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中二ダンゲロス生徒会応援スレ

1中二ダンゲロスサブGK:2019/05/17(金) 18:16:54
中二ダンゲロスの生徒会応援作品はこちらにご投稿ください。

24夕二@覇鼓音 破塵:2019/05/23(木) 23:31:40
自キャラを描かれたらやりかえす!!
椎名千織です

tps://twitter.com/tani0080/status/1131566856714637313

25人面魚鬼:2019/05/23(木) 23:50:18
tps://www.pixiv.net/member_illust.php?mode=manga&illust_id=74870149

山乃端亘
六条木葉
目原正

26メインGK:2019/05/24(金) 00:27:23
>>22
4点

>>23
3点

>>24
4点

>>25
4点
3点
3点

>>チーム名
4点

>>二つ名
3点

27人面魚鬼:2019/05/24(金) 02:34:55
ttps://www.pixiv.net/member_illust.php?mode=manga&illust_id=74873063

麗と十天

28椎名千織:2019/05/24(金) 23:58:52
転校生の六柳湊です。
tps://twitter.com/dreamphoto_33/status/1131937074028802048

29メインGK:2019/05/25(土) 12:54:22
>>27
5点
2点

>>28
4点

30メインGK:2019/05/25(土) 21:07:20
合計:98点

31椎名千織:2019/05/27(月) 07:46:15
椎名千織エピローグSSです。
ハルマゲドンに参加したキャラがほとんど出ていませんが…。

(1)
ハルマゲドン当日の放課後、江古田と友人の秋津は帰りつつ話していた。
「まったく、今日はハルマゲドンかよ。一体生徒会や番長グループは何を争っているのかねぇ。大会前なのに部活動が出来ずに自宅待機させられる気持ちにもなってみろよ。そう思うだろ。江古田」
「うん…」
ハルマゲドンに参加する千織のことが心配で、虚ろな表情をしていた江古田は、秋津の話が入っていなかった。
「なんだ?表情が暗いな。まさかハルマゲドンに恋人が参戦しているなんてことは無いだろうな」
「…」
椎名先輩とはそういう関係じゃないと心には思いつつも、江古田はその質問にますます顔を曇らせた。
「…ま、まさか本当にそうなのか?江古田」
「…そうじゃない。けど、よく話をしている先輩がハルマゲドンに参戦している」
「…そうか、恋人では無いにしても、江古田にとって大事な人がハルマゲドンに参戦しているのか…。それは悪いことを言ってしまった、すまない…」
ちょっとした冗談のつもりで言った事が江古田を傷つけていたと思った秋津は口を閉ざしてしまい、以後二人は別れるまで一言も言葉を発さなかった。

秋津と別れた後、江古田は家の近くにある小さな神社にお参りした。
別に江古田は熱心に宗教を信仰している訳ではない。一般的な日本人と同じ位に神社やお寺に行く程度である。それでも江古田は、千織の無事を神社に祈りたくなっていた。
「神様、お願いです。椎名先輩の生徒会が勝って欲しいとまでは言いません。ただ、椎名先輩が生きて帰ってきてほしいです!」
そう神社の前で言うと、財布の中から十円玉を1枚、賽銭箱目掛けて投げ入れた。しかし、賽銭箱に弾かれ、十円玉は江古田の手の届かないところへと転がっていった。
「あっ…!十円玉が…」
江古田は自分の願いが神様に届いていないのかもしれないと思い、暗い気持ちで神社を去ることにした。

その頃、希望崎学園ではハルマゲドンが始まっていた――。


学校からハルマゲドンの終結が告げられたのは、翌日の朝のことだった。
どうやら番長グループが勝利したらしい。
(椎名先輩は負けたんだ…、そうなると、椎名先輩は…!)
その日はハルマゲドンの後処理のため授業は無かったが、いてもたってもいられず、江古田は希望崎学園に行くことにした。

江古田が文芸部の部室に着いた時、既に2人の部員がいた。
「ちーちゃんが、ちーちゃんが…グスッ」
「部長…落ち着きましょう…」
「そんなこと言ったって…、大泉くんだって泣いてるじゃないのよ…」
3年の部長、石神井凛々子と、2年の大泉心平だ。2人とも、千織とよく話をしていた部員だ。
しかし、2人共、涙を流していた。石神井に至っては、泣きすぎて目が赤くなっていた。
「石神井先輩…これは…」
「江古田くんも来たんだ…、まぁ、江古田くんは1年生ではちーちゃんと一番話していたもんね…」
ちーちゃん、千織の事をこうあだ名で呼ぶほど、石神井は千織とは親しかった。とは言っても部室では、互いの書く文章について激しく口論を繰り広げており、それを大泉が仲裁に入るというのが文芸部のお約束となっていた。
その石神井が涙を流していると言うことは…、江古田は悪い事態を想像しながら石神井に聞いた。
「と言うことは、椎名先輩は…」
「死んだよ…ちーちゃんは昨日のハルマゲドンで死んだ…」
椎名千織が死んだ。そのことを何度も想像しつつも、今こう言われると、江古田に強い悲しみが襲い掛かってきた。
「嘘だ…椎名先輩が…」
「私だって信じたくはないよ…、でもハルマゲドンに居たっていう五和ちゃんが言っていたのよ…、ちーちゃんは死んだって…」
「五和さん?」
「ああ…私の友達。最近リューゲっていう魔王の姿で登校していたから相当無理しているんだろうなぁって思っていたけど、ハルマゲドンが終わって私に『もう限界!』って泣きついてきたから色々聞いたの…、そしたらちーちゃんが…」
リューゲって石神井先輩の友人で一般の生徒だったんだ…。と知り、そのことについては安心した江古田だった。
しかし、椎名先輩はもう戻ってこない…。
江古田の目にも涙が流れ落ちた。
それを見て石神井と大泉も、悲しい表情が戻っていた。

32椎名千織:2019/05/27(月) 07:47:03
(2)
しばらく3人で泣いた後、一番先に落ち着いた大泉は口を開いた。
「部長…そう言えば部室に椎名のものらしきUSBメモリがありましたよね」
「ああ…あったね。『江古田くんへ 千織』って書いてあったね」
椎名先輩が僕にUSBメモリを…!?江古田は何か思い当たることが無いかを考えたが、あまり思いつかなかった。

江古田は石神井からUSBメモリを受け取り、部活の備品のノートパソコンを使い、USBメモリの中身を見ることにした。
「一体何のファイルが入っているんだろう…?」
そこにはいくつかファイルが入っていた。題名は"最強妹と護衛勇者 本文"だったり、"キャラの設定"、"今後の展開"といったテキストファイルが多かった。
そのファイルを一つずつ見ていたが、どれも千織の書いていた小説『最強妹と護衛勇者』に関するものばかりだった。
「こ…これは…!」
中身に驚いていた江古田の様子を見て、大泉が話しかけてきた。
「江古田、これは部長や俺が見ても大丈夫なものなのか?」
「大丈夫だと思います」
大泉もパソコンをのぞき込んだ。
「ほう、椎名が書いていたという小説の設定を残していたのか。しかし何故江古田に?」
「おそらくですが、以前僕は椎名先輩に「死んだら小説の続きを書く」って言って、それに対して椎名先輩が「いいよ」って言ったんですよ。その時は僕も椎名先輩に生きて戻ってきて欲しい口実の為に言ったつもりだったのですが、まさか、自分の死を見越してこんなものを残していたなんて…」
「椎名は律儀だったからなぁ…」
そこに、ようやく泣き止んだ石神井もパソコンの前にやってきた。
「ちーちゃんが小説の設定を残していたんだって?」
「はい、書きかけていた小説の本文や設定をかなりの分量ですね」
「ちーちゃん…、それじゃまるで最初から死ぬつもりみたいじゃない…ハルマゲドン前日でも「まぁ、死ぬつもりはありませんから」って言っていたのに…」
石神井は最初から死ぬことを想定していた千織のことを少し憤っていた。

その後は千織の生前の話を3人でしばらく話し、その日の文芸部の活動はお開きとなった。
受け取ったUSBメモリを握りしめつつ、江古田は独り言を呟いていた。
「はぁ…続きを書こうとは思うけど、もう実体化した和浩とは会えないんだろうなぁ…それが普通の事なんだろうけど」
江古田は千織の能力の事を思い出していた。
「…我が呼び掛けに従うならば現れよ、忠義の狂戦士、四條畷和浩!!
…なんて言っても出てくるわけないか。僕は魔人じゃないもんな…」


「おいおい、暗い表情をしているなぁ、新しい作者様は。ま、ありがとうな。これでまた、俺達は生きられる」
「…えっ…何で和浩くんがここに…?」
「それは作者様が俺達の存在を強く願ったからさ。ほら、こっちの世界では魔人覚醒っていうヤツじゃないのか?」
「僕が…魔人に…?」

江古田博文 プロローグSS 終


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