"゚`lリ「では、自己紹介だ。内藤、ショボン、ドクオは後でトイレに来い!何回も行ってるだろ?俺はノン(ry」
そんなことはどうでも良かった。
はやく!はやく座敷童子と喋りたい!
.
-
(*゚∀゚)「つーです!後一年半しかないですけどよろしくお願いします!」
この声は座敷童子の声だった。
もう胸がはちきれそうなんだ!
早くしてくれ!
(*゚∀゚)「…あの?どくおくんの席の隣空いてますか……?」
N| "゚'` {"゚`lリ「ああ!空いてるさ。今日からドクオの席で勉強することになった!ドクオよろしく頼むぞ!」
男子生徒からブーイングが聞こえる。
(# ´Д`)「おい!お前!なんでこんなろり娘と!ハァハァ」
モナーが興奮しすぎてダメになったみたいだ。
.
-
N| "゚'` {"゚`lリ「じゃあ1時間目は俺が担当する現代文だ。まずはくそみそテクニックの3Pを…失礼、P23を開いてくれ」
('A`)(今授業中だから喋れないから机に書こう)
俺は
『よ!座敷童子!どうだったか?一年の休養?』と書いた。
(*゚∀゚)φカキカキ
『どっくん、もう私はつーて名前あるんだからそう読んでよ!……後、ひまわりの花ありがと?私似合ってるかな?』
('A`)φカキカキ
『どっくんいうなwwwめっちゃ似合ってるよ。そうだな!つーお疲れ!これからもよろしく!』
(*゚∀゚)
(*-∀-)
(*-∀-)φカキカキ
('A`)「〜〜〜〜♪」
(*゚∀゚)「ねぇねぇ!」
('A`)「おま!阿部先生の授業…あ……」
つーは幼さ残る顔で最高の笑顔を見せながら僕の机に書いた最高のメッセージを見せた――
,
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――『どっくん!だーーーい好き!』
ってね!
.
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三十一本目、お終い
(
)
i フッ
|_|
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みんな乙!
ようやく参加できる!
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今日と明日で70本近くか、
作品投下の混雑が予想されるな
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