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【2018】 クソゲーオブザイヤーinエロゲー板 総評審議所

1名無しさん:2019/02/02(土) 16:14:28 HOST:p7026-ipngn4801hodogaya.kanagawa.ocn.ne.jp
2018年度のクソゲーオブザイヤーinエロゲー板 総評審議所

その年に発売のエロゲーで一番のクソゲーを決めましょう
ルール
男性向け18禁PCゲームでその年の1/1〜12/31に発売されたゲームが対象
投票で決定するスレではありません。
※作品自体ではなく信者を叩くのは該当スレで行ってください
※作品の良し悪しについて語るのは程ほどに。本格的なのは各ソフト本スレへ

まとめwiki
http://www60.atwiki.jp/kotye/

Q&A

Q.○○はクソゲー
A.どうクソなのか詳細なレビューよろ

Q.○○が今年の大賞で決まりだな
A.そのソフトを中心とした一年の総評よろ

Q.レビュー・選評・総評書いたのに無視された
A.そのソフト、または内容に魅力がないんじゃネ?

Q.○○に一票
A.投票では決まらん。まずレビューからだ

Q.クソゲークリエイター・クソゲーメーカー・部門別の賞も決めよう
A.決めん。ここはゲームについて決めるスレ

Q.○○はクソゲーじゃねえ
A.選評書かれたからクソゲーということではない。総評書け

Q.○○が大賞なんて認めない
A.総評書いて見返せ。できないなら黙れ

Q.信者と社員必死w
A.そうですか、おかえりください

Q.クソゲーオブザイヤーっぽくない
A.エロゲの性質上コンシューマとは評価基準や論点、住人の年齢層が異なるようだ

Q.選評と総評の違いって?
A.選評は作品単体のレビューのまとめ。総評は全選評のまとめ

Q.その年の選評の締め切りと総評の締め切りは?
A.選評は1/31まで、総評の受付期間は2月の初めから2週間程度

注意点

■本スレへの突撃禁止
どれほどのクソゲーだろうと、買ってプレイもしていないくせに本スレに行って
煽ったり馬鹿にしたりする行為は人としてあるまじき行為です。

■クソゲーについて
自分がクソゲーだと思ったらクソゲーです。しかし他の人もそう思うかは別です。
自分はクソゲーだと思わないけど、他の人は、と言うこともあります。
書き手側はできるだけ共感できるような選評を書きましょう。読み手側も共感できなくても生暖かい目でスルーしましょう。

■シリーズ・続編・移植ゲーム 話題作・大作 大手メーカー作品について
基本的には選考要素に含まれません。
ですがファンディスクのような、本編が前提となる作品も大量に存在するため、場合によります。

■パッチについて
パッチによってまともになった作品に対してどう評価するかは未決定です。
バグ関係のクソゲーは年末に発売された作品ほど有利になるため、発売直後で判断すべきと言う声もありますが、
パッチを当てることによってより酷くなるクソゲーもあるのでケースバイケースかも知れません。

■年またぎの作品について
年度をまたいでパッケージ版やDL版が出た作品については基本的に先に出た作品の日程が優先されます。

ただし、後から出た作品について最初に出たものと差異がある場合は別年度のものと
認められる可能性がありますのでこの点は議論の余地があります。

■選評および総評投下時のトリップ付与
総評執筆者は、円滑に総評審議を進行するために必ずトリップをつけるようにしてください。
選評執筆者についても、その後の取り下げの可能性などの理由から付与を推奨します。

有効な酉であれば取り下げを受理し、wikiには取り下げたことを明記して当該選評・総評は残すこととなります。

■総評および大賞・次点の決定について
大賞・次点は一年間に出たゲームの中で、相対的に総評によって選ばれます。
また大賞はスレ住民による議論の結果によって決まるため、
複数の作品を大賞とする総評および大賞なしの総評は原則として認めません。
総評執筆者は必ず「大賞1作品、次点数作品(任意)」の形式で総評案を書いてください。

但し大賞決定の審議が長期間難航した際に事態の打開を図るための折衷案として
複数の作品が大賞となる修正総評案が議論の過程で作成されることはあります。

214総評4 ◆ghsNzIGrWM:2019/06/24(月) 00:15:17 HOST:KD027091207226.ppp-bb.dion.ne.jp
上半期の寂しさを吹き飛ばす秋のクソゲー大騒乱。
この騒ぎにより、魔物も一足早く目を覚ます。
10月26日に発売された「孕ら・ポコ! 〜異能催眠で女学園を孕ませ征服〜」が、冬の寒さと共にKOTYeにやってきたのだ。

本作は、嘗て2012年大賞「SEX戦争 〜愛あるエッチは禁止ですっ!〜」や2013年次点「リア充爆発しろ! 〜変身能力手に入れたんだけど質問ある?〜」等を排出したスワンアイが原点回帰を掲げて立ち上げた新ブランド「みるきーぽこ」の処女作にあたり、スワンアイ初期の核であった「催眠」と「孕ませ」に焦点を当てたものとなっている。
ヒロインに催眠をかけてエッチに及ぶという至極普通の作風をとる本作には、確かにその両者が備わっており、その点に嘘偽りは無い。
だが、作風こそ普通であれ、実際の中身が普通でないことが問題だった。

本作は催眠をかけるヒロインを選択して攻略を進めるシステムなのだが、攻略対象のヒロインを闇雲に選び続けると、ヒロインが催眠に抵抗したり、別のヒロインが妨害に入ったりし、進行不能イベントに切り替わってしまう。
ヒロインの自衛を崩し妨害ヒロインを無力化するには、「ヒロインごとに特定の妨害ヒロインを予め一定回数選択しておく」という仕様を把握する必要がある。
幸い、予め選択するヒロインについては先の進行不能イベントであからさまに分かるため、大抵の場合「ヒロインを選ぶ→進行不能イベントを見る→妨害ヒロインを潰す」攻略を採るわけだが、これこそがメーカーが仕組んだ非情の策謀であった。
本作には明記されない仕様として選択肢の回数制限が設けられており、制限に達して尚ルートが確定していない場合はバッドエンドとなるのだが、上記の進行不能イベントを見ても選択回数が消費される上、1人を除いて進行不能イベントを見た瞬間にバッドエンドが確定する程に回数制限に余裕が無い。
つまり、「進行不能イベントを見ないで妨害ヒロインを察し、予め潰す」必要がある。
バックログジャンプなどという気の利いたものも無いため、セーブを細かく刻んでいなかった場合は詰み。
本作は抜きゲーのはずだが、小賢しい罠を抜けない限り、満足に抜くことすらままならないのだ。

無事に攻略が進んだとしても、別の問題が待ち構えている。
僅か20分で終了する共通ルートは、辛うじてSEX戦争やリア充に比べると異能入手の経緯がまともに書かれているが、本作の舞台のことや攻略するヒロインのことは全く掘り下げず、公式サイトの紹介の方が情報に溢れている程だ。
ゲームの進行をプレイヤーと共にする主人公は学生時代の虐めを根に持ち、女を見返すために教師になって女学生を孕ませて学園を征服したいという野望を抱くサイコパス。
ところが、この狂人は催眠でヒロインを犯したり恋人誤認させたりとやりたい放題するくせに、いざ事が済むと「催眠を解かないのは人の道を踏み外している」だとか「教え子で性処理するのは間違っている」等、唐突に良心の呵責に苛まれ純愛に目覚める。
ヒロインもそんな主人公に対して「私の気持ちを引き出してくれた」「ひどいことされた気もするけど、同じかそれ以上に導いてくれた」等と不可解なデレを見せ、急速に電波出力を高めながら妊娠出産を迎えてハッピーエンド一直線。
攻略対象の1人であるビッチは、セフレがいるものの久しく致していないが「処女」というスワンアイのお約束もばっちり決め、加えて本作では「ビッチ本人の異能のせいで性行為の快楽が不快感に変ってしまうため、ビッチだがHが嫌い」なんて言い訳まで完備している。

抜きゲーの最後の砦、オカズとしての用途に目を向けても救いは無い。
安っぽい塗りや差分の少なさが目立つのは序の口。
要らぬ範囲まで出張するモザイク、見た目が*そのままのアナル、妊娠後のはずなのにボテ腹でない等、抜きゲーとして致命的な欠陥を数多く抱え、やたら処女に拘る割にCGでは破瓜の出血が描かれておらず、己の価値を下げることに余念がない。
回想全体として評価しようにも、SEやBGVを悉く削った影響であらゆる効果音がテキストで表現される仕様が足を引っ張り、ピストン表現として「グインっ!グインっ!」「にゅるるるーっ、にゅぷぷーっ!」といった童貞の妄想にも等しいテキストが行為への没入をひたすら阻害する。
王の帰還とも言うべき逃げ道を残さないクソの作り込みように、スレ住人も久しく忘れていた感嘆と畏怖と侮蔑の情を取り戻すのであった。

215総評4 ◆ghsNzIGrWM:2019/06/24(月) 00:16:01 HOST:KD027091207226.ppp-bb.dion.ne.jp
12月14日にはスレ住人に一足早めのクリスマスプレゼントが届いていた。
2年連続登板、ソフトハウスキャラの「悪魔聖女」である。
今回のキャラは40ターンをかけたSLG…風のパズルゲーム。
事前に示される相手の行動に対して自分の行動を選択して相手のHPを削る内容なのだが、選択の余地が少な過ぎて取るべき行動がすぐにパターン化する。
昨今のゲームに蔓延る高難度を嫌う風潮を汲み取って戦闘の事前シミュレーションを完備する全力介護仕様が、僅かに残された思考機会すら奪おうというのだから皮肉という他ない。
製作スタッフもこのゲー無性に気づいていたのか、本番の戦闘のみ出現するランダムコマンドをから「触手」を選ばないと見られないCGを忍ばせたり、ランダムで敵の攻撃力を倍にしたりと、ランダム要素でプレイ時間の水増しを図る。
ヒロインルートのフラグも戦闘中の特殊コマンド使用回数に依存するため、「勝つためのコマンド」と「見たいルートのコマンド」が一致しない歯痒い場面が多々発生。
周回引継ぎも無く作業感溢れるテンポの悪い攻略を毎周迫られ、その対価に得られるものが茶番に塗れた説明不足のシナリオでは明らかに吊り合っていない。
チャレンジ精神とバランス調整を放棄した手抜きの集大成ともいえる内容に、本作は選評者から「ここ10年のソフトハウスキャラで見て、間違いなく最低の出来」と断罪されてしまうのであった。

216総評4 ◆ghsNzIGrWM:2019/06/24(月) 00:16:23 HOST:KD027091207226.ppp-bb.dion.ne.jp
例年に比べ穏やかな年末年始となったKOTYe2018
1月には毎年恒例お待ちかねのクソゲー共による「申し開き」が行われる……筈が、今回ばかりは少し様子がおかしい。
年が明けてもなお、決起するクソゲーは現れず、気づけば1月31日。
選評締め切りの一時間前、誰もがこのまま終わりかと悟ったその時、前代未聞のギリギリ滑り込みを果たした者がいた。
10月26日にNamelessより発売された「Deep One」である。

魔導書を巡り主人公と双子の妹が仲間の力を借りながら敵対者と戦うバトルノベルというのが本作の大筋。
パッチ込で14GBを超える容量を誇り、演出面やグラフィックで相応以上のクオリティを見せるが、肝心の話の中身は一言で言って「未完成」。
主人公の一族は近親婚を隠す為に偽装結婚を行っていたという設定は、外部の人間には近親婚の事実が周知されているため全くの無意味。
主人公自身は実妹に手を出さないと言っておきながら、妹が許嫁であり且つ実体が魔導書であることを知るとノリノリでセックスしたがる豹変ぶりを見せるなど、話の中で整合を取ろうという意思を感じられない。
極め付きは、20時間程のシナリオの末に突如明かされる唐突なループ要素&続編告知。
プレイヤーはここに来て、事前告知無しでの分割詐欺だったことを知るのである。
分割の割を食ったのはプレイヤーだけではない。
攻略対象となりうるヒロインは4人いるが、本作で攻略できるのはそのうち2人だけ。
しかもライターが「力を入れている」と豪語したシーン数は2人合わせて実質3とフルプライスとしては明らかに不足しており、中身の方もシーン中にいきなり過去の回想が入るなど、実用面にも難ありだ。
上記問題点の他にも、公式の謝辞が全く謝辞になっていない、シナリオ自体もライターが8年前に出した同人ゲームの体験版と全く同じなど、火種はそこかしこに散らばっている。
商業エロゲーは同人と違う。製作スタッフはそのことを胸に刻んでほしい。

217総評4 ◆ghsNzIGrWM:2019/06/24(月) 00:17:06 HOST:KD027091207226.ppp-bb.dion.ne.jp
さて、2018年の全エントリー作の紹介を終えたところで、次点、そして大賞の発表に移りたい。
次点は
「懺悔島 純潔〜処女の血をもって償え!〜」
「悪魔聖女 〜 デーモンガール・ステップ 〜」

大賞は
「孕ら・ポコ! 〜異能催眠で女学園を孕ませ征服〜」

とする。


今年のクソゲーの特徴は、「エロゲーとして真摯でない」が挙げられよう。
エロゲーは字の通り「エロ」と「ゲーム」、つまり、エロ(アダルト)要素とゲームが合わさって成り立つもの。
だが、今年のクソゲーは際立つ一点の不快感こそ無いものの、その両者に不誠実であることがプレイヤーをじわじわ苦しめるものが目立つ。
その中でも、上記の傾向が際立つものから次点、そして大賞を選出した。
まず前者だが、全年齢ゲームではなくエロゲーを買う以上、購入者はエロを求めているのは自明の理である。
製作者にはその想いに応え満足のいくエロ要素もしくは相応のアダルト要素を用意することが求められ、逆に需要に応えられない場合はクソと切って捨てられても致し方ない。
有名な「エロゲーはエロで抜くものであって手を抜くものではない」は正にこれを言い当てていると言えよう。
また、後者については、エロゲーといえどゲームであることからプレイヤーが快適に楽しめることが大前提であり、娯楽の提供に相応しい環境として機能することが求められている。
同時に、ゲームという商品を世に売り出す以上、真っ当な体裁を整え、その中身について正しく告知を行うことも当然ながら必要であり、それが出来ないメーカーは不誠実として糾弾されるのも当たり前である。
見た目からして商品のレベルにない「あまやかせいかつ」や、近年稀にみる清々しいまでの詐欺商法の「DeepOne」などはまさにこれに当たる。

218総評4 ◆ghsNzIGrWM:2019/06/24(月) 00:17:20 HOST:KD027091207226.ppp-bb.dion.ne.jp
これらの視点で見た時、次点以上の作は、一方だけでなく両者において不誠実であることが如実に現れている。
「懺悔島」は、単純にエロCGの質が低いだけでなく、無人島設定を全く活かさない点や有料コンテンツのエロを使い回しで済ますなど、エロに不誠実なことは明白であり、ゲームとして見ても無意味な選択肢が並び展開の分岐を活かせておらず、テキスト自体が誤字塗れで読むに堪えないなどその低質さは目を見張るものがある。
「悪魔聖女」は、まずゲーム性を主軸にしながらゲーム内容が詰まらない作業という時点でゲームとしての需要を満たせておらず、エロについても攻略対象の深堀りを放棄しCGの入手にランダム性をつける悪質さを見る限り、エロを求めるプレイヤーに真摯に向き合ったとは言い難い。

そして大賞「孕ら・ポコ!」は、エロ、ゲーム、いずれの面でも誠実さが微塵も感じられない。
エロについては、催眠モノなのに主人公が真人間に戻ったり唐突に純愛要素を入れてジャンル詐欺をかます点、キャラの掘り下げが薄い上に中盤から電波化させることでヒロインに魅力を感じさせなくする点、低質なCGや童貞効果音テキストでエロを茶化す点など、悉くエロとしての実用性を阻害することに腐心しており、本来購入者求めていた需要に応えたとは到底思えない。
また、ゲームとしても、抜きゲーというジャンルを無視した理不尽な攻略要素によってストレスを与える点や、バックログジャンプを実装しないことで攻略難度を底上げする点など、抜きゲーとしての需要をまるで分かっていない。
これらに加えて、矛盾塗れの「ビッチなのに処女」について過去作から省みるどころか御託を並べて正当化し続投する図々しさや、ブランドの原点回帰を謳って多くの者を沼に沈めた狡猾さなどが、「孕ら・ポコ!」のクソゲーとしての基盤を盤石なものにしている。
これといったバグもなく、体裁上はコンセプト通りに仕上がっていながら、制作者に誠実さというものが欠落していた一点が招いた悲劇。
2018年で最も「エロ」および「ゲーム」の要素に不誠実であり、最も購入者の需要に応えなかった「孕ら・ポコ!」こそ大賞に相応しい。
よって、KOTYe2018の大賞は「孕ら・ポコ! 〜異能催眠で女学園を孕ませ征服〜」とする。

219総評4 ◆ghsNzIGrWM:2019/06/24(月) 00:17:59 HOST:KD027091207226.ppp-bb.dion.ne.jp
樹木が朽ち花枯れ果てても新しい生命が芽吹くように、ママⅡに蹂躙された荒野にも個性あふれる数多のクソゲーが咲き誇る。
KOTYe2018は、クソゲーの存在に打ち据えられながらも、同時に希望を抱ける一年となった。
永遠の課題である「クソゲーとは何か」に向き合い、歩みを止めない限り、道は続くという希望だ。
ならば、クソゲーが無くなるその日まで、例え道が長く険しいとしても歩み続けようではないか。
最後に、惜しくも選外となったDeep Oneの販促メッセージを捩り、2018年のKOTYeの締めくくりならびに今後の抱負とする。
「ただ一つの底辺を求めて――」


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修正案は以上です
以下修正対応箇所になります

220総評4 ◆ghsNzIGrWM:2019/06/24(月) 00:21:31 HOST:KD027091207226.ppp-bb.dion.ne.jp
>>114
>通しで読んでみて気になったのが総括パートの『ノベルティの形で〜』の部分
→該当部の表現自体を前後含め変更しています。


>>117
>最初の三行目の「ママⅡと比べたら神作画」という分の前に、「他の低質な絵を売りにした作品ですら」とか加えたほうが〜
→指摘に近い形で修正しました

>(催眠調教姉妹)で、尋常じゃない舌技もどこかに入れてみてもいいかも。
→記載追加しました。追加だけだと冗長なので少し構成を変更し文字量調整しました

>(人妻ざかりの性指導)の、「NGボイスがちらほら顔を出し」のところを「ちらほら顔を出すNGボイス」にしたほうが〜
→指摘に近い形で修正しました。

>(サイミンヂカラ)の雑コラと言われたマスターアップ絵や、厨二姫の低質な絵も、デブ野球や焦点の合わない目など、部分的なものも挙げていくと低質でも個性が持てていいかも。
→サイミンヂカラのマスターアップ絵はどちらかと言うと場外戦に近いため記載しませんでした
本作の核となるクソは低価格同人ゲーのCG(これで大体の人はイメージがつくと思います)を寄せ集めてフルプライスで売るという犯罪的手法でしょう
厨二姫は個人的に酷いのはラグナセカの素人塗り&素人作画と思うので、「ママⅡを彷彿とさせる」という表記で補足しました
やや過剰表現かもしれませんがこれなら視線ズレも一応含む意味合いになるので

221総評4 ◆ghsNzIGrWM:2019/06/24(月) 00:26:22 HOST:KD027091207226.ppp-bb.dion.ne.jp
>>118
>あまやかせいかつの「只の紙芝居ゲーのくせに」を「紙芝居ゲーであるにも関わらず」のほうがいいかも
→近い形で表現を直しました

>孕らぽこのOPムービーや曲も糞の対象だったからいれていいかも
→正直他の要素が強すぎて記載の必要ある……?と思っています
作曲は酷いですが歌っている人に罪が無いこともスレ内で語られていたので、変に触れるのも可哀想かなと

>ピストン音も「パン!パン!」は選評者もまともだと言っていたから、「にゅるるるーっ、にゅぷぷーっ!」とか他の謎テキストがいい。
→指摘の通り変更しました


>>121
>夏色ラムネのオートモードにおける選択肢自動バグについてはパッチにより修正されてます
→該当部の記載を削除しました

222総評4 ◆ghsNzIGrWM:2019/06/24(月) 00:29:02 HOST:KD027091207226.ppp-bb.dion.ne.jp
>>185
>総評4さんの文章をベースに、総評5さんのユニークな部分を上手くマージしてくれれば良さげかなと
「USED」 の部分とか、懺悔島の「呑気にバカンス」のところとか、孕らポコの「メーカーが仕組んだ非情の策謀」のあたりとかとか
→いずれの部分も総評5氏の表現をお借りする形で手を入れました
それ以外では主に祖母、委員長の説明やDeepOne導入部で表現をお借りしております

>総評4さんは総評まとめで 「誠実さ」 という観点でエロとゲーム性について書いてくれてるけど、この辺のユーザーに対する 「誠実さ」 にも言及してくれれば〜
→→次点選定理由の前に、不誠実についてもう少し説明を盛ってみました

223総評4 ◆ghsNzIGrWM:2019/06/24(月) 00:32:04 HOST:KD027091207226.ppp-bb.dion.ne.jp
>>186
>決定稿作成の際にはおとボク3が後に公式からもパッチが配布されたこと
恋フラグのUSEDは「酷すぎて笑うしかない」というネガティブなものだったことをぜひ入れ込んで欲しい
→おとボク3は公式パッチにも言及しました
恋フラグはUSEDの笑いがネガティブ方向であるとわかるよう表現を改めました


>>192
>個人的には「孕らポコ」の分裂イチモツと「委員会」のイカれたヒロインは面白かったので入れて欲しい
→分裂チンコは差分不足の一環のように思えるので今回は足しませんでした
委員会は登場人物の頭のおかしさにノータッチでしたので触れるようにしました。

224総評4 ◆ghsNzIGrWM:2019/06/24(月) 00:38:29 HOST:KD027091207226.ppp-bb.dion.ne.jp
>>193
>クソゲーの紹介本数が少し多いかなと思っています。1、2本削った方がいいと思います
→紹介本数については、エントリー数が少なく昨年と違い大賞一強でも無いので敢えて削る必要は無いと考えています

>大賞選定理由が少し論理的すぎる気がしたので、恒例の哲学タイムをもう少し入れて欲しいです
大賞選定理由は私のスタンスとして「ネタスレであれど評価は出来るだけ論理的に詰めて公正にしたい」というのがあるので、構成自体の変更にはどちらかというと否定的です
私の筆力と発想が至らずユーモアに欠けるため哲学タイムがとりづらいというのもありますが……
構成や評価要素を変えるのであれば次点も含めて見直しが必要になるでしょうし、ここは他の方の意見も聞きたいです

225名無しさん:2019/06/24(月) 04:05:32 HOST:210-146-166-205.hiroshima.ap.gmo-isp.jp
総評4氏修正乙です
修正案とは別に修正対応箇所について一つ一つ書いてある親切設計のおかげで初期案との読み比べが捗りますね


読んでいて気になった点
読点で短く文を刻み一文を長く繋いでいくスタイルが総評4氏の独特のテンポに繋がり引き込まれる良さなのですが
それをもってしても長すぎると感じる箇所がありました

> 尤も、主人公自身「苦しめるのは姉妹だけだ、他を傷つければ姉妹と同じクズだ。」と宣う一方で〜(「催眠調教姉妹」)
> 誤字や説明不足の多さに加えて双子とのデートイベントが〜(「処女はお姉さまに恋してる 3つのきら星」)
> 本作には明記されない仕様として選択肢の回数制限が設けられており、(「孕ら・ポコ! 〜異能催眠で女学園を孕ませ征服〜」)

この三ヶ所は黙読でも長くて息切れ感があります。
どこかで切って二文にできないでしょうか
それ以外だと以下の細々とした引っ掛かりくらいしかありませんでした。

「委員界の異端者〜IINCHO-Re.co〜」
> 一般からかけ離れたセンスにある。。
> かえって作品の狭さを自白してしまう
 ↑「狭さ」は意図通りでしょうか?読んでいて意味を取りかねました

遺影がイエーイの締めの文頭の接続は「だが」より「とはいえ」の方が前文からスムーズに流れる気がします

大賞発表の項
> 今年のクソゲーは際立つ一点の不快感こそ
> その中でも、上記の傾向が際立つ
ごく近い箇所で言葉かぶりがあるので片方を相似の言葉に言い換えてみては

参考になれば幸いです

226名無しさん:2019/06/24(月) 19:23:57 HOST:pool-206-3.aitai.ne.jp
総評4氏修正乙です

おとボク3の選評を書いてたものなんですが、1点気になる点があります。
>また、当初「ヒロインフルボイス」を謳っていたものの、発売3週間前に突然主人公のパートボイスを発表。
の個所なんですが
・女装主人公のゲームをやらない人からしたら「主人公にボイスがつかないのが普通」ではないか?
・「ヒロインフルボイス」なのだから主人公がパートボイスでも嘘はついていないのでは?
と疑問に思わせてしまいそうな気がします。

 また、体験版では主人公もフルボイスだったことと、過去作では存在した「主人公のみパートボイス」の記載がなかったことから
 主人公もフルボイスだろうと思われていたものの、発売3週間前に突然主人公のパートボイスを発表。
あたりでいかがでしょうか。今更で申し訳ないのですが・・・

227総評5:2019/06/25(火) 17:07:59 ID:???0
修正案乙です
流用部分については勿論OKです
寧ろたくさん盛り込んでくれて嬉しいです

個人的に違和感を感じた所なのですが
>素材は良いものを揃えたのに本筋を蔑ろにして存在意義を失っていく「部室インスパイア」〜
の所でこの書き方だとあたかも部室の素材が良かったように語弊があると思います
修正案投下前から変わっていな部分なので今更で申し訳ないです

228総評4 ◆ghsNzIGrWM:2019/07/05(金) 00:24:19 HOST:KD027091207226.ppp-bb.dion.ne.jp
ご無沙汰してすみません
指摘については反映して、該当レス部だけ再投稿の形をとりたいと考えています
指摘出しおよび総評決定稿の期限は未定ですがどうしましょうか
ざっくり決めるなら指摘は12日〆、決定稿は26日に間に合わせるとかでしょうか?

229名無しさん:2019/07/05(金) 00:49:03 HOST:pkty009-117.kcn.ne.jp
お疲れ様です。

そうですね、異論が出なければ〆日はそのあたりでちょうどいいと考えます。

230総評5:2019/07/05(金) 19:07:57 ID:???0
いいと思います
早速今気づいたところですが
催眠調教姉妹の紹介部分で

>催眠をかけ続けたヒロインと主人公が共に壊れるか、壊れたヒロインに殺されるの二択だけという打ち切り様だ。

打ち切り様ではなく打ち切り仕様と書きたかったのではないでしょうか
つまらない指摘になってしまいましたが
宜しくお願いします

231名無しさん:2019/07/11(木) 22:33:10 HOST:pkty009-117.kcn.ne.jp
指摘だしの期限は明日で〆なので
出す人はお忘れなくー

232名無しさん:2019/07/11(木) 23:04:57 HOST:pkty009-117.kcn.ne.jp
さて自分も出しときます
細かい部分ですが

>>212
> 矢鱈頑張った年増演技 は
「やたら」とひらがなにしたほうが読みやすくなると思います。



>哲学タイム

これについては……あまり構成を変えずになんとか入れるとするなら
>>218の「抜きゲーとしての需要をまるで分かっていない。」の直後に


『「懺悔島」、「悪魔聖女」、「孕ら・ポコ!」。どれもエロゲーの”エロ”、”ゲー”の両方に対して不誠実であることは明らかである。
これらの争いの中、最終的に混迷を打ち破ったのは”もっとも不誠実なものとはなにか”という根本的な問いかけであった。

人は誰でも過ちを犯す。確かに「懺悔島」や「悪魔聖女」の手抜きや見当違いの仕様は世に凄まじいクソゲーを生み出した。
が、彼らが自らの過ちを反省し、同じ過ちを繰り返すまいという成長に繋がるのなら、それは未来への糧となる。少なくともその可能性はある。

最も不誠実な人間とは、自分の非を認めず、小手先のごまかしで同じ過ちを繰り返す者のことである。

「孕ら・ポコ!」は矛盾塗れの「ビッチなのに処女」について過去作から省みるどころか御託を並べて正当化し続投する図々しさを見せ
さらにブランドの原点回帰を謳って多くの者を沼に沈めた狡猾さなど、絶対に反省しないという姿勢を見せつけ、クソゲーとしての基盤を盤石なものにしている。
これといったバグもなく〜』


みたいにするのはどうでしょう。


あまり文才がない上、強引に入れた感が否めませんが、締切までに言えることは少しでも言っておこうと思いました。
不快に思ってしまった場合は申し訳ありません。

233総評5:2019/07/12(金) 19:59:43 ID:???0
ニュアンス的な所になってしまいますが
催眠調教姉妹の部分で
>「尋常じゃない舌枝」や「射精中枢」等々独特の言い回しにはセンスを感じるが〜
の所で「尋常じゃない舌枝」などはライターの言葉選びの癖が強すぎてネタにされていたというお笑い要素になると思うので、
良い意味で評価されていたというニュアンスとは少し異なると思います
鬱陶しい様でしたらすみません
言えることは言わないと反映されないので
頑張ってください、総評4氏

234総評4 ◆ghsNzIGrWM:2019/07/26(金) 18:50:51 HOST:KD027091207226.ppp-bb.dion.ne.jp
お疲れ様です。
何とか自分で宣言した期日に間に合いました。
上で修正箇所だけ投稿するといいましたが、あちこち細かく手を付けてしまったので、もう一度全投稿します。
この後は指摘に対応できているかの確認、誤字脱字最終チェックですかね?
月内には完成宣言したいところです。

235総評4 ◆ghsNzIGrWM:2019/07/26(金) 18:51:08 HOST:KD027091207226.ppp-bb.dion.ne.jp
10年に一度の災害。
KOTYe2017大賞の「ママとの甘い性活Ⅱ(通称ママⅡ)」は、まさにその言葉の通りであった。
エロゲーというものを知らない人ですら一目見てわかる酷さは、絵の評価基準を大きく狂わせて認識災害を引き起こし、数多のクソゲーをも「ママⅡと比べたら神作画」として許してしまいかねない異様な空気を生み出していった。
「エロCGはきっちりあるのに使い物にならない」ママⅡは、KOTYeの生みの親であり「エロゲーなのにエロCGが無い」アイ参に対するアンチテーゼとして己の立ち位置を確固たるものとし、「クソゲーとは何か?」の解を求めるKOTYeを更なる混沌へと誘う。
かくして、スレ住人は今年も先の見えない不毛の大地をあてどなく彷徨うこととなる。

236総評4 ◆ghsNzIGrWM:2019/07/26(金) 18:51:35 HOST:KD027091207226.ppp-bb.dion.ne.jp
2018年のKOTYeは、前年同様遅咲きであった。
何作か話題には上がるものの、いずれも選評が上がらない。
チーズやママⅡの残滓に蝕まれ沈黙したスレに雪解けが来たのは、暦の上ではとうに春が過ぎ去った4月の末。
4月27日にApricotCherryより発売された「催眠調教姉妹」の選評がスレに寄せられた。
姉妹から虐められてきた主人公が催眠の力を手にして姉妹に復讐するという、「お約束」なあらすじの本作。
だが、CD1枚に収まる容量や不安を覚える程簡素なタイトル画面から察せられる通り、中身の方もクソゲーとしての「お約束」を手堅く押さえた出来である。
まず目につくのはグラフィックだ。
立ち絵の時点で微妙さが隠せていないが、CGになるとデッサンの崩れが顕著に現れ、骨格が人外になるものも混ざり込む。
シナリオの方は「尋常じゃない舌技」「射精中枢」など独特の言い回しにライターの拘りを感じるが、それより遥かに誤字が目立つ時点で評価に値しない。
中盤以降は掘り下げの無さと展開の雑さが光り、姉妹にかけた催眠の効力が弱まるという展開も活きることはなく、最後は催眠をかけ続けたヒロインと主人公が共に壊れるか壊れたヒロインに殺されるかの二択だけという打ち切りENDだ。
また、当の主人公は「苦しめるのは姉妹だけだ、他を傷つければ姉妹と同じクズだ。」と宣う一方でのっけからモブを凌辱し、催眠のせいで広まった「近親相姦姉弟」の噂を紛らわすために「モブ男子共がホモ乱交していた」という噂を流布するクズ野郎。
それ故に壊れようと死のうと同情の念は湧かないのだが、そのせいで余計にシナリオが面白くないという二重苦になっている。
姉妹もののくせに姉妹丼も無く、更には回想モードすら未実装とエロ方面でも隙が無い。
一撃の破壊力こそ無いものの程よく整ったクソゲーぶりに、選評に飢えていたスレ住人達は「こういうのでいいんだよ」と温かく迎え入れるのであった。

237総評4 ◆ghsNzIGrWM:2019/07/26(金) 18:51:50 HOST:KD027091207226.ppp-bb.dion.ne.jp
6月の始めに届いた2つ目の選評は「人妻ざかりの性指導」。
インカローズより5月25日に発売された本作であるが、ミドルプライス(税抜6,800円)の抜きゲーという点を鑑みても擁護が厳しい。
先制攻撃とばかりに調整不足の大音量SEが鼓膜に突き刺さるのは序の口。
頻出するNGボイス、人妻モノなのに旦那が居る背徳感を全く感じさせないシナリオ、テンキー側のEnterキーを使うと必要以上に文章をスキップするバグなど、多芸なクソさを見せる。
抜きゲーの肝であるグラフィックは同一のキャラですらまともに描き分けられない不安定さであり、なかでも「一番年上で胸の大きさも一番」なヒロインは、顔・体型・胸の大きさの全てがCGごとに変化するスペシャル仕様。
笑いどころは射精のSEが「シンクにカップ焼きそばをぶちまけた音」な点のみであり、ブランドのコンセプトである「明るいエッチ」とは対照に、苦々しさが付き纏う出来であった。

238総評4 ◆ghsNzIGrWM:2019/07/26(金) 18:52:05 HOST:KD027091207226.ppp-bb.dion.ne.jp
7月の頭には、3月30日にCarol Worksから発売された「夏色ラムネ」の検証が終わり、無事エントリーとなった。
幼少期の仲間と絆を再び深めるのが本作のコンセプトで、塗りが美しいCGやゲームコンセプトに合った素敵なOPが花を添える。
だが、そこにかぐわしいクソの香りを加えるのがコンセプトを蔑ろにしたシナリオだ。

本作の粗筋は、幼い頃に過ごした田舎で友人達と再会し、思い出の場所である駄菓子屋を閉店の危機から救おうというもの。
真っ当に作れば良作ともなり得るこのシナリオを台無しにしたのは、主人公の存在と個別ルートの薄さである。
問題の主人公は駄菓子屋の閉店を人一倍嫌がるのだが、その実態はただ駄々をこね続けるだけで、結局見かねた友人達が折れて夏休みの間駄菓子屋を手伝うことになる。
それ以外の面でも主人公は意見を主張するだけで何もせず、具体的な解決案は周りの人間が出すという展開が殆どであり、言動の幼稚さや学習能力の無さに苛立ちが募る。
友人達は最初から好感度振り切り状態のため、そんな主人公をたしなめつつも協力を惜しまないのだが、そのせいで猶更主人公の存在意義が薄まり、只のストレス要因となってしまっている。
個別ルートについても殆どのルートが適当にいちゃつくだけで、共通ルートで散々揉めた駄菓子屋について真剣に描いているのは僅か1ルートのみという始末。
酷いものでは駄菓子屋の店番中にHする有様で、思い入れとは何だったのかと再考させられる。
素材は良いものを揃えたのに本筋を蔑ろにして存在意義を失っていく様を前に、スレ住人も呆れるばかりであった。

239総評4 ◆ghsNzIGrWM:2019/07/26(金) 18:52:18 HOST:KD027091207226.ppp-bb.dion.ne.jp
猛暑の中だるみを挟み、8月には「サイミンヂカラ〜催眠術をめぐる淫らな白濁の物語〜」がエントリー。
白濁系から5月25日に発売された本作はオムニバス形式をとり、頻繁に視点が入れ替わる仕様となっているが、実際は低価格同人エロゲー3本を無理やり継ぎ足し、ほんの少し新規要素を追加しただけの詐欺商品だ。
公式HPや流通のサンプルでも新規描きおろし要素のみを公開するあたり、購入者を騙す悪意に満ち溢れていることに疑いの余地はない。
単体として見ても低価格同人エロゲーのCGが多くを占める以上、フルプライスとしてはクオリティが低いと言わざるを得ないが、過去の同人3作購入者にとっては税別8,800円で新規CG20枚を買ったようなものであり、そのコスパは0.57jksと犯罪的な値となる。
コアなエロゲー支持者ほどダメージを負う罪作りな仕様に、エロゲー制作のモラルを改めて問わずにはいられない。

240総評4 ◆ghsNzIGrWM:2019/07/26(金) 18:52:45 HOST:KD027091207226.ppp-bb.dion.ne.jp
9月には、実りの秋とばかりに選評が3作続けてKOTYeに押し寄せる。
一番手はキャラメルBOXより2月に発売されていた「処女はお姉さまに恋してる 3つのきら星」。
女装主人公モノとして不動の地位を得た「おとボク」シリーズの8年振りとなる新作。
本作をクソたらしめる主因は演出の杜漏さだ。

女装モノの核は「男バレ」。
男であることを受け入れてもらえるかどうかの葛藤、男とわかった主人公への接し方に戸惑うヒロイン、逆にヒロインがあっさり受け入れてしまい焦る主人公など……作品によって展開こそ違えども最大の山場と言っても過言ではない。
だが、本作ではこともあろうに特定のヒロインに対し、「男バレのイベントが起きていないのに男バレした状態で話が進む」状況が複数ルートで発生してしまう。
誤字や説明不足の多さにコピペを織り交ぜたシナリオに加え、音声ファイルの抜け落ちや攻略対象外女性ボイスを全てモブ男性に括る斬新な音響も合わさって、演出は全編通してボロボロだ。
ファンからすれば無かったことにしてしまいたい本作だが、過去シリーズからのBGM使いまわしや無印ヒロインの登場により、過去シリーズと同一世界という事実を突きつけられるため、否が応でもシリーズの凋落を直視させられてしまうのであった。

制作サイドの動向もきな臭い。
DL版には特定ルートで進行不能になるバグがあり、メインライターが早々に個人twitterにて非公式修正パッチを公開したものの、公式側は発売後も長期間沈黙し公のサポートを放棄し続けた。
体験版ではフルボイスだった主人公についても、発売3週間前に突然パートボイス化を発表。
過去作に存在した「主人公のみパートボイス」記載が無いことから高まったフルボイスへの期待を見事に打ち砕いたのであった。
一方で、制作スタッフが予算について含みを持たせた内容や「売れてほしいけど読まずに積んでほしい」といった支離滅裂な発言をツイートし、クリア後のスタッフルームでは「過去二作と比べるとややこぢんまりした印象」と弁明していることから、パートボイス化やシナリオの低質さは予算のせいではないかと邪推する者もいた。

241総評4 ◆ghsNzIGrWM:2019/07/26(金) 18:53:03 HOST:KD027091207226.ppp-bb.dion.ne.jp
それに続くは同じく2月にウシミツソフトより発売された「厨二姫の帝国」だ。
原画・シナリオが「遥かに仰ぎ、麗しの」で有名な藤原丸谷ペアであることや、かねてより発売延期を繰り返した上に制作スタッフが出入りしていることから、スレ住人からも色々な意味で注目を集めていた。
本作はCG73枚、回想数21、シーン抜きの総プレイ時間は約15時間と、体裁だけ見れば至極真っ当だが、その真っ当さが本作では悪い方に作用してしまう。
文量こそあるシナリオだが、その中身はスカスカ。
山もオチもなく伏線を放り投げたシナリオだけが積み重なり、ひたすらに虚無感が積み上がっていく。
特に、メインヒロインである厨二姫に関連する「勇者」と「魔王」の設定はぶれまくりで、ルートが変われば別人と言っていいほどの変わりようだ。
タイトルに含まれる「帝国」要素も無いに等しく、クソゲーの嗜みである主人公名の取り違えもしっかり完備。
当初売りだったCGもまともなのは幼馴染ルートだけで、他のルートでは明らかに別人と思われる低質なものが並び、酷いものではママⅡを彷彿させるものや立ち絵を改変した程度のものまで混入している。
絵とシナリオの大切さを改めて問いかける一本と言えよう。

242総評4 ◆ghsNzIGrWM:2019/07/26(金) 18:53:18 HOST:KD027091207226.ppp-bb.dion.ne.jp
トリを務めるのは、5月25日にみらーじゅそふとより発売された「君とつながる恋フラグ」
ルート間で展開の齟齬が目立つ、登場人物の行動原理が意味不明、ヘタレなくせに性欲にはすぐ流され無責任な言動が目立つ主人公など、読者を苛つかせるツボをきちんと押さえている。
話の核となる「強制縁結び」の力についても、効力の対象範囲だけでなく発動するか否かも場面ごとに都合よく決まるため、何の価値も持たない。
だが、本作を印象付けるのは、頻出するオナニー展開だろう。
ヒロインとの関係が進展する際に何かとオナニーを見るor見られるワンパターンの展開が挟まり、その既視感から選評者に「君に見つかるオナフラグ」とタイトルを改変されてしまう。
更には、タイトルで「フラグ」と謳っているにも関わらずフラグ立ての要素は皆無で、選択肢は最後のひとつだけ。
そして、止めとばかりに攻略済のヒロイン選択肢にはその証として花マークと共に「USED」と表示され、見た目の酷さとクソゲーに使い捨てられたヒロイン達への憐憫から引き攣った笑いが零れるのであった。
みらーじゅそふとは近年KOTYeへのエントリーが目立つすたじお緑茶の転生体なのだが、どうやら第二の人生も失敗に終わったようだ。

243総評4 ◆ghsNzIGrWM:2019/07/26(金) 18:53:40 HOST:KD027091207226.ppp-bb.dion.ne.jp
9月に引き続き、10月もクソゲー共が我も我もと押し寄せ、更なる賑わいを見せる。
先陣を切るのは、9月28日に発売されたばかりの「ボクのあまやかせいかつ -星湘町観光課、毎日えっちなロコドル活動!」。
夏色ラムネでエントリーした新星Carol Worksが、押しの一手をかけてきたのだ。

前作の夏色ラムネが「見た目は完璧」だったのを反省してか、本作は外見の時点で攻めている。
真っ先に目に入るのは、段ボール2枚でディスクを挟んだだけ、パッケージ包装はペラ紙、サポート用紙はペラ紙の裏面に印刷というエコ精神溢れる梱包。
横から見たら段ボールが丸見えという質朴な体裁は、環境破壊著しい今日において資源を節約することの大切さを思い出させてくれるが、税込で7,000円以上払っておきながらディスクの保管もままならない紙ごみを押し付けられては、当の購入者からしたら堪ったものではない。

中身の方も負けず劣らず薄さへの挑戦に満ち溢れている。
シナリオはロープライス作品顔負けの減量に成功し、それを無理やり誤魔化す超展開の嵐が終始吹き荒れる。
辛い物を食べたヒロインのエロさに興奮した、酔った姉を迎えにいったらバーでいきなり息子を弄られたといった雑で強引なエロ要素の導入が繰り返され、おまけにCGも1.2jks程度ではいくら抜きゲーといえども擁護しきれない。
一方、他作品よりボリュームがあるのがメモリ使用量で、只の紙芝居ゲーでありながらGB単位でメモリを占有し、終いにはエラー落ちを引き起こす。
発売日当日のギガパッチによるCG差分追加、発売1ヶ月後にはアペンドと称して回想追加など未完成商法の疑いも上がっており、あらゆる面でプレイヤーを苦しめるストレステストの如き出来に、住人も思わず唸るのであった。

244総評4 ◆ghsNzIGrWM:2019/07/26(金) 18:54:01 HOST:KD027091207226.ppp-bb.dion.ne.jp
続いてエントリーしたのは、Chienより3年振りに発売された「委員界の異端者〜IINCHO-Re.co〜」。
同ブランド作「委員長は承認せず!」のリブートにあたる本作の売りは、異端者の名の通り一般からかけ離れたセンスにある。
まず、本作のシナリオは、「起こった事象を最初に叙述し、後からその過程を述べる」という手法が多々用いられる。
だが、ライターの技量不足によって説明が要領を得ないどころか時系列の矛盾が多々発生。
加えて個別ルート内では平均して約1/4が使い回されている他、リブート前作から一部の文章を流用しており、その対応としてキャラ配置や固有名称だけ無理やり弄った影響で過去の改変や記憶喪失など怪奇現象が多発し、更なる混乱を齎している。
名前のついた登場人物は僅か9人と脅威のコンパクトさを誇る一方、いずれの人物も人間性や一般常識が欠落しており、頻繁に犯罪に走ったり裸族に目覚めたりと常人には理解不能。
これらの問題点を抱えながら話自体は起伏に乏しく面白さは皆無、唯一の癒しは男のアレを「ポニス」と表現するなど個性的な誤字が多い点のみ。
理解できない・理解できても価値が無いというダブルパンチの前に、プレイヤーは悉く精神を磨り減らされるのである。

一方、作品の舞台設定だけはやたら豪華。
本作の学園は委員会による自治が行われており、流通やライフラインまでも委員会によって運営される一方で、一般の学園でいう部室に当たる執務室を持たない生徒がヴィランとして暴れまわるなど、設定だけは人一倍凝っている。
勿論、クソゲーのお約束としてこれらについての具体的な説明も無ければ納得できる背景も用意されておらず、過剰設定も甚だしい。
また、補足説明としてTIPS機能がついているが、こちらも本筋に関わらない委員会やありふれた一般名詞の説明ばかりが目立つ不用品で、あまつさえ体験版では黒幕の正体をネタバレしているという無能ぶりだ。
本筋と関係ない説明ばかり充実させた結果、かえって作品スケールの小ささを自白してしまう様は、本家KOTYの反逆者に通じるものを感じずにはいられない。

245総評4 ◆ghsNzIGrWM:2019/07/26(金) 18:54:33 HOST:KD027091207226.ppp-bb.dion.ne.jp
やや間をおいて、アパタイトより発売の「妻の祖母は、まだまだ現役超美熟女〜孫婿ちゃん、寂しい時にはいつでもいらっしゃい〜」もエントリーを果たす。
ヒロインが妻の祖母と、設定からまず無理のある本作。
しかしそのあたりはロープライスの免罪符。Hの質が肝となるため、ユーザーはシナリオの内容など端から期待していないだろう。
だが、本作はそのHに問題がある。
ヒロインは皺の寄った顔にやたら若々しい胴体を継ぎ接ぎしたキメラのようなビジュアルで、気持ち悪い乳首ややたら頑張った年増演技など、属性を持たない者が下手に手を出せばトラウマを負いかねない代物だ。
その一方で、回想の内容は老婆であることを全く活かしておらず、義理とはいえ祖母と関係を持ったのに一切の葛藤が無いなど、属性を持ったものが求める物とも違い、ターゲット層が全くもって不明である。
しかし、本作一番の問題はエンディングの内容であろう。
エンディングは2種類あり、片方はロープライスらしく五月雨式Hシーンの末に特に波風立たず終わるだけなのだが、もう一方は祖母と死に別れるバッドエンドだ。
この問題の後者では突如数年後に飛ばされ、地の文で祖母が逝去していた事が語られる。
怒涛の超展開に困惑するプレイヤーをよそに、物語は「祖母の遺志を汲んでこれからも頑張ろう」と強引に締めくくられるのだが、最後に祖母の遺影が映り、遺影のなかから祖母が主人公に笑顔でVサインを決めてくるという強烈なオチが待っている。
この「遺影がイエーイ」のせいで雰囲気は完全にぶち壊しであり、そのインパクトと語感もあって一瞬にしてスレ住人の心を掴んでしまうのであった。
とはいえ、低価格の抜きゲーという点を鑑みても、主題を疎かにした挙句エンディングで茶化すような真似をされては、クソのレッテルを貼られても致し方ないだろう。

246総評4 ◆ghsNzIGrWM:2019/07/26(金) 18:54:53 HOST:KD027091207226.ppp-bb.dion.ne.jp
10月参入組の殿を務めるのは、1月から潜伏し続けていた伏兵「懺悔島 純潔〜処女の血をもって償え!〜」だ。
過去に「ろーるぷれいんぐがーる!!」や「ANOTHER POSSIBILITY」でエントリー経験のあるTRYSET系列の新ブランド、「TRYSET Break」から発売された本作は、処女作という大役にあるまじきやっつけ仕事ぶりが輝く一本だ。

本作の舞台は無人島。
地元の観光会社に誘われ、主人公やクラスの友人達、教師などが一泊二日の探検ツアーに訪れるという流れで話が始まる。
勿論エロゲーのお約束通り、罠にかかってエロ展開を迎えるというものなのだが、肝心のエロ展開がクソの山であった。
黒幕の組織により監視下におかれたヒロイン達が過去の罪をタネに脅され、調教されていくのが本作の真の姿なのだが、描写不足が深刻で、調教によりヒロイン達が堕ちる様子が全く描かれない。
ヒロイン達はいくら犯されようとも言動が変わらず、監視下に置かれているはずなのに島内で呑気にバカンス気分に浸る姿さえ見られる。
紹介で好き勝手しそうに描かれていた主人公も、実際は何の主体的行動も取らず、組織の存在を知るや即服従し、命じられるままにヒロイン達を犯すだけの犬と化す。
この主人公に対してプレイヤーが数多ある選択肢で反逆しようにも、Hシーンの分岐に意味がある選択肢は最初の一つのみ、一方でエンディング分岐に意味のある選択肢は最後の一つのみという漢仕様の前には無力である。
当然、ゲームの途中で誰に何を調教しようが、一切分岐には影響を及ぼさない。

ストーリー以外もクソが目白押しだ。
CGはパースが歪み放題で体の構造もしばしば狂い、トリックアートの絵画展を見ているかのよう。
テキストも内容が薄い上に誤植は百を超え、「自動自得」「ガンバローで寛ぐ」など新たな日本語も創造されており、日雇い外国人にでも書かせたのかという惨状だ。
また、本作にはデラックス版と称した有料の追加コンテンツが用意されており、各ヒロインのアフターストーリーが追加されるのだが、こちらの内容もヒロインごとに導入が使い回しだったり、CGが本編の流用だったり、本編と話が繋がらなかったりと散々な出来。
売り文句で「倫理観? そんなもの俺には必要ない!」と煽る本作だが、真に倫理観が無かったのは校閲や良識を投げ捨てた制作スタッフということにプレイヤーは気づくのであった。

247総評4 ◆ghsNzIGrWM:2019/07/26(金) 18:55:18 HOST:KD027091207226.ppp-bb.dion.ne.jp
上半期の寂しさを吹き飛ばす秋のクソゲー大騒乱。
この騒ぎにより、魔物も一足早く目を覚ます。
10月26日に発売された「孕ら・ポコ! 〜異能催眠で女学園を孕ませ征服〜」が、冬の寒さと共にKOTYeにやってきたのだ。

本作は、2012年大賞「SEX戦争 〜愛あるエッチは禁止ですっ!〜」や2013年次点「リア充爆発しろ! 〜変身能力手に入れたんだけど質問ある?〜(通称『ずっぷ』)」を排出したスワンアイが原点回帰を掲げて立ち上げた新ブランド「みるきーぽこ」の処女作にあたり、スワンアイ初期の核であった「催眠」と「孕ませ」に焦点を当てたものとなっている。
ヒロインに催眠をかけてエッチするという至極普通の作風をとる本作には、確かにその両者が備わっており、その点に嘘偽りは無い。
だが、作風こそ普通であれ、実際の中身が普通でないことが問題だった。

本作は催眠をかけるヒロインを選択して攻略を進めるシステムなのだが、攻略対象のヒロインを闇雲に選び続けると、ヒロインが催眠に抵抗したり、別のヒロインが妨害に入ったりし、進行不能イベントに切り替わってしまう。
ヒロインの自衛を崩し妨害ヒロインを無力化するには、「ヒロインごとに特定の妨害ヒロインを予め一定回数選択しておく」という仕様を把握する必要がある。
幸い、予め選択するヒロインについては先の進行不能イベントであからさまに分かるため、大抵の場合「ヒロインを選ぶ→進行不能イベントを見る→妨害ヒロインを潰す」攻略を採るわけだが、これこそがメーカーが仕組んだ非情の策謀であった。
本作には明記されない仕様として選択肢を選べる回数に制限があり、制限に達して尚ルートが確定していない場合はバッドエンドとなる。
だが、先述の進行不能イベントを見ても選択回数が消費されてしまう上に、1人を除いて進行不能イベントを見た瞬間にバッドエンドが確定する程に回数制限に余裕が無い。
つまり、本作の攻略では「進行不能イベントを見ないで妨害ヒロインを察し、予め潰す」必要がある。
バックログジャンプなどという気の利いたものも無いため、セーブを細かく刻んでいなかった場合は詰み。
本作は抜きゲーのはずだが、小賢しい罠を抜けない限り、満足に抜くことすらままならないのだ。

無事に攻略が進んだとしても、別の問題が待ち構えている。
僅か20分で終了する共通ルートは、SEX戦争やずっぷに比べると異能入手の経緯に触れているものの、本作の舞台のことや攻略するヒロインについては全く掘り下げず、公式サイトの方が情報に溢れている程だ。
ゲーム進行をプレイヤーと共にする主人公は学生時代の虐めを根に持ち、女を見返すために教師になって女学生を孕ませて学園を征服したいという野望を抱くサイコパス。
ところが、この狂人は催眠でヒロインにやりたい放題するくせに、いざ事が済むと「催眠を解かないのは人の道を踏み外している」だとか「教え子で性処理するのは間違っている」など、唐突に良心の呵責に苛まれ純愛に目覚める。
ヒロインもそんな主人公に対して「私の気持ちを引き出してくれた」「ひどいことされた気もするけど、同じかそれ以上に導いてくれた」と不可解なデレを見せ、急速に電波出力を高めながら妊娠出産を迎えてハッピーエンド一直線。
攻略対象の1人であるビッチは、セフレがいるものの久しく致していないが『処女』というスワンアイのお約束パターンで、加えて本作では「ビッチ本人の異能のせいで性行為の快楽が不快感に変ってしまうため、ビッチだがHが嫌い」なんて言い訳まで完備している。

抜きゲーの最後の砦、オカズとしての用途に目を向けても救いは無い。
安っぽい塗りや差分の少なさが目立つのは序の口。
要らぬ範囲まで出張するモザイク、見た目が*そのままのアナル、妊娠後のはずなのにボテ腹でないなど、抜きゲーとして致命的な欠陥を数多く抱え、やたら処女に拘る割にCGでは破瓜の出血が描かれておらず、己の価値を下げることに余念がない。
回想全体として評価しようにも、SEやBGVを悉く削った影響であらゆる効果音がテキストで表現される仕様が足を引っ張り、ピストン表現として頻出する「グインっ!グインっ!」「にゅるるるーっ、にゅぷぷーっ!」といった童貞の妄想に等しいテキストが行為への没入をひたすら阻害する。
王の帰還とも言うべき逃げ道を残さないクソの作り込みように、スレ住人も久しく忘れていた感嘆と畏怖と侮蔑の情を取り戻すのであった。

248総評4 ◆ghsNzIGrWM:2019/07/26(金) 18:55:51 HOST:KD027091207226.ppp-bb.dion.ne.jp
12月14日にはスレ住人に一足早めのクリスマスプレゼントが届いていた。
2年連続登板、ソフトハウスキャラの「悪魔聖女」である。
今回のキャラは40ターンをかけたSLG…風のパズルゲーム。
事前に示される相手の行動に対して自分の行動を選択して相手のHPを削る内容なのだが、行動選択の余地が少な過ぎてすぐにパターン化する。
昨今のゲームに蔓延る高難度を嫌う風潮を汲み取って戦闘の事前シミュレーションを完備する全力介護仕様が、僅かに残された思考機会すら奪おうというのだから皮肉という他ない。
制作スタッフもこのゲー無性に気づいていたのか、本番の戦闘のみ出現するランダムコマンドをから「触手」を選ばないと見られないCGを忍ばせたり、ランダムで敵の攻撃力を倍にしたりと、ランダム要素でプレイ時間の水増しを図る。
ヒロインルートのフラグも戦闘中の特殊コマンド使用回数に依存するため、「勝つためのコマンド」と「見たいルートのコマンド」が一致しない歯痒い場面が多々発生。
周回引継ぎも無く作業感溢れるテンポの悪い攻略を毎周迫られ、その対価に得られるものが茶番塗れのシナリオでは明らかに吊り合っていない。
チャレンジ精神とバランス調整を放棄した手抜きの集大成ともいえる内容に、本作は選評者から「ここ10年のソフトハウスキャラで見て、間違いなく最低の出来」と断罪されてしまうのであった。

249総評4 ◆ghsNzIGrWM:2019/07/26(金) 18:56:10 HOST:KD027091207226.ppp-bb.dion.ne.jp
例年に比べ穏やかな年末年始となったKOTYe2018
1月には毎年恒例お待ちかねのクソゲー共による「申し開き」が行われる……筈が、今回ばかりは少し様子がおかしい。
年が明けてもなお、決起するクソゲーは現れず、気づけば1月31日。
選評締め切りの一時間前、誰もがこのまま終わりかと悟ったその時、前代未聞のギリギリ滑り込みを果たした者がいた。
10月26日にNamelessより発売された「Deep One」である。

魔導書を巡り主人公とその妹が敵対者と戦うバトルノベルというのが本作の大筋。
パッチ込で14GBを超える容量を誇り、演出面やグラフィックで相応以上のクオリティを見せるが、肝心の話の中身は一言で言って「未完成」。
主人公一族の近親婚を隠す為に偽装結婚を行っていたという設定は、外部の人間が当たり前のように知っており全くの無意味。
主人公は実妹に手を出さないと言っておきながら、妹が許嫁であり且つ実体が魔導書であることを知ると豹変してセックスしたがるなど、話の中で整合を取ろうという意思を感じられない。
極め付きは、20時間程のシナリオの末に突如明かされる唐突なループ要素&続編告知。
プレイヤーはここに来て、事前告知無しでの分割詐欺だったことを知るのである。
分割の割を食ったのはプレイヤーだけではない。
攻略対象となりうるヒロインは4人いるが、本作で攻略できるのはそのうち2人だけ。
しかもライターが「力を入れている」と豪語したシーン数は2人合わせて実質3とフルプライスとしては明らかに不足しており、中身の方もシーン中にいきなり過去の回想が入るなど、実用面にも難ありだ。
公式の謝辞が全く謝辞になっていない、シナリオ自体もライターが8年前に出した同人ゲームの体験版と全く同じなど、上記問題点の他にも火種はそこかしこに散らばっている
処女作から札付きとなったNamelessだが、今のところ売り逃げの構えは見られないため、反省と今後の贖罪を期待したい。

250総評4 ◆ghsNzIGrWM:2019/07/26(金) 18:56:43 HOST:KD027091207226.ppp-bb.dion.ne.jp
さて、2018年の全エントリー作の紹介を終えたところで、次点、そして大賞の発表に移りたい。
次点は
「懺悔島 純潔〜処女の血をもって償え!〜」
「悪魔聖女 〜 デーモンガール・ステップ 〜」

大賞は
「孕ら・ポコ! 〜異能催眠で女学園を孕ませ征服〜」

とする。


今年のクソゲーの特徴は、「エロゲーとして真摯でない」が挙げられよう。
エロゲーは字の通り“エロ”と“ゲーム”、つまり、エロ(アダルト)要素とゲームが合わさって成り立つもの。
だが、今年のクソゲーは際立つ一点の不快感こそ無いものの、その2要素に不誠実であるためプレイヤーをじわじわ苦しめるものが目立つ。
その中でも、上記の傾向が色濃いものから次点、そして大賞を選出した。
まず前者だが、全年齢ゲームではなくエロゲーを買う以上、購入者はエロを求めているのは自明の理である。
制作者にはその想いに応え満足のいくエロ要素もしくは相応のアダルト要素を用意することが求められ、逆に需要に応えられない場合はクソと切って捨てられても致し方ない。
有名な「エロゲーはエロで抜くものであって手を抜くものではない」は正にこれを言い当てていると言えよう。
また、後者については、エロゲーといえどゲームであることからプレイヤーが快適に楽しめることが大前提であり、娯楽の提供に相応しい環境として機能することが求められている。
同時に、ゲームという商品を世に売り出す以上、真っ当な体裁を整え、その中身について正しく告知を行うことも当然ながら必要であり、それが出来ないメーカーは不誠実として糾弾されるのも当たり前である。
見た目からして商品のレベルに達しない「あまやかせいかつ」や、近年稀にみる清々しいまでの詐欺商法の「DeepOne」などはまさにこれに当たる。

251総評4 ◆ghsNzIGrWM:2019/07/26(金) 18:58:37 HOST:KD027091207226.ppp-bb.dion.ne.jp
これらの視点で見た時、次点以上の作は、一方だけでなく両者において不誠実であることが如実に現れている。
「懺悔島」は単純にエロCGの質が低いだけでなく、無人島設定を全く活かさない点や有料コンテンツのエロを使い回しで済ますなど、エロに不誠実なことは明白であり、ゲームとして見ても無意味な選択肢が並び展開の分岐を活かせておらず、テキスト自体が誤字に塗れ読むに堪えないなどその低質さは目を見張るものがある。
「悪魔聖女」はゲーム性を主軸にしながらゲーム内容が詰まらない作業という時点でゲームとしての需要を満たせておらず、エロについても攻略対象の深堀りを放棄しCGの入手にランダム性をつける悪質さを見る限り、エロを求めるプレイヤーに真摯に向き合ったとは言い難い。
そして、「孕ら・ポコ!」はエロ、ゲーム、いずれの面でも誠実さが微塵も感じられない。
エロについては、催眠モノなのに主人公が真人間に戻ったり唐突に純愛要素を入れてジャンル詐欺をかます点、キャラの掘り下げが薄い上に中盤から電波化させることでヒロインの魅力を削ぐ点、低質なCGや童貞効果音テキストでエロを茶化す点など、エロの実用性は言うまでもなく、本来購入者求めていた需要に応えたとは到底思えない。
また、ゲームとしても、抜きゲーというジャンルを無視した攻略要素によってストレスを与える点や、バックログジャンプを実装せず攻略難度を底上げする点など、抜きゲーとしての需要をまるで分かっていない。

「懺悔島」、「悪魔聖女」、「孕ら・ポコ!」……いずれも“エロ”と“ゲーム”に対し不誠実であることは明白である。
これらの争いの中、最終的に混迷を打ち破ったのは「最も不誠実とは何を指すか」という根本的な問いかけであった。

人は誰でも過ちを犯す。
確かに、「懺悔島」や「悪魔聖女」は、手抜きや見当違いの仕様によって凄まじいクソゲーとして世に降り立った。
それらの生みの親であるTRYSETやソウトハウスキャラが、KOTYeへのエントリーは今回が初めてではないことも重罪である。
だが、「懺悔島」も「悪魔聖女」も、過去それらのブランドがエントリーさせたクソゲーとは傾向が異なることから、“エロ”と“ゲーム”に不誠実という意味では今回が初犯という見方も出来る。
彼らが自らの過ちを反省し、同じ過ちを繰り返すまいという成長に繋がるのであれば、それは少なくとも未来への糧になる。

最も不誠実な人間とは、物事に対し真摯に取り組まず、その上で自らの非を認めずに小手先の誤魔化しを重ね、同じ過ちを繰り返す者のことである。
みるきーぽこの母体であるスワンアイは、過去のクソゲーにおいて【舞台説明が希薄・登場人物の掘り下げが無い・シナリオ展開が電波・エロシーンが抜けない】という指摘をされているにも関わらず、何の反省もなく「孕ら・ポコ!」でも同じ過ちを繰り返している。
矛盾塗れの「ビッチなのに処女」についても、過去作から省みるどころか御託を並べて正当化し続投する図々しさだ。
これらに加え、理不尽な攻略難度やブランドの原点回帰を謳って多くの者を沼に沈めた狡猾さなどが合わさり、「孕ら・ポコ!」のクソゲーとしての基盤を盤石なものにしている。
体裁上はコンセプト通りに仕上がっていながら、制作者に誠実さというものが欠落していた一点が招いた悲劇。
2018年で最も“エロ”および“ゲーム”の要素に不誠実であり、最も購入者の需要に応えなかった「孕ら・ポコ!」こそ大賞に相応しい。
よって、KOTYe2018の大賞は「孕ら・ポコ! 〜異能催眠で女学園を孕ませ征服〜」とする。

252総評4 ◆ghsNzIGrWM:2019/07/26(金) 18:59:29 HOST:KD027091207226.ppp-bb.dion.ne.jp
樹木が朽ち花枯れ果てても新しい生命が芽吹くように、ママⅡに蹂躙された荒野にも個性あふれる数多のクソゲーが咲き誇った。
KOTYe2018は、クソゲーの存在に打ち据えられながらも、同時に希望を抱ける一年となった。
永遠の課題である『クソゲーとは何か』に向き合い、歩みを止めない限り、道は続くという希望だ。
ならば、クソゲーが無くなるその日まで、例え道が長く険しいとしても歩み続けようではないか。
最後に、惜しくも選外となったDeep Oneの販促メッセージを捩り、2018年のKOTYeの締めくくりならびに今後の抱負とする。
「ただ一つの底辺を求めて――」

253総評4 ◆ghsNzIGrWM:2019/07/26(金) 19:01:25 HOST:KD027091207226.ppp-bb.dion.ne.jp
----------------------------------------------------------------------
再修正案は以上です
特に大賞理由の加筆部は皆さまにも確認いただいて、場合によってはそこだけ再々修正もあると思っています。
(今回一番大きな変更なので)

以下修正対応箇所になります

254総評4 ◆ghsNzIGrWM:2019/07/26(金) 19:01:52 HOST:KD027091207226.ppp-bb.dion.ne.jp
>>225
>> 尤も、主人公自身「苦しめるのは姉妹だけだ、他を傷つければ姉妹と同じクズだ。」と宣う一方で〜(「催眠調教姉妹」)
>> 誤字や説明不足の多さに加えて双子とのデートイベントが〜(「処女はお姉さまに恋してる 3つのきら星」)
>> 本作には明記されない仕様として選択肢の回数制限が設けられており、(「孕ら・ポコ! 〜異能催眠で女学園を孕ませ征服〜」)
>この三ヶ所は黙読でも長くて息切れ感があります。
>どこかで切って二文にできないでしょうか
>それ以外だと以下の細々とした引っ掛かりくらいしかありませんでした。
→それぞれ分けるよう修正しました。

>「委員界の異端者〜IINCHO-Re.co〜」
>> 一般からかけ離れたセンスにある。。
>> かえって作品の狭さを自白してしまう
>↑「狭さ」は意図通りでしょうか?読んでいて意味を取りかねました
→設定の壮大さに比べて、作品としての話のスケールがあまりにも小さすぎるという意味での表現でした。
 確かに「狭さ」では分かりにくかったかもしれません。表現を変えてみましたがどうでしょうか。

>遺影がイエーイの締めの文頭の接続は「だが」より「とはいえ」の方が前文からスムーズに流れる気がします
→指摘の通り修正しました。

>大賞発表の項
>> 今年のクソゲーは際立つ一点の不快感こそ
>> その中でも、上記の傾向が際立つ
>ごく近い箇所で言葉かぶりがあるので片方を相似の言葉に言い換えてみては
→後者の表現を変更しました。


>>226
>おとボク3の選評を書いてたものなんですが、1点気になる点があります。
>>また、当初「ヒロインフルボイス」を謳っていたものの、発売3週間前に突然主人公のパートボイスを発表。
>の個所なんですが
>・女装主人公のゲームをやらない人からしたら「主人公にボイスがつかないのが普通」ではないか?
>・「ヒロインフルボイス」なのだから主人公がパートボイスでも嘘はついていないのでは?
>と疑問に思わせてしまいそうな気がします。
→配慮に欠けておりました。
 文章構成を変更し、体験版ではフルボイスの件と、今作では主人公パートボイス記載が消えていた件に触れるようにしました。


>>227
>>素材は良いものを揃えたのに本筋を蔑ろにして存在意義を失っていく「部室インスパイア」〜
>の所でこの書き方だとあたかも部室の素材が良かったように語弊があると思います
→確かに部室について誤解を与えかねないですね。
 「素材は良かったのに調理を間違った」のは部室が内包する多種多様のクソのあくまで一部に過ぎないとですし、
 部室の過小評価にも繋がりかねないため、部室云々の表現を丸ごと消しました。


>>230
>催眠調教姉妹の紹介部分で
>>催眠をかけ続けたヒロインと主人公が共に壊れるか、壊れたヒロインに殺されるの二択だけという打ち切り様だ。
>打ち切り様ではなく打ち切り仕様と書きたかったのではないでしょうか
→読み直していくと、打ち切り仕様でも何か自分の中で違和感を覚え始めてしまいました…
 素直に打ち切りENDと書いた方がしっくりきたので、そう改めました。


>>232
>> 矢鱈頑張った年増演技 は
>「やたら」とひらがなにしたほうが読みやすくなると思います。
→平仮名表記に変更しました。

>>哲学タイム
→232氏の案がかなり良かったので、活かす形で大賞選定理由に入れ込みました。
 個人的にスワンアイに対し思っていた「こいつ全然反省しないな」っていう感情も入れられたので結構気に入っています。
 ただ、記載を増やした分、全体文字数が結構増えてしまいました。
 個別紹介をちょこちょこ削って改善を試みましたが、冗長になりすぎてはないでしょうか……


>>233
>催眠調教姉妹の部分で
>>「尋常じゃない舌枝」や「射精中枢」等々独特の言い回しにはセンスを感じるが〜
>の所で「尋常じゃない舌枝」などはライターの言葉選びの癖が強すぎてネタにされていたというお笑い要素になると思うので、
>良い意味で評価されていたというニュアンスとは少し異なると思います
→確かにセンスを感じると言うと褒めているように受け止められかねないので、「ライターの拘り」として中立に寄せた表現にしました。
 一応この手の変な言い回しは受ける人とそうでない人で差が出がちなので、肯定も否定もしないくらいが丁度いいかなと。
 校正の都合、記載位置が少し前に移動しています。

255名無しさん:2019/07/26(金) 23:14:38 HOST:pkty009-117.kcn.ne.jp
修正乙です!
ざっと見た感じもう大きな修正点などは
必要ないように思いますね。

256名無しさん:2019/07/26(金) 23:24:47 HOST:pool-206-3.aitai.ne.jp
>>254
だいぶ遅れての私的になってしまい本当に申し訳ないです
誤解なく伝わると思います
ありがとうございます

257名無しさん:2019/07/27(土) 02:18:37 HOST:210-146-166-205.hiroshima.ap.gmo-isp.jp
修正乙です!

>>225の指摘をした者ですが対応ありがとうございます
変更された該当部分すらすらと読めました

各選評に触れていく感情抑え目な前半からの大賞発表の盛り上がりが痛快でした
選定理由の項を読んでいくと法廷のハンマーの音が聞こえてくるかのようです

修正については些細ではありますが一点だけ
> エロの実用性は言うまでもなく、本来購入者求めていた需要に応えたとは到底思えない。
孕ら・ポコの選定理由の一文に「が」抜けがあります
それ以外の気になる点は見つかりませんでした

258総評5:2019/07/27(土) 04:47:48 ID:???0
修正乙です
クソゲーの紹介部分に関してはざっと見たところ修正点はないように思います

ただ厳しく言うと大賞選出理由については
本スレのスタンスとしてはメーカーや個人を貶める意図はないとのことでSWAN EYEもクソゲーメーカーである以前に1メーカーなので批判的に取れるような厳しい言葉は避けるのが適切だというのと
メーカーを理由に大賞選出をしてしまうのはクソゲー単体の実力を評価するスレとしては少し方向性を違えてしまうのかなと
なので前の修正案に戻したほうがこのスレとしてはいいのかなと思います

自分で哲学タイムを入れて欲しいと言っておきながら野暮な意見だと思いますが
スレの方向性に関わる事なので今一度お願いします

259総評5:2019/07/27(土) 04:57:20 ID:???0
先は水を差すような指摘をしてしまって申し訳ありません
>>232のようにメーカーについては細かく触れず
誠実さについて弁するのが最適解かと思われます

260総評4 ◆ghsNzIGrWM:2019/07/27(土) 12:29:06 HOST:KD027091207226.ppp-bb.dion.ne.jp
おはようございます
1か所の「が」抜けは直しておきます。

大賞理由で追加した哲学ですが、「エロ」「ゲーム」に不誠実という点で突き詰めるとスワンアイには厳しい評価を下さざるをえないと思います。
過度に糾弾するつもりはないのですが、同じ過ちを繰り返す点をを突く場合は必然と過去作との比較となるため、どうしてもブランドへの言及があると思います。

主語をスワンアイから孕らポコへ変更&ブランド名隠しで該当部だけ暫定案作ってみました。2文目だけ変更しています。前と比べてどうでしょうか。
-----------------------------------------------------------------------------------------
最も不誠実な人間とは、物事に対し真摯に取り組まず、その上で自らの非を認めずに小手先の誤魔化しを重ね、同じ過ちを繰り返す者のことである。
「孕ら・ポコ!」は、系列過去作となるSEX戦争やずっぷにおいて指摘をされた数々のクソ要素【舞台説明が希薄・登場人物の掘り下げが無い・シナリオ展開が電波・エロシーンが抜けない】について、性懲りもなく同じ過ちを繰り返している。
矛盾塗れの「ビッチなのに処女」についても、過去作から省みるどころか御託を並べて正当化し続投する図々しさだ。

261総評5:2019/07/28(日) 05:24:48 ID:???0
乙です
指摘に対応いただきありがとうございます。僕としては修正部分も全体部分も異論はありません。
これで反対意見や指摘が出ず、修正箇所の修正案が出れば今年は大団円と言う事でしょうか。

262名無しさん:2019/07/29(月) 19:48:02 HOST:pkty009-117.kcn.ne.jp
自分は特に異論ないです。

263総評4 ◆ghsNzIGrWM:2019/07/31(水) 01:06:44 HOST:KD027091207226.ppp-bb.dion.ne.jp
特に問題無ければ、今夜に完成宣言で大丈夫ですかね?
一応>>260の修正については、念のため該当する部分を丸々再投稿します。

264総評4 ◆ghsNzIGrWM:2019/07/31(水) 01:08:11 HOST:KD027091207226.ppp-bb.dion.ne.jp
△今夜
〇本日31日の夜(23時頃?)

今夜だと紛らわしかったので念のため

265一般1:2019/07/31(水) 02:33:14 ID:???0
総評修正乙です。

こちらも特に反論はありません。
2文目の主語の変更に関しては、>>251の方がいいかも。完全に自分の感覚でですが…。

266総評4 ◆ghsNzIGrWM:2019/07/31(水) 23:52:37 HOST:KD027091207226.ppp-bb.dion.ne.jp
2文目の主語については、個人的にはどっちでも意味が通ると思うのでどちらでも良いと思っています。
スワンアイの名を出した方が、過去から孕らポコに繋がる悪行の連鎖がありありと思い浮かぶメリットがありますし、
逆に名を出すことでブランドを攻撃しているように受け止められる難点もあります。
>>260の案では、「系列」という濁しで直接スワンアイの名を直接出すのは控える形にしていますが、
孕らポコの個別紹介でスワンアイの名を出しているので、読んでいればor知っていれば過去からの悪行は分かる形になっていると思います。

少し急ぎ過ぎた感じもありますので、大賞選定の文案について今週末まで意見を待ちましょうか

267名無しさん:2019/07/31(水) 23:53:35 HOST:pkty009-117.kcn.ne.jp
個人的には7月中に決めたかったところですが
より納得行く形に出来たほうがいいですね。

268総評5:2019/08/01(木) 17:06:01 ID:???0
まあ今週中に完成していきたいところですね
今読んでいて何となく違和感を感じたところですが委員会の
>>加えて個別ルート内では平均して約1/4が使い回されている他
という所で主語がないような気がするので
>>加えて個別ルート内では平均して約1/4の文章が使い回されている他
などとしたほうが分かりやすいのではないかと思います

>>266については異論はありません
対応感謝します

269総評4 ◆ghsNzIGrWM:2019/08/04(日) 20:17:16 HOST:KD027091207226.ppp-bb.dion.ne.jp
特に新しい意見が無かったので、大賞選定については>>260の孕らポコを主語にする方を採用させていただきます
また、>>268での指摘についても変更は細微なのでこの際対応しちゃいます

最後に、差し替え部分だけ再投稿して完成としたいと思います

270総評4 ◆ghsNzIGrWM:2019/08/04(日) 20:18:49 HOST:KD027091207226.ppp-bb.dion.ne.jp
>>244の差し替え
↓↓↓↓↓↓↓↓↓

続いてエントリーしたのは、Chienより3年振りに発売された「委員界の異端者〜IINCHO-Re.co〜」。
同ブランド作「委員長は承認せず!」のリブートにあたる本作の売りは、異端者の名の通り一般からかけ離れたセンスにある。
まず、本作のシナリオは、「起こった事象を最初に叙述し、後からその過程を述べる」という手法が多々用いられる。
だが、ライターの技量不足によって説明が要領を得ないどころか時系列の矛盾が多々発生。
加えて個別ルート内では平均して約1/4の文章が使い回されている他、リブート前作から一部の文章を流用しており、その対応としてキャラ配置や固有名称だけ無理やり弄った影響で過去の改変や記憶喪失など怪奇現象が多発し、更なる混乱を齎している。
名前のついた登場人物は僅か9人と脅威のコンパクトさを誇る一方、いずれの人物も人間性や一般常識が欠落しており、頻繁に犯罪に走ったり裸族に目覚めたりと常人には理解不能。
これらの問題点を抱えながら話自体は起伏に乏しく面白さは皆無、唯一の癒しは男のアレを「ポニス」と表現するなど個性的な誤字が多い点のみ。
理解できない・理解できても価値が無いというダブルパンチの前に、プレイヤーは悉く精神を磨り減らされるのである。

一方、作品の舞台設定だけはやたら豪華。
本作の学園は委員会による自治が行われており、流通やライフラインまでも委員会によって運営される一方で、一般の学園でいう部室に当たる執務室を持たない生徒がヴィランとして暴れまわるなど、設定だけは人一倍凝っている。
勿論、クソゲーのお約束としてこれらについての具体的な説明も無ければ納得できる背景も用意されておらず、過剰設定も甚だしい。
また、補足説明としてTIPS機能がついているが、こちらも本筋に関わらない委員会やありふれた一般名詞の説明ばかりが目立つ不用品で、あまつさえ体験版では黒幕の正体をネタバレしているという無能ぶりだ。
本筋と関係ない説明ばかり充実させた結果、かえって作品スケールの小ささを自白してしまう様は、本家KOTYの反逆者に通じるものを感じずにはいられない。

271総評4 ◆ghsNzIGrWM:2019/08/04(日) 20:19:46 HOST:KD027091207226.ppp-bb.dion.ne.jp
>>251の差し替え
↓↓↓↓↓↓↓↓↓

これらの視点で見た時、次点以上の作は、一方だけでなく両者において不誠実であることが如実に現れている。
「懺悔島」は単純にエロCGの質が低いだけでなく、無人島設定を全く活かさない点や有料コンテンツのエロを使い回しで済ますなど、エロに不誠実なことは明白であり、ゲームとして見ても無意味な選択肢が並び展開の分岐を活かせておらず、テキスト自体が誤字に塗れ読むに堪えないなどその低質さは目を見張るものがある。
「悪魔聖女」はゲーム性を主軸にしながらゲーム内容が詰まらない作業という時点でゲームとしての需要を満たせておらず、エロについても攻略対象の深堀りを放棄しCGの入手にランダム性をつける悪質さを見る限り、エロを求めるプレイヤーに真摯に向き合ったとは言い難い。
そして、「孕ら・ポコ!」はエロ、ゲーム、いずれの面でも誠実さが微塵も感じられない。
エロについては、催眠モノなのに主人公が真人間に戻ったり唐突に純愛要素を入れてジャンル詐欺をかます点、キャラの掘り下げが薄い上に中盤から電波化させることでヒロインの魅力を削ぐ点、低質なCGや童貞効果音テキストでエロを茶化す点など、エロの実用性は言うまでもなく、本来購入者が求めていた需要に応えたとは到底思えない。
また、ゲームとしても、抜きゲーというジャンルを無視した攻略要素によってストレスを与える点や、バックログジャンプを実装せず攻略難度を底上げする点など、抜きゲーとしての需要をまるで分かっていない。

「懺悔島」、「悪魔聖女」、「孕ら・ポコ!」……いずれも“エロ”と“ゲーム”に対し不誠実であることは明白である。
これらの争いの中、最終的に混迷を打ち破ったのは「最も不誠実とは何を指すか」という根本的な問いかけであった。

人は誰でも過ちを犯す。
確かに、「懺悔島」や「悪魔聖女」は、手抜きや見当違いの仕様によって凄まじいクソゲーとして世に降り立った。
それらの生みの親であるTRYSETやソウトハウスキャラが、KOTYeへのエントリーは今回が初めてではないことも重罪である。
だが、「懺悔島」も「悪魔聖女」も、過去それらのブランドがエントリーさせたクソゲーとは傾向が異なることから、“エロ”と“ゲーム”に不誠実という意味では今回が初犯という見方も出来る。
彼らが自らの過ちを反省し、同じ過ちを繰り返すまいという成長に繋がるのであれば、それは少なくとも未来への糧になる。

最も不誠実な人間とは、物事に対し真摯に取り組まず、その上で自らの非を認めずに小手先の誤魔化しを重ね、同じ過ちを繰り返す者のことである。
「孕ら・ポコ!」は、系列過去作となるSEX戦争やずっぷにおいて指摘をされた数々のクソ要素【舞台説明が希薄・登場人物の掘り下げが無い・シナリオ展開が電波・エロシーンが抜けない】について、性懲りもなく同じ過ちを繰り返している。
矛盾塗れの「ビッチなのに処女」についても、過去作から省みるどころか御託を並べて正当化し続投する図々しさだ。
これらに加え、理不尽な攻略難度や、ブランドの原点回帰を謳って多くの者を沼に沈めた狡猾さなどが合わさり、「孕ら・ポコ!」のクソゲーとしての基盤を盤石なものにしている。
体裁上はコンセプト通りに仕上がっていながら、制作者に誠実さというものが欠落していた一点が招いた悲劇。
2018年で最も“エロ”および“ゲーム”の要素に不誠実であり、最も購入者の需要に応えなかった「孕ら・ポコ!」こそ大賞に相応しい。
よって、KOTYe2018の大賞は「孕ら・ポコ! 〜異能催眠で女学園を孕ませ征服〜」とする。

272総評4 ◆ghsNzIGrWM:2019/08/04(日) 20:22:06 HOST:KD027091207226.ppp-bb.dion.ne.jp
以上でKOTYe2018の総評完成とします
昨年と比べ難産でしたが、皆様のご協力もあり無事に完成に至りました
長い間お付き合いいただきありがとうございました

273名無しさん:2019/08/04(日) 20:50:14 HOST:pkty009-117.kcn.ne.jp
お疲れ様でしたー。

274一般1:2019/08/05(月) 00:34:51 ID:???0
総評乙です。
これで2018年も無事終えてよかったです。

275名無しさん:2019/08/05(月) 01:24:26 HOST:210-146-166-205.hiroshima.ap.gmo-isp.jp
総評完成乙でした

276名無しさん:2019/08/05(月) 09:38:31 HOST:st0421.nas811.p-kanagawa.nttpc.ne.jp
お疲れさまでした

277総評5:2019/08/05(月) 14:31:33 ID:???0
乙です。
動きないけどwikiはどうなるんでしょう

278一般1:2019/08/10(土) 01:03:32 ID:???0
生存確認のためにも
管理人さんから何らかのアクションがあればいいんだけど。。。

279総評4 ◆ghsNzIGrWM:2019/08/17(土) 23:12:09 HOST:KD027091207226.ppp-bb.dion.ne.jp
wiki編集解除されていたようで、親切な方が2019選評と共に反映くださったようですね


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