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( ^ω^)がギル高に入学したようです
1
:
1
:2007/11/03(土) 02:53:06
―――――――――――――――――――――――――
「ォゥァー!」
「イタダキー!」
さわやかな朝の挨拶が、澄み切った青空にこだまする。
右渡様のお庭に集うギルオタたちが、今日も機械のような正確な動きで、教室の筐体にコマンドを入力していく。
1ドットでも諦めを知らない心身を包むのは、深い色の制服。
キャラ別コンボの精度を乱さないように、リバサヴォルカはスカらせないように、
ゆっくりとコマンド入力するのがここでのたしなみ。
もちろん、タイムアップギリギリでドラゴンインストールするなどといった、
はしたない生徒など存在していようはずもない。
社立ギルティギア専門高等学校。
平成四年創立のこの学園は、もとは初代GGプレイヤーのためにつくられたという、
伝統あるギルティ系オタク学校である。
―――――――――――――――――――――――――
2
:
1
:2007/11/03(土) 02:55:05
( ^ω^)「なんだお?これ」
肌寒い季節,決して広いとは言えない部屋に一人の少年が立っている。
彼の名前は内藤ホライゾン。
(数少ない)友達からはブーンと呼ばれている。
受験を間近に控える中学三年生の彼の手には一枚のパンフレットがあった。
( ^ω^)「なになに…プロゲーマー,ゲームクリエーター等を多く生み出している…だってお?!すごいお!すごいお!」
プロゲーマー…胸が踊った。
世界中の子供達が憧れる職業。
みんな一度は世界リーグやWGT(World GuiltyGear Tournament)に出ることを夢見ることだろう。
( ^ω^)「ドクオも誘うお!」
( ^ω^)「カーチャン,いってきますだお!」
J( '-`)し「いってらっしゃい。気をつけてね。」
J( '-`)し「…」
――――――――――
3
:
1
:2007/11/03(土) 02:56:44
チンコーン
( ^ω^)「僕だお!ブーンだお!はやく開けてくれお!」
ガチャ
('A`)「何慌ててんだよ…さっき別れたとこじゃねぇか。」
( ^ω^)「ドクオ!これを見るお!早く見るんだお!すごいんだお!」
('A`)「なんだってんだ…」
('A`)「…(ペラ)」
('A`)「あぁ,ギル高かよ。」
( ^ω^)「相変わらずドクオはリアクションが薄いお。」
('A`)「いや,薄いも何も俺これ知ってるよ。」
( ゚ω゚)「な,なんだってー!」
('A`)「むしろ知らないお前にビックリだよ。」
( ^ω^)「何で教えてくれなかったんだお!」
('A`)「当たり前すぎることだし教えるまでもないと思ってたんだけど…」
('A`)「ってことはまだお前願書だしてないのか?」
( ^ω^)「今知ったのに出してるわけないお。」
('A`)「願書受け付け昨日までだぞ。」
( ゚ω゚)「な,なんだってー!」
糸冬
4
:
1
:2007/11/03(土) 02:59:03
('A`)「冗談だ。本当は今日締め切りだぜ。」
( ^ω^)「びっくりさせるなだお。全くドクオの冗談にはいつもひっかかるお。」
('A`)「毎回ひっかかるお前もどうかと思うがな。」
( ^ω^)「そんなことないお!前の前の前は見破ったお!」
('A`)「…そんなことより早く願書書かないと間に合わねぇぞ。あれ書くのに2時間はかかるからな。」
( ゚ω゚)「な,なんだってー!」
( ^ω^)「もう16時だお!ヤバイお!超ヤバイお!ドクオー!紙とペンとちり紙とハンカチと紙を…」
('A`)「落ち着け。冗談だ。30分もありゃ書けるぜ。」
( ^ω^)「またひっかかったお…orz」
('A`)「ほら,願書とペンだ。とっとと書こうぜ。郵便局があと20分で閉まっちまう。」
( ゚ω゚)「な,なんだっt(ry
――――――――――
5
:
1
:2007/11/03(土) 03:00:28
こうして社立ギルティギア専門高等学校に入学することを決めたブーンとドクオ。
かなり出遅れたブーンも必死の勉強の甲斐があって見事に二人とも合格できた。
ギル高にて待ちうけるのはさらなる勉強,鍛練,試練…仲間にライバル,厳しい先輩に先生,そして青春である。
( ´∀`)「…明日は入学式…どんな生徒がくるか楽しみだモナ。」
('、`*川「強い人が入ってきたらいいなぁ…」
(*‘ω‘*)「ちんぽっぽ!」
( ´_ゝ`)「うはwwwブリたんのエロ画像ゲットktkr!」
(´<_` )「兄者,そろそろ寝ないと明日遅刻してしまうがお前それでいいのか?」
川 ゚ -゚)「…」
ξ゚⊿゚)ξ「どんなやつがいたって叩き潰してやるんだから!」
桜咲く四月。
明日は待ちに待った社立ギルティギア専門高等学校の入学式。
この門を潜った時から,あなたのギルティにかける青春が…今始まる。
【( ^ω^)がギル高に入学したようです】
近日公開予定
6
:
1
◆R.o.B.o.h.
:2007/11/03(土) 12:22:11
wktk
7
:
名無しさん
:2007/11/03(土) 12:22:51
コテ消し忘れた…
8
:
名無しさん
:2007/11/03(土) 21:22:21
期待ニャンポコー(゚ω゚)
9
:
名無しさん
:2007/11/05(月) 03:18:32
( ^ω^)(ついに入学式の日がきたお…)
社立ギルティギア専門高等学校の前に立つ緊張した面持ちの少年。
桜が彩るこの清閑な建物を見つめながら振り返る軌跡。
( ^ω^)(あの日(ドクオに騙されまくった日)から受験日まで…過酷だったお。)
ギル高の試験は筆記・実技・面接の3つからなっていた。
筆記試験では各キャラのフレーム表,技の相性,キャラ対策などの問題で知識を。
実技試験では試験官や受験者同士での戦いで実力を。
そして,面接では様々な質疑応答で将来性,成長性を見るのだという。
( ^ω^)(二人とも合格してた時のテンションといったらもう金バヒット以上だったお。)
( ^ω^)「…(キョロキョロ)」
( ^ω^)(…でも今は起こった問題について冷静に考えるべきだお。)
( ^ω^)「ドクオとはぐれたお…」
第一話【入学式は出会い咲く式】
( ^ω^)(キョロキョロ…)
( ^ω^)「ドクオはどこだお…」
ドンッ!
10
:
1
:2007/11/05(月) 03:19:33
( ^ω^)「うわっ!!」
???「キャッ!!」
突然の衝撃。
お互いが跳ね飛ばされて尻餅をつく。
どうやら走ってきた人とぶつかってしまったようだ。
ξ゚⊿゚)ξ「ご,ごめ…な,何するのよバカ!ちゃんと前見て歩きなさいよこの変態男!!」
( ^ω^)「ごめんだお。キミは怪我はないかお?」
ξ゚⊿゚)ξ「うるさい!あっ!もうこんな時間…あ,あんたのせいよ!次会ったら覚えてなさい!!」
走ってきたのは暴言の目立つ女の子。
しかし次の瞬間には素早く身を起こし,まるで金ミリアのように走り去って行ってしまった…
( ^ω^)「びっくりしたお…」
???「君,大丈夫かい?」
またしても急に頭上に現れた影。
その影から手がのばされている。
(´・ω・`)「掴まりなよ。」
( ^ω^)「ありがとうだお!」
掴んだその手はとても滑らかで温かく,なおかつ逞しさも感じとれた。
あぁ…なんだかずっと掴んでいたい気持ちになっt
( 〃ω〃)「ち,違うお!ブーンにはその気はないお!」
(´・ω・`)「君は一体何をいってるんだ。」
11
:
1
:2007/11/05(月) 03:20:33
('A`)「あ,ブーン。急にいなくなったと思ったら何やってんだ?」
( ^ω^)「ド,ドクオこそ一体どこに行ってたんだお?!探したお。」
(´・ω・`)「…」
('A`)「…」
二人とも急に黙って僕の腕を見ている。
( ^ω^)「な,なんだお?僕の手に何かついてるのかお…」
( ゚ω゚)「ギャース!」
('A`)「血だな。」
(´・ω・`)「血だね。」
( ^ω^)「血だお!血がでてるお!シショるおー!!」
('A`)「赤いな。」
(´・ω・`)「赤いね。」
( ^ω^)「二人とも冷静すぎるおー!このままだとゼイネストが張れちゃうおー!」
ブーン は さわいでいる!
从*゚∀゚从「こるぁ!うるせーぞそこ!何があったってんだぁ?!」
( ^ω^)「血だお!手から血がでちゃったんだおー!」
从*゚∀゚从「アヒャヒャ!血かよ?!そんくらいの血が出たくらいでなーに騒いでやがるこのボケ!」
( ´ω`)(今日は暴言吐かれる日なのかお…)
从*゚∀゚从「ほれ!ちょっと手貸してみろ!」
言うが早いかブーンの手を掴んだ正体不明の女。
何処からか取り出した包帯とガーゼを手に,見る見るうちにブーンに止血処置を施して行く。
12
:
1
:2007/11/05(月) 03:21:43
从*゚∀゚从「…ほれ!できたぜ!!」
( ^ω^)「す,すごいお!血が完璧に止まってるお!ありがとうだお!!」
从*゚∀゚从「ははっ!いいってことよ!今は時間ないから貸しにしといてやるからよ!」
( ^ω^)「え…」
从*゚∀゚从「そうだ!後で取り立てに行くからてめぇ名前教えろや!」
( ^ω^)「な,内藤ホライゾンだお…」
从*゚∀゚从「内藤,内藤だな…よし!覚えたぜ!俺ぁハインリッヒ高岡だ!ハインでいいぜ!よろしくな,内藤!じゃあまたな!!」
アヒャヒャと笑いながら去っていく後ろ姿を見る三人の男達。
( ^ω^)「…」
('A`)「…随分『!』が多い女だったな。」
(´・ω・`)「…だね。」
( ^ω^)「…」
('A`)「…どんまい。」
(´・ω・`)「…(ハインリッヒ高岡…聞いた名だな…)」
???「おーい,そこの残念な感じの三人組〜。」
またこのパターンかよ,と誰だって思う。
俺もそう思う。
とにかく三人は声の主の方へ振り返った。
13
:
1
:2007/11/05(月) 03:22:42
('、`*川「悪いんだけど早いとこ会場入りしてくれない?もうすぐ時間だからさ。」
そこには深い色の制服を着ている女。
ブーン達の同じ服。
しかし新品の彼らとは違い,彼女のそれは着慣れている感がある。
彼女の腕にある腕章には『生徒会』と書かれていた。
( ^ω^)「わかりましたお。」
('A`)「今行きます。」
(´・ω・`)「…」
('、`*川「ん?君は…」
(´・ω・`)「こんにちわ」
('、`*川「そっか,君もギル高に入ったんだね。まぁ当然だろうけど。」
(´・ω・`)「これからもよろしくお願いします,ペニサスさん。」
('、`*川「うん,よろしくね,ショボン君。じゃあまたね。」
(´・ω・`)「失礼します。」
ペニサスと呼ばれた女から離れ,ブーン達はようやく会場に向かって歩き始めた。
( ^ω^)「今の人と知り合いなのかお?」
(´・ω・`)「まぁ,ちょっとした顔見知りってとこかな。」
('A`)「あの腕章…生徒会だろ?学校から実力を認められないとなれないっていう…それにあのバッジの色も…」
(´・ω・`)「うん,そうだね。」
( ^ω^)「そんな人と知り合いだなんて君は有名人だお!おっおっ!」
14
:
1
:2007/11/05(月) 03:23:07
('A`)「そういや自己紹介がまだだったな。俺はドクオだ。」
( ^ω^)「内藤ホライゾンだお!ブーンと呼んでくれお!」
(´・ω・`)「僕はショボンだ。よろしくね,ドクオ君,ブーン君。」
( ^ω^)「君なんてつけなくてもいいお!僕もショボンと呼ぶお!」
(´・ω・`)「わかった,ブーン。」
('A`)「さて,と…着いたぜ。」
そして三人は扉の前に立つ。
この扉の先には,これから三年間共に過ごし,闘い,競い合うギルヲタ達がいる。
( ^ω^)「開けるお…!」
三人ともそれぞれの思いを胸に,今その扉を開ける。
ガチャ
ガッ!
( ゚ω゚)「シッショー!」
続く
15
:
名無しさん
:2007/11/05(月) 11:03:17
普通におもしろいなw
期待!!
16
:
名無しさん
:2007/11/05(月) 12:13:01
>>1
に期待レス支援!!
17
:
名無しさん
:2007/11/07(水) 12:38:10
久々にうらいた見たけど、まだ面白いスレあんだな。
期待age
18
:
1
:2007/11/08(木) 03:50:56
>>5-7
支援ありがとうございます。
第二話【目指すべき活躍の舞台】
( ゚ω゚)「シッショー!」
( ・∀・)「ん…?」
ブーンが開けようとしていた扉は先に会場内から勢いよく開けられた。
=開けようとしていたブーンの手は…
( ^ω^)「い…痛いお…」
( ・∀・)「む,スマンな。君達は新入生だね?あっちの席に座るといい。」
( ^ω^)「はいだお…」
( ・∀・)「あと君。うかつにシッショー!なんて言わない方がいいぞ。」
( ^ω^)「どうしてですかお?」
( ・∀・)「それを聞くとみんなが我先にとパイルを撃ってくるからね。いや,私も頑張って我慢したのだよ。ハハハハハ。」
( ^ω^)「あ,ありがとうございますだお…」
( ^ω^)(目が!目が笑ってないお!!)
( ・∀・)「それでは早いとこ着席したまえ。」
( ^ω^)「分かりましたお!」
周りを見るともうほぼ席が埋まっている。
( ^ω^)「席が全然空いてないお…」
('A`)「あそこ空いてるぞ。」
見ると反対側の扉の近くにちょうど3つ空いてる席があった。
(´・ω・`)「あんな所の席,よく見つけられるね。」
('A`)「昔から目だけはいいのさ。」
( ^ω^)「席が始まっちゃうお!早く座るお!」
19
:
1
:2007/11/08(木) 03:52:04
ブーン達が着席してからすぐに場内が暗くなった。
( ^ω^)(ギリギリだったお…)
「これより,社立ギルティギア専門高等学校入学式を行います。」
きれいな女性の声でアナウンスが流れる。
「初めに,昨年度の当校におけるベストバウトをごらんください。」
「おぉ〜!」
ざわ…ざわ…
客席から聞こえる感嘆と話し声。
もちろんブーンとドクオの声もその中に入っている。
壇上の大きなスクリーンに映像が流れる。
デーデデデデデ デーデデデデデ デデデデデデデ デッデッデッデーン
お馴染みの戦闘前音楽。
画面にはチップ・ザナフとエディの立ち絵…
思わず目に力が入る。
そう,ブーンの持ちキャラはギルティギアが誇る紙装甲,チップ・ザナフなのである。
持ちキャラの対戦動画となれば注視しない理由はない。
『キサマの力,存分に見せるがいい』
『師匠……見ててくれよ!』
HEAVEN OR HELL…
DUEL 1!
LET'S ROCK!!
20
:
1
:2007/11/08(木) 03:53:36
――――その試合は…壮絶という言葉がもっとも相応しい試合だった。
開始まで多少騒々しかった会場をすぐに沈黙が支配している。
聞こえるのはスピーカーからあふれてくる音のみ。
しかし,戦況が動くにつられて歓声が上がる。
召喚に合わせられるD転移青。
通常投げからガード不能が4回。
迷彩,転移,ドリキャン等を駆使した見える要素のない起き攻め。
分身が消えない巧みな常時エディ。
そして一進一退の攻防。
客席から聞こえる歓声と感嘆がこの闘いのレベルの高さを表している。
( ^ω^)「これが噂に聞くスーパーチップなのかお…」
互いに1ラウンドずつ取り合って迎える最終ラウンド。
思わず口から言葉が漏れる。
(´・ω・`)「…」
――――――――――
『ドリルスペシャル!ドリルスペシャル!』
『シッショー!』
S L A S H !
『キサマらは死んでもなお生きるというのに…』
スクリーン上の激闘についに決着がついた。
チップが倒れ,エディが立っている。
21
:
1
:2007/11/08(木) 03:57:02
チップが倒れ,エディが立っている。
会場内からは歓声というよりも落胆の声が多く発せられる。
やはりチップを応援する者の方が多かったのだろう。
チップの動きにはなぜか見る者を高める効果があるようだ。
('A`)「最後は削り殺しか…惜しかったな,チップ。」
( ^ω^)「あのエディ相手にあそこまで戦えるチップなんて初めて見たお!」
('A`)「色々見習う所あったんじゃねぇか?」
( ^ω^)「逃げてるようでいて攻めもこなしてるのがすごいお!なんで事故らないのか不思議なくらいだお!」
('A`)「起き攻めも全く次元が違ったしな…」
(´・ω・`)「…」
「お静かに願います。続きまして,モナー副校長によるご挨拶を行います。」
ざわついていた会場がまるで時が止まったかのように静まりかえる。
モナー副校長…ギル校の副校長にして『不可視の壁』と称される世界屈指のファウスト使いである。
彼によって繰り出される驚異のリーチを持つ牽制はさながら壁のように相手を近付かせないということでこの通り名がついた。
ファウスト使いはもちろん,全世界のギルティギアプレイヤーから尊敬されるプレイヤーである。
22
:
1
:2007/11/08(木) 03:58:07
( ´∀`)「新入生の皆さんこんにちわ,そして入学おめでとうだモナ。」
( ´∀`)「本当は校長の右渡さんがこの場に立つべきだけど彼は今海外のとある大会に出場してるモナ。」
( ´∀`)「入学式くらいこっちにいればいいと言ったんだけど『俺より強いやつに会いに行く。』って言って飛びたったモナよ。」
( ´∀`)「正直校長としてはダメダメだけどギルティギアプレイヤーとしては彼は鑑だモナ。」
( ´∀`)「どれだけ強くなっても,もはや敵無しとまで言われても,飽くなき向上心を忘れないでほしいモナ。」
( ´∀`)「僕からの話はそれだけだモナ。皆がこの学校で大きくステップアップしてくれることを期待しているモナよ。目指すべき活躍の舞台は常に新しく,高みにあるモナ。」
マイクから離れ,モナー副校長が退出する。
瞬間――割れんばかりの拍手が会場を包んだ。
これほどまでダイレクトに伝わってくる言葉があっただろうか。
挑戦者として生きる道こそが自分を高める方法なのだ,とその場にいた全員が理解した…
23
:
1
:2007/11/08(木) 03:59:41
――――――――――
その後も入学式は滞りなく進み,予定通りの時刻に終了した。
これから毎日通う建物を背に各々の帰路につく人々。
後ろからは分からないが,彼等の表情は皆同じなのだろう。
夢と希望と期待とちょっぴりの不安を胸に,彼等の生活が今始まる…
続く
安価ミス
>>15-17
でした。
むしろ支援してくれる人みんなありがとー!
24
:
名無しさん
:2007/11/08(木) 04:20:17
更新乙。
過疎っても応援してるぜ。
25
:
名無しさん
:2007/11/08(木) 12:26:24
転移青安定するチプー使いって憧れるよな
26
:
名無しさん
:2007/11/08(木) 17:51:23
>>25
今回の転移青は結構簡単なんだぜ?
しかし過疎の中ここはなかなか賑わってるな
27
:
名無しさん
:2007/11/10(土) 18:06:35
おお。結構面白いな。
偽うらいたの方にも、かつて同じようなやつがあったけど、内容は少し違ってるな。
1は同一人物っすか?
28
:
名無しさん
:2007/11/10(土) 18:41:34
期待sage
29
:
1
:2007/11/10(土) 23:02:53
>>27
違いますよぅ
偽にもブーン系小説があったこと自体初耳ですわー
ギル高の元ネタはGGXXBBSにあったSSスレです
30
:
名無しさん
:2007/11/10(土) 23:31:16
じゃあ、俺の勘違いだったかも知れん。
頑張ってくれろ。期待してるぜ。
31
:
1
:2007/11/13(火) 13:50:00
入学式が終わり,まさに今校門を出ようとしている男が3人,佇んでいた。
( ^ω^)「ドクオ!ショボン!このままゲーセンに行くっていうのはどうだお?」
('A`)「いいね,俺もまさにその気分だ。ショボンはどうだ?」
(´・ω・`)「ごめん,僕は少し学校に用があるんだ。また誘ってくれないか?」
( ^ω^)「了解だお!早くショボンの闘いを見たいお!」
(´・ω・`)「よろしくね。じゃあまた明日。」
( ^ω^)「また明日だおー!」
('A`)「じゃあな。」
( ^ω^)「おとなしい感じだけど優しくていい人だお!同じクラスになれたらいいお!」
('A`)「明日クラス分け発表か…wktkだぜ。」
( ^ω^)「じゃあゲーセンに行くお!!」
第三話【VIPにて】
二人が向かう先はゲームセンター『V.I.P』。
ここらの地区では最も規模が大きく,ランバトも広く開催されている。
( ^ω^)「ここがV.I.P…一度来てみたかったんだお。」
('A`)「ハァ…ハァ…俺ら地元のゲーセンばっかだったからな…ハァ…」
( ^ω^)「…ドクオは体力が無さ過ぎだお。」
('A`)「うるせ…自分だけチャリとか…ハァ…ずるいだろ…ハァ…」
32
:
1
:2007/11/13(火) 13:53:48
V.I.Pはギル高から自転車で5分ほどの所にある。
ちなみにブーンだけが自転車に乗ってるのは,チャリ通だからである。
( ^ω^)「ドクオも自転車通学にしたらいいんだお。」
('A`)「ハァ…毎朝1時間以上も…走ってられるか…ハァ…電車通学にするだろ…常識的に考えて…」
( ^ω^)「おっ!おっ!早く入るお!」
('A`)「ハァ…ハァ…待て…」
広い入口をくぐって左手に向かうとアーケードゲームのコーナーが見える。
その中でももっとも人が多く集まっている場所…
目的のGGXXACである。
7台の対戦台が常時稼働するのはさすがVIPクオリティといった所だろうか。
('A`)「やっぱ…制服着たやつばっかだな…」
( ^ω^)「すごいお!全台埋まってるお!」
おそらく新入生だろうか。
真新しい制服を着た者が多く目立っている。
やはり,皆考えることは一緒なのだろう。
あんな激闘を目の前にしてたぎらない理由がない。
早速片側に陣どり対戦中の画面を見る二人。
画面ではエディとカイが動き回っている。
『スタンエッジ!ハァッ見切った!今だっ!斬るっ!!』
S L A S H !
カイの勝利。
体力にかなりの余裕を持って立っている。
33
:
1
:2007/11/13(火) 14:00:03
( ^ω^)「入るお!」
慣れた手つきでコインを投入する。
( `ω´)「やるお!」
『HERE COMES A DAREDEVIL!』
『PLEASE COLLECT YOUR CHARACTER!』
お馴染みの音楽と共にカーソルが動く。
『カチカチカチ…ギィン!』
白のチップを選択するブーン。
『お前…死相が出てるぜ…!』
『迅雷の所以をお教えしよう』
HEAVEN OR HELL…
DUEL 1!
LET'S ROCK!!
『たぁっ!』
遠Sで攻めるカイに対し,バックジャンプで距離をとるチップ。
『たぁっ!見切った!』
封雷剣が空を切る。
相変わらず距離をおくチップからは攻める気配ん感じることができない。
『スタンエッジ!』
『トゥレイ!!』
空中スタンが放たれた刹那…いや,放たれると同時と言うべきか,チップが背後に現われる。
『ショーグン!』
『カウンタッ!』
地面に勢いよく叩きつけられるカイ。
ドリキャン表裏二択が迫る――
『はっ!てやっ!せいやっ!』
カイがのけぞる。
表落ちだがほぼ真上から落ちている。
崩した本人にもガード方向は分からないだろう。
『ガンマブレーィ!!はっ!トゥレイ!』
ダッシュ慣性を残したHS転移で裏に落ちる。
敏捷な動きでカイを翻弄する。
34
:
1
:2007/11/13(火) 14:06:16
『はっ!せぃ!せいやっ!』
そのまま足払いまで繋いでダウンを奪い,再度表裏起き攻めにうつる。
『やりますね!まだだ!』
表の選択肢をガードするカイ。
距離が離れ,両者膠着状態に入る。
体力はもちろんチップがリードしている…
川 ゚ -゚)「…」
筐体を挟んでブーンの向かい側に座ってる女の子。
彼女もまた,ブーンと同じ真新しい制服を着ている。
名は素直クール。
高校一年生らしからぬ知的な印象を持つ美貌と常に平静を崩さないその性格によって(主にMの方々から)ファンが多い。
ここらではちょっとした有名人である。
川 ゚ -゚)「…」
しかし,彼女が有名な理由はそれだけではない。
『失礼!これを使うとは…』
そう…彼女の持ちキャラはカイ・キスク。
『はっ!たあっ!…失礼!これを使うとは…』
封雷剣を巧みに操る聖騎士団団長。
『見切った!油断しましたね。』
『なめんじゃn』
『失礼!』
その戦いぶりはまさに―――
『はぁっ!見切った!今だっ!斬るっ!』
“エレガント”なのである。
キィィン――
雷球がチップの頭上に生成される。
『失礼!』
『はぁっ!見切った!今だっ!斬るっ! 見切った!今だっ!斬るっ!』
35
:
1
:2007/11/13(火) 14:08:13
本ラウンド4回目の投げからジャベリンループがはいる。
投げられているのは別にブーンの防御が下手だから,というわけではない。
“なぜか投げられている”
“今俺が投げたって!”
今ブーンの中にはこの言葉がいっぱいだろう。
“エレガント”と称される所以はこの投げにある。
相手の機を上手く外して投げる。
予想してても投げ返せない,飛べば引きずり降ろされる,暴れたら潰されてる。
意味が分からないからこそ対策ができない。
それを見た人,やられた人が言う。
“エレガントだ”と。
『天罰です!』
『シッショー!!』
S L A S H !
『これが封雷剣の力です…』
その後のラウンドも素直クールの華麗な立ち回りと巧みな攻めによって奪われた。
ブーンの唯一の見せ所といえば,第2ラウンドにタイムアップギリギリまで逃げた所だろうか。
( ´ω`)(完敗だお…)
( ´ω`)(でも…)
( ^ω^)(なんかエレガントだったし清々しいお!)
続く
('A`)『スライドヘッド!』
Ω「うわぁ…」
36
:
名無しさん
:2007/11/13(火) 15:16:26
ドクオwwww
37
:
名無しさん
:2007/11/13(火) 19:58:50
ドクオ切なすwww
38
:
名無しさん
:2007/11/14(水) 22:31:18
ドクオは直にスラヘを重ねるのをマスターしてるんだよきっとw
39
:
名無しさん
:2007/11/14(水) 23:18:46
ドクオはあのスレの住人かw
40
:
名無しさん
:2007/11/15(木) 22:46:07
ドクオ好きでポチョ使いの俺は嬉しくてたまらないwww
ドクオかわいいよドクオ
41
:
名無しさん
:2007/11/17(土) 13:40:55
期待age
42
:
名無しさん
:2007/11/18(日) 10:21:02
俺も偽の1と同じ人かと思ったwwww
43
:
1
:2007/11/19(月) 07:58:25
ブーンのVIPデビューは良いものとは言えなかった。
あの後素直クールのカイに幾度か乱入したが一ラウンドも取れなかったのである。
他の筐体で3連勝したのが昨日の最高連勝数だろうか。
ドクオはボチボチ勝っていたらしい。
「はいはいキャラ性能キャラ性能」と自分でいうのかどうかと思うが。
ちなみにブーンとドクオがVIPを出る頃には素直クールの座る筐体には“28win”と表示されていた。
あの後どこまで数字を伸ばしたのだろうか。
( ^ω^)「エレガントなカイだったお…」
「ブーン,朝ご飯できたわよー」
( ^ω^)「あ,カーチャン!今行くお!」
カラカラカラ…フキフキ…ジャー!
第四話【握手】
⊂二二二( ^ω^)二⊃「Boooooooooon!!!!」
朝の爽やかな風の中を元気よく疾走する自転車。
乗り手がなぜ両手を離しているのかは不明である。
しかし,ブーンはそうせずにはいられなかった。
( ^ω^)(楽しみだお!)
そう,今日から本格的にギル高の生徒として登校するのである。
その足取りは力強く,これから一時間強かかる道のりを苦もなく走り続ける。
……………………………………………
⊂二二二( ^ω^)二⊃「Boooooooooon!」
44
:
1
:2007/11/19(月) 07:59:27
周りの景色は移り変わり,ブーンの目にはギル高の校舎が見えてくる。
電車通学の生徒達が道を歩いているのを横にブーンはひたすらペダルをこぎ続ける。
この道は通称“ブリンガーの坂”と異名を持つ勾配の大きな坂道である。
登る者の体力を遠慮なく削るこの坂の存在か,自転車通学をする生徒は少ない。
从*゚∀゚从「ん…あれは…?」
从*゚∀゚从(ニヤニヤ…)
从*゚∀゚从(アヒャヒャ!)
背後からの怪しげな目線に気付くこともなく,ブーンは坂道の登っていく。
( ^ω^)「さすがに疲れるお…」
( ^ω^)「もう少し…」
( ^ω^)「…着いたお!!」
高さ10mはあるかと思われる立派な校門をくぐり,左折した所にある駐輪スペースに自転車を停めて校舎に向かう。
今日はクラス分けが発表される日。
ブーンの足取りは今まで乳酸と戦ってきたとは思えないほど軽い。
('A`)「うぃーす,ブーン」
( ^ω^)「おはようだお!」
('A`)「あんな坂道登ったばっかだってのに元気だなぁ…」
( ^ω^)「体力には自信があるんだお!」
下駄箱のスペースから出た所でドクオと合流しクラス分けの紙が張り出されている掲示板へと向かう。
45
:
1
:2007/11/19(月) 08:01:43
('A`)「クラス分けか…wktkだぜ…」
( ^ω^)「だおだお!友達いっぱい作りたいお!」
('A`)「クラスメイトにかわいい女の子が…フヒヒw」
( ´_ゝ`)「フヒヒww」
( ^ω^)「ドクオ,とりあえず落ち着くんだお…ってもう誰かお?!」
( ´_ゝ`)「学園生活といえば制服!しかしここはギル高!とくればここから導きだされる結果は一つ…」
('A`)「それは…」
m9(゚A゚)( ゚_ゝ゚)9m「コスプレだッッ!!!!!!!」
( ^ω^)「ねーお」
( ´_ゝ`)「ブリたんお尻ハァハァ」
('A`)「㍉のパイオツテラヤワラカスハァハァ」
( ^ω^)「…なんでこうなるんだお…」
( ゚ω゚)「!!!!」
( ゚ω゚)9m「あぶなーい!上から襲ってくるッ!!」
メメタァ
�顴�)A`)「ペサァーー!!」
( ´<_`(⊂=「ひでぶっ!!!」
ノパ⊿゚)「…ふっ,ふっ…」
ノハ>⊿<)「…ふっ,不潔だぁぁぁーーっ!」
ノハ>⊿<)=⊃�顴�)'A`)) ´_ゝ`))「あべしっ!」「ぷぎゃぁっ!!」
( ^ω^)「や,やめるんだおー!」
ノハ`⊿´)「HANASE!」
((((メメ'A`))))「ひぃぃぃー!」
((((メメ ´_ゝ`))))「お助けぇぇぇ!」
「なんだなんだー?」
「おっ,リアルファイトかー?」
ざわ…ざわ…
从'ー'从「こらー何やってるのー?」
46
:
1
:2007/11/19(月) 08:03:26
ノハ`⊿´)「キシャアーー!!!」
( ^ω^)「せ,先生かお?止めるのを手伝ってくださいだおー!」
((((メメ'A`メメ))))「く,くやしい…こんなやつにっ…」
((((メメ ´_ゝ`メメ))))(ビクンビクン)
从'ー'从「ほら,君やめなさい。」
ノハ`⊿´)「悪霊!退散!!」
ノハ`⊿´)=⊃�顴�)メメ'A`メメ)) メメ´_ゝ`メメ))「ちにゃっ!」「ぶるぁぁぁぁぁぁぁぁ!」
从'ー'从「やめないと退学にするよー?」
ノハ`⊿´)=⊃�顴�「どーまん!せー…」
ノパ⊿゚)=⊃「ま…」
ノパ⊿゚)「ん…」
ノハ;゚⊿゚)「た,たいがく…?」
ノハ;⊿;)「…うっ…」
ノハ;⊿;)「…ご,ごえんなさいぃぃぃ!」
从'ー'从「分かってくれたらいいのよー。ちゃんと仲直りしなさいね〜。」
ノハ;⊿;)「ごめんな変態達!!ごめんなぁぁぁぁぁ!!」
ノパ⊿゚)「気にすんなよ,俺達もう友達だろ?」
ノハ;⊿;)「なんていい変態達なんだぁぁぁぁ!」
从'ー'从「うんうん,いい話だわー。じゃあ仲良くね〜。」
ノハ;⊿;)「ありがとうなぁぁぁぁぁ!!」
(メメ'A`メメ)(なんて奴…)
( メメ´_ゝ`メメ)(ははは,こやつめ)
ノパ⊿゚)「じゃあまたな!私は素直ヒートだ!よろしくな!!」
ドタタタ…
47
:
1
:2007/11/19(月) 08:04:21
(メメ'A`メメ)「…」
( メメ´_ゝ`メメ)「…」
(;^ω^)「…ドクオ,ブーンと一緒のA組だったお…」
(メメ'A`メメ)「…そうか…」
( メメ´_ゝ`メメ)「…俺はC組だ。また会いに行くぞ,同志よ。」
(メメ'A`メメ)「おぅ…俺はドクオだ。お前は?」
( メメ´_ゝ`メメ)「流石 兄者…アニジャと呼んでくれ。」
(メメ'A`メメ)「兄者か…いい名だ。よろしくな。」
ドクオが右手を差し出す。
( メメ´_ゝ`メメ)「お前こそ…また会おう,ドクオ。」
ガシッ――――
固い握手が交わされる。
男の世界…
今彼らの間に深い絆が生まれたのだった…
続く
|ω・`)(うほっ!)
48
:
名無しさん
:2007/11/22(木) 01:56:38
age
49
:
名無しさん
:2007/11/23(金) 01:15:26
面白いから期待してるんだが更新マダー?
50
:
名無しさん
:2007/11/23(金) 03:27:31
この時期はまあ色々あるんだろう
51
:
1
:2007/11/23(金) 10:35:26
ξ゚⊿゚)ξ「こんにちわ,ツンです」
( ^ω^)「ブーンですお!こんちわだお!」
( ・∀・)「お待ちかねのモララーだよ!」
( <●><●>)「私が誰だか分からないことはワカッテマス」
ξ゚⊿゚)ξ「今回は番外編ということで私たちが小話とかしちゃう感じです」
( ^ω^)「…番外編するの早くないかお?」
( ・∀・)「やべぇ,駄作だ…とお父さんが言ってるのを小耳に挟んだのだが何か関係あるのかね?」
ξ゚⊿゚)ξ「慣れない心理描写や風景描写になんて挑戦するもんじゃないわよ」
( <●><●>)「理系人間には無理なのはワカッテマス」
ξ゚⊿゚)ξ「ということで今回は息抜きです」
( ・∀・)「いえーい!」
( ;^ω^)「で,どんなことをするのかお?」
ξ゚⊿゚)ξ「ブーン,私はロボ使いです」
( ・∀・)「…ここでそんなカミングアウトしても全く悩まんよ」
( <●><●>)「このコーナーではキャラの解説をしていくのはワカッテマス」
( ;^ω^)「…要約すると,ツンがロボカイを紹介するのかお?」
( ・∀・)「よくできました」
52
:
1
:2007/11/23(金) 10:36:45
ξ゚⊿゚)ξ「それじゃあ始めるわよ!」
( ^ω^)「ブーンと!」
ξ゚⊿゚)ξ「ツンの!」
( ^ω^)ξ゚⊿゚)ξ「キャラ解説コーナー!」
( ・∀・)「私達はカウントされないのかね…」
( <●><●>)「次回からいなくなるフラグがたったのはワカッテマス」
ξ゚⊿゚)ξ「さてさてブーン君。ロボカイのランクはどこらへんだと思いますか?」
( ^ω^)「弱いという意見も強いという意見もありますお」
ξ゚⊿゚)ξ「ブーン君,あなたかの考えを聞いているのです。答えなさい」
( ;^ω^)「は,はい!ロボカイは中堅キャラだと思いますお!」
ξ゚⊿゚)ξ「よろしい。では何故そう思いますか?」
( ;^ω^)「…つ,強くもないし弱くもないからですお。」
ξ゚⊿゚)ξ「…」
ξ#゚⊿゚)ξ「あんたに聞いたあたしが馬鹿だったわ」
( ;^ω^)「…ツ,ツn」
ξ゚⊿゚)ξ「ではまずロボカイの強い所を挙げてみましょう」
( ・∀・)「古今東西!ロボカイの強い所ゲ――ム!」
( ・∀・)(ようやく喋れた…)
ξ゚⊿゚)ξ「① 固い」
( ^ω^)「② コンボが入りにくい」
( ・∀・)「③ Lv3空ミサ」
( <●><●>)「④ 発生3Fでキャラと位置によっては5〜6割減らして青までついてる無敵昇竜」
53
:
1
:2007/11/23(金) 10:37:50
ξ゚⊿゚)ξ「⑤ 発生5Fで判定も強く青付きの立ちHS」
( ^ω^)「⑥ 時間差起き上がり」
( ・∀・)「⑦ 判定が強くてリターンも大きいJS」
( <●><●>)「⑧ 6%も貯まる直ガと座談によるゲージの貯めやすさ」
ξ゚⊿゚)ξ「⑨ 発生20Fで画面端なら気絶即死もありえる最強ダスト」
( ^ω^)「⑩ 何気にダメージが高くてゲージを吸い取るコマ投げ」
( ・∀・)「⑪ ガードさせて有利な足元無敵の突進技の馬」
( <●><●>)「⑫ ガードさせて7F有利な立ちP」
ξ゚⊿゚)ξ「⑬ 画面端ミサコンによる高い火力と気絶させやすさ」
( ^ω^)「…」
( ;^ω^)「もうこんくらいじゃないかお?」
ξ゚⊿゚)ξ「まぁ…目立って強いのはこれくらいかしらね」
( ・∀・)「並べてみるとなかなか多いね!」
ξ゚⊿゚)ξ「地味に強い所もいっぱいあるわよ」
( ^ω^)「どんな所だお?」
ξ゚⊿゚)ξ「連打可能な下段の立ちKに低姿勢で移動する下段の下K,判定が強くてふりやすい遠Sに打ち所を間違えなければ最強対空のテポドン,それに…」
( ;^ω^)「も,もういいお…」
54
:
1
:2007/11/23(金) 10:39:18
ξ゚⊿゚)ξ「あとね,画面端通常投げから電力MAXなら気絶値低いキャラに即死もあるわよ」
( ^ω^)「チップ死んじゃうお」
ξ゚⊿゚)ξ「もちろんよ」
( ・∀・)「しかしこうして見るとかなり強いね」
( ^ω^)「④と⑨と⑫がえげつないお」
( <●><●>)「ロボカイは強い…私はワカッテマシタ」
ξ゚⊿゚)ξ「強いことばっかあげてたんだから強く見えるのは当たり前でしょ」
( <●><●>)「…」
ξ゚⊿゚)ξ「はい,じゃあ次ロボカイの弱いとこ行くわよー」
( ・∀・)「古今東z―!」
ξ゚⊿゚)ξ「それはもういいです」
( ´・∀・)
ξ゚⊿゚)ξ「まず挙げられるのはゲージ依存度の高さね」
ξ゚⊿゚)ξ「上で言った長所は大体がLv3の技。つまりLv1,2の技はいまいちの性能よ」
( ・∀・)「しかもフルコンいれたら大抵ゲージ少なくて仕切り直しだからね」
ξ゚⊿゚)ξ「まぁ今回は駄目コンもあるからダウンを奪う選択肢はあるけど…火力は落ちるから攻め続けるのは難しいわ」
( ^ω^)「おっおっ!リアルスロースターターなんだお!」
ξ゚⊿゚)ξ「では次の弱点。それはかなり不利なキャラが存在することよ」
( <●><●>)「アバ,ザッパですね」
ξ゚⊿゚)ξ「マジきついわ」
55
:
1
:2007/11/23(金) 10:40:44
( ^ω^)「なんでだお?」
ξ゚⊿゚)ξ「両者の牽制に勝てる技がLv3昇竜とLv2排熱くらいしかないのよ。」
ξ゚⊿゚)ξ「長くなるから省略するけどとにかくツラいの」
( ・∀・)「あと,中央での火力はたいしたことないんじゃないかね?」
( <●><●>)「他にはジャンプ移行が遅いのもワカッテマス」
ξ゚⊿゚)ξ「あとありさか三択の弱体化によって,崩しがダストぐらいになったのも弱点かしら?」
ξ゚⊿゚)ξ「熱量管理が難しいとか言われてるけどあんなのロボの顔色うかがってたら簡単よ」
ξ゚⊿゚)ξ「まぁゲージ調整しながらミサコンいれるのは結構難しいけどね」
( ・∀・)「ふむ…大体だしおわったかね」
( ^ω^)「弱点結構少ないお」
ξ゚⊿゚)ξ「こうじゃないとACでは生き残れないんじゃない?私は良調整だと思うわ」
( ・∀・)「ではロボの特徴をまとめてみようか」
( <●><●>)「電力が貯まった場合の立ち回りやプレッシャーが強く,特に防御面では最強クラスなのはワカッテマス」
( ^ω^)「反面,ジャンプ移行が遅いので電力が少ない時は逃げづらいお」
( ・∀・)「最初は我慢してゲージを貯めて,強い切り返しからハッスルタイムに持っていくキャラだね」
56
:
1
:2007/11/23(金) 10:41:15
ξ゚⊿゚)ξ「熱管理,電力管理が必要だから経験も必要よ」
ξ゚⊿゚)ξ「小ネタも豊富で,割り込み昇竜などで人性能が顕著にあらわれるから使ってて楽しいわよ」
( ^ω^)「ツンは即死コンボを決めた時が一番気持ちいいらしいお」
( ・∀・)「あれはなかなかのプレッシャーだよ…まぁ私には関係ないがね」
ξ゚⊿゚)ξ「いかにダストを当てるかがあたしの生き甲斐よ」
( <●><●>)「あんなのファジージャンプで乙なのはワカッテマス」
ξ゚⊿゚)ξ「そこをうまく撹乱するのが楽しいのよ」
( ・∀・)「要するに型にはまれば非常に強く,ドットからの逆転もありえるようなキャラってことだね」
( ^ω^)「と,まぁこんな感じで第一回キャラ紹介コーナーを終わらせていただきますお」
( ・∀・)「後半のグダっぷりに定評のある1がお送りしました」
( <●><●>)「それでは皆さん」
( ^ω^)ξ゚⊿゚)ξ( ・∀・)( <●><●>)「また来週ー!」
( ^ω^)ノシ
ξ゚⊿゚)ξノシ
( ・∀・)ノシ
( <●><●>)ノシ
…………………………
( ^ω^)「来週…?」
ξ゚⊿゚)ξ「ノリよ」
57
:
名無しさん
:2007/11/24(土) 01:46:29
結構勉強になるwwwwww
58
:
名無しさん
:2007/11/24(土) 09:39:37
「チップ死んじゃうお」
「もちろんよ」
カワイソス
59
:
1
:2007/11/26(月) 16:56:16
第五話【ショボンヌ】
( ^ω^)「ドクオ,体は大丈夫かお?」
(メメ'A`メメ)「何とかな…歩くのには支障ないぜ。」
廊下を歩く二人の男子生徒。
片方の生徒はまるで限界バトル後のヤムチャのようにボロボロである。
(´・ω・`)「やぁ,ブーンにドクオ。…大丈夫かい?」
( ^ω^)「ショボン!おはようだお!」
(メメ'A`メメ)「よう。まぁ何とか大丈夫だ…」
(´・ω・`)「災難だったね…」
(メメ'A`メメ)「昨日はブーン,今日は俺。明日は…ショボンかもなww」
(´・ω・`)「気をつけるよ。」
( ^ω^)「あ,そういえばショボンは何組なんだお?」
(´・ω・`)「A組だよ。君達は?」
( ^ω^)「おっ!おっ!ブーン達もA組だお!なんて偶然なんだお!」
(´・ω・`)「すごい偶然だね。…あ,ここがA組か。」
ショボンの目線の先には[1年A組]と書かれた札。
隙間なく閉じているドア中の様子を伺うことはできない。
( ^ω^)「この教室かお…?」
(´・ω・`)「間違いないね。」
(メメ'A`メメ)「あ,開けるぜ?」
ドクオが恐る恐るドアに手をかける。
そして,勢いよく開けた。
ガラララ―――
从'ー'从「はーい,最後のお友達はこの三人でーす。」
60
:
1
:2007/11/26(月) 16:57:46
気の抜けた声と共に教室中から降りかかる目線。
それは全て先頭のドクオに向けられていた。
(メメ'A`メメ)「…」
(メ*'A`*メ)「ちょw」
( *^ω^)「おまww」
(´・ω・`)「こっちみんな。」
从'ー'从「はーい,じゃあ全員揃ったことだしもう始めちゃおっか。ほらそこの三人も早く座ってねー。」
( ^ω^)(メメ'A`メメ)(´・ω・`)「はい(だお!)」
从'ー'从「じゃあ…とりあえず自己紹介でもしよっか。」
从'ー'从「あたしはワタナベ。メインはカイだよ。まぁ全キャラ立ち回りとかコンボくらいなら分かるから遠慮せず聞いてねー。」
从'ー'从「じゃあみんなの自己紹介もやろいか。まずは…じゃあさっきの三人組からいってみよーう。」
( ^ω^)「ちょw」
(メメ'A`メメ)「おまw」
(´・ω・`)「いきなりですか。」
从'ー'从「ちなみにテンプレはこれねー。」
―――――――――――――――
・名前
・メインキャラ
・得意行動
・苦手行動
・得意キャラ
・苦手キャラ
・なにか一言
―――――――――――――――
備え付けのテルビ(大画面プラズマ)にテンプレが表示される。
( ^ω^)「誰から行くかお?」
61
:
1
:2007/11/26(月) 17:02:26
(´・ω・`)「…じゃあ僕から行くよ。」
( ^ω^)「よっ!大統領!さすがだお!」
ブーンの声を華麗にスルーして教壇へと歩くショボン。
丁寧にお辞儀をする彼からは気品を感じられる。
(´・ω・`)「はじめまして,ショボンといいます」
(´・ω・`)「メインキャラはエディです。得意行動はガー不連携,苦手行動は…特にないです」
(´・ω・`)「得意キャラは…これも特にないです。苦手キャラはエディと梅喧です」
(´・ω・`)「対戦好きなのでぜひ誘ってください。お願いします」
――こうして淡々と始まった自己紹介はクラス32名を一時限かけて完了した。
从'ー'从「はーい,じゃあ休憩だよー。10分後にまた始めるから席についといてねー」
…………………………
(´・ω・`)「…」
いない…な。
このクラスにも僕の相手になりそうなやつはいない。
かろうじて戦いになりそうなのはこいつ川 ゚ -゚)くらいか?
ひとまず孤立を避ける為に話し掛けてみたやつらは論外だ。
あんなぬるい顔付きのやつらが僕とやりあえるはずがない。
62
:
1
:2007/11/26(月) 17:04:05
“あいつ”を越える―
その為だけに入ったギル高。
ただのゲーセン通いだけじゃあいつには追いつけない。
だからこそここで実力者を見つけたかった。
こんな環境じゃ僕は強くなれない。
早急に手をうたなくては…
( ・∀・)「やぁ,お悩みのようだね。ショボン君?」
(´・ω・`)「あなたは…モララーさん。こんにちわ」
(´・ω・`)「どうしてこんな所に?」
( ・∀・)「次の時間にちょっとお邪魔して生徒会の説明をさせていただくのでね。5分前行動させてもらったよ」
(´・ω・`)「真面目なんですね」
( ・∀・)「ハハハ。基本に忠実,これが一番だよ。普段から習慣づけることが強さにも繋がる。覚えておきたまえ」
モララー…二学年筆頭で次期会長最有力候補者らしい。
しかしどいつもこいつも全部あいつ繋がりだ
嫌気がさす。
だが…利用できるものは全て利用させてもらう。
63
:
1
:2007/11/26(月) 17:04:31
(´・ω・`)「モララーさ…」
( ・∀・)「む,あそこの彼は…?すまないショボン君,ちょっと野暮用があってね。失礼させてもらうよ」
(´・ω・`)「…では」
( ・∀・)「君!そこの君!ほら,君だよ!呆けた顔の…」
慌ただしく教室から出ていくモララーを目で追うショボン。
今の彼の瞳からは普段とは比べようもないほどの気迫が感じられた。
(´・ω・`)「…」
(´・ω・`)「…落ち着こう…」
続く
( ゚Д゚)「…」
( ゚Д゚ )
64
:
名無しさん
:2007/11/26(月) 22:57:55
ぬ ショボン視点始また?
対戦編に期待。勿論作者の書きやすい流れを続けてもおkだけど
65
:
名無しさん
:2007/11/26(月) 23:37:52
ショボン腹黒w
66
:
新
:2007/11/27(火) 11:15:58
癒しの・・・いじめ撃退法
67
:
名無しさん
:2007/11/29(木) 20:31:21
やっぱそれぞれのストーリーを書いてくれた方が、対戦の時に思い入れ深くなるね。
68
:
名無しさん
:2007/12/04(火) 01:43:42
テストやらで忙しいのかな?
期待age
69
:
名無しさん
:2007/12/10(月) 14:08:14
続きmd?
70
:
1
:2007/12/11(火) 16:08:06
遅くなって申し訳ない
仕事やらで立て込んでたもので…
では投下しますー
71
:
1
:2007/12/11(火) 16:09:16
从'ー'从「はーい,みんな座ってねー」
担任のゆるい一言で始まる二時間目,彼女の隣には一人の男が立っていた。
第六話【( ・∀・)がしゃべりまくるようです】
( ・∀・)「新入生の皆さんこんにちわ。私は本校二学年のモララーだ」
威厳…この男から感じられるイメージ。
これぞ“できる男”というものなのだろう。
しかしドクオ達はこの男に見覚えがあった。
('A`)「(昨日扉でぶつかったやつじゃねぇか?ブーン?)」
ドクオが隣の席のブーンにヒソヒソと話しかけている。
( ・∀・)「その通りだ,ドクオ君」
('A`)「えっ?」
予想だにしない,モララーからの返答。
思わず間の抜けた言葉を発する。
( ・∀・)「だが私は仮にも先輩なのだから“やつ”なんて言ってはいけないね」
('A`)「い…いや,あの,そんなつもりじゃ…」
( ^ω^)(地獄耳だお…)
( ・∀・)「そういう細かいことを気にする男なのだ,私は」
( ・∀・)「と,いうことで君も放課後生徒会室に来たまえ」
('A`)(マジかよ…マンドクセ)
('A`)「はい…って,君“も”?」
( ・∀・)「うむ。実はそこのブーン君とさっき話をしていたのだよ。君らは仲がいいようだしついでにどうかな?と思ってね」
72
:
1
:2007/12/11(火) 16:10:29
(´・ω・`)ピクッ
(´・ω・`)(ブーンが?さっきの野暮用はブーンにか?なぜあんなやつがモララーに目をつけられるんだ?)
(´・ω・`)「(チッ…)」
( ゚Д゚ )「…」
从'ー'从「はーい,おしゃべりはそれくらいにしてちゃっちゃと話しちゃってねーモララー君」
( ・∀・)「おっと,申し訳ない。」
あらためて正面に向きなおると落ち着いた口調で喋り始めた。
( ・∀・)「無駄話をしてしまったね。では今日私がここに来た理由,我が生徒会のシステムについてお教えしよう」
( ・∀・)「まぁ活動は通常の生徒会と変わらない。学校の生徒を代表している集団で学校側と話し合いをしてよりよい環境にするための意見を提出する」
( ・∀・)「例えば本校のライズ・システムとタイトル・システム」
( ・∀・)「この案は五年前の生徒会によって提出され,採用された」
( ^ω^)(ライズシステム…??)
( ・∀・)「このように学校の中枢となるような案を作ることもできる」
从'ー'从「でもそれだけだとみんなの憧れの生徒会様なんて言われないわよねー」
( ・∀・)「その通り。もう知ってる人もいるように,我が生徒会にはある“特権”が与えられる」
( ・∀・)「なんだと思うかね?」
73
:
1
:2007/12/11(火) 16:11:29
( ゚∀゚)「はいはーい!」
一番前のど真ん中,俗に特等席と呼ばれる場所から勢いよく手があがる。
( ・∀・)「元気がいいねーでは君。ジョルジュ君だったかな?どうぞ」
( ゚∀゚)「当てるぜ!ズバリ…生徒のおっぱい揉み放題!ビンゴだろ?!」
( ・∀・)「うむ,ご退出願おうか」
( ;゚∀゚)「なんで?!!」
( ・∀・)「ここは学校であり授業中であり,そして私はその手の戯れ事が大嫌い。以上が理由だ。よろしいかね?」
( ゚∀゚)「おっぱいが…大嫌いだと…?」
( #゚∀゚)(ビキビキ…)
( #゚∀゚)「てめぇ!表でやがれ!!」
( ・∀・)「ほぅ,先輩に暴言とはいい度胸だ。君も放課後生徒会室に出頭したまえ」
( #゚∀゚)「はぁっ?!んなもん行くわけねぇだろ!俺を誰だと思ってやがる!」
( ・∀・)「知ってるよ。ニューソクの狂犬,ジョルジュ君だろう?」
( #゚∀゚)「なら話がはえぇ。俺がんなめんどくせぇことに付き合うわけねぇだろ」
( ・∀・)「ハハハ,だが君は私の言うことを聞かなければならない。これが“特権”その一…」
( ・∀・)「生徒会は生徒の試合を管理すべし。また,一般の生徒は生徒会員からの試合申し込みを断ることはできない。生徒会員の指示に従うべし,だ」
( ;゚∀゚)「な,なにぃぃぃぃ!!」
74
:
1
:2007/12/11(火) 16:12:36
( ・∀・)「逆らえば学校から処分が下るから大人しく従うことだね」
( #゚∀゚)「くそっ…覚えてやがれ!」
( ・∀・)「それではまた放課後にね,ジョルジュ君」
( ・∀・)「さて,他の特権についてだ」
( ・∀・)「その二,遠征や大会等における学校代表の座が優先的に手にはいる」
从'ー'从「これはすっごい有利だよー」
( ・∀・)「その三,生徒会員以外の全生徒の報告書を読むことができる」
从'ー'从「プライバシーの侵害だよねー」
( ・∀・)「その四,新作の限定ロケテに参加できる」
从'ー'从「新作でないけどねー」
( ・∀・)「以上の四つが生徒会の“特権”だ。期待していた程ではないかもしれんがね」
( ・∀・)「しかし生徒会員というだけで知名度はかなり上がるし,就活などでも有利だ」
( ・∀・)「ギル高第○○代生徒会…この響きを欲するなら最上階にある生徒会室をノックしたまえ。歓迎しよう」
( ・∀・)「さて,何か質問はあるかね?」
川 ゚ -゚)「はい」
静かに,しかしハッキリと挙げられた手。
その細く整った手の主は“エレガント”クーだ。
75
:
1
:2007/12/11(火) 16:13:35
川 ゚ -゚)「違うとは思いますが生徒会にはノックするだけで入れるのですか?」
( ・∀・)「ハハハ,なるほど。いや,失礼。先ほどの“歓迎”は“洗礼”と言い換えよう。これでいいかね?」
川 ゚ -゚)「分かりました。では生徒会に入る為の資格は何なのですか?」
( ・∀・)「うむ,当然の質問だね。」
( ・∀・)「生徒会に入るチャンスは全部で三つある。」
( ・∀・)「まずは毎年10月に行われる神無月祭」
( ・∀・)「これが公式な引き継ぎだ。トーナメントで勝ち抜いてベスト4までいけば生徒会員として認められる。そして優勝者が生徒会長だ。参加資格はビショップ以上でかつ翌年も在席する者」
川 ゚ -゚)「しかしそれではトーナメントのくじ運がからんで実力順にはならないのでは?」
( ・∀・)「その通り。そこで残り2つの方法だ」
( ・∀・)「一つは12月と6月に行われる入れ替え戦」
( ・∀・)「参加資格はビショップ以上。挑戦者に対して生徒会側がキャラ後出しで戦う」
( ・∀・)「ようするに挑戦者のキャラを見てから生徒会側の戦う人を決めれるってわけだね」
( ・∀・)「それに勝てばその場で入れ替えが行われる。挑戦者側のリスクはランク二段階降格だ」
('A`)「ハイリスクハイリターンだな…」
76
:
1
:2007/12/11(火) 16:14:36
( ・∀・)「その通り。安定行動ほどつまらないものはない,という方針で決まったからね。ただこのもう一つの要素のおかげで入れ替え戦は参加者が少ない」
川 ゚ -゚)「もう一つとは?」
( ・∀・)「急かすでないよ。ギル高三大イベントの一つ,1月から2月にかけて行われるマスター戦だ」
( ・∀・)「方式は闘劇の2on2バージョンと言っていいだろう。予選が数回あり,優勝・準優勝チームが決勝トーナメントへの参加資格を得る」
( ・∀・)「予選への参加資格はナイト以上だ。そして決勝トーナメントの優勝チームは生徒会に追加加入することができる」
( ・∀・)「以上三つが生徒会員になれるチャンスだ。分かったかな,クー君?」
川 ゚ -゚)「丁寧にありがとうございます」
( ^ω^)(…あとでドクオに三行で頼むお)
77
:
1
:2007/12/11(火) 16:15:04
( ・∀・)「そろそろ時間だね。では私の仕事はここまでだ。失礼するとしよう」
从'ー'从「はーい,ありがとねー」
( ・∀・)「みな精進したまえ。また会おう!」
モララーが退室する。
生徒会の厳しさを理解した一年生(ブーン除く)には彼を目指す。
明確な目標があること――強くなる秘訣。
ギル高での生活は期待に満ちている。
続く
从'ー'从「次の時間は隣の人とガチってもらうわよー」
( ^ω)(隣の人…?)
ξ゚⊿゚)ξ
(( ゚ω゚))(――殺気ッ?!)
78
:
名無しさん
:2007/12/11(火) 22:31:15
>>1
乙。とりあえず、
( ・∀・)「その四,新作の限定ロケテに参加できる」
从'ー'从「新作でないけどねー」
のところで笑いながら泣いた。
79
:
名無しさん
:2007/12/12(水) 02:02:38
次回バトルwktk
そしてブーン即死フラグ乙ww
システムが多いとこがギルティっぽいなw
80
:
名無しさん
:2007/12/12(水) 02:42:44
>>1
乙
期待age
81
:
1
:2007/12/14(金) 15:17:29
( ^ω^)「よろしくお願いしますお」
ξ゚⊿゚)ξ「よろしく」
( ^ω^)(昨日の人だお…)
ξ゚⊿゚)ξ(昨日のヤツだわ…)
第七話【vs ツン】
1時間ずーっとガチをするよー,との指示を受けて僕はこの女の子と戦うことになった。
ガチれるのは楽しい。
でも―
( ^ω^)(なんで怒ってるんだお…)
ξ゚⊿゚)ξ「ほら!さっさと始めるわよ!!」
昨日ぶつかったことを怒ってるんだろうか。
いや,確実にそれだろう。
( ´ω`)(あんなsnegな出会いだったのに残念だお…)
ξ#゚⊿゚)ξ「何ボサッとしてるの?早く乱入してよ!」
彼女の言うがままにスタートボタンを押す。
言うまでもないが学内の筐体は全てフリープレイだ。
HERE COMES A DAREDEVIL!
( ^ω^)「そういえば名前はなんていうんだお?」
ξ゚⊿゚)ξ「ツン」
( ^ω^)(怖いお…)
PLEASE COLLECT YOUR CHARACTER!
『カチカチカチ…ギィン!』
『カチカチ…ギィン!』
( ^ω^)(ロボカイかお…)
『師匠…見ててくれよ!』
『負けたら冬場に半ズボンの刑』
82
:
1
:2007/12/14(金) 15:18:39
HEAVEN OR HELL…
DUEL 1!
LET'S ROCK!!
『ハッ!』
カシャッカシャン
開幕バクステで距離を取ってくるロボカイ。
だが―
( ^ω^)(ロボカイ対策!それは充電する暇なんて与えないことだお!ガンダッシュ!)
―ビシッ
『カウンタッ!』
『充電』
勢いよく突っ込んだ出鼻を遠Sによってくじかれる。
充電マットを敷きつつ近づいてくるロボカイ。
だが相手のゲージはまだ0%。問題はない―
『駄目ッ!』
( ゚ω゚)(ダストーッ!!)
全く頭になかった生ダスト重ね。
ロボカイとの対戦経験の少なさが露呈する。
そして指が思わずHSとDボタンに伸びる―
『なめんじゃn』
『ミサイル発射!』
( ゚ω゚)(空投げ―!!)
思わず放った脊髄バースト。
しかし見事に空投げされてしまった。
( ^ω^)(軽率すぎたお…)
ここまで被弾は3発。
しかしすでに2割の体力を失っている。
『充電』
有利時間が少ない為か,起き攻めにははいらずに距離をとって充電を始めるロボカイ。
まだ大丈夫。
立ち回りはチップガン有利。
触らせずに勝つことも充分有り得る。
83
:
1
:2007/12/14(金) 15:19:38
ただしそれはロボカイのゲージが貯まっていない場合の話。
50%の電力がたまった途端,ロボカイに近づくだけで常にハイリスクがつきまとうことになる。
まともにくらえば6割は吹き飛ばされる昇龍。
そのボーダー,50%を今ツンは越えようとしていた。
『FIND ME!』
あせって攻めたらさっきの二の舞…迷彩をかけて慎重な立ち回りを目指す。
あくまでもローリスク。
火力絶対主義のACでは事故らないことが最重要だ。
ブーンはこれまでそうやって戦ってきた。
『シュリケーン!』
失敗手裏剣を捨て飛び込む体勢に入る。
注意すべきは昇龍と空投げ。
手裏剣と一緒に飛び込めば問題はない。
( ^ω^)(行くお!)
『シュリケーン!』
ゴォッ!
『たわけ,三下が』
空ダ表落ちJHSガードさせて状況はチップ有利。
『逝きな!』
『ガンマブレーィ!!』
『はっはっせぃやっ!』
ダッシュ投げから追い撃ち攻撃。
ロボカイに対する起き攻めは放棄以外ない。
『トゥレイ!』
キャンセルK転移で一気に距離を詰め,2K2K2K近S>P転移2K…と順調に固める。
『はっ!せいやっ!スシくあっ!』
――ピキ―ン…
84
:
1
:2007/12/14(金) 15:20:44
チップのやられ声。
突然の暗転。
『くあっ!くそがぁ!』
高々と吹き飛ばされるチップ。
これらが表す,今の状況は―
( ;^ω^)(割り込まれたお…)
足払い>スシに対しての直ガ昇龍割り込み。
追撃もきれいに決まってチップの体力は残り2割にも満たない。
( ;^ω^)(どうする?どうするお?!)
相手のゲージは25%。
つまり青キャン一回。一回の割り込みをリスクなくできるのだ。
負けにリーチがかかっている。
( ^ω^)(とりあえず空中から攻めるお!)
ゴォッ!
――ペシ
『死ねがいい!死ねがいい!下等生物め!死ぬがいい!死ねがいい!下等生物め!』
『シッショー!』
『永遠にワシの勝利だ!』
…
JP空対空からのコンボでトドメ。
安易,の一言につきるわね…
あんな分かりやすい飛び込みなんてチップが可哀相。
固めにしても割り込みポイントを全然意識してない。
ξ゚ー゚)ξ(フフッ,次はアレを狙ってみようかしら)
DUEL 2!
LET'S ROCK!!
『はっ!』
―ゴォッ!
『充電』
開幕空バックダッシュで距離を離して電力を貯める。
ξ゚⊿゚)ξ(攻めさせてあげるわ)
85
:
1
:2007/12/14(金) 15:21:38
『充電』
そのまま画面端まで下がって充電タイムに入るピンクロボ。
チップの崩しは基本的に表裏のめくり二択。
故に画面端を背負ってしまえば崩される選択肢は少ない。
『はっ!せいやっ!』
小技で固めてくるチップ。
否,手を出してくる,と言った方が正しいだろう。
全くプレッシャーを感じない。
ξ゚⊿゚)ξ(ほらほら,もうゲージが50%になるわよ)
『トゥレイ!』
『ロマンティーック』
『痛い,無礼物!』
転移青から下段の選択肢。
さすがに崩れるが補正もかかってダメージは微々たるものだ。
『ガンマブレーィ!はっ!せいやっ!』
今回のチップは弱くない。
立ち回りは元々最強クラス。
ACでは火力も崩しも強化されてプレッシャーをかけれるようになった。
だがこの男は攻めが稚拙すぎる。
ξ゚⊿゚)ξ(負ける気がしないわ)
…
崩せない。
崩しても安い。
割り込みが怖い。
直ガされて相手のゲージが溜まる。
逃げても追ってこない。
( ;^ω^)(どうすればいいんだお…)
86
:
1
:2007/12/14(金) 15:22:05
とりあえず画面端から追い出さないといけない。
とすると―
( ^ω^)(投げるしかないお!)
『シュリケーン!はっ!』
成功手裏剣と一緒に突っ込む。
( ^ω^)(ここでダッシュ投げ―)
『馬鹿チンが!』
( ^ω^)(えっ―)
『ロマンティーックイカレポンチ!ミサイル発射!ミサイル発射!ミサイル発射!ミサイル発射!ミサイル発射!』
投げ青>立ちHS青>Lv3空ミサ>Lv2空ミサ×4
画面では空ミサ祭が繰り広げられている。
当然のようにピヨルチップ。
さらにダメージは加速する。
『邪魔っ!死ぬがいい!イカレポンチ!イカレポンチ!ぼんくらが!このカスが!ミサイル発射!』
S L A S H !
『シッショー!』
『普段着がダサいコーディネーターのように恐ろしい奴だった』
( ^ω^)(…)
( ^ω^)(…)
『ギィン!』
HERE COMES A DAREDEVIL!
続く
( #゚∀゚)「2P抜けんなコラァ!!」
↑アクセル使い
('A`)「…」
87
:
名無しさん
:2007/12/14(金) 19:28:32
またもドクオwwww
88
:
名無しさん
:2007/12/14(金) 21:19:29
さらにダメージは加速する
ここでそれを使うかww
89
:
名無しさん
:2007/12/15(土) 10:43:58
ドックンwwwwwwwwwwww
90
:
名無しさん
:2007/12/16(日) 10:54:50
マジで楽しみにしてる自分がいるwwww
これはおもしろいw
91
:
名無しさん
:2007/12/17(月) 13:03:29
続き期待するけど作者のペースでおk age
92
:
1
:2007/12/17(月) 15:50:12
いつも携帯から書いてまして、今パソから初めて見たんですが顔文字違いすぎてがきめぇw
では投下します
93
:
1
:2007/12/17(月) 15:52:11
『駄目っ!』
( ゚ω゚)「やめてぇー!!」
ξ^ー^)ξ「やめないわよー」
第八話【ドッキュン】
『ミサイル発射!ミサイル発射!ミサイル発射!ミサイル発射!ミサイル発射!』
『な,何が起きたんだ…?』
( ゚ω゚)「フォォォォォーー!」
ガチャガチャガチャガチャ!!
ξ゚⊿゚)ξ「無駄無駄無駄ぁ!!」
『邪魔っ!』
『カウンタッ!』
『このカスが!!ミサイル発射!ミサイル発射!』
『シッショー!』
( ^ω^)「よろけ回復したお!僕の勝ちだお!」
ξ゚⊿゚)ξ「カウンターして死んでるじゃない!あんたどんな勝負してんのよ!」
( ^ω^)「もう一回だお!」
ブーンがスタートボタンを押そうとしたその時。
ふいに後ろから声がかかる。
从'ー'从「ちょっと待ったー」
( ^ω^)「あ,渡辺先生。なんですかお?」
从'ー'从「内藤君随分負け越してるわねー」
勝敗表を見て正直な感想を言う渡辺。
2勝17敗。見事な負け越しである。
94
:
1
:2007/12/17(月) 15:53:37
( ^ω^)「はい,ツンは強いですお」
ξ゚⊿゚)ξ「ちょっと!あんたに呼び捨てにされる云われはないんだからね!」
( ^ω^)「じゃあツンも僕のことブーンって呼んでいいお」
ξ゚⊿゚)ξ「勘弁してください」
( ;^ω^)「ちょww」
从'ー'从「うんうん,仲良くなったようで何よりだねー」
ξ;゚⊿゚)ξ「ぜ,全然仲良くなんか―」
从'ー'从「さて内藤君,何でこんなに負けてるか分かる?」
( ;^ω^)「負けてる理由ですかお…?」
从'ー'从「そうそう。言える?」
( ;^ω^)「…考えてなかったですお…」
ξ゚⊿゚)ξ「馬鹿ね」
从'ー'从「内藤君,これだけの差があるんだから何故負けるのか考えなきゃ一生勝てないよ。まずはどこがツラいか言ってみて?」
( ;^ω^)「ん―…即死する所ですかお…」
从'ー'从「…ツンちゃんの方が分かってそうね。言ってあげてちょうだい」
( ´ω`)
ξ゚⊿゚)ξ「はい。コンボが安い,攻めが単調,我慢ができない,バーストが下手。こんな感じです。」
从'ー'从「ありがとうねー。分かった?内藤君は正直過ぎるのよ。だからツンちゃんは君の動きが読みやすいの」
95
:
1
:2007/12/17(月) 15:56:49
( ^ω^)「分かったお!つまり読まれにくい行動をしたらいいんだおね?!」
ξ゚⊿゚)ξ「…具体的に?」
( ^ω^)「ズバリぶっぱβだお!!」
ξ#゚⊿゚)ξ�顴�「パイル!バンカー!!!」
ブーンがリアルパイルで吹き飛んでいるちょうどその頃,違う筐体ではドクオとジョルジュは泥仕合を繰り広げていた。
『スライドヘッd』
『へい!』
『カウンタッ』
( ゚∀゚)「何回やってもJSには勝てねぇぜ!あきらめな!」
('A`)「…」
『へい!』
『効かんぞ』
執拗にJSを放つアクセル。
確かにJSにはスライドヘッドは効かない。
むしろこちらの勝てる選択肢がない。
アクセルポチョムキンが五分と言えるのはこの技の存在が大きい。
しかしある距離においてのみ,勝てる技が存在する。
それは――
『へい!
『はっ!』
『カウンタッ!』
( ;゚∀゚)「ハァァァッ?!」
『そこかぁ!』
('A`)「捕まえた…」
その技は下S。
間合いがうまく合えばカウンターからヒートまでいれることができる。
その後の状況はいうまでもなく,ポチョムキン絶対有利の地獄の起き攻めタイムが待っている。
『はっ!』
『隠し技―』
『カウンタッ!』
96
:
1
:2007/12/17(月) 15:59:00
『おりゃあ!ハンマフォール!はっ!そこかぁ!』
リバサHS弁天を近Sで潰し,ハンマ青をからめて一気に五割の体力を奪う。
そして再度起き攻め―
ワンチャンスでゴッソリ持って行ってさらに距離を問わずループする猛攻。
相手から見れば糞食らえな性能だろう。
('A`)「…」
相手の体力は残り四割でこっちのゲージは50%…
もう一回崩せば確実に殺せる。
ここはお得意のアレで締めるか―
『はっ!ハンマーフォール!ロマンティーック』
―ペチ
『ハンマフォール!はっ!おぉりゃあ!そこかぁ!!』
( ;゚∀゚)「みっ…見えるかコラァッ!!」
ハンマ青固めからの前K>ハンマ青>近S>下HS>ヒートエクステンド
『熱く……燃えたぎれ!!!』
S L A S H
『やられちまったよ…おい』
『立てば傷が開くぞ…』
俺の十八番,前Kハンマ青。
崩しと固めを同時にこなすこの連携は強力なダメージソースだ。
97
:
1
:2007/12/17(月) 16:00:47
( #゚∀゚)「てめぇ!いい気になってんじゃねぇぞ!」
('A`)「…」
筐体の向こう側から怒号が飛んでくる。
ジョルジュ…さっきのやり取りでも感じていたがこいつは俺の苦手なタイプだ。
気にくわなかったらすぐに噛み付くDQN。
こんなDQNには嫌な思い出しかない。
もうあんな思いをするのは絶対に嫌だ。
( #゚∀゚)「くそっ!もう一回!」
HERE COMES A DAREDEVIL!
今までの戦歴は6:4くらいで勝ち越している。
こいつの牽制は確かに上手い。マジで近付きづらい。
しかし一度捕まえればそのまま殺しきれている。
防御がお粗末…それはどのDQNにも言えること。
こいつもそれに該当している。
HEAVEN OR HELL…
DUEL 1!
LET'S ROCK!!
――――
『ポチョムキンバスター!』
S L A S H
『なぁんで勝てんかなぁ…』
『問題はない』
またも俺の勝利。
立ちPに合わせたスライドヘッドが分かれ目だった。
最後は前Kハンマ青ハンブレバスター。
手は忙しいが正直見切れる要素がないと思う。
98
:
1
:2007/12/17(月) 16:01:39
('A`)(もう授業終了か)
『オウアー!オウアー!オウアー!オウアー!オウアー!オウアー!オウアー!オウアー!ヴォルカニックヴァイパー!!』
騒がしいチャイムがなり,対戦の終了を告げる。
( ゚∀゚)「おいお前!」
ついにDQNがこっち側までやってきた。
はぁ…やっぱり負けといた方が良かったんだろうか。
どんな難癖をつけられるか分かったもんじゃない。
特に俺のキャラはポチョムキン。
喧嘩を売られるには充分な厨キャラだ。
( ゚∀゚)「名前はなんだ?」
('A`)「…ドクオ…」
( ゚∀゚)「ドクオ!いいか,今回は負けたが次はぜってぇ勝ち越すからな!覚えてろよ!」
('A`)「…あぁ…」
( #゚∀゚)「ちっ!辛気くせぇ顔してんじゃねぇ!返り討ちにだぜ,とか言う所だろそこは!!」
(;'A`)「…ゴメン…」
( #゚∀゚)「まぁいい…とにかく再戦するからな!俺以外のアクセルに負けんじゃねぇぞ!」
(;'A`)「…おう…」
ちっ!と舌打ちをして去っていったジョルジュ。
やっぱりああいうタイプは苦手だ。
目を見れない。
上手く喋れない。
嫌な汗がでる。
('A`)(やっぱり……忘れられないか)
99
:
1
:2007/12/17(月) 16:02:18
('A`)(……)
('A`)(…ん,あれは…)
いつも変わらないノー天気な笑顔がこっちに近づいてくる。
( ^ω^)「ドクオー!どうだったお?!」
('A`)「ん?おう,勝ち越したぜ」
( ^ω^)「さすがドクオだお!」
('A`)「ブーンは?」
( ^ω^)「そりゃもー負けまくりだったお!」
('A`)「そりゃ良かったな」
('A`)(…やっぱ…これだよなぁ)
('∀`)
続く
( ^ω^)「楽しそうな顔してんじゃねーお」
('A`)
100
:
名無しさん
:2007/12/17(月) 16:53:48
ちょwwwチャイム自重wwwwww
101
:
名無しさん
:2007/12/17(月) 19:02:37
ドクオTUEEEEE
102
:
名無しさん
:2007/12/17(月) 20:34:44
チャイムのインパクトがww
103
:
名無しさん
:2007/12/18(火) 00:27:20
更新GJage
携帯でよくこんな長文打てるな
104
:
名無しさん
:2007/12/18(火) 08:31:02
ってか前の偽うらいたのあれと名前まで一緒な気が・・・
105
:
名無しさん
:2007/12/18(火) 08:43:17
ブーン系小説だから名前は一緒なのは当然じゃまいか
どっちともブーンが紙使いなのは俺も不思議に思ったが
106
:
1
:2007/12/18(火) 13:02:15
ギル高スレではチャイム=Dループがデフォでしたw
>>104
ブーン小説は大概名前固定されてるんです
>>105
偽のブーン小説は全く知りませんでした;
まさかチップ使いまでかぶっていたとは驚きです
偽のは長く続いてたんですか?
107
:
名無しさん
:2007/12/18(火) 13:33:28
結構長く続いてたけど未完だったかな
108
:
名無しさん
:2007/12/18(火) 17:37:47
初めてこっちのうらいたに来たけどこっちにもSSスレがあったとは
ところで質問なんだけどこーゆーのって各話ごとのプロット考えて作ってるの?1さん
109
:
1
:2007/12/18(火) 23:14:30
>>107
読んでみたいけどもうログないだろうなぁ…
>>108
そうですね,今の所25話くらいまでは話の流れ考えてます
考えてないと混乱すること間違いなしですよ;
110
:
名無しさん
:2007/12/19(水) 00:30:10
>>1
が好きなブーン系小説ってなにかな?
俺は植物とかアフロとかが好きw
111
:
1
:2007/12/19(水) 03:19:00
>>110
植物は鬱になるけどいい作品ですよね
しかしアフロとのギャップが激しすぎるww
自分は从'ー'从sne…ゲフンゲフン
今は僕はモナーと正義のヒーローですかねー
他にも好きなのは色々ありますが
112
:
名無しさん
:2007/12/19(水) 17:09:42
>>1
と好きなブーン小説が一緒な件について
( ^ω^)は空を行くようですは読んだ?
113
:
1
:2007/12/20(木) 03:22:56
>>112
読んできました
こんなに泣きそうになったのは初めてだぜコノヤロウ…
この作品のツンが一番かわいい
むしろこの作品が一番いい
教えてくれてありがとうと言わざるを得ない!
並の腕ではないな…
114
:
名無しさん
:2007/12/20(木) 10:57:48
>>1
おk、気に入ってもらえたようで何よりだw
この作品のツンの可愛さは異常
愛しのドックンがオカマなのに笑ったが、本当に良いキャラだったしな
一応、空を~の続編の「( ^ω^)君に空を贈るようです」もあるんだが、序盤で作品休止中なんだわ…
115
:
名無しさん
:2007/12/21(金) 02:59:00
ttp://k.pic.to/kqx2p
116
:
1
:2007/12/21(金) 11:59:05
>>114
あれを読んでから長崎県民を尊敬するようになった
キャラの個性を出すのがうますぎる
>>115
UMEEEEEEE!!
ありがとう愛してる
ツンの出番が30%増しになりました
117
:
名無しさん
:2007/12/21(金) 14:18:41
スタンドっぺぇwwwかっけぇww
118
:
名無しさん
:2007/12/21(金) 19:22:04
ロボ(E)
119
:
名無しさん
:2007/12/22(土) 08:26:18
age
120
:
1
:2007/12/23(日) 00:56:54
コンコン
( ・∀・)「どうぞー」
( ^ω^)「失礼しますお」
('A`)「失礼します…」
( #゚∀゚)「来てやったぜコラァ!」
ξ゚⊿゚)ξ「こんにちわ」
川 ゚ -゚)「失礼する」
( ;・∀・)「…多くない?」
第九話【放課後Ⅰ】
『オウアー!オウアー!オウアー!オウアー!オウアー!オウアー!オウアー!オウアー!ヴォルカニックヴァイパー!!』
( ^ω^)「ドクオー!一緒に生徒会室行くお!」
('A`)「おう」
放課後、それは知っての通り下校時間である。
生徒達が次々と校外へと歩いていく中、ブーン達はその流れに逆らって生徒会室へ足を運ぼうとしていた。
('A`)「マンドクセ…」
( ^ω^)「まぁまぁ、そう言わずに!美人痴女な先輩がいるかもしれないお!」
('∀`)「妄想きめぇwwww」
「ちょっと君達」
( ^ω^)「おっ?」
まさに教室を出ていこうとしていたブーン達を呼び止める声。
今の話が聞こえていたかもしれない…と半ば恐怖に怯えながらブーンはその声がした方向に振り向いた。
川 ゚ -゚)「生徒会室に行くんだろう?」
( ^ω^)「おっ!そうだお!」
ξ゚⊿゚)ξ「私達も連れて行ってくれないかしら?」
121
:
1
:2007/12/23(日) 00:57:48
声の主はクラスメイトのクーとツン。
早くも男子生徒の中で話題になっている二人。
そんな二人からの誘いを思春期真っ盛りの少年が断るはずがない。
( *^ω^)「もちろんおkだお!一緒に行くお!」
('A`)「…」
と、いうことで元気よく教室を出る4人。
新入生同士の初々しい会話が聞こえてくる。
( ^ω^)「二人は生徒会に興味があるのかお?」
川 ゚ -゚)「あぁ、私はそれを目指してこの学校に入ったようなものだ」
( ^ω^)「ほぉー、なんでだお?」
川 ゚ -゚)「歴代生徒会員のほとんどはプロとして世界で活躍している。私の夢はプロになってチームVIPに入ることなんだ」
彼らは全5階ある建物の最上階にある部屋を目指して歩いていく。
ちなみに階段で下の位置をキープしようとしたブーンが本日二発目のリアルパイルで吹き飛ばされたのは余談である。
( (*)^ω^)「君はクーさんだったかお?」
川 ゚ -゚)「あぁ、そうだが」
( (*)^ω^)「昨日VIPで戦ったんだお!覚えてるかお?」
川 ゚ -゚)「確かにチップを倒した記憶はあるな。あれは君だったのか」
122
:
1
:2007/12/23(日) 00:59:21
( (*)^ω^)「そうだお!クーさん強かったお!クーさんなら絶対VIPに入れるお!」
川 ゚ -゚)「ありがとう」
川 ゚ -゚)(君は弱かったな、は言わない方がいいな)
チームVIPとは国内最強と言われているプロチームである。
全国に展開しているゲームセンターVIPが傘下の組織であることからもその大企業ぶりが伺えるだろう。
ξ゚⊿゚)ξ「ねぇ、あんたドクオって言ったっけ?何使いなの?」
(;'A`)「え…ポ、ポチョ…」
ξ゚⊿゚)ξ「へー、強いの?」
(;'A`)「さ、さぁ…」
川 ゚ -゚)「彼は強かったぞ。ジョルジュとやらにも勝ち越していた」
(;'A`)「え、あ、ありがとう…」
川 ゚ -゚)「二時間目の試合を横目で見ていたんだ。前Kハンマが上手かった」
ξ゚⊿゚)ξ「へぇー、そうなんだ。あたし強いポチョムキンとあんまり戦ったことないんだ。今度ガチろうよ」
('A`)「う、うん。いいよ…」
川 ゚ -゚)「……」
( ^ω^)「ドクオはブーンと五分くらいの強さだお!」
ξ゚⊿゚)ξ「え?それじゃ弱いんじゃないの?」
( ´ω`)
123
:
1
:2007/12/23(日) 01:01:00
いつのまにか殴られた痕が消えているブーンが勢いよく話に参加してくる。
が、ツンによる言葉の本物パンチがカウンターヒットし、再びすごすごと後ろに下がっていった。
('A`)「…ブーンが俺と五分なのは対策の結果だよ」
川 ゚ -゚)「ほぅ、ブーンはポチョムキン戦が得意なのか。珍しいチップだな」
('A`)「いや、そうじゃないよ」
川 ゚ -゚)?「どういう意味だ?」
予想外の言葉に首を傾げるクー。
冷静にドクオが答えをだす。
('A`)「対策ってのは俺対策さ。俺以外のポチョムキンとやったらブーンは普通に負けてる」
ξ;゚⊿゚)ξ「…人対策ってそんなに勝率変わるもんだっけ?」
川 ゚ -゚)「まぁそれなりにはあるだろうが…稀だな」
('A`)「応用力がきかないのがブーンの悪い所だな。まぁここで学べば何とかなるだろ…」
和気あいあいとした雰囲気で長い階段を登る。
orzの立ちバージョンとも言えそうな格好のブーンもフラフラと後ろをついていった。
最上階まで昇りきった時、そこに見知った顔が現れる。
( ゚∀゚)「おやおや?そこにいるのはドクオさんじゃあないですか?」
(;'A`)「ジョ、ジョルジュ…」
124
:
1
:2007/12/23(日) 01:01:41
こいつは苦手だ…と完全に顔にでるドクオ。
しかしジョルジュは構わずに言葉を続けていく。
( ゚∀゚)「女連れとはいい身分ですなぁ!…ん?お、ツンじゃねぇか。」
ξ゚⊿゚)ξ「は?何か用?」
最上階の踊り場での会話。
これまで和やかだった空気が一気に張りつめる。
( ゚∀゚)「ニューソクいた頃のまーんま!相変わらず怖い怖い…おいドクオ!こいつみたいなイカレ女と一緒にいたら下僕人生を送ることになるぜ。さっさと縁を切ることをお勧めするね」
ξ#゚⊿゚)ξ「はぁっ?!何言って―」
( #^ω^)「取り消せお!」
ジョルジュの挑発。
しかしそれに対しての返答はさっきまで凹んでいたはずのブーンが発していた。
意識せずとも視線がブーンに集まる。
( #゚∀゚)「あ?誰だテメーは」
( #^ω^)「そんなことはどうでもいいお!さっきの言葉を取り消せお!」
('A`)「……」
一触即発の空気。
自然と緊張感が漂う。
しかし、その中でドクオはどこか遠い目でブーンを見ていた。
125
:
1
:2007/12/23(日) 01:02:30
( ゚∀゚)「はっ!てめーにゃ関係ねーだろ。黙ってな」
ξ;゚⊿゚)ξ「ブ、ブーン!別にそんなに怒らなくても―」
('A`)「ツンさん」
ξ;゚⊿゚)ξ「え?」
ブーンを止めようとしたツンを制する声。
('A`)「ブーンはいいやつなんだ」
彼が発した言葉はその場にそぐわない、予想に反したものだった。
突然普段と違った口調、表情になったドクオに、思わずツンとクーが彼の方に向き直る。
ξ;゚⊿゚)ξ「えっ?急に何っ?」
川 ゚ -゚)「…?」
( #^ω^)「少ししゃべっただけだけどツンはいい人だお!ギルティもお前なんかよりずっと強いお!」
ブーンとジョルジュ。
ドクオとツンとクー。
すぐ近くにいるはずなのに両者の空気は違っていた。
それぞれの空間に別れて時間が進む。
('A`)「あいつはアホで単純だけど尊敬できるいいやつだ」
ξ゚⊿゚)ξ「う、うん…」
('A`)「これからも…あいつと仲良くしてやってくれないか?」
('A`)「突然変なこと言ってスマン。だけど…よろしく頼む…」
ξ゚ー゚)ξ「…もちろんいいわよ」
川 ゚ -゚)「分かった。だがまたいずれちゃんと話を聞かせてほしい」
('A`)「ありがとう…」
126
:
1
:2007/12/23(日) 01:03:22
ξ゚⊿゚)ξ「…さて、と」
川 ゚ -゚)「うむ。おい、ジョルジュとやら。そのへんで落ち着いてもらおうか」
ドクオ達が話している間に、ブーンとジョルジュはお互いの額がくっつきそうなほどに熱くなっていた。
( #゚∀゚)「あぁ?もとはと言えばこいつが噛み付いてきたのが原因だろうが!」
( #^ω^)「何言ってんだお?!大体お前があんなこと言うから―」
川 ゚ -゚)「ブーンもとりあえず落ち着け。ほら、もう生徒会室の前だ。そんな顔をしてたら印象が悪いぞ」
( #゚∀゚)「ちっ!胸糞わりぃ…命拾いしたなぁ?ブーンちゃんよぉ!」
( #^ω^)「そっちこそ後で吠え面かくなお…」
ξ゚⊿゚)ξ「私はもう別に気にしてないから大丈夫。ほら、早く行きましょ」
ツンがブーンの手を引いて依然睨み合っていたジョルジュから離し、そのまま生徒会室の方に歩きだした。
('A`)「(…ありがとう)」
川 ゚ -゚)「(気にするな。ああいう場面は苦手なんだろう?)」
('A`)「(……ありがとう)」
127
:
1
:2007/12/23(日) 01:03:53
ξ゚⊿゚)ξ「(ブーン、ありがとうね。助かったわ)」
( ^ω^)「おっ?何か言ったかお?」
ξ#゚⊿゚)ξ「……早く行きましょ!」
( #゚∀゚)「…ちっ!」
五人がそれぞれの流れの中にいる中、クーが扉に静かに手をかざした。
コンコン
「どうぞー」
続く
(´・ω・`)「……」
(´・ω・`)(僕もせっかく何か匂わせたんだから少しはストーリーに絡みたいなぁ…)
128
:
名無しさん
:2007/12/23(日) 01:22:15
乙乙
リアルタイムに見れて感動したぜ
129
:
名無しさん
:2007/12/23(日) 09:38:13
ショボンwwwwww裏話すなwwwwwwwww
130
:
名無しさん
:2007/12/23(日) 20:48:32
ブーン良いヤツだww
131
:
1
:2007/12/24(月) 23:02:19
誠に勝手ながら作者傷心につきしばらく更新休止させていただきます…('A`)
132
:
名無しさん
:2007/12/25(火) 00:08:51
もしかしてイヴと関係ある?ww
133
:
名無しさん
:2007/12/25(火) 00:33:34
クリスマスだからってハイテンションになって彼女に無理矢理手出そうとしたら、拒否られてそのままフラれた…とか?
134
:
名無しさん
:2007/12/25(火) 01:19:09
>>132
イブが原因っていうかイブの日にこれか…って感じです
>>133
そんな盛り期は過ぎてるぜw
とりあえず最後に言われた言葉は「私から連絡しないし1からも連絡しないで」だ…('A`)
135
:
名無しさん
:2007/12/25(火) 02:18:21
>>1
…色々頑張れよ…(´;ω;`)
136
:
1
:2007/12/25(火) 02:43:47
>>135
ありがとう…俺頑張る
ちくしょーメリークリスマス!
137
:
名無しさん
:2007/12/27(木) 23:17:50
最初から読んできたぜ…、頑張れ
>>1
それにしてもギル高スレとかいって懐かしすぎ
紙主人公で昔書いてたのも良い思い出、今後に超期待
138
:
名無しさん
:2007/12/28(金) 03:15:40
俺も期待しちゃうぜ
ハイパーオティンティンタイムって言ってくれええええええええええええええ!!
ドグオには「おしおきの時間だ」っていってほしいわぁw
139
:
1
:2007/12/28(金) 11:11:57
復活ッッ!1復活ッッ!
ということで復活しました!
今日にでも投下しますー
>>137
ありがとうございます
…もしや20氏?!
>>138
支援ありがとうございます
ただ…てめぇはツンに何てこと言わせるだぁぁぁぁ!!
だがそれがいい
140
:
1
:2007/12/28(金) 13:24:38
( ゚∀゚)「さぁ!早くやろうぜ!」
( ゚∀゚)o彡゜「ガッチン!ガッチン!」
( ・∀・)「すまないがもうしばらくだけお待ち願えるかな?先に用事をすませてしまいたい」
( #゚∀゚)「まだ待たせんのかよ!」
( ・∀・)「途中で邪魔が入るよりマシだろう?」
第十話【放課後Ⅱ】
( ・∀・)「と、言うことでブーン君」
( ^ω^)「はいですお」
生徒会室に入ってまず感じたこと。
( ;^ω^)
(;'A`)
ξ;゚⊿゚)ξ 「ひろっ!!」
川 ゚ -゚)
( ;゚∀゚)
約30畳はあろうかという部屋。
見る限りドアが3つあることからまだ部屋があるのだろう。
棚には写真、トロフィー、賞状等が所狭しと並べられている。
ソファーに座ったモララーはコーヒーを片手に寛いでいた。
( ・∀・)「君に用事ってのはとある人の呼び出しでね」
( ^ω^)「呼び出し…?」
( ・∀・)「怖い意味じゃないから安心してもらいたい。むしろ君には喜ばしい知らせだと思うよ」
( ^ω^)「喜ばしい…」
( ・∀・)「ペニサスさーん!彼を連れてきましたよー!」
「はいはーい。ありがとねー」
141
:
1
:2007/12/28(金) 13:25:38
3つのうちの1つのドアに向かって声をかけるモララー。
その返答の声はどこかで聞いた覚えのある声だった。
('、`*川「おー、内緒君じゃん」
( *^ω^)「おっおっ!」
扉からあらわれたのはペニサスという名前で記憶にある女性。
モララーが彼女を言葉で表すと、「ネジが三本くらい抜けてるような変人だけど実は純粋」となるらしい。
放課後+呼び出し+嬉しい知らせ+女の先輩=?
ブーンのピンク色な頭の中では瞬時に答えが導き出されていた。
( *^ω^)(ホントに痴女先輩がいたとは…みなぎってきたお!)
('A`)(いや、学園モノなら告白だろ…常考)
('、`*川「えっと…まぁ用事っていうかね…」
( *^ω^)(ムッハー!)
('A`)(きめぇwww)
ξ゚⊿゚)ξ(キモいわ)
川 ゚ -゚)(キモい)
( ゚∀゚)(おっぱい!)
( ・∀・)(キモいな)
みなぎるブーンに対して総ツッコミがはいる。
( ・∀・)「先輩、遠慮しないで言ってやってください」
('、`*川「いやー、いざとなると恥ずかしくってねー」
( *^ω^)「先輩にそんなに照れられると僕も気合入っちゃうお!」
('、`*川「おー、言うわねぇ…それじゃズバリ言っちゃうわよー」
( *^ω^)「おっ!」
142
:
1
:2007/12/28(金) 13:26:26
ついに…キタ!と思わず聞く耳に力が入るブーン。
ペニサスの口からブーンに対する思いが告げられる。
('、`*川「あんた弱いから私が徹底的に鍛える」
( ^ω^)
( ;゚ω゚)「…」
あなた弱い→あなたのナニが弱い
徹底的に鍛える→ワタシが鍛えてア☆ゲ☆ル(はぁと
( ;゚ω゚)(変換可能!変換可能!)
('、`*川「さっきのロボカイとの試合の録画を見せてもらったんだけどね、内藤君のチップは今は弱いけど鍛えがいありそうなんだよね」
('、`*川「これから毎日ここに来ること。あんたを一年間で私の域まで鍛えるわ」
( ; ω ) ゚ ゚ 「まそっぷ!」
( ; ω )(変換不可能!変換不可能!)
( ; ω )「――――っ」
オウア-!
( 'A`)�顴�) ゚ω゚)
('A`)「正気に戻れ」
ドクオの拳が飛ぶ。
「ブラヴォーだ…」とモララーが唸る。
('、`*川「えっ?どうしたのっ?」
('A`)「スンマセンこいつ嬉しすぎて昇天したようなので水ぶっかけてやりたいのですがかまいませんねっ?!」
('、`*川「えぇっ?それって今君が…」
143
:
1
:2007/12/28(金) 13:27:17
( ・∀・)「行ってきなさい」
('A`)「あざーす!」
突然の展開に着いていけないペニサスの代わりにモララーの許可を受けてブーンを担ごうとするドクオ。
だが彼の細い腕で体格のよいブーンを担ごうとするのは少々無茶だった。
(;'A`)「ギギギギギ…」
( ・∀・)「よし、私も手伝おう」
('A`)「あざーす!」
( ・∀・)「ツン君、クー君、ジョルジュ君、何か質問があったらペニサスさんに聞いてくれたまえ!」
( ・∀・)「ゆくぞ!」
ブーンを抱えて部屋から二人が出ていった後のドアを呆然と見つめるペニサス。
それに対してツンとクーはあまり気にせずに依然として部屋を見渡している。
一方ジョルジュは部屋のソファーにちゃっかりと座り、年代物のア○カディアを熱読していた。
('、`*川「いやー、なんなんだったんだろうねー。お姉さんビックリしちゃったわ」
('、`*川「てか君達よくそんなに冷静でいれるね」
ξ゚⊿゚)ξ「なんかもう慣れちゃった感があって…」
川 ゚ -゚)「まだ入学して2日しか経ってないがな」
('、`*川「仲良くなるのはいいことよー。えっと…ごめん、名前教えてくんないかな?」
144
:
1
:2007/12/28(金) 13:27:58
川 ゚ -゚)「クーです」
ξ;゚⊿゚)ξ「は、初めまして!一年A組のツンといいます!よろしくお願いs――」
('、`*川「いやいや、そんな畏まらなくてもいいよー。一年生か〜…かわいいなー」
('、`*川「ていうかあんた達は足して2で割ったらちょうどいい感じになりそうね」
ξ゚⊿゚)ξ「は、はぁ…」
('、`*川「あ、忘れてた。私はペニサスね。まぁペニちゃんってかわいらしく呼んじゃってちょーだい」
独特の間の取り方に捕え所のない発言、そしてコロコロと変わる話題。
川 ゚ -゚)(先が読めない人だな…)
ξ゚⊿゚)ξ「スイマセン、棚にある賞状ってギル高の人達が受賞したものなんですか?」
ツンが棚に近づきながらペニサスに疑問をぶつける。
('、`*川「そうよー。歴代生徒会の輝かしい成績をとっくりとご覧あせばせー」
言われずとも既に賞状、トロフィーを観察し始めていたツン。
その棚の高さはツンのほぼ二倍、奥行きは10m以上あった。
ξ゚⊿゚)ξ「スゴイですね…」
川 ゚ -゚)(いつか私も…)
('、`*川「これ見てたら誰でも気合い入るよね。あたしなんて毎日見てるから名前も覚えちゃった」
ξ゚⊿゚)ξ「覚えちゃったんですか?すごいですね!」
145
:
1
:2007/12/28(金) 13:28:47
('、`*川「…まぁ見りゃ分かるからそこらへんの棚見てみんしゃい」
ペニサスが指定したエリアを真剣に見つめるツンとクー。
その固い表情が段々ほぐれてくるのをみてペニサスは微笑んだ。
('、`*川「でしょ?」
川 ゚ -゚)「…松瀬 緒人、永園 翼、江辻 聖…」
ξ ^∇^)ξ「マッセ?ショット?アハハハハ!」
川 ゚ー゚)「三綾 俣奈…こっちはみあやまったなだ」
('、`*川「覚えやすいでしょー」
ξ^ー^)ξ「おもしろいです!」
川 ゚ -゚)「外国人の人もいるんですね…」
最上段の方を見ながらクーが驚く。
しかし何分場所が高すぎるのでその賞状の名前はカタカナである、としか分からなかった。
('、`*川「その人は…私の憧れの人なんだ」
ξ゚⊿゚)ξ「そうなんですかー」
('、`*川「話せば長くなるんだけどね…」
急に遠い目になったペニサスが語り始める。
('、`*川「当時まだ弱かったあたしは彼女の神な立ち回りを見て感動し、さらにあのかわいらしい姿を見て失禁したわ…」
('、`*川「そして決心した…私は彼女のようなチップ使いになると!!」
('、`*川「以上よ」
ξ゚⊿゚)ξ(長くねぇーっ!)
川 ゚ -゚)(三行)
146
:
1
:2007/12/28(金) 13:29:35
ペニサスの短い回想が終わったその時、ドアが勢いよく開いた。
( ・∀・)「お待たせしました」
('A`)「あざーす!」
( ^ω^)「ただいまだお」
('、`*川「おかえりー」
( ・∀・)「よーし、用事は終わった。ジョルジュ君!ゆくぞ!」
( ゚∀゚)「待ちくたびれたぜ!」
手にしていたアル○ディアを置き、モララーと共にさっきペニサスが出て来た扉に向かうジョルジュ。
おそらくあの扉の向こうが練習室なのだろう。
( ・∀・)「ちなみに君が負けたら舎弟一号になるんだからね」
( ;゚∀゚)「はぁっ?!」
( ・∀・)「おっ?やっぱり怖いのかね?やめるかい?」
( #゚∀゚)「上等だぜ!そのかわりてめぇが負けたら俺の舎弟な!」
( ・∀・)「よろしい。では行くとしよう」
( #゚∀゚)o彡゜「ガッチン!ガッチン!」
('A`)(のせるの上手いなぁ…)
モララーとジョルジュが練習室へと入っていった。
呼び出しておいて待たせる。その上での挑発。
普通の人ならいざ知らず相手はあの短気なジョルジュ。
完全にモララーのペースであった。
147
:
1
:2007/12/28(金) 13:30:17
('、`*川「モララー君あーゆーのうまいんだよねー」
( ^ω^)「ペニサス先輩」
('、`*川「ん?」
先ほどとは打って変わって普段の表情になったブーン。
部屋外で何があったのか気になる所である。
( ^ω^)「さっきは失礼しましたお」
('、`*川「別に構わんにゃー」
( ^ω^)「…」
( ^ω^)「この内藤ホライゾン!喜んでペニサス先輩に弟子入りさせていただきます!」
ブーンのほぼ90度に下げられた頭に手を置いてペニサスが返答する。
('、`*川「苦しゅうない。面をあげぃ」
( ^ω^)「はっ」
二人のそれは、まさに将軍と従者であった。
('、`*川「それではお主はこれからの放課後ここへ来い。遅刻は許さん」
( ^ω^)「はっ!」
('、`*川「今日は帰って休め。明日からの地獄の特訓への心構えをしておくがよい」
( ^ω^)「ははぁー!」
('、`*川「それでは本日はこれにて解散!」
( ^ω^)「ありがとうございましたお!」
('、`*川(なんかこーゆーのも気持ちいいかも…)
続く
ξ゚⊿゚)ξ「結局ドクオって何で呼ばれたんだろうね」
('A`)「……」
148
:
名無しさん
:2007/12/28(金) 16:23:16
背後!
>>1
お帰り
149
:
137
:2007/12/28(金) 19:19:55
>>1
さいです、元20です
にしても松瀬とか三綾とかww数年後の設定だったのかw
これからも頑張って、激しく応援してるぜ
( `д´)ノ≡卍シュリケーン
150
:
1
:2007/12/28(金) 23:18:20
>>148
ただいまです!
>>149
ありがとうございます
かのスレでは楽しませていただきましたm(__)m
ちなみにペニサスの憧れのチップ使いってのは一二三のことですw
151
:
名無しさん
:2007/12/29(土) 01:59:19
>>1
お帰りなさい
これってGGキャラ全キャラでるの!?
アクセルのツンデレストライクにも期待だぜ!
152
:
名無しさん
:2007/12/29(土) 02:55:59
更新乙
なんか
>>1
最初より状況描写上手くなったよねww
153
:
名無しさん
:2007/12/30(日) 14:53:51
やっぱ年末だし
>>1
忙しいのかな?
期待age
154
:
名無しさん
:2008/01/01(火) 20:12:37
新年おめ
今年もこのスレには期待している
155
:
1
:2008/01/02(水) 03:59:13
明けましておめでとうございます
>>151
一応全キャラ分のキャラは用意してあるんですがキャラが多いと個性が把握しきれないんで…
あと自分が使えないキャラは対戦がツラいww
でも全キャラだしたいです。AC+に期待
>>152
ありがとうございます
結構悩んでたので素直に嬉しいです!
>>153
カウントダウンジャパンに行ってきました!
めっさ疲れました…(´・ω・`)
>>154
おめでとうー
そしてありがとうございます
遅筆ですがマッタリお付き合いください
今年もよろしくお願いします
応援レスは嬉しいので全レスしようと思いました
('A`)「でしゃばるんだぜ!!」
では投下しますー
156
:
1
:2008/01/02(水) 04:00:05
ガラッ!
('A`)「よう」
ξ゚⊿゚)ξ「おはよ」
(´・ω・`)「おはよう」
( ;^ω^;)「おいすー」
('A`)「…」
('A`)「何でそんなに汗かいてんだ?」
第十一話【ハイン爆誕】
⊂二二二( ^ω^)二⊃「Boooon!学校学校!」
今学校に向かって全力疾走している僕は高校に通うごく一般的な男の子。
強いて違う所をあげるとすればギルティに興味があるってことカナー。
名前は内藤ホライゾン。そんなわけで通学路にある坂道を登っているのだ
ふと見ると目の前に一人の若い女が立っていた。
( ^ω^)(ウホッ!いい女!)
そう思ってると突然その女は僕の自転車の目の前まで来てこう言ったのだった。
从*゚∀゚从「乗せないか?」
………
( ^ω^)「ということがあったんだお…」
('A`)(くそみそ乙)
(*´・ω・`)「……」
从*゚∀゚从「いや、違うだろ」
何処から沸いてでたのか、いつの間にかブーンの後ろにいた背の高い女子生徒の手がブーンの頭を撫でていた。
从*゚∀゚从「いや〜さっきは乗せてってくれてありがとうな!内藤!」
157
:
1
:2008/01/02(水) 04:00:54
ξ;゚⊿゚)ξ「えっ?えっ?結局どういう展開だったの?」
正直意味が分からない展開に、ツンが慌てて状況確認をする。
( ^ω^)「つまr」
从*゚∀゚从「よーするに通学路でたまたま内藤に会ったら内藤が親切にケツに乗せてってくれたってことだぜー!」
从*゚∀゚从「なっ?!」
( ;^ω^)「…おっ!」
从*^∀^从「内藤〜てめぇいいやつだな!」
( ^ω^)「あ、ありがとうだお…」
( ;^ω^)(プレッシャーが凄すぎて断れなかったなんて言えないお…)
体格は良いはずのブーンよりもさらに背の高いハインリッヒ。
180cmに迫るとも思える高身長、シャープな顔立ちに若干目尻の上がった鋭い目、何より彼女の全身からでるオーラのような存在感が、意識せずともブーンにプレッシャーを与えていた。
今は陽気に笑っているが、一度真顔で睨まれたなら即座に財布を持って土下座したくなるだろう。
しかしそんな彼女にたじろぎもしない勇者がここにいた。
ξ゚⊿゚)ξ「あんた…誰?」
川 ゚ -゚)「うちのクラスの者ではないな」
从;゚∀゚从「ニャハハー…うん、自己紹介しないとな!」
158
:
1
:2008/01/02(水) 04:01:47
彼女達のような返答に驚いたのか、一瞬だが驚くハイン。
だが次の瞬間には普段の陽気な顔に戻っていた。
从*゚∀゚从「俺ぁハインリッヒ高岡!隣のBクラスのモンだよ!」
从*^∀^从「よろしくな!」
ξ゚ー゚)ξ「私はツンよ。よろしくね」
川 ゚ -゚)「クーだ。よろしく」
('A`)「……」
从*゚∀゚从「…あんたは?」
('A`)「………」
从*゚∀゚从「……」
川 ゚ -゚)「…この冴えない顔がドクオであっちのしょぼくれ顔がショボンだ」
ξ゚⊿゚)ξb(クー、ナイスフォロー)
ドクオのダンマリに対するクーのフォロー。
ここらの空気の読め具合が彼女の読みの強さなのだろうか。
ツンが思わずGJする。
(´・ω・`)「僕がショボンです」
(´・ω・`)「VIPのクー、ニューソクのツー、ZEPPのハインだね」
( ^ω^)「何だお?それ」
(´・ω・`)「この当たりで有名なレディースさ。うん、思い出したよ」
川 ゚ -゚)「ほぅ、私も入ってるのか。光栄だな」
ξ゚⊿゚)ξ「やっぱツーちゃん強いんだぁ…」
159
:
1
:2008/01/02(水) 04:02:37
ZEPPとニューソクはギル高の付近にあるゲーセンの名前である。
距離ではVIPが最も近いが、レバー整備の良いZEPP、人の多いニューソク、とそれぞれの特徴で常連が別れており、それぞれの派閥による対立もあるという噂もある。
从*^∀^从「いやーそんなこと言われたら俺照れちゃうよー!」
从*゚∀゚从「とりあえずみんなよろしくな!」
川 ゚ -゚)「うむ」
(´・ω・`)「よろしく」
ξ゚⊿゚)ξ「ていうかブーン…あんたあの坂を人一人後ろに乗せて走ってきたの…?」
( ^ω^)「そうだお?」
ξ゚⊿゚)ξ「…体力バカね」
( ´ω`)
从*^∀^从「いやー内藤はすげぇ!あの坂の登りっぷり!男を初めて尊敬したぜ!」
( ;^ω^)(正直限界だったお)
高身長で、何気に出るとこでているスタイルのいいハインは決して軽くなく、
その時のブーンの目は( ◎ω◎)な感じに見開いていたらしい。(ソース・通行人(,,゚Д゚)談)
从*゚∀゚从「ってことで明日もよろしくな!内藤!」
( ;^ω^)「おっ?」
そんな彼女の口から飛び出した言葉にブーンは思わず耳を疑う。
160
:
1
:2008/01/02(水) 04:03:09
从*゚∀゚从「駅前で待ってる感じでいいか?」
( ;^ω^)「ええっと…」
ξ゚⊿゚)ξ「…ねぇハイン。さすがの体力バカも毎日はキツいんじゃないかしら?」
川 ゚ -゚)「そんなことを毎日してたら卒業する頃には競輪選手だな」
躊躇するブーンの変わりに女性陣がフォローに入る。
彼女達なりに昨日ドクオの言った言葉を気にしているらしい。
从*゚∀゚从「ん〜、そりゃそーだな…」
从*-∀-从「……」
从*゚∀゚从「!!!」
从*^∀^从「じゃあ帰りならいいよな!内藤!」
彼女が考えた末に出た結論。
それは正論だった少々常軌を逸していた。
161
:
1
:2008/01/02(水) 04:03:48
('A`)(毎日一緒に下校するということは!!フラグが立つということ!!)
('A`)(コーラを飲めばゲップがでる…)
('A`)(それと同じように、確実!確実なことなのだぁぁぁぁぁぁぁ!)
('A`)(………)
('A`)(スンマセンでしゃばりました)
162
:
1
:2008/01/02(水) 04:04:15
从*^∀^从「なっ!」
( ;^ω^)「…実は…ブーンは毎日放課後にしなきゃいけないことがあるから遅くなるんだお」
从*゚∀゚从「分かった!じゃあ終わったらメールくれな!」
从*^∀^从「じゃあな!」
そう言い残して教室から去って行くハインリッヒ。
跡には哀愁漂うブーンの背中があった。
川 ゚ -゚)「…どんまい」
(´・ω・`)「女の子と一緒に下校だよ。良かったじゃないか」
('A`)「おめでとう」
ξ゚⊿゚)ξ「いつの間にメアド交換なんてしたの?やるじゃん」
( ;^ω^)「学校に着いてすぐだお…」
ξ゚⊿゚)ξ「ふーん…私達もまだなのにね…」
続く
(*゚ー゚)「ギコ君、最後のツンちゃんの発言について如何思われますか?」
(,,゚Д゚)「…デレ度Lv.1だな」
(*゚ー゚)「私はもっと高いと思ったんだけどな…どうして?」
(,,゚Д゚)「まずは出会ってから時間が立ってないことだ」
(*゚ー゚)「確かにね」
(,,゚Д゚)「もう一つ。これが重要だぜゴルァ」
(*゚ー゚)「AH,HA?」
(,,゚Д゚)「ツンは『私達』と言った…これはツンとクーのことをさす!つまりっ!」
(,,゚Д゚)「まだ独占欲がない=デレてないってことなんだよ!!」
(*゚ー゚)「そう」
(,,゚Д゚)「……」
163
:
名無しさん
:2008/01/02(水) 10:19:16
何だこの深読みww
164
:
名無しさん
:2008/01/02(水) 11:02:00
>>155
ザッパの事なら俺教えれるからよろしく
165
:
名無しさん
:2008/01/05(土) 15:49:59
続くきが読みてえええええええええええええ!!
ジョニーのミストファイナーとブリのケツって相殺するけどアレで霧ハメ回避できないかね?
できそうってことでネタ提供
166
:
名無しさん
:2008/01/07(月) 15:44:07
期待age
このスレでブーン小説を知ってからオムライスさんにお世話になってるぜww
167
:
名無しさん
:2008/01/07(月) 16:37:58
>>166
お前もかブルータス
168
:
名無しさん
:2008/01/07(月) 17:33:44
オムさん以外にはブーン芸VIPとかお勧め。
一年半くらいブーン系小説見てる俺としてはうらいた勢にブーン系小説が流行るのはうれしいw
169
:
1
:2008/01/08(火) 09:14:55
>>163
早くツンをデレさせたいぜ…
>>164
ザッパにはよーくボコられてるんで大丈夫ですwwただ携帯からまとめサイトが見れないのはツラいですね
>>165
あせんなって!
ネタは忘れた頃に使わせていただきますw
>>166
オムライスさんの内蔵量と見やすさとクオリティはガチですね
色々参考になります
>>167
よし、じゃあ君もブーン系小説を書いてみるんだ
>>168
あとはナギ戦記さんとかも…
ブーン芸さんでは最近アルファの更新が多いのが嬉しいw
では投下しますー
170
:
1
:2008/01/08(火) 09:15:43
画面上を動き回るのは二体のキャラクター。
一方は白く風のように駆け、一方は同じく白いが山のように構えている。
『αブレーィ!!』
突如、一方が粉塵を巻き上げて突進する。
『無駄だ…ポチョムキンバスタァー!ロマンティークはっ!おりゃあ!』
――キィィィン
『ヘヴンリー…』
『ポチョムキン……!』
『バスタァー!!』
『シッショー!』
第十二話【ライズ】
( ;^ω^)「また負けたお…」
('A`)「…なぁブーン」
( ^ω^)「おっ?」
元々明るくない顔をさらにしかめたドクオが話を切り出す。
('A`)「お前ペニサスさんの特訓マジメに受けてるんだよな?」
( ^ω^)「そのつもりだお…」
('A`)「何で俺に負け越すようになってんだよ…」
( ;^ω^)「分かんないお…」
ξ゚⊿゚)ξ「分かんないお…じゃないでしょこのマヌケ」
(,,゚Д゚)「一応これはライズ戦なんだからちゃんとやった方がいいぜ…」
今日は火曜日、時刻は14時を過ぎた辺り。
普通の高校生は授業の真っ最中だろう。
ゲームに夢中になっている彼等ももちろん授業中なのである。
171
:
1
:2008/01/08(火) 09:16:37
“実戦実習”という名のこの時間。
ランダムに割り振られた四人一組でライズ戦を行い、生徒同士の意見交換を交えて互いの実力向上を図る授業である。
ξ゚⊿゚)ξ「あの人に教えてもらってるのにまだポーンから抜けだせる気配がないのはちょっと恥ずかしいんじゃない?」
(,,゚Д゚)「何で負けるか考えないと伸びねぇぞ?」
('A`)「最後のαが訳分からん。あんなに体力リードしてたのにあんなリスクしょってつっこむ必要がないだろ…」
ギル高用語が自然と会話の中に含まれる。
クラスメイトとの交流も良好。
五月。
桜は既に舞い散り、景色には緑色が目立つようになった。
新入生である彼等もギル高での暮らしに慣れてきているようである。
('A`)「一ヶ月経って確実に前より弱くなってるよな」
( ;^ω^)「言い返せないのがツラいお…」
ξ゚⊿゚)ξ「あたしとギコは六段、ドクオなんてもう七段よ?そろそろヤバイんじゃない?」
('A`)「三段はちょっとヤバイよな…」
頻繁に話の中にでてくる聞き慣れない単語。
これはライズ・システムというギル高特有の教育プログラムである。
172
:
1
:2008/01/08(火) 09:17:20
ギル高内の筐体は全てフリープレイ。
これは生徒がギルティに触れる機会を妨げない為であり、欠かせない存在である。
しかし、フリープレイが故の落とし穴が存在した。
緊張感の欠落である。
ギル高外で戦いでは言わばお金を賭けて戦っている。
負ければその分自分の財布が軽くなる、というリスクを背負っているのだ。
しかしフリープレイによってそのリスクが無くなり、生徒達の日頃の戦闘に対する慢性的な緊張感の欠落が向上心を失わせた。
そして向上心の低下が技術力の低下となり、それが目に見えて大会結果に現れたのである。
こうしてフリープレイの欠点は重大な問題となり、学校側は頭を悩ませていたのだった。
そこで当時の生徒会が提案したのがこのライズ・システムである。
お金に代わるリスクを作ったこのシステムは校長・右渡も絶賛し、現在に至るまでそれは施行されている。
そのリスクとは、簡単に言えば“ランク付け”である。
生徒証であるIDカードに対戦内容・成績を保存し、それのランキングを作ることで生徒間での競争を白熱させる…
お金ではなく名誉を賭けた闘いにギル高生は再び己の技術の向上に夢中になったのである。
173
:
1
:2008/01/08(火) 09:18:20
ブーン達の会話や以前のモララーの説明にでてきた単語、ポーン・ビショップ等。
これらがライズ・システムにおけるランクの名称である。
上位から、King(K)・Queen(Q)・Bishop(B)・Knight(N)・Rook(R)・Pawn(P)の六段階に分けられており、各ランクにそれぞれに一〜十段と割り振られてさらに細分化されている。
例えば、ポーンの十段(簡略:P10)からさらに一段上がるとルークの初段(R1)にランクアップされるのである。
ランクの評価基準は単純明快。
勝てば上がり、負ければ下がる。
自分よりランクの高い人に勝てばその分ランクは上がりやすく、逆に低ければ上がりづらい。
負けた場合はその逆である。
ランクは成績にも反映されることもあり、ギル高生徒にとってライズ戦=真剣勝負なので絶対に負けられない戦いなのである。
長々と説明したが、つまり要約するとブーンは弱いということである。
ξ゚⊿゚)ξ「六月には中間試験とクラス内3on3があるんだから気合い入れなさいよ。正直今のあんたと組む=ハズレなんだからね」
( ´ω`)
('A`)「…まぁとりあえず次行こうぜ。順番的にはギコとツンだな」
174
:
1
:2008/01/08(火) 09:19:08
ちなみにギコ(,,゚Д゚)は所謂ブーンのクラスメイトである。
外見は少々いかついが実は面倒見のいい兄貴的存在、と評判の彼はブーン達とも仲が良いようだ。
(,,゚Д゚)「お手柔らかに頼むぜ」
ξ゚⊿゚)ξ「真剣勝負よ」
(,,゚Д゚)「IDカードを差し込んで…っと」
特別仕様の筐体にIDカードに読み込ませる…これがライズ戦の合図。
慣れた手つきで二人ともこれを行う。
PLEASE SELECT YOUR CHARACTER!
―――――
( ゚∀゚)「……」
場面は変わって、別の筐体で同じくライズ戦を行っているジョルジュ。
『ヴォルカニックヴァイパー!』
『やられちまったよ……おい』
S L A S H !
( ><)「勝ったんです!」
『GO DOWN IN RANK…』
今では懐かしいグレッグ・ペインの残念そうな声と共に、筐体の画面に“RANK DOWN Pawn 五段”と表示される。
ジョルジュのランクが下がったのだ。
川 ゚ -゚)「どうしたジョルジュ。動きにキレがないぞ。」
175
:
1
:2008/01/08(火) 09:19:56
ランクは上がりやすく、下がりやすい。
元々は上がりにくく下がりやすかったのだが、校長・右渡の
『テンポが悪い。気持ち良くない』
と、鶴の一言で変更された、という逸話は有名である。
( ^Д^)9m「プギャー!ぶっぱヴォルカとか見てから天放余裕だしwww」
川 ゚ -゚)「ビロードに負けるなんてらしくないぞ。シャキッとしろ」
( ><)「プギャー君、それは無理なんです!クーさんはヒドイんです!」
( ∀ )「ちっ…」
( ゚∀゚)「単に調子悪いだけだ。気安く話しかけんじゃねぇ」
川 ゚ -゚)「…そうか」
――――――
川 ゚ -゚)「ということがあったんだが」
ξ゚⊿゚)ξ「フーン…アイツまだ引きずってるのね」
放課後、帰宅準備をしながらクーが話題をふる。
( ^ω^)「話しかけんなオーラが凄すぎて慰めることもできないんだお…」
ξ゚⊿゚)ξ「あいつの場合慰めたりしたら逆効果でしょ」
('A`)「……」
川 ゚ -゚)「とにかく、落ち込むにしても期間が長すぎる。とりあえず生徒会室に行くぞ」
176
:
1
:2008/01/08(火) 09:20:44
ブーン達が初めて生徒会を訪れた次の日から、ジョルジュはずっとふさぎ込んでいた。
何があったのか、と聞くまでもない。
モララーとも試合内容が原因だろう。
川 ゚ -゚)「よし、モララー先輩に事情聴取を行おう」
ξ゚⊿゚)ξ「事情聴取って…別にそんなことまでしなくてもいいんじゃない?」
川 ゚ -゚)「何故だ?」
ξ゚⊿゚)ξ「え?ホ、ホラ、騒がしくなくていいし…」
( ^ω^)「ツン、それは違うお」
ξ゚⊿゚)ξ「え?」
もう通り慣れた、と行っても過言ではない生徒会室への階段。
ブーンの真面目な声が人気の少ないその階段に響く。
( ^ω^)「ジョルジュは確かにちょっと問題があるクラスメイトだお」
( ^ω^)「でもジョルジュは僕らと同じ、ギルティに夢中な、一人のギル高生徒なんだお」
( ^ω^)「ブーンはみんなと競い合って、一緒に上手くなりたいお。ジョルジュも上手くなりたいって思ってるはずだお」
( ^ω^)「だからブーンはジョルジュに元気になってほしいお」
川 ゚ -゚)「うむ、ブーンの言う通りだ」
('A`)「…確かにな」
ξ゚⊿゚)ξ「……」
177
:
1
:2008/01/08(火) 09:21:19
普段お気楽なブーン。
こういう時だけ真剣になる彼にはどんな過去があったのだろう。
思わず、表情が和らいだ。
ξ゚ー゚)ξ「そうね、私が間違ってた」
ξ゚⊿゚)ξ「ここに来る前からホームのゲーセンで絡まれてたからちょっと嫌なイメージがあってね…」
ξ゚ー゚)ξ「確かにアイツの見た目はチャラチャラしたDQNだけど、アイツだってギルヲタなんだもんね」
( ^ω^)「そうだお!ギルヲタはみんな友達なんだお!」
ξ゚ー゚)ξ「たまにはブーンもいいこと言うのね。見直したわ!」
( *^ω^)「おっおっ!」
こいつは人の笑顔を見ると安心するんだろうな。
だから私も楽しくやろう。
ξ^ー^)ξ「じゃあ元気になったジョルジュにボコボコにされないようにね!」
( ;^ω^)「おっ…」
川 ゚ -゚)「そうだな。早く上手くなってペニちゃんを喜ばせてやれ」
('A`)「……」
('A`)「ペニ…」
(*'∀`*)
続く
――階段下
(´・ω・`)(……)
(´・ω・`)(ジョルジュ…か)
178
:
名無しさん
:2008/01/08(火) 10:47:31
とりあえず背後
179
:
名無しさん
:2008/01/08(火) 12:52:50
ジョルジュとショボンは幼なじみという設定期待age
180
:
名無しさん
:2008/01/08(火) 15:13:13
>>1-5
プロローグ
>>9-14
一話
>>18-23
二話
>>31-35
三話
>>43-47
四話
>>51-56
番外編
>>59-63
五話
>>71-77
六話
>>81-86
七話
>>93-99
八話
>>120-127
九話
>>140-147
十話
>>156-162
十一話
>>170-177
十二話
まとめてみた
181
:
名無しさん
:2008/01/08(火) 20:21:30
ペニちゃんでどうしてもニヤついてしまう俺ガイル
182
:
名無しさん
:2008/01/12(土) 21:57:53
きったいっあげー♪
183
:
名無しさん
:2008/01/15(火) 23:57:53
age
184
:
1
:2008/01/16(水) 03:46:32
>>178
こんな過疎スレの背後なんて取り放題ですぜ(´・ω・`)
>>179
さぁー、どうでしょう?
今回から対戦を書きたくなったのでしばらくお付き合いくださいw
>>180
おぉーありがたい!
しかしこれほどまで需要の少ないまとめも珍しいww
いや、失礼。わざわざありがとうございます
>>181
ペニちゃん以外の呼び方は邪道です
>>182
遅くなって申し訳ないんです( ><)
>>183
ちょいと風邪ひいたりしてまして…
皆さんもお気をつけください
では投下しまうー
185
:
1
:2008/01/16(水) 03:47:24
从'ー'从「前も言った通り、技の威力は攻撃力×相手の防御係数で決まるからねー」
从'ー'从「これだけだと簡単だけど、そこにGB値が絡むと途端にややこしくなるから気をつけてねー」
从'ー'从「これは後期の範囲だけど、各キャラの技の攻撃力、GB減少値・上昇値、補正、防御係数は絶対に覚えないとダメよー」
('A`)(……)
“数値計算”の時間。
これは一般的に言えば数学の授業である。
当然ただの数学などではなく、ゲーム内の公式についての数学となる。
从'ー'从「とりあえずとして持ちキャラの攻撃力くらいは覚えようねー」
('A`)(……)
教壇に立つ渡辺先生の声はとても落ち着く。
スローテンポな話し方>安らぐ声質>数学の授業のコンボ…
防御係数がチップ並な俺にとってこの火力は即死級だった。
(-A-)zzz..
第十三話【遠征】
川 ゚ -゚)(……)
結局モララーには何も聞かなかった。
意外な人物の提案があったからである。
186
:
1
:2008/01/16(水) 03:49:08
('A`)「…俺に考えがある」
('A`)「任せてくれないか?」
まったく予想の斜め上を行く展開だった。
あのドクオが。
まだ付き合いは浅いが、話す相手を選ぶことにかけては右にでる者はいないドクオが。
最も相性の良くない相手だと思われるジョルジュにアプローチしようというのだから。
川 ゚ -゚)(後で話してみようか)
『オウアー!オウアー!オウアー!オウアー!オウアー!オウアー!オウアー!オウアー!ヴォルカニックヴァイパー!!』
从'ー'从「はーい、今日の授業は終わりだよ。また明日ねー」
(,,゚Д゚)「先生、明日から連休なんだぜ…」
( ><)「そうなんです!」
そう、明日からは土日を挟んで6連休―
休日ループのゴールデンウィーク(GW)なのである。
从'ー'从「そっかー、じゃあみんなまた来週だねー」
( ^ω^)「えっ?宿題とかないのかお?」
あまりにも華麗な流しに、思わずブーンがつっこむ。
从'ー'从「ないよー。ウチは生徒の自主性に任せる方針だからね。みんなギルティ好きなんだしほっといても練習するでしょー」
(,,゚Д゚)「て、天国だぜ…」
从'ー'从「ちなみに月末には中間試験があるから気抜いちゃだめよー」
中間試験はクラス内での3on3。
勝ち負けではなく、その試合内容で評価される。
187
:
1
:2008/01/16(水) 03:50:05
勝ち進めばその分アピール機会が増え、さらに優勝・準優勝チームにはボーナスポイントが入るのでもちろん優勝を目指すに越したことはないだろう。
从'ー'从「闘劇予選に出る為には成績良くないとダメなんだから気合い入れといてねー」
从'ー'从 ノシ「じゃあまた来週だよー」
渡辺先生が教室から去り、教室が少々騒がしくなる。
GWをどう満喫するか…彼等の話題はそんな所だろう。
ξ゚⊿゚)ξ「ねぇクー。私達はどうすr―」
――ガラララッバァンッ!
从*゚∀゚从「ようっ!」
ノパ⊿゚)「失礼するぞぉぉぉぉぉ!!」
轟音を伴って表れた二人の人物。
从*゚∀゚从「ハインちゃんでーす☆」
ノパ⊿゚)「燃え尽きるほど……ヒートだっ!!」
うん、決めポーズなんてとらんでいいぞ。
( ><)「び、びっくりしたんです!」
从*゚∀゚从「スマンスマン!ところで内藤達はいるか?!」
川 ゚ -゚)「ハインじゃないか、どうしたんだ?」
( ^ω^)「おいすーだお」
188
:
1
:2008/01/16(水) 03:50:57
居残る生徒も少なくなってきた放課後の教室。
ハインとヒートのド派手な登場に皆の視線が集まる。
从*゚∀゚从「遠征いこうぜ!」
………
ノパ⊿゚)「というわけでやってきましたニセ地方!」
川 ゚ -゚)「こんなに遠くまで遠征したのは初めてだ」
从*-∀-从=3「はぁ…やっぱり漫喫は熟睡できないぜ…」
ξ゚⊿゚)ξ「髪のセットが…」
彼女達が立つ土地、ニセ地方。
ギル高のあるウライタ地方から電車で約6時間。
比較的整っていて閑静なイメージのウライタ地方に比べて少々騒々しさが目につく…そんな土地である。
(,,゚Д゚)「全く…唐突すぎるぜゴルァ」
( ><)「ノープランにも程があるんです!」
('A`)「…眠い…」
(´・ω・`)「ニセか…懐かしいね」
( ^ω^)「初めての遠征だお!」
男5人に女4人で計9名。
ハインのただの思い付きから始まった遠征計画はなかなか大所帯になっていた。
从*゚∀゚从「いやー!言ってみるもんだね!」
ノパ⊿゚)「みんなっ!感謝するぞぉぉぉぉぉ!!」
完全ノープランの遠征。
189
:
1
:2008/01/16(水) 03:53:14
勿論疑問の声は上がったが(主にギコとビロードから)、ハインの
从*゚∀゚从「別に大丈夫だって!」
の一言で彼等のGWの予定は決定した。
(´・ω・`)「じゃあ早速行こうか」
川 ゚ -゚)「うむ」
( ^ω^)「いざ!ゲーセンへ!!」
从*゚∀゚从
ノパ⊿゚)
(,,゚Д゚)「お――――!」
( ><)
ξ゚⊿゚)ξ
('A`)(……)
('A`)「お…お―!」
( ^ω^)(ドクオ!よく頑張ったお!)
天気は快晴。
遠征の始まりに相応しい幕開けである。
まだ静かな朝のニセ地方に、彼等の歓声が爽やかに響いていた。
川 ゚ -゚)「で、どこに行くんだ?」
从*^∀^从「ニャハハ!そんなの俺に聞かれてもわかんねーって!」
(,,゚Д゚)「……」
( ><)「……」
ξ゚⊿゚)ξ「……」
('A`)「……」
( ;^ω^)「ちょwwおまwww」
続く
('、`*川「遠征か〜…いいわねぇ?若いって」
('、`*川「そう思わない?」
( ω )「おいおいおい…たった今海外遠征から帰って来た俺達に向かって、その言い草はねーだろペニちゃん…」
( ω )「うん、僕も全体的に彼の意見に同意だよ」
('、`*川「アハハハ!うっかりしてたわー」
('、`*川「おかえりなさい。会長、副会長」
190
:
名無しさん
:2008/01/16(水) 10:42:21
超強くて超かっこいいザッパ使いの登場はまだか
191
:
名無しさん
:2008/01/16(水) 16:28:10
ちょww地名www
向こうでやってたら確実にアク禁だなww
192
:
名無しさん
:2008/01/16(水) 19:49:14
流石にこの地名は引く
193
:
名無しさん
:2008/01/17(木) 05:48:18
まんますぎて逆に堂々としてていいわw
194
:
名無しさん
:2008/01/17(木) 18:29:53
ウホッ!良い地方名・・・
195
:
名無しさん
:2008/01/20(日) 15:33:09
ゲームセンターゆとりに期待age
196
:
1
:2008/01/20(日) 21:58:26
(,,゚Д゚)「やっと着いたぜゴルァ」
( ^ω^)「ここがSALONかお…」
第十四話【瞬殺上等】
ニセ地方でTOP3に入る規模を持つゲームセンターSALON。
僕達がここまで辿り着けたのはショボンのおかげだった。
(´・ω・`)「大きなゲームセンターなら大体把握してるよ」
何でも、ショボンは昔からニセ地方には何度も遠征にきていたらしく、こちらの地理に明るかったのだ。
ショボンに救われた形となったハインの反応はというと…
从*゚∀゚从「ほらな!何とかなるだろ!」
と、自慢気な顔をしていた。
('A`)「人多いな…」
(´・ω・`)「人の多さではニセ地方屈指のゲーセンだからね。そこそこ質の高い対戦ができると思うよ」
从*゚∀゚从「フフフーン♪でわでわ早速…デアデボー♪」
ハインが硬貨を投入すると同時に画面が真っ赤に染まる。
PLEASE SELLECT YOUR CHARACTER!
ξ゚ー゚)ξ「ニセデビュー戦よ。かっこよく決めてね」
从*゚∀゚从「任せとけ!」
『カチカチカチ…ギィン!』
頼もしい返事と共にハインが選択したキャラクター。
手にはギターを、体には赤い挑発的な服を、頭には同じく赤い帽子を被った女性。
GG屈指の起き攻めキャラクター、“I-NO”である。
197
:
1
:2008/01/20(日) 21:59:27
『手短に死んでもらえる…?』
『己の力量をわきまえろ』
―――――
从*゚∀゚从 イノ VS どっかの名無しテスタメント at ゲームセンターSALON
―――――
HEAVEN OR HELL…
DUEL 1!!
LET'S ROCK!!
『華麗に踊れ!』
『きゃっ!』
从#゚∀゚从「―こっ、こいつっ!」
テスタメントの選択肢は開幕低空ランズ。
俗に言う“ぶっぱ”のそれは、下がって様子見しようとしたイノのバックステップに引っ掛かった。
从*゚∀゚从(よーし決めた。こいつはボコる。ぜってーフルボッコする)
从*゚∀゚从(読み合い拒否のぶっぱにはちゃーんとリスクがあるってことを教えてやるぜ…)
『華麗におどr―』
『私の番ね♪』
開始早々のランズループを確定バーストで吹き飛ばすハイン。
从*゚∀゚从(バーストは必要経費…そしてあとはずっと俺のターン…)
从*゚∀゚从「見てやがれ!」
『プレゼント♪』
―フワッ
『ギギギギィン!』
『無駄なことを…』
ジャンプした相手に音階をガードさせ一気に攻めこむ―
198
:
1
:2008/01/20(日) 22:00:34
『プレゼント♪』
从*゚∀゚从(見えてんだよ)
ホバーで近づくと見せかけて、設置されていたHITOMIをホバー2段Jで回避するハイン。
そして再び音階を放つ。
『ビシュ!ビシュゥ!』
从#゚∀゚从「逃がすかコラァ!」
『愛情♪』
『カウンタッ!』
音階をHJで避けゼイネストを張りながら空中ダッシュで逆側に逃げるテスタメント。
HITOMIの設置モーションにケミカル愛情をさしこむ。
川 ゚ -゚)(口では熱くなってるがプレイは冷静だな…)
『プレゼント♪』
起き上がろうとする相手に音符を重ね、ホバーから中下段二択を仕掛ける。
見えづらい二択から、崩せば体力の四割以上を吹き飛ばしつつダウンを奪う…これがイノの必勝パターンである。
从*゚∀゚从(どちらにしようっかなぁ〜っと♪)
『ギギギィン!』
―ペチッ
ハインが選んだのは着地下段。
早くもテスタメントのガードが崩れる。
『我慢しなくていいn―』
『本気にさせたな!』
すかさずバーストでコンボを中断させるテスタメント。
再び距離を離そうとするが―
从*゚∀゚从「まだまだまだぁ!」
―ゴォッ!
『ピシピシピシ…』
199
:
1
:2008/01/20(日) 22:01:59
まるでブーメランのように、復帰即空中ダッシュで再び攻撃に移ってまとわり付く。
ξ゚⊿゚)ξ(相変わらずのすんごいガン攻めスタイルね…)
『綺麗な血を見せてね♪』
着地当て投げ。
再度画面端に押し込み、再びターンをとる。
从*゚∀゚从(御愁傷様…だぜ!)
『プレゼント♪』
『ロマンティーック』
低空音階青から空中ダッシュでつっこむイノ。
前にしか進まない彼女のゲージは充分に貯まっていた。
『無駄なこと、無駄なことを』
まずはイノ単体での二択をガードするテスタメント。
しかし、イノの攻めがこれだけで終わるわけがなく―
『ギギギギィン!』
遅れて飛んできた音符が固めを続行し、さらにイノがもう一度二択を畳み掛ける。
从*゚∀゚从(下段、中段、中段…さらに中段!!)
『あげる♪』
―ビシィ!
空中で大きく足を開くモーション、JD。
ついにテスタメントが崩れる。
『愛情♪んふ、あげるあげる♪んふ、あげるあげる♪』
JD>縦ケミ青>S>JS>JHS>ディレイS狂言>P>S>HJS>JHS>K狂言。
色っぽい声とは全く裏腹の悶絶コンボ。
GBが上がっていた影響で、一気に六割以上の体力を吹き飛ばす。
200
:
1
:2008/01/20(日) 22:03:36
从*゚∀゚从「もーいっちょぅ!」
『プレゼント♪』
残り2割となった体力を減らすべく、再度仕掛けられる起き攻め。
『ギギギィン!』
―ペチッ
从*゚∀゚从(下段でしたー♪)
『あげる愛情♪愛情♪あげるあげる♪んふ、あげるあげる♪』
ケミ青空ダから狂言を絡めた下段始動コンボ。
先ほどは中断させられたそれは、寸分の狂いもなくBEATを刻んでいった
―ドシュゥッ!
『力が…足りないっ…』
S L A S H !
从*゚∀゚从「よっしゃぁ!いい感じだぜ!」
川 ゚ -゚)「まだ1ラウンド取っただけだぞ。油断は禁物だ」
从*゚∀゚从「分かってるって!」
DUEL 2!
LET'S ROCK!!
『んふ♪』
『カウンタッ!』
『愛情♪』
从*゚∀゚从(読み通り〜♪)
立ちKがテスタメントの下Kに突き刺さる。
下HS>横ケミまで繋ぎ、開幕からダウンを奪うイノ。
手慣れた動きで起き攻めの音階を放つ。
『プレゼント♪』
『ギギギギィン!』
『無駄なことを…それが限界か?』
从*゚∀゚从(ちっ…見えてやがる)
201
:
1
:2008/01/20(日) 22:05:14
ホバーホバーの中段攻撃。
相手ガードが立ち>しゃがみ>立ちとなっているのを見ると、しっかりと見切っているのだろう。
从*゚∀゚从(でもまだまだ終わらないぜ!)
『愛情♪』
『ロマンティーック』
横ケミ青空ダで攻めを継続しつつ画面端に押し込む。
まだ開幕から10秒も経過していないのにもかかわらず、まるで最後殺しにかかる勢いでラッシュをかける。
―ペチ
ハインの選択肢は着地下段。
下K>前P>HS>JHS>S狂言>近S>JS>S狂言>近S>HJS>JHS>P狂言>JS>JHS>K狂言
の、ノーゲージコンボがテスタメントに叩き込まれる。
(;'A`)(コンボ精度高すぎだぜ…)
ギル高一年生の中では頭一つ抜け出る強さを持つハイン。
上級生からも注目される彼女の実力は、ニセ地方でも揺らぐことはなかった。
202
:
1
:2008/01/20(日) 22:06:37
『――愛情♪』
『バカな…力が…?』
S L A S H !
『ふぅ……汗かいちゃった♪』
その後の展開はまさに“ずっと俺のターン”と呼ぶに相応しい内容だった。
相手のガードをこじ開け、バーストを投げ、受け身を投げ、画面端から出ることすら許さない。
テスタメントは、開幕以外ただの一度も技を降らせてもらえなかった。
ノパ⊿゚)「さすがハインだぞぉぉぉぉぉぉ!」
( ><)「ハインさん強すぎなんです!」
(,,゚Д゚)「相手もそんな弱そうじゃなかったのにな…」
川 ゚ -゚)「まさにこういうのを瞬殺と呼ぶのだろう」
从*^∀^从「ニャハハ!そんな褒めんなって!」
と、周りからの称賛の言葉をハインは軽く笑い飛ばした。
(´・ω・`)「あ、ハインさん勝ったんだね」
( ^ω^)「お?ショボンは見てなかったのかお?」
あたかも今来たばかりというような表情でショボンが歩いてくる。
(´・ω・`)「うん、ちょっとトイレに行ってたんだ。まさかこんなに早く終わるとは思ってなかったよ」
203
:
1
:2008/01/20(日) 22:08:03
( ^ω^)「おっおっ!ハイン超かっこよかったお!」
从*^∀^从「だからそんなに褒めんなってー!照れるだろ!」
≡( ; ∀ )
( ^ω^)「いやいや、ハインの戦いぶりには憧れるお!ドクオもそう思うお?」
('A`)「あぁ、あのコンボ精度はすげぇと思―ん?」
ブーンからの問いに相槌をうつドクオ。
しかし、ブーンの顔の向こうに、ある人影を捉らえたドクオは思わず言葉をとぎらせた。
(;'A`)(えっ?今のは?!)
( ^ω^)「お?何かいるのかお?」
(´・ω・`)「後ろかい?」
突然眼の色を変えたドクオに釣られ、思わず後を振り返るブーン達。
( ^ω^)「何かあるのかお?」
(;'A`)(あれ、いない…錯覚か?いや、こんな所にいるわけないしな…)
('A`)「いや、スマン。何でもなかったわ」
(´・ω・`)「あ!」
( ^ω^)「お?今度はなんだお?」
(,,゚Д゚)「お前らさっきから何やってんだ?何かあったのか?」
ξ゚⊿゚)ξ「騒がしいわね」
ドクオに続いて驚きの声をあげたショボンに、ギコや女性陣も反応する。
(´・ω・`)9m「あれ…もしかして“西方将軍”じゃないかな?」
ノパ⊿゚)「せいほう…しょーぐん…?」
204
:
1
:2008/01/20(日) 22:09:41
ショボンが指さす先にいる、筐体に向かう人物に対して自然とブーン達の注目が集まる。
彼等の眼に映ったその人物とは―
(`∠´)
( ;゚ω゚)「おぉぉぉぉぉ!!」
ξ;゚⊿゚)ξ「(ち、ちょっとブーン!そんな大声出したら迷惑でしょ!)」
( ><)「(びっくりなんです!)」
川 ゚ -゚)「“西方将軍”ベル…まさかこんな所で会えるとはな…」
“西方将軍”の称号を持つ男、ベルの思いがけない登場に驚きを隠せない一同。
それもそのはず。
数々の大会での優勝は勿論、その過程で起こるドラマチックな試合内容で世界中にいる多くのファンを魅了する男が目の前にいるのである。
Mr.ベストバウト、抱かれたいプレイヤーランキング断トツ№1、全一ジョニー、etc..
そんな数々の名声を持つ彼に手合わせの望む機会は早々ない。
(,,゚Д゚)「―な、並んでくるぜゴルァ!」
ノパ⊿゚)「私もだぁぁぁぁぁぁぁ!!」
ξ;゚⊿゚)ξ「あ、ズルイ!私も!!」
「イクオ!」「ボクモイクヨ」「ウム」「オレモ…」「イクンデス!」
ドドドドドドド……
続く
ヒアカムアデアデボー!
从*゚∀゚从「あ…乱入…」
从 ゚∀゚从「……」
205
:
名無しさん
:2008/01/20(日) 22:22:59
>>190
実は書き始める前からザッパ使いの人は決めてるんですw
>>191
向こうに一度も書き込んだことがない自分
なぜなら最初から書き込めなかったのです
>>192
スンマセン;
うらいたに因んだのを考えてたらこれしか浮かばんかったとです(´・ω・`)
>>193
少しは伏せようとしたんですがめんどくさくなりましてw
>>194
男は度胸!何でも試してみるもんさ!
>>195
さすがにそこまでする勇気はありませんでしたww
206
:
1
:2008/01/20(日) 22:23:02
>>190
実は書き始める前からザッパ使いの人は決めてるんですw
>>191
向こうに一度も書き込んだことがない自分
なぜなら最初から書き込めなかったのです
>>192
スンマセン;
うらいたに因んだのを考えてたらこれしか浮かばんかったとです(´・ω・`)
>>193
少しは伏せようとしたんですがめんどくさくなりましてw
>>194
男は度胸!何でも試してみるもんさ!
>>195
さすがにそこまでする勇気はありませんでしたww
207
:
名無しさん
:2008/01/20(日) 22:26:45
プップー
208
:
名無しさん
:2008/01/21(月) 00:02:13
西方将軍の顔にちょっと無理があるなw
209
:
名無しさん
:2008/01/21(月) 00:48:37
なんというDC Gokuri
210
:
名無しさん
:2008/01/21(月) 09:09:24
まさかベルが出てくるとは…なんか久々に見たわ
さては
>>1
、「( ^ω^) ブーンがアルファベットを武器に~」好きか?
つか面白ぇww
211
:
1
:2008/01/21(月) 22:38:53
>>207
ξ゚⊿゚)ξ「プップー」
>>208
ベルさんはマイナーAAキャラなのです
これを機に覚えてあげてくださいw
>>209
書いてから気付きました
(´゚ω゚`)「まんまDC様じゃねぇか…」
DC明王スタイルで書いちゃってもいいんでしょうかねぇ?
>>210
勿論 大 好 き で す !
ベル=強いが直結してしまうw
ありがとうございます
ここでちょっと安価でも出してみようかと唐突に思いまして
お題は次回のvs (`∠´)ジョニーの相手です
( ^ω^)紙
('A`)肉
ξ゚⊿゚)ξロボ
川 ゚ -゚)カイ
( ><)ソル
从*゚∀゚从イノ
(,,゚Д゚)聖ソル
ノパ⊿゚)ジャム
からどうぞ
>>212
212
:
名無しさん
:2008/01/21(月) 23:02:18
これはカイしかないだろ、相性的な意味でwww
ディッパーでGO!
213
:
名無しさん
:2008/01/21(月) 23:48:05
ポチョ使いでドクオ好きとしてはドクオを挙げたいけど…ポチョ:ジョニーって寒いんだよなぁ('A`)
よし、( ^ω^)希望でww
だって主人公なのになんか影うs(ry
214
:
1
:2008/01/21(月) 23:57:53
>>212
安価把握です
次回は川 ゚ -゚)vs(`∠´)で
忙しいのでちょっと投下遅れると思います
>>213
あ、スイマセン…
安価分かりにくかったですね;
212の方が安価をとったのでブーンの出番はまだなようです( ;^ω^)
まだまだ彼の出番はこれからですよw
215
:
名無しさん
:2008/01/22(火) 00:54:40
よく見たら一番下に安価あったww俺勘違い乙www
>>1
頑張れよ、マジで楽しみにしてるんだぜ!
216
:
名無しさん
:2008/01/25(金) 15:37:52
ペースをageるぜ!
217
:
名無しさん
:2008/01/26(土) 21:38:07
>>1
が何使いなのか気になるぜ
218
:
名無しさん
:2008/01/29(火) 05:44:53
age
219
:
1
:2008/01/29(火) 07:25:27
>>215
ありがとうございます!
そういうレスはマジで元気がでます
>>216
シュッ、パイルバンカー!
お待たせしました;
>>217
うーん…なんか贔屓になりそうなので黙秘でw
しかし家庭用無いのが痛い…(´・ω・`)
>>218
結構気合入れて書きましたよー
まさかの5000字…レポート書けよ俺orz
今日中に投下します
220
:
1
:2008/01/29(火) 11:17:05
『シッショー!』
筐体から発せられたセリフ、それはすなわちチップの敗北を意味する叫び声である。
それと同時に、筐体の2P側に座っていた少年は席を立った。
( ´ω`)「やっぱり勝てないお…」
(´・ω・`)「いや、今の試合の動きは良かったと思うよ」
( ^ω^)「おっ?ホントかお?」
(´・ω・`)「うん、あのベルの攻めに対して上手く立ち回ってたよ」
( ><)「いい感じなんです!」
ξ゚⊿゚)ξ「成長してるじゃない」
( ^ω^)「ちょっと立ち回りのイメージが分かってきたんだお!」
川 ゚ -゚)「よし、次は私だな…」
ベルの座る筐体に並ぶのはブーン、ショボン、ツン、クー。
あとの五人は他の筐体で戦っている。
ギコいわく、「並ぶのが苦手組にゃ我慢できん行列」らしい。
HERE COMES DAREDEVIL!
川 ゚ -゚)(さすが世界最高峰プレイヤーの名は伊達ではないな…)
ベルの連勝数は既に40を越えている。
さらに私の後ろには10人ほどのギャラリー…これからもこの連勝は伸びるだろう。
221
:
1
:2008/01/29(火) 11:17:52
PLEASE SELLECT YOUR CHARACTER!
しかし何とか一矢を報いたい。
自分という存在をベルの記憶に焼き付けたい。
――ギィン!
夢のために。
私の夢のために。
ギルティギアのトッププレイヤーになるために。
突然訪れたこのチャンス…夢に近づくための第一歩として掴みたい―
第十五話【挑戦】
『60秒だ、それ以上はいらない…』
『迅雷の由縁をお教えしよう』
――――――――――
川 ゚ -゚)カイ
VS
(`∠´)ジョニー
at SALON
――――――――――
HEAVEN OR HELL…
DUEL 1!!
LET'S ROCK!!
―チンッ
川 ゚ -゚)(やはりか)
開幕コイン。
もはやベルの代名詞とも言える開幕行動。
そして、これがベルの“攻撃”の始まりである。
チンッ
『ハァ!』
『やりますね』
コインを盾に、神速のMCを以て相手を貫く…
これがベルの強さを支えている強力無比な武器である。
222
:
1
:2008/01/29(火) 11:18:57
川 ゚ -゚)(ふむ…どうしたものか)
『遅い!遅い!』
ベルの立ち回りを一言で表すと“極端”である。
攻めと守りが極端というわけではなく、攻めの種類が極端なのだ。
ある時はコインを捨てるように投げ、
ある時は鬼のような速度のMCを用いて固め、
またある時は鋭いステップから投げてくる。
相手を迷わせ、その威圧感と抑制力によって後手に回らせることで試合を流れを我が物とするのである。
川 ゚ -゚)(気圧されてはダメだ)
相手もリスクを背負ってることを忘れてはいけない。
威圧感を弾き飛ばせ―
川 ゚ -゚)(断ち切る…!)
……
(`∠´)(……)
目の前の敵は的。
否、私が“敵”から“的”にさせる。
『はぁ!遅い!チンッ』
そのためには相手の一切合切の動きを抑圧する。
金貨と神速を以て相手を萎縮させる。
(`∠´)(ガードしてくるか…)
ジョニーはカイに対しては牽制の相性が良くない。
固まってくれるなら儲け物である。
だが―
『ハッ!』
『カウンタッ!』
(`∠´)(危ない危ない…)
カイの暴れ、スタンディッパーを下Sで潰し、さらにカイを画面端に押し込む。
223
:
1
:2008/01/29(火) 11:19:45
(`∠´)(次は…上か?)
『ミストファイナー!』
―ズザァァァ…
『カウンタッ!』
『本気を見せましょう…』
上段ミストファイナーに対してのスタンディッパーでターンが交代する。
起き上がりに空中から白い雷撃が重ねられる。
(`∠´)(読みが外れたか…)
『ギギギィン!』
チャージに対する青キャンはない。
不利フレームの少ない起き攻めが仕掛けられる。
(`∠´)(まぁ…ジャンプファジー安定だな)
ベルの右手が斜め下と斜め上を交互に、左手がPとKを同時に入力する。
ジャンプファジーというこのテクニック。
単純な起き攻めならば難なく抜けることができる選択肢をベルは選んだ。
『見切った!』
『ギィン!』
大振りな斬り上げ…カイの下HSが空中に逃げたジョニーに食らいつく。
―ピシピシピシピシ…
(`∠´)(なるほど、わざわざ低空チャージ重ねにしたのは飛ばせるためか…)
『隙あり!』
『本気を見せましょう…』
引き摺り下ろしてからさらに小技を刻んでからの投げ。
次は地上から雷撃が重ねられる。
『たぁっ!見切った!ズザァァァ…』
(`∠´)(投げ潰し…うむ、やるな)
224
:
1
:2008/01/29(火) 11:20:31
2P刻みから打撃の選択肢。
中下段よりも投げと打撃の二択をメインとして崩してくるカイか…
(`∠´)(厄介だな…)
―シャアァァ…
スタンレイズ…?
い、いや!これは―
『隙あり!』
(`∠´)(まさに隙あり…だな)
スタンレイズと見せかけてのJD重ねからの投げ。
上手く“隙”を作らされた形となった。
『本気を見せましょう…』
……
川 ゚ -゚)(…よし)
相手の体力は残り五割でこちらはほぼ十割。
テンションも溜まってきている。
明らかに自分のペース、流れを掴んでいる。
川 ゚ -゚)(テンションはアレに使う…)
青無しチャージからの起き攻め。
投げと打撃の二択…そのためにはチャージ青よりも“隙”ができる崩しをするべきなのだ。
『ほおぅ?それで終わりか?』
川 ゚ -゚)(刻んで…ここだっ!)
ズザァァァ…
――ヒュゥン
川 ゚ -゚)(―えっ?)
『飛んどきな!』
川;゚ -゚)「…そ、そんなバカな…」
225
:
1
:2008/01/29(火) 11:21:21
思わず声にでる驚愕の言葉。
ξ;゚⊿゚)ξ「今の…ディッパーをダッシュで抜けて投げたの?」
(;´・ω・`)「レベルが違う…」
私の狙いはディッパー青からの投げと打撃の二択。
しかし、それに大してのベルの行動はツンの言った通りの、常人離れした動きだった。
川 ー )(フフフ…)
川 ゚ー゚)(やはり一筋縄ではいかんか)
追撃のコインが当たってミストLv2。
これで、相手の牽制に引っ掛かる=6割以上の構図が完成した。
( ;^ω^)「クー、気をつけるお」
ブーンの言う通り、ベルのジョニーの場合はさらにプラスの強化要素が加わる。
それは、“MC速度の上昇”…
神速・リアル三倍速の男、ベルの真骨頂である。
ブーンはその速さに着いていけずに討たれたのだった。
『スタンエッジ!』
川 ゚ -゚)(だが…近寄らせない)
カイvsジョニーならば牽制の相性はこっちに分がある。
それに私も差し合いには自信がある。
『はぁ!』
捕まってはいけない。
触れられれば、おそらく抜け出せないだろう。
間合いを調節しろ。
空振らせろ。
隙に差し込め。
先を読め。
―チンッ
川;゚ -゚)(コインか…)
226
:
1
:2008/01/29(火) 11:22:36
思考を邪魔する金貨が飛来する。
隙が少ない高性能の飛び道具…
あらためて、その厄介さを認識する。
―チンッ
『やりますね』
川;゚ -゚)(…しまった)
『はぁ!遅い!遅い!』
コインをガード、そして…捕まった。
『チンッ遅い!』
川;゚ -゚)(既に50%…溜まっているか)
ジョニーのゲージが50%溜まった。
それが意味するのは中下段二択の始まり。
川;゚ -゚)(見切るっ…)
『遅い!遅い!』
……
(`∠´)(ジャンプ逃げをせず、直ガでゲージ溜め、か)
見る見るうちに溜まってゆくガードバランス。
バーストがあるとはいえ、崩せば即死クラスのダメージを与えることができるだろう。
(`∠´)(果たして見切れるかな…?)
私は、この状態でジョニーの択を捌ききろうと挑んだ猛者はほぼ例外無く断ち切ってきた。
MCが早いと崩しも見えづらいのだ。
(`∠´)(…ここだ)
『燕穿牙!』
『重い!』
(`∠´)(立たれたっ?!)
ロマンティーック ―ゴォッ
『隙あり!』
ロマキャンからの空ダを空中投げで返される。
燕穿牙はしっかりと直ガされていたようだ。
(`∠´)(下段もちゃんと散らしておいたんだがな…)
227
:
1
:2008/01/29(火) 11:23:52
『本気を見せましょう…』
『ロマンティーック』
(`∠´)(くっ…)
追撃が入って画面端、さらにチャージ青からの二択が迫る。
こちらの体力は残り3割と少し…
敗北の二文字がジワジワと視野に入り始める。
(`∠´)(ここで中下段か…)
『それで終わりか?』
カイの選択肢は着地下段。
かろうじてガードが間に合う。
『隙あり!』
(`∠´)(ここで投げか!)
(`∠´)(……)
(`∠´)(なぜ画面端に向かって投げない?)
カイが投げた方向、それはカイ自身が画面端を背負う向きである。
さらに、ゲージがあるにも係わらず追撃をしない。
不可解―…嫌な言葉が頭をよぎる。
(`∠´)(何か…くるな)
その“違和感”の正体はすぐに姿を表した。
228
:
1
:2008/01/29(火) 11:24:21
―ゴォッ!
『本気を見せましょう…』
…何だ?空中ダッシュで飛び越し…
空中チャージ?逆方向だぞ?!
『ロマンティーック』
(`∠´)(なっ!こっち向きやがった!)
自分に背を向け、逆側に向かって放たれるはずだった雷撃が青い閃光と共にその方向を反転させる。
そしてカイ自身の反動のベクトルはそのまま、カイはジョニーに向かって降下してきた。
(`∠´)(ここの中下段狙いか!)
空中チャージから、密着状態での中下段二択が迫る。
隙を作るためのこの起き攻め…だが俺なら反応できる!!
(`∠´)(……着地した!下段ッ―)
―ザシュッ
カイの着地を見てからしゃがみガードをしたベル。
しかし、次の瞬間に彼が見たのは……
しゃがみこんだジョニーの脳天を封雷剣、JSが捉らえてる映像だった。
(`∠´;)(なっ…!)
さらに、画面が暗転する―
―キィィン…
『ライド・ザ・ライトニング!』
『アンビリーバブルだぜ…』
S L A S H !
『これが封雷剣の力です』
229
:
1
:2008/01/29(火) 11:25:29
(`∠´;)(…そうか)
(`∠´;)(今のはF式か…)
F式、ガード硬直中には喰らい判定が変化しないことを利用した崩しの総称。
青リロの頃から見つけられている、今では特に珍しくもない崩し手段だ。
だが…こんなF式は初めて見た。
(`∠´)(新しいな…何者だ?称号者か?)
DUEL 2!!
LET'S ROCK!!
………
( ^ω^)「クー!惜しかったお!」
ξ゚⊿゚)ξ「スゴイじゃない!あのベルから1ラウンドとるなんて!」
(´・ω・`)「最後の崩し…あんなネタがあったんだね」
( ><)「もうちょっとだったんです!」
対戦が終わったクーに、すぐさま仲間達が駆け寄る。
川 ゚ -゚)「あぁ…全力を出しきれたよ」
その後の2ラウンドはベルがとり、最終的に私はベルの連勝数を増やす結果に終わった。
…少しは苦戦させれただろうか?
(`∠´)「すまんが…」
川;゚ -゚)「!!!」
( ;^ω^)「おっおっ?!」
感激…
その一言に尽きる瞬間だった。
230
:
1
:2008/01/29(火) 11:25:50
(`∠´)「さっきのカイ使いは誰か伺ってもいいか?」
川;゚ -゚)「わ、私です。ベルさん」
期待はしていたが半ばあきらめていた展開。
それが実現したのだ。
(`∠´)「女性だったのか…いや、スマン。最後のF式にはしてやられた。それだけでも言いたくてな」
川;゚ -゚)「あ、いえ。あの、こ、こちらこそありがとうございましゅ」
川;゚ -゚)「…ございます」
(`∠´)「もし良ければ名前を教えてもらってもいいかな?…あぁ、私はベルだ」
どうしようどうしよう。
何言ったらいいんだろう。
川;゚ -゚)「す、素直クールです」
川;゚ -゚)(……)
川; - )「い…」
(`∠´)「い?」
川;><)「いつかあなたを超えてみせます!」
ξ;゚⊿゚)ξ「ちょ!」
(;´・ω・`)「おま!」
( ;^ω^)「なにいってんだこいつー!」
(;><)「なんです!!」
続く
从*゚∀゚从「北斗!有情破顔拳!ヒャッハッハー!!」
('A`)「トキまじ無理だわ」
231
:
名無しさん
:2008/01/29(火) 11:33:06
なるほどねー そうきたか 全然わかんなかったわ
232
:
名無しさん
:2008/01/29(火) 17:18:32
なに北斗やってんのwwwww
233
:
名無しさん
:2008/01/29(火) 18:56:03
メチャ燃えた、カイ使いで良かった!!乙だぜ!!
234
:
名無しさん
:2008/01/30(水) 06:46:42
これからも期待!
235
:
名無しさん
:2008/01/30(水) 07:00:31
やべぇ熱すぎる…!
もっと評価されるべきだろjk
ていうかカイのF式知らなかったんだけどその崩しって既出ネタなの?
236
:
名無しさん
:2008/01/30(水) 15:44:35
クーが可愛いwましゅw
237
:
名無しさん
:2008/02/01(金) 14:15:16
テーレッテー
238
:
名無しさん
:2008/02/03(日) 10:37:12
あ
239
:
名無しさん
:2008/02/05(火) 17:51:43
あ
240
:
名無しさん
:2008/02/05(火) 22:41:12
ベルのプレイスタイルに惚れたwwwww
腕クロスさせてプレイとかかっこよすぎw
241
:
名無しさん
:2008/02/05(火) 23:05:19
ホントだw 右手でレバー操作してるw
242
:
名無しさん
:2008/02/06(水) 16:41:37
そこはスルーしてあげようよ…
243
:
名無しさん
:2008/02/07(木) 21:21:26
いや、実用性はともかくクロスファイアという交差させる握りは存在する
244
:
1
:2008/02/08(金) 11:44:21
>>231
分かりにくかったですかね?(;・∀・)
>>232
北斗はできないけど見るのは大好きですw
ユダカコイイ
>>233
ありがとうございます!
3ラウンド全部は書けないのが心残りw
>>234
遅筆ですが最後まで続けたいと思います
ありがとうございます
>>235
一応自分で見つけてきたものですが既出の可能性は高いです(;^ω^)
まぁ難易度の割にあんまり減らないんで使いづらいですよw
>>236
クーはクールになりきれてない時が一番かわいい
>>237
ジョインジョイントキィ
>>238-239
遅くなってしまいました(´・ω・`)
>>240
逆に考えるんだ
背面プレイだ、と考えるんだ
>>241
サーセンw
普通にミスったww
>>242
いやーまだ許せる範囲のミスで助かりましたわ(;´∀`)
>>243
名前wかっけぇww
今度やってみようw
245
:
1
:2008/02/08(金) 11:45:33
途中で送信してもうた…
今日中にうpしますー
246
:
名無しさん
:2008/02/09(土) 01:06:00
さて、楽しみに待ってた俺を置き去りにして、1日が終わった訳だが
247
:
名無しさん
:2008/02/09(土) 02:05:29
同じく・・・
248
:
1
:2008/02/09(土) 04:09:57
>>246-247
勘違いするな…まだ俺のバトルフェイズは終了して(ry
遅くなって本当に申し訳ないです
考えていたプロットからだいぶ遅れをとってしまって、ちょっと内容に悩んでまして…
遅くなりましたが今から投下します
249
:
1
:2008/02/09(土) 04:10:50
从'ー'从「へー、ベル君と戦えたんだ。何か収穫はあった?」
( ^ω^)「はい!チップの立ち回りのヒントが掴めましたお!」
从'ー'从「良かったねー。頑張ってモノにするんだよ?」
从'ー'从「じゃあ次、ドクオ君は?」
('A`)「お、俺もブーン達と一緒に遠征しに行って…」
楽しい時間というものはすぐに終わってしまうものである。
ニセへの遠征も終わり、GWは既に過去の思い出と変化してしまった。
('A`)「遠征から帰った後は試験に向けての勉強をして…」
从'ー'从「え〜?ホントに?偉いねー」
(*'A`)「あ、ありがとうございます」
GWをどうやって過ごしたか?なんていうありきたりな質問でも生徒全員に聞けばそれなりのボリュームになる。
『GW、誰が一番充実してたでしょうか選手権!』という渡辺の思いつきから、ブーン達の学校生活はのんびりと再開した。
第十六話【ランチ】
('A`)「遠征したって言ってもなぁ…」
( ^ω^)「どうしたんだお?」
('A`)「いや、正直収穫とかなかったからさ」
昼休み。
もう集まって食べるメンバーも固定されている時期である。
ξ゚⊿゚)ξ「それ、分かるわ」
ξ゚⊿゚)ξ「何を練習したらいいのか分からないのよね」
250
:
1
:2008/02/09(土) 04:11:49
(,,゚Д゚)「いや…いっぱんあるんじゃねぇか?」
勿論、会話の内容はギルティ一色なのである。
ξ゚⊿゚)ξ「そう?ちょっと言ってみてよ」
(,,゚Д゚)「まずコンボ研究だろ?あとはガード精度にキャラ対策、立ち回りの研究とか…色々あるだろ」
(´・ω・`)「ロボカイだったら直ガ昇竜、ポチョなら直ガバスターとかだね」
('A`)「スラバでも練習してみっかな…」
川 ゚ -゚)「…ドクオやツンは伸び悩んでいるのか?」
ξ゚⊿゚)ξ「んー…まぁそんな感じね」
ξ゚⊿゚)ξ「あ、今の動き単調だったなー…とかよく思うわ」
('A`)「俺は…周りのみんなが上手くなってるのに俺はイマイチだなって思う」
(,,゚Д゚)「課題を見つける…か。対戦動画を見るとか…あとはやっぱ一番いいのは教えてもらうことじゃねぇか?」
川 ゚ -゚)「確かに。自分の欠点がよく分かる」
ξ゚⊿゚)ξ「……」
ξ゚⊿゚)ξ「そうなの?ブーン」
( ^ω^)「おっ?もふはお?」
('A`)「…口の中の物片付けてからでいいぞ」
大きな弁当箱を手に持ってかきこんでいたブーン。
当然、その口の中は白ご飯で満たされていた。
251
:
1
:2008/02/09(土) 04:13:07
( ^ω^)「あむあむ」
ξ゚⊿゚)ξ「それにしても…よく食べるわね」
('A`)「俺の三倍はあるぜ…」
(´・ω・`)「いい食べっぷりだよね」
( ^ω^)「あむあむ」
ξ;゚⊿゚)ξ「よく噛むわね…」
('A`)「噛まずに食べると太るって昔言われてからめっちゃ噛むようになったんだよ」
(,,゚Д゚)「量を減らすって考え方はねぇんだな…」
( ^ω^)「あむあむ…ごくん」
( ^ω^)「何かお?」
川 ゚ -゚)「人に教えてもらうと上達しやすいのか?という話だ」
彼の口内の白米がデンプンから麦芽糖に変化した所でようやく飲み込んだブーン。
彼のペースは、良い意味でも悪い意味でも空気をスローダウンさせる。
( ^ω^)「おっ!そうだと思うお!僕自身もすごく上達してると思うお!」
ξ;゚⊿゚)ξ「…そうかしら?」
突然の自画自賛に思わず疑問の声を差し込むツン。
しかしブーンは冷静に言葉を繋げた。
( ^ω^)「実力が、ってことじゃないお。戦い方だお」
川 ゚ -゚)「どういうことだ?」
( ^ω^)「要するに、戦い方の“質”だお」
252
:
1
:2008/02/09(土) 04:13:58
( ^ω^)「これまでの僕はあんまり考えずに戦っていたお。だからリスクリターンとかも分かってなかったし、何で負けたのかとかも分からなかったお」
( ^ω^)「特訓が始まってから、僕はちゃんと考えて動こうとしたお…でもしばらくの間は試合展開に僕の頭がついて行けなかったお」
('A`)「だからあんなに反応が鈍かったのか」
( ^ω^)「でも今はもう大丈夫だお。ギル高に入る前の僕は読み合いをしない厨プレイだったなって今は思うお」
(´・ω・`)「なるほどね、だから戦い方の“質”か。確かにそれは自分でも分かりやすい成長だね」
川 ゚ー゚)「まぁ、やっとスタートラインってとこだな」
( ^ω^)「おっ!ペニサスさんもこれからが本番だって言ってたお!」
ξ゚⊿゚)ξ「…ねぇ、いつもどんなことを教えてもらってるの?」
( ^ω^)「そうだおね…基本はコンボ練習、ファジーガード練習、割り込み練習、反復練習だお」
(,,゚Д゚)「反復練習…ってなんだ?」
( ^ω^)「えっと…」
( ^ω^)「誰もついてこれない速さを目指すには考えてからじゃ遅い、ってペニサスさんが言ってたお」
253
:
1
:2008/02/09(土) 04:14:46
( ^ω^)「普段は動きながら考えるお。でも“ここぞ”という時にはその状況に対して条件反射で動けるようにするんだお」
(´・ω・`)「つまり、割り込みとかの練習を手に染みつくまでやるってことかな?僕もよくやったよ」
( ;^ω^)「とにかくキツかったお…」
川 ゚ -゚)「うむ、あれはキツいな」
ξ;゚⊿゚)ξ「…えっ?それってみんなやってるの?」
(,,゚Д゚)「いや、俺はやってないな」
('A`)「俺も…」
ショボンとクーの反応に焦りの色を隠せなかったツン。
しかし他の二人も同様だということで、彼女はホッと胸を撫で降ろした。
川 ゚ -゚)「私は立ち回りでの差し込みの練習をしているがやればやるだけ成果は出るぞ。やってみるといいだろう」
ξ゚⊿゚)ξ「へぇー…」
( ^ω^)「あとは…GW前からは動画を使って勉強してるお」
(´・ω・`)「動画かい?」
( ^ω^)「モララーさんに手伝ってもらったお。僕とモララーさん、ペニサスさんとモララーさんの対戦動画を見比べて課題を見つけるんだお」
(´・ω・`)「いい練習方法だね。羨ましいよ」
川 ゚ -゚)「コンボ、ガード方法も参考になるし、特にキャラ対策がわかりやすいな。私も参加したい限りだ」
254
:
1
:2008/02/09(土) 04:15:37
ξ゚⊿゚)ξ「…ねぇ、何でそんないい練習方法があるのにギル高ではやらないのかな」
(,,゚Д゚)「確かにそうだな…やりゃあいいじゃねぇか」
空になったお弁当箱を片付けながら、六人のギルヲタトークはさらに発展していく。
未だに机の上が散らかっているのはブーンのみとなっていた。
('A`)「…相手がいないんじゃねぇか?」
ξ゚⊿゚)ξ「相手?」
川 ゚ -゚)「そうだな、同じ学年では見習える程の実力差はないし間違ったのを見習っても困るだろうしな」
(´・ω・`)「ブーンは運がいいよ。あんなにいい先生はなかなか見つかるもんじゃないね」
( ^ω^)「あむあむ」
口が忙しいらしいブーンは、首を縦に降ることで同意の意を表した。
ξ゚⊿゚)ξ「ていうかさ、もうすぐ中間試験だよね…私何もやってないんだけど大丈夫かな」
(,,゚Д゚)「試験っても普通の3on3だろ?そんなに気をはらなくてもいいじゃねぇか?」
そう、彼等の記念すべき初試験はあと二週間もしないうちにやってくるのである。
早くも試験に向けて気合をいれる者、まだまだ先だと傍観する者、試験なんて余裕だと鷹をくくる者…
姿勢は人によって様々だが、確実に教室内の緊張感は高まっていた。
255
:
1
:2008/02/09(土) 04:16:41
川 ゚ -゚)「ある程度対策を始めた方がいいだろう。成績は闘劇の選出基準に直結する」
(´・ω・`)「そうだね。チームを組む相手も考えなきゃいけないし…あとは人対策もした方がいいと思うよ」
ギルティギアプレイヤーなら誰もが憧れる国内最大級の大会、“闘劇”―
ギル高から闘劇本選に出ることができるのは二組のみ。
生徒会選抜と学内選抜である。
学内選抜の選出方法は各クラス代表によるトーナメントで、そのクラス代表は成績によって決められる。
つまり、良い成績を取る=闘劇出場のチャンスとなるので、たかが中間試験といえども油断は禁物なのだ。
(,,゚Д゚)「確かになぁ…組む相手は重要だぜ…」
ξ゚⊿゚)ξ「チーム決めは自由って言われても結構難しいわよね」
('A`)「そうだなぁ…」
('A`)「……」
('A`)(…ジョルジュはどうするんだろうか…)
('A`)(組む相手…いるのか?)
(´・ω・`)「まぁ僕らはこの六人の中で組んだらいいんじゃないかな」
('A`)「……」
('A`)「ゴメン、俺抜けるわ」
256
:
1
:2008/02/09(土) 04:17:02
ξ゚⊿゚)ξ「えっ?どういうこと?」
('A`)「チーム決めに俺をいれなくてもいいよ。ビロードあたり誘ってみてほしい」
('A`)「ってことで用事思い出したしちょっと行ってくるわ」
ξ;゚⊿゚)ξ「ちょ、ちょっとドクオ―」
別離の言葉を言い残し、席を立つドクオ。
ツンの制止に軽く手を挙げて答え、廊下を歩く生徒達で騒々しい、教室の外へと歩いていった。
ξ゚⊿゚)ξ「どうしたのかしらね…」
川 ゚ -゚)「……」
(´・ω・`)「……」
続く
( ^ω^)「あむあむ」
(,,゚Д゚)「まだ食ってたのか…」
257
:
名無しさん
:2008/02/09(土) 08:09:02
気になってたんだけど、何で1レスごとの文がこんなに短いの?
字数制限ってそこまで厳しいっけ?
258
:
名無しさん
:2008/02/09(土) 09:06:04
vipでの本家ブーン小説も、だいたい1レスでこれくらいの長さの物が多い気ガス
それの癖なんじゃね-かな多分
259
:
名無しさん
:2008/02/09(土) 09:30:54
更新乙
260
:
名無しさん
:2008/02/09(土) 15:11:02
ドクオの裏切りフラグww
選抜が楽しみだ!
261
:
名無しさん
:2008/02/09(土) 15:24:10
長く書かれるより
これくらいの方が読みやすくて好き
262
:
名無しさん
:2008/02/09(土) 20:11:35
VIPだともうちょい長い気がする
263
:
名無しさん
:2008/02/09(土) 21:30:30
字数制限なら仕方ないが、携帯で見てるからもうちょい長い方が良いとリクエストしてみる。
264
:
名無しさん
:2008/02/10(日) 23:56:59
期待上げだぜ
265
:
名無しさん
:2008/02/13(水) 13:15:10
age
266
:
名無しさん
:2008/02/15(金) 15:05:20
期待あげ
267
:
1
:2008/02/20(水) 19:54:30
軽くスランプ気味…もう少々お待ちください(;´∀`)
>>257
一応字数制限に合わせて区切りのいい所で切ってるんですが…
読みづらいでしょうか;
>>258
だがこのスレのレスの半分以上が自分なんで確かに区切り多い気がするww
>>259
もーちょいペース上げれたいです(;・∀・)
>>260
まだどの三人を選ぶかはまだ決めてませんw
熱い試合を書きたいぜ!
>>261
しかし対戦を書くと長すぎてそれ以外を書けないのがツラいw
>>262
基本まとめサイトで見てるんであんまり気にしてなかったですわー
>>263
スンマセン、字数制限っす(´・ω・`)
ケータイだといちいち略を押すのがめんどいですよね;
>>264-266
ありがとうございます!
頑張ります!
268
:
名無しさん
:2008/02/23(土) 19:26:07
期待あげ
ゆっくりでもいいから最後までやり遂げてください
あと番外編も個人的に楽しみにしてます。
269
:
名無しさん
:2008/02/28(木) 23:42:07
age
270
:
名無しさん
:2008/02/29(金) 13:03:29
あ
271
:
1
:2008/03/02(日) 15:15:33
>>268
すいません…携帯が壊れて書き込みできませんでしたorz
買い替えたんですが勝手が違ったり辞書登録できてなかったりで滞ってるんです;
もうしばらくお待ちください
>>269-270
ありがとうございます
頑張ります
272
:
名無しさん
:2008/03/02(日) 22:36:24
携帯だったのか!ぼちぼちやってくれー
273
:
名無しさん
:2008/03/07(金) 23:33:57
は
274
:
名無しさん
:2008/03/10(月) 14:37:53
や
275
:
名無しさん
:2008/03/11(火) 16:33:06
み
276
:
名無しさん
:2008/03/11(火) 21:38:34
も
277
:
名無しさん
:2008/03/13(木) 02:25:28
期待してます!
278
:
名無しさん
:2008/03/13(木) 06:17:13
こ
279
:
名無しさん
:2008/03/14(金) 18:39:59
た
280
:
名無しさん
:2008/03/15(土) 06:28:56
そ
281
:
名無しさん
:2008/03/16(日) 00:20:49
期待あげ
282
:
名無しさん
:2008/03/18(火) 05:19:01
まーだー
283
:
名無しさん
:2008/03/18(火) 17:40:25
期待
284
:
名無しさん
:2008/03/20(木) 12:33:06
>>1
はどっか行っちゃったのかなぁ…
285
:
名無しさん
:2008/03/21(金) 02:08:41
まあひと月ぐらいは気長に待とうぜ
286
:
名無しさん
:2008/03/22(土) 13:09:17
あ
287
:
名無しさん
:2008/03/23(日) 14:41:31
と
288
:
名無しさん
:2008/03/24(月) 18:55:14
ひ
289
:
名無しさん
:2008/03/25(火) 03:09:04
と
290
:
名無しさん
:2008/03/26(水) 15:49:18
り
291
:
名無しさん
:2008/03/28(金) 23:30:06
あ
292
:
名無しさん
:2008/03/29(土) 02:21:01
ん
293
:
名無しさん
:2008/03/29(土) 18:50:49
じ
294
:
名無しさん
:2008/03/31(月) 23:19:20
保守多すぎうぜえ
>>1
光臨と思っただろが
295
:
名無しさん
:2008/04/03(木) 23:13:10
四月になったしそろそろ続き書いてほしいなあ
296
:
名無しさん
:2008/04/13(日) 12:36:38
毎日チェックしてるのは俺だけじゃないはず
297
:
1
:2008/04/14(月) 02:28:02
ごめんね!
ホントにごめんねっ!
このとおりです!m(__)m
298
:
1
:2008/04/14(月) 02:29:28
( ∀ )「はぁ…」
五月の暖かい風を正面に受けて佇む男子生徒。
柵に肘をつき、何かを考えこんでいるその表情は、頭上の晴天とは裏腹に曇っていた。
第十七話【空と屋上の表情】
( ∀ )「どうしたもんかねぇ…」
ため息混じりに俯く少年。
暗い表情がさらに暗く映る。
「教えてやろうか?」
(゚∀゚;)「うぉわっ!」
唐突に背後からかけられた声に、少年は思わず驚嘆の叫びをあげて振り返った。
('A`)「―やっぱり屋上だったか…」
(;゚∀゚)「てめぇ…何でここに―」
('A`)「孤独なやつの逃げ場所っていえば屋上またはトイレと相場が決まってるのさ…」
('A`)b「ちなみに俺はトイレ派だ」
( #゚∀゚)「知るかっ!!」
大きな声を出して落ち着いたのか、一息入れてテンポを落とすジョルジュ。
ドクオもそれに合わせて一度視線を景色に向け、軽く間をいれた。
一瞬の沈黙…
その間の空間を支配するのは、屋上に吹く風の音と木葉のざわめき。
遠くに聞こえる車の音がその沈黙を過剰に演出する。
再びドクオの目を見たジョルジュの表情は、先程までの行く末が見えない目とは違い、深みを帯びていた。
( ゚∀゚)「…何しに来やがった…?」
('A`)「…さっき言った通りだよ」
( ゚∀゚)「はぁ?」
('A`)「…教えてやるよ。お前がどうしたらいいのか、をな」
( ゚∀゚)「ほ〜、ご親切なこって。俺はてっきり蔑みに来たのかと思ったぜ」
何か声を発しようと口を開くドクオ。
しかしそれよりも先にジョルジュが言葉を繋げる。
( ゚∀゚)「あんだけ生徒会室に通ってんだ。モララーとの件は全部聞いてんだろ?」
( ゚∀゚)「ハッ!キャラランダムのモララーから1ラウンドすらとれないなんていい笑い話のネタだぜ!」
( ゚∀゚)「クラスライズ戦も勝てんわ遠征しても舐めプレイで殺されるわで踏んだり蹴ったりだ。もう限界だね」
( ゚∀゚)「俺は―…」
自虐的な笑みを浮かべつつ、軽い口調で淡々と話していたジョルジュ。
しかし、ここでその口は動きを止めた。
( ゚∀゚)「……」
( ゚∀゚)「…俺はここを去る。山を降りる」
( ∀ )「だから…構うんじゃねぇよ…」
299
:
1
:2008/04/14(月) 02:30:34
再び視線をドクオから景色に体ごと向け、そう言い残す。
暖かな日差しが降り注いでいるにも関わらず、彼にだけその暖かさが届いていないような…そんな疎外感がジョルジュの背中を包み込んでいた。
('A`)「…」
――あぁ、やっぱりな
そう、俺は心の内で呟いた。
モララーの件、それは今初めて聞いたこと。
しかし、想像するのは容易かった。
あの時俺達が帰った後に何があったのか、何故ジョルジュの様子がおかしくなったのか。
入学当初は、クラスの中心にいた元気なジョルジュ。
いつの間にかその輪から離れ、孤独な存在となっていたジョルジュ。
遠くにいてもすぐに存在が確認できるジョルジュの大声も、もうしばらく聞いていなかった。
('A`)(楽しくないだろ?それ…)
過程こそは違えども3年前の俺と同じ状況、同じ悩み。
その「臭い」には人一倍敏感だった。
周りに溶け込めない。
自分に自信が持てない。
やりたいことが何もない。
あの時の俺に手を差し伸べてくれたのは?
俺が今ここで楽しく過ごしているのは何故か?
そして今、俺が成すべきことは?
考えて、出た答えは一つしかなかった。
('A`)「…ジョルジュ。3onのチーム、俺と組むぞ」
300
:
1
:2008/04/14(月) 02:31:05
張り詰めた空気が一気に溶けだしてくる。
暖かな陽射しを肌に感じることができる。
( ゚∀゚)「…」
( ゚∀゚)「お前、俺の話聞いてた?」
('A`)「当たり前だ。数多の陰口を聞き付けるこの自慢の耳を舐めるでない」
( ゚∀゚)「今俺学校辞めるって言ったよね?間違ってないよね?」
('A`)「あぁ、確かにそう聞いたな」
( ゚∀゚)「そんな俺に何言ってんの?何誘っちゃってんの?馬鹿なの?」
('A`)「…まぁ聞いてくれ、俺の言い分を」
( ゚∀゚)「……言ってみな」
('A`)「お前が学校辞めようとする前から俺はお前とチームを組もうと思ってた。今辞められちゃ困る。だから俺と組んでくれ」
( ゚∀゚)「……」
( ∀ )「…くっくっ…」
( -∀-)「ふふふふふ…」
( ゚∀゚)「ぎゃははははは!!!!!」
屋上の広い空間いっぱいに、彼の笑い声が広がっていく。
( ゚∀゚)「ヒィヒィ…いやー笑わせてもらったぜ」
( ゚∀゚)「なーにが教えてやる、だぁ?つまりはお願いじゃねぇか」
( ゚∀゚)「…言いたいことはそれで全部か?」
('A`)「…あぁ。組んでくれるか?」
( ゚∀゚)「……」
( ∀ )彡「……」
ジョルジュがドクオから顔を背ける。
再度、沈黙。
しかし、今回の沈黙は先程のそれとは全く異なっていた。
暖かな陽射しと心地よい風が、そこには流れていた。
( ∀ )「……」
( ∀ )「仕方ねぇなぁ!」
ミ( ゚∀゚)「仕方ねぇ!」
( ゚∀゚)「組んでやるぜ。しゃーなしだがな!」
('A`)「……」
( ゚∀゚)σ「ほれ!分かったらさっさと戻りやがれ!もう昼休み終わりだろうが!」
('A`)「そう…だな、戻るわ…」
('A` )ノ「じゃ」
П( ),,,,,
ジョルジュを屋上に残し、開けっ放しにしていた扉を閉める。
ガチリ、という音と共に緊張感という名の毒が解けた気がした。
('A`)「はぁ…」
階段を降りながら、一人、ため息をつく。
(;'A`)「はぁ〜〜〜…」
(;'A`)(これで…いいんだよな?)
上手くやれたのかな?俺…
続く
(な、なんか…すごい場面に出くわしちゃったかも…)
(姿見られなくて正解だったよね?KYじゃないよね?)
(でも…あーゆーの何かいいなぁ…男の友情?)
(3onのチーム、俺と組むぞ―かぁ)
(3on…?あ…あーっ!)
301
:
1
:2008/04/14(月) 02:33:21
いやー、本当に申し訳ないです…
保守してくれてた皆さん、ありがとうございました
これからもよろしくお願いします
302
:
名無しさん
:2008/04/14(月) 07:01:21
今日から大学生活が始まるという日の朝に更新がキター!!!!!
303
:
名無しさん
:2008/04/14(月) 21:41:23
毎日チェックしてた甲斐があったぜ・・・
304
:
名無しさん
:2008/04/14(月) 23:41:18
k更新きたーーーーーーーー!!!!
毎回楽しみにしてます!
305
:
名無しさん
:2008/04/16(水) 00:51:00
おかえりんご
306
:
名無しさん
:2008/04/16(水) 01:50:43
きたああああおかえりいいいい
307
:
名無しさん
:2008/04/17(木) 20:40:32
俺は…待っていたぞ!
308
:
名無しさん
:2008/04/22(火) 19:17:29
age
309
:
名無しさん
:2008/04/30(水) 11:02:01
3on3期待あげ
310
:
名無しさん
:2008/05/02(金) 18:25:30
まだかな(゚∀゚)まだかな(゚∀゚)
311
:
名無しさん
:2008/05/10(土) 19:34:25
また止まってるぉ……
毒男かっけええええ
312
:
名無しさん
:2008/05/18(日) 10:56:08
あ
313
:
名無しさん
:2008/05/31(土) 00:58:13
age
314
:
名無しさん
:2008/06/01(日) 14:03:32
やべぇ
普通におれ感動して泣きそうってかもう涙目(;ω;)
315
:
名無しさん
:2008/06/01(日) 19:32:06
age
316
:
名無しさん
:2008/06/05(木) 21:01:01
(゜ω゜)
317
:
名無しさん
:2008/06/05(木) 23:35:59
あげるぉ!
318
:
名無しさん
:2008/06/15(日) 20:22:13
チン☆⌒ 凵\(\・∀・) まだぁ?
319
:
名無しさん
:2008/06/21(土) 14:54:34
帰ってきてくれー!
320
:
名無しさん
:2008/06/21(土) 22:43:46
いないのか・・・・
321
:
名無しさん
:2008/06/30(月) 14:33:32
あげ
322
:
名無しさん
:2008/07/01(火) 21:38:17
早く続き書けよ冨樫
323
:
名無しさん
:2008/07/02(水) 15:48:10
早く続き書けよ冨樫
324
:
名無しさん
:2008/07/02(水) 18:33:07
本当に続き読みたいなら作者が萎えるようなこと言ってんなよ
冨樫が叩かれるのはプロだからだよ
325
:
バ
:2008/07/03(木) 19:34:47
694 名前:名前が無い程度の天候 投稿日: 2008/07/03(木) 17:58:18 ID:SOZhc52Q
>>383
ありがとうございました・・・とでも言うと思ったか。
はやくパッチこないかな・・・。こんな奴でもここまでこれんだよなぁ、はぁウザイ。
326
:
名無しさん
:2008/07/08(火) 23:15:30
( ^ω^)の勇姿はもう見れないのか……
327
:
名無しさん
:2008/07/24(木) 23:15:40
抗い護る完結したなー
このスレで( ^ω^)知った新参だけど感動した!
ってことでageるぜ!
328
:
名無しさん
:2008/07/24(木) 23:57:38
結局冨樫だったじゃねーか
329
:
名無しさん
:2008/07/25(金) 02:08:28
期待してるぜー
330
:
名無しさん
:2008/07/26(土) 15:23:56
早く続き書けよ冨樫
331
:
名無しさん
:2008/07/27(日) 22:10:27
冨樫って言ってるやつはツンデレ
332
:
名無しさん
:2008/07/27(日) 22:19:49
早く続き書けよ冨樫
333
:
ジベタリアン
:2008/09/08(月) 05:14:47
333ゲッチュ!!
334
:
名無しさん
:2008/09/28(日) 22:01:03
期待age
335
:
名無しさん
:2008/09/29(月) 19:24:58
とがし
336
:
名無しさん
:2008/11/01(土) 20:52:56
age
337
:
名無しさん
:2008/11/24(月) 00:37:22
合歓
338
:
名無しさん
:2008/12/28(日) 12:18:41
age
339
:
名無しさん
:2008/12/30(火) 11:18:13
来年続きが見られるとうれしいな
340
:
名無しさん
:2009/02/14(土) 13:52:58
保守
341
:
名無し
:2009/03/03(火) 20:02:39
頑張って書いてくれよ。
342
:
名無しさん
:2009/03/04(水) 11:43:39
俺
>>1
とは別人なんだけど続き書いちゃった。
一応チップ使いでイノ以外のキャラは全部使えるし
ゼクスからやり込んでるから知識もないわけじゃない。
最後まで書ききった!
恐ろしく長いけど
343
:
名無しさん
:2009/03/04(水) 18:33:52
>>342
酉つけてうpよろしく
代筆でも続きが読めてうれしいよ、ありがとう
344
:
名無しさん
:2009/03/05(木) 22:11:07
>>342
俺も続き読みたいんでうpよろ
345
:
名無しさん
:2009/03/08(日) 02:42:57
なんだ釣りか
346
:
名無しさん
:2009/03/23(月) 20:25:35
釣りした奴マジねぇわ…。
なんとか続けてほしい上げ
347
:
名無しさん
:2009/03/24(火) 01:00:29
こっちにもこのスレあったのか
懐かしいな・・・
できることなら松瀬達の続きを読みたいものだがあれは板ごと消えてしまったからなあ
こっちの
>>1
には頑張ってほしいが何だかもう手遅れな予感
348
:
名無しさん
:2009/03/26(木) 23:37:13
ごめん釣りじゃないんだ;−;
ちょっと仕事が忙しくて貼る機会がないだけだから
ちょっとだけ待っててよ。
必ず貼るから
349
:
名無しさん
:2009/03/29(日) 17:12:05
仕方ない…明日からニートの俺が頑張って続き書くわ(^o^)
350
:
名無しさん
:2009/03/29(日) 19:12:34
>>348
別に一気に全部貼らなくてもいい。小出しでもいいから投下すれば釣りじゃないってわかるから。
ただ家に帰ってPCを起動する暇もないくらい忙しいのか疑問ではある。さすがに1日くらい休日があったんじゃないか?
読ませてもらう側なんだしあんまりこんなことを言うものじゃないんだけど投下するって言った以上投下して欲しい
351
:
名無しさん
:2009/04/04(土) 17:47:15
俺も続き書いていいんかな?
オリジナルじゃなくて
>>1
の続きって感じで・・・
1もういないっぽいしさ
352
:
名無しさん
:2009/04/09(木) 05:20:39
>>351
に俺は期待する
353
:
名無しさん
:2009/04/09(木) 18:05:49
本当に釣りじゃないなら期待する
354
:
名無しさん
:2009/04/09(木) 18:19:03
おう 早くしろ 俺の命がまだあるうちに
355
:
351
:2009/04/12(日) 01:27:23
今書いてる途中なんだぜ
対戦描写が思ったより難しくて苦戦中
356
:
名無しさん
:2009/04/14(火) 14:31:25
流石
>>351
はできる子だって分かってたよ
357
:
名無しさん
:2009/04/14(火) 23:35:10
対戦の描写は確かに難しそうだな
先にシナリオを全部書いてから対戦の描写をするのはどうだろうか?
358
:
名無しさん
:2009/04/16(木) 19:18:44
がんばれ!
359
:
名無しさん
:2009/04/16(木) 19:51:39
むふふ!
ttp://gogochat.biz
ニヤニヤ!
ttp://from-lady.com
360
:
名無しさん
:2009/04/20(月) 13:08:04
期待あげ
361
:
名無しさん
:2009/04/22(水) 13:00:36
あぁ…次は対戦描写だ
362
:
名無しさん
:2009/04/25(土) 07:49:46
あげ
363
:
名無しさん
:2009/04/27(月) 07:56:42
あげ
364
:
351
:2009/04/27(月) 13:31:11
明日あげるぜ!
365
:
名無しさん
:2009/04/27(月) 17:31:12
これで勝つる!
366
:
名無しさん
:2009/04/28(火) 06:35:47
やっと来ましたか
367
:
名無しさん
:2009/04/28(火) 12:46:43
超乙なんだぜ
368
:
名無しさん
:2009/04/28(火) 17:50:07
夜が楽しみだお
369
:
名無しさん
:2009/04/28(火) 23:15:10
あ、あれれ(;・∀・)
370
:
351
:2009/04/28(火) 23:23:04
( ^ω^)「おっ・・・」
(;^ω^)「おおっ・・・!」
(;゚ω゚)「おおおおっ!」
第十八話【結束】
('、`*川「はろー・・・おー、ひあいはひってるわねー」
( ^ω^)「おっ!3on3のメンバーが決まったんですお!やる気マンマンですお!」
チップチャップスを頬張りながら、普段通り緩い雰囲気のペニサスが入ってきた。
放課後、自主練中の生徒会室である。
('、`*川「誰と組むの?」
( ^ω^)「ツンとビロードですお!優勝目指して頑張りますお!」
('、`*川「よーし、その勢いで今日のスペトレ(スペシャルトレーニング)、いってみよーか」
( ^ω^)b「合点承知の助ですお!」
('、`;川(・・・相変わらずセンス悪いわねぇ・・・)
同時刻、場面は変わって放課後の教室。
薄暗いその空間には、窓際に佇む一つの人影があった。
('A`)「・・・・・・」
ドクオである。
普段以上に生気が感じられない暗い表情は、さながら暗闇にひっそりと立つ水銀灯のようであった。
('A`)(やっべぇ・・・)
そう、彼は悩んでいた。
('A`)(俺とジョルジュが組んで3onにでる・・・しかし・・・)
(;'A`)(一人足りないっ!)
たった一人。
されど一人。
3on3の日まで一週間を切って、チームが次々と確定している中、クラス内の交友関係が薄いドクオにとってはその一人が遠い存在であった。
(;'A`)(放課後の教室で電気消して考え事なんてどんだけ厨二病なんだよ俺は・・・)
(;'A`)(しかしワタナベ先生もやってくれるぜ・・・○人組作って〜なんて最強呪文を唱えるとは・・・)
('A`)(ブーン達はもう組み終わってるだろうな・・・となると他の友達は―)
( A )「・・・」
( ゚A゚ )「いねぇよ!!」
「ひゃぁっ!」
(;'A`)「えっ?」
誰にも聞かれるはずがないと思って、発した独り言。
しかし今、確かに返答があった。
それも女性の声で―
(;'A`)「だ、誰っ・・・です・・・か?」
恥ずかしい―
ドクオの頭の中はその言葉で埋めつくされていた。
「ご、ごめんなさい・・・邪魔するつもりはなかったんです・・・」
371
:
351
:2009/04/28(火) 23:24:16
(;'A`)(えっ、いつからいたんだ?気配とか全くなかったし・・・)
声のする方向に振り向くと、人らしきシルエットが浮かび上がってくる。
川-川「・・・こんにちわ・・・」
('A`)「こ、こんにちわ」
長い黒髪が顔のほとんどを覆っている女子生徒。
一言でその特徴を表すと、"不気味"だろう。
川-川「・・・あ、あの」
('A`)「・・・」
しかし、ドクオが彼女から受けた印象は違っていた。
川-川「ご、ごめんなさいっ・・・恐いですよね声もでないですよねっ・・・わ、私すぐに帰るので―」
('A`)「ま、待ってくれ!」
ドクオの様子を見て、足早に立ち去ろうとする少女。
その後ろ姿を慌てて引き留める。
川-川「は・・・い?」
('A`)「俺とチーム組んでくださいお願いします!!」
………………
( ゚∀゚)「…で、華麗なジャンピング土下座が炸裂したわけだな。いやーかっこいいね!」
('A`)「いや、してないし」
('A`)(頭真っ白になって、気がつけば超必死に懇願してたんだよな・・・)
(*'A`)(はずい)
( ゚∀゚)「で、アレが例の女の子ってか?」
川-川「・・・・・・」
翌日、始業前の教室。
まだ授業まではだいぶ時間があるらしく、生徒の姿はあまり見えない。
教室には、何やら話し込んでいる男子生徒が2人と、それを遠目から眺める長髪の女子生徒がいた。
( ゚∀゚)「よぉー!アンタ、俺様と組んでくれるらしいな!」
( ゚∀゚)「俺はジョルジュ長岡!アクセル使いだ!お前は何使ってんだ?」
('A`)(朝っぱらからテンション高いなぁこいつは・・・)
急に近づいてきたジョルジュに若干ひるんだのだろう。
軽く身体を後ろに引きつつ、透きとおるような細い声で女子生徒は答えた。
川-川「さ、貞子です。使用キャラはディズィーです・・・」
川゚ー川「よろしくお願いします・・・」
( ゚∀゚)「おう!よろしく頼むぜ貞子!」
('A`)(ジョルジュのキャラ的に拒否される事も考えたけど・・・大丈夫っぽいな)
(*'A`)(これで3人・・・チームを作れて良かった)
(*'A`)「早速対戦しよう!」
( ゚∀゚)「じゃ俺見てるわ。がんばりな!」
('A`)「・・・ガン不利なんですけど」
……………………
372
:
351
:2009/04/28(火) 23:26:02
『任務を遂行する・・・』
『お鍋に火をかけっぱなしなので・・・』
――――――――――
('A`)ポチョムキン
VS
川-川ディズィー
at ギル高 野試合
――――――――――
HEVEN OR HELL・・・
DUEL 1!
LET'S ROCK!!
―ゴォッ
('A`)(そりゃー下がりますよね)
ポチョvsディズィーがポチョ不利たる言われる由縁は遠距離にある。
それは、ディズィーの生成にリスクを負わせにくいこと。
生成物があるとディズィーの立ち回りは途端に強くなるのだ。
さらに、彼女の強みは、各種生成物との同時攻撃による固めと崩し。
その反面、装甲の薄さと当たり判定の大きさが相まって、攻められると非常に弱いキャラである。
とすれば当然、捕まらない為の行動をとるだろう。
('A`)(とにかく近づかないと・・・)
―ズシン ズシン
歩いて距離を詰めるポチョムキン。
('A`)(見てからスライドじゃ間に合わない・・・)
('A`)(読むんだっ!)
泡を生成し、フラフラと的を絞らせないディズィー。
『スライドヘッド!』
………………
川-川(・・・そんな簡単には当たりません)
各種生成には細心の注意を払っている。
こんな早々にスライドヘッドに当たってたら、これからやっていけない。
川-川(焦れたら・・・負けですよ?)
『スライドヘッド!』
―ヒュゥン
『ピシッピシッウンディーネ!』
川-川(・・・よし)
ダッシュからK>HS>魚でダウンを奪う。
膝下無敵という性質を持つディズィーのダッシュ。
これのおかげでスライドヘッドに対して安定して反撃ができる。
『出てきて』
川-川(端まで押し込みたいな・・・)
―ギィン!
ダッシュからHS話相手>K話相手と生成。
『効かんぞ、効かんぞ』
ジャンプ逃げに対してダッシュ昇りJSで触りに行き、そのままJPを刻んで地上まで引き摺り降ろして行く。
川-川(下段…)
『ダメっ!ウンディーネ!』
おそらく投げ返しを狙っていたのだろう。
話し相手の噛み付きに合わせた着地2Kでガードが崩れる。
川-川(もう逃がしません・・・)
373
:
351
:2009/04/28(火) 23:26:56
画面端を背負わせてダウンをとると、そこはもはや監獄。
其れ程までにディズィーの端起き攻めは恐ろしいのである。
『出てきて』
………………
(゚A゚)(こなくそぉぉー!)
動けない。
画面端から出られない。
各種生成物の盾を前に、為す術が無い状態である。
('A`)(貞子ハウス・・・)
(;'A`)(なんかこわっ!)
『お願いやめて!』
投げから直で魚を食らって残り体力が3割を切る。
これで3回崩されたわけだが、中段をもらってないおかげで安く済んでいる。
バースト対策を徹底しているのを見る限り、このまま画面端で殺しきるつもりなのだろう。
―ロマンティッ-ク、ジジジジ・・・
('A`)(魚青から木の実・・・これはどういう起き攻めなんだ?)
(;'A`)(と、とにかくこのラウンドはバーストを温存して戦おう―)
―ゴォッ
『ダメッ!』
('A`)(空ダJHS重ね・・・)
着地下段か?投げか?それとも泡を出して攻めを継続するのか?
様々な可能性がドクオの脳内を駆け巡る。
しかし、貞子の選択肢はそのどれとも違う物だった。
『むぉ!』
画面では、ディズィーのJPがポチョムキンの脳天を突いている。
通常、ディズィーの昇りJPはいかにポチョムキンと言えどしゃがみには当たらない。
つまり―
(;'A`)(F式だとっ!)
『オーラ激震!』
(;'A`)(しまっ・・・いや、金バーストだっ!)
おそらくコンボミスなのだろう。
脊髄バーストが金バーストになり、それが運良く当たった。
('A`)(このチャンス・・・逆転してやる!)
………………
川-川(しまったなぁ・・・)
F式中段のレシピは、魚青>木の実停滞>空ダJHS詐欺重ね>昇りJP>木の実発射>降り際JHS〜。
木の実発射が早すぎたせいでコンボが途切れてしまったのである。
川-川(まだ安定してなかったし仕方ないかな)
川-川(ゲージもあるし、とりあえず生成しよう)
―キィィン
ズドドドドド!
『出てきて』
インペリアルレイを放ち、その間に話し相手を生成する。
相手のゲージはマックス。
万が一にもスライドヘッドに当たるわけにはいかない。
川-川(ペースは握らせません・・・)
374
:
351
:2009/04/28(火) 23:29:08
木の実、明かりと生成し、相手を追い詰めて行く。
『お願いやめて!』
木の実発射と共に接近してからの投げ。
川-川(これで決めます・・・)
ジジジジ・・・
貞子の狙いは木の実発射後、相手を空ダで追い越してからの着地下段と折り返し空ダJ2S中段の二択。
川-川(中段・・・!)
投げ追撃をあきらめてまで行うこの崩しは非常に強力だが、一つ弱点があることを貞子は知らなかった。
『どおぉ!』
カウンタッ!
―キィィン
『祈るがいい・・・』
川-川(え)
『祈るがいい・・・おおりゃあ!ハンマフォール!』
川-川(ちょ)
『ポチョムキンバスター!ロマンティックおおりゃあ!』
S L A S H !
川-川(・・・死んじゃった・・・)
( ゚∀゚)「やるじゃねぇかドクオー!」
('A`)「あ、うん。知ってたから・・・」
試合を決めたのは対空6P>ガイガン>ガイガン>6HS>ハンマの確定ピヨりから、ポチョムキンバスター青>2HSの即死コンボ。
ドクオの勝因は、知識。
彼は、先程のディズィーの起き攻めに対して木の実直ガから6P+HSで両対応できることを知っていたのである。
DUEL 2!
LET'S ROCK!!
………………
( ゚∀゚)「結局貞子の勝ちかー」
その後2ラウンドは貞子が取り、この勝負はドクオの負けとなった。
('A`)「まぁ・・・1ラウンド目はできすぎだったよ」
( ゚∀゚)「しかし貞子つえーなー!2、3ラウンドほぼ封殺だったじゃねぇか!」
川-川「そんな・・・キャラ差ですよ・・・」
( -∀-)「ったく、ちげぇだろぉ?」
川-川「え・・・?」
( ゚∀゚)「ガツンと言ってやんな!『楽勝でした』ってなぁ!」
(;'A`)「ちょま、俺の気持ち考えようぜ」
( ゚∀゚)「ばーか!敗者の気持ちなんてドットも考えてたまるかってんだ!」
川-川「・・・」
375
:
351
:2009/04/28(火) 23:29:28
('A`)「よし、筐体に座れ。たっぷりと考えさせてやる」
( ゚∀゚)「はっ!あきらめさせてやるぜ!」
川-川「あ・・・」
('A`)「君ね、勝率的に負けてるんだよ?バカなの?死ぬの?」
( ゚∀゚)「昨日までの俺に勝っただけで鼻高々かよ!俺は日々進化してるぜ?」
川-川「あの・・・」
('A`)「俺はさらに進化してるから差は開く一方だけどね」
( ゚∀゚)「―――――!!」
('A`)「―――――」
川-川(スルーされてる・・・)
川-川(・・・・・・)
( ゚∀゚)「〜〜〜〜〜!」
('A`)「〜〜〜〜〜」
川-川「ド・・・ドクオさん!」
貞子がドクオの肩を叩く。
('A`)「え、何?」
川-川「・・・あの・・・」
川゚ー川「楽勝・・・でした」
((〇A〇))「ひでぶっ!」
( ゚∀゚)9mプギャー!
続く
('、`*川「もっと熱く!もっと速く!もっとよ!もっと!」
( ゚ω゚)「ふうりんかざあぁぁん!」
376
:
351
:2009/04/28(火) 23:32:34
遅くなってしまってスイマセン・・・
自分なりに精一杯書いてみました。
>>1
さんの書き方をほぼパクらせてもらった感じですw
感想いただけたら嬉しいです!
377
:
名無しさん
:2009/04/29(水) 00:45:41
>351乙!
貞子は俺の嫁!
378
:
名無しさん
:2009/04/29(水) 03:36:13
イイヨイイヨー
379
:
名無しさん
:2009/04/29(水) 07:32:06
また興奮して寝れない夜が来るぜ!
3日に1ぺんくらいで良いから頑張って欲しいんだぜ。
380
:
名無しさん
:2009/04/29(水) 08:52:03
起きたらキテたー!
>>351
GJ!
381
:
名無しさん
:2009/04/29(水) 10:03:30
相手ピヨりのときにTG25%も回収したの?
382
:
名無しさん
:2009/04/29(水) 10:04:57
×したの?
○できるの?
383
:
351
:2009/04/29(水) 10:17:40
皆さんありがとうございます!
>>379
対戦描写アリで3日に1回はかなりキツいw
まぁ頑張ってみますよー
>>381
ハンマとポチョバスでギリギリ回収できます
6HSでピヨるのでレバガチャ早かったら回復できるかもしれませんが・・・
あとちょっと
>>1
さんの話のスピードが自分的に遅いと感じたんで、ちょこちょこ設定変えさせていただきます
今回の3on3は中間試験だったのを期末に変える感じです
中間試験は筆記試験だった、って事で脳内保管してください(;・∀・)
384
:
名無しさん
:2009/04/30(木) 20:27:33
できれば1が作った伏線(?)を一通り回収するような方向がいい気がするが…
好意で書いてもらってるんだしあんまり文句を言うつもりはないけどさ
385
:
名無しさん
:2009/05/02(土) 22:01:39
お、代筆か
わくてかしてますね
386
:
名無しさん
:2009/05/05(火) 21:18:48
上げ
頑張れ。
書きたいように書けば読む側はついてきてくれるよ。
387
:
名無しさん
:2009/05/08(金) 07:13:14
3日に1回がきついなら週1でもいいよっ
388
:
名無しさん
:2009/05/11(月) 07:55:35
あげ
389
:
名無しさん
:2009/05/14(木) 07:06:27
あげ
マジ伏線とか回収しなくていいよ。
作者ごとに思惑は違うし、代筆が出てきてくれただけでうれしかったんだから。
390
:
名無しさん
:2009/05/19(火) 06:50:54
あげ
そろそろ書いてくれると嬉しい。
391
:
名無しさん
:2009/05/19(火) 15:41:50
一度は終わった作品だ
気長に待とうぜ
392
:
名無しさん
:2009/05/21(木) 13:53:00
遅くなって申し訳ない!
最近異常に忙しくて・・・
明日うpしますね
393
:
名無しさん
:2009/05/21(木) 23:25:56
ktkr あげ!
394
:
351
:2009/05/22(金) 22:14:29
スンマセン今日投下できないです(´・ω・`)
トーナメントの組み合わせ抽選の回にしようと思ってかなり書いたんですが、行き詰まってしまって・・・
番号の書いたクジを引いて、その番号順に自分のチームの場所を決めていく、っていう方式にしようと思ったんですが、どうしてもモブキャラを上手く使えないんですよね(´;ω;`)
あの駆け引きとかチーム内の相談を書きたかったんです><
ってことで一から書き直すので投下はしばらくお待ちくださいませ
遅筆で申し訳ない・・・
395
:
名無しさん
:2009/05/23(土) 00:04:28
まぁ上手くいかないのはしょーがないよねw
頑張って。遅筆だろうと待ってるぞい(^ω^)
396
:
名無しさん
:2009/05/23(土) 07:26:50
構わないよ。頑張って!
397
:
名無しさん
:2009/05/28(木) 00:11:41
あげ
398
:
名無しさん
:2009/06/03(水) 07:52:24
あげ
399
:
名無しさん
:2009/06/08(月) 07:51:46
あげ
頑張れ!!
400
:
名無しさん
:2009/06/08(月) 10:41:16
400
401
:
名無しさん
:2009/06/13(土) 06:42:29
あげ
402
:
名無しさん
:2009/06/17(水) 07:59:50
あげ
403
:
名無しさん
:2009/06/19(金) 09:21:38
わんわんおk
404
:
名無しさん
:2009/06/23(火) 08:35:54
あげ
405
:
名無しさん
:2009/06/28(日) 22:21:19
あげ
頑張って書いてくれ…!
406
:
名無しさん
:2009/07/08(水) 15:24:37
あげ
407
:
名無しさん
:2009/07/21(火) 23:28:08
あげ
408
:
名無しさん
:2009/08/24(月) 21:38:20
あげるぜ
409
:
名無しさん
:2009/10/16(金) 10:52:45
マジでだれでも良い。
書いて…ください…。
410
:
名無しさん
:2009/11/21(土) 22:09:24
あげ
411
:
名無しさん
:2009/12/03(木) 23:59:33
あげ
412
:
名無しさん
:2009/12/04(金) 14:25:29
>>100
>>150
>>200
>>250
>>300
>>350
>>400
413
:
名無しさん
:2009/12/06(日) 13:35:05
書け言うやつが書け
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