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('A`)お化け・物の怪・都市伝説向け就職案内所のようです
1
:
名も無きAAのようです
:2013/01/09(水) 22:41:42 ID:/FL0Fr..0
怪奇!!!驚き!!!山椒の木!!!!
現代に潜む有象無象のお化け!!!物の怪!!!!都市伝説!!!!
もっぱら人に迷惑をかけることそれ自体が存在意義である彼らだが、近代化する社会の中でその角は丸みを帯びてゆく!!!!
社会!!!適応!!!!
そう!!!彼らに必要なのは!!!!職!!!!!
その傾向を読み取る!!!日本の裏の顔!!!『地下政府』!!!!
そして発足!!!【閻魔省】!!そしてその下!!!!彼らの為の『特殊職業案内所』!!!!!
しかし相手が相手!!!危険!!!!故に!!それに就業するために必要なのは超難関!!!!国家資格!!!!!
無理難題に等しいその試験を乗り越えた、若きエースが今!!!立ち上がる!!!!
('A`)お化け・物の怪・都市伝説向け就職案内所のようです
・第1話〜口裂け女〜
―――――――――――――――――――――――――――――――――
804
:
名も無きAAのようです
:2016/02/05(金) 23:37:26 ID:lanxDxCs0
三o川;゚ー゚)o「タイムリミットは映画が終わるまで……それまでに…絶対!!!!!!!!!」
( ∵)ゴエ
三o川;゚ー゚)o「絶対、連れて行くから!!!!!!!!!!」
( ∵)ゴエ
三o川;゚Д゚)o「ぬううううううううううおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!」
ダダダダダダダダ……………
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――…………………………
805
:
名も無きAAのようです
:2016/02/05(金) 23:38:06 ID:lanxDxCs0
〜映画館〜
o川;゚ー゚)o「はぁ、はぁ……着いた……」
o川;゚ー゚)o「あれ、もしかして入り口……鍵かかってない?」
o川*゚ー゚)o「ええい!入っちゃえ!」キィ…
o川*゚ー゚)o「おじゃましまーす……」
o川*゚ー゚)o「とりあえず、どしよっか……ん?」
o川;゚ー゚)o「あれ……?」
∋ ∈
o川;゚ー゚)o「いつの間にかいなくなってる……」
o川;゚ー゚)o「もしかして映画終わっちゃったとか……」
o川;゚ー゚)o「うぅ……」
o川;゚ー゚)o「間に合わなかったのかな……」
806
:
名も無きAAのようです
:2016/02/05(金) 23:39:12 ID:lanxDxCs0
o川*゚ー゚)o「……結局、何もできなかったんだな、あたし……」
o川*゚ー゚)o
o川*´〇`)oフワァ
o川*うー゚)o「う……気が抜けちゃったら、なんか急に眠気が……」
o川*´〇`)o「あ、ソファー……」
o川*´〇`)o「ちょっとだけ、ちょっとだけ仮眠してすぐ戻ろ……」
o川*´ー`)o「おやすみなさい……」ムニャァ
o川*´ー`)o「……ごめんね……」
――――――――――――――――――――――――――――――――……………………………
807
:
名も無きAAのようです
:2016/02/05(金) 23:39:53 ID:lanxDxCs0
<あぁ…フレッド!
<どうしてあなたは私の前からいなくなってしまったの!
リハ´∀`ノゝ「ほんとうに、どうしてなのかしらね」
リハ´∀`ノゝ「どうしてあなたは、いなくなっちゃったのかしら」
リハ´∀`ノゝ「子供が自立したら、私たち2人で、あなたのご両親が残してくれた、この映画館を」
リハ´∀`ノゝ「…一緒に…一緒にやっていこうって、ずっと楽しそうに話してたのに」
リハ´∀`ノゝ「売店でどういう食べ物を出したいか、凄くこだわってたくせに料理はからっきしで」
リハ´∀`ノゝ「だからあたしは作ったことも無いポップコーンの味付けを必死に研究して」
リハ´∀`ノゝ「でも、二人で納得した味ができたときは、凄く嬉しくて」
808
:
名も無きAAのようです
:2016/02/05(金) 23:40:53 ID:lanxDxCs0
リハ´∀`ノゝ「どういう映画を流したいかも、毎日のように私に、凄く嬉しそうに話してきて」
リハ´∀`ノゝ「春には目の覚める出会いの物語を流して」
リハ´∀`ノゝ「夏にはスクリーンいっぱいの海の前でかき氷を食べて」
リハ´∀`ノゝ「秋には張り裂けそうな恋物語で胸を切なくして」
リハ´∀`ノゝ「冬には下半身が温まるようなエッチな映画を流して」
リハ´∀`ノゝ「そんな風に、楽しそうにずっと話してて」
リハ´∀`ノゝ「…いやバカじゃねぇのか!」
リハ´∀`ノゝ「お前は!両親から継いだ映画館を!ポルノに染めるのか!!!」
リハ´∀`ノゝ「そう言ったらあなたは捨てられた子犬みたいな顔をして」
リハ´∀`ノゝ「それを見たあたしは」
リハ´∀`ノゝ(あぁ…コイツ本気で言ってたんだ…)
リハ´∀`ノゝ「って察してこいつやっぱりバカじゃねぇのって確信して…」
809
:
名も無きAAのようです
:2016/02/05(金) 23:42:19 ID:lanxDxCs0
リハ´∀`ノゝ「実際映画館を運営するようになってからも、上映時間は間違えるわ、別のフィルムを流すわ、もう散々で」
リハ´∀`ノゝ「あたしもそのたんびに走り回って…もう大変で…」
リハ´∀`ノゝ「…でも、凄く楽しかったな…」
リハ´∀`ノゝ「もちろん、今も楽しいけど、やっぱり……」
<どうしようもない程!辛い思いをしたの!!
リハ´∀`ノゝ「そうね、どうしようもなく辛くなる時があるの…」
リハ´∀`ノゝ「あなたが、いなくなっちゃってからずっと…」
リハ´∀`ノゝ「……」
「いるよ」
リハ´∀`ノゝ「……え?」
810
:
名も無きAAのようです
:2016/02/05(金) 23:43:05 ID:lanxDxCs0
「ここに、いるよ」
リハ´∀`ノゝ
リハ´∀`ノゝ「その、声……」
リハ´∀`ノゝ「……」
リハ´∀`ノゝ「……あなた?あなたなの?」
「そうだよ」
リハ´∀`ノゝ「そんな……でも、なんで……だって……」
<どうして!どうしてなんだ!!!
リハ´∀`ノゝ「どうして……」
「結婚記念日だからね、今日は僕たちの」
811
:
名も無きAAのようです
:2016/02/05(金) 23:43:46 ID:lanxDxCs0
リハ´∀`ノゝ「で、でも……そんな……だって……」
<そんなの決まってるじゃない!!!!!!
「だって、約束したじゃないか」
リハ´∀`ノゝ「……」
「いつか2人だけの金婚式を、ここでやろうって」
リハ´∀`ノゝ「……覚えててくれたのね」
「忘れるわけないよ」
リハ´∀`ノゝ「……いつか結婚して50年経ったら……2人で思い出の映画を見よう」
「2人が出会うきっかけになった、あの映画を」
リハ´∀`ノゝ「そしてまた出会った時のように」
「もう一度、恋に落ちよう」
812
:
名も無きAAのようです
:2016/02/05(金) 23:44:34 ID:lanxDxCs0
リハ´∀`ノゝ「……約束、だったものね」
「あぁ、約束だった」
リハ´∀`ノゝ「……覚えてる?私たちが出会った時のこと」
「覚えてるとも」
リハ´∀`ノゝ「この映画をここで見たとき、お客さんは私たち2人だけで」
「そう…ちょうどこのカーチェイスのシーンだったね」
リハ´∀`ノゝ「あまりの突拍子の無さに、2人とも思わず吹き出しちゃって」
「そして2人は出会ったんだ」
リハ´∀`ノゝ「……そうね……よく覚えてるわ」
813
:
名も無きAAのようです
:2016/02/05(金) 23:45:32 ID:lanxDxCs0
「それからは毎日が楽しかった」
リハ´∀`ノゝ「私もよ」
「結婚して、子供も産まれて……本当に幸せだった」
<僕は君を愛していた…なのに!
「なのに、僕は事故で死んでしまった」
リハ´∀`ノゝ「私と一生を共にしてくれるって、約束したのにね」
<嘘つき!フレッドなんてもう知らない!
リハ´∀`ノゝ「ほんと、嘘つき」
「ははは、手厳しい」
814
:
名も無きAAのようです
:2016/02/05(金) 23:46:58 ID:lanxDxCs0
リハ´∀`ノゝ「……でも、こうやって、また言葉を交わせてよかった」
「僕もだよ」
リハ´∀`ノゝ「……どうして、ずっと会いに来てくれなかったの?」
「色々、事情があってね」
リハ´∀`ノゝ「ふふ、あなたはいつもそうやってはぐらかしてたわね」
「あぁ、でも……」
<一生君だけを見ていたいんだ…
「ずっと君と一緒にいたかったという気持ちは、忘れなかった」
リハ´∀`ノゝ「私も、あなたのことを忘れた日はなかったわ」
「……そろそろ映画が終わってしまうね」
リハ´∀`ノゝ「……そうね」
815
:
名も無きAAのようです
:2016/02/05(金) 23:49:05 ID:lanxDxCs0
「僕がこの映画を大好きなのは……」
リハ´∀`ノゝ「すべてが終わった後のこのやりとりが、冒頭の出会った時のやりとりと同じところなんだ…でしょ?」
「その通り…って、何度も話したんだっけ」
リハ´∀`ノゝ「そうね…何度も、繰り返すように、この映画のように」
「2人の物語は繰り返していく、ずっと2人は一緒にいられる、そういうところが」
リハ´∀`ノゝ「大好きだったのよね」
「……でも、僕はもうここを離れなくちゃいけない」
816
:
名も無きAAのようです
:2016/02/05(金) 23:51:03 ID:lanxDxCs0
リハ´∀`ノゝ「いなくなってしまうの?」
「……いや、最後にどうしても見届けなくちゃいけないものがあってね」
リハ´∀`ノゝ「あら?浮気かしら?」
「そうじゃないさ…ただ」
「僕らをこうやって出会わせてくれた、かわいいキューピッドをね」
リハ´∀`ノゝ「そう……ふふ、妬けちゃうわ」
817
:
名も無きAAのようです
:2016/02/05(金) 23:51:19 ID:2q2sqf8Y0
泣かせにきやがって……!
涙が止まらないぞ!
818
:
名も無きAAのようです
:2016/02/05(金) 23:54:11 ID:lanxDxCs0
「安心して……いつか」
「いつか、必ず会いに来る」
リハ´∀`ノゝ「……そうね」
<愛してるよジーナ……
「愛してるよ」
<フレッド……
「私もよ」
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――…………………………
819
:
名も無きAAのようです
:2016/02/06(土) 00:00:11 ID:.wFzZtMU0
o川*-。-)o「むにゃ……んぅ……」
o川*゚ー゚)o「はッ!!!!!!!!!!」
o川*゚ー゚)o「起きた……あれ……」
o川*゚ー゚)o「ここどこ……?……何で映画館に……」
o川*゚ー゚)o「……あっ、そうかあたし昨日ここに来て……」
o川*゚ー゚)o「……」
o川*゚ー゚)o「……外…明るい……」
o川*゚ー゚)o「……時計……」チラッ
o川*゚ー゚)o
o川*゚ー゚)o
o川*゚ー゚)o「く、九時……」
820
:
名も無きAAのようです
:2016/02/06(土) 00:01:15 ID:.wFzZtMU0
o川*゚ー゚)o「たしか会場までは車で1時間とちょっと……試験開始は10時……」
o川*゚ー゚)o「事務所に戻るまで20分弱……」
o川*゚ー゚)o「そして準備もろとも……」
o川*゚ー゚)o
o川*゚ー゚)o「終わった……」
o川*゚ー゚)o「この世の終わりだ……」
821
:
名も無きAAのようです
:2016/02/06(土) 00:01:59 ID:.wFzZtMU0
o川*゚ー゚)o「終焉……」
o川*゚ー゚)o「the end……」
「ぁぁぁ……」
o川*゚ー゚)o「ふふ……心の断末魔が聞こえる……」
「ぁぁぁぁああぁあぁぁぁああ…」
o川*゚ー゚)o「あたしの心が死んでいく声が……」
「ぁぁぁぁぁぁぁぁぁああああああああ」
o川*゚ー゚)o「なんか心なしか大きくなってるような……」
「あああああああああああああああああああ!!!」
o川;゚ー゚)o「って幻聴じゃないじゃん!これ外から聞こえてきてるって!!」
「ああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!」
o川;゚ー゚)o「なんだなんだ」ガチャッ
822
:
名も無きAAのようです
:2016/02/06(土) 00:02:52 ID:.wFzZtMU0
n .
... ⊆ ⊇
 ̄U ̄
キ ィ _, ========、.==== 、.、
イ ィ イィ _/ // ヽヽ____<姐さああああああああああああああああああん!!!!!!
イ___/_( ;^ν^)//|/二) |ヽヽ__/ノ
,-=,~ ̄ , -- , _ ̄ ̄ヽ  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ヽ  ̄ヽ (´⌒(´⌒;;;
/ - ´ ̄ ̄ ̄ ̄ ― ´ /;;;;;;ヽ o .| イ ィ ノ ,-‐-、 0.| (´⌒(´⌒(´⌒;;;
( ニ |゚ ゚̄| ニフ //  ̄ヽ| _ | イ / / ,.- .、.、_ ) (´´(´⌒;; イ ィ
・;’.、 .>ヽ 二二二フ エニフ_|;:I ノ |└┴―――― ´ _|::( ◎) |_/ イ ィ⌒(´⌒;;;イイ イ イ イ イ
・;’.、)\)\人 ̄ ̄ゞゝ;;;;ノ ̄ ̄ ̄ゞ_ゝ ー,ノ ̄ゞゝ ̄ノ ̄ ̄ ̄ゞ_ゝ ーノ人/(・;’(´イ イ;;
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
o川*゚ー゚)o
o川*゚ー゚)o「へ」
o川;゚Д゚)o「変態がきたあああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!」
823
:
名も無きAAのようです
:2016/02/06(土) 00:04:35 ID:.wFzZtMU0
(;^ν^)「いた!姐さん!!!早くこの車に乗ってください!!!」ガチャ
o川;゚ー゚)o「何だ姐さんって!何かキャラ変わりすぎでしょ!!!!」
o川;゚ー゚)o「しかも!!服着てるし!!!」
(;^ν^)「そんなのどうでもいいからとりあえず乗ってくだせぇ!!」
o川;゚ー゚)o「何で!!?正直今のあんたへの信頼度マイナス999億万ポイントくらいなんだけど!!」
(;^ν^)「ドクオの兄貴に頼まれたんです!!姐さんを会場まで送ってくれって!!!」
o川*゚ー゚)o「…どっくんが!?」
(;^ν^)「必要なものは全部車に積んであります!!だから早く!!」
o川*゚ー゚)o「……わかった!!!ありがと!!!!」ガチャ
ブロロロロロロロロロロ…………………
――――――――――――――――――――――――――――――――――――………………………………
824
:
名も無きAAのようです
:2016/02/06(土) 00:04:44 ID:KrU1jPAg0
変態のニュッくんだ!!!存在忘れてた!!!
825
:
名も無きAAのようです
:2016/02/06(土) 00:05:26 ID:.wFzZtMU0
ブロロロ………
o川*゚ー゚)o「でもよくあたしがあそこにいるって分かったね」
( ^ν^)「ドクオの兄貴に映画館付近に行ってくれって言われたもんで!」
o川*゚ー゚)o「あれ?あたし事務所出る時ショボンに行き先伝えたっけ……」
( ^ν^)「あ、そうだ!後ろのカバンにスーツと筆記用具、受験票、推薦状、その他諸々必要なものは入れてあるので!」
o川*゚ー゚)o「おぉ……本当だ……」
( ^ν^)「近くのネカフェで降ろしますんでそこで着替えなり化粧なりはやっちゃってくだせぇ!!」
o川*゚ー゚)o「で、でもそんな時間は……」
826
:
名も無きAAのようです
:2016/02/06(土) 00:06:06 ID:.wFzZtMU0
( ^ν^)「大丈夫でさぁ!!俺は天才的なドライビングテクを持ってるんです!!」
( ^ν^)「人間の腕は2本…生物的な限界がある…しかし!!!」
( ^ν^)「俺には!!腕に加えこの舌がある!!!!つまり!!!」
( ^ν^)「手でハンドルを細かく動かしながら!!!舌でギアを華麗にさばく!!!」
( ^ν^)「通常の運転をはるかに上回るドライビング!!テク!!!」
( ^ν^)「必ず間に合うように送り届けて見せまさぁ!!!」
o川*゚ー゚)o「おぉ……」
o川*゚ー゚)o「ん?……そういやどっくんが言ってたけど、あかなめは今レンタカーやってるんだよね?」
( ^ν^)「はい!!」
827
:
名も無きAAのようです
:2016/02/06(土) 00:06:44 ID:39CifzlM0
まさかのニュッw
828
:
名も無きAAのようです
:2016/02/06(土) 00:07:36 ID:.wFzZtMU0
o川*゚ー゚)o「……一応聞いとくけど、その、舌を使って運転した車をレンタルに出してたりしないよね?」
( ^ν^)「もちろん!これは社用車ですから!!」
o川*゚ー゚)o「よかった……」
( ^ν^)「……こんな俺でも、思うようになったんです」
( ^ν^)「仕事をやるからには、全力でやりたい!!!お客様に出す車は、最高の状態であるようにしたい!」
( ^ν^)「だから、レンタルに出す車には、お客様を不快にする要素は絶対に与えないようにしたいんです!!」
o川*゚ー゚)o「おぉ……!」
o川*゚ー゚)o「なんか、ほんとに変わったね…こう、言葉遣いとかだけじゃなく……」
( ^ν^)「それはやっぱり……鈴木の兄ィと……ドクオの兄貴のおかげです」
829
:
名も無きAAのようです
:2016/02/06(土) 00:08:15 ID:ve5NfrLY0
最近ぶっきらぼうなニュッ君しか見てなかったからすげー新鮮
830
:
名も無きAAのようです
:2016/02/06(土) 00:08:23 ID:.wFzZtMU0
( ^ν^)「最初こそきつくてきつくて辛かったけど、でも」
( ^ν^)「今は凄く充実してるんです……!こんな自分が、誰かの為に、誰かの笑顔の為に働くことができてるんだって…!!」
o川*゚ー゚)o「あかなめ…!」
( ^ν^)「それに、給料でブラジャーやパンツを通販で山ほど買うこともできますし!!」
o川*゚ー゚)o「あかなめ……」
( ^ν^)「とはいっても限度ってものを知りましたからね!自分の欲望はある程度コントロールできるようになりました!!」
o川*゚ー゚)o「あかなめ…!」
( ^ν^)「まぁパンツ買っても月200枚が限度ってとこですよ!!」
o川*゚ー゚)o「あかなめ……」
831
:
名も無きAAのようです
:2016/02/06(土) 00:09:43 ID:.wFzZtMU0
( ^ν^)「…そんな風に自分が変われたのは、さっきも言ったようにドクオの兄貴との出会いがあったからなんです」
( ^ν^)「そして姐さんも、その仕事を手伝いたいって、そう思ってるんですよね」
o川*゚ー゚)o「…うん!」
( ^ν^)「だったら!!俺は全力で力になりますよ!!!」
o川*゚ー゚)o「あかなめ…!」
( ^ν^)「だから試験に合格して、俺みたいなのを、たくさん助けてあげてください!!!!」
o川*゚ー゚)o「…任せて!」
( ^ν^)「じゃあしっかり間に合わせるために……ちょいとトばしますよ!!!」
o川*゚ー゚)o「おっけー!!!!」
ブオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ…………
――――――――――――――――――――――――――………………………
832
:
名も無きAAのようです
:2016/02/06(土) 00:10:09 ID:uwgs4KQs0
あかなめwww
833
:
名も無きAAのようです
:2016/02/06(土) 00:10:32 ID:.wFzZtMU0
会場!!!
( `,_´)「そろそろ10時か……まだ一人来てないみたいだけど、そろそろ問題を配って……」
「まってぇぇぇぇぇぇぇぇえええええええええええ」
( `,_´)「…ん?」
o川;゚ー゚)o「ぬおおおお!!セーフ!!!」ガチャリコ!!
( `,_´)
o川;゚ー゚)o「……あ」
シ――ン……
o川;゚ー゚)o(う…受験者の視線が痛い……)
( `,_´)「……席に着きなさい」
o川;゚ー゚)o「あ、はい」
834
:
名も無きAAのようです
:2016/02/06(土) 00:11:28 ID:.wFzZtMU0
o川*゚ー゚)o(まぁなんにせよ間に合ってよかった…!)
o川*゚ー゚)o(結構人いるな……30人くらい……?)
o川;゚ー゚)o(うぅ、緊張する……)
( `,_´)「試験は120分で……問題用紙に不備が……落し物をしたら……」
o川*゚ー゚)o(大丈夫、大丈夫だよ!正直もう今日イチの山場は超えた感あるし!!サンキューあかなめ!!)
( `,_´)「こちらの時計で……ちょうどから……」
o川*゚ー゚)o(後はもう全力で!!!落ちてくだけ!!!)
o川*゚ー゚)o(ん……?落ちてくのはアカンのでは……?)
( `,_´)「では……はじめ!!」
ザザッ!!
カリカリカリ…
カタカタッ!
o川*゚ー゚)o(ええい!!!ままよ!!!!!)ザッ!!
――――――――――――――――――――――――――――――――――……………………
835
:
名も無きAAのようです
:2016/02/06(土) 00:12:08 ID:.wFzZtMU0
('A`)「おーす」
( ^ω^)「お!ドクオかお」
('A`)「あれ?この時間なのに今日はお前の父ちゃんがレジやってないのか」
( ^ω^)「父ちゃん昨日転んでちょっと怪我しちゃって……」
('A`)「あー……」
( ^ω^)「まぁ大事じゃないみたいだし2日もすれば大丈夫みたいだお」
('A`)「そりゃ何よりだ」
( ^ω^)「ドクオは父ちゃんに用でもあったのかお?」
('A`)「いや、どうせお前を呼んでもらうつもりだったしむしろ手間が省けたよ」
836
:
名も無きAAのようです
:2016/02/06(土) 00:13:00 ID:.wFzZtMU0
( ^ω^)「あー、件の」
('A`)「…今朝は早くからすまんかったな」
( ^ω^)「まぁ普段からあの時間には僕も起きてるから気にするなお」
('A`)「おう」
( ^ω^)「それにしても何があったんだお?突然『前に俺の家にあった小さい方の反応が今どこにあるか探してくれ!』だなんて」
('A`)「まぁ色々あってな……」
( ^ω^)「かなり反応が小さくなってたから探すの結構苦労したお……」
('A`)「しかしこっちで色々手を加えて都市伝説としてのほぼ名残りは消したはずなんだがな、やっぱりお前の能力はすごいよ」
( ^ω^)「でへへ」
('A`)「まぁ実際そのおかげで助かったわけだしな」
837
:
名も無きAAのようです
:2016/02/06(土) 00:13:52 ID:39CifzlM0
良くも悪くもメリハリがついたなあかなめwww
838
:
名も無きAAのようです
:2016/02/06(土) 00:13:55 ID:.wFzZtMU0
( ^ω^)「で、なんでそれを追ってたんだお?」
('A`)「いやぁ、この前お前に推薦状もらった時、元口裂け女に使わせてもらうって言ったじゃん?」
( ^ω^)「あー、そうだったおね」
('A`)「そいつがウチに居候して勉強してたんだけど、受験前日の昨日の夜に急にウチを飛び出してさ……」
( ^ω^)「お、おぉ……」
('A`)「まぁてんやわんやでお前の力を貸してもらったってわけだ」
( ^ω^)「なるほど…で、ちゃんと受験には間に合ったのかお?」
('A`)「おう、車で送った奴が連絡くれたよ。結構ギリギリだったみたいだけど」
( ^ω^)「それはよかったお」
('A`)「あぁ…今回は本当に助かったよ。この借りはちゃんと返すから、なんか困ったことでもあったら相談してくれよ」
839
:
名も無きAAのようです
:2016/02/06(土) 00:14:42 ID:.wFzZtMU0
( ^ω^)「お!多少は頼りにしてるお!」
('A`)「ん!……あ、から揚げ弁当1つ頼むわ」
( ^ω^)「お!5分くらいで出せるからちょっと待っててお」ガサ…
('A`)「おっけ」
ジュワァ〜
('A`)「ふぅ…っと、もうこんな時間か」
('A`)「筆記試験が正午までだから…そろそろ休憩か」
('A`)「……頑張れよ」
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――……………………
840
:
名も無きAAのようです
:2016/02/06(土) 00:15:39 ID:.wFzZtMU0
o川;゚ー゚)o(もう時間がない!最後の見直し!!)
o川;゚ー゚)o(あっ、この文字ちょっと潰れて読みにくい!!書き直さないと……)
ジリリリリリリ
o川;゚ー゚)o(あ)
( `,_´)「ペンを机に置いてください」
o川* Д )o「んあぁああぁぁぁぁ……」
( `,_´)「解答用紙は通路側に……」
―――――――――――――――――――――――――――――――――………………………
841
:
名も無きAAのようです
:2016/02/06(土) 00:17:00 ID:.wFzZtMU0
o川*゚ー゚)o(あぁ……もう不安しかない……)
o川*゚ー゚)o(……でも、ベストは尽くせた!うん!ショボンの予想も的中してたし……ショボンのくせにやるもんだね……)
o川*゚ー゚)o(あとは……一時からの面接!!)
o川*゚ー゚)o(面接はあんまり練習できなかったけど、もう腹くくるしかないよね……)
o川*゚ー゚)o(あ、お腹といえば……)ゴソゴソ
o川*゚ー゚)o(よし!ちゃんと貼れてる!対探知部プロテクト!ショボン特性『都市伝説の反応を消すシール!』)
842
:
名も無きAAのようです
:2016/02/06(土) 00:17:48 ID:.wFzZtMU0
o川*゚ー゚)o(しゅじゅちゅ…手術後も微妙に残ってるあたしの口裂け女としての反応を、これでシャットダウン!!)
o川*゚ー゚)o(車の中にいたときに貼ったけどはがれたりしてないみたいだし……)
o川*゚ー゚)o(よしよし!!!安心して面接に臨めますな!!!!)
o川*゚ー゚)o(ようしあと一息……頑張るぞ!!!!)
o川*゚ー゚)o(……お!コンビニのサンドウィッチまで用意してくれてたんだ!!やるぅー!)
――――――――――――――――――――――――――――――……………………………
843
:
名も無きAAのようです
:2016/02/06(土) 00:18:33 ID:.wFzZtMU0
('A`)「ただいまー」
(´・ω・`)「おかえり」
('A`)「ほい昼飯」ガサッ
(´・ω・`)「おーありがと」
(´・ω・`)「あれ、1つしかないよ」
('A`)「あー、俺はまたこれから出かけるから」
::(´;ω;`)::「プ…ドクオお前…また…ププッ…2人の…愛の…プププププッツ……」プルプル
(;'A`)「あぁもうそうだよ!!」
(´;ω;`)「ブヒィイイイ!!!ブワハハハハハハ!!!!ッヒィーッ!!!ヒィーッ!!!ン゛ッ゛!!!!」
(;'A`)「あぁもううるせぇな……しかし今回はお前にも迷惑かけたしな……」
844
:
名も無きAAのようです
:2016/02/06(土) 00:19:14 ID:.wFzZtMU0
(´;ω;`)「ンフッ…ヴォェッ…迷惑?なんかあったっけ……ププッ……」
('A`)「ほら、面接のときの探知部対策、最初対三重プロテクトって言ってたけど、急遽四重に変更してもらったろ?」
(´;ω;`)「ププ…ン…四重……?」
('A`)「まぁ今回はお疲れさん」
(´;ω;`)「ン……ン……?」
('A`)「じゃあ俺は出かけてくるから、ちゃんと当番の仕事やっといてくれよ」
ガチャ
(´;ω;`)「ン……?」
(´・ω・`)「……ん?」
845
:
名も無きAAのようです
:2016/02/06(土) 00:20:03 ID:KrU1jPAg0
またショボンか……
846
:
名も無きAAのようです
:2016/02/06(土) 00:20:21 ID:.wFzZtMU0
3日前!!!
('A`)『ショボン、試験のプロテクトのことだけど』
(´・ω・`)『あぁ、それならちゃんとやってるから大丈夫だよ』
('A`)『……今回は面接の話の時みたいにならないよう、ちゃんと聞いてほしいんだが』
(´・ω・`)『わかったわかった、で、どうした?』
('A`)『対探知部プロテクトは三重で、って話だったじゃん』
(´・ω・`)『あぁ、そうだったね』
('A`)『ただ今回から面接時により精密な探知部の検査があるみたいで、それが今までのより厳しくなってるみたいなんだわ』
(´・ω・`)『あー』
847
:
名も無きAAのようです
:2016/02/06(土) 00:21:08 ID:.wFzZtMU0
('A`)『とはいってもさすがに高岡さんクラスは来ないから、せめて四重くらいにしておいて欲しくて』
(´・ω・`)『了解』
('A`)『……ほんとに了解してる?』
(´・ω・`)『大丈夫だよ。今回の話はヘマったらもしかすると僕にまで危害が及ぶかもしれない話だからね』
('A`)『まぁバレたら俺らもろとも終わりだろうからな』
(´・ω・`)『だからドクオは安心してていいよ』
('A`)『なんか妙に説得力あるな…まぁ取りあえず任せたから』
(´・ω・`)『ん』
――――――――――――――――――――――――――――…………………………………
848
:
名も無きAAのようです
:2016/02/06(土) 00:22:01 ID:.wFzZtMU0
(´・ω・`)「おかしい……回想だとちゃんと了解している……」
(´・ω・`)「なのになぜ僕は忘れていた……」
(´・ω・`)「ハッ!」
(´・ω・`)「そうか……この直後……」
849
:
名も無きAAのようです
:2016/02/06(土) 00:22:23 ID:39CifzlM0
あちゃー……
850
:
名も無きAAのようです
:2016/02/06(土) 00:22:45 ID:.wFzZtMU0
(´・ω・`)『よーしプロテクトいじるか……』
(´・ω・`)『っとその前に、頑張る自分へのご褒美にガチャをまわそう』
(´・ω・`)『それ』ポチ
(´・ω・`)『……ん?』
(´゜ω゜`)『おおおお!!??!トップレアきたああああああああ!!!!えっ!!!まじかよ!!!!!!!』
(´゜ω゜`)『え!?マジ!!?!?え!!?!』
(´゜ω゜`)『っぉおおおぉ……』
(´゜ω゜`)『やべぇ……めっちゃ興奮してる……』
(´・ω・`)『…よし、取りあえず早速運用してみよう……』
(´・ω・`)『プロテクトは…明日でいっか……』
(´^ω^`)『……ようぅし、遊び倒すぞぉー!!!おー!!!ヒュー!!!!!』
――――――――――――――――――――――――――――…………………………
851
:
名も無きAAのようです
:2016/02/06(土) 00:23:26 ID:.wFzZtMU0
(´・ω・`)「…そっかー」
(´・ω・`)「そのまま忘れちゃってたかー」
(´・ω・`)「あー……」
(´・ω・`)「んー……」
(´・ω・`)「……」
(´・ω・`)「いや、よく考えろ」
(´・ω・`)「僕に悪い点あったか?」
852
:
名も無きAAのようです
:2016/02/06(土) 00:24:18 ID:.wFzZtMU0
(´・ω・`)「どう考えてもガチャが悪くない??」
(#´・ω・`)「いや絶対そうだよ!!!ガチャが悪いって!!!!」
(#´・ω・`)「あんなタイミングでトップレアを……わざとかな!?!わざとでしょ!!?!?!」
(#´・ω・`)「くっそ……絶対ガチャ許せん……!」
(´・ω・`)「ドクオもきっとそう思ってくれるだろう」
(#´・ω・`)「もうガチャ絶対許さんからな……覚えてろよ……!!!」
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――…………………………
853
:
名も無きAAのようです
:2016/02/06(土) 00:26:39 ID:.wFzZtMU0
( `,_´)「えー、1時になりました。ただいまより番号順に面接をしていきます」
o川*゚ー゚)o(きた…!)
( `,_´)「えー、本年度より面接を採用した理由としましては、合格者の中に人格的な問題が酷すぎる人間が多々いたことが問題となり…」
( `,_´)「上司のサケフレークを勝手に食べる者や、女性に会うだけで悲鳴をあげてのうたちまわる者…」
o川*゚ー゚)o(後半の人絶対どっくんだ……)
( `,_´)「これからはそういうことがないよう、しっかり見極めていきますので、どうぞよろしく」
o川;゚ー゚)o(……)
854
:
名も無きAAのようです
:2016/02/06(土) 00:27:23 ID:.wFzZtMU0
( `,_´)「それでは1番の方から……」
o川;゚ー゚)o(あたしは……3番か……結構早いな……)
o川;゚ー゚)o(でも大丈夫!!シールもちゃんと貼れてる!恐れるものはない!!)
o川;゚ー゚)o(ファイト!ファイトだ!)
「それでは2番の方…」
――――――――――――――――――――――――――………………………
855
:
名も無きAAのようです
:2016/02/06(土) 00:28:11 ID:.wFzZtMU0
o川;゚ー゚)o(うぅ、そろそろだ……)
「それでは3番の方」
o川;゚ー゚)o「!はい!」
「こちらへどうぞ」
o川;゚ー゚)o「はい」テクテク
「では奥の部屋で」
o川;゚ー゚)o(大丈夫、きっとできる!!)
o川;゚ー゚)o(まずノックの回数は、3回!3といえば口裂け女の大好物!)
o川;゚ー゚)o(そう!絶対できる!!落ち着け…落ち着け…)
o川;゚ー゚)o∂コンコンコン
<どうぞ
o川*゚ー゚)o「……失礼します!」キィ……
856
:
名も無きAAのようです
:2016/02/06(土) 00:30:00 ID:.wFzZtMU0
o川*゚ー゚)o(あれ……面接官がいない……?)
o川*゚ー゚)o(部屋の真ん中に椅子が1つあるだけ……)
o川*゚ー゚)o(……まぁそりゃ普通の面接とは違うよね)
o川*゚ー゚)o(なんたってこれは…閻魔省の面接なんだもん!!ビビったら負けだぞ!!あたし!!!)
o川*゚ー゚)o(とりあえず椅子の隣に立って……)
<では、名前と受験番号をお願いします
o川;゚ー゚)o「…はい!受験番号3003番!素直弓十です!!」
<わかりました……どうぞ、座ってください
o川;゚ー゚)o「失礼します!!」ガタッ
<はい、では、さっそく質問を始めていきますね……
―――――――――――――――――――――――――――――――………………………………
857
:
名も無きAAのようです
:2016/02/06(土) 00:30:56 ID:.wFzZtMU0
( '〜`)ポリポリ
つ゜Щ
(,,゚Д゚)「どもっす」
( 'A`)「悪いな、日曜に呼びだして」
つ゜Щ
(,,゚Д゚)「いえ、俺もこれから出かける予定だったんで」
('A`)「そっか…ほい」
(,,゚Д゚)「お、あの資料すっか…どうでした?」
('A`)「やっぱり気になる点がいくつかあってな……近いうちにお前の手を借りることになりそうだ」
(,,゚Д゚)「言っときますけど俺はもう空を飛びませんからね……」
('A`)「うん……ほんとごめんね……ほんと……ほんとね……」
858
:
名も無きAAのようです
:2016/02/06(土) 00:32:19 ID:ULo4QvZU0
これバレたら洒落にならねえな
859
:
名も無きAAのようです
:2016/02/06(土) 00:32:37 ID:.wFzZtMU0
(,,゚Д゚)「そういや今日があの口裂け女の子の試験の日なんですよね」
('A`)「おう。車出してくれる約束までしてたのになんか悪いな」
(,,゚Д゚)「いや俺としては時間ができて嬉しいですしし気にはしてないですよ」
(,,゚Д゚)「で、どうっすか?いけそうっすか?」
('A`)「どうだろ……半々…いや…五公五民ってとこかな」
(,,゚Д゚)「意味は分かんないっすけど言いたいことはわかりますがそれって微妙なんじゃ……」
('A`)「まぁ、今日の頑張り次第ってとこだろ……」
860
:
名も無きAAのようです
:2016/02/06(土) 00:33:19 ID:.wFzZtMU0
(,,゚Д゚)「まぁ、俺としても自分がかかわった案件だし、応援してますからね」
('A`)「おう、結果でたらお前にも知らせるよ」
<ギャギャギャギャギャ!!!
<甘いわフレッド!コーナリングが甘い!!!!
(,,゚Д゚)「……カーチェイス……ほんとに始まりましたね……」
('A`)「ほんと意味わからんよな……この映画……」
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――…………………………………
861
:
名も無きAAのようです
:2016/02/06(土) 00:34:24 ID:.wFzZtMU0
<それでは最後の質問です
o川*゚ー゚)o「はい!」
o川*゚ー゚)o(よし、今のとこ特に大きな失敗はない!!)
<……とその前に面接官、私からよろしいですか?
o川*゚ー゚)o(…ん?)
<探知部の……ええ、どうぞ
o川;゚ー゚)o(た、探知部!!!?!?)
o川;゚ー゚)o(なんで?え!?だって……)
<はい、単刀直入に申します……
<素直さんから……『そちら側』の反応を感知しました
o川;゚ー゚)o「!!?」
862
:
名も無きAAのようです
:2016/02/06(土) 00:35:56 ID:.wFzZtMU0
o川;゚ー゚)o(そんな!!だってシールもちゃんと…!!)
<……素直さん
o川;゚ー゚)o「ち、違います!私は!!!」
<異議を唱えることは許可されていません
o川;゚ー゚)o「…そ、んな……」
<今すぐその場に伏し、両手を頭の後ろ組んで
o川;゚ー゚)o
( ∵)
<待機……を
( ∵)ゴエェ
o川;゚ー゚)o「!?」
<!?
863
:
名も無きAAのようです
:2016/02/06(土) 00:37:45 ID:.wFzZtMU0
( ∵)ゴエェ
<……霊!?
o川;゚ー゚)o(な、何で…!?!?)
<じゃ、じゃあこの反応は……
<……モナモナモナ、素直さんはどうやら『憑かれて』いたようですモナ
( ∵)ゴエェ
<しょ、所長……!
<おそらくその反応も、その霊によるものじゃないかモナ?
<た、確かに反応を見る限り、その子と霊は結びついている……
<モナモナ、それにその霊……悪いものではないようだし……特に問題はないんじゃないかモナ?
<悪性反応は!?
<出てません……それに反応を見るに、おそらくもう消失寸前の霊かと……
o川;゚ー゚)o「…!」
864
:
名も無きAAのようです
:2016/02/06(土) 00:39:02 ID:.wFzZtMU0
<モナ、このくらいの反応なら、すぐになくなるモナね
<……というわけで
<このまま試験を続けてもいいモナ?
<しかし局長…!どんな小さな反応であっても、規則では…!
<形式ばっかりを気にして今まで散々失敗してきた結果、今回のように面接を導入することにしたんだモナ
<せっかくだし、僕はこれを機に現場を変えていきたいモナ
<…どうモナ?
<そう……ですね……
865
:
名も無きAAのようです
:2016/02/06(土) 00:40:20 ID:.wFzZtMU0
<……わかりました。ではこのまま試験を続行します
o川*゚ー゚)o「!!はい!!!」
( ∵)ゴエ
o川*゚ー゚)o(……ありがとね!)
( ∵)ゴエェ
<……では素直さん、改めて……最後の質問です
o川*゚ー゚)o「はい!」
<あなたはなぜ、就職案内所の職員になりたいと考えたのですか
o川*゚ー゚)o「はい!それは―――――――――――――」
―――――――――――――――――――――――――――――――――――…………………………………
866
:
名も無きAAのようです
:2016/02/06(土) 00:41:13 ID:.wFzZtMU0
o川*´ー`)o「ふぃいいいいいいい!!!おわったああああああああ!!!!」
o川*´ー`)o「この解放感…やばい…うおおおぉ…」
o川*゚ー゚)o「まぁ不安もいろいろあるけど…気にしたってしょうがないもんね!!」
o川*゚ー゚)o「……でもあの時、もしあの子が出てきてくれなかったら……」
o川*゚ー゚)o「……ほんとに、ありがとね」
o川*゚ー゚)o「……よし!切り替え切り替え!前向いてなくちゃ!!」
o川*゚ー゚)o「……えーと、確かこの辺で……」
( ^ν^)ノシ「姐さああああああああああん!!!!」
o川*゚ー゚)oノシ「お!いたいた」
867
:
名も無きAAのようです
:2016/02/06(土) 00:41:53 ID:.wFzZtMU0
( ^ν^)「迎えに参りやした!」
o川*^ー^)o「ウス!!ありがと!!」
ガチャ バン
ブロロロロ……
( ∵)
( ∵)
( ∵....;:.
( ;::: .:.;:
::;::: .:.;:;:
――――――――――――――――――――――――――――――――――…………………………
868
:
名も無きAAのようです
:2016/02/06(土) 00:43:24 ID:.wFzZtMU0
o川*゚ー゚)o「あ、この辺で降ろしてもいいよ!」
( ^ν^)「まだちょっとありますぜ?」
o川*゚ー゚)o「なんかちょっと歩きたい気分だから」
( ^ν^)「わかりやした!」ヴゥン…キッ…
o川*゚ー゚)o「ブレーキ上手いね……」
( ^ν^)「へへ!当然でさぁ!」
o川*゚ー゚)o(欲望のブレーキもこのくらい上手ければ……)
( ^ν^)「では!お疲れ様でした!!」
o川*゚ー゚)o「うん!今日はありがとね!」バタン
869
:
名も無きAAのようです
:2016/02/06(土) 00:44:40 ID:.wFzZtMU0
ブロロロロロ……
o川*゚ー゚)o「さて、歩きますか」
('A`)「……あれ、キュートか?」
o川*゚ー゚)o「ん…あれ!どっくん!ヒュー!偶然!」
('A`)「ちょうど帰ってきたところか?」
o川*゚ー゚)o「うん!あかなめの車に乗せてもらったの!」
('A`)「そうだなぁ…今度あいつにもちゃんと礼に行かないとな」
o川*゚ー゚)o「……」
o川*゚ー゚)o「……どっくんは凄いね」
(*'A`)「え、ちょ、な、なんだよ急に…もう…なんなの!」
870
:
名も無きAAのようです
:2016/02/06(土) 00:46:30 ID:.wFzZtMU0
o川*゚ー゚)o「だって、あのあかなめが……あのあかなめだよ!?」
o川*゚ー゚)o「あんなパンツ被るわ全裸で走るわ仕事したくないって騒いでたあのスカポンタンのあかなめが」
o川*゚ー゚)o「あんな風になるなんて」
('A`)「ボロクソ言うな…」
o川*゚ー゚)o「あかなめも言ってたもん、どっくんのおかげなんだって」
(;'A`)「まぁどっちかって言うとあいつの場合雇ってる奴…鈴木の影響がでかいんだけどな」
o川*゚ー゚)o「でも、言ってたよ。どっくんとの出会いがあったからだって」
('A`)「でも頑張ったのはあいつだからな。俺はそのための機会を提供しただけだ」
o川*゚ー゚)o「……そっか」
871
:
名も無きAAのようです
:2016/02/06(土) 00:47:17 ID:.wFzZtMU0
('A`)「キュートもそうだろ?俺はほんとに何にもしてないし、頑張ったのはキュート自身なんだし」
o川*゚ー゚)o「でも、やっぱりどっくん達がいなかったら、どうしようもなかったよ」
('A`)「まぁなんでもいいや。キュートも就職案内所で働くようになればわかるさ」
o川*゚ー゚)o「まぁ正直なれるかどうかはあやしいけど……」
('A`)「まぁその時はその時だ。また考えればいい」
o川*゚ー゚)o「……うん」
('A`)「ほら、着いたぞ」ガチャ
(#´゜ω゜`)「うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!死ね!!!死ね!!!!ガチャ死ね!!!!!」
(#´゜ω゜`)「ガチャ皆殺しじゃコラ!!!!ギャッ!!!ギャッ!!!!!!
o川;゚ー゚)o「うおぉ!?」
872
:
名も無きAAのようです
:2016/02/06(土) 00:48:02 ID:.wFzZtMU0
(#´゜ω゜`)「キル!!!!!キル!!!!!キル!!!!ガチャ!!!!!!マンマミーア!!!!!
(;'A`)「どうしたどうした」
(´・ω・`)「おや、ドクオ、いいところに」
(;'A`)「いやどうしたんだよお前……」
(´・ω・`)「いやさ、僕は全く悪くないんだ。1ミリも、ほんとに全然僕のせいじゃないんだ」
(´・ω・`)「全部ガチャが悪いんだ。僕じゃなくてガチャが」
(;'A`)「だから何の話してるんだよ……」
(´・ω・`)「いやぁ実はキュートのプロテクト四重にするの忘れてて」
(;'A`)「いやいや!!!おいウソだろ!!!!!」
873
:
名も無きAAのようです
:2016/02/06(土) 00:48:49 ID:.wFzZtMU0
(´・ω・`)「いやでもね、僕が悪いんじゃないの、悪いのはガチャなの」
(´・ω・`)「マジ許せん…ガチャ殺すしかない…」
(´・ω・`)「ね?ドクオもそう思うでしょ」
('A`)「おい」
(´・ω・`)「はい」
('A`)
(´・ω・`)
('A`)
(´・ω・`)「正直マジでやばいと思ってる」
874
:
名も無きAAのようです
:2016/02/06(土) 00:49:48 ID:.wFzZtMU0
(;'A`)「キュート!!今日の面接の時なんか変なこと言われなかったか!!?」
(´・ω・`)「死ぬかもわからん」
o川*゚ー゚)o「変なこと?…あ」
o川*゚ー゚)o「なんか、探知部の人があたしから『そちら側』の反応があるって言われて」
(;´゜ω゜`)「ほぎゃあああああああああああああああああああああ!!!!」
(;゜A゜)「ぶぎゃおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!」
(;´゜ω゜`)「やべぇよ…やべぇよ…死んだって…やべぇって…おい…おい…」
(;゜A゜)「ピギャ…ピ…ピギャ…ア…ァア…」
o川*゚ー゚)o「でもね、あの子が助けてくれたの」
(;゜A゜)「プギャ……ん?あの子……?」
875
:
名も無きAAのようです
:2016/02/06(土) 00:50:41 ID:.wFzZtMU0
o川*゚ー゚)o「うん、どっくんは知らないだろうけど……」
o川*゚ー゚)o「あたしね、昨日の夜ここにいた地縛霊を連れて映画館まで行ってきたんだ」
o川*゚ー゚)o「その子が、きっと行きたがってたから……」
o川*゚ー゚)o「でも、だめだった、あたしは何もしてあげられなかった」
o川*゚ー゚)o「でもね、その子はあたしを助けてくれたの」
o川*゚ー゚)o「探知部の人にバレたとき、あたしの反応を上書きするように憑りついてくれて」
o川*゚ー゚)o「それでね、なんかモナモナ言ってる人がこれは霊の反応だからセーフ!(意訳)って言ってくれたの」
(;'A`)「しょ、所長か……助かった……」
876
:
名も無きAAのようです
:2016/02/06(土) 00:51:23 ID:.wFzZtMU0
o川*゚ー゚)o「…昨日、ほんとに消えかけだったんだ、だから」
o川*゚ー゚)o「最期の力を、振り絞ってくれたんだと思う」
('A`)「そんなことが……」
o川*゚ー゚)o「……あたしはあの子に、何にもしてあげられなかったのに」
(´・ω・`)「……前にも話したよね。霊の性質について」
o川*゚ー゚)o「……え?」
(´・ω・`)「幽霊になってから、それまで関わったことのないはずの人間に憑りつくって話」
o川*゚ー゚)o「あの家族が殺されて、ってやつ?」
(´・ω・`)「そう。その時言ったはずだ」
(´・ω・`)「憑りついたりとかそういうのは特別な思念があってからこそ起こるもんだって」
o川*゚ー゚)o「……」
(´・ω・`)「きっとあいつも、君になんらかの強い感情を抱いてたんだと思うよ。僕はそれが……君への感謝だったんだと思うけどね」
o川*゚ー゚)o「……でも」
877
:
名も無きAAのようです
:2016/02/06(土) 00:54:07 ID:.wFzZtMU0
('A`)「……そういや、今日も映画館に行ってきたんだがな、おばちゃんから妙な話を聞いたよ」
o川*゚ー゚)o「え…?」
('A`)「昨日の夜、何年も前に死んだはずの夫と一緒に、思い出の映画を見ることができたんだってさ」
o川*゚ー゚)o「それって……」
('A`)「で、朝フロントに行ったらソファーで眠りこけてる女の子がいたんだってよ」
o川*゚ー゚)o「……」
( 'A`)「ほら、これ」スッ
つ□
o川*゚ー゚)o「?手紙……?」
('A`)「俺がそいつの知り合いだって言ったら、渡してくれって」
o川*゚ー゚)o「……」
('A`)「読んじゃえよ」
o川*゚ー゚)o「……うん」ピリピリ
878
:
名も無きAAのようです
:2016/02/06(土) 00:56:14 ID:.wFzZtMU0
こんにちは、そしてお久しぶりです
昨日は、本当にありがとうございました
貴女が、あの人を連れてきてくれたのでしょう?
あの人が、そう言っていたから
何年も前に、あの人が事故で亡くなってしまった時、私は心から辛い思いをしました
そしてよりにもよってその場所が、よく事故が起こる場所だったから
私はその場所に巣食うおぞましい何かに、あの人が連れて行かれてしまったんだと、そう思っていました
だから、そんな場所があるこの街が憎いと、恨んでやるとさえ、思っていました
……でもね、できなかったの
あの人が愛した街だもの
私はそれから、ずっとこの映画館をあの人の形見として大切にしてきました
そうすれば、いつかあの人がふらっと帰ってくるような気がして
でもそんなことは起こりようもなく、数十年間、ずるずると
だから諦めていたの
何もかも
879
:
名も無きAAのようです
:2016/02/06(土) 00:57:31 ID:.wFzZtMU0
でも!そうじゃなかったの
あの人は逢いに来てくれた!
あの人は覚えていてくれた!
私たちの約束を、私たちの思い出を
そして、そう、貴女なのよね?あの人を、うちまで送ってくれたのは
あの人は言っていたわ、貴女を見届けたいと
私にはその意味が解らなかったけど、きっと大切なことなんでしょう?
だから私も、心から祈っています
貴女に、最高の祝福があらんことを
私たちの、キューピッドへ
追伸 ぜひまたうちにアクション映画を見に来てくださいね
とびきりおいしいポップコーンをサービスしちゃうから!
880
:
名も無きAAのようです
:2016/02/06(土) 00:58:13 ID:.wFzZtMU0
o川*゚ー゚)o「……」
('A`)「中身は読んじゃいないが大体察しはついたよ」
('A`)「……よくやったんじゃないか」
o川*゚ー゚)o「……そう、かな」
(´・ω・`)「少なくとも、君にしかできない事だったんじゃないかな」
o川*゚ー゚)o「……うん」
('A`)「……よし!!じゃあ今日は受験終了祝いってことでパーッとやるぞパーッと!!!!」
(´・ω・`)「お、いいじゃんいいじゃん!!!太っ腹ァ!!」
('A`)「完全に俺のおごり前提だなお前……」
881
:
名も無きAAのようです
:2016/02/06(土) 00:59:22 ID:.wFzZtMU0
o川*゚ー゚)o「えーでも言い出しっぺのどっくんがおごってくれるんでしょ!!」
('A`)「またそういう……」
o川*゚ー゚)o「あたし、ピザが食べたい!!!」
(;'A`)「またかよ!!2日前もだったろ!!」
(´・ω・`)「いいじゃん、ドクオもちゃんと太れるような食事しないと、じきに骨と皮だけになっちゃうよ」
(;'A`)「余計なお世話だ!!」
o川*゚ー゚)o「よーしじゃあもう勝手に頼んじゃうもんねー!!!」
(;'A`)「あっこら!!」
o川*^ー^)o「ふふーん!!!!」
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――………………………
882
:
名も無きAAのようです
:2016/02/06(土) 01:01:34 ID:.wFzZtMU0
2日後!!!
o川;゚ー゚)o「発表やっぱり早すぎるよね……2日て……」
('A`)「まぁ人数が人数だしな…」
o川;゚ー゚)o「うぅ……やっぱり緊張してきた!!」
('A`)「ほら、もうそろそろだぞ」
o川;゚ー゚)o「しかしインターネットで発表とはやけにオープンだよね……」
('A`)「まぁセキュリティはちゃんとしてるから問題ないよ」
(´・ω・`)「あ、番号出た!!」
o川;゚ー゚)o「う、うわ」
('A`)「えっと、キュートは3003番で……」
883
:
名も無きAAのようです
:2016/02/06(土) 01:03:59 ID:.wFzZtMU0
合格者番号
3003
3016
計2名
o川*゚ー゚)o
o川*゚ー゚)o「う」
o川*゚ー゚)o「うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
(´゜ω゜`)「よっしゃあああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
o川*゚ー゚)o「うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
(´゜ω゜`)「ひゃあああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!」
o川*^ー^)o「やった!!!やったよどっくん!!!!」ギュッ
(゜A゜)「グエッ」
884
:
名も無きAAのようです
:2016/02/06(土) 01:04:58 ID:pkkET.Ac0
2名か…
885
:
名も無きAAのようです
:2016/02/06(土) 01:05:23 ID:.wFzZtMU0
o川*^ー^)o「やったやった!!」グググ…
(´゜ω゜`)「ひひひひひひいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいい!!!!!!!!!」
(゜A゜)「キュート…なぜ俺の首を……グエ…ェ…」グググ…
o川*゚ー゚)o「はっ!ごめんなんかつい……」パッ
(;'A`)「ゲホッ、オエェ…しかし、今回は合格者2人出たのか」
(´・ω・`)「となるともしかするとここには3016番の人の方が来るかも……」
o川;゚ー゚)o「う゛」
プルルルルル
('A`)「あ」
(´・ω・`)「……人事部からかな……」
o川;゚ー゚)o「うぅ……」
('A`)「もしもし……」ガチャ
886
:
名も無きAAのようです
:2016/02/06(土) 01:10:28 ID:.wFzZtMU0
('A`)「はい、はい……」
o川;゚ー゚)o
('A`)「はい、あーはい」
(;´・ω・`)
('A`)「はい、わかりました、はい、それでは」ガチャッ
o川;゚ー゚)o「どっくん!!!」
(;´・ω・`)「ドクオ!!!!!」
('A`)
('A`)b
o川*゚ー゚)o「うひょおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!!!!!!!」
(´゜ω゜`)「ッシャ!!!!ッシャ!!!!!ッシャ!!!!ッシャあああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!」
887
:
名も無きAAのようです
:2016/02/06(土) 01:11:22 ID:.wFzZtMU0
('A`)「ん゛っ、ん゛っ、コホン」
('A`)「えー、というわけで」
('A`)「素直弓十さん」
o川*゚ー゚)o「はい!!!!」
('A`)「本日より、よろしくお願いします!」
o川*゚ー゚)o「はい!!!!!!!!!!」
(´゜ω゜`)「うほおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
(´゜ω゜`)「ッシャアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!!!!!!!」
―――――――――――――――――――――――――――――――――…………………………………
888
:
<^ω^;削除>
:<^ω^;削除>
<^ω^;削除>
889
:
名も無きAAのようです
:2016/02/06(土) 01:13:48 ID:.wFzZtMU0
「本当に彼の方に素直さんをやってよかったのですか?彼は確か女性が……」
「モナモナ、これを機に克服してもらいたいモナね」
「ですが今回は長岡の方も秘書申請をしていますし、そちらに……」
「似てたんだモナ」
「は?」
「彼女の瞳と、どっくんの瞳が」
「それはどういう……」
「だからきっと彼らは、うまくやっていけるモナ」
「はぁ、またそうやって勝手に…」
「モナモナモナ……」
「はぁ……」
――――――――――――――――――――――――――――――――……………………………
890
:
名も無きAAのようです
:2016/02/06(土) 01:14:07 ID:39CifzlM0
二人目は誰じゃろな
891
:
名も無きAAのようです
:2016/02/06(土) 01:15:06 ID:.wFzZtMU0
リハ´∀`ノゝ「とてもいい天気ね……」
リハ´∀`ノゝ「きっとどこかで、何かとても幸せなことが起きてるような。そんないい天気」
リハ´∀`ノゝ「……」
リハ´∀`ノゝ「私も幸せに生きなきゃね」
リハ´∀`ノゝ「もうちょっとだけこの映画館、続けてみようかしら」
リハ´∀`ノゝ「……あの人がきっと、逢いに来るから」
ゴエェ
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――………………
892
:
名も無きAAのようです
:2016/02/06(土) 01:16:43 ID:.wFzZtMU0
死!!!!!!!!!!!!!!
誰しもが味わう平等な未来!!!!!公平!!!!!!人生の終着点!!!!!!!!!!!
しかし!!!!!!それは!時にあまりに耐えがたく!!!!!受け入れがたく!!!!!!!!理解しがたい!!!!!!!
怨念がおんねん!!!!そう!!!!それがまさしくそうなのだ!!!!!!
しかしそこは!!!生けるものにとってアンタッチャブルな領域!!!!!!!
想いを巡らせ!!!!!巡り巡らせ!!!!!!!されど届かず!!!!!!!!
しかし!!!
時には!!!!
届き想いの花が咲く!!!!!!
恋!!!!!それはまさしく恋そのもの!!!!!!!!
だから何だというのか!!!!!何でもないのだ!!!!!!!!!!!!
893
:
<^ω^;削除>
:<^ω^;削除>
<^ω^;削除>
894
:
名も無きAAのようです
:2016/02/06(土) 01:17:32 ID:.wFzZtMU0
・第4話〜地縛霊( ∵)〜
おわり
895
:
名も無きAAのようです
:2016/02/06(土) 01:18:05 ID:y3L./f420
相変わらずこの突然のテンション好き
896
:
名も無きAAのようです
:2016/02/06(土) 01:18:52 ID:KrU1jPAg0
おつ、本当面白かった
待った甲斐があったよ
次はいつだろう(チラッ
897
:
名も無きAAのようです
:2016/02/06(土) 01:19:11 ID:6XfYDxrU0
乙乙
898
:
名も無きAAのようです
:2016/02/06(土) 01:19:46 ID:.wFzZtMU0
遅くまでお付き合いいただき!!!ありがとうございました!!!!
度重なる延期!!!申し訳ない!!!
しかし!!!必ず!!!
次の投下も!!!頑張ります!!!!!
ではまた!!!!近いうちに!!!!
アディオス!!!!!!!!!!!!!!!
899
:
名も無きAAのようです
:2016/02/06(土) 01:20:21 ID:pkkET.Ac0
久しぶりにこのノリが見れて最高だった
次も気長に待つおつ
900
:
名も無きAAのようです
:2016/02/06(土) 01:22:31 ID:39CifzlM0
くっそwww
良い話で良いオチついたのに、突然の怨念がおんねんで吹いたwww
キュートが地縛霊助けなかったら面接もうまくいかなかったわけだし良いことして良かったな!
ショボンは許しちゃいけない
おつ!
901
:
名も無きAAのようです
:2016/02/06(土) 01:23:13 ID:LGrP91Oo0
乙
久しぶりなんで完全には覚えてなかったがやっぱり面白いものは面白かった
とりあえず全部読み返して次の話も待ってるよ
902
:
名も無きAAのようです
:2016/02/06(土) 01:24:16 ID:Zpdtlmq20
乙いい話だった
903
:
名も無きAAのようです
:2016/02/06(土) 01:49:22 ID:q8Uw4yIY0
http://urx.red/rNMm
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