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('A`)人生は選択だ!のようです
1
:
◆tDN4QF.obM
:2013/06/06(木) 06:32:40 ID:ZNVpn/g20
嘘予告に捨てられてあったのを拾いましたがかまいませんね!!
86
:
◆tDN4QF.obM
:2013/06/09(日) 17:19:37 ID:ImfLfD660
やってくれましたねフフフ、フフフ……
考えておきます
87
:
名も無きAAのようです
:2013/06/09(日) 17:35:17 ID:LkAnQypI0
ギガゾンビ的なあの展開になるのか
88
:
名も無きAAのようです
:2013/06/09(日) 17:52:00 ID:ZQiF5xyA0
不参加wwwwwwww
どうなるんだろうすごく楽しみ
89
:
名も無きAAのようです
:2013/06/09(日) 20:40:58 ID:1R/Bd4v.0
おまwwww
続き楽しみwwww
90
:
◆tDN4QF.obM
:2013/06/10(月) 02:28:43 ID:rH.F8I/I0
【3】>>不参戦
('A`)「……」
(;^ω^)「……」
世界が元に戻っていく
俺が手を伸ばした先、それは『不参戦』のカードだった
ブーンはただ俺の選択したカードを見つめ、そして俺へと視線を合わせる
目を合わせてから、俺は少しだけ笑顔を見せる
('∀`)「……大丈夫だよブーンさん、俺は正直な気持ちで選んだんだ……
それにこのカードは何が選ばれるか分からない、優勝なんて出来っこないんだ」
(;^ω^)「で、でも……」
('A`)「カードを勝手に使ったことは謝るよ……でもこんな平々凡々な日々を歩んできた
俺に刺激的な毎日が送られるようになって、俺はとても感謝しているんだ」
(;^ω^)「……それが君の、本心かお……
本当の君の心は、どう思ってるんだお……!」
('A`)「残念ながらこれが本心だよ、ブーンさん
『天使』はそんな簡単なことも分からないのか?なら一度『人間』になってみたらどうだ?」
91
:
◆tDN4QF.obM
:2013/06/10(月) 02:29:25 ID:rH.F8I/I0
俺は素直に思っていることをブーンに伝える
ブーンの表情がその言葉を聞くたびに曇っていくのが俺みたいなものでもよく分かった
やがてブーンは立ち上がったかと思うと、哀しい目をして俺を見る
( ^ω^)「……今日は帰らせてもらうお、気が変わることがあったらまた来るお」
('A`)「気なんて変わらないから早く帰れよマンドクセ」ハァ
見送りはしなかった、ただ黙って帰るブーンの後姿を見ることしかできなかった
('A`)「……ゴメン、ブーンさん」
玄関のドアが閉まるか閉まらないか、それくらいの時に聞こえないようにブーンに謝る
扉が閉まった後には、途方に暮れた俺と遠くで響く電車の走る音しか聞こえなかった
92
:
◆tDN4QF.obM
:2013/06/10(月) 02:30:06 ID:rH.F8I/I0
('A`)「……」
布団も敷かずに仰向けになり天井を見つめている俺は、ふと物思いにふけっていた
『本当の俺の本心』はどこにあるのだろう
子どもの頃はなんにでもなれると思っていた
大人になるにつれて夢を現実に押しつぶされることが多くなり、気づけば『無難』な生き方を望んでいた
『本当の俺の本心』はどこにあるのだろう
俺はもう一度考える
こんなカードでいとも簡単に本心が作り出されるという現実に落ち込んでいるが、
そもそも俺にはそのカードの意思を捻じ曲げてまで叶えたい思いや出来事があっただろうか
('A`)「……このカードの『意思』を捻じ曲げたその先には、俺の本心が待ってるんだろうか……」
93
:
◆tDN4QF.obM
:2013/06/10(月) 02:30:47 ID:rH.F8I/I0
( A )「……」
94
:
◆tDN4QF.obM
:2013/06/10(月) 02:31:27 ID:rH.F8I/I0
【4】
「今日をもって、会社を辞めるだぁ!?」
翌日、俺は工場長の前に立ち、辞表を提出していた。
工場長は驚きを隠せない様子で辞表と俺の顔を交互に見ながら、明らかに動揺した声で答える。
('A`)「はい、ビロードには適当な人材を充てておいてください」
「ンなこと言ってもお前、昨日の今日で辞めるとはどういう風の吹き、ま、わし……だ……」
世界がモノクロに変わり、工場長と俺だけが色づく。
手元には、5枚のカードが文字を浮かばせて輝いている。
【謝罪】 【無視】 【弁明】 【虚言】 【抗弁】
('A`)「……
>>98
」
95
:
名も無きAAのようです
:2013/06/10(月) 03:56:10 ID:lztVNzWA0
ksk
96
:
名も無きAAのようです
:2013/06/10(月) 07:51:46 ID:hyUfYDWk0
ksk
97
:
名も無きAAのようです
:2013/06/10(月) 08:03:26 ID:oIqKIoWI0
kskst
98
:
名も無きAAのようです
:2013/06/10(月) 08:17:32 ID:wd6uWs9g0
抗弁
99
:
◆tDN4QF.obM
:2013/06/10(月) 12:29:15 ID:rH.F8I/I0
>>抗弁
('A`)「……うんざりなんですよ」
「なんだと?」
('A`)「ビロードの件についても、俺はあんたを止めるためにやったんだ
もう工場長に振り回されるのはゴメンなんですよ」
('A`)「それとバイトに弁償させるのはどうかと思いますよ?その気になれば訴えることもできますし」
次々と会社に対して文句が浮かび上がり、それを次々と口にする
言葉に出すたびに会社への不満が溜まり、本当にこの会社が嫌な会社だったような、
ではなく、嫌な会社だと再認識させられる
「……もう、いい!!その顔二度と見せるなよ!!
辞めるからにはこの工場の事は外に出たら何も話すな!分かったか!?」
('A`)「はい分かりました、今までありがとうございました」
一礼をしてから、工場長がいる部屋を後にする
……工場長、俺はこのカードで迷惑を掛けたくないから辞めるんだ
工場のみんな……元気でやれよ
(;゚∀゚)「……ドクオ……お前どうしちまったんだ……?」
100
:
◆tDN4QF.obM
:2013/06/10(月) 12:29:55 ID:rH.F8I/I0
家に帰ってから俺はテーブルにカードを広げ、一人呟く
('A`)「……俺には心から『自分で変えたい』と思ったことがなかった」
('A`)「めんどくさいだけだし、何より『平凡』に生きたかったからな」
(#'A`)「なぁ、顔を見せないクソッタレな『神様』よぉ」
(#'A゚)「もうめんどくさいなんて俺は言わねぇ!俺はいつかテメェの『選択』を捻じ曲げてやる!」
(#'A゚)「誰かに選ばれる人生なんかまっぴらごめんだ!俺は俺の選ぶ人生にしてやる!」
俺がカードに向かって叫ぶと、カードは俺を馬鹿にするように選択が浮かび上がる
【無理】 【無謀】 【無意味】 【不可能】 【無駄】
(#'A゚)「……っ!!」
「この……クソカードがああああああああああ!!!!」
第3話 「抗えない選択と足掻こうとする男」 続く
101
:
◆tDN4QF.obM
:2013/06/10(月) 12:39:17 ID:rH.F8I/I0
あっ 人生 選択!
ソーサク血戦書きてぇ
フラグブレイクって すげぇえげつねぇと思うんですけど
結構 思い通りに行くと思ってたじゃないですか
創作版ってやばいっすか?
うわぁ 頑張ろう
有名作者になろう
頑張ります
102
:
名も無きAAのようです
:2013/06/10(月) 13:52:23 ID:YOQy2WqI0
頑張れwww
103
:
名も無きAAのようです
:2013/06/10(月) 14:16:54 ID:vG7YfFXs0
それが安価よ
104
:
名も無きAAのようです
:2013/06/10(月) 15:20:04 ID:YnvEvfkk0
安価で打ちきりくらった有名作品もあるからな
105
:
名も無きAAのようです
:2013/06/10(月) 15:20:38 ID:hyUfYDWk0
書きたかったなら何故安価にしたwww
106
:
名も無きAAのようです
:2013/06/10(月) 17:01:26 ID:uR4XQ1/s0
ここで、便利な夢オチ登場
107
:
◆tDN4QF.obM
:2013/06/10(月) 19:52:19 ID:rH.F8I/I0
【気分転換の再安価】※いわゆる番外編です
>>9
から
これは助けないとだめだよな、とか、以下略、とか、
そして無意識に俺は手にしていたカードを眺めると、真っ白な面に文字が浮かんできたのだ。
【救出】 【逃走】 【――】 【無視】 【傍観】
(;'A`)「な……なんじゃコリャ……!?」
('A`)「って、あれ?一つ黒塗りされてあるぞ?」
どうやら【協力】はつかえないようだ、なんでそのカードが『協力』だと分かるのか分かんないけど
カードに浮かぶ、以下略。
('A`)「
>>109
さんお願いNe!!」
108
:
名も無きAAのようです
:2013/06/10(月) 19:56:10 ID:GkOrwfC60
逃走
109
:
名も無きAAのようです
:2013/06/10(月) 20:06:52 ID:Zt2tcvaI0
無視
110
:
◆tDN4QF.obM
:2013/06/10(月) 20:22:19 ID:rH.F8I/I0
>>無視
('A`)「……」
(;*゚ー゚)「誰か助けて、誰かー!!」
('A`)「……」スタスタ
(*゚ー゚)「あ、そこのお兄さんたすkアレ!?なんで行っちゃうの!?」
('A`)「……」スタスタ
(;*゚ー゚)「お願い!助けてちょっと行かないで!助けろって言ってんだろテメー!!」
俺は何も見なかった、見てなかった
そういうことにしておこう
おわり
111
:
名も無きAAのようです
:2013/06/10(月) 22:31:26 ID:jID30I2k0
oh ……
112
:
名も無きAAのようです
:2013/06/11(火) 15:26:14 ID:Sr6qddO20
次回から毎回、ソーサク決戦へ参加するのカードが紛れ込むんだよな
113
:
名も無きAAのようです
:2013/06/11(火) 15:41:04 ID:TZTKwZCQ0
そしてこんなときばっかり空気読んで参戦させないお前ら
114
:
名も無きAAのようです
:2013/06/14(金) 20:30:19 ID:V4h0YDuw0
改めてチートの奴って凄かったんだなと
115
:
◆tDN4QF.obM
:2013/06/19(水) 05:09:43 ID:C73lRth20
どうも久しぶりに僕です、今回は選択が無いのでご了承ください
116
:
◆tDN4QF.obM
:2013/06/19(水) 05:10:25 ID:C73lRth20
【0】
私は素晴らしいおもちゃを手に入れた。
偶然、本当に偶然の事象が起こって、彼はカードを手に入れ、私はついに『選択』出来る。
『人間を生涯死ぬまで5択のみで選ばせ続けたらどうなるのか?』
人間界でいう『ゲーム』のようなそれは、私の心を昂らせ、
心が見えなくて、操作できるということが、私の至福になる。
それでは、『ゲーム』を始めよう。リセットはないが、きっと私を満足させてくれる。
短い間だがよろしく頼むよ、ドクオ君。
117
:
◆tDN4QF.obM
:2013/06/19(水) 05:11:06 ID:C73lRth20
∴∵∴∵∴∵∴∵∴∵∴∵∴∵∴∵∴∵∴∵∴∵∴∵∴∵
('A`)人生は選択だ!のようです 第4話
∴∵∴∵∴∵∴∵∴∵∴∵∴∵∴∵∴∵∴∵∴∵∴∵∴∵
118
:
◆tDN4QF.obM
:2013/06/19(水) 05:11:56 ID:C73lRth20
【1】
〜〜天界の酒場〜〜
ザワ
ザワ
「おい聞いたか?人間の話……」
「聞いた聞いた!ソーサク血戦『不参加』だってな……!」
(;^ω^)「……」
僕がドクオからソーサク血戦の不参加を言われた10日後(天界基準、人間界では約1か月後)、
何故か天界の民衆の間ではドクオの話がじわじわと広がっていた。
もちろん僕はドクオのことなど口にはしなかったし、口を開いたとしてもただ一人にしか話していない。
ξ;゚⊿゚)ξ「はぁ、すっかり広まっちゃってるわね……」
(;^ω^)「……」
いま僕の横で不安そうに話しているのが、同じ天使のツン。
先ほど言ったドクオの事はツンにしか話していないし、
彼女が言いふらすような性格じゃないことは80年も前から知っている。
119
:
◆tDN4QF.obM
:2013/06/19(水) 05:14:01 ID:C73lRth20
(;^ω^)「……おそらく、ドクオのカードの所有者が言いふらしているんだろうね」
ソーサク血戦に『罪人』以外の存在である『人間』が参加することは珍しくはない。
数百回にも及ぶ過去の対戦では10回ほど人間が参加したことがあり、みな優勝している。
原則『罪人』を参加させることが条件なので、いずれも僕のように何かしらのドジを踏み、手違いでカードの契約を成立させた者たちだ。
その『人間』たちはみな一様にソーサク血戦への参加を承諾して、呪いとも言えるカードの選択を解いたという。
だが今回はその真逆。
前例の無い出来事に、天界の民衆はざわついているのだ。
ザワ
ザワ
「最近人間が参加したのがなんだっけ?中世の剣闘士だよな?」
「そうそう!あの頃はよかったなぁ、最近の『罪人』はヒョロくてかなわない……」
民衆はカードを落とした張本人である僕には一切話しかけてこない。
おそらくこれもドクオの行動を選んでいる本人が、「私が選んだ」と騒いでいるせいだろう。
ツンも一緒に酒場に足を運んだのは、そう騒いだ本人の情報を少しでも得るためだ。
( ^ω^)「ツン、僕は向こうの席を、君はこっちをお願いするお」
ξ゚⊿゚)ξ「分かったわ」
120
:
◆tDN4QF.obM
:2013/06/19(水) 05:14:45 ID:C73lRth20
ツンがテーブル席に聞き込みに行ったのを確認してから、僕はカウンターの席に向かい、客に話しかける。
「何?あぁ、人間の事ならコイツが喋ってたよ」
「え?俺は向こうの奴から聞いたよ?」
「いやぁ、周りの奴らが騒いだのを聞いただけだしなぁ」
が、帰ってくる返答は曖昧なものばっかりで、たどり着けそうな情報は見つからず仕舞い。
一通り聞き終わった僕は、ため息を吐きながらカウンター席に座る。
少ししてからツンが僕の横の席に腰を下ろしたが、いまいち晴れないような顔をしている。
ξ‐⊿‐)ξ「駄目ね、みんな周りからの情報みたい」
( ^ω^)「ツンのところもかお……」
二人で一緒にため息を吐きつつ、とりあえずカクテルを2つ頼む。
瑠璃色のカクテルが置かれてすぐに、僕は一気にグラスを空けた。
121
:
◆tDN4QF.obM
:2013/06/19(水) 05:15:26 ID:C73lRth20
ξ゚⊿゚)ξ「……ねぇ、ブーン」
どうしたらドクオのカードの所持者に会えるのだろう、と悩んでいると、ツンが僕の肩を軽くたたく。
( ^ω^)「なんだお?」
ξ゚⊿゚)ξ「今更でなんだけど、なんで人間のために動くわけ?」
( ^ω^)「それは……」
ξ゚⊿゚)ξ「やっぱ、負い目を感じてるの?あの時落としてなかったら……なんて」
ツンの言う通り、どこかで負い目を感じているのも確かだった。
僕が急いでなければ、ドクオはあのカードを拾うことなどなかったわけで。
でも僕が一番負い目を感じているのは、その先にあるものだった。
( ^ω^)「でも僕は、もめ事が日常でよく起こるようになって、それを限られた選択で……
それも下手をすれば犯罪や、最悪死ぬことが起きるような選択を迫られる人生にされるのが嫌なだけだお」
( ^ω^)「それに……彼にも、申し訳が立たないお」
空になったグラスを揺らしながら、
いつかドクオが言っていた『人間』の目線で考えるキッカケを作ってくれた『罪人』と会った時をツンに話す。
122
:
◆tDN4QF.obM
:2013/06/19(水) 05:16:13 ID:C73lRth20
【2】
〜〜時は少し遡り〜〜
( ^ω^)「……」
僕は不参加を宣言したドクオと別れたその後に、監獄国ソーサクの面会室にいた。
天国にもいくつか国が分かれており、その中で
ソーサク血戦で使われるこの国『ソーサク』は、『罪人』を収容するいくつもの監獄が空中に浮遊している。
その時僕は、もともとソーサク血戦で一緒に戦うはずだった男の元に面会に来ていた。
透明な仕切りで隔たれた白い部屋の扉から見える、暗い空間の向こうから、ゆらりと姿を現す。
(´・ω・`)「……お久しぶり」
『殺人鬼』、ショボン。
彼がまだ『人間』の軍人であった頃に、そう呼ばれていた。
国のためとはいえ、彼が戦争で殺した数は実に600人を超え、そのうちの半数がナイフでの格闘によるものだったという。
そんな彼にも妻がいて、子どもがいた。
戦争が終結したあとに平和に暮らせると思っていた彼は、その命を張った国に危険人物として判断され、
同じような戦績を残した人間を乗せた車に乗せられて、もろとも底が深い崖から落とされ、死んだ。
僕はそんな彼の実力と、彼自身の性格に惚れてソーサク血戦に望むはず、だった。
123
:
◆tDN4QF.obM
:2013/06/19(水) 05:21:57 ID:C73lRth20
( ^ω^)「……僕の不祥事で、カードを落としてしまったお」
(´・ω・`)「そう……それで、そのカードは見つかったのかい?」
( ^ω^)「見つかったお、だけど、すでに……別の『神様』に使われたお」
(´-ω-`)「……そうか」
ショボンが、悟ったように瞳を閉じる。
ソーサク血戦には参加期間があり、ショボンはその回に参加できない場合、すぐにでも輪廻の輪の中に戻される立場だった。
僕はその時まだ参加する罪人が決まっておらず、時の流れが遅い人間界でツンと一緒に罪人の情報を探していたのだ。
一向に現れない参加者が現れ、僕の心は躍った。と同時に、契約に向かわないとという焦りと、参加応募に間に合うかどうか分からない時間だった。
その結果が、この状況を作っている。
( ^ω^)「……すまないお」
(´・ω・`)「何、君が謝る事なんてないさ」
(´-ω-`)「……ただ、もう一度だけ妻と、子どもに会いたかったかな……」
彼の願いは、『妻と子どもに会って、一緒の時間を過ごしたい』というものだった。
罪人は原則で長い間生き返る事は出来ない。
その期間を過ぎるか、犯罪行為をひとつでもすると元の場所に戻されて、輪廻の輪の中に戻っていく。
優勝しても罪人は罪人。いわゆる『最後に夢を見せてやる』のが、このソーサク血戦なのである。
124
:
◆tDN4QF.obM
:2013/06/19(水) 05:23:23 ID:C73lRth20
僕は少しでも彼の夢に、期待に添えなかったことが悔しくて。
カードを拾ったドクオのこと、それを使った神様を恨んだ。
天使が誰かを恨むなどあってはならないことだ。
僕と彼の会話を聞いていた監察官の天使が、僕から視えた『負』のオーラを感じてこちらを見たので、慌てて考えを改める。
(;^ω^)「ぼ、僕はそのカードの所持者……『人間』と話をしたんだお、『血戦に参加しないのか?』って」
(´・ω・`)「へぇ。 それで、その人は何て?」
( ^ω^)「……『参加しない』、そうだお」
(´・ω・`)「参加したくなかったのか?罪のない生きている『人間』なら優勝なんか簡単なのに」
( ^ω^)「いや……僕は彼から本心が感じ取れなかったお……
何ていうか、神様の言いなりになっているような、そんな感じで」
ショボンは信じられない、といったように眉をひそめながら考えるような仕草をする。
僕はそれに付け加える様に、ドクオが「これが本心だ」と告げたこと、僕に『人間』の立場になって見ることを勧めたことを話す。
ショボンは僕の話を黙って聞き、時折何かに納得するように頷くと、顔を上げる。
125
:
◆tDN4QF.obM
:2013/06/19(水) 05:24:29 ID:C73lRth20
(´・ω・`)「彼は随分、平和な世界で育ってきたんだな……それも何もかもが充実したような世界みたいだ」
(´・ω・`)「充実することは良いことだ。僕たちもそのために戦争で勝利を勝ち取ったのだから」
(´-ω-`)「だが……充実し過ぎた世界となれば話は別だ……何もかも満たされると人は何もやろうとしなくなる」
(´-ω-`)「結果、彼は心が決めたことで動くことがない。いや、その世界の人間は何人もそんなのがいるだろうな」
(´・ω・`)「それじゃ神様に良いように操られて当然だ……
彼が叫ぼうが、わめこうが、本心から思ったことが無いなら、何も変えることができない」
(´・ω・`)「そんな彼には、丁度いい薬になると僕は思うけどね」
でも、血戦中ならともかく、ドクオは一生を限られた選択で過ごさなければいけないじゃないか。
そう言おうと身を乗り出そうとすると、僕の言わんとすることが分かっていたようにショボンは手で『待った』を作る。
(´・ω・`)「ただ、一生そんな生活は送れない。僕だって妻子を危険にさらすような生活になったらと考えるだけでゾッとする」
(´・ω・`)「だからブーン、君が彼を救ってくれ」
(;^ω^)「そんなことを言われても、あのカードは人間が死ぬまで効果が続くんだお?どうやって……」
(´・ω・`)「それを君が考えるのさ。この血戦を作った神様は、こうなることを事前に想定していたはずだよ」
確かに、このソーサク血戦を作った神様なら、何か対策を練っている可能性は十分にある。
しかし、どうして対策を練っていながら敢えて僕ら天界の人間には何も言わなかったのだろう。
126
:
◆tDN4QF.obM
:2013/06/19(水) 05:25:10 ID:C73lRth20
( ^ω^)「……まさか」
(´・ω・`)「そう……恐らく君が考えたのは……」
「そろそろ時間だ」
ショボンが答えを口に出す前に、監視官が時間を告げる。
……この面会が終われば、ショボンは恐らく、新しい何かに生まれ変わるために消えるだろう。
ショボンもそれが分かってるのか、一瞬どこかもの哀しげな表情をする。
(´・ω・`)「それじゃあ、さようなら」
(;^ω^)「……っ!」
(´・ω・`)「そんな顔するなよ、『罪人には深く関わるな』、これはソーサク血戦の掟にもあっただろう」
(;^ω^)「ショボン……」
(´ ω `)「出来ることなら……妻と子どもに宜しく伝えておいてくれ」
(´・ω・`)「そして……彼のことも、頼んだよ」
ショボンが、再び暗い空間に吸い込まれるように消えていく。
僕はもう何も言えず、ショボンの後姿を眺めているだけだった。
127
:
◆tDN4QF.obM
:2013/06/19(水) 05:25:52 ID:C73lRth20
【3】
ξ;゚⊿゚)ξ「……ちょっと待ってよ」
ツンが焦燥とした表情で僕を見る。
おそらく、僕の話の中で、ショボンが言いたかった答えがツンにも浮かんでいるのだろう。
ξ;゚⊿゚)ξ「ってことは、あんた分かってたの?分かっててこんな聞き込みを……」
( ^ω^)「……確信が、無かったんだお」
( ^ω^)「でも、もし『彼女』がこんなことを考えていたら、と思うと……」
ξ;゚⊿゚)ξ「……あり得ない、わね、たしかに……」
ξ;゚⊿゚)ξ「でも、もしそうだとしたら、狂気じみてるわ」
僕らは酒場の人間に聞こえないように、しかしお互いが聞こえるようにハッキリと、『彼女』の名前を告げる。
( ^ω^)「彼女の名前は……」
ξ゚⊿゚)ξ「彼女の名前は……」
.
128
:
◆tDN4QF.obM
:2013/06/19(水) 05:26:38 ID:C73lRth20
【4】
( A )「……」
あれから一か月
俺は、極力一日を寝て過ごすことにした
寝てればどんな選択が出たってかまうものかという俺なりの意地だった
時折窓の外であったり、玄関前であったり、夢の中ですら何かが起こっているような気がしたが関係ない
ただひたすら目を閉じた
( A )「……」
('A`)「……ハラヘッタ」
ただ寝て過ごす、しかし何時間も寝ていられるわけじゃない
腹も減るし、トイレにも行きたくなる
そんな時は仕方がないから何も音がしていないことを確認してから動くようにする
今のところ幽霊に出会うとか、ポルターガイストが起こるとか言った超常現象は出会っていない
おそらくそこまで強力な力は備わっていないのだろう、わざとそうしてるかもしれないがそこは考えないことにする
俺は何もないことを確認して、キッチンに置いてある買いだめたカップラーメンを漁り、封を開けてお湯を張る
129
:
◆tDN4QF.obM
:2013/06/19(水) 05:27:23 ID:C73lRth20
川 ゚ -゚)「やあ、まだ『ソレ』は出来ないのかい?」
(゚A゚)
キッチンから戻ると、テーブルの前には見たことが無いくらいの美人がいた
130
:
◆tDN4QF.obM
:2013/06/19(水) 05:28:13 ID:C73lRth20
ガタガタガタガタガタ
((゚A゚))「ま、ままま待て、お、ままお前誰dくぁwせdrftgyふじこlp;@「」
川 ゚ -゚)「おーおーお湯が零れるぞドクオ君」
謎の美人に気にかけられ俺はハッとすると、とりあえずカップラーメンをテーブルの上に置く
ていうかなんだ何が起きた俺はフラグ一級建築士だったか?いや建築できる状態だった
(;'A`)「ハッ!?そういえばなんで俺の名前を、つーかお前はなんだ!?」
川 ゚ -゚)「あぁ私か?そういや名を名乗るのを忘れてたな……」
川 ゚ -゚)「どうも、私はクール」
『このカードの創造神、および君のパートナーだ』
第3話 「パートナー」 続く
131
:
名も無きAAのようです
:2013/06/19(水) 06:29:18 ID:r8Y1x1J60
乙
待ってた!
132
:
名も無きAAのようです
:2013/06/19(水) 20:10:37 ID:.uTR7BS.0
来てたのか乙
上手く話の方向性変えてきたな
133
:
◆tDN4QF.obM
:2013/06/20(木) 13:32:05 ID:GGQOarKw0
【0】
無事に人間界にたどり着き、ドッキリみたいに現れ、自己紹介を決め込んだ。
このアホ面がこれから人生を共にするのかと考えるといささか不満ではあったが仕方がない。
私のオモチャになる人間と考えただけで、笑いが止まらない。
川 - )「くくく……」
彼はもう『普通』の人生を歩めない。
川 ∀ )「ハハハ……」
所詮神の前では、人間は屈するしかできないんだ。
川 ゚∀゚)「ハーッハッハッハ!ハーッハッh」グギュルル…
('A`)
川 ゚ -゚)
.
134
:
◆tDN4QF.obM
:2013/06/20(木) 13:32:45 ID:GGQOarKw0
「その、お腹が空かないか……?」
∴∵∴∵∴∵∴∵∴∵∴∵∴∵∴∵∴∵∴∵∴∵∴∵∴∵
('A`)人生は選択だ!のようです 第5話
∴∵∴∵∴∵∴∵∴∵∴∵∴∵∴∵∴∵∴∵∴∵∴∵∴∵
135
:
◆tDN4QF.obM
:2013/06/20(木) 13:33:27 ID:GGQOarKw0
【1】
_,
('A`)
川*゚ -゚)「うまひ!美味すぎる!」ズルズル!ズル!
突然現れて笑い出したかと思えば、俺のカップラーメンを貪り食う女
なんだ?天界の人間は無作法な奴らしかいないのか、つーか食い方汚ねぇな
仕方ないがもう一個カップラーメンを作るためにキッチンに行き、お湯を張る
川*゚ -゚)「ふー、食った食った、礼を言うぞドクオ君」
('A`)「あぁ、はい……」
テーブルに戻るとしっかりスープまで飲み干し、ご満悦な神様、クール
俺は自分の前にカップラーメンを置いて座り、浮かんだ疑問をぶつける
136
:
◆tDN4QF.obM
:2013/06/20(木) 13:34:17 ID:GGQOarKw0
('A`)「で?改めて聞くが、はた迷惑なカードを作った神様が
俺に何の用だ?パートナーとはどういう意味だ、何で俺なんだ?」
川 ゚ -゚)「いっぺんに言われても返答に困るだけだぞドクオ君」
川 ゚ -゚)つ「だがそうだな、一つ言うなら君の顔を見に来た、ということだ」スッ
川 ゚ -゚)「私が操る人間の、顔をな」
ちゃっかりクールが自分の前にカップラーメンを寄せているのに気付き、元の位置に戻す
こいつが俺の人生を狂わせた元凶か、そう考えると美人でも腹が立ってくる、美人でも
('A`)「……なんで俺だったんだ」
川 ゚ -゚)「誰でもよかったんだよ、元を辿れば拾った君が悪い、そうだろ?」
('A`)「そりゃ、そうですけど……」
川 ゚ -゚)つ「それを私が悪いみたいな言い方をされても困るんだよな」スッ
('A`)「……まぁ」
137
:
◆tDN4QF.obM
:2013/06/20(木) 13:35:21 ID:GGQOarKw0
畜生このクールって神様美人過ぎて言い返しづらい、反則だろこれ
まるでプロのモデルのような身体つきだし、黒髪ロングだし、白い肌、白のワンピースだし
('A`)「おっぱいデケェし……」ボソ…
川*゚ -゚)「ん?なんか言ったか?」ズルズル!ズゾ!
(;'A`)「おまっ……!」
めんどくさいと思わないことを誓った俺でも流石にこれは駄目だった、なんで俺のメシ食ってんだ
もういいや面倒だ、俺はもう一度布団に入ってこの状況をやり過ごそうと考え、布団に入る
川 ゚ -゚)「なんだ、もう寝るのか?まだ昼だぞ?」
('A`)「……」
後ろから声をかけるクールを無視して、俺は布団の中に籠る
これ以上起きていると、また何か選択を迫られるような気がしてたまらなかった
川 ゚ -゚)「……そうか、そうやって逃げるのか、君は」
('A`)「……」
138
:
◆tDN4QF.obM
:2013/06/20(木) 13:36:16 ID:GGQOarKw0
川 ゚ -゚)「……確かに、君の行動には一理ある」
川 ゚ -゚)「このカードは実際に起こっている出来事を見なければ効果を発揮しない、
そうやって布団に籠っていればいくらでもやり過ごせるのが、弱点だ」
('A`)「……」
川 ゚ -゚)「だが、そのままでいいのか?
やり過ごせばやり過ごすほど、このカードは死ぬ可能性のある出来事に会うようになるぞ」
なんでそんな重要なことを教えなかったんだあの天使
そうは思いつつも、死ぬ可能性が上がることについてはどうでも良かった
('A`)「良いよ、別にそれでも」
所詮俺は人間だ、いつかは死ぬだろう
その死ぬ期間がちょっぴり短くなるだけだと思えば良かった
川 ゚ -゚)「……そうか、なら一生そのままでいると良い」
川 ゚ -゚)「じきに『選択』から逃れられなくなる」
139
:
◆tDN4QF.obM
:2013/06/20(木) 13:36:59 ID:GGQOarKw0
立ち上がるような音が聞こえる
ようやく彼女は帰ってくれるのだろう、俺はとりあえずほっとする
川 ゚ -゚)「そうそう、一つ良いことを教えてやろう」
川 ゚ -゚)「君がいつか言っていた、『私の選択を捻じ曲げる行為』」
川 ゚ -゚)「もし出来たのなら、そのカードから『解放』される」
(;'A`)「……え!?」
思わず布団から飛び起きてクールの姿を確認する
が、あたりを見回しても彼女の姿はなく、声だけが部屋に響く
140
:
◆tDN4QF.obM
:2013/06/20(木) 13:38:00 ID:GGQOarKw0
「解放されたいなら、お前が運命を変えて見せろ」
「運命を変えたいのなら、運命に立ち向かえ」
「立ち向かいたいなら、心から動く力を持て」
.
141
:
◆tDN4QF.obM
:2013/06/20(木) 13:39:13 ID:GGQOarKw0
('A`)
暫くその場から動けずにいた
テーブルを見ると、空になったカップラーメン2つの横に、5枚のカードが置いてあった
俺はそのカードをそっと集めて、手で扇状に広げる
('A`)「……上等だ」
やってやるよ、カードの神様
('A`)「俺はお前の選択を捻じ曲げ爪#'ー`)y‐「動くなあああああああ!!!!」バタァン!!
('A`)「ちょwwwwwwwwwwwww」
俺が決意を固めたと同時に、銃を持った男が入ってきました、まる
142
:
◆tDN4QF.obM
:2013/06/20(木) 13:42:19 ID:GGQOarKw0
まだ書いてる途中ですがなんかすごいキリが良かったので投下
【2】移行は明日投下します
143
:
名も無きAAのようです
:2013/06/20(木) 13:54:14 ID:0XRLHlVk0
おまwwwキリが良すぎるだろwww
144
:
名も無きAAのようです
:2013/06/20(木) 14:59:03 ID:Y7aDnv/A0
乙!
145
:
名も無きAAのようです
:2013/06/20(木) 17:29:01 ID:j.IBFWPw0
良いところで止めやがって乙
146
:
名も無きAAのようです
:2013/06/20(木) 19:35:58 ID:Ec.15cKU0
おつ
良い感じになってるなww
147
:
◆tDN4QF.obM
:2013/06/21(金) 02:37:13 ID:qq1k0SDM0
【2】
| \
| 爪#'ー`)y‐(;'A`) ピーポー
/ ̄ ̄□ ) ̄ノ( ヘヘ _ ピーポー/
爪#'ー`)y‐「良いか!?少しでも動いたらブッ殺すぞオッサン!」
(;'A`)「……ハイ」
なんか、なんか大変なことになった
強盗だ、しかも相当危ないタイプの奴
ドラマでは銀行なんかを襲撃するものだと思ってたが、民家も襲撃するもんなんだな
「フォックスー!このアパートは包囲した、もう逃げられんぞぉ!!」
爪#'ー`)y‐「うるせぇ!!こっちは人質取ってんだ、殺されたくなかったら俺の指示に従え!」
訂正、こいつ銀行を襲った後だった
よく見ると犯人のそばには大きなアタッシュケースが置いてある
それに窓の外には警察、パトカー、サイレンの音、赤色灯がごった返している
これが1か月選択を無視し続けてきた報復だとするならば、おつりが出そうなくらい大変な状況だ
犯人は手足を縛ってはいないものの、俺の後頭部にしっっっかり銃口を突き付けている
この銃の種類は分からないが、ちょっとでも下手な動きをすれば頭に弾丸がぶち込まれるのは確実だ
148
:
◆tDN4QF.obM
:2013/06/21(金) 02:38:07 ID:qq1k0SDM0
が、そんな最中でも安心安全のシンキングタイムがやってくる。
世界が白黒になり、気が立ってる犯人ですらもこの世界には入ってこれない。
('A`)「さて、どんな選択があるのやら……」
('A`)「……ん?待てよ?」
実に簡単な答えだが……
この世界が発動しているうちに、逃げればいいんじゃないか?
とりあえずもう一度犯人を見る。
犯人も白黒になっているところを見ると、こちらの状況には気づいていないようだ。
今が絶好のチャンスだ。
俺はそっと足を動かし……。
('A`)「……」グッ…
動かし……。
(#'A`)「ーー動かしっ……!」グググ…
(#'A゚)「動かせねぇっ……!」グググーッ
149
:
◆tDN4QF.obM
:2013/06/21(金) 02:38:59 ID:qq1k0SDM0
なるほど思い道理にはいかないわけで、体は何か石像のように固まり、動けない。
辛うじて動かせるのは、頭と、カードの近くにある左腕と左手だけだ。
「おまwwwwwwwwwww誰でもそんなん思いつくだろwwwwブファwwwwwww」
(;'A`)「!?」
突然部屋に爆笑する声が響く。
間違いない、あのクールとかいうクソ女だ。
暫く笑い転がる音と声が響き渡ったかと思えば、ヒーヒー言ってる声を整えて言う。
「世の中そんなに甘くないぞ、ドクオ君」
(#'A`)「……お前今度会ったとき絶対ぶっ飛ばすからな」
「おぉ怖い怖い、そんなことよりその状況を打破する素敵な5択が選ばれたようだぞ?」
【説得】 【救援願い】 【協力】 【抵抗】 【静観】
(;'A`)「……あぁ、素敵すぎて涙が出てくる選択だな……」
150
:
◆tDN4QF.obM
:2013/06/21(金) 02:40:00 ID:qq1k0SDM0
「さて、ここで『選択』だ」
「下手をしたら命を落としかねないこの状況、どう切り抜けていこうか?」
(;'A`)「どう切り抜けるって……結局アンタが選ぶんだろーに」
「まぁすぐに死なれても困るし、多少は協力してやらんこともないがな」
(;'A`)「……畜生、やってやるよ」
この5択、選んでやるさ。
to be
>>153
151
:
名も無きAAのようです
:2013/06/21(金) 02:59:53 ID:Cqa0FQ0Y0
【協力】
152
:
名も無きAAのようです
:2013/06/21(金) 03:09:57 ID:uhLYbwmEO
【抵抗】
153
:
名も無きAAのようです
:2013/06/21(金) 03:10:39 ID:uhLYbwmEO
【抵抗】
154
:
名も無きAAのようです
:2013/06/21(金) 06:39:40 ID:0VI8797k0
頑張れドクオ頑張れ
>>1
155
:
◆tDN4QF.obM
:2013/06/21(金) 13:23:53 ID:qq1k0SDM0
【3】>>抵抗
ここで下手に手を出したら殺されかねない。
かといって説得も意味はなさそうだし、協力なんてもってのほかだ。
('A`)「とすると、残された選択肢は『救援願い』か『静観』になるわけだが……」
「そうだな、ここは無難に『抵抗』し('A`)「ちょっと待て」
あの女、こんな綱渡りみたいなときに一番めんどくさい選択を選んできやがった。
前までは何も言ってこなかったので悲観的にもなったが、物言うなら話は別だ。
(#'A`)「あのなぁ、すぐに死なれても困るっつってたのアンタだよな?」
「……」
('A`)「そこで黙るなよ……」
「いいじゃないか、仕方ないから出血大サービスだ」
「カードを選んだあとの解除時間をすこーしだけ伸ばしてやる。
あとをどうするかは選んだあとの君次第だぜ☆」
(;'A`)つ「ちょ、待て、まだ準備が出来てない、止めろ!」ググ…
156
:
◆tDN4QF.obM
:2013/06/21(金) 13:24:35 ID:qq1k0SDM0
『抵抗』まで手が伸びる前にこちらが必死に抵抗するが、
俺の手はゆっくりとカードに向かって伸びていく。
カードの選択については少しだけ別の可能性も考えられるようになったようだが、
いざ行動に移そうとすると彼女の選択した物から逃れられない。
俺はまだ、これでも本心から思っていないのか。
(;'A`)つ「……畜生!」
『抵抗』のカードに手が届き、それを手に取る。
( A )「ちくしょう……」
身体の自由が確保されて、少し遅れて世界に色が戻ってくる。
俺は反射的に後ろを振り向き、相手の銃を取り上げてから、犯人に振り向いた。
157
:
◆tDN4QF.obM
:2013/06/21(金) 13:25:16 ID:qq1k0SDM0
('A`)「動くな」
爪#'ー`)「あぁ!?俺に命令してんじゃ……」
爪;'ー`)「な、何ィィーー!?」
さっきまで怒り心頭だった犯人が一気に顔を青ざめていく
そりゃそうだ、拘束してたと思った人間が目の前で銃を突き付けてるんだから
一種のポルナレフ状態だ
('A`)「手を上げて、壁に手を付けろ」
爪;'ー`)「お前どうやって……」
(#゚A゚)「早く!!!!!!!」
爪;'ー`)「は、はいいいいいいいいい!!!」
犯人が壁に手を付けるのを確認して、銃を相手に向けつつ窓をそっと開ける
外にいる警官に、俺は無事であること、犯人の銃を取り上げていることを伝える
「分かった、今行くからそのまま構えてて下さい!くれぐれも発砲しないように!」
('A`)「分かりましたー!」
158
:
◆tDN4QF.obM
:2013/06/21(金) 13:26:12 ID:qq1k0SDM0
数秒後、玄関の前で待ち構えていたと思われる警官が突撃して、犯人を確保する
爪#'ー`)「テメェーッ!!ムショ出たら絶ッ対ぶっ殺してやるからな!覚悟しろ!!!」
('A`)「……」
犯人の銃を警官に渡し、連行される犯人を横目に軽く事情聴取を受ける
どうやって銃を取り上げたのか聞かれたが、犯人がよそ見をしたということで適当にごまかした
「しかし君、災難だったね」
事情聴取をしてきた警官の一人が俺に話しかけてきた
さっきのフォックスとかいう犯人はやはり銀行強盗をした後だったようで、
グル―プの人間が捕まっていく最中、彼だけが何人かを銃撃して逃げおおせたという
『災難』、か
('A`)「……まぁ、災難なら、慣れましたよ」
窓の外を眺める
手前には首を傾げる警察官と、景色には遠ざかっていく赤色灯と少しだけ傾き始めた夕日が見えた
159
:
◆tDN4QF.obM
:2013/06/21(金) 13:27:08 ID:qq1k0SDM0
【4】
川*゚ -゚)「いやいや、『災難』だったなドクオ君!」ズゾ!ズゾゾゾー!!
('A`)「誰のせいだと思ってるんだ、あと食い方汚い」ズルズル
日が暮れて、さっきまで騒がしかった部屋の中も静かになった頃
クールが再び姿を見せて俺と一緒に夕飯のカップラーメンを食い始める
今日一日で初めて口にする食事のためか特別美味しく感じた
('A`)「……」
箸を止め、これまで選択した後のことを思い出す
カードを選んだ後の、とんでもない思考と行動力
その時は気づかないが、後で思い出すとまるで別人のような感じがする
俺はいつになったらこの生活から抜け出せるのだろう
捻じ曲げてやるとは言ったが、一生彼女の操り人形にもなりかねないのだ
川*゚ -゚)つ「お、もう食わんのか?仕方がないなぁ私が食べよう!」スッ
(;'A`)「あっ、またお前……!」
思いにふけっているとクールは俺のカップラーメンを取り上げる
おいおい、これって間接キスじゃねぇか
160
:
◆tDN4QF.obM
:2013/06/21(金) 13:28:04 ID:qq1k0SDM0
川*゚ -゚) ズゾゾー!
(;'A`)「……ハァ」
食い方は汚いが、なんか幸せそうに食べてる美人を見て、怒る気になれなくなった
俺はため息を一つつき、布団に入るために立ち上がる
川 ゚ -゚)「ん、なんだまた逃げるのか?」
(;'A`)「逃げないよ……普通に疲れただけだから」
('A`)「……そうだ、クール」
川 ゚ -゚)「なんだ?」
あの時邪魔が入ったので言えなかったが、本人がいるし直々に言ってやる
('A`)「俺はアンタの選択をいつか捻じ曲げてやる!覚悟しておけ!」
川 ゚ -゚)「……口だけなら何とも言えるがな……」
川 ゚ー゚)「ふっ、人間風情が出来るものならやってみろ」
そうして俺の、神様への戦いの火蓋が切って落とされた
161
:
◆tDN4QF.obM
:2013/06/21(金) 13:28:46 ID:qq1k0SDM0
川 ゚ -゚)「だが、まぁそのなんだ」
('A`)「ん?」
川 ゚ -゚)「そういうのは股間のテントを張らんように言うべきだったな」
('A`)
:(うA∩): ドウテイデスミマセン…
切って……落とされたのか?
第5話 「クールとかいう神様」 続く
162
:
名も無きAAのようです
:2013/06/21(金) 14:20:01 ID:OJJE1LiE0
乙
163
:
名も無きAAのようです
:2013/06/21(金) 15:12:49 ID:.MGOjGCU0
クズでも美人ならいいのか畜生
164
:
名も無きAAのようです
:2013/06/21(金) 16:13:20 ID:519ahN9o0
いやこれ普通にドクオ羨ましい
165
:
名も無きAAのようです
:2013/06/22(土) 22:44:01 ID:Dd6H/oUM0
て
166
:
名も無きAAのようです
:2013/06/28(金) 00:52:13 ID:R1PmEhvY0
おいついた おもしろい
リアルタイム遭遇したいもんだ
167
:
◆tDN4QF.obM
:2013/06/30(日) 03:56:21 ID:fCrn84UI0
や、やったッ!書けたぞッ!
つーことで投下は10時くらいにいたします
168
:
◆tDN4QF.obM
:2013/06/30(日) 10:01:06 ID:fCrn84UI0
【0】
カードが、盗まれた。
その情報が天界中に広がったのは、クール様が姿をくらましてから2日経ったある日のことだ。
ザワ
ザワ
「カードを盗むなんてアホなことやったもんだな」
「人間界に堕天するか地獄行きかー?」
「ロマネスク様はどうした?あの方ならすぐに見つけられるんだろ?」
「なんだって『とぅえんてぃーふぉー』とかっていう人間界のドラマを制覇するまでは働きたくないってよ」
「あの人探偵モノの作品になると暫く動かなくなるからな……」
(;^ω^)「もー、こっちはクール様を探してる最中だってのに……」
面倒事は、いつだって重なって起きるものだ。
民衆の声に耳を傾けながら、僕は人間界に通じるゲートに向かっていた。
彼女の性格からするともう天界に戻ってきているものだと思い様々な場所に向かったが、成果はゼロ。
残された選択肢は、人間界へ向かうことだった。
手続きとかめちゃくちゃ大変なのに、まったく手間をかけさせてくれるよ。
人間界に着いたら、盗まれた件も報告しなければいけないが、行動はもう少し自重してもらうようクール様に頼むしかない。
(;^ω^)「頼むから、すれ違いにならないでくれお……」
半ば祈るようなことを呟きつつ、僕はゲートへと飛び込んだ。
169
:
◆tDN4QF.obM
:2013/06/30(日) 10:01:48 ID:fCrn84UI0
∴∵∴∵∴∵∴∵∴∵∴∵∴∵∴∵∴∵∴∵∴∵∴∵∴∵
('A`)人生は選択だ!のようです 第6話
∴∵∴∵∴∵∴∵∴∵∴∵∴∵∴∵∴∵∴∵∴∵∴∵∴∵
170
:
◆tDN4QF.obM
:2013/06/30(日) 10:02:41 ID:fCrn84UI0
【1】
俺が本格的に神様に宣戦布告をしてから1週間が経った
('A`)「……やべぇ」
食料がない
勢いで会社を辞め、しばらく籠りきりの生活をする予定だったが、
思ったより早い段階でカップラーメンのストックが切れそうだった
川 ゚ -゚)「そうだねたいへんだね」ズゾゾー
('A`)「お前のせいだよドチクショウ」
元凶はその宣戦布告をした神様が居候していることだった
三食かかさずしっかり食べ、たまに2食分も平らげてしまわれては無くなるのも当然だ
つーか帰れ、今すぐ天界に帰れ
川 ゚ -゚)「何を言うか、私はお前が外に出るキッカケを作ってやってるんだぞ?」ズゾッ!
('A`)「それ絶対ウソだよな、カップラーメンお気に入りになったんだよな」
川*゚ -゚)「まーな、ご馳走さん」
('A`)(こいつ……)
すんなり認めやがって実に腹立たしい神様だ
というか、こんなのが神様やってるとか天界も終わってると思う
171
:
◆tDN4QF.obM
:2013/06/30(日) 10:03:22 ID:fCrn84UI0
しかしこれは俺にとっては死活問題だった
食うものが無くなってしまえば餓死してしまうし、かといって外に出れば一週間分の『ツケ』が来る
正直どれくらいの規模で『ツケ』が来るのか全く想像がつかないが、このあいだの件よりは軽いだろう
('A`)「銀行にでも行ってくるかー」ポリポリ
近くのコンビニで金を下ろしてもいいが、働いてない今は手数料でも金が減るのを抑えておきたい
たしか前に働いていた工場のそばに銀行があったはずなので、とりあえずそこに行こうと思う
('A`)「クール、俺と一緒に銀行までついて来てくれ」
俺はカップラーメンまみれのごみ袋をまとめつつ彼女に話しかける
キッチンから戻ろうとしていたクールは肩を震わせ、こちらに振り向かず嫌そうに話す
川 ゚ -゚)「……私は、行かないから」
('A`)「断る」
川#゚ -゚)「ほう……泥棒に入られても良いというのだな?」
(;'A`)「もうすでにカップラーメンを泥棒しているアンタに言われたくないんだけど」
「すぐ行く」と言ってしぶしぶ片づけるクール
舌打ちが何度か聞こえた気がするが、無視をして玄関で彼女を待つ
172
:
◆tDN4QF.obM
:2013/06/30(日) 10:04:13 ID:fCrn84UI0
川 ゚ -゚)ノシ「おまたせー」
('A`)「ん、やけに遅かったj……」
(;'A`)「……ん?」
数分後、カップラーメンを戻しに行っただけだったはずの彼女が服装を変えてきた
いつも見ていた白いワンピースではなく、随分と女の子らしいラフな格好だった
川 ゚ -゚)「ん?どうした?」
(;'A`)「いや、その格好……」
川 ゚ -゚)「あぁ、これか?君が心配せずともこの服は
天界にある私のクローゼットから取り出したものだからな」
そういうことじゃない、どう取り出してきたかも気にはなるが
俺は改めてクールが女性だったこと、美人って何着ても可愛いんだなと思い知らされる
川*゚ -゚)「さあ、今日も素敵な選択日和だな!君の悔しがる姿が楽しみだ!」
('A`)「お前ふざけんなよ」
が、口を開くとそんな思いも吹っ飛んでいく、黙っていれば間違いなく可愛いのに
ごみ袋を固く結びなおし、ため息をはいてから俺たちは家を出た
173
:
◆tDN4QF.obM
:2013/06/30(日) 10:04:56 ID:fCrn84UI0
【2】
ゴミ収集所にゴミを捨て、俺たちは銀行へと向かう
カップラーメンばかりのゴミを見て、ここの担当を任されてる職員はどう思うんだろうな、
なんてどうでも良いことを考える
川*゚ -゚)「カップラーメンばかりのゴミを見て、ゴミ収集車の職員はどう思うんだろうなwwwwブフォwwwww」
('A`)「俺が思ってたことを口にするなよ……」ハァ
ふと周りに目をやると、俺が働いていた工場が見える
建物のほうから機械の動く音が聞こえているので、皆働いていることがなんとなく分かる
あの時は喧嘩別れで辞めてしまったが、このカードで迷惑は掛けられなかった
嫌な会社ではあったが、今となってはどこか寂しくも感じられる
('A`)「工場のみんな、元気にやってるのかなー」
川 ゚ -゚)「そこの窓からでも覗いてみたらどうだ?」
('A`)「やだよ……それでもしマンドクセェ選択出たらどうするんだよ……」
なんて、俺が言ってる途中にそれは起こった
174
:
◆tDN4QF.obM
:2013/06/30(日) 10:05:36 ID:fCrn84UI0
ノ ノ ノ ノ::::ノ モクモク…
ノノ ( ノ(::::ソノ
┌┐ ┌┐(::ノ::ノ モクモク…
┌─┴┴───┴┴┐ノ:ノ
┌┤ □ □ □ □ □ □│そ
┌─┴┘────────└─┐
│□ □ □ □ ┌┐ □ ┌┐ │
┌┬┬┬┬┬┬┬┐││┬┬││┬┬┬┐
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
見慣れない所からの、煙
しかも出てる色が割と黒い
('A`)「……つまりこれって」
川 ゚ -゚)「火事だな」
('A`)
(うA∩)
.
175
:
◆tDN4QF.obM
:2013/06/30(日) 10:07:23 ID:fCrn84UI0
やっちまった、起こってしまった。
後悔してももう遅い。
今この時点で一週間分の『ツケ』が回ってきたようである。
今現在も作業が行われているところを見ると、誰もいない所での出火だと思われる。
あの工場には警報機があるから、放っておいても問題はないとは思うが。
【通報】 【報告】 【無視】 【消化】 【傍観】
('A`)「時が止まってちゃあ仕方ないですよねー」
「ですよねー」
俺の目の前には、ふわふわと浮かぶ5枚のカード。
若干危なげな選択が浮かんでいるのはツケのせいだろうか、それともクールのせいだろうか。
('A`)「……ていうかさ、なんでこの選択の時にいつもクールは消えるんだ?」
「君があたかも自分で選んでるように魅せるのは、私のポリシーだからな」
(;'A`)「さいですか……」
176
:
◆tDN4QF.obM
:2013/06/30(日) 10:08:52 ID:fCrn84UI0
「それよりも、君はどれを選ぶんだ?」
('A`)「……俺は、もう決まってるんだけど」
「よろしい、では私はこれを選ぼう」
さて、俺は、俺の意思で『選択』出来るのか。
('A`)「やってやるよ……」
to be
>>179
177
:
名も無きAAのようです
:2013/06/30(日) 10:30:00 ID:QhGqRRUc0
ksk
178
:
名も無きAAのようです
:2013/06/30(日) 10:35:36 ID:8fDzVn2A0
kskst
179
:
名も無きAAのようです
:2013/06/30(日) 10:47:52 ID:feXglEso0
通報
180
:
名も無きAAのようです
:2013/06/30(日) 11:53:40 ID:brt9o8TA0
さてストレートにいくのかな(wktk
181
:
名も無きAAのようです
:2013/06/30(日) 11:53:51 ID:rcq09yFk0
がー
間に合ったが間に合わなかった
182
:
名も無きAAのようです
:2013/06/30(日) 12:00:12 ID:6nKU9zVo0
さあどうなる
183
:
◆tDN4QF.obM
:2013/07/01(月) 02:34:57 ID:09qtv5jY0
【3】>>通報
「『通報』だろう」
('A`)「『通報』だな」
('A`)「えっ」
『通報』のカードにすんなりと手が届き、世界が元に戻っていく
目が点になっている俺をよそに、俺の携帯電話を手に持ってクールが現れる
彼女も俺の顔を見て、きょとんとした表情を見せる
川 ゚ -゚)「えっ、この状況で『通報』しないで、いつするの?」
(;'A`)「え、いや今するしかないんだけど……」
川 ゚ -゚)「そこは『今でしょ!』だろうに」
川*゚ -゚)「それとも何wwwwwwwwwまさか『消化』しに突っ込んでいくとでもwwwwwwwwwwブハッwwwwwwwwwww」
腹を抱えて笑うクールから携帯をひったくるように奪い取り、そのまま119番に電話する
たしかに、無茶な選択をされるよりは無難だし、何より俺の思い通りに『選択』することができた
だが、このモヤモヤはなんだろう
俺はスッキリしないまま電話越しの消防隊員と連絡を取り、消防車が来るまでその場に止まることにした
川*゚ -゚)「ヒーwwwwwwwwwwwオカシイwwwwwwwwwwww」
(;'A`)「笑いすぎだろ!」
184
:
◆tDN4QF.obM
:2013/07/01(月) 02:35:37 ID:09qtv5jY0
【4】
「助かった助かった、ありがとなドクオ」
('A`)「はぁ、俺はたまたま通りかかっただけなんで……」
数分後、消防車が到着して火の消化が始まる
俺の見立て通り誰もいない所での出火だったようで、なんでも漏電によるものらしい
被害は大きくないとのことらしく、すぐに鎮火するようだ
そして工場の人たちはみんな消防隊員が入ってきてからようやく気付いたようで、今は全員外にいる
怪我をした人はいないようで少し安心したが警報機がついてないのか不安になった
「いやー、次からあそこにも警報機をつけなきゃならんな!」ガハハ
('A`)「付けてないのかよ……工場長、アンタ捕まりますよ」
「大丈夫だって!」
その自信はいったい何処から来るものなんだ、最低でも何か月かの生産停止は免れないはずだぞ
……といってもどうせこの工場のことだし、バレない様に稼働させるはずなので余計なことは考えないことにした
185
:
名も無きAAのようです
:2013/07/01(月) 02:36:42 ID:WfW67cXc0
おー寝ようとしてたらキタ
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