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( ^ω^)2012年芸術の秋ラノベ祭りのようです
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高低差のあるレンガの道を歩きながら、少女は赤く染まった空を見上げる。
この街の空が赤いのは、工場からでる煙が空を覆い尽くしていて、
それに下の街明かりが反射しているから赤いのだ。
自分もいずれ、こうなるのだろうな、とクーは思った。
自らが成長するために出した煙で、本当の空さえ隠してしまって、
やがてもっと上にある太陽の光のことなど忘れて、
自分自身が出した光で、自分で照らした、自分自身の姿しか見る事ができなくなるのだ。
川 ゚ -゚)(しかし、それも悪いだけではないかもな)
クーは、後ろに目をやった。
巨大な柱時計は、当たり前にどっしりと、街の中心に立っている。
自分は、この街と同じだ。
それなら、自分の中心にこの銀色の柱時計がいなければおかしいことになる。
銀色で、未来で、住人たちに整備され続け、佇むそれ。
もし、それが自分の中心にあるのなら―――
川 ゚ -゚)
川 ゚ -゚)
川 ゚ー゚)
それは、少しだけ心強いかもしれない。
そう、少女は思った。
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