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lw´‐ _‐ノv ブーン系小説&イラスト練習総合案内所のようです
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lw´‐ _‐ノv ここはブーン系小説&イラスト練習総合案内所
lw´‐ _‐ノv 今回のテンプレ担当は私!シューちゃんこと素直シュールがお送りしまーす♪
lw´‐ _‐ノv
初めての方や馴染みのない方は以下のブーン系wiki、テンプレ等をよく読んで
ご理解とご協力をお願いします
・総合スレにおける最低限のルール、マナー
・よくあるQ&A
・荒らしについて
・進行中の企画・創作板の特殊スレ一覧
・AAテンプレ一覧
ブーン系wiki
http://www43.atwiki.jp/boonkei/
ttp://boonkei.wiki.fc2.com/
↑が見れない、AAがコピー出来ない方の為の予備サイト
ttp://boonkei.web.fc2.com/top.html
ttp://boonkei.m.web.fc2.com/top.html(携帯用)
兄弟スレ
( ^ω^)ブーン系小説シベリア図書館のようです★51
http://toro.2ch.net/test/read.cgi/siberia/1391693128/
前スレ
(*゚ー゚)ブーン系小説&イラスト練習総合案内所のようです
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/internet/13029/1393818316/
( ^ω^)ブーン系小説板のようです(旧避難所、スレ立て上限に達した)
ttp://jbbs.livedoor.jp/sports/37256/
( ^ω^) ブーン系小説板2のようです
http://jbbs.livedoor.jp/internet/16305/
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いちおつ
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いちおつー
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いちもつー
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もつ
前スレ>>1000がアルファ以上の超編書くってよ!
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やったね
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テンポ悪い
どうにかせねば
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当然のように、チンポ悪いに見えた
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/⌒\
( )
| | / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
| |< ふざけるな!いったい俺がナニしたってんだ!
(#・∀・) \_________
) (
(__Y_)
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ナニしてたんだろう?
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素直クールを目的語に取るとたまにスピードワゴンが現れて困る
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>>17
ようチンコ
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>>19
川 ゚ -゚)「ふむ。まだまだ甘いな、君は」
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>>17
マララー乙
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単語お題二つください
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>>23
プラモデル
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>>23
エッチング
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>>24->>25
把握
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ビビッときたので書くのでタイトル3つください
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>>27
( ФωФ)荒野のガリンペイロのようです。
ノパ⊿゚)ヒート天使のようです。
川 ゚ -゚)くーにゃんハァハァ日記のようです。
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>>27
へべれけのようです
まんぷくのようです
ひもじいようです
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>>27
('A`)は諦めることを諦めたようです
('A`)がパンドラの箱を作るようです
('A`)ニートは暇なようでスバラシイ
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>>27
(,,^Д^)ジュゴンを飼うようです
<_プー゚)フ絶対に生きるようです\(^o^)/
ノパ?听)な学園は川 ゚ -゚)なようです
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>>27
(,,゚Д゚)の体重がオーバーフローするようです
(゚、゚トソン ちゃんは尻尾マニアのようです
('A`)パンツを食べたいようです
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ありがとう
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なんか描きたいので優しめの絵題ください
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>>34
(*゚ー゚)(*゚∀゚)
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>>35
把握
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昔読んでたけどまだ続いてたとは嬉しい
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いい感じに無気力なキャラが出る作品ってないかな
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>>38
( ??)( ∴)ちっこい村のようです
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>>39
ありがとう
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かっこいいお題くれさい
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>>41
暗器使い
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>>41
ジョーカー
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>>41
光魔法
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>>42-44
把握しますた。㌧クス
あと二つくらい貰えるといいなぁ
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>>41
サイクロン
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>>41 受け継がれる意志
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>>46-47
オーケーオーケー早速書き始めるぜ
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3つくらいお題ください
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>>49
駆け足
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>>49
変換
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>>49
失敗怒涛
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>>49
疾風怒濤
ごめん
52はミスm(_ _)m
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>>50-52
ありがとう〜
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>>53
把握!
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幾つか絵題オナシャス!
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>>56
AA(だれでも)のパソコン前スタイル
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>>56
ハハ ロ -ロ)ハ+こたつ
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>>35
(*゚ー゚)(*゚∀゚)
http://imepic.jp/20140408/585170
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>>59
なにを作ってるのかな、ホットケーキ?
なごやか〜、乙
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>>57 >>58
把握した。ありがとう!
>>59
仲良く料理とはほのぼのしてていいね
それと塗りは色鉛筆かな?
とても優しくて丁寧な塗りだね。特に髪の毛の色味が素敵だ
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>>59
雰囲気がすごく素敵だな、なんかほんわかした
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>>59
ほのぼのし過ぎて浄化されるところだった
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・表情がコロコロ変わる
・ぼやきが多い
・男性
これに合いそうなAAってどんなんでしょう
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>>64
ジョルジュ
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>>64
ドクオかな。意外と表情のバリエーション豊かだし
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( <喜><喜>)
( <怒><怒>)
( <哀><哀>)
( <楽><楽>)
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>>67
お前はサカッテマスで充分表情豊かだろwwww
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>>64
(´・ω・`)
(´^ω^`)
(´゚ω゚`)
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ジョルジュでいくか
ドクオも白目になったりでアクセントはきくけど、ジョルジュのがしっくりくるなぁ
あじゃじゃした
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投下します
>>28の
川 ゚ -゚)くーにゃんハァハァ日記のようです。
で
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黒髪が太陽を反射するそのさまが美しい。
白い弱弱しい肌も庇護欲を掻き立てられる。
冷静に全てを見通すような視線は僕の心臓を射抜く。
('∀`)「くーにゃんくーにゃん!」
愛しいキミよ! こちらを向いてくれ!
これからするのは僕の日記で一番思い出深かった日の話。
川 ゚ -゚)くーにゃんハァハァ日記のようです。
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僕の一日はくーにゃんの家の近くで待ち伏せることから始まる。
('∀`)「くーにゃんまだかなあ!」
犬は僕にほえてくるし、鳥どもは僕にむかって糞を降らせてくる。
でも大丈夫! そんな疲れもくーにゃんをみれば吹っ飛ぶんだ!
| -゚)
今日も家から出てこない。
2階のカーテンの陰から外を眺めている。
僕ではなく、空の鳥たちを見ているみたいだ。
ちくしょう。なんで僕に糞を降らすやつらなんかを。
-
くーにゃんは学校に行かないみたいだ。
そろそろ行かないと遅刻するギリギリまで待ってみたのに。
今日も風邪かな? あ、プリント帰りに持ってってあげよう。
家で寝てるならパジャマ姿見れる可能性あるよね。やったあ!
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
('A`)(くーにゃんがいないとか学校って意味あるの?)
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
( ´∀`)「素直の家にプリント持ってってくれるやついるモナ?」
('∀`)ノ「はーい! 僕が持っていきます!」
( ´∀`)「いつもありがとうモナ」
('∀`)「いえいえ! 至極恐悦に存じます!」
くーにゃん待っててね!
-
lw´‐ _‐ノv「ありがとねいつも」
('∀`)「いえいえ」
lw´‐ _‐ノv「あいつもクラスメートにあわせてやるか」
lw´‐ _‐ノv「チョット待っててね呼んでくる」
くーにゃんにあえるよ!
またお前かとあきれた声で僕に前は語りかけてくれたよね!
僕という存在を認識してくれてとっても嬉しいなありがとうくーにゃん!
くーにゃんくーにゃんくーにゃあああああああああん!
-
川 ゚ -゚)「……ハァ」
ため息を吐く姿も悩ましげでイイね!
川 ゚ -゚)「お前は、」
川 ゚ -゚)「……」
('∀`)「なに?」
川 ゚ -゚)「私にかまって何が楽しいんだ?」
逆に何が楽しくないのか聞きたいぐらいだよ!
('∀`)「そばにいれるだけで幸せだよ!」
心がほっとしてとっても心地いいよ!
-
川 ゚ -゚)「朝、お前毎朝いるだろう」
('∀`)「清々しい朝を共有したいなあって思って!」
川 ゚ -゚)「遅刻ギリギリまで」
('∀`)「ランニングしながら学校に行くのもいい汗かけるよ?」
そういえばくーにゃんの汗なら舐めたい。
恥ずかしそうな顔して『やめてくれ……』とかいいながら顔赤らめてそっぽ向いちゃうんだきっと。
川 ゚ -゚)「毎日プリント届けに来て。お前の家こっちじゃないだろう?」
('∀`)「散歩がてら、ってやつだよ!」
くーにゃんにたまにあえるしね!
-
川 ゚ -゚)「お前も分かっているだろう」
('∀`)「なにが?」
川 ゚ -゚)「お前が気持ち悪いってこと」
川 ゚ -゚)「ストーカーのように毎日毎日」
うわあストレートだね。
でも知ってる。
('∀`)「分かってるよ。でもさ」
くーにゃんは静かで美しくて聡明で、でも。
だからこそ排斥されてしまって。
('∀`)「戻ってきて、欲しいから」
一つだけぽっかり空いた席。
クラスの誰もが無いもののように扱う席。
掃除のときその席を前に運ぶのは僕だし、椅子を下ろすのも僕。
そんなのって、僕は嫌いだ。
-
('∀`)「これぐらい強く気持ちを表さないと、僕を疑いそうだもん」
('∀`)「そういうところも、僕は好きなんだけどね」
('∀`)「隠すなんて無理だよ。これでも抑えてるし。本当なら全てを解き放ちたい」
たとえば全裸になって目を背けられたい。
('∀`)「待ち続けても来ないからって、もっと待ち続けるしか方法ないわけじゃない」
('∀`)「行動したっていいじゃない」
('∀`)「僕は待ってるから。ずっと」
('∀`)「明日も明後日も」
川 ゚ -゚)
ぽかんとした表情で見られた。
もっと見つめて! くーにゃあああああああああああん!
-
川 ゚ -゚)「本気なのか」
('∀`)「嘘なんていってないよ! 指きり拳万する?」
くーにゃんの細い指に触れられるチャンス! 見逃さないよ!
川 ゚ -゚)「いや、それは遠慮する」
神様は残酷だね。
川 ゚ -゚)「……お前を、信用してもいいのか」
川 -)「分からない。ただ私は」
川; -;)「手の平返しが、怖いんだ……ッ」
-
川; -;)「友達もだんだん離れていって」
川; -;)「悪口、は言われないけど、空気みたいに、視線そらされて、無い物みたいに……ッ」
川; -;)「話しかけても聞こえない振りされて、何度か話しかけたらやっと“え? なんて?”」
川; -;)「怖いよぉッ! もう、独りぼっちはやだよぅ……」
('A`)
どうするのが正解か分からなかった。
('A`)「指切りしよう」
川; -;)「え?」
('A`)「一緒に話そ。一緒に登下校しよ」
('∀`)「僕は絶対一緒にいる」
ゆーびきーりげーんまーん
うそついたらはりせんぼんのーます
ゆびきった
('∀`)「ね?」
川; -;)
川;ー;)「ん……」
-
それからは、僕とくーにゃんは毎日学校に行った。
最初はくーにゃん、視線を怖がって泣きかけてたから、僕が傍にいてあげた。
あとは先生にも席替えで席をこっそり傍にしてもらえた。
もとふとーこーの生徒の友達だから、特別だそうだ。
先生も全員そろったクラスを見てどこか嬉しそうだった。
くーにゃんにも女の子の友達ができたみたいで、僕とはなれることもある。
でも僕にとって、くーにゃんの笑顔は世界で一番の宝物だから。
僕と遊んだりもするしね。
そうそう、指切りした日の日記を特別に見せてあげるよ。
これでキミにもくーにゃんの素晴らしさが分かればいいんだけど。
X月XX日 晴れ
くーにゃんの黒髪になら首を絞められても僕はいいよ!
とってもかわいいね!↓美しい↓背筋がぞくぞくするなあ
くーにゃん→ ↓ ←世界一愛しい
大好き→ ←VeryVeryラヴ
好き→ ←透き通る美声
細い足→ 川 ゚ -゚) ←キメ細かい肌
真実の愛→ ←キミになら命かける
いいにおい→ ←お慕い申し上げます
一生離れない→ ←瞳に射殺されたい
無表情なところがイイ→ ←貴重な微笑がかわいらしい
その足で踏まれたいな↑↑罵って!もっと!もっと!もっと!
くーにゃんかわいいなあハァハァ ペロペロしたいなあ!
川 ゚ -゚)くーにゃんハァハァ日記のようです。 おわり
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しえん
よかったガチストーカーじゃなくて
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おつ!
いい話だった
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乙、正しく結果オーライ
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おつ
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>( ´∀`)「素直の家にプリント持ってってくれるやついるモナ?」
>
>('∀`)ノ「はーい! 僕が持っていきます!」
>
>( ´∀`)「いつもありがとうモナ」
この辺なぜか狂気感じて笑ったw
ドクオさん熱いし面白かったよ、乙!
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お題採用してもらってありがとう!!乙でした!!
しかしこのドクオは酷いんだか良いヤツなんだか分からんwwww
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狂ってる(誉め言葉)
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これはいい狂気w
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クソワロタw
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ヤンデレも
理解されれば
純愛に
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自覚のあるストーカーはストーカーではない
恐怖心を煽って楽しむ変質者か、本当にその人のことを愛しているかのどちらかだ
―内藤警部補の手記より抜粋―
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>>92
※但し美少女に限る
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毒男が笑顔www
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お題の投下します
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何もかも捨てて、それでも付いてきたものだけを大切にしよう。
そんなことを、漫画の女の子が言っていた。
ξ゚⊿゚)ξ「ふーん……」
私は読みかけの漫画を閉じ、あくびをして立ち上がる。
ずっと同じ姿勢でいたため、腰の骨がパキッと音を立てた。
案外長い間、読みふけっていたらしい。
カーテンから外を覗くと、昨夜から降っていた雨はやんでいた。
それでも分厚い雲は、遠くの空にまだ残っている。
ξ゚⊿゚)ξ「……お昼、何食べよ」
私はキッチンをさらっと眺め、何を買おうか頭の中で計算する。
休日を満喫してぼんやりしている頭は、邪悪だ。
マカロン、タルトにイスパハン。
忘れたはずの洋菓子が、ふわふわと自然に蘇る。
-
ξ;゚⊿゚)ξ「わわっ、ちょっと待て!」
ξ゚⊿゚)ξ「何考えてるんだ、私は……」
ξ゚⊿゚)ξ「……」
ξ゚⊿゚)ξ「……フルグラ、カップ麺に菓子パン」
ξ゚⊿゚)ξ「……」
ξ゚⊿゚)ξ「フルグラ、カップ麺に菓子パン!」
ξ゚⊿゚)ξ「うん、完璧ね……」
半ば自分に言い聞かせるように呟き、電気とガスを消す。
その辺をふらつく用のモッズコートに袖を通し、私は財布を掴んで部屋を出た。
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玄関の鍵を閉めポストを開くと、またもや例のCDが入っていた。
安そうなケースにはマジックペンで、
krap-airebis.ogg
と、CD内の曲名らしき一文が書かれている。
ξ゚⊿゚)ξ「いつの間に……」
きょろきょろとすばやく辺りを覗うも、投函者の姿は影も形もない。
どうやらこの辺の売れないバンドが、宣伝のために配っているらしい。
いつかお隣の都村さんと話した結果、そんな結論に至ったが真相は不明だ。
ξ゚ー゚)ξ「というか、なんでいつもogg形式なのよ」
ξ゚⊿゚)ξ「……」
ξ゚⊿゚)ξ「帰ったら聞くか」
私はCDをひとまずポストに戻し、近所のドラッグストアへと向かった。
-
歩いて10分ほどの距離は、風景を眺めたり何か考えたりするのにちょうどいい。
苦い記憶が蘇った今日は、点在する田んぼを眺めつつの散歩だった。
ξ゚⊿゚)ξ(田んぼには雨が残ってるのね)
ξ゚⊿゚)ξ(どうでもいいけど)
夢破れて、田舎で人知れず一人暮らし。
全てを清算してきたつもりだった。
けれど現実はゴミ捨て場の朝とは違い、そんなに単純でも優しくもなかった。
何かが消えるのには時間がかかり、ふと私たちはその消えたものを惜しむ。
最近では、スーパーでのレジ打ちも悪くないと思えてきた。
硬くて無愛想と評判の私の表情も、近頃はなりをひそめている。
それでもたまに、パティシエを目指していた日々の記憶が蘇る。
捨てたつもりでも、記憶は簡単に忘れることは出来ないらしい。
ξ゚⊿゚)ξ(あっ、猫)
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何故だか知らないが、田舎はスーパーと同じく大型のドラッグストアが多い。
「ドラッグストア・ドクオ」もその一つで、無駄に広い店内はまるで田舎の象徴だ。
自動ドアの先を少し進んだところで、レジ前の店員さんが私に気付いた。
彼女は、開いているのか分からない眠そうな眼でこちらを見つめる。
続けて、死んだような声で私に言った。
(#゚;;-゚)「いらっしゃいませー……」
ξ゚⊿゚)ξ(こんにちは)
私は何も考えていないような顔で軽く会釈をし、自然体を装ってレジ前を通り抜ける。
サプリメントの棚を進んで食品売り場に着き、やっと私の平常運転が始まった。
ξ゚⊿゚)ξ(卵、安い!)
ξ゚⊿゚)ξ(ベーコン、うむむ……、高い!)
あのやる気のない店員さんが、私は好きだ。
彼女は、人生がこういうものなんだということを身をもって表している。
あるいは努力が足りなかったのかもしれない。
それとも運が必要だったのかもしれない。
ともかく私たちの人生は、こんな田舎でレジ打ちをして終わるのだ。
-
(#゚;;-゚)「お預かりします」
ξ゚⊿゚)ξ「……」
(#゚;;-゚)「ポイントカードはお持ちですか」
ξ゚⊿゚)ξ「いえ」
(#゚;;-゚)「無料でお作りできますが」
ξ゚⊿゚)ξ「また今度で」
(#゚;;-゚)「かしこまりました」
機会があれば友人にでもなれたら、と思う。
けれど私たちは、永遠に店員と客という関係でしかない。
平凡な人生はそうやって過ぎ、気付かぬ早さで老いてゆくのだろう。
(#゚;;-゚)「ありがとうございました」
ξ゚⊿゚)ξ「ありがとうございます」
-
家に帰り、少し遅いお昼の仕度をしていると、あのCDのことを思い出した。
お湯を注いで待っている間に、CDをポストから持って来てパソコンに入れる。
正体不明のバンドの曲が決まって1曲、CDに入っている。
月に1回くらいの頻度で投函されるそれを、私はどこか楽しみにしていた。
ξ゚⊿゚)ξ「おっ」
軽快なエレキギターと、ロックに打ち鳴らされるドラム。
ややかすれた低い声が、叫ぶように歌い始める。
報われぬ恋と、葛藤のために自殺した男について歌っているらしい。
午後の優雅な私のひと時にそぐうのか、判断つきかねる1曲だった。
ξ;゚⊿゚)ξ「カレーヌードル、熱っ!」
ともかくそれなりに、私はこの曲が気に入った。
MP3プレーヤーに取り込むことに決め、ひとまずカップ麺をテーブルに置く。
-
ξ゚⊿゚)ξ「それにしても、何故oggなんだか……」
パソコンでは聞けるものの、私のMP3プレーヤーはこの形式を読み込まない。
変換ソフトを開いて曲を放り込み、私はおかしなことに気が付いた。
_________
krap-airebis.ogg
↓
krap-airebis.mp3
変換完了!
_________
_,
ξ゚⊿゚)ξ「ん、……んん?」
ξ゚⊿゚)ξ「3時に、芝里亜公園……?」
-
変換後の曲名を逆さから読むと、
3pm.siberia-park
時間と場所を示す文章が現れてきたのだ。
ξ゚⊿゚)ξ「何よ、これ」
ξ゚⊿゚)ξ「まさか公園で演奏するってこと?」
ξ゚⊿゚)ξ「……」
子どもの遊び染みた暗号に、素直に面白いなあと思う。
それでも私は、案外冷静だった。
視界の隅で、カップ麺の湯気が早く食べろとアピールしている。
ξ゚⊿゚)ξ「……変なバンド」
-
ξ゚⊿゚)ξ「……」
ξ゚⊿゚)ξ「あと15分後か……」
明日は仕事だし、今日はもう家でゆっくりしていよう。
そんなことを考えている間に、デジタルの針が1分後に切り替わる。
ξ゚⊿゚)ξ「……」
ξ゚⊿゚)ξ「1分……」
専門学校のあの清潔な調理室が、なぜだか思い浮かぶ。
ガレットデロワを作るときにラードを温めた60秒は、もっと早かった。
ξ゚⊿゚)ξ「……」
気付けば私は、上着も羽織らずに玄関を飛び出していた。
1分が60秒であるために、私は何をしたのだろう。
-
駆け足で地面を蹴る。
慣れない速度によろけそうになる。
建物と建物の間隔が開いた、田舎の道は嫌いだ。
こんなに急いでも、ちっとも前に進んだ気がしない。
流石さんの家の前を通り、ゆるやかな坂道を駆け抜ける。
息があがり、体が熱い。
ξ;゚⊿゚)ξ「……」
やがて私は低いフェンスに囲まれた、のどかな芝里亜公園にたどり着いた。
公園の時計塔は、ぎりぎり3時前を指している。
数人の小さい子どもたちが、遊具で遊んでいる。
何か変わったことはないかと、私は辺りを見わたす。
ξ゚⊿゚)ξ「……」
雨が降ったせいで、砂場はまだ灰色に湿っている。
駆けていた男の子が、すべり台の前で転んだ。
-
ξ゚⊿゚)ξ「……」
ξ ⊿ )ξ「……何よ」
ξ ⊿ )ξ「走った私が馬鹿みたい」
フラッシュを浴びて流れていた目の前の景色が、急に現実味を帯びる。
公園は何ら変わりない、どこにでもある日々の公園だった。
-
久しぶりに走ったせいで、私はとても疲れていた。
少しベンチで休んで帰ろうと、考えていた時だった。
(#゚;;-゚)「……あの」
ξ゚⊿゚)ξ「えっ、……あっ」
(#゚;;-゚)「いつもお店に来る方ですよね」
(#゚;;-゚)「杉浦ーズのライブを聴きにきたんですか?」
背後にいたのは、あのドラッグストアの店員さんだった。
パーカーにジーンズ姿で、トートバッグを片手に立っている。
ξ゚⊿゚)ξ「3時に芝里亜公園……、合ってたんだ……」
(#゚;;-゚)「3時?」
ξ゚⊿゚)ξ「えっと、ほら、oggをmp3に変換して……」
(#゚;;-゚)「……」
|
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