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キラキラダンゲロス ネタバレ感想スレ

1夕二:2019/12/01(日) 21:33:09
いつものネタバレ感想スレです

28黒房 清十郎:2020/01/13(月) 17:11:13
第2夜の感想続き。

【遊園地】
霧殺し、不死身殺し、初見殺しと3拍子揃った激戦区。殺し方や対処法がそれぞれ微妙に違うのが味わい深い。
特に深紅眼は悩ませたのでは?A級殺人鬼に匹敵し得るチートだぞう。

〇遊園地その1
あ ん た だ よ な 。
もう途中から「あ、これ『元祖』だ。」と分かるSS。戦闘も実質、女装と魔法少女で3人仕留めた様なもんだ。どういう事だ。
頭悩ませたって上で書いたけど、これだけ例外な気がする!
これ、芦屋だけが不気味な雰囲気を醸していて、半分ギャグの本編と比べて奇妙である。彼に何かあるのかな〜?

〇遊園地その2
あ ん た だ よ な 2 。
深紅眼の殺し方は一番スマート。ただ、殺す際のママの台詞が作者に言わされてる感すごくて、そこだけ残念。
「悩めるヤットと健気なママ」という好感度が一転、2人共に怪物化したので、ここからどう転ぶのかがまた分からなくなってしまった。
この落差をどう利用するのか、第3夜で作者の技量が試されますね。

〇Beyond Death
独善的な悪がヒーローになる、ってオリジンになっていて良いですね。正統派。最初の好感度が最低値に等しいので、ここからどう
過去の自分とけりを付けるのか(あるいは付けないのか)がとても気になります。
第1夜の『元祖』同様、芦屋が他プレイヤーにとどめ刺してるのは評価分かれそう。芦屋の殺し方は満点なんだけどな〜。

〇すべての悲しい夜のために
西条家の狂った事情、良いですねぇ。最後の芦屋も、いいですねぇ〜。
第1夜では対戦相手4人の矜持を見せてくれましたが、第2夜ではほろ苦い結末が中心に。個人的には、こっちの方が好み。
”ラブ・ファントム”もまた、最後が気になるキャラなんですよね。

29しらなみ@黒鬼:2020/01/14(火) 22:54:53
感想。今回は地形一か所ごと読んで感想していきたいと思います。

●山
  『山』です。よりにもよって『山』を選んでます。この二人
この場所、もし料理バトル漫画なら、解説役たちによる寸劇が、確実に入る場所です。

=======================================

オーナ「…あのはねっ返りどもめ。よりによってトンデモない題材選びおって。
  (訝しむ周囲に)いいか、唯の『山』じゃない。『都内』で『冬』の山だ。
    そこにまずもって偶発性はない。」

料理長「なるほど。つまりギミックに加え”待ち受ける側”と”待ち受けられる側”の構図が
   どこかで必ず発生する、と。その”解釈”とさばき方が勝負の決め手となるというのですね。」

オーナ「少なくとも一つの要素にはなるだろう。そしてそれを一週間という短い期間でどこまで仕上げられるか」

料理長「たしかにこれは見物ですね。」

オーナ「ちなみに料理長、お前ならこの題材どう料理する?」

料理長「そうですね。私なら―――
             舞台を―【喫茶『マウ●テン』】にしますね。」

========================================

いや、都内に『マウンテン』ないだろ。では、その点、注目しながら読んでいきたいと思います。


●”Golden slumber” 
待ち受ける側の立場。

「冬の山」の描写は最小限。隔離された空間で繰り返される、
行き止まりワープ行き止まりワープ。シュート!シュート!シュート(落とし穴)

往年の悪名高き名作RPG「Wizardry4」をイメージさせる

「一方通行な通路」「過去の亡霊」

徹頭徹尾、嵌め殺すために用意した舞台装置としての「山」(トラップ)。

決め手のソースは前回に引き続き『因果・相関の混同』。

拍手。素晴らしい着想だと思います。あと選曲がいい。とてもいい。


●「穏やかで、優しい父だった」

待ち受けられる側とそうでない立場とその他。

『冬』の山の描写あり。
向かう山の「小屋」を開かれた空間として捉え、展開される情報戦に
長けた人物らしい策と蠢動。

  鮮やかなタップ。
貴方は山に? ええ皆と踊りに来たのですよ。タップ、タップ、ターン。
艶やかな舞台装置としての「山」

そして同じくこちらも「過去の亡霊」を視る。
やはり、山には魔物が住んでいる。

期せずして――――――――人はそれを見て、死ぬ。すごく悪(よ)い終わりでした。

30しらなみ@黒鬼:2020/01/17(金) 04:18:42
●秋葉原or姫代学園

このゾーンは山とは一転、互いの行動選択の意図とは反した「対局」となってますね。

「姫代学園」を選択した「殺る王」の目当ては、当然バリバリ戦闘系のゴリ―
もとい少女たちだったと思われますし、
対する「秋葉原」を選択した「強欲の寄り樹」の目当ては、秋葉原の選択を
表明していた「黒鬼」。又はその標的の「謎掛」を含めた『三つ巴』の状況の
どちらかだったと思われます。

だが賽の目は、ヤドリキであっても、殺る気ゼロベースの少女と、
殺る気はあふれても、ロマンスの薫りは全くしない暴走老人を引き合わせる結果に

全くの更地状態どころかマイナスベクトルからの出発。そこからそれを1週間で立て直し
実際にかかる負荷は他の選択地に劣るものではないはずです
ここの部分。どう修正を加えるかあるいは己のスタイルを貫くのか、その点注目していき見ていきたいと思います。


>イかすキ
スタイル貫きました。
拒絶からの殺意と、そこから転じての結末。善意の結露が彼女の血路。

第2夜目にしてというよりも1夜目を経ることによって
そのキャラコンセプトが『より明確』になった回だったとも思います。

殺る王の攻撃レパートリーを上手くいなしつつ、カットカットカットの末…
―『泥試合』を仕掛ける―
彼女のスタイルに在った戦い方です。根っこの部分が、植物だけに。

うん全然、読めていませんでした。これは確かに『なるほど』という感じ。
確かに黒鬼との戦いがどうなるか脳内再生してみると…噛み合うというか
見事に絡み合う…さまになりますね。

個人的には、生命(他、人間や植物でもなんでもいいのですが)の「メタファー」とか
文脈に組み込んでみるとより映える存在になるのかなーと思いました(個人の感想です)。


>その1
スタイル貫きました。
殺る気を出させて殺す。このコンセプトのまま『殺る気』を出させて殺してます。

ただし1夜目と同様にきちんと対戦相手の心情を読み解き、読者に提示しています。

誤魔化して奇手に走るようなことせず、自己の解釈をコツコツと積み重ねる姿勢は
非常に好感をもてるところです。
その上で割と優しいとこみせるのはこの書き手さんの特徴でしょうか。
「家族はまあ速攻で〇〇するよねー、いやー解釈一致しちゃったかー」と思ったら全然そんなことなかった。

もっともその点に関して「殺る王」さんに関しても同様で
本人に自覚のないところは宿り木さんとどっこどっこいですぜとツッコミの入る小憎いキャラでもあります。

あとこの人、どっちのSSもなんですが技がどんどん格闘キャラのコマンド入力ぽくなってませんか?

31しらなみ@黒鬼:2020/01/18(土) 06:48:56
●新宿or図書館
ここは「黒星の新宿」、「愛人形の図書館」はほぼ確定でいいとして
「謎掛」さんの選択肢が実に『謎』。
無選択でないなら「新宿を選択した」という手を打ってきたと考えるのが妥当ですが―果たして?

あと言っておいたほうがいいような気がするので言及しますが
黒鬼PLが想定していた黒鬼の『親』のパターンは大きく分けて3種類あります。

タイプA;”参加者の一人”である黒鬼自身の内部に”潜り込んでいる”パターン(能力「無精者の収納棚」使用)
タイプB:他の殺人鬼や関係者に憑依しているパターン
タイプC:参加している殺人鬼本人が『親』のパターン(黒鬼はほぼここ1択)

理由は『解釈違い』を起こすためですかね。架神さんと似た感じで、ほかの人がどういう選択を
するのか見てみたかったというのがあります。これなら単純に割っても被る可能性は「参加者分の1」です。

なので、誰がどのような選択をしてもそれはそれで『アリ』だと思います。
キャラ説に書いた通りに何でも歓迎です、黒鬼は割と何でも受け入れる変わり者(strange shelf)なので


>廓然大悟―新宿誰何パスティシュ—

「謎掛」さん関係のSSを書いていて困ったことがありまして、語り部役のご主人様の名前がですね。
こう全く頭に入ってこないのですよね
その悩みにイの一番、最初に解説をして答えてくれてたのは「このSS」で非常に助かりました。
ああ、こういう覚え方で、こういう意味で『脳が処理すれば』いいのかと。真っ先に『教えて』くれました。

後は怒涛のくり返しです。つまりは
、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、
散らかっていたものを片端からを収納しはじめたということ。

能力に準えれば黒星の”本領発揮”というところでしょうか?
一つ一つのことを理解し、自分なりの解釈で、つなげ、説明する。基本中の基本。

ただ、これが人間なかなかできない。
料理は面倒なもの、調理は手間暇かかるもの。故にこその累計『2万字』超え。

基本にして必中。選びうる『最適解』の一つだと思います。


>女の子は誰でも

舞台に図書館を選択。政略謀略なんのその我が道を突っ走ります。

こういう情緒的で自分を曲げない人、正直、割と好きなのですが、
前回の対戦相手があまりにアレだったため、
いつ、スピリチュアル・バブバブ・オタクのトレースが始まるかと
内心びくびく警戒していて1回目は、全く気が気でなかったのでした。
全て
あのオタク野郎が悪い。

ヤル気はあっても殺る気がないように見え、殺し方が凄く
きっちりしているのが、とても好印象。
あと好きな人いるか確認して謝るところは、羊子らしい所業ですね。

冒頭の出だしが、悟りの影響が随所に残っている(気がする)のもポイント高いですね。


>無体のみぞ知る—nobody knows—

『迷宮入り』新宿店オープン☆おめでとうございます。ご注文は殺人鬼ですか?
散らかす側の論理、開幕。

状況的には襲撃の予告を受け、逆に相手の拠点(新宿)の壊滅を図るという
アグレッシブな選択を取ったように見えたのですが、どうなのでしょうか。

無体さま一人歩き。
うーん、何か怒っている?『一夜目』の楽しそうな嬉々とした印象とは
また違った感情の揺れを感じておおうと思いました。これで哀・楽と続いたら完敗ですが

大陸系はエグイのが多いので、某所の描写は個人的にはあーという感じなのですが
一般的に受け入れられにくいのがつらいところ。とまれ色々と引き出しがあるなーと感心しました。

私は脳と身体の体力がないので休み休み、読ませて頂きましたが
工程やルビ振りだけでも大変な作業かと思います。
もしこれ。おひとりの作業でやられているのだとしたら本当に敬服いたします。

32しらなみ@黒鬼:2020/01/18(土) 20:20:41
【遊園地】
そして、ついにここ
一週間で四つ巴という地獄のとしまえん。開園です。

●遊園地その1
これは…。
出来うる限り丁寧にという意識で書いているのはわかるのですが…。

創作の世界でよく言われる言葉に『嘘はひとつまで』というのがあります。
いいかえると「許容要領」ですね。
リアリティのない設定でも軸足がぶれないでいられるのは物語自体に復元力があるからで
前回の対戦相手の設定を組み込むという形とはいえ、ここまで『新しい嘘』を
重ねて、盛り込みすぎてしまうと流石に頭が追いついていけなくなるかなーと思いました。


●遊園地その2
―堕天使が抱く純蒼。ルシファーブルー―

冒頭で厨二ポエムを爆裂させる黒猫物語…あまりにも新機軸すぎる。

今回は”scene5”から”scene8”ということで全夜通して”一つの物語”。
一夜は物語の一編というスタンスですね。いいスタンスです。

そしてヤット。きちんと律動(リズム)をもってストーリーを制する。いい能力です
そして、ここで来ました”破滅のBeat!!”

物語も転機を迎え、怒涛の展開を向かえそうです。


●Beyond Death
お約束の! 正義敢行 !

からの、まさかの展開。今回、全員に共通しているのは「蘆屋道満はくせもの」と
いう意識ですが、その「記憶刷り込み」と自身の「過去書き換え」に
因果関係をもたせ自PCとの繋がりを持たせてきました。

これは相当に意外な展開。
この技術はいかにスピーディーにかつ違和感を気づかせることなくできるか、
もしくは開き直って外連味バリバリでいくかのどちらかなので、
その点と使いどころのタイミングをどう評価されるかがポイントになりそうです。


●すべての悲しい夜のために
脱帽。

完璧です。第2夜において押さえなければいけない点を完璧に押さえている。

対戦傾向を分析した結果なのか
元々の資質なのか、ともかく見事なオールラウンダーぶりでした。


個人的には2夜目ぶっちぎりの出来です。

幽霊ゆえには出向く足がないのが悲しいレベル。
たらればは、いってはいけないことですけど【第3夜】でお会いすること
敵わないこと本当に残念に思います。

33黒房 清十郎:2020/02/02(日) 11:33:10
キラキラダンゲロス最終夜!
いや〜、ハイレベルな決勝でした。誰に投票すればいいのか分からない。
各キャラの結末は概ね予想通りなんだけど、そこに至るまでの過程でもうね、泣きたくなるね。
全てを失いたった1つを得た針鼠、愚直に目的を達成した宿り木、悲願を果たして尚満たされないラブファン、人間らしさを得た黒星。
実は、プロローグの段階で好感度高いキャラってこの中には全く居ないんだけど、今はラブファン以外愛おしい。ラブファンは罪。

〇幸せな朝食、退屈な夕食
 映像面で、一番インパクトがあったSS。緑の巨人の登場シーンと2大巨人の戦闘シーン、緑の巨人が絡みついた後もいい。
 同時に各キャラも上手く動いていて、4編中一番じゃないかな?前半ののんびりしたシーンは正直ちょっと違和感あったけれど、
 腹の内ではもの凄い考えていたのが良かったです。
 エンディングもほっこり×2連続。徹頭徹尾、相手設定をどこまでも巻き込んだ戦い方は本当にすごいと思います。

〇このちにうえた花たちよ
 予想通りのエンディングが、一番印象的なSS。大会プロローグと繋がる事で、今キャンペーン自体の締めくくりがなされた気になる。
 今回、各キャラは様々な物を喪失し、無為に終わる結末ばかりなんだけれど、その中でも飛び切りの無常感がある。この雰囲気がいいですねぇ。
 後、ありがとう…!リッパーズを出してくれてありがとう…!そうか、君たちはあの夜で死んでなかったから…!まぁ死ぬけどさ。

〇こんなにも青い夜の下で
 ラブ・ファントムを一番上手く書けるのは私だ!と言っている作者が後ろに見える。その通りです!
 集団戦と情報戦、演技力、そして結末に至るまで、ラブファンの魅力が詰まったとても嫌な感じのSSでした。褒めてますよ?
 ドウマン君の描写がちょっと分かりにくかったかなぁ。でも、あのエンドは成る程!と唸りました。上2つでは散々だったので、
 その対比もあって余計に。これは3話目に来て正解でしたね。
 
〇キラキラヒカル
 集団戦と情報戦を書かせたら俺が一番だ!と言っている作者が後ろに見える。その通りです!
 警察を味方につけた強みをきっちり描いていてワクワクしました。『謎掛』の時もそうだったけれど、この作者さんこういった描写が
 本当に面白いなぁ!戦闘シーンが映像となって脳裏に浮かぶもの。
 他人のシーンを取り込んだり、言葉遊びめいた要素も秀逸。まさかラブファンの死に様が本家と被るとはな!

さぁ〜て、誰にどう点数を付けようかしら…贅沢な悩みだなぁ〜。


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