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('A`)ドクオと飛竜と時々オトモのようです

1名も無きAAのようです:2011/12/18(日) 00:08:51 ID:88pYr5WMO
小説板から引っ越してきました。蕎麦は後程ご馳走します。

前スレ http://jbbs.m.livedoor.jp/b/i.cgi/sports/37256/1300286882/1-

307名も無きAAのようです:2011/12/22(木) 03:54:44 ID:tS9kwa0AO





ξ ⊿ )ξ「変わっちゃったね……お兄ちゃん……」




.

308名も無きAAのようです:2011/12/22(木) 03:55:15 ID:tS9kwa0AO

そのツンの呟きが引き金。ツンのジャギットファイアとデレのフロギィリボルバーが火を噴いた。


―――だが


「―――本当に、ごめんよ」

ζ( ー *ζ「あっ……うっ……」

倒れたのはデレだった。

( ・∀・)「ふむ。やはり嫌われ者の私と言えども、人間を撃つのには抵抗があったのかな」

ブーンにもツンにも見えなかった。モララーがデレの背後に移動したと思ったらデレが倒れたのだ。

309名も無きAAのようです:2011/12/22(木) 03:56:16 ID:tS9kwa0AO

ξ;゚⊿゚)ξ「デレッ!?」

( ・∀・)「おっと、どんな状況でも気を抜いてはいけないな。ドクオ君に教わらなかったかい?」

ビクッと、揺れるツン。背後にモララーが居た。


「―――お前達が成長してくれて、嬉しいよ」


ツンの視界は暗転する。最後に聞こえた小さく消え入りそうな呟きは、決して胸の成長を指した物ではなかっただろう。


( ^ω^)「……モララーさん」

( ・∀・)「なんだね、ブーン君」

今立っているのは、ブーンとモララーだけだ。

310名も無きAAのようです:2011/12/22(木) 03:57:32 ID:tS9kwa0AO

( ^ω^)「どうして、ボク達を止めるんですかお?ボク達が、全然強くないからですかお?足を引っ張っちゃうからですかお?」

ブーンの言葉にモララーは首を振る。


( ・∀・)「違うよ。私が言いたいのは、ドクオ君とギコ君の気持ちを考えろという事だよ。
彼らは、君達を信頼して山に登ったんだ。君達にならユクモを任せられると信じてね。それを右往左往して、結局ビビりながら山に入るという決心をした君達に腹が立ったのさ」

( ^ω^)「確かにボク達は恐がってたお。歩くのも遅かったし、物音がしたら飛び上がって驚いてたお」

( ・∀・)「ふむ」




―――でも




( ^ω^)「それは悪い事かお?確かにユクモ村を守るのも大切な事だって分かってるお。でも、ボクは、ボク達は、ドクオから色んな事を教えてもらったお。言葉じゃなくて、あの人の背中から」

311名も無きAAのようです:2011/12/22(木) 03:58:09 ID:tS9kwa0AO

( ・∀・)「……何を学んだのか、聞いても良いかい?」


( ^ω^)「狩人の心得だったりとか、数えきれない程、多くの事だお。
―――でも、それよりなにより」


ブーンは、大きく息を吐いた。


( ^ω^)「仲間の大切さだおっ!あの人は常に仲間を気に掛けて戦っているおっ!!その背中に追い付きたくて、ボクはここに居るんだおっ!!!!」


ドクオの教えは、確かにブーンの心に刻まれていた。

ブーンの想いは、重かった。

312名も無きAAのようです:2011/12/22(木) 03:58:50 ID:tS9kwa0AO

だがモララーは、それを軽く押し退ける。


( ・∀・)「確かに君の想いは受け取ったよ。だが私にも譲れぬ物があるんだ。ここは引いてくれ給えよ」

(  ω )「……」


ブーンは震えている。自分の無力さに。ここを押し通すだけの力は、今のブーンには無い。だが「はい、そうですか」と割り切れる程、ブーンは賢くない。

313名も無きAAのようです:2011/12/22(木) 03:59:19 ID:tS9kwa0AO







ξ*゚ー゚)ξ『でも、そんなバカなブーンの事が、私は好きなんだから』







.

314名も無きAAのようです:2011/12/22(木) 04:01:20 ID:tS9kwa0AO

(  ω )「……分かりましたお。ボク達は、村へ帰りますお」

ちゃんと話せているだろうか。出来るだけ平坦に、モララーの油断を誘えているだろうか。
震える足は無視する。今は、自分が怯えているだとか、そんな事はどうでも良い。


( ・∀・)「そうかい!分かってくれた(  ω )『でもッ!!』……なんだい?」

ブーンはバカだ。毎回のクエスト報酬の管理も全てツンに任せているし、ドクオが話す経験談だって完璧には理解できない。


―――だがッ


.

315名も無きAAのようです:2011/12/22(木) 04:01:45 ID:tS9kwa0AO







(#`ω´)「好きな女を殴られてッ!黙ってられる程、バカじゃねーんだおおぉぉぉおおお!!!!!!!!!」






.

316名も無きAAのようです:2011/12/22(木) 04:02:34 ID:tS9kwa0AO

ブーンの拳がモララーの頬を捉えた。

( ・∀(メ)「……」

それでも、モララーは倒れなかった。先程のブーンの想いに負けぬ、譲れない物が彼にもあったからだ。

( ・∀・)「ふむ。今のはなかなか効いたよ。心に刺さる、良い拳だった」


―――だが


(#・∀・)「俺だって、この二人が大切なんだ!!この大バカ野郎がァ!!!!」

今度は、モララーの拳がブーンを捉えた。ブーンはそのまま後ろへとブッ飛ばされる。


(  ω(メ)「……クソ、がお」


それでも尚、立ち上がろうとする。意地があるのだ、男の子には。

317名も無きAAのようです:2011/12/22(木) 04:04:01 ID:tS9kwa0AO

「……俺は、少し野暮用がある、お前は二人を連れて山を降りろ」


( ・∀・)「男なら。大切な女の一人や二人、抱えてやれねーとな」


モララーは、背を向け脇道へと入っていった。

ブーンは、泣きそうになるのを必死に堪え、ツンとデレをしっかりと抱えた。

318名も無きAAのようです:2011/12/22(木) 04:06:03 ID:tS9kwa0AO

「ふんっ、随分と甘いなぁ。モララー」

脇道に入ったモララー、野暮用とは先程からずっと此方を窺っていた奴らの事だ。

( ・∀・)「ふむ、その馬鹿面、どこかで見覚えがあるなぁ」

(#^Д^)「あぁん?なんだと、お前!!」

プギャーだった。

( ・∀・)「あぁ、その下品な声はプギャー君ではないか!いやいや、うっかりしていたよ!
あっ、君達は確か山に入った三人を保護しに来たんだったねぇー」

プギャーは、内心ドキッとした。あの命令は、自分にだけ伝えられたはずなのに。

( ・∀・)「いやー、ギルドの近くにいたらなにやら君の声が聞こえてきてね。そしたら“騎士として狩人の救出”に行くと言うじゃないか!
これはもう!仕事熱心な私としては手伝うしかないと思ってねっ!」

やられた、とプギャーは思った。これでは、山を登る口実が無くなってしまった。

319名も無きAAのようです:2011/12/22(木) 04:06:46 ID:tS9kwa0AO

( ^Д^)(……いっその事、あの三人だけでも)

そう考えた時だった。




―――止め給えよ




( ・∀・)「もしあの三人に何かあれば俺がお前を殺す。如何に完璧に取り繕っても俺はお前達を絶対に殺す」

モララーには、本当だと思わせるだけの迫力があった。

320名も無きAAのようです:2011/12/22(木) 04:07:25 ID:tS9kwa0AO

(;^Д^)「……んなこと、しねぇよwwww人殺しは、狩人も騎士も関係なくご法度って事くらい知ってるしwwww」

( ・∀・)「そうかい、それなら構わないんだよ。じゃあ早く帰り給え。あっ、そっちの道を通っても殺すよ。今来た道を、負け犬の様に惨めに帰るように」


プギャーの心を、筆舌し難い敗北感が襲う。

(#^Д^)(クソッ、ギコもアイツも。絶対いつか殺してやる……)

大人しく引き返していくプギャー達を見て、モララーは最後に一言付け加えた。



( ・∀・)「あぁ!あと馬鹿笑いも止めておいた方が良いよ!【馬鹿面】と【馬鹿笑い】は君の数少ない特長だが、内緒話をする時は控えないといけない!」

プギャー達が見えなくなるのを見送って、モララーは漸く一息ついた。

321名も無きAAのようです:2011/12/22(木) 04:08:48 ID:tS9kwa0AO

( ・∀・)「ふむ、やはり時は着実に進んでいるのだな」

愛する妹分達も、一人前に成長している。

( ・∀・)「……お兄ちゃん、か。久しぶりに呼んで貰えたな」

木々が不自然に騒めいた。何かが、モララーに向かって接近している。

( ・∀・)「全く、これでは私が過労死してしまうよ。働き過ぎは良くないね」

背後のスラッシュアックスを抜いた。折り畳んだ状態のまま、まだ変型させていない。

322名も無きAAのようです:2011/12/22(木) 04:09:20 ID:tS9kwa0AO

( ・∀・)「!?」


近付いてきたモノを見た瞬間、モララーは走りだした。あれはアイルーの担架だ。

頭を過る最悪の予感。


(;*゚ -゚)「はぁ……はぁ……、ご主人様!後少しですにゃっ!!」

(,, Д )「……大丈夫、だ。足をやられた、だけだぞ」

運ばれていたのは、ギコだった。

323名も無きAAのようです:2011/12/22(木) 04:10:07 ID:tS9kwa0AO

( ・∀・)「ギコっ!」

(;*゚ -゚)「モララー!どうしてここに……そんな事より大変なのにゃ!ご主人様がジンオウガにっ!!」

モララーは、ギコの様子を見る。足が折れている。だがそれより出血が酷い。


( ・∀・)「……時間との勝負だな」


モララーは背に収めていたスラッシュアックスをしぃに預けると、ギコを抱えた。

( ・∀・)「持ってろ、俺が最速で運んでやる」

その言葉に、しぃは頷いた。

だがモララーの視界に、もう一匹のオトモが目に入る。

(* ∀ )「……」

生気を失ったツーだ。

324名も無きAAのようです:2011/12/22(木) 04:10:57 ID:tS9kwa0AO

( ・∀・)「ツーもどこかやられたのか?」

その言葉に、しぃは何と言えば良いか言い淀んだ。

(* ∀ )「ドクオに……お前は俺のオトモじゃないと言われたのニャ。オトモとしての契約もしてないし、オレっちが勝手に懐いていただけだったのニャ」

(*゚ -゚)「ツー……」

( ・∀・)「……それで?」

ツーは小さな声で語る。

325名も無きAAのようです:2011/12/22(木) 04:11:34 ID:tS9kwa0AO

(* ∀ )「ギコを連れて村に帰れって……ギルドオトモの本懐を果たせって言われたのニャ……」

( ・∀・)「それで?」

(* ∀ )「……それだけニャ」

( ・∀・)「え、それだけ?」

326名も無きAAのようです:2011/12/22(木) 04:12:27 ID:tS9kwa0AO

これを聞いたのがブーンやデレなら、絶句していた事だろう。どれほどツーがドクオに懐いていたのか、知っているからだ。

( ・∀・)「……」

しかし、この男はそんな事知らない。知ったこっちゃない。

( ・∀・)「いやいや、別にドクオは何もおかしな事を言ってないだろう」

(* ∀ )「……ニャ?」

( ・∀・)「ギコの怪我は一刻を争う。しぃだけじゃ荷が重かっただろう。それにアイルーなら人命が最優先、オトモじゃないアイルーでも分かる事だろう。


(* ∀ )「ニャ……」

( ・∀・)「それに彼はドンドルマ出身だよ。オトモの契約云々を“知っているとは思えない”のだが」


ドクオの出身地ドンドルマにアイルーを従えて狩りに出るという習慣は無い。

確かにアイルーとの契約を知っているとは考えづらい。

327名も無きAAのようです:2011/12/22(木) 04:13:19 ID:tS9kwa0AO

それに

('A`)『あぁ、よろしく頼むよ』

思い出されるのは、差し出された手。

初めて対等だと、オトモと主人の関係ではない、別の関係を与えてくれた人。


(*;∀;)「……」

ドクオはツーと確かに主従関係を結んではいなかった。

だが、別の関係を結んでいたのではなかったか。

328名も無きAAのようです:2011/12/22(木) 04:14:43 ID:tS9kwa0AO

( ・∀・)「それに、ギコは私が引き継ぐよ。お前は今ギルドアイルーとしての役割を果たした」





『ここから先は、お前の意志次第だ』






(*;∀;)「ツーは、ドクオと“友達”ニャ」

( ・∀・)「そうだろうとも」

329名も無きAAのようです:2011/12/22(木) 04:15:44 ID:JKRt588.0
キター
モララー△

330名も無きAAのようです:2011/12/22(木) 04:15:53 ID:tS9kwa0AO










――――ならば、行き給えよ








.

331名も無きAAのようです:2011/12/22(木) 04:16:21 ID:tS9kwa0AO



ツーは、駆け出した。己の主人の下へではない。己の“友”の下へ、ツーは走ったのだ。


( ・∀・)「世話の焼けるアイルーだね。さて、しぃ。我々も行くよ」

(*゚ー゚)「はいですにゃ!!」

3326―8:2011/12/22(木) 04:17:50 ID:tS9kwa0AO

ユクモ山、山頂付近。真っ黒な雲が架かっているせいか、視界はかなり悪い。雨は全く降っていないのに、雷が鳴り響いている。所々に、雷が落ちたのか真っ黒く焦げた跡が残っていた。
標高が高いためか、背の高い草木は生えていない。

山でありながらも、広場の様になっている。

その中央に【雷狼竜】ジンオウガは鎮座していた。

そこに、ゆっくりと上がってきた男。ドクオだった。

333名も無きAAのようです:2011/12/22(木) 04:18:37 ID:tS9kwa0AO







('A`)「……肉が食いたい」





.

334名も無きAAのようです:2011/12/22(木) 04:19:30 ID:tS9kwa0AO

ここに至ってドクオは普段通りだった。決戦を前に気負いはない。

('A`)「さっさとお前を討伐して、飯でも食うか」

ここまでの戦いは終始ドクオが攻めている。だからこそジンオウガは一旦退いたのだ。

しかしジンオウガが、ここで待っていたという事は、逆を言えばこの場所でなら勝機があるという事だ。

それはドクオも重々承知。

335名も無きAAのようです:2011/12/22(木) 04:20:00 ID:tS9kwa0AO

『Waohooooooooo!!!!!!!』


ジンオウガの咆哮が響く。ドクオも背の双剣を抜き構えた。


最後の決戦が始まる。


('A`)「そろそろ地に伏せろ」

ドクオは、身を低くしジンオウガへと近付く。

一方、ジンオウガも敵をリーチ内に入れさせまいと、乱暴に尻尾を振るう。
まさに嵐、ドクオも一旦止まらざるを得ない。

('A`)「鬱陶しい尻尾だ、見てるだけで気が滅入る」

しかし尻尾を気にせずにジンオウガに攻撃を加える為には、奴の股下まで入り込まなければならない。

それには、あの嵐を潜り抜ける必要がある。

336名も無きAAのようです:2011/12/22(木) 04:20:50 ID:tS9kwa0AO

('A`)「………」

ドクオは、ここで距離を開けた。

しかし、距離を取ればドクオの攻撃は届かない。完全にジンオウガの距離となってしまう。

('A`)「来いよ」

だが、ドクオの狙いはソコだ。

自分が一方的に攻撃出来る状態だと思うと、攻守の比重は確実に攻撃へと傾く。

ドクオは待っていた。散漫とした突撃を。

337名も無きAAのようです:2011/12/22(木) 04:21:23 ID:tS9kwa0AO

『Waohooooooooo!!!!!』


しかし、ジンオウガはなかなか攻撃をしてこない。


('A`)「……なかなか賢いな。やはり通常のモンスターの様にはいかないか」


ならばと、一気に距離を詰めに行く。だが勿論ドクオを狙って尻尾は動く。

八方塞がり、ここに来て増してくるジンオウガの圧力。

('A`)「ふむ」

だが、ドクオは焦らない。ドクオには確信があった。この根比べ、勝つのは自分だと。

338名も無きAAのようです:2011/12/22(木) 04:22:33 ID:tS9kwa0AO

さて、皆はカロリー(calorie,記号:cal)の役割を知っているだろうか。

カロリーとは、熱量の単位である。食品等に明記されている物だ。

人間は、カロリーを採るために物を食べる。

物を食べる事は、空腹や栄養分の補給は勿論、身体に熱量を取り込むという大きな役割を持っているのだ。


その熱量は、身体を動かしたり、頭を働かせたりする事によって消費されていく。

339名も無きAAのようです:2011/12/22(木) 04:25:56 ID:aFvIw.UwO
此処じゃ支援って必要ないんだろうけど支援って書き込みたくなる不思議

支援

340名も無きAAのようです:2011/12/22(木) 04:26:01 ID:tS9kwa0AO

('A`)「そろそろ、か」


明らかにジンオウガの動きが遅くなってきた。口からはだらしなく涎を垂らし、肩で息をしている。

カロリー切れである。

ジンオウガの様な大きな身体をした生物は、ただ起きているだけで大量のカロリーを消費する。それが、さっきまでの様に尻尾を乱舞し、飛び掛かりと繰り返せば、その消費量は爆発的に増大する。


何時間も一切補給をせずに戦えば、ガス欠になるのは当然だ。


加えてドクオの愛双【鋼龍双】ラファール=ダオラが、ジンオウガの熱をどんどん奪っているのも大きい。

341名も無きAAのようです:2011/12/22(木) 04:27:39 ID:tS9kwa0AO

('A`)「さて、と」

ドクオは、迷いなく懐へと入り込んだ。そして乱舞。前脚を重点的に、撫で斬る。

遂に見出だした勝機。一気にドクオは、決めに掛かっている。


('A`)(ここで取る……)


血飛沫が飛び散る。その一粒一粒が、ラファール=ダオラの圧倒的冷気により凍り付き、結晶化していく。

もしこの戦いに観客が居れば、誰もが魅入られていただろう。


辺りを漂う雷光虫の白玉と、ジンオウガの紅玉が周囲にたゆたう。

342名も無きAAのようです:2011/12/22(木) 04:28:38 ID:/9OMmJZEO
今気づいた、こんな時間に 
今から読む、④

343名も無きAAのようです:2011/12/22(木) 04:28:40 ID:tS9kwa0AO

('A`)「これでッ!!終わりだッ!!!」

ドクオの双剣が、今日初めてジンオウガの頭部へと走った。

突き刺さった双剣、ドクオはジンオウガの首下を蹴り上げる事で引き抜いた。


('A`)「………」


ドクオの片手にはジンオウガの尖角が握られている。
だが何時もの様に、綺麗なまま解体した訳ではなく、根元がポッキリと折れてしまっている。

その尖角は、未だに熱い。


('A`)「ギコ……」


ギコのあの時の一撃が、ジンオウガの尖角を、ここまでボロボロにしていたのだ。

344名も無きAAのようです:2011/12/22(木) 04:30:07 ID:tS9kwa0AO

('A`)「!?」


しかし、感慨に浸る暇はない。
ジンオウガの身体から三度の発光が起きたからだ。今度は前回までと違い、強烈な光量。

('A`)「……ヤバいな、これは」

ピリピリと肌を刺激するジンオウガの雷。


―――そして


(;'A`)「!?」


周囲が光に包まれた。雷が落ちたのだ。ジンオウガへと。

345名も無きAAのようです:2011/12/22(木) 04:30:45 ID:tS9kwa0AO

光々と輝くジンオウガ、まさに神。今までのジンオウガの姿は全く嘘の様だ。

圧倒的な威圧感に、初めてドクオは表情を変えた。

変化は容姿だけではない。


『Wlohoooooooo!!!!!!!』



今までと全く違う咆哮。

ジンオウガが持っていた理性が全てぶっ飛び、野性が帰ってきた様だ。

ジンオウガを撃退した四人の狩人達は、さぞ絶望した事だろう。

もう終わりだと、身を粉にして戦っていれば、更にもう一段上があったのだから。

('A`)「それがお前の本気か」

天晴れだ、ユクモにもここまで力を持った怪物がいた。

346名も無きAAのようです:2011/12/22(木) 04:31:30 ID:tS9kwa0AO

('A`)「それでも、俺は負けない」

ジンオウガはドクオへと疾走する。もうジンオウガには、ドクオが人間だと認識出来ていない。ただただ自分の存在を脅かす化け物。

ジンオウガの巨体が勢いを付ければ、それはもう凶器である。

('A`)「コイツ、リミッターが外れて速さまで上がったか」

先程までの、ジンオウガの動きになれてしまったドクオの目は、今のスピードに付いていけずにいる。

怒りによる大幅な身体能力向上、これはドクオの様な思考派の狩人にとっては大きな不安要素となる。

('A`)「チッ!!」

ジンオウガは、不規則に飛び続ける。しかも、切り返しの時間が驚く程短い。

('A`)「……」

ならばと、ドクオも腹を括った。

半身に構え、どっしりとジンオウガを迎え撃つ。

狙いは頭部、先程付けた頭の傷だ。あそこにねじ込む。

('A`)「……来いッ」

.

347名も無きAAのようです:2011/12/22(木) 04:32:59 ID:tS9kwa0AO

ジンオウガの前脚がドクオへと迫る。

反らす様にして、それを紙一重で躱した。


―――そして


ドクオの双剣が、ジンオウガの頭部を刺した。

348名も無きAAのようです:2011/12/22(木) 04:33:58 ID:tS9kwa0AO

舌打ちが聞こえる。

(#'A`)「クソッ!浅かったか!」

そして状況は最悪となる。

('A`)「やってくれる、ジンオウガめ」


ドクオの片方の双剣が、ジンオウガの頭部に突き刺さったまま、取れなくなっていた。

ここに来ての握力低下。ジンオウガも確かに補給出来ずにいたが、ドクオも何も食べていなかったのだ。

これはドクオが、ユクモに来て初めて犯したミスである。


残された剣は、あと一本。

だが、これでは敵の攻撃を受け流す事は出来たとしても、受け止める事は出来なくなった。

('A`)「絶体絶命、か」

349名も無きAAのようです:2011/12/22(木) 04:35:00 ID:tS9kwa0AO

残った一本を左手で順手に構える。

('A`)「最期の足掻きだ。来いよ、ジンオウガ」

ジンオウガの身体が唸った。単純な突進、されど小さな人間を潰すには充分な一撃だ。

ドクオは、左へと身体をずらしジンオウガの右側へと回り込んだ。


―――そして


('A`)「オラアァァアアア!!!!!」


驚くなかれ。ドクオは、ジンオウガの右前腕を殴り付けたのである。

何を血迷ったか、と笑うだろう。強靭な身体を持つ怪物を素手で殴るなど、正気の沙汰ではない。

350名も無きAAのようです:2011/12/22(木) 04:35:22 ID:tS9kwa0AO









―――だが








.

351名も無きAAのようです:2011/12/22(木) 04:36:04 ID:tS9kwa0AO

『Waohooooooooo………』


苦悶に満ちたジンオウガの悲鳴が聞こえる。

カン、と音を立てて砕けたのはジンオウガの前腕だった。

('A`)「身体の細部の感覚に鈍いお前達だからこそ、気が付かなかったのさ」



――――自分の腕が凍っている、という事にな




.

352名も無きAAのようです:2011/12/22(木) 04:37:18 ID:tS9kwa0AO

執拗に狙い続けた前脚、その狙いが今、明かされた。

自身の脚をもがれ、痛みにのたうち回るジンオウガ。

全双剣の中で、極低温の刀身を持つ【鋼龍双】ラファール=ダオラが為せる技だ。

('A`)「だが、俺もこれで完全にネタ切れさ」

万策尽きた。これでジンオウガが立ち上がるならば、もうドクオに抵抗する力は殆んど残っていないだろう。

普通のモンスターならば、これで立ち上がれるはずがない。


―――だが


これが、神と呼ばれる怪物【雷狼竜】ジンオウガ。

ジンオウガは、二本の後ろ脚だけで立ち上がった。

353名も無きAAのようです:2011/12/22(木) 04:37:37 ID:tS9kwa0AO





ドクオから勝ちの目が消えた。




.

354名も無きAAのようです:2011/12/22(木) 04:38:10 ID:tS9kwa0AO

('A`)「ふぅ……本当に不味いな。こりゃ詰んだ」

体力も限界だ。集中も続かない。

のそりと近づいてくるジンオウガ。

ズルズルと下がるが、背後は断崖絶壁。

355名も無きAAのようです:2011/12/22(木) 04:38:34 ID:tS9kwa0AO







『ドクオー!!!!』






.

356名も無きAAのようです:2011/12/22(木) 04:39:19 ID:tS9kwa0AO

突然反対側から聞こえた、自分を呼ぶ声。

誰かは、すぐに分かった。

ユクモに来て初めて出来た、ドクオの大切な“友人”だ。


(* ∀ )「ドクオ!!!!!!」


ペイントの臭いを辿ってきたのか。
全く、なんて友達甲斐のあるアイルーなんだ。

反対側から猛烈な勢いで駆けてくるツー。満身創痍、オトモの体力でこの山を全速力で登り降りしたのだ。

ドクオの胸に、真っ赤な火が再び灯った。


.

357名も無きAAのようです:2011/12/22(木) 04:40:49 ID:tS9kwa0AO

('A`)「来い!」


【雷狼竜】ジンオウガは、己の全霊を賭けて、放った一撃。

ドクオには、それが見えていた。

完全に、スローモーションで。

だから、それを避けるのは容易い。





その筈だったのだ。


.

358名も無きAAのようです:2011/12/22(木) 04:41:22 ID:tS9kwa0AO

ジンオウガが叩いたのは地面。ドクオの前方を、殴り付けた。

崩れる足場、ドクオの身体が宙を舞った。

(;*゚∀゚)「!?」

その時、ツーは見てしまった。ドクオの口が動くのを。

“あの時”と同じ、あの言葉。

359名も無きAAのようです:2011/12/22(木) 04:42:20 ID:tS9kwa0AO






('A`)『良かった、お前が無事で……』











.

360名も無きAAのようです:2011/12/22(木) 04:42:47 ID:tS9kwa0AO





(*;∀;)「ドクオオオオオォォォォオオオオオ!!!!!!!!!」








.

361名も無きAAのようです:2011/12/22(木) 04:43:22 ID:tS9kwa0AO

―――

――



助けてくれた時の大きな背中

('A`)『俺はドクオって言うんだ。ドンドルマでハンターをしていた。
お前の名は?忠義者のオトモさん』

困ったような、不器用な笑顔

('A`)『なんでお前は、俺の頭の上に乗ってるんだ?』

優しく、割れ物に触れる様に、撫でてくれた手

('A`)『一日でそれだく集めたか。流石だな』




――

―――

362名も無きAAのようです:2011/12/22(木) 04:44:06 ID:tS9kwa0AO








『言っただろ。【Gの狩場に敗北はない】これで“相討ち”だ!糞野郎!!』






.

363名も無きAAのようです:2011/12/22(木) 04:45:43 ID:tS9kwa0AO

ドクオは、宙に浮き上がりながらも【雷狼竜】ジンオウガの頭部を蹴り飛ばした。

頭部、即ちジンオウガの頭に突き刺さった“ドクオの双剣の片割れ”をだ。

めり込む双剣が、ジンオウガの脳を潰す。


ジンオウガの目から、光が完全に消え去った。

364名も無きAAのようです:2011/12/22(木) 04:47:06 ID:tS9kwa0AO


―――そして



ドクオは、真っ暗な崖下へ。音もなく、消え入る様に墜ちていった。

365名も無きAAのようです:2011/12/22(木) 04:50:03 ID:tS9kwa0AO
ふぅ、これで六話は終了です。終幕は今日のお昼にでも投下しに参る所存。
これでやっと一区切り付きました。こんな夜中に付き合ってくれた方、本当にありがとうございます。

366 ◆.WtyGIaY4.:2011/12/22(木) 04:53:36 ID:tS9kwa0AO
ドクオと飛竜と時々オトモ、この話は一応六話で終了となります。

しかし話の構成的には、前編が終了しただけに過ぎず、こっからまた後編が始まります。


では、少しだけ深夜のテンションに任せて、独り言を呟いていきます。

367名も無きAAのようです:2011/12/22(木) 04:53:59 ID:aFvIw.UwO


368名も無きAAのようです:2011/12/22(木) 04:54:30 ID:JKRt588.0
乙です
おやすみ!

369名も無きAAのようです:2011/12/22(木) 04:54:39 ID:5s4e0036O
ドクオはどうなっちまうんだ…
乙乙

370名も無きAAのようです:2011/12/22(木) 04:55:30 ID:/9OMmJZEO
乙でした 
ツー登場のシーンで(;_;)してしまった

371>>1:2011/12/22(木) 05:00:32 ID:tS9kwa0AO
まず自分の感想としましては『なんか長すぎじゃね?』と思います。
以前十五話位の話を書いたことがあるんですが、今回は六話のくせに、やたらと長いなー、と感じました。

加えて、風呂敷を広げすぎました。これはガチで後悔しています。

というか最初は『ドクオとアイルーのほのぼのでも書くか』と思い立ち、書き始めた物だったのです。どうしてこうなった。

スレタイは、その時の名残です。こんな事なら、もっとシリアスなタイトルにすれば良かった。

372名も無きAAのようです:2011/12/22(木) 05:04:45 ID:tS9kwa0AO
まだまだ回収されていない伏線が大量に残っています。

リオレウス回で『大量に仕入れられた大タルG』だとか、プギャーを操っている人物だとか。(´・ω・`)とか( ゚∀゚)に至っては、本編に出てないし。


これら全てを回収出来る様に、後半も頑張ろうと思います。



最後になりましたが、この話を読んでくれた貴方に最大級の乙を贈ります。ありがとうございました。

373名も無きAAのようです:2011/12/22(木) 05:08:41 ID:aFvIw.UwO
改めて乙

モンハンやったこと無いが楽しく読ませてもらっています

作者に極上級の乙を

374名も無きAAのようです:2011/12/22(木) 06:23:35 ID:vDc1MOUk0

ドクオ。。

375名も無きAAのようです:2011/12/22(木) 07:34:40 ID:l4KQGfLI0
乙!
こっから後半かぁ
すでにG 級でてるし先が読めんなぁ

376名も無きAAのようです:2011/12/22(木) 07:56:46 ID:FvihN7g2O
ドクオが…



乙!面白いわやっぱり

377名も無きAAのようです:2011/12/22(木) 09:32:20 ID:5eGcazWo0
やべぇ、肝心な所での誤字がパネェ。それだくって、なにそれ。走馬灯シーンでのこのミスはマジで欝になる。

378名も無きAAのようです:2011/12/22(木) 09:38:10 ID:EM2RG0M60
こんな引っ張った状態で終わるとか残酷すぎる
次回は

次回はいつなんだーーー

379名も無きAAのようです:2011/12/22(木) 10:03:02 ID:apSc.Fuc0
ドクオ…?あれ!?
とりあえず乙でした

380 ◆.WtyGIaY4.:2011/12/22(木) 10:21:34 ID:S4Ajf/SM0
>>378 次回の投下は……まだ未定ということにしておきます。というか、書き溜めを今回で全放出しました。もう一文字も残っていません。次は新たな導入部となる大切な話となる……かもしれないので、書き溜めをしてから、落ち着いて投下したいな、と思っています。

6話エピローグは今日のお昼に投下する予定でありんす。

筆の遅さに抜群の定評を持つ>>1の事は、皆さん重々承知だと思いますが、その寛大な御心で待っていただけると嬉しいです。


あと、自分の中でこの話は一区切り付いたので、今必死に新たな短編を書いております。間に合えばいいんだけど。

381名も無きAAのようです:2011/12/22(木) 10:24:57 ID:D7VOyv5k0
ドクオ死なないで

382 ◆.WtyGIaY4.:2011/12/22(木) 10:37:34 ID:S4Ajf/SM0
6−7から読んでくださる人用 >>288

383名も無きAAのようです:2011/12/22(木) 16:56:29 ID:7VA83YKAO
ω・`)これは俺的にはアルファ、ペルソナ、耐魔、街狩り合作以来の傑作だ

384エピローグ:2011/12/22(木) 17:45:51 ID:tS9kwa0AO

次の日、ユクモは久しぶりの快晴に湧いていた。

ジンオウガ討伐の報は、瞬く間に知れ渡った。

村人達は中止となっていた収穫祭に向け、忙しそうに走り回っている

ユクモを長年悩ませてきた【雷狼竜】ジンオウガは、一人の狩人の犠牲によって遂に取り除かれた。


活気溢れるユクモ村。その中で、一つだけ、妙に静かな場所があった。

ハンターギルドである。

いつもは、踊り歌い、陽気に酒を飲む狩人達。だが、今日の空気は普段と全く違う物だった。

/ ,' 3「……」

中央の椅子に座っているのは、アラマキ。他にもチラホラと知った顔がいる。

ドクオの亡骸は、見つからなかった。だがあの断崖絶壁から、流れの急な龍川へと落ちたのだ。助かるはずがない。

ドクオは、まだユクモに来て日が浅い。人付き合いも良い方ではなかった。

泣いている者は見えないが、それでも皆神妙な面持ちで目を伏せている。




誰も一言も発さぬまま、時は流れて行った。

385名も無きAAのようです:2011/12/22(木) 17:53:18 ID:nSGkPpfIO
みてるお

386終幕:2011/12/22(木) 17:56:03 ID:tS9kwa0AO



―――以上が今回の顛末となっております



o川*゚ -゚)o「ありがとうございます、フォックス様」


爪'ーメ)「いえいえ、聖下の頼みとあらばねー。それにしても、狩人達は凄いですねー。たった二人であの怪物を討伐してしまうなんてねー」


片目に大きな傷を負ったこの男、名前はフォックスという。モナーが騎士制度を作った時、狩人から鞍替えをし、己の才一つて、騎士派を纏めてきた剛腕の持ち主である。


o川*゚ -゚)o「ですが、犠牲者も出てしまいました。Gの損失というのが、どれ程の物なのか。私には想像も出来ません」


爪'ーメ)「大変な事でしょうねー。不幸中の幸いは、ギコ君が大事に至らなかった事ですねー。せっかく伸び盛りの狩人達には、彼の存在が不可欠でしょうからね」

387名も無きAAのようです:2011/12/22(木) 17:56:54 ID:tS9kwa0AO

o川*゚ -゚)o「私は、無力です。結局、私は何も出来ませんでした」

そんなキュートの言葉に、フォックスはとんでもない、と慌てて言った。

爪'ーメ)「聖下もお疲れでしょう。今日はもうお休みになっては?」

騎士派から何とか戦力を捻り出そうと、キュートはずっと説得に飛び回っていた。

顔色もどこか青白く見える。

o川*^ー^)「はい。では今日はもう休みます」o


キュートは少し無理矢理笑顔を作って、フォックスの部屋を後にした。

388名も無きAAのようです:2011/12/22(木) 17:59:19 ID:tS9kwa0AO

―――

――



爪'ーメ)「………」

キュートが出て行った後、部屋に残る男。

ゆっくりとテラスへと続く硝子戸を開け放ち、外へ出る。

爪'ーメ)y‐「……くくっ、やはりこの“角笛”の効果は伝説通りだね」

小さく笑うフォックス。

爪'ーメ)y‐「……二十年以上かけて、散々実験してきた甲斐があったという物だね」

自身の左目を押さえた。この傷とも、二十年以上の付き合いとなる。

爪'ーメ)y‐「しかしドンドルマのGがユクモに向かっているというのは厄介だね。ドクオという男の実力以上の持ち主がいるならば、障害に成りかねないね」

しかし、もう自分は止まれない。後は突き進むだけだ。何人にも邪魔はさせない。

389名も無きAAのようです:2011/12/22(木) 18:00:51 ID:tS9kwa0AO





爪'∀メ)y‐「ふふふっ……フハハハハハハハッ!!!!!」





男の笑い声がユクモの空に響いた。





―――('A`)ドクオと飛竜と時々オトモのようです―――


Fin.

390 ◆.WtyGIaY4.:2011/12/22(木) 18:09:06 ID:tS9kwa0AO
これで、完璧に六話完全終了です。加えて、ドクオと飛竜と時々オトモも終了です。

次の投下タイトルは、どうなるか未定ですが、このスレッドにて必ず報告したす。

それと、次からの投下ですが忍法帖のレベルも上がってきたのでvipでやるか迷っています。

どちらにしても、次の投下はまだ先となるので、のんびり考えますが、何か意見などあれば教えてください。


※質問・感想・疑問は随時受付中です


では、お疲れさまでした。

391名も無きAAのようです:2011/12/22(木) 18:13:15 ID:Z2G57E.Y0

それでもドクオなら・・
帰ってくるって約束してるし

392名も無きAAのようです:2011/12/22(木) 18:28:42 ID:KgIm1.zoO
乙っした

フォックスの動向が…

393名も無きAAのようです:2011/12/22(木) 19:04:51 ID:rH5ppmJgO
ラファールの片方をどう処分するかが気になるw
片手に転向か!

394名も無きAAのようです:2011/12/22(木) 19:55:36 ID:4ORDSUfo0
o川*^ー^)「はい。では今日はもう休みます」o

この一行が気になって眠れません

395名も無きAAのようです:2011/12/22(木) 20:31:02 ID:vDc1MOUk0
モララー姉妹に恨まれるな
可哀想

396名も無きAAのようです:2011/12/22(木) 20:55:23 ID:8RhLU5YU0
>>394 なにそれ、もう死にたい。推敲せずにガンガン投下しまくった4日前の自分を殺しに行きたい。

397名も無きAAのようです:2011/12/22(木) 22:30:55 ID:vywLoQZI0
ドクオ生きてるんだろ…!?頼むから生きててくれ…

398名も無きAAのようです:2011/12/23(金) 07:29:30 ID:17.RcAFMO
乙でした!

399 ◆.WtyGIaY4.:2011/12/23(金) 13:47:07 ID:QzWpUpKY0
   ――目次――

一話 和光同塵――渓流に潜む青い影――

>>2

二話 五里霧中――凍土に蠢く白き闇――

>>76

三話 才気煥発――誇り高き騎士――

>>165

四話 先見乃明――蒼空を愛した龍の王――

>>304

五話 一念発起――暗闇に潜む暗殺者――

>>453

六話 急転直下――一応の帰結・闇の胎動―― 

>>9

400名も無きAAのようです:2011/12/23(金) 16:58:24 ID:xgsSjV8k0


401名も無きAAのようです:2011/12/23(金) 17:06:44 ID:5eczKVDI0
続きは新しいスレでやるのかな?
このまま?
ドクオがいれば大丈夫と思えたから
ユクモギルドはショックが大きいね

402 ◆.WtyGIaY4.:2011/12/23(金) 20:30:21 ID:QzWpUpKY0
>>401 今のところは未定ですね。正直言うとVIPでやりたいという気持ちもあります。

VIPでやるとなれば、避難所にはVIP投下後に改訂したものを投下する、という形になると思います。

ただ、どちらにしてもこのスレッドにてお知らせします。

403名も無きAAのようです:2011/12/23(金) 21:58:04 ID:Hw0o3qHc0

次はいつごろかな?音沙汰無しに放置されると怖いんだぜ

404名も無きAAのようです:2011/12/23(金) 22:04:44 ID:5eczKVDI0
401です。
回答ありがとう
続きを気長に待ってます。

405 ◆.WtyGIaY4.:2011/12/23(金) 23:59:46 ID:QzWpUpKY0
>>403 もう仰る通りでございます

細目なホウ・レン・ソウは心がけるつもりです。

406名も無きAAのようです:2011/12/24(土) 20:01:30 ID:mPWSnQKY0

今だけはモララー様と呼んでもいい

>推敲せずにガンガン投下しまくった4日前の自分を殺しに行きたい。
うんにゃ、今回はいつもより誤字少なかったよ


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