レス数が1スレッドの最大レス数(1000件)を超えています。残念ながら投稿することができません。
川'A`)ブーン系小説&イラスト練習総合案内所のようです
-
川'A`) 今回のテンプレは私が担当するわ
川'A`) ドクオ?誰それ、知らないわね
川'A`) ここはブーン系小説&イラスト練習総合案内所よ
初めての方や馴染みのない方は以下のブーン系wiki、テンプレ等をよく読んで
ご理解とご協力をお願いします
・総合スレにおける最低限のルール、マナー
・よくあるQ&A
・荒らしについて
・進行中の企画・創作板の特殊スレ一覧
・AAテンプレ一覧
ブーン系wiki
http://www43.atwiki.jp/boonkei/
ttp://boonkei.wiki.fc2.com/
↑が見れない、AAがコピー出来ない方の為の予備サイト
ttp://boonkei.web.fc2.com/top.html
ttp://boonkei.m.web.fc2.com/top.html(携帯用)
兄弟スレ
( ^ω^)ブーン系小説シベリア図書館のようです★50
http://toro.2ch.net/test/read.cgi/siberia/1379170546/
前スレ
ξ゚⊿゚)ξブーン系小説&イラスト練習総合案内所のようです
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/internet/13029/1379167964/
( ^ω^)ブーン系小説板のようです(旧避難所、スレ立て上限に達した)
ttp://jbbs.livedoor.jp/sports/37256/
( ^ω^) ブーン系小説板2のようです
http://jbbs.livedoor.jp/internet/16305/
-
うは載ってるww
新まとめ乙
-
新まとめ乙!
自分のが載ってるとちょっと恥ずかしいww
-
新まとめ乙
朝からずっと考えてたネタで短編が書けたよ
元ネタは桃太郎だよ
子どもに読み聞かせても大丈夫なハートフルストーリーだから安心だね
-
昔々、あるところに
N| "゚'` {"゚`lリ いい男と
N| "゚'` {"゚`lリ いい男がいました
N| "゚'` {"゚`lリ いい男は山へ尻掘りに
N| "゚'` {"゚`lリ いい男は川へ洗濯に行きました
N| "゚'` {"゚`lリ「お洗濯や ら な い か」
いい男が川で洗濯をしていると
N| "゚'` {"゚`lリ ちんぶらこ、ちんぶらこ
ほいほいといい男が上流から流れてきました
N| "゚'` {"゚`lリ「ウホッ、いい男じゃないの…」
いい男はいい男を家へ持ち帰り
山へ尻掘りに行っていたいい男と濃厚な夜を過ごしました
-
『ウホッ、いい日本むかし話のようです』
___
,,ノ' ´ ` ''ヾ、
/ ヽ
}f^'^^了t^'^'`'ー1 l
|L_ ! ___ { ,..、|
}f'tr'i ''^'tォー` }j/i',|
l.| ´ |  ̄ vijソ.!
丶 └、 Fイ l′
/ ', ‐--‐ ,イ ケ|
, ,/. ヽ `''"´ ,/ ! ^|ー、
/ / _,,」、'....ィ' '| \、__
. /./ ,. ‐'''"´ !:::. / _」__iヾ',
.,'.,' /´ └ 、_ノi ノ (、_ ``ヾ!
,'/ / ヽ、 ` ''ー 、ィ-─'' r`'^ `
l| ! リ `ぅ ー=、_
| | サ 〉
ト ′ ./''ー- 、,.._
| ヽl(B ./ ヽ、_
| !,、 ! / ∠,,,
,イ ヾ' ィ 、 / ,,ィ'´
-
わーほのぼのするぅー
-
N| "゚'` {"゚`lリ「このいい男を、阿部と名付けよう」
N| "゚'` {"゚`lリ「ウホッ…いい名前じゃないの」
いい男といい男は、川から流れてきたいい男を『阿部』と名付け、育てました
阿部は、掘れば掘るほどすくすくと大きく♂そ勃ちました
ある日、阿部は
N| "゚'` {"゚`lリ「悪さをするいい男を退治しにイってくるぜ」
と、股間を大きく膨らませて言いました
N| "゚'` {"゚`lリ「ウホッ、いいことじゃないの」
N| "゚'` {"゚`lリ「それじゃ、とことん悦ばせてやれ」
N| "゚'` {"゚`lリ「ああ…イってきまアッーす!!」
阿部は、お腰につけた金男根(きびだんご)をぶるんと振るわせ
意気揚々と旅に射精ました
-
阿部は、いい男の根城『ハッテン島』を目指し、ズンズンと進みます
すると
N| "゚'` {"゚`lリ「ウホッ…いい金男根」
いい男が現れました
N| "゚'` {"゚`lリ「お腰に付けた金男根で俺を悦ばせてくれたら、仲間になってやってもいいぜ?」
N| "゚'` {"゚`lリ「嬉しいこと言ってくれるじゃないの…それじゃ、とことん悦ばせてやるからな?」
\アッーーーーーーーーーーーーーー!!!!/
こうして、いい男が仲間に加わりました
-
阿部は、いい男と共にいい男の根城『ハッテン島』を目指し、ズンズンと進みます
すると
N| "゚'` {"゚`lリ「ウホッ…いい金男根」
いい男が現れました
N| "゚'` {"゚`lリ「お腰に付けた金男根で俺を悦ばせてくれたら、仲間になってやってもいいぜ?」
N| "゚'` {"゚`lリ「嬉しいこと言ってくれるじゃないの…それじゃ、とことん悦ばせてやるからな?」
\アッーーーーーーーーーーーーーー!!!!/
こうして、いい男が仲間に加わりました
-
阿部は、いい男といい男と共に、いい男の根城『ハッテン島』を目指し、ズンズンと進みます
すると
N| "゚'` {"゚`lリ「ウホッ…いい金男根」
いい男が現れました
N| "゚'` {"゚`lリ「お腰に付けた金男根で俺を悦ばせてくれたら、仲間になってやってもいいぜ?」
N| "゚'` {"゚`lリ「嬉しいこと言ってくれるじゃないの…それじゃ、とことん悦ばせてやるからな?」
\アッーーーーーーーーーーーーーー!!!!/
こうして、いい男が仲間に加わりました
-
阿部といい男の集団は、濃厚なホモセックスを繰り返しながら遂にハッテン島へとたどり着きました
N| "゚'` {"゚`lリ「ウホッ、いい男…」
N| "゚'` {"゚`lリ「や る ぞ」
そこには、世界中から集まったいい男がうじゃうじゃいました
N| "゚'` {"゚`lリ「悪さをやめたら、お前らにいいモノをヤるぜ?」
N| "゚'` {"゚`lリ「ウホッ、これは従わざるをえないじゃないの…」
\アッーーーーーーーーーーーーーー!!!!/
阿部は金男根によって平和的解決に導きました
こうして、阿部といい男達はハッテン島で末永く濃厚に掘り合いましたとさ
-
阿部さん何人いるんだよ
-
,, - ―- 、
,. '" _,,. -…; ヽ
(i'"((´ __ 〈 }
|__ r=_ニニ`ヽfハ }
(\-、 ヾ|! ┴’ }|トi } めでたし♂めでたし
\\\ |! ,,_ {' }
__\\\. 「´_,..-‐' ./ 彡ハ、
r\ヽr-―ヽ ヽ ‐' / "'ヽ
ヽ_)人ーr }. ヽ__,.. ' / ヽ
\ ヽ. j. /⌒`  ̄ ` \
ゝr‐、 \ / i ヽ ヽ
∧ ヽ ヽ ,' } ゙、 '.
. ∧. { j i i'.
. ∧. i ヽ j ノ } リ
∧. ト、 } / / { | (`┐
∧ 、 ! ヽ | ノ ; ! _二、 ,¬、 ,、
ヽヾ.{ | } | !. | \_,,「ノ> (rク ノ | >,=つ _ _ _
`ーヽ | i | \. j | (二>| Kー-z /人\_,∪ =ニ) ヽ)ヽ)ヽ)
{ | l | ! | /-=、! `¨¨´´  ̄
l ! | ! |
-
えっ
-
あとがき
みんなが寄って集って俺をホモキャラにするからムシャクシャしてヤった
後悔なんて、あるわけ無い
反省点は、濃厚なホモ描写が出来なかった事と、キャラの書き分けが出来なかったことです
次回は、これらを意識して書いてイキたいと考えています
-
アッハイ
-
良い夢が見れそうだ
-
何事もヤリ過ぎはよくないという一例
-
乙!
まぁ、実際ホモなんだし仕方ないだろう
-
正直ホモネタと自己アピールの二重奏はちょっと
-
金男根で不覚にも吹き出した
すげえ負けた気がする…
-
臭い
-
なんだこれ
-
自分語りくっさ
-
なんでホモが湧いてるんですかねぇ…(歓喜)
-
ブーン系民の八割はホモ
-
>>567
嫌な民だな……
-
何でもファッションになる風潮
-
('A`)ソモソモファッションッテナンダヨ・・・
-
( ^ω^)「あー眠いお。ドップラー効果の公式とかどこで使うのか考えるのもめんどくさいお」
キーンコーンカーンコーン
( ´∀`)「今日の授業はおわりモナ。ホームルームなんてめんどくさいからやんないけど気をつけて帰るモナ」
(;^ω^)「さっきあんな発言しておいてあれだけどもこの担任いろいろとダメだお・・・」
('A`)「いつものことじゃねえか帰ろうぜブーン」
( ^ω^)「おっ。把握したおー」
('A`)「そういえば最近暇だな。どっか行こうぜ」
( ^ω^)「そうだおね。テストも終わったしやることもないし、なんかやりたいお」
('A`)「じゃあボウリングなんてどうだ?」
(じゃあこの辺にマンション建てるから、どんな層になってるか調べるぞーウィーッス)
O
o
(;^ω^)「まじかお・・・」
( ^ω^)同音異義語のようです
-
(ゴロゴロゴローパコーンストライク!いやっほうラッキー!)
O
o
('A`)(ボウリング程度でなんで驚いてるんだ?あ、そうかブーンは行ったことがないのか)
('A`)「大丈夫大丈夫。わりと面白いぞ」
( ^ω^)「(見学する)許可とか取ってるのかお?」
('A`)「ああ、ショボンの親父が(ボウリング場の経営)やってるらしいし、すぐ(予約)取れるって」
( ^ω^)「なるほど、だからショボンってすごい金持ちだったんだおね」
('A`)「ボウリングと金持ちに何の関係があるんだよ・・・」
( ^ω^)「ボーリングを運営できるっていったらそりゃ(マンションとか建てれるから)金持ちにきまってるお」
('A`)「ああ、そういえばそうか」
( ^ω^)「ドクオって変なところで頭が回りにくいんだおね」
('A`)「お前より点数ははるかにいいけどな」
-
( ^ω^)「そういえばどこにするんだお?」
('A`)「そうだな・・・隣町になるけどソーサク市のとかどうだ?」
( ^ω^)「(近々ボーリングする予定の場所が)意外と近いんだおね」
('A`)「最近できる場所が減ってきてるからな。そこくらいしか(ボウリング場が)なかった」
( ^ω^)「へーそうなのかお。なんでだお?」
('A`)「まあ不況だしな」(不況だしわざわざ高い金払ってボウリングするやつは少ないからな)
( ^ω^)「あーなるほど」(不況だしわざわざリスクある投資するやつはいないか)
('A`)「んじゃあちょっとショボンのところに行ってくる」
( ^ω^)「いってらお」
(´・ω・`)「話は聞かせてもらった!人類は滅亡する!」
('A`)「行ってくる前にいきなり出てくるなよ・・・」
(´・ω・`)「聞こえる物はしょうがないよ」
( ^ω^)「ナ、ナンダッテー」
-
(´・ω・`)「この割引券はサービスだからまずは落ち着いて受け取ってほしい」
('A`)「おう、ありがとう。じゃあそういうことで言っておいてくれ」
(´・ω・`)「了解した。じゃあ、行ってくるよ」
( ^ω^)「出落ちじゃねーかおwwwwww」
(´・ω・`)「ぶち殺すぞ」
( ^ω^)「ホントスイマセンシタ」
( ^ω^)「やっぱりタダだってワケじゃないんだおね」
('A`)「お前・・・そりゃそうだろ・・・」
-
( ^ω^)「それにしても(地学の勉強のためのボーリングに行く)ドクオは勉強熱心なんだお」
('A`)「?ああ、まあな」(ボウリングもまあ一応物理ではほんのちょびっとだけ役に立つか?)
↑
数学ができれば問題なくクリアできるという楽観的観測と、生物や化学に対する難しいイメージから物理と地学をとった
('A`)「まあ計算もパズルとかクイズみたいでおもしろいしな」
( ^ω^)「へー簡単な科目ってないんだおねー」
↑
普通に理系なのでと考えなしに物理と化学をとっているので地学のことよく知らない。俺も地学はよく知らない
('A`)「いや、物理はお前も取ってるだろ・・・」
( ^ω^)「あ、そっち(地面掘る機械)か」
('A`)「お前どっちだと思ってたんだよ」
( ^ω^)「え?どっちってそりゃ地質のほうだお」
('A`)「地質?何言ってんだお前?」
( ^ω^)「え?ボーリングいくんだからそりゃそういうのに興味あるんじゃないかお?」
('A`)「????あ、そういうこと(ボウリングの玉やピンの素材)か!」
-
('A`)「たしかにそっちも面白そうだな」
( ^ω^)「だおだお!むしろそれ以外ありえないお!」
('A`)「お前ボウリングを何だと思ってるんだよ・・・気持ちはわかるけども」
( ^ω^)「みんなの安全を(地震とかから)守るためには欠かせないものだお」
(;'A`)「え?お前なんの話をしてるんだ?」
( ^ω^)「え?そりゃボーリングだお?」
('A`)「ボウリングだよな?」
( ^ω^)「おっ」
('A`)「???????」
おわり
-
ちょっと思いついたものを書いたらこうなりました
-
乙、なるへそ
-
乙
こういうの好きだ
-
お前ら、ちょっとは渋澤さんのこと思い出してやれよ…
-
_、_
( ,_ノ` )「ふっ…」
_、_
( ,_ノ` )y━・~
_、_
( ,_ノ` )y━・~「男は、」
_、_
( ,_ノ` )y━・~「語られないほど格好いいものさ…」
-
某作品の影響で渋沢さんは隠れロリコン紳士で十代前半の訳ありな見目麗しい女性を家に匿っているが
同意が無い限り一切手を出さず、きちんと世話も勉強も見てるイメージ
-
すみません誰かシベリアの方に
猿、また今度。
と書いてきてください
-
渋沢さんはズレた金持ちなイメージ。
>>583書いたよん
-
>>584 ありがとうございました
-
_、_ 誕生日を祝う?
( ,_ノ` )
ζ
[ ̄]'E
.  ̄
_、 必要ねえ…
( ,_ノ` )
[ ̄]'E ズズ
.  ̄
_、_ あんなもの・・・・
( ◎E
_、_ ガキが喜ぶだけだ
( ,_ノ` )
ガチャ
[ ̄]'E
.  ̄
-
連続スレッド作成制限中とかでスレが作れないんですが
待てば立てれるようになるんですか?
-
>>587
ちょっと間を空ければおk
-
㌧クス
-
( ^ω^) ツーン! 遊ぼうお!
ξ# ⊿ )ξ イライライラ
( ^ω^)
( ^ω^) ツーン! 遊ぼうお!
ξ# ⊿ )ξ イライライラ
( ^ω^)
( ^ω^)
( ^ω^) ツーン! 遊ぼうお!
ξ#゚⊿゚)ξ あ゛ぁん!?
( ^ω^)
( ^ω^)
( ^ω^) あ、やっぱいいっす…
.
-
( ^ω^)ツンはぷっつんモードのようです
.
-
( ;^ω^) ちょ、ちょっとお前ら! たいへんだお!
( ・∀・) なんだなんだ
('A`) どうした
( ;^ω^) ツンがぷっつんモードなんだお!
( ・∀・) お、ツンがぷっつんか
('A`) うまい!
( ^ω^) あ、ほんとだ
( ^ω^)
( ;^ω^) ツンがマジギレモードなんだお!
( ・∀・) ネタじゃなかったのか…
('A`) 座布団返せ
( ;´ω`) なんで怒られるの…
.
-
('A`) なんかしたのか?
( ;´ω`) 心当たりがないお……ただ遊ぼうと言っただけで
( ・∀・) どんな風に?
( ´ω`) えーと…
( ´ω`)
( ^ω^) 『ツーン! 遊ぼうお!』
('A`) うわぁ…
( ・∀・) 中二でそれはないわ…
( ^ω^) そっち!?
('A`) そりゃーツンもぷっつんだわ
( ・∀・) つ……つんがぷっつ…ww
( ´ω`) こっちの話も聞いてくれ
.
-
( ・∀・) え、えーと、……つんがぷっつん……ww
( ・∀・) じゃなくて
( ・∀・) そりゃー、照れ隠しで怒ってるだけっしょ
( ・∀・) 「もう子供じゃないんだから」 とかいうアレ
( ´ω`) そう?
('A`) ちょっとアダルティーに誘ってみたら?
( ・∀・) 遊ぶ方針は変わらないんだ
( ´ω`) アダルティーに……
( ´ω`)
( ^ω^) ! ひらめいたから言ってくるお!
( ・∀・) よし
('A`) 行ってこい
.
-
( ^ω^) ツン
ξ#゚⊿゚)ξ な、なに?
( ^ω^) 僕と一緒に、オトナな遊びをしないかお?
( ^ω^)+
ξ#゚⊿゚)ξ
( ^ω^)
:ξ# ⊿ )ξ: ワナワナ
( ^ω^)
( ^ω^) ……えーっと
ξ#゚⊿゚)ξ≡⊃ ピンポイントな話題持ってきやがって! 死ねえ!
( #)ω(#) ふげえ!
.
-
( ・∀・) ほう…
('A`) 片手のパンチ一発で両目がやられたのか…
( うωt) そっちじゃない…
( ・∀・) しかし、ピンポイント……?
('A`) どういうことだ? 「オトナ」 だとだめなのか?
( ´ω`) 知らねーお。 たぶん、ひとりでにぷりぷりしてるだけだお
( ・∀・) いや、 『 部 外 者 』 の俺らとしては、ぜひ原因を究明したい
('A`) 『 部 外 者 』 だからこそ、おれとしてはここで諦めないでほしい所存である
( ´ω`) てめえら、部外者だからってお調子に乗りやがって……
.
-
('A`) あれだ、一発で 「子供じゃないんだからねっ」 ってのが読まれたから怒ったんじゃね?
( ・∀・) あー、わかる。 話のオチを先に言われた的な
( ´ω`) あーーーー
('A`) あいつ自身はホンキでオトナぶってるのに、そこにブーンがなんちゃってオトナごっこを持ちかけた
('A`) それが、かえってガキ臭く思えたからぷっつんになったとか
( ・∀・) ぷ……ぷっつ…ww
( ´ω`) なるほど……
('A`) じゃあそこは、中二らしくフツーに言ってみたら?
( ´ω`) 僕にとってのフツーが最初の誘い文句なんだお……
('A`) てめーは確かにガキだかんなあー……
('A`) よし。 じゃあ、おれがいいカンジの誘い文句を伝授してやる。 それを言ってこい
( ^ω^) ! ばっちこいだお!
.
-
( ^ω^) ツン
ξ#゚⊿゚)ξ なに?
( ^ω^) 激昂、時に破滅を齎す
ξ#゚⊿゚)ξ は?
( ^ω^) 現世の闇に囚われぬ八汰烏、内なる心には閃光秘めし
ξ#゚⊿゚)ξ ???
( ^ω^) ……吾、脚一つ失いし八汰烏。 共に舞おうぞ、闇夜の空を
ξ#゚⊿゚)ξ
( ^ω^)+
ξ#゚⊿゚)ξ
( ^ω^)
ξ#゚⊿゚)ξ≡⊃ よくわからないけど死ねえ!
( #) ω) ゜ ゜ アウチッ!
.
-
( ・∀・) 今度は目が吹っ飛んだのか
('A`) 目からうろこだな
( うωt) 目そのものが落ちたんですが
( ・∀・) くッ……ww
('A`) ブーンには抜け目こそないが落ち目があった、と
( ・∀・) wwww
( ´ω`) さっさとてめーらも考えてくれお
( ・∀・) えっ? やだよ
('A`) おれらはお前が困るのを見て喜ぶ友だちなんだから
( ´ω`) 死ね……
('A`) まあ、ジョーダンはさておくとして…
( ・∀・) えっジョーダンだったの?
('A`)
( ´ω`)
( ・∀・)
.
-
('A`) しかし、これでわかったぞ
('A`) ツンは、ブーンがうっとうしかったから怒ったんじゃあない
( ^ω^) ! ほんとかお!
( ・∀・) じゃあ、なにか他のファクターがあったわけだ、彼女の激昂には
('A`) ああ。 そしてそいつァ、きっとパンドラの箱だ。 開けてはならぬ、な……
( ^ω^) はーい、現世に帰ってきてねー パンパン
⊃⊂”
( ・∀・) はっ! ここはどこだ、俺はモララー中学二年生
('A`) はっ! ここはどこだ、おれはルシファー=ラストフェニックス
( ・∀・) せんせー! ドクオ君がまだ帰ってきません!
( ^ω^) ほっとけお
.
-
( ・∀・) まー、それはいいとして、だ
( ・∀・) そうとなれば、もう直接本人に聞いたら?
( ^ω^) なんで怒ってるのかを?
( ・∀・) いや、俺に聞くなよ
( ^ω^) え?
( ・∀・) え?
( ^ω^)
( ・∀・)
( ^ω^) とりあえず聞いてくる
( ・∀・) おう
( ^ω^) (さっきの、なんだったんだろ…)
( ・∀・) (なんで俺に聞いてきたんだろ…)
('A`) (なるほど、 「なんで怒ってるのかを(聞くの?)」 と 「なんで(お前は)怒ってるのかお?」 とで齟齬が生じたのか)
.
-
( ^ω^) ツーン
ξ#゚⊿゚)ξ もう、なにさっきから!
( ^ω^) なんでツンはさっきから怒ってるのかお?
ξ#゚⊿゚)ξ あんたは知らなくていいのっ!
( ^ω^) そうはいかないお
ξ#゚⊿゚)ξ なっ…
( ^ω^) 僕はツンと遊びたいのに、ツンがぷりぷりしてるから遊べないんだお
( ^ω^) だから、ナットクいく理由がないと、僕も困るんだお
ξ#゚⊿゚)ξ ……
( ^ω^) ……
ξ# ⊿ )ξ ……
( ;^ω^) ……
.
-
ξ#゚⊿゚)ξ ……あぁ〜〜〜もうっ!
ξ#゚⊿゚)ξ こちとら女の子の日なのよ! 察してよ、うずらとんかち!
( ^ω^) お、おんなのこのひ?
≡ξ#゚⊿゚)ξ じゃっ! スタスタ
( ^ω^)
( ^ω^)
( ^ω^)
( ^ω^) ???
.
-
( ・∀・) 女の子の日ぃ?
('A`) 聞かねぇ日だな。 ローカルな祝日か?
( ^ω^) ググったら 「桃の節句」 とか 「国際女性デー」 がヒットしたお
( ・∀・) 今日何日?
('A`) 十月三日
( ^ω^) ちなみに今言った二つは両方とも三月だお
( ・∀・) むぅ……
('A`) 待て。 桃の節句は三月三日、今日は十月三日……はっ!
( ・∀・) 話は聞かせてもらった! 人類は滅亡する!
( ;^ω^) な、なんだってー!?
('A`) ……あれ、三月と十月って何ヶ月差だ…?
( ・∀・)
( ;^ω^)
('A`)
('A`)
(;'A`) な、なんだtt
.
-
( ・∀・) わかった、あれだ。 最近ツイッターとかではやってるなんちゃって祝日じゃね?
( ^ω^) なに?
( ・∀・) 友チョコとか、女子会とか、女子力とか、そんなのがまかり通る時代じゃん
( ・∀・) だったら、今度もまた 「女の子がえらくなる日」 って感じでつくられたアレじゃないかって
( ^ω^) なるほど!
('A`) 待て待て、それはもはやただの横暴じゃねーか
( ・∀・) 実際、そうじゃないか。 いまや、女尊男卑の時代だぜ
( ^ω^) そうか……ツンも、そんな横暴な手段に……
( ・∀・) これは、友だち……いや、部外者としてほっとけないな
('A`) まったくだぜ。 親友……いや、部外者としては、な
( ^ω^) そろそろ友情ってもんを疑いたくなってきた
.
-
( ・∀・) だが、だとしたら勝ち目も見えてきたな
('A`) なに?
( ・∀・) 女の子の日、つまり女尊男卑推進化計画
( ・∀・) そいつをやめさせるには、ずばり女子にその横暴さを教えてやらないとだめだ
( ・∀・) そこで
( ・∀・) 男の子の日ってものをつくって、そいつをツンにちらつかせたら?
('A`) そんな日、あったっけ?
( ^ω^) いまググる
( ・∀・) 待て、架空だよ架空。 ……あー待って待って、ググらんでいいって、おい
('A`) だとしたら、次の作戦はそれだな
( ^ω^) わかったお。 決着をつけるつもりで行ってくるお
('A`) おう
.
-
( ^ω^) ツーン
ξ#゚⊿゚)ξ なに、まだいたの!?
( ^ω^) その女の子の日って、いつまで続くんだお?
ξ;゚⊿゚)ξ えっ?
( ^ω^) いいから
ξ;゚⊿゚)ξ い、いつまでって……?
( ^ω^) その女の子の日ってものが終わったら、ちとつきあってもらうお
ξ;゚⊿゚)ξ なにに?
( ^ω^) ずばり……男の子の日……っ!
ξ;゚⊿゚)ξ は?
( ^ω^) もう二度と、女の子の日なんてものを迎えさせないために
( ^ω^) 僕に、つきあってもらうお
.
-
うわあ…
-
ξ;*゚⊿゚)ξ なな、ななななな、ななな……………
ξ;*゚⊿゚)ξ ハア!!? ………はあっ!?
( ^ω^) 覚悟はできたか?
ξ;*゚⊿゚)ξ ちょ、ちょっと待って、心の準備が……
ξ;*゚⊿゚)ξ ってか、あんた、自分がナニ言ってんのかわかってんの!?
( ^ω^) 横暴って言いたいんだお? でも、それはお互い様だお
( ^ω^) 最初は慣れないからつらいかもだけど、それでも僕は逃がさないお
ξ///)ξ あ、あのねえ! 中学生の分際で……ちょ、あのねえ!
( ^ω^)+
ξ///)ξ≡⊃ ………とりあえず死ねえ!
( #)゚ ゚) ω あひん!
.
-
( ・∀・) 今度はおいなりさんが取れた、と
( #)゚ ゚) !! ! !!
('A`)っω 誰が返すか。 お前にこいつを使わせるわけにはいかねえよ
≡( #)゚ ゚)っ ダッ
( 'A`)っ⌒ω へい、パース! シュッ
( ・∀・)っω へーい! へいへーい!
( #)゚ ゚) ! !!! !!
結果、ツンはブーンにつきあわされたけど、女の子の日が取り下げられることはありませんでした。
.
-
>>590-610
( ^ω^)ツンはぷっつんモードのようです
-
おっつんモララー死ね
-
面白かった乙
-
僕もツンちゃんのことを想うと毎日が男の子の日です><
-
のび太としずちゃん思い出したwwww乙は!
-
>>614
_____
, : '´ : : : : : : : : : : `丶
/: ::l l: : : l : : : ヽ、 : \: :\
__. //: : : :| |: : : | : : : : l.ヽl、|、ヽ: :ヘ
/´: : `ヽ/: /: : : : ::l l: : : |i: l : : :| ヽ-\: :∧
,': : : : : : :!: :l: : : : : :ハlヽ|、l ̄ノ川 ,--、: ∧
! : : : : : : }: :|: : : : : : l_,,. イ 二ヽ:: : : : :(:::) ', :ハ
.|: : : : : : ::l: ::l: : : : : :∧ / (::::::::)_:: : : : : ̄ ',: :!
!: : : : : : :l: : ',: : : : : : ∧ : : -‐''"´ }:::l
l: : : : : : :ハ: :ハ: : : : : : :∧: : ,. -┐ ,' : l
. ',: : : : :/: :}/l ∨: : : : : :∧: U u '"´ ̄ /: : :|
ヽ: : : : : |: |\ヽ : : 、 : :∧____,,.. ィl"ヽ: :|: |
V : : ::!ハ `ヽ|、: \: :∧ l : : :|__ :l: l
}: : : :l: : ヽ \l \:ハ 、 ヽ ̄/ }:`l/
l: : : : : : : } / .ヽ! \ / /: /: \
`ー-、: : ::l /`丶、 /::/`ヽ: :
',: :,' /:: ̄`丶、  ̄ ̄ ̄ ̄_.ノ \
ヽl l: : : : : : : :| ̄ ̄ ̄ ̄
|: : : : : : : :|
-
ζ*'ヮ')ζ
-
>>617
お前を見るたびにデレが過る
-
>>502だけど、かなり前にもらったお題がようやく完成したんで投下します
-
目を覚ます。
ぼやけた視界に、見慣れない、白い天井が広がっていた。
('A`)「…………」
どこだろう、ここは。
体を起こそうとするが、うまく動かない。
仕方なく、目だけを動かして周囲をぐるりと見渡してみる。
どうやら、俺はベッドに寝かされているようだった。
シーツから、消毒液の匂いが鼻につく。
左にはモニターがあった。
画面は不規則な波形を描きながら、一本の線が長く続いている。
その下には、素人目には何だか分からない用途不明の機械があって、
そこからコードやらチューブやらが延びていた。
病院……だろうか。どうしてこんな所に?
川;゚ -゚)「ドクオ!?」
突然、俺の視界が女の顔で埋め尽くされた。
(;'A`)「おわっ」
-
川;゚ -゚)「目を覚ましたのか!?」
彼女にとって、俺が目を覚ます事は驚きに値する事なのだろうか。
('A`)「あぁ、まぁ……」
川 ゚ -゚)「…………良かった…………」
そう言って、彼女は安堵の息を洩らした。
俺はさっぱり状況が掴めない。
川 ゚ -゚)「いや、うん。待ってろ。今先生を呼ぶから」
('A`)「あ、いや、ちょ」
俺の枕元に、彼女が手を伸ばす。
さっきより顔が近付いて、俺は思わず顔を逸らした。
川;゚ -゚)「どうした、どこか痛いのか? それとも苦しいのか?」
('A`)「あ、いや、そうじゃないんですけど」
そうじゃなくて。
俺は今、一番疑問に思っている事を、率直に口に出した。
('A`)「あなた……誰ですか?」
('A`)ドクオが過去を失ったようです
-
( ´∀`)「信じられん……奇跡モナ」
俺を見るなり、白衣を着たオッサンはそう言った。
('A`)「…………はぁ」
俺としては、起きただけで奇跡と呼ばれるこの状況が理解出来ない。
なので、煮え切らない返事をするに留まった。
( ´∀`)「君は、事故で半年間も眠り続けていたモナよ」
('A`)「…………」
正直、急にそんな話をされても困る。
事故? 俺が?
( ´∀`)「ふむ、どれ、診察するモナ」
聴診器を、俺の体のあちこちに当てる。
('A`)「あの……」
俺が出しかけた言葉を遮って、
( ´∀`)「その前に、聞かせてほしいモナ。君の名前と歳は?」
そんな事より、さっきの女性は……
……え? 名前?
俺の、名前?
('A`)「…………」
何も、思い出せなかった。
-
頭部外傷による、逆行性健忘。
それが、俺には下された診断だった。
簡単に言うと、記憶喪失である。
('A`)「…………」
うまく動かない体に、何も覚えていない空っぽのアタマ。
それが今の俺だった。
もっとも、体の方は筋力が落ちてるだけらしいので、リハビリすれば
すぐに日常生活に支障はないくらいの筋力を取り戻せるとの事だが。
川 ゚ -゚)「ほら、リンゴ剥けたぞ」
('A`)「あぁ、ありがと、クーさん」
この人の名前は、クー……と言うらしい。
初めて会った日は俺の言葉にショックを受けて、そのまま病室から出て
いってしまった。
が、次の日からは毎日見舞いに来てくれている。
朝から、面会時間ギリギリまで。
川 ゚ -゚)「ドクオ」
それが、俺の名前だと言う。
最初は名前を呼ばれても、あまりピンと来なかった。
数日経って、ようやく慣れてきた所だ。
('A`)「ん? 何ですか?」
川 ゚ -゚)「私に敬語なんか使わなくていい。呼び捨てで構わない」
記憶を失う前の俺は、そうしていたのだろうか。
俺と彼女は、一体どんな関係なのだろう。
-
もしかしたら、かなり深い仲だったのかも知れない。
だとしたら。
嫌だな、と思う。
きっと俺は、クーさんの事が好きだ。
でも、きっと彼女は、俺の事が好きな訳じゃない。
今の俺は、記憶を失う前の『ドクオ』という人間の、絞りカスだ。
単に、あいつが構築した人間関係を引き継いでいるに過ぎない。
俺が好きだと言えば、きっとクーさんは応えてくれるだろう。
俺の中に、『ドクオ』を見ているから。
('A`)「俺は……」
『ドクオ』に対して、嫉妬している。
俺は、ドクオであって、ドクオじゃないから。
-
数日後。
('A`)「あの、クーさん」
結局、俺は彼女を呼び捨てには出来ないでいた。
川 ゚ -゚)「ん? 何だ」
('A`)「クーさんは、俺に記憶が戻った方が良いですか?」
我ながら、意地悪な質問だと思う。
事故で、記憶を失った俺。
そんな人間に、『記憶が戻った方がいい』とは言えないだろう。
それを期待した。
誘導尋問じみたやり方でもいい。
彼女の口から『今のままでいい』と、言って欲しかった。
川 ゚ -゚)「バカだな、お前は」
クーさんは、俺の頭を撫でる。
何だか、子供扱いされている気がした。
川 ゚ -゚)「私は、どんなお前でも、受け入れるよ」
それが、とどめだった。
彼女の覚悟は。
俺の小さな気持ちなど、とっくに越えていた。
('A`)「あー……そうか」
その言葉で、俺は覚悟を決めた。決める事ができた。
-
('A`)「俺さ、思い出す努力、してみるよ」
真っ直ぐ、そう言った。
『ドクオ』の為じゃなく、クーさんの為に。
次の日。
俺は、クーさんに昔の俺のアルバムを持ってきてもらった。
体のほうも、何とか日常生活は送れるくらいに復調してきている。
この分では、退院もそう遠くはないだろう。
川 ゚ -゚)「アルバムは、それで全部だ」
('A`)「すいません。重かったんじゃないですか」
川 ゚ -゚)「気にするな。今のお前より力はあるさ」
そう言って、細い腕を折り曲げて見せた。
かわいいな、この人。
照れ隠しにアルバムを一冊手に取り、めくる。
いきなり全裸の赤ちゃんがいた。
(;'A`)「これ、俺?」
川 ゚ -゚)「ふふ、可愛いじゃないか」
当たり前だが、全く覚えがない。
俺は見知らぬ他人のアルバムを見るような感覚で、ペラペラとページを
めくりーー
( A )「が」
川;゚ -゚)「ドクオ!?」
(; ゚A゚)「がぁぁぁぁっ!?」
突然、激しい頭痛に襲われた。
-
何だ、これ。
頭が、割れるーーどころじゃない。
誰かが、脳を万力で締め上げてるような痛み。
( A )「が、あ、うあ……」
声も出せない。
口から漏れるのは、嗚咽のようなものばかり。
川 ゚ -゚)「ドクオ。いいんだ」
不意に、俺の体が柔らかいものに包まれた。
川 ゚ -゚)「無理はするな。今は、思い出さなくていい」
( A )「う、あ」
少しずつ、落ち着いてくる。
クーさんに抱き止められて。
川 ゚ -゚)「いつか、きっと思い出すさ。その時は、私をどうか……」
その先は、よく聞こえなかった。
俺の意識は、心地よい感触の中で、闇に消えていった。
-
('A`)「……」
俺が目覚めたのは、それから数日後の事だった。
もう日は高く、面会時間も始まっているはずなのに、クーさんの姿はない。
J( 'ー`)し「ドクオ!? 起きたのかい!?」
代わりに病室に入ってきたのは、少しくたびれた、優しそうなおばさんだった。
('A`)「……は? ……え? 誰?」
J( 'ー`)し「ん? 何あんた、ふざけてるのかい?」
違う。
俺は、記憶が……
ずきり、と、頭が少し痛んだ。
('A`)「か……カーチャン?」
そう。この人は、俺の母親だ。
J( 'ー`)し「何だい、今更。ほら、あとでみんなお見舞いに来るから」
母の言葉も、俺の耳には入らなかった。
記憶が一つ、戻った。
だけど、他は何も思い出せない。
ずいぶん、都合のいい記憶喪失だと思った。
-
その日、クーさんは俺の病室に姿を現さなかった。
俺の記憶は、誰かに会うたびに戻ってきたのに。
妹や父、じいちゃん、ばあちゃんが来てくれた。
俺は、彼らの姿を見るたびに、彼らの事を思い出した。
わからないのは。
自分の事と、クーさんの事だけだ。
今なら、思い出せるかも知れない。姿を見れれば。
そんなのこじつけで、ただクーさんに会いたいだけかも知れないけど。
('A`)「今日は、来ないのか……」
面会時間どころか、消灯時間もとっくに過ぎた真っ暗な病室の中で、
俺はボソッとつぶやいた。
会いたい。
クーさんに、会いたい。
そう思いながら、俺の意識は微睡みの中に落ちていった。
-
次の日も、その次の日も、クーさんは俺の前に姿を現さなかった。
だからと言って、俺の毎日が変わる訳じゃない。
俺はリハビリに精を出し、そして、寝る。
そこにクーさんがいないだけ。
それだけだ。
それだけなのに。
俺の心は、ぽっかりと穴が開いたようになった。
やがて、俺は退院することになる。
嫌だと駄々をこねるわけにもいかなかった。
世話になった看護師や医師に一礼して、俺は病院を出た。
母親が、車で迎えに来てくれている。
俺はもう一度、自分が入院していた部屋の辺りを眺めた。
考えてみれば、俺は彼女とは、病院以外の場所で会った事がないのだ。
ひょっとしたら、もう会えないんじゃないか。そんな考えが、頭を過る。
打ち消すように頭を振って、外に出た。
-
車に揺られて景色を見ながら、一つ一つ思い出してゆく。
いつも通っていた場所。
コーヒーを買ったコンビニ。
よく行ったラーメン屋。
俺は。
どうして、あの人の事が思い出せない?
十分ほど走ったら、すぐに家に着いた。
どうやら、病院まではそう遠くないようだ。
俺は何の気無しに、玄関をくぐる。
靴を脱ぎ捨てて、二階へ上がった。
一番奥のふすまを開けて、ここが自分の部屋だと確信する。
ベッドの上には、いつか見たアルバムが平積みにされていた。
俺はそのうちの一つを手に取る。
('A`)「もしかしたら、クーさんが写ってるかも知れないな」
一僂の望みを掛けてアルバムを隅から隅まで眺めたが、彼女の姿を発見する
事は出来なかった。
俺はベッドに倒れ込む。
今日は、少し疲れた。
-
目を開けると、既に深夜だった。
階下に降りる。
既にみんな寝ているのか、家の中は静まり返っていた。
俺はそろそろと物音を立てないように、外に出た。
('A`)「寒っ」
冷たく澄んだ空気。
雲一つ無い夜空に、綺麗な星が散りばめられていた。
俺は歩き始める。
深夜の散歩も、悪くない。
行き先は、そうだな、あの病院まででいいだろう。
もしかしたら、会えるかも知れないな。
話したい事が、沢山ある。
思い出した事も伝えたい。
それからーー
(;'A`)「がっ……!」
また、あの痛みが襲ってきた。
俺はたまらず、道路に倒れ込む。
何だ、これは。
痛い。痛い。痛い。
俺の中に、何かが流れ込んでくる。
これは。
記憶?
誰の?
俺のーー記憶?
しばらくして、痛みは引いた。
今度は意識を失わずに済んだ。もしこんなところで意識を失えば、明日の
朝には凍死体が一つ発見されるだろう。
立ち上がって、走る。
きっと、いるはずだ。
『クーは』、あそこにいるはずだ。
-
息が切れる。足がもつれる。
それでも、俺はアイツに会わなきゃいけない。
見慣れた病院に、辿り着いた。
俺は少しだけ立ち止まって、呼吸を整える。
('A`)「クー」
俺は呼んだ。
川 ゚ -゚)「ふふ、記憶が戻ったか」
彼女は、俺の後ろから現れた。
もしかしたら、ずっといたのかも知れない。
俺が気付かなかっただけで。
誰も気付かなかっただけで。
('A`)「あぁ、戻ったよ。全部、思い出した」
川 ゚ -゚)「そうか」
('A`)「あぁ。それで、お前に言わなきゃいけない事が出来た」
川 ゚ -゚)「ふふ、聞こう」
彼女は、心底楽しそうに、笑っていた。
-
半年と少し前の話である。
ある夫婦は、星を見に出掛けた。
本来、冬にしか見えないはずの星が、春に見えると言うのだ。
プレアデス星団。
夜空に一際輝く、青い星である。
その星は、妻が一番好きな星だった。
わざわざ、一番きれいに見える場所を調べて。
二人は車で出掛けた。
妻に、最高の星空をプレゼントしたい一心だった。
予想通り、妻はとても喜んでくれた。
その姿を見た夫も、とても幸せだった。
その帰り道。
妻は、帰りは自分が運転すると申し出た。疲れ気味だった夫を気遣って。
曲がりくねった山道を、車は走る。
不意に、背中に衝撃が走った。
それが何であったのか、知る術はない。
車はガードレールを突き破り、崖下に投げ出された。
全身を襲う衝撃。
命を守るはずのシートベルトやエアバッグは、何の役にも立たなかった。
-
( A )「助手席に乗っていた俺は、助かった。運転席のお前が、俺を庇ってくれたから」
川 ゚ -゚)「…………」
( A )「でも、お前は……!」
川 ゚ -゚)「いいんだ」
( A )「いいわけあるかよ!」
川 ゚ -゚)「はは、私はもう、死んでしまったけど、後悔はしてないよ」
( A )「俺は」
川 ゚ -゚)「記憶の無いお前に、もう一度好きになって貰えたしな」
( A )「お前のいない人生なんて」
川 ゚ -゚)「これでお別れになるだろう。私の願いは、叶った」
( A )「待てよ、勝手に完結すんなよ! 俺はーー」
川 ゚ -゚)「さよならだ」
( A )「クー!」
前が見えない。
滲んで、見えない。
そんな俺を、またやわらかな感触が包んだ。
(;A;)「嘘……だろ……こんなに、あったかいのに。こんなに」
川 ゚ -゚)「嘘さ。夢の中にいる。そう思えばいい。少し幸せで、とっても残念な
夢の中にいたんだ、私達は」
(;A;)「クー! クー!」
川 ゚ -゚)「キミに名前を呼ばれるの、好きだったよ」
不意に、俺を包んでいた感触が、掻き消えた。
周りには、誰もいない。
俺はその場にへたり込んで、しばらく空を眺めていた。
クーが好きだった星が見える。
いつも七つしか見えなかった青い星が、今日は一つ多い気がした。
-
それから二年が過ぎた。
俺は未だに、あの日の夢を忘れられないでいる。
だからと言って、そこで立ち止まる事は出来ないけれども。
「パパーはやくー」
階下から、俺を呼ぶ声が聞こえた。
記憶喪失は、もう遠い昔の事のように感じられる。
息子がいる事も思い出した。
俺はクーの分まで、立派に育て上げていかなきゃならない。
プレアデス星団。
妻の好きだった星の和名をつけた、あの子を。
('A`)「今いくよー! 昴ー」
-
おしまい。
やっと書けた。
『頭痛』
『深夜の散歩』
『昴』
お題くれた人、サンクス
-
終わり?、起きてたらいいものが読めた
-
おつ
-
いいね
-
乙! クーの包容力ぱねぇ
|
|
掲示板管理者へ連絡
無料レンタル掲示板