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( ^ω^) 剣と魔法と大五郎のようです
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心中での相談が終わり、ブーンはベッドに戻って大五郎(この場合焼酎の銘柄を指す)をちびちびとやり始めた。
ツンをベッドに寝かせるために不用意に体を使いダメージを加算してしまったため、動き回るのは得策でない。
外を眺めながら持ちだした干し肉を噛む。
穏やかな空気だ。せめて回復するまで、この状態が続けばいいのだが。
ドクオは精神の奥に沈んでいつものようにブツブツとやり始めた。
体の優位を譲った状態でよく考え事が出来るものだといつものことながら感心する
逆の立場になるので分かるのだが、優位を譲っている時に存在するのは思考のみだ。
感覚や主導権は表出している方に依存するので、あまり一つのことに集中することも出来ない。
ブーンなんて、今日の晩飯を考えることすら散漫になるほどだ。
魔法の理論を組み立て考察するなどもってのほかである。
ドクオはよく自分を「魔法の才能が無い」と卑下するが、ブーンにはいまいち理解できなかった。
確かに魔力の適性が低ため、他の魔法使いたちよりは不利なのだろうが、劣って見える点などそれくらいだ。
彼の手腕をこえる魔法使いはそうそういない。
現にドクオと合成させられてから戦った難敵の多くは彼の能力なしには切り抜けられなかっただろう。
ドクオにばれないよう、なるべく深く意識しないようにそんなこと考えてしばらく、ツンの呻きが聞こえた。
起きたようだ。
残っていたひとかけの干し肉を口に放り込み、ブーンは彼女の元へ行く。
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