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各国報道スレッド

1ヤーディシア・フェザーン大陸有志:2014/11/15(土) 22:12:35
・内政、外交のロールプレイングのためのスレッドです。
・各国のテレビ、ラジオ、新聞や、政府のスポークスマンになりきった書き込みを心がけましょう。
・世界情勢はこのスレッドだけ流し読みしていれば把握できるようなゲーム進行が望ましいです。
・次スレは>>950が責任を持って立てること。

119瑞穣皇国:2017/06/16(金) 23:24:57
皇国大本営海軍部発表。
皇国海軍戦艦戦隊は道奥地方に上陸した巨大不明生物に対し砲撃を行い
これを撃滅せり。

また巨大不明生物は上陸地点から昴海国領北湖島から来襲したと考えられる。

120藍洋鼎王国:2017/06/17(土) 14:01:49
藍洋瓦版
『鼎王陛下復帰の見込み 情勢不穏を考慮し静養切り上げの由』

静養中の鼎王陛下について、近々静養から戻られ公務に復帰される事が判明した。

これは漣桃内務卿が海珠での服務予定を公開した事により明らかになったものである。
鼎王陛下は7月8日(第98期)を目処に帰海なされ、代王陛下からの引継ぎの後に執務を再会するとの事である。

内務卿閣下は、東矢沿岸各国における情勢の更なる変化が静養切り上げの主因であるとするも、
予想に反し鼎王陛下に対する各国からの人格攻撃等が無かった事から、復帰が早まった事も一因であると話した。

以下、内務卿閣下の発言である。
「まあ、諸外国も、うちに文句つける時間を何時までも割くほど、暇じゃないって事じゃないの?」

・空席の軍務卿位に、棉晴氏就任
・嶺釧氏、親衛隊長に就任。政治的権限をほぼ返上
・電力不足が表面化、早急な対策が必要も予算捻出は困難か

121藍洋鼎王国:2017/06/18(日) 08:49:23
ttps://gyazo.com/dddadf0ea612f200ad21bf2fb8b86675
藍洋鼎王国測量院発行 ヤード歴21年7月10日(第100期)現在の各国領土地図

122藍洋鼎王国:2017/06/18(日) 13:02:59
藍洋瓦版
『旧昂海国領下京雀翠府、瑞穣皇国に引渡しへ 昂海国崩壊に伴う統治一本化のため』

王政府は7月11日、我が国が保護した旧昂海国領・下京雀翠府を、瑞穣皇国に引渡す事を決定した。
これは旧昂海国の崩壊に伴う地域不安定化を食い止める為に我が国が行った臨時保護措置を終了し、
北湖島の統治に当たる組織を瑞穣皇国に一本化するための過程として行われた。

引渡しに伴い、瑞穣皇国からは協力金として1兆ショコラが支払われる事となっている。

またこれに際し、昂海国での巨大生物討伐参加者が下京雀翠府保護に積極的に志願し、成功させた事が判明した。
この事を知った市民や瑞穣皇国から参加者への恩赦が希望されたことを受け、
王政府は参加者の懲罰賦役を以後免除し、国防への復帰により名誉回復する事を認めた。

123藍洋鼎王国:2017/06/18(日) 14:46:59
藍洋瓦版(臨時)

先ほど報道した旧昂海国領・下京雀翠府の引渡しに関する報道について、王政府より修正があった。

発表によると、領有都市を譲渡する行為について、その手法が国際法に抵触する事が判明した為、当該都市の引渡しは無期延期となった模様。
また、八海宮において「旧昂海国の民のため、都市を再建し禊とすべし」との神託があった事も考慮された様である。

外務省では説明の為に高寧外務卿が一時姿を現す事態になったものの、昨今の周辺情勢の変化による業務過多も誤報の一因であったとして
「構いなし」との判断により不問に付される事となった。

なお、巨大生物討伐参加者が恩赦を受けた件については、下京雀翠府の保護そのものに功があった事が恩赦の理由である為、
その扱いは修正後も何ら変わる事はない、との事である。

124沈陽帝国:2017/06/18(日) 15:59:02
沈陽記 五巻

「──あと78期」
彩り野菜と生ハムのサラダ仕立てと、小海老の彩り炒めと、沈陽麻婆豆腐と、ジューシーなローストジンニクを摘みながら沈陽帝はそう呟いた。
周囲には死人のような顔をした家臣達。対面にはフードを目深に被った人物が座っている。
チチウイッカプイからの使者は腐敗もせずなめらかに動き、さも楽しそうに食事を続ける死人帝を見やる。
「あと三ヶ月足らずで、大寒波はその威を減じるの」
「それまでに、何らかの答えを出す必要がある。我ら」
「…そう。貴方達の背後にもよろしくね」

125七星特別行政区:2017/06/18(日) 17:10:12
セブンス・ジャーナル

・東ヤーディシア沿岸国連帯条約締結
ファン行政長官が満天星人民共和国を訪問し、柳康洙書記長と首脳会談を行った。会談では、急激に悪化する東ヤーディシア情勢について
話し合われ、危機を乗り越えるためには、東ヤ沿岸諸国が団結しなければならないという認識で一致した。
会談の結果、七星・満天星間で防衛協定を結ぶことが決定された。さらに、七星が七星条約加盟国に協定への加入を促したことで、4か国が
加入する東ヤーディシア沿岸国連帯条約が成立した。本条約は紛争の平和的解決、専守防衛、共存共栄を目的としたのもであり、今日の
臨時立法会にて全会一致で批准される見通しだ。

・沈陽・チチウイ、鷹に宣戦布告
沈陽帝国とチチウイッカプイが鷹に宣戦布告した。大陸の支配を巡る対立が原因と考えられている。
両陣営ともに核兵器を打ち合う激しい戦闘が行われており、その影響が懸念される。
隣国での戦争に対して七星防衛軍は警戒態勢への移行を宣言し、不測の事態に備えるとともに、市民へ不要な外出を避けるように通達している。


他のニュース
・七星市地下鉄新線の建設延期。臨時防衛予算が理由か
・特集オカルト:チチウイッカプイにまつわる様々な噂
・気温上昇の兆し。大寒波は終息するか?

126:2017/06/21(水) 00:09:04
・反撃の準備をなせ。(ルーンラント疎開向け新聞)
沈陽、チチウイカップイによる侵略戦争は、緒戦に出遅れた膺連邦軍が
苦戦を強いられた。だが今や反撃の準備は整えられた。
膺は沈陽と講和し、覇権を譲って背後の憂いを断った。それは何のためか!

他でもない!チーシャのゴキブリ野郎を殺す為だ!子々孫々代々に受け継がれた
骨髄に染みた怨讐を思い出せ!
侵略し、強姦し、略奪したチーシャの連中に対する怨讐を!四重帝国に対する怨讐を!
サフラヴィ朝を背後で操り、戦争し、プラガヴィアの我が同法を殺した畜生に対する怨讐を!
そして今、チーシャのカスどもは知性の低いキチガイどもを操って、膺の友人を
殺している!強姦を愉しみ、殺人を愉しむサイコパス!フォロノワ人種の恥さらし!

それがチーシャだ!

膺連邦軍は反撃の準備を整えている!戦争を叫び殺戮を欲する狂犬を駆除するために!
立ち上がれ!ルーンラント疎開の戦士たちよ!地上からチーシャの屑を絶滅させるために!
奴らの手下を地上から永遠に抹消するために!

膺連邦軍は君たちを求めている!
オーディンは東ヤーディシアでエインヘリャルを求めている!

殺戮の準備をなせ!反撃の準備をなせ!東ヤーディシアの人々と共に!

戦おう!

127藍洋鼎王国:2017/06/21(水) 18:59:07
藍洋瓦版
『人工衛星打ち上げ成功 海洋の安定航行確保への大きな一歩』

王政府は7月30日、人工衛星の打ち上げに成功したと発表した。

打ち上げられた観測衛星「恵比寿」は主に海洋観測の為に用いられ、津波・地震の予兆を観測し早期の対策立案を促すことが期待されている。
これにより、理論上では鼎王国近隣の航海ルート上の船舶に対し情報提供することが可能となり、
船舶の難破や津波に遭遇するなどの被害を抑制できる一助になると考えられている。

人工衛星については、軍部が軍事目的にて製造した防衛衛星「常陽天」が打ち上げに失敗し、その技術の未熟さが浮き彫りとなっていただけに、
今回の衛星打ち上げ成功は「独自技術により衛星を周回軌道に乗せる」という技術上の大目標の達成として、大きく取り上げられる事になった。

なお科学技術庁の発表では、今後しばらくは公益民需に重きを置いた衛星開発を進め、技術力の養成を図っていく方針であると語られている。

128藍洋鼎王国:2017/06/22(木) 00:25:56
ttps://gyazo.com/683b8f485c22f71922f8a02d8c96508f
藍洋鼎王国測量院発行 ヤード歴21年8月2日(第122期)現在の各国領土地図

編集局より:都市2(ロフタングラード)についてはチチウイッカプイ国が領有主張しておりますが、
      鷹王国の割譲宣言・チチウイッカプイ国の領有宣言が共に確認されない為、鷹王国領として記載しております。

129藍洋鼎王国:2017/06/23(金) 18:41:57
王国鼎立記 第二十三段より抄訳

-時は葉月中旬。三王、臨遥城に集いて曰く。

沙詰「国力首位だそうだ。良かったな、南藍王」
召蘭「どこから見ても位打ちだろう。真逆見抜けなんだとは言うまいな、坊主ども」
陽遼「首位なんぞ欲しい奴にくれてやるから、益体もない中傷で口撃するのは勘弁して欲しいんだがな…」

召蘭「昴海が滅び、弭間(ピマ)が滅び、いま大陸の国々は際限なく争おうと息巻いておる」
陽遼「散々に撃って撃たれてを繰り返した我が身が言うのもどうかと思うが、どの国もよく飽きないな」
沙詰「それだけ、思う所が山とある、という事だ。父兎一科賦井(チチウイッカプイ)はそうでも無さそうだが。」
陽遼「争う為に争う、というあれか。当事者は高揚して愉快なんだろうが、周囲にとれば傍迷惑極まりないな」
召蘭「一応言うが、彼らが大陸の民を散々に扱き下ろしたのは確かとしても、海洋の民は別に罵られてはおらんぞ?」
沙詰「大して変わらん。大陸の民が汚穢だと言うなら、それと交流せし我等はさしずめ乞食の立場なのであろうからな」
陽遼「他国を貶す事も生業のうちとは、文明人とは難儀なものよ」

130沈陽帝国:2017/06/23(金) 20:01:49
沈陽記 六巻

沈陽の国の方向に夕日が沈みきると同時に、厳重に封印された漆塗りの丸い棺桶がぱかと開き、死せる少女帝が起き上がる。
「大昔の魔女は言いました。食は人生の快楽の多くを占める。人間は死ぬまで豚のように喰わなければならないと」
死んでも豚のように喰っているとは誰も指摘しない。本人も気がつかない。
二十名ほどの伴を連れて、沈陽帝はニコニコと面の皮厚く藍洋のリゾートへやってきた。
北限の海では核ミサイルが降り注ぐ地獄が顕現していたが、帝は興味を示さなかった。
シャンデラ帝が望むのはこの国の豊富な魚介料理。夜景。露天風呂。大寒波のなかのオアシス。
核兵器が横行するこの時代、あらゆる汚染が人類の生存域を狭めているこの時代。明日残っているかは保証できないのだ。
「シャンデラ様」
「なぁに?」
「満天星が発狂したようでございます。満天星の同盟国たる藍洋も危険かと……グフッ!」
「片付けて置いて。じゃあ予定通り懐石料理いくよー」

131藍洋鼎王国:2017/06/26(月) 20:45:00
王国鼎立記 第二十八段より「鼎王の憤懣(上)」

ああ、忌々しい。
満天星の傲慢が、この上なく忌々しい。

沈陽のシャンデラ帝陛下が鼎王国にて羽を休めていた時、満天星は鼎王国に「伝達」を行った。

「シャンデラ帝を即時捕縛せよ、処刑せよ」と。
内容からして既に褒められたものではないが、これは今更であるのでとりあえず置いておく。

まず、これは「依頼」や「要請」ではなく、「伝達」である。
「伝達」とは、上位の者から下位の者に対し、命じたり指示したりする事を指す。満天星が我が国をどう思っているか、にじみ出ている。

そして、何故処刑せよ等と言うのかと思えば、「人民や将軍閣下の喜びのため」だという。
せめて「地域平和の為」とか適当な理由を取り繕っていれば、納得はせずとも察する程度はしたものを、
その程度の次元の理由で、他国元首を捕らえる、弑する等と云う大事を語ろうとしている。
呆れ果てる。満天星は我が国を、替えの利く突兵程度だと思っているのだろう。

そして何より、鼎王国を「外交圧力で靡かせ、他国元首に危害を加えさせられる国家」だと侮られたのが業腹である。
我が国に正式な手順で来訪された客人を、傷を負わされた訳でも無しに、何故我が国が害さねばならぬ。
それは国家として、客を迎えた立場として、人として、最もしてはならぬ事である。

余の妄想ではない証拠として、この時の満天星の言動を添付しておく事にする。
秘匿文書であるが、事実を世に残す為、非難を承知で敢えて写本を残そう。暇があれば、あるいは見る者が居るかも知れぬ。
ttps://gyazo.com/4bca7b84488f38f7ee37391603b60818

132藍洋鼎王国:2017/06/26(月) 20:45:43
王国鼎立記 第二十九段より「鼎王の憤懣(下)」

思えば、かつて連帯条約が結ばれた時、鼎王国は警告した。
「連帯義務の項は防衛に限られていない。他国侵略に加担させられる恐れがある」。連帯義務は、侵略への抗戦に限るべきと。
だが、「連帯条約は防衛条約である」との主張の前に警告は埋もれ、霧散した。

そして今まさに、満天星は牙を剥き、沈陽帝国に襲い掛からんとしている。
しかもそれは当初、締約国に何一つ相談せず、自国の領土を微塵も接することなく、七星政府領を前線とし、他国に派兵を強いる物だった。
沈陽帝国が指摘しなかったなら、七星政府が、瑞穣皇国が、鼎王国が参戦せなんだなら、連中はその言をどう実行しようと考えたのか。
鼎王国の外交下手は今に始まった事ではないが、今ほど己が国の国交の軟弱さを呪った時は無いだろう。

かような国でも、締約国として扱い、共に戦わねばならぬ。ああ、忌々しい。

133藍洋鼎王国:2017/06/26(月) 20:46:46
王国鼎立記 第三十二段より「鼎王の嘆息」

ああ、口惜しい。
沈陽帝国が強硬策に出てしまったことが、口惜しい。

満天星から宣戦された時、彼らは満天星とその領域を接していなかった。
ゆえに此の部分だけであれば、只の強気な発言と受け流し、少し空気が悪化するだけで済んだ。

沈陽帝国が七星に都市交換を申し出た時も、かつて彼らが領地拡大に勤しんでいた事を以って
その膨張を危ぶんだりはしたものの、まだ感情として理解は出来た。
ここまでであれば、満天星に自らの発言のけじめを付けさせれば、外聞はどうあれ収まる範囲だった。

しかし、沈陽帝国は七星に対し、武力で押し通る姿勢を見せてしまった。

七星領に攻め入れば、連帯条約は元より、相互防衛条約にも抵触してしまう。
基づく条約が違えど、沈陽帝国と沿岸国が対立したという事実が出来てしまう。
武力による更なる版図拡大を企んでいると、自らお墨付きを与えてしまう。
全て、満天星の思う壺の筋書きになってしまうのだ。

沈陽帝国は既に地域に冠たる大国なのだから、妄言など取り合わず、放置して置けば良かっただろうに。
その栄光は既に定まったも同然というのに、何故かような業に魅入られてしまったか。まこと口惜しい。

134藍洋鼎王国:2017/07/08(土) 11:02:05
王国鼎立記 第三十六段(最終章)より「平穏と懸念のはざまに」

-長月も閉じようとする頃。三王、黍原にて浦綱島主を引見せり。

召蘭「苦労をかけたの、敦の字よ」
敦堆「へい…おら、わたしはてぇした事はしてねえだ、です」
沙詰「沈陽帝の接遇を勤め上げただけで上出来という物だ。謙遜する事はない」
陽遼「あれは、外見は帝というか姫と呼んだほうが近いのだろうが、下手な者では顔を合わせるだけで身の危険を心配せねばならんからな…」

沙詰「しかし、天下は変わったな。良くも悪くも」
陽遼「満天星の狂犬が沈陽に喧嘩を売ったかと思えば、連中は我々にも戦えと迫ってきた」
召蘭「お前が条約を直し切れなんだせいでな」
陽遼「うるさいぞ婆。ところが蓋を開けてみれば、満天星以外はあっさり沈陽と停戦してしまった」
沙詰「加盟国の威を借っているのは明白だったからな。条約通り参戦し、さっさと引き上げたに過ぎん。何も間違ってはいない」
陽遼「冗談じゃないぞ延洋王。あの時俺の心境を考えてみろよ…」
沙詰「可笑しな話でもないがな。単に沈陽と満天星、どちらとの誼を維持すべきだったかという事だ」
召蘭「その意味では、そなたの為した事も無駄ではなかったという事だ、敦の字」
敦堆「ははあ。勿体無い言葉で、だす。だども、これっきりにしたいだ。島主なぞ漁師に比べたら、疲れるだけでいいことないだ。」
沙詰「無欲な者だな。だがそれも詮無き事か」

召蘭「ま、結局満天星は力に溺れてしもうたとしか言えぬな。元々国力の少なかった地である故に、外付けの力が眩しかったのじゃろ」
沙詰「それで三跪九叩頭礼をとらされ、亡国に導いていれば世話もない。加えて問題項も改正した以上、連帯条約を利用する輩も最早出ないだろう」
陽遼「だがこの先はそうも行かんぞ。父兎一科賦井の一件で証明済みだ。良きにしろ悪きにしろ、いずれ我等は東矢以外の者とも接する事となる」
召蘭「それが何時になるかは判らんが、その時はもう儂はおらんじゃろ。坊主共でどうにかするんじゃな」
陽遼「殺しても死にそうにないがな。とりあえずは、今の平穏を享受するか…」


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