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レッドとエリカ、時々不正解。
1
:
名無しのデデンネ
:2018/08/07(火) 20:17:52 ID:xKdcb9gw0
初代風味
主にレッドとエリカのお話し
(予定)
初投稿
2
:
名無しのデデンネ
:2018/08/07(火) 20:25:22 ID:xKdcb9gw0
場所は
タマムシシティ
そこでレッドはグリーンとポケモンバトルをしていた。
レッド「・・・くっ・・負けた・・っ?」
グリーン「やっぱ俺って天才?」
グリーン「お前は、ポケモンの特性、役割、タイプを全く理解してないな。」
グリーン「お前のポケモンのレベルを上げる地道な努力だけは、認めてやる。だが、
それだけじゃあ、もう俺には勝てない。お前の限界はここまでだよ。あばよ。」
レッドは めのまえが まっくらに なった
3
:
名無しのデデンネ
:2018/08/07(火) 20:27:03 ID:xKdcb9gw0
レッド「うっ・・・・」
???「お気づきになられましたか?」
レッド「・・・ここは」
バカ広い和室の部屋
そこに敷布団をちょこんと敷かれ、そこで眠っていたレッド
外を見ると、隅々まで手入れをされた美しい庭園。
???「ずいぶん長い間気を失ってらっしゃったので心配いたしました」
レッド「・・・ああ。ポケモンバトルで負けちゃって・・・そのショックで。・・・」
???「ポケモンバトル。貴方もトレーナーなのですね。お名前は?」
レッド「あ、・・・レッド・・です」
???「レッド・・・最近巷で有名なトレーナーの方ですね。今はもうジムを三つも制覇されたのでしょう。」
レッド「え?どうしてそんなことまで・・・」
???「フフフ・・・貴方はホントにとっても有名人なのですよ。貴方自身が知らないだけで」
レッド「・・そろそろいきます。もっと強くならなきゃ・・。・・色々と、その、ありがとう・・ございました。」
???「あらあら。もう行かれるのですか。頑張って下さいね。・・またお会いしましょう」
レッド「・・え?・・は、はい」
レッド(なんだか、不思議な人だな・・)
4
:
名無しのデデンネ
:2018/08/07(火) 20:31:32 ID:xKdcb9gw0
タマムシシティ市街
レッド(凄いお嬢様だったな・・。普段はなにしてる人なんだろう)
レッド「・・・まあいいや・・もっと・・・もっと・・・強くならなきゃ」
数週間後
タマムシシティ郊外の草むら
レッド「・・ポケモンの特性、タイプも勉強した。役割を考えてパーティも組んだ。」
レッド「これなら、もうグリーンにも、いや、タマムシジムのジムリーダーにだって負けない」
5
:
名無しのデデンネ
:2018/08/07(火) 20:32:43 ID:xKdcb9gw0
タマムシジム前
レッド「・・・よし」
男「おーっす!未来のチャンピオン!」
レッド「うわっ」
男「ついにエリカに挑戦するのか。彼女は、他のジムリーダーとは違うから、気を付けるんだぞ!」
レッド「・・・え?どういう風に違うの・・?」
男「それは・・・やってからのお楽しみ!頑張れ未来のチャンピオン!」
レッド「・・・わかった」
タマムシジムに入ったレッドは、ジムの奥で、一度会ったことのある女性を見つけた。
彼女は、スヤスヤと居眠りをしている・・・
6
:
名無しのデデンネ
:2018/08/07(火) 20:44:22 ID:xKdcb9gw0
レッド「・・・あの」
エリカ「すー・・すー・・あらいけない。ついつい居眠りを・・あまりにも気持ち良くて・・」
エリカ「・・・お久しぶりですわね。レッドさん。」
レッド「あなたが、ここのジムリーダーだったのですね・・」
エリカ「負けた直後の貴方の、自信の喪失感を見て、言い出せませんでした。・・ごめんなさいね」
レッド「・・たしかに、あの時は失意のどん底でしたが、もう負けません。強くなる努力をしてきましたから」
エリカ「そうですか。それは楽しみですわ。あ、そうそう、貴方を倒したと自慢げに言ってたグリーンって御方。
わたくしが丁重に倒させて頂きました。さて、はじめましょうか」ニコ・・・
レッド「!!」
タマムシジムのジムリーダー、エリカが勝負を仕掛けてきた
7
:
名無しのデデンネ
:2018/08/07(火) 20:47:54 ID:xKdcb9gw0
レッド「貴女が草タイプ使いのジムリーダーだってコトは把握してます。」
レッド「いけ!ウインディ!」
エリカ「おいきなさい、シャワーズ」
レッド「!?!?」
・・・・・・・・・
ウインディはちからつきた
レッド「くそっ・・・でも自分はこんな想定外のコトもあろうと役割だって決めてるパーティなんだ!」
レッド「いけ!レアコイル!」
・・・・・
シャワーズはちからつきた
エリカ「おいきなさい、サンドパン」
レッド「・・・」
・・・・・
・・・
レッドはエリカに負けてしまった
レッド「草タイプのジムリーダーのはずなのに・・・一匹も草タイプがいないじゃないですか・・・なんで」
エリカ「フフフ、貴方が勝とうとし過ぎるから、こうなったのですよ」
レッド「・・・え?」
エリカ「また挑戦しに来てきださい。わたくしの言葉をよく考えて」
レッドは めのまえが まっくらに なった
8
:
名無しのデデンネ
:2018/08/07(火) 20:50:53 ID:xKdcb9gw0
数日後
タマムシジム
エリカ「・・・こられましたね。答えは見つかりましたか?」
レッド「・・勝とうとしなければいい。簡単なことです」
レッド「いけ!コイキング!」
エリカ「・・・・」
レッド「はねるをしつづけるんだ!」
エリカ「貴方の答えはこれですか。」
エリカ「心底、失望致しました。」
タマムシジム、ジムリーダーのエリカが勝負をしかけてきた
エリカ「おいきなさい、ウインディ」
レッド「!?!?!?!?!?」
コイキングはちからつきた
レッド「そんな・・・卑怯だ!自分はコイキングしか・・・いけ、コイキング!」
エリカ「交代しますわ、おいきなさいレアコイル」
レッド「・・・!!!!俺がつかってたポケモンたち・・・」
・・・・
・・・
レッドはエリカに負けてしまった。
9
:
名無しのデデンネ
:2018/08/07(火) 20:51:57 ID:xKdcb9gw0
レッド「・・ひどい・・俺が使ってたポケモン達を・・そのままマネして・・・」
エリカ「だって、貴方から、ポケモンに対する思いが1mmも感じなかったのですもの」
エリカ「なので、貴方が考えた強さだけを求めたパーティーで、こてんぱんにしてあげたんです」
レッド「・・・え」
エリカ「勝とうとしないバトルなんて、ただの試合放棄」
レッド「だって、勝とうとしすぎるってエリカさんが・・・!」
エリカ「貴方は極端ですね。でも純粋。その純粋さは大切ですわ」
レッド「・・じゃあ、一体どうすれば」
エリカ「・・・貴方が最初に選んだポケモンはなんですか?」
レッド「・・フシギダネです」
エリカ「存じております」
レッド「・・・でも、グリーンに、負けた・・・フシギバナにまで育て上げたのに・・・」
エリカ「その一回の敗北で、最初に選んだポケモンを見捨てたんですか」
レッド「!」
10
:
名無しのデデンネ
:2018/08/07(火) 20:53:39 ID:xKdcb9gw0
エリカ「貴方のパーティーに、フシギバナはいなかった。」
エリカ「勝つというのは、簡単な事ではありません。運、実力、その他色々な要素があります」
エリカ「ですが、勝っても負けても、そこに、自分が一番好きなポケモンを使ったかどうかで、悔いが残る、残らないかが
決まります」
レッド「・・・でも、自分は、グリーンに言われて・・・このままじゃ、お前は限界だって・・・」
エリカ「その人は、貴方の強さに勝つためだけの努力をしてきたのでしょう。でも、勝ったところで意味があるのかしら」
エリカ「貴方は最初に出会ったポケモンを育て上げて今まで勝ってきた。だから、貴方は、”フシギダネを使う”強いトレーナー
として、沢山のトレーナーのココロに残るトレーナーになったのです」
エリカ「ただの強いトレーナーなら、そこらじゅうにゴロゴロしてますわ。」
エリカ「だから、強さだけのパーティー、貴方の作ったパーティーをあえてわたくしが使った。」
エリカ「勝っても全然嬉しくありませんでした。それだけです」
11
:
名無しのデデンネ
:2018/08/07(火) 20:58:36 ID:xKdcb9gw0
レッド「・・・・・」
エリカ「次が最後のチャンスです。では、ごきげんよう」
レッドは めのまえが まっくらに なった
12
:
名無しのデデンネ
:2018/08/07(火) 21:00:53 ID:xKdcb9gw0
数か月後
タマムシジム
エリカ「・・・おはようございます」
レッド「・・・挑戦しにきました」
エリカ「手持ちのモンスターボールは一つですか」
レッド「はい」
エリカ「では、わたくしも一体のみでいかせて頂きます」
レッド「・・・たのんだぞ、フシギバナ」
エリカ「はじめまして、レッドのフシギバナ。おねがいしますね、ラフレシア」
・・・・
・・・・・・・・・
・・・・
レッドはエリカとの勝負に勝った。
レッド「・・・はあ・・・はあ・・・」
エリカ「まいりましたわ。おじょうずですこと」
レッド「草タイプの使いこなし・・・圧巻でした。」
エリカ「フフフ、勝ったのにまるで負けたようなセリフ」
レッド「俺はフシギバナのレベルを上げてただけですから・・」
13
:
名無しのデデンネ
:2018/08/07(火) 21:03:24 ID:xKdcb9gw0
エリカ「貴方は地道な努力をし、そして最初に選んだポケモンを信じて一対一で挑んできた」
エリカ「わたくしは、そんな貴方のまっすぐさにココロを動かされ、自分の一番信じたポケモンで真っ向勝負をした。」
エリカ「草タイプ使いとしても、わたくしの完敗ですわ」
エリカ「勝利の証にこれを。」
エリカ「これはレインボーバッジ。全てのタイプの色がちりばめられたバッジ。」
エリカ「ポケモンの全てのタイプ、特性、相性、役割、それらを知ったうえで、自分が最後に信じるポケモンはなんなのか、それを問いかける意味が
込められているのですよ」
レッド「・・・だから色々なポケモンを・・・」
エリカ「フフフ。他のジムリーダとは違いましたでしょ?」
レッド「・・・なんだか、ジムリーダーのポリシーを知れた気がします。」
エリカ「この先、また同じタイプの偏ったジムリーダー達と対戦することになるでしょうけど、このジムでの教訓は忘れないで
ほしいですわ。彼らのポリシーを知ったうえで、ジムリーダーの強さを、本当の意味で感じてほしいですわ」
レッド「・・・はい!・・・ありがとうございました。エリカさん。」
エリカ「ごきげんよう。」ニコ
14
:
名無しのデデンネ
:2018/08/07(火) 21:05:19 ID:xKdcb9gw0
・・・・
月日は流れ、数年後
シロガネ山にて、
レッド「・・・・・・・・・・・」
エリカ「さがしましたよ。レッドさん。」
エリカ「チャンピオンおめでとうございます。」
レッド「・・・・・・・・・・・」
エリカ「貴方は強さを手にいれました。まさしく、最強の」
レッド「・・・・・・・・・・」
エリカ「ただ、ココロが壊れてしまった。強さを追い求め過ぎて・・・・」
レッド「・・・・・・・・・・」
エリカ「ポケモンバトルですね、分かりました。」
ポケモントレーナーのレッドが勝負をしかけてきた!
15
:
名無しのデデンネ
:2018/08/07(火) 21:09:17 ID:xKdcb9gw0
レッド「・・・・・・・・」
フシギバナをくりだした
エリカ「・・・貴方はホントに強くなった・・けど、わたくしは昔の貴方の方が好き。いいえ、本当に大好きだった。」
レッド「・・・・・・っ」
エリカ「おゆきなさい、セレビィ」
エリカ「時間を巻き戻させて頂きます」
おわり
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