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【2019】 クソゲーオブザイヤーinエロゲー板 避難所 2本目
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2019年度のクソゲーオブザイヤーinエロゲー板 避難所
その年に発売のエロゲーで一番のクソゲーを決めましょう
ルール
男性向け18禁PCゲームでその年の1/1〜12/31に発売されたゲームが対象
同人ゲームは同人ゲーム板で
ソーシャルエロゲーム、ブラウザエロゲームは大人のモバイル板で
投票で決定するスレではありません。オブザイヤーに推したい作品がある場合、率先して選評を書きましょう
※作品自体ではなく信者を叩くのは該当スレで行ってください
※作品の良し悪しについて語るのは程ほどに。本格的なのは各ソフト本スレへ
※取り敢えず選評、なにはともあれ選評
※次スレは>>980が立ててください
まとめwiki
http://www60.atwiki.jp/kotye/
専用うPロダ
Oops閉鎖?につき現在はなし
本スレ スレタイ検索「クソゲーオブザイヤー エロゲー」
http://sirtuin.me/index.php?word=クソゲーオブザイヤー エロゲー
※前スレ
【2019】 クソゲーオブザイヤーinエロゲー板 避難所 1本目
https://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/game/58331/1548171218/
※2018年度スレ
【2018】 クソゲーオブザイヤーinエロゲー板 避難所 9本目
https://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/game/58331/1548900830/
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望む効果が出るとか媚薬ではなく賢者の石とか聖杯の類だったのか
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三原水かもしれない
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異世界チートにありそうな能力だな
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>>694
一瞬「みはらみず」と読んでしまった…
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自分は三原式かと…
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「すくみずはらみ」?
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先輩が全知全能の存在にならないかなあ。
俺は彼女に薬入りのジュースを飲ませた。
美紅「私の中に総てが流れ込んでくる!!」
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全てを知った結果世捨て人になったホモがいたな……
そういやあいつ正史だとどういう扱いなんだろう
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10で出るだろ
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wikiの編集制限解除されてるな
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4ヶ月に1万回中出しされてもほとんど処女みたいなものでいられたのも、そういう類の薬を使ったからなのかな
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一万回数えるのも大変だったろうな
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管理されてんだろ
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逆に一万回のほうがほぼみたいなものの可能性
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たくさんやったからほとんど一万回みたいなものだな!
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最愛と絵里奈の2作はNTR物としては失格もいいところだけども
狂人物としてはロシア文学を思わせる傑作のような気がする
というか、NTRと狂人物を融合したトルストイの生ける屍みたいなのを作れば神ゲーが生まれると思うんだ…
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混ぜても狂人ゲーが深化するだけじゃないかな…
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絵里奈なんかロシア小説に仮託して書けば結構面白いんじゃないか?
とある貴族の娘エカテリーナに、下っ端役人ニスタロフスキーが恋をし、仕事を捨てて駆け落ちした。
しかし、エカテリーナが許婚のレズノフ公爵子に住所を教えてしまったことから、レズノフが潜伏先に訪ねてきてしまう。
だが、レズノフは即座に許嫁を連れ戻すことなく、「エカテリーナが俺とバーニャに入るなら一月分の生活費は出してやろう。」と提案をもちかける。
ニスタロフスキーは「エカテリーナがそんなことを了承するはずない。」と思っていたが、彼女は何の嫌悪も見せずに提案を承諾。
ニスタロフスキーは衝撃を受けるも、自分のためにエカテリーナが犠牲を払ってくれたのだと一人合点をいかせる。
しかし、訪れる毎にエスカレートしてゆくレズノフの要求に嬉々として応えるエカテリーナの姿には、ニスタロフスキーも不信を抱かざるを得なかった。
数カ月が経ち、レズノフの「エカテリーナの真実を教えてやろう。ついては公爵家まで二人で来い。」との手紙から二人は潜伏先から公爵家へと向かった。
公爵家に着くと、レズノフは二人に対して行為に及ぶよう要求する。ニスタロフスキーは嫌悪を覚えていたものの、エカテリーナに押し切られレズノフの目の前で行為に及ぶ。
行為が終わると、レズノフは「次は俺が行為に及ぼう。」と言い出した。
ニスタロフスキーも「生活費がかかっていないのだから、エカテリーナもするまい。」との確信を持つ。
しかし、彼の確信は砕け散り、エカテリーナは喜色満面の様相でレズノフとの行為に及んだ。
行為を終えたレズノフは元小役人に震えた声で吐き捨てた。
「エカテリーナは白痴なのだ。愛を囁かれた男には誰にでも心を開いてしまう。」
「カチューシャが恋慕を失うことはない……お前が…カチューシャを理解し、嫌悪するしかなかった……」
男達は床に崩れ、娘だけが訳がわからないといった様子で、キョトンと二人を見つめていた。
とかこんな感じで
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思いのほか綺麗にまとまってて草
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文豪ニキ現る
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710さんの文章が普通に読めてワロタw
1冊書いてほしいくらいだ
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最後の方レズノフがエカテリーナを愛称呼びしてるのこだわりが見えて笑う
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こんなん笑うに決まってるんだよあ
これエロゲのジャンルとしては何になるんだろう? NTR?
主人公視点だと寝取られだけど、二人揃って失望してるし
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ワロタ
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お前が作ったゲームはこのスレには来ないだろうな
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これエロゲでやられたら意味不明だけど小説として出てたらちょっと面白いな
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え?イイハナシダナーみたいな流れになってるぞ!
原作()はクソゲーだからな!
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あらすじ書くの上手いっすね
文才わけて
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最愛も夏目漱石が書けばこころっぽい何かになれそう
大宰風にもなれそう
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題材と媒体が合致してないのがまずいのか
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なんだろう、割とありそうな文学感ある。なんだこの長文レスとか一瞬思って申し訳無い
ライターの技量って大事なんやなぁ…
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ワロタ
けどNTRでやったらクソの謗りもやむなし
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初めからそういう謳い文句でタイトルからのこの内容ならニッチ独占な上にソコソコの支持を得られたかも
ただそんなの買う人はNTR物買う人の1%も居るか怪しいけど
それこそ同人でやればレベルの超ニッチ
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ぶっちゃけエロゲのライターより710さんの方が文章上手いな
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エロゲにしたら面白そう(売れるとは言ってない)な文学ってけっこうあるよね
「理想の嫁に育てようと少女を買ってきたらとんでもないビッチに育ってしまったが、自分がMに目覚めたから問題なくなった」な『痴人の愛』とか
あと今のNTR?×狂人ものの流れで行くと、忘れたけどたぶんかなり有名な作家が書いた短編で
知り合った女が遠距離恋愛の彼氏といかにラブラブかを惚気てくるんだけど
交流している間に主人公は女に好意を持つし女もまんざらでもなさそうだが、当然彼氏を裏切るわけにはいかないからと主人公からの好意を避けるんだが
主人公がよく調べたら実はその彼氏は実在しない人物で狂った女の妄想でしかないことがわかって
暴走した主人公が「現実を見て正直に俺と両想いになれ!」と女を強姦するんだけど
妄想彼氏への申し訳無さと主人公への好意の間でストレスが限界を超えた女は
主人公と従来の妄想彼氏をミックスした新しい妄想彼氏を産み出して、ますます妄想の世界に耽溺するのだった
みたいな話あったなあ(子供の頃読んだからけっこう衝撃受けた)
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内容はしょうもないのに文体で読ませる方法もあると言う事だな。
これに画と声と雰囲気を合わせれば誤魔化しは効くと思うんだが
隠しきれない臭いというのはあると言う事なのか…
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レズノフ男なのか
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>>729
レズの腐、とでも読んだか?
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ゲイは結構KOTYeでも見かけるけど、レズエロはあんまり見たことない気がする
実は百合物にとんでもない地雷があったりして
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メスライオン(ボソッ)
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メスライオンって単語は割とツボった。
プレイヤーの立場に立つと笑えないけどな。
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最愛彼女やってみたけど、ジャンル的には片思いntrじゃない?
同人とかだとわりとあるし、個人的には良かった
ただやっぱりタイトルと内容が絶望的に噛みあってないね…
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>>731
レズがどうこう以前に主人公が女のエロゲー自体少ないよね
個人的には2000年代前半の明らかにクソだけど光る部分がある感じのゲームが好きだった
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最近だと百合ものレズ物は全年齢でやってるイメージがある
百合にエロを求めてない層も結構いると思うし
エロゲでレズもので思い出すのはサフィズムの舷窓だな、トンデモ設定からのトンデモ推理とクレイジーレズが集まった作品だったね
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あ、あと最愛彼女だけど
主人公が家に帰るたび、カーテン越しにあいと悠人のセックスを何度も目撃する(CG有)
→現実逃避的に眠るとあいの夢を見る
→夢と現実の区別がつかなくなって告白。完全否定されて正気に戻る
って流れだから主人公は狂人っていうか精神崩壊した感じ
あんまり書くと変な擁護になりそうだからこの辺で…
ただ、タイトル詐欺という意味でクソゲーだとは感じたかな
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ちょっと待て。NTRって自分と付き合ってる人が他の奴に取られる場合に起こる事だろ
片思いNTRってジャンルが矛盾では?
あと彼女っていうのが「自分の彼女」って訳ではなく、第三者的な意味での「彼女」なら一応タイトル詐欺では無くなる気はする
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Wikiの編集権限が解除されていたので昨年度総評記事作成しました。
なお、自分は記事の凍結処理を行う権限はないので、凍結処理はそちらでお願いします。
よろしければ、2019年のエントリー作品の選評記事を作成したいので、リンクを教えていただけますか?
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>>738
片思いとか家族が誰かにとられた時、それは寝取られになるのかっていうのは、わりと人それぞれな気がする
寝取られ好きの間でも割りと論争になるよね。多分入る方が少数だとは思うけど
タイトルに関しては確かに。そう言われれば詐欺ではない…かも
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淫らに堕ちる[要出典]、最愛彼女[誰の?]
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ブラック企業
http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/game/58331/1548171218/757-761
カケオチ
http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/game/58331/1559821854/416-418
淫らに堕ちる、最愛彼女
http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/game/58331/1559821854/435-437
寝取られ妻・絵理奈
http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/game/58331/1559821854/567-572
カスタムcute
http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/game/58331/1559821854/617-621
今年の選評は今の所この5つかな?
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>>742
全てwikiに反映させました。情報提供ありがとうございます。
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>>742
もうちょいあったかと思ったけどこんなもんだったか
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>>743
乙
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やっぱ1万回セックスした実質処女はそんだけヤッたなら死んでるよな…
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ほとんど��みたいなものだな!は個人的には
5000枚は厳しいんじゃないか以来のヒットワード
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ほとんどNTRみたいなものだな!
ほとんど駆け落ちみたいなものだな!
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エロシーンの展開自体もこの擬音を混ぜながら
「ぬっぷ!ぬっぷ!→うぉおおお〜気持ち良い〜!→ぬっぷ!ぬっぷ!→ああもう出そう」
のまんまでやはりお馴染みパターンの繰り返しだ。
ってのがどの程度なのかが気になった
ずっぷは50以上はずっぷずっぷ→ああもう出そう、だったけど
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付き合ってもない女が他の男に取られた、ってシチュエーションがNTRか否かって話する度DarkBlueのこと思い出すわ
自分は嫌いじゃあないけどNTRでも何でもないって意見には賛同せざるを得ないっていう
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あと、まだDeepOneの選評がまだ反映されてないですね
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>>750
取られ側として「唾付けてたのを盗られた」ってのは正しいんだけど
まだ所有物になってたわけではないからな
買おうと思ってた商品が目の前で取られたってのに近い
(かごの中から持ってかれたならNTRになるだろうけど)
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「唾付けてた」ですらなく「唾付けようとした」さえもNTR扱いする変な物が割と多い印象
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憧れてた人がやられるのもNTRに入れるパターン多いでしょ
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言葉の定義は時代が変わるにつれて変わっていくからアレが新時代のNTRなのかもしれない
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「あこがれの先輩がヤリチンで有名なアイツに寝取られるなんて…」とか結構NTRタグ付いてる気がする
極端なのだろ「弟の最愛の娘を犯る」みたいなのにもNTRタグついてた
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BSS(僕が先に好きだったのに)っていうNTRの派生だね
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行動を起こさない奴が後から言ってもなあって感じ
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僕が先に好きだったのにって、よく考えたらクッソ気持ち悪い発想だよね
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そりゃ何の行動も起こさなかった片想い人間が取られたとか言い始めても只のヤバイ奴だからなあ
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主人公がただの頭おかしいやつだからな
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なんか聞いたことあると思ったらフェイスレス司令か
だって僕は自分を信じてるもの!
自分を信じて夢を追い続ければ、夢はきっと叶う!
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ぜんぜん違うと思うが…
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司令じゃなくて白金の時に
「僕の方が先にフランシーヌを好きになったんだぜ、兄さん」
ってNTRを感じてる点かな
白金もディーンもフェイスレスも(主に間違った方向に)行動はしまくってるから確かに違うかな
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バハムートラグーンはNTRか? って話で昔友人と議論を交わした事があったわ。
NTR特有の胸糞悪さは描かれているが、定義としてはNTRに当て嵌まらないんじゃないかってのが切っ掛けだった。
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というか脅したり無理やり付き合ったわけでもなく主人公に配慮してわざわざ意思確認までしてくれた上で真っ当に告白して付き合ってるのをNTRは無理がありすぎると思うわ
タイトルも状況に即してないし
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「相手が俺(主人公)のことを何と思っていようと、俺が好きな相手が俺以外の奴とくっついたらそれはNTR」派の人は
現実で好きな有名人とかができてまあ当然接点もないし基本的には普通にファンとして好意を寄せているだけだけど
もし万が一億が一プライベートで知り合って仲良くなって恋愛関係になれるんならそれはやぶさかではないかなという妄想くらいはするよ
みたいな状態になった場合に、その有名人が結婚とかしたら「寝取られた」と思うんだろうか?
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状況とか付き合った経緯じゃなくて、片思いの失恋がNTRに入るかってことじゃない?
まあ、でもここでNTRの定義を語る必要はないよね…
クソゲーと一緒でプレイした本人がNTRじゃないと感じればNTRじゃないんでしょ、たぶん
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ラノベの、付き合って無いのに他の女の子とイチャついてたらブチギレる、のエロゲー版
いやまぁラノベは何故か不当な暴力を受けるけども
すげー理不尽だしやっぱNTRのカウントには含まれない気がする
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連レス失礼
「俺の方が先に好きだったのに!」って言いながら殴りかかればラノベっぽくなるよ
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_人人人人人人人人人人人人人人人_
> わりとどうでもいい <
 ̄^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^ ̄
ヘ(^o^)ヘ
|∧
/
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>>770
それで「やめてよね。(そんなキモイ)君が僕にかなうわけないだろ?」
と返されて瞬殺されるんですね
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文学作品としてなら成り立ってるって指摘はもっとも過ぎるけどな
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でもこれ文学作品じゃないのよ
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あくまで大分類はエロゲーだからな
CQが鬼畜ゲーだったら許せるとかはにデビ主人公が人間としてはまともと言われたところでエロゲー基準で見たらクソに変わりない
エロゲーに属してNTRを謳うくせに頭おかしい人物が織りなす群像劇見せられても困るわ
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>>765
バハムートラグーンはNTRじゃないな
ただビッチに弄ばれた不憫な童貞
女に頼られてその気になってた主人公には一瞬NTRっぽいけど
肉体関係も両思いの時期すらないから弱いよな
プレイしながらどう決着つくのかとハラハラしてな…ほんと胸くそゲーとして秀逸だったな
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>>765
バハムートラグーンはNTRじゃないな
ただビッチに弄ばれた不憫な童貞
女に頼られてその気になってた主人公には一瞬NTRっぽいけど
肉体関係も両思いの時期すらないから弱いよな
プレイしながらどう決着つくのかとハラハラしてな…ほんと胸くそゲーとして秀逸だったな
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あれ…重複ごめん
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もう大人だったビッケバッケとなんかあった可能性
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まあタイトルや説明文と中身が違っても、必ずしもクソゲーと言う訳ではない(超王道学園恋愛アドベンチャー(大嘘)とか昔あったし)けど、詐欺には変わりないからハードルは上がるわな
相当良く出来た作品じゃないとクソゲー認定もやむを得ない
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あと価格帯の問題も有るな
シナリオを読ませる事が期待されるフルプライスゲーならまだしもロープライスゲーでは売り文句に忠実な抜きゲーである事しか求められないし
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昔みたいにエロ極端に軽視した高い意識の作品がバンバン出てきてほしい
きっと賑やかになる
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なくても話が成立するのは結構あるけど、申し訳程度に突っ込んであるだけってのは滅多になくなったな
グランドルートがヒロインそっちのけの漢祭りになるのもあるが……
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ぬきたし最近やったけど中学生レベルの下ネタがちょこちょこ入るだけで割と普通のゲームだったな
評価も高いけど多分「頭のおかしい下ネタゲー」っていう前情報無しだとグッと評価は落ちると思う
ジャンル詐欺ってほどではないけど印象付けと裏切りを上手く使って話題を作りつつ評価も上げた好例
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恋姫の新作に一通り目を通しましたが、やはりどうしても許容できない部分があったため選評として投下させていただきます。
「クソゲー」と呼ぶにはいささか以上に弱いかもしれませんが、ご一読いただけますと幸いです。
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タイトル 真・恋姫†夢想-革命- 劉旗の大望
ブランド BaseSon
ジャンル 乙女繚乱煩悩爆発三国桃園歴史AVG
発売日 2019年07月26日
価格 パッケージ版 9.800円(税別)
ダウンロード版 8.800円(税込)
2007年に最初の作品が発売されて12年。長い歴史と、それが続くだけの人気を誇る恋姫無双シリーズ。
本作はその第9作目となる、「真・恋姫†無双」における蜀編の単独リメイクであり、17年から順次発売されていた「革命」シリーズのトリを華々しく飾る……その予定だった作品である。
魏、呉、とリメイクが実施され、今回はついに旧作において群を抜いて不評であった蜀編の出番とあって、シリーズをよく知る者ほど悲壮な覚悟を胸に向き合うこととなったのだが、本作はユーザーが抱いていた嫌な予感をさらに一歩踏み越えてきた。
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問題点1.主人公が空気
この問題は旧作の時点でも指摘されており、蜀編不評の原因の一つでもあった。これは蜀編自体の根幹に原因が存在しているのだが、リメイクで解決するどころか逆に悪化してすらいる。
そもそも、第1作においては主人公が三国志演技における劉備のポジションにあった。ゆえに、「お飾りだが他の登場人物とは全く異なる見地を持ち、それが周囲に影響を与えていく」という立ち位置が担保されていたと言える。
しかし、第2作「真・恋姫無双」において魏呉蜀の3つのルートが発生したことでその立ち位置に劉備というヒロインが収まってしまったことにより、蜀ルートでの出番が非常に微妙なことになってしまった。
他のルートでは主人公は「臣下」の立場であり、未来の知識を生かした献策や人当たりの良さによって徐々にヒロインたちに認められ、距離を縮めていく姿が描かれる。
一方で、蜀ルートにおいては劉備と並び立つ「ダブル君主」とでも言うべき立ち位置に押し込まれているわけだが、第1作で描かれていたような役割はほぼ劉備が担当しているせいで「何故か劉備に懐かれている一般男性」という印象が拭えない。
未来の知識などを生かす場面もなく、軒並み劉備の意見をそのまま肯定するイエスマンと化しており、主人公の印象は全く残らない。
本編中で活躍らしい活躍は一切ないのだが、個別シナリオに踏み込むとなぜかヒロインの好感度は軒並み天井間近か、すでにMAXからのスタートであり、なにがなんだかさっぱりである。
魏編および呉編では主人公の活躍が物語を左右する場面がそこかしこにあるが、この作品に限っては主人公を完全抹消してもストーリーが成立してしまうだろう。
この物語において主人公は一介の竿役でしかなく、ここまで存在意義が薄い主人公もなかなかに稀であろう。
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問題点2.劉備の不快指数が高い
劉備は第一に挙げた主人公不遇の主要因であるが、このキャラクターの言動が支離滅裂である。
彼女の指針は端的に言ってしまえば戦乱の時代に似つかわしくない「不戦・平和主義」であり、徹底的かつ頑迷な夢想家、早い話が脳内お花畑である。
もっとも、本編では最終的には理想と現実の折り合いをつけ、「必要ならば戦もやむなし」程度には成長するが、それでも終盤まで脳が溶けたような言動が続き、「誰も死なせたくない」などと常々宣いながらも最終盤では他国の武将たった一人を助けるためだけに自国の兵を数多く犠牲にするような作戦を平然と行わせる始末で、要するにいろいろと破綻している。
そんなわけで一国を率いる君主としては問題外なのだが、陣営の面々はこれを神のように崇めており、「無条件に全肯定される系のなろう主人公」が主人公とはまた別に存在していてそれを傍観しているような、何かそういう感じの居心地の悪い空気が全体的に漂っている。
また本編終了後にはおまけとして劉備が本懐を遂げるifルートが解放されるが、これが曲者である。
そちらでは本編終盤でようやく得たささやかな成長を御破算にして「私は武力では戦わない!」と駄々をこねはじめ、元通りのお花畑理論をさらに煮詰めてご都合主義で殴りつけるという驚きの超展開を見せる。
本編だけで終わっていれば多少株が上がって終われたはずが、これで余韻も何もかも台無しである。余談ではあるが、このifルートにおいては一部ヒロインの個別パートでの成長もリセットされるため、そういう意味でもタチが悪い。
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問題点3.本編・個別パート間の不整合
本作は前述の通り、「真・恋姫無双」の蜀編を大幅に加筆・修正したリメイク作品であり、大半の個別パートはリメイク元のものを再利用している。当然、時系列の変化や新キャラクターの大量追加で大きく手直しが必要だったはず……なのだが、そのあたりが色々と怪しい。
A. 時系列面での不整合
自陣営に加入するどころか生死すら不明の馬超が警邏に出ていたという話が出てきたり、黄忠に至っては本編で登場したばかりで自陣営に加わっていないタイミングで解放される個別パートの1つで
・台所で集団で和やかにお茶を飲んでおり
・仲間内でしか呼ぶことのない真名でお互いに会話を行い
・主人公を「ご主人様」呼びする
という怪現象を見せてくれる。
前者は旧作の使いまわし部分なので修正を忘れたのだということが容易に想像がつくのだが、後者は新規キャラクターの個別パート、すなわち完全新作部分であり、ライター間の連携もまともに取れていなかったのではないかという疑念を抱かせるには十分である。
他にも数か所に渡って時系列が怪しい場所が存在するが、なんにせよ、まともにチェックを行ったとは思えないのは確かである。
……その場にいるはずがない人物が立ち絵付きで登場したりすることがなかったのだけは救いだろうか。
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B. 各種キャラクター設定との不整合
革命シリーズへの移行にあたり、人間関係の変更や設定変更が数多く実施されているのだが、個別パートの大半で旧作の設定がそのままになっている。
例としては、
①旧作では魏延は劉璋配下の厳顔の副官という立場だが、革命シリーズにおいては黄忠ともども劉表の配下に移動し、黄忠の副官的な立場となった。
しかし、個別パートでは相変わらず厳顔を例外的に様付けで呼称するなど、旧作の人間関係が所々放置されている。
②序盤の個別パートで関羽が「たった一人で背に無力な民をかばって戦っていた劉備に出会ったことでなすべきことを見出した」と語ってくれる(これは旧作の流用)。
しかし、その後の本編(新規追加部分)で劉備からは「盗賊団に村を襲われてなすすべなく母を殺され、自力では復讐できないためにたまたま通りすがった関羽たちに出まかせの理想を語って盗賊団を討伐するように唆した」という全く異なる状況が語られ、これを関羽と張飛も認めている。
など、一々挙げていけば切りがない。
キャラゲーなのにヒロインたちのバックグラウンドをないがしろにしてどうするというのか。
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4.まとめ
冒頭で述べた通りこのシリーズは非常に長寿なシリーズだが、その原動力は多数の魅力的なヒロインにあった。しかし、あまりにも無秩序に増やしすぎたヒロインたちはシナリオに満遍なく大小様々な不協和音を撒き散らし、全体としてのまとまりを喪失させる結果となった。
膨れ上がった登場人物数による長大なシナリオは謳い文句通りの「シリーズ最大のボリューム」にふさわしい長大さであったが、その全編が矛盾だらけ、旧作で見せ場だったシーンの大半は無茶な改変によって魅力が半減、とあっては数多くある美点を覆して余りある。
本編終了後に解放される外史の「漢女編」に至っては、旧作の魏ルートおよび「蒼天の覇王」の結末に対して汚泥を塗りたくるが如き代物であり、かつての結末を良しとしたファンの激怒を買った点も見逃せない。
別に購入者にバグや不具合で地獄を見せるような性質の問題を抱えているわけではないのだが、「旧作では散々だったけどリメイクで少しでも持ち直していて欲しい」という一縷の望みにすがって手に取ったユーザーを踏みにじり、人気シリーズの晩節を汚した本作の罪は重いと言わざるを得ない。
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以上になります。
リメイク元となった蜀ルートの基本構造に根差した「主人公の影の薄さ」と「劉備の不快指数の高さ」という大きな問題点を解決できないどころかむしろ悪化させて送り出してきた点、個別パートの手抜きコピペで本編との設定上の齟齬を大量生産した点、この2つが主な「クソ要素」となるかと思います。
しかし、新キャラを無理にねじ込んだせいでシナリオが歪んだ部分も多く、選評でも触れた「漢女編」に至っては魏ルートの否定とすら取れるものであり、過去作をやっているほどダメージが大きい作品であったと言えます。
褒めるところといえば、これまでの作品で周回を強制させていた個別パートの選択数制限が撤廃されたので2周も付き合わずにすむことと、新ヒロインの田豊が最高にかわいかったことくらいでしょうか。
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