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ミニラノベ祭りのようです
1
:
名も無きAAのようです
:2012/12/17(月) 23:41:08 ID:lXa62M2.0
〜前回までのあらすじ〜
ラノベ祭りが終わって一段落したところで、今日もまた十分絵祭りがそこでは行われていた。
土日ということもあって凄まじい盛況ぶりを見せたそのままのテンションとノリで、なんと司会者はミニラノベ祭りなるものを提案する。
かつて司会者がまだキレッキレの動きをしていた時!に立案した企画らしい。
果たして我らは、前スレが完走した勢いを保ったまま、作品を書き上げ、投下し、了読し、また十分絵祭りへと繋げることができるのか!?
月曜日を撃破した猛者たちが集った。しかし、そこに待ち受けていたのは鯖落ち……
乗り越えるために移住してきた者達が今立ち上がる――
ルール
・エントリーされた絵を元に作品を書き上げること。
・ジャンルは何でも可。ホモでも可。
・投下レスは20レス前後を目安に、30レスを超えないよう気を付けること。
・水曜の18:00までに投下
〜以下エントリー絵〜
ttp://boonpict.run.buttobi.net/up/log/boonpic2_419.jpg
http://boonpict.run.buttobi.net/up/log/boonpic2_420.png
ttp://boonpict.run.buttobi.net/up/log/boonpic2_418.jpg
http://imepic.jp/20121217/033540
http://boonpict.run.buttobi.net/up/log/boonpic2_421.png
http://boonpict.run.buttobi.net/up/log/boonpic2_422.png
http://vippic.mine.nu/up/img/vp102080.jpg
http://boonpict.run.buttobi.net/up/log/boonpic2_424.jpg
http://boonpict.run.buttobi.net/up/log/boonpic2_425.jpg
http://boonpict.run.buttobi.net/up/log/boonpic2_423.jpg
http://boonpict.run.buttobi.net/up/log/boonpic2_426.jpg
http://i.imgur.com/3m8XK.jpg
http://l2.upup.be/lFo9ziSdS3
ttp://boonpict.run.buttobi.net/up/log/boonpic2_427.png
2
:
名も無きAAのようです
:2012/12/17(月) 23:42:45 ID:lXa62M2.0
男らしくなりなさい。
何故かそうやって育てられてきた。
そして、それが普通だと思っていた。
(-、-トソン「それなのに……」
ある日、突然、女の子は女の子らしくしなさい!と、言われてしまった。
胸に巻いていたサラシを外し、ズボンは殆ど捨てられた。
代わりに渡されたのはブラジャーとスカート。
(゚、゚トソン「これは、厄介ですね……」
http://blog-imgs-55-origin.fc2.com/m/z/k/mzkzboon/boonpic2_418.jpg
この世に生を受け、はや18年。
始めて自分につけることになったブラジャーを使った感想がこれだ。
(゚、゚トソン「世の中の女性はどうやって止めているのでしょうか……。
手元が見えなければつけられないのですが……」
トソンはため息をついた。
今さら女の子らしくなど、生きられない。
意見を真逆にしてしまった両親を心の底から恨んだ。
それでも、両親の期待に応えたいと思うのは、子供なりの親孝行だった。
(゚、゚トソン女子力アップを目指すようです
3
:
名も無きAAのようです
:2012/12/17(月) 23:43:27 ID:lXa62M2.0
よし満足したから寝る
VIPへの宣伝は誰か頼んだ
4
:
名も無きAAのようです
:2012/12/17(月) 23:47:03 ID:KpXGTZvs0
スレ立て、一レスおつおつ!
というか続き気になるんだけど!女子力アップを目指せよおおお!
5
:
名も無きAAのようです
:2012/12/17(月) 23:47:19 ID:sIudOPQM0
スレ立てと作品投下乙!
トソン可愛いよトソン
6
:
名も無きAAのようです
:2012/12/17(月) 23:47:52 ID:/cobEZ5k0
おつ!
そして次の投下は頂いた!
7
:
名も無きAAのようです
:2012/12/17(月) 23:48:21 ID:TZ3J7xjs0
おお乙
wktk
8
:
名も無きAAのようです
:2012/12/17(月) 23:48:24 ID:XxHUpz0E0
1乙
1レス短編とは言わず、続きが見たいです!!
9
:
名も無きAAのようです
:2012/12/17(月) 23:48:57 ID:/cobEZ5k0
(,,゚Д゚)旅路を往くようです(゚ー゚*)
.
10
:
名も無きAAのようです
:2012/12/17(月) 23:49:14 ID:ngSNzDTE0
スレ立て乙!
こっちでも盛り上がろうぜ!
11
:
名も無きAAのようです
:2012/12/17(月) 23:49:43 ID:/cobEZ5k0
草原を青い猫が歩いています。
ヒゲをゆるがせて、前々へと進みます。
(,,゚Д゚)
しっぽで器用に荷物を担いで、てくてく、てくてく、歩いておりました。
草の国を抜けて、固い床の国に入った時のことです。
(*゚ー゚)「えいしょ、よいしょ」
帽子とマントの小人が、段差の前でぴょいぴょい跳ねておりました。
(,,゚Д゚)「どうしたんだ」
(*゚ー゚)「あら、こんにちは猫さん。
わたし、この先へ行きたいのだけれど、どうしてもここが超えられないの」
http://blog-imgs-55.fc2.com/m/z/k/mzkzboon/boonpic2_424.jpg
(,,゚Д゚)「そいつは大変だ。
おれもこの先へ用がある、手伝ってやろうか」
(*゚ー゚)「まあ本当?」
(,,゚Д゚)「背中に乗りな」
屈めてくれた猫の背に、嬉しそうに小人は乗りました。
いくぜと一声かけて、猫は軽々、段差を乗り越えてやりました。
目と同じ色をした鈴が、りりんとなります。
12
:
名も無きAAのようです
:2012/12/17(月) 23:50:39 ID:/cobEZ5k0
(*゚ー゚)「猫さん、ありがとう。とっても身軽なのね」
(,,゚Д゚)「別にいいさ、旅の途中だ」
(*゚ー゚)「わたしも旅の途中なの。本当に助かったわ」
(,,゚Д゚)「ふぅん、あんたもか」
じいっと猫は小人を見つめます。
何かしら、と小人は首を傾げました。
(*゚ー゚)「猫さん、どうして旅をしているの?」
(,,゚Д゚)「春風を探しているんだ。春を呼ぶために」
(*゚ー゚)「わあ、すてき」
(,,゚Д゚)「あんたは魔女かい? それなら春を呼ぶ方法を知らないか?」
(*゚ー゚)「ごめんなさい、わたしは雨の魔女。春でも風でもないわ」
(,,゚Д゚)「そうか、それならまた旅を続けよう。あんたはどうして旅してる?」
(*゚ー゚)「色んな国をまわって、勉強しているの。
ねえ猫さん、よかったら一緒に行っていい?」
(,,゚Д゚)「構わないがどうしてだ?」
(*゚ー゚)「お礼がしたいの。旅の途中でわたしの魔法が役に立つかもしれないわ」
(,,゚Д゚)「そうか、それじゃあ一緒に行こう」
こうして猫と小人は一緒に旅をすることになりました。
猫はギコ、小人はしぃと名乗りました。
.
13
:
名も無きAAのようです
:2012/12/17(月) 23:51:23 ID:/cobEZ5k0
固い床の国を越え、
('A`)「春を? ごめんな、オレは泳ぐことしかできないよ」
魚の居る湖の国を越え、
ハハ ロ -ロ)ハ「ウーン、ワタシの音で呼べたらいいんダケド」
音にあふれた木琴の国を越え、
(*゚ー゚)「わあ、灯りがきれい」
(,,゚Д゚)「あったかい光だな」
静かに佇む夜光の国を越え、
色んな国を超えました。
.
14
:
名も無きAAのようです
:2012/12/17(月) 23:52:30 ID:/cobEZ5k0
(,,゚Д゚)「……見つからないなあ、ゴルァ」
(*゚ー゚)「ギコくん、ギコくん」
(,,゚Д゚)「何だ、しぃ。……ん? おお!」
時にしぃが雨から虹を見せたり。
(*゚ー゚)「きゃっ」
(,,゚Д゚)「大丈夫か、みせてみろ」
時にギコがしぃの手当てをしたり。
色んなことがありました。
そうして、雪の国でのことでした。
川 ゚ -゚)「ふぅむ、ここはご覧の通り雪一面。
だがこの先には谷がある。そこからいつも風が吹く」
冬の魔女が、そんな風に言いました。
(*゚ー゚)「行こう、ギコくん」
(,,゚Д゚)「ああ行こう」
そうして風の音がする、谷へとやってきたのです。
.
15
:
名も無きAAのようです
:2012/12/17(月) 23:53:02 ID:FLJpisfA0
こっちでも支援っているのかい?
16
:
名も無きAAのようです
:2012/12/17(月) 23:53:11 ID:/cobEZ5k0
(*゚ー゚)「ねえギコくん、どうして春風を探しているの?」
(,,゚Д゚)「花が咲かないんだ。春に咲く花を、おれは見たい」
(*゚ー゚)「きっときれいな花なのね」
(,,゚Д゚)「……そうさ、きっとそうだ」
('、`*川「あらあら、お客様?」
(,,゚Д゚)「あんたは風を吹かせているのか?」
('、`*川「ええ、ここは風を生む谷よ」
(,,゚Д゚)「それなら春風を吹かせる方法を知らないか。おれの国に春を呼びたいんだ」
('、`*川「いいわ、春風の歌を教えてあげる」
風の歌い手は、歌を教えてくれました。
これであとは、国に戻って歌を歌うだけです。
.
17
:
名も無きAAのようです
:2012/12/17(月) 23:53:53 ID:/cobEZ5k0
(*゚ー゚)「よかったね、これで春が来るね」
(,,゚Д゚)「ああ」
(*゚ー゚)「……そしたらもうすぐ、お別れだね」
(,,゚Д゚)「…………」
てくてく、てくてく。
押し黙りながら、ふたりは歩きます。
(,,゚Д゚)「なあ、しぃ」
(*゚ー゚)「なあに、ギコくん」
(,,゚Д゚)「おれは、途中から旅の目的が、少し変わったんだ」
(*゚ー゚)「花を咲かせるのではなかったの?」
(,,゚Д゚)「咲かせるさ。でもそれを、しぃと一緒に見たいんだ」
ぴたりとしぃの足が止まりました。
ギコも、脚を止めてしぃをみつめました。
.
18
:
名も無きAAのようです
:2012/12/17(月) 23:54:22 ID:ngSNzDTE0
読んでるよって意味で支援があってもいいじゃないか
19
:
名も無きAAのようです
:2012/12/17(月) 23:54:37 ID:/cobEZ5k0
(,,゚Д゚)「今度は一緒に、おれの国に行こう」
(*゚ー゚)「…………」
何も答えないしぃに、少しギコが不安になった頃。
(*^ー^)「うん! そしたらわたし、雨を花にあげるわ!」
ぱあっとしぃは、笑顔になりました。
(,,*゚Д゚)「……おう」
くるんとしっぽを動かして、照れくさそうにギコは言いました。
てくてく、てくてく、猫と小人は歩きます。
優しい色した花を、みるために。
.
20
:
名も無きAAのようです
:2012/12/17(月) 23:55:32 ID:/cobEZ5k0
以上
使用作品 No.8
http://blog-imgs-55.fc2.com/m/z/k/mzkzboon/boonpic2_424.jpg
やっぱ投下は楽しいぜ!
21
:
名も無きAAのようです
:2012/12/17(月) 23:56:48 ID:FTllpp7Y0
乙・・・! 乙・・・!
22
:
名も無きAAのようです
:2012/12/17(月) 23:57:49 ID:ngSNzDTE0
乙!ほっこりした
23
:
名も無きAAのようです
:2012/12/17(月) 23:58:59 ID:KpXGTZvs0
おつ〜!
もう一行目から、優しいほんわかした話しっぷりが伝わってきた
ハッピーエンドいいね!
24
:
名も無きAAのようです
:2012/12/18(火) 00:01:57 ID:f7GdLveg0
おっ、じゃあ次投下しますよー
25
:
名も無きAAのようです
:2012/12/18(火) 00:02:24 ID:arWQCkK60
乙です!やっぱりいいなぁこのコンビ
26
:
名も無きAAのようです
:2012/12/18(火) 00:03:15 ID:pzwX9izk0
乙
あったかくなった。ギコとしぃ以外のキャラも良いなぁ
27
:
名も無きAAのようです
:2012/12/18(火) 00:03:31 ID:sxcMPRa20
乙、そして支援だ
28
:
(゚、゚トソン驚異なる胸囲のようです
:2012/12/18(火) 00:03:48 ID:f7GdLveg0
( ゚∀゚)「……」
(゚、゚トソン「……」
( ゚∀゚)「経理部の都村さん、だよね?」
(゚、゚トソン「はい……」
( ゚∀゚)「悪いけど俺、巨乳じゃないとダメなんだ」
( ゚∀゚)「だからBカップの君とは付き合えない」
(゚、゚トソン「……そう、ですか」
( ゚∀゚)「なんかごめんね」
(゚、゚トソン「いえ、気にしないで下さい。それより、あの、明日のプレゼン頑張って下さいね」
( ゚∀゚)「あ、ああ。じゃあ、お疲れ様」
(゚、゚トソン「はい、では」
( ゚∀゚)「うん、また」
(゚、゚トソン「……」
(゚、゚トソン「……はぁ、帰りますか」
29
:
(゚、゚トソン驚異なる胸囲のようです
:2012/12/18(火) 00:04:30 ID:f7GdLveg0
(゚、゚トソン(ただいまっと)
(゚、゚トソン「はぁ……」
(゚、゚トソン(身長は無駄にあるのに、どうして胸は育たなかった……)
(゚、゚トソン(神さま、もしもいるのならどうか私を巨乳に)
(゚、゚トソン「……」
(‐、‐トソン「……」
30
:
(゚、゚トソン驚異なる胸囲のようです
:2012/12/18(火) 00:05:12 ID:f7GdLveg0
♪アサダヨー アサダヨー
(´、`トソン「うーん……、もう朝ですか……」
(´、`トソン(昨日のことを思うと、胸が重い)
(゚、゚トソン「……んん?」
(゚、゚トソン「というか、なんだか物理的に重いような」
(゚、゚;トソン「……って、ぎゃあああ!! なんだこの物体は!?」
(゚、゚;トソン「揺れる! 揺れてる!」
(゚、゚;トソン「……お、落ち着きましょう、私!」
(゚、゚トソン「……」
(゚、゚トソン「……胸が」
(゚、゚;トソン「あの頼りなかった私の胸が、一晩で脂肪の塊になってる……」
31
:
(゚、゚トソン驚異なる胸囲のようです
:2012/12/18(火) 00:05:58 ID:f7GdLveg0
(゚、゚トソン「……」
(゚、゚トソン(……D? いや、それ以上あるんでしょうか?)
(゚、゚*トソン「……」
(゚、゚トソン「あっ! それより、早く出社の支度しなければ!」
(゚、゚トソン(パンをトーストする間に着替えて、っと……)
(゚、゚トソン「ぬぬぬ、ブラがキツい……」
(゚、゚;トソン(ホック留められな……、あっ、なんとかいけました)
(゚、゚トソン(とすると、シャツも……)
32
:
名も無きAAのようです
:2012/12/18(火) 00:06:16 ID:arWQCkK60
支援といこう
33
:
名も無きAAのようです
:2012/12/18(火) 00:06:29 ID:ce8uBvyQ0
_ ∩
( ゚∀゚)彡 おっぱい!おっぱい!
⊂彡
34
:
(゚、゚トソン驚異なる胸囲のようです
:2012/12/18(火) 00:06:41 ID:f7GdLveg0
(゚、゚トソン「……」
(゚、゚トソン「これは厄介なことになりましたね……」
(゚、゚*トソン「……えへへ」
チンッ
(゚、゚トソン「おっ、トースター君、ナイスタイミング」
(゚、゚トソン(帰りにサイズの合ったのを買わないといけませんね)
(゚、゚トソン「しかし、私の身にいったい何が」
(゚、゚;トソン「あっ、まさか、昨日の願いごとが……」
(゚、゚トソン「……」
(゚、゚;トソン「うおっ! もう、こんな時間ですか、行きましょう!」
35
:
名も無きAAのようです
:2012/12/18(火) 00:07:09 ID:yzUBuRB.0
支援支援
36
:
(゚、゚トソン驚異なる胸囲のようです
:2012/12/18(火) 00:07:50 ID:f7GdLveg0
(゚、゚トソン「……」
ξ゚⊿゚)ξ「……」
(*゚ー゚)「……」
(゚、゚*トソン(うおお、道行く貧乳どもの羨望の眼差しが突き刺さってくる)
(゚、゚トソン(地獄とは他人のことだ、なんてサルトルの戯曲にありましたけど)
(゚、゚*トソン(今の私には他人の視線が心地良い……)
(゚、゚トソン(ふっふっふ、見たいだけ見るがよい)
(゚、゚トソン「おはようございます」
( ゚д゚ )「おはようございます」
(゚、゚トソン(心なしか守衛さんの視線も胸に……)
o川*゚ー゚)o「トソちゃん、おはよー」
(゚、゚トソン「あ、キュー。おはよう」
o川;゚ー゚)o「……」
(゚、゚トソン「どうかしました?」
37
:
(゚、゚トソン驚異なる胸囲のようです
:2012/12/18(火) 00:08:48 ID:f7GdLveg0
o川;゚ー゚)o「キュー、朝からお疲れかも、幻覚が見える……」
(゚、゚トソン「あ、これですか。現実ですよ、キュー」
o川;゚ー゚)o「いやいや、昨日まで確かにそこはのっぺりしてたのに……」
(゚、゚トソン「ええ、おかげで、ブラがキツくてキツくて」
o川*゚ー゚)o「シリコンとかじゃないよね?」
(゚、゚トソン「良かったら触ります? ほら、本物ですよ」
o川*゚ー゚)o「いや、遠慮しとくよ……、キューには自前の胸があるし」
( ・∀・)「都村さん、素直さん、おはよう」
o川*゚ー゚)o「おはようございます。……じゃ、トソちゃん、またあとで!」
(゚、゚トソン「ええ。モララーさん、おはようございます」
( ・∀・)「さっそくなんだけど、第2倉庫の伝票で……」
(゚、゚トソン「はい……」
(゚、゚トソン「……」
38
:
(゚、゚トソン驚異なる胸囲のようです
:2012/12/18(火) 00:09:45 ID:f7GdLveg0
……………
………
…
(゚、゚トソン(3時……、今頃ジョルジュさんはプレゼンですか)
(゚、゚トソン(……)
(゚、゚トソン(まあ、外見で人を見る輩に未練なんてありませんし)
(゚、゚;トソン(……なぜか人のバストサイズ把握してましたし)
(゚、゚トソン「……」
(゚、゚トソン(さっさと忘れましょう)
(゚、゚トソン「……」
39
:
名も無きAAのようです
:2012/12/18(火) 00:10:27 ID:arWQCkK60
( ゚∀゚)o彡゚ おっぱい!おっぱい!
40
:
(゚、゚トソン驚異なる胸囲のようです
:2012/12/18(火) 00:10:29 ID:f7GdLveg0
……………
………
…
(゚、゚トソン(よし、業務終わり)
o川*゚ー゚)o「おーい、トソちゃん、おつかれさまー」
(゚、゚トソン「お疲れさまです、キュー」
o川*゚ー゚)o「ねえねえ、このあとブラ買いに行くんでしょ? キューも手伝うよ!」
(゚、゚トソン「いえいえ、大丈夫ですよ」
o川*゚ー゚)o「まあまあ、もとから巨乳の私がいた方が何かと役立つよ〜」
(゚、゚トソン(むっ)
41
:
(゚、゚トソン驚異なる胸囲のようです
:2012/12/18(火) 00:11:28 ID:f7GdLveg0
(゚、゚トソン「いいえ、一人でできますから」
o川*゚ー゚)o「そう? じゃあ、駅まで一緒に帰ろー」
(゚、゚トソン「課長に提出する書類があるので、先に帰っていてください」
o川*゚ー゚)o「……わかった。じゃあ、明日ね」
(゚、゚トソン「はい」
(゚、゚トソン「……」
(゚、゚トソン(……巨乳が、偉かったりでもするんでしょうかね)
(゚、゚トソン(5分くらい時間潰して帰りましょう)
(゚、゚トソン(本当はそんな書類なんてありませんし……)
42
:
(゚、゚トソン驚異なる胸囲のようです
:2012/12/18(火) 00:12:32 ID:f7GdLveg0
( ゚д゚ )「お疲れ様です」
(゚、゚トソン「はい、お疲れ様です」
(゚、゚トソン(外は雨ですか)
(゚、゚トソン(折りたたみ傘、持ってて良かった)
(゚、゚トソン「あっ、キュー……」
(゚、゚トソン(さっきあの子、傘持ってなかったな)
(゚、゚トソン「……」
(゚、゚トソン(走れば、まだ……)
(゚、゚トソン「……」
(゚、゚;トソン(胸が重い、なんて、走りにくい……)
43
:
(゚、゚トソン驚異なる胸囲のようです
:2012/12/18(火) 00:13:13 ID:f7GdLveg0
(゚、゚;トソン「……ハァッ、ハァッ」
(゚、゚トソン(……バカな意地を張って、変な嫉妬をして)
( 、 トソン(大切な友人を、私は……)
(゚、゚トソン「……」
(゚、゚トソン(ああ、厄介なことになってたのは、胸なんかじゃなかった)
(゚、゚;トソン(本当に厄介だったのは、私の頭じゃないですか!)
( 、 トソン「こんなことなら……、始めから胸なんてっ!」
o川*゚ー゚)o
(゚、゚;トソン「あっ、キュー!」
o川*゚ー゚)o「あれっ、トソちゃん」
44
:
(゚、゚トソン驚異なる胸囲のようです
:2012/12/18(火) 00:13:57 ID:f7GdLveg0
(゚、゚トソン「ハァ、ハァ……」
(゚、゚トソン「……風邪、引きますよ」
o川;゚ー゚)o「トソちゃんもほんとに傘差してきたの? ずぶ濡れじゃん」
(゚、゚トソン「入ってください」
o川*゚ー゚)o「折りたたみ傘に二人は無理だよ」
(゚、゚トソン「いいですから」
o川;゚ー゚)o「う、うん」
(゚、゚トソン「……」
o川*゚ー゚)o「……」
(゚、゚トソン「……あの、やっぱりブラ選び、ついてきてくれませんか」
45
:
(゚、゚トソン驚異なる胸囲のようです
:2012/12/18(火) 00:14:55 ID:f7GdLveg0
o川*゚ー゚)o「……」
(゚、゚;トソン「……」
o川*゚ー゚)o「やっぱりキューの助けが必要だったか! もう、素直にそう言えばいいのにー」
(゚、゚トソン「……その、ごめんなさい。元から胸の大きいキューに、なぜか嫉妬しちゃって……」
o川*゚ー゚)o「よし、いま過去になった! 雨に流そう!」
(゚、゚トソン「……不思議ですね、私の胸が小さかったときは微塵も思わなかったのに」
o川*゚ー゚)o「さっ、早く行かないとお店しまっちゃうよ」
(゚、゚トソン「……キュー」
(゚、゚トソン「あと、フられたので愚痴も聞いてください……」
o川;゚ー゚)o「ええっ!? 初耳だよ!?」
(゚、゚トソン「おいおい話します」
o川*゚ー゚)o「じゃ、まずは下着を買って、それからとことん飲、……って、あれ?」
(゚、゚トソン「どうしました?」
46
:
名も無きAAのようです
:2012/12/18(火) 00:15:55 ID:U/S4YvTM0
ギャグかと思いきや
47
:
(゚、゚トソン驚異なる胸囲のようです
:2012/12/18(火) 00:15:59 ID:f7GdLveg0
o川;゚ー゚)o「あのー、言いづらいんだけど……」
(゚、゚トソン「へ?」
o川;゚ー゚)o「その、いつものトソちゃんになってるというか……」
(゚、゚トソン「何を言ってるんですか? 私は私ですよ」
o川;゚ー゚)o「ゴホッ……、バス、ゴホッ、バストのあたりとか」
(゚、゚トソン「えっ?」
o川;゚ー゚)o「……」
(゚、゚:トソン「……む、胸がない」
o川*゚ー゚)o「……」
(゚、゚トソン「……」
(゚、゚;トソン「……か、神様、わ、私の胸を返せえええ!!」
o川*゚ー゚)o「……」
o川;゚ー゚)o「今日は深酒になりそうだ……」
おわり
48
:
名も無きAAのようです
:2012/12/18(火) 00:16:35 ID:yzUBuRB.0
乙!!
次、投下するぜ
49
:
名も無きAAのようです
:2012/12/18(火) 00:16:58 ID:MSPfi8660
おつ! トソンの浮かれっぷりがいいねww
50
:
名も無きAAのようです
:2012/12/18(火) 00:17:05 ID:ce8uBvyQ0
乙ぱい!
51
:
名も無きAAのようです
:2012/12/18(火) 00:17:52 ID:arWQCkK60
乙ぱい!乙ぱい!
52
:
名も無きAAのようです
:2012/12/18(火) 00:18:02 ID:f7GdLveg0
http://blog-imgs-55-origin.fc2.com/m/z/k/mzkzboon/boonpic2_418.jpg
このイラストからでした、ありがとう!
53
:
名も無きAAのようです
:2012/12/18(火) 00:18:31 ID:GnsIvqeo0
乙!巨乳になって調子乗っちゃうトソン可愛い
そして支援!
54
:
名も無きAAのようです
:2012/12/18(火) 00:18:34 ID:lE3s90Js0
乙ぱい!
55
:
名も無きAAのようです
:2012/12/18(火) 00:19:40 ID:yzUBuRB.0
>>48
感想抜けてた!
トソン可愛すぎるだろ…
俺がもらっていきたい
56
:
ミニラノベ
:2012/12/18(火) 00:20:53 ID:yzUBuRB.0
(;'A`)「兄者!滑り台から落ちてって聞いたぞ!生きてるか!?」
_
( ゚∀゚)「お、思ったよりは大丈夫そうだな」
( ^ω^)「まったくだお!心配したんだお!」
( ´_ゝ`)「おー、お見舞いありがとう」
真っ白な病室の真っ白なベットの上で兄者が笑う。
兄者の友人たちは、わらわらと近寄りその無事を確かめた。
_
( ゚∀゚)「馬鹿だよなwwwなんであんなところから落ちたんだよ」
( ^ω^)「本当だお。骨にヒビ入っただけ良かったお」
( ´_ゝ`)「どうりでそんなに痛くなかったわけか。折れてると思ってた」
('A`)「で、教えろよ。あの滑り台で何してたんだよ」
( ´_ゝ`)「まあ待て、焦るな。ちゃんと教えてやっから」
まるで今から大切な話をするとでも言うように、真面目な声色で兄者は語り始めた。
57
:
名も無きAAのようです
:2012/12/18(火) 00:21:55 ID:yzUBuRB.0
例の公園。
ニューソク高校近くの公園だな。
あそこに馬鹿デカイ滑り台があるのは、皆知ってると思う。
ジャングルジムと合わさったような滑り台だおね。
そう、その通りだ。何でも高さは五メートルあるらしいぞ。
昨日、お前らと別れた後さ、学校にDS忘れたことに気付いたんだ。
それで慌てて取りに戻ったんだけど、その途中に例の公園前を通ったわけだ。
いつもは公園なんか気にも留めないはずなのに、その日はどうしてかチラッと公園に目をやってな。
そしたら、滑り台の上に誰か一人で立ってたんだ。
少し遠かったけど、それが俺たちの高校の制服を着てることが分かった。
しかも女子な。
で、見に行ったのか?
もちろん。滑り台の上に、しかも一人で立ってるんだぜ?気になるだろ?
そんでゆっくり近づいたんだ。
誰がいたと思う?
勿体ぶんなよ、兄者。
だから焦るなってば。
まあいいや。
そこにいたのは、我が校のアイドル、津出デレだったんだ。
デレのおっぱいはデカイ!
時に落ち着け、ジョルジュ。
それでだ。
結構近くまで寄って行ったんだけど、デレの方は俺に気付いてない様子だった。
そして俺はあることに気付いたんだ。
その時、全身が震えたね。
いてもたってもいられなくなって、俺は音を立てないようにジャングルジムの部分から登り始めた。
あともうすぐ。
あと一歩で真実を知ることが出来ると思った。
58
:
名も無きAAのようです
:2012/12/18(火) 00:22:47 ID:yzUBuRB.0
「兄者くん、だよね?」
真実を知ることで頭がいっぱいになっていた俺は、気付いてなかったんだ。
デレが俺の存在に気付いていることに。
「今頃気づいても遅いよ?」
http://blog-imgs-55.fc2.com/m/z/k/mzkzboon/boonpic2_422.png
くるりとデレが振り向いた。
一瞬目が合った。凄い笑顔なはずなのに、俺の背筋は恐ろしい程冷えていったのが分かった。
それと同時だったかな。浮遊感を覚えたのは。
でも最後に神は俺を見放さなかった。
突風が吹いたんだ。
正直、死んでも後悔しないと思ったね。
http://blog-imgs-55.fc2.com/m/z/k/mzkzboon/3m8XK.jpg
59
:
名も無きAAのようです
:2012/12/18(火) 00:23:50 ID:yzUBuRB.0
('A`)「で!何色だったんあべしっ」
掴みかからん勢いで食いついてきたドクオがぶっ飛んだ。
ζ(゚ー゚*ζ「素敵なお話をしてるようだけど…わたしも仲間に入れてもらえないかな?」
(;´_ゝ`)「デ、レ…」
(;^ω^)「おー…あ、兄者!僕はこれでお暇するお!」
ζ(゚ー゚*ζ「逃がさないよ?内藤くん」
( ゚ω゚)「ドゥエルッ」
ブーンにデレの華麗なるチョークスリーパーが決まる。
_
( ゚∀゚)「隙あり!!」
いつのまにやら後ろに回り込んだジョルジュがデレの胸を揉みしだいた。
ζ(゚ー゚*ζ
デレは無言の玉蹴りを繰り出し、病室に三つの屍が転がることになった。
60
:
名も無きAAのようです
:2012/12/18(火) 00:25:11 ID:arWQCkK60
おっぱいとは罪深きものよ・・・
61
:
名も無きAAのようです
:2012/12/18(火) 00:25:32 ID:yzUBuRB.0
(;´_ゝ`)「あの…その…」
ζ(゚ー゚*ζ
(;´_ゝ`)「マジですみませんでした」
無言の圧力に負け、ベッドの上で土下座した。
ヒビの入った足なんか気にしない。
死ぬよりマシだ。
津出デレのルックスは、ずば抜けて良い。
街を歩けば、皆が皆振り返ることだろう。
そう見た目は良いのだ、見た目だけは。
彼女は怒りっぽい性格で、どこにそんな力があるのかリンゴくらい簡単に握りつぶせる程の怪力の持ち主なのだ。
それを知らずに近寄った犠牲者は星の数だけいることだろう。
そんなデレであるから、校内で彼女に近づくような男はまずいない。
たまにジョルジュのような無謀な挑戦者もいるようではあるが。
62
:
名も無きAAのようです
:2012/12/18(火) 00:26:34 ID:yzUBuRB.0
(;´_ゝ`)「本当にすみませんでした。出来心だったんです。
もうこのようなことは二度としません。お願いです。命だけはお助けを」
シーツに頭を擦りつけながら何度も謝罪と命乞いを繰り返す。
ζ(゚、゚*ζ「もう…別に殺しまではしないわよ」
(;´_ゝ`)「本当に?」
ζ(゚、゚*ζ「今日だって、突き落としたのはやり過ぎだったかなって思って、お見舞いに来ただけのつもりだったし」
(;´_ゝ`)(よ、よかった…)
あからさまにホッとしたのも束の間。
ζ(゚ー゚*ζ「殺しはしないよ、半殺しまでだよ」
ζ(゚ー゚*ζ「人に話した罰は償わなきゃね」
デレは花が咲いたようににこりと笑った。
63
:
名も無きAAのようです
:2012/12/18(火) 00:26:46 ID:MSPfi8660
しえしえ
64
:
名も無きAAのようです
:2012/12/18(火) 00:28:19 ID:yzUBuRB.0
それから一時間後。
l从・∀・;ノ!リ人「な、なにが起きたんじゃー!」
お見舞いに来た妹者が目にしたのは、死屍累々と"黒レース"というダイイングメッセージだった。
スカートから覗く神秘、のようです 終わり
65
:
名も無きAAのようです
:2012/12/18(火) 00:29:06 ID:ce8uBvyQ0
パン乙! パン乙!
66
:
名も無きAAのようです
:2012/12/18(火) 00:29:36 ID:GnsIvqeo0
乙wwwデレつえー!!
67
:
名も無きAAのようです
:2012/12/18(火) 00:29:53 ID:U/S4YvTM0
使い方うめぇw
乙!
68
:
名も無きAAのようです
:2012/12/18(火) 00:30:00 ID:pzwX9izk0
乙乙
黒レースはいいものだ
デレさんかっけぇ…ジョルジュもかっけぇ
>>47
キュート一人称がキューってのがしっくり来たよ
トソンもかわいかったありがとう!
69
:
名も無きAAのようです
:2012/12/18(火) 00:30:10 ID:I9wlK.NI0
乙乙
デレさんマジこわいっす
70
:
名も無きAAのようです
:2012/12/18(火) 00:30:34 ID:byboAwBI0
こういう自分に正直すぎるジョルジュが羨ましいわ
71
:
名も無きAAのようです
:2012/12/18(火) 00:30:54 ID:lE3s90Js0
乙!
ジョルジュさんが猛者すぎるww
72
:
名も無きAAのようです
:2012/12/18(火) 00:31:00 ID:f7GdLveg0
おつー!
なんというエロい下着を身につけてたんだ……
というかダイイングメッセージって、死んでるじゃないかw
73
:
名も無きAAのようです
:2012/12/18(火) 00:34:30 ID:MSPfi8660
おつー! 語り部分もどきどきする
じゃあ投下! しちゃうよ!
74
:
名も無きAAのようです
:2012/12/18(火) 00:35:02 ID:CMy9KlIw0
しかしなぜデレはパンツが見られるようなところにいたのか…
もしや暴力系ツンデレ?
75
:
名も無きAAのようです
:2012/12/18(火) 00:35:19 ID:MSPfi8660
私はあなたを手に入れた。
.
76
:
名も無きAAのようです
:2012/12/18(火) 00:36:01 ID:MSPfi8660
ζ(゚ー゚*ζ傍にいるようです( ´_ゝ`)
.
77
:
名も無きAAのようです
:2012/12/18(火) 00:36:44 ID:MSPfi8660
ζ(゚ー゚*ζ( ´_ゝ`)
いつだって、あなたは傍にいてくれる。
ζ(゚ー゚*ζ「今日も楽しかったね。ふふ、弟者と妹者の顔、見た?」
( ´_ゝ`)「ああ、みたさ」
ζ(゚ー゚*ζ「弟者ったら、本当面白い人だよね」
( ´_ゝ`)「……」
帰り道、兄者と話しながら歩く。
学校だと見られちゃうから、二人っきりにならないと話せないの。
でも寂しくはない。
こうやって一緒に居られるんだもん。
.
78
:
名も無きAAのようです
:2012/12/18(火) 00:38:02 ID:GnsIvqeo0
支援
79
:
名も無きAAのようです
:2012/12/18(火) 00:38:08 ID:MSPfi8660
ζ(゚ー゚*ζ「兄者とは全然違う顔するよね。それがいいんだけど」
( ´_ゝ`)「弟者は、駄目だ」
ζ(゚ー゚*ζ「ふふ、分かってるよー。兄者があんな顔見せるの、私だけだものね?」
( ´_ゝ`)「ああ」
http://blog-imgs-55-origin.fc2.com/m/z/k/mzkzboon/boonpic2_422.png
「私もこんな顔するの、兄者にだけなんだから」
.
80
:
名も無きAAのようです
:2012/12/18(火) 00:38:54 ID:MSPfi8660
( ´_ゝ`)「……しってる」
ああ、楽しい。
何て幸福な時間。
( _ゝ )「デレが、」
素敵な顔。素敵な声。
家族思いで、鈍感で、私にだけの顔を見せてくれる兄者。
.
81
:
名も無きAAのようです
:2012/12/18(火) 00:39:39 ID:MSPfi8660
( %_ゝ゜)「あの時、そうやって笑った」
.
82
:
名も無きAAのようです
:2012/12/18(火) 00:39:47 ID:yzUBuRB.0
しえしえ
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