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【セ】『怒りの日 -Dies irae』【アマデウス】
1
:
GM
:2016/06/06(月) 23:13:12
狩原市と呼ばれる都市が絶界に包まれる。
海と大地の境が消え、神話(かこ)と現在(いま)が融解する。
混沌這い寄る狩原市、鍵を握るは一人の少女。
これは、怪物と少女を巡る哀れで悲しく愛しい一つの恋話。
では一つ、皆様私の歌劇をご観覧あれ。
神話創世RPGアマデウス『怒りの日 -Dies irae』
――――これは、「神」と「君」が紡ぐ物語。
77
:
空忌 知枝
:2016/06/16(木) 23:09:26
特に買うものはないな。
78
:
烏丸 弥太郎
:2016/06/16(木) 23:11:34
「おっ、アマテラス様のおススメのラノベ、新刊出てるぞ」
「買って行ってあげよう」
そういうワケで供物を購入。 ユンケル カップ麺
それからドラッグストア的な場所に立ち寄って霊薬、食料×2を購入。
徹夜実況のお供だね。
神貨:15(倹約判定込み)→17(チップ×2)→7(買い物で消費)
所持品:霊薬×1、供物×1、食料×2、槍
79
:
石川 五右衛門
:2016/06/16(木) 23:43:14
diceBot : (1D6) → 5
石川五右衛門、参る。
最初のシーン表は「5」だ。
80
:
GM
:2016/06/16(木) 23:57:58
冒険フェイズ1
シーンプレイヤー:石川五右衛門
運命の輪:黒0/0Lv 赤3/2Lv 青0/0Lv 緑2/1Lv 白1/1Lv
――――――――――――――――――――――――――――――
早速石川五右衛門は調査を開始しようとした。
パッパー・・・ブロロロロロロロロ・・・・
遠くから車の音が聞こえてくる。
天に道路が走る、薄暗い影のある空間。
ジャンクションの真下、丁度日陰になる部分にて、『それ』は起きた。
『 』
それは聞いたことのない『音』だった。
ここではない場所、いまではない時代、もはや可能性すらない太古。
薄暗い影より覗く何者かが発生する激しき旋律。
遥か旧き原始のリズムが、あなたの心を直接揺さぶってくる――――!!
※石川五右衛門は【愛】による判定を行ってください。
81
:
石川 五右衛門
:2016/06/17(金) 00:19:39
「狭い空、淀んだ空気、憂鬱になるぜ」
「あー、意味もなく高いところに登ってみたくなってきたなー」
「当てはナシ。暗示の光景の場所を探したいが……まずはあの胡散臭い神を調べたものか―――」
「……音楽?いや、もっと幻視的な…… 響いてくる……な、なんだ……?」
急に不安に駆られ、ウケモチへと電話を繋ぐ。声が聞きたくなった。
絶界だと通信料を高くとられたりしないだろうか?
【愛】Bに、1神貨を捧げて【寄進】で達成値を+1点して判定する。
(2D6) → 10[6,4] → 10
出目4+1で成功、出目6はムードダイスにして「緑」を選択。
「う、ウケちゃぁ〜ん!」トゥルルルルンルン
82
:
GM
:2016/06/17(金) 00:39:39
――――成功!何も起きず!
『どろり』
瞬間、悪寒がして後ろに下がると、先ほどまでいた足元がトロトロに蕩けていた。
まるで消化されているがごとく。
すべてをドロドロに溶かす灼熱の熱さを持った怪物の胃液。
その『熱さ』の元は――――
ガチャッ『――――そこからすぐに離れるんだよ五右衛門ちゃん!』
『強い、怪物の攻撃を感じるんだよ!!怒り・・・全てを溶かす位に強い、強い怒りと、悲しみの力を!』
『そのままそこにいると、溶かされて、動けなくなっちゃうんだよ!』
薄暗い影より現れた偉丈夫。
老人のような白髭を持ちながらもその肉体は頑強であり、美しい。
瞳に痛切な怒りと悲しみを称えたその『美麗な男性』は、その力を歌に乗せて周囲に拡散していく――――!!
83
:
石川 五右衛門
:2016/06/17(金) 00:53:02
「怪物…そんな気配は――ハッ!……この『男』……いや、怪物は!?」
気合の雄叫びと共に軽やかに跳躍。
跳んだ先でさらに街灯を蹴って、複雑軌道で距離を取る。
伊賀流忍術を基礎とした体さばきである。
「危うく取り込まれるところだ……お、お前はいったい何者だ?……まて、言葉は分かるか」
84
:
GM
:2016/06/17(金) 00:59:24
『――――それが目標の怪物だよ。【荒御霊】だけど、ね。』
ウケモチが五右衛門の疑問に答える。
『おそらく執着だけが表に出ているんだよ・・・』
『一度退いた方がいいんだよ、まずは愛野って女の子を確保してほしいんだよ!!』
『彼の感情は、あの子じゃないと崩せない!!』
85
:
石川 五右衛門
:2016/06/17(金) 01:21:04
「こりゃ大物だ。まだ、俺の風呂敷には納まりそうにねぇですよ」
「……ならコソ泥らしくケツまくりますか―――ハッ!……と、どっこいしょ」
近くを走るトラックの荷台に着地し、どんどん遠ざかってゆく怪物を見ながら腰を下ろす。
あぁ、鉄の猪って便利だなぁ。
「愛野ね。今どきの女の子とハナシを合わせる自信はねぇや」
「そっちのほうは若人たちに任せるかね。まずは、ナイアーラトテップを当たろう」
では、ナイアーラトテップの調査を行なおう。(日常A++で処理)
diceBot : (3D6) → 13[3,6,4] → 13
6のスペシャルで成功、3をムードダイスにして青のインガを増やす。
86
:
GM
:2016/06/17(金) 01:44:23
「――――その必要はない。」
そう言いながら、いつの間にかニャルラトホテプがあなたの横に座っていた。
「ふん、もうアイツに出会ったか。仕事が早い奴は嫌いではないぞ?」
「奴は大地と海を繋ぐ『川の王』にして、
太古、神という存在に最も近いにも関わらず人として生きた『吟遊詩人』――――」
「――――カレワラのミョンネンカイネン。あれは相当な難物だぞ?」
「何せ年寄りで頑迷、頑固な人間だ。奴の心は並大抵では静まらんだろうよ。」
87
:
GM
:2016/06/17(金) 01:50:15
×カレワラのミョンネンカイネン
○カレワラのワイナミョンネン
88
:
石川 五右衛門
:2016/06/17(金) 02:23:18
「うわぁ、びっくりした!?カレ……ミョン…?」
「創造神に近い力を持った堕ちた伝説ねぇ……そりゃあゾッとしない」
トラックの上でしばらく二、三、会話を交わした後、
ナイアーラトテップの真意を知る。
「そーかい。ナイアーラトテップ……あんた……」
「なるほどね……昔かたぎの頑迷頑固か。それなら俺だって負けちゃあいない」
「ゆずらねぇ、聞かねぇ、テコでも動かねぇ……泣き所ってのはないのかね」
まぁ、ジタバタしてもしかたない。
少女愛野がどこにいるかも分からないが、風の向くまま、行く先はトラックに任せよう。。
煙管に刻み煙草をつけて火をつける。
「次の信号まで、旦那も一服どうだい」
89
:
GM
:2016/06/17(金) 02:32:47
「タバコは苦手だ。」
そういいながらも舌打ちしながら煙草を貰い、スパスパと吸いだした。
――――吸わなきゃやってられないんだろう。
「こうなったら貴様も巻き込むからな、覚悟しろよ?」
「やれやれ、全く面倒なことになった・・・」
90
:
GM
:2016/06/17(金) 02:34:20
――――シーンエンド
91
:
空忌 知枝
:2016/06/17(金) 23:14:25
じゃあ次は俺がいこうか。
diceBot : (1D6) → 5
またお前か。
92
:
GM
:2016/06/19(日) 22:51:06
冒険フェイズ2
シーンプレイヤー:空忌 知枝
運命の輪:黒0/0Lv 赤3/1Lv 青0/0Lv 緑3/1Lv 白1/1Lv
――――――――――――――――――――――――――――――
石川五右衛門がトラックからワイナミョンネンより逃げようとしている時――――
空忌の所でも、事件が起きていた。
ビルが立ち並ぶ裏路地、壁と壁を反響し、原始のリズムがあなたの体にへばりついてくる。
高架下のように、反響で強化された原始のリズムにより周囲がトロトロに蕩けだす。
あなたの足元も地面に沈もうとしている――――
※空忌 知枝は【愛】による判定を行ってください。
93
:
空忌 知枝
:2016/06/19(日) 22:55:35
「 や か ま し い わ ! 」
纏わりつく音を振り払うように一喝!
純粋な音量・声量によって歌声を掻き消すのだ。
「―――ふう、すっきりした。」
そして腕組んでふんすと鼻を鳴らすぞ。
94
:
空忌 知枝
:2016/06/19(日) 23:07:14
diceBot : (3D6) → 14[4,5,5] → 14
4をムードダイスに指定、5+1で判定は成功だ。
これで緑の覚醒段階が2段階になったな。
95
:
ヴィルへルミナ
:2016/06/19(日) 23:14:18
「これは……」
ザッ
少女の後ろから、耳を抑えつつ現れる。
現れるというか、まぁ共に行動していたのだが。
「……『ワイナミョイネン』」
「『カレワラ』の英雄、古き神格」
「魔法のカンテレにて天地を作る、水の主か……」
その光景には、覚えがあった。
幾度となく耳にした、北欧の民話・伝説の類だ。
「おそらくは影霊の類……負の側面が抽出されたな」
「とすると、マズいかもしれんぞ、少女よ」
「奴は文字通り天地を生み出した男」
「その実力は折り紙付き……魔術師としては最高位に値する」
96
:
空忌 知枝
:2016/06/19(日) 23:40:20
「なるほど、中々ご立派な肩書の持ち主らしいな。」
「だが、相手の肩書きなんぞ気にしても仕方あるまい?」
慎重な言葉に対し、応える声は平然としたものだ。
まるで恐怖すると言う様子がない。どころか魔性の歌声に怒声で返す始末だ。
「だいたい、あっちが天地創造ならこっちは宇宙創造 (した奴の神子) だ。」
「今更天地を生み出した程度でビビッてられん。」
単純に相手を見下しているのか、そもそも根本的に恐怖感などの感情が麻痺しているのか。
恐らくは後者だろう。そして、より深刻に危険なのもまた後者だ。
何故なら前者は、正しく状況を認識する事で改善の余地がある。
一方後者は、状況を正しく認識したところでどうにもならないのだ。
97
:
ヴィルへルミナ
:2016/06/19(日) 23:52:38
「む?」
「…………」
「……はっはっは!」
「うむ、うむ、まことに然り!」
「このヴィルへルミナ、恥ずかしくも怖気付いたか!」
「小官、畏れ多くも運命の女神の血を分け与えられし、勇気と希望の騎兵隊!」
「たかだが天地創造程度で腰を抜かすわけにもいくまいな!」
一方こちらは何も考えていなかった。
短絡的と言うか、論理の破たんと言うか。
英雄的思考ではあるが、極めて頭の悪い発言である。
「しかし急がねばならん、というのは事実だ!」
「なにせ無辜なる姫君の運命がかかっているのだからな!」
!トリガーを満たしたため、真実を公開します!
―――――――――――――――――――
【真実】
あなたは少女愛野の姿を幻視する。
少女はその肉体を魚に変え、大地に沈んでいく・・・
予言が、悲劇の続きを告げる。
決戦フェイズまでに少女愛野の真実が公開されなかった場合、
少女愛野を含めた絶界に閉じ込められた人々の救出は不可能になる。
『トリガー』:いずれかのPCが怪物『美麗な男性』と出会う。
―――――――――――――――――――
「……というわけで、このままでは姫君が大地に沈んでしまうのだ!」
「なんとしても阻止せねばならん!」
98
:
GM
:2016/06/20(月) 00:00:18
「ウ、ウウウ・・・」
『 ――――!!!』
ワイナミョイネンの歌声がさらに響き渡る。
歌声自体は大したことはない。空忌で十分に抑えられるが・・・このまま戦闘、に入るのだけは避けた方がいいだろう。
何せ二人しかいないのだ。
何かに焦がれるような、絶望と怒り、悲しみに満ちた歌声を避け、ここは仕切り直すのが無難であろう・・・
99
:
空忌 知枝
:2016/06/20(月) 00:06:40
「お、おう。」
本当に会話が噛み合っているのか若干不安になったが、まあうん。
こいつがこんな奴だって事は円卓の間で判ってたからね。
深く突っ込まない優しさが空忌にもあった。
「だからやかましいっちゅーとんやろがイワすぞワレァ!」
「―――全く、人の話を聞かん奴め。」
「とは言え、これでは埒があかん。ちょっと場所を移すぞ。」
なんか年頃の少女の口から出て来てはいけない系のスラングで一喝した後、移動を提案する。
いや別に消せるからどうでも良いと言えばどうでも良いんだが、喉がガラッガラになってしまうのでな。
どっかこう声の聞こえないところで自販機的ななんかがある場所にでも移動したいところだ。
100
:
ヴィルへルミナ
:2016/06/20(月) 00:13:05
「うむ、あれではロクに話もできそうにないな」
「ひとまず移動しようか!」
こう見えて(どう見ても)騎兵隊故、足は速い方だ。
騎兵隊と足の速さに因果関係があるのかと言われたらあんまりないがまぁ足は速い方だ。
なお、ヤクザスラングについてはさほど気にしない。
北欧的にはよくあることだからね。仕方ないね。
戦に際して口ぎたない罵り『センナ』を行う文化圏なのだ。
101
:
空忌 知枝
:2016/06/20(月) 00:27:40
と言うわけで交流判定だ。友情を育もう。
diceBot : (3D6) → 16[6,4,6] → 16
6をムードダイスにしてアクションダイスは6+1、スペシャルで成功だ。
インガはとりあえず青に置いておこう。これでようやく覚醒1段階目だ。
なんと両思いになってしまった。ユウジョウ!
こちらからの感情は「友情(+)/面倒(-)」で。
102
:
ヴィルへルミナ
:2016/06/20(月) 00:29:06
では小官からは
「まさしく泰然自若!大樹の如く根を張る偉大なる勇気!(+)/木石のような仮面ぶり。年頃の少女、もっと笑うべきでは?(-)」
で行こう。
当然プラス方向でな!
103
:
GM
:2016/06/20(月) 00:37:23
――――シーンエンド
104
:
ヴィルへルミナ
:2016/06/20(月) 00:45:53
次は小官のシーンとさせてもらおう!
diceBot : (1D6) → 3
シーン表ダイスは3だ!
105
:
GM
:2016/06/20(月) 00:57:25
冒険フェイズ3
シーンプレイヤー:ヴィルヘルミナ
運命の輪:黒0/0Lv 赤3/1Lv 青1/1Lv 緑3/1Lv 白1/1Lv
――――――――――――――――――――――――――――――
ヴィルヘルミナは走った。
姫君・・・少女愛野を救わんと、かの邪知暴虐のワイナミョイネンを倒さんとするために走っていた。
ヴィルヘルミナに事情は分からぬ。まだ調べていないからだ。
ヴィルヘルミナに状況は分からぬ。まだ調べていないからだ。
ただ――――
ttp://satanic.s98.xrea.com/snup_051010e/src/up0929.jpg
長い長い高速道路の上にて、大量の魚人の群れに襲われているのをどうにかせねばならないと言う事だけは、分かっていた。
※ヴィルヘルミナは【武勇】にて判定せよ!
106
:
GM
:2016/06/20(月) 01:09:46
冒険フェイズ3
シーンプレイヤー:ヴィルヘルミナ
運命の輪:黒0/0Lv 赤3/1Lv 青1/1Lv 緑4/2Lv 白1/1Lv
――――――――――――――――――――――――――――――
107
:
ヴィルへルミナ
:2016/06/20(月) 01:11:29
任せろ、武勇はB++!
diceBot : (2D6) → 3[1,2] → 3
ムードダイスに黒を選択し、アクションダイスは2を選択!
2+2で達成値4! 成功だな!
「ぬぅ、来るか魚人共!」
「我が名はヴィルへルミナ!」
「誇り高き騎兵隊に名を連ねsグワーッ!?」
名乗ってたら容赦なく襲われた。
こいつら、さては戦の作法を知らんな!?
「ええい、ならばもはや容赦はせん!」
「騎兵隊の勇気と武勇の名のもとに成敗してくれる!」
指輪がサーベルに変化し、抜刀!
ズバズバ、右、左と魚人共を成敗してくれるぞ!
108
:
GM
:2016/06/20(月) 22:30:29
「グワーッ!!」「グワーッ!!」「グワーッ!!」「グワーッ!!」
スパスパと魚人を切り裂いていくヴィルヘルミナ・・・特に被害を受けることなく切り抜けられそうだ。
いや、斬りぬけるだけじゃない。
魚人は『何か』に向かって移動するついでにこちらを攻撃してきた感じがする。
つまり、魚人たちが向かう先には、彼らが狙うこの事件の『急所』になるような何かがあることを示している・・・!
109
:
空忌 知枝
:2016/06/20(月) 22:42:44
「うむ、俺は自販機的なサムシングを探していたはずなのだが―――」
あれー? って顔をして、寄ってくる魚人の群れを蹴ったり殴ったりして車田飛びさせつつ前進制圧する。
貴様神性武器は何処にやったって? アレだよアレ、トンファーキック的な。
「―――まあ良いか。とりあえずさっさとその女を確保してここを離れろ。」
「こいつら、どうもその女そのものにはさほど興味なさげだしな。」
と言うわけで寄ってくる奴だけ森崎君めいて吹っ飛ばすので、さっさとこの地獄から連れ出してしまうといい。
110
:
空忌 知枝
:2016/06/20(月) 23:16:30
「うむ、俺は自販機的なサムシングを探していたはずなのだが―――」
あれー? って顔をして、寄ってくる魚人の群れを蹴ったり殴ったりして車田飛びさせつつ前進制圧する。
貴様神性武器は何処にやったって? アレだよアレ、トンファーキック的な。
「―――ええい鬱陶しいぞまとめて東京湾のサメの餌にしてやらぁオラァ!」
とりあえず寄ってくる魚人を森崎君めいて吹っ飛ばすのに余念がない俺だ。
111
:
ヴィルへルミナ
:2016/06/20(月) 23:48:14
「どうもこいつら、どこかに向かっているようだな!」
無双めいてズバズバとサンマどもを切り捨てつつ、知枝に声をかける。
どうにかなりそうだが、いかんせん数が多い。
この先に何かあるというのなら、さっさとそちらに向かいたいのだが……
「ええい、次から次へと!」
とにかく、数が多いのだ。本当に。
112
:
烏丸 弥太郎
:2016/06/21(火) 00:09:34
サンマ無双を展開するヴィルヘルミナたちに襲い掛かる有象無象。
「ゼロ」にいくら数字をかけても、圧倒的な「1」に届く道理は無い。
しかし塵も積もれば山を造るように、彼らはいまや「敵」としてではなく
「障害物」として、神子の前に立ち塞がっていた。
その壁が、突如として割れて───────
γ  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ヽ
| ……あ、銅像の人。 |
乂___________ノ
{>i:::::::}:  ̄`∨
/ : : `¨´: : : : : ∨ イヽ/、:::\`ヽ ノ: : : :ー.{
/: : :x 、: : : : : : : : : i ー‐ 、彡 ノ`ヽ\::\::.:. x<: : : : : : : :ノ }\
/: ;イ) ': : : : : : : : : i |! ̄ ノ ∨)::::::〉、`≧.、 /: : : :マ ̄i: :/ i ヽ
j: : : : : : : :ノ ‐、: : : i ∧ ̄ y::::/:::::∨::::::`/ .x‐‐ x マ !′ __ 、 人__人
γ: : : : :,r‐ ´ '; : j/⌒∨::∧ //::::::::/:::::/ィ 、{r‐‐‐xト,ir┘ x<: : : : : :`ヽ// ', .ィ f : : : :
{: : : :/ }ノ _ ヽ:::::ヽ..x<>':::::::::::/:::/.X^)‐'イト从ィェリ }`ヽ/}: : : : : : : : : :/: :〈 x<:/ マ: : : :
ー< / ´ _ `ヽヽ´>.:´::::::::::>:::::/ /::::、ー ト.ニ|ヽ7⌒`V´: : : : : _:_: :/: : : : :X: : : / }: :i\
ー─‐ 7 /: : : : : ヽ ヾ}::::::::::>...:::::::: ( ノiー‐-iヽ ! !.人_ ノ.: : : γ :::::f: : : : : :r': : : : :} /: :ノ:::::
,r‐==-、-、fニ二⌒こ)--‐ 、:::::::/ : /:v' ノ }: : :ョ-{: : }`ヽ: : : : : i::::::::リ: : :/: : : ィ: : : :ノ ./: :/::::::::
/__)/⌒): : : :γ⌒∨\: : (._\`ヽ':::::::⌒y': : /ニニ!: :j } : : : : 乂::/: : :.{: :イ;ソ: :/ i_./: :/:::i::::::::::
/: : /: : ̄: :.r‐‐/^ ^ ^∨ヽ\: : : :ヽ:ム::::::::::/: : /ニニ=!: :.!_メ: : -‐ .ノ: : : : : :xr‐/^¨¨: : : :/::::::::i::::::::::
/: : /: r‐‐-; : :乂/一ーーー}ー': : :ヽ: (二}:.}::::::ノ7 /ニニニ !r=i マハ´ (:、: : : ://´:ム : : : : γ::::::::::::::i:::::::::::
{人__(: ィ: : : ̄ : : : ノ__ 乂_,、_)ノソ≦、`: /ニニニニj:ソ__}/ 〉 ー‐'"}: : : : : }`¨¨¨´i::::::::::::::::i:::::::::::
x-‐─/´ ̄ ̄7´ ̄ コ i、__x‐‐-、::::::::ヾYrニニニニ i へ> ' iマ: : : :i::::::::::::::i:::::::::::::::i::::::::::::
/ /r" / `7、_ -‐ 7、 ⌒ー 、::!///// レ'//! i マ:r‐、!::::::::::/:::::::::::::/:::::::::::::
r─‐-、xイ´r彡 i ヽー‐' <´:7/ `r、´ !////x////! !γ r‐、ー、::/:::::::::::::/:::::::::::::::
γ i ト、 '7 ト-‐' ヽ.'/、_, i iヽ´ !///,i i////! , ∧: :ヽ}(⌒ヽ::::::::::/::::::::::::::::::
/´ i i::/ ヽノ_|!__i!_ノ ヽ \.イ !///,i i////! 人∨};r‐、}⌒)' 、::::/:::::::::::::::::::::
数匹、いや数柱の霊獣を付き従えた少年が、姿を現した。
113
:
烏丸 弥太郎
:2016/06/21(火) 00:10:13
「進捗どう?」
気さく……というには、愛想が些か足りないだろうか。
表情一つ変えず、ヴィルヘルミナに尋ねた。
身綺麗なままだ。汗一つ掻いていない……
そして、それを守るかのように周囲に展開した霊獣が、
魚人の群を薙ぎ、屠り、あるいは食らっている。
114
:
ヴィルへルミナ
:2016/06/21(火) 00:21:34
「む!」
ぴた、とサーベルを止めた。
「うむ、ヤタローと言ったか」
「チエと共に街を歩いていたのだが……」
「ひとまず怪物の正体は掴めた。水の王ワイナミョイネンだな」
「そしてどうもこの先、魚人共の目指すなにかがあるらしい」
「小官の銅の肉体に流れる、運命の女神の血が囁いているのだ」
「この先にこそ我らの運命がある、と!」
そしてなんか偉そうに胸を張って答える。
そのバストは割と平坦であった。
「しかし……その精霊は貴官の部下か?」
そして素直に気になったことを訪ねた。
115
:
空忌 知枝
:2016/06/21(火) 00:23:00
「うむ……どうも群れの移動にかち合ってしまったようだな。」
「しかし、こう……アレだな。どうせ来るならもうちょっとこうかっこいい奴が良かったな。大量のサメを巻き込んだ竜巻とか。」
ドゴォ ウワー
ガッ
ドーン キャー カブーム!
なんかこう乙女にあるまじきケンカキックで魚人を吹き飛ばしつつ、自然体で応じる。
「だいたい魚人とか普段見慣れてるって言うか見飽きてる系の生物だし、今更ダース単位で湧いてきたところで有難味も何もなぁ……」
「つーかアレだぞ、北米の漁村とか行くと普通にいるぞ。確か―――そう、まさちゅーちぇっちゅ州のどっかだったか。」
滑舌が致命的によくなかった。
116
:
空忌 知枝
:2016/06/21(火) 00:25:10
「む、大事ないようだな。重畳重畳。」
「しかし、何だな。随分大所帯なんだな、そっちは。」
俺とか五体と長ドスと短ドスとおさしみくらいだぞ。
ちょっと羨ましい。
117
:
烏丸 弥太郎
:2016/06/21(火) 00:40:59
「ワイナモ……?」「変な名前だ」
表情は変わらないが、小馬鹿にしたような調子はない。
変な、というのも、「馴染みのない」くらいの意図だろう。
しかし、二人(一体と一人だろうか)が霊獣に触れると、少し顔を陰らせて笑う。
携えた槍の、その似合わないこと。
「僕は、あんまり強くないからさ」
「自分の力で敵を倒す、みたいな『英雄』っぽいこと出来ないんだ」
/ ./ / /
/ _/ / /
/  ̄ ̄ ヽヘ、
/ / ヽ
/ / / ヽ
.r┐ 〈 /1 l 「だから、こいつらに助けてもらってる」
.l l ', , /し} |/ |
.| | } l /::;ノ'´ | 弥太郎が目くばせすると、うち一匹、
.| | / ” ノ / ! 翼を広げた霊獣が、こちらに向かって親指を立てた。
.| l_ /`ヽ / , -―ァ'´ / |
.ノー' \ / ! r‐ ' / __ ,〃, -‐'´ | 「部下……ではないと思う」
./ ,x./⌒丶、イ |ヽ |ヽ __ / / // | 「でも、気のいい奴らだよ」
/ /::/ ヽー-‐' | \__,.イ:)_/ //| |
./:::::l:ハ | | ∨_∧// ,' |
〃:::::::::/ ヽ. /ヽ | ` ー-' , |
::::::::::::::{ ` ー<_ ', |\ / |
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118
:
ヴィルへルミナ
:2016/06/21(火) 00:56:22
「なるほど……ヤタローには指揮官の才があるのだな!」
話を聞いていたのかいないのか、ヴィルへルミナは快活に笑った。
厳密に言えば、話は聞いていたがめちゃくちゃに前向きに解釈した、か。
なおヴィルへルミナには五体とサーベルと乗馬鞭と愛馬がいる。
「よし。ならばヤタロー、共に先に向かおうか」
「小官とチエだけでは不可能、と言うつもりはないが、仲間は多いに越したことは無い」
「さらに言えば小官は兵士故、指揮官型の人員がいるに越したことはないしな!」
「あとはゴエモンと言ったか、あの盗人が今何をしているかだが……」
「……ううむ、そもそも盗人と共に戦うなど……」
「…………ヤタロー。そういえば先ほどゴエモンのサインを求めていたが、ああいうのに憧れるのは感心せんぞ」
「もっとこう……清く……正しい……そう、小官のような騎兵隊などに憧れるといい」
「なにせ、人の物を盗むのはよくないからな!」
そしてなんか頭のよくない説教を始めた……!
119
:
空忌 知枝
:2016/06/21(火) 01:09:42
「ほうほう。」
なんか肩にキャノンっぽいのがついた亀っぽい奴の鼻先を撫でてみる。
ほれほれ、ここがええのんか。
「うむ、判っちゃいたが頭硬いなこいつ。」
「石頭ならぬ銅頭……いや、銅はもうちょっと柔らかいからやっぱ石頭だな。」
「まあなんだ、盗人は盗人で役に立つぞ?」
「何しろ盗む側の視点からセキュリティを練れるからな。」
俺とか別に明言してないけどジャパニーズマフィア的ななんかの跡取り娘だしな。
下手に突っ込んで飛び火されても困る。
120
:
烏丸 弥太郎
:2016/06/21(火) 01:38:31
「…………」「けど、それって」
少しの沈黙のあと、弥太郎は馬上のヴィルヘルミナを見上げた。
どこか斜に構えたような体は消えた。騎馬をおもむろに撫でる。
「僕が手にする勝利や賞賛のために、こいつらが傷付くってことだ」
「そんな才能なら、いらない」
聞くものが聞けば、傲慢とも取れる悩みだろう。
それを打ち明けたのは、それだけヴィルヘルミナに心を開いたからだろうか。
銅像にも関わらず……いや、あるいは銅像だからこそ気兼ねがないのかもしれない。
ヴィルヘルミナのあとを付いて歩く。
「憧れるよ。盗人にも、騎兵隊にも」
「自分の力で事を為す人なら、誰だってすごいと思う」
rー‐r‐'⌒ーヘ _
|ムマ/ 匕メ ´てハ
`7´ ,ィ , -―f 一方で、霊亀……中国を原典とするものとは、少し性が異なるだろうか。
. _ _ ゝ=〈/ ̄ ̄´ ノ 空忌の指が撫でるのに、満更でもなさそうに身を委ねている。
Y´ \ ___ , ィ ´ _><> 、 _
\ _У/  ̄ У´ }ミΛミY´ ̄ ̄Λ 《嬢ちゃん……初見で俺のツボを見抜くたぁやるじゃあねえか》
У / l /ミ/7ー| {ii} 《ブリーディングの腕は、ウチのヤタ坊にも劣らねえな》
. / / l lミ{__l/ヽ,____∨
. ム / ヽ ヽミY / } `ヽ ……そんな声が聞こえてきそうだ。
〈__,/ / \ }i{ } ,' }ヽ
. / / ヽ ヽ〉 |_/ / ト、
121
:
ヴィルへルミナ
:2016/06/21(火) 23:44:02
ところで交流判定だが。
愛B+で想いの枷があって黒覚醒1で……
diceBot : (2D6) → 4[3,1] → 4
あ、普通に失敗したな。
黒にインガを乗せ、3をアクションにして達成値1で失敗だ。
「ふむ……」
優しいのだな、と声をかけようとしたのだが、そういう言葉を求めているようには見えなかった。
難しい。
最近の若い子は難しいぞ!
「チエ!最近の若い子は難しいな!」
仕方ないので最近の若い子に話題を振った。
122
:
空忌 知枝
:2016/06/22(水) 22:22:18
「ふむ……なんかすごく貴重な経験をした気がするぞ。」
なんか亀から褒められた気がした。貴重な経験だ。
ひとしきり堪能したら別の霊獣にも手を伸ばしてみたりとかいろいろやっている。
丁度カエルっぽく見えなくもない緑の奴と戯れていた所で声がかかった。
「よーしよしよし……ん、どうした急に。」
―――それってもうちょっと年食ってる奴に言う事じゃないだろうか。知枝は困惑した。
ぶっちゃけ私も烏丸とは1個年上なくらいだぞ。立派に今どきの若者だ。
ちょっと家が古くて時代劇とか任侠ものとか見る機会が多いだけで。
「―――まあ、お前に難しい説教とかそういうのは求められてないと思うし、気にしなくていいと思うぞ。」
「思う所はないでもないが、正直後で良かろう。今はとりあえず、件の娘っ子を確保するのが先決だ。」
メタ的には私のターンではないので、長ったらしい説教とかやる気になれないのだ。
まあ一席打とうと思えば打てなくもないが。
123
:
烏丸 弥太郎
:2016/06/22(水) 23:37:33
「あー……スイマセン」
なんとなく空気を乱した気がするので、キャップを目深く被り直す。
ここは中学生日記ではないのだ……ないのだ。
「まあ、仕事はちゃんとやりますから」
「そんなに迷惑も、かけないかと思いますし……」
いつのまにか、澄ました生意気面に戻っているのだった。
124
:
ヴィルへルミナ
:2016/06/22(水) 23:58:27
「うーむ……」
難しい……
そういう感じのことが言いたいんじゃないんだ……
と思うのだが、知枝のアドバイスは確かにその通りなので一旦気にしないことにした。
思考の切り替えは素早く!軍人の鉄則だ!
「よし、ともあれ先に進むか!」
というわけで奥に向かってみよう!
125
:
GM
:2016/06/23(木) 00:09:14
サンマが向かっていた先へと歩を進める三人
そこに
キャー!!!
という、女性の声が響いてきた。
――――シーンエンド
126
:
GM
:2016/06/23(木) 00:30:16
マスターシーン1
シーンプレイヤー:なし
運命の輪:黒1/1Lv 赤3/1Lv 青1/1Lv 緑4/2Lv 白1/1Lv
――――――――――――――――――――――――――――――
,ヘ
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\ / \ ,>ァ=ミメ
「はっ、はっ、はっ、はっ・・・」
少女は、闘っていた。
右腕のヒレを刃に変えて近づく魚人を斬り伏せ、降し。
空気を吸う事すら苦痛と言わんばかりに鱗に覆われた喉を押さえ。
筋骨隆々の白髪の美丈夫の歌声に膝をつきそうになりながらも。
「近づけない・・・でも!!ここで退くわけには!!」
「あと少しで届く・・・ワイナ・・・ミョイネン・・・!!!」
気炎を発し喝を入れることでどうにか踏ん張って抵抗している少女が、そこにはいた。
127
:
GM
:2016/06/23(木) 00:52:24
彼女は確かに何らかの力を授かった神子であるのであろう。
だがあまりにも多勢に無勢。
「―――――ツぁっ!!あああ・・・」
変異した手を武器に回さねばならないほど火力を持たないこの少女では、
魚人を『切る』ことはできても魚人の群れを『切り開く』ことまではできない。
「―――――――――――――――」
その様子をワイナミョイネンはただ見つめていた。
興味があるのかないのか。
無慈悲な物量に屈しようとしている少女を介錯する慈悲を持たず、自ら手を出す無慈悲も与えず。
ただ少女が群れに蹂躙されるのを何の感情もなく見つめていて――――
128
:
空忌 知枝
:2016/06/23(木) 01:06:59
もはや打つ手はないのか。
少女の心にそのような思考が過ったその時、何かが太陽の光を遮った。
次の瞬間―――
「いい年こいた大人が女子供一人相手に何さらしとんじゃ怒りのケンカキーック!」
空からなんか良い空気吸ってそうな感じの女の子が、なんか叫びながら降ってきた。
直撃した魚人こそいなかったものの、着地の衝撃だけで無数の魚人が宙を舞う。
「―――ふぅ、スッキリした! と言うわけで状況はさっぱりわからんが有象無象は任せろ! 女の安全確保は任せた!」
ここは俺に任せて早く少女を確保するんだ! 間に合わなくなっても知らんぞ! って感じを醸し出している。
ホント良い空気吸ってんなこいつ。
129
:
ヴィルへルミナ
:2016/06/23(木) 01:15:48
/
(_rf三=ミ、___,
,斗─=ミ仁二__
伐辷捲=彡'´ ̄`_ _.rr‐rーr‐-、 「一番槍を奪われるとは――――不覚!」
(rへ'っ,イ`¨`'⌒:{__三_片┴士攻》 _
/ ,ミ乳\ー,r‐'  ̄ ̄`⌒y`´/〉
_,∠_/_人*`>刈_r─‐-、___ 〈 .X※\
}\ ∧ ./ ̄`〉人_/\-=彡ノ二二ノ二二.|三≧、´\\\
. ,≧彡ミ、_}ミミ、__.〉=ミ// /::人: : :.:. :ト、─く___.ノ、___ノ: ̄}\\\
ノ:.{从ノ:.:.:.\:.:.:.`巛,{サx'::/ 〉: : : :} .} \: : : : : :辷, \\\
(}.: .:.::.:.:.:.:.:.:} :.:.:.:.:.:.:ノミ=-、人: : : :| .\____ \____.:辷_ \\\
ノ .:.:.::健).:.:.:.ト、:.:.:. /:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.}: : : } ,イ:.:.:.:.:.:.:. ̄\_/ ̄ ̄ \\\
./ヘ.:.:.:. :: ::.:.:.:.:ノ:.:.:ヽ/:.:. :.:.:.:.:.:.:.|: : : :\ .\:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.\三ミ、_____, \\\
{)..:.:.:.\:.:/ ̄\:.:/:.:.:. :.:.:..... :.:.:.: ∧__/‐‐く__ .:.:.:.:.:.:.:.::.:トミ三三三彡'⌒ヽ \_|
乂{):.:伐二>--イ. .::.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.§:.:.:.::\_ノ ̄ハ.:.:.:.:.:.:.:.:. |
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_/:.:./ ∨_ノ {__ノ . /:.:.:/
/\_{ / ̄7
`ー--'´  ̄¨
「ええい負けてはおれん!」
「往くぞヴンケル! チエに続けェ!」
その衝撃に一拍遅れて、たったひとりの騎兵隊が現れる。
突撃、蹂躙、正面突破。
彼女の世界はそういうものでできていて、それ故にその点において絶対的な性能を誇っていた。
銅の塊の蹂躙突撃。
圧倒的な質量と重量が、魚人共を蹴散らしていく。
「勇気を! 愛を! 友情を!」
「さぁ、こいつら雑魚は小官たちに任せてもらおう!」
130
:
石川 五右衛門
:2016/06/23(木) 01:21:33
さらに神獣を駆る騎士を追って、轟音を上げながら魚の群れに突っ込んでくるものがあった。
{\
ノ\
. {\ \ { \
. ノ\ \ 、ノ \_____
. \ \ / ̄厂 ̄ \ \ __/ /ミ、
\ \/ / ̄ ̄ ̄/\ \/ 〃\ ヽ
\ \/ 7――/ / \ >/r‐┐l |
〔 >=彡^======ミ彡ヘL/」 | !
「 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄!{ \| ト、 『――ドルルルルルルルン!』
├- 、 r ┐ , -┤ト、 rァ }! ー〜7
_厶__人└───┘人__厶} \ ト、 ノ
. |「二二二[01-09]二二二コ] - 、\ ! \( 从从从 「たぶん、この中のどれかがクラッチィィィ!」
. ヾ三三三三三三三三三三ヨ r | } ト、 \ 从
l しx======l し lrーく\\ \ 从
ー‐ ′\:::::::::::::::::::::::ー‐ ”::::::::\\\ \ 从
\:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::\\\ | 从
\::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ト-r 、\」 从
l しァ=======l しリ 从{
ー‐” ー‐” 从从
───────────────────
それは、フロント部分に木材を備え付けた四輪の獣。
轟音をたて、魚人の群れを跳ね飛ばしながらが一直線に突き進んでくる。
伝説の子など、やや時代からずれた者たちの形容するそれ――まさに『鉄の猪』。
運転席にあるのは五右衛門の姿。
先ほどのトラックを拝借してきたのだ。
『キキイイイイイイイイイイィィ!』
「うおっ――到着!今度は遅刻じゃあないな!」
トラックは甲高い音を立てて横滑りしながら、魚人の群れの輪の中で停止する。
131
:
烏丸 弥太郎
:2016/06/23(木) 02:06:38
「『愛野さん』ですよね」
「『万神殿』の神子です。あなたの救出のため、派遣されてきました」
空忌が散らし、ヴィルヘルミナが拓き、そして五右衛門の整えた道。
少女を背に負う位置で、美丈夫に相対するように。
その拓けた道に、三本脚の鴉を引き連れ、ゆっくりと降り立つ。
「みんな、攻撃はほどほどで良い。乱戦中の同士討ちは一番最悪だ。
それよりも、他の神子のフォローを。被弾や死角のリスクを、極力減らしてやって」
次いで、霊獣への指示。
といっても、先んじた二人に任せておけば、戦況はまず安泰だろう。
そして五右衛門が、緊急時の“足”も用意してくれた。
ひとまず生還の目途は立った……はずだ。
最後に、
/ .} \
./ _j___(\)}
{ // _/≧s。., }
/^ヽ/ .。s≦f苡k弌:.:.:.:.:.:.:.:.≧=-
∠^ヽ/.ィf{圦ト、:.| \(ヽ:.:.:.:.:.:∧ 「――――僕、こういう徒党組んだイジメって嫌いなんですよね」
,f⌒ヽ厂∨∧ _ヾ ∧_、_):.:.N
〈^(__ノ:.:.:.:.:}圦 / /- ′∨  ̄\ 美丈夫に、ガンを飛ばす。
∧:.:.:.:.:.:.:.:/ / ./ \. ∨ }___
ト--⌒〉 〈. 〈≧=へ ヽ}_ 斗 / >―- 、
〈 / ヽ. ∨: :/}「 ̄ / .′ / ,.。s≦ニユ
/`¨¨ { __ 斗ー〉f__〈 / .′ ./ / / `ア⌒ヽ _
. / {∧ L斗′: : : :} / :{ / ィf ノ( ィf´ Y
′ 厂:} / / : : : : : } .′ { . ― 、, ^¨¨´ `¨¨(_. ィ_,j_
、 } ′ : : : : : : } { { ./{ ィf 〉
≧s。.,_,/ { ./: : : : : : : } 、.≧s{ ‘, `¨「/
. ∨__j/ : : : : : : : {  ̄¨ ー:, ‘ ,x==ミ、 ,
. // : : : : : : : : :、 ∧ i{ }L_ ィ/`丶、
/ ./: : : : : : : : : : : \ r ⌒)k、ヾ==彡¨¨¨ア^\ \
. / ./::}: : : : : : : : : : : : : \ \_∠ ≧=- -=≦ __ヽ._ \
′{:::/: : : : : : : : : : : : : : : :\___ .。sjf斧¨¨ ̄ ̄  ̄
「カッコ悪い。元の伝承も泣いてるよ、アンタ」
影とはいえども相手は英雄で、賢者で、あるいは神。
しかし、それにいちいち怯んでいては、お仕事にならないのだ。
ハッタリかましてでも啖呵を切る。
自分自身がどれほど弱くても、戦場に立つなら、それだけは出来なきゃいけない。
美丈夫、そして少女の様子をうかがう……。
132
:
GM
:2016/06/23(木) 23:02:24
烏丸に助け出され、魚人を蹴散らされたのを目の当たりにして少女は叫ぶ。
「あ、あなた達は・・・?」
「いけない!早くここから逃げて!あれは怪物よ!」
「ワイナミョイネンは、私が!私がどうにかしないといけないんだから・・・!!」
少女愛野の【暗示】
あなたは忘却の神子だ。
自分が何者かはわからない。何をすべきかも知らない。何処がルーツかも覚えていない。
ただ、理解しているのは。
あなたはこの美しくも愚かで、哀れな『怪物』と巡り合う運命であったということだけだ。
この絶界に、抵抗するのがあなたの存在理由だ。
――――あなたの【任務】は『この絶界から皆を救いだすこと』である。
133
:
GM
:2016/06/23(木) 23:07:19
義憤に燃えてこちらに対峙するあなた達と、何か焦燥に駆られこちらを睨む忘却の神子。
――――それを見る怪物の表情は、ある種奇妙なものであった。
先ほどまで怒り狂い嘆き悲しんでいたはずの怪物に、感情の動きが見受けられない。
ウケモチに荒御霊と呼ばれていたはずの荒々しい感情の怪物が、まるで機械的な無表情で動いているのだ。
――――烏丸により助けられた少女に視線を向けたままに。
『 !!!』
その表情のまま、『歌』だけは悲しみと怒りに満ち満ちてあなたに襲い掛かる――――!!
134
:
空忌 知枝
:2016/06/23(木) 23:25:08
ゝ' ノ_,r‐ァ /´ ,,r'r―--イ: : : : :..:,,r''´/ ノ
,イ/l,ィ ⊂_ヽ く 〆 `-っ : : : : : : : : : /. / ._,,斗=‐y. 、 <
,'::::7'"´`ヽ `ー‐…へj /`ヽr' ,iZ,´: : : : : :.._,r ''´.‐< / ./ ノ-‐ ' ´ ヽ \
'、::Cっ'"´ヾヽ、_ / ,彳''´: :<: : : : r''´ (, __ _ノ / ,、、 _ / \ ヽ、
` ッ_,ィ _λゞ ,イ ..ィ´: : : : :. ,,: : Y'``' ,, r '´: : : :..``_フ ( ,,ノ
゙'" l´ __\ / /: : : :.:''´: :ノ : : i ,r''二三二`_`≧ー-rf´: : ,,..a r ''´´ ´ ̄
l/ ∨ ヾ. ,': :ヾィiアヽ´:i: :.ヽゝ >::ヽ, `` ー --r''´. ,、./j
,ィ⌒`<二`ヽ、__ ヽ リヽ: :)` ヽ.`=='-r'' ,,..-― ― - --t=→~ .゚ク
i,..;.; ; ; ; ; ; ; ̄ヽ `ヽ.、 `、 `^`ヾ,`ィ´`ヾ `、-― ― - - '´ _,,...=‐― -┴ー''´
ィ~T`ー -j; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ;..;.;Y `ヽ 、. \ 、.`a h、 ,ゞ、 ノ _..,,>-r ''=´´
/; ; ; ;ヽ=ィ´; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; i ``丶 `、 i j `~~´ Y´
/; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; i 丶 ヽノ` ノ\ヽ人_从人__从_人__从_从人__从_人__从_从_/
/; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ;..;.;j 丶. >‐ - '' ≧ <
`┐; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ヽ、 ヽ´ -=ニ 化学兵器戦術神風 (物理) ! ≦
i; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; `・、_,ィヽ. ヽ ≧ ≦
````t; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ;.;..;_,,=r ''´~`ー - 、 /Y⌒YWW⌒W⌒Y⌒WW⌒W⌒Y⌒W⌒⌒W⌒\
ヾ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ;..;..;_,,=r''´ ヽ, ,, r '' ´ ,, - ``` ヽ,
ヾ; ; ; ; ; ; ;.;..;,,=r''´ / `フ''´ ,,f´ ,ィ'
ゞ; ;; ;,, rf´ , ' _ _ ノ ,-'´ ノ ノ
ノ ,,r''´ .__,,==―==''´´ ; ; ; ; `Y _ _ _, rー-'´ _,,r-''´
,,〃'´ ,, r ''´; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ;..;..;`、 ,ィ.´_ ヽ、゙ヽ _,,.r ''´ \
,,.rf _,ar''´ヾ__; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; Y `ー、`二`ヽヽ ヽ
,f´ ,, r''´ ヾ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ;ヽ-へ_ `ヽ! ヽ. \
,,r''´ ,,.r'´ ヾ;_;_; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ;.;..``ー‐≦ 丿. \
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` ・<_,,r' / Y´
135
:
空忌 知枝
:2016/06/23(木) 23:25:38
一方彼女はシリアスな空気を投げ捨てて魚人相手に元気に無双していた。
拳の一振りで魚人が吹き飛び、脚の一振りで魚人の塊が吹き飛ぶ。
「神砂嵐 (物理) ! 覇王翔吼拳 (物理) ! ビームラリアット (物理) !」
「破ァッ! ―――ム、何だ小娘、まだ居たのか。」
「とりあえず貴様はおとなしくベンチに座って『ディーフェンス、落ち着いて一本!』とか応援でもしてるがよい。」
そしてこの言い様である。さすがにちょっと怒っていいと思う。
136
:
石川 五右衛門
:2016/06/23(木) 23:44:33
「化学要素が欠片も見当たらないんだけどォ!」
ギアをバックに入れて素早く距離を取るトラック。
烏丸と愛野の側に横付けする。
「それらなら目的は俺達も同じだ。『ひとまず』、アイツをどうにかしてやらないといけない」
「見ろ、ワイナミョイネンの様子が変わったぞ。心当たりない?」
137
:
ヴィルへルミナ
:2016/06/23(木) 23:49:09
,rr勿斧亦ィ'⌒)
、_川/ノノ 小圦_,
_. {.i/=彡/ 川j爪
/ ̄: : : ̄¨`ー--─从 {.捲}ノノl/ }ノ , 「なるほど、理解した!」
. _.. -‐'¨ ̄¨`ー-='´: : : : : : : : _,=-/二\小从 ' .ムノ._>=ミ、_(_ 、
/ ̄: : : : : :‐-=ニ二ノ: : : : : : : ::/ ∧' ̄:.: ∧.`ーミ彡-=彡'三_}\三三ミ=+、/{
... /: : ___: : : : : : : : : : : :ノ: :: : :/____/ : >ァ‐' `¨工_彡=彡三ニ|:::. }三三ミ刈::::::| )
//:i:i:i:i:i;=-‐'¨ ̄\: : : :∠_:,、_/ ∧∨.:./ {`X´ ̄.ψ, イ从ニ∧从::: |三三ミ}从__ノ /
...{':i:i/ ̄ \__/ マム ∧.∨フ′ )( `v气彡'ノ'/::∨:::} } `Y三三彡川ミミ≦_,
Y´ マム{ ∨/. く/ `X:::: : \ノ:::::::::: ノ'´::::从彡'}/ :j:}::::`}爪
〆 マム。={′r‐‐'ミ彡'´:::: \.:::::::\.:::::::::::::: ∧}}:o::′..::::::::.../jノ .\
__ _ 《、._ル'ー┤ /::/:::::::::::.. \...:::::\::::::::::{ }:::::::::::::. ::. }
//:\/o `フ´,ャ─1/:/: :{:::::::. ::::....:::\::::::::\::∧、\:::::::::::...::::::.|
. 辷ー‐ァァLL:.:. { レ'.マム. /:/: : :|::::::::::.. :::::::::::::::\__ノ:\}__二>x'´ ̄ ̄{
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「愛!」
「友情!」
「勇気!」
「つまりそういうことだ、うら若き姫騎士よ!」
ばったばったと魚人共をなぎ倒しつつ、高らかに叫んだ。
「少女の愛は皆を救わんと如何な苦境にあっても少女を立ち上がらせ!」
「我らの友情は少女の愛に応えんと魂の炉に薪をくべる!」
「そうして立ち向かうは堕ちたる老王! 我らが双肩に掲げられしは勇気!」
「我ら騎兵隊、阻むもの無し!」
つまりそういうことになった!
138
:
烏丸 弥太郎
:2016/06/24(金) 00:08:25
「……」
スッ、と一歩身を引く。
もっぱら先鋒は、空忌とヴィルヘルミナに任せるべきだ。
「ヤタガラス」
最も信頼できる霊鳥に一声かけ、俯瞰による監視を任せる。
先ずは様子見だ。
139
:
GM
:2016/06/24(金) 00:19:57
「様子――――?」
少女愛野は五右衛門の言葉に怪訝な表情を浮かべる。
「変わった様子はないわ。私がアイツに会った時から【ずっとあんな調子】よ。」
その言葉はつまり、あの老人の変化の原因はこの少女にあるということを明確に指し示している。
彼女は今はもう動けない。動いたところで最早君達と怪物との戦闘についていける戦闘力も持ってはいない。
さあここから先は、君たちとあの怪物との戦闘だ――――!!
140
:
GM
:2016/06/24(金) 00:30:02
魚人が殲滅された高速道路の上で怪物は朗々と歌い上げる。
世界を沈め、大地を蕩かす歌。
その歌声には未だ明確な脅威はなく、神子たちの耳を滑るだけで効果などありはしない。
だが――――
【ピシ】
加護など持たない『高速道路』なら、話は別だ。
道路に鱗が走る。罅が入り鎌首をもたげる。
蕩けて柔らかくなった『それ』は、重力の法則に従い激しく身をうねらせながら落下する。
かつてこのヤマトには一つの神話があった。
スサノオに斬り伏せられた川と水の化身『八岐大蛇』。川の氾濫はそのまま蛇に例えられる神の御業なのだ。
その神話が異形と化す。
川の権能を持つワイナミョイネンの歌で曖昧となった道路が変貌する。
黒く濁ったアスファルトの『川』が、あなた達を押し潰さんとその身を異形に替えるのだ――――
141
:
GM
:2016/06/24(金) 01:07:29
ttp://satanic.s98.xrea.com/snup_051010e/src/up0930.png
――――――――――戦闘に移行します――――――――――
!遭遇シートに本体と脅威が配置されます!
■本体『八岐大蛇(偽)』
■パラグラフ1『踏みつけ』
■パラグラフ2『巻きつく』
■パラグラフ3『吠え声』
■本体『八岐大蛇(偽)』
属性:青 レベル:2
タグ:蛇、大地、破壊
攻撃値:3 生命力:25 防御値:2
【氾濫する大地】
本体を攻撃したキャラクターは変調「絶望」を受ける。
142
:
GM
:2016/06/24(金) 01:17:01
!偵察ラウンド開始!
偵察を行うかどうかの宣言及び判定をお願いします!
143
:
空忌 知枝
:2016/06/24(金) 01:26:38
『吠え声』を偵察しよう。
黒の覚醒段階が1なので、【親神の恵み】で生命力2点と引き換えに達成値を1伸ばし、絶望の闇の修正を相殺するぞ。
diceBot : (2D6) → 9[4,5] → 9
ふむ……ここは5をムードダイスにして、4-1+1 =4で偵察に成功しておこうか。
白のインガを1個増やすぞ。
144
:
GM
:2016/06/24(金) 01:33:44
!公開!
■脅威『吠え声』
種別:術式 レベル:2
判定:頭脳 タグ:風、音、口
威力:-- 攻撃値:+2 耐久度:9 防御値:-1
【動揺】
PC全員は「ファンブル表」を一度使用する。
――――川の氾濫とは比べ物にならない質量の大地のうねりによる唸り声にも似た轟音。
全てを呑みこむことを予感させるその音は聴くもの全てのSAN値を揺さぶり恐慌状態に陥らせる。
145
:
石川 五右衛門
:2016/06/24(金) 01:40:24
キツネたちを送り込んで『踏みつけ』を偵察。
【親が見の恵み】を2段階まで使用して修正+2。
diceBot : (2D6) → 9[4,5] → 9
2をムードダイスにして赤2段階、4-1+2 =5で偵察成功。
キツネをいっぱい借りて来たかいがあったぜ、生命4点減ゴブシャッ
146
:
GM
:2016/06/24(金) 01:47:31
!公開!
■脅威『踏みつけ』
種別:攻撃 レベル:1
判定:日常 タグ:実体、足、大地
威力:3D6 攻撃値:+1 耐久度:8 防御値:0
効果【絶望的な一撃】
ダメージを受けたキャラクターは変調「絶望」を受ける。
――――黒いアスファルトがめくれあがり覆いかぶさる。
呑みこまれれば二度と出ることは叶わないであろう。
147
:
烏丸 弥太郎
:2016/06/24(金) 02:09:51
中空の八咫烏の俯瞰により、『巻きつく』を偵察する。
【八咫烏】を使用、判定を霊力に変更。
【親神の恵み】を使用、生命力を2点減少し、達成値を1点増加。
diceBot : (4D6+1) → 15[3,4,3,5]+1 → 16
判定ダイスに5を選択。達成値→5+1=6。
ムードダイスに3を選択し、青のインガを一つ増やす。
148
:
GM
:2016/06/24(金) 02:17:28
!公開!
■脅威『巻きつく』
種別:攻撃 レベル:1
判定:武勇 タグ:実体
威力:1D6 攻撃値:+1 耐久度:6 防御値:-1
効果【捕縛攻撃】
ダメージを受けた相手は捕縛状態になる。
――――川と化した大地は柔らかく、しかし硬く。
取り込んだ相手を沼のように逃さない。
149
:
GM
:2016/06/30(木) 23:02:27
では・・・戦闘フェイズだ!!
■本体『八岐大蛇(偽)』
■パラグラフ1『踏みつけ』、石川五右衛門
■パラグラフ2『巻きつく』、ヴィルヘルミナ
■パラグラフ3『吠え声』、空忌 知枝、烏丸 弥太郎
このようになりました!
150
:
GM
:2016/06/30(木) 23:05:16
行動の処理にはいるぞ!
まずはパラグラフ1、石川五右衛門の行動からスタートゥハッ!!
151
:
ヴィルへルミナ
:2016/06/30(木) 23:23:46
「ハイヨーヴンケル!」
スレイプニル
【八脚馬】を使用し、パラグラフ2から1に移動!
愛馬ヴンケルの快速は怪物の脅威も一切恐れず、巧みな足取りで機先を制するのだ!
……まぁその前にゴエモンの行動だがな!
152
:
石川 五右衛門
:2016/06/30(木) 23:39:03
ヽ 、________ ヽヽ. 、
_,, ..≧::::::::::::::::::::::::::ヽV::ヽl
,.イ::;ィ:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::`=イ/
//::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::<
〃::::::::::::;イ//リ|:/|:::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ
∠::::::::从( l/ !::::::::::::::::::::::::::::::: ヾヽ
/イ∧` 、,,ィ≦=rヽl/ル::::::::::::::::::::::::ヾ、
〈_≧r=!:::::::ノ リ:::/ヽ:::::::::::::lヽ 「霊獣使いの先輩らしいところを見せてみるか」
!:::::/  ̄ lん) !::::::::::ル 「ま、今日は他の神子が優秀だから見せるだけで終わっちまいそうだけどな」
`l〈 _ ,.. ( ,.イ:::::::::::(
ヽr__ / l´ !::::::::从ヽ
___ ,....,..._ ト-`¨ ノ ルリ人ヾヽ
r‐"_l_辷〕_}illi、 ,, - ,,..::::"::::.. | __
f,! └‐r‐‐/ / ^vllllllr''" ,,...::''::::::::::::::::::::/´ /`!
H__ノ__ノ__ノ / r=`-''::::::::::::::::::::::::::::/ / ヽ
{ ∨ l ヽ:::::::::::::::::::::::::::::/ / ,. " \
l、 l / / l::::::::::::::::::::::/ / /
/`'ー― / / /:::::::::::::::::/ / /
/ / / ̄/ /:::::::::::::/ /
153
:
石川 五右衛門
:2016/06/30(木) 23:40:02
では自分の行動からスタートだ。
術式【三狐神】を使用。対象は五右衛門自身と烏丸くん。
【霊力】のB+で判定する。
diceBot : (2D6) → 7[1,6] → 7
出目1の方はムードにまわす。黒のインガを増やして、成功。
『こーん?』『こゃーん!?』
「……ってオイちょっとォォォォッ!?」
荒ぶる黒い流れを見た狐たちが恐慌状態に。
…ともあれ、呼び出した稲荷の眷属たちが駆け巡ることで、敵をかく乱する。
このシーン中、二人はダメージを受けるときに-1d点されるぞ。
154
:
ヴィルへルミナ
:2016/07/01(金) 00:01:18
/
(_rf三=ミ、___,
,斗─=ミ仁二__
伐辷捲=彡'´ ̄`_ _.rr‐rーr‐-、
(rへ'っ,イ`¨`'⌒:{__三_片┴士攻》 _ 「先陣は頂いた!」
/ ,ミ乳\ー,r‐'  ̄ ̄`⌒y`´/〉 「ハイヨーヴンケル、突撃をかけろ!」
_,∠_/_人*`>刈_r─‐-、___ 〈 .X※\
}\ ∧ ./ ̄`〉人_/\-=彡ノ二二ノ二二.|三≧、´\\\
. ,≧彡ミ、_}ミミ、__.〉=ミ// /::人: : :.:. :ト、─く___.ノ、___ノ: ̄}\\\
ノ:.{从ノ:.:.:.\:.:.:.`巛,{サx'::/ 〉: : : :} .} \: : : : : :辷, \\\
(}.: .:.::.:.:.:.:.:.:} :.:.:.:.:.:.:ノミ=-、人: : : :| .\____ \____.:辷_ \\\
ノ .:.:.::健).:.:.:.ト、:.:.:. /:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.}: : : } ,イ:.:.:.:.:.:.:. ̄\_/ ̄ ̄ \\\
./ヘ.:.:.:. :: ::.:.:.:.:ノ:.:.:ヽ/:.:. :.:.:.:.:.:.:.|: : : :\ .\:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.\三ミ、_____, \\\
{)..:.:.:.\:.:/ ̄\:.:/:.:.:. :.:.:..... :.:.:.: ∧__/‐‐く__ .:.:.:.:.:.:.:.::.:トミ三三三彡'⌒ヽ \_|
乂{):.:伐二>--イ. .::.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.§:.:.:.::\_ノ ̄ハ.:.:.:.:.:.:.:.:. |
`¨¨´ {:: / :.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:`ーミ 、.\_:.:.:.:.:. }
∨ .:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:}:..:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:\ヽ入.:.:.:./
〉、.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:. |.:.:.:.:.:.:.:._/:.{.:. く/`Y´
/.:.:.:\_厂 ̄ \ノー--イ:.:.:.:.:仆、.: ∨.`}
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. 〈:.:.:〈 ./:.:.:/ ./:.:/ /:.:./
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/::∠ ̄}ミ! .ト-.〈 /:.:./
_/:.:./ ∨_ノ {__ノ . /:.:.:/
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`ー--'´  ̄¨
武器は【八脚馬】、対象は『踏みつけ』、武勇B++で判定!
判定
diceBot : (2D6) → 10[6,4] → 10
4をムードにして緑にインガを乗せ、6をアクションにしてスペシャル成功!
3d6+1d6+1のダメージというわけだな!
ダメージ
diceBot : (4D6+1) → 7[1,1,2,3]+1 → 8
あっぶねぇジャストキル!
155
:
GM
:2016/07/01(金) 22:26:58
ではパラグラフ2、【巻き付く】によるアンブッシュだ!
目標
ダイス合計:5 (1D6 = [5])
・・・豪快!
ヴィルヘルミナによって崩された大蛇が倒れ、
一番武勇の高い空忌に向けてアスファルトの波がなだれ込む!
【武勇】で判定せよ!
156
:
空忌 知枝
:2016/07/01(金) 23:52:37
__, -- ミ
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人.::.::.'.::.::.:-{‐-」 `' ィ欣り lレ{\: :.`、/ /
\{\.::.::{斧ミ、 ~´ かノ\: :`、 ./ 「うむ、悪くはない。が―――」
}\{.: ゞ┘, ' {.::/.:l\.::.'く _ ,,.. -‐- ミ
}.::.::.:,込、 - ' 乂.::.l/`'≪≧s。., _ ,,.. -=ニ=-‐ ''"~ `ヽ∨
,'.::.::/ l}iニ=‐- イ゚, // `¨^'' 、 ~ '' ‐=ニ二Ξ二=-‐ '' ~ ノ::}
_r‐ 、-‐‐┐l}l.::.::.:/}.::ノ/li // 丶 _ _、+'” '゙
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_,,、 ''"~ /{ イ 、 ''~ ∠ニ=‐ァ''^寸 } ,'` 、' rz彡' {
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ー- 八_ -‐七抓: : : : _ -‐'-=≦ '.::.::,' rf7ーLく^ 、 \` 、 ∨
_,、 ''~.::.::.::._、+'"⌒:、''"_ -‐‐- ミ 、 /.::.::/ ~´ `¨゙\ `、 ー'
. _,、 ''~.::.::.::.:.,、丶` .::.::.::.::.::〈´. . `7.::.: / \」
,、丶`.::.::.::.::_,、 ''~ .::.::.::.::.::.::.::.::/}.. . . /.::.:, '
.::.::.::.::.:,、 `.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::_、+'”.::.:}.. . . /.:/
=-‐ '' "~  ̄ ̄ ̄ ~" ''<.::.::.::.::.: ノ.. . . ./ 〉
武勇A+に【親神の恵み】でHPを2点消費して+1。
diceBot : (3D6) → 10[5,1,4] → 10
5をムードダイスに選択、4+1-1+1 =5≧3+1で判定に成功。
続けて脅威「吠え声」に短剣で攻撃を仕掛ける。
「―――たかだか一惑星の自然現象ごときでどうにかなる空忌知枝ではないわ!」
157
:
空忌 知枝
:2016/07/02(土) 00:04:46
_. ...,iイ ,,...-ー'" ,-} ''ー、、;..... ...`".;;;..'; 、
;;;l〉 ,-''゛ .;,l,゙| ,-''"./ ,iシ" _ ''-、_;....
;;;i!i「 ./,,./ , -./ /,,./ ゛. /, ⌒,イ¨`゙ヽ `'-、.... ..`'!゙''く;;;`l,
;;;;;;/" .l'" ..;;i゙'i: /'" {{ 〈:.:.:.:.:.:.:.:.', `'';;、
;;;;;;;,./ ...,iリ,,...-ー'" ヽv'´ ̄`ゞ : :', ヽ.;
/;,./ ,./ / /:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:. : ::\ ゙'、ヽ, .、 .゙ヽ;;;/'゙l=
-'゙./ : ,r'";;;;;/ |ハレ:」.o.:..:o.:.:>、.:.:.ヽ .゙ヽ,ヽ lヽ, `tl|'ト
.,ilト.;:../;;;;;;./ ,ン| }:.i.:.:.:.: :ィ:.:{. ヾ:.:ヽ `'ゝ.ゝl、 .,i.ll″
;;セ../ ;;;;;./ ,./ /゛ ==ニ|:斗 .: ト'.:.」ニ== . ヾ.:’、 `.l . ii《..ノト
lゞ...;;;;;./ .,_--゙ // ァ''´.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.`ヾ、. ヾ.:ハ .,i.ll″
;;;;.l ./.; : .// {.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:..}゙}}. !.:.:i ii《..ノ゛
;;;;;;;;/; l .,ノY′ ._.,, i.:.:.:ム:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.i〃 i.:.:.! 、 .rリ;; ,
、;..;゙h、 ; .,ノ.// i.:.:/. ',:.:.:.:.:.:.:.:.:ゞ〈. ,:.:.:...i .`''x、. ,i./;,.
.りヽ.!ヽ;;;.,、 、,レ゙゙ /:.: |. /.:.:.:.:.:.:.::.: ミ :.:.<イ:.:.:.イ. .!`i;;/..-'゙./ : ,r
;;;;;;;;゙!〉;ゞ"! .,r ||'-、 |:.:.: レ'.:.:.:` ̄´.:.:. ヾ、:.:んx〃ノ. / //".;.,ilト.;:/.
;: ;;; ;;;;;;;;;;;;.!; :/;;;;;;;;; l: i,;,;,;/ .:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.∨tダ/イ |;;. ;..;:.;;;セ.. /
‐l.;: ;;;;;;;;;;;..l;;;;.l.;;;;;;;;;;;;;;;| リタ:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:\" / ..;;;ilゞ...
. _/.;;;;;.;;;;;.ヽ,_.l.....;;;;;;;;;|.; , イ´:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:. \ ;|;; ;
" ;; ;: ...;;;´.;;;;;;;;;;;.! ./.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.: \ ;.!;;;
: テ';;: ;;;;;; l.;、 .i..,,、:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:. ゞ'リ'-、 !\. ,,. / . /
.、 .,,/ ;;;.l. '.二- .'; ;;;; l|ヽ ;゙.l.;゙ヽ,..t、.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.::.ベL ` .´ `‐lへ / :
(,,xコリ ;゙ヘ`- \ \;;;;;.゙";゙'-ッ. ;;;;;.!;;;;;.乂;゙'j、:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.: 't 、, .、 `'!=、,.|ゝ..!゙'/;;;; / .,./
;;;l゛ ...;;;゙、._,,,,.. -‐;:;;;;;;;;;;;;;;ヽ..;.. ;;;;;|.;;;;;;;;;;;;;;; l ̄`;;;;_.. -‐ .:.:.:.:.l.; \ |\. `′:;,rl;;;.,i'く 彡'".!
.;;|ii ‐´ ,.. -: ;;;;: ;;;;;;;;`'-x,::/ ; ;;;;;;;;;;;; l,,-''I;;; ム、:.:.:.:lヘ.l.;;;;;;゙イ.;;;゙ \ ./゙;;l./ ./
; ;: ......;;.. .;;;;;;;. .......;;;;;;;;l「;;;;;..l.;;, /.;;ヽ ;.n.!;;;゙゙';;;;;;;;`....;;;;;;.`'ヽ、"
.;;;;;;. ;;. ..; ;: ; ;: .;;;;;;;;;;´.゙‐'゙;;;;;;;│/ ;´;;;: .;;;;; ...;;: .`゙'' / ,_,i
―――荒れ狂う濁流が、モーセを前にした海の如く、真っ二つに裂ける。
一体何が起きたのだろうか? それを知るのは、当人ばかりだ。
158
:
空忌 知枝
:2016/07/02(土) 00:05:18
引き続き武勇A+で攻撃判定。
diceBot : (3D6) → 13[2,6,5] → 13
5をムードダイスに指定、6をアクションダイスに指定、クリティカルヒット。
短剣の基本攻撃力が1d。迎撃3でダメージ固定値+3。
必殺2によりダメージ+2d。破滅の色によりダメージ+黒の覚醒段階 (1) d。
【滅びの瘴気】でさらにダメージ+1d。計5d+6ダメージを食らえッ!
diceBot : (5D6+6) → 20[3,6,4,4,3]+6 → 26
吠え声の耐久度は9なので、本体の生命力を9点減少。
【突破】を使用。さらに生命力を4点減少。
【魔王の時間】を使用。さらに生命力を1d点減少。
diceBot : (1D6) → 4
本体の生命力を合計17点減少だ。
159
:
GM
:2016/07/02(土) 00:21:33
ジャストキル!!
ぱぁあん!!!
空忌の一撃により高速道路のおよそ80%が消し飛び・・・大蛇は、その動きを停止させた。
愛野「あ、あなたたちは・・・一体・・・・?」
呆然としている愛野と気が付いたらいなくなっているワイナミョイネンを横に置いておいて戦果表を振るのだ!
レベル3だったので3回だ!ふれえい!
160
:
石川 五右衛門
:2016/07/02(土) 00:46:40
「あれがアザトースの神子の力か。それも全力でない」
「ま、頭八つじゃ九頭竜の神話にはかなわないってモンさ」
まだわずかにのたうっている蛇の尾、もといアスファルトの流れに短剣を突き刺しトドメを刺す。
戦果表 diceBot : (1D6) → 5
アイテム表 diceBot : (2D6) → 12[6,6] → 12
『――ザクッザクッ、ガチンッ』
「おっ、尻尾(?)のなかになんか硬いものが……」
「光り輝く剣状のエネルギー塊(アイテム:爆弾)」を手に入れたぞ!
誰か持つ?持たないなら神性武器の短剣を放棄して、自分で持つ。
161
:
石川 五右衛門
:2016/07/02(土) 01:06:30
『シュオオオオオォォ……!』
「……アツッ!?この剣アツッアツッ!」
武勇C-のコソ泥如きに触れられるのは流石に気に触ったか、
蛇の尻尾から取り出されたエネルギーの神剣が眩く輝きだす。
処刑された時の釜みたいに熱い!あ、でもコレ地面に落とすとちょっとやばいかも
「とっ、わっ!おっ、落ち――――」
162
:
ヴィルへルミナ
:2016/07/02(土) 01:11:05
「うむ!」
「自由、友情、勇気、博愛!」
「此度も我ら騎兵隊の勝利であった!」
満足げに剣を収め、下馬する。
我らの友情の勝利だ!
戦果表
diceBot : (1D6) → 4
その活躍ぶりに絶望の闇も少し晴れたようだな!
黒インガをひとつ取りのぞくぞ!
どれ愛馬ヴンケルをねぎらってやる愛い奴めふふふ……
「む、大丈夫かゴエモン」
パシッ
ところで銅像なので難なくエネルギー剣をキャッチした。
色々と頑丈なのである。
163
:
空忌 知枝
:2016/07/02(土) 01:11:13
「一体も何も、神子に決まっているだろう。見て判らんのか。」
違う、多分そう言う事を聞きたいんじゃない。
そんなツッコミがどこからか聞こえて来そうな対応である。
「うむ。そもそもアレは、片手間におやつ感覚で作られた玩具に過ぎんからな。」
実際の八岐大蛇だの九頭龍だのが相手だったら、それこそどうなっていたかは謎だ。
が、相手は所詮デッドコピーに過ぎない。
ならば、負ける道理もない―――そんな絶対的な自信が見て取れるだろう。
diceBot : (1D6) → 4
4:黒の領域からインガを1つ取り除く。
164
:
石川 五右衛門
:2016/07/02(土) 01:17:14
「ふぅーっ、危なかった。え、なに、やっぱ銅像だと熱いのとか平気なの?」
ヴィルヘルミナが手にすることで剣の輝きが収まる。
あるべき場所に収まったような感じだ。
「ま、俺は闇夜にコソコソ仕事する泥棒だ。ピカピカしたものは似合わねぇ」
「剣を使うなら武者だろ。なかなか絵になるな……そいつはお前が持っててくれ」
ヤマトの武器なら烏丸くんだろうが…ホラ。
別の戦利品(女の子)で手一杯だろうからな。
165
:
ヴィルへルミナ
:2016/07/02(土) 01:30:56
「むむむ……」
ちょっと悩む。
受け取るのが嫌、というわけでなく……
「……貴官も男に生まれたのであれば夜盗などにかまけていてはならんぞ!」
「キツネを使役する貴官のまじないは中々のものであるようだしな! 夜盗に身をやつすこともあるまい!」
なんかそんな感じでぷりぷり怒り出した。
伝説の大泥棒に泥棒やめろとは、正面から喧嘩を売っているのかもしれない。
「しかし……うむ」
「その、うむ。やはり剣は騎兵隊たる小官の手にあるのが最も適切だというのは確かにその通りだ!」
「小官は銅の肉体故多少の熱は問題ないが、只人の手には余ろうしな!」
「というわけでこの剣はありがたく頂戴しよう! 感謝するぞゴエモン!」
と思ったら絵になると褒められて嬉しかったのか上機嫌で剣を収めた。
グッと握ると剣がブレスレットに変化したのだ。
これもひとつの神子パワーである。
166
:
烏丸 弥太郎
:2016/07/03(日) 03:51:03
「うーん、楽でいいね。実に」
適当に魚人をけん制していたら、いつの間にか戦闘が終わっていた。
自分の手を汚していないあたり、ちょっと指揮官っぽいぞ。
(……けど、僕の仕事はここからだな)
アマテラスの言葉を思い出す。
獅子奮迅の武勇のみが必要とされるならば、自分はここに必要ない。
ひとり置いてけぼりの少女・愛野。
現場には頼れる作業員たち、さしずめ自分は事務方といったところだろうか。
「『万神殿』といいます」
「つい今しがたあったような『神話災害』……危険や異変に対処するための機関で」
「僕たちは、そこに所属する『神子』……実働部隊ってところ」
警戒させない程度の歩調で近付きつつ、状況を説明。
「今回は異変の収束、およびあなたの保護のために派遣されてきました」
「僕は烏丸弥太郎。高速道路ぶっ飛ばしたのが空忌知枝。
馬に乗ってるのがヴィルヘルミナで、グラサンが、えーと、五右衛門。」
「ほかに、何かわからないことは?」
一通り説明を終えたら、とりあえず質問を促してみよう。
急転直下だ。思考を整理する時間が必要だろう。
167
:
GM
:2016/07/03(日) 22:44:21
とりあえず少女は烏丸に返事をしよう。
「え?えーと・・・私は愛野。女子校生。」
「神子?なんだか分からないけど・・・ここは危険だから早く逃げた方がいいよ?」
彼女は何も知らないっぽいぞ。
168
:
烏丸 弥太郎
:2016/07/03(日) 23:15:42
「……えーっと」
あの魚人の群れと美丈夫を相手に五体満足で凌いだのだから、
神子としても幾らかは洗練されたものかと思いきや。
「新しいな」
まあ、敵ではないというのはわかってくれているだろう。
しかし女子高生というなら、空忌に任せるべきだろうか。
武勇以外も色々そつなく出来そうだし(メタ的な意味で)。
「僕も説明が得意なほうじゃないんだけど……参ったな。
『ペルソナ』とか知ってる? もしくは『○○××』、『☆★☆』……
だいたいそんな状況ってとらえて欲しいんだけど。
あ、僕らが特捜チームね。そんでもって、愛野さんが特異点って感じ」
いくつかの、メジャーともマイナーともつかないゲームタイトルを列挙する。
まあ分かれば多少ゲームへの造詣はあるだろう。
169
:
石川 五右衛門
:2016/07/05(火) 22:53:54
「よせやい、キツネは親神様の借り物。歌舞伎の五右衛門と違って俺は裏方担当よ」
若干照れならがらも、ヴィルとの会話を切り上げて少年少女の所にやってくる。
「ははぁ、まだ自覚していないのか神話災害で忘れられた神子か。たまにいるんだな」
「こいつの説明通り、俺たちも同じく神様の子供よ」
「万神殿からのお達しでな。とりあえず、お前さんを保護させてもらう」
170
:
空忌 知枝
:2016/07/05(火) 22:56:11
「なるほど。何も知らんのか、こいつ。」
「まあ良い。とりあえず、お前は世界でたった一人だけの特別な存在ってわけじゃないと言う事だけ理解しておけ。」
凄い単純に要点だけまとめて、それ以外の説明はブン投げる事にした。
いくらなんでも適当すぎやしないかって? ぶっちゃけそれ以上理解したところで何がどうなるって訳でもないし。
現状ではとりあえず、自分が世界で一人だけの特別な存在だとかいう勘違いさえ正せれば割とどうでもいいのだ。
171
:
GM
:2016/07/05(火) 23:02:40
「協力・・・してくれるの?」
そういうと、少女は半ば魚人化している腕を握りしめ、あなたたちを見る。
「なら・・・お願い。何で私にこんな力があるのかは分からない。」
「でも、これだけは分かるの。私は――――」
ワイナミョイネン
「彼に殺されることだけは、絶対に避けないといけないんだって。」
「彼に、私を殺させてはいけないんだって。」
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
少女愛野の【暗示】
あなたは忘却の神子だ。
自分が何者かはわからない。何をすべきかも知らない。何処がルーツかも覚えていない。
ただ、理解しているのは。
あなたはこの美しくも愚かで、哀れな『怪物』と巡り合う運命であったということだけだ。
この絶界に、抵抗するのがあなたの存在理由だ。
――――あなたの【任務】は『この絶界から皆を救いだすこと』である。
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
「彼を、救わないといけないんだって。」
172
:
石川 五右衛門
:2016/07/05(火) 23:25:16
「『皆』を救い出す。さっきも言っていたか」
「あのヒゲ(ワイナミョイネン)も救うべき『皆』のひとりっていうんなら、」
煙管に火をつけ、紫煙を燻らせる。
「まず、お前さんはお前さん自身を救わなきゃあいけないな」 スー フー
さきほどワイナミョイネンがいた辺りを見やる。
もう近くに姿はみあたらないのだろうか。
173
:
ヴィルへルミナ
:2016/07/06(水) 00:03:39
「おお……なんたる……なんたる……!」
大蛇の死亡確認をキッチリした後、ヴンケルを引いて合流してきた。
「友情!勇気!愛!自由!博愛!希望!」
「少女よ……小官は非常に感動した!」
そしてなんか涙を流して感動している!
少女の自己犠牲精神や敵をも救わんという愛の心に感動したのだ!
「うむ、うむ、うむ!」
「ならば彼の大魔術師、我らの手で救わねばなるまい!」
「小官はスウェーデン騎兵隊、乙女騎兵ヴィルへルミナであるからして!」
「我らが勇気!そして友情!」
「それを持って貴官の愛に応えねば!」
つまりヴィルへルミナの士気が非常に上がった。
174
:
烏丸 弥太郎
:2016/07/06(水) 23:20:53
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【真実】
親神は予言の後にあなたに告げる。
絶界を生み出したのは神に限りなく近い人間、『ワイナミョイネン』の荒御霊だ。
新たな神が生まれかねないこの現状を憂いた万神殿は、
この荒御霊を鎮めるために神の多面性に最も詳しいヤマト神群による協力体制を敷くことを決定する。
この戦いは、カレワラが邪悪な神話になるか神聖な神話になるかを占う誓約(うけい)なのだ。
この真実が公開された時、あなたはセッションの終了時まで
「アマテラス」または「ヤマト神群」から好きなギフトを一つ選択し、取得することが出来る。
『トリガー』:赤の覚醒段階が第二段階になる。
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
つまり、彼女が稜線だ。
本来ならば事実に伴って事象が変化する。
しかしこの絶界では事実が固定化されていないが故に、それが事象によって左右される。
『カレワラが悪ならば彼女は死に、カレワラが善ならば彼女は生きる』。
それが本来の誓約(うけい)であったところを、
『善か悪かが固定化されていない』ことを逆手にとって、彼女の生死に、その事象の行方を委ねるのだ。
「……なるほど、うちの女神様も」
「やっぱ主神だけあって、やり手だよチクショウ」
つまり、彼女を救うことが絶界の解消に直結し、そして万神殿は新たな神子を得る。
「分かってる、救うよ、手伝うよ……」
「『正義の味方』だもんなぁ、今は。」
175
:
GM
:2016/07/06(水) 23:36:37
少女の決意を支える神子たち。
開戦の声はすでに戦場に響き渡り、鏑矢は放たれた。
さあ、神話を。聖戦を始めよう――――
――――シーンエンド
176
:
GM
:2016/07/06(水) 23:41:28
冒険フェイズ4
シーンプレイヤー:烏丸 弥太郎
運命の輪:黒1/1Lv 赤4/2Lv 青2/1Lv 緑5/2Lv 白4/2Lv
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