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【2018】 クソゲーオブザイヤーinエロゲー板 総評審議所

1名無しさん:2019/02/02(土) 16:14:28 HOST:p7026-ipngn4801hodogaya.kanagawa.ocn.ne.jp
2018年度のクソゲーオブザイヤーinエロゲー板 総評審議所

その年に発売のエロゲーで一番のクソゲーを決めましょう
ルール
男性向け18禁PCゲームでその年の1/1〜12/31に発売されたゲームが対象
投票で決定するスレではありません。
※作品自体ではなく信者を叩くのは該当スレで行ってください
※作品の良し悪しについて語るのは程ほどに。本格的なのは各ソフト本スレへ

まとめwiki
http://www60.atwiki.jp/kotye/

Q&A

Q.○○はクソゲー
A.どうクソなのか詳細なレビューよろ

Q.○○が今年の大賞で決まりだな
A.そのソフトを中心とした一年の総評よろ

Q.レビュー・選評・総評書いたのに無視された
A.そのソフト、または内容に魅力がないんじゃネ?

Q.○○に一票
A.投票では決まらん。まずレビューからだ

Q.クソゲークリエイター・クソゲーメーカー・部門別の賞も決めよう
A.決めん。ここはゲームについて決めるスレ

Q.○○はクソゲーじゃねえ
A.選評書かれたからクソゲーということではない。総評書け

Q.○○が大賞なんて認めない
A.総評書いて見返せ。できないなら黙れ

Q.信者と社員必死w
A.そうですか、おかえりください

Q.クソゲーオブザイヤーっぽくない
A.エロゲの性質上コンシューマとは評価基準や論点、住人の年齢層が異なるようだ

Q.選評と総評の違いって?
A.選評は作品単体のレビューのまとめ。総評は全選評のまとめ

Q.その年の選評の締め切りと総評の締め切りは?
A.選評は1/31まで、総評の受付期間は2月の初めから2週間程度

注意点

■本スレへの突撃禁止
どれほどのクソゲーだろうと、買ってプレイもしていないくせに本スレに行って
煽ったり馬鹿にしたりする行為は人としてあるまじき行為です。

■クソゲーについて
自分がクソゲーだと思ったらクソゲーです。しかし他の人もそう思うかは別です。
自分はクソゲーだと思わないけど、他の人は、と言うこともあります。
書き手側はできるだけ共感できるような選評を書きましょう。読み手側も共感できなくても生暖かい目でスルーしましょう。

■シリーズ・続編・移植ゲーム 話題作・大作 大手メーカー作品について
基本的には選考要素に含まれません。
ですがファンディスクのような、本編が前提となる作品も大量に存在するため、場合によります。

■パッチについて
パッチによってまともになった作品に対してどう評価するかは未決定です。
バグ関係のクソゲーは年末に発売された作品ほど有利になるため、発売直後で判断すべきと言う声もありますが、
パッチを当てることによってより酷くなるクソゲーもあるのでケースバイケースかも知れません。

■年またぎの作品について
年度をまたいでパッケージ版やDL版が出た作品については基本的に先に出た作品の日程が優先されます。

ただし、後から出た作品について最初に出たものと差異がある場合は別年度のものと
認められる可能性がありますのでこの点は議論の余地があります。

■選評および総評投下時のトリップ付与
総評執筆者は、円滑に総評審議を進行するために必ずトリップをつけるようにしてください。
選評執筆者についても、その後の取り下げの可能性などの理由から付与を推奨します。

有効な酉であれば取り下げを受理し、wikiには取り下げたことを明記して当該選評・総評は残すこととなります。

■総評および大賞・次点の決定について
大賞・次点は一年間に出たゲームの中で、相対的に総評によって選ばれます。
また大賞はスレ住民による議論の結果によって決まるため、
複数の作品を大賞とする総評および大賞なしの総評は原則として認めません。
総評執筆者は必ず「大賞1作品、次点数作品(任意)」の形式で総評案を書いてください。

但し大賞決定の審議が長期間難航した際に事態の打開を図るための折衷案として
複数の作品が大賞となる修正総評案が議論の過程で作成されることはあります。

113総評4 ◆ghsNzIGrWM:2019/03/28(木) 03:04:50 HOST:KD027091207226.ppp-bb.dion.ne.jp
↑↑
以上になります。
とりあえず3月に滑り込めて一安心しました。

114名無しさん:2019/03/28(木) 16:15:48 HOST:210-146-166-205.hiroshima.ap.gmo-isp.jp
>>95
総評4氏乙です

通しで読んでみて気になったのが総括パートの『ノベルティの形で〜』の部分
文の流れから推測するにゲーム本編のシステムを述べたものと見ましたが
一般的な単語の意味(無料配布の記念品/販促品)を当てはめると意味が通じません

もし前文後半の有料コンテンツに掛かっているのであればすみません流して下さい

115総評4 ◆ghsNzIGrWM:2019/03/28(木) 19:19:04 HOST:KD027091207226.ppp-bb.dion.ne.jp
>>114
ご指摘の通りでお恥ずかしい限りです
正しくは「ノベルの形で」ですね、予測変換のバカヤローです
他にも落ち着いて読み直したら次々気になる点が出てきたので裏で直しを進めていくことにします

116名無しさん:2019/03/30(土) 18:19:53 HOST:pkty009-117.kcn.ne.jp
総評乙ですー

117一般1:2019/04/02(火) 01:28:30 ID:???0
総評乙です。
一応厨二姫まで選評と見比べましたが、個人的にここはちょっと変えたほうがいいかなと感じた点があったので書いておきます。
・最初の三行目の「ママⅡと比べたら神作画」という分の前に、「他の低質な絵を売りにした作品ですら」とか加えたほうがママⅡの作画が負の中の負であることが強調されると思います。
・(催眠調教姉妹)で、尋常じゃない舌技もどこかに入れてみてもいいかも。面白かったし。
・(人妻ざかりの性指導)の、「NGボイスがちらほら顔を出し」のところを「ちらほら顔を出すNGボイス」にしたほうが、後の文章も違和感なく読めると思う。
・(サイミンヂカラ)の雑コラと言われたマスターアップ絵や、厨二姫の低質な絵も、デブ野球や焦点の合わない目など、部分的なものも挙げていくと低質でも個性が持てていいかも。

後のものも見比べて気になれば書き込もうと思いますが、全体的に楽しく読めて感謝してます。
こちらの意見が修正の参考になれば幸いです。

118一般1:2019/04/02(火) 20:27:28 ID:???0
後半も見ました。
・あまやかせいかつの「只の紙芝居ゲーのくせに」を「紙芝居ゲーであるにも関わらず」のほうがいいかも(そう感じただけだけど)。
・孕らぽこのOPムービーや曲も糞の対象だったからいれていいかも。あとピストン音も「パン!パン!」は選評者もまともだと言っていたから、「にゅるるるーっ、にゅぷぷーっ!」とか他の謎テキストがいい。

ざっと見てここまでが個人的な気になった点ですね。参考になれば幸いです。

119総評3:2019/04/04(木) 22:11:14 ID:???0
総評執筆お疲れ様です。

私は3月中に執筆できるとか言ってましたが
細かいところで手こずってしまいました
そのため3月中に執筆完成することができませんでした
また報告が遅くなってしまいました

大変申し訳ございません
04/11(木)までには書き込みます

120名無しさん:2019/04/04(木) 22:15:19 HOST:p1866222-ipbf2006souka.saitama.ocn.ne.jp
無理せんといてやー

121名無しさん:2019/04/04(木) 22:26:20 HOST:KD106174021071.ppp-bb.dion.ne.jp
総評3さん楽しみにしてるけど無理はしないでな、年度始めだし

総評4さんお疲れ様です
夏色ラムネのオートモードにおける選択肢自動バグについてはパッチにより修正されてますので、
その辺りの表記はカットしたほうが良いと思います。

122名無しさん:2019/04/05(金) 02:26:56 HOST:210-146-166-205.hiroshima.ap.gmo-isp.jp
クソエロゲーマーだから延期には慣れてるぞ
総評3氏の総評案待ってるし楽しみにもしてるが急かしはしないから安心してほしい

123総評4 ◆ghsNzIGrWM:2019/04/17(水) 00:02:44 HOST:KD027091207226.ppp-bb.dion.ne.jp
ご無沙汰しております
動きが無いようですがどうしましょうか…

こちらの考えとしては、新しく総評を書いている方がいらっしゃるのでその方の投稿まで待ちたいと思っています
代理投稿になる可能性はありそうですが4月中には投稿できそうとのことですので、そこで一度区切る方向が良いと思っています

124一般2:2019/04/18(木) 21:47:48 ID:???0
これ以上は待つだけ時間の無駄だと思うから、
もう来ないとみなしてこのまま進めてOKな気がする

125名無しさん:2019/04/18(木) 22:28:06 HOST:210-146-166-205.hiroshima.ap.gmo-isp.jp
もう一週間音沙汰なしか…
急かしはしないが自分が予告した事くらいは守ってほしかったな

126名無しさん:2019/04/18(木) 22:52:17 HOST:pkty009-117.kcn.ne.jp
3氏とは別人だろうけど
向こうのスレで総評書いてるって人(多分申請待ち、代理投下になるかも)がいるから
もうちょっと待ったげてほしいかも

127一般1:2019/04/19(金) 01:31:59 ID:???0
遅くて今月中でしたっけ?
それで総評は締め切りになるかな

128総評3:2019/04/19(金) 06:13:02 ID:???0
御無沙汰しております。

数日間ここに手が付けられない事態が起こり、このようなことになってしましました。
大変申し訳ございませんでした。
総評はもうすぐで完成なんですが、またこのような事態が起こるかもしれません。
責任はとるとか言ってましたが、無断延期を繰り返し皆様に多大なご迷惑をおかけしたことを深く反省しております。

もし、近日中に総評投下ができなければそのまま進めても構いません。

129総評5:2019/04/20(土) 13:12:54 ID:???0
避難所の298および300です
管理人さんからハンドルを頂きました
総評は出来るだけ早く完成させたいと思っています
連休中には...

130総評5:2019/04/20(土) 13:16:36 ID:???0
避難所にも書きましたが、
せっかくだから程度の動機なので期待は禁物です

131名無しさん:2019/04/20(土) 14:19:19 HOST:210-146-166-205.hiroshima.ap.gmo-isp.jp
>>130
総評5氏申請通ってよかった
期待するなと言われても挑戦者が名乗りを上げればワクワクしてしまうのは仕方ない
待ってる

132名無しさん:2019/04/20(土) 15:08:12 HOST:210-146-166-205.hiroshima.ap.gmo-isp.jp
余計なお世話とは思うが言わせてくれ
謙遜からだろうが何だろうが匿名掲示板で予防線張るのはフルボッコ許可証出しつつヘイカモンと挑発するようなものだと思う
緊張や不安もあるだろうが総評投下時だけでも駄文とか文才ないとかはぐっと飲みこんでくれないだろうか

133総評5:2019/04/25(木) 17:31:27 ID:???0
総評完成しましたー 
ふぅ…
それでは投下していきますね

134総評5:2019/04/25(木) 17:36:34 ID:???0

風吹けば季節は巡り、年月は経つもの。
KOTYeスレの発足からも気付けば10年。そんな節目となった昨年、
圧倒的な破壊力で住人達の前に立ちはだかったそれは、―――怪物「ママとの甘い生活Ⅱ」であった。
トラウマすら覚える異類異型のグラフィック、その一点突破で住民に恐怖と衝撃の感情を植えつけスレを独裁。
数多のクソゲーによる迎撃作戦が行われたものの、結局最後まで「ママⅡ」の怨念に敵う者は現れず、KOTYe2017を制覇。
同時に「アイ惨」、「チーズ」に匹敵する新たなクソの帝王が誕生した瞬間だった。
波乱を終え11年目の再出発点となる今年、怪物が踏み荒らした後の大地にも新たな生命は芽吹くのか。
不安と期待を胸に等しく、今年もクソゲーを追い求める者達の戦いは続く。
しかし、いざ幕が上がると、話題に挙がるクソゲーはあっても肝心の選評が届かないという飢饉に突入する事となる。


ようやく光明が差してきたのは4月も末のGWのこと。
重苦しい沈黙を破り、這い上がってきたのはApricot Cherryより「催眠調教姉妹」。
まず本作は内容量にしてCD一枚の収録分にも満たず、
そこから察せられる通りフルコンプまでの所要時間は約4時間とミドルプライスだと言う事を差し置いてもあまりに薄い。
しかし本作は、その4時間というボリュームの中に濃密な狂気を内包していた。
・頻繁なデッサン崩れ ・前世紀を彷彿させるタイトル画面 ・CG、回想モード未実装などの嫌がらせに凝ったUI等、作品を彩るあらゆる要素がクソで塗り潰されている。

そんな中でも本作の狂気のポテンシャルとなるのは何といってもそのシナリオであろう。
終始「尋常じゃない舌枝」や「射精中枢」などライター独特の言語センスが光るその内容、
本作の概要は、姉妹からいじめを受けている主人公が姉妹へ復讐する為に催眠パワーを使って陵辱していくというものだが、
そのいじめについて碌な掘り下げも無いため、プレイヤーには主人公の絶望感が理解できる筈がない。
更に主人公は作中、「姉妹以外は傷付けない、傷付ければ自分も姉妹と同じクズだ」と発言するが、
冒頭でモブ女を陵辱していたり、「モブ男子がホモ乱交していた」といった噂を立てたりと所々描写に疑問を抱かざるを得ない。
そんな多くの?を抱えた本作の幕引きは、主人公が壊れる、姉妹が壊れる、壊れた姉に殺されるといったブン投げた鬱エンドでしかなく、
物語の内容にしても、こんな物を掴まされた浮かばれないプレイヤーの心情にしても最後までまるで救われる事はないのだ。
姉妹モノの強みである姉妹丼などの期待にも一切応える事は無く、クソゲーに飢えていた住民から本作は、暖かい拍手と共に迎え入れられるのだった。

135総評5:2019/04/25(木) 17:39:29 ID:???0

その後も一ヶ月間の不作が続くが、この灯火を絶やすまいと6月には、
インカローズの「人妻ざかりの性指導」がエントリー。
カップ焼きそばの湯きりのような射精SE、BGMの一つも流れず一切無音のエンドロール、
さらにはある住人によってヒロインの表情が「ニジウラセブン」の顔芸に差し替えられたりと、束の
間の笑いを提供した。
しかし、気付けば6月も過ぎ去り、一年の半分が終了したにも関わらず選評は現時点でたったの2本。
7月からも駄菓子屋を手伝う筈が、店番中に行為をするだけの「夏色ラムネ」がエントリーするも状況打開とはいかず、どこか虚しい雰囲気が漂っていた。


続いて8月、「サイミンヂカラ〜催眠術をめぐる淫らな白濁の物語〜」がエントリー。
雑コラ並のマスターアップ絵、妙にチープなタイトル画面などゲームを開始する前から不安が付き纏う本作。
本作は過去に発売された3つの同人作品に新規要素を追加し一本の作品に纏めた物であるが、
公式サイトや、通販サイトにはその事についての告知が無く、タチの悪い事にそこに掲載されているサンプルCGは全て新規に追加されたもの。
新規作品を装って発売されているのだ。
その新規追加CGと言うのもCG100枠の内、60枠は過去作からの流用、20枠は差分の水増しとなれば残るのは、雀の涙ほどの20枚のみ。
同人3作の購入者からすればjksにも満たない存在価値。
新規ユーザーの目線に立っても、CGの大半を占めるのは質の怪しい同人レベルの物なのでお世辞にもフルプライスに見合っているとは言えないだろう。
しかし、胸糞の悪さだけでは夏の暑さは凌げず、
冷涼剤となるようなクソゲーはいよいよ現れなかったようだ。

136総評5:2019/04/25(木) 17:43:24 ID:???0

夏の暑さも冷めやらぬ9月、
2月23日発売の2本の刺客が解き放たれる。その頭を務めたのは、
キャラメルBOX発、まさかの「処女はお姉さまに恋してる-3つのきら星-」。
おとボクシリーズといえば、女装主人公モノの名作シリーズとして名高く、
8年振りの復活ということで本スレでも純粋な期待を寄せる声も少なくなかった。
しかし残念ながら本作はそんな期待を棒に振る欠陥にあふれていた。
2日に渡ってコピペのデートイベントを見せられる事もあれば、音声再生をサボる事もしばしば。
女装モノにおいて醍醐味の一つに数えられる男バレイベントまでもが雑に扱われ、男バレが発生していないのに何故かバレたことになって話が進む事もあり、
あらゆる箇所で手抜きの片鱗を感じさせる。

加えて本作はバグ付きで、音声関連の些細なバグから、DL版では特別にもれなく進行不能バグが付いて来る。
それについてメーカーは、パッチ配布や謝罪、弁明を行おうとせず、黙り込んだまま。
進行不能バグに対する唯一の解決策として、メインライターのツイッターでは修正パッチが公開されている。
がしかし、メーカー側は該当ツイートに対し公式サイトでリンクする等の処置を取らず、進行不能バグに直面したプレイヤーは自力でそのツイートまで辿り着く必要がある。
現在、公式からもパッチが配布され、一応バグを修正する事はできるが、そのパッチの中にも関係の無いおまけシナリオやミニゲームが含まれており、
そんな物を作っている暇があるなら、一刻も早く修正パッチを出して欲しかったと言うのが、大多数の本音だろう。
更に発売日3週間前になって声優の体調不良を理由に主人公がパートボイスになる事を発表。
ついには声優の体調不良は表向きの言い訳で実際は資金不足が理由なのではないか、信用の無さからかそんな邪推まで飛び交ってしまう。
真偽がどうであれ、メーカー側の対応に誠実さが欠けていたというのは事実であり、
奇しくもメーカーとファンの温度差が浮き彫りになる悲しい結果となってしまった。


続く後衛はウシミツソフト「廚二病の帝国」も7ヶ月の月日を経てエントリー。
総プレイ時間こそ十二分だが、起伏の無いストーリー、多種多様な作画崩壊などが足を引っ張り、
耐久マラソンが如きの苦行になってしまった。

137総評5:2019/04/25(木) 17:47:10 ID:???0
同日発売2本の新参者が爆破されクソゲーの勢いが加速していく中、当然顔見知りも黙ってはいられない。
改名を変更したすたじお緑茶及び、みらーじゅそふとからは「君とつながる恋フラグ」が投下される。
ブランド改名を決断し、新たなスタートを決めるはずだったその初歩、あろうことか大爆死を果たしてしまったのだ。

難読漢字が多用され、逐一読みのペースを阻害。
とばかりか、整合性の破綻、設定の矛盾が頻繁に勃発しては読み物として成立していない。
シナリオの内容自体も模範的な無味乾燥さで、
お祭りや学園祭などの気になるイベントは地の文の「終わった」の一言で適当にすまされる一方で、似たり寄ったりの日常イベントが繰り返される。
起承転結の起、承、転においては碌な描かれ方がされず
、作中、キャラクターが「告白とか、キスとか、そういうのをすっ飛ばしていきなりおっぱいでプレイとはどれだけ上級者なんですか」と発言するが、
これほど本作の内容の的を射た言葉は他に無いだろう。
では残った結はどうかと言うと否、共通ではヘタレだったはずの主人公が突如、最後にクズ主人公の新星としての才能を開花させる。
責任を取ると言いながらも「都会に出たいから関係を無かった事にしてくれ。」などと抜かし、
病弱ヒロインが事後、発作を起こすと、真っ先に自分よりエアコンを疑い、挙句「別れてくれ」と切り出す。
といった具合でヤリ捨て未遂を起こし、所々無責任な行動、言動が目に付く。

ADVのタブーに悉く手を染めてしまっている贅沢な本作だが、中でも異色の輝きを放つのが、オ○ニーである。
勿論、単にHシーンが駄目で抜けないと言う訳ではない。
その心は、共通ルートにて、オ○ニーを見るor見られる→恋仲が深まるといった意味不明な展開が多用されている事である。
その結果、プレイヤーが覚える事になるのは、強烈な既視感。この出来をして、選評者から「君に見つかるオナフラグ」とタイトルを改変されてしまうのも仕方の無い事だろう。
更に本作はタイトルで「フラグ」と詠っているにも関わらず「フラグ」立ての要素は皆無で、選択肢は最後のひとつだけ。
その選択肢でも攻略済ヒロインの名前の横に花マークと一緒に「USED」と表示する問題発言。
「USED」は酷すぎて笑うしかないと住人からもお墨付きを受け、
例え改名しても相変わらずの迷走っぷりに皆が安堵にも呆れにも似た溜め息を漏らすのだった。
しかし渦中、みらーじゅそふとは突然公式サイトを封鎖。復活する様子も見えず、悲しきかな本作がみらーじゅそふと名義、最初で最後の作品となってしまったようだ。

138総評5:2019/04/25(木) 17:49:46 ID:???0
血湧き肉踊る戦いが繰り広げられた9月、
中でも一際大きな注目を集めたのは7月に「夏色ラムネ」でエントリーを果たした
Carol Worksより、「ボクのあまやかせいかつ!- 星湘町観光課、毎日えっちなロコドル活動!-」である。
美麗なビジュアル、魅力的な宣伝、昨今、見た目で墜として中身で殺すクソゲーが増加する中、本作は珍しく外身からして酷いクソゲーである。
本作で話題になったのは、ハリボテの梱包。
ダンボール二枚の間にディスクが挟まれ、パッケージはペラペラの紙一枚、その裏にサポート用紙が印刷されている。とゲームどころか、商品失格といった有様。
あまりの酷さから話に尾ひれが付き、選評者からは置き場に困るとの一言。
しまいには予約キャンセルが続出したとの嘘とも真ともつかぬ噂が流出。
その噂が本当ならいくつかの小売店が葬り去られたというのも事実だろう。

梱包の酷さが話題になりがちな本作だが、案の定中身も褒められた出来では無い。
極端に類似した表情差分が使い回されているお陰で、ウィンドウ上では随所、顔面統一現象が発生してしまう。
シナリオも質、量共に薄く、分量はロープラエロゲも顔負けの5時間弱。
その割にバグでメモリ数だけはバカにならない程に増幅し、それに起因したエラー落ちも発生。
一応修正用にギガパッチが配布されているが、その中に新規差分をこっそり忍ばせていた事から未完成商法の疑惑が浮上。しまいにはアペンドパッチと称し回想モードを追加。
ちなみに、前者のパッチで肝心のバグが修正出来ていないという事も追記しておこう。
しかし、シーンやCGにはそれなりに実用に適した物も多く、擁護の声があがる事もあるため、
コストカットの矛先をゲーム本編ではなく、梱包に向けたことはある意味正しい判断だったと言えるのかもしれない。

139総評5:2019/04/25(木) 17:53:38 ID:???0
新たな生命の息吹によって徐々に温まり始めるスレであったが、実りの秋は未だ終わってはいない。
巨大でおぞましい3つの影がすぐそこまで迫り来ていた事、この頃の住人たちは未だ知る由も無かった。

10月、先頭、爆風の中から顔を覗かせる狂気のヒーロー、
Chien発「委員会の異端者〜IINCHO-Re.co~」の御出座しだ。
本作はまず「start」ボタンをクリックした瞬間、鳴り響く爆発音、現れる裸マントの変態。
ここまで開始5秒にも満たない間の出来事である。
最悪なのは、その事について説明があるのが当分先だということ。
説明されるまでプレイヤーの脳内は?で埋め尽くされ、説明されたとして結局?が完全に消えることは無い。
と、掴みから絶好調な本作だが、その中身は更なる魔境であった。

本作の舞台は、“コンビニ、通信、風紀などの全てが委員会によって運営されている学園で、執務室を持たない生徒がヴィラン(悪役)として暴走している”というものだが、
この奇天烈で意味不明な設定について、理由付けや背景説明が殆ど無く、
一体誰がこんな学園に入りたがるのだろうか。かの「SEX戦争」をフラッシュバックさせる。
シナリオはお寒いパロやお寒いテキストに侵食され、選択肢が無い事も相まって全く印象に残らない。
一方で誤字脱字が悪目立ちし、中でもポニスという誤字は、そのネタ力でスレ民の心を癒し翌日にはAAまで作成される始末。

それともう一つ、悪目立ちしてしまっているのが強烈すぎる登場人物たちである。
一番マシと評された主人公でさえ不法侵入や、器物損壊といった犯罪に対して罪の意識を持たず、
肝心のヒロイン勢は、・主人公に殺害を依頼し、断ると駄々をこねる、・パンツを見られた主人公に対しプラズマ弾を打ち放つ、・学園内で140キロのバイクを飛ばす、
といったようにワイルド全開、のち時々裸族。
選評者からは、「部室の舞台はこの学園ではないのか?」と容赦ないツッコミを入れられてしまう。
また、物語を印象付けるためか、最初に例を挙げたように事柄の時系列を意図的に逆転させる手法が用いられているが、かえって逆効果。むしろ意味不明さに拍車をかけるだけ。
個別ルートでは、全く同じイベントが使いまわされ、ルート内容の約四分の一は共通イベントで占められる。
そこで問題になるのが、前述の共通イベントと個別イベントの内容が噛み合わず、文章齟齬が生じてしまっている事である。
その結果タイムリープ、過去の改変、記憶の消失など怪奇現象が多発。プレイヤーをポルナレフの迷宮へと誘う。

本作には、「委員長TIPs」なる用語集が搭載されているが、これもまた問題の温床。
本編で説明されている以上の事は補完されず、
TIPsとしては全くの役立たず。とばかりか、「盆栽委員会:凡才でも作れます」、「校則が高速で拘束する」等、無駄なパロネタや駄洒落にばかり富んでいて、
本編に全く登場しない委員会や用語が登場しては、世界観の狭さを思い知らされる某反逆者方式が採られている。
さらに体験版のTIPsで本編の犯人のネタバレをしてしまうといったやらかしを披露。
残念ながらそのTIPsを本編で見る事は出来ないが、
そもそも名有りキャラが主人公、ヒロインを含めて9人しか登場しない為、犯人は最初から明白。
もとより、プレイヤーには推理や憶測を楽しむ余地など与えられていないのだ。
そんな中、主人公が黒幕の名前を叫びながら「正体を暴けない!」と苦悩、葛藤する姿はプレイヤーからしたら最早、滑稽な茶番劇でしか無いだろう。

本作は同ブランド作「委員長は承認せず!」のリブート作であり、公式HPには、「完全書き下ろし新作」と表記されているが、
検証によりリブート前作から一部の文章を流用している事が判明。
その証拠として、テキスト上の口調とボイスの口調が一致しない、学園名をリブート前作の倫応学園と間違えている。など滅茶苦茶だ。
最後の最後までクソゲー界の異端者として、意地を見せ続けた本作。思わぬ盛り上がりを見せ、スレを熱狂させたが一週間後、スレはまた別のクソゲーの話題で占領されていた。

140総評5:2019/04/25(木) 17:56:02 ID:???0
颯爽と姿を現し、颯爽と話題を攫って行った彗星、その名もアパタイト乱造
「妻の祖母は、まだまだ現役美熟女〜孫婿ちゃん、寂しい時はいつでもいらっしゃい〜」。
ヒロインが妻の祖母と、設定からまず無理のある本作。
しかしそのあたりはロープライスの免罪符。Hの質が肝となるため、ユーザーはシナリオの内容など端から期待していないだろう。
だがしかし本作、そのHに問題がある。
顔と胴体を継ぎ接ぎしたキメラにしか見えないビジュアル、
黒く変色し、妙にリアルで気持ち悪い乳首、
やたらと頑張った年増演技、
数々の要素が狂った歯車のように軋み合い、プレイヤーは最早自家発電どころの話ではない。
これでは属性を持たない者が下手に手を出せば、一生モノのトラウマになり兼ねないとばかりか、
属性を持ったものが求める物とも違うのではないか。選評者からは、そんな憶測がされてしまう。

しかし本作が本領を発揮するのはなんといってもそのエンディングであろう。
ルート終盤に差し掛かると、ヒロイン(老婆)を受け入れるか、決別するかといった選択肢が出現。
前者を選んだ場合、ロープラゲーお約束のHシーン乱打が展開され、問題なくグッドエンド。
問題は後者である。選択肢をクリックすると突如数年後に飛ばされ、地の文でヒロインが逝去していた事が語られる。
怒涛の超展開に笑えばいいのか、悲しめばいいのか、複雑な心境を抱えるプレイヤーをよそに物語は進行していく。
そして最後の最後にとどめの一撃。そこには絶妙な笑顔でVサインを浮かべるヒロインの遺影が。
この一枚絵の破壊力は言うまでも無く、「遺影がイエーイ」というフレーズと共に瞬く間にスレ内にその名を轟かせる。
その後遺影はスレ住人の心を見事に掴み上げ、本作は「ママⅡ」に並ぶ遊び道具として認識される事に成る。

ほんの一つ匙加減を違えただけで、コレジャナイと批判に晒され、クソゲーの舞台に足を踏み入れてしまう。
まさに本作を取り巻く騒動はニッチジャンル、ロープラゲーの精密さ、繊細さを知らしめる一つの好例と言えるのかもしれない。

141総評5:2019/04/25(木) 17:59:42 ID:???0
「委員会」、「遺影」が大きな注目を集める中、その喧騒に釣られたのか、
1月から9ヵ月間、見向きもされず眠り続けていたダークホースが目を覚ましてしまう。
それが、過去に2作のエントリー経歴を持つTRYSETの新鋭ブランド、TRYSETBreakより、「懺悔島 純潔〜処女の血を持って償いなえ!〜」である。
その未知数の実力に胸を躍らせる住人達であったがこれが思わぬ伏兵であった。

本作の主戦力といえば「誤字脱字のオンパレード」。
に、は、へ、を等の接続語が成っていない程度の事はご愛嬌。
それが災いして「レイラのチンポ」などとんでもない事に成ってしまっているケース、
ト書きが何故か直接残っているケース‥などその質、量ともに正気の沙汰ではなく、その数は選評者によって確認されただけでも100の大台を突破。
分量の少なさも相まって頻度も尋常ではない。
なかでも、「自動自得」、「ガンバローで寛ぐ」などはそのインパクトで住人から一目を置かれ、「ガンバロー」は本作の愛称として定着。
干ばつした大地に笑いという名の恵みをもたらすのだった。

しかしながら、本作の内に秘められる酷さは笑って許せるものばかりではない。
粗を探すまでも無く、否が応にもレントゲン写真の如く手抜きが透けて見えてきてしまう。
シナリオは分量、描写共に非常に薄っぺらく、公式で「自らの手で酒池肉林を築き上げろ!」と詠われている割に、主人公は主体的な行動を取ろうとしない。
ヒロインは主人公に犯されようと、竿役に犯されようとシラフで、呑気にバカンス気分に浸る姿さえ見られる。
堕ちていく過程すらまともに描かれないとあっては抜きゲーとして流石に失格だろう。
・初日の夜には犯した覚えの無いヒロインまで全員処女喪失している・指一本触れていないヒロインに「責任とって」と迫られる等、整合性も完全に破綻。
それもそのはず本作にはフラグ管理という概念がそもそも存在していないのだ。
最後の一回と中途の一回、それ以外の選択肢は全てダミーで、何をどう選ぼうとエンド分岐には一切関係せず、最終日のうろつきのみで個別ルートが確定してしまう。
その最後の選択肢というのもヒロインが名伏せでこれといったヒントも無い為、事実ただのくじ引き抽選でしかない。

異物だらけのシナリオを抜け、癒しを求めるプレイヤーがやってくるのはCG、回想モード。残念ながらここにも当然逃げ場などは用意されていない。
サムネと内容が違っている等、基本的なミスは勿論のこと。
本作では一つ一つのCGに説明が付けられているのだが、文章量がオーバーしていると当たり前のように見切れ、またある時は説明をすっぽかす始末。
ヒロインの名前がK扱いされているケースもあり、正に手抜きの見本市。本作における手抜きの真骨頂を堪能できる。
同モードの収録内容も褒められた物ではなく、Hシーンは誤字塗れ、CGはパッと見ただけでは問題ないように思えるが、
よく目を凝らして見ると、極端なパース狂い、捻じ曲がったり突如消失したりする手足、等トリックアートの領域に達している。

また本作には本編+1000円で遊べるDXモードと称される追加要素が存在する。
このモードで本編のアフターストーリーを読むことができるのだが、これも手抜きの巣窟である。
HCGは時間帯を変えただけの本編の使いまわし、冒頭部はコピペ進行、ヒロイン5人中1人だけがハブにされている。
挙句、一つを除いてアフターストーリーの結末と本編の辻褄が合わず、そこに1000円の価値を見出すのは、些かも容易ではないだろう。

スタッフロールのデバック:TRYSETBreakallstaffの表記はなんだったのか、
メーカー名に則って本当に壊れているのはゲーム内容ではないのか、
褒めるところよりも問いただしたい事の方が多い本作。
まさか「倫理観?そんな物、俺には関係無い!」という詠い文句が全てを投げ打ち、開き直ったメーカー側の決死の叫びだったとは発売当時、誰が考えただろう。
ブランド処女作という大事な局面で大失態をやらかしてしまったメーカーには、今後の展開を持って是非償ってもらいたいものだ。

142総評5:2019/04/25(木) 18:04:14 ID:???0
秋期のクソゲーラッシュも落ち着きを見せ、穏やかな風がそよぐ11月。
そんな中、陰に身を潜め、機を計らっていた“奴”がついに姿を現してしまう。
奴―――――2012年、「SEX戦争」で一度スレを支配し、翌年には「ずっぷ」で大塹壕を引き起こした侵略者、SWANAYE。
そのSWANAYEが大賞の座を奪回せんとばかりに再び動き始めていたのだ。
その作戦の首謀者こそ、
形式こそ別ブランドだが、スタッフも一致する事実上のSWAN系列姉妹ブランドみるきーポコより「孕らポコ!〜催眠パワーで女生徒全員、孕ませ征服!」である。
系列ブランドの記念すべき50作目として、腹ポテモノ全盛期への原点回帰を詠って発売された本作。
しかし、簡素で適当な公式HP、歌、歌詞、ムービー全てが水準以下のOPテーマと、情報が公開されるにつれて皆目の不安は大きくなり、
対照的にクソゲーとしてスレ住人の期待は日に日に高まるばかりだった。
やがて戦地から帰還した選評者によってその全容が明るみに晒される事になった。

ゲームを開始してから最初の選択肢が出現するまで20分程度。「ずっぷ」の反省があってか、催眠能力を手に入れた経緯だけは比較的マトモに描かれている。
しかし、一方を改善すればもう一方が悪化する、と言うのがクソゲーの道理。
ヒロインの掘り下げは公式ページの紹介文よりも適当にすまされ、完全に没個性。
そしてヒロインへの思い入れを深める事も出来ないまま、突如現れるヒロインセレクト。
本作ではヒロインセレクトをしていく事で、イベントを観覧しフラグを回収して行くというよくあるタイプのシステムが採られている。
しかし本作ではそれにプラスして、妨害ヒロイン、打開ヒロインといった独自要素が存在する。これが何しろ面倒なのだ。

攻略したいヒロインのルートに入るには、そのヒロインを選択し続けているだけでは駄目(1人を除いて)。
必ず特定の回数、特定のヒロインを選択しなければいけないのだ。
そのヒロインセレクトの回数も制限されていて、その回数内で前記の特定ヒロインに加え、攻略したいヒロインのイベントを全て観覧できなければBADEND。
バックログから選択し直すこともできないため、無駄な選択は断じて許されない。
まともなヒントも与えられず、ミスも許されない、絶望に明け暮れるプレイヤーに唯一与えられる救済措置、それは進行不可イベントである。
そこでは作中で唯一、ヒントを観覧することができる。
絶望の淵のプレイヤーからしたら正に蜘蛛の糸。
しかしこれこそがメーカーが仕組んだ非情の策謀であったのだ。
露骨なヒントが設置されている事によってプレイヤーは進行不可イベントを見ること自体がフラグだと思い込み、同イベントを踏む事を前提としてセレクトを進めるようになる。
しかしセレクトの回数には限りがあるため、進行不能イベントを一度でも観覧してしまうと、
セレクト回数が足りず、間もなく詰み状態に突入してしまう(一人を除いて)。
進行不能イベントがフラグだと信じきっている内は、永遠にクリアは敵わないのだ。正に一度入ってしまったら出口に辿ることは敵わない迷宮。
しかしこんな苦行も劣悪な個別ルートを隠すための一端にしかすぎない。

共通では女生徒を好き勝手に犯す陵辱ゲー主の鑑のようだった主人公は、共通に入るや否や純愛に突っ走る。
女生徒全員と詠っている筈が、一人を巡って苦悩し、催眠モノを詠っているはずが催眠を使って服従させる事に違和感を感じ始める。これではまるで只の純愛ゲーである。
さらに本作ではそれに起因したご都合電波展開が繰り広げられ、
主人公に好き放題されていた筈のヒロインは主人公がありのままに身の丈をぶつけるだけで、「素敵!抱いて!」と都合よく主人公を認める。
このようにほぼ全ルートにおいてストックホルム症候群に則った展開が繰り返され、その後は適当なHシーン乱打とダイジェスト出産を経て、めでたしめでたしで終了。
勿論、お馴染みの「ビッチなのに処女」も標準搭載し、かつての面影を感じさせる。

143総評5:2019/04/25(木) 18:07:15 ID:???0
しかし本作も所詮抜きゲー、他が絶望的でもHすら良ければ赦される筈である。
しかしそんな一握りの希望さえ、絶頂しても一切表情が変わらないヒロインを前に儚く打ち砕かれてしまう。
他にも、荒い塗り、分裂するチ〇コ、丸出しで気持ち悪いア〇ル、迫真の凌辱シーンに流れるヒーリングBGM,手数で徹底的にプレイヤーを潰しにかかり、
更には「ぶりゅっ、ぶりゅっ」、「ずにゅうううっ! じゅぷぷぷーっ!」といった謎の効果音がシュールな笑いを誘う。
シーンの長さ自体は標準的で実用に使えない事もないのだが、
気になりだしたらもう止まらない、ゲシュタルト崩壊の心理を利用した陰湿な嫌がらせだと言えるだろう。
来るものを寄せ付けない鉄壁のシステム、電波シナリオ、小ネタ溢れるH、息もつかせぬ3段構えで襲い掛かってくる要塞の如きクソ要素、
本作は多くの住人を戦慄させ、4年間のブランクを経たSWANグループの進化を改めて実感させられる結果となった。


ついに来る年末、
12月14日にはスレ住人に一足早めの物騒なクリスマスプレゼントが届いていた。
まさかの2年連続登坂、ソフトハウスキャラの「悪魔聖女」。
かつて「巣作りドラゴン」等の名作で一躍業界に名を馳せたキャラ。当たり外れが大きい事から本スレでも何度か無沙汰になった事もあったが、
今回ばかりはいつもと様子が違うようである。

本作のゲームシステムは制限された40ターンの内で事前に指定された敵の行動に対し自分のコマンドを選択し、勝利を目指すという物。
プレイヤーは事前のシミュレーション等を経て本番を想定した試行錯誤を積み重ねる。
入念なシミュレーションを行っていれば本番で負ける事は有りえない筈である。
このシミュレーションが本番の緊張感を無に還し、選評者曰く、絵柄のないジグゾーパズルを組み立てるような作業。根幹のゲームシステムにまず問題があるのだ。

しかしバトル本番になると何故かシミュレーションには登場しなかったランダムコマンドなる物が出現、これが全てを覆してしまう。
ランダムコマンドによってターンが1つズレるだけで、シミュレーションでは圧勝だった筈の勝負が大敗へ、文字通り出現タイミングもランダムなのだから、制御のしようがない。
面倒なことに、そのランダムコマンドでしか選択できない「触手」というコマンドに、特別なCGが仕組まれているため、
CGをフルコンプする為には、無駄な選択をしても死なない程度の余裕を作っておく必要があるのだ。
さらに、事前組み立てで選択できる各特殊コマンドに各ヒロインが紐づけされており、コマンドを選択してイベントを見ることがルート搬入のフラグとなっている。
これにより攻略したいヒロインに合わせた戦術を一々考える事が必須となり、勝つためのコマンドと見たいイベントのコマンドが一致しないといった最悪のケースが発生してしまう。

ボリュームも決して充分とはいえず、一ルートクリア参考時間は3〜5時間程度。
当然フルプライスの対価に見合う物では無いが、本作の苦行シミュレーションパズルを10、20時間と延々やり続ける事に比べれば、そんな不満も最早どうでも良く思えてくるだろう。

昨今の低迷により、忍耐の高まったキャラ信者でさえこの出来には阿鼻叫喚。
単体として見ても決して看過できるものではなく、「ここ10年間のキャラ作品の中で最低の出来」。
選評者から授けられた不名誉も、この内容をしてお飾りでないことを存分に頷ける。

ちなみに去年の「その大樹は魔界を食らう」までキャラ作品の公式ジャンルは総じてSLGだった筈が、本作ではご丁寧にSLGでもRPGでもない「悪の魔法少女教育ADV」になっている。
製作者側がゲームシステムの面白みのなさを理解していながらも、改善せず、言い逃れの為の手口を作ったとしか思えない。
何にせよ本作が面白い物を作りたいと言う意欲ではなく、メーカーの手抜きから生まれたクソゲーである事は明白で、
昔とは人が変わってしまった友人を見るような寂しさを感じずにはいられない。

144総評5:2019/04/25(木) 18:09:44 ID:???0
「悪魔聖女」の後は特に大きな波もないまま選評も届かず、2018年は終了。
年始には毎年恒例お待ちかねのクソゲー共による「申し開き」が行われる…筈が、今回ばかりは少し様子がおかしい。
年が明けてもなお、決起するクソゲーは現れず、気づけば1月31日。
選評締め切りの一時間前、誰もがこのまま終わりかと悟ったその時だった。
されど修羅の国はそう簡単には終わらせてくれない。挑戦者の襖が開き、一人の勇者が飛び込んでくる。その名もNamelessより「Deep One」である。
まずインストールに必要なメモリ量は11GB。莫大な容量にプレイヤーの期待は膨らむ。
本編の内容が面白ければこの容量も許されたはずだ。しかし本作はこの容量をして未完成なのだから、当然許されるはずも無い。
シナリオの内容は選評者曰く「出来の悪いfateの桜ルートとセイバールートを繋げたもの」。
全編通しての出来自体は特筆するようなものではないが、実在する店名を登場させてしまう等、細かなミスや整合性の破綻が散見される。
しかしそんなものはまだ序の口に過ぎない。この先、プレイヤーはメーカーの暴挙に地獄を見せられることになる。

ライターが「力を入れている」と豪語していた筈のHシーンはその数自体が極端に少なく、
そもそもパッケージに描かれている4人の内、2人にはHシーン自体が存在しない。
残り2人のHシーンも各ヒロインに2つずつ。
内1つは本々繋がっていたものを回想モードに際して分割しているだけなので、本作に搭載されるHシーンは事実上たったの3つのみ。
シーンの質自体も途中で回想が割り込んで来たりと実用には適さず、炎上。エロを軽んじてしまったメーカーの自業自得と言えるだろう。
そして引き際のゲーム終了後、唐突に続編の告知が開始。
エロシーンが少なかったのも、ヒロイン2人のルートが存在しなかったのも、全てはこの為。
「続きは続編で」と言わんばかりの分割商法は更なる大炎上を引き起こし、騙されたユーザーの断末魔が響き渡る騒動となった。
しかし演出や設定などは素晴らしい物で、続編の出来次第では名作に化ける可能性もないとは言えない為、今後も見守っておく必要があるだろう。

145総評5:2019/04/25(木) 18:11:14 ID:???0
それでは今年のエントリー作品13作を全て紹介し終えたところで結果の発表に移りたい。
次点は 
 『懺悔島〜処女の血を持って償いなえ!〜』
『委員会の異端者〜IINCHO Re.co〜』

大賞は
『孕らポコ!〜催眠パワーで女生徒全員、孕ませ征服!』

とする。


去年に続きエントリー数の少なさが懸念され、一方で去年と違い「これが大賞!」といった大物が現れなかった2018年。
しかしながら例年ならば次点レベルのクソゲーが覇を争い、ドングリの背比べならぬマツボックリの背比べといった大混戦を示していた。
新作詐欺、分割商法、ファンに対する裏切り行為、意地汚さで勝負する者もあれば、
遺影がイエーイ、USED、カップ焼きそばの射精SE、笑いを装備しスレを賑わす物もある。
個性と個性、正と負、笑いと苦痛、光と闇の聖戦。
そんな熾烈極める戦いを制し、最終的に大賞候補に残ったのは、

手抜きとノーチェックの世紀末「懺悔島」、
意味不明であることに突き抜けた「委員会」、
SWANクオリティの新たな進化を感じさせる「孕らポコ」の3本。

この3本が今年の中でも、インパクト、力量共に一つ頭の突き出たものであることは間違いないだろう。

146総評5:2019/04/25(木) 18:13:39 ID:???0
しかし3本の実力は拮抗し、明らかな差異を見出すのは困難。
最終的に大賞となった「孕らポコ」が他と一線を画していた点はメーカー側の熱量が感じられる点である。
次点2作の原点は無。2作の共通点である整合性の破綻や、システムが選択肢の事実上ない1本道仕様である事からも分かるだろう。
いくらクソ要素の核心に迫ったとて見えてくるのはメーカー側の悲しき内情や、手抜きばかり。
それに比べ、「孕らポコ」は所々手抜きを感じさせる点はあるものの、
厄介なシステム、純愛に突っ走ったシナリオ等、無駄な物を足してしまったが故にクソゲーになったという印象が強い。
つまりメーカーの間違った努力が原点なのである。
その理論はおかしいのではないか。その通り、過去に携ゲ板の「嵐」対「亡霊」の勝負においてメーカーの熱量によって「嵐」は大賞受賞を免れたという記録もある。
しかし「嵐」の熱量はゲーム内容改善に向けられたもの。
「孕らポコ」も「ずっぷ」や「SEX戦争」の反省からかHシーンの尺や、舞台についての背景説明など最初の内はゲーム内容の改善に努めていた筈が、
途中持て余された熱意はあさっての方向へエスカレートし、迷走を呼んでしまっている。
その結果、次点2作はクリアしても虚無感しか残らないのに対して、
「孕らポコ」は製作者の熱量が伝わってか、達成感と共に不思議と拍手を送りたくなる。そんな一面が生まれているのではないだろうか。

ここでクソゲーとは何かという疑問に立ち返ってみる。只々つまらないもの、笑えるもの、憤りを覚えるもの、そのどれもが解である。
しかしどんなクソゲーという言葉の裏にも必ず‘愛すべきもの’という概念が隠されているのでは無いだろうか。
「たけしの挑戦状」、「デスクリムゾン」、そして「孕らポコ」がそうであるように、つまらないが何故か感動できるもの。そんな一面があるのではないだろうか。
‘クソゲー’は貶し言葉であってはいけない。
誉め言葉であってもいけない。
クソゲーと言う言葉の定義が曖昧になっている今だからこそ「孕らポコ!〜催眠パワーで女生徒全員、孕ませ征服!」を大賞として据えたい。

時代は平成から令和へ、クソゲーも時代と共に移り変わる。
これから先、我々が想像だにしないド級のクソゲーが現れる事を願ってやまない。
さて、事実上系列ブランドでKOTYE初の2冠を成し遂げ、平成最後の大賞という不名誉を成し遂げてしまったSWAN。
そんなSWANへのささやかな挑発及び、この一言が未来へのフラグとならんことを祈って総評の最後を締め括りたい。
「三度目の征服は勘弁して下さい。」

147総評5:2019/04/25(木) 18:17:15 ID:???0
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
選評は以上です。
熱く語りすぎましたかね
何か指摘、誤字、要望等ありましたらなんなりと
はぁ...やり遂げたぁ...

148名無しさん:2019/04/25(木) 22:23:24 HOST:pkty009-117.kcn.ne.jp
ついに来たか! 総評乙!

149名無しさん:2019/04/25(木) 23:26:44 HOST:210-146-166-205.hiroshima.ap.gmo-isp.jp
総評5氏乙です!
昨年のトレンドを取り入れたかのように誤字が散見してますが(予測変換の暴走と思しきもの含む)
熱い総評案に奮い立つものがありました

そういえばここまでアップ済みの総評氏全員が大賞に選んだ孕らポコは選評も熱かったなあ

150名無しさん:2019/04/27(土) 00:57:37 HOST:h175-177-042-130.catv02.itscom.jp
総評5氏、総評おつです!

現時点で気になっている点として、孕らポコのタイトルが間違っているところが挙げられます。
孕らポコのタイトルは「孕ら・ポコ!〜異能催眠で女学園を孕ませ征服〜」です。

151名無しさん:2019/04/27(土) 01:14:12 HOST:h175-177-042-130.catv02.itscom.jp
↑の者です。
現在だととりあえず一通り読んだだけなので、もう一度じっくり読んで疑問点や修正提案をまとめて投下させていただこうと思っております。

152総評5:2019/04/27(土) 06:33:52 ID:???0
ご指摘ありがとうございます
あぁ...恥ずかしい...
タイトルを間違えるなんてもっての外ですね
なんか思い込んでてすみません

153一般1:2019/04/27(土) 23:36:44 ID:???0
総評乙です。
これで今年の総評はそろったって感じなのかな?
総評3氏の投下がどうなるかだけど…

154総評5:2019/05/02(木) 13:03:27 ID:???0
改めて自分の総評を読み直してみると誤記だらけでした
ガンバロー:「ヒロインの名前がK扱い」→正しくはC
委員会の最後:「熱狂させたが一週間後」→遺影の選評が届いたのは二週間後
「廚二病の帝国」→厨二病の帝国
多分探せばもっと出てくると思います
自分の確認不足で申し訳ありません

155総評5:2019/05/02(木) 15:29:12 ID:???0
連投すみません
議論が停滞してるみたいなので
多分みんな総評3氏の事を気にしているんだと思います
急かす訳ではないので
総評3氏からは総評の状況とか忙しいとか何でもいいので何らかのリアクションを頂けると幸いです

156一般1:2019/05/02(木) 18:34:28 ID:???0
停滞してる理由は皆リアルが忙しいとかそんなところじゃないでしょうか?
総評3氏はそのまま進めても構わないという意見でしたし
それか本家に集中してしまったか。
3氏の場合は議論が進む中で飛び入り参加でもできればとは思いますが。

157総評4 ◆ghsNzIGrWM:2019/05/03(金) 16:13:23 HOST:KD027091207226.ppp-bb.dion.ne.jp
私は総評3氏から何か反応あるかと思いとりあえず見ていました
正直なところ、全案揃ってどれをベースにするか決めないと本格的な議論は難しいと思います
今は総評5氏や私の総評案の指摘事項を洗い出す程度しか出来ることは無いのではと……

158一般1:2019/05/03(金) 23:39:19 ID:???0
本家も完成したようですし、そろそろ決めていきたいですね。
ここに参加してる人ってどれぐらいいるんでしょうか?

159名無しさん:2019/05/03(金) 23:42:04 HOST:pkty009-117.kcn.ne.jp
とりあえずここにひとり

160一般3:2019/05/03(金) 23:52:46 ID:???0
いますですよっと。
つい最近規制解除申請してハンドル貰うことで対処していただきました。

161名無しさん:2019/05/04(土) 00:52:42 HOST:210-146-166-205.hiroshima.ap.gmo-isp.jp
ここにもひとり
誤字指摘くらいしか出来ないポンコツですが

162名無しさん:2019/05/04(土) 03:14:04 HOST:p7026-ipngn4801hodogaya.kanagawa.ocn.ne.jp
一応ここにも

163総評5:2019/05/04(土) 11:12:57 ID:???0
唐突ですが少し盛り上がってきたみたいなので
少し「懺悔島(ガンバロー)」の扱いについて自分の要望を語りたいと思います
僕の総評案では「償いなえ!」になっちゃってますが...

正直、懺悔島はクソ要素が散らばりすぎて初見での印象は弱いように感じます(2015の秘湯みたいな感じでしょうか)
僕の方針ではクソシナリオなどの有りがちなクソ要素よりも
誤字脱字やCGモードみたいな一目でわかる唯一性のあるクソを前面に推し出したいと思っています
次点に入るかも確定した訳ではないのでなんとも言えない所ですが
まあ要するにマンネリ化を避けたいって感じです

去年の総評が超大作すぎてそれを超えていかなきゃいけないみたいな感じになっちゃってますが
僕は2016とか2015みたいに焦点をしぼった総評にしたいと思っています
長々と失礼しました

164総評5:2019/05/04(土) 12:37:14 ID:???0
聞かれてもない事をすいません

165名無しさん:2019/05/04(土) 15:59:51 HOST:210-146-166-205.hiroshima.ap.gmo-isp.jp
懺悔島のクソポテンシャルはさらっと流すには惜しすぎるって事ですね
選評や関連レスを読み返したら本当に酷い
誤字か不思議人体CGかどちらかだけでも気になりだしたら抜くことも難しいのでは?

今DL版購入したら誤字が数割程度サイレント修正されてたりしてw

166総評4 ◆ghsNzIGrWM:2019/05/04(土) 18:23:16 HOST:KD027091207226.ppp-bb.dion.ne.jp
懺悔島が唯一性のあるクソかと言われるとやや違うのではという気がします
誤字脱字、CG、選択肢水増し等々、いずれも制作側の手抜き(コストカット)に帰着してしまい、独自性という面では押しが弱くないでしょうか
過去にオロチやグリモといった、真面目に作っているのに明後日の方向へズレた独自性あるクソが前例にあるのも逆風かと思います

ただ、懺悔島のポテンシャルは私も高く評価しています
何をとっても褒めるに値しない、あらゆる面でそつなく粗があるのは初見のインパクトは弱いです
しかし実際はプレイ時間に比例してじわじわと着実に精神がやられる上、クリア後もオカズの用途として不十分なのはきついものがあります

167総評5:2019/05/05(日) 10:53:12 ID:???0
今年は実力者こそ多いけど新しい切り口に欠ける印象ですね
今のところ大賞は孕らポコの一強ですけど
次点選考には唯一性とか新しさが重要になってくる感じですかね

168一般3:2019/05/05(日) 22:24:15 ID:???0
仮に唯一性で考えるとして、そしたら孕らポコのOPくらいしか個人的には思い浮かびませんね……。
あとは、あまかつの段ボール梱包でしょうか?
しかしそれのみで次点というのは少々弱いですかね?

169名無しさん:2019/05/05(日) 22:28:11 HOST:pkty009-117.kcn.ne.jp
唯一性だけで語るなら、サイミンヂカラもなかなかでは?
テキストコピペやCGの使い回しはないでもなかったけど
完全に隠蔽した上で同人ゲー三つもまるまる使いまわしたのは多分見たことない

次点となりうるかはともかくとして

170一般1:2019/05/06(月) 02:00:11 ID:???0
絵のひどさを押し出すなら「懺悔島」「催眠調教姉妹」(厨二姫はギリ入るか)。
ユーザーに対する挑発要素の強さなら「サイミンヂカラ」「deep one」「あまやかせいかつ」
になるのかな?

唯一性で考えてしまうと他の選評と似たようなクソばかりなので難しいですね。

171総評5:2019/05/06(月) 08:47:10 ID:???0
個人的には委員会の破天荒な登場人物とかもかつて無かったんじゃないかなぁとは思います
厨二姫とかはカルマルカ的な立ち位置でも推せると思うんですけど
まあ今の所優勢は名前が多く挙がってるガンバローとかでしょうか
次点漏れには少し勿体ない気がします

172総評5:2019/05/06(月) 09:06:49 ID:???0
ところで総評3氏がなかなか来ないようなので
一週間後の13日に一旦締め切ってみたらどうでしょう?
本人も来ない様なら進めて構わないとの事ですし
>>156の方の言うようにベース案選考等している最中に飛び入り参加という形がとれたらと思います

173総評5:2019/05/12(日) 09:30:43 ID:???0
3連投になってしまい、鬱陶しくてすいません
委員会の新しい紹介文が思いついたので書き込みますね
基本は変わってませんが若干表現が変わってます

10月、先頭、爆風の中から顔を覗かせる狂気のヒーロー、Chien発「委員会の異端者〜IINCHO:Re.co」の御出座しだ。
本作はまずstartボタンをクリックした瞬間、鳴り響く爆発音、現れる裸マントの変態。
開始5秒にも満たず異臭が露呈してしまうのだから恐ろしい。
掴みから絶好な本作だが、その中身は常人ならば理解に苦しむ“人類には早すぎたエロゲー”であった。
本作最大のウリは何といっても世紀末を彷彿とさせる世界観。
本作の舞台は本作の舞台は、“コンビニ、通信、風紀などの全てが委員会によって運営されている学園で、執務室を持たない生徒がヴィラン(悪役)として暴走している”と正に世紀末といったものだが
この奇天烈で意味不明な設定について、理由付けや背景説明が殆ど無く、
一体誰がこんな学園に入りたがるのだろうか。かの「SEX戦争」をフラッシュバックさせる。
更に登場人物は基本トチ狂っており、一番マシと評された主人公でさえ不法侵入や、器物損壊といった犯罪に対して罪の意識を持たず、
肝心のヒロイン勢は、・主人公に殺害を依頼し、断ると駄々をこねる、・パンツを見られた主人公に対しプラズマ弾を打ち放つ、・学園内で140キロのバイクを飛ばす、更に・登場人物の半数は裸族、
といったエピソードが端的に全てを物語っていると言えるだろう。

100歩譲ってバカゲーとして楽しもうとした所で、ここで作品本来の低質さが立ちはだかる。
選択肢は最後の一つ以外存在しない一本道、個別ルートでは、全く同じイベントが使いまわされ、ルート内容の約四分の一は共通イベントで占められる。
そこで問題になるのが、前述の共通イベントと個別イベントの内容が噛み合わず、文章齟齬が生じてしまっている事である。
その結果タイムリープ、過去の改変、記憶の消失など怪奇現象が多発。プレイヤーをポルナレフの迷宮へと誘う。
さらに本作は誤字脱字にも隙が無く、ポニスと言う誤字はその親しみやすさから総評投下翌日にはAAまで作成される始末。

本作は同ブランド作「委員長は承認せず!」のリブート作であり、公式HPには、「完全書き下ろし新作」と表記されているが、
検証によりリブート前作から一部の文章を流用している事が判明。
その証拠として、テキスト上の口調とボイスの口調が一致しない、学園名さえ頻繁に取り違えているとあっては別の意味での世紀末を感じさせる。
最後の最後までクソゲー界の異端者として、意地を見せ続けた本作。思わぬ盛り上がりを見せ、スレを熱狂させたが一週間後、スレはまた別のクソゲーの話題で占領されていた。

174総評5:2019/05/12(日) 09:41:45 ID:???0
ついでに催眠調教姉妹です
こっちは削っただけですね

ようやく光明が差してきたのは4月も末のGWのこと。
重苦しい沈黙を破り、這い上がってきたのはApricot Cherryより「催眠調教姉妹」。
まず本作は内容量にしてCD一枚分にも満たない602MB、そこから察せられる通りフルコンプまでの所要時間は約4時間とミドルプライスだと言う事を差し置いてもあまりに薄い。
しかし本作は、その4時間というボリュームの中に濃密な狂気を内包していた。
・頻繁なデッサン崩れ ・前世紀を彷彿させるタイトル画面 ・CG、回想モード未実装などの嫌がらせに凝ったUI等、作品を彩るあらゆる要素がクソで塗り潰されている。
そんな中でも本作の狂気のポテンシャルとなるのは何といってもそのシナリオであろう。
「尋常じゃない舌枝」や「射精中枢」など終始ライター独特の言語センスが光り、主人公は「姉妹以外は傷付けない、傷付ければ自分も姉妹と同じクズだ」と発言するが、冒頭でモブ女を陵辱していたりと行動と言動が一致しない。
そしてついに狂気がオーバーフローを起こすのはエンディング。本作にはTRUEエンドなどといった生易しいものは存在せず、有るのは主人公が壊れる、姉妹が壊れる、壊れた姉に殺されるといったブン投げた鬱エンドのみ。
物語の内容にしても、こんな物を掴まされた浮かばれないプレイヤーの心情にしても最後までまるで救われる事はないのだ。
姉妹モノの強みである姉妹丼などの期待にも一切応える事は無く、クソゲーに飢えていた住民から本作は、暖かい拍手と共に迎え入れられるのだった。

175一般1:2019/05/15(水) 01:41:20 ID:???0
総評修正乙です。
次点に関して懺悔島は外せないものになってますね。
あともう一つ、二つはどうするんだろ。
個人的には4,5の総評で挙げたものも捨てがたいけど、個人的にはサイミンヂカラを推したいところ。
再度選評見て、「過去三作の購入者にとっては、税別8800円で0.57jks」
というのはかなり高評価だと思ってしまった。

176名無しさん:2019/05/15(水) 23:34:25 HOST:pkty009-117.kcn.ne.jp
修正乙です

>>172で総評5氏が言ってるように
もう15日過ぎてるし、一旦締切
ただし飛び入り参加は可能という形で進める案を推したい

177一般3:2019/05/17(金) 23:22:53 ID:???0
次点に関しては言わずもがなですが、その年の内容やトレンド等に大きく左右されますからね。
それは大賞にも言えることですが。

個人的に思うこととして、現在次点最有力である懺悔島は「パッと見のひどさ」と「プレイを続けることによって見えてくるひどさ」の
隙を生じぬ二段構え的な要素でかなり強めのボディブローを打ってきてる印象があるので、
同じような傾向にある「あまかつ」を推したいと思っています。
パッと見のひどさは段ボール梱包、プレイを続けて見えてくるひどさはメモリリークやゲームとしての総合的な質等(質に関しては実用的なエロ等もあったりするので一概に低いとは言えないかもしれませんが)と言ったところでしょうか。
サイミンヂカラも確かに同人詰め込んだ詐欺案件は看過も擁護もできない文句なしのクソ要素ですが、
過去3作を知らないユーザーから見ると「ゲーム自体は低質だけど特筆するほどのひどさがないな」で済んでしまう、言ってしまえば少々インパクトに欠けるような印象もあるように思えます。
ただ、上記のボディブローには十分に当てはまるとも思うので十分次点に推せるものだとも思います。

ここまで書いといて何ですけど、私が言った条件だと委員界にも催眠調教姉妹にも当てはまりそうですし、
言ってしまえばほぼ全てのゲームが該当してしまいそうな気すらしてきますね……。
そもそもの話、私が言ったボディブローは根拠や推薦理由からして弱いかもしれません。

178一般3:2019/05/17(金) 23:25:00 ID:???0
次点に関しては言わずもがなですが、その年の内容やトレンド等に大きく左右されますからね。
それは大賞にも言えることですが。

個人的に思うこととして、現在次点最有力である懺悔島は「パッと見のひどさ」と「プレイを続けることによって見えてくるひどさ」の
隙を生じぬ二段構え的な要素でかなり強めのボディブローを打ってきてる印象があるので、
同じような傾向にある「あまかつ」を推したいと思っています。
パッと見のひどさは段ボール梱包、プレイを続けて見えてくるひどさはメモリリークやゲームとしての総合的な質等(質に関しては実用的なエロ等もあったりするので一概に低いとは言えないかもしれませんが)と言ったところでしょうか。
サイミンヂカラも確かに同人詰め込んだ詐欺案件は看過も擁護もできない文句なしのクソ要素ですが、
過去3作を知らないユーザーから見ると「ゲーム自体は低質だけど特筆するほどのひどさがないな」で済んでしまう、言ってしまえば少々インパクトに欠けるような印象もあるように思えます。
ただ、上記のボディブローには十分に当てはまるとも思うので十分次点に推せるものだとも思います。

ここまで書いといて何ですけど、私が言った条件だと委員界にも催眠調教姉妹にも当てはまりそうですし、
言ってしまえばほぼ全てのゲームが該当してしまいそうな気すらしてきますね……。
そもそもの話、私が言ったボディブローは根拠や推薦理由からして弱いかもしれません。

179総評5:2019/05/23(木) 19:18:34 ID:???0
サイミンヂカラは元の同人が2000円程度だから
8000–2000× 3で
残りの2000円が追加要素の分だと思えばまぁ。。。良くないか。。。
でも一番は売り方が問題なんですよね

いずれにしてもそろそろ決めて行きたいですね

180一般3:2019/05/23(木) 23:06:26 ID:???0
そうですね、そろそろ5月も終わりますしね。

現在次点推しの話ですが、そう言えばベース総評を決めるところから始めた方がいいのでしょうか?
それか、もうどちらをベースにするかは決まっているんでしたっけ?

181総評4 ◆ghsNzIGrWM:2019/05/23(木) 23:29:27 HOST:KD027091207226.ppp-bb.dion.ne.jp
サイミンヂカラに関してはクソの大半が売り方の悪質さに起因するので個人差が大きいのではないでしょうか
ソフトの中身だけに言及して販売方法やサポート方針は場外要素と扱う人であればクソ度は下がりますし、
逆に人や手段を問わずに味わった不快度の最大値のみを評価する方針であれば相当クソ度は跳ね上がると思われます

総評のベースも決まっていないので、そこから決める必要があるように思えます
残念ながら未だ総評3氏から音沙汰が無いので、既に総評案として正式成立している総評5氏案か当方拙案のいずれかをベースにし、
大賞・次点や最終稿の推敲を進めていく時期ではないかと思われます

182総評5:2019/05/25(土) 12:24:06 ID:???0
総評執筆者の僕達がベース案選考をする事はできないので
一般や名無しの方にベース案選考をお願いします

183名無しさん:2019/05/25(土) 18:42:48 HOST:pkty009-117.kcn.ne.jp
投票制ではないという前提で
もう一度読み返してみたところ、自分は総評4がベースとして良いのではと思います

具体的にどうとは言えないのですが、文章の硬さ柔らかさがちょうどいいように感じました

184一般1:2019/06/01(土) 23:23:16 ID:???0
自分は言い回し、勢いの点で総評5の方が好きだけど、
最終的にクソゲーのクソさを読み手に脳内で具現化させやすいという点では総評4ベースのほうが
良いかな

185名無しさん:2019/06/03(月) 19:34:27 HOST:pkty009-117.kcn.ne.jp
一応代理でコピペ

306 名前:名無しさん[sage] 投稿日:2019/06/03(月) 00:41:38 ID:g/bfX7iQ
総評審議所には書き込めないからこっちでもいいかな?

数か月に1回様子見に来る程度の自分ですまんけど、各総評や流れ、楽しく読ませてもらいました。

総評4さんのは結構各ゲームのクソさの解説や背景描写がリストアップされてて丁寧なので、ライトユーザーにもわかりやすいと思う。
例えば、夏色ラムネの部分や、おとボクの「男バレ」の前提説明とか、DeepOneの誇大広告とお粗末謝辞など。

なので、総評4さんの文章をベースに、総評5さんのユニークな部分を上手くマージしてくれれば良さげかなと
「USED」 の部分とか、懺悔島の「呑気にバカンス」のところとか、孕らポコの「メーカーが仕組んだ非情の策謀」のあたりとかとか

あと、個人的には、>170 さんも言ってるけど、
2018はエロゲユーザーやファンをバカにしてんのかって思う作品が挙げられたのが多かったかなと
あまかつのパッケージしかり、DeepOneの詐欺っぽい商法しかり、悪魔聖女のシステムしかり、各ゲームのコンセプト無視や間に合わせや使い回ししかり…

総評4さんは総評まとめで 「誠実さ」 という観点でエロとゲーム性について書いてくれてるけど、
この辺のユーザーに対する 「誠実さ」 にも言及してくれれば有り難いなあ、と思いました

186名無しさん:2019/06/03(月) 19:35:49 HOST:210-146-166-205.hiroshima.ap.gmo-isp.jp
184氏とほぼ同意見です

総評5氏の勢いある文章は一年間スレを追った住人としてわかるわかるそれな!と頷いて楽しめる
しかしいきなり総評だけ読むなら総評4氏の総評の方がイメージしやすく単体の作品として完成度が高いと感じる
上記の理由からベースは総評4を推します
決定稿作成の際にはおとボク3が後に公式からもパッチが配布されたこと
恋フラグのUSEDは「酷すぎて笑うしかない」というネガティブなものだったことをぜひ入れ込んで欲しい

187名無しさん:2019/06/05(水) 23:45:17 HOST:pkty009-117.kcn.ne.jp
総評4ベースで総評5の良い部分を加えていく、というのが全体的な意見ですかね

とりあえず去年までの流れを踏襲すると
・大勢が決まってから1週間くらいで意見ヒアリングを締め切る
・総評人同士で、自分以外の総評から使いたい部分(ベース案の人)/使って欲しい部分(ベース案以外の人)を協議
・その他の住人は細かい表現や誤字・脱字の修正や調整
・ベース案の人に執筆してもらう
・投下後、1週間程度で最後の修正・調整をして完成させる


つまりあと一週間、6/10で意見ヒアリングを〆るというのでどうでしょう

188総評5:2019/06/07(金) 18:55:48 ID:???0
いいと思います
6月中には完成を目指したいですね

189一般1:2019/06/11(火) 01:26:28 ID:???0
一応こちらは前に総評4氏のを読んで思ったことを書いたので、あとは他のみんなの意見で総評がどう変わるかですね

190名無しさん:2019/06/11(火) 03:03:08 HOST:210-146-166-205.hiroshima.ap.gmo-isp.jp
自分も是非にという部分はすでに書いているので他の方の意見が楽しみです

そういえば総評の初期にぐだって完成が元号を跨ぐことになったのは2019のプロローグでネタにされるんだろうかw

191名無しさん:2019/06/12(水) 00:36:11 HOST:pkty009-117.kcn.ne.jp
ではそろそろヒアリングは〆でいいですかね?
総評4ベースで、
・総評人同士で、自分以外の総評から使いたい部分(ベース案の人)/使って欲しい部分(ベース案以外の人)を協議
・その他の住人は細かい表現や誤字・脱字の修正や調整

こちらに移りましょう

192総評5:2019/06/12(水) 19:16:24 ID:???0
使って欲しい所と言うのは…特には…
大体185とか186で言われている通りですね
あと個人的には「孕らポコ」の分裂イチモツと「委員会」のイカれたヒロインは面白かったので入れて欲しい

193総評5:2019/06/12(水) 19:29:33 ID:???0
ここからは僕が口出し出来る所ではないと思いますが承知の上で少し要望を
・クソゲーの紹介本数が少し多いかなと思っています。1、2本削った方がいいと思います
・大賞選定理由が少し論理的すぎる気がしたので、恒例の哲学タイムをもう少し入れて欲しいです

以上の通りです
文句みたいになってしまって申し訳ないですが僕は4氏の総評、すごく好きです
ベース案については異論はありません

194総評4 ◆ghsNzIGrWM:2019/06/14(金) 18:23:36 HOST:KD027091207226.ppp-bb.dion.ne.jp
お疲れ様です。ベース案に選ばれたとのことで、責任もって最後まで執筆致します
ただ申し訳ないことに四半期の〆ということで多忙&不在がちのため、6月中はあまり顔を出せないかもしれません
取り急ぎ今週末で皆様の意見を極力反映する形で修正かけつつ、総評5氏案からお借りしたい部分の選定をしようかと思います

195名無しさん:2019/06/14(金) 20:00:10 HOST:210-146-166-205.hiroshima.ap.gmo-isp.jp
>>194
総評4氏お疲れ様です
多忙把握しました

196一般1:2019/06/15(土) 00:17:46 ID:???0
>>194
お疲れ様です。
あまり無理して体を壊さないでくださいね。
総評完成期待しております。

197総評4 ◆ghsNzIGrWM:2019/06/19(水) 00:20:00 HOST:KD027091207226.ppp-bb.dion.ne.jp
週末にどうこう言いつつ返答できず不甲斐ない限りです……
ただでさえ忙しいのに交通事故に巻き込まれて余計面倒なことになってきました

時間が限られるなか可能な限り進展を図りたいため、大変申し訳ございませんが以下の方針で進めさせていただけると助かります
・まず此方で今まで挙がっている指摘や当方が把握している修正点を直した案を貼り、その後で修正対応事項を箇条書きにて列挙します(修正案掲示は遅くとも今週末を目標とします)
・総評5氏案からの流用部分については総評5氏から同意いただければ採用、却下の場合は再度修正をかけます
・それ以外の各々からの指摘については原則対応の上、何等かの理由により対応しない場合は別途その理由を明記します

手前勝手な都合によりご迷惑をおかけし申し訳ない限りですが、ご検討の程よろしくお願い致します

198名無しさん:2019/06/19(水) 09:31:20 HOST:210-146-166-205.hiroshima.ap.gmo-isp.jp
>>197
大変な目に遭いましたね
あくまでもリアル優先です御自愛下さい

199総評5:2019/06/19(水) 19:01:58 ID:???0
えぇ…それは大変ですね
まぁあくまでネタスレ、期限も何もないので
無理はせず体に気をつけてください

200総評4 ◆ghsNzIGrWM:2019/06/19(水) 23:10:00 HOST:KD027091207226.ppp-bb.dion.ne.jp
幸い怪我も無いので時間さえ取れれば編集は可能です
現状各々の指摘には概ね対応が終わりましたので、修正とチェックをかけて今週末投下を目指します

201総評4 ◆ghsNzIGrWM:2019/06/24(月) 00:10:03 HOST:KD027091207226.ppp-bb.dion.ne.jp
修正かけたものを投稿していきます
・上で挙がっている指摘に極力対応
・対応で文字量が増えた分、原文削って文字数減

構成自体に大きな変更は無いため面白味に欠けますがご了承下さい

202総評4 ◆ghsNzIGrWM:2019/06/24(月) 00:10:37 HOST:KD027091207226.ppp-bb.dion.ne.jp
10年に一度の災害。
KOTYe2017大賞の「ママとの甘い性活Ⅱ(通称ママⅡ)」は、まさにその言葉の通りであった。
エロゲーというものを知らない人ですら一目見てわかる酷さは、絵の評価基準を大きく狂わせて認識災害を引き起こし、数多のクソゲーをも「ママⅡと比べたら神作画」として許してしまいかねない異様な空気を生み出していった。
「エロCGはきっちりあるのに使い物にならない」ママⅡは、KOTYeの生みの親であり「エロゲーなのにエロCGが無い」アイ参に対するアンチテーゼとして己の立ち位置を確固たるものとし、「クソゲーとは何か?」の解を求めるKOTYeを更なる混沌へと誘う。
かくして、スレ住人は今年も先の見えない不毛の大地をあてどなく彷徨うこととなる。

203総評4 ◆ghsNzIGrWM:2019/06/24(月) 00:10:56 HOST:KD027091207226.ppp-bb.dion.ne.jp
2018年のKOTYeは、前年同様遅咲きであった。
何作か話題には上がるものの、いずれも選評が上がらない。
チーズやママⅡの残滓に蝕まれ沈黙したスレに雪解けが来たのは、暦の上ではとうに春が過ぎ去った4月の末。
4月27日にApricotCherryより発売された「催眠調教姉妹」の選評がスレに寄せられた。
姉妹から虐められてきた主人公が催眠の力を手にして姉妹に復讐するという、「お約束」なあらすじの本作。
だが、CD1枚に収まる容量や不安を覚える程簡素なタイトル画面から察せられる通り、中身の方もクソゲーとしての「お約束」を手堅く押さえた出来である。
まず目につくのはグラフィックだ。
立ち絵の時点で微妙さが隠せていないが、CGになるとデッサンの崩れが顕著に現れ、骨格が人外になるものも混ざり込む。
シナリオも掘り下げの無さと展開の雑さが光る。
中盤以降は姉妹にかけた催眠の効力が弱まるという展開になるが、後でその設定が活きることはなく、催眠をかけ続けたヒロインと主人公が共に壊れるか、壊れたヒロインに殺されるかの二択だけという打ち切り様だ。
尤も、主人公自身「苦しめるのは姉妹だけだ、他を傷つければ姉妹と同じクズだ。」と宣う一方でのっけからモブを凌辱し、催眠のせいで広まった「近親相姦姉弟」の噂を紛らわすために「モブ男子共がホモ乱交していた」という噂を流布するようなクズ野郎なので、壊れようと死のうと同情の念は湧かないのだが、そのせいで余計にシナリオが面白くないという二重苦になっている。
「尋常じゃない舌技」や「射精中枢」等々独特の言い回しにはセンスを感じるが、それより遥かに目立つ誤字により評価は帳消し。
姉妹もののくせに姉妹丼も無く、更には回想モードすら未実装とエロ方面でも隙が無い。
一撃の破壊力こそ無いものの程よく整ったクソゲーぶりに、選評に飢えていたスレ住人達は「こういうのでいいんだよ」と温かく迎え入れるのであった。

204総評4 ◆ghsNzIGrWM:2019/06/24(月) 00:11:18 HOST:KD027091207226.ppp-bb.dion.ne.jp
6月の始めに届いた2つ目の選評は「人妻ざかりの性指導」。
インカローズより5月25日に発売された本作であるが、ミドルプライス(税抜6,800円)の抜きゲーという点を鑑みても擁護が厳しい。
先制攻撃とばかりに調整不足の大音量SEが鼓膜に突き刺さるのは序の口。
頻出するNGボイス、人妻モノなのに旦那が居ることによる背徳感を全く感じさせないシナリオ、テンキー側のEnterキーを使うと必要以上に文章をスキップするバグなど、多芸なクソさを見せる。
抜きゲーの肝であるグラフィックは同一のキャラですらまともに描き分けられない不安定さであり、なかでも「一番年上で胸の大きさも一番」なヒロインは、顔・体型・胸の大きさの全てがCGごとに変化するスペシャル仕様。
笑いどころは射精のSEが「シンクにカップ焼きそばをぶちまけた音」な点のみであり、ブランドのコンセプトである「明るいエッチ」とは対照に、苦々しさが付き纏う出来であった。

205総評4 ◆ghsNzIGrWM:2019/06/24(月) 00:11:39 HOST:KD027091207226.ppp-bb.dion.ne.jp
7月の頭には、3月30日にCarol Worksから発売された「夏色ラムネ」の検証が終わり、無事エントリーとなった。
田舎で幼少期の仲間と絆を再び深めるのが本作のコンセプトで、塗りが美しいCGやゲームコンセプトに合った素敵なOPが花を添える。
だが、そこにかぐわしいクソの香りを添えるのがコンセプトを蔑ろにしたシナリオだ。

本作の粗筋は、幼い頃に過ごした田舎で当時の友人達と再会し、思い出の場所である駄菓子屋が閉店する危機を救おうというもの。
真っ当に作れば良作ともなり得るこのシナリオを台無しにしたのは、主人公の存在と個別ルートの薄さである。
問題の主人公は思い出の駄菓子屋が閉店するのを人一倍嫌がるのだが、その実態はただ駄々をこね続けるだけで、結局見かねた友人達が折れて夏休みの間駄菓子屋を手伝うことになる。
それ以外の面でも主人公は主張を口に出すだけで何もせず、具体的な解決案は周りの人間が出すという展開が殆どであり、言動の幼稚さや学習能力の無さに苛立ちが募る。
友人達は最初から好感度振り切り状態のため、そんな主人公をたしなめつつも協力を惜しまないのだが、そのせいで猶更主人公の存在意義が薄まり、只のストレス要因となってしまっている。
個別ルートについても殆どのルートが適当にいちゃつくだけで、共通ルートで散々揉めた駄菓子屋について真剣に描いているのは僅か1ルートのみという始末。
酷いものでは駄菓子屋の店番中にHする有様で、思い入れとは何だったのかと再考させられる。
ゴムの有り無し描写にやたら拘る前にもっと頑張る点があったのでは?と思わずにはいられない。
素材は良いものを揃えたのに本筋を蔑ろにして存在意義を失っていく「部室インスパイア」の姿勢には、スレ住人も呆れるばかりであった。

206総評4 ◆ghsNzIGrWM:2019/06/24(月) 00:11:51 HOST:KD027091207226.ppp-bb.dion.ne.jp
猛暑の中だるみを挟み、8月には「サイミンヂカラ〜催眠術をめぐる淫らな白濁の物語〜」がエントリー。
白濁系から5月25日に発売された本作はオムニバス形式をとり、頻繁に視点が入れ替わる仕様となっているが、実際は低価格同人エロゲー3本を無理やり継ぎ足し、ほんの少し新規要素を追加しただけの詐欺商品だ。
公式HPや流通のサンプルでも新規描きおろし要素のみを公開するあたり、購入者を騙す悪意に満ち溢れていることに疑いの余地はない。
単体として見ても、低価格同人エロゲーのCGが多くを占める以上、フルプライスとしてはクオリティが低いと言わざるを得ないが、過去の同人3作購入者にとっては税別8,800円で新規CG20枚を買ったようなものであり、そのコスパは0.57jksと犯罪的な値となる。
コアなエロゲー支持者ほどダメージを負う罪作りな仕様に、エロゲー製作のモラルを改めて問わずにはいられない。

207総評4 ◆ghsNzIGrWM:2019/06/24(月) 00:12:08 HOST:KD027091207226.ppp-bb.dion.ne.jp
9月には、実りの秋とばかりに選評が3作続けてKOTYeに押し寄せる。
一番手はキャラメルBOXより2月に発売されていた「処女はお姉さまに恋してる 3つのきら星」。
女装主人公モノとして不動の地位を得た「おとボク」シリーズの8年振りとなる新作。
本作をクソたらしめる主因は場面描写の杜漏さだ。

女装モノの核は「男バレ」。
男であることを受け入れてもらえるかどうかの葛藤、男とわかった主人公への接し方に戸惑うヒロイン、逆にヒロインがあっさり受け入れてしまい焦る主人公など……作品によって展開こそ違えども最大の山場と言っても過言ではない。
だが、本作ではこともあろうに特定のヒロインに対し、「男バレのイベントが起きていないのに男バレした状態で話が進む」状況が複数ルートで発生してしまい、売りが台無しである。
誤字や説明不足の多さに加えて双子とのデートイベントがコピペなど手抜きの跡も伺え、ファンからすれば無かったことにしてしまいたい本作だが、過去シリーズからのBGM使いまわしや無印ヒロインの登場により、過去シリーズと同一世界という事実を突きつけられるため、否が応でもシリーズの凋落を直視させられるという質の悪い罰ゲームが待っている。

製作サイドの動向もきな臭い。
DL版には特定ルートで進行不能になるバグがあり、メインライターが早々に個人twitterにて非公式修正パッチを公開したものの、公式側は発売後も長期間沈黙し、公なサポートを放棄し続けた。
また、当初「ヒロインフルボイス」を謳っていたものの、発売3週間前に突然主人公のパートボイスを発表。
一方で製作スタッフが予算について含みを持たせた内容や「売れてほしいけど読まずに積んでほしい」といった支離滅裂な発言をツイートし、クリア後のスタッフルームでは「過去二作と比べるとややこぢんまりした印象」と弁明するなど、パートボイス化やシナリオの低質さは予算のせいではないかと邪推する者もいた。

208総評4 ◆ghsNzIGrWM:2019/06/24(月) 00:12:25 HOST:KD027091207226.ppp-bb.dion.ne.jp
それに続くは同じく2月にウシミツソフトより発売された「厨二姫の帝国」だ。
原画・シナリオが「遥かに仰ぎ、麗しの」で有名な藤原丸谷ペアであることや、かねてより発売延期を繰り返した上に製作スタッフが出入りしていることから、スレ住人からも色々な意味で注目を集めていた。
本作はCG73枚、回想数21、シーン抜きの総プレイ時間は約15時間で大きなバグもなく、体裁だけ見れば至極真っ当だが、その真っ当さが本作では悪い方に作用してしまう。
文量こそあるシナリオだが、その中身はスカスカ。
山もオチもなく伏線を放り投げたシナリオだけが積み重なり、ひたすらに虚無感が積み上がっていく。
特に、メインヒロインである厨二姫に関連する「勇者」と「魔王」の設定はぶれまくりで、ルートが変われば別人と言っていいほどの変わりようだ。
タイトルに含まれる「帝国」要素も無いに等しく、クソゲーの嗜みである主人公名の取り違えもしっかり完備。
当初売りだったCGの方もまともなのは幼馴染ルートだけで、他のルートでは明らかに別人と思われる低質なものが並び、酷いものではママⅡを彷彿させるものや立ち絵を改変した程度のものまで混入している。
絵とシナリオの大切さを改めて問いかける一本と言えよう。

209総評4 ◆ghsNzIGrWM:2019/06/24(月) 00:12:41 HOST:KD027091207226.ppp-bb.dion.ne.jp
トリを務めるのは、5月25日にみらーじゅそふとより発売された「君とつながる恋フラグ」
ルート間で展開の齟齬が目立つ、登場人物の行動原理が意味不明、ヘタレなくせに性欲にはすぐ流され無責任な言動が目立つ主人公など、読者を苛つかせるツボをきちんと押さえている。
話の核となる「強制縁結び」の力についても、効力の対象範囲だけでなく発動するか否かも場面ごとに都合よく決まるため、何の価値も持たない。
だが、本作を印象付けるのは、頻出するオナニー展開だろう。
ヒロインとの関係が進展する際に何かとオナニーを見るor見られるワンパターンの展開が挟まり、その既視感から選評者に「君に見つかるオナフラグ」とタイトルを改変されてしまう。
更には、タイトルで「フラグ」と謳っているにも関わらずフラグ立ての要素は皆無で、選択肢は最後のひとつだけ。
そして、止めとばかりに攻略済のヒロイン選択肢にはその証として花マークと共に「USED」と表示され、見た目の酷さとクソゲーに使い捨てられたヒロイン達への憐憫から引き攣った笑いが零れるのであった。
みらーじゅそふとは近年KOTYeへのエントリーが目立つすたじお緑茶の転生体なのだが、どうやら第二の人生も失敗に終わったようだ。

210総評4 ◆ghsNzIGrWM:2019/06/24(月) 00:13:01 HOST:KD027091207226.ppp-bb.dion.ne.jp
9月に引き続き、10月もクソゲー共が我も我もと押し寄せ、更なる賑わいを見せる。
先陣を切るのは、9月28日に発売されたばかりの「ボクのあまやかせいかつ -星湘町観光課、毎日えっちなロコドル活動!」。
夏色ラムネでエントリーした新星Carol Worksが、押しの一手をかけてきたのだ。

前作の夏色ラムネが「見た目は完璧」だったのを反省してか、本作は外見の時点で攻めている。
真っ先に目に入るのは、段ボール2枚でディスクを挟んだだけ、パッケージ包装はペラ紙、サポート用紙はペラ紙の裏面に印刷というエコ精神溢れる梱包。
横から見たら段ボールが丸見えという質朴な体裁は、環境破壊著しい今日において資源を節約することの大切さを思い出させてくれるが、税込で7,000円以上払っておきながらディスクの保管もままならない紙ごみを押し付けられては、当の購入者からしたら堪ったものではない。

中身の方も負けず劣らず薄さへの挑戦に満ち溢れている。
シナリオはロープライス作品顔負けの減量に成功し、それを無理やり誤魔化す超展開の嵐が終始吹き荒れる。
辛い物を食べたヒロインのエロさに興奮した、酔った姉を迎えにいったらバーでいきなり息子を弄られたといったあまりにも雑で強引なエロ要素の導入が繰り返され、おまけにCGも1.2jks程度ではいくら抜きゲーといえども擁護しきれない。
一方、他作品よりボリュームがあるのがメモリ使用量で、只の紙芝居ゲーでありながらGB単位でメモリを占有し、終いにはエラー落ちを引き起こす。
発売日当日のギガパッチによるCG差分追加、発売1ヶ月後にはアペンドと称して回想追加など未完成商法の疑いも上がっており、あらゆる面でプレイヤーを苦しめるストレステストの如き出来に、住人も思わず唸るのであった。

211総評4 ◆ghsNzIGrWM:2019/06/24(月) 00:13:40 HOST:KD027091207226.ppp-bb.dion.ne.jp
続いてエントリーしたのは、Chienより3年振りに発売された「委員界の異端者〜IINCHO-Re.co〜」。
同ブランド作「委員長は承認せず!」のリブートにあたる本作の売りは、異端者の名の通り一般からかけ離れたセンスにある。。
まず、本作のシナリオは、「起こった事象を最初に叙述し、後からその過程を述べる」という手法が多々用いられる。
だが、ライターの技量不足によって説明が要領を得ないどころか時系列の矛盾が多々発生。
加えて個別ルート内では平均して約1/4が使い回されている他、リブート前作から一部の文章を流用しており、その対応としてキャラ配置や固有名称だけ無理やり弄った影響で過去の改変や記憶喪失など怪奇現象が多発し、更なる混乱を齎している。
名前のついた登場人物は僅か9人と脅威のコンパクトさを誇る一方、いずれの人物も人間性や一般常識が欠落しており、頻繁に犯罪に走ったり裸族に目覚めたりと常人には理解不能。
これらの問題点を抱えながら、話自体は起伏に乏しく面白さは皆無、唯一の癒しは男のアレを「ポニス」と表現するなど個性的な誤字が多い点のみ。
理解できない・理解できても価値が無いというダブルパンチの前に、プレイヤーは悉く精神を磨り減らされるのである。

一方、作品の舞台設定だけはやたら豪華。
本作の学園は委員会による自治が行われており、流通やライフラインまでも委員会によって運営される一方で、一般の学園でいう部室に当たる執務室を持たない生徒がヴィランとして暴れまわるなど、設定だけは人一倍凝っている。
勿論、クソゲーのお約束としてこれらについての具体的な説明も無ければ納得できる背景も用意されておらず、過剰設定も甚だしい。
また、補足説明として「IINCHOシステム」などというTIPS機能がついているが、こちらもどうでもいい一般名詞の説明ばかりが目立つ不用品で、あまつさえ体験版では黒幕の正体をネタバレしているという無能ぶりだ。
本筋と関係ない説明ばかり充実させた結果、かえって作品の狭さを自白してしまう様は、本家KOTYの反逆者に通じるものを感じずにはいられない。

212総評4 ◆ghsNzIGrWM:2019/06/24(月) 00:14:21 HOST:KD027091207226.ppp-bb.dion.ne.jp
やや間をおいて、アパタイトより発売の「妻の祖母は、まだまだ現役超美熟女〜孫婿ちゃん、寂しい時にはいつでもいらっしゃい〜」もエントリーを果たす。
ヒロインが妻の祖母と、設定からまず無理のある本作。
しかしそのあたりはロープライスの免罪符。Hの質が肝となるため、ユーザーはシナリオの内容など端から期待していないだろう。
だが、本作はそのHに問題がある。
ヒロインは皺の寄った顔にやたら若々しい胴体を継ぎ接ぎしたキメラの如きビジュアルで、気持ち悪い乳首や矢鱈頑張った年増演技など、属性を持たない者が下手に手を出せばトラウマを負いかねない代物だ。
その一方で、回想の内容は老婆であることを全く活かしておらず、義理とはいえ祖母と関係を持ったのに一切の葛藤が無いなど、属性を持ったものが求める物とも違い、ターゲット層が全くもって不明である。
しかし、本作一番の問題はエンディングの内容であろう。
エンディングは2種類あり、片方はロープライスらしく五月雨式Hシーンの末に特に波風立たず終わるだけなのだが、もう一方は祖母と死に別れるバッドエンドだ。
この問題の後者では突如数年後に飛ばされ、地の文で祖母が逝去していた事が語られる。
怒涛の超展開に困惑するプレイヤーをよそに、物語は「祖母の遺志を汲んでこれからも頑張ろう」と強引に締めくくられるのだが、最後に祖母の遺影が映り、遺影のなかから祖母が主人公に笑顔でVサインを決めてくるという強烈なオチが待っている。
この「遺影がイエーイ」のせいで雰囲気は完全にぶち壊しであり、そのインパクトと語感もあって一瞬にしてスレ住人の心を掴んでしまうのであった。
だが、低価格の抜きゲーという点を鑑みても、主題を疎かにした挙句エンディングで茶化すような真似をされては、クソのレッテルを貼られても致し方ないだろう。


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