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( ^ω^) 剣と魔法と大五郎のようです
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〈::゚−゚〉 「魔法の発動と同時に、その『芽』を君の脳から外す、そうしたら……」
ξ ⊿ )ξ 「大丈夫。苦しまないよう、一瞬で終わらせるから」
本当は、ィシが全て自分でやると決めていた。
剛力を持って頭を破壊すればすべてが終わることは自分でよくわかっていた。
しかし、想像以上に苦戦を強いられたため、それすらできないほどに消耗してしまっている。
〈::゚−゚〉 「……ありがとう、ディレートリ。キミのお蔭だ」
ξ ⊿ )ξ 「“天突く刃は、勇士の証―――”」
〈::゚−゚〉 「人としての生を捨て、それでも成すことの出来なかった復讐を遂げられたのは、すべて、君の」
ξ ⊿ )ξ 「“邪より生まれし聖(ヒジリ)の剣よ―――”」
〈::゚−゚〉 「そして、すまない。嫌な役回りをさせることを、許してくれ」
既に死を覚悟した顔で、ィシはポツポツと言葉を漏らした。
ツンは、聞こえないふりをして、魔法を紡ぐ。
いつもはあれほど面倒で、難しくて、上手くいかなくて苛立っている魔法式の展開が、こんな時はやけに上手くゆく。
どこかで失敗すればいいのに。魔力が途中で切れてしまえばいいのに。
自分自身で止めるわけにはいかないから、止むを得ない何かで、止まってしまえばいいのに。
ξ ⊿ )ξ 「“曇天導き、今我が元へ参らん―――”」
願いは虚しく、今までのどんな状況よりも美しい魔法式が出来上がってゆく。
故に魔力の消耗もいくらか抑えられ、残りの仕上げを終えればすぐにでも発動が可能となる。
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