したらばTOP ■掲示板に戻る■ 全部 1-100 最新50 | |

怖い話とかジョークとかその他を適当に貼るスレ

1名無しさん:2009/07/02(木) 19:23:26
コピペでもオリジナルでも構いません
 
なんでも構いませんから適当に貼っていきましょう

12名無しさん:2009/07/03(金) 19:20:04
小さい頃、秋田にある祖母の実家に帰省した時の事である。
年に一度のお盆にしか訪れる事のない祖母の家に着いた僕は、早速大はしゃぎで兄と外に遊びに行った。
都会とは違い、空気が断然うまい。僕は、爽やかな風を浴びながら、兄と田んぼの周りを駆け回った。
そして、日が登りきり、真昼に差し掛かった頃、ピタリと風か止んだ。と思ったら、気持ち悪いぐらいの生緩い風が吹いてきた。
僕は、『ただでさえ暑いのに、何でこんな暖かい風が吹いてくるんだよ!』と、さっきの爽快感を奪われた事で少し機嫌悪そうに言い放った。
すると、兄は、さっきから別な方向を見ている。その方向には案山子(かかし)がある。『あの案山子がどうしたの?』と兄に聞くと、兄は『いや、その向こうだ』と言って、ますます目を凝らして見ている。
僕も気になり、田んぼのずっと向こうをジーッと見た。
すると、確かに見える。何だ…あれは。遠くからだからよく分からないが、人ぐらいの大きさの白い物体が、くねくねと動いている。
しかも周りには田んぼがあるだけ。近くに人がいるわけでもない。僕は一瞬奇妙に感じたがひとまずこう解釈した。
『あれ、新種の案山子(かかし)じゃない?きっと!今まで動く案山子なんか無かったから、農家の人か誰かが考えたんだ!多分さっきから吹いてる風で動いてるんだよ!』
兄は、僕のズバリ的確な解釈に納得した表情だったが、その表情は一瞬で消えた。
風がピタリと止んだのだ。しかし例の白い物体は相変わらずくねくねと動いている。兄は『おい…まだ動いてるぞ…あれは一体何なんだ?』と驚いた口調で言い、気になってしょうがなかったのか、兄は家に戻り、双眼鏡を持って再び現場にきた。
兄は 少々ワクワクした様子で、『最初俺が見てみるから、お前は少し待ってろよー!』と言い、
はりきって双眼鏡を覗いた。
すると、急に兄の顔に変化が生じた。みるみる真っ青になっていき、冷や汗をだくだく流して、ついには持ってる双眼鏡を落とした。僕は、兄の変貌ぶりを恐れながらも、
兄に聞いてみた。『何だったの?』
兄はゆっくり答えた。
『わカらナいホうガいイ……』

すでに兄の声では無かった。兄はそのままヒタヒタと家に戻っていった。
僕は、すぐさま兄を真っ青にしたあの白い物体を見てやろうと、落ちてる双眼鏡を取ろうとしたが、兄の言葉を聞いたせいか、見る勇気が無い。しかし気になる。
遠くから見たら、ただ白い物体が奇妙にくねくねと動いているだけだ。少し奇妙だが、それ以上の恐怖感は起こらない。
しかし、兄は…。よし、見るしかない。
どんな物が兄に恐怖を与えたのか、自分の目で確かめてやる!僕は、落ちてる双眼鏡を取って覗こうとした。
その時、祖父がすごいあせった様子でこっちに走ってきた。僕が『どうしたの?』と尋ねる前に、 すごい勢いで祖父が、『あの白い物体を見てはならん!見たのか!お前、その双眼鏡で見たのか!』と迫ってきた。
僕は『いや…まだ…』と少しキョドった感じで答えたら、祖父は『よかった…』
と言い、安心した様子でその場に泣き崩れた。僕は、わけの分からないまま、家に戻された。
帰ると、みんな泣いている。僕の事で?いや、違う。よく見ると、兄だけ狂ったように笑いながら、まるであの白い物体のようにくねくね、くねくねと乱舞している。僕は、
その兄の姿に、あの白い物体よりもすごい恐怖感を覚えた。
そして家に帰る日、祖母がこう言った。『兄はここに置いといた方が暮らしやすいだろう。

あっちだと、狭いし、世間の事を考えたら数日も持たん…うちに置いといて、何年か経ってから、田んぼに放してやるのが一番だ…。』
僕はその言葉を聞き、大声で泣き叫んだ。以前の兄の姿は、もう、無い。また来年実家に行った時に会ったとしても、それはもう兄ではない。何でこんな事に…ついこの前まで仲良く
遊んでたのに、何で…。僕は、必死に涙を拭い、車に乗って、実家を離れた。

変わり果てた兄が、一瞬、僕に手を振ったように見えた。
僕は、遠ざかってゆく中、兄の表情を見ようと、双眼鏡で覗いたら、兄は、確かに泣いていた。
表情は笑っていたが、今まで兄が一度も見せなかったような、最初で最後の悲しい笑顔だった。
そして、すぐ曲がり角を曲がったときにもう兄の姿は見えなくなったが、僕は涙を流しながら
ずっと双眼鏡を覗き続けた。『いつか…元に戻るよね…』そう思って、兄の元の姿を
懐かしみながら、緑が一面に広がる田んぼを見晴らしていた。そして、兄との思い出を
回想しながら、ただ双眼鏡を覗いていた。
…その時だった。
見てはいけないと分かっている物を、間近で見てしまったのだ。

『くねくね』

13名無しさん:2009/07/03(金) 19:47:14
学校から帰って台所で麦茶を飲んでいると
床下の収納スヘ゜ースに死んだお母さんが押し込められているのに気がついた

隣の部屋からお父さんが出てきた
「由美?、お母さんは他に好きな人がいたんだ、お前のことも捨てて
出て行こうとしていたんだ、だからけんかになってさっき殺してしまった」
と泣き出した

私はお父さんを警察に突き出すつもりはない
このまま二人で暮らしていこうと思った

着替えのため自分の部屋に行くとメモ帳の切れ端が落ちていた
「由美、?逃げて お父さんは 狂っている」


あなたなら、お父さんと、お母さん、どちらを信じますか?

14名無しさん:2009/07/03(金) 19:48:03
数年前、チャットで仲のいい2人と毎晩のように喋ってた。1人はA子。ノリがすごくいい。
笑いのセンスもあってボイスチャットでいっつも爆笑の渦。もう1人はB子。おとないしくしっかりした感じの子。
ある日。その日も3人で他愛もない話で盛り上がっていた。
A子のある意味暴走してる下ネタでB子も苦笑しながらも和気あいあいと談笑。
それから数日後、とある事情でA子の家に1人で泊まりがけで遊びに行くことになった。
女の家に泊まりがけ。それだけ聞けば最高だが、俺は全くもって行きたくなかった。
なぜならA子は重度のメンヘラだったから。どうしても行かないといけなかった理由は割愛。
部屋に入ったとたん、その異様な雰囲気にたじろいだ。
部屋にはミッフィーやキティの人形で溢れかえっており真っピンク。
床は男でもってここまで散らかさないだろうというほど散らかっていて、色んなところにナイフやらメスやら注射器やら訳わからん薬が転がっていた。
一泊して朝。起きると布団が血まみれ。予想に違わずA子の腕からのものだった。
一刻もはやく逃げ出さないとやばい。
そう感じた俺は取ってつけたような理由で予定より早く帰った。(ほんとは二泊する予定だった)帰りの電車の中ではずっと混乱しててとにかく早くだれかに聞いてほしかった。
帰りついてパソコンを立ち上げて、自動で起動するメッセンジャーを見る。
インしてる友達はB子1人だった。動揺していたが冷静になり、冗談混じりでB子に事の顛末を伝えた。
「A子の家言ったらさあ、さんざんだったよw適当な嘘ついて逃げるように帰ってきたw」
B子「うわ〜最悪だね」
「でしょ〜。参ったよ」
B子「うん、ほんと最悪。最低だねアンタ」
「え?」
普段アンタとか言わないしとにかく意味が分からなかった。もしかしてB子もメンヘラーだったのか?やっちゃったな〜くらいにしか思わず。
とその瞬間A子がインした。俺がドキッとしたと同時にすかさずウィンドウが開き、
A子「ふ〜ん」
B子「アンタ」
A子「逃げるように」
B子「帰ったんだ」

15名無しさん:2009/07/03(金) 19:48:45
ある病室に2人の末期ガンの患者が入院していた。
一人は窓側のベッド、もう一人はドア側のベッド。
2人とも寝たきりの状態だったが、窓際のベッドの男は
ドア側のベッドの男に窓の外の様子を話してあげていた。
「今日は雲一つない青空だ。」「桜の花がさいたよ。」「ツバメが巣を作ったんだ。」
そんな会話のおかげで死を間近に控えながらも2人は穏やかに過ごしていた。
ある晩、窓際のベッドの男の様態が急変した。自分でナースコールも出来ないようだ。
ドア側の男はナースコールに手を伸ばした。が、ボタンを押す手をとめた。
「もしあいつが死んだら、自分が窓からの景色を直接見れる・・・」
どうせお互い先のない命、少しでも安らかな時をすごしたいと思ったドア側のベッドの男は、
自分は眠っていたということにして、窓側のベッドの男を見殺しにした。
窓側のベッドの男はそのまま死亡した。
晴れて窓側のベッドに移動したドア側のベッドの男が窓の外に見たのは、
打ちっ放しのコンクリートの壁だった。

16名無しさん:2009/07/03(金) 19:49:37
一人暮らしをしている大学生の男がいた。

男が住んでいるのはごく普通のアパートだが、たまにおかしなことが起こった。

大学から帰ってくるとカーテンの形やゴミ箱の位置などが微妙に変わっている気がするのだ。

最近は誰かにつけられてる様な気もしてきた、流石に気味が悪くなってきた男は大学の友人に相談した。

男が「もしかして…ストーカーかな?警察に言うのが一番良いと思うけど…警察は実際に被害が無いと動いてくれないって聞くしなぁ…どうしよ……。」
と困っていると、友人は「…じゃあ大学に行ってる間ビデオカメラで部屋を撮影しておいて、もしストーカーが部屋に侵入してるのが撮れたらそのテープもって警察に行けば良いじゃん、不法侵入してるわけだからさすがに警察も動いてくれるだろ。」
と具体的な解決策を提示してくれた、やはり持つべきは友!これは良い案だ!と思った男は早速次の日の朝、部屋にビデオカメラを設置して録画状態のまま大学へ行った。

大学から帰ってきた男は焦った、久々に部屋に違和感がある、「これは期待出来る、マジにストーカー写ってるかも…」と思いながらビデオの録画を止め、再生した。


しばらくは何も写らなかった。
しかし夕方になると、知らない女が包丁を持って部屋に入ってきたのだ。「…!!!!!!」ビビった男はすぐに友人に電話をかけた、「ヤッベー!写ってる写ってるストーカー写ってる!!!!」と若干興奮気味に伝え、それからは録画を見ながら友人に内容を実況した。
「ゴミ箱漁ってるよぉ…」「今度は服の匂い嗅いでる…キメェ!!」今までコイツは何回も来ていたのかと思うと、男は背筋が凍る思いだった。「これで警察も動いてくれるなぁ」と少しホッとしてると、画面の中の女は押入れに入った。
「うっわ…押し入れの中入ったよ、しかもなかなか出てこない……」などと友人と喋っていると、また誰かが部屋に入ってきた。

男は言葉を詰まらせた。
部屋に入って来たのは自分だった。
そしてビデオの中の自分はカメラに近付き録画を止める、そこでビデオは終わっていた。


押し入れにまだ女がいる。

17名無しさん:2009/07/03(金) 19:50:29
長年連れ添った仲の良い老夫婦がいて
「片方が先に死んだら、さみしくないように壁に埋めよう」
と言い交わしていた。
しばらくして、婆さんが先に死んだ。
爺さんは悲しみ、約束通り婆さんの死骸を壁に埋めた。
すると、ことある事に壁の中から「じいさん、じいさん…」と婆さんの呼ぶ声がする
爺さんはその声に「はいはい、爺さんはここにいるよ」と答えていたが。
ある日、どうしても用事で出なくてはいけなくなったので村の若い男に、留守番を頼んだ。
男が留守番をしていると、壁の中から婆さんの声がする

「じいさん、じいさん…」
男は答えた。
「はいはい、じいさんはここにいるよ」
最初のうちは答えていた。
けれどしかし、婆さんの声はなんどもなんども呼んでくる。
「じいさん、じいさん…」
やがて、男は耐えきれなくなって叫んだ。
「うっせえ! じいさんはいねーよ!」
すると、壁の中から鬼の形相をした老婆が現れ、「じいさんはどこだあ!」と叫んだ
すると突然、まばゆいばかりのスポットライトが飛び出したばあさんを映し出す
「JI-I-SA-Nは」「どこだ!」ステージにばあさんの声が響く
詰め掛けたオーディエンスはばあさんの久々のステージに期待で爆発しそうだ
今晩も伝説のリリックが聴ける。ストリート生まれヒップホップ育ち。本物のラップが聴けるのだ
キャップを斜めに被りオーバーサイズのTシャツをきたじいさんがターンテーブルをいじりながら目でばあさんに合図する
重たいサウンドがスピーカーから響く。ショウの始まりだ
「 ここでTOUJO! わしがONRYO! 鬼のGYOUSO! ばあさんSANJYO! 
 違法なMAISO! じいさんTOUSO! 壁からわしが呼ぶGENCHO!
 (ドゥ〜ン ドゥンドゥンドゥ〜ン キュワキャキャキャッキャキュワキャ!)
 年金減少! 医療費上昇! ボケてて大変! 食事の時間!
 冷たい世間を生き抜き! パークゴルフで息抜き!
どこだJI-I-SA-N老人MONDAI! そんな毎日リアルなSONZAI!
 SAY HO!(HO!) SAY HO HO HO HO!」
じいさんのプレイも好調だ。オーディエンスの熱狂はこわいくらいだ
まだ俺らの時代は始まったばかりだ、そんなメッセージがマシンガンのようにばあさんの口から飛び出していく
本物のヒップホップ。それがここにあるのだ

18名無しさん:2009/07/03(金) 23:31:38
怪物 「承」
 
怖い夢を見ていた気がする。
朝の光がやけに騒々しく感じる。
天井を見上げながら、両手を頭の上に挙げて伸びをする。
自分が嫌な汗を掻いていることに気づく。
掛け布団を跳ね除けて身体を起こす。
夢の残滓がまだ頭の中に残っている。
現実の眼は閉じられていたのに、視覚情報として記憶に刻み込まれた夢の光景。
今まで不思議だとは思わなかったのに、今日はそれが酷く奇妙なことに思えた。

夢の中で私は、やけに暗い部屋に一人でいる。
散らかった壁際に、じっと座ってなにかを待っている。
やがて外から足音が聞こえて私は動き出す。
玄関に立ち、ドアに耳をつけて息を殺す。
足音が下から登ってくる。
私はその足音が、母親のだと知っている。
やがてその音がドアの前で止まる。
ドンドンドンというドアを叩く振動。
背伸びをして、チェーンを外す。
そしてロックをカチリと捻る。
ドアが開けられ、私はその向こうに立っている人間に話しかけることも、笑いかけることも、耳を傾けることもしなかった。
ただ月だけがその背中越しに冴えている。
そして血飛沫が舞って、私の視界を真っ赤に染める。
世界がたったの一つの色になる。
母親は崩れ落ち、もう呼吸をしなくなる……

「うああ」

ベッドのシーツを握り締めながら、思わずそんな声が出た。
自分でも驚いた。
それは恐怖心を身体の内側から逃がすための自己防衛本能だったのかも知れない。

すぐに冷静になる。
生々しい夢だった。
母親とは最近衝突することが多いが、まさか殺してしまう夢を見るなんて。
これが私の潜在意識の底にある願望なのだろうかと思うと、寒気がしてくる。
この間からずっと見ていた怖い夢は、この夢だったのだろうか?
壁のカレンダーを見る。
木曜日。今日も学校がある。憂鬱だ。
そのころになってようやく窓の外の音に気がついた。遠くで釘を打っているような音。
いや、ハンマーで杭を叩いている音か。どちらにしても耳障りだ。
イライラとしながら服に着替える。母親が起こしに来る前に。
今日もスズメの鳴き声は聞こえない。かわりの朝のリズムが、こんな不快な音だなんて。
そのせいで、あんな夢を見たのだろうか。
そうだったら、まだいい。
その日の朝の食卓は、気まずかった。

19名無しさん:2009/07/03(金) 23:35:09
学校へ向かう途中、私はどこで工事をしているのかと思い、音を頼りにキョロキョロとしていたが出処は判然としなかった。
やがてその耳障りな音も途絶える。
こんな平日の朝早くから迷惑だな。
その時はまだ、その程度に思っていただけだった。
遅刻寸前で教室に滑り込んだ直後のホームルーム中、先生が意外なことを言った。

「昨日は変な一日だったなぁ。新聞見たか。あれ、近所なんだよ」

石の雨のことだ。
そう思ったけれど、そのすぐ後に先生はボソリと言った。

「木がなあ……」

木?
首を傾げていると、さっさと話題を切り上げて先生は教室を出て行った。
1時間目が始まる前に出来るだけ情報収集する。
いつもはあまりクラスメートと会話をしない私だが、なりふり構っていられない気分だった。
すぐにさっき先生が言っていたのが昨日の夕刊ではなく、今日の朝刊だったことが分かる。
しまった。読んでいなかった。母親に怒られてでも食べながら読めば良かった。
話を総合するに、どうやらこんなことがあったらしい。
昨日の夜9時過ぎ、市内の住宅地の道路沿いの並木が15メートルに渡って何者かに掘り返され、根っこごと引っこ抜かれてその場に転がされているのを通りがかった住民によって発見された。
付近の住民によると、夜9時前には間違いなく並木はいつも通り揃っていたらしい。
わずか数十分で6本もの成木を土から引っこ抜くとなると、重機でもなければ不可能だろう。
それが、周辺住民の誰もそんな騒動に気づかなかったというのだ。
いったい誰が? という疑問とともに、どうやって? という点も大きい。そして何故?
けれど私がもっと驚いたのは次の休み時間だった。
チャイムが鳴った後、教室中で交換される情報に耳をそばだてていた私は、この街で昨日起こったことが石の雨や、並木の事件だけではなかったことを知った。
市民図書館の本棚の一つから、収められていた本がいきなりすべて飛び出して床中に散乱した事件。
天井からぶらさがったガソリンスタンドの給油ホースが風もないのに大揺れをして、1時間近く給油できなかった事件。
アーケード内の大時計の短針と長針が何もしていないのにぐるぐると高速で回り続けた事件。

駅前のビルが原因不明の停電に襲われ、その後フロアごとにでたらめな照明の点滅を繰り返したという事件。
どれも不思議な出来事ばかりだ。
一つ一つを取ると「不思議だね」という言葉で終わってしまい、1ヶ月もすると忘れられる程度の噂話なのかも知れない。
けれどそのどれもが昨日のたった一日で起こったのだと考えると、薄ら寒くなってくる。
3時間目の休み時間には私も自然な風を装って、クラスメートたちの噂話の輪に入り込む。
そのグループでは情報通の親から仕入れたらしい噂を興奮気味に話す子が中心になっていた。

「そのコンビニが凄かったらしいよ。誰も触ってないのにアイスのボックスのカバーが開いたり、電気がいきなり消えたり、勝手にシフトが動いたり、なんにもしてないのに棚の雑誌がパラパラめくれたりしたらしいよ」

シフトは関係ないだろう、と思いながら聞いていたが、なんだか段々と内容が扇情的になってきている気がする。
どこまでが本当なのか分からない。
昼休みには、いつもよりゆっくりお弁当を食べながら複数のグループのお喋りに耳を尖らせていた。

「あとさぁ。今日の朝、なんか変な音がしてたんだよね」

そんな言葉にピクリと反応する。
喋ったその子にお箸を向けて、別の子が「あ、あたしの近所も。どっかで朝っぱらから工事してんのよ。騒音公害よね」と言った。
私の中にインスピレーションが走り、席を立つ。
そして校内に一つだけある公衆電話に早足で向かった。
電話の周囲にはほとんど人がいない。
何故か分からないが、あまり目立ちたくなかったので好都合だ。
備え付けの電話帳で市役所の番号を探す。

どこが担当なのか分からないので、代表番号に掛けて内容を告げる。
内線でお繋ぎします、という言葉のあと、保留音をたっぷり聞かされてからようやく電話の相手が出た。
聞きたいことを単刀直入に話す。
苛立ったような声が返ってきた。

「あのですね。今、市内でそんな公共工事はやっていません。じゃあ民間企業の騒音公害だって言われても、それがどこでやってるのかもわからないじゃ、注意のしようもないでしょう? 朝からなんなんですかいったい」

20名無しさん:2009/07/03(金) 23:35:20
聞きもしないことまで返ってきた。
そして電話は切られる。
思わず時計を見るが、12時を回っている。
ということは、朝から、とは別の人からの電話のことらしい。
それも1件や2件ではなさそうだ。
分かったことは、市内の恐らく複数の場所で工事をするような音が聞こえているということ。
しかもどこで行われているのか誰にも分からない工事が。
いったい、これはなんだ?
なにかが私たちの周囲で起こりつつあるのに、それがなんなのか未だに分からない。
ただすべてが見えない糸で繋がっていることだけは分かる。
鳴かないスズメ。思い出せない怖い夢。落ちてくる石。引き抜かれる並木。音だけの工事。街中で起こった奇妙な出来事。
表面の手触りに騙されてはいけない。本質から眼を逸らしてはいけない。
公衆電話の前で私の心は静かになっていった。
廊下へ向けて歩き出す。
あいつはいるだろうか。
会わなくてはいけない。そして聞かなくては。
すれ違う女子学生たちと、私は同じ服を着ている。彼女たちは教材を抱いている。もたれるように笑いあっている。パンと牛乳を持って歩いている。私は教室へ急いでいる。
けれどそこには明らかな断絶がある。それは私自身が一方的に作ってしまった断絶なのかも知れない。
でもその断絶を心地よく感じている自分がいる。
同じ噂を聞いているのに、私だけは日常から足を踏み外している。

探ろうとしているのだ。
次に起こることを。そしてどう備えるべきかを。
自嘲気味に笑った瞬間を廊下の向こうから来た女子に見られ、変な顔をされる。
見たことがある子だ。同じ1年生だろうか。また怖がられるな。
案外とウジウジしたことを考えている自分に気づき、軽く頬を張る。
その教室についた時、廊下側の窓際でお喋りをしている数人の女子がいた。
中の一人に遠目から話しかける。

「石川さん、あいつ、今日来てる?」

その子はこちらをチラリと見て人差し指を教室に向ける。
私は「ありがとう」と言って、教室のドアに手をかけた。
自分のクラスではないが、このところココへ来ることが増えつつある気がする。
教室の中はどこにでもあるようなざわざわとした空気が満ちていたが、明らかに異質な雰囲気が隅の方の一角から漂っている。
説明しがたいが、眼に見えない透明な泡がその辺りを覆っているような感じがする。
このクラスの連中はみんなこれに気づいているのだろうか。
その泡の中心に氷で出来たような笑みを表情に張り付かせた短い髪の女が座っている。
間崎京子という名前だ。
教室に入ってきた私に気づいたのか、周囲にいた数人の子に何事かを告げて席から離れさせたようだ。
取り巻きができつつあるというのは本当らしい。
この油断ならない女のどこにそんな魅力があるのか分からない。

「聞きたいことがある。ちょっと出られるか」

なにか意地の悪い軽口でも出そうな気配だったが、意外にも彼女は頷いただけで立ち上がった。

そしてドアに向かうため踵を返そうとした私の顔の近くで、「やっとデートに誘ってくれたわね」と言う。
やっぱり出た。
ムカッとしながら、それを無視してさっさと教室から出る。私たちは非常口の外の階段まで歩いた。
風が首筋を吹き抜け、空から夏の陽射しが降り注いでくる。他に人はいない。

「で」

間崎京子は手すりに身を寄せて地面を見下ろした後、顔をこちらに向ける。

「知っていることを全部話せ」
「……唐突ね」

さして驚いた様子もなく京子はニコリと笑う。
私はこの女と腹の探り合いをすることの面倒さを考慮して、こちらが知っていることをすべて並べ立てた。
本を買って調べた『ファフロツキーズ』のことまで。
彼女はそれを面白そうに聞きながら、ワザとらしい動きで顎を右手の親指と人差し指で挟む仕草をする。

「不思議ね」
「それだけか」

この何もかも見通しているような女が、街に起こりつつある異変を察知していないはずはない。

「不思議ね、と言うだけで満足する人たちのようにはなれないのね。あなたは」

まるで100点を取った子どもを褒めるような口調だった。
そうして京子は視線を逸らし、遠くの街並みに目を向ける。
つられて私も初夏の陽射しを照り返して浮かび上がる建物の屋根やねに目を細める。

「たいしたことじゃないけど、『ファフロツキーズ』ってチャールズ・フォートの言い出した言葉じゃないわ。アイバン・T・サンダーソンの命名よ」

21名無しさん:2009/07/03(金) 23:37:21
京子は街を見下ろしたまま淡々と言った。

「チャールズ・フォートこそ、『ファフロツキーズ』という言葉に振り回された人間だったのかも知れない。空から落ちてきた物を、すべて一つの概念にまとめようというのがどれだけ無謀なことだったか、なんとなく分かるでしょう?」

前から思っていたが、こいつはなんでこんなに偉そうな物言いをするのだろう。

「あなたも一度その『ファフロツキーズ』という言葉を捨てて考えてみたらどうかしら」

その問いかけは単純な忠告なのか、それともこの異変の正体を知った上で私に与えているヒントなのか。
私は京子の横顔を睨みつける。

「もうすぐチャイムが鳴るね」

京子は手すりから手を離し、私に向き合った。

「クイズ」
「は?」
「クイズを出すからよく聞いてね」

相変わらず唐突だ。思考を読めない。

「朝は4本足、昼は2本足、夜は3本足。これは何?」
「……人間」
「じゃあ、道行く人にその謎を出して答えられなかった人を食べちゃう怪物は?」
「スフィンクス」
「さすがね。では、そのスフィンクスとキマイラとの共通点は?」

キマイラというのはあれか。ライオンの頭と山羊の身体を持つ怪物のはずだ。
片やライオンの胴体、片やライオンの頭部を持っている。それが共通点だろうか。

「じゃあ、それらとスキュラの共通点は?」

スキュラ? とっさに姿が浮かばなかったが、なんとか記憶を掘り返すとどうやら上半身が女で下半身が犬という怪物だったような気がする。

スフィンクス、キマイラ、スキュラの共通点。なんだろう。少し考える。

「……身体が2種類以上の生物で構成された化け物」
「なるほど。じゃあそこにケルベロスを加えると?」

ケルベロスは首が3つある地獄の門番だ。
2種類以上の生物がくっついてはいなかった気がする。

「分からない? じゃあヒュドラも加えてみて」

ヒュドラはヤマタノオロチみたいなやつだったはずだ。ケルベロスのように首が複数ある。
でもスフィンクスやキマイラは首が複数ではない。スキュラは下半身の犬が何匹かに分かれていたようだが。

「分からないのね。じゃあこれが最後。オルトロスも加えて、すべての共通点を探してみてね」

チャイムが鳴った。
その音と同時に京子はスカートを翻し、手の平を振りながら立ち去ろうとした。

「待て。なにを知っている?」

掴もうとした手を、京子は避けなかった。けれどその手は空を切る。まただ。
何故だか分からないが、この女には暴力的な力が通じない。
私の意識下に、『それをしては負けだ』という強迫観念が働いているのだろうか。

「クソッ」

苛立つ私を冷ややかな目で見つめ、京子は軽く会釈をしてから非常口を出て行った。
怪物たちの共通点だと?
次から次に宿題が増えていく。
がんっ
ドアを蹴る音が思ったより大きく響いた。

22名無しさん:2009/07/03(金) 23:38:06
その日の放課後。

私は市内の図書館に足を運んだ。
始めはどこかでおかしなことが起きてはいないかと街なかを散策していたが、なにも起きるような気配はないし、そもそも目星もなく歩き回るのは無駄な労力だと思い至ったのだ。
かわりに、間崎京子が出した謎の答えを探りたかった。
答えを見つけたとしても、なんの意味もないのかも知れないが、要は白旗をあっさりと揚げるにも私のささやかな自尊心がそれを許してくれないのだった。
図書館に着くと私は必要な資料を片っ端から書棚から引き抜いて来て、テーブル席に陣を張る。
まず私はオルトロスという怪物を調べた。
こいつだけよく知らない名前だったからだ。
資料によるとオルトロスはケルベロスの弟で、首の二つある犬の姿をしているらしい。
兄は三つ首。弟は二つ首か。その下の弟がいれば首は一つだろうか、と考える。
首が一つの犬だとしたら、それではただの犬だな。
苦笑して図鑑を閉じる。
犬か。スキュラの下半身も犬だったな。
そう思いながら、別の本を開く。スキュラは上半身が女性で、下半身に6体の犬が生えている挿絵つきで説明されている。
近くにあったヒュドラについての図説も確認した後、ケルベロスの項を開く。
ケルベロスは3つ首の魔犬と紹介されているが、竜の尾を持っているとも書いてあった。
なんだ、ケルベロスも2種類以上の生物で構成された合成獣としての要素を持っているじゃないか。
いや、しかしヒュドラにはそんな記述はない。
別の本を何冊か開いたが、やはりヒュドラは多頭の蛇という以外に別の生物の要素を持ってはないようだ。
分からない。共通点はなんだ?

イライラして机をトントンと指先で叩く。
向かいの席で参考書を所狭しと広げている学生が睨みつけてくる。
反射的に睨み返すと学生は驚いた様子であっさりと目を逸らす。
勝った。
少し気を良くしてスフィンクスに関する本の頁を開く。
ピラミッドのそばに鎮座している、王の顔にライオンの身体という見慣れた姿ではなく、女性の顔と胸、そしてライオンの胴体に鷲の翼を生やした怪物の挿絵が目に入った。
(おや?)と思って詳しく説明を読むが、ギリシャ神話に出てくるスフィンクスはこういうものらしい。
例の4本2本3本と移り変わる足の謎かけは、このスフィンクスがオイディプスに対して問いかけたというエピソードに基づくようだ。
なんとなく子どものころからのイメージで、砂漠を旅する人にあの石でできたスフィンクスが謎かけを挑んで来るように思っていたが、違ったらしい。
そう考えると、おぼろげながら共通点が見えた気がする。
スフィンクス、キマイラ、スキュラ、ヒュドラ、ケルベロス、オルトロスと、すべてギリシャ神話に登場することになるのだ。
だがそんな大雑把な共通点が分かったところで、焦点がぼけすぎてなにも見えてこない。
もう一度それぞれの説明を読み返す。
いくつか同じ固有名詞が出てきている。同じ英雄に倒されたのかとも思ったが、ヘラクレスが3匹ほどやっつけているものの、あとは別の英雄の仕事だった。
しかしすぐに別の固有名詞が重複して出てくることに気づく。

『ケルベロスはテュポーンとエキドナの子である』
『キマイラはテュポンとエキドナの娘であり、ペガサスを駆るベレロポンに退治された』

23名無しさん:2009/07/03(金) 23:38:19
……etc.
どれも巨人テュポンと下半身が蛇の女の怪物エキドナが作った子どもたちばかりなのだ。
スキュラをその両者の子とするのは異説のようだが、確かにそんな解説をする本もあった。
だが、スフィンクスの解説で手が止まる。

スフィンクスはテュポンとエキドナの娘とする説もあるが、エキドナが我が子オルトロスとの間に作った娘であるとする説の方が一般的なようだ。
私は本を閉じ、背中を反らせて図書館の高い天井を見上げた。
そこから導き出される共通点は、こうだ。

『6体の怪物はすべて、エキドナから生まれた』

これが答えだろう、間崎京子。
紙をめくる乾いた音が周囲から響いている。
深いもやがかかっていた頭が、ほんの少しだけクリアになった気がする。
「共通点を探してみてね」とあの時あいつは言った。
そしてその謎掛けの答えからあの女のメッセージが浮かび上がってくる。
氷細工のような顔の口元がイメージの中で滑らかに動き、私をそれを読み取る。

『エキドナを探せ』

溜息をついた。なんて回りくどいんだ。
あの女に次会った時にはなんとかして殴ってみよう、と思った。
その時、静かだった館内にちょっとした騒ぎが起こった。
立ち上がって駆け寄ると、私がさっきまで本を漁ってた書棚から、大量の本が落下して床にぶちまけられている。
近くにいたらしいパーマ頭のおばさんが狼狽して、自分じゃない、としきりに訴えている。
係りの人間が飛んで来て、本を拾い始めた。
その人の「いい加減にしてくださいよ」という、誰にぶつけていいのか分からないようなうんざりした声を、私は確かに耳にした。

24名無しさん:2009/07/04(土) 07:06:38
群馬県の田舎の方である一家が心中したそうです。
それから数ヵ月後、その家が壊されることになりました。
その時、東京の大学の「オカルト研究会」みたいなサークルに所属する学生が
壊される前にその家を見物しに行こう、ということになりました。男2人女2人の4人で。
行ってみるとその家は壊されかけでした。いろいろなモノが散乱しています。ビデオを撮りながら「お邪魔しまーす」。
「ここが台所ですね」「トイレ借りていいですか」
・・・ふざけてる内に片方の女の子が怖くなってしまったので帰る事にしました。
「お邪魔しました〜」ここでビデオも撮るのをやめ、車に乗り込みました。
帰りの車の中でもう一人の女の子が
「この指輪拾ってきちゃった。記念に部室に置いとこーよ!」
後日。
男のアパートでビデオを見ることにしました。
「お邪魔しまーす」「いらっしゃい」
聞こえないはずの声が聞こええ4人は互いを見つめあいました。
「ここが台所ですね」「はい」
「トイレ借りていいですか」「どうぞ」
「お邪魔しました〜」
「待て」
沈黙してしまった4人。その時、全員の携帯が一斉に鳴り出しました。
一瞬パニックになりましたが落ち着きを取り戻し全員電話に出てみました。
男2人の携帯はいずれも無言電話。怖がりの女の子も無言電話。
指輪を拾った子の携帯からは
「指輪返して・・・・・」
T『破ァ!!!!』
「ぐっ・・・指・・・輪・・・」
T『その指輪は人間が持っているべきものじゃない。俺に出来るのはここまでだ』
こうして彼らの、指輪を捨てる旅が始まったのです。

25名無しさん:2009/07/04(土) 07:07:07
これは、一年くらい前の話です。
私は、居酒屋のバイトが終わり自分のマンションに帰っていました。
エレベーターに乗り、私が住んでいる階についたので降りようとしたとき、
帽子を深くかぶった男がエレベーターに走りこんできて、
私とその男の肩がぶつかり、私は、「すみません」と言いました。
しかし、その男は、顔を伏せたままエレベータの扉を閉めて降りていきました。
変な人だな〜?と思いましたがたいして気にせずに家に帰り、ジャケットを脱ぐと
血のようなものが付着していました。「!?なに!?これ・・・」  
すぐに気づきました。さっきの男とぶつかったときに付いたのだと・・・・。
その日は、何もなく眠りました。
それから、二日後にニュースを見ていると、私のマンションで殺人事件があったと
報道されていて、「まさかな〜?この間の男が・・・。」と思いましたが、
別にその人を特定できるものを持っているわけでもないので、警察にも言いませんでした。
そして、一週間くらいたったある日、もうその事件のことは、忙しさで忘れかけていた頃、
「ピンポーン」とインターホンがなったので「はい?」とドアのスコープごしに見ると
警察官が立っていました。その警察官は、
「このマンションで殺人事件が起きたことをしってますか?そのことについて
知っていることがあれば教えて欲しいのですが?このマンションに住んでいる人全員に
一応聞いているんですが有力なてがかかりがないんですよ・・・」
私は、疲れていて、それに夕ご飯の最中だったので、
「いえ・・・・、何も知りませんけど。すみませんね」というと警察官の人は、
「ありがとうございます」と言って帰って行きました。
私は、ジャケットに血がついていたことを言おうと思ったのですが、言いそびれた感じがして、
いまさら言っても仕方ないと言う感じだろーし、言いませんでした。
そして、さらに二ヵ月後くらいにその犯人が捕まったと報道していました。
私は、へー、捕まったんだ。よかったなぁ。と思い顔写真が映ったので
それを見てみると、私は、背筋が凍りました・・・・・。

26名無しさん:2009/07/04(土) 14:09:09
ある男がひとりで登山に出かけたまま行方不明になった。
3年後湿地帯でその男の遺骨が発見され、遺留品も回収されたが、
そのなかには、テープレコーダーがあった。
テープには大声で助けを求める、男の声が録音されていた。
男はどうやら何かけがをして、動けなくなったらしかった。
テープことはマスコミにも公表されたが、
遺族も警察関係者も公表をひかえていた部分があった。
そのテープには助けを求めるメッセージとは違うものも録音されていた。
何かに非常におびえた男の声だった。
どうやら夜に何かがおこっているようだった。
男は必死にテープにむかって口述している。
一日目
「夜になると人の声がする・・・
 呼ぶ声がする・・・
 こんな夜中に誰もいないところに・・・
 だれもいないのに・・・」
二日目
「たすけて・・・声がする。
 夜になるとあいつがやってくる・・・
 暗闇から呼んでいる・・・
 昨日より近くなっている・・・
 おそろしいよ・・・
 おねがい、たすけて・・・
 とてもこわい、とても・・・
 だれかたすけて・・・」
三日目
「近くまで来ている・・・
 たすけて・・・
 人が・・・ヒッ・・・
 ・・こわい・・
 近くまで来ている・・・
 おねがい、たすけて・・・
 おねがい、おねがい
 よぶ・だれも・・・
 ひ・あいつ・・ちか・・・こわいよ・・たす
 すぐそばまで・・たすけ・
 こえが・・・
 おねがい、・・た・・・て」
こうしてテープはそこで切れている。
それ以後、男はテープに何も録音していない。
警察はこのテープをくわしく分析した。
テープはずっとその男の声だけで、他の怪しい物音は入っていなかった。
しかし、三日目のテープが最後に切れるところで、
これまでとは違う音が録音されていた。
そのことに関して、分析家も理解不能だった。
それは、遭難した男の声とは違う、別の人間の声だった。
レコーダーのすぐそばで発せられている。
耳元でささやかれたかのように、はっきりと。



「オイ」

27名無しさん:2009/07/04(土) 14:09:35
ある町に医者とその助手がいた。

女性「子供が泣き止まないんです」
医者「ではこの薬を与えなさい」

しばらくして医者は助手にその後どうなったかを見に行かせた。

医者「様子はどうだったかね?」

助手「子供は泣き止みましたが、今度は母親が泣き止みません」

28名無しさん:2009/07/04(土) 14:10:05
あるところに通ると必ず幽霊に会うトンネルがありました。
トンネルの近くにある中学校の女生徒が三人、そこに肝試しに
行くことにしました。
夜行くと怖いので昼間に行きましたが、お昼に見てもトンネルはやっぱり
怖く、三人手をつないで走り抜けることにしました。

トンネルを走り抜けた後、息を切らしながら三人は声をそろえて言いました。

 「真ん中でよかった」

29名無しさん:2009/07/04(土) 14:10:39
ある中学校に仲良し五人組の女生徒がいた。
五人は休み時間も、お昼休みも、帰宅後もいつも一緒に遊んでいた。
皆で友情を誓い合ったりもした。

しかし、いつもリーダーシップを取っている生徒が、自己中だとか自分勝手だと
他の四人に陰口を叩かれるようになった。
しだいにそれはエスカレートしていき、彼女を自殺に追い込んだ。

四人もそんなことになるとは思っておらず、動揺しだした。
暗い気持ちになったのか一人の生徒が、今度の休みに四人でどこか静かな所でも
行こうよ、と言い出した。誰も反対はしなかった。

四人は山に出かけた。周囲には人が全くいない、壮大な景色だけが広がっていた。
四人は来る途中のコンビニで買ったインスタントカメラで、写真を思い出として残した。

数日後、一人の生徒が現像した写真を持ってやってきた。
よく取れている写真に四人はわきあいあいと盛り上がっていた。
一人の生徒が「この写真よく撮れてるね」と一枚の写真を手に取った。

そこには山の景色をバックに四人が楽しそうに笑っている写真があった。

30名無しさん:2009/07/04(土) 14:11:19
Aさんが大学生の時、お中元の配達のバイトをしました。
自分の車を持ち込んで家などを回る仕事です。
たくさん回ると時給以外に報奨金も出るため、その日も暗くなる時間まで配達に回っていて、やっと最後の1件になりました。
大きめの家の前で玄関から見える位置に車を停め、呼び鈴をならすと、
中から感じのいい中年の奥さんが出てきました。
荷物を渡すと、奥さんは玄関の横の部屋に印鑑を取りに行きました。
奥さんははんこを持って出てきましたがなんか様子が変でした。
急にAさんに向かって、
「荷物の中身がおかしい。一度開けて詰め直したでしょ?あなたがやったの?」
とまくしたて始めたのです。身に覚えのないAさんが唖然としていると、その奥さんは、
「分かっているから正直に言いなさい!今営業所に電話するから上がって!」
とAさんを無理矢理中に連れ込んでドアをぴしゃりと閉め、カギまでかけました。
「そんなことしてません!」
と言ったものの、奥さんは、
何も耳に入らない様子で泣きそうなAさんを前に電話をかけ始めました。
電話がつながって奥さんが話し始めるとAさんはさらにびっくりしました。
「もしもし、警察ですか?今うちに配達の人が来てるんですけどハンコを取りに隣の部屋に行ってふと窓から外を見たら、その人の車に刃物を持った男が乗り込んで後部座席に隠れたのが見えたんです」
電話が終わると奥さんはAさんに向かって、
「ごめんね、怪しまれると逃げられると思って」
と演技だったことを打ち明けました。
5分もしないうちに警察が来て車を取り囲み、男は逮捕されました。
近くの精神病院から抜け出してきて、
家に帰るために車をハイジャックしようとしていたらしいです。

31名無しさん:2009/07/04(土) 14:11:57
10年ほど前、県外に転勤になった友達んちんちに遊びに行った時の話。
久しぶりに会う友達とその友達と俺で三人で飲んでた。
酒も尽きて、暇を弄ばせた俺たちは誰からか「ドライブに行こう」と話になった。
野郎三人の女ッ気もないドライブも長続きする訳でなく、地元で有名らしい心霊スポットへと足を向けた。
そこでは別段、恐怖体験がある訳でもなく、後部座席に座っていた連れの連れが「本当にやばいんはここじゃない。道一本はずれた所がやばいんだって」
と言い出し、その"本当にやばい"所に向かう事にした。そこは本道とは外れたバイパスの様になってる一本道。
ただ、旧道のためか車一台通るのがやっとのあぜ道だった。入り口に着くと、どこは土嚢で封鎖されており、車では進入できない。
しかし、そこは酒の勢いと若さもあり、三人で土嚢を除けて入っていった。
車一台通れるという噂は本当で、ほとんど獣道に近い。しかし、心霊的な怖い体験をすることなく、出口に差し掛かった。
が、今度は出口にはガードレールが造られており、
こればかりは流石にどうする事もできず、なんとか車をUターンさせ、元来た道を引き返した。
それで引き返していると、不意に後ろからパッシングしてくる車がいる。
最初は無視していたものの、あまりにしつこくパッシング・クラクションを鳴らす、
が続いた為、離合できる場所を見つけて車をとめた。
すると、その後ろの車も自分たちの車の後ろに停めて降りてくる。
最初は893かと思っていたものの、車は軽トラ。
おりてきたのは普通のおっさんだった。おっさんは開口一発
「お前ら、なんでこっちが合図してやりよんのに車停めんのじゃ」
と怒鳴り散らしてくる。
訳もわからずに生返事していると、
「お前ら、窓全開に開けとったろ?その窓から女が入り込みよったん気付かんかったか?」
ひょえ〜、っとなりながらも、おっさんに礼を言い、おっさんを見送った後、車に乗り込んだ時に、
後部座席に座っていた友人の友人が車から降りてきてない事に気付いた。
そして、そいつが一言ぼそっと漏らした。
「おまえら、気付けや!この道一本道やぞ?
 出口からもこの道に入れる訳ないやん!俺ら一台も車とすれ違うてないやん!
 俺らの後ろからパッシングできる車がおるわけないやん!!」
その話を聞いた運転手はシューマッハよりも早く山を降りましたとさ。

32名無しさん:2009/07/04(土) 14:12:21
昨日彼女に浮気がばれた。
夕方仕事から帰ると郵便受けに彼女からの手紙が入っていた。

まじいをこっにくこんてはかろやて家らしきねで9にみ

なんだこの手紙はビンゴのように等間隔に書かれている。
晩飯を食べながら考えているとインターホンが鳴った。
こんな時間に誰だろう。

33名無しさん:2009/07/04(土) 21:16:44
ドライブのつもりが道に迷った。
辺りは霧で何も見えない。
困りながら車を進めていると、明りのついた一軒の家を見つけた。
「あらまぁ、迷ったんですか。大変ですねぇ。」
腰の低いおばあさんがいた。
夕食時ということで、食事をご馳走してくれた。
山菜汁だ。
しかも、霧は明日になると晴れるから泊まっていきなさい、とまで言う。
特に用事が無かった私はご厚意に甘えた。
布団に入り、天井を見上げていると、ある事に気づいた。
「霧、山菜汁、・・・そうか。」
呟いた時にはもう手遅れだった。

34名無しさん:2009/07/04(土) 21:17:20
夜中に猫がうるさかったので声のする方へ拳位の大きさの石を投げた。
静かになったのでションベンして家に入って寝た。

朝、扉を叩く音で目が覚めた。
警察だった。
昨日の立ちションがバレたのかと思ったが、近所で捨て子が死んでたらしい。
可哀想に。

35名無しさん:2009/07/04(土) 21:18:11
俺の部屋に彼女が遊びに来た時に、気が付いたら彼女が誰かにメールしてた。
『誰にしてんの?』って聞いても『ん?ちょっとね』って教えてくれない。ムカ〜っときて、『どーせ男じゃねーの?!』って怒鳴り気味に言ったら、
『○○○(俺の名前)だって、どーせ女からメール来てるんでしょ!!』
って逆切れしてきたから、『はあ?俺がいつメールしてる?疑うんなら見ればいいじゃん!』って
ポケットから携帯出して彼女の前でこれ見よがしに開いてやったら、こんな時に限って誰かからメール来てやがんの〜〜、、、、
内心、しまった〜って思いながら、

『・・・・広告か何かだろ、、』ってメール開けたら、件名は『無題』。
本文が
『後ろを絶対見ないで!何も聞かないで!
このメール見たら私と急いで部屋を出て!!』

36名無しさん:2009/07/04(土) 21:18:59
ネットで知り合った登山愛好家達と雪山に登った俺は、突然の吹雪にあい、近くにあった山小屋へ避難した。
下山中だったため日が沈み、空は暗くなりかけていた。
日帰りの予定だったので、灯りになる物は持っていなかった。

山小屋は既に真っ暗で何も見えない。
暗くて確認は出来なかったが、どうやら窓が無いか、ふさがってるかしてるようだ。
その日の人数は俺を含め4人。人数を確認した時、俺はピーンとひらめいた。

そして俺はいつものようにからかい目的のため、凍死防止の効果があるゲームをしようぜと持ちかけた。
ゲームはいたって単純、4人それぞれが部屋の隅に立って、10分経ったら次の角まで歩いてタッチして起こすというリレー形式の休憩法だ。

いまだに4人では出来ないという事実を知らない者が居て、後でそれを教えて身震いさせて楽しむのが、意地悪な俺のやり方だった。

1人足りないのは俺がカバーしている。
タネは単純で、スタートは俺。俺が次の奴にタッチしたら、こっそり一つ戻って、次に俺がタッチされたら二つ進むという行動を繰り返すだけ。

リレーは朝まで順調に進み、凍死をした者は誰一人居なかった
帰り支度をして、山小屋のドアを開けると、部屋に光が差し込んだ…。
と、その時!!

一番驚愕したのは俺自身だった。

なんと部屋の形が凹だったのだ。

37名無しさん:2009/07/04(土) 21:19:43
昔1人の運の悪い男が居た
男は薄幸ながらも小さな出来事で幸せを感じることが出来た
ある日、不幸な事故で彼は妻を失ってしまった
何も手につかず、ふらふらと歩いていた時に薄暗い路地でこんな店を見つけた
『あなたの不幸引き取ります』
男は無意識に扉を開けていた
「いらっしゃい」
店の奥には全身黒ずくめで帽子を深く被り顔の見えない気味悪い男が居た
「ここは・・・」
「お客様の不幸をお手頃な価格で引き取らせていただいております」
「はぁ・・・」
気が付けば男はお金を払っていた藁にもすがる気持ちだったのかもしれない
「なんてバカなことをしてしまったんだ俺は」
男は実家の扉を開けた
「あら、あなたお帰りなさい今日は早いのね」
男は驚いた死んだはずの妻が居たのだ

数ヵ月後男は自殺してしまいました

38名無しさん:2009/07/04(土) 21:20:23
終電が過ぎてしまって困っていた。
「あぁ、どうしよう」そんなことを何度も呟いていた。
ふと気づくと、目の前に黒いスーツを着た男が立っていた。

その男は俺と目が合うと驚いた表情をして俺にこう言った。
「お前さん、この前の・・・」
俺は考えた。見覚えがない人間にそんなこと言われても。
10秒間の沈黙があった。何故か俺はただならぬ危機感を感じていた。
「お前さん、この前の」
男が再びその言葉を口にしたとき、俺は気づいてしまった。

俺はその場を駆け出した。必死に走った。
もう大丈夫だろうと思って後ろを振り向くと男の姿はなかった。
俺は呟いた。
「あぁ、どうしよう」

数日後、俺がその男に殺されたのは言うまでもない。

39名無しさん:2009/07/05(日) 01:36:19
>>36
どゆこと?

40名無しさん:2009/07/05(日) 08:08:00
シンプルなバージョンをみたことあるから
>>36は改変したもだと思う
その遊びは角の数+1人じゃないと最後の一人が誰もいない角に行きタッチ出来ないから止まってしまう
この話は一人がインチキしているから角の数と同じ人数なら成立するんだけど
実は角が8箇所あったって話
騙すつもりが
???な展開になった話

41名無しさん:2009/07/05(日) 08:08:27
友人の話

その友人は高層マンションに住んでいます。
彼は14階に住んでいるためエレベーターは必須なのですが。
夜中に帰宅したときのことです。
エレベーターに乗って14階のボタンを押し、ドアが閉まり動き出したところ、8階のボタンのランプが点灯したそうです。
『あぁ、誰か乗ってくるのか・・』
そう思った直後、ハッとした友人は慌てて2階3階4階5階とボタンを連打しました。
エレベーターは2階は通過してしまったものの、3階で止まってくれたので開きかけのドアをこじ開けるほどの勢いで外へ飛び出しました。
そのまま階段を駆け降りてマンションをあとにして、朝までコンビニで立ち読みしていたそうです。
『まぁ俺の思い過ごしだと思うけど、万が一ってこともあるしなww』
そう言った友人は、しかし夜間にエレベーターを使うのは今でも控えているみたいです。

42名無しさん:2009/07/05(日) 08:09:13
友達と二人で話してたら、久しぶりに心霊写真を撮ってみたいと誰かが言い出したので、近くの山道に惨殺事件があってからも未だに取り壊されず残されてた民家があるので夜中に行ってみた。
玄関から居間、風呂場とトイレ、キッチンに父親の部屋、階段から二階へ行き、子供部屋からベランダ、
母親の部屋、階段を降りて一階へ。最後に家をバックに一人ずつ。片っ端から写真撮って帰った。

んで今日。出来上がった写真を見て俺達は驚いた。

何も写ってないのだ。
もちろん俺達は普通に写ってる。霊的な物が何も写ってなかったのだ。
「・・おかしくね?」
「もう成仏しちゃったとか、じゃねぇかな?」
「やっぱそうなのかな。じゃあ、あそこ行ってももう心霊写真撮れないって事か。無駄だったなぁ」
「そうでもないよ。行く途中に結構周りから孤立してる民家、一軒あるから。次はそこ行こうぜ」
「おぉ!マジで?そこも廃墟?」
「んな訳ねぇじゃん。普通に人住んでたよ。今日の夜行こうぜ」
「おっけ、分かった。今の内に適当に準備しとくわ」
楽しみだ。かなり久しぶりだから何かワクワクする。

43名無しさん:2009/07/05(日) 08:09:44
3人の兄弟が山登りに行って遭難した。
夜になって、「このまま死ぬのか?」と思ったとき、1件の民家が見えた。
助かったと思い訪ねてみると、その家には美人の娘と、めちゃくちゃ怖そうな親父が住んでいた。
「よそ者は泊めない」という親父を、「かわいそうだから」と娘が説得し、
物置小屋に一晩泊めてもらう事に。しかし、その娘のあまりの美しさに目がくらんだ3兄弟は、
夜中にトイレに起きてきた娘に襲いかかった。

しかしすぐに親父に取り押さえられ、「お前等、全員殺す!!」と日本刀を抜かれた。
だが3兄弟は土下座して必死に謝った。父親は、「ここは山奥で食料も少ない。
山から食料を持ってきたら、山のふもとへ抜ける裏道を教えてやろう」と、条件を出した。
3人はすぐに小屋の近辺を探した。

はじめに戻ってきたのは次男だった。次男は、山ブドウを持ってきた。
それを見た父親は、「それをケツの穴にいれて見ろ」と言った。
次男は言われるまま、1粒のブドウを自分のケツの穴に入れた。
そして次男は裏道を教えてもらい、無事山を降りた。

次に、三男が大きく実った栗を沢山抱えて戻ってきた。
父親は同じようにケツの穴に入れることを命じた。
三男は必死に頑張って、栗をケツの穴に入れ始めた。
もう少しで入るという所で、三男は何故か笑ってしまい、栗はケツの穴からいきおい良く飛び出した。
三男は、そのまま父親に殺された。

三男は見てしまったのだ。
嬉しそうに、スイカを抱えてこちらに走ってくる長男の姿を・・・

44名無しさん:2009/07/05(日) 08:10:35
俺の友人に東京消防庁の消防士と地元交番の警察官がいて、お互いにとても仲が良い。
そんな友人達の話なんだがこのまえ
久し振りに会って居酒屋で三人で飲んだんだ
消防「この前現場があってさ、親子が三人仲良く川の字になって
黒コゲで死んでんだよ。良く火事になったら落ち着いて逃げましょう、
なんて言うだろ?それは不可能なんだよね、
ガス吸うとまず体が動かなくなるわけ、
意識のある中でジワジワと焼かれていくんだ。
だからきっついんだろうな・・・」
警察「署で聞いたな、その事件放火じゃなかった?
ひでー事しやがる。最近俺も仕事で行ったよ現場。
駐車場で練炭自殺があってさ。マジやっぱりおっかねえ
、練炭なら苦しくないなんてのは大嘘らしい、顔が変だったもの」
俺「少し前硫化水素なんてのも流行ったな」
消防「あれも駄目、あっさり死ねるなんて大嘘、ガスマスクしてないと不味い
実際緑色に顔変色して苦しみもがいて死ぬから」
警察「それも聞いたな、ここらで流行ってるよな最近
まあ確実なのはやっぱり縄で首吊りだな
それも誰にも発見されないように樹海で」
俺「こえー話すんなよ、まるで完全自殺マニュアルみたいじゃねーか」
消防「馬鹿言うなよ(笑)」

そして別れたあと、警察の友人から電話がかかってきた
「おい今日の話は誰にも言うな」
結構真剣な口調だった、いきなりの事でで全く意味が分からない
それが何だか怖かった

45名無しさん:2009/07/05(日) 13:42:13
さっぱり意味が分からない俺は負け組

46名無しさん:2009/07/05(日) 14:37:00
貼った本人だが、俺もわからん
わかった人>>44>>38解説よろしく

47:2009/07/05(日) 14:44:58
俺が小学5年生のときの話
あの出来事は今でも鮮明に覚えている
俺はわんぱくな小僧でいつも暴れまわる
いわゆるジャイアンみたいな存在だった
まあジャイアンほどごつくないし ひどくはなかったと思う
遊ぶときもいつも俺がリーダーシップとって遊んでいた
あの時も俺と皆でいつもどうり遊んでいたときだった

いつもの公園のグランドがそのとき中学生?
みたいな連中がサッカーしてたんで
違う公園に移動したんだ
そのとき遊んでた一人のやつが
「そういやあ、この前すごい不気味なところ見つけたんだ!!」
とか言い出した

ボロボロの廃墟の家にちょっと怖くなった俺だったが
「探検しようぜ!!」と心にもないことを言った・・・・
そのとき俺を合わせて5人いた 
以下 俺、A、B、C、Dとするわ

廃墟見つけたDはかなり乗り気で
D「しよう!!しよう!!」と言っていた
ABCは少し怖がっていたが好奇心もあってかこいつらも乗り気だった

俺らも「んじゃそこいこうぜ」
ってことになってそいつを先頭に自転車5台で向かうことにした
んで着いた場所が結構不気味な場所だった・・・
皆「すげー、でかいなぁとかいってた」
そこは普通の家の廃墟だった

48:2009/07/05(日) 14:47:52
みすった

俺が小学5年生のときの話
あの出来事は今でも鮮明に覚えている
俺はわんぱくな小僧でいつも暴れまわる
いわゆるジャイアンみたいな存在だった
まあジャイアンほどごつくないし ひどくはなかったと思う
遊ぶときもいつも俺がリーダーシップとって遊んでいた
あの時も俺と皆でいつもどうり遊んでいたときだった

いつもの公園のグランドがそのとき中学生?
みたいな連中がサッカーしてたんで
違う公園に移動したんだ
そのとき遊んでた一人のやつが
「そういやあ、この前すごい不気味なところ見つけたんだ!!」
とか言い出した

俺らも「んじゃそこいこうぜ」
ってことになってそいつを先頭に自転車5台で向かうことにした
んで着いた場所が結構不気味な場所だった・・・
皆「すげー、でかいなぁとかいってた」
そこは普通の家の廃墟だった

ボロボロの廃墟の家にちょっと怖くなった俺だったが
「探検しようぜ!!」と心にもないことを言った・・・・
そのとき俺を合わせて5人いた 
以下 俺、A、B、C、Dとするわ

廃墟見つけたDはかなり乗り気で
D「しよう!!しよう!!」と言っていた
ABCは少し怖がっていたが好奇心もあってかこいつらも乗り気だった

49:2009/07/05(日) 14:50:52
その廃墟、見た目は普通の廃墟みたいな感じなんだが
建ってる場所がすげー不自然なの
だって森の中に家が建ってるんだもんな・・
今思えば不自然なんだがそん時は何にも不自然ではなかったな

まあ俺を先頭に玄関前まで来て俺がドアノブをさわった瞬間
バキィィ!!!
って音が聞こえてきたんだ
かなり皆ビビッてた
俺「何だ今の音?・・・・まあ森の中だから不自然な音の一つや二つあるだろ」
とか言った
そして俺はドアノブを引いた・・・

案の定鍵が掛かっていた・・・と思いきや
案外素直に開いてびびッた
中はすっからかんだった・・・
少しでかかったが全部探検するのに30分とかからなかった
んで皆なんかあると期待してたから拍子抜けてその中で皆でわいわい喋っていた

1時間ぐらい喋ってたと思う・・・
Aがウンコしたいとか急に言い出した・・・
A「やばい、本当急におなかが・・・」
C「ここのトイレって使えるのかな?」
D「そうや、ここのトイレですればいいじゃん、俺紙もってるからさ」
とDはAにポケットティッシュを差し出した
Aはかなり嫌がってたが本当に漏れそうなので行って来る
と言いトイレの場所に向かった

俺らはA抜きで喋っていた
15分ぐらいしてAがすごい興奮して走って戻ってきた
A「お前ら見てみろよ!!」
と言ってきたので俺らは急いでトイレに向かった
するとそこにあったのは・・・・・
Aのウンコだった
俺「お前ふざけんなよ!!」
A「ウンコ流れないんだよ、ってそんなことよりもこっちだよ」
っとAがトイレの横にあるお風呂を指差した

50:2009/07/05(日) 14:52:04
俺「ここさっき見たけど何にもなかったぜ」
A「これ見てみてよ」
と言いAはお風呂のシャワーをひねり出した
すると
多分少し開いていた?お風呂のそこが開きだしたんだ
こん時Dがかなり興奮して
D「すっげぇぇぇぇ、お前よくこんなのみつけたなぁ!!」
A「トイレの水流れないから風呂も水でないのかなと思ってひねってみたんだ」

俺は小学生ながらかなり考えた
どうしてこんな大仕掛けがあるんだろう
この先はかなり危険なんじゃないのか・・・・
と思ってたとき
Cが言った
C「俺・・・帰るわ!!」
そういって一目散に帰っていった
俺らはポカーンってなって、あんなびびり明日からハブだよなとか
そのとき言っていた
俺「とりあえず入るか・・・」
俺もCみたいに帰りたかったし、帰ればよかった・・・・

入り口は大人一人ぐらいではしごになっていた
中は壁は洞窟みたいな感じだった
もちろん俺が先頭で皆で降りていった
10メートル?ぐらい降りて地面についたとき思った・・
真っ暗じゃんと
皆降りたことを声で確認したら
Bがリュックから懐中電灯を取り出した
俺らはお前準備良いなぁとかほめてたし、
何より暗い洞窟を懐中電灯で探検するなんて興奮した

んで暗い中俺が懐中電灯をもってドラクエ隊列見たいに進んでいった
本当に洞窟だった 下は土だし壁も土
縦横多分2メートルぐらいの狭い感じだった
ゆっくりゆっくり進んでいった
最初は興奮してわいわい喋っていたが20分も歩き続けていて皆喋らなくなった
多分不安になってきたんだと思う
俺も不安>興奮になってきたから怖かった
そして俺はストップと言った
俺が先頭見たものは分かれ道だった

51:2009/07/05(日) 14:53:02
俺「分かれ道だ・・・どっち行く?」
D「お前に任せるよ」
A、B「俺もお前に任せる」
俺「皆適当だなぁ・・・んじゃこの懐中電灯を立ててチョンって押して、光った先に行くぜ」
んで俺は懐中電灯を立ててチョンって押した

ちなみに分かれ道はY字みたいなかんじだった

んであっ右に倒れるっと思って右の方向が光った瞬間見えたんだ
人の影が・・・・・
皆言葉にならないぐらいの言葉で叫んだんだ
俺らは左の方向に一目散に走った・・・

それで結構走った後・・・・・
もう大丈夫だろうと思って俺が立ち止まって皆がドドドドッて将棋倒しみたいになった
俺「いってぇぇぇなぁ!!」
A「ごめんごめん・・・・つか皆見たよな・・・」
こん時少し目も慣れてきてたから薄暗い中みんなの顔が見えた
B「マジやばい・・・・本当何なんだあれ・・・・」
D「皆さっきから何なの?」
どうやらDは一番後ろにいたせいか全く見えなくてみんなの叫び声でビビッて逃げたようだ
俺がDに説明するとDはマジで?すっげぇ見たかったぁ!!
と興奮していたが俺は見たくなかった・・・だってあれはどう見てもCだった

今思えばCなんだがかなりでかかったんだ
顔はCだったんだが体が全然違ってた
一瞬しか見えなかったがそれははっきり見えた
皆も同じようなこと言ってたカラ間違いないと思う あれはCであってCでない
だから俺らは逃げたんだ・・・

52:2009/07/05(日) 14:54:31
俺らは本当に怖くなったし、目が慣れたとはいえ、懐中電灯がなかったら
前も見にくかった
そして俺は壁に激突した
俺「イッテェ!あ!!行き止まりじゃん!」
B「じゃぁ・・・・・戻るしかないのか・・・」
D「行き止まりかよ〜つまんねーの」
A「お前はあれを見てないからそんなこといえるんだよ!!」

Aが言った言葉で妙にしずけさが増した・・・・
俺「んじゃ帰るか・・・・・」
A「だが、帰るのダッシュでかえらね?結構な時間歩いたと思うけどゆっくりだったし俺らがダッシュしたらすぐだよ・・・・多分
俺「だなじゃぁおもっくそダッシュで戻るぞ、ついてこれないやつは知らない」
D「おもっくそダッシュだな」
んじゃ俺が先頭にまたなるからって言ってDの方にいこうとした

するとなんかすっげぇでかい音がした・・・・
例えられないぐらいの音がしたんだ
俺「もういくぞ!!」
俺はそう言ってすぐにすげーダッシュで戻った!!
途中分かれ道少し見えたけどもう怖すぎて後ろを振り返れなかった

そしてさっきより鮮明に見えたたからはしごにぶつからずすみ、
はしごをすごいいきよいで登った
下からもカランコロン聞こえてきたから皆ついてこれたのかと思って登ってるとき
少し安心したのを覚えているそしてお風呂の着いて息を切らして
ハァハァって皆なってた

53:2009/07/05(日) 14:55:30
そして一番後ろにいたAが蛇口をすごい勢いでひねりお風呂の底を閉めた
A「皆早く出ようここから」
俺らはすぐにそこから出た
外は暗くなっていて、皆疲れているのか話したくないのか黙って帰っていった

そして次の日学校でCはいなかった・・・・
俺らはCが学校に来ない事も含め放課後に皆で学校近くの公園で話し合った

皆でCが来ていないことや昨日のことを話し合った
そしてAがこんなことを言ったんだ
A「俺 帰りダッシュのとき一番後ろにいただろ?んで分かれ道のときやっぱ気になって
振り返ったんだ、したら薄暗い中ぐらい人影が見えたんだ・・・・しかも大勢!!」
俺らはその言葉にビビッて何も言い出せなかった
それからこのことを話すのはもうよそうと言い次の日になった

次の日、Cが急に引っ越したと言われた
先生にどこに引っ越したの?ときいてもさぁ?の一点張りで何も話してくれなかった
俺らはかなり疑問に思ったがこのことを話さない約束したので誰も口にしなかった
それからどんどん年月がたった

54:2009/07/05(日) 14:56:35
俺らは、16歳になった
そのとき俺ら全員昔からわんぱくだったせいかお前らの嫌いなDQNになっていて
高校に行かなくて現場工事で働いていた

俺はそん時16歳で月収20万はあった
皆月から金曜日は働いて土日は皆で飲みに行くのが日課だった(土曜日仕事も多かったが)
そんなある日Dが言ったんだ
D「この前さ、急に思い出したんだよ・・・・あれを・・・」
俺はすぐに嫌な予感がした Dのその一言で急にあのことを思い出したんだ

皆も同じだったようだ
俺らはそのときについて本当久しぶりに話し会った
そして酒の勢いかして夜にそこに行くことになった
久しぶりにいくとそこは・・・・

跡形もなくなくなっていた
俺らは驚いたが、よく考えればあんな廃墟数年もたてばなくなると思った
A「なくなってるよ・・・でも風呂場あった辺り探せば穴見つかるんじゃね?」
皆携帯のライトで探したがいっこうに見つかる気配がなかった

30分ぐらい探したけど全然見つからないし皆で帰ろうとした
だが
D「見つからないんだったらさ、地下の洞窟の道を少し歩いてどこに着くかやってみようぜ」
とか言い出して皆wktkして記憶をたよりに森の中を歩いた

55:2009/07/05(日) 14:58:10
そして
A「そういやあ分かれ道あったのどれぐらいだっけなぁ」
D「そうだった、あんなの地上歩いても感覚だけでわかるわけねーじゃん」
俺らあほ組は今頃そんなことに気づき
引き返すことになった
だが森の中だから少し迷いながら抜けて出た先はなんか知らないところだった

そして知らない土地に出た俺らはすっげぇテンションあがって
何だここ〜?
とか言ってた
見た限りでは一キロ範囲ぐらいグランドみたいになっていてその周りは畑とかだった
端っこになんか変な建物があった
その建物に皆気づくと 俺らの好奇心が高まり
B「入ってみる?」
とか言ってその建物にちかづていいった

俺「なんか前にもこんな感じのことあったよな・・・・」
そんなことを言うと皆あったあったwwwとか笑ってた
なんか懐かしい気持ちになりつつもそのドアノブをさわろうとすると
バギィィィィィ!!
前にも聞いたことある音 前と同じパターン・・・・

俺らは少しシーンとなった
だって怖いぐらい前と類似していたからだ
俺「前と同じパターンってレベルじゃないよな・・・・」
A「wktk」
俺「何でそんなwktkしてんだよ!!」
そんなやり取りをしてるさい、Bがドアノブをあけやがった
しかもまた鍵が掛かってなかった・・・

56:2009/07/05(日) 15:00:04
部屋を見ると少し驚いた
部屋わりがいっこもされていないからだ
俺らは二階もあったから二階にもいったがこれも部屋割りされていなかった
その建物は一階の部屋と二階の部屋の二つしかない奇妙な建物だった

俺らはなんだと拍子抜けで一階で喋っていた
一階にはテーブル二つと椅子が4つあってちょうど俺ら四人で椅子にすわり
森を歩いた疲れもあるし休んだ

するとDがあるものを見つけた
D「あそこにある床のやつって俺の家にもあるなんか食べ物とか保存するやつじゃね?」
確かに今でも名前はわからんが、普通の一般の家にならあるやつだ
A「もしかするともしかするわなコレ」
B「だな・・・・」
俺コレはあれしかないだろと思った

Dはあの床にある特徴的な鍵穴みたいなところを指で押し引っ張って開けた
中は・・・・・どう見ても洞窟だ

俺「おいおい・・・・こんな展開あんの?」
A「もちろん入るよな?」
B「ちょっと待てよ お前らあん時の怖さ忘れたの?」
D「てかよく見るとコレはしごない・・・・・」
俺「ほんとだ!!はしごがない!!」

57:2009/07/05(日) 15:01:34
俺「どうするよ?はしごがないと降りられないぜ」
A「俺はどうしても降りたい・・・俺の好奇心を止められないんだぁ」
とか言ってこいつは穴に飛び込みやがった・・・
俺ら全員ポカーン状態「AAのポカーン見たいな顔を思い出してくれ」
穴の下からAの声が聞こえる
A「そんな深くないぞー来て見ろよ!!」

Dがそれを聞いて飛び込む
下から声が聞こえる
A「あっぶねぇな 降りるときぐらい合図しろよ!!」
そんなことが聞こえて少し俺の心が和んだのを覚えている
Bも
B「降りるぞー」
と言い降りていき
俺も続いて降りていった

俺らは全員携帯のライトをつけた
俺「なんかかなり懐かしい気持ちになるなコレww」
D「ああ、奥に進んでみよう」
今回はDが先頭になってドラクエの隊列で進んでいった
子供のころとは違ってかなり狭く感じたな・・・

しばらく進むと左に後戻りできる場所があった
D「コレって俺らが昔に見た分かれ道じゃね?」
俺「うわ!!絶対そうだよ!!」

俺「いってみるか・・・・」
A「あん時は全てがなぞだったが今全て解けるな」
B「漫画みてーなナレーションしてんじゃねぇよ!!」
D「俺は何にも見たことなかったけどね・・・・・」
とりあえずDが先頭に右Y字の右上の部分に向かった

しばらく進んでDが叫んだ!!
うあわぁぁぁぁぁぁぁぁぁってかなりでかい声で
俺らはその声でかなりびびッたがDが落ち着いて言った
D「何だ・・・・びびッた人の腕かと思ったぜ」
そこにはマネキンの腕が転がっていた

俺らは不思議と不安に思いながら先に進むとマネキンの人形ばっか転がっていた
すっげぇ不気味だった
途中でBがマネキンの手を股間に当てて
B「おい やめろよ////」
とか言ってみんな和ましていた

58:2009/07/05(日) 15:03:16
Dが言った
D「あ 行き止まりだ・・・違う!!」

D「嫌・・・・コレは」
俺「何なんだよ」
Dが床に落ちているものを拾った
それはあの懐中電灯だった・・・・
B「それって俺が昔に・・・」
A「でもそれって分かれ道に落としたよな・・・・」

D「コレは怖いな・・・・」
A「とりあえず・・・いきどまりなんだよな?」
D「うーん・・・」
とDが上にライトをやるとドアみたいなのが見えた
俺「このドアみたいなのさっきの入り口じゃね?」
B「っぽいなだけどどうやって登る?」

っとか下で騒いでいたら上のドアがバカって開いた
急に開いた光が俺らにはかなりまぶしかった
上から変なおっさんが顔を出していた
おっさん「お前ら何やっとんじゃ?」
俺ら「・・・・・・・・」

D「え?あの・・・・・・」
おっさん「びっくりするわぁ!!とりあえずお前ら脚立貸すからあがって来い」
俺らはおっさんがさしだしてくれた脚立で上に上がった・・・・・
そこで見た光景はマネキンがいっぱいおいてある工場?みたいなところだった

俺らはそのおっさんに変な部屋まで案内されてどうやって入ったのかとかいきさつを聞かれた
俺らは前に入ったことは話さず それまでのいきさつだけを話した
おっさん「そうかいなぁ、お前ら好奇心満載やのう、でもコレは不法侵入やで」
「みてのとおりここはマネキン工場や、俺はここの工場長や」

おっさんはそう言い俺らに出口まで案内されて俺らは外に出た・・・
そこは普通に学校近くの工場だったし、なんか本当拍子抜けだった
俺らはもう疲れたのもあって家に帰った
それから一週間たってまた飲みに言ったとき・・

59:2009/07/05(日) 15:05:00
俺「それにしてもあんなとこにつながるとはなぁ・・・・」
A「・・・・・・」
B「そうだよな、変な俺らが小学生だったのもあってビビッてただけだったな」
D「そうそうwwwww」
急にAが言った
A「じゃああのとき見たCはなんだったんだ?確実にあの時Cだったぞ・・・」

皆ここでシーンとなった・・・・
俺「C・・・・確かにあれはCだった昔のことでもコレは確実に言える・・・」
「しかもあの後Cは引っ越したとかいって行方がわからなくなったよな・・・・」
D「あいつどこにいったんだろうな・・・・先生行き先言わなかったし・・・」
俺らは疑問に思ったことを口々言い出したがCのことは解決せず
そのまま時が去っていった・・・

それから俺らが18歳になった2年後の話・・・・
俺らは なんかあれから飲む機会が少なくなり
ニートになったりならなかったり バラバラになっていった
たまに連絡は取るも 遊ぶ気にはならなかった
けどあのニュースを見るまでは・・・・

ある夜ニュースにあのおっさんが捕まったって報道されてた・・・・
あの顔・・・・はっきり覚えている・・・・
しかも殺人容疑・・・俺はそのニュースを食い入るように見た
そして殺された人の名前二人・・・・一人は知らないやつ
もう一人はCの名前が・・・・

バラバラ殺人事件だったらしい・・・・
俺は怖くなった あの時 あの時だ・・・・・

俺は考えた… あの時見たのはおっさんがCの顔を持っていた?
嫌違う・・・それだったら追いかけてきたはずだ・・・・
どうなんだ? どうなっているんだ・・・・

60:2009/07/05(日) 15:06:56
そん時俺の電話が鳴った・・・・
俺はびっくりして携帯をとった
D「お前・・・・ニュース見た?」
俺「ああ・・・・見たよ・・・」
しばらく沈黙が続いた・・・
D「次の日曜日皆で会おうと思うんだがお前もこいよ」
俺「ああ そうしよう・・・」
次の日曜日昼 俺らはそこらへんの喫茶店に集合した
久しぶりあうこいつらに少し心が躍った

日曜日集まって
俺「最近ニュースで学校近くの工場のおっさん捕まったの皆見ただろ?」
D「ああ・・・・C殺されたなんてな・・・・」
B「まさかCのおっさんだったなんてな・・・・」
俺、A、D「!?!?」

B「・・・・・・・」
D「ちょっと待て・・・・・B、そんなんここんとこ毎日ニュース見たがそんなんしらねーぞ・・・」
A「おい!!」
Bは突然逃げ出した!! 俺はボーゼンと見ているだけだった・・・・
とりあえず皆でBを追いかけることに・・・・

Bが突然立ち止まった
D「おい、何で逃げるんだよ」
B「俺・・・・知ってたんだ・・・・2年前あのおっさんがCのおっさんだったってこと」
俺「マジかよ・・・・」
A「どうしてそれ言わなかったんだよ!!」
B「2年前おっさん見た時は思い出せなかったんだが、あの後帰った後にふと思い出したんだ・・・」

B「俺は思い出した時思ったんだ・・・・」
「なぜCは急に帰ったのか・・・それはあの場所を知っていたんじゃないのか?」
「なぜおっさんはCを殺したのか?それは血が繋がってない親子だからじゃないのか?」

61:2009/07/05(日) 15:08:38
B「俺はCの幼馴染だからCのことはよく知ってるんだ」
「あいつと昔に遊んでたとき、あのおっさんみたことあるんだ」
「あいつの母親一回別れてまた再婚してんだよ」
「俺が最初に見た父親はあのおっさんだったはずだ」

B「Cの母親再婚した後すぐまた別れた・・・・・」
「俺の予想なんだが殺されて見つかったの二人いたよな・・・・・あれCとCの母親の再婚相手だと思う」
D「それなら血が繋がってるはずだろ?」
B「俺もよくはわからんが、何回も再婚してる母親らしい・・・・」

俺らはBの話を聞き、話を仮説でまとめた・・・
つまり

Cの母親は昔から再婚を繰り返すやつでCは誰の子かわからない
Cを殺したおっさんも母親が再婚した相手のの一人
Cがあの時帰ったのはその場所がどこに続くかわかったから
殺されたのはCとおっさんの次の再婚相手の二人殺された

コレは4年前の話なんだ 俺は今24歳
Cの事件はいまだにわからないことが多い
でもあの時見たのは確かにCなんだ
信じてくれ
オチが弱かったが 本当の話だ
最後まで付き合ってくれてありがとう


新着レスの表示


名前: E-mail(省略可)

※書き込む際の注意事項はこちら

※画像アップローダーはこちら

(画像を表示できるのは「画像リンクのサムネイル表示」がオンの掲示板に限ります)

掲示板管理者へ連絡 無料レンタル掲示板