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レス数が900を超えています。1000を超えると投稿できなくなるよ。
('A`)お化け・物の怪・都市伝説向け就職案内所のようです
497
:
名も無きAAのようです
:2013/05/23(木) 00:00:38 ID:oolq0AB.0
別にsage強制じゃないぞ
おれは外すのが面倒だからほっといてるだけだし
498
:
名も無きAAのようです
:2013/05/23(木) 01:21:20 ID:xaBpNzLcO
一人ドライブしてる間に来てると思ったがダメだったか
499
:
名も無きAAのようです
:2013/05/23(木) 07:13:53 ID:geKsBp5.0
釣りだよなぁ
500
:
名も無きAAのようです
:2013/05/23(木) 17:22:08 ID:Ql5gGm9Q0
最近忙しくてほうちちしててすいませんでした!!!!!
>>483
は自分じゃないですけどちょっと書き溜めてる分あるんで今日の9時頃に投下します!!!!
次から一話あたり短くするんだ!!!キャラ出し過ぎるとろくなことないね!!!!!
501
:
名も無きAAのようです
:2013/05/23(木) 17:23:45 ID:dnySM45Q0
やった待ってる!!
502
:
名も無きAAのようです
:2013/05/23(木) 17:39:53 ID:0qgNghsY0
信じないぞ(震え声)
503
:
名も無きAAのようです
:2013/05/23(木) 17:44:05 ID:9qdOKv8U0
どうしても期待しちゃうんだよな
本物であることを祈る
504
:
名も無きAAのようです
:2013/05/23(木) 20:58:54 ID:axtf0.1A0
ほんとにちょっとだけですけど投下します!!!!!!!
505
:
名も無きAAのようです
:2013/05/23(木) 21:00:07 ID:axtf0.1A0
昼休み!!!!
ガヤガヤ
ワイワイ
<_プー゚)フ「くぅ〜、やっと一息つけるぞ!!」
_
( ゚∀゚)「思ってたより進行もスムーズだし、こりゃ結構早めに終わるかもな」モミモミ
<_プー゚)フ「ドクオも心配だしなぁ」
_
( ゚∀゚)「ここ携帯使えないんだよなぁ……電話置いてはいるけど会話内容全部録音されるし、ちょっと使いづらいな」モミモミ
<_プー゚)フ「まぁ、待つしかないだろ。それより今は昼ごはんだ!!昼ごはん!!」
(゚、゚トソン「失礼。あなたたち、就職案内所の方々ですよね」
<_プー゚)フ「……ん?そうだけど、あんた、誰?」
(゚、゚トソン「私のことなんてどうだっていいじゃないですか。それより、局長があなた達に話があるようですよ」
506
:
名も無きAAのようです
:2013/05/23(木) 21:00:54 ID:axtf0.1A0
<_プー゚)フ「俺たち?」
(゚、゚トソン「はい。案内所の丸顔げろまず大福野郎と」
<_プー゚)フ
(゚、゚トソン「おっぱいもみもみ糞眉毛を連れてこい、とのことです」
_
( ゚∀゚)
(゚、゚トソン「では、私はこれからグッドなランチをいただいてくるので、まぁあとはよろしくお願いします」スタスタ
<_プー゚)フ「……」
_
( ゚∀゚)「……」
<_プー゚)フ「お前、おっぱいもみもみ糞眉毛だってよ……」
_
( ゚∀゚)「お前、丸顔げろまず大福野郎だってよ……」
<_プー゚)フ「……局長って今どこにいるの?」
_
( ゚∀゚)「その辺にはいないみたいだし、普通に局長室じゃね?」
<_プー゚)フ「行くか……」
_
( ゚∀゚)「あぁ……」
507
:
名も無きAAのようです
:2013/05/23(木) 21:01:42 ID:axtf0.1A0
―局長室―
( ・∀・)「ぐぬぬ……だめだ空かない、指が痛い」
( ・∀・)「しかしそろそろ来るかな……トソンちゃん、ちゃんと呼んできてくれたかな……あの子ちょっとアホだから不安だな……」
コンコン
「失礼しまーす」ガチャ
( ・∀・)(おっ!この声は彼らか!ちゃんと呼んできてくれ……)
<#プー゚)フ「てめぇこらあぁぁああ!!!!いくら上司だからって言っていいことと悪いことがあるだろ!!!!」
( ;・∀・)「ひえっ」
508
:
名も無きAAのようです
:2013/05/23(木) 21:02:36 ID:axtf0.1A0
( ;・∀・)「ひえっ」
_
(#゚∀゚)「おっぱいもみもみ眉毛まではいいよ!!おっぱいもみもみ眉毛までは!!糞って何だよ糞って!!眉毛がうんこみたいだとでも言いたいのか!!」
( ;・∀・)「えっ、何?何?ねぇ、ちょっと落ち着いて」
<#プー゚)フ「は?あんたがあの女の子に俺たちのことそうやって説明したんだろ?」
( ;・∀・)「いやいや、僕は写真見せただけだから!!ホントだよ!?」
_
( ゚∀゚)「え?」
( ・∀・)「あの子ちょっとおかしな子だからなぁ……写真見せたときブツブツ言ってたけど、あの時あだ名考えてたのかな……」
<_プー゚)フ「それってあの女の子から俺らへの純粋な悪口じゃん……」
509
:
名も無きAAのようです
:2013/05/23(木) 21:03:27 ID:axtf0.1A0
( ・∀・)「ほんとあの子ちょっとどこか抜けてて……ほら、このサケフレークの蓋も」
_
( ゚∀゚)「?」
( ・∀・)「容器とかみ合ってないのに無理やり蓋回したせいで空かなくなっちゃって……」
<_プー゚)フ「うわっ、蓋が変形してる……」
( ・∀・)「最近スカウトしたはいいけど、あの子、『そっち系』の能力以外はほんとてんでダメダメで……」
( ・∀・)「僕の弁当も間違えて食べちゃったみたいで……ご飯は残ってたからサケフレークで食べようとしたらこんなんなっちゃったし……」
_
(;゚∀゚)「まぁ、俺らの勘違いだってことは分かりましたよ。なんかすいませんでした……」
( ・∀・)「いいんだ……あの子はもうあんなんだから最近苦労しっぱなしだよ……」
510
:
名も無きAAのようです
:2013/05/23(木) 21:05:08 ID:axtf0.1A0
<_;プー゚)フ「で、俺らをここに呼んだのは何でですか?」
( ;・∀・)「あ〜、えっと、その〜」
_
( ゚∀゚)「なんですか?」モミモミ
( ・∀・)「……君たち、どら焼きは好きかい?」
<_プー゚)フ「あ、はいまぁ」
_
( ゚∀゚)「そうですね」モミモミ
( ・∀・)「机の上に置いてあるどら焼き、食べていいよ」
<_プー゚)フ「?それはどういう……」
511
:
名も無きAAのようです
:2013/05/23(木) 21:06:59 ID:oPo0pnx6O
本物だったか
512
:
名も無きAAのようです
:2013/05/23(木) 21:07:53 ID:axtf0.1A0
( ・∀・)「……僕は人の上に立つ役職であるがゆえに、それ相応の威厳を保たなくちゃならないんだ」
<_プー゚)フ「あー……」
_
( ゚∀゚)「それは……」
( ・∀・)(うんこのこと黙ってて、ってことだよ)
<_プー゚)フ(うんこのこと黙ってて、ってことだな)
_
( ゚∀゚)(うんこのこと黙ってて、ってことだな)
( ・∀・)「いやあほんとにこのどら焼き美味しいんだって。たべてごらんよ!」
<_;プー゚)フ「いや、別にそんなことしなくたって、喋りませんよ」
( ・∀・)「ホントにおいしんだよ!あんこがきめ細やかで……って、え?」
513
:
名も無きAAのようです
:2013/05/23(木) 21:08:33 ID:axtf0.1A0
_
( ゚∀゚)「俺たちがばらしたって何のメリットにもなりませんしね」モミモミ
( ・∀・)「あ、そう、そっか。うん、そっか!!!」
( ・∀・)「いやぁ、はは、それならいいんだ!じゃ、君たち、帰っていいよ!!」
<_プー゚)フ「あー、代わりと言っては何ですけど、ちょっとしたお願いが」
( ・∀・)「ん?何?」
<_プー゚)フ「今日の会議、できるだけ早く終わるようにしてほしいんですけど」
( ・∀・)「あぁ、わかったよ。そのくらいならどうとでもできるさ。このさぼりんぼめ!!」
<_プー゚)フ「じゃ、お願いしますよ、俺らご飯食べてくるんで」
( ・∀・)「わかった。時間を取らせてすまなかったね」
_
( ゚∀゚)「じゃ、失礼します」
ガチャ
( ・∀・)「ふぅ、助かった……」
514
:
名も無きAAのようです
:2013/05/23(木) 21:09:50 ID:axtf0.1A0
_
( ゚∀゚)「しかし局長もなんていうか……」
<_プー゚)フ「うん、俺も、もっとしっかりた人かと思ってたのに……」
_
( ゚∀゚)「地獄の権力者は何でどいつもこいつもどっか抜けてるんだろうな……」モミモミ
<_プー゚)フ「まぁとにかくご飯だご飯!」
_
( ゚∀゚)「弁当配給の列も大分空いてきたころだろうしな」モミモミ
<_プー゚)フ「はやくいこうぜ!!お腹と背中がくっついちまう!!」
――――――――――――――――――――――――――――――――………………………………………………
515
:
名も無きAAのようです
:2013/05/23(木) 21:11:17 ID:axtf0.1A0
上空!!!!!
(´<_` )「しかし兄者、さっき奪ったやつ、何が書いてあるんだ?」
( ´_ゝ`)「あぁ、あのガリガリからぱくったやつ?ちょっとまってて」ゴソゴソ
( ´_ゝ`)「ほいほいこれね……えーっと……」
つ□
ビュオ!!!!
( ´_ゝ`)「いやん!!エッチな風!!!」
(´<_`; )σ「あ、兄者、手で乳首を隠すのはいいが、紙、飛ばされてったぞ……」
( ;´_ゝ`)「うわっ、やべっ!!!!」
(´<_`; )「はやく取りに行かないと!!」
516
:
名も無きAAのようです
:2013/05/23(木) 21:12:53 ID:axtf0.1A0
( ´_ゝ`)「でも今取りに行ったら俺のほんのり桜色の乳頭が露わに……」
(´<_` )「いや兄者よ、一応乳首は服で隠れてるじゃないか」
( ´_ゝ`)「あ、そうだったな。流石は流石の弟者」
(´<_` )「ははははは。それより紙が見当たらないが……あっ」
( ´_ゝ`)「ん?どうした?」
(´<_`; )「も、燃えている……」
( ;´_ゝ`)「うわっ、本当だ……何で空中で……」
(´<_` )「分からない……けど紙が燃えてる真下の、あそこの廃病院、なんか嫌な感じがするな……」
517
:
名も無きAAのようです
:2013/05/23(木) 21:13:51 ID:axtf0.1A0
( ´_ゝ`)「ん?なんであそこが廃病院だってわかるんだ?」
(´<_` )「兄者よ。ツタが這ってて、なんか赤い十字架みたいなのがあって、ゾンビが出てきそうな雰囲気。これだけでも廃病院だと判断する材料として十分だろう」
( ´_ゝ`)「おお、さすが弟者、直観の鋭さがちょっと高級な傘の先端並みだな」
(´<_` )「しかしどうしたものか……さっきの奴らが知ったら絶対怒るぞ……」
( ´_ゝ`)「まぁもう会うこともないだろうし、黙っとけばいいんじゃないか」
(´<_` )「その通りだな兄者。流石は流石の兄者」
( ´_ゝ`)「HAHAHAHAHAHAHA!!!」(´<_` )
518
:
名も無きAAのようです
:2013/05/23(木) 21:14:47 ID:axtf0.1A0
瓜゚∀゚)(……ししし、何かが結界にぶつかって燃えたみたいだのぉ……この感じは紙?か……?)
瓜゚∀゚)(しかし今日はなんだか空気が重いのぉ……大きな力が近づいてきてるかの?)
瓜゚∀゚)(このままだと夜頃に……しししししし!!!)
瓜゚∀゚)「しししししししし、何が起こるか……その時が楽しみじゃ」フラフラ
――――――――――――――――――――――――――…………………………
519
:
名も無きAAのようです
:2013/05/23(木) 21:17:05 ID:axtf0.1A0
おやつ時!!!!!
―ビルの屋上、さらにその上空―
______
|\ \
| \ (゚Д゚;) \ <おおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!
| \⊂ ⊃ . \
| \ \ \ . \
| \∪∪ \
|.......,,,,,----~~~ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
/
/
/
/
(中略)
/
/
. /
ii i ミ〟 /
┌li i ミ┐ .. ./
{@] ^ω^) / <いい風だ
l⌒ .つ'
\つ |
| |
| i‐i |
(__)(_,)
(,,;゚Д゚)「思ってたよりたけえええええええええええええええええ」
『怖くない!高いと思うから高く感じるんだ!!Amazonで売ってそうな家電を家電量販店で見かけたときの気持ちと同じ!!』
(,,;゚Д゚)「意味わかんない!!いやこれ危ないでしょ!!!ホント死ぬって!!!」
『まぁ……ギコならそう簡単には死なない……はず』
(,,;゚Д゚)「絶対根拠ないだろ!!!くっそおおおおお!!!」
520
:
名も無きAAのようです
:2013/05/23(木) 21:19:05 ID:axtf0.1A0
『いやほんとたのむよギコ……その凧の組み立てに予想以上に時間とられちゃったせいでもうあんまり余裕ないし……』
(,,;゚Д゚)「だからってもう!!……もう!!もう!!!!」
『それにきっとギコならきっとうまくやれる!!自分を信じて!!』
(,,;゚Д゚)「どの口が……!!ブーンさんもなんか言ってやってください!!」
『お前が信じるお前を信じるんだお!!!』
(,,;゚Д゚)「あぁもうこっちはこっちで面倒くさい!!!」
『やれるやれるやれる!!!できるできるできる!!!!』
(,,;‐Д‐)「何でこんなことに……」
521
:
名も無きAAのようです
:2013/05/23(木) 21:20:22 ID:axtf0.1A0
数時間前!!!!
―ドクオの宿泊先のホテル―
(,,゚Д゚)「しかし、そもそもどうやってそいつらを見つけるんですか?もしかしたら、もうとっくにどっかに飛んで行っちゃったかも……」
('A`)「それなら心配ない。こいつの能力で追跡できる」
{@] ^ω^)「探知なら任せてくれお!!」
(,,゚Д゚)「おお、そういう能力の人だったんですか!てっきり攻撃系の能力かと……」
{@] ^ω^)「人を見た目で判断するのはよくないお。外見が生む誤解、その辛さは君も分かっているはずだお」
(,,゚Д゚)「なんかこの人に言われても納得できない……」
('A`)「はいはい、納得するしないはどうでもいいから、今はどうやって捕まえるかを考えなくちゃ」
522
:
名も無きAAのようです
:2013/05/23(木) 21:22:11 ID:axtf0.1A0
{@] ^ω^)「できるだけ早く終わるようなやつがいいお。僕は午後5時にはいっつも仕事終わるようにしてるし」
(,,゚Д゚)「なんだだその超優良職……ドクオさんもそんな感じですか?」
('A`)「いや、俺は日によって違うかなぁ。忙しいときは連続徹夜もざらだけど、そうじゃないときはまぁそれなりって感じだな」
(,,゚Д゚)「あぁ、それで女の子の秘書が欲しい、と」
(;'A`)「だから別に俺は……」
{@] ^ω^)「ドクオって女の人怖いとか言っておきながら結局ムッツリさんだったんだおね……」
(;'A`)「あぁもう違うって!!!いいからどうやって捕まえるのか考えるぞって!!!何回話題ここに戻ってくるんだよ!!!」
(,,゚Д゚)「そんなこと言われても……あ、そうだ、天狗って弱点とかないんですか?」
{@] ^ω^)「あぁ、それなら確か、サバが苦手、ってのはよく聞くおね」
523
:
名も無きAAのようです
:2013/05/23(木) 21:23:35 ID:axtf0.1A0
(,,゚Д゚)「じゃぁサバぶつければ倒せるんじゃないんですか?」
('A`)「うーん、どうだろ。苦手ってのは弱点とはまた違うって言うか、個体差があるっていうか」
(,,゚Д゚)「?それはどういう」
('A`)「例えば、まだ中でゴキブリの羽音が聞こえるホイホイを顔に押し付けられたら物凄く嫌だけど別に死ぬこたないだろ?そんな感じだ」
(,,゚Д゚)「うわぁ……それは確かに物凄く嫌だ……」
('A`)「中には気絶する人もいれば、逆にちょっと騒ぐだけの人もいる。もしかしたら逆上させちゃうことだってあるかもしれない。天狗もそんなもんだよ」
{@] ^ω^)「武器として使うには不確定要素が大きすぎる、かお」
('A`)「でもこの面子だと、それくらいしか天狗とまともに渡り合えるような要素ないしなぁ……サバもありか」
524
:
名も無きAAのようです
:2013/05/23(木) 21:25:25 ID:axtf0.1A0
{@] ^ω^)「ただ問題は、どうやって奴らと接触するか、だおね」
('A`)「そうなんだよなぁ……」
{@] ^ω^)「あいつら、さっき僕たちのとこに来たとき『同族のかほり』とか言ってたのって、もしかしてドクオのことなのかお?」
('A`)「いや俺が天狗ってわけじゃないんだけど……まぁいろいろあってそういうことになるな」
{@] ^ω^)「じゃあドクオが近づいたらばれちゃうおね」
('A`)「そうだよなぁ。あいつらに探知されたってことだしなぁ」
(,,゚Д゚)「じゃあ俺とブーンさんしか直接対峙できないんですね」
{@] ^ω^)「ただでさえ人手少ないのに……もうまともに追いかけっこなんてしてられないお」
('A`)「現実的なのは奴らをおびき寄せてどうにかする、ってかんじかな。不意打ちも期待できるし」
(,,゚Д゚)「てかもう不意打ちくらいしかまともな対抗策ないですよね……」
525
:
名も無きAAのようです
:2013/05/23(木) 21:26:23 ID:axtf0.1A0
{@] ^ω^)「でもどうやっておびき寄せるんだお?奴らのことなんてほとんど何もわからないのに……」
('A`)「あ、さっきの言葉からしてこっちには遊びに来てるみたいだったな」
(,,゚Д゚)「じゃあ何か物珍しいものでもあれば寄ってくるんじゃないですかね」
('A`)「この辺になんか目立つなり奇抜だったりする風の建物あるっけ」
(,,゚Д゚)「SSKタワーっていうちょっと微妙なタワーがありますよ」
('A`)「どんなん?」
(,,゚Д゚)「昼間は周りのビルが高いせいもあって全然目立たないんですけど、夜中は全体がライトアップされてそれなりに目立つみたいです」
('A`)「うーん、夜中待ってる余裕はないんだよなぁ。会議終わった閻魔省の奴らにアレ拾われたりでもしたらアウトだし」
526
:
名も無きAAのようです
:2013/05/23(木) 21:27:25 ID:axtf0.1A0
{@] ^ω^)「……だったらこっちで目立つようなことすればいいんだお」
(,,゚Д゚)「……目立つようなこと?」
('A`)「バルーン、花火、そんなとこか?だけどバルーンじゃその辺にいっぱいあるしちょい微妙、花火じゃピンポイントで誘い出すのは難しいなぁ」
{@] ^ω^)「むむむ」
(,,゚Д゚)「バルーンが厳しいなら凧とかでも無理そうっすね」
('A`)「凧……」
{@] ^ω^)「流石にちょっと小さすぎるおね……」
('A`)「いや、いけるかもしれない」
( ^ω^)「……え?」
('A`)「やつらの好奇心、そして探知能力を逆手に取れば……」
527
:
名も無きAAのようです
:2013/05/23(木) 21:28:15 ID:axtf0.1A0
______
|\ \
| \ (゚Д゚;) \ <それでこうなるのはちょっと無理があるだろ!!!!!!!
| \⊂ ⊃ . \
| \ \ \ . \
| \∪∪ \
|.......,,,,,----~~~ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
/
/
/
/
(中略)
/
/
. /
ii i ミ〟 /
┌li i ミ┐ .. ./
{@] ^ω^) / <確かな風の躍動を感じる
l⌒ .つ'
\つ |
| |
| i‐i |
(__)(_,)
528
:
名も無きAAのようです
:2013/05/23(木) 21:29:01 ID:axtf0.1A0
{@] ^ω^)「え?何かいったかお?ちゃんとマイクに向かって話してもらわないとよく聞こえないお」
(,,;゚Д゚)「無理があるって言ったんですよ!!!!無!!!!理!!!!!」
『奴らはおそらく『そっち側』の気配に反応する。さっきは俺の方の反応が強くてお前のは打ち消されてたみたいだけど』
『つまりこのメンバーの中じゃ、気配バレしてる俺を除いて、唯一釣れる可能性のあるギコ、お前がやるしかないんだよ!!』
『そしてお前の気配に加えて、この外見のインパクト……気配で釣ってユーモアで心をキャッチ!!!』
『実に合理的!!!!!』
{@] ^ω^)「そして近づいてきたところを」
( ))
⌒ )).. ┌‐─┐__
≡三({@]^ω^)_..() ===============
⌒)) ( ニつノ ヾ 「ずどおおおおおおおおおん!!!!!」
) (_ ⌒|
し-(__)
※イメージ!!!!!
{@] ^ω^)「と、ギコが隠し持っているバラエティ定番、網の発射されるバズーカでとらえるという寸法よ!!!!!!」
529
:
名も無きAAのようです
:2013/05/23(木) 21:30:47 ID:axtf0.1A0
{@] ^ω^)「クレーム対策もばっちり!!!でもホテルの冷蔵庫すごく臭くなっちゃったお!!あの無駄に高い瓶オレンジジュースとか!!」
『そこら辺はちゃんと金で話しつけてあるから問題ないぜ!!!!』
{@] ^ω^)ヒューッ
(,,;゚Д゚)「くそ!!こっちはこんな目にあってるのに楽しそうに話しやがって!!!」
『でも凧作るときギコが一番楽しそうにしてたじゃん』
(;*゚Д゚)「そ、それは……」
{@] ^ω^)「工作ってわくわくするお!!「竹ひご」とかワード聞いただけでも血沸き肉踊るお!!!」
『いくつになっても少年の心は持っていたいもんな』
(,,;゚Д゚)「と、とにかくこっちは大変なんです!!風が顔面直撃するせいで目が乾きそうだっての!!!」
{@] ^ω^)「……それもあとちょっとの辛抱だお」
『……ってことは』
{@] ^ω^)「……来たお!!!」
530
:
>>529修正
:2013/05/23(木) 21:31:54 ID:axtf0.1A0
『しかも網にはさばいたサバの内蔵エキスをたっぷり染み込ませてあるぜ!!!』
{@] ^ω^)「Coooool!!!しかしドクオが意外と魚さばくの上手くてびっくりだったお!!」
『さばけるだけで料理は下手くそなんだけどな。もちろんさばいた魚はホテルの冷蔵庫で保管してるから無駄になったりはしないんだぜ!!!』
{@] ^ω^)「クレーム対策もばっちり!!!でもホテルの冷蔵庫すごく臭くなっちゃったお!!あの無駄に高い瓶オレンジジュースとか!!」
『そこら辺はちゃんと金で話しつけてあるから問題ないぜ!!!!』
{@] ^ω^)ヒューッ
(,,;゚Д゚)「くそ!!こっちはこんな目にあってるのに楽しそうに話しやがって!!!」
『でも凧作るときギコが一番楽しそうにしてたじゃん』
(;*゚Д゚)「そ、それは……」
{@] ^ω^)「工作ってわくわくするお!!「竹ひご」とかワード聞いただけでも血沸き肉踊るお!!!」
『いくつになっても少年の心は持っていたいもんな』
(,,;゚Д゚)「と、とにかくこっちは大変なんです!!風が顔面直撃するせいで目が乾きそうだっての!!!」
{@] ^ω^)「……それもあとちょっとの辛抱だお」
『……ってことは』
{@] ^ω^)「……来たお!!!」
531
:
名も無きAAのようです
:2013/05/23(木) 21:32:53 ID:axtf0.1A0
( ´_ゝ`)「おいおい、またなんか妙な気配がすると思ってきてみれば……何だねあれは」
(´<_` )「凧……だな。しかしあれに括り付けられているのは何だ?」
( ´_ゝ`)「もうちょっと近づいてみるか」
(´<_` )「いや、なんかあっちむっちゃ臭いぞ」
( ´_ゝ`)「ほ、ほんとだ臭い!!!アッヘエエェエエエエエ!!!!」
(´<_` )「こりゃ向こうには行けないな」
( ´_ゝ`)「でもせっかくあんなに珍しいものがあるんだ。もったいないじゃないか」
(´<_` )「そうだな……あ、それなら」
532
:
名も無きAAのようです
:2013/05/23(木) 21:34:00 ID:axtf0.1A0
{@] ^ω^)「……こっから100mくらいのところで動かなくなったお」
(,,゚Д゚)「多少改造してるとはいえ、せめて10m圏内に入ってくれないとバズーカ撃てないですよ」
{@] ^ω^)「うむむ……んん!!?」
『どうした!?』
{@];^ω^)「急激に反応が大きくなったお!!」
『あ!!!やっべ!!!』
(,,;゚Д゚)「ど、どうしたんですか」
『あいつらまさかやつでの』
{@];^ω^)「ギコに向かって天狗じゃない何かが急接近してるお!!!」
『それは奴らがおこした風だ!!!ギコ!!!避けろ!!!!』
ビュオオオオオオオオ!!
(,,;゚Д゚)「いやいやむrうおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!」
{@];^ω^)「直撃したぁ!!!!!!」
プッチン
{@] ^ω^)「ん?今何か音が……」
533
:
名も無きAAのようです
:2013/05/23(木) 21:34:42 ID:axtf0.1A0
lヌ
ヽ` ._
` .
・
ぁ
ぁ
. ぁ
ぁ
. あ
あ
あ
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/
ii i ミ /
┌li i ミ┐ /
( {@) /
に .)r‐、 '′
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| | ノ
| | |
(_(__)
534
:
名も無きAAのようです
:2013/05/23(木) 21:35:46 ID:axtf0.1A0
.
, '
, '
),,
/
/
/
ii i ミ /
┌li i ミ┐ /
( {@) /
に .)r‐、 '′
│ r-イ
| | ノ
| | |
(_(__)
535
:
名も無きAAのようです
:2013/05/23(木) 21:36:52 ID:axtf0.1A0
.
, '
, '
),,
/
/
ii i ミ /
┌li i ミ┐ /
{@] ^ω^) /
に .)r‐、 '′
│ r-イ
| | ノ
| | |
(_(__)
536
:
名も無きAAのようです
:2013/05/23(木) 21:38:19 ID:axtf0.1A0
( ´_ゝ`)「おお、気持ちのいい飛びっぷりだな」
(´<_` )「まったくだ。流石は天狗の羽団扇」
( ´_ゝ`)「凧だけにぶっとびまーす!!ってな!!」
(´<_` )「兄者よ、何もうまいことを言えていないように思うのは俺の気のせいか?」
( ´_ゝ`)「弟者よ、そこは気にするところじゃぁない。俺たちは今のエキサイティングを感じることに全力を尽くすべきなんだ」
(´<_` )「おお、流石は流石の兄者だな」
( ´_ゝ`)「HAHAHAHAHAHAHAHAHAHA!!!!」(´<_` )
537
:
名も無きAAのようです
:2013/05/23(木) 21:38:21 ID:LtmOROAc0
ギ・・・ギコォォォォォォ!!!!!
538
:
名も無きAAのようです
:2013/05/23(木) 21:39:12 ID:axtf0.1A0
『ど、どうなった!?』
{@] ^ω^)「ギコが飛んでったお……」
『ああ……』
{@] ^ω^)「あ、でも飛んでった先は海だからもしかしたら死んでないかも……」
『まぁあいつなら大丈夫だろ……取りあえず飛ばされた方に行ってみるか……』
{@] ^ω^)「もう結構時間やばいおね……」
『うん……取りあえず船かなんか借りなきゃな』
{@] ^ω^)「そうだおね……」
539
:
名も無きAAのようです
:2013/05/23(木) 21:42:40 ID:axtf0.1A0
ここまでです!!!短くてごめんね!!!!
釣りはできればあんまりやらないでね!!!でも一週間後って言ったくせに放置した自分が何より悪質なつりだよね!!!!!
今度からまとめて投下ってよりはちょこちょこ投下にしようと思います!!!!
ではまた!!!!
540
:
名も無きAAのようです
:2013/05/23(木) 21:43:26 ID:eFQbx3gY0
乙!!!!!!!!
541
:
名も無きAAのようです
:2013/05/23(木) 21:46:43 ID:TtthnuSo0
乙
ギコは大丈夫か?
542
:
名も無きAAのようです
:2013/05/23(木) 21:52:11 ID:wenPMYM2O
うおおおお来てたああああああ
543
:
名も無きAAのようです
:2013/05/23(木) 21:56:46 ID:9qdOKv8U0
本物おつおつ!!!
ギコさん大丈夫なのこれ
544
:
名も無きAAのようです
:2013/05/23(木) 22:15:25 ID:ep1tDm.s0
乙
545
:
名も無きAAのようです
:2013/05/23(木) 22:25:25 ID:T7l2H03U0
乙乙ん
546
:
名も無きAAのようです
:2013/05/24(金) 02:35:50 ID:DpeKWm/Q0
きてた!ほんものかよ!!!!
やっぱ面白いな乙
547
:
名も無きAAのようです
:2013/05/24(金) 09:23:54 ID:PXdRhGfM0
遅いぞこのやろー乙!
偽物の宣言だったからトゲ肩パットだけにしてやろう…
548
:
名も無きAAのようです
:2013/05/24(金) 11:24:02 ID:KAquZplsO
偽物が来ると本物が来るという方程式が成り立っている…?
549
:
名も無きAAのようです
:2013/05/24(金) 11:49:53 ID:Y2mT.jF.0
あんまりよくはない流れだがなあ。
おつ
550
:
名も無きAAのようです
:2013/05/24(金) 13:02:18 ID:3aQu8C3w0
うおっ、きてたのか!
乙!
551
:
名も無きAAのようです
:2013/06/14(金) 16:49:43 ID:pr5BL5160
つづきまだー
552
:
名も無きAAのようです
:2013/06/27(木) 22:52:23 ID:22R8esQ20
毎日お前を待つ日々だよ…
553
:
名も無きAAのようです
:2013/07/10(水) 16:11:39 ID:o91ugMmQ0
そろそろかな?(迫真)
554
:
名も無きAAのようです
:2013/07/12(金) 02:16:07 ID:pxLrn2IA0
ちょこちょこ投下してくれるって言ったじゃない (`;ω;´)
555
:
名も無きAAのようです
:2013/07/28(日) 23:19:56 ID:gp53iCbsO
今みつけて一気に読んだ
クソ面白いなあ、続きすごく読みたい
という訳で期待あげ
556
:
名も無きAAのようです
:2013/08/08(木) 00:51:43 ID:lr3xMX3k0
待ってる
557
:
名も無きAAのようです
:2013/08/11(日) 02:47:17 ID:Jp1PKhhs0
いつまでパンツぬいでりゃいーんだ
558
:
名も無きAAのようです
:2013/08/15(木) 02:30:45 ID:X.QGY/yo0
待ってる
559
:
名も無きAAのようです
:2013/08/22(木) 16:36:42 ID:jgF5/hRY0
待ってます
560
:
名も無きAAのようです
:2013/08/24(土) 16:17:05 ID:cn6VTK8Q0
3話のかきため終わりました!!!!!!!!
ただ投下できる時間がなかなかとれないのでもう少しお待ち!!!!!!ください!!!!!!!!!!!!
申し訳!!!!!!!!!ない!!!!!!!!!!ナッシング!!!!!!!!!
おそらく投下は午前中になります!!!!!!!!!モーニン!!!!!!
561
:
名も無きAAのようです
:2013/08/24(土) 16:19:23 ID:kV9J3beg0
投下楽しみに待ってやす!!!!!!!グッドラック!!!!!!!!
562
:
名も無きAAのようです
:2013/08/24(土) 16:59:55 ID:JzB1oZAEO
信じないぞ!!!!!こいつは偽物だ!!!!!!!!
563
:
名も無きAAのようです
:2013/08/24(土) 19:29:21 ID:2y5196S.0
今さら疑うものか!私は
>>560
を信じる!
564
:
名も無きAAのようです
:2013/08/24(土) 21:10:50 ID:z1rJ090U0
明日になればわかる
565
:
名も無きAAのようです
:2013/08/24(土) 21:15:20 ID:R9x.PIDM0
待ってる!!!!!からな!!!!!!
566
:
名も無きAAのようです
:2013/08/25(日) 08:02:39 ID:uG01BNrk0
待ってるぞ
いいな?
待ってるぞ
567
:
名も無きAAのようです
:2013/08/25(日) 09:08:19 ID:NjSedTuI0
いやっほほほほほほほほほおおおおおおお
568
:
名も無きAAのようです
:2013/08/25(日) 12:29:52 ID:AugXBkSU0
午前…中……
569
:
名も無きAAのようです
:2013/08/25(日) 12:53:10 ID:ebgdNBG60
いつの午前中かは言っていない
つまりその気になれば来年の午前中だってありうる、ということ……
570
:
名も無きAAのようです
:2013/08/25(日) 13:09:36 ID:PjSo4plkO
釣りでも何でも構わない!
いくらでも待ってやるさ!!
571
:
名も無きAAのようです
:2013/08/25(日) 14:58:31 ID:YxSstSXk0
昼になってしまいました!!!!!
572
:
名も無きAAのようです
:2013/08/25(日) 15:00:40 ID:YxSstSXk0
カラスが鳴き始めるころ!!!!!
('A`)「遺書、書いとこうかな……」
{@] ^ω^)「時期に閻魔省の奴らも地獄から戻ってくるお……いよいよやばいお……」
(,,>Д<)ブエーックショイ!!
('A`)「やっぱりギコは丈夫だな……」
{@] ^ω^)「よっ、狼男……」
(,,;゚Д゚)(本当に命がかかっているだけに怒るに怒れない……)
('A`)「いっそとっとと国外逃亡を……」
{@];^ω^)「あ!それ僕も連れてってお!!」
('A`)「お前の格好じゃ空港じゃ即連行だぞ」
{@] ^ω^)「もうマジで終わった感じあるお……」
('A`)「短い人生だった……」
「諦めるのはまだはやいぞドクオ!!!」
{@] ^ω^)「だ、誰だお!?」
573
:
名も無きAAのようです
:2013/08/25(日) 15:01:34 ID:YxSstSXk0
('A`)「この声は……」
バァ―――――――――――ン!!
_
( ゚∀゚) r‐‐、
_,;ト - イ、 <_プー゚)フ
(⌒` ⌒ヽ /,、,,ト.-イ/,、 l
|ヽ ~~⌒γ⌒) r'⌒ `!´ `⌒) _人人 人人_
│ ヽー―'^ー-' ( ⌒γ⌒~~ /| > 俺たちだ!<
│ 〉 |│ |`ー^ー― r' |  ̄Y^Y^Y^Y ̄
│ /───| | |/ | l ト、 |
| irー-、 ー ,} | / i
| / `X´ ヽ / 入 |
※イメージ
('A`)「エクストにジョルジュ!!お前らどうして……いやどうしたエクストお前その首……どっち向いてるんだ……」
<_;プー゚)フ「イメージだっつってんだろ!!!」
{@] ^ω^)「あ、朝の人たち!!」
(,,;゚Д゚)「?」
_
( ゚∀゚)「所長がお前らがヤバいかも、って言ってたからな。何とか早く抜け出してきたってわけよ」
<_プー゚)フ「で?その様子だとマジで困ってるんじゃないのか?」
('A`)「あぁ……実は……」
574
:
名も無きAAのようです
:2013/08/25(日) 15:02:16 ID:YxSstSXk0
!!!説明中!!!
<_プー゚)フ「なるほど……そんなことが……しかし重要書類をなくしちまうとは情けねぇなぁ」
{@] ^ω^)(ちゃんと『そっち』の事情のことは隠しておくんだおね)ヒソヒソ
('A`)(あぁ。こいつらを信用してないわけじゃないがリスクは減らしておきたいしな。命に関わるし)ヒソヒソ
_
( ゚∀゚)「いやちょっとおかしいだろ」
(;'A`)「ギクゥ!!えぇ!!?何がぁ?」
{@];^ω^)「充実度99パーセントの説明なのに?」
_
(;゚∀゚)「いや、ほら凧のくだりとか……」
('A`)「え?何が?」
{@] ^ω^)「成功確率テンナインのナイスプランなのに?」
_
(;゚∀゚)「天狗がバラエティバズーカごときに後れを取るわけないだろ!!あほか!!!」
{@] ^ω^)「た、確かに……」
('A`)「気が動転してたからしょうがないな……朝喫茶店で女性店員と会ったダメージが尾をひいてたし……」
{@] ^ω^)「それひきずってたのかお……」
(,,゚Д゚)「え〜っ、じゃあ俺の墜落はろくに考えもせずに作戦実行したその結果だったんですか……とんだ墜落損ですよ……」
(;'A`)「と、とにかく!はやくあいつらつかまえないと!!」
(,,゚Д゚)「ドクオさん、話題そらす時に『とにかく』使うの好きですよね……」
(;'A`)「んもぅ、今そんなとこ突っ込まないで!!」
_
( ゚∀゚)「他の職員が出てくるまで時間もあんまりないしな……今から1時間が勝負、ってとこだな」
575
:
名も無きAAのようです
:2013/08/25(日) 15:03:26 ID:YxSstSXk0
<_;プー゚)フ「しかし天狗が相手か……あいつら、はっやいからなぁ……」
('A`)「……いや、いい作戦がある!!」
(,,゚Д゚)「正直もうドクオさんの作戦に付き合いたくないんですけど……」
(;'A`)「つ、次のは大丈夫だって!!ギコは現場には来てもらわなくていいから!!」
(,,゚Д゚)「?それじゃどうやって……」
('A`)「力を借りるのさ!!みんなのな!!」
――――――――――――――――――――――――――――――……………………………………………
576
:
名も無きAAのようです
:2013/08/25(日) 15:04:06 ID:YxSstSXk0
30分後!!!!!!
( ´_ゝ`)「ふぃ〜っ、観光もあらかた済ませたしそろそろ帰るか」
(´<_` )「そうだな、母者が帰ってくる前に戻らないと命がない」
( ´_ゝ`)「母者の外出なんてちょっと久しぶりだったしな。ちょいとはしゃぎすぎちゃったな」
(´<_` )「まぁな、オンとオフの切り替えができる、そんなメリハリ天狗を目指しているからな」
( ´_ゝ`)「天狗にだって些細な毎日に一つまみのスパイスは必要だものな」
(´<_` )「そうだな……ん?それにしてもなんか臭くないか?」
( ´_ゝ`)「うわ!これサバの臭いだよ!!!昼間といい人間どもサバ好き過ぎ!!夕飯時だからってもう!!!もう!!!」
(´<_` )「こっちから臭いするな……仕方ない、迂回していこう」
( ´_ゝ`)「いや、そっちからもにおいする……より遠回りになるけどあっちから行くか……」
(´<_` )「そうだな……」
――――――――――――――――――――――――――――――――――…………………………
577
:
名も無きAAのようです
:2013/08/25(日) 15:06:47 ID:YxSstSXk0
(´<_` )「おい、ちょいとまてまて兄者」
( ´_ゝ`)「ん?どうした流石の弟者」
m9(´<_` )「ほら、あれ」
( ´_ゝ`)「わ!!めっちゃ光ってる!!!なにあれ昼間あんなの無かったじゃん!!!」
(´<_` )「さっき見た地図からするに……おそらくSSKタワーってやつだな。夜になると光るんだろう。タワーのお約束だ」
( *´_ゝ`)「この猛暑だと節電必至なのに……けしからん!!見に行くぞ!!!」
(´<_` )「言葉に反してウキウキホイホイだな兄者」
( *´_ゝ`)「好奇心は誰にも縛られるべきではないのである!!!!」ビューン!!!
(´<_` )「あ!兄者一人だけ抜け駆けはずるいぞ!!!」ビューン!!!
――――――――――――――――――――――……………………………
578
:
名も無きAAのようです
:2013/08/25(日) 15:07:42 ID:YxSstSXk0
―地上から230メートル、SSKタワー―
( *´_ゝ`)「おお、これがタワーか!光ってる光ってる!!!すわっちゃーお!!!ひゃあああああああ!!!!!!!!」
(´<_` )「結構高いな……よいしょっと」
( ´_ゝ`)「うーむ、座り心地悪いなあ。まぁこのへんはただの鉄組みだからしかたないのか」
(´<_` )「修行のときの正座に比べたらどうってことはないがな」
( ´_ゝ`)「鉄なんて所詮硬いだけだしな。近くに母者がいないだけでもう大違いだよ」
(´<_` )「うーん、しかしこれ、鉄にしてはなんかごわごわしてないか?」
( ´_ゝ`)「あ、確かになんだろこれ。最新テクノロジー?」
(´<_` )「んー、でもなんかいっつも触ってるような感触だぞ?」
「そりゃそうだ。そいつは俺の『毛』だからな」
( ´_ゝ`)「へぇ、これ毛だったのか」
(´<_` )「流石の兄者も知らなかっt・・・・って」
( ´_ゝ`)「え?」(´<_` )
シュルルルルルルルルルルルルルルル!!!!!!!!!!!!!
( ;´_ゝ`)「な……!!!」
579
:
名も無きAAのようです
:2013/08/25(日) 15:08:37 ID:YxSstSXk0
(´<_` ;)「……ッ!!!!」バッ
ギュルルルルルルルル!!!
__
く 。 |||⌒ヽ <うおおおおおおおおおおおおん!!!!
| Λ.||| / ̄)_
く ゜ |||( _).__)
 ̄ ̄ビチィ!!
(´<_`; )「あ、兄者ァ!!!!くそ!!何だこの兄者を縛る縄のようなものは!天狗の力でちぎれぬなど……!」
「だから言っただろ?『毛』だよ」
(´<_` ;)「!!誰だっ!!!!」
「自己紹介が遅れて済まなかったな……」シュルシュル……
=┃_________
=┃ (゚∀゚ ) 「俺はジョルジュ。ジョルジュ長岡だ……!」
┃ > ⌒ヽ
┃ / へ / /i
┃ (/二二_ノ/
┃ ┣¨ 〉 / ・/!!!!!
┃ / y i
┃ / ,/ /
┃ ( </ /
┃ \ ( , 〈
┃ ` | |
┃ / | |
┃ ゝ-| 〈
┃ / __)
┃ (_ノ
┃
┃
580
:
名も無きAAのようです
:2013/08/25(日) 15:09:32 ID:YxSstSXk0
(´<_` ;)「タワーの中から……そして眉から伸びる黒い縄……まさかお前……」
_
( ゚∀゚)「へへ。気付いたか?タワーのテッペンから半分くらいまでは表面を俺の『毛』で覆ってるんだよ」
(´<_` ;)「そして自身もそれで包み、あたかもタワーの一部であるように、姿を隠していたというわけか……」
_
( ゚∀゚)「ご名答」
(´<_` ;)(こいつ、浮いている……のではなく、毛でタワーを掴んでいるのか!なんという強靭な毛!!!)
(´<_` ;)「しかし聞いたことなんてないぞ!!!そんな無茶苦茶な毛など!!!!」
_
( ゚∀゚)「厳密には毛、じゃねぇな。『こいつ』は俺の相棒だ」
(´<_` ;)「『こいつ』……?『相棒』……?」
_
( ゚∀゚)「『麻桶(あさおけ)の毛』……」
(´<_` ;)「は?」
_
( ゚∀゚)「阿波の妖怪だよ。加茂村の彌都比売(やつひめ)神社、その神体の麻桶に入ってる毛だ。ま、今は俺と一体化してるがな」
581
:
名も無きAAのようです
:2013/08/25(日) 15:10:12 ID:YxSstSXk0
(´<_` ;)「いやだから毛だろ!!ただの!!!」
ギュウウウウウ!!!
( ゜_ゝ゜)「ギエエエエエエエエ!!!!」
(´<_` ;)「あ、兄者!!!」
_
( ゚∀゚)「あーあ、怒ってるじゃねえか。こいつ結構怖い妖怪なんだぞ?人だって襲う」
(´<_` ;)「く、くそっ!!!!兄者!!!」
_
( ゚∀゚)「そしてこいつにはもう一つ、素敵な名前がある偉大なる人物から与えられている」
( ゜_ゝ゜)「くそ……くそぉ……」ギチギチ
_
( ゚∀゚)「いくぜ……『麻桶毛(まゆげ)』っ!!!!!!!」ビュォ!!!
┃
┃ _人人_
三 ( ;゜_ゝ゜) <おおおお!? ┃ > ビル <
三 ミ三三三彡 ┃  ̄Y^Y^Y ̄
_____________________三__ミ三三三彡 ┃
( ゚∀゚) 三 ミ三三三彡 ┃
/_ ̄つ⊃ <オラっ!!! 三 ノノ ノノ ┃
/ /,>" > 三 ∪ ∪ ┃
(_ノ (__) ┃
┃:;
\ひぎぃ!!!!/┃:;::;;_人人人人_
三 ( ;×_ゝ(┃:;:;> ごっつんこ<
三 ミ三三三┃:;:; ̄Y^Y^YY^Y^ ̄
________________________________三___ミ三三三┃:;
( ゚∀゚) 三 ミ三三三┃:;:;:;ビタアアアアン!!!!!
/_ ̄つ⊃ 三 ノノ ノノ┃:;
/ /,>" > 三 ∪ ∪ ┃:;
(_ノ (__)
582
:
名も無きAAのようです
:2013/08/25(日) 15:11:24 ID:YxSstSXk0
(´<_` ;)「兄者ァ!!!」
_
( ゚∀゚)「あとは人目につかないよう屋上に移動して……と」ヒュン
( ×_ゝ×)「ばたんきゅ〜」
(´<_` ;)「く、くそっ!!!取りあえず上空に逃げていったん体勢を立て直さないと……!!」バサバサッ
_
( ゚∀゚)「逃がすか!!」シュビビッ!
(´<_` ;)「っと!!危ない!!!」
_
( ゚∀゚)「あーくそ、だいぶ上までいきやがったな……」
(´<_` ;)「この辺までくれば……」
「大丈夫ってか?ちょっと気ぃ抜きすぎなんじゃないの?」
(´<_` ;)「な……!?」
583
:
名も無きAAのようです
:2013/08/25(日) 15:12:22 ID:YxSstSXk0
<_プー゚)フ 「いや、いずれにせよ、もうすでにお前の退路は断たれているのだ!!!」
( (
モクモク ) ノノ
(( ,,,;)
) ノ
( _ ⌒) モクモク
( (
) ノ
)ノ
(´<_` ;)「煙に顔が……!?しかも喋って……?……!?」
<_プー゚)フ「煙とは失礼な!!これはれっきとした、俺自身の姿だ!!」
(´<_` ;)「だぁ!もうさっきからわけがわからん!!なんなんだよ!!!たかが煙だろ!??吹き飛ばしてやる!!!」ブンッ!
ビュオオオォォォオオ!!!
<_プー゚)フ「お、天狗の羽団扇か!だが……」
(´<_` ;)「……!!馬鹿な!!微動だにしないだと!!」
<_プー゚)フ「人の話は最後まで聞くもんだ。お前が今目にしているもの、それは俺が視覚化した『姿』に過ぎない。実体じゃぁないんだよ」
(´<_` ;)「は?」
584
:
名も無きAAのようです
:2013/08/25(日) 15:15:30 ID:YxSstSXk0
<_プー゚)フ「二流霊能力者だとな、身体から抜け出たそれに強い光当てたり刺激与えると肉体が苦しむんだとよ。ったく軟弱だぜ!!」
(´<_` ;)「いやだから」
<_プー゚)フ「俺は違う!!身体から抜け出すのではなく俺自身がそれに変わることができる!!!肉体はそこにはない!!つまり死角なし!!!」
(´<_` ;)「だから!!お前は何の話をしているんだ!!!」
<_プー゚)フ「言ってなかったか?」
(´<_` ;)「全く!!」
<_プー゚)フ「へっ、じゃあ冥土の土産に教えといてやる!!!……いくぜっ!!『エクトプラズム』!!!」
ズモモモモモモモ……
(´<_` ;)「こ、これは……!!?」
585
:
名も無きAAのようです
:2013/08/25(日) 15:16:24 ID:YxSstSXk0
(´<_` ;)(煙が俺の周りを囲んでる……!!閉じ込めようってのか!?)
(´<_` ;)「だがこの煙はただの『姿』で実体はないんだろ!?だったら簡単に抜け出して……」
<_プー゚)フ「おっと、言い忘れてたけどよ」
(´<_` ;)「なんだよ!!」
<_プー゚)フ「エクトプラズムは、物質化『も』できるんだよなぁ」
(´<_` ;)「なっ……!!」
ズモモモモ……
(´<_` ;)(くそ!!もうこんなに近く!!上下前後左右、球形で囲まれているようだ……!こんな狭い空間じゃ羽団扇を使えば俺がバラバラになっちまう!!)
ズモモモモモモ……
(゜<_゜ ;)「ぐおっ!!もう無r……」
ズモモモモモモ……
<_プー゚)フ「捕獲完了っと。じゃ、下に降りて……」ズモモ
<_プー゚)フ「ジョルジュ!!捕まえたぞ!!お前のまゆげで縛っておいてくれ!!」
_
( ゚∀゚)「あいよ!」シュビビビビ
(゜<_゜ )「んぐむぅ!!」ギュッ
586
:
名も無きAAのようです
:2013/08/25(日) 15:17:12 ID:YxSstSXk0
_
( ゚∀゚)「へっ、お仲間同士大人しく縛られてな」
( ´_ゝ`)「お仲間?そんなやすっぽいもんじゃないぜ」
(´<_` )「繋がる絆と燃え上がる意思!そう!俺達こそ」
バァ――――――――――――――ン!!!!!!
_人人 人人人人人人人人_
( ´_ゝ`) > 流石ブラザーズだ!!!< (´<_` )
 ̄Y^Y^Y^YY^Y^Y^YY^Y^Y^Y ̄
<_プー゚)フ「はいはい」
_
( ゚∀゚)「お、ケムリマンから元に戻ってる」
<_プー゚)フ「さすがにあれだけやったら疲れるからな」
( #´_ゝ`)「ちぃくしょぉ!!!天狗なのに人間に捕まるとか屈辱的なんですけどぉ!!!」
(´<_` )(……兄者、羽団扇、持ってるか?)ヒソヒソ
( ´_ゝ`)(え?持ってるけどどうしたの?腕縛られてるから使えないけど……)ヒソヒソ
(´<_` )(どこにある?)ヒソヒソ
( ´_ゝ`)(後ろの左ポケットに)ヒソヒソ
(´<_` )(把握した)ヒソヒソ
587
:
名も無きAAのようです
:2013/08/25(日) 15:17:58 ID:YxSstSXk0
<_プー゚)フ「しかしこいつらどうするよ」
_
( ゚∀゚)「とりあえずドクオがくるまで……」
<ヤ、ヤンッ!!クスグッタイ!!
_
(;゚∀゚)「何だ何だ!!?」
<_プー゚)フ「あ!あいつら!!」
バァ――――――――――――――ン!!!!!!
(´<,` )
_ノ_ (//_ゝ//)
〉 \
/ ノ ̄
 ̄´
_
(;゚∀゚)「口で団扇を……!!」
(´<,` )「ふふふ、油断したな人間たち!!」
(//_ゝ//)「弟者よ……人前で兄のお尻を口でまさぐるなんて……そんな子に育ってしまうなんて……」
(´<,` ;)「ええい兄者は静かにしていてくれ!!今はこっちが優位でクールにキメなきゃならんのだ!!」
<_プー゚)フ「チッ」ジリッ
(´<,` )「おっと、少しでも変な動きをしてみろ!この建物ごとお前らを吹き飛ばしてやる!!」
_
(;゚∀゚)(クッ……俺らだけならまだなんとかなるが……この建物の中にはおそらくまだ人がいる……!!)
<_;プー゚)フ「ぐぬうぅ……」
588
:
名も無きAAのようです
:2013/08/25(日) 15:18:45 ID:YxSstSXk0
(´<,` )「ふふふ……ぶっ飛ばされたくなかったら大人しくこちらの指示に従うことだな!!」
<_;プー゚)フ「……あっ」
(´<,` )「取りあえず身体を縛ってるこいつをほどけ!!」
_
( ゚∀゚)「……遅かったじゃねーか」
(´<,` )「そうだよ遅いんだよ早くしろ!!!」
<_プー゚)フ「悪いがその頼みはきけないな」
(´<,`#)「……そうか、それならこっちにもやり方ってもんがある」
(´<,`#)「この建物ぶっ壊す!お前らも吹き飛ぶ!!!!それで解決だ!!!!」
( ;´_ゝ`)「おい弟者!!そんな威力であおいだら俺もぶっ壊れちゃうって!!!おーい!!!」
(´<,`#)「ふんっ!!!」ブンッ!!
( ;゜_ゝ゜)「ぎゃああぁあああ!!!死んだ!死んだ!!死……あれ?」
(´<,` ;)「何……で……?何も起こらない!!?」
_
( ゚∀゚)「肩……」
( ;´_ゝ`)「何?」
_
( ゚∀゚)「肩におかれてる手にも気づかないようじゃまだまだだな……『そいつ』がお前らに触れてる限りな、お前らは『天狗』ではなくなるのさ」
(´<_` ;)「なっ!!」バッ
(;'A`)「くそ、やっと、捕まえたぞぉおぉお……」ゼェゼェ
589
:
名も無きAAのようです
:2013/08/25(日) 15:19:28 ID:YxSstSXk0
( ;´_ゝ`)「お前は……昼間の!!」
<_プー゚)フ「まぁ捕まえたのは俺達なんだがな。ってか遅いぞお前。案の定バテバテだし」
(;'A`)「念のために建物内の人に出てってもらってたから時間食って……その分急いで階段駆け上がってきたんだよ!!!」
(´<_` ;)「くそ、お前ら仲間だったのか……しかし、何故だ!?だとしたら何故待ち伏せなどできた!?」
( ;´_ゝ`)「そ、それに、昼間感じたお前のにおいも全然感じなかったぞ!!」
('A`)「……そう、臭いだ。お前らが探知に『臭い』を使ってるってこと……それは昼間のファーストコンタクトの時点である程度見当はついていた」
('A`)「『同族のかほり』、確かにそう言った。そしてもう一つの確証……お前らが凧におびき寄せられたときだ」
(´<_` ;)「あ、あれもお前らの仕業だったのか!!」
<_プー゚)フ(あの糞作戦か……)
('A`)「お前らの性格なら、珍しいものには何でもかんでも突っ込んできそうなもんだが、あの時は違った。団扇を使った……まるで警戒するように」
('A`)「何を嫌がっていたのか?そりゃ1つしかない。臭いだ。バズーカに仕込んだ網にたっぷり染み込んだサバの臭い。お前らはそれを感じた」
( ;´_ゝ`)「くっ……」
('A`)「離れたところから網に染み込んだサバの存在を認識できるのは、視覚でも、聴覚でも、触覚でも、味覚でもない。嗅覚だけだ」
('A`)「妖怪にありがちな『第六感』的なものかとも思ったが、それも違うとその時分かったよ」
(´<_` ;)「な、何故だ!!」
590
:
名も無きAAのようです
:2013/08/25(日) 15:20:16 ID:YxSstSXk0
('A`)「ファーストコンタクトのとき、お前らは俺の仲間のその時の探知範囲……半径1、2キロの外から俺を探知した」
('A`)「だけどギコ……あー、凧のときは、サバ網があるにも関わらず、それにまるで気付かず、近くにおびき寄せられた。視認できる距離でやっとサバに気付いたんだ」
('A`)「そしてその時……覚えてないか?あのときお前らはギコと『対面』した……『風が顔面直撃する』って言ってた、ギコと対面したんだ」
('A`)「つまりギコがいたのはお前らから見て風下、臭いなら届きにくいはず……探知に使っているのが主に『臭い』だとすれば、その二回の探知能力の差に納得がいく」
( ;´_ゝ`)「で、でもそれだけでなんでここにくるって……!」
('A`)「後は簡単だ。風向きを計算して、各ポイントでサバを焼く。その臭いを避けるようにお前らは移動するだろうから、それを使ってお前らをここまでおびき出す」
('A`)「それにその臭いは、俺の臭いを掻き消してくれる……嫌なものの臭いってのは、他のものより鼻につくもんだからな」
('A`)「そしてここで待機。好奇心旺盛なお前らなら、周りより目立つここ、sskタワーに、きっと来てくれると思ってたよ」
(´<_` ;)「ち、畜生……!」
591
:
名も無きAAのようです
:2013/08/25(日) 15:20:58 ID:YxSstSXk0
―河原―
(,,゚Д゚)「おお、いい具合に焼けてきたな……!」パタパタ
(,,゚Д゚)「確かこの4つ目のポイントが最後だったよな……はぁ、最初からこういうのだったらよかったのに」ジュウゥ
(,,゚Д゚)「よし、それじゃあいただきます」
―ビルの屋上―
{@] ^ω^)「ふいぃ、やっと全部のポイントで焼き終わったお」
{@] ^ω^)「それじゃいただ……」
{@] ゜ω゜)「――――――――――――!!!」
トンッ
{@] ω )ガクッ
「……悪いね、少し眠っててもらうよ」
―廃病院入り口付近―
瓜゚∀゚)「しししししし!!サバの差し入れたぁ気が利くこって!!!」
瓜゚∀゚)「しかし……ついにきちまったなぁ……しししし!!」
瓜゚∀゚)「まぁ精々上手くやるこったな!!!!ししししししし!!!!」
592
:
名も無きAAのようです
:2013/08/25(日) 15:22:11 ID:YxSstSXk0
( ´_ゝ`)「で、何であんたらは俺たちを捕まえようとしたんだ?」
('A`)「お前ら人から奪っておいて……昼のアレだよ!!俺からぱくった資料!!!」
(´<_` ;)「あ、あれな……あ〜、あれかぁ〜」
( ´_ゝ`)「あ、あれなら燃えちゃったぞ」
('A`)「え?」
(゜<_゜;)「ば、バカ兄者!!!そんなこと言ったらころされるぞ!!!!」
( ;´_ゝ`)「え?あ!!!大事なもの燃やしちゃってごめんなさい!!!おねがい!!!!命だけは!!!!!」
('A`)「燃えた……つまり見られることはない……」
('A`)「てことは、この一連の作戦は……ただの取り越し御苦労……」
('A`)「は……ははは……はははははははは……」
( A )ガックリ
<_;プー゚)フ「まぁ、終わりよければすべてよし、ってことで……」
( ´_ゝ`)「なんだ、怒ってないの?じゃあはやく解放し――――」
「終わってないし、よくもないし、怒ってないわけがないよ」
<_;プー゚)フ「!!!?誰だ!?」
_
(;゚∀゚)(な……んだこの威圧感……肌が裂けそうだ!!今まで気配を潜めていたというのか!?これだけ強大な力を!?)
( ゜_ゝ゜)「ひぃ、こ、この、声、は」
(゜<_゜ )「んままままままままままままままままままさか」
593
:
名も無きAAのようです
:2013/08/25(日) 15:24:59 ID:YxSstSXk0
@@@
@#_、_@
( ノ`)「あんたら、よくも抜け出して好き勝手やってくれたね」
(゜<_゜ )「はっはははははははははははははははははははははははははははは」
( ゜_ゝ゜)「じゃじゃじゃじゃじゃじじゃじゃじゃじゃじゃじゃじゃじゃじゃじゃじゃじゃじゃ」
_
(;゚∀゚)(母者……こいつらの母親、つまり増援か!!?)
<_;プー゚)フ(くっ……新手の天狗……しかし……力がこいつらとは段違いだ!!!!)
( ゜_ゝ゜)「あわわわわわわわわわわわわわわわわわわわ」
(゜<_゜ )「おろろろろろろろろろろろろろろろろろろろろろろ」
_
(;゚∀゚)(おいおい冗談じゃねぇ!!こんなの聞いてないぞ!!!)
<_;プー゚)フ(だがこれだけの力ならブーンが気付くはず……何故連絡が来ない!?
594
:
名も無きAAのようです
:2013/08/25(日) 15:29:41 ID:YxSstSXk0
@@@
@#_、_@
( ノ`)「しかし人間にこうもまんまとやられちまうとはねぇ」ギロッ
<_;プー゚)フ「ッ!!」
_
(;゚∀゚)(絶望的!!!逃げることすらできるかどうか……!)
( ゜_ゝ゜)「あ、あの、はは、は、じ、じゃ……」
@@@
@#_、_@
( ノ`)「ふん、あんたらはあとでたっっっっっっっっっぷり絞ってやるから覚悟しときな」
(゜<_゜ )「ヒィィィィィイイイイイイイ!!!!」
@@@
@#_、_@
( ノ`)「それより今は……」キッ
_
(;゚∀゚)(視線がこっちに流れてきただけなのに……汗が全身から噴き出る!)
@@@
@#_、_@
( ノ`)「こっちに用がある」ザッザッ
<_;プー゚)フ(へ、へへ……まじでヤバいんじゃないのかこれ……死ぬんじゃね?)
595
:
名も無きAAのようです
:2013/08/25(日) 15:33:14 ID:YxSstSXk0
@@@
@#_、_@
( ノ`)ザッザッ……
_
(;゚∀゚)
@@@
@#_、_@
( ノ`)ザッ……
<_;プー゚)フ
@@@
@#_、_@
( ノ`)「……ドクオ、久しぶりじゃないか」
(;'∀`)「へ、へへ……いやぁお久しぶりです」
_
( ゚∀゚)<_プー゚)フ「……は?」( ´_ゝ`)(´<_` )
596
:
名も無きAAのようです
:2013/08/25(日) 15:34:07 ID:YxSstSXk0
@@@
@#_、_@
( ノ`)「しっかしあんたは相変わらずほっそいねぇ!!ちゃんとご飯は食べてるのかい?」
(;'∀`)「いやぁ、忙しい時期なんかは毎日三食というわけには」
@@@
@#_、_@
( ノ`)「だめじゃないかちゃんと食べなきゃ!!!身体壊したら元も子もないよ!!!わかってんのかい!!?」
(;'∀`)「わ、わかってますって」
@@@
@#_、_@
( ノ`)「どうせインスタントやら出前やらで済ませてるんだろう!?まったく!!栄養もちゃんと考えてるの!!?」
(;'∀`)「そ、そこまでは手が回らないというか……」
@@@
@#_、_@
( ノ`)「ったく、早くいい嫁さんもらいなさいよ……いつまでも女の子が怖いなんて言ってないで……」
@@@
@#_、_@
( ノ`)ガミガミガミガミ ('A`;)
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