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( ^ω^) 剣と魔法と大五郎のようです

550名も無きAAのようです:2014/11/03(月) 22:32:40 ID:ZWuj8HrY0

o川*゚ー゚)o 「……さ、今の攻撃の意味は伝わったよね」

 魔女が再度腕を振ると、未だ残っていた爆炎が、何かに吸い込まれたかのように収束する。
 入れ代りに、高濃度の魔力を全力で垂れ流した。
 ちょっとしたフェイクだ。探知魔法越しでは、強大な魔法を準備していると判断するだろう。

o川*゚ー゚)o 「いつまでもそんなとこに居ると、周り全部巻き込んで消しちゃうぞ☆」

 過激な矢文の返事は、すぐに届いた。
 俄かに頭上を覆うどす黒い雲。
 魔法による天候操作だが、ただの雨招きなどでは無い。

 落ちてきた一つ目の雨粒が、空を見上げていた魔女のローブの裾を裂く。
 地面とぶつかる音は、水では無く金属のそれ。
 ちらりと視線を向けると、固体化した水の刃が地面に突き刺さっている。

 二つ目から次は、滝のような土砂降りであった。
 刃の雨が視界を白に染め、けたたましい激音が聴覚を埋め尽くす。

 即座に発動した障壁によって魔女と試作ちゃんは守られているが、魔法の傘はすぐに穴だらけになってゆく。
 数度に渡って張りなおすことで凌ぎ切り、魔女はボロボロの障壁を破棄した。

o川*゚ー゚)o 「あくまで狙撃戦する気……?」

( ;;;Фωφ) 「ギュード!!」

 敵の座標を探り、反撃を打とうとした魔女の背後。
 地面に刺さったままであった水の刃の群れが液体に戻り、蔦の形状を取って発射された。
 試作ちゃんが即座に切り払ったが、次々放たれる蔦に手数が追いつかず、魔女は四肢と胴を拘束される

 煩わしげに振り払おうとした魔女の眼前。
 一体いつの間に接近していたのか、二人の人影が襲来する。

 ローブを羽織り、フードは目深で顔は見えない。
 それぞれに意匠の異なる剣を持ち、線対象に構えながら魔女へ突進する。
 長距離を飛行してきた勢いのまま、交叉させる形で魔女の首に刃を叩き付けた。




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