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川'A`)ブーン系小説＆イラスト練習総合案内所のようです
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川'A`) 今回のテンプレは私が担当するわ
川'A`) ドクオ？誰それ、知らないわね
川'A`) ここはブーン系小説＆イラスト練習総合案内所よ
初めての方や馴染みのない方は以下のブーン系wiki、テンプレ等をよく読んで
ご理解とご協力をお願いします
・総合スレにおける最低限のルール、マナー
・よくあるQ&A
・荒らしについて
・進行中の企画・創作板の特殊スレ一覧
・AAテンプレ一覧
ブーン系wiki
http://www43.atwiki.jp/boonkei/
ttp://boonkei.wiki.fc2.com/
↑が見れない、AAがコピー出来ない方の為の予備サイト
ttp://boonkei.web.fc2.com/top.html
ttp://boonkei.m.web.fc2.com/top.html（携帯用）
兄弟スレ
（ ＾ω＾）ブーン系小説シベリア図書館のようです★50
http://toro.2ch.net/test/read.cgi/siberia/1379170546/
前スレ
ξﾟ⊿ﾟ)ξブーン系小説＆イラスト練習総合案内所のようです
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/internet/13029/1379167964/
（ ＾ω＾）ブーン系小説板のようです（旧避難所、スレ立て上限に達した）
ttp://jbbs.livedoor.jp/sports/37256/
（ ＾ω＾） ブーン系小説板２のようです
http://jbbs.livedoor.jp/internet/16305/
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>>661
（ ‘∀‘）「クッキークリッカー！全てを埋め尽くせ！！」
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>>660
見たとたんに描きたくなった
http://imgur.com/4ZFo7TF.jpg
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かわいい！
>>661
( ＾Д＾)「すまん、あれは嘘だ」
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>>668
保存した
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>>661
川 ﾟ -ﾟ)「君は、信じてくれるかな」
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やっぱりここまでで〆
お題サンクス
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ブンツンのツンのAA、ピカチュウ抱きしめてるんじゃなくてピカチュウコスだったのか
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>>668
かわえええええ！
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>>668
(*＾ω＾)=3
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>>661
( ; ´_ゝ`)「あのねえ、何で俺がここにいるかわかる？」
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>>668
素晴らしい
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今見たら締め切ってた、すまんスルーしてくれ
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>>661
爪'ー`)y‐「お前はもう用済みだ」
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↑よく読んでなかった、同じくスルーで ほんとすんません
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お前らお題好きだなほんとに
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「こいつまともなヒロインやってんの見たことねぇ」っていうような女AAって何が思い浮かんだ？教えてくだちい
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パッと思い浮かんだのはツンちゃん
どう考えてもメイン級のヒロインAAなのに、おかしいよね
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ピャー子
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シュール
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从 ﾟ∀从「男AAの俺でもヒロインをやってるってのにな」
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>>683
ξ#ﾟ⊿ﾟ)ξ「てめえは俺を怒らせた」
(；＾ω＾)つ「そんなこと言ってるから言われちゃうんだお…」
ξﾟ⊿ﾟ)ξ
ξ；⊿；)ξ「ちゃんとヒロインやってるもんっ」
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答えてくれた人㌧
シュールにするか
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最近はツンデレの魅力も見直されて来てる気がする
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むしろちゃんとヒロインしてるせいで酷さが際立つというか……
メインヒロイン級だと(ﾟ、ﾟﾄｿﾝ とかあまり見ない気がする
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母者、妹者、ミセリ、でぃ
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>>691
彡⌒ミ父者と母者の結婚記念日のようです＠＠＠
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>>691
人体実験のミセリが印象的なのだが
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確かに妹者がヒロインなのは見たことないかも
姉者はあるんだけどなー、妹者はどうにもマスコット的な感じ
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B从･∀･ﾉLﾘ人 ホモ者なのだ。特技は掛け算なのだ。
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そう言われてみるとでぃがまともなヒロイン役って見たことないな
大好きなAAなんだがな
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G从･∀･ﾉLﾘ人 レズ者なのです。特技は割り算なのです。
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ｖ从(ﾟ)Ｑ(ﾟ)ﾉﾘ人ｖ アヘ者でしゅうううう特技は引き算（乳首）れしゅほほおおお
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でぃは短編でよくヒロインしてる
流行ってるときあったよ
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でぃヒロインならこの二作が特に好き
(#ﾟ;;-ﾟ)ニセモノ家族のようです(･∀･ )
| ＾o＾ | 綺麗な花を買うようです (ﾟ-;;ﾟ#) （閲覧注意）
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最近はもうみないけどね
流行りは過ぎてしまったのか
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すみませんどなたかシベリアへ下記の文を配達してください↓
ヒトいＮＥＥＥＥＥＥ！！！
投下は以上です
だれか完結記念カードの発行をお願いします
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>>702
行ってきた
あと遅れたけど投下乙
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はやすぎワロタ
配達してくれた方ありがとうございました
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どうしよううんこ漏らした
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ごめ誤爆
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（ ＾ω＾）
（ ＾ω＾）ﾌﾞﾘﾌﾞﾘﾌﾞﾘﾌﾞﾘ
（*＾ω＾）
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すみませんまたシベリアへ配達お願いします
>>556 ありがとうございますイイイィィヤッホオオオォォォォｫｫｫｳｳウウウッッッ！！！！
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配達してくださりありがとうございました
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なんかこのスレ臭くね？
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あーごめん俺の晩飯だわ
ニンニク入ってた
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('A`)ﾌﾞﾘﾌﾞﾘﾌﾞﾘﾌﾞﾘ
(*'A`)
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ホモレズショタ腐は許容範囲だが、スカトロはちょっと……
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僕は下痢ならセーフです！！
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ブーン系は変態ばっかり
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VIPにも変態が来てるぞ
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内輪で変態変態言って喜び出すのは悪い兆候
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http://boonmtmt.sakura.ne.jp/genkou/index.php
2月分くらい更新したから漏れ抜けあったら各自保管しておいてくれ。特に作者。
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面白い作品いっぱいあるのに、したらばだけ撿←が文字化けしてて、素直に楽しめない
フォントいじってもダメだったしなぁ
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＆＃8895;が普及すればあるいは
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>>718
乙！
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mate民としても普及は願いたい
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PCで読む人は少数派なのだろうか
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長編を書いてるわけだが、ここで冒頭を数レス分晒して評価を貰うのはアリなのだろうか
まだ書き溜めは殆ど無いし、スレ立てれる段階ではない
新参だし、ひょっとしたら読みにくいとか有るかも知れないから、取り敢えず評価を貰って今後の参考にしたい
まぁ、今は投下無理なんだけど
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アリダヨー
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>>724
l / ヽ / ヽ ＼
/ / l ヽ / | ＼
｜ し な 間 〉 ／/ l_ , ‐､ ∨ i l | | ＼ は
｜ ら っ に |／ l ,-､,/ﾚ‐r､ヽ | ／｀K ,-､ ＜ し
｜ ん て あ / | l｀｀i { ヽヽ l | / , '／',｀ //｀|＿/ や
｜ ぞ も わ |> ヽl´､i '_ ｡`､llｨ'｡´ _/ /,) /＼ ろ
｜ ｜ な |`/＼ヽ'_i ,.,.,.⌒´)_ ｀_⌒ /__/l ＼ く
っ | く |/ / l´,.-― ､l`ー一'_冫 /l l | / っ
!!!! ｜ ＼ ', / ／｀7-､二´､,.| /// | /
lＴ´ { / / ト､ |::| /// / / !!!!!
ｌ´ ヽ､ > ｰ ,/ |ニ.ノ-' ／ ／ ＿
i｀`` ､/ } ',,,..' |-'´,- '´ ￣/ ヽ∧ ＿＿＿＿
＼／ ' ＼＿ ｀´ﾉ7l´ / /／ ヽ l ヽ
/￣ | ￣￣／ ﾉ L＿＿＿／ ★ Ｕ |
/ ヽ /｀ー´ ／l |
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アリなのね、おk
今おしごと中なので、店じまいして落ち着いたら投下するよ
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昨日VIPに投下されてたらしきもののスレタイ教えて
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ごようです
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サンキュー
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ごようです
いろんな男AAがﾀｲｰﾎされる話だった
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ここんとこなんか新作投下多くね？
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まとめに載りたいんです…(小声)
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なるほど、新しいまとめが増えたから新作も増えるのか。面白い。いい傾向だ。
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(完結すればな…)
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完結さえしてくれたら文句は言わないけど強要する権利は無いお
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(…書き溜めています、暫くお待ちください…Now loading…)
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(……書き溜めていませんからもうしばらくお待ちください……now d'ont writing……)
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＿人人人人人人人人人人人人人人人＿
＞ 中卒がいるぞ、殺せ！！！ ＜
￣^Ｙ^Ｙ^Ｙ^Ｙ^Ｙ^Ｙ^Ｙ^Ｙ^Ｙ^Ｙ^Ｙ^Ｙ^Ｙ^Ｙ^￣
三 ( ＾ν）
三 ｰ（‐∪─→
三 ／￣￣￣ 》 ￣＼
三三 | Ｕ ・ |
三 と| ι| | 三┏（；´ん`）┛三┏（ ；´ん｀）┛三┏（ ；´ん｀）┛
三 /_∧∨￣￣/_∧Ｕ 三 ┛┓ 三 ┛┓ 三 ┛┓
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Fack you
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Oh…
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misu spell
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don't
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don'tでもおかしいしな
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うるさい英語なんて出来なくても生きていけるぞ死ね！
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うん、なんか…すまん
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>>724だが、今投下しても大丈夫？
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どんとこい
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>>747
テンプレ読め
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遠くから、人間の足音が聞こえる。
それはゆっくりと、しかし確実に――狼と子狐の元へと近付いて来た。
('A`)「また来たようだぜ。人間様は熱心なこった」
身の丈七尺を越える、巨大な銀色の狼。
その声が、俄かに緊張を帯びた。
ｲ从ﾟ ｰﾟﾉi「そのようじゃな」
対して、金色の毛並みを持つ子狐は一見、呑気なものだった。
しかし狼には、子狐の瞳に諦めのようなものが見て取れた。
('A`)「…………」
狼は、なんとも言えない気分になる。
きっと、本当に諦めているのだろう。
彼女の左足には、鋸のような歯が付いた、冷たい金属板が食い込んでいた。
虎鋏、と呼ばれるものである。
狡猾にして卑劣な人間が、『山狩り』の為に仕掛けた罠。
そんな認識が、狼にはあった。
ｲ从ﾟ ｰﾟﾉi「お主一人ならば、逃げ切れるのじゃぞ」
子狐は、既に暴れまわる事を諦めていた。
最初は、それこそ足を引き千切らんばかりの勢いで暴れていたものの、次第にその体力も尽きたのだろう。
狼も、子狐を罠から解放しようと躍起になったのだが、全て徒労に終わった。
狼にはいくつかの選択肢があった。
一つは、子狐を見捨てて逃げる事。
狼には、長年に渡る『山狩り』を生き延びてきた自負がある。
逃げる事も、返り討ちにする事も出来た筈だ。
もう一つは、子狐の挟まれた足を切断し、共に逃げる事。
長い年月を生きた狼の牙は、子狐の細い足くらい、簡単に噛み千切れる。
しかし、狼はそのどちらも選ばなかった。
例え足を切断して罠から脱出したとしても、その足では『山狩り』と戦う事はおろか、逃げる事すらも出来ないだろう。
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どちらにしても、子狐の先に待つのは、死。
座して死ぬか、逃げて死ぬかの違いのみ。
('A`)「俺一人で逃げても、意味はないさ」
だから、狼は連れ添う事を選んだ。
連れ添って、死ぬ事を選んだ。
ｲ从ﾟ ｰﾟﾉi「儂は正直に言えば、お前に逃げて欲しいのじゃがな」
('A`)「ふん。飽きたんだよ。終わりの見えない戦いにな」
連日の『山狩り』によって、この山も疲弊してきている。
木は枯れたし、花は散った。
多くいた狼の同胞や子狐の仲間も、『山狩り』とそれに伴う食糧不足により、この山を去るか、殺された。
子狐の親も、『山狩り』に襲われ、命を落とした。
人間が、憎い。
それが狼と子狐の共通見解だった。
('A`)「だからと言って、この首を安くくれてやるつもりはねぇ。一人でも多く、道連れにしてやる」
ｲ从ﾟ ｰﾟﾉi「儂はこの様じゃ手伝えそうにないの。もっとも、人間と黄泉の旅路を共にするのは、真っ平御免じゃが」
('A`)「違いねぇ」
狼は、鋭い犬歯を剥き出して笑う。
遠くに聞こえていた人間の足音が、少し近くなっていた。
-
('A`)「…………」
ｲ从ﾟ ｰﾟﾉi「…………」
最近の人間の手口である。
集団がわざと大きな音を立てて歩き、特定の方向に獣達を逃がす。逃げた先には気配を殺した手練れが
待ち構えていて、情け容赦なく、自らの間合いに飛び込んで来た獣達を殺すのだ。
ｲ从ﾟ ｰﾟﾉi「人間のやりそうな事じゃ」
('A`)「あぁ、全くだ――むっ！」
狼の動きが、止まった。
その目は既に、子狐を見ていない。
その視線の先を、子狐は追う。
_
( ﾟ∀ﾟ)「おーおー、遅ェから罠張った場所に来てみりゃ、大物が掛かってんじゃないの」
ｲ从;ﾟ ｰﾟﾉi「……！」
近い。その間合い、およそ十八尺。
数歩で届く距離に、『それ』はいた。
ヒトの数百倍の嗅覚を持ち、長年の戦いにより極限まで研ぎ澄まされた狼の
五感を以てしても、ここまで接近されるまで、全く気付かなかったのだ。
狼が偶然に見付けていなかったら、もっと近くまで――いや、斬られるまで気付かなかったかも知れない。
『それ』の足がピタリと止まった。
狼が、子狐を守るように立ち塞がったからだ。
敵から身を守るために。
狼達の――いや、この山に住まう全ての者達の敵。
『人間』から、子狐を守るために。
-
(#'A`)「……人間。今去れば、追わずにおいてやる」
狼は低く言う。
その声は並の人間ならば聞いただけで竦み上がるような、殺気が籠められていた。
_
( ﾟ∀ﾟ)「なァにワンワン言ってんだ、このデケェだけの犬コロがァ」
しかし、男には通じない。
分かっていた事だった。
人間に、狼達の言葉は通じない。
狼達に、人間の言葉は通じない。
出会えば、そのどちらかが死ぬのみである。
(#'A`)「……」
狼は身構える。
身を低く、発達した四肢を大地に踏ん張り、幾多の人間の喉笛を噛み切ってきた牙を剥き出しにして。
_
( ﾟ∀ﾟ)「おーおー、やる気だねェ」
男は、余裕の態度を崩さない。
腰に提げた刀を、鞘からゆっくりと抜き放った。
_
( ﾟ∀ﾟ)「ほんじゃ、行くぜ」
言うが早いか、男は駆け出す。
(#'A`)「……ちっ！」
速い。
放たれた砲弾のような速度で一挙に間合いを詰めた男は、刀を下から上に振り上げるようにして、狼を狙う。
-
狼の長年の戦いの中でも、これほどの速さを誇る遣い手は数えるほどしかいないだろう。
最も、狼は殺した人間の数など、いちいち覚えてはいないが。
_
( ﾟ∀ﾟ)「おりょ？」
男の一撃は空を切る。
狼は既に、その場に居なかった。
(#'A`)「……死ね」
いかに早かろうと、身を低くした狼を斬る為には、初撃が限られてくる。
男がそうしたように、下から上に振り上げるか、横に凪ぎ払うか。
攻撃方法が限られている分、予測は容易い。
その必殺の一撃を外した後に待っているのは、絶望的とも言える一瞬の隙である。
そして狼が、その隙を見逃す筈がなかった。
-
がら空きの喉笛。
そこを目掛けて、狼は跳ぶ。
しかし、
_
( ﾟ∀ﾟ)「甘ェよ」
男は空中で無防備になった狼の腹を、思い切り蹴り上げる。
(;'A`)「がぁっ！」
狼の体は力無く宙を舞い、近くの茂みに落ちた。
ｲ从;ﾟ ｰﾟﾉi「ドクオっ！」
_
( ﾟ∀ﾟ)「全くテメェら犬コロは、バカの一つ覚えみてぇに喉元狙ってきやがるからな」
ヒャヒャヒャ、と男は笑う。
(;'A`)「あ、ぐ、あ……」
狼は致命傷ではない。
せいぜい、肋骨が数本折れた程度に留まっただろう。
しかし、狼が思っているのは、そんな事ではない。
自分の怪我などではない。
狼が吹っ飛ばされた事により、男と――子狐の間には、何も遮るものが無くなった。
子狐が危ない。
しかし、身体が言うことをきかない。
_
( ﾟ∀ﾟ)「まァ、先にこっちの小っこいのから殺っとくかァ」
男は、子狐にその切っ先を突きつける。
びくり、と子狐の身体が、小さく震えた。
(;'A`)「や……め」
_
( ﾟ∀ﾟ)「あばよ、『化け物』」
刀は、無情にも振り下ろされた。
-
とまぁ今んとこ、こんな感じ
『山狩り』とか狼とか狐とか、その辺の説明は作中でしていくつもり
どうだろうか
読みやすいとか地の文多めで読みにくいとかあれば、遠慮無く言ってくれ
あとつまんないとか面白いとかでもいい
その際、どうつまらないかとか教えてくれると参考になって嬉しい
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>>749
いや、>>737を読んで、あれ、もしかしたら投下あるかもと思ったからさ、すまん
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>>756
今すぐ続きを、狼と子狐は助けだされるという方向でたのむ
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>身の丈七尺を越える、巨大な銀色の狼。
が、('A`)なのはあまりイメージは無いけどなにかこだわりがあるなら気にしなくていいと思う
ってぐらい。あくまで一意見だけど。
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なるほど、このままの感じでいいかな
それよりジョルジュさんの眉毛のズレが気になった
>>758
現在、続きを鋭意執筆中
続きが読みたいだと？ ありがとうございます、いやマジで
>>759
一意見って大事だぜ？ 特に今のブーン系事情においては
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序盤過ぎてなんともいえんけどドクオが理由もなく格好いいと俺は吹いてしまうな
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ギコのがしっくりくるかな…〉狼
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狼が単一でいるんだからそういうことだろ
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規制復活キタァァァ？
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能力バトル書いてるけど地の文難しくて挫折しそう
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俺も書き溜め進まなくて挫折しそう
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