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ダンゲロスSS5 ネタバレ感想スレ

150叢雨雫:2018/04/01(日) 19:46:34
真野 金 様  徒士谷 真歩 様


こんばんは。

この度は対戦いただきありがとうございました。
対戦SSを楽しく読ませていただきました。

ささやかではありますが感想を書かせていただきます。

今回のキャンペーンでも有数の存在強度を持ったお二方と戦えて、本当に嬉しかったです。

実は、2回戦の対戦が始まる前に1回戦の全てのSSを読んで、
「この人と当たったら負けそう……」だとか、
「この人の顔面は殴ったら気持ち良さそう!何が『ガタンゴトン』だ!」といった、
勝てそう度合を表にする、たられば妄想遊びを行っておりました。

その表において真野様と徒士谷様は最上層ーー
ーー「当たったら死あるのみ。ふて寝が許されるレベル」にいらっしゃいました。

なのでGK様のキャス配信でマッチングが決まった瞬間、深夜であることも忘れ、気付けば
「なんだこのマッチングはぁ〜ッ! やっていいことと、悪いことがあるだろうがぁ〜〜〜ッ!!」
……と叫んでいました。その後しっかりふて寝もしました。

……ですが「当たったら死」というのは見る角度を変えれば、
「当たれば死ぬほど素敵なSSで惨殺していただける」ということでもあります。

真野様の1回戦はベストSSに推しましたし、徒士谷様のピラミッド戦も、
戦場単位でベストバウトを選ぶのならば、ここだろうと思うほどに力のある戦いでした。

そんなお二方に自分のキャラクターを書いていただけると思うと、負けるのは嫌でしたが、
嬉しい……楽しみな気持ちも湧いてきました。 

そして実際に提出されたSSを拝見し、
「あ、ここで負けても大満足!」と思わせていただきました。
このキャンペーンに参加して良かった……心の底からそう思えるような素敵な虐殺SSでした。

叢雨雫のとても長いプロローグ&1回戦を咀嚼し、
あのように素敵な物語に組み込んでいただき、本当にありがとうございました。

嬉しかったです。 この度のマッチングに感謝いたします。

151叢雨雫:2018/04/01(日) 19:47:30
【夢の国】SS その1


>冒頭
>「そ……それは、まだ」
もうこの時点で「あっ、負けで〜す」と思いました。
ロリ雨雫が可愛くて、伝説の男2人が格好良くて……!
この3人の冒険譚が読みたいと思ってしまうほどに魅力的な導入パートでした。
しかも……ヒーロー問答……っ!
確実に、何かクリティカルな部分をリーディングされている……!
この問答は、この台詞は明らかに終局に向けた詠唱……っ!
ま、待って下さい! 一旦話し合いましょう!  死にたくない!ハァーッ! ハァーッ!!
……などと、ちょっと一回ここで読むのが止まったくらい動揺しました。
徒士谷さんが側がピラミッドでドラマ力をだいぶ消費しちゃってたんで、
私の方のドラマで殺りに来たってことでいいんですよね……これ。光栄です。


>真野能力解析
短い台詞から、真野さんの知性の高さがひしひしと伝わってきました。
「瞬間移動じゃない、状況際限の亜種」ーーよくわかりませんが、すごく頭が良さそうだと思いました。


>早乙女さん
早乙女さん!きらい! この人絶対にキューちゃんを幸せにしてくれそうにない!
なにやら難しいことを言いながら真野さんを嬲っていましたし……!
「宇津木ィー!颯爽と登場してこの悪魔を刻めッ!早く!!」と思いながら読み進めました。
また、「敗者側が一方的に勝者側を嬲るためにあるようなルール」について、
考えが及んでおらず、一本取られたなと思いました。(なお、このあと十本くらいとられます。)


>開戦! バカ雨雫!
キャラ描写、めちゃめちゃ好きです……。ジョジョ4部の手で削り取る人みたいでした。
勘違いで徒士谷さんと休戦状態になる流れも、そこからの会話劇も、
善性にじみ出るちょっと抜けた性格故だと思うとあまりにスムーズで、作劇の上手さにため息が出ました。


>移動に伴う体力の消耗がない点にある
「あ……!徒士谷さんって体力概念あるんだ!!」と驚きました。
なぜか、フルマラソンくらいなら十傑走りで完走できるイメージでした。


>たとえ試合の最中であろうと、彼女はいつでも娘の元に帰ることができる。
十億本くらいとられました……。
SSその3でどうしても徒士谷さんを失意の中で殺害したくて、
「いざとなったら東京都内どこでも出現できる問題」を意図的に無視したんですが、
思いっきりここでパンチラインに組み込まれており、泡を吹きました。


>「……九暗影さん」
キューちゃん! 好きです!


>通話ボタンに指を伸ばし、止める。
ここからの撤退判断までを含めた思考過程、
……ハンターハンターみたいですごいと思いました!
ワルトリみたいに、登場人物の知性がナチュラルに高いんですよねこのSS。


>球面鏡
ハァーッ! ハァーッ! 完ッ璧なキャラ解釈ですね……! ハァー!
そうですよね、偏差値10しかない叢雨さんがこんな難しい言葉知ってるわけないですよね……。


>雫が真野の『イデアの金貨』を知るように、彼もまた雫の魔人能力を知っている。
既知の仲だからこその駆け引きの応酬がすごい……!
キャラクターが何を知っていて何を知らないかをしっかり整理した上での攻防が、
とても魅力的でした。
トリコみたいなガバガバな傘能力相手に、こんな精緻なバトルが書けるんですね……!
すごい!


>塗料
これが着色・引火・血のり、観覧車落下での仇にと……二重にも三重にも効いてくるのが上手すぎます。
今回のMVP兵装は間違いなくこの子だと思います。塗料すごい、できる子……!
真野清掃店だけあって清掃対象である塗料に精通してるのも納得ですしね!


>直情で動く叢雨雫は、時にあらゆる計算を覆す脅威となり得る。
このリフレインめちゃめちゃカッコイイです! 直後の決め台詞と合わせ、実質ジョジョ!
一見無意味に見える行動による逆転劇! 限りなくジョジョです! はーカッコイイ! 最高!


>てんてん
別にこの前後のシーンがどうとかじゃないですけど、
決め台詞の上にてんてん打つのお上手ですね……。
文章にメリハリがついて格好いいです。


>「と、塗料……」
「と、塗料……!」と、作中叢雨さんリアクションと完全シンクロしました。
だいたい同じくらいの知能強度です。過労死寸前、塗料先輩イケメン過ぎます。


>――ビニール傘には、様々な特性がある。
強みとしていた特徴が敗北のトリガーとなる……!
もう能力バトルとして完ッッ璧です!

152叢雨雫:2018/04/01(日) 19:47:54
>縦四方固め
SSその1・2共通の見解なんですけど、意外と真野さん動けるんですよね。
雪原でスキーがド下手くそだったこともあり、
徒士谷・叢雨の抜刀範囲に入ったら即死くらいに考えてたんですけど、
全然そんなことなかったです……。
スキーはキューちゃんが特別上手かっただけのような気もしてきました。


>徒士谷暗黒流れ星
アーッ! 滅茶苦茶好きな応用です! アーッ!
負け惜しみになりますが、私もタックルからの強制移動攻撃はいっぱい妄想してました!
≪徒士谷暗黒流れ星≫ーースカイツリーの上から強制投身自殺させる。自分だけ落下中に転移。
≪人妻と浸かるしっぽりマグマ風呂≫ーーマグマの中に転移。徒士谷はマグマ無効なので相手だけ死ぬ。
≪徒士谷深海2000≫ーー肺の空気を吐き、深海に転移。相手の内蔵を圧力差で破裂させる。
エベレスト山頂転移バージョンも類似応用としてある。
≪姥捨て徒士谷≫ーー雪山の山頂付近に転移し、そこで自分だけ帰る。実質デンデラ。
≪徒士谷魚人空手≫ーー無呼吸活動時間が15分あることを活かし、水底に引きずりこんで戦う。実質河童。
≪徒士谷密室殺人事件≫ーー内から空かない金庫の中に転移、自分だけ離脱。窒息殺。


>指が骨組みに触れた。それは塗料で滑った。
塗料先輩過労でストライキ!!
信じていた塗料に裏切られるこのかんじ、まさしく能力バトル!
1回戦のキューちゃん決着リフレインといっても過言ではありませんね!


>「最初に決めたんだよ。『全身の骨くらいは叩き折ってやる』ってな――」
有言実行徒士谷さんかっこいい……! 決め台詞リフレインが最高です。


>テグスに結んだ対人地雷
瞬間移動能力に対する手堅いアンサーですね。
真野さんが歴戦の強者であることが窺えて好きでした。


>思考負担に、最後の一瞬……刑事としての判断力の器が、ついに溢れた。
ここがほんっとに好きで……好きです!
ワンアイディアではなく、波状攻撃による情報負荷で、
処理能力を落として勝つっていう……もう、滅茶苦茶に能力バトル巧者ですね。
本当に戦えて良かったです。尊敬してます。これっ、ほんっと……すごい!
はー大好き!


>キューちゃんパート
ここもまとまりが良すぎるんですよね……。
なんでこの文字数でキャラ数出してトリック提示・看破してお色気まで入れられるんですか……!
SSが巧すぎる……。


>誰か……私を、倒してくれよ……誰か……
情緒ォーーーッ!! 情緒! 情緒!! アアァ―ッ!
あの設定回り、つけたはいいけど正直使いあぐねていたところがあって、
私が書いても面白くないしなぁーって困ってたんですよ……w
そこをこんな上手く消費してくれたとなれば、もう……!
積極的に負けたいまでありますね。これが正史になって欲しい!
嬉しかったです。キャラ説・プロローグを読み込んでいただいてありがとうございます。


>光の英雄 真野
1回戦キューちゃんをあんなかんじにしておいて、
2回戦で光の戦士に転じようとしてるのがずるいなーと思いました。ずる!
まぁキューちゃんがあんなかんじなのは、早乙女さんに寄るところが大きい気もしますが。
それでまた、転じ方も堂に入ってるんですよね……。
軽率に応援したくなってしまう……ほとほとずるい……。

153叢雨雫:2018/04/01(日) 19:48:53
【夢の国】SS その2
※私は徒士谷真歩さん及び大天使かがりちゃんにガチで恋をしているので、
 一応かなりセーブして書いたつもりですが、
 人によっては気持ち悪さの許容値を超える箇所が存在するかもしれません。ご了承下さい。


>現状把握
リズミカルに挟まれる幼女! いいですね、いい幼女のビートです!
退屈になりがちの説明パートに幼女を挿入してテンポアップを図っていくこの手腕、
完全にわかっています! 完全にいいです、その調子です! 最高!
この親子、一人でも尊いが過ぎるというのに、二人もそろってしまうと、もはや無理ですね。
あまりにも尊い。産まれて来てくれてありがとうございます。
会話してるだけで十億票くらい入れたくなっちゃいます。私に投票権が無くて良かった。
いやーいいですね。かっちゃんとその娘が日本語を喋っている、もう、それだけで最高です。
はぁ好き……。
後々の不和への伏線になってるとか、そういう話もあるんですけど、
それはそれとして好きでたまらなく、冷静に読めませんね。
私のような読者を想定し、ちょっと可愛さを抑えて欲しかった。
……いや、抑えなくていいです。ありのままで居て下さい。大好きです。


>叱られる叢雨
いいッ!! なァーーーーーッ!!!
私もかっちゃんに叱られたい!! いいなァーーーー! もーーーーっ!!!
キャラクターロールの練度がすごいとか、「ミズリーランド」のひきが上手いとか……!
そんな小手先のことを言ってる場合じゃないんですよ!!?
わかりますか!? ゆゆしき事態です!
とにかく羨ましい。 見えませんかこの血の涙が?
私も徒士谷真歩さんに叱られたい! ああ、何故この身は二次元に無いのか……!!
わかりますか! ああーーッ!! アアアアッーーー!! 羨ましい!!!

……アァ〜〜〜ン? 私のこと、「ファッション怪文章野郎」って言いましたか?
言ってなくても思ったでしょう? 思ってなくても魂がそんな色してますよ?
いま中指を二本立てました。先制攻撃・宣戦布告です。ここが私のジハードです!
こればっかりは譲れません。徹底抗戦・打ちこわしです!
ガチ恋ですよ、わかりますか? 恋なんですよ!! 馬に蹴られろ朴念仁!!
ハァーッ! ハァーッ!
ファッションの恋で、1万字近く無駄な尺を使って内裏エイジのキャラを改変し、
自己投影してSSの中に盛り込みますか? それでもこの恋がファッション狂人の狂言だと言えますか?
(※SS投稿後に「エイジのパート丸々いらない」と指摘されるまで無意識にやってました)
私のSSは徒士谷真歩さんに叱られたいという想いを詰め込んだリビドーの塊です。
かっちゃんとオフィスラブしたい……そして無下に扱われたい……!
そんな衝動を一応SSキャンペーンの枠組みに嵌め、それっぽく成形したものです。
それでもなおファッション野郎の誹りを受けるのであれば……!
もうっ!! どう証明したらいいんですか!! わからない!
なにもわからない!! 助けてくれ!! 宇津木!!
ダンゲロスSS5外伝「名探偵かがりの東海道五七次行脚碌」の話しますか?
魔人能力を失ったエイジと、両親を失ったかがりのドタバタ探偵碌……!
≪東海道の隠れ宿≫ーーそれは事件に潜む四つのヒントを絶対に見落とさない能力。
「≪東海道五七次≫ーー繋がりました。旅人≪はんにん≫はーーあなたです!」

……それとも学生かっちゃんとジェイムズの晴れた惚れたを幕間に投下すればいいんですか!?
あれだけフィジカルメンタル強いのに告白判定に失敗してギャン泣きするかっちゃんかわいいですよね!
うんうん!わかりますよ!かーわいいっ!
ああっ、そうだ、わかった!夢小説だ! ノクターンノベルスに【セーブポイント】

ハァーッ! ハァーッ! 私は一体誰と戦っていたんだ……?

ーーあったんです、幸せの青い鳥はすぐ傍に、遥か尊き理想郷はすぐ傍に在ったんですよ……!
おおっ……! 私なんかが書かなくてもよかった、はじめから、そこに在ったんですから……!
私が高齢を迎えていたら、完ッ全にこの徒士谷叱られパートを読んだ時点で、
昇天してましたね。「わが生涯に悔いなし……!」なんて具合で。
はぁーあまりにも尊い! かっちゃんかっちゃん! ハァ〜〜〜ッ!! 最々の高!


>柊木さん
負けヒロイン街道まっしぐらですね。
柊木さんピラミッド時点からちょろかったですけど、いつのまにか陥落してて好きです。


>はつらつ魔人剣道教室
これすっごいですよね……!
その1もすごかったんですけど、ロリ雨雫の描写がまぁ……すごいの!
不良少女の更生モノとしての満足度が高かったです。
ちょっとうるっときました。
徒士谷の中の人は人情描写が無類に強くって素敵です。

154叢雨雫:2018/04/01(日) 19:49:49
>柊木さん
ふふっ。お可愛いこと。


>真野ロール
めっちゃくちゃ再現度高いですね。
一回戦の偽花火さんといい、どうしてそんなにトレースできるのかわからないです。
それでここがボートの伏線になっているという……!
構成がしっかりしてますね。


>かがりちゃん!!
マジ天使過ぎるでしょうが……!
やっていいことと悪いことがありますよ?
これ、人が死ぬレベルの天使強度ですからね? 殺人未遂の自覚あります?
マジ天使・ああマジ天使・マジ天使(五・七・五)
ハァー尊さインフィニットストライク……!
幼女のカラテがほんっとうにお強いことで……!
いやーかわいいですね。最高。
軽率に最高を切り過ぎていますが、だって最高なんですもん。最高以外の語彙が欲しい。
ここで着目すべきは存在強度が落ちたかっちゃんですね。
解釈一致です! イェーイ!
娘にたじたじであるという点は外せないかっちゃん萌えポイントです。
わかりますよ。わかっていますとも、ええ。当然でしょう。

最後の写真の余韻の取り方上手いなぁと思いました。


>幼女拳 ”一人称”の型
はいもう完全に人殺しの技です。暗殺拳です。もう駄目です。言い逃れできません。
幼女拳はチートに含まれます。

ここ、私のプロローグをかなり読み込んで下さったんだなぁと感じられる部分が多くて、
読んでいて嬉しくなりました。ありがとうございます。
娘の写真を見せたがる真歩さんが容易に想像できて悶えました。

あとここ、萌え転がってたせいで初読の時見落としちゃったんですけど、
叢雨徒士谷共同戦線が瓦解するトリガーだったんですね……。
後の展開で「あれっ、なんで叢雨離反したんだろう」って思っちゃいました。
強すぎる幼女拳は時には諸刃の剣となるのですね。まるで能力バトルです。


>早朝のホテルの一室
キューちゃん! その1に続いてキューちゃん!
私のSSでもがっつり出しましたし、やっぱりキューちゃん書きたいですよね!
ここのエミュレート練度も異様に高くって、すごいなーと思いました。


>ここは既に、あたしの東海道ってワケだ
えー!ずるい!


>徒士谷対策に船上で待つ真野
非常にスマートな回答だと思います。


>コピー元に存在するものは全て試合会場に反映される。
真野さんの一回戦からのリーディング、お見事です。
演出力もロジック力も高くて、とにかく素晴らしいシーンでした。


>てんてん
わかってきた、強い人は台詞にてんてんをつけるんだ……!
てんてんあるとすごくいいこと言ってるように見えてずるいです。


>“蛇の目でお迎え”
滅茶苦茶言葉遊びが上手いですけど……なんか、なんといいますか……!
西尾維新っぽいですね!!
誤魔化されたい、ここは意識的に誤魔化されたい!
私は誤魔化されました! 味方です!!


>傘を踏みつけている
踏んだモノへの移動! 解釈一致!
ここに限らず相思相愛ポイントが多くて、クラスで噂されないか心配です。


>真野の仕込んだ爆薬が、その一切を吹き飛ばした。
みんな大好き! 爆発オチ太郎!


>いま、本物のミズリーランドに仕掛けられているものだ!
ほわー頭がいいですね。
あの仕込みがそのまま攻撃手に繋がる美しいロジック。
真野さん絡むとみんな強制的に知能が上るのどうにかなんないですか?
みんながみんな真野さんや徒士谷さんのように頭がいいわけじゃないんですよ?
キャラクターの強さもそうですが、知能にも制限を設けるべきでは?

155叢雨雫:2018/04/01(日) 19:50:05
>本当に爆弾があるなら、あたしが処理する
これあれでしょ……! アラバスタのペルとか、せがた三四郎とかのアレでしょ!
真歩さんの能力ホント便利ですよね。無体に強くて好き。


>キューちゃんvsエイジ
今キャンペーンのほぼほぼ最高格を持つキューちゃんの相手として、
エイジではきつかったですね……! 
まんまと能力範囲を奪われる展開がお見事。
十五年分の喪失はカタルシスありました。


>イデアの金貨に対する回答
なるほどー! 金貨によって確定する未来の効果対象から外れるっていうアンサーは相思相愛です!
忘れやすい特性も注釈無いんで分かりづらいですが、私のSSでも描いており、相思相愛です!
いいアンサーだと思います!
金貨への解答考えるの大変じゃなかったですか? すごいすごい!


>五秒
その2の白眉。
完全な三つ巴で最後までガチガチの近接戦やるって恐ろしく高度なことしてますね……!
長いことSSキャンペーンを見てきましたが、あんまり記憶にないなぁ……!(もし既にあったらごめんなさい!)
最後がガツーンと盛り上がってるのも構成的に美しいですね。
ほんっとお上手ですよ! 尊敬の念。


>乗り物苦手なかっちゃん
いやぁ……ハチャメチャにカワイイですね……。
推理すればわかることなのに、到達できず悔しいです……。
大間抜けは私……犯人はーー私……!!
いやーなんかもう、尊さ過ぎると言葉も出ないんですね。
神がかった同人誌を読んで咽び泣いた経験が誰しも一度はあると思いますが、
まさにそんな体験でした。
いやー好き。好き。


>チョロ子
この人完全に違和感無く徒士谷時空に溶け込んでますけど、
元はと言えば偽花火時空の人間なんですよね……!
ハァー徒士谷さんの中の人の取り込む力すごいなぁ……!

156叢雨雫:2018/04/01(日) 19:51:09
>>142
「(ハァーッ! ハァーッ!)」
「(言われた通り、怪文書、書き、ました……っ! 妹は、妹は無事なんですか!)」

157qaz:2018/04/09(月) 09:43:40
希望崎学園その1

まず引用する幕間SS一覧で目を疑いました。
ちょっとラッコの話題が出ただけで、99%裏試合の関係者じゃねーかっ!
(それはそれとして拾っていただいてありがとうございます)
でもちゃんと効いてるんですよね、これ。

で、冒頭のラッコパート。
「電卓置いときますね」じゃねーよっ!
そんな機能あるなんて知らなかったよ!
ラッコのネガポジの落差がマジラッコ。
なんかイデアの金貨ネタまで出てきたし!

次のモブおじパート、シロナ君マジ天使。

で、試合が始まって会敵シーン……ってお前ーっ!
マジで……何者なんだ……
動画て、動画て!
しかも絵がかわいい! 演技も合ってる!
本当になんなんだお前!

戦闘開始、モブおじさん何もしてないのに苦戦してるラッコが面白い。
そして闘技場その3では出てこなかった蒼井翔太……と見せかけての爆発オチ太郎!
石油コンビナートわざわざ調べてきたんだ!

そして解明される爆発オチ太郎の真実!
いやーこれ本当にうまいなぁ。
普通他の選手とか戦場内に出せないと思うけど、爆発オチ太郎も『輪廻化生』もこれまでにできてた設定だから何の違和感も無いんですよね。
何を隠そう俺は偽花火燐花ちゃん大好き勢なので安直に嬉しい!
それでまた、ファイヤーラッコの出自にまで繋げてくるのがいいですよね。
対戦相手はあくまでラッコですからね。
核心に絡むことによって偽花火ちゃんのインパクトにおいてけぼりにされていない。

その後、偽花火ちゃんvsラッコ!
あれ? なんかおかしくね?
でもラッコがかっこいいんだよなー。
偽花火ちゃんのかわいさを認めつつ拒否するの。
ガス代が心配になりながら戦うの。

(ここからテンションがさらにおかしくなります)
そして……そして……! 偽花火ちゃんエロだ! やったー!
炎でよかったね、偽花火ちゃん。処女は守られたよ!
イヤイヤから「わたしを見て」になるの最高すぎる!
ヒャッホー!!!

ふぅ。

で、やっと本来の対戦に戻ってくるわけですが、さっきの偽花火ちゃんとの関係から、ラッコの《炎の水族館》というビジュアル的に映える演出持ってくるのがうまかったです。
炎を出すだけだと地味というか単調になりがちですからね。
技名叫ぶだけで何が起きてるか分かりやすいのもいい。

それでまた、ガス代制約を使った誘い込みがうまい。
試合最後の「この戦いに、爆発オチは起こらない」って段落がとっても良かったです。

決着後のエモも良いよね。
一見関係無いヴァル様の賑やかなシーンを出してから、ラッコが一人きりの部屋で世界を夢見て励むのが。

158qaz:2018/04/10(火) 09:20:46
希望崎学園その2

wiki構文を活用しまくったその1に対して、「あんまり使わない」宣言という見事なカウンター!
いや、なんでカウンターになってるのかよく分からないんですけど。高度すぎる。
疾走感かわいい。

冒頭でト運一レディ! 久しぶり!
クールジョークに振り回されるラッコが面白い。

モブおじパート。
変装の描写とかよくキャラについて考えてるなあと思いました。

そして交戦。
この辺りテンポがよくてささっと読めますね。
ラッコ今までスペックにトン表記のある化け物と戦ってたんだよなぁ。
そして「経歴が成長してる!!!」
よ、よくそんな細かい所を読み取って……しかもこの後の展開に繋がっていきますからね。すごい。

それから……ここだ。
「老若男女問わず」の表記に忠実にモブおじさんと向き合って、自キャラを被害者に仕立て上げてきた!
その上で需要を読んで描写しない!
2つ合わせてかなりの英断だと思います。

そしてゲロ! やばい!
でもここの能力応用地味に凄いんだよねー。
「ガス代の心配をするために」能力を発動させてますからね。
制約を効果にするという応用……なんで戦闘シーンじゃないところで発揮してるんですか!
まあ本人にとっては死活問題なんですけどね。

真野みたいなラッコ。
皆本当に真野好きだな。俺も好き。
繰り出されるモブおじの斜め上すぎる攻撃の数々!
マジで斜め上すぎるんだけどちゃんと最終的に繋がるの凄いです。
ちなみにぼくは桜キャストオフがみたいです。非人道的に。

最終的に爆発オチ太郎が収集つけにきたみたいになってるな……。
形而上存在を強調しているのは対戦相手が何とか爆発オチ太郎の正体を暴こうとしていることに対してのアンチテーゼかと思ったんですが、実はこの後の展開に絡んでくるんですよね。

そしていよいよシロナ君の魔人能力披露!
いや、凄いですね。
「プロローグでGO部の顧問になった」
「1回戦で和姦道の顧問になった」
「2回戦で師範代になってた」
突然降って沸いた能力じゃなくて、この情報から組み上げてきたってことですからね。

それを使ってモブおじさんが爆発オチ部の顧問になるからモブおじさんも形而上存在になる! スマートな結論!
まさか爆発オチ太郎があくまで形而上存在であることを活用してくるとは……。

シロナ君とモブおじさんパート。
ラッコSSのカオスさに、モブおじさんSSのなぜかいい雰囲気にまとめていく展開を融合させやがった!
最後に能力をシロナ君のために使うのが良い。
しんみりさせやがって……。

からの最後の段落が好き。

159冥王星:2018/04/10(火) 21:21:41
めちゃくちゃ簡単な準決勝・体内の感想です。

体内その1
りうむちゃんの最後の啖呵が良かったです。熱い!

体内その2
決着の仕方が良かったです。うまく組み合わせたなぁ。

160qaz:2018/04/11(水) 10:00:13
体内その1

冒頭からいきなりりうむちゃんの能力披露。
ここにリンク! いつでも一番上に戻ればいいので参照しやすくて優しい!

次に徒士谷さんパート。
複数の話題を上げることでニュース番組のリアリティーが上がってますね。
ここでレイラさんが逮捕されてるのも後の展開に繋がってうまい。
コメントを聞かずにテレビを切るとか、そういう細かい所で徒士谷さんの性格が出てます。
それからりうむちゃんのヤバさを登場人物視点で表現してくる。
改めて化け物ですよね、りうむちゃん。
そんな真剣考察にかがりちゃんを挟んでくる。ほんわか。
「沢山の力を束ねる」これ、徒士谷さんの格の高さが表れている!

次にりうむちゃんパート。
ぺちぺちを挟みながらの文章がかわいい! 発明!
そしてフェアリーちゃん!
予選で推してたんだよなぁ。
りうむちゃんはジョン・ドゥとかなりタイプが違うので、フェアリーちゃんとの会話も違ったものになってきますね。
あとここでもう一回リンク貼ってるのが優しい!
会話の最中で表れる徒士谷さんSSのルビ芸!
「三週間ぐらい(ながねん)」って何ですか! 可愛すぎませんか!?
でもなんかこう、この時点で既に、キャッキャの裏に時々表れてくる影が……つらい。

そして試合開始。
エロトラップダンジョン! そのネタ拾うのかよっ!
エイジとのやりとりが面白い。
「やって良いことと悪いこと」すっかりSS5の流行語になりましたね……。
りうむちゃんパートの方もかわいい。かわいいしか出てこない。
フェアリーちゃんとのコンビがすごくいい感じ。

会敵シーン。
徒士谷さんがりうむちゃんの能力暗号で看破するのかっこいいですよね。
ネタバレスレなので憚ることなく言うと、これ、予選キャラクター一覧の並び順で、タイトル行で区切られたブロックと、ブロック内の何番目かなんですよね。
三の四、確かにそう取れなくもない。
こういうちょっとした言い直し、これもリアリティーですよね。
それから名乗り合い。
二回戦の最後の5秒もそうでしたけれど、徒士谷さんSS、こういうシーンがすごくかっこいいんです。
りうむちゃん(+フェアリーちゃん)もかわいさを保ちつつかっこいい。

戦闘シーンに入ってからもマジでかっこいい!
両者ともメチャクチャ強いのが伝わってきます。
絵的に派手で分かりやすい!

そこから、それぞれの立場での戦況考察。ふ、深い……!
すごいなあ。
そこにさらっと入れる二階級特進の情報……貴様……!

主観時間と実際時間が違う……りうむちゃん、それ仕様は仕様でも人間の仕様なんだ。
そこからフェアリーちゃんとの思い出語り……つらいよぅこの会話……。
「三週間ぐらい(けっこうながい)」がこの文脈だと全然意味違ってくるよ……。

最後の攻防、やっぱりかっこいいしか出てこない。腕を食べたいのに……。
腕といえば東海道になった腕を切り離すの、りうむちゃんの覚悟が伝わってきていいですね。
そして、エイジとのコンボ! つええ!
エイジの方の独白もいいね。

彫刻槍!
レイラさん逮捕されていたのはこのためだった!
42人全員調べて対策する。確かにりうむちゃんに対してのパーフェクトな対策!
でもそれが出来るチームなんてなかなかないよ! やっぱり徒士谷さんの格の高さだよ!

そこからりうむちゃん最後の反撃!
熱い!
勝ったけど、最後に徒士谷さんが弱気になるの、なんか良い。

りうむちゃん最終パート。
分かりきってるのに悲しい。
フェアリーちゃんが明るいメッセージ遺してるのがまた……。
しかも最後、スロット4に果てしない夢を持ってくる。こういうことする……。
本当に徒士谷さんの中の人は悲劇の使い方がうまいんだから……!

161qaz:2018/04/13(金) 09:11:59
体内その2

冒頭かがりちゃん……と思ったら真歩さんの回想だった!
「月のアレ」普段こういうの書かれないから出てくるとドキッとする。
しかもドキッとさせるためだけに出したわけじゃないと最後に分かるのがまた。
その後、徒士谷さんの父親登場。
能力名! 微妙に違う!
かがりちゃんとの比較で徒士谷さんの性格を述べるのが分かりやすいです。

回想シーン終わって今度こそかがりちゃん登場!
この親子の会話、癒される。
ピノキオの下りとか。
次にりうむちゃん考察。
真実じゃない部分まで考慮してると考えてるなぁって感じがしますね。
ES-08が化けてるんじゃないかとか。

りうむちゃんパート。
本場のシステムメッセージだ! 好き!
テンション高いりうむちゃん! かわいい!
コインの話、渋い趣味だなあと思ったらバトルにああ繋がってくるのかぁ。

そのまま修行パート。
修行パートってダンゲロスSSでは新鮮な気がする!
修行方法がまた面白いなあ。
さすが尺取虫を考えた作者さんなだけある。
しかもりうむちゃんにメイド服着せる理由にもなる! 一石二鳥!

盤外接触!
徒士谷さんが柔らかい!
ママの顔ともちょっと違う、新たな一面ですね。
それでいてしたたかで恐ろしい徒士谷さん。

こっちのSSでも試合開始に合わせて尺取虫使ってきますね。
確かによく分からない場所にはうってつけの能力。
糸吉さんとりうむちゃんが同一作者とか関係無しに被ってた気がする。読み合い……。
そして明かされる戦場、胎内!
エロトラップダンジョンに対抗して戦場自体がエロ!
……と思ったんですが、実はそうじゃなかったんですよね。
これも最後に分かるのが良い。

鉢植えを設置していくの、なんかアクションゲームの攻略みたいで良いですね。
徒士谷さんの能力も何らかのゲームシステムっぽい部分あるからなぁ。

待ってる間のりうむちゃんの戦場に対する感想。
良いですよね。
「わたしは違いますけど……。」って文がすごく効いてる。

162qaz:2018/04/13(金) 09:13:26
まさか感想が長すぎて弾かれるなんて思わなかったよ……

体内その2続き

会敵。徒士谷さんの表現がかっこいい。
サクララ被るの、徒士谷さんの戦闘力についていくのに必須だったんですね。
読み込んでいる。
『「モップで不埒な侵入者をお掃除」の型』なにそれかわいい!
打点ずらし、分かりやすく強いですね。
あっこれは強いってなる。
それに対抗するりうむちゃんの桜センサー(桜七大兵器みたいだな)も良い。

そしてこっちの徒士谷さんも能力調べがついてた!
やっぱり徒士谷さん、個人でも強いけど組織込みだと鬼に金棒ですね。

爆発オチ太郎作戦、なんだその作戦名!
いろいろ拾ってきますね。かわいい。

その後しばらく肉弾戦の攻防。
なるほど、棍棒というのもちゃんと考えてるんですねぇ。すごい。

で、その後りうむちゃんが徒士谷さんに揺さぶりを……ちょっと待って!
1週目読んだ時は気付かなかったけど、これ、太字、『嘘』じゃねえか!
嘘八百万の能力効果だ!
徒士谷さんがこんな心理攻撃に乗るかなぁとちょっと引っ掛かってたんですが、納得しました。すげえ。

そして、徒士谷さんの能力起源。
「継」になってる理由が熱いですね。

再び攻防。あ、そう思うと夢違もここで既に使っているのか!
徒士谷さんがここで躊躇するの、作劇の都合じゃなくて、嘘八百万のせいだったんだ。

それから、仕切り直し。
桜の木をひとつひとつ潰していくの、すごく合理的ですし、「できることを一歩ずつ」になってるのも良いですね。

で、再びの合流。
ジェイムズや父親との話が熱い。
そこから見せ場の東海道中膝繰蹴!
この攻撃マジでやべえ! 派手で強い!
終宿大津、かっこいい!
で、フィニッシュと見せかけてからの……りうむちゃん転移!

出ましたよ嘘八百万!
りうむちゃんの絶対おかしい敗退者理論、超好き。
これを言い切っちゃうりうむちゃん好き。
そしてイデアの金貨ですよ!
確かに絶対的な勝利の象徴みたいなところあるじゃないですか。
徒士谷さんも直接戦ったからその恐ろしさは知っている。
ブラフに最適!
ああそうか、しかもイデアの金貨が爆発するなんて思わない! すごい!
からのじゃっくぽっとぱんち!
りうむちゃんが使うとなんでこんなにかわいいんだ!

そして、決着!
ここに冒頭のアレ持ってきますね。
足場が全部流される……徒士谷さんにとってなんて天敵な地形……。
それだけじゃなくこの現象と地形をエモに使ってくるんですよね。
徒士谷さんの感慨もそうなんですけど、りうむちゃん側ですよ。
ちょっとしたToLOVEるっぽく見せてますけどね。
何がエモいかって、お母さんのお腹から産まれてないりうむちゃんが最後にひとりすっぽんぽんで子宮の中に残ってることですよ!
りうむちゃんは生を勝ち取ったんだ……。

chapter5、冒頭かがりちゃん登場シーンと同じ出だし!
「降ってわいた助力の可能性が消えただけのこと」これすごく良いですね。
ES-08の件、難題だけど全然諦めたわけじゃない。
警察徒士谷さんのかっこよさを表してる。
父親との対比で徒士谷さんパート締めてきました。
一歩、一歩、できることを。
「あたしの東海道」と並ぶ決め台詞ですよね。2つあるのいいなー。

最後のシステムメッセージ。
え? 不穏……。

そしてまとめ表。
自分が2回戦でやったので分かるんですが、実はこれ管理者権限無いとコピペで引っ張ってこれないんですよ。労力。
ソース公開しておけばよかった。
何か多いと思ったらリザーバー予選からの全能力入ってるんですね。
これは強気なメッセージですよ!
なぜかって、全員入りの表が必要なの、決勝戦の対戦相手ですからね!

163まめ:2018/04/13(金) 18:04:49
希望崎学園
その1
対戦相手の武器を対戦相手以上に使いこなしたうえで、自前の圧倒的なドラマ力で勝つ。一回戦からのストロングスタイル。
今回もラッコの作者に優るとも劣らない客いじり&wiki構文芸をみせつけます。文章力だけじゃなくそのスキルまで高いのか。
ただ、wiki構文芸は二回戦の時点ですらちょっと批判的な意見があったんですよね。それを超えちゃったら、評価がマイナスに反転する人は増えるかもしれません。いや、スゴかったけども。
SSの内容については、ねっとりぎとぎとなストリップシーンは、すごくいやらしかったです。それだけにもう一人の主役であるラッコ側の描写はやや不満というか、ラッコにアレは求めてないかな……。


その2
唯一のwiki構文芸がまさかの被り。その1とは言ってる事逆になりますが、減らされるとそれはそれで寂しくあります。
原子炉に燃料棒を突っ込んで宇宙に昇華は、ダンゲロス大親のかがみ先生なみに何を言ってるのか分かりませんでした。称賛してます。



体内
その1
んーむ、だんだん文章がクドくなってきてますよね。それは好みの問題としても、徒士谷視点の戦闘シーンは芝居がかって、迫真さが薄れてませんかね。
エロトラップダンジョンも持て余し気味で、一、二回戦と比べるとやや本調子ではないのかなという印象です。
刑事ドラマのベタを期待して徒士谷さんを推してたとこがあるので、魔捜研のしらみつぶし対策は良かったです。桜の代紋〜の決め台詞もすごいそれっぽい。


その2
個人的な意見ですが、私は弱キャラアピールはもうすこし控えた方が良かったと思います。
本戦敗退者の能力もコピー出来るってのはハッタリとして最上級で、作中人物と一緒に背中がぞわっとしました。分かっていても、戦慄せざるを得ない。
そっからの決着は良かったと思うんですが、プランター捜索あたりは冗長に感じました。というか、そんな推理力があるなら戦闘地形が子宮だと見破る方が容易い推理じゃないか、と。
さておき

戦い抜いたその先にたとえ――明日があんまりなくっても。

このフレーズだけは特記せずにいられないほどに素敵です。

164無知園児:2018/04/14(土) 21:13:10
もう、等々力昴じゃない! ステルスなんてくそくらえ! 自由な感想をいわせてもらおうじゃありませんか!

希望崎学園その1
まず、凄くまじめに、しっかりコメディをしている、傑作SSであると感じました。
いや、実際ラッコが巻き起こす笑いと言うのは半ば自然災害のようなもので、思考でたどり着こうというのはかなり無理があるタイプの笑いだと思うんですよね、
でも、モブおじさんはファイヤーラッコの面白さを分析したうえで、可能な限りそれに近づけようという努力を感じます。
当然、ファイヤーラッコレベルの笑いには追い付いていない(というか、たぶん誰も追いつけない)のですが、動画やwiki構文をダイナミックに使ったネタは、単純にそれ自体が精度の高いものになっています。
ラッコの土俵で戦おうという部分に関しては、追いついていないまでも、限りなく最適解に近いものを出せたのではないでしょうか。
その上でなのですが、私が感じるモブおじさんの本領は、理合いと、それを中心に置いた圧倒的エモ力だと思います。
なんといっても、爆発オチ太郎相手にシリアスを決めようとするその根性がすさまじい。しかも、それが理に適っている。これは、凄いことだと思います。
ギャグ世界の住人を解体し、能力バトルの世界に落とし込む。SS5と言うキャンペーンに関連付ける。しかも、きっちりお色気もいれる。そして、熱いラストバトル。
モブおじさんは、どこまでも理詰めでSSを書いているのだなあと思える、しっかりした能力バトルでありました。炎と来れば、一酸化炭素中毒ですよね!
ヴァルザードギアス様による余韻も含めて、実に計算されたSSであったと思います。

希望崎学園その2
まさか、ファイヤーラッコすらもギャグをやりつつしっかりとストーリーラインで面白くさせるとは思いませんでした。なんという戦いだ。
とりあえず驚いたのが、開幕の疾走感被り! なぜそこが被るのだ!
モブおじさんとシロナくんのやり取りに、性癖を感じました。これは作者さん、ただ好きなだけだな……?
顧問→師範代に関しては、目から鱗でした。確かに、顧問と言っていたのは童くんだけど、それをモブおじも否定はしていなかった。その微妙な設定を回収し、そして物語の大きな役割にする。
ファイヤーラッコの強さは、独自の世界観に基づいたギャグと、相手の分析力にあると思うんですよね。そういう意味では、同じく分析力とギャグ力に長けたモブおじとの戦いが、名勝負にならないわけがない。
シロナくんの能力の全容が明らかにされ、この説明が実に筋が通っている。モブおじのプロローグや、1戦目2戦目における正直不自然とすら思えるモブおじさんの核の上がり方。その疑問に決着をつけられる能力を、よくぞ思いついたものです。
そして、こちらでも爆発オチ太郎への言及! 達人同士の戦いは、どうしてもシンクロニシティが起こるのだ! 爆発オチ部顧問には爆笑しました。
最期に至る、モブおじの結末。なんというか……すごくきれいなんですよね。モブおじさんは罰されるべきキャラだし、シロナくんは自分で歩かなければいけないキャラなんだと思うんですよ。
その結末を、こうもきれいに書かれると……。趣味でしかないのですが、本当に心に刺さりました。こいつ、ファイヤーラッコだよな。オチも含め、本当に底の知れないSSプレイヤーです。

165無知園児:2018/04/14(土) 21:14:12
体内その1
抜け目のない能力バトルラインと、胸を熱くさせるストーリーラインが見事に融合した、素晴らしい作品でした。第2回戦も相当好きでしたが、今戦はさらに好きかも。
これは最初に言っておきたいのですが、めちゃくちゃ文章が読みやすい。なんなんすかこの人。プロなの? 私自身、可読性の高さを非常に重要視する方なので、参考にさせていただきたい。
強調したい部分を強調させ、読者の記憶に残しておく書き方が出来るからこそ、しょっぱなのこの伏線が大きく効いてくるんですよね。こういうやり方、大好きですよ。
フェアリーちゃんとの会話が、物凄くうまいです。そりゃあ好感度上がりますよ。もっと見てたいと思いますよ。でも、読者はみんな気が付いているんですよね……。それがつらいし、当然その辛さを軸にしますよね。オレが悪かった。
ただ、個人的に体内をエロトラップダンジョンとするのは蛇足と言うか、ルール違反感があります。ちょっとしたサービスなんだと思うのですが、ここまで極限的にいい勝負をしてきた徒土谷さんの戦闘に、これはちょっと余計じゃないかなと思いました。
さらに、個人的に”三の四”ではないと看破した理由がすごく知りたかったです。徒土谷さんが得た情報量から、”Fantasy is Reality 【夢こそが現実である】”ではないと断言できる材料って、ありましたっけ?
この後の名乗り、すごい好きです。この作者さんは、夢の国の”5秒”といい、映像的な演出で盛り上げるのが抜群にうまいですね。また、”対比”という者にもかなりこだわりを感じており、”踏破”と”勝利”と言う目的の違いへの言及は、胸を打つものがありました。
切り結びアクションも、すごい好き。これは個人的な趣向なのですが、刀って……とにかくいいよね。ただ、やっぱりなー! ”尺取虫”と看破した理由が謎なんですよね。出来がいいから、良すぎるから、細かい粗に目が行ってしまう……!
さりげなく大好きなのがこの”焦らす”戦法で、私はこう、殺し合う相手同士があらゆる手を使って殺し合うのが大好きなので、納得のいく戦術を取っている格の高いキャラを見るのが大好きなのですね。性格が悪いと思える戦略は、良い戦略なのです。好き。
”わかる。と、インカム越しに聞こえてくる相棒の声は無視する。”こういう小ネタで、キャラクターを深めるのっていいですよね。このコンビほんと好き。
そして、鬼札! この作者さん、エイジの能力応用うますぎませんか。夢の国での東海道破りと言い、毎回カタルシスがすごい。
さらに、集団としての警察の強さ。これは、心震えざるを得ない。本当に、ここの徒士谷さんは格好良すぎる。その上で、最後の失言。キャラクター性と戦闘の、見事な融合と言えましょう。
ああ、そしてこの決着は……。わかる、わかるんだけど……! 徒士谷さんがその場所に気づく描写と、その場所に入り込む描写が欲しかった! 情緒があるからそれだけでも押し通せるんですけど……ですけどぉ!
失血死する徒士谷さんのモノローグと、りうむちゃんの独白は完璧と言ってよいです。フェアリーちゃんの手紙とか、露骨に泣かせにきやがって……。ベタはベターなのだ……。王道は強い! いいものを見せてもらいました。

166無知園児:2018/04/14(土) 21:14:32

体内その2
父親が生えて来た! 1回戦の私と同じく悪手にもなり得る手なのですが、完成度の高いストーリーラインと、”東海道五十三次”という能力名の上手さにやられました。こんな父親がいても……全然いいじゃん……!
徒士谷さんの根本に関わる、重たく悲しい話を対戦相手が捻出するって、なかなかできることではないと思うんですよね。それをこの方は、やる。しかも、このキャラならばこんな過去があってもおかしくないと思える形で。エミュレート力が、半端ではないです。
また、徒士谷さんの思考が実に順を追っていて、読者にすごく優しいんですよね。これから何をするのか、何がしたいのかがすごくわかりやすい。この方も、文章がうまいなあ……。ダンゲロスSSはマジで魔界だ。
りうむちゃん、一歩一歩着実に努力してる感がすごく好感度高いですね。やはり、思考を追わせるのがすごくうまい。確かに、2回戦の敵は強かったけど、戦闘巧者ではなかった……という思考からの戦闘訓練は、本当に自然なことと思えますね。
あと、徒士谷さんの動きがすごくそれっぽい。確かに、もやもやするくらいなら自分で確かめにきそうですよね。この人。こういう、”その人がしそうなこと”を書けるの、本当にすごいと思います。あと、さりげなくワッフルを食べているところをダイジェストでお送りするの、凄くよい判断だったと思います。読者への負担を考えている!
戦場に対する真摯さが個人的にすごく好みです。一瞬「うっ」とはやっぱりなりましたけど、これが後半の大ネタのための仕込みだとは、ちょっと思いませんでした。戦場利用凄い……。僕にはとてもできない……。ちゃんと”しばらくの間”直接的な危害が加わるような地形ではないって言ってるのも好きです。本当に、誠実だなあ。
やはり日本のおまわりさんは優秀展開! ハッタリ度やカタルシスはその1に軍配ですが、徒士谷の格の上げ方としてはこちらの方が優れているように思います。さらっと言いやがって……。
その1で取った行動を、軽く否定するのはその2有利の展開と言えるでしょうか。でも、その1はその1でちゃんとその問題にアンサーを出しているからな……。つばぜり合いみたいなSSバトルしやがる。
ここからが、その2の本番ですね! 太文字で表現された、嘘。これは、凄い発想だと思いました。個人最強と思われる徒士谷は、確かに今までの戦において、ある程度精神の弱さを露呈しているんですよね。そこをちゃんとついていくというのが、実に真摯! 本当に全力を出しているというのがうかがえます。
そこから始まる徒士谷劇場。これ、徒士谷の作者じゃないんだぜ……。すげえ……。ニューカレドニアをここまで生かしてくるのもすごいし、桜の場所を推理する徒士谷が本当に絵になる。格好良すぎるぞ、こいつ。
あと、さっきも描いたんですけど、この作者さんのもっとも優れているところは”省略”だと思います。見ていて楽しい部分を膨らませて、必要だけど楽しくない部分は最小限に書く。このバランス感覚が、凄くうまいと感じました。
やっぱり対比がうまい。最強の継承者と、敗北の承継者という対比は、本当に胸が熱くなります。
ここで、その1では”最も警戒するべき攻撃”と序盤に出した蹴撃! 格好いいし、凄く盛り上がるんだけど……本当にこの作者さんたち、打ち合わせとかしてないですか? 作品外の部分で、凄い緊張感が生まれてる。
そして……嘘! これはやばい! 物凄い盛り上がりだ! ジャックポットで、私も背筋がぞわっときました。これは、ヤバい。
とどめの月経。尺取虫、子宮、そして”子宮孔にあたる部分からしかフィールド外には出られない”という序盤の伏線。全てがかみ合った、素晴らしい展開だと思います。これは、戦場:体内でなければ成し得ない、すさまじい地形利用ではないでしょうか。東海道五十三継破りとしても、完璧。
最後の徒士谷も最高に格好良かった。一歩一歩、できることを。これを最後に持ってくるセンスよ。最高でした。

167qaz:2018/04/23(月) 00:34:29
いや、わかる、わかるよ、気持ちはわかる。そして感想も後でもうちょっと詳しく書く。でも先にこれだけ言わせてくれ。

洋館その1
やっていいことと、悪いことがあるだろうがぁ〜〜〜ッ!!

168無知園児:2018/04/27(金) 08:31:08
洋館その1
冒頭から、完全にりうむちゃんのSSだと思って読んでいました。とにかく、エミュが尋常じゃなくうまい! りうむちゃんらしい語り口で、りうむちゃんらしい反応をしてくれる。ラッコさんは、ギャグだけでなくこういうところが強いんですよね。
忍法長い棒とか、流れるように奢らされるりうむちゃんとか、ラッコのムーブもさすがの一言。自然に行動した結果、こういう行動になっているって感じがすごくて、会話に気持ち悪さがないんですよね。
それを踏まえて、ラッコとりうむの立場の違いに言及するのが、とても好きでした。特に、ラッコの独白がものすごくツボにはまっていて、「頼むから踏みにじられないでくれ。俺だって迷惑なんだ」の辺りは、もう最高といって良い。おそらく、誰もがラッコに感じていた(なぜこいつが決勝に…)という感覚を、誤魔化すことなく作者自ら言語化するとは。
だからこそ、時間スキップ太郎には笑いももちろんなのですが、「も、もったいねえ〜!」という感覚の方が強く! いや、これはもう戦闘描写はいいので、エピローグだけでも書いて投稿したら、かなり最高だったのではないでしょうか。「シグナルとてもグリーン」とか、くだらないのに泣いちゃいそうだった…。一つ一つの発想の上手さと、その使い方が天才的でした。面白かった。

洋館その2
こういう言い方はなんですが、その1がしっかり透かして前座的な立場になったので、否が応でもその2に対する期待は高まりました。生半可なSSでは、この高まりきった期待を受け止めることは出来ないだろうと。最悪、その1の余白の期待感に追い付けないのではないかと。
受け止めちゃうんですよね! りうむちゃん! いや〜、最高だった! 膨れ上がった期待を、見事に昇華してくれた!
改めて読んで思ったのですが、冒頭からすでにYouTuberのプロデュースについて言及してるんですよね。これが伏線とは…!
これでもかとラッコにツッコむのも、碧眼と言えましょう。そう、ダンゲロスは慢性的なツッコミ不足! でも、変なところを言葉にされるとこんなに気持ちいいものなのですね!
戦闘も、会話劇中心ですごく小気味良い。買収に揺れるラッコ、最高にラッコ。がばがばの計算も大好きです。あと、ラッコの戦闘能力に真面目に言及するのも、今までなかった戦法で実に新しかったです。まあ、これまでの対戦相手が明らかにラッコより強かったのもあるのですが。また、獲物に鉄を持ってくる辺りも、りうむちゃんの戦闘巧者ではないところを魅せてて、良かったです。思えば、この決勝は弱者同士の対決って趣があるんですね…。
あと、さりげなく爆発オチ太郎登場のタイミングがすごく好きです。ラッコミサイルと今川義元アローが拮抗してるところとか、カオス過ぎる(笑)
そして、大一番の爆発オチ太郎攻略…! 月並みですが、すごく上手だなと思いました。オチ太郎が攻略不可能な存在であると認めつつ、そのさらに先に行くというのは、その後の名乗りの軽快さも含めて、素晴らしい回答だったと思います。これは、ロジック以上に演出力の巧みさではないでしょうか。りうむちゃんは、期待したタイミングで期待するものを出すのが、抜群にうまい。決まり手が(ダイナミックな音)なのも含めて、完璧。
エピローグも実によかった…! ラッコだからこそ、爆発オチ太郎という訳のわからんものがいたからこそ、りうむちゃんは今も存在しているという展開は、本当にすごいと思いました。ラッコ相手に、よくここまで自分のストーリーを作り上げられたものだ。お見事でした!


あと、余談なのですが、この決勝は合作として読むとさらに面白くなるなーと思いました。勝ちたい人間を踏みにじり続け、ヤケになったラッコさんとの戦闘描写がその2で。でも、ラッコが他者を踏みにじって決勝まで来たお陰で、りうむちゃんは生き残ることができたわけですよ。ラッコの勝利には、意味があったわけですよ。あ、熱い! 同時に、全ての要素を己のストーリーに取り込めた、りうむちゃんというキャラクターの強さを感じます。良い決勝戦でした!


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