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从 ゚∀从は鋼鉄の処女のようです Яeboot
356
:
執筆チーム
◆fkFC0hkKyQ
:2012/09/06(木) 22:54:35 ID:n4n6KyEc0
※ ※ ※ ※
――その日最後の煙草に火をつけながら、俺は耐えがたいまでの苛立ちを堪えるのに必死だった。
<ヽ●∀●>】「……そうか。矢張り、残りの車両も全部ダミーだったか。
……ああ、ウリ達をだまくらかすなんぞ、太ぇ根性をしてやがる。
そこら辺は、後できっちりお灸を据えさせてもらうとするさ」
バックミラーの中。
携帯端末で部下とやり取りをするニダーの大親分の顔に、表情は無い。
淡々とした彼の受け答えと反比例するよう、受話口からは爆発寸前のダイナマイトみたいなだみ声が、運転席にまで聞こえて来る。
コンクリート詰めだとか、硫酸のプールだとか、ぶつ切りの単語だけでもゾッとしないものばかりだった。
<ヽ●∀●>】「ああ――そうだな。この借りはきっちりとさせて貰うさ。……ああ、それとは別に野暮用が出来てな。
――何、大したことじゃあねえ。ちょいと、昔の知り合いと会ってな。思い出話に花が咲いちまっただけさ」
レンタカーの窓を開けて、煙草の灰を落とす。
黄昏は終わりを迎え、フロントガラスからは暗黒の沿岸道路が見えた。
<ヽ●∀●>】「――そう言うわけで、今日は遅れるから先に上がってろ。事務所の鍵はきちっと閉めておけよ。最近は物騒だからな」
あんたがそれを言うのか、と心の中で俺が毒づくのと同時、香主殿は通話を終えると携帯を懐にしまった。
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