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lw´‐ _‐ノv ブーン系小説&イラスト練習総合案内所のようです
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lw´‐ _‐ノv ここはブーン系小説&イラスト練習総合案内所
lw´‐ _‐ノv 今回のテンプレ担当は私!シューちゃんこと素直シュールがお送りしまーす♪
lw´‐ _‐ノv
初めての方や馴染みのない方は以下のブーン系wiki、テンプレ等をよく読んで
ご理解とご協力をお願いします
・総合スレにおける最低限のルール、マナー
・よくあるQ&A
・荒らしについて
・進行中の企画・創作板の特殊スレ一覧
・AAテンプレ一覧
ブーン系wiki
http://www43.atwiki.jp/boonkei/
ttp://boonkei.wiki.fc2.com/
↑が見れない、AAがコピー出来ない方の為の予備サイト
ttp://boonkei.web.fc2.com/top.html
ttp://boonkei.m.web.fc2.com/top.html(携帯用)
兄弟スレ
( ^ω^)ブーン系小説シベリア図書館のようです★51
http://toro.2ch.net/test/read.cgi/siberia/1391693128/
前スレ
(*゚ー゚)ブーン系小説&イラスト練習総合案内所のようです
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/internet/13029/1393818316/
( ^ω^)ブーン系小説板のようです(旧避難所、スレ立て上限に達した)
ttp://jbbs.livedoor.jp/sports/37256/
( ^ω^) ブーン系小説板2のようです
http://jbbs.livedoor.jp/internet/16305/
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支援
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(´・ω・`) ブルーシールド!
ちゅどーん
(´・ω・`) なにやってるの。
(;・∀・) ありがとうブルー、助かったよ。
(*;ー;) ひっく…どうせ私は影が薄いよ…ひっく…。
(´・ω・`) ちゃんと謝りなよ。
(;・∀・) わかってるって。
(*;ー;) 仕舞いには仲間にも忘れられるって…はは、何で私ここにいるんだろ…。
(;・∀・) (その言葉重すぎだろ!)
( ゚∀゚) ちょいとレッドさんよ。
(・∀・;) なに?今ボクは黄泉の地へ旅立とうとしてるんだけど。
(;゚∀゚) お前ラスボスとでも戦う感じ!?
( ゚∀゚) あのな、実はな………。
(・∀・ ) ………!
ξ゚⊿゚)ξ ピンク、顔を上げなさい。
(*;ー;) …イエロー?
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ξ゚⊿゚)ξ 確かにあなたは、影が薄いとか、ある種のステルス能力だとか、気付いたらもう一人いた、なんて言われる事があるわ。
(*;ー;) う…。
ξ゚⊿゚)ξ 何か服の色もピンクっていうか白に近いし、たまに太陽光と混ざって更に存在が感じられなくなるし…。
(*;ー;) や、やっぱりそうなんだ…う、うえええええん。
(;・∀・) 何アンタ更に泣かしてるの!?
ξ゚⊿゚)ξ でもね、それはあなたが影でみんなを支えてることに他ならないのよ。
(*;ー;) …え?
ξ゚⊿゚)ξ 例えばあの時の戦闘だって、あなたは隊を救ったじゃない。ほら、いつだったかしら。
ξ゚⊿゚)ξ えーと今年?いえ、去年だったかな、あの、敵が幹部の…いえ雑魚敵だったかしら?うーん…。
ξ゚⊿゚)ξ まあ役立ったわけよ。
( ゚∀゚) おい。
-
(´・ω・`) 僕やピンクの能力は、先頭にたって活躍しにくいタイプだしね。
ξ゚⊿゚)ξ そう、あなたたちが得られる成果は、今私たちが生きているってことなのよ。
(*゚ー゚) …!
( ゚∀゚) (イエローがすげぇいいこと言ってる。頭ぶったのかな)
(;´_ゝ`) おいお前ら、持ってきたぞ。
(・∀・ ) すまない、 ありがとうパープル。
( ・∀・) …ピンク。
(*゚ー゚) …なに?
( ・∀・) これを。
(*゚ー゚) これは…ケーキ?
( ゚∀゚) 今日はさ、お前の入隊五周年目になる日だろ?
(*゚ー゚) え?
( ・∀・) ピンク、すまなかった。ついこのプレゼントのことで頭がいっぱいになってしまって、食事の事を失念しまっていた。
( ゚∀゚) (よく言うぜ。俺が言うまで知らなかったくせに)
(;´_ゝ`) (ったく、こんなことのために戦闘機出させんなっつーの)
(;・∀・)(なんでケーキこんなにでかいの!?腕キツイんだけど!)
(´・ω・`)(また無駄な経費が…)
ξ*゚⊿゚)ξ(←決め台詞っぽく言えたことで優越感に浸っている)
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( ・∀・) …もし、よければ、これからも隊の『ピンク』として尽力していってほしい。これは、その印だ。
(*゚ー゚) …ありがとう、凄く嬉しい!
( ・∀・) そ、それはよかった!ははは、はは!
(*゚ー゚) でも、でもね、レッド。ううん、もちろん嬉しいんだけど…。
( ・∀・) どうした?
(*゚ー゚) 先月なの。
( ・∀・) ん?
(*゚ー゚) 先月が、私の入隊記念日。
( ・∀・)
( ・∀・)
(・∀・ )
(;゚∀゚) あれ?
(´・ω・`) あれ、ってあんた。
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(;゚∀゚) うっ…、で、でもよ!誰かしら気付けよそこ!
(´・ω・`) 正直、入隊記念日なんて自分のも覚えてないよ。
(;´_ゝ`) (俺が頑張った意味って…)
( ・∀・) (もうだめかもわからんね)
ξ;゚⊿゚)ξ あー、えっと、これはその…。
(*゚ー゚) …ううん、いいのイエロー。
ξ;゚⊿゚)ξ え?
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(*゚ー゚) 私、今まで思い上がってた。みんなの為にじゃなく、自分が目立つために、力を奮ってたんだね。
(*゚ー゚) でもそうじゃない。縁の下の力だって必要なんだ、って気付いたの。もちろんそれは目立たないことだし、私は今まで通り影のまんまかもしれないけど…。
(*。^ー^) それでも、影としてみんなを、そして世界を支えていくよ!
ξ゚⊿゚)ξ (あっちゃー、この子絶対無理してるわ)
(´・ω・`) なにこの罪悪感。
( ・∀・) むしろ回し蹴りされた方がよかった。
( ゚∀゚) いやー、これにて大団円!
( ´_ゝ`) どこがだ。
( 。ФωФ) いや、これを絆と呼ばずなんと呼ぶ!なあ、お前たち!
( ∵)( ∵)( ∵) イー!!
(;´・ω・`) な、なななっ!?
(;´_ゝ`) か、怪人ロマネスク!!
(;・∀・) 悪の統括がなぜここに!?
ξ;゚⊿゚)ξ ちょっと!私武器なんて持ってないわよ!?
(#゚∀゚) クソッ、俺が時間を稼ぐ!その隙にお前ら…!
( ФωФ) あー、大丈夫大丈夫。わしらバカンスだから。
( ∵)( ∵)( ∵) イー!!
(#゚∀゚) どこの悪の組織がバカンスなんかすんだよ!
( ФωФ) 戦隊のバカンスも聞いたことないわい。
-
(*゚ー゚) …じゃあ!せっかくだしみんなでこのケーキ食べましょ!五人じゃ多いし!
(;・∀・) な、なにを馬鹿なことを…!
( ФωФ) うむ、さすがにこれ以上馴れ合う訳には…。
( ∵)( ∵)( ∵) イー!!
(;ФωФ) あ、ちょっと、イーってお前ら!こら!勝手に動くな!
(*゚ー゚) はいはーい、一切れずつだよー。
( ゚∀゚) あっ、おいお前!そのイチゴは俺んだぞ!
( ∵) イー!
(;・∀・) ああ、もう!敵と何やってんだよ!
ξ゚〜゚)ξ いけるわねーこのケーキ。
( ´_ゝ`) 俺が選んだだけはあるな。
( ∵) イー♪
( ФωФ) みんなー…わしの言うこと聞いてー…。
( ・∀・) もはや手に負えん…。
(´・ω・`) 哀愁漂ってるね。
川 ゚ -゚) 総統、キャンプファイアーの準備が整い…。
川;゚ -゚) って、貴様らは!!なぜここに!?
( ・∀・) …やあ、参謀長のクーだっけか。
川#゚ -゚) おのれ、総統の野望を邪魔立てするだけでなく、我らのバカンスまで妨げるか!
( ・∀・) いや、それこっちのセリフ。
川;゚ -゚) …!?どういうことでしょうか、総統。
( ФωФ) うん、まあ、ワシもこんなんでもいいかなーって思ってきたのよ。
(´・ω・`) リーダーって大変だね。
-
( ∵) いやーしかし、前々回の戦闘は燃えたッスね!
( ゚∀゚) あー、あれは鳥肌モンだった!緊張したな!
ξ゚⊿゚)ξ あなたが特攻しなけりゃ、その緊張もなかったんじゃない?
(;゚∀゚) う、うるせぇよ!
ξ゚⊿゚)ξ というか…。
( ∵) ?
ξ゚⊿゚)ξ あなたたち、喋れたのね。
( ∵) そりゃあうちらも人間ですし。
( ´_ゝ`) ほー、この光線銃、こうなってたのか。うまいこと作るもんだ。
( ∵) ま、所詮量産品ッスよ。
( ´_ゝ`) 言うて俺たちも変わりないさ。軽コストでやらんと火の車だ。
(´・ω・`) そろそろ買い換えたいところだよね。
( ∵) 戦隊も苦労してるッスね。
(´・ω・`) まーね。
-
( ・∀・)
( ФωФ)
( ・∀・) どうする…?
( ФωФ) どうする、って言ったって…。
( ^Д^) 総統、ここで何を…ってお前らは!
( ゚д゚ ) ほう…バカンスの隙をつき、敵から情報を得ようというのですな。見倣わねばならぬ、なんと抜かりなき御方。
( ФωФ) いや、ワシそこまで卑しくないから。
(#^Д^) ここで会ったが百年目!ぶっつぶしてやる!
( ・∀・) えー、戦うの?もうそんな気分でもないし…。
( ´_ゝ`) お、プギャーじゃん。お前んとこにバーベキューセットある?
(#^Д^) あ!?てめぇらに貸すと思うか!?
( ´_ゝ`) せっかく上質な肉をご馳走しようと思ったんだがなー。
( ^Д^) 是非使ってくれ!
( ・∀・) …幹部が簡単に流されてるけど大丈夫?
( ФωФ) あいつの家貧しいから、無料とか割引とかに弱いんだよ…。
(*゚ー゚) フォルムチェーンジ!
(*∵) うをおおおおお!!
(*∵) あーちっきしょう!もうちょっとで見えるのに!
(*∵) こ、こっちからのアングルならどうだ!
(*゚ー゚) (輝いてる!今わたし、輝いてる!)
(*゚д゚ ) な、なにっ!?見逃したではないか!もう一度だ!
( ・∀・) …こっちは?
( ФωФ) 新たな一面を知った感じ。
(;゚д゚ ) はっ…!私としたことが…!
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ツンがイエローww
-
川 ゚ -゚) 貴様たち!のんびりしている暇はないぞ!キャンプファイアーの時間が迫っている!
( ゚∀゚) おっ!おっしゃーお前ら!派手にキャンプファイアーとしゃれこむぞ!
川#゚ -゚) でしゃばるな!私が用意したのだぞ!
( ∵)( ∵)( ∵) イー!
川#゚ -゚) 答えるな!
( ´_ゝ`) いいバーベキューセットだな、調理のしがいがある。
( ^Д^) だろ!?懸賞で当てたんだ!
ξ゚⊿゚)ξ はい、塩持ってきたわよ。
( ^Д^) …それ砂糖なんだけど。
( ´_ゝ`) やっぱ手伝わなくていいわお前。
(*゚ー゚) 「戦隊だってェ 大変なーぁのー♪」
(*゚д゚ )*∵)*∵) 『しぃちゃーん!!!』
(´・ω・`) ←伴奏
(´・ω・`) なんだこれ。
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ドンチャン イー ワイワイ イー*
( ・∀・)
( ФωФ)
( ・∀・) …怪人ロマネスクよ。
( ФωФ) …なんだ、隊長レッド。
( ・∀・) 休戦を申し出たい。
( ФωФ) ああ、同意である。
( ・∀・) 愚痴を肴に、酒でも飲もうか。
( ФωФ) いいねそれ。
その日、正義と悪が分かりあった、それは平和なバカンスがあったという。
〜終わり〜
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乙です。一番殺伐としたのが敵組織と対峙した時じゃなくしぃが忘れ去られてた時とかwww
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ありがとうございました。
短編が主とはなりますが、今後もいくつか投稿していきたいと思います。
それにしても、投稿するって緊張します。
>>890
金髪設定に因んで、そうしました。
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>>893
あ、本当だ。思いっきり忘れてますね。
まあそれはそれで面白い…か?
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乙
イエローってデブのイメージがあるから
そういう設定なのかとおもた
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ツン、戦隊やめちまえよもう……
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面白かった
これもし連載になっても読むわ
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誤爆といえばVIPにスレ立て用とした時に間違って過疎な他板に建てちゃったことが2回あったな
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おつおつ!
テンポ良くて面白いなwww
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>>896
オノレンジャイが頭によぎりました。
>>897
イエローは真っ先にピンクに慰めの言葉をかけてる辺り、気はきくのですがね。
>>898
ありがとうございます!
連載の予定はありませんが、いくつか短編を重ねたあと、中編作品も書きたいと思ってますのでどうぞ今後ともよろしくです。
>>900
ありがとうございます!
数年暖めてきたブーン小説ですが、腐る前に人前に出せて、しかも反応までもらえて良かったです。
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( ;ω;)……
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ξ゚⊿゚)ξどうしたの、ブーン?
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( ;ω;)花粉症だお
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投下シマーッスェ
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( ・∀・)「ああ待ってくれ聞いてくれ」
( ・∀・)「僕は狂ってなんかいない」
( ・∀・)「おかしいのは君たちのほうだ」
( ・∀・)「僕は何もおかしくない」
( ・∀・)「よく考えてくれ」
( ・∀・)「ああ」
( ・∀・)「そうだな、そうだ、ああ、」
( ・∀・)「ああ、」
-
( ・∀・)「まったく正常な事しか言っていないじゃないか」
( ・∀・)「僕は、本当に、」
川 ゚ -゚)「ああ、そうだな」
( ・∀・)「クーか。クーか?クーならわかってくれるだろう!」
川 ゚ -゚)「一体どうしたんだモラ」
川 ゚ -゚)「そんなに興奮して。君らしくもないぞ」
( ・∀・)「ああ、クー、聞いてくれ」
( ・∀・)「またあいつらが俺の事をおかしいというんだ」
川 ゚ -゚)「そうか」
( ・∀・)「クソ、クソ、なんてこった、あいつらには、」
( ・∀・)「あいつらには知性がないのか」
( ・∀・)「ああ!そうか!あいつらには知性がないのか!」
( ・∀・)「そうか、そうか、そうか、」
-
( ・∀・)「おい、クー、いるんだろう!聞いてくれ!」
川 ゚ -゚)「ああ、ここにいるし聞いてるぞ」
( ・∀・)「そうか、よかった」
( ・∀・)「話の続きだが、俺は、知性なんだ」
( ・∀・)「やつらが、ゾンビなのさ。哲学的ゾンビ」
( ・∀・)「つまり、ああ、悲しい事に、知性がないんだ、俺以外には」
( ・∀・)「俺は、知性なんだ、唯一の」
川 ゚ -゚)「そうか」
( ・∀・)「そうだ、そうだ、ああ」
( ・∀・)「やつらを解剖しても知性は出てこない」
( ・∀・)「君も、ゾンビで」
( ・∀・)「ああ、いや!違う!君はゾンビでない!」
川 ゚ -゚)「そうなのか?」
( ・∀・)「ああ!私が唯一の知性であれば、アレだ、ああ、クソ、」
( ・∀・)「ああ、そうだ、私は知性である、ので、私が知性なのだ」
-
( ・∀・)「ああ、クー!いるんだろう!聞いてくれ!」
川 ゚ -゚)「大丈夫、私はここにいるぞ」
( ・∀・)「つまりな、つまりだ、つまり、俺が知性であり、認識であり、世界であるんだ」
( ・∀・)「俺はウィグナーの友人だ」
( ・∀・)「友人の友人の、友人の、最後だ」
( ・∀・)「私は最初で最後の観測者だ」
( ・∀・)「俺が観測、俺だけが観測できる、つまり、」
( ・∀・)「ああ、つまり、君がゾンビでないことはわかる、観測できるんだ」
川 ゚ -゚)「そうか、うれしいよ」
( ・∀・)「それを、あいつら、俺が観測者だって言うのに、あいつら」
( ・∀・)「ちょっと待て、俺は今なんていった?俺が最後の観察者?唯一の?」
( ・∀・)「ああ、やめよう、悪い癖だ。俺の、考えるのは」
( ・∀・)「考えるのは俺しかできないが、俺が考える必要はないんだ」
( ・∀・)「ああ、そうだろう?クー?」
川 ゚ -゚)「ああ、そのとおりだ」
( ・∀・)「ああ、よかった」
( ・∀・)「君だけなんだ、俺を否定しないのは」
( ・∀・)「そう、君だけなんだ」
( ・∀・)「……」
-
( ^ω^)「巡回の時間だお」
( ・∀・)「ああ、先生、お疲れ様です」
( ^ω^)「モララーさん、気分はどうだお?」
( ・∀・)「先生、私は狂ってない、平気ですよ」
( ^ω^)「おっお、良かったお」
( ・∀・)「でも、でもね先生、やつら、やつら私が狂ってるって言うんですよ」
( ^ω^)「あんまり気にしないことだお」
( ・∀・)「そう、わかってるんですよ、はい、はい」
( ^ω^)「それで、」
( ・∀・)「ああ!そうです!俺こそ唯一の観測者!」
Σ( ^ω^)ビクッ
( ・∀・)「そうです、気にしないのが一番です、はい、知ってます」
(;^ω^)「ま、じゃあまた明日、だお」
( ・∀・)「ああ、はい。また明日」
-
( ・∀・)「聞いてたかい、クー」
( ・∀・)「先生、先生は知性があるのか」
( ・∀・)「なあ、クー」
( ・∀・)「……」
( ・∀・)「そうか、そうか」
( ・∀・)「ああ、そうだな」
( ・∀・)「……」
──────────
──────
───
─
-
ξ゚⊿゚)ξ「モララーさん、どうでしたか?先生」
(;^ω^)「どうもこうも、いつもどおりだったお」
ξ゚⊿゚)ξ「いつもどおり……」
( ^ω^)「お。いつもどおり、だったお」
ξ゚⊿゚)ξ「あの人って、ここに入院する前は普通だったんでしょうか」
( ^ω^)「さあ、わからんお」
( ^ω^)「哲学者ってみんなあんななのかおね」
ξ゚⊿゚)ξ「知りませんよ、そんな事」
( ^ω^)「ま、そうだおね」
-
ξ゚⊿゚)ξ「そういえば先生、あの人の論文読んだ事あります?」
( ^ω^)「モララーさんのかお?ないお」
ξ゚⊿゚)ξ「あの人、観測についてよく書くんですけど、面白いですよ」
( ^ω^)「へー、読める文章かけるんだおね」
ξ゚⊿゚)ξ「確かここに来る前の最後の論文が、結構トンデモ理論で面白いらしくて」
( ^ω^)「そういうの書きそうだおね」
ξ゚⊿゚)ξ「なんでも観測者は思うだけで世界を自由に変えられる、みたいな事らしいですよ」
( ^ω^)「そりゃすごいお」
ξ゚⊿゚)ξ「一回読んでみたいですよね」
(,,゚Д゚)「そうだな、でもその前にやる事があるんじゃないか?」
(;^ω^)「院長先生!すみません!仕事やりますお!仕事大好き!」
ξ゚⊿゚)ξ「はーいわっかりました仕事にもどりまーす」
(,,゚Д゚)「まったく……」
-
─
───
─────
( ・∀・)「クー」
( ・∀・)「……」
( ・∀・)「俺は……」
( ・∀・)「……」
( ・∀・)「なぁ、クー」
( ・∀・)「……」
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お題は
>>723,725,727 哲学的ゾンビ 解剖 ウィグナーの友人
でした
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禁書みたいだな
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ξ゚⊿゚)ξティッシュ、使いなさいよ
つ□
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ああ、リロードしてから書き込むべきだった
投下してくれた人おつ
哲学者がホントに哲学者じみてて驚いた
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乙
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ホラーでじわじわ来るようなのないかな?
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( ∵)沈黙のようです
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http://mesimarja.blog74.fc2.com/blog-entry-2969.html
('A`)ダンス ダンス ウィズ ミーのようです
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( ・∀・)ゴアのようです
( ^ω^)プレイバック、ワンス・モアのようです
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>>922 すげえじわじわ来た
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おお、ありがとう
読んでくるわ
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「アッー!とホーム 黙示録 人狼ゲームやらないか」
http://ahhhh.happygamer.co.jp/
これのナイトウってブーンなのだろうか…と思ってしまったんだけど、どうなんだろ
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口がちょっと金玉っぽい
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FF11のナイトネタだな
内藤とブロントさんがごっちゃになってるけど
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沈黙のようです
なかなか良かった
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GW終わって過疎ってるね(´・ω・`)
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タイトル3ツクダサイ
ヨサソウナノデカクノデ
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爺さん
行く先
崩壊後の世界
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タイトルお題がすでにある作品と被ってるのを危惧して最近お題が出せない
-
タイトルだけでなく書きたくなる話が思いついてしまうから出せないでも出す
川 ゚ -゚)神様のいないにちようです(*゚ー゚)
ノパ⊿゚)マスタード症候群のようです
('3`)きすきるのようです川; ゚ -゚)
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( ^ω^)は世界を音速で駆け抜けるようです
爪'ー`)y‐やる気のないランプの魔人のようです
o川*゚ー゚)oあめ玉ひとつ、のようです
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去年のキンタ祭りで使われなかったお題から拾うのもありだと思う
と、自分のお題が使われなかった俺が言ってみる
-
別に使われた作品でもいいんだぞとなんとか全部使った使ってもらった俺が言ってみる
-
ほんと意味深な厨二お題しか思いつかん
-
( ´_ゝ`)明日は明日の風が吹く、ようです
ハソ ゚−゚リ戦争は女の顔をしていないようですミ*゚∀゚彡
(・∀ ・)女の子じゃないから恥ずかしくないもん!ようです
-
<_プー゚)フ宙ぶらりんのようです
(゚ー゚フソンのようです
/ ゚、。 /は発光するようです
-
( ∵)まるで永遠に終わらない一日のようです
(#・∀・)ONSLOUGHT!のようです(^Д^#)
投下します
-
朝を知らせる鳥の鳴き声が聞こえる。
春といってもまだ暗く、朝日が顔を出し始めたばかりで少し肌寒い。
早朝、とある店の前でガンガンと叩く和服を着た少女はその姿はまるで借金を取り立てる頭にヤのつく言葉を職業にする人のようだ。
近所迷惑甚だしい行為に業を煮やした『たい焼きの―――大義堂』店主が勝手口から出てきて和服の少女を怒鳴りつける。
(#゚Д゚)「ガンガンうるせぇな! こっちはまだ準備中………またお前か」
lw´‐ _‐ノv「よっ」
シャッターを叩いている奴を怒鳴りに来たのに叩いていた奴が店主の知り合いだった。
和服を着た少女が手を挙げて挨拶するのを見て店主は、よっ、じゃねぇよと呆れ、張り上げた声が空しく消えていく。
lw´‐ _‐ノv「値切子、羽根付きたい焼き一つな」
(,,゚Д゚)「誰だよ値切子って、俺は貴楽和子(たからなぎこ)だ。呼ぶならギコだって言っているだろう、いい加減覚えろよシュール」
lw´‐ _‐ノv「や〜い、女みたいな名前のオカマちゃん」
(#゚Д゚)「それは禁句だ! ……ったく誰だこんな名前を付けた奴は………」
忌々しい、とこんな名前を付けた名付け親に恨み節をボヤいている。
その名付け親はギコの目の前に居るのだが、言ってしまってはつまらない。
ギコをからかって遊ぶのは暇を潰すのにはもってこいなのだから。
-
ギコやシュールが知る由はないが、毎日のように繰り広げられるこの遣り取りが近隣の住民の名物になっている。
要は目覚まし代わりである。
(,,゚Д゚)「あのなシュール……、お前今何時だと思ってる? まだ朝だぞ、たい焼きが欲しかったらな営業時間に買いに来いよ」
lw´‐ _‐ノv「どうせ試し焼きしてるんだろう? ちょうどいいじゃないか味見してやるから一つくれ」
(,,゚Д゚)「こっちの話をちゃんと聞いてる? たい焼きが欲しかったら金を払えって言ってるの」
lw´‐ _‐ノv「ケチケチすんなよ貧乏くさい、小さい頃から付き合いだろ」
それよりも勝手口から漂ってくる生地の焼ける香ばしい匂いで、我慢できなくなるんだ。
パリっとした生地の食感と苦味と、生地に詰まってるあんこの甘味をより引き立てる。
熱いお茶と焼きたての羽根付きたい焼きを齧り付いて口いっぱいに頬張る、これを考えるだけで涎が出そうだ。
さっきからギコが何かを喋ってるみたいだが、たい焼きのほうに興味が行っていて耳に入ってこない。
(,,゚Д゚)「大体な……」
lw´‐ _‐ノv「ギコ、たい焼きには、絶対熱いお茶だぞ分かってんな?」
(#゚Д゚)「お・ま・え・は―――」
ギコはシュールに対する日頃の不満を話していたのに、シュールはちっとも聞いていない、 ギコが「聞いてんのか!」と、がなり声を張り上げてもシュールにとっては柳に風だ。
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只でさえ一歩通行になって、会話が噛み合わない、おかげでギコにかかるストレスが天井知らず、握り拳が怒りでプルプルと震える。
シュールの自由奔放さと上からの物言いにギコは頭に血が登っていく、こんなやり取りを続けていくとそのうち血管が切れそうだ。
(,,゚Д゚)「ん?」
lw´‐ _‐ノv
あまりの反応のなさにギコは違和感を覚える。
シュールはこういう時、反応を楽しもうとギコを色々おちょくって煽ろうとするのに、今は直立不動の棒立ちだ。
肩まで届く黒髪のショートヘアが風に揺れ、 色白でかわいらしい幼い顔立ちはあどけなさを感じさせ、 新月の夜空を思わせる黒眼の焦点が合っておらず、桜色の瑞々しい唇はよく見ると口元から涎が垂れていた。
一人町を歩けば、和服美人が町を歩けば人の注目を浴び、大和撫子を思わせる凛とした佇まいは 誰もが敬うその容姿と立ち居振る舞いが人を魅了する。
今のシュールの状態は、はっきり言って台無しである。
よく耳を澄ませば、「たい焼き、たい焼き……」と九官鳥のように繰り返しつぶやく姿はなんか怖い。
怒る気も失せたギコは、九官鳥状態のシュールをどうしたものか考えるギコの耳に聞き馴染の声が聞こえた。
-
(*゚ー゚)「ギコ君遅いよ、何時まで油を……シュールさん?」
(,,゚Д゚)「しぃ、どうしたら良いこれ?」
勝手口から顔だけ出している妻の貴楽椎乃(たからしいな)に、和服の少女をギコは指差す。
そこに突っ立てても往来の邪魔にしかならない判断したしぃは、ギコにシュールを連れて中に入れるように言う。
(,;-Д-)「……ったく、しょうがないな」
棒立ちになっているシュールの襟首を掴み、されるがままギコに店の中へと引きずって行く。
和服を乱暴に引っ張ったりしたら皺になるのだが、ギコからすれば知ったこっちゃないのである。
―――lw´‐ _‐ノvのある一日のようです
***
(,,゚Д゚)「出来たぞ」
ギコがそう言ってシュールに声をかけても、目の前で手を動かしても反応がない。
置物のように座ったまま動かないで、九官鳥状態で座っている素直の頬を札束が入った封筒を叩くように、羽根付きたい焼きの入った紙袋で叩いて、シュールの目の前にたい焼きをかざす。
それで我を取り戻したシュールはギコからたい焼きを引っ手繰って、出来たてホヤホヤのたい焼きを口いっぱいに頬張っている。
舌を火傷しても知らんぞと、ギコの忠告も聞かず、シュールはペロリと一枚平らげていた。
lw´‐ _‐ノv「おかわり、あとお茶」
(,,゚Д゚)「どこまで厚かましいんだお前………」
(*゚ー゚)「シュールさんが欲しがってるんだから作ってあげればいいのに」
-
お盆にお茶とたい焼きを載せて運んできた割烹着姿のしぃは、ギコの狭量の狭さに呆れる。 そうだそうだ、と、シュールとしぃと一緒になって茶々を入れている。
しぃに指摘にされるのは分かるが、シュールに言われる謂れはない。
納得いかねぇと、頭をガシガシ掻きながらギコは焼き場へと向かっていった。
(*^ー^)「素直じゃない人」
シュールの隣に座るしぃは苦笑しながら。
(*゚ー゚)「口ではああ言ってますけどギコ君は本当に感謝してるんですよ。
自分が作ったたい焼きを皆に食べてほしい、一人でも多くの人に行き渡るように数に制限を設けてたい焼きを売っていたんです。
お客さんの一人が『もっと多く売ってくれと』頼んだんですけど、昔気質な人だから、それを突っぱねてお客さんと衝突しちゃったんですよ」
(*゚ー゚)「お客さんと喧嘩したという風聞が広がって大義堂から客足が遠のいても、
シュールさんは何時も通り店に来てたい焼きを持って帰るんですよ。
いよいよ店が立ち行かなくなった時のことです。
店にお客さんが来て『和服美人が何時も食べてるたい焼きの店はここか?』って聞かれた時はどういうことって私たちは頭に疑問符を浮かべましたよ」
(*゚ー゚)「それからです。店が繁盛し出したのは、私たちが路頭に迷わなくてすんだのはシュールさんのお陰です」
ありがとうございます。
と、しぃが感謝を述べてもシュールは隣で羽根付きたい焼きを頬張っていた。
食べ終わって次のたい焼きに手を付けようとする素直はしぃの話を気にも止めずシュールは話す。
-
lw´‐ _‐ノv「単に大義堂のたい焼きが美味しいからじゃないの?」
と、当たり前の事のように言うシュールにしぃは。
(*^ー^)「……そうですね」
と、微笑んだ。
しぃからお礼を言われるとは思っていなかったシュールはむず痒い。
これ以上は恥ずかしかったので、話題を変える。
lw´‐ _‐ノv「ギコはいい嫁さんを貰ったね。器量よし気立てよしときて、おまけに美人ときたもんだ、他の連中はしぃのことほうっておかなかっただろう?」
引く手数多だったんじゃないの? と、シュールはからかうように聞くがしぃは首を横に振るだけ。
(*゚ー゚)「そうですねと、……言いたいんですが私、実は箱入り娘だったんです。
右も左も分からないまま結婚の適齢期を迎えた私は厳格な父に言われるままお見合い会場と家との往復の毎日でした。
嫌気が差した私は、お見合い会場から抜け出した私は案の定迷子にななりました」
流石に泣きはしませんでしたが、と。
(*゚ー゚)「知らない町で一人ぼっちになった私は町を宛もなくさまよって途方に暮れたそんな時です。
ギコ君が声をかけてくれたのは。ギコ君が大丈夫かと、私を気遣うに話してくれたんです。
心細かった私はギコ君が抱きついてました」
(*゚ー゚)「恥ずかしい話、さっきも言った通り私は箱入り娘です。
異性をあまり知らないで育った私は、はっ、は……初めての体験でした。
お見合いの会場までギコ君は私と逸れないように手を繋いでくれました。
男の人が手が大きいことも、心音を聞くと落ち着くということもその時、知りました」
ギコと出会った時のことを思い出したのか、しぃの頬が紅くなっている。よく見れば耳が真っ赤だがそれは言わないでおいた。
(*゚ー゚)「お見合い会場ノ門の前で待っていた父は、私を見つけると何も言わず頬を叩きました。
確かに勝手い居なくなった私が悪いのですが……、それを見ていたギコ君が父に食って掛かって『まず心配するのは娘のことだろ! いきなり叩くなんて何考えてんだ!』って怒鳴ったんです」
(*゚ー゚)「ギコ君と父はその場で喧嘩にしちゃたの、近所の人や会場のスタッフが止めに来るまで続いて、6人がかりでやっと止まったんですよ」
(*゚ー゚)「互いに頭に血が登ってギコ君と父は、とても冷静に話せる状態じゃないので、その日はそのまま解散しました」
ある日大義堂に行った時のことを思い出す。
ギコの顔が妙に腫れていたのはそういうことだったのかと得心するシュール。
-
***
lw´‐ _‐ノv「ギコ、たい焼き……」
(,,゚Д゚)「……」
lw´‐ _‐ノv「たい焼き」
(,,゚Д゚)「……」
たい焼きを取りに来たシュールの声にギコは答えない。
心ここに非ずのようだがシュールには関係ない。
芳しい反応が得られなかったシュールは、なんの躊躇いなく腫れている頬を思いっきり叩いた。
ブン lw´‐ _‐ノv
⊂彡#),゚Д゚)
lw´‐ _‐ノv「こっち見ろ」
何すんだよとギコの反抗的な態度にムカついたので頬にもう一発叩いてやった。
頬を抑え痛みに呻いていたギコのリアクションのほうが面白かったのでそれから何度も腫れている頬にビンタしてやった。
(#)゚Д゚)「痛ってーな、なにしやがんだ!」
lw´‐ _‐ノv「たい焼き」
(#)゚Д゚)「ふざけんな! いいかげ――」
されるがままだったギコはシュールに怒鳴るが後の言葉が続かない。
-
lw´‐ _‐ノv「ギコ?」
(#)゚Д゚)「フガァ(顎外れた……)」
心配そうにギコに声をかけるが、出てくる言葉はどれ一つ言葉になっていなかった。
シュールが叩き過ぎたのが直接の原因かは分からないが、どうやらギコの顎が外れたらしい。
lw*´ _ ノv「プッ、クク……」
(#)゚Д゚)「フガァ、フガァ(ふざけんな笑ってる場合か!)」
lw;*´‐ _‐ノv「あー悪い悪い、とっ、とりあえず病院行こうな」
(#)゚Д゚)「フガァ(頼むわ)」
シュールもまさかギコの顎が外れるとは思ってもいなかった。
流石のシュールも罪悪感を抱く。
喋ることできず、声にならない声を上げるギコを連れて病院に連れて行った。
その日大義堂が臨時休業になったのは言うまでもない。
たい焼きを頬張り、口直しのお茶を飲みながらシュールはそんなこともあったなーと懐かしみ、5つ目のたい焼きを食べながらしぃの話を聞いていた。
(*゚ー゚)「それからです大義堂までたい焼きを買いに行って、ギコ君と話すようなったのは、
そこからも紆余曲折があるんですが……なんで耳を塞いでるんですかシュールさん?」
話が途中からしぃの惚気話になっていたのを皮切りに、そこからは話半分にしか聞いていなかった。
最後の方はもう耳を塞いでいた。
lw;´‐ _‐ノv「甘い物は好きだが甘過ぎるのは駄目だ! 人の惚気話ほど甘ったるくてむず痒いものはない」
-
もういい、もう聞きたくないと首を横に振り、体を掻き毟る素直の意外な一面を垣間見たしぃは可笑しくてたまらなかった。
しぃは純粋な興味からシュールに聞いてみた。
(*゚ー゚)「そういう素直さんこそ、恋愛経験はどうなんですか?」
lw´‐ _‐ノv「そういうものには興味が無いよ。仮にあったとしても残るものは寂しさしかない」
私は嫌だよ。
古いと新しいが同居する再開発地域特有の雰囲気に、もうシュールの記憶に残る景色はもう存在しない。
住み慣れた町、顔馴染みな人達が変わっていくことが、そして忘れていくことが耐えられない。
変わっていく、人も町も残酷なまでに時間の流れを感じさせる。
自分を置いて。
忘れていく。
何れはギコも、しぃだって―――。
lw´ _ ノv「……」
らしくない。
決めたじゃないか、楽しもうと、別れるその瞬間まで思いっきり―――
(;゚ー゚)「シュールさん! どうしたんですか?」
しぃの心配する声にシュールは我に返る。
シュールの知らない表情を見たしぃが戸惑う。
普段とは違う寂しそうな表情はすぐに引っ込められ、普段から見るようなシュールの表情に戻る。
-
テストスレはおまえだったのか
?C
-
lw´‐ _‐ノv「悲しい顔は美人が台無しだぞ」
困惑しているしぃの髪を優しく撫でる。
くすぐったそうにしているしぃは「子供じゃないんですから」と文句を言っても、シュールは聞かず髪を撫でる。
lw´‐ _‐ノv「ギコとは小さい頃からの付き合いで、しぃは私にとって可愛い兄妹みたいなものだよ」
(#゚ー゚)「なんで子供扱いするんですか!」
lw´‐ _‐ノv「私からすれば子供だよ」
(*゚ー゚)「子供体型のシュールさんに言われたくありません」
lw´‐ _‐ノv「それは私がロリってことかな? 心外だな仮にも私はお客様だぞ」
(*゚ー゚)「そういうことを言うのはお金を払ってから言ってください」
lw´‐ _‐ノv「それは手厳しいな……」
しぃに正論にぐぅの音も出ない。
これがギコなら口八丁手八丁で煙に巻けるのに、しぃには不思議な迫力があった。
-
* * *
しぃとの出会いが軽く修羅場だったことや、その時のしぃを見たシュールは背中に冷や汗が止まらなくなるほど怖かったこと。
そのことを話すと顔を赤くして早く忘れてくださいとしぃの慌てようは可愛かった。
あまり話し込んで、これ以上仕事の邪魔をするのは忍びない。
lw´‐ _‐ノv「さて、そろそろお暇しないとな、これ以上は迷惑になる」
(,,゚Д゚)「迷惑と思うならこんな朝早くに押しかけないでくれ、ほれっ、たい焼きだ」
昔話に華をさかせていたしぃとシュールの耳にギコの声が聞こえる。
焼き場から戻ってきたギコからたい焼きがぎっしりと入っている紙袋を手渡されシュールは上機嫌で受け取る。
lw;´‐ _‐ノv「熱っ!」
紙袋からでる熱が予想以上に熱く、熱さに驚いたシュールが紙袋を落としそうになった。
紙袋をお手玉をしているシュールを見たギコはイタズラが成功した子供のように笑う。
熱くない袋の口の部分を摘み、手を冷やすため息を吹きかける。
(,,^Д^)「熱いか? 出来たてほやほやだからな」
気をつけろよ? と、ギコは隠そうともせず笑う。
lw´‐ _‐ノv「まさかギコにしてやられるとはね」
(,,^Д^)「ギコハハハ、おあいこだ。たい焼きを袋一杯に詰めてやったんだから文句言うな」
してやったりのギコに知らない事実を爆弾という形で落としてやろうと、シュールはほくそ笑む。
lw´‐ _‐ノv「まあいいか、ギコとしぃの馴れ初めを聞けたし、たい焼きも無料でたくさん貰えたし、一つ良いことを教えてやろう。ギコの名付け親は私だよ」
-
衝撃の発言に固まるギコを面白そうに眺めるシュールは満足そうに店を出ていった。
事実をなんとか飲み込めたギコは居なくなったシュールの後を追って、和服の後ろ姿に声をかける。
(,;゚Д゚)「じゃあお前は何歳なんだよ?!」
lw´‐ _‐ノv「女に歳を聞くのはマナー違反だよ。そうそう―――」
シュールは振り返る。その和服姿の佇まい位は絵になる。
lw´‐ _‐ノv「たい焼きごちそうさん」
そう言ってシュールは去っていった。
(,,゚Д゚)「……」
ギコは考えていたシュールのことを考えていた。
シュールとは長い付き合いだがあまり彼女のことを知らない。
感情が表に出ないし味の感想も言わない。
作るものとしては感想の一つでも欲しいところだが、たい焼きを頬張りながら歩いているシュールの後ろ姿を見ていたギコは笑う。
(,,゚ー゚)「なるほど体は正直だ」
風に乗って聞こえるシュールの鼻歌混じりの声と軽やかな足取りを見れば誰だって分かる。
lw*´‐ _‐ノv
見えなくなるまで見送ったギコは、しぃに呼ばれ店へと戻っていった。
-
* * *
大義堂をあとにしたシュールはたい焼きを食べながら住宅街を縫うように流れる小川の辺、桜の花びらが舞い散る、桜並木の遊歩道を歩いていた。
最後の一つを口に入れて頬張るシュールは、口直しにお茶をお茶を飲もうと袖に入れてあるはず水筒を探すもなかった。
lw´‐ _‐ノv「水筒忘れた……」
lw´‐ _‐ノv「腹減ったな〜」
さっきまでたい焼きを食べていたのに、もう腹の虫が鳴る。
鳴るお腹を抑えながら、ギコの所で朝飯をご相伴に与っておけばよかったと後悔する。
たい焼きをあれだけ食べておいてギコに朝飯を食わせろと言うのは流石に図々しいとシュールでも思う。
これでも一応常識人だ。
lw´‐ _‐ノv「これは……味噌汁」
漂ってくる匂いの元へ引き寄せられるように向かった先にあったのは二階建てのアパートだった。
lw´‐ _‐ノv「やっぱり味噌汁だ」
この漂ってくる匂いの出処はどこだろう?
二階建てのアパートを見回して匂いの出処を探る。
朝食に和食チョイスする。いい、実に素晴らしい。
どんな人物が作っているのかは興味がない、それよりも炊きたてのご飯と味噌汁を腹一杯食べたい。
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lw´‐ _‐ノv ジュルリ
口の端から涎が一筋垂れる。
人の家に勝手に上がり込んででも和食を食べる。
部屋の住民にとっては気の毒だが、シュールの頭に中にはそれしかない。
それはもう犯罪なのだが、シュールはそれを問題としていない。
シュールは食べ物ことに関すると理性が飛ぶ。
どうやって中に侵入しようかと、考えるシュール。
もう一度言うがシュールはこれでも常識人である。
lw´‐ _‐ノv「さあ、行こうか」
ぐうっ、と鳴くお腹抑えながら、早く美味しい朝飯を食べたい。
朝飯を目指してアパートの敷地をシュールは行く。
アパートへと侵入したシュールは、部屋の住人と一悶着起こすのだがそれは別のお話。
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途中改行をミスったりしましたが、投下は以上です。
たい焼きを食べるシュールも有りじゃないかと思って書いてみました。
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味噌汁と米の行く先が誰か気になる
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乙
誤字ちょっと目立つけど、面白くて良かった!
シュールは一体何者なんだろうか……
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座敷わらしなんじゃね?
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人の家に上がり込んで飯食う辺りぬらりひょんじゃね?
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lw´‐ _‐ノv 「当ててみな、ハワイへ招待するぜ」
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乙
続き読みたくなるなこれ
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昔の感想絵スレって主にどこでまとめられてた?
特に2011年頃
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最近酒グルメ系の作品が増えて、俺の飲酒欲求を煽ってくる
ちくしょう
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青空ホライゾンにまとめてたような気がする
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>>964
2007年〜2011年4月
http://boonkusomiso.suppa.jp/esure.html2011年GW
http://sogomatome.blog104.fc2.com/blog-entry-940.html
2011年10月
http://aozorahorizon.gob.jp/20111010/index.html
ついでに2012年以降
http://adanson.blog.fc2.com/blog-entry-15.html
http://boonrest.web.fc2.com/boonlove/top.htm
http://mzkzboon.blog.fc2.com/blog-entry-362.html
http://mzkzboon.blog.fc2.com/blog-entry-1100.html
http://blog.livedoor.jp/colored_pencil/archives/1907637.html
http://mzkzboon.blog.fc2.com/blog-entry-1096.html
さらに昔の
http://vipmain.sakura.ne.jp/404-top.html
探せばもっとある筈だが力尽きた
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>>967
ごめん上の方ミスった
2007年〜2011年4月
http://boonkusomiso.suppa.jp/esure.html
2011年GW
http://sogomatome.blog104.fc2.com/blog-entry-940.html
こうだな
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>>966-968
うおお、ありがとう!!
調べてくれたのか……すごい助かる
祭りといくつかは青ホラにもあるっぽいな、ほんとありがとう!
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人一人←不敵な笑みを浮かべるカーチャンに見える
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毛量の減った渡辺さんという見方も
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亀だけど
昔の感想スレなら7×にもけっこうあるよ
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AA指定無しでお題ください
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>>973
ドラえもんのしっぽ
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>>973
バトル鉛筆
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>>973
空のペットボトル
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把握
ありがとう
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http://viper.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1399729084/
カオス
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やっぱりやつは面白えな、あの文脈のない文章は最高だ
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