新ジャンル「方言ヒート（博多弁）のようです」 - 1388234491

156：名も無きAAのようです：2014/02/08(土) 23:50:50 ID:o7Mxqcns0: ロミスいいキャラしてる
おつ
157：名も無きAAのようです：2014/02/09(日) 00:03:47 ID:T4elzRFc0: ロミスもデルタもイイキャラしてんな
乙乙！
158：名も無きAAのようです：2014/02/09(日) 01:00:38 ID:r9npwra60: 乙でござる
ヒートが可愛過ぎて生きるのが辛い。辛すぎる。
159：名も無きAAのようです：2014/02/10(月) 08:23:37 ID:FwAPn.F60: ～もこもこ編～

ﾉﾊﾟ⊿ﾟ)「～♪」

（　´∀｀）「おー、ヒートさん。えらい温そうな格好しとうねぇ」

ﾉﾊﾟ⊿ﾟ)「あ、モナーさん！見てこれ、ファーのマフラー買うたの！うちずっと欲しかったんよー！」

（　´∀｀）「もっこもこしよって、可愛かよ。今日は寒かけん、羨ましかねぇ」

ﾉﾊ*ﾟ⊿ﾟ)「そんならモナーさんも一緒にあったまろ！ハグしよればうちもモナーさんも両方温かかばい！」

（；´∀｀）「いや、人目ばあるけん遠慮しとく」

（　´∀｀）「へ……へぇっくしっ！！」

ﾉﾊﾟ⊿ﾟ)「あれ、風邪？」

（　´∀｀）「風邪っちゅうほどやなかばってん、昨日から鼻がムズムズしよるとよ」

ﾉﾊﾟ⊿ﾟ)「油断したらいけんよ！鼻風邪でも悪化しよったら大変だけんね！」

（　´∀｀）「うん、気ぃつけるばい」

ﾉﾊﾟ⊿ﾟ)「よう見たら首回りスカスカやん！だけん鼻風邪ば引くとよ！このマフラー使うて！」ﾌｧｻ

（　´∀｀）「え、いやこれ、買ったばっかりやなかの？」

ﾉﾊﾟ⊿ﾟ)「だけんモナーさん寒そうなんやもん！見てるこっちが凍えようとよ！」

（　´∀｀）「ちゅうてもこれ外したらヒートさんも寒かろ？俺はよかけん、ヒートさんつけんね」

ﾉﾊﾟ⊿ﾟ)「いいから、いいから！！」ｷｭｯ

（　´∀｀）「あ……」

ﾉﾊﾟ⊿ﾟ)「学校ついたら返してもらうけん、それまではつけとけばよかよ！！」

（；´∀｀）「……これ女物やっとになぁ」

.
160：名も無きAAのようです：2014/02/10(月) 10:16:20 ID:SfuJInV60: (#´ﾟωﾟ`)セェイッ！

(#´ﾟωﾟ`)イルミオォッ！

(*´＾ω＾`)そーれっ♪
161：名も無きAAのようです：2014/02/10(月) 12:54:00 ID:swfIJXpo0: お題
妄想
162：お題随時募集中：2014/02/10(月) 13:16:25 ID:pvhUzbFs0: >>160
壁殴り代行のショボン思い出した
163：お題随時募集中：2014/02/12(水) 00:43:09 ID:C9XAIHXg0: ～ロコモコ編～

ﾉﾊ;ﾟ⊿ﾟ)「ふあぁぁぁぁぁ！！寒かぁぁぁぁぁ！！防寒しとっても身に染みるうぅぅぅぅぅ！！」ｶﾞﾀｶﾞﾀｶﾞﾀ

（；´∀｀）「ほんになぁ……天気予報やと明日から雪の予報になっとったばい」

ﾉﾊ;ﾟ⊿ﾟ)「うぇー……うち雪好かーん。はよう春になってほしかー！」

（；´∀｀）「こげん寒かと、南の島にでん逃避行しとうなるよなぁ……」

ﾉﾊ;ﾟ⊿ﾟ)「それ良かねぇ……どうせならうち、ハワイば住みたかとよ。年中ポカポカしようから、住み良いと思わん？」

（；´∀｀）「ポカポカっちゅうレベルやなかろうもん、あっちは」

ﾉﾊ;ｰ⊿ｰ)「そんでねー、モナーさんにロコモコとかマヒマヒのソテーとか作って、毎日食べさせてあげると……」

（；´∀｀）「ロコモコ……マヒマヒ……？なんじゃ馴染みのなか料理名が出てきおったね」

ﾉﾊﾟ⊿ﾟ)「モナーさん知らんと？ロコモコはハンバーグが乗ったご飯で、マヒマヒは日本語でシイラっちゅう魚のことたい！！」

（；´∀｀）「……詳しかね、ヒートさん」

ﾉﾊﾟ⊿ﾟ)「うちがいつか行きたい場所の第一位がハワイやもんねー。基礎知識くらいはあるとよ」

（　´∀｀）「へぇ……」

ﾉﾊﾟ⊿ﾟ)「だけん、ハワイなんち夢のまた夢だけん、今はモナーさんで暖取ることに決めたったい！！」ｷﾞｭ

（；´∀｀）「まーたヒートさんはそげなこつばして……」

ﾉﾊ*ﾟ⊿ﾟ)「だけんモナーさん、体温高うて温かとやもん！！」ﾇｸﾇｸ

（　´∀｀）「ヒートさんも充分暖かいち思うっけんがなぁ」

ﾉﾊ*ﾟ⊿ﾟ)「ふへへー……モナーさんさえおれば、うちはハワイ要らずやもんねぇー」ｽﾘｽﾘ

（；´∀｀）「……その言葉、そっくりそのまんまヒートさんに返すばい」

.
164：名も無きAAのようです：2014/02/12(水) 13:39:45 ID:COXmZc1A0: 爆発
165：お題随時募集中：2014/02/12(水) 19:35:54 ID:GmB2lEvI0: ～妄想編～

('、`*川「ねーねー、あんたとモナーくんって、もうやることばヤってると？」

ﾉﾊﾟ⊿ﾟ)「やってるって何を？」

('、`*川「もー、察しの悪か子やねぇ！そんなもんセックスに決まっとーやん！」

ﾉﾊ;ﾟ⊿ﾟ)「セッ……セックス！？」

('、`*川「キスしたっちゅう話から大分経つけん、もうヤっとってもおかしくなか時期でしょ？正直に言いんさい」

ﾉﾊ*ﾟ⊿ﾟ)「何ば言うとるとね！そげなことしとう訳なかろーもん！！」

('、`*川「へぇー、そうなん？やっぱりあんたら奥手でじれったかねぇ……」

ﾉﾊ*ﾟ⊿ﾟ)「そういうのはまだ早いっちゃん！うちらまだ学生やなかね！」

('、`;川「ほんなこつ昭和の人んごつことば言いよるねぇ。早い子は小中学生でん経験しとうとよ？」

ﾉﾊ;ﾟ⊿ﾟ)「嘘でしょう！？そげな世の中間違っとうたい！！」

('、`*川「正しいか正しくないかやなかと。あんたがモナーくんと結ばれたいか結ばれたくないかっちゃろう？」

ﾉﾊ;ﾟ⊿ﾟ)「でも、モナーさんがどげに思っとうとか分からんし……」

('、`*川「そんなら想像してみんね。自分がモナーさんとしてるとこ」

ﾉﾊﾟ⊿ﾟ)「想像……」

('、`*川「こういうのはイメトレ大事っちゃけんね。ハイ！」

ﾉﾊ;ｰ⊿ｰ)「うーん……想像っちゅうても、どげんすれば良かかよう分からんったい」

('、`*川「そらあんた、おフェラとかー、ペッティングとかー、想像しよることはたっくさんあるっちゃろう？」

ﾉﾊ*///)　ﾎﾞﾝｯ

('、`;川「おわぁっ！？」

ﾉﾊ*;///)「……そ、そげな想像出来よらんたい。ペニサスのえっち……」

('、`;川「……想像だけでそげんなるとなら、先は長かねぇ」

.
166：お題随時募集中：2014/02/12(水) 19:45:20 ID:GmB2lEvI0: あれ、よく見たら妄想してない……まぁいっか
167：名も無きAAのようです：2014/02/12(水) 20:47:56 ID:ZfA1qDM60: 知識だけはあるんだな、ヒート
どこで知ったんですかね……
168：お題随時募集中：2014/02/12(水) 21:17:29 ID:GmB2lEvI0: >>166
お姉ちゃんいるからそっからじゃないかな
169：1/2：2014/02/12(水) 22:17:19 ID:Osj7DjMg0: ～大雪カップル編～

【休日、デート中……】

ﾉﾊﾟ⊿ﾟ)「うっひゃあ！！　モナーさん見て、雪ば降ってきおったたい！！」

（　´∀｀）「おお、本当じゃなぁ。今年は降らんと思っとったばい」

ﾉﾊﾟ⊿ﾟ)「通りで冷え込むはずやねぇ！もっとくっつかんと……」ｲｿｲｿ

（；´∀｀）「そげんそわそわせんでも……」

(-@∀@)「すいませんっ、すいまっせーん！！そこのお二人さんちょっとすいませーんっ！！」

ﾉﾊﾟ⊿ﾟ)「はい？」

(-@∀@)「我々、福岡博多めんたい放送の者なんですが。ちょーっとお話させてもらってもいいですかねー！」

ﾉﾊ*ﾟ⊿ﾟ)「えっ、何これテレビ！？今うちら映っとうの！？」

(-@∀@)「はーい！ただいま私たち、道行くカップルにインタビューさせてもらっているとこなんですけどもー！」

ﾉﾊ*ﾟ⊿ﾟ)「うっわぁ、ほんなこつ！？モナーさん見て、テレビやって！！」

（；´∀｀）「えぇ……俺こういうの苦手ばい」

.
170：2/2：2014/02/12(水) 22:19:49 ID:Osj7DjMg0: (-@∀@)「元気がいい彼女さんですねー！彼氏さんの方もそんなに緊張しないでー！」

ﾉﾊ*ﾟ⊿ﾟ)「ペニサス見とうー！？うちらテレビ出とるとよー！！」

（；´∀｀）「ヒートさん、生放送やなかとやから……」

(-@∀@)「控えめ男子と強引女子のラァブラブカッポゥー！！吹きすさぶ大雪さえも何のそのー！！」

ﾉﾊ*ﾟ⊿ﾟ)「うち、雪はあんまり好きやなかとですけど、モナーさんと一緒に見る雪は大好きやっとです！！」

（；´∀｀）「ちょ、ヒートさん……！！」

(-@∀@)「おおっとこれは大胆発言！！その訳とはー！？」

ﾉﾊ*ﾟ⊿ﾟ) 「だって、恋人と見る雪って特別な気分に浸れて、素敵やと思わん？」

ﾉﾊ*^⊿^)「嫌いな雪も、モナーさんと見よれば特別やもん！！」

(-@∀@)「あーいたたたぁ～！！目にも鮮やかなアッツアツぶりだぁー！！アサピー感激しちゃう！！」

ﾉﾊ*ﾟ⊿ﾟ)「イェーイ！！モナーさん愛しとうとよー！！」

（；�菡廊菑法屬△，發Α△修欧鵑海銚世Δ董帖腸驚僂困ǂ靴紊Δ憧藹个擦鵑个ぁ帖帖�

後日、ペニサスとモララーにとてもからかわれたモナーだったという……。

.
171：2/2：2014/02/12(水) 22:21:50 ID:Osj7DjMg0: >>169>>170の元ネタは今話題になってるこちらでした。

http://matome.naver.jp/m/odai/2139186819126267001
172：お題随時募集中：2014/02/13(木) 20:59:58 ID:NRs4J03s0: ～熱視線編～

【図書室にて】

（　´∀｀）「……」ｶﾘｶﾘｶﾘ

ﾉﾊﾟ⊿ﾟ)「モナーさん。ここの英文どうやって訳すか教えてくれん？」

（　´∀｀）「あぁ、えっとな……」

ﾉﾊﾟ⊿ﾟ)「……」ｼﾞｰｯ

（；´∀｀）「……なんか視線ば感じるとやけど」

ﾉﾊﾟ⊿ﾟ)「なんでんなかよ。勉強しよるモナーさんの横顔、素敵やなぁって思うとっただけ」

（　´∀｀）「あぁ、そうね……そんでここの英文の訳し方じゃけど」

ﾉﾊﾟ⊿ﾟ)「……」ｼﾞｰｯ

（；´∀｀）「……俺やなしに問題文ば見てほしかとやけど」

ﾉﾊﾟ⊿ﾟ)「大丈夫、大丈夫。ちゃんと聞いとうから」

（；´∀｀）「声出せん分、視線が余計に気になるとよ。ほんに目力強かねぇ」

ﾉﾊﾟ⊿ﾟ)「モナーさんのことば見とったらいけん？嫌やったら止しとくけん言うてね」

（　´∀｀）「嫌やなかとよ。もっと見ろとも言わんけんが」

ﾉﾊ*^⊿^)「えへへ……」

（；´∀｀）「……あれ？」

ﾉﾊﾟ⊿ﾟ)「いけんしたと？」

（；´∀｀）「視線ば気にしおったら、ヒートさんに何教えようとしてたか忘れてしもうた……」

ﾉﾊ;ﾟ⊿ﾟ)「ありゃま。モナーさんうっかりさんやねぇ」

.
173：名も無きAAのようです：2014/02/13(木) 21:09:43 ID:gag6BHEM0: ヒートの責任転嫁具合すごいなwww
174：お題随時募集中：2014/02/14(金) 00:57:29 ID:TnSHFnfc0: ～それぞれのヴァレンタイン編～

ﾉﾊ*ﾟ⊿ﾟ)「モナーさぁぁぁぁぁん！！！」

（　´∀｀）「あぁ、おはようヒートさん」

ﾉﾊ*ﾟ⊿ﾟ)「今日何の日か覚えとう！？バレンタインやっとよ！！」

（　´∀｀）「覚えとうよ。ちゅうか、ヒートさんが何度も言いよったけん忘れようがなかとよ」

ﾉﾊ*ﾟ⊿ﾟ)「今日んために頑張ってチョコ手作りしたと！！後であげるけん楽しみにしとってね！！」

（　´∀｀）「うん、そうするばい」

（　´∀｀）「ばってんこういうのって普通黙って渡してサプライズ的な演出とかせん？」

ﾉﾊ*ﾟ⊿ﾟ)「だって、楽しかイベントを黙っとう理由なんかなかやろ？お祭りは頭から尻尾まで楽しまんと！！」

（　´∀｀）「はは、ヒートさんは博多っ子らしかねぇ」ﾆｺﾆｺ

………………

('、`*川「モラ、これあげる」

（＊・∀・）「えっ、これもしかしてバレンタインチョコ！？」

('、`*川「他の何に見えようと？いらんなら返し！」

（＊・∀・）「いる！いるったい！うわーまさかペニからもらえるとは思うとらんかったばい……！！」

('、`*川「去年誰からも貰えんくて泣いてたあんたが不憫やったけぇねぇ」ﾆﾔﾆﾔ

（　・∀・）「さりげにバカにされとうような気が……でもありがとな、ペニ！」

('、`*川「あ、ホワイトデーのお返しは五百万倍返しで良かから」

（；・∀・）「五百万倍！？お返しの倍率やなかろうもんそれ！！」

.
175：名も無きAAのようです：2014/02/14(金) 09:51:48 ID:CvjDF1uo0: 今日ここに来たのは間違いだった
ダメージがデカ過ぎた
死にたい
176：名も無きAAのようです：2014/02/14(金) 09:56:49 ID:DSz05wyc0: (多分作者も自爆してる)
177：お題随時募集中：2014/02/14(金) 23:34:22 ID:pm6ytYvM0: ～ちょこれいと編～

【昼休み、昼食中……】

ﾉﾊ*ﾟ⊿ﾟ)「モナーさん、これバレンタインのチョコやけん！！」

（　´∀｀）「あぁ、うん。ありがと……」

（；´∀｀）「って、デカッ！？なんか包みがバリデカくなか！？」

ﾉﾊ*^⊿^)「ふふーん。そげん気になっとうなら開けてみてよかよ？」

（；´∀｀）「そいなら遠慮なく……」ﾊﾞﾘﾊﾞﾘ

（；´∀｀）「うおぉ……俺の顔よりデカい……」

ﾉﾊ*ﾟ⊿ﾟ)「チョコの大きさは愛情の大きさったい！もちろん味も保証するとよ！」

（；´∀｀）「これ完食しよったら鼻血ば出して卒倒するとやなかろうか……」

ﾉﾊﾟ⊿ﾟ)「そん心配はなかよ！うちも半分食べてあげるけん！」

（　´∀｀）「えっ」

ﾉﾊ*ﾟ⊿ﾟ)「モナーさんがそっち側から食べよってー、うちは反対側からかじりよるの！」

（；´∀｀）「……そうするとにいけな意味があると？」

ﾉﾊ*ﾟ⊿ﾟ)「おっきいもん半分こして食べよるの幸せやと思わん？やけんうちそうしたかと！」

（；´∀｀）「……まぁ、ヒートさんがそうしたかとなら止めはせんば」

ﾉﾊﾟ⊿ﾟ)「じゃあモナーさんそっち持って！！はい、あーん！！」

（；´∀｀）「……あーん」ﾓｸﾞ

ﾉﾊ*ﾟ⊿ﾟ)「うーん！自分で言うのも何やけど、ほんに美味しかー！」ﾓｸﾞﾓｸﾞ

（；´∀｀）（バレンタインの意義を完全に見失っとうなぁ……）

.
178：名も無きAAのようです：2014/02/15(土) 12:52:52 ID:HGHFpET20: 妬ましいなど通り越してひたすらかわいい
179：名も無きAAのようです：2014/02/24(月) 11:22:24 ID:MP6LaWcQ0: お題幾つかいいかな

勉強
趣味
思い出
ふるえるぞハート！

適当に選んで使ってくだされ
180：遅くなりましてごめんなさい。：2014/03/11(火) 22:25:09 ID:qydDv/6U0: ～趣味編～

ﾉﾊﾟ⊿ﾟ)「～♪」ﾁｸﾁｸ

（　´∀｀）「ヒートさん、なんしようと？」

ﾉﾊﾟ⊿ﾟ)「あっ、モナーさん！！見てこれ、綺麗やと思わん！？」

（　´∀｀）「おぉ、凄かねぇ。もしかしてヒートさんの手作り？」

ﾉﾊﾟ⊿ﾟ)「そうったい！！うち、ビーズアクセサリー作るの好きなんよ！！」

（　´∀｀）「ヒートさんらしい素朴な趣味やねぇ、俺はそげんこつ出来んけん羨ましかよ」

ﾉﾊﾟ⊿ﾟ)「そんでね、これモナーさんにあげるために作ったと！！良かったらつけてみて！！」

（　´∀｀）「えっ？これ、俺に？」

ﾉﾊﾟ⊿ﾟ)「そう。ビーズのミサンガったい！！」

（　´∀｀）「うわー、ありがとう！嬉かよ」

ﾉﾊﾟ⊿ﾟ)「モナーさん落ち着いた色ば似合うと思ったけん、ちょっと抑え目にしたとよ！！」

（　´∀｀）「……抑え目？」

（　´∀｀）っ****　←ラメでキラキラのビーズてんこ盛り

ﾉﾊﾟ⊿ﾟ)「も少し派手目にしてん良かったかなーち思うけど、モナーさんはいけん思う！？」

（；´∀｀）「……いや、これくらいで充分じゃと思うばい」

ﾉﾊ*ﾟ⊿ﾟ)「やっぱりモナーさんもそげん思う！？良かったぁ！！」

（；´∀｀）（……何をするにしてん、過剰なんは変わらんとやなぁ）
181：名も無きAAのようです：2014/03/12(水) 01:27:19 ID:e8mLYxwI0: メイクとか凝りだしたらヤバそうだなｗｗ
182：名も無きAAのようです：2014/03/13(木) 09:06:44 ID:GNZmGmB20: 乙
183：名も無きAAのようです：2014/03/19(水) 22:54:00 ID:ZLqSfYI20: ～喧嘩編～

（メ´∀｀）「おはよう、ヒートさん」

ﾉﾊ;ﾟ⊿ﾟ)「あっ、モナーさんおは……うわっ！？　その顔いけんしたと！？」

（メ´∀｀）「ああ、これ……実は、昨日ん夜に、親父と大喧嘩してしもうてなぁ」

ﾉﾊ;ﾟ⊿ﾟ)「なんで！？　そげん怪我するほどの喧嘩って大事(おおごと)やん！！」

（メ´∀｀）「……俺が、和菓子屋継がずに大学行きたかっち言うたらどげんする？って話ばしたら、親父カンカンになりよってなぁ」

ﾉﾊﾟ⊿ﾟ)「えぇーっ！！　モナーさん、和菓子屋になりたくなかの！？」

（メ´∀｀）「俺も本気で言った訳やなかよ。冗談のつもりが親父理不尽に怒りようけん、俺もついカッとなってしもうたと」

ﾉﾊ;ﾟ⊿ﾟ)「なんもそこまでせんでも……モナーさんが怪我ばしたら、うち心配するやん！！」

（メ´∀｀）「まぁ俺も四、五発くらいはしばき返しよったばってんが……やっぱり男親には勝てんねぇ」

ﾉﾊ;ﾟ⊿ﾟ)「しかもやり返したと！？　もーっ、モナーさん何考えよーとね！！」

（メ´∀｀）「ごめん、柄でんなかとに俺もハッスルしてしもうたとよ」

ﾉﾊﾟ⊿ﾟ)「自分の意見ば通すとも大事やけど、親御さんはそれ以上に大事にせんといけんよ？」

（メ´∀｀）「ほんなこつなぁ、心配かけてごめんな」

（メ´∀｀）（ヒートさんと同じ進路ば進みたかった、ちゅうのは言わん方がよかとやろうな……）
184：名も無きAAのようです：2014/03/19(水) 23:00:21 ID:oV772nMY0: 進学後継ぐってのはダメですかねぇパパン

お題まだ募集中かな…早口言葉
185：お題は常に募集してます：2014/03/19(水) 23:29:22 ID:urcDRn.Y0: 名前欄いじるの忘れてたスマソ

～早口言葉編～

（　´∀｀）「ヒートさん、これうちで作った春の新作和菓子やっとやけど、味見してくれん？」

ﾉﾊ*ﾟ⊿ﾟ)「わぁっ！！ありがとうモナーさん！！これ何？」

（　´∀｀）「これな、餡の中にすももの干したもんば入れた、すもも饅頭やっとよ」

ﾉﾊﾟ⊿ﾟ)「すもも……？」

（　´∀｀）「うん……あれ、もしかしてヒートさんすもも苦手やった？」

ﾉﾊﾟ⊿ﾟ)「ううん、そうやなかけど……」

ﾉﾊﾟ⊿ﾟ)「すももももももももももッッッ……！！」

ﾉﾊ;ﾟ⊿ﾟ)「あー！！やっぱり言えん！！モナーさんは今の早口言葉言える！？」

（；´∀｀）「早口言葉……？」

ﾉﾊ;ﾟ⊿ﾟ)「うち、早口言葉苦手だけん一回も言えたことなかとよ！！すももば入っとうっち聞いて急に思い出したと！！」

ﾉﾊ;ﾟ⊿ﾟ)「『すももも桃も桃のうち』っち、ゆっくりなら言えるとに！！！ほんなこつはがいかぁー！！」

（　´∀｀）「滑舌は恐ろしく滑らかやっとに、不思議じゃなぁ」

ﾉﾊﾟ⊿ﾟ)「よし、決めた！！うち、早口言葉言えるまでこのお菓子食べん！！」

（；´∀｀）「えぇ……なしてそげんこつばすっと？」

ﾉﾊﾟ⊿ﾟ)「そんくらいのハードルばなかと、うちは上達せんと！！必ず言えるようになるけんモナーさん見とってね！！！」

（　´∀｀）「いいからはよう食べ。昼休み終わってしまうばい」
186：お題は常に募集してます：2014/03/19(水) 23:35:52 ID:QLLeJuNg0: お題募集と平行してちょっと聞きたいんだが、ロミスん時みたいにちょっと長めの話書くとしたら、下のAAの誰との絡みが見たい？

１.　/ ,' 3

２.　川д川

３.　(　ﾟ∋ﾟ)

いずれ全員分書くつもりではいるが、書く順番を決めかねたので。
187：名も無きAAのようです：2014/03/19(水) 23:38:23 ID:oV772nMY0: 川д川かな

お題プリクラ
188：名も無きAAのようです：2014/03/20(木) 07:58:44 ID:ad0wMnrE0: クックルも気になる　乙
189：名も無きAAのようです：2014/03/20(木) 11:36:57 ID:iZJuutEI0: 乙。クックルに一票

お題:寝癖
190：名も無きAAのようです：2014/03/20(木) 18:03:20 ID:8kWm5Wbg0: 川д川に一票

お題：公衆電話
191：お題は常に募集してます：2014/03/27(木) 00:12:27 ID:d6nEI9DE0: ～プリクラ編～

ﾉﾊﾟ⊿ﾟ)「えーと、フレームはこーで、光彩補正は無しでよかよね？」

（　´∀｀）「うん」

ﾉﾊﾟ⊿ﾟ)「それじゃあとっておきの笑顔でー、ハイチーズ！！」

ーーーカシャッ！

　　　【ﾉﾊ*^⊿^)（´∀｀＊）】　　　

ﾉﾊ*ﾟ⊿ﾟ)「おぉー！！見てこれ、可愛く撮れとーよ！！」

（＊´∀｀）「ほんになぁ。ヒートさんバリ可愛かと」

ﾉﾊ*ﾟ⊿ﾟ)「モナーさんも、初めてプリクラ撮ったち思えんくらい素敵ったい！！」

（；´∀｀）「えっ。もしかしてヒートさん、俺んこつば可愛かち言うとったと？」

ﾉﾊ*ﾟ⊿ﾟ)「そうに決まっとーやん！！うち、モナーさんのはにかんだ顔大好きったい！！」

（；´∀｀）「はぁ……なんかズレとうねヒートさんは」

ﾉﾊ*ﾟ⊿ﾟ)「ね、これ早速携帯に貼らん？プリクラでお揃いにすると！！」

（　´∀｀）「よかよ。だけんなんかこういうのって気恥ずかしかね」

ﾉﾊ*ﾟ⊿ﾟ)「なぁんもぉ！！恥ずかしがることなんかなかったい！！」

ﾉﾊ*ﾟ⊿ﾟ)「携帯に貼りよれば、いつでんうちの顔見れるとやろ？」

（＊´∀｀）「……うん」

ﾉﾊ*ﾟ⊿ﾟ)「だけんうちは、呼んでくるればいつでんモナーさんのとこば来るけんね！！顔見とうなったら連絡してね！！」

（；´∀｀）「それやとプリクラの意義なくなっとーやなか？」

.
192：名も無きAAのようです：2014/03/28(金) 21:45:53 ID:n8pVjUGE0: おつー
193：名も無きAAのようです：2014/03/30(日) 15:42:41 ID:IhdzztkI0: うっひひひひかわいいのう

お題:円覚寺
194：名も無きAAのようです：2014/03/31(月) 01:44:10 ID:StcC1//M0: おつ
お題　道案内
195：名も無きAAのようです：2014/04/02(水) 20:15:02 ID:AF5PLwq.0: かわええのお
お題アルバム
196：お題は常に募集してます：2014/04/02(水) 21:36:11 ID:tDL7GHDw0: ～寝癖編１～

ﾉﾊﾟ⊿ﾟ)「おはよー！！モナーさん！！」

（　´∀｀）「おはよう、ヒートさん……あれ？」

ﾉﾊﾟ⊿ﾟ)「いけんしたと？うちの顔になんかついとー？」

（　´∀｀）「ヒートさん、髪の毛寝癖ついとうよ」

ﾉﾊ;ﾟ⊿ﾟ)「ウソッ！？」

（　´∀｀）「ほら、ここ」ﾂﾝﾂﾝ

ﾉﾊ;ﾟ⊿ﾟ)「やーん、もー恥ずかしかぁー！！今朝バタバタしとったけん鏡ば見よらんかったとー！！」

（　´∀｀）「そうやったとね」

ﾉﾊ;ﾟ⊿ﾟ)「学校ついたらすぐトイレ行かんといけーん……ああもう、モナーさんにこげなとこ見られとうなかった！！」

（　´∀｀）「別に俺はそん程度のことで幻滅したりせんよ？」

ﾉﾊ;ﾟ⊿ﾟ)「これは女ん子のリテラシーの問題やっとよ！！」

（；´∀｀）「それを言うならデリカシーやろうもん……」

.
197：お題は常に募集してます：2014/04/02(水) 21:37:29 ID:tDL7GHDw0: ～寝癖編２～

ﾉﾊ;ﾟ⊿ﾟ)「あぁでもいけんしよー……学校つくまでこのままやっとも恥ずかしかー」

（　´∀｀）「……ヒートさん、櫛ば持っとう？」

ﾉﾊﾟ⊿ﾟ)「えっ、うん。持っとうけど……？」

（　´∀｀）「ヒートさん髪の毛ボリュームあるけん、俺なら誤魔化せるかもしらんばい」

ﾉﾊ*ﾟ⊿ﾟ)「ホントに！？そんならお願いしてんよか！？」

（　´∀｀）「うん。ちょっと動かんでおってな」

ﾉﾊﾟ⊿ﾟ)っF「はい、櫛！！」

（　´∀｀）「ありがと……えっと、寝癖ん周りの部分をふわっとさせよれば……」ｶｼｶｼ

ﾉﾊ*ﾟ⊿ﾟ)「……」ﾄﾞｷﾄﾞｷ

（　´∀｀）「……うん、これでよかかな。あとは自分で確認してみてな」

ﾉﾊ*ﾟ⊿ﾟ)「ありがとぉぉぉぉぉ！！モナーさん大好きぃぃぃぃぃ！！」

（；´∀｀）「感謝さるると悪い気はせんば、ヒートさんの納得ば行く風になっとうかは分からんとよ？」

ﾉﾊ*ﾟ⊿ﾟ)「なぁんもぉ！！モナーさんが整えてくれた髪型なら、モヒカンでんアフロでん坊主でん嬉かに決まっとーやん！！」

（；´∀｀）「あぁ、そうな……でもさすがに坊主ばされたら怒ろう？」

ﾉﾊ*ﾟ⊿ﾟ)「あー！！なんかようやっと春ば来たーっち感じやねぇ！！」ﾙﾝﾙﾝｯ

（　´∀｀）（このテンション……今日一日続くとやろなぁ……）

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198：名も無きAAのようです：2014/04/02(水) 21:57:24 ID:YtyGnbik0: おつ
199：名も無きAAのようです：2014/04/03(木) 00:48:33 ID:REwpeg/c0: 幸せそうだ
200：お題随時募集中：2014/05/16(金) 01:24:28 ID:9OnKNtxc0: ・公衆電話編

ﾉﾊﾟ⊿ﾟ)「うちね、昭和の恋愛ば憧れよーと！！」

（　´∀｀）「昭和って……平成生まれがいけんして昭和の恋愛ばすっと？」

ﾉﾊﾟ⊿ﾟ)「そうじゃねぇ……たとえば、モナーさんに電話ばかかってきおったとするやろー？」

（　´∀｀）「うん」

ﾉﾊﾟ⊿ﾟ)「そんでね、しばらく話ばしとうとやけど、そのうち突然うちが外ば見てっち言うとよ！！」

（　´∀｀）「うん、うん。そんで？」

ﾉﾊ*ﾟ⊿ﾟ)「そしたらね、モナーさんの部屋の窓から見える公衆電話に、うちがおると！！」

ﾉﾊ*ﾟ⊿ﾟ)「モナーさんに会いたくて我慢出来よらんかったとやけど、会いに行ったら迷惑かもしれんっち思うて公衆電話から電話かけよったとよ！！」

ﾉﾊ*ﾟ⊿ﾟ)「うち、そげんこつば一度でいいからやってみたかったと！！素敵やと思わん？」

（　´∀｀）「あはは、昔のメロドラマんごつシチュエーションじゃなぁ」

ﾉﾊﾟ⊿ﾟ)「モナーさん、こういうの好かんと？」

（　´∀｀）「いや、そげんこつはなかよ。ただ、今は携帯ば普及しとうけん、そのシチュエーションには無理があると思うばい」

ﾉﾊ;ﾟ⊿ﾟ)「やっぱりそう思う？うちもあと十年早く生まれたかったと……」

（　´∀｀）「それに、俺も多分我慢できよらんしな」

ﾉﾊﾟ⊿ﾟ)「……え？」

（　´∀｀）「ヒートさんの声ば聞いてしもうたら、俺も辛抱たまらんくなって、ヒートさんに会いに出かけると思うとよ」

ﾉﾊ*ﾟ⊿ﾟ)「あっ……も、もうモナーさん！！なん言いよーとね！！」

（　´∀｀）「でも嘘は言うとらんよ。外が雪でん雨でん、ヒートさんが望めば俺はいつでん会いに行くったい」

ﾉﾊ*ﾟ⊿ﾟ)「モナーさんがそげん台詞言うと思わんかったたい……でもうち、モナーさんのそげなとこバリ好いとーと！！」

（＊´∀｀）「いやぁ、ははは……」

('、`*川「……ちょっとあそこんバカップルばグーではっ倒して来るったい」

（；・∀・）「気持ちは分かるばってんが止めといてあげんね……」

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201：名も無きAAのようです：2014/05/16(金) 01:45:11 ID:22UvRslE0: おーきてたきてた

お題ふともも
202：名も無きAAのようです：2014/05/16(金) 01:52:46 ID:SOYbVwKA0: バカップルのクセにさん付けで呼びあってるんだよな
なんか良い距離感

お題:甲斐性
203：名も無きAAのようです：2014/05/16(金) 01:56:08 ID:L5TGttMs0: 安定のいちゃつき
おつ
204：名も無きAAのようです：2014/05/18(日) 18:26:23 ID:dLm31CuM0: 円覚寺のお題消化が難しすぎる……
205：名も無きAAのようです：2014/05/18(日) 19:12:27 ID:vjuEUbRk0: ﾉﾊﾟﾟ)「円覚寺って…円型の覚せい剤が売ってる場所の隠語じゃなかと？」

方言おかしいけどこんなんとか
206：名も無きAAのようです：2014/05/18(日) 19:35:21 ID:aeC25PNc0: その発想はなかった……
207：名も無きAAのようです：2014/05/18(日) 20:02:50 ID:CvBRMkzk0: ～円覚寺編～

ﾉﾊ*ﾟ⊿ﾟ)「ひゃっほぉーーーーーい！！やったぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ！！」

（　´∀｀）「いけんしたと、ヒートさん？なんじゃえらい喜んどうね」

ﾉﾊ*ﾟ⊿ﾟ)「見てこれ、『日本の寺院』フィギュアシリーズ！！ようやくスーパーレアの延暦寺が出よったの！！」

（；´∀｀）「ああ、それ……よう意図が分からんソーシャルゲームやったけんが、ヒートさんまだやっとたとやね」

ﾉﾊ*ﾟ⊿ﾟ)「なんか一度ハマると止まらんくて……でもこれでやっとコンプリートたい！！」

（　´∀｀）「へぇー、すごかねぇ。ちょっと俺にも見せてくれん？」

ﾉﾊﾟ⊿ﾟ)「よかよ。ハイ！！」

（　´∀｀）「どれ……」

ﾉﾊ*ﾟ⊿ﾟ)「どう？スゴくない！？」

（；´∀｀）「……あれ？ヒートさん、これ……」

ﾉﾊﾟ⊿ﾟ)「えっ？何？」

（；´∀｀）「何度見ても延暦寺やなくて円覚寺って書いてあるとやけど……」

ﾉﾊ;ﾟ⊿ﾟ)「嘘っ！？」

（；´∀｀）「うん。ほら……」

ﾉﾊ;ﾟ⊿ﾟ)「……あ」

（；´∀｀）「……ま、まぁよくある失敗やけん、気にせん方がよかよ？」

ﾉﾊ;ﾟ⊿ﾟ)「円覚寺はダブりで五個も出とうのに……やっぱり課金するしかなかとやろか……」ｸﾞﾇﾇ

（；´∀｀）「それだけは止めとき。こげんゲームにお金かけるもんやなかとよ」

.
208：名も無きAAのようです：2014/05/18(日) 20:42:44 ID:HiYivbps0: 寺院の何に琴線が触れたんだろう……ｗｗｗ
209：名も無きAAのようです：2014/05/18(日) 21:29:15 ID:9PFzThUc0: ～道案内編～

（　´∀｀）　ﾃｸﾃｸ

＜ﾆｬｰﾝ

（　´∀｀）（お、猫…どこの猫やろう。可愛かねぇ）

ﾉﾊﾟ⊿ﾟ)「～♪」ﾀﾀｯ

（　´∀｀）「あ、えっ？ヒートさん？」

ﾉﾊ*ﾟ⊿ﾟ)「あれー！！モナーさんやん！！」

（　´∀｀）「いけんしたと？こげんとこで偶然会うって珍しかね」

ﾉﾊ*ﾟ⊿ﾟ)「出先で猫見つけたけん、跡追っかけとったと！！」

（　´∀｀）（今時小学生でもようせんこつば堂々と……）

ﾉﾊ*ﾟ⊿ﾟ)「そしたらモナーさんおったけん、うちもびっくりしたと！！」

ﾉﾊ*ﾟ⊿ﾟ)「もしかしたらこん猫、モナーさんとこまで道案内してくれよったのかなぁ！！ねー猫ちゃん！！」

＜ﾆｬｰ

（　´∀｀）（そげんはずなかばってんが、ヒートさん嬉しそうやけん黙っとこう……）

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210：名も無きAAのようです：2014/05/19(月) 17:24:37 ID:L8zd/Hfk0: えっ、小学生ですらしない・・・えっ
おつー
211：名も無きAAのようです：2014/05/27(火) 19:31:57 ID:pgU2KPu60: ～アルバム編～

（；´∀｀）「あーあ……いけんしようかなぁ、これ……」

ﾉﾊﾟ⊿ﾟ)「モナーさん、なんしよーと？困った顔ばしとーよ？」

（；´∀｀）「あー、ヒートさん……ちょっと俺の携帯見てくれん？」

ﾉﾊ*ﾟ⊿ﾟ)「えっ……わっ！何これ、親戚の子！？バリ可愛かねぇ！！」

（；´∀｀）「……これ、俺」

ﾉﾊ*ﾟ⊿ﾟ)「えー、そうなん！？女の子みたいな顔しとー！！」

（；´∀｀）「こないだモラを家に呼んだら、アルバムば勝手に写メされて待ち受け設定されとったとよ……」

ﾉﾊ*ﾟ⊿ﾟ)「へー！！」

（；´∀｀）「そんであいつ、待ち受け画像のキーロックナンバー変更してド忘れしよってな……消すに消せんでおると……」

ﾉﾊ*ﾟ⊿ﾟ)「モラくん意外におっちょこちょいやけんねぇ！！」

（；´∀｀）「なぁ、酷かと思わん？こげなイタズラ仕掛けおって、後は知らんぷりってなぁ……」

ﾉﾊﾟ⊿ﾟ)「でもこのころからモナーさんバリ可愛いかよ！！うちはこの写真見れて良かったたい！！」

（　´∀｀）「ほんなこつ？」

ﾉﾊﾟ⊿ﾟ)「うん！！このころのモナーさんにも会ってみたかったと！！」

（　´∀｀）「そうね……そんなら今日この写真ば見せた代わりに、ヒートさんの子供んころの写真も見せて欲しかとよ」

ﾉﾊ;ﾟ⊿ﾟ)「え……それはちょっと恥ずかしかったい」

（；´∀｀）「ええええ……自分の写真は見られるの嫌って……ええええ」

,
212：名も無きAAのようです：2014/05/27(火) 20:02:02 ID:pgU2KPu60: ～太もも編～

ﾉﾊﾟ⊿ﾟ)「モナーさんおっはよー！！」

（　´∀｀）「おはよう、ヒートさん」

ﾉﾊﾟ⊿ﾟ)「最近蒸し暑くなってきよったねぇ！！梅雨ももうすぐかもしらんね！！」

（　´∀｀）「そうじゃねぇ。そういえばヒートさんもスカートの下にジャージ履いてこんくなっとうね」

ﾉﾊﾟ⊿ﾟ)「うち冷え性やけん気温高うなるまでジャージ脱げんとよ！！」

ﾉﾊﾟ⊿ﾟ)「ようやっとジャージば卒業できる季節になったけぇスッキリしよるたい！！ほら！！」ﾌﾞｧｻｯ

（；´∀｀）「ちょっ、ヒートさん！！こげん往来でスカートばめくったらいかんたい！！」

ﾉﾊﾟ⊿ﾟ)「なんで？ちゃんとハーパンば履いとうからパンツは見えよらんよ？」

（；´∀｀）「そういうことやなしに……」

ﾉﾊ^⊿^)「あはははっ！！モナーさんのムッツリスケベー！！」ﾊﾞｻﾊﾞｻｯ

（；´∀｀）「ヒートさんももう少し恥じらいば持ってくれんと……」

ﾉﾊ^⊿^)「モナーさんの困っとう顔珍しかけん、止めてあげーん！！」

（；´∀｀）（ああもう、太ももばチラチラしてエロかばい！！）←脚フェチ

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213：名も無きAAのようです：2014/05/27(火) 20:22:37 ID:pgU2KPu60: ～依存編１～

ﾉﾊ*ﾟ⊿ﾟ)「ねぇねぇペニ、ちょっと聞いてくれん！？」

('、`*川「んー、いけんしたと？」

ﾉﾊ*ﾟ⊿ﾟ)「あんねー、今日ねーモナーさんがねー……」

('、`*川「……あんさぁ、ヒート。ちょっとあんたに言いたいことばあっとやけど」

ﾉﾊﾟ⊿ﾟ)「ふぇ？なに？」

('、`*川「あんた私と顔つき合わす度にモナーさんモナーさん言いようけどさぁ、そげんモナーくんに依存しよって大丈夫なん？」

ﾉﾊ;ﾟ⊿ﾟ)「い、依存って……そげんことしとらんよ！？」

('、`*川「いーや、しとうね。だってあんた学校いる間、四六時中モナーさんのことばーっかり考えとうやなかの」

ﾉﾊ;ﾟ⊿ﾟ)「それは……学校でしかモナーさんとの接点がなかけん仕方ないやん……」

('、`*川「それにしたって度が過ぎとうでしょ！あんたも子供やなかとやから、そろそろ恋人から自立せんと！」

ﾉﾊ;ﾟ⊿ﾟ)「そげんこと言うても……」ｵﾛｵﾛ

('、`*川「ま、あんたには難しかと思うけん、まずは身の振り方ば考えるとこから始めてみんさい」

('、`*川「やないとそのうち、モナーさんからも嫌われようかもしれんけぇね？」

ﾉﾊ;ﾟ⊿ﾟ)「……！！」ｶﾞｰﾝ

('、`*川（ちょっーとキツか言い方やけど、こんくらい言わんとこの娘ほんにせからしかけんねー）

.
214：名も無きAAのようです：2014/05/27(火) 20:38:57 ID:pgU2KPu60: ～依存編２～

【その日の昼休み……】

ﾉﾊ'ﾟ⊿ﾟ)「……」ﾄﾞﾖｰﾝ

（　´∀｀）（ヒートさんが物凄い顔ばしよる……）

ﾉﾊ;-⊿-)「……はぁ」

（　´∀｀）（ため息まで……これはなんかあったとやろね）

（　´∀｀）「ヒートさん、いけんしたと？あからさまに元気ばなさすぎったい」

ﾉﾊ;-⊿-)「んーん、なんでんなか……」

（　´∀｀）「なんでんなかとなら、ご飯食べよう？そうやなかとなら、俺に相談してほしかとよ」

ﾉﾊﾟ⊿ﾟ)「じゃあ、聞くけんが……うちってモナーさんに依存しようと思う？」

（；´∀｀）（えっ、今さら！？）

ﾉﾊ;ﾟ⊿ﾟ)「さっきペニに言われたと……うちはモナーさんに依存しよるって」

ﾉﾊ;ﾟ⊿ﾟ)「でもうちはこれでも気持ち抑えとう方ったい！！モナーさんはいけん思う！？」

（；´∀｀）「うーん……」

（；´∀｀）（正直、俺もペニサスさんの意見に賛成やっとやけど……あんまりストレートに言うとヒートさん傷つけてしまいよるしなぁ）

ﾉﾊ;ﾟ⊿ﾟ)「うちもしかして、モナーさんや他の人に知らんうちに迷惑かけとったのかなぁ！？」

（　´∀｀）「そげなこつはなかけんが……」

ﾉﾊ;-⊿-)「そうかなぁ……」

（　´∀｀）「……そうじゃなぁ。よし、ヒートさん。今日は屋上でご飯食べようか」

ﾉﾊ;ﾟ⊿ﾟ)「えっ！？」

（　´∀｀）「ヒートさん悩んどうみたいやし、俺の考えばそこで教えてあげるったい」ｽﾀｽﾀ

ﾉﾊ;ﾟ⊿ﾟ)「ちょ、ちょっと待って！！モナーさん！！」

.
215：名も無きAAのようです：2014/05/27(火) 20:46:29 ID:idKTLN3E0: 子供の頃のヒーちゃんとかすっぽんぽんで走り回ったりしてそう

支援
216：名も無きAAのようです：2014/05/27(火) 20:50:37 ID:pgU2KPu60: ～依存編３～

（　´∀｀）「～♪」ｽﾀｽﾀ

ﾉﾊ;ﾟ⊿ﾟ)「うち、この辺来るの初めてかもしらん……こげなとこあったとやねぇ」

（　´∀｀）「屋上なんて普段来んからねぇ。人気も少なかし、二人きりになるには都合がよかとよ」

ﾉﾊﾟ⊿ﾟ)「ねぇ、モナーさん。屋上行くって言うとったけんが、ふつうこげなとこって鍵かかっとうとやなかと？」

（　´∀｀）「かかっとうよ？」

ﾉﾊ;ﾟ⊿ﾟ)「えー、じゃあ屋上までいけんやん！！」

（　´∀｀）「正確に言うと、屋上までの階段の踊り場に来たかったと」

ﾉﾊ;ﾟ⊿ﾟ)「えぇ！ここ！？」

ﾉﾊ;ﾟ⊿ﾟ)「なんでこげんとこにうちを連れて来たかったと？」

（　´∀｀）「ほら、ここ日当たり最高やけん、弁当食べるのによかと思わん？」

ﾉﾊﾟ⊿ﾟ)「あっ……ホントやねぇ。今の時間帯やと、太陽がちょうど真上に来て窓から日が射しとー」

（　´∀｀）「ちょっと埃っぽいのが難点やけんが、そこは我慢してな」

ﾉﾊﾟ⊿ﾟ)「……うん」

.
217：名も無きAAのようです：2014/05/27(火) 20:59:06 ID:pgU2KPu60: ～依存編４～

（　´∀｀）「ヒートさん、そこ座って？埃たまっとうけんお尻汚さんようにね」

ﾉﾊﾟ⊿ﾟ)「うん……ありがと、モナーさん」

（　´∀｀）「えーっと、ほんで、なんの話やったっけ？」

ﾉﾊ;ﾟ⊿ﾟ)「うちがモナーさんに依存しようかどうかって話やん！！もう忘れよったと！？」

（　´∀｀）「冗談ばい、冗談。弁当ば食べながら、ゆっくり話ばしよ？」

ﾉﾊ;ﾟ⊿ﾟ)「……うちはお弁当よりそっちの話の方が気になるったい」

（　´∀｀）「そげん言わんと……あ、ほらヒートさん。あそこ鳩止まっとうよ？」

ﾉﾊﾟ⊿ﾟ)「え、どこ？」

（　´∀｀）「ほら、あそこん窓のへり。近くに巣ばあっとやろうかねぇ」

ﾉﾊ*ﾟ⊿ﾟ)「わぁ！！本当じゃねぇ！！きょとんとしよってバリ可愛かー！！」

（　´∀｀）「ここは晴れようといろんな物が見えるけんね。俺、ここが好きなんよ」

ﾉﾊ*ﾟ⊿ﾟ)「うちも！！ここんこと一辺に好きになったたい！！」

.
218：名も無きAAのようです：2014/05/27(火) 21:15:14 ID:pgU2KPu60: ～依存編５～

ﾉﾊ*ﾟ⊿ﾟ)「ねぇ見てモナーさん！！あそこん雲、なんか保険の高岡先生の顔みたく見えん？」

（　´∀｀）「ははは、本当じゃねぇ。そいじゃその隣は体育の機械王先生かねぇ？」

ﾉﾊﾟ⊿ﾟ)「そう言われるとそう見えてくるけん、不思議ったい！！」

（　´∀｀）「ははは……」

ﾉﾊ*ﾟ⊿ﾟ)「～♪」

（　´∀｀）「……なぁ、ヒートさん。そのままでよかけん、俺の話ば聞いてくれんかな」

ﾉﾊﾟ⊿ﾟ)「えっ？う、うん……」

（　´∀｀）「俺が昔聞いた話なんやけど、男女の間柄を現す格言に、こげなのがあったったい」

（　´∀｀）「『見つめあう二人よりも、同じ方向を見ている二人の方が良い』って」

ﾉﾊﾟ⊿ﾟ)「……うん」

（　´∀｀）「多分、ペニサスさんの言っとう依存っていうのは、見つめあっとうばっかりで周りの見えよらん人のこつば言うと思うとよ」

ﾉﾊﾟ⊿ﾟ)「……うん。分かるったい」

（　´∀｀）「確かにヒートさんは猪突猛進で、思い込み強いとこはあると思うばってん、周りが見えん人やなかと思うとよ」

（　´∀｀）「ちゃんと人に気配りだって出来よるし、ここにこうして座って、俺と同じ景色ば見てくれようやん？」

ﾉﾊﾟ⊿ﾟ)「……うん」

（　´∀｀）「だけん、ペニサスさんの言っとうことは、あんまり気に病む必要なかとよ。俺はいつもヒートさんと同じ場所に立って、同じ物を見ていたかと」

ﾉﾊﾟ⊿ﾟ)「……そっかぁ」

.
219：名も無きAAのようです：2014/05/27(火) 21:37:01 ID:pgU2KPu60: ～依存編６～

ﾉﾊﾟ⊿ﾟ)「……」

（；´∀｀）「……ヒートさん？押し黙ってしもうていけんしたと？」

ﾉﾊﾟ⊿ﾟ)「ううん、なんでんなかよ！！モナーさんやっぱり優しか人やなーって、感激しとったとよ！！」

（　´∀｀）「そげんこつなかとよ。ヒートさん元気なかと、こっちまでしょんぼりしてしまうけんね」

ﾉﾊﾟ⊿ﾟ)「なんか、悩みが吹っ切れてスッキリしたたい！！ありがとね、モナーさん！！」

（　´∀｀）「お礼ばよかよ。それより、はよう弁当食べてしまわんと昼休み終わるばい」

ﾉﾊﾟ⊿ﾟ)「あ、そうじゃね！！そんなら食べよっか！！」

（　´∀｀）「うん」

ﾉﾊﾟ⊿ﾟ)「……でもその前に、一つだけ言わせてもらってもよかと？」

（　´∀｀）「……うん？」

ﾉﾊ*ﾟ⊿ﾟ)「あんさ……同じ方向ば見るのもよかばってん、たまには二人だけで見つめあうこともしよーね！！」

（；´∀｀）「えっ……あ、うん……」

ﾉﾊ//⊿/) 「あー、なんかバカなこつば言うてしもうたね！！恥ずかしかったい！！」

ﾉﾊ//⊿/)「さ、お弁当お弁当っと！！」ｺﾞｿｺﾞｿ

（；´∀｀）（落ち込んどったけん相談のってあげただけやったとやけど……やっぱりヒートさんの方が一枚上手やったみたいじゃなぁ）

おしまい
.
220：名も無きAAのようです：2014/05/27(火) 22:21:05 ID:NklxWQ8o0: 本当甘ったるいなこいつらはっ
乙！

お題：勇み足
221：名も無きAAのようです：2014/05/28(水) 21:28:52 ID:US3dOu8k0: おつ
モララーとペニサスはいい悪友だな
222：名も無きAAのようです：2014/05/30(金) 20:19:39 ID:cJMcbHdA0: ～勇み足編～

（　´∀｀）「こんにちは」

ﾉﾊﾟ⊿ﾟ)「いらっしゃい、モナーさん！！」

（　´∀｀）「ヒートさんちに遊びに来るのって何気に初めてやねぇ。なんか緊張してしまうばい」

ﾉﾊﾟ⊿ﾟ)「なん言いようと！！そげん悩まんで、いつもみたくすればいいだけやなかね！！」

（　´∀｀）「そうじゃね、ありがとう」

o川*ﾟーﾟ)o「あら、ヒート。あんたもう帰っとったとね」

ﾉﾊﾟ⊿ﾟ)「あれ、お姉ちゃん！！今日大学やなかったと！？」

o川*ﾟーﾟ)o「なんか教授が急病らしくて、休講ばなったと。やけぇ今からヒマでねぇ」

ﾉﾊ;ﾟ⊿ﾟ)「えー、じゃあ家おるのー？せっかくモナーさん遊びに来よったとにー……」

（　´∀｀）「あ、こんにちは……」

o川*ﾟーﾟ)o「あー！！あんたがモナーくん！？ヒートからいつも話ば聞いとうよー！！こんにちは！！」

（　´∀｀）「はい、俺もお姉さんの話ばよく聞かせてもろうてます」

o川*ﾟーﾟ)o「ふーん、そっか～……あんたがねぇ～……」ｼﾞﾛｼﾞﾛ

ﾉﾊ#ﾟ⊿ﾟ)「ちょっとお姉ちゃん！！あんまりジロジロ見よったらモナーさん萎縮してしまうがね！！」

o川*ﾟーﾟ)o「えー？そーう？」

（；´∀｀）「あ、いや、俺は別に気にしとらんですけん……」

o川*ﾟーﾟ)o「あんさー、モナーくん。今家に私以外誰もおらんけん、あんたさえ良ければヒートと二人きりにしてあげてんよかよ？」

（　´∀｀）「……へ？」

ﾉﾊ;ﾟ⊿ﾟ)「ちょっ、なん言いようとねお姉ちゃん！！」

o川*ﾟーﾟ)o「だーってあんたらどうせキス以上の関係に進んどらんとでしょー？だったら姉として協力してやらんとね！！」

o川*ﾟーﾟ)o「もうこの際やけん、ヒートんこつば押し倒して好きにしてんよかとよ？あとはモナーくん次第っちゃけんね！」

ﾉﾊ#ﾟ⊿ﾟ)「なっ……なんば言いよーとか！！！！こんバカ姉がーーーーーーーー！！！！！」

o川*ﾟーﾟ)o「あーら、あんたがそれじゃあ私の気遣いも勇み足やったかしらねー♪オホホホホホ……」ｼｭﾀﾀｯ

ﾉﾊ#ﾟ⊿ﾟ)「こらーーーーーーー！！！！！逃げるなーーーーーーーーーーーー！！！！！」ﾄﾞﾄﾞﾄﾞﾄﾞ
223：名も無きAAのようです：2014/05/30(金) 23:14:05 ID:of68Z6Ak0: キューちゃんｗｗ　ヒートは何人家族なんだろう

お題：家族水入らず
224：名も無きAAのようです：2014/06/03(火) 23:36:59 ID:nXgQBysI0: ～家族水入らず編～

ﾉﾊﾟ⊿ﾟ)「お姉ちゃん、うちのあぶらとり紙どこにあるか知らん？」

o川*ﾟーﾟ)o「えー、知らんよ？あんたまた使いかけでおっぽり出しとったとやなかの？」

ﾉﾊﾟ⊿ﾟ)「新品やけんそこいらに投げとくようなことせんもん！お姉ちゃんこそ勝手に使うたとやなかと！？」

o川#ﾟーﾟ)o「知らんって言っとーやろ！！あんまりしつこいと私も怒るけんね！？」

川#ﾟ -ﾟ)「しゃーしかばい！！あんたら、なん喧嘩しよーとね！！」

ﾉﾊﾟ⊿ﾟ)「あ、お母さん！！うちのあぶらとり紙知らん？」

川ﾟ -ﾟ)「あれならあんたお風呂場に置いとったがね。騒ぐ前によう探しんさい、バカちん」

ﾉﾊ;ﾟ⊿ﾟ)「あ……そうやった、洗顔する前に使うけんお風呂場に置いとったとやった」

o川*ﾟーﾟ)o「んもーっ、ほんにおっちょこちょいやねー！よか迷惑ばい！」

川ﾟ -ﾟ)「あんたもいちいちヒートの喧嘩相手せんで、ちっとは大人の対応ばしんさいよ？」

o川*ﾟ３ﾟ)o「はーい」

(=ﾟωﾟ)（……肩身せまかぁ）←父

.
225：名も無きAAのようです：2014/06/03(火) 23:42:28 ID:nXgQBysI0: 【補足】

※しゃーしか＝うるさい・やかましい

※「しぇからしか」と同義
226：名も無きAAのようです：2014/06/04(水) 01:04:10 ID:hUsvSv6Y0: 3人とも元気だなｗｗ

お題：団扇
227：名も無きAAのようです：2014/06/05(木) 23:53:21 ID:wGX.tn1w0: いようｗｗｗ
228：名も無きAAのようです：2014/06/06(金) 00:44:30 ID:w3UybJgQ0: ～団扇編～

ﾉﾊ;ｰ⊿ｰ)「あ～、暑かね～……」

（；´∀｀）「ほんにねぇ。ついこないだまで春やと思うとったのに」

ﾉﾊ;ﾟ⊿ﾟ)「今年になってもう半年過ぎようとよ？信じられんくない？」

（；´∀｀）「そうじゃなぁ。一年が経つのってあっちゅう間ばい」

ﾉﾊ;ｰ⊿ｰ)「今年の夏も猛暑やっとやろーか……あーあ」

（　´∀｀）「そげん言いよったらいけんばい。冬になりよれば夏が恋しくなるとやから」ﾊﾟﾀﾊﾟﾀ

ﾉﾊﾟ⊿ﾟ)「あっ、それ涼しい！」

（　´∀｀）「即席の団扇ばい。こんなんでも無いよりマシやろう？」ﾊﾟﾀﾊﾟﾀ

ﾉﾊ*ｰ⊿ｰ)「良かねぇ……頭ん中がスーッてしようと」

（　´∀｀）「ヒートさん体温高そうやもんねぇ」ﾊﾟﾀﾊﾟﾀ

ﾉﾊﾟ⊿ﾟ)「そんならお返しに後でうちも扇いであげるけん、二人で扇ぎっこしよ！！」

（　´∀｀）「うん、よかとよ」ﾊﾟﾀﾊﾟﾀ

ﾉﾊ*ﾟ⊿ﾟ)「けど今はうちの番やけんね！！もっといっぱい扇いで！！」

（　´∀｀）「ん」ﾊﾟﾀﾊﾟﾀ

ﾉﾊ*ｰ⊿ｰ)「うぁー……気持ちいー……」

（　´∀｀）（……こげなヒートさんの顔ば見れるとなら、ずっと扇いでてもよかなぁ）ﾊﾟﾀﾊﾟﾀ

.
229：名も無きAAのようです：2014/06/06(金) 00:53:05 ID:w3UybJgQ0: 次ちょっと長めの投下するんでお題募集を一時停止します。
230：名も無きAAのようです：2014/06/06(金) 01:33:02 ID:UhyCAhDQ0: おつ　ベタ惚れ具合が見てて安心する
長めの投下も期待してるぜー
231：名も無きAAのようです：2014/06/06(金) 13:51:27 ID:0jA/vfag0: おつー
232：ながら投下にて失礼：2014/06/06(金) 17:57:02 ID:w3UybJgQ0: .

ﾉﾊﾟ⊿ﾟ)「ねぇ、モナーさん。モナーさんって占いとか信じるほう？」

（　´∀｀）「占い？そうじゃなぁ、女ん人ほどは気にせんような気がするけど、なんで？」

ﾉﾊﾟ⊿ﾟ)「うち、よく当たる占い師さんば知っとうとよ！！今度の週末にそん人にうちらのこと見てもらいにいかん？」

（　´∀｀）「おー、そっか。ヒートさんがそげん言うなら見てもらおうかね」

ﾉﾊﾟ⊿ﾟ)「じゃあ今度の休みに、駅前で待ち合わせね！！細かかことはあとで連絡するったい！！」

（　´∀｀）「ん、分かったばい」

.
233：ながら投下にて失礼：2014/06/06(金) 17:58:02 ID:w3UybJgQ0: .

～よく当たる占い師に会いに行こう編～

.
234：ながら投下にて失礼：2014/06/06(金) 18:27:17 ID:DgAqu26E0: 【週末……】

（　´∀｀）「……」ｷｮﾛｷｮﾛ

ﾉﾊﾟ⊿ﾟ)ﾉｼ「モナーさーん！！こっちこっちー！！」

（　´∀｀）「ああ、ヒートさん。待たせてしもうてすまんかったね」

ﾉﾊﾟ⊿ﾟ)「なん言いよーとね！！まだ待ち合わせ時間から五分しか経っとらんよ！！」

（　´∀｀）「ヒートさん、顔がイキイキしとうばい。よっぽど今日が楽しみやったとやね」

ﾉﾊﾟ⊿ﾟ)「うん！！モナーさんとデートするんもそうやけど、こないだ言った占い師さんに会うのも久しぶりやけんね！！」

（　´∀｀）「ヒートさん常連さんなんやねー。これは俺も期待しても良さそうじゃね」

ﾉﾊﾟ⊿ﾟ)「もっちろん！！だけん向こう着いたら何を占ってもらうか、今から決めとってね！！」

（　´∀｀）「分かった。そんじゃ行こっか」ﾃｸﾃｸ

ﾉﾊﾟ⊿ﾟ)ﾉｼ「あっ！！モナーさん！！そっちやなかと、こっちばい！！」

（　´∀｀）「……えっ？」

.
235：ながら投下にて失礼：2014/06/06(金) 18:33:51 ID:DgAqu26E0: .

（　´∀｀）「そっち駅ビルのほうじゃけど、電車乗るんやなかと？」

ﾉﾊﾟ⊿ﾟ)「あー、言うとらんかったっけ？電車やなくて徒歩で行ける距離ったい！！」

（　´∀｀）「ああ、そうやったと。俺はてっきり電車ば使うて遠出するのかと思うとったばい」

ﾉﾊﾟ⊿ﾟ)「あらかじめ言うとけば良かったね。ごめんね！！」

（　´∀｀）「けど、この辺りに占いばしてくれるような店なんかあったっけねぇ？」

ﾉﾊﾟ⊿ﾟ)「うん。ちょっと路地の奥まったとこにあるけん分かりづらかけど、知る人ぞ知るお店があるんよ！！」

（　´∀｀）「へー」

ﾉﾊﾟ⊿ﾟ)「うちが案内するけん、モナーさんついてきてくるればよかとよ！！」

（　´∀｀）「じゃあ、お願いするばい」

.
236：ながら投下にて失礼：2014/06/06(金) 18:43:32 ID:ZhtOfifU0: 【数分後】

ﾉﾊﾟ⊿ﾟ)「～♪」

（；´∀｀）「……ヒートさん」

ﾉﾊﾟ⊿ﾟ)「んー？いけんしたと？目的地にはまだまだかかるとよ？」

（；´∀｀）「なんか、えらい細かか路地まで入りこんどらん？」

ﾉﾊﾟ⊿ﾟ)「あー、大丈夫ったい！！道間違えたりはしとらんから！！」

（；´∀｀）「そんならよかばってんが……」

（；´∀｀）（風俗店やらラブホ通りやら怪しい露店やら山ほどあっとやけど……）

（；´∀｀）「ちゅうか、一人で占いばしてもらう時もこの道通っとうと？」

ﾉﾊﾟ⊿ﾟ)「そうったい。ここ通らんとそのお店まで行けんけぇね！！」

（；´∀｀）「……あんさヒートさん、今度からそんお店行くときは、絶対に俺も一緒に呼んでくれん？」

ﾉﾊﾟ⊿ﾟ)「へっ？なんで？」

（；´∀｀）「こん通り、なんか危なかー気がするとよ……今俺らが通りすがったのも、多分ヤクザかなんかの事務所じゃなか？」

ﾉﾊﾟ⊿ﾟ)「えー、そうなん？言われて初めて気づいたばい！！」

（；´∀｀）（……鈍感すぎるばい、ヒートさん。なんかあったら俺がヒートさん守ってやらんと）

.
237：ながら投下にて失礼：2014/06/06(金) 18:53:54 ID:w3UybJgQ0: .

ﾉﾊﾟ⊿ﾟ)「着いたばい、モナーさん！！こんビルの中に占いのお店ばあっとよ！！」

（；´∀｀）（とりあえず行きがけにはなんも起こらんくて良かったけんが……）

（；´∀｀）「ちゅうかここ、廃ビルやなかと？人のおる気配ばせんとやけど……」

ﾉﾊﾟ⊿ﾟ)「そげんこつなかよ！！ちゃーんと人ば住んどうよ？」

ﾉﾊﾟ⊿ﾟ)「ほら！！看板だってあそこに出とーやん！！」

【オギノ式占星術・総合占いのヤマムラ屋】

（；´∀｀）「手書き看板……しかもオギノ式って確か避妊の方法……」

ﾉﾊﾟ⊿ﾟ)「ひにん？」

（；´∀｀）「……なんでんなかよ。ヒートさんは気にせんで」

ﾉﾊﾟ⊿ﾟ)「そう？そんなら行こっか、モナーさん！！」

（；´∀｀）（ヒートさんには悪かばってんが、ここまで胡散臭さしか感じんばい……）

.
238：ながら投下にて失礼：2014/06/06(金) 19:12:18 ID:w3UybJgQ0: .

ｶﾝ、ｶﾝ……

（　´∀｀）「えらい古めかしかビルやねぇ。ヒートさん、足元ば気をつけてな？」

ﾉﾊﾟ⊿ﾟ)「へーきへーき！！うち何回も来て慣れとーもん！！」ｶﾝｶﾝｯ

（　´∀｀）（腐食して今にも階段ば崩れそうやけん言っとうとやけど……にしても）

（；´∀｀）「……ヒートさん」

ﾉﾊﾟ⊿ﾟ)「いけんかした、モナーさん？視線あげてもスカートやなかけん下着は見えんよー？」

（；´∀｀）「そげなことやなくてさ……なんかこんビルん中、寒くなか？」

ﾉﾊﾟ⊿ﾟ)「ウッソー！！こげんムシムシした日に寒さなんか感じんよ？」

（；´∀｀）「じゃよなぁ……じゃけんこんビル入ってから、なんか背筋に寒気ばすっとよ」

ﾉﾊ;ﾟ⊿ﾟ)「えぇぇぇ、大丈夫！？もしかして風邪のひき始めやなか！？」

（；´∀｀）「じゃろうか……」

ﾉﾊ;ﾟ⊿ﾟ)「じゃあいけんする？ここまで来たけど引き返す？」

（；´∀｀）「や……せっかくやけん占いまではしてもらうばい」

ﾉﾊ;ﾟ⊿ﾟ)「そう……あんまり無理せんでおってね？」

（；´∀｀）（……どっかからエアコンの冷気でも漏れとうとやろうか？）

.
239：ながら投下にて失礼：2014/06/06(金) 20:24:12 ID:ZhtOfifU0: .

ーーー
ーー
ー

ﾐｾ*ﾟーﾟ)ﾘ「ふんふんふんふふーん♪」

ﾐｾ*ﾟーﾟ)ﾘ「今日もお客はゼロー♪明日もお客はゼロー♪毎日お客はゼロー♪」

ﾐｾ*ﾟーﾟ)ﾘ「私のお仕事ー♪主にお掃除ー♪」

ﾐｾ*ﾟーﾟ)ﾘ「ふんふんふんふふーん♪」

*鼹鼹*ｶﾞﾁｬｯ

ﾐｾ*ﾟ3ﾟ)ﾘ「おや？珍しくお客さんかいな？」

ﾉﾊﾟ⊿ﾟ)「こんにちはー！！」

ﾐｾ*ﾟーﾟ)ﾘ「あらまー！ヒーちゃんじゃーん！チョー久しぶりー！」

ﾉﾊﾟ⊿ﾟ)「ミセリさん！」

（　´∀｀）「こんにちは」

ﾐｾ*ﾟーﾟ)ﾘ「おろ？そっちの人は？もしかしてヒーちゃんうちがヒマなの知ってて客寄せしてくれた？」

ﾉﾊ*^⊿^)「えへへー！こん人はなんとうちのカレシですー！」

ﾐｾ;ﾟДﾟ)ﾘ「うっそマジ！？ヒーちゃんに男が出来るなんて予想外だわー……」

（　´∀｀）「あの、ヒートさん。こんギャルギャルしい人が占い師の先生なん？」

ﾉﾊﾟ⊿ﾟ)「ああ、ごめんねモナーさん！！こん人はこの店の受付で先生の助手の、及川ミセリさんったい！！」

ﾐｾ*ﾟーﾟ)ﾘ「ちーっす。華の大学生二年生、及川ミセリっすー。現在恋人募集中みたいな？」

（　´∀｀）（あ、いけん。こん人たぶん俺のバリ苦手なタイプばい）

.
240：ながら投下にて失礼：2014/06/06(金) 20:38:48 ID:DgAqu26E0: .

ﾐｾ*ﾟーﾟ)ﾘ「ヒーちゃん好みのおカタそうな男の子じゃーん！どこで見つけて来たのよー？」

ﾉﾊ*ﾟ⊿ﾟ)「モナーさん同じ学校の同級生なんよー！！今日はサダコ先生に、二人のこつば占ってほしくて来たと！！」

ﾐｾ*ﾟーﾟ)ﾘ「ミセリ姐さん差し置いてカレシなんか作っちゃってぇ！！このこのー！！」ｸﾞﾘｸﾞﾘ

ﾉﾊ*^⊿^)「んふふー」ﾃﾞﾚﾃﾞﾚ

ﾐｾ*ﾟーﾟ)ﾘ「そいじゃあ今日は二人の恋仲を占えばいいワケね？オッケーオッケー！」

ﾐｾ*ﾟーﾟ)ﾘ「今センセー呼んでくるから、そこ座って待っときな！」

ﾐｾ*ﾟдﾟ)ﾘ「センセー！お客さんっすよー！寝てる場合じゃないってばー！！」ﾄﾞﾀﾄﾞﾀ

（　´∀｀）「……なんか、ヒートさんとは違った意味で慌ただしか人やねぇ」

ﾉﾊﾟ⊿ﾟ)「そうやねぇ。姉御肌でチャキチャキしよって……」

ﾉﾊﾟ⊿ﾟ)「そういえばモナーさん、寒気はもう治まったと？」

（　´∀｀）「あ、うん……たぶん俺の気のせいやったとよ」

ﾉﾊ*ﾟ⊿ﾟ)「それなら良かった！！モナーさん気分悪うしたらうちもつまらんけんね！！」

（　´∀｀）「心配かけてごめんな、もう安心してよかよ」

ﾉﾊﾟ⊿ﾟ)「そいならそこ座って待っとこう？」

（　´∀｀）「はは、うん……」

（；´∀｀）（……本当はこん部屋入ってから、ますます寒気ば増してきとるとやけどね）

.
241：ながら投下にて失礼：2014/06/06(金) 20:56:43 ID:w3UybJgQ0: .

（　´∀｀）（どう考えてもこの部屋が、寒気の原因じゃよなぁ……）

（；´∀｀）（はよう占いばしてもらって、さっさと帰ろう。うん、そうしよう）

ﾐｾ*ﾟーﾟ)ﾘ「おっまたー。センセーの準備できたわよん！」

ﾉﾊﾟ⊿ﾟ)「よっ、待ってました！！」

（　´∀｀）「ヒートさん、歌舞伎やなかとやから……」

ﾐｾ*ﾟーﾟ)ﾘ「うちのセンセもノリがいいの嫌いじゃないからへーきっすよ！」

ﾐｾ*ﾟーﾟ)ﾘ「それじゃサダコセンセー、どうぞー！！」

川д川「……あんたたち、声うるさいわよ……少しは静かになさい……」ﾉｿﾘ

（；´∀｀）「……！？」ｿﾞｸｯ

.
242：ながら投下にて失礼：2014/06/06(金) 21:19:06 ID:ZhtOfifU0: .

（；´∀｀）（うわ、鳥肌すっご……それに今までになかくらいの悪寒がする……！！）ﾌﾞﾙｯ

（；´∀｀）（……あん先生ば見たから？）

ﾉﾊ*ﾟ⊿ﾟ)「サダコ先生ー！！こんちはー！！」

川д川「いらっしゃい、ヒートちゃん……半年ぶりくらいかしら？」

ﾉﾊﾟ⊿ﾟ)「そうですねー！！長うごぶさたしてました！！」

ﾐｾ*ﾟーﾟ)ﾘ「ヒーちゃん顔出してくれてセンセーも喜んでるよー」

（；´∀｀）（なしてこん二人はこげん普通に話ば出来とるとやろう……）ｿﾞｸｿﾞｸ

川д川「……それで、そちらはどなた？」ﾁﾗｯ

ﾐｾ*ﾟーﾟ)ﾘ「それがねーセンセー！あのヒーちゃんに、なんとカレシが出来たんだってー！」

川д川「へぇ……それはおめでとう」

ﾉﾊ*^⊿^)「ありがと！先生！」

（；´∀｀）「あ、ど、どうも……」

川д川「少し、近くで顔を見せてもらっても、いいかしら……？」

ﾐｾ*ﾟーﾟ)ﾘ「センセー目が悪いから顔近くなるけど、ちょっちガマンしてねー？」

（；´∀｀）「ええ、ああ、はい。どうぞ……」

.
243：ながら投下にて失礼：2014/06/06(金) 23:18:34 ID:DgAqu26E0: .

川д川「……それじゃあ、ちょっと失礼」ｽﾞｨｯ

（；´∀｀）「うぉっ……」ｿﾞｯ

川д川（´∀｀；）ｼﾞｨｰｯ

川д川「…………へぇ」ｼﾞﾛｼﾞﾛ

（；´∀｀）（寒気が止まらん……そんで顔近っ！！）

川д川「……なるほど、ね。確かにヒートちゃんとの相性は良さそう……かも、ね」

ﾉﾊ*ﾟ⊿ﾟ)「えーすごーい！！見ただけで分かるとですかー！？」

ﾐｾ*ﾟーﾟ)ﾘ「さっすがうちのセンセー！年季が違うっすね！」

川д川「いやさすがにこれだけじゃ……詳しく見るためにはもっと近くに……」

ﾉﾊﾟ⊿ﾟ)「そげんこつ言って、あんまり近くば寄ったらうち泣いてしまいますけんね！！」

ﾐｾ*ﾟーﾟ)ﾘ「センセー独り身長いからってヒーちゃんのカレシ取っちゃダメっすよー？」

川д川「……あなたたちってどうしてそんなに……まぁ、いいけど……」

川д川「……あなた、こっちへ」

（；´∀｀）「は、はい……」

川д川「大丈夫……気を落ち着けて、リラックスして……」

（；´∀｀）（おおおお……ヤバいヤバいヤバい。寒気どころか吐き気まで催してきたばい！）

.
244：ながら投下にて失礼：2014/06/06(金) 23:32:17 ID:DgAqu26E0: .

川д川「……」

（；´∀｀）（なしてやろう……こん人に見つめられようと、肝が冷えるばい）

川д川「…………ねぇ、ヒートちゃん」

ﾉﾊﾟ⊿ﾟ)「はい？」

川д川「少し、この子の肌に触れてみてもいいかしら……？」

ﾉﾊ;ﾟ⊿ﾟ)「えー？それ占いに必要なことやっとですかー？」

川д川「……ええ、そうね」

ﾉﾊ;ｰ⊿ｰ)「んー……じゃあよかとです」

（；´∀｀）（俺の意思は……？）

ﾐｾ*ﾟーﾟ)ﾘ「センセー、若い男見たからってセクハラはナシっすよー！」

川д川「そんなんじゃないわよ……バカ……」

川д川「……あなた。ちょっと頬、触るわよ」

（；´∀｀）「は……はい」

川д川「……失礼」

川д川っ（´∀｀；）ｽｯ

（|||´∀｀）「……ぉぇっ！！」ｹﾞﾌｯ

川д川「……あ」

ﾉﾊﾟ⊿ﾟ)「え？」

ﾐｾ*ﾟーﾟ)ﾘ「ん？」

.
245：ながら投下にて失礼：2014/06/06(金) 23:43:03 ID:DgAqu26E0: .

（（（　（； ∀　）ｸﾗｯ

ーーーーバタァンッ

ﾉﾊ;ﾟ⊿ﾟ)「モナーさんッ！？」

ﾐｾ;ﾟдﾟ)ﾘ「ぎょえええぇぇぇ！？いきなしぶっ倒れた！？」

川д川「あぁ、やっぱり……この子、『分かる子』だったんだ……」

ﾉﾊ;ﾟ⊿ﾟ)「モナーさん、しっかりして！いけんしたと、モナーさん！！」

（|||´∀｀）「う……あ……」

川д川「落ち着いて、ヒートちゃん。とりあえずこの部屋から出せば容態は治まるから……」

ﾉﾊ;ﾟ⊿ﾟ)「サダコ先生！モナーさんいけんしたとですか！？」

川д川「部屋と私から立ち上る良くないのに当てられちゃったのよ……」

川д川「ミセリ、あなたはヒートちゃんと足を持って……頭は私が持つから、二階の寝室まで運ぶわよ？」

ﾐｾ;ﾟーﾟ)ﾘ「へ、へい！！」

川д川「いくわよ……せーの！！」

ﾉﾊ;ﾟ⊿ﾟ)「よいしょおッ！！」

（|||´∀｀）「うぅ……」

.
246：名も無きAAのようです：2014/06/07(土) 00:58:52 ID:QQrG0AIU0: 支援
247：名も無きAAのようです：2014/06/07(土) 07:03:39 ID:W0DvrPeo0: 女性陣みんな普通じゃない感じかｗｗ
248：ながら投下にて失礼：2014/06/07(土) 21:43:40 ID:iOU5cddA0: .

ーーー
ーー
ー

（；´∀｀）「うぅん……」

川д川「あぁ、重かった……とりあえずここで横にさせておけば、徐々に良くなるわ……」

ﾉﾊ;ﾟ⊿ﾟ)「モナーさん……」

川д川「心配しないで、ヒートちゃん……これはただの引きつけみたいなものだから……」

ﾐｾ;ﾟーﾟ)ﾘ「センセ、この子どーしてこうなったの？いきなりすぎて私もイミフなんですけど」

ﾉﾊ;ﾟ⊿ﾟ)「そういえばモナーさん、このビル入った時から寒気ばするって言うておったとです！！」

川д川「そうねぇ……敏感な人だと、そういうの分かっちゃうこともあるのかもね……」

ﾐｾ;ﾟーﾟ)ﾘ「……もしかしてここ、心霊スポットかなんかなんですか？」

川д川「ここっていうか……私と私の仕事場が、それに限りなく近い感じかしら……？」

ﾐｾ;ﾟдﾟ)ﾘ「ぎゃあああああ！！衝撃の事実！！今までそんなとこで働いてたなんて！！」

ﾉﾊ;ﾟ⊿ﾟ)「いっちょんワケ分からんとです……うちにも分かるように説明してもらえんとですか？」

川д川「えぇ、最初からそのつもりよ……私が原因で、あなたたちに迷惑かけちゃったみたいだからね……」

.
249：ながら投下にて失礼：2014/06/07(土) 21:58:20 ID:i7RcAxlQ0: .

川д川「けどその前に、そこでうなされてる彼を起こしてあげましょうか……」

川д川「ヒートちゃん……その子の手を出来るだけ強く握ってあげて……？」

ﾉﾊ;ﾟ⊿ﾟ)「へ……あ、は、はい！！」

ﾉﾊ;ﾟ⊿ﾟ)っ⊂(´∀｀；）　ｷﾞｭｯ

（　´∀｀）「……あれ？」ﾊﾟﾁ

ﾉﾊﾟ⊿ﾟ)「モナーさん！！」

ﾐｾ;ﾟーﾟ)ﾘ「起きるの早っ！！」

ﾉﾊﾟ⊿ﾟ)「良かった～！！いけなことになるかち思って心配しよったとよー！！」

川д川「ごめんなさいね……私が原因で気分悪くさせて……」

（　´∀｀）「え、いや、構わんとですけど……てゆーか、何があったとですか？」

ﾉﾊ;ﾟ⊿ﾟ)「覚えとらんと！？モナーさん、サダコ先生に触られて卒倒してしもうたとよ！！」

（　´∀｀）「あぁ、そういえば……」

（；´∀｀）「……あっ！！」ｶﾞﾊﾞｯ

川д川「そんなに身構えなくても、私が肌に触れない限りは倒れたりしないから、安心なさい……」

（；´∀｀）「そ、そうですか……」

.
250：ながら投下にて失礼：2014/06/07(土) 22:18:11 ID:i7RcAxlQ0: .

ﾉﾊ;ﾟ⊿ﾟ)「サダコ先生、モナーさんはさっきなして倒れてしもうたとですか？」

川д川「それについてはさっきミセリが言ったのが半分正解……」

川д川「霊的な悪い磁場に当てられて、身体が気絶っていう防御反応を取ったのね……」

ﾐｾ;ﾟーﾟ)ﾘ「ひょえぇぇ……おっそろしいっすー……」

（；´∀｀）「……あの部屋って、そげにヤバかところやっとですか？俺、今まで生きてきて霊感なんかあった試しがなかとです」

川д川「……そうね、一体どこから説明すればいいのかしら」

ﾐｾ;ﾟーﾟ)ﾘ「なんか殺人事件とか自殺とか、そーいう系統っすか？」

川д川「そうじゃないの……問題があるのは部屋そのものじゃなくて、私の道具の方よ……」

ﾉﾊﾟ⊿ﾟ)「道具って、そこらに置いてあったお札とか水晶玉のこと？」

川д川「そう……あれは全部、占いのためじゃなくて人を呪い殺すための道具……呪具と呼ばれるものなの……」

ﾐｾ;ﾟーﾟ)ﾘ「うひゃああ！！私センセーいないとき触っちゃったことあるんですけど！！」

川д川「あんたはそこの彼みたいに敏感じゃないから大丈夫よ……」

ﾉﾊ;ﾟ⊿ﾟ)「サダコ先生はなしてそげなもの持っとうとですか……？」

川д川「……あー、あのね」

.
251：ながら投下にて失礼：2014/06/07(土) 22:20:39 ID:i7RcAxlQ0: .

川д川「……私の本業は占い師じゃなくて……人を呪い殺すのを生業とする、呪殺師って仕事なのよ……」

ﾐｾ;ﾟДﾟ)ﾘ「えええぇぇぇぇ！？」

ﾉﾊ;ﾟ⊿ﾟ)「！！」

（；´∀｀）「呪殺師……？」

.
252：ながら投下にて失礼：2014/06/07(土) 22:32:28 ID:i7RcAxlQ0: .

川д川「ああ……一応言っておくけど、今では占い一本に絞って呪殺なんてやってないから……」

ﾐｾ;ﾟーﾟ)ﾘ「そういう問題じゃないっすよー！！呪殺って、人殺しじゃないですかー！！」

川д川「そう……だけど証拠はないから逮捕はされない、それどころか事件として立件すらしてないでしょうね……」

（；´∀｀）「えっと……そんリアクションば見る限り、ミセリさんも今まで知らんかったとですね？」

ﾐｾ;ﾟーﾟ)ﾘ「知ってたらとっくにこんな仕事辞めてるよぉ！！」

ﾉﾊ;ﾟ⊿ﾟ)「じゃあ、お札とか水晶は、そん時のサダコ先生の仕事道具やっとですね」

川д川「そう……」

ﾉﾊ;ﾟ⊿ﾟ)「そげなものをなんで起きっぱなしにしようとですか！！モナーさんみたいに倒れる人がおったら、危なかとです！！」

川д川「ああいう本物の道具置いてたら占いの方にも箔がつくかなって……実際、ここに
　　　　お客なんてほとんど来ないし、気絶するほど敏感な人間なんてさらに稀だしね……」

ﾉﾊ#ﾟ⊿ﾟ)「それでも、万が一ってことがあるでしょーが！！」

川д川「えぇ、もちろんそうね……今日みたいなことがあった以上、あの道具はちゃんと処分しておくわ……」

.
253：名も無きAAのようです：2014/06/19(木) 21:21:27 ID:RSPLSFJc0: .

（；´∀｀）「でもなして呪殺なんてしよったとですか……？聞いた話やと、占いもよく当たるとでしょう？」

ﾉﾊﾟ⊿ﾟ)「そーそー！！うち、今の今までそげなこつばしよるって知らんかったとですよ！！」

川д川「仕方がないのよ……うちってそういう家系の産まれなの……」

川д川「昔は時の朝廷に雇われたりした有能な呪家だったらしいわ……私には関係ないくらい昔々の話だけど……」

ﾐｾ*ﾟーﾟ)ﾘ「関係ないならフツーに占いだけやってりゃ良かったじゃないっすかー！！」

川д川「そうね……でも、私の両親はそうは思ってなかったみたい……」

川д川「有能な血を絶やす訳にはいかない……たとえ地獄に落ちても呪殺の業は伝授していくって……」

川д川「その結果が、これよ……」

川дﾒ川　ﾌｧｻ…

（；´∀｀）「それ……その傷は？」

川дﾒ川「ちょうど物心ついた時だったかしら……両親に目玉を抉られそうになったの……」

ﾉﾊ;ﾟ⊿ﾟ)「えぇぇぇぇ！？ほんなこつですか！？」

川д川「そう……どうも私に潜在的な恨みを植えつけたかったみたいね……おかげで今でも左目の視力は右の半分以下しかないわ……」

（　´∀｀）「あ！だから俺の顔ば見る時、あんな近くに……！」

川д川「そうよ……本当に君には、悪いことしたわね……」

ﾐｾ;ﾟーﾟ)ﾘ「ひぇ～……全く知らなかったっすよぉ～……」

ﾉﾊ;ﾟ⊿ﾟ)「ミセリ姐さんはなしてそげん重要なこつば知らんかったと？」

ﾐｾ;ﾟーﾟ)ﾘ「だってセンセー自分のこと全然話してくれないんだもん！！」

.
254：名も無きAAのようです：2014/06/19(木) 21:29:49 ID:RSPLSFJc0: .

川д川「話して面白いことでもないし……それにいきなりこんな話したら、あなたすぐここ止めちゃうじゃない……」

ﾐｾ;ﾟーﾟ)ﾘ「そりゃあ～そうっすけどぉ～……」

川д川「……ま、いい機会だから、今日は全部話してあげるわ……ちょうどヒートちゃんもいることだしね……」

ﾉﾊ;ﾟ⊿ﾟ)「ふぇ！？うちですか！？」

川д川「ヒートちゃんも私の人生にあながち無関係じゃないのよ……ﾌﾌﾌﾌ」

（；´∀｀）「笑い方が怖かぁー……ヒートさん何しでかしたと？」

ﾉﾊ;ﾟ⊿ﾟ)「うちなんも恨みば買うようなことはしとらんよ！？」

川д川「心配ゴム用……ヒートちゃんは何もしてない、っていうか……むしろ私にプラスとなってくれた存在だから……」

川д川「まぁその話の前に、まずは私のルーツから語りましょうか……」

ﾉﾊ;ﾟ⊿ﾟ)「うちなんかが聞いてよかとやろうか……」

（；´∀｀）「まぁ今は黙って聞いとこう、ヒートさん」

ﾐｾ;ﾟーﾟ)ﾘ「こういう空気苦手っす～……」

.
255：名も無きAAのようです：2014/06/19(木) 21:44:25 ID:RSPLSFJc0: .

川д川「さっきも話した通り、私は呪術家の産まれで、幼いころから呪殺の英才教育を受けていた……」

川д川「といってもその内容は、今で言うとほとんど虐待に近いものだったけどね……」

川д川「顔の傷はもとより、身体中に消えない痣や傷痕が山ほど残ってるわ……良かったら見てみる？」

ﾐｾ;ﾟーﾟ)ﾘ「いやいやいや！！」

ﾉﾊ;ﾟ⊿ﾟ)「そげん傷ば見せたらいけんよセンセー！！」

川д川「私は別に気にしてないけどね……まぁいいわ」

川д川「それもこれも全て、私に怨念を蓄積させて呪いの成就する率を高める、ただそれだけのためにやっていたのよ……」

川д川「バカみたいよねぇ……そのために、大事な子供の体を傷つけて……」

川д川「おかげで小中高とろくな友達も出来なかったし、主だった学校行事も何一つ受けれなかった……」

（；´∀｀）「……赤の他人が言うていいことか分からんとですけど、壮絶な人生やったとですね」

川д川「そんな両親を当然、私は恨んだ……そして高校を卒業する日の晩、私は初めて、身につけた呪いの業に手を染めたのよ……」

ﾉﾊ;ﾟ⊿ﾟ)「……へ？」

ﾐｾ;ﾟーﾟ)ﾘ「そ、それってまさか、もしかして……！？」

川д川「察しが良いわね……そうよ、私が初めて呪いで殺したのは、私の実の両親だったの……」

ﾉﾊ;ﾟ⊿ﾟ)「えーーーーーーーーーーーーーーーー！！！！！！！！！！！！！」

（；´∀｀）「そんな……！！」

.
256：名も無きAAのようです：2014/06/19(木) 21:57:00 ID:RSPLSFJc0: .

ﾐｾ;ﾟーﾟ)ﾘ「それじゃセンセー、ホントに殺人犯じゃないっすかー！！」

川д川「呪殺は証拠も残らないし、事件として立件されてすらいないわよ……死因は原因不明の病死として扱われたわ……」

ﾉﾊ;ﾟ⊿ﾟ)「そんなぁ……子供が親殺すなんて、どんなことがあってもしちゃいけんことったい！！」

川д川「そうね、それが普通の感覚よ……でもねヒートちゃん、うちの親が私に呪いをかけられてるの知った時、なんて言ったと思う……？」

ﾉﾊﾟ⊿ﾟ)「それは……分からんとですけど……」

川д川「答えはね……『よくやった』、よ」

（；´∀｀）「な、なして自分を殺そうとしてる娘に、そげん言葉を？」

川д川「昔からのしきたりでね……呪家に産まれた子は大人になれば、両親のどちらかを呪い殺して力の証明をしなければならないの……」

川д川「それが出来なければ、出来損ないとして今度は私が殺される……尤も父母ともに殺した私みたいなのは、あんまり例がないみたいだけどね……」

川д川「だから両親は最後に私を褒め称えた……あるいはその言葉自体が、私を呪殺の道に縛る呪いだったのかも……」

ﾐｾ;ﾟーﾟ)ﾘ「センセー……すごい過去を持ってたんっすね。正直今までセンセーのこと軽く見てたっす……」

.
257：名も無きAAのようです：2014/06/19(木) 22:22:17 ID:RSPLSFJc0: .

川д川「今でもたまに夢に見るわ……狂ったように笑い猛る両親が、よくやった、よくやったって私を誉めるの……」

ﾐｾ;ﾟーﾟ)ﾘ「こわーっ！！」

（；´∀｀）「そげなところにいたら、自分まで気が触れてしまいそうったい……」

川д川「その時かな……あぁ私はもう、この道から逃れることは出来ないんだなって悟ったのは」

ﾉﾊﾟ⊿ﾟ)「貞子センセー……」

川д川「もう何もかもどうでもよくなって、成人して本格的に呪殺師を名乗れるまで、母方の叔父と一緒に暮らしてた……」

ﾉﾊ;ﾟ⊿ﾟ)「その叔父さんも、呪いば使うたとですか？」

川д川「ええ……でも仮にそうでなくても、助けを求めようなんて思いもしなかったと思うわ……」

川д川「その頃にはもう、イリーガルな手段で人を殺すことに、あんまり躊躇がなくなってたから……」

川д川「地方政治家にヤクザの親分……利益分配で揉める海外マフィアのドンとかも呪殺したっけ……」

川д川「私生活も仕事も荒みきって、本当にあの頃は、いつ死んでもおかしくなかったと自分でも思うわ……」

（；´∀｀）「なんちゅうか……よくこれまで生きてこれましたね」

川д川「ﾌﾌﾌﾌ……私が今こうして死なずに生きてるのは、そこにいる二人がいたからなのよ」

ﾉﾊ;ﾟ⊿ﾟ)「ふへ！？」

ﾐｾ;ﾟーﾟ)ﾘ「うちらが！？」

川д川「そうよ……あなたたち、自分でも知らないうちに、人一人の命を救ってたのよ？」

.
258：名も無きAAのようです：2014/06/20(金) 13:03:22 ID:q.7arTxo0: 続きwktk
259：名も無きAAのようです：2014/06/22(日) 18:25:17 ID:rrQhjPeI0: .

川д川「ほら、覚えてる……？あなたたちがここへ来たの、ちょうど同じ日だったでしょう……？」

ﾉﾊﾟ⊿ﾟ)「あー、そういえば……」

ﾐｾ*ﾟーﾟ)ﾘ「懐かしいっすねー」

川д川「なんていうか……あの時の私はいろいろ限界が来ててね……いつ死んでもおかしくない状態だったのよ……」

ﾉﾊ;ﾟ⊿ﾟ)「えぇー……」

ﾐｾ;ﾟーﾟ)ﾘ「そんなこと全く気づかなかったっすよ！」

川д川「そりゃあねぇ……あなたたちそういうとこ鈍そうだから……」

（　´∀｀）「えらい明け透けに物を言いよりますね……」

川д川「でもね……そういうことに聡い他の誰が来るより、私はあなたたちがここへ来てくれて良かったと思ってるわ……」

（　´∀｀）「……そこまで言うっちゅうことは、何かよほどのことがあったとやなかとですか？」

川д川「えぇ……頭がおかしくなったと思われても仕方ないけれど、あの時私は、人を本当の意味で守護する者を見たの……」

ﾉﾊﾟ⊿ﾟ)「ちゅうと？」

川д川「守護霊、っていうのかしらね……あそこまではっきり見えたのは初めてだったけど」

.
260：名も無きAAのようです：2014/06/22(日) 19:14:04 ID:rrQhjPeI0: .

川д川「あれは凄かったわ……それまでの私の人生がひっくり返るくらいの衝撃だった……」

ﾐｾ;ﾟーﾟ)ﾘ「守護霊って……なんか胡散臭ー……」

ﾉﾊﾟ⊿ﾟ)「そんなことなかとよ！！貞子センセーが見たとなら、うちは信用するとです！！」

川д川「ﾌﾌﾌ……ありがとうヒートちゃん。その守護霊も、こんなヒートちゃんだから憑いているのかもね……」

ﾐｾ*ﾟーﾟ)ﾘ「あ、守護霊ってヒーちゃんについてたんだ。良かったー」

（；´∀｀）「そんな露骨にホッとせんでも……」

川д川「どのみちミセリには見えないわよ……あなた零感じゃない……」

ﾉﾊ*ﾟ⊿ﾟ)「あの、貞子センセー！！それってどげな霊やったとですか！？」

川д川「えぇ……確か……」

以`ﾟ益ﾟ以　　川*｀ゥ´)

川д川「こんな顔した霊が二匹、ヒートちゃんの背後に見えたわ……」

ﾉﾊ;ﾟ⊿ﾟ)「えぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ！？」

.
261：名も無きAAのようです：2014/06/22(日) 19:21:50 ID:rrQhjPeI0: .

ﾉﾊ;ﾟ⊿ﾟ)「ちょっと待って！！センセーこれほんなこつうちの後ろにおるとですか！？」

川д川「そうよ……何か不服？」

ﾉﾊ;ﾟ⊿ﾟ)「こげな濃い面子が後ろおったら落ち着かんくなるとです……」

（；´∀｀）「ヒートさん、もうちょいオブラートに包んで……」

ﾐｾ*ﾟーﾟ)ﾘ「あー、でも分かるー。こんな顔のがいつも近くにいると思うとちょっちイラッとするよねー」

川д川「あなたたちねぇ……顔のことばかり言ってるけど、私が見るにかなり徳の高い霊よ……？少しは敬意を払いなさい？」

ﾉﾊ;ﾟ⊿ﾟ)「はーい……」

川д川「それに、女の霊の方は、もしかしたら文献にも載ってる高尚な天女様かもよ……？」

（；´∀｀）「本当やっとですか？」

川д川「えぇ……ほらこれ」

http://ja.m.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%82%A1%E3%82%A4%E3%83%AB:Kichij%C5%8Dten.jpg

ﾐｾ;ﾟーﾟ)ﾘ「た、確かにクリソツ！！」

（；´∀｀）「ヒートさんなんちゅうもんを持っとうとね……」

ﾉﾊ;ﾟ⊿ﾟ)「うち知らんよ！？」

川д川「ヒートちゃんが意識して連れてる訳じゃないから安心しなさい……」

.
262：名も無きAAのようです：2014/06/22(日) 19:30:44 ID:rrQhjPeI0: .

川д川「まぁ、あれね……その霊が、私の因果を断ち切ってくれた、ってとこかしら……」

（；´∀｀）「一体何が……」

川д川「簡単な話よ……怒られたの、ヒートちゃんに憑いてた男の方の守護霊に……」

ﾉﾊ;ﾟ⊿ﾟ)「怒られた……とですか？」

川д川「えぇ、それもバッサリとね……『これ以上悪因を重ねるな』って、火の出るような顔して怒ってた……」

ﾐｾ;ﾟーﾟ)ﾘ「そらーあの顔で怒られたら改心もしますわな」

川д川「そしてね……天女の方の守護霊には、慰められたの。『あなたはまだやり直せる、大丈夫だよ』……って」

川д川「覚えてない……？あなたたちが店に来た時、私呆けたような顔してたでしょう……？」

ﾐｾ*ﾟーﾟ)ﾘ「あ、そーいえば……！！」

川д川「ちょうどあの時ね……私が守護霊と対話してたのは……」

ﾉﾊ;ﾟ⊿ﾟ)「うちの知らん間にそげなことが……」

川д川「あれがなかったら、多分私もここにはいなかったでしょうね……」

.
263：名も無きAAのようです：2014/06/22(日) 20:13:36 ID:rrQhjPeI0: .

川д川「あの時に、なんだか深い沼の底から引きずり出してもらえたような気がした……だから……」

ﾐｾ;ﾟーﾟ)ﾘ「あのー、ちょっちいいっすか？」

川д川「……何？」

ﾐｾ;ﾟーﾟ)ﾘ「それ主にヒーちゃんのおかげで、うちあんまり関係なくないっすか？」

川д川「心配しなくても、あなただって私にとって重要な役割を果たしてるわよ……」

川д川「あなた、初めてここへ来た時、呪いの道具をべたべた触っても何の影響も受けなかったでしょう……？」

ﾐｾ;ﾟーﾟ)ﾘ「えぇ、そーいえばそうっすね……」

川д川「そこが良かったのよ……この娘を雇えばこの悪い空気も払拭できるって、一目で思ったわ……」

ﾐｾ;ﾟーﾟ)ﾘ「えー……なんか、えぇー……」

川д川「言いたいことは分かるけど、あの時の私には間違いなくあなたも必要だったのよ……」

ﾐｾ*ﾟーﾟ)ﾘ「そう言われると特に反論もできないっすけどー……」

川д川「まぁ、私の事情はそんなものよ……あなたたちに救われて、私は呪殺師じゃなく占い師として一人立ちが出来たってわけ……」

.
264：名も無きAAのようです：2014/06/22(日) 20:28:56 ID:rrQhjPeI0: .

（　´∀｀）「ヒートさんって、そげなところでも凄かったとやねぇ」

ﾉﾊ;ﾟ⊿ﾟ)「うーん……でもうちは実際なんもしとらんけん、実感わかんとよ」

川д川「そうね……どちらかと言えば、あなたが守護霊に導かれてここまで来たのかもね……」

川д川「あなたあの時、なんでこんな路地裏の占い屋に来たのか、自分でも分からなかったんじゃない……？」

ﾉﾊﾟ⊿ﾟ)「うん、なんかふらふらーって足が向きよったとです」

川д川「多分それ、守護霊がこの店に連れて来たのかも……それが私のためだとは言わないけどね……」

ﾐｾ*ﾟーﾟ)ﾘ「……なんか、運命的っすねー」

川д川「そうね……」

ﾉﾊﾟ⊿ﾟ)「あのー、貞子センセー？」

川д川「……ん？」

ﾉﾊﾟ⊿ﾟ)「今もうちの後ろに、その二人の霊がおるとですか？」

川д川「ﾌﾌﾌ……今はいないわ。その代わり、そこの彼の枕元に立ってるわよ……？」

（；´∀｀）「えっ！？」

川д川「さっきヒートちゃんに手を握るよう言ったでしょう……？あの時にヒートちゃんから彼の後ろに移って、悪い空気から彼を守ってるみたいね……」

（；´∀｀）「そんな……なんか、悪かですたい」

川д川「あなたが気に病む必要はないわ……ここを出たらまたヒートちゃんの方に戻るだけよ……」

ﾉﾊﾟ⊿ﾟ)「でももしそれでモナーさんに憑いてくれよるなら、うちよりモナーさんば守ってほしかとです！！」

川д川「確かに……ヒートちゃんは耐性あるけど、そこの彼は敏感みたいだからね……」

ﾐｾ*ﾟーﾟ)ﾘ「だったら、カレシといつも一緒にいるようにすればいいじゃん？そしたらいつでも守ってあげれるしー」

（；´∀｀）「いや、あの……今でもわりとそげな感じやっとです」

ﾉﾊﾟ⊿ﾟ)「そうやねぇ、うちがモナーさん守ってあげれるとなら、それが一番やもんね！！」

川д川「……どうやら私達の心配は杞憂だったみたいね」

ﾐｾ*ﾟ３ﾟ)ﾘ「熱々っすねー、羨ましい……」ﾌﾞｰﾌﾞｰ

.
265：名も無きAAのようです：2014/06/22(日) 20:35:17 ID:5xOxTbvw0: 徳の高い霊だと言われてもコイツらに憑かれるのはちょっと嫌だなｗｗ
266：名も無きAAのようです：2014/06/22(日) 20:40:15 ID:rrQhjPeI0: .

川д川「……あなた、もう立てる？」

（　´∀｀）「あ、はい……もう平気ですたい」

川д川「それなら、ここからは早めに出といた方がいいかもね……長々話しておいて何だけど……」

ﾐｾ*ﾟーﾟ)ﾘ「そっすねー、いくら守護霊がいるって言っても、また倒れないとは言えないし」

川д川「それに、もとはヒートちゃんの守護霊だから、あなたにずっと憑いてるとは限らないしね……」

ﾉﾊﾟ⊿ﾟ)「なんか仕事の邪魔ばしてしもうて、申し訳なかとです」

川д川「ヒートちゃんが謝る必要ないわよ……元はといえば私の管理不行き届きが原因だし……」

（　´∀｀）「すんません、俺が迷惑ばかけてしもうて……」

ﾐｾ*ﾟーﾟ)ﾘ「あー、あー！お堅いのはナシっすよ！次来るときまでにセンセーのノロイの道具片付けておけばいいだけだし！」

ﾉﾊﾟ⊿ﾟ)「それだけは本当にお願いするとです！！またモナーさん倒れたら、うち困るとですから！！」

川д川「うん……分かったわ……」

.
267：名も無きAAのようです：2014/06/22(日) 20:55:08 ID:rrQhjPeI0: .

川д川「最後にこれだけは言っておくけど……」

川д川「ヒートちゃん、特にあなたは、いつも守護霊に守られてるってこと、忘れないでね……」

ﾉﾊﾟ⊿ﾟ)「はいっ！！」

ﾐｾ*ﾟーﾟ)ﾘ「次来るときまでに店は綺麗にしとっから、期待しててねー！！」

（　´∀｀）「ご迷惑おかけしました。今度はちゃんと自分の足で立てるよう頑張りますけん」

川д川「ﾌﾌﾌ……本当に真面目な子ね。迷惑かけたのはこっちなのに」

ﾉﾊﾟ⊿ﾟ)「それじゃあ、お邪魔しました！！」

川д川「またね、ヒートちゃん……」

ﾐｾ*ﾟーﾟ)ﾘﾉｼ「ばいばーい！！」

ーーー
ーー
ー

.
268：名も無きAAのようです：2014/06/22(日) 21:01:32 ID:rrQhjPeI0: .

ﾐｾ*ﾟーﾟ)ﾘ「ところでセンセー」

川д川「……なぁに？」

ﾐｾ*ﾟーﾟ)ﾘ「あの子たち、肝心の占いすっかり忘れてませんでした？」

川д川「……まぁそれどころじゃなかったから仕方ないけど、間違いなく忘れてたわね」

ﾐｾ*ﾟーﾟ)ﾘ「なにを占いに来たんですかねー？なんとなく予想はつくけど」

川д川「さぁ……でも、何を占うにしても、結果はだいたい予想がつくわよ……？」

ﾐｾ*ﾟーﾟ)ﾘ「ふぇ？なんでっすか？」

川д川「だってね……」

.
269：名も無きAAのようです：2014/06/22(日) 21:04:03 ID:rrQhjPeI0: .

（（　以`^益^以　川*｀ゥ´)　））

川д川「……ヒートちゃんの守護霊、すごくいい顔で笑っていたもの」

.
270：名も無きAAのようです：2014/06/22(日) 21:06:10 ID:rrQhjPeI0: .

～よく当たる占い師に会いに行こう編・了～

.
271：名も無きAAのようです：2014/06/22(日) 21:07:27 ID:rrQhjPeI0: 長々と失礼しました。もう少しミセリのキャラを掘り下げたかった。

ピャー子は天女顔
272：名も無きAAのようです：2014/06/22(日) 21:16:25 ID:rrQhjPeI0: 次も少し長めの話投下します。今度は早く終わるはず……

あといつものお題も募ってます。
273：名も無きAAのようです：2014/06/23(月) 01:25:17 ID:1LHFMG6o0: おつおつ！長いのは好きよ

お題:ノスタルジックな初夏
274：名も無きAAのようです：2014/06/23(月) 01:39:07 ID:XKq7zGg20: おつ
ピャー子はともかくイトーイｗ　何かゴルゴ的またぎの守護霊のコピペ思い出したわ

お題：れっつクッキング
275：名も無きAAのようです：2014/06/23(月) 01:42:16 ID:CrGiTMLY0: おつ。イトーイいればなんの心配もないな

お題:おあずけ
276：名も無きAAのようです：2014/06/23(月) 04:31:29 ID:bKtU5M0g0: おつ
お題は火星人
277：名も無きAAのようです：2014/07/03(木) 22:06:18 ID:rHsOiXkQ0: ～ノスタルジックな初夏編～

ﾉﾊﾟ⊿ﾟ)「あ……モナーさん見て」

（　´∀｀）「あ」

ﾉﾊﾟ⊿ﾟ)「天気雨ば降っとー」

（　´∀｀）「本当じゃね、今日は晴れの予報やったけん傘持ってきよらんかったばい」

ﾉﾊﾟ⊿ﾟ)「うち天気雨ってけっこう好きやっとよ！雨粒がキラキラして綺麗やなか？」

（　´∀｀）「でも、綺麗やからって見とれよれば帰りそこなうし、かといって外出れば濡れようもん？」

ﾉﾊﾟ⊿ﾟ)「えへへ……実はうち、濡れて帰るのも何度かやったことあるとよ！」

（；´∀｀）「な、なして？風邪ばひいてしまわんとね？」

ﾉﾊﾟ⊿ﾟ)「夏場の天気雨なら濡れてもすぐ乾きようし、それに天然のシャワーみたいで気持ちよかとよ！！」

（；´∀｀）「無茶しようなぁ……俺が一緒におれば止めたのに」

ﾉﾊﾟ⊿ﾟ)「ね、モナーさん！ちょうど天気雨降っとうし、たまには濡れて帰ってみん？」

（　´∀｀）「え……でも……」

ﾉﾊ*ﾟ⊿ﾟ)「ほらほら！！早うせんとうちモナーさんば置いてってしまうけんねー！！」ｼｭﾀﾀｯ

（；´∀｀）「あっ……ほんに強引やなぁ、ヒートさんは」ﾀﾀｯ

ﾉﾊ*ﾟ⊿ﾟ)ﾉｼ「あはははっ！！ほらモナーさん早うー！！」

（　´∀｀）（あれ……でもなんか走っとううちに楽しくなってきたかも）

（；´∀｀）（俺もヒートさんにだいぶ毒されてきとうなぁ……）

.
278：名も無きAAのようです：2014/07/03(木) 22:19:44 ID:rHsOiXkQ0: ～れっつクッキング編～

o川*ﾟーﾟ)o「ヒートー。晩ごはん作るけん手伝いんさーい！！」

ﾉﾊﾟ⊿ﾟ)「はーい」

o川*ﾟーﾟ)o「今晩はハンバーグやけんね。私は玉ねぎ炒めるけんあんたはひき肉こねといて」

ﾉﾊﾟ⊿ﾟ)「あいあい」ｼﾞｬﾊﾞｼﾞｬﾊﾞ

o川*ﾟーﾟ)o「調味料は塩とナツメグと卵とパン粉と……」

ﾉﾊﾟ⊿ﾟ)「もー、そげん口うるさく言わんでも分かっとうばい！！」ﾄﾞﾊﾞｧｯ

o川;ﾟДﾟ)o「わー！！あんたそれ塩入れすぎ！！」

ﾉﾊﾟ⊿ﾟ)「え？そげんことなかでしょ？」ﾄﾞﾊﾞﾊﾞﾊﾞﾊﾞｯ

o川;ﾟーﾟ)o「そんでこね方荒すぎ！肉飛び散っとうやなかの！」

ﾉﾊ;ﾟ⊿ﾟ)「あれ～？うち、こげん料理下手やったっけ？」

o川;ﾟーﾟ)o「いや知らんし。あんたまさかモナーくんのお弁当作る時もそんな風やなかとでしょうね？」

ﾉﾊ;ﾟ⊿ﾟ)「そんなはずなかでしょう！！ちゃんと味見もして、美味しいお弁当作っとうもん！！」

o川;ﾟーﾟ)o「あぁ、分かった……あんたの料理の腕って、モナーくん相手のとき限定やったとやね」

ﾉﾊ;ﾟ⊿ﾟ)「えぇ～……確かにモナーさんにお弁当作ってあげるまでは料理とかあんまりせんかったけど……」

o川;ﾟーﾟ)o「もういいから、その塩辛いひき肉どけて玉ねぎ炒めとかんね」

ﾉﾊ;ﾟ⊿ﾟ)「はーい……」ﾎﾞﾜｯ

o川;ﾟーﾟ)o「だあぁっ！！今度は火ぃ強すぎ！！あんたホントに料理センスなかねぇ！！」

.
279：名も無きAAのようです：2014/07/03(木) 22:34:51 ID:rHsOiXkQ0: ～おあずけ編～

（　´∀｀）「あ、ヒートさんおはよう」

ﾉﾊﾟ⊿ﾟ)「ん……おはよう」

（　´∀｀）「（あれ？）今日は雨やったねぇ、朝起きるのが憂鬱やったばい」

ﾉﾊﾟ⊿ﾟ)「うん……」

（；´∀｀）「あ、えっと……ひ、ヒートさんは今朝何食べよった？うちは朝からトーストやったけん昼までもたんばい」

ﾉﾊﾟ⊿ﾟ)「うん……」

（；´∀｀）「……」

ﾉﾊﾟ⊿ﾟ)「……」

（；´∀｀）「……ヒートさん、いけんかしたと？」

ﾉﾊ;ﾟ⊿ﾟ)「ふぇっ！？な、なして！？」

（　´∀｀）「なんかリアクションが素っ気なかし、雰囲気暗かーち思ったけん……」

ﾉﾊ;ﾟ⊿ﾟ)「……実は昨日、ペニサスとの賭けに負けて、今日一日うちがモナーさんとイチャイチャしたらいけんって約束したとよ」

（；´∀｀）「なしてそげんこと……」

ﾉﾊ;ﾟ⊿ﾟ)「勝てると思っとったと……ジェンガって初めてやったし、あげん難しかなんて知らんかったとよ……」

（；´∀｀）「伊藤さんも人の悪かねぇ……ジェンガなんてヒートさんモロに苦手そうやっとに」

.
280：名も無きAAのようです：2014/07/03(木) 22:47:21 ID:rHsOiXkQ0: ～おあずけ編２～

ﾉﾊ;=⊿=)「だけん今日はモナーさんとあんまり話ば出来んと……ペニはどこで見ようか分からんけん」

（　´∀｀）「そうじゃなぁ……よし、ヒートさん。そんなら手ばつないで学校まで行こう」

ﾉﾊ;ﾟ⊿ﾟ)「はへ！？モナーさんうちの話聞いとった！？」

（　´∀｀）「うん。だけん手ばつないで学校行こうって」

ﾉﾊ;ﾟ⊿ﾟ)「そげんことしたらペニに見とがめられようもん！！朝っぱらから約束破りはいかんたい！！」

（　´∀｀）「ヒートさんは律儀じゃねぇ。けど、伊藤さんが禁止したのは『ヒートさんが』俺とイチャイチャすることやろう？」

ﾉﾊ;ﾟ⊿ﾟ)「……？」

（　´∀｀）「つまり、『俺から』ヒートさんに対して何かするのは、別に違反やなかと思うとよ」

ﾉﾊ*ﾟ⊿ﾟ)「あっ……そっか！！」

（　´∀｀）「やけんヒートさんは、誰にも気兼ねせんで堂々としとればよかとよ」

（　´∀｀）「朝からしょんぼりしとるヒートさんは、俺も見たくなかけんね」

ﾉﾊ*ﾟ⊿ﾟ)「……うんっ！！ありがとうモナーさん！！」ｷﾞｭｳｯ

（　´∀｀）「これで万事解決じゃな」ﾊﾊﾊ

ﾉﾊ*^⊿^)「うんっ！！そうじゃね！！」

('、`#川「ぐぬぬ……朝っぱらから屁理屈抜かしよってあんのバカップルめぇ～」ｸﾞｺﾞｺﾞｺﾞ…

(；･∀･)「……お前はそげなとこでなんしよーとや、ペニ」

.
281：名も無きAAのようです：2014/07/03(木) 23:19:37 ID:rHsOiXkQ0: ～火星人編～

ﾉﾊ*ﾟ⊿ﾟ)「ねぇねぇモナーさん！！モナーさんは宇宙人っていると思う！？」

（　´∀｀）「あ、もしかしてヒートさんも昨日の特番見たと？」

ﾉﾊ*ﾟ⊿ﾟ)「うん！！矢追淳一の『宇宙人は実在した！！スペシャル』！！」

（　´∀｀）「俺は矢追淳一って胡散臭いオッサンやなぁと思って見とったかんが……」

ﾉﾊ*ﾟ⊿ﾟ)「そう？うちはワクワクしながら見とったよ！！」

（　´∀｀）「ヒートさん好きそうな番組やったけんねぇ」

ﾉﾊ*ﾟ⊿ﾟ)「ねぇ、やっぱり火星人ってタコみたいな形しとうのかなぁ！？」

（　´∀｀）「あれって昔の小説が元になっとうらしかよ」

ﾉﾊﾟ⊿ﾟ)「えーそうやの？うち火星人がタコみたいにうにょうにょしとったら、やりたかことあったとにー」

（　´∀｀）「やりたかことって？」

ﾉﾊ*ﾟ⊿ﾟ)「あんね、映画のE.Tみたいなんを五本指全部でやると！！」

（；´∀｀）「んん……？どげな風に？」

ﾉﾊﾟ⊿ﾟ)「火星人がタコみたいやれば、足もたくさんあるけんいっぱい指でチョンチョン出来るやろう？」

（；´∀｀）「あぁ、そういう……」

ﾉﾊ*ﾟ⊿ﾟ)「おらんかなぁ、タコ型の火星人！！おったらうちの夢ば叶うとやけどなぁ～！！」

（；´∀｀）（ヒートさん……高校生にもなって純粋すぎるばい）

.
282：名も無きAAのようです：2014/07/03(木) 23:21:55 ID:rHsOiXkQ0: お題消化了。次はちょっと長めの書くのでいったんお題募集停止しときます
283：名も無きAAのようです：2014/07/04(金) 02:45:47 ID:Li9zdxIs0: 大人しいヒートに心揺さぶられた
モナーさんホント憎いやつだな
284：名も無きAAのようです：2014/07/04(金) 05:22:21 ID:D9TL9BQs0: おつー
285：名も無きAAのようです：2014/07/08(火) 23:12:37 ID:MXb6lonY0: .

ﾉﾊﾟ⊿ﾟ)「ねぇ、モナーさん！！」

（　´∀｀）「うん？」

ﾉﾊﾟ⊿ﾟ)「今度の休み、モナーさん家に遊び行ったらいけん！？」

（；´∀｀）「うぇ？」

ﾉﾊﾟ⊿ﾟ)「うち、なんやかんや言うてまだ一回もモナーさん家に遊びに行けとらんし、モナーさんが良ければ！！」

（；´∀｀）「あぁ、うん……うちはちょっと……」

ﾉﾊﾟ⊿ﾟ)「モナーさんこないだもそげん言うておったたい！！なんか理由ばあると？」

ﾉﾊﾟ⊿ﾟ)「モナーさん家に行けん理由があっとなら、うちにも教えてほしかの！！じゃないとうち、そのうち我慢出来よらんくなって押し掛けてしまうとよ！！」

（；´∀｀）「うーん……うちは親父がおるけぇなぁ……」

ﾉﾊﾟ⊿ﾟ)「お父さん？モナーさんの？」

（；´∀｀）「うん。ヒートさんには言いきらんかったけんが、うちの親父はちょっとなぁ……」

ﾉﾊﾟ⊿ﾟ)「でもうち、そのうちモナーさんの家族とも顔合わせて見たかったとよ？」

（　´∀｀）「……まぁいっか。そんなら一回遊びに来てみる？」

ﾉﾊ*ﾟ⊿ﾟ)「わーい！！じゃあ今日の放課後ね！！」

（；´∀｀）「早っ！！今度の休みやなかと！？」

ﾉﾊﾟ⊿ﾟ)「善は急げって言おうもん！！ダメ？」

（　´∀｀）「……まぁ、放課後なら親父もまだ店ば出とうやろうし、よかかな」

ﾉﾊﾟ⊿ﾟ)「じゃあ今日の放課後は、モナーさん家まで一緒に帰ろうね！！」

（　´∀｀）「うん」

.
286：名も無きAAのようです：2014/07/08(火) 23:21:28 ID:MXb6lonY0: .

～和菓子屋さんで遊ぼう編～

.
287：名も無きAAのようです：2014/07/08(火) 23:23:17 ID:MXb6lonY0: .

【そして放課後】

ﾉﾊ*ﾟ⊿ﾟ)「～♪」ﾃｸﾃｸ

（　´∀｀）「ヒートさん、着いたばい。ここが俺んちったい」

ﾉﾊ*ﾟ⊿ﾟ)「うわぁー！！お店でかーい！！凄かねぇ！！」

（　´∀｀）「そげんことなかとよ。常連さんおらんければ潰れてしまうような店ったい」

ﾉﾊ*ﾟ⊿ﾟ)「でもうち、こげんおっきな和菓子屋さん初めて見たったい！！」

（　´∀｀）「問題は店構えやなくて味やけんねぇ……」

ﾉﾊ*ﾟ⊿ﾟ)「ねぇ！モナーさんのお父さんも働いとうとでしょ？ちょっと挨拶していったらいけん！？」

（；´∀｀）「えっ？いやそれは止めといた方が……」

ﾉﾊ*ﾟ⊿ﾟ)「そーれ！！とっつげきー！！」

三三三ﾉﾊ*ﾟ⊿ﾟ)

（；´∀｀）「あぁっ、ちょっと待ってヒートさん！！」

.
288：名も無きAAのようです：2014/07/08(火) 23:25:30 ID:MXb6lonY0: .

ﾉﾊ*ﾟ⊿ﾟ)「こんにちはー！！」ｶﾞﾗｯ

从ﾟ∀从「はーい、いらっしゃい」

ﾉﾊﾟ⊿ﾟ)「あの、お仕事中すみません！！モナーさんのお父さんおいやっとですか！！」

从ﾟ∀从「モナーさん……？」

ﾉﾊﾟ⊿ﾟ)「ここの息子さんのモナーさんやっとです！！今おらんとですか？」

从ﾟ∀从「おるけど……あんた、どちらさん？」

（；´∀｀）「……ただいま」ｶﾞﾗｯ

从ﾟ∀从「あら、モナー。おかえり」

ﾉﾊﾟ⊿ﾟ)「えっ？」

（　´∀｀）「母ちゃん、紹介しとくばい。こん人が前から話しておったヒートさん」

从*ﾟ∀从「あー、こん娘が！！言われてみればあんたが言うてた通りの娘やねぇ！！」

ﾉﾊ*ﾟ⊿ﾟ)「えぇぇぇぇぇ！？この人がモナーさんのお母さん！？」

（　´∀｀）「そうたい。これ、うちの母ちゃん」

ﾉﾊ*ﾟ⊿ﾟ)「わっかーい！！お姉ちゃんかと思うたー！！ちょっとモナーさんそこ並んで立ってみて！！」

（；´∀｀）「え？う、うん……」

从ﾟ∀从　（　´∀｀）

ﾉﾊ*ﾟ⊿ﾟ)「ほらー！！全然違和感なかとよー！！」

从 ^∀从「あらあら……ほんなこつ、噂以上に可愛か娘さんやなかね」ｸｽｸｽ

（；´∀｀）「……」

.
289：名も無きAAのようです：2014/07/08(火) 23:26:37 ID:MXb6lonY0: .

ﾉﾊﾟ⊿ﾟ)「あの、今日はモナーさん家に初めて遊び来たけん、お父さんにも挨拶したかとですけど！！」

从ﾟ∀从「あぁ、そげんことやったとね。ちょっと待っとってな」

（；´∀｀）「母ちゃん、親父とヒートさん会わせて大丈夫やっと？」

从ﾟ∀从「なんね？なんかいけんことでもあると？」

（；´∀｀）「いや……親父と顔合わせしてヒートさん萎縮してしまわんかなって思って」

ﾉﾊﾟ⊿ﾟ)「なぁんもぉ！！そげん心配せんでも、モナーさんのお父さんやん！！」

从ﾟ∀从「やってさ。あんた余計な気ば回し過ぎったい」

（；´∀｀）「そんならよかとやが……」

从ﾟ∀从「あんたー！！ちょっと来んしゃーい！！お客さんばーい！！」

.
290：名も無きAAのようです：2014/07/08(火) 23:29:05 ID:MXb6lonY0: .

(　ﾟ∋ﾟ)　ﾇｯ

(　ﾟ∋ﾟ)「なんや、しぇからしい……」

ﾉﾊ;ﾟ⊿ﾟ)（デカぁッ！？180㎝くらいある！！）

（；´∀｀）（ヒートさん、今『デカッ』って思うたとやろな……）

从ﾟ∀从「あんた、こちらモナーの彼女のヒートちゃんやってさ。いつも私が話しとうけん、覚えとるやろう？」

(　ﾟ∋ﾟ)「あん？モナーの彼女……？」ｷﾞﾛｯ

ﾉﾊ;ﾟ⊿ﾟ)「あっ……こ、こんにちは！！モナーさんとお付き合いさせてもろうてます、ヒートって言うとです！！」

(　ﾟ∋ﾟ)「……」

ﾉﾊ;ﾟ⊿ﾟ)「あのっ……今日は初めて遊びに来たけん、挨拶したかち思っておったとです！！お仕事中に悪かとは思うたとですけど……」

(　ﾟ∋ﾟ)「ふぅん……そうね」

ﾉﾊﾟ⊿ﾟ)「お父さんの作る和菓子、いつも美味しく食べさせてもろうてます！！あんなの作れるの、凄かとです！！」

(　ﾟ∋ﾟ)「……モナーには菓子ば学校に持っていくなち言うておったとやけどな」

ﾉﾊ;ﾟ⊿ﾟ)「そ、そうやったとですか！？ごめんなさい！！」

（；´∀｀）「親父、なん適当言うちょうとな！！」

从;ﾟ∀从「あんたいっつも彼女と食べー言うてお菓子持たせてるやないの！！」

(　ｰ∋ｰ)「ふん……冗談ばい。まぁ来たとなら上がってゆっくりしていけばよか」

ﾉﾊ;ﾟ⊿ﾟ)「は……はいっ！！失礼します！！」

（；´∀｀）（ほんにこん親父は……ヒヤヒヤさせようばい）

.
291：名も無きAAのようです：2014/07/08(火) 23:30:33 ID:MXb6lonY0: .

ﾉﾊ;ﾟ⊿ﾟ)「あービックリしたぁー……モナーさんのお父さん、迫力ある人やねぇ」

（；´∀｀）「ごめんな、ヒートさん。うちの親父強面やけん、初対面やと特に怖かったやろう？」

ﾉﾊ;ﾟ⊿ﾟ)「モナーさんと全然印象違ったけんね……」

（　´∀｀）「あれで根は悪くなかとやけどなぁ……とにかく頑固者やけん、気長に付き合うてやってな？」

ﾉﾊ;ﾟ⊿ﾟ)「なんか、モナーさんが会わせたくなかち言うておったのがちょっと分かったとよ……」

（；´∀｀）「あー……うん。なんちゅうか、我が親ながら難儀な親父やっとよ。あげなとは無視してよかけんね？」

ﾉﾊ;ﾟ⊿ﾟ)「無視はいけんと思うばってんが……」

ﾉﾊﾟ⊿ﾟ)「でも心配せんでおって！！うちもどうにかして、今日のうちにお父さんに慣れてみせるけん！！」

（；´∀｀）「それはちょっと焦りすぎやなか？」

ﾉﾊﾟ⊿ﾟ)「だって、早く慣れんとモナーさんの家に遊びに来づらいやん！！あとでもう一回会いに行くけんね！！」

（；´∀｀）「うーん……まぁいっか。とにかく部屋ばはよう行こうか」

ﾉﾊﾟ⊿ﾟ)「ん！！」

.
292：名も無きAAのようです：2014/07/08(火) 23:31:52 ID:MXb6lonY0: とりあえずここまで。続きは明日
293：名も無きAAのようです：2014/07/09(水) 02:57:03 ID:ZZlxlyWg0: ヒート頑張れ　おつ
294：名も無きAAのようです：2014/07/09(水) 19:23:09 ID:ie6JdpGw0: .

【数十分後……】

（　´∀｀）「……で、これが幼稚園の頃のモララーと俺ばい」

ﾉﾊﾟ⊿ﾟ)「うわぁー、モナーさんもモラくんも全然変わっとらーん！！」

（　´∀｀）「そうじゃね、あいつ昔から全然成長しよらんけんなぁ」

ﾉﾊ^⊿^)「なんそれー。モナーさんひどくない？」

（　´∀｀）「いや、ほんに。こん写真撮った頃も、隣のおじいの家の柿盗ろうちして、俺まで巻き添え食って怒られたりな？」

ﾉﾊﾟ⊿ﾟ)「みんなやんちゃやったとやねぇ！！」

ｰｰｰｺﾝｺﾝ

（　´∀｀）「はーい？」

(　ﾟ∋ﾟ)「……」ｶﾞﾁｬｯ

（；´∀｀）「親父！？」

ﾉﾊﾟ⊿ﾟ)「お父さん！！」

（；´∀｀）「なんしようとや、親父！仕事ばせんでよかと！？」

(　ﾟ∋ﾟ)「……店番なら母さんがしとうわ。お前の心配することやなか」

（；´∀｀）「はぁ……それで？わざわざ店ばほったらかして、なんしに来たとや？」

.
295：名も無きAAのようです：2014/07/09(水) 19:24:24 ID:ie6JdpGw0: .

(　ﾟ∋ﾟ)「……これ」

（　´∀｀）「……なんそれ？」

(　ﾟ∋ﾟ)「ヒートさんと、食べ。金鍔じゃけん」

ﾉﾊﾟ⊿ﾟ)「えっ、うちにですか！？」

(　ﾟ∋ﾟ)「客が来とうとに茶菓子も出さんでおれば、菓子屋が笑われようばい」

ﾉﾊﾟ⊿ﾟ)「ありがとうございます！！うわぁぁぁ、すっごい美味しそう！！」

（；´∀｀）「そんなこつ母ちゃんに任せればよかとに……普通逆やろうもん」

(　ﾟ∋ﾟ)「お前は余計なこつば言わんでよか」

ﾉﾊﾟ⊿ﾟ)「でもこれ、お店に出すやつやったとやなかとですか？」

(　ﾟ∋ﾟ)「あんたはそげんこと気にせんでよかったい。はよ、食べ」

ﾉﾊ;ﾟ⊿ﾟ)「はっ、はい！！いただきますっ……」

(　ﾟ∋ﾟ)「……じゃあの」ｽﾀｽﾀ

（　´∀｀）（……金鍔、なぁ）

.
296：名も無きAAのようです：2014/07/09(水) 19:26:53 ID:ie6JdpGw0: .

（　´∀｀）「ヒートさんごめんな。うちの親父言い方がキツいけん……」

ﾉﾊﾟ⊿ﾟ)「ううん！ちょっとびっくりしただけったい、気にしとらんよ！」

（　´∀｀）「ありがとう。親父にもいろいろと言いたかことはあるけんが、とりあえず座って食べよう？」

ﾉﾊﾟ⊿ﾟ)「うん！！」

ｰｰｰｺﾝｺﾝ

（　´∀｀）「……ん？」

ﾉﾊﾟ⊿ﾟ)「また誰か来たと？」

从ﾟ∀从「お邪魔ー」ｶﾞﾁｬｯ

（　´∀｀）「あぁ、母ちゃん。なんしに来たと？」

从ﾟ∀从「なんしにはなかでしょう？せっかくお茶ば淹れてきてあげたとに」

（　´∀｀）「あぁ、サンキュ。そこ置いとって」

ﾉﾊﾟ⊿ﾟ)「ありがとうございます！！」

从ﾟ∀从「あら？あんたそのお菓子、どげんしたと？」

（　´∀｀）「これ？さっき親父が持ってきてくれよったけど？」

从#ﾟ∀从「なんてな！？店ばほったらかして何しょんねあん人は！！」

.
297：名も無きAAのようです：2014/07/09(水) 19:28:54 ID:ie6JdpGw0: .

（　´∀｀）「あれ？でも親父は母ちゃんが店番しよるって……」

从#ﾟ∀从「お茶淹れとう間は店におらんに決まっとうばい！！お客さん来よったらいけんするつもりやったとかねぇっ！！」

ﾉﾊ;ﾟ⊿ﾟ)「あ、あのー……お父さんも気ぃ使うてくれただけやと思うけん、そげん怒らんでおってつかぁさい」

从ﾟ∀从「あら、ヒートちゃんが恐縮せんで良かとよ？」

（　´∀｀）「ま、親父は親父なりにヒートさんのこつば気にしとうとやろ」

从ﾟ∀从「いい大人がなんしよーとやろうねぇ、ほんに……」

ﾉﾊ;ﾟ⊿ﾟ)「で、でもお父さんも悪気はなかったと思うし……お菓子美味しそうやけん……」ｱｾｱｾ

（；´∀｀）「お菓子は関係なかろうもん」

从 ^∀从「あらもう、ヒートちゃんは意外と心配性やねぇ」ｸｽｸｽ

ﾉﾊ;ﾟ⊿ﾟ)「あうぅ……」

从ﾟ∀从「……ねぇ、モナー。ちょっとヒートちゃんと二人きりで、話ばさせてもらえん？」

（　´∀｀）「えっ？なん話しよーと？」

从ﾟ∀从「それは女同士の秘密ばい！長居せんけんよかろうもん？」

（　´∀｀）「……まぁヒートさんが良ければ」

ﾉﾊ;ﾟ⊿ﾟ)「う、うん……うちはよかよ？」

.
298：名も無きAAのようです：2014/07/09(水) 19:33:17 ID:ie6JdpGw0: .

（　´∀｀）「そしたら俺、部屋ん外で待っとうけん終わったら教えてな？」

从ﾟ∀从「盗み聞きせんとよー？」

（　´∀｀）「誰がするもんね……母ちゃんこそ、ヒートさんにおかしなこと言って困らせんようにな」

从ﾟ∀从「なん生意気言いよーとや。いいからさっさと出てき！」

（　´∀｀）「はいはい……ほいじゃヒートさん、悪かけどしばらくうちの母ちゃんの相手してやってな？」ｶﾞﾁｬｯ、ﾊﾞﾀﾝ

从ﾟ∀从「……さて、と」

ﾉﾊ;ﾟ⊿ﾟ)「……」ﾄﾞｷﾄﾞｷ

从 ^∀从「いきなりごめんねぇ。おばちゃんヒートちゃんがあんまり可愛かけん、もっと仲良うなりたいち思うてね」

ﾉﾊ;ﾟ⊿ﾟ)「あっ……は、はい！！」

从 ^∀从「そいでね、ヒートちゃん。悪かばってんが、ちょっと髪の毛ば触らせてもらってよか？」

ﾉﾊ;ﾟ⊿ﾟ)「えっ？えーと……よかとですけど……」

从 ^∀从「ふふふ、ありがとうね。それじゃ……」ｻﾜｯ

ﾉﾊ;ﾟ⊿ﾟ)「……！！」ﾋﾟｸｯ

从ﾟ∀从「そげん怖がらんでよぉ。これでも昔は美容師やったけん、髪の扱いは心得とうけんね！」

ﾉﾊ;ﾟ⊿ﾟ)「……はい」

从ﾟ∀从「ヒートちゃんが良ければ、髪の毛ば櫛ですいてまとめてみたかとやけど、どう？」

ﾉﾊ;ﾟ⊿ﾟ)「は、はい……全然構わんとです」

从 ^∀从「良かったー！！それじゃおばちゃん、頑張ってかわいかー髪型にしてあげるけんね！！」ﾜｻﾜｻ

ﾉﾊ;ﾟ⊿ﾟ)「……」

.
299：名も無きAAのようです：2014/07/09(水) 19:34:47 ID:ie6JdpGw0: .

从ﾟ∀从「……」ｻﾜｻﾜ

ﾉﾊ;ﾟ⊿ﾟ)（よう喋りようなーち思うたら今度は黙って髪の毛ば触っとー）

ﾉﾊ;ﾟ⊿ﾟ)（……なんかモナーさんのお母さん、ちょっと変な人？）

从ﾟ∀从「……変な人やなーって、思ったとやなか？」

ﾉﾊ;ﾟ⊿ﾟ)「ひぇぇっ！？そ、そそそそんなことなかですよ！？」

从ﾟ∀从「そう？そんならよかとやけど。うちの人も無口なクセに急に行動起こすけん、周りをよう困らせるとよ」

ﾉﾊ;ﾟ⊿ﾟ)（あぁ、お父さんのことやったとか……）

从ﾟ∀从「ずぅっと、女の子ば欲しがっとったけんねぇ。あん人も、私も」

ﾉﾊﾟ⊿ﾟ)「あ……そうやったとですか？」

从ﾟ∀从「そうたい。だけんヒートちゃんのこつば、ホントの娘みたいに思うてしまっとうのよ。ごめんね？」

ﾉﾊ;ﾟ⊿ﾟ)「そんな……！」

从ﾟ∀从「だけん、これからもうちに遊びに来てくるれば、私もあん人も、もちろんモナーも嬉しかとやけど……いけんかな？」

ﾉﾊ*ﾟ⊿ﾟ)「は……はい！！うち、毎日でも遊びに来ます！！店にも顔ば出しますけん！！」

从 ^∀从「そう……良かった。モナーんこつ、これからも宜しくね？」

ﾉﾊ*ﾟ⊿ﾟ)「はいっ！！」

.
300：名も無きAAのようです：2014/07/09(水) 19:36:04 ID:ie6JdpGw0: .

从ﾟ∀从「これでよかかな……ヒートちゃん髪質ばキレイやったけん、ちょっと整えて後ろで縛っただけやけど」

ﾉﾊﾟ⊿ﾟ)「あっ！でもなんか、首もとばスッキリした感じばします！」

从ﾟ∀从「本当は毛先ば軽く切りよれば、もっと夏らしく軽うなっとやけどねぇ」

ﾉﾊ*ﾟ⊿ﾟ)「いえ、これで充分満足やっとです！！ありがとうございます！！」

从ﾟー从「……」

ﾉﾊﾟ⊿ﾟ)「……お母さん？いけんしよったとですか？」

从ﾟ∀从「……お母さん。お母さん、かぁ」

ﾉﾊﾟ⊿ﾟ)「……？」

从ｰ∀从「……ヒートちゃん、ごめん」ｷﾞｭｯ

ﾉﾊ;ﾟ⊿ﾟ)「ほぁっ！？」

从ｰ∀从「ちょっとだけ、おばちゃんに胸ば貸してもろうてよかやろうか？」

ﾉﾊ;ﾟ⊿ﾟ)「え……ちょ、あえっ……！！」

从｡ｰ∀从　ﾎﾛｯ

ﾉﾊ;ﾟ⊿ﾟ)（ひえぇぇ！！なんか分からんけどお母さん泣いとうよぉっ！？）

.
301：名も無きAAのようです：2014/07/09(水) 19:38:15 ID:ie6JdpGw0: .

从｡ｰ∀从　ｷﾞｭｩｯ

ﾉﾊ;ﾟ⊿ﾟ)（うへえぇ……予想外の事態ばい。うちいけんすればよかとやろう……）

ﾉﾊ;ﾟ⊿ﾟ)（このままお母さんの好きにさせておいて、よかのかなぁ……？

（；´∀｀）「……母ちゃん、なんしようとや？」

ﾉﾊﾟ⊿ﾟ)「あっ……モナーさん！！」

从っｰ∀从「……あら、あんたもう入って来たと？」ｺﾞｼｺﾞｼ

（　´∀｀）「なんしとうかは知らんばってんが、もう充分やろうもん。ヒートさん離してあげ」

从ﾟ∀从「はいはい……ヒートちゃんありがとうね、おばちゃんのワガママに付き合うてくれて」

ﾉﾊ;ﾟ⊿ﾟ)「あ、いえ……」

（　´∀｀）「あんだけヒートさんに迷惑ばかけるなっち言うておったとに……」

从ﾟ∀从「おばちゃんはあんたが思うとるより繊細な生き物なんよ！！けど、もう満足ったい」

从ﾟ∀从「私もぼちぼち店に戻るけん、お茶のおかわり欲しかったら自分で淹れんさいね」

（　´∀｀）「はいはい」

从ﾟ∀从「そいじゃあヒートちゃん、帰るときはお見送りしてあげるけん、一声かけてね！」

ﾉﾊ;ﾟ⊿ﾟ)「そんな！よかですよそげんこと！」

从 ^∀从ﾉｼ「よかとよかと。じゃあね、ヒートちゃん。また後で！」ﾊﾟﾀﾊﾟﾀ

ﾉﾊ;ﾟ⊿ﾟ)「……」

（；´∀｀）「ごめんなヒートさん。うちの母ちゃんがハッスルしてしもうたみたいで……」

ﾉﾊ;ﾟ⊿ﾟ)「うん……正直、抱きつかれたときは何が起こったか分からんくてビックリしたたい」

（；´∀｀）「なしてうちの家族はこう、極端な歓待しか出来よらんのかなぁ」

ﾉﾊﾟ⊿ﾟ)「でも嫌われとう訳やなかのは伝わるけん、嫌な気持ちはせんかったよ！」

（；´∀｀）「ありがとう。そげん言うてもらえると、少し救われるばい……」

.
302：名も無きAAのようです：2014/07/09(水) 19:40:17 ID:ie6JdpGw0: .

（　´∀｀）「まぁでも、うちの親がヒートさんにご執心なんも、分からんではなかとやけどな」

ﾉﾊﾟ⊿ﾟ)「えっ？」

（；´∀｀）「ちゅうかごめん。先に謝っとくけんが、うち壁ば薄いけんヒートさんたちの会話ば全部聞こえてしもうてたばい」

ﾉﾊ;ﾟ⊿ﾟ)「それは別によかとやけど……モナーさんのお父さんお母さんが、うちを気にかけとう理由って何やっと？」

（　´∀｀）「あー……うん。こげんことヒートさんに言うもんやなかとは思うとやけどねぇ」

（　´∀｀）「……うちの両親、俺の後に出来た子供ば、流産で亡くしとうとよ」

ﾉﾊ;ﾟ⊿ﾟ)「えぇぇっ！？」

（　´∀｀）「それがちょうど女ん子やったらしくて……俺の物心つく前の話じゃっけどな」

ﾉﾊﾟ⊿ﾟ)「あぁっ！！やけんお母さん、女の子ば欲しかったって！？」

（　´∀｀）「多分な……だけん親父も母ちゃんも、やたらとヒートさんに感情移入ばしてしまうとやなかろうか」

ﾉﾊﾟ⊿ﾟ)「そっかぁ……」

（＃´∀｀）「じゃからってヒートさんば困らせてよかっち理由にはならんばってんがな！」

（　´∀｀）「ヒートさんも遠慮せんで、嫌な時は嫌っち言うてくれて全然構わんけんね？」

ﾉﾊ;ﾟ⊿ﾟ)「う、うーん……」

.
303：名も無きAAのようです：2014/07/09(水) 19:41:26 ID:ie6JdpGw0: .

（　´∀｀）「ほんに、親がアレやと子供が疲れるばい」

（　´∀｀）「もう気にせんでよかけん、早うお菓子ば食べて遊ばんとね」

ﾉﾊﾟ⊿ﾟ)「……ねぇモナーさん。うち、その前にちょっとお願いばあるとやけど」

（　´∀｀）「なんしたと？ヒートさん」

ﾉﾊﾟ⊿ﾟ)「うん。あんね、ちょっとだけでよかけん、モナーさんのお父さんお母さんと話ば出来んかなって」

（；´∀｀）「えぇ……なん話しようと？」

ﾉﾊﾟ⊿ﾟ)「二人ともうちのこつば好いてくれようとは分かったけん、うちもそれに応えてあげんとっち思うたとよ」

ﾉﾊﾟ⊿ﾟ)「お仕事あるとは分かっとうとやけど……いけんかな？」

（；´∀｀）「うぅん……俺はダメとは言わんやろうけど、親父らはいけんかなぁ」

ﾉﾊ;ﾟ⊿ﾟ)「このまま帰ったら、うち寝覚めの悪かけん！！モナーさんには迷惑ばかけてしまうけんが、埋め合わせはちゃんとするけんお願い！！」

（　´∀｀）「……分かった。とりあえず今から二人に掛け合うてみるけん、ヒートさんも来ればよかよ」

ﾉﾊﾟ⊿ﾟ)「ホントに！？ありがとうモナーさん！！」

.
304：名も無きAAのようです：2014/07/09(水) 19:43:09 ID:ie6JdpGw0: 今日はここまで。次で最後です
305：名も無きAAのようです：2014/07/10(木) 02:20:36 ID:cJptG9fc0: モナーさんの懐の深さは両親に鍛えられた故かもなあ
乙
306：名も無きAAのようです：2014/07/26(土) 19:59:14 ID:p52rei/s0: 待ってる
307：名も無きAAのようです：2014/08/05(火) 17:14:12 ID:4Njm.Kn.0: >>8
名前、文字化け？
>>15
本文質疑応答？
>>18
ものを　男
>>33
男
>>34
三助？
>>48
男さん
>>53
男
308：名も無きAAのようです：2014/08/05(火) 17:15:50 ID:4Njm.Kn.0: ごめんなさい……メモを取ってたのを誤って書き込みました……ごめんなさい……
309：名も無きAAのようです：2014/08/08(金) 00:40:54 ID:kjm6AdlU0: なんでこんなメモを取るに至ったんだろう……
310：名も無きAAのようです：2014/08/23(土) 22:44:51 ID:hMNA6N/20: 遅くなりすぎましたが>>303の続き行きます。
311：名も無きAAのようです：2014/08/23(土) 22:46:03 ID:/bvgBQSI0: しーえん
312：名も無きAAのようです：2014/08/23(土) 22:46:18 ID:hMNA6N/20: .

ーーーー
ーーー
ーー

（　´∀｀）「親父ー、母ちゃーん」

从ﾟ∀从「なんね、モナー」

(　ﾟ∋ﾟ)「いま仕事しとうのは分かっとろうが。用なら後にしぃ」

（　´∀｀）「やけど、ヒートさんがなんか二人に言いたかこつばあるって」

从ﾟ∀从「ヒートちゃんが？」

(　ｰ∋ｰ)「……何の用か知らんばってん、手短に伝えっちゅうとき」

（　´∀｀）「はいはい……ヒートさん、入ってよかって」

ﾉﾊﾟ⊿ﾟ)「ん！！ありがとっ！！」

(　ﾟ∋ﾟ)「で？今日初対面のあんたが、ワシらに何の用っちゃね？」

从;ﾟ∀从「お父さん！そげな言い方せんでも……」

ﾉﾊﾟ⊿ﾟ)「はい！！うち、さっき心に決めたこつばあるけん、お二人に言いたくて来たとです！！」

从ﾟ∀从「……？」

(　ﾟ∋ﾟ)「それは、ワシらの仕事ん手ば止めてでも言わんといけんことなんやろうな？」

（；´∀｀）「親父……」

ﾉﾊﾟ⊿ﾟ)「もちろんやっとです！今ここで、二人に聞いて欲しかったとです！」

(　ﾟ∋ﾟ)「そんなら好きにすればよかたい。とりあえず聞いちゃるけん」

ﾉﾊﾟ⊿ﾟ)「はい！！うち、今日からこの家の娘ばなりますけん！！不束者やっとですが、よろしくお願いします！！」

从;ﾟ∀从「はい？」

(；ﾟ∋ﾟ)「……はぁ？」

.
313：名も無きAAのようです：2014/08/23(土) 22:49:23 ID:hMNA6N/20: .

(；ﾟ∋ﾟ)「……あんた、なん言いようとか分かっとうとね？」

从;ﾟ∀从「そうたい、ヒートちゃん。私らヒートちゃんの言うとるこつば、理解できよらんとよ」

ﾉﾊﾟ⊿ﾟ)「そのまんまの意味やっとです！うちもこれからお二人のこつば、第二の両親やと思いますけん！！」

ﾉﾊﾟ⊿ﾟ)「やけん二人も、これからうちのこつば、本当の娘やと思うてつかぁさい！！」

从;ﾟ∀从「そげなこつ言われても……」

(　ﾟ∋ﾟ)「はいそうですか、なんち言えるはずなかばい」

ﾉﾊﾟ⊿ﾟ)「ばってんうち聞いてしもうたとです！！モナーさんの両親がむかし、子供ば亡くしようって！！」

从;ﾟ∀从「！」

(；ﾟ∋ﾟ)「モナー、きさんこん娘に何を……」

ﾉﾊﾟ⊿ﾟ)「モナーさんは悪くなかとです！！うちが勝手に聞いて、勝手に決めたことやけん！！」

ﾉﾊﾟ⊿ﾟ)「うち、人の悲しがっとうとが一番嫌いやっとです！うちが代わりになれるか分からんとですけど、こんなうちで良ければ娘やと思ってつかぁさい！！」

从;ﾟ∀从「まあ……！」

(；ｰ∋ｰ)「……まぁ、あんたの言いたかこつはよう分かったばい」

ﾉﾊﾟ⊿ﾟ)「それじゃあっ……！！」

(　ﾟ∋ﾟ)「じゃが、娘ち思えっちゅうのは無理な相談じゃな」

ﾉﾊ;ﾟ⊿ﾟ)「なしてやっとですか！？うちじゃあ役目不足やっとですか？」

(　ﾟ∋ﾟ)「そうやなか。誰がここへ来ても、失った人間の代わりにはならんちゅうことたい」

.
314：名も無きAAのようです：2014/08/23(土) 22:57:48 ID:hMNA6N/20: .

(　ﾟ∋ﾟ)「確かにワシは、あんたのこつば娘んごと思うておったとは認めるばい」

ﾉﾊ;ﾟ⊿ﾟ)「それならなんも問題なかとやなかですか！！」

(　ﾟ∋ﾟ)「じゃが、それとこれとは話が別ばい。あんたはうちの娘やなかし、そげんなることは永久に出来よらんよ」

从;ﾟ∀从「ヒートちゃん、ごめんねぇ。私が変なことしたけん、気ば使わせてしもうて……」

ﾉﾊ;ﾟ⊿ﾟ)「違っ！？」

(　ﾟ∋ﾟ)「……じゃけん、あんたがそのこつば必死に伝えようとしたとは理解しとう。そこは汲んでやるばい」

(　ﾟ∋ﾟ)「じゃっけんどなぁ、子供亡くした親の前で、軽々しく自分が代わりになりますなんち、言うたらいかんばい」

(　ﾟ∋ﾟ)「自分が血ば分けて産んだ子を、他人が穴埋め出来るものやなかろうもん。それは分かるやろう？」

ﾉﾊ;ﾟ⊿ﾟ)「……！！」

(　ﾟ∋ﾟ)「分かったらこれ以上バカなこと言うとらんで、部屋に戻り。今言うたこつは、聞かんかったことにしてやるけん」

从;ﾟ∀从「あぁ……なんかヒートちゃんに悪かこつばしてしもうたねぇ、私」

ﾉﾊ;ﾟ⊿ﾟ)「いえ、そんな……！！」

（　´∀｀）「やれやれじゃな。二人とも、ヒートさんのこつばなんも分かっとらんばい」

从;ﾟ∀从「モナー？」

(　ﾟ∋ﾟ)「なんしようとや、きさん。お前がしゃしゃり出てきてんすることはなかぞ」

ﾉﾊ;ﾟ⊿ﾟ)「モナーさん……」

（　´∀｀）「ヒートさん。不安やっとは分かるけんが、あとは俺にちょっと任せてくれん？」

（　´∀｀）「ヒートさんの言いたかこつば、俺なら上手く伝えられると思うけん」

ﾉﾊ;ﾟ⊿ﾟ)「う、うん……」

.
315：名も無きAAのようです：2014/08/23(土) 23:04:08 ID:hMNA6N/20: .

(　ﾟ∋ﾟ)「それで？きさんがそん娘の何を代弁するっちゅうとや？」

（　´∀｀）「それやけどなぁ。ヒートさんは感情ば真っ直ぐに伝えるこつしか出来んけん、けっこう言葉足らずになってしまうこつが多かとよ」

（　´∀｀）「やけん俺がヒートさんの言葉ば翻訳してあげれば、二人が持っちょる誤解も解けるち思うと」

从;ﾟ∀从「誤解……？」

ﾉﾊﾟ⊿ﾟ)「モナーさん……！」

（　´∀｀）「まず二人に言うておかんといけんのは、ヒートさんは断じて同情心や憐れみでこげな提案したとやなかっちことばい」

从;ﾟ∀从「そうやなかと？私はてっきりヒートちゃんが気に病んでやったことやと思うとったとやけど……」

（　´∀｀）「そんなはずなかろうもん！ヒートさんちゅう人はな、自分を好いてくれよった人ば、絶対嫌いになれん人なんよ」

（　´∀｀）「やけん受けた恩は最大限に返そうとしよるし、相手が困った時に見捨てるようなこつは死んでもせん」

（　´∀｀）「そげな人が、自分を好いてくれた親父と母ちゃんに、何かしてあげたいち思うとは当然のことやろうもん？」

（　´∀｀）「……まぁ、それが結果的に二人の古傷ば抉るような真似になってしもうたとは、口の軽かった俺の責任ばい。そこはすんませんでした」

ﾉﾊ;ﾟ⊿ﾟ)「モナーさんが謝らんでよ！悪かとはうちばい！」

（　´∀｀）「けどな、ヒートさんが二人のこつば本当の親んごつ思うちょるっちゅうのは、嘘やなかけんね」

（　´∀｀）「ヒートさんの純な気持ちがこげな行動になったっちゅうことだけは、理解してくれんね？」

(　ｰ∋ｰ)「……ふん。お前も飛んだ世話焼きばい」

（　´∀｀）「そりゃあ俺はヒートさんの恋人やもん。当たり前っちゃろうが」

.
316：名も無きAAのようです：2014/08/23(土) 23:07:57 ID:hMNA6N/20: .

（　´∀｀）「それにな、親父はヒートさんのこつば無関係な赤の他人のように言うておったけど、それも間違いばい」

(　ﾟ∋ﾟ)「……なに？」

（　´∀｀）「俺、ヒートさんのこつば将来嫁にもらうけん。じゃけんヒートさんはもう家内(※)と一緒やろうもん」

(※)家内……『やうち』。身内と同義。九州地方の方言。『かない』ではない。

(　ﾟ∋ﾟ)「はぁ？なんボケたこつ言うとうとや？」

（　´∀｀）「ボケとらん！俺は本気ばい！なぁ、ヒートさん？」

ﾉﾊ*ﾟ⊿ﾟ)「モナーさん……！！」

从;ﾟ∀从「あんた、そげなこつ言うたらヒートちゃんドン引きしようもん！！」

(　ﾟ∋ﾟ)「そうばい。きさん、そん娘に愛想尽かされよっても知らんぞ」

ﾉﾊ*ﾟ⊿ﾟ)「そげなこつなかとです！！うち、今バリ嬉かとですよ！！」

从;ﾟ∀从「なっ！？」

(；ﾟ∋ﾟ)「あ……あんた、そげんこつば軽く了承することやなかろうが！？」

（　´∀｀）「ほらな？娘が嫁の予行練習に来たち思えば、ヒートさん受け入れることくらい簡単じゃろう？」

从;ﾟ∀从「なん言うとうとね、あんたらは……」

（　´∀｀）「だいたいドン引きちゅうなら、彼氏の父親がお菓子持って来るのも、母親が初対面で二人きりになろうとするのも充分異常ばい！」

（　´∀｀）「我がこつは棚上げして他人ば責めよるなんちゅうのは、博多もんらしくなかろうが。なぁ、親父？」

(；ﾟ∋ﾟ)「……屁理屈だけは減らんのう、きさんは」

.
317：名も無きAAのようです：2014/08/23(土) 23:19:55 ID:hMNA6N/20: .

（　´∀｀）「それに俺、知っとうとやぞ。親父、あん金鍔ヒートさんのために作りおったとやろう？」

(　ﾟ∋ﾟ)「……何のこつや？」

（　´∀｀）「誤魔化さんでよかばい。うちの店じゃあ金鍔なんて置いとらんやろうが」

ﾉﾊﾟ⊿ﾟ)「そうなん？」

（　´∀｀）「うん。おおかた俺に持たせて、学校でヒートさんに食べてもらおうとしたとやろうけどな」

(　ｰ∋ｰ)「……ふん」

（　´∀｀）「ほんにうちの親は……ヒートさんのこつば好きすぎやろうもん」

（　´∀｀）「ばってんそれなら、ヒートさんのこつば理解してやらんと可哀想ばい！」

（　´∀｀）「これだけ言うて分からんとなら俺はもう引き下がるけんが、親父はいけんな？」

(　ｰ∋ｰ)「……きさんもそこん娘も、ほんに下らん話ばかり聞かせようばい」

(　ﾟ∋ﾟ)「ハイン、仕事ば戻るばい。こんバカタレの話ば終わったらしかけんな」

从ﾟ∀从「あんた……」

（；´∀｀）「親父！！」

(　ﾟ∋ﾟ)「あんたも、言いたかこつば言いきったとなら下がり。仕事ん邪魔ばい」

ﾉﾊ;ﾟ⊿ﾟ)「えっ、あ、はい……」

从;ﾟ∀从「ねぇあんた、少しはヒートちゃんたちのこつも考えたらいけん？」

(　ﾟ∋ﾟ)「子供ん戯言に大人が踊らされていけんするとか。黙って仕事せんか」

ﾉﾊ;ﾟ⊿ﾟ)「……」

（；´∀｀）（あちゃー……火に油やったかなぁ……）

.
318：名も無きAAのようです：2014/08/23(土) 23:43:55 ID:hMNA6N/20: .

(　ﾟ∋ﾟ)「ほれ、退け退け。これ以上邪魔すっとならモナーもろとも叩き出すばい」

ﾉﾊ;ﾟ⊿ﾟ)「あぅ……す、すみません……」

(　ﾟ∋ﾟ)「ほんに、最近のガキはなん考えようとか分からんばい……」ﾌﾞﾂﾌﾞﾂ

ﾉﾊ;ﾟ⊿ﾟ)「じゃあ、あの、すいません……お邪魔しました……」

(　ﾟ∋ﾟ)「……」

从;ﾟ∀从「ヒートちゃん、ごめんね？これに懲りんでまた遊びに来てね？」

ﾉﾊ;ﾟ⊿ﾟ)「……はい」

ｰｰｰｶﾞﾗｶﾞﾗ、ﾋﾟｼｬｯ

从;ﾟ∀从「あんたぁ……あれちょっと言い過ぎやなかと？あれじゃあヒートちゃん次からうちに来にくいかろうもん？」

(　 ∋ )「……ふっ」

从ﾟ∀从「……えっ？」

(　^∋^)「ふふ、ふはははははっ！！」

从;ﾟ∀从「あ、あんた、いけんしたと！？」

(　^∋^)「ほんに、あん娘は気持ちよかくらいアホウじゃったなぁ！！今時あげん娘はよう居らんばい！！」

从;ﾟ∀从「……え？」

(　ﾟ∋ﾟ)「なんポカンとしちょうとや。まさかお前までワシの言葉ば真に受けたとやなかろうな？」

从;ﾟ∀从「あっ……まさか、今までの全部演技！？」

(　ﾟ∋ﾟ)「最後のあん娘に対する態度だけはな。他は全部ホンネばい」

从;ﾟ∀从「えぇぇぇぇ……」

.
319：名も無きAAのようです：2014/08/23(土) 23:59:37 ID:hMNA6N/20: .

(　ﾟ∋ﾟ)「まぁ、アレじゃ。ヒートっちゅう娘が、モナーにあそこまで言わせよる娘っちゅうこつは分かったばい」

(　ﾟ∋ﾟ)「それだけ分かれば、今日のところは充分やろうが？」

从;ﾟ∀从「だったらなんもあげなこつ言って追い返さんでもよかろうに……」

(　ｰ∋ｰ)「ふんっ。子供ん戯言ば聞いて態度ば軟化させたなんち言うたら、世間に笑われようばい」

从;ｰ∀从「……ほんに、こん意地っ張りはもー」

(　ﾟ∋ﾟ)「……心配せんでも、フォローする方法くらい考えとうわ」

从ﾟ∀从「え？」

(　ﾟ∋ﾟ)「なんせあいつら、将来夫婦になるらしかけんなぁ！」

(　ﾟ∋ﾟ)「いくらガキん言うこつちゅうてん、ワシらが息子夫婦の仲ば悪うする訳にゃいかんやろうが！」

从ﾟ∀从「……なぁんだ。あんた、何じゃかんじゃ言うて、二人んこつば認めとうとやなかの」

(　ﾟ∋ﾟ)「さぁな。あとはあん二人次第ばい」

从 ^∀从「はい、はい」

.
320：名も無きAAのようです：2014/08/24(日) 00:12:48 ID:u/.bTCRw0: .

～数日後～

（　´∀｀）「ヒートさん、今ちょっと時間よか？」

ﾉﾊﾟ⊿ﾟ)「え？よかけど、いけんしたと？」

（　´∀｀）「あんさ、実はうちの親父から今朝、ヒートさんにこれ渡してくれっち言われて……」

ﾉﾊ;ﾟ⊿ﾟ)「えっ？あのお父さんから！？」

（；´∀｀）「うん……あの親父から……」

ﾉﾊ;ﾟ⊿ﾟ)「なんじゃろうねぇ、手紙みたいじゃけんが……」

（；´∀｀）「さぁ……不安やけん、俺も一緒に見てよか？」

ﾉﾊ;ﾟ⊿ﾟ)「うん、お願い……」

（；´∀｀）「……ヒートさん。そん中身が何でも、俺は絶対ヒートさんの味方やけんね？」

ﾉﾊ;ﾟ⊿ﾟ)「不安ば煽るようなこと言わんでよ……」

.
321：名も無きAAのようです：2014/08/24(日) 00:20:31 ID:u/.bTCRw0: .

ﾉﾊ;ﾟ⊿ﾟ)「そんならモナーさん……開けてみるけんね？」

（；´∀｀）「……」ｺﾞｸﾘ

ｰｰｰﾋﾞﾘｯ

ﾉﾊﾟ⊿ﾟ)「……あれ？これって……？」

（；´∀｀）「……何が入っとうたと？」

ﾉﾊﾟ⊿ﾟ)「……なんかの、チラシ？」

（　´∀｀）「えっ？」

ﾉﾊﾟ⊿ﾟ)「これ、モナーさん家のお店のチラシやなかと？」

（　´∀｀）「チラシっちゅうても、うちは目玉んなりそうな新製品ば出来た時しか、広告なんか出さんとよ？」

ﾉﾊﾟ⊿ﾟ)「でもこれ、『製菓の青島堂』って……それにこのお菓子……」

（　´∀｀）「……あっ！」

ﾉﾊﾟ⊿ﾟ)「……ねぇモナーさん。これってうちらのこつば、お父さんが認めてくれよったっちことでよかとかな？」

（；´∀｀）「多分……にしても、バリ回りくどかことしよるなぁ、うちの親父も……」

.
322：名も無きAAのようです：2014/08/24(日) 00:26:52 ID:u/.bTCRw0: .

【製菓の青島堂・八月の新商品】

【真っ赤に燃える椿餡との出会いをあなたに……】

【商品名～緋糸の君～】

.
323：名も無きAAのようです：2014/08/24(日) 00:28:14 ID:u/.bTCRw0: .

～和菓子屋さんで遊ぼう編・了～

.
324：名も無きAAのようです：2014/08/24(日) 00:29:31 ID:u/.bTCRw0: 遅くなった上に最後辺りながらでごめんなさい。

再びお題募集します。
325：名も無きAAのようです：2014/08/24(日) 01:24:29 ID:T.SaAE.Y0: まったく食えない親父だ……
乙乙

お題は「灼熱」で
326：名も無きAAのようです：2014/08/24(日) 08:38:55 ID:7soMKb2U0: 一気に進展したなおつ
お題「メープルシロップ」
327：名も無きAAのようです：2014/08/24(日) 20:20:48 ID:2cPv5EFY0: 親公認じゃないか！高校生なのに良くやるなぁ

お題:八月の海
328：名も無きAAのようです：2014/09/10(水) 23:32:44 ID:N9DdMgYg0: ～灼熱編～

ﾉﾊﾟ⊿ﾟ)「今年の夏も暑かったねぇ！！」

（　´∀｀）「そうじゃねぇ。この頃はだいぶ涼しゅうなって過ごしやすかばってんが」

ﾉﾊﾟ⊿ﾟ)「ついこないだまで、灼熱ーっちゅう感じで暑かったとにね！！」

（；´∀｀）「灼熱はちょっと言い過ぎやと思うばってんが……」

ﾉﾊﾟ⊿ﾟ)「えー？やけんちょっと前まで鉄板で焼かれるみたいに暑くなかった？」

（　´∀｀）「あー、確かに。腕とかバリ日焼けしとーもんなぁ」

ﾉﾊﾟ⊿ﾟ)「うちもー！！ほら見て、こげん真っ黒に焼けてしもうたと！！」

（　´∀｀）「はは、健康的で良さそうじゃなぁ」

ﾉﾊﾟ⊿ﾟ)「そげんこつなかよ！女ん子はやっぱり色白やなかと！」

（　´∀｀）「でもな、こげんして俺の腕と比べてみよれば、なんかお揃いみたいやなか？」ﾋﾟﾄｯ

ﾉﾊﾟ⊿ﾟ)「えっ？」

（　´∀｀）「俺も肌の黒かばってん、ヒートさんと同じじゃな」

ﾉﾊﾟ⊿ﾟ)「そっか……そげん考えれば、日焼けしようのも悪くなかね！！」

（　´∀｀）「そうじゃろう？」

ﾉﾊ*ﾟ⊿ﾟ)「やったー！！モナーさんとお揃いやねー！！」ｷｬｯｷｬｯ

('、`*川「……あん子ら見てると学校休んで人生ば考えとーなるわ」

（；・∀・）「……それサボる口実ば欲しかだけやろうもん」

.
329：名も無きAAのようです：2014/09/12(金) 23:03:21 ID:Ec3ohNPY0: ～メイプルシロップ編～

o川*ﾟーﾟ)o「ヒートー、おやつ出来たけぇ来なさーい」

ﾉﾊﾟ⊿ﾟ)「……」ﾉｿﾉｿ

o川*ﾟーﾟ)o「今日はホットケーキば焼いたけん。あんたも食べるやろう？」

ﾉﾊﾟ⊿ﾟ)「……いらない」

o川*ﾟーﾟ)o「焼いてからいらん言われてもどーしようもなかでしょ。いいから食べんさい」

ﾉﾊﾟ⊿ﾟ)「……今ダイエットしとうけんいらん」

o川*ﾟーﾟ)o「はぁ？なんでダイエット？」

ﾉﾊﾟ⊿ﾟ)「最近涼しくなってきたけぇ食欲わいてきてしもーて食べ過ぎたと……」

o川*ﾟーﾟ)o「そんならいらんて先に言わんね！もう用意してしもうたでしょ！」

ﾉﾊ;ﾟ⊿ﾟ)「ごめん……」

o川*ﾟーﾟ)o「だいたいあんた、和菓子屋の彼氏持っとうとにおやつ食べんでどげんすると？」

ﾉﾊ;ﾟ⊿ﾟ)「それは関係なかでしょー……」

o川*ﾟーﾟ)o「いーや、ある！」

o川*ﾟーﾟ)o「ほーら、シロップもバターもたーっぷりかけとーよー。本当に食べんでよかのー？」

ﾉﾊ;ﾟ⊿ﾟ)「うぅ……」

o川*ﾟーﾟ)o「ダイエットなんてアホらしかこと考えんで食べたくならん？ほらほらほら」

ﾉﾊ;⊿;)「うわぁぁぁぁぁぁん！！お姉ちゃんの意地悪ぅぅぅぅぅぅ！！」

o川*ﾟーﾟ)o「ほーらね。どうせ全うできんとやから最初から素直に食べんさい」

ﾉﾊ;⊿;)「うぅ……美味しか……」ﾓｸﾞﾓｸﾞ
330：名も無きAAのようです：2014/09/12(金) 23:45:13 ID:3iTVmKf20: 甘いものにはかてなかったよ…

乙乙
331：名も無きAAのようです：2014/09/13(土) 00:48:58 ID:jBiUqibQ0: おつ
332：名も無きAAのようです：2014/10/02(木) 00:32:37 ID:BaqqQ7/E0: ～八月の海編～

ﾉﾊﾟ⊿ﾟ)「モナーさーーーーーーーん！！！」ﾄﾞﾀﾄﾞﾀﾄﾞﾀ

（；´∀｀）「うぉっと……！いけんしたとね、ヒートさん？」

ﾉﾊﾟ⊿ﾟ)「八月に海行った時の写真、現像出来たとよ！！」

（　´∀｀）「ほんに？ちょっと俺にも見せてくれん？」

ﾉﾊﾟ⊿ﾟ)「うん！！」

（　´∀｀）「おぉー、どれもよく撮れとうねぇ」ﾊﾟﾗﾊﾟﾗ

ﾉﾊﾟ⊿ﾟ)「ほんの一ヶ月前やっとに、なんか懐かしかねぇ～！」

（　´∀｀）「ほんになぁ」

ﾉﾊﾟ⊿ﾟ)「でもねー、うち一個だけ不満なとこがあると！」

（　´∀｀）「なん？」

ﾉﾊﾟ⊿ﾟ)「うちばっかり撮ってもらって、モナーさんの写真ばあんまり撮れんかったとよ！！」

（　´∀｀）「そりゃ……カメラ持ってきたとはヒートさんやけん、ヒートさんば写さんと」

ﾉﾊﾟ⊿ﾟ)「そうやなかと！！二人の思い出やけん、本当は二人で写らんといけんかったと思うとよ！！」

（　´∀｀）「うーん……まぁ理屈は分かるっちゃけんが……」

ﾉﾊﾟ⊿ﾟ)「やけぇ今度どこか行く時は、うちがモナーさんの写真ばい～っぱい撮ってあげるけんねっ！！」

（　´∀｀）「……うん、じゃあそん時はお願いするばい」

ﾉﾊ^⊿^)「任せて！！」

（　´∀｀）（……ヒートさんに撮らせるとなら、手ブレ補正のついたデジカメば持っていかんといけんなぁ……）

.
333：名も無きAAのようです：2014/10/02(木) 00:34:35 ID:BaqqQ7/E0: またぼちぼちお題募集しときます。
334：名も無きAAのようです：2014/10/02(木) 01:04:39 ID:tkdBhv/Q0: 夜行列車
335：名も無きAAのようです：2014/10/02(木) 01:41:28 ID:SwJMyp320: ヒーちゃん機械弱そうだな乙

お題：米
336：名も無きAAのようです：2014/10/02(木) 01:44:25 ID:BnuM5Syw0: 乙
お題：からあげ
337：名も無きAAのようです：2014/10/02(木) 22:30:16 ID:0yuruh360: おつ
機械類に弱いっていうか、はしゃいで動きまくってブレそう
338：名も無きAAのようです：2014/10/03(金) 00:46:34 ID:jcntNHL20: おつ
339：名も無きAAのようです：2014/10/13(月) 21:28:52 ID:0iwOL6yA0: ～夜行列車編～

（　´∀｀）「……」ﾊﾟﾗ

ﾉﾊﾟ⊿ﾟ)「モナーさん！何しようと？」

（　´∀｀）「あ、ヒートさん……ちょっと本ば読んどうとよ」

ﾉﾊﾟ⊿ﾟ)「モナーさん本好きなんやねぇ！何読んどうと？」

（　´∀｀）「ん……これ」

『銀河鉄道の夜』

ﾉﾊﾟ⊿ﾟ)「あ、これ知っとう！宮沢賢治の童話やね！」

（　´∀｀）「そうたい。有名やけん読んだことあったりせん？」

ﾉﾊﾟ⊿ﾟ)「タイトルは知っとうけど中身は読んだことなかとよ。それ、どげな話なん？」

（　´∀｀）「うーん……一口ではよう言えんとやけど、友人と銀河の旅に出る話やろうか」

ﾉﾊﾟ⊿ﾟ)「へー」

（　´∀｀）「これ読むとな、俺は人になんばしてあげれっとやろうかって、考えてしまうんよ」

ﾉﾊﾟ⊿ﾟ)「そげな難しいこつ考えようと？」

（　´∀｀）「うん。銀河鉄道の夜は、自己犠牲と友情の話やと俺は思うと」

ﾉﾊﾟ⊿ﾟ)「うーん……なんかよう分からんばい」

ﾉﾊ*ﾟ⊿ﾟ)「けどうちも、いっつもモナーさんに何してあげれるかなって考えとーけんねっ！！」

（　´∀｀）「はは、ありがとうなヒートさん」

ﾉﾊﾟ⊿ﾟ)「ねぇねぇ、モナーさんも、うちになんかしてほしかことあったら言うてよかとよ？」

（；´∀｀）「え、あー……えーと……」

ﾉﾊ*ﾟ⊿ﾟ)「ほらほらー！遠慮せんでー！」

（；´∀｀）（本読んどうけん静かにして、とは言えんよなぁ……）

.
340：名も無きAAのようです：2014/10/14(火) 00:11:23 ID:1cLgXU6g0: おつ
341：名も無きAAのようです：2014/10/16(木) 22:33:18 ID:UVnveMe20: 乙
342：名も無きAAのようです：2014/11/02(日) 22:11:38 ID:IkEc2X6w0: ～米・唐揚げ編～

ﾉﾊ*ﾟ⊿ﾟ)「モナーさーん！！お弁当食べよー！！」

（　´∀｀）「あいよー。そう言うと思うて用意しとったよ」ﾊﾟｶｯ

ﾉﾊ*ﾟ⊿ﾟ)「うっわぁ！！モナーさんの唐揚げ、バリ美味しそうやねぇ！！」

（　´∀｀）「そうかねぇ……良かったら一個食べてみん？」

ﾉﾊ*ﾟ⊿ﾟ)「やったぁー！じゃあうちのおかずと交換しよっ！」ﾊﾟｶｯ

（　´∀｀）「ありがと、ヒートさん。ありがたくいただくばい」

ﾉﾊ;ﾟ⊿ﾟ)「……あっ」

（　´∀｀）「いけんしたと？」

ﾉﾊ;ﾟ⊿ﾟ)「……おかず、なかった」

（；´∀｀）「えっ」

ﾉﾊ;ﾟ⊿ﾟ)「うち、今朝急いどったけんおにぎりしか入れとらんの忘れてた……」

（；´∀｀）「うわぁ……見事に米ばっかり」

ﾉﾊ;ﾟ⊿ﾟ)「中に明太子入っとうけんおかずいらんかなって思って……」

（；´∀｀）「……あ、あんさ、交換やなくて良かけん唐揚げ食べ？」

ﾉﾊ;ﾟ⊿ﾟ)「え！よかよ悪かけん！」

（；´∀｀）「けど、おにぎりだけはさすがに不憫やけんなぁ……」

ﾉﾊ;ﾟ⊿ﾟ)「うちがものぐさやっただけやもん！気にせんで！」

（；´∀｀）「いや、でも……」

ﾉﾊ;ﾟ⊿ﾟ)「そげん良くしてもらいよれば、うちが恥ずかしかもん！」

ﾉﾊ;///)「あぁもうっ！！うちなんでこげんアホやっとやろうかっ！！」ｶｧｧｯ

（；´∀｀）（……ヒートさんが物を恥ずかしがるタイミングがよう分からんばい）
343：名も無きAAのようです：2014/11/02(日) 22:21:11 ID:IkEc2X6w0: 時間がかかりすぎた……お題を、ください……
344：名も無きAAのようです：2014/11/03(月) 00:38:37 ID:Tfo/VGAY0: おつ
お題は散髪
345：名も無きAAのようです：2014/11/03(月) 02:06:51 ID:ylEqwcCE0: 恥じらいは大事だな

お題は敬語で
346：名も無きAAのようです：2014/12/23(火) 20:31:21 ID:MIjf30Vg0: ～散髪編～

（　´∀｀）「おはよう、ヒートさん」

ﾉﾊﾟ⊿ﾟ)「おはよう！あっ、モナーさんなんか髪の毛さっぱりしとう！」

（　´∀｀）「うん。そろそろ髪伸びてきたけん散髪したとよ」

ﾉﾊ*ﾟ⊿ﾟ)「前の髪型も良かったばってん、今の髪型も良かねぇ！カッコよかよ！」

（＊´∀｀）「そうかねぇ、ははは……」

ﾉﾊﾟ⊿ﾟ)「でも、わざわざ床屋さん行かんでも、モナーさんのお母さんに頼めば髪ば切ってくれんと？(※)」

(※……モナー母は元美容師。>>298参照)

（　´∀｀）「あぁ、うん……うちの母ちゃん、なんか知らんけんが無理やり奇抜な髪型にばっかりしようとするけんね」

ﾉﾊﾟ⊿ﾟ)「そうなん？」

（　´∀｀）「うん……中学ん頃、ベッカム見てソフトモヒカンにされてから、母ちゃんには頼んどらんとよ」

ﾉﾊ;ﾟ⊿ﾟ)「それは……確かに……」

（　´∀｀）「な？」

ﾉﾊﾟ⊿ﾟ)「……でも、そげんモナーさんも珍しかけんちょっと見てみたかかも」

（；´∀｀）「あ、あんねぇ……それは勘弁してほしかばい。俺にとっては黒歴史やもん」

ﾉﾊ*ﾟ⊿ﾟ)「それにうち、モヒカン触ってみたか！もふもふして気持ち良さそーやけん！」

（；´∀｀）「そげん小動物んような言い方せんでくれよ……ヒートさん」
347：名も無きAAのようです：2014/12/23(火) 21:21:31 ID:MIjf30Vg0: ～敬語編～

ﾉﾊﾟ⊿ﾟ)「そんでねー、お姉ちゃんがまた変なこつばしてさぁ……」

（　´∀｀）「ははは……」

( ∵)　ﾃｸﾃｸ

ﾉﾊ*ﾟ⊿ﾟ)「あ！！」

（　´∀｀）「いけんしたと？」

ﾉﾊ*ﾟ⊿ﾟ)「ビコーズ先輩！ビコーズ先輩やなかですか！」

( ∵)

（　´∀｀）「ヒートさん、こん人は？」

ﾉﾊ*ﾟ⊿ﾟ)「うちの中学時代の先輩で、ビコーズさんっちゅうとよ！」

（　´∀｀）「はぁ……はじめまして、モナーち言います」

( ∵)

（；´∀｀）「……？」

.
348：名も無きAAのようです：2014/12/23(火) 21:22:11 ID:MIjf30Vg0: ～敬語編２～

ﾉﾊ*ﾟ⊿ﾟ)「先輩、地元ば帰ってきよったとですねぇ！こっちで見よらんかったけぇ元気しとうとかなって思っとったとです！」

( ∵)

ﾉﾊ^⊿^)「あはははっ！うちももう子供やなかけん、そげん危なっかしかこつばせんですよ～！」

( ∵)

ﾉﾊ*ﾟ⊿ﾟ)「え……は、はい。こん人は、うちの恋人やっとです……」

( ∵)

ﾉﾊ*///)「も……もうっ！からかわんでくださいよぉっ！先輩にそげん言わるっと顔真っ赤んなりよーとですよっ！」

( ∵)

ﾉﾊ*ﾟ⊿ﾟ)「は、はい。うちのいっとう大事な人やっとです……」

( ∵)

ﾉﾊ*ﾟ⊿ﾟ)「あ……ありがとうございますっ！先輩が応援してくるれば、うち心強かとです！」

( ∵)

ﾉﾊ*ﾟ⊿ﾟ)「はい！そいじゃあまた、お元気で！！」

( ∵)　ﾃｸﾃｸ

ﾉﾊ*ﾟ⊿ﾟ)「もぉ～、いきなりあげんこつ言い出すとやもんねぇ、先輩は！モナーさんびっくりしたやろ？」

（；´∀｀）「……」

ﾉﾊﾟ⊿ﾟ)「……モナーさん？」

（；´∀｀）（……なん言いようとか、一個も分からんかった）

.
349：名も無きAAのようです：2014/12/23(火) 21:29:21 ID:MIjf30Vg0: ～衝撃の事実編～

（；´∀｀）（俺ん耳ば悪かったとやろか……いや、実際何か言っとうようには見えんかったばい）

（；´∀｀）（きっとヒートさんだけに通じる何かがあっとやろうな……うん）

ﾉﾊ*ﾟ⊿ﾟ)「けど、懐かしか人に会うと新鮮な気持ちになるもんやね！」

ﾉﾊ*ﾟ⊿ﾟ)「うちもモナーさんのこつば先輩に紹介できて良かった！」

（　´∀｀）「あー……ヒートさん。ちなみにビコーズさんとはどういう関係やったと？」

ﾉﾊﾟ⊿ﾟ)「中学時代の部活の先輩やったとよ！うち昔は女子バレー部やったけん……」

（；´∀｀）「え！？ちょっと待ってビコーズさんって女ん人！？」

ﾉﾊﾟ⊿ﾟ)「そうやけど……それがいけんかした？」

（；´∀｀）「えぇぇぇぇぇ……想像だにしとらんかったばい」

.
350：名も無きAAのようです：2014/12/24(水) 00:28:47 ID:XkxHxfy20: おつだぜ
351：名も無きAAのようです：2014/12/25(木) 23:14:53 ID:FiBChbsE0: ～クリスマス編～

（　´∀｀）「クリスマス、か……」

（　´∀｀）「毎年和菓子屋には縁遠いイベントやと思っとったけんが……」

ﾉﾊ*ﾟ⊿ﾟ)「いらっしゃい、いらっしゃーい！！クリスマスには青島堂の和菓子ばいかがですかー！！」

（；´∀｀）「まさかヒートさんが売り子ばしてくれるとはなぁ……しかもサンタの格好で」

从ﾟ∀从「よかやなかね。ヒートちゃんバリ愛らしかとよ？」

（　´∀｀）「けど、あげん一生懸命走り回って、なんか申し訳なかばい。バイト代ば弾んであげんと」

从ﾟ∀从「あんたはそげんこつば心配せんでいーのっ！！」

ﾉﾊﾟ⊿ﾟ)ﾉｼ「モナーさーん！お饅頭一個お買い上げー！」

（　´∀｀）「はーい！今包むけぇ待っとってなー！」

从ﾟ∀从「ヒートちゃんも適当なとこで休憩してよかからねー！」

ﾉﾊ*ﾟ⊿ﾟ)「大丈夫やっとです！！まだまだ序の口ですけん！！」

（　´∀｀）「ヒートさん無理せんでなー」

从ﾟ∀从「けど、ヒートちゃん売り子姿も板についとうねぇ。青島堂の将来も安泰やね」

（　´∀｀）「当たり前やろう？誰が惚れた女の子じゃと思っとうとや」

从ﾟ∀从「はいはい、おのろけおのろけ」

ﾉﾊ*ﾟ⊿ﾟ)「いらっしゃいいらっしゃーい！！」
352：名も無きAAのようです：2014/12/25(木) 23:15:34 ID:FiBChbsE0: 毎度遅くなって申し訳なかとです……
お題とかあればいただきたい。
353：名も無きAAのようです：2014/12/25(木) 23:53:22 ID:huR1pGlU0: 乙！
お題鍋雪だるまスキー
あたりで！
354：名も無きAAのようです：2014/12/26(金) 00:37:42 ID:ViSd0xXc0: おつ
お題　ビリヤード
355：名も無きAAのようです：2015/10/18(日) 23:52:12 ID:hLPXOFuA0: 長らく放置して申し訳ありません。
需要の有無なぞ分かりませんが近々再開させていただきます。
>>353>>354を消化したらまたお題なぞいただければと思っています。
356：名も無きAAのようです：2015/10/19(月) 02:44:05 ID:4Y/P6I/.0: おかえり
357：名も無きAAのようです：2015/12/06(日) 19:24:06 ID:HzfwF0j.0: 応援してるぞ
358：名も無きAAのようです：2016/04/07(木) 21:10:08 ID:IkOpRYXc0: ～鍋編～

ﾉﾊﾟ⊿ﾟ)「うーん……」

（　´∀｀）「ヒートさん、いけんしたと？なんか悩んどるように見えっとやけど」

ﾉﾊﾟ⊿ﾟ)「あ、モナーさん」

ﾉﾊﾟ⊿ﾟ)「あんねー、今日お家で鍋するけん材料買うてきてって言われたとやけど」

ﾉﾊﾟ⊿ﾟ)「何のお鍋にしよっかなーって考えよったと」

（　´∀｀）「あー、鍋物……」

ﾉﾊﾟ⊿ﾟ)「モナーさんは、好きなお鍋の具って何がある？」

（　´∀｀）「そうじゃねぇ。鱈とか海老とか、海鮮系が好きじゃろうか」

ﾉﾊ*ﾟ⊿ﾟ)「おー！！よかねぇ、うちも魚介類のお鍋好いとうよ！！」

（　´∀｀）「あとは、昔に一回だけ食べた牡蛎の鍋が美味しかったばい」

ﾉﾊ*ﾟ⊿ﾟ)「牡蛎！！」ｼﾞｭﾙ

（　´∀｀）「親戚から送られてきおってねぇ、トロトロで口ん中でとろけようとよ」

ﾉﾊ*ﾟ⊿ﾟ)「あぁっ！！うちもそれ食べたい」ｸﾞｩ

（；´∀｀）「……ヒートさん、涎ば出とうし腹の虫が鳴っとう」

ﾉﾊ;ﾟ⊿ﾟ)「ひゃっ！？」ｺﾞｼｺﾞｼｯ

（　´∀｀）「……お腹空いとうならお菓子あっとよ？」

ﾉﾊ;*ﾟ⊿ﾟ)「そげん気ぃ使わんで！なおのこと恥ずかしかばい！」
359：名も無きAAのようです：2016/04/11(月) 19:49:43 ID:lde17XXU0: きてたのか