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マンスリー前科者通信

2051ポルシェ万次郎 ◆Y5JICDib7k:2014/05/07(水) 00:02:18
23 ■「日銀が通貨を発行し、政府が借りて、使え」に「日銀が通貨を発行し、政府が借りて、配れ」は劣るも、両方やるのが正解 4/5

何を言いたいのかといえば、民間が長期的スパンで利潤を確保し、営利事業を安定的に継続していくためには、存在意義や役割の異なる政府によるインフラ投資が不可欠だということです。「競技者」となる民間は個々に能力を切磋琢磨し、「審判」となる政府は指導や調整の機能に特化すべきと私は考えます。

――――――――――――――――――――――――――――――――
私は、自由主義経済が計画経済よりも優れた制度であるという事実に疑いをもっていません。
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「自由主義経済を正常に機能させるための計画経済」と考えるといいかもしれません。市場原理の作用しない現在のデフレ状況を異常と考え、政府の強力な関与によってこれを早期に脱するべきなのです。

●経済成長率の三原則(当方作成)
・構造改革は進めれば進めるほど経済成長率が低下する→グローバル化抑制へ
・所得格差は拡大すればするほど経済成長率が低下する→税の累進性を高めよ
・政府支出は抑制すればするほど経済成長率が低下する→社会資本整備が重要

※彼らの言う「国際競争力」とは何なのか? 安い労働賃金の調達能力のことではないのか。雇用を流動化させていたずらに非正規雇用を増やし、過度な関税の押し下げで競争を激化させ、消費税増税と引き換えに法人税減税を画策する。国内の労働者の犠牲と引き換えに輸出企業やグローバル投資家を儲けさせたい連中と、安倍内閣との親和性は高いと感じる。

ポルシェ万次郎 2014-03-03 15:03:06

2052ポルシェ万次郎 ◆Y5JICDib7k:2014/05/07(水) 00:02:33
24 ■「日銀が通貨を発行し、政府が借りて、使え」に「日銀が通貨を発行し、政府が借りて、配れ」は劣るも、両方やるのが正解 5/5

――――――――――――――――――――――――――――――――
・民間企業ではファイナンス出来ない大規模事業である
・消費の非排除性が強く、民間企業による供給は(対価の徴収面で)困難である
――――――――――――――――――――――――――――――――

飯田氏は上記を、政府によるインフラ整備が大きな重要性をもつものとして列挙されていますが、この中では二つ目の「課金は困難だが必要な事業」という視点は特に重要ですね。日本にはリニア新幹線という巨大事業をファイナンスできてしまう民間企業が存在することで、彼らが収益性や費用対効果といったものに拘るあまり、供給(敷設)が遅れるデメリットを私などは感じているところです。

――――――――――――――――――――――――――――――――
β:10億円分の穴を掘って埋める工事を発注した
γ:定額給付金10億円を支給した
――――――――――――――――――――――――――――――――

このあと、飯田氏は「γ=βである」と主張を続けるわけですが、最初から「β」を目的とする公共事業が存在しない以上、「政府支出は最悪でも所得移転くらいの効果は認められる」としか言いようがありません。

ポルシェ万次郎 2014-03-03 15:03:23

2053ポルシェ万次郎 ◆Y5JICDib7k:2014/05/07(水) 00:02:48
20 ■構造改革派は皆「企業脳」に侵されている。法人税減税と安い労働力の調達は「経世済民」の考えとは相反、亡国へと導くであろう。 1/3

以下、本日配信の三橋メルマガより、中野剛志氏による秀逸な原稿をご紹介。

――――――――――――――――――――――――――――――――
先週26日の「新世紀のビッグブラザーへ」にも仰天。

「飯田泰之・三橋貴明両先生がノーベル賞ダブル受賞!」か。
http://ameblo.jp/takaakimitsuhashi/entry-11781642766.html

マンデル・フレミング効果が「現在の日本経済に強く作用しているとは考えづらい状況」と飯田先生。

「「マンデルフレミングモデルによると〜」といった、過去の「一部の環境」を切り取った周回遅れのモデルに基づく議論は、無意味どころか有害」と三橋先生。
――――――――――――――――――――――――――――――――

ふむ、中野氏も下記の「お笑い動画」を視聴されていたようですね。

【メディアの嘘を見抜け】新宿→渋谷、外回りに乗ってしまったアベノミクス
http://www.nicovideo.jp/watch/1380866427

その他、「♪オバマと会談望む 君はまだ親米派さ(http://www.youtube.com/watch?v=04SpqyUcNlM)」も切れ味が冴え渡ります(笑)。

ポルシェ万次郎 2014-03-05 12:12:17

2054ポルシェ万次郎 ◆Y5JICDib7k:2014/05/07(水) 00:03:05
21 ■構造改革派は皆「企業脳」に侵されている。法人税減税と安い労働力の調達は「経世済民」の考えとは相反、亡国へと導くであろう。 2/3

上念司氏も、かつては三橋氏や藤井聡氏や廣宮孝信氏らの主張に同意する柔軟性を見せていたのに、ここからは私の推測ですが、中野氏らを毛嫌いする田中秀臣氏にあることないこと吹き込まれ、加えて自説(リフレ)をやんわりと否定され続けていたこともあり、弟分である「キルヒアイス倉山」の離反をきっかけに反目を決意、「桜文化人」としてもう少し上手く立ち回っていたかったが、もう引き返せないところまで来ているといった印象です。チャンネル桜のキャスター降板も時間の問題でしょう。

台湾から甲子園 映画「KANO」公開 NHKニュース 2月28日
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20140228/k10015598091000.html
スケジュール|第9回大阪アジアン映画祭 2014年3月7日〜16日
http://www.oaff.jp/2014/ja/schedule/index.html

何度がお伝えしている話題の台湾映画「KANO」を観に行こうと思ったら、既に完売となっていて残念。「台湾枠」として2枠、春夏の甲子園参加の復活を求める声よ高まれ! 安倍さん森さん進次郎さん、そして金美齢さん、出番ですよ♪

Re.#17 金子さん

>②国の手で成田−関空リニア新幹線を

動画はまだ未見ですが、「羽田―成田間リニア」や「(伊丹 or 新大阪 or 梅田)―関空間リニア」であれば賛成したいです。

政経アニメ「アイドル新党なでしこ!」 新幹線と高速道路の大整備計画を発表
http://www.zenkasya.com/profile/04_03.html#第27話Bパート

ただ、上記で挙げているような「正解」が殆ど理解を得られていない状況なので、まだまだ絶望的と言わざるを得ません。財政均衡主義の根は深いです。羽田―成田間リニアなど、東京五輪の目玉としては最適なのに、非常に残念に思います。

ポルシェ万次郎 2014-03-05 12:12:47

2055ポルシェ万次郎 ◆Y5JICDib7k:2014/05/07(水) 00:03:19
22 ■構造改革派は皆「企業脳」に侵されている。法人税減税と安い労働力の調達は「経世済民」の考えとは相反、亡国へと導くであろう。 3/3

>③空いた伊丹空港に首都機能移転を

趣旨にはもちろん賛成ですが、単独だと平常時の活用方法が具体的にイメージできません。「ゴーストタウンな官庁街」だともったいないので、私なら老朽化した大阪府庁を「非常時首都代替機能付き庁舎」として、災害にも強そうなエキスポランド跡地(吹田市)に移転させることを提案したいです。

平常時には「ゆったり目の府庁」として機能させつつ、非常時には各種首都機能が稼動します。財源は地価の高い現大阪府庁の売却費と、国からの「非常時首都代替機能付き庁舎手当て(仮)」で賄うのがいいでしょう。

これまで営業距離が伸びるたびに収益も比例して伸ばして来た大阪の外環状線的役割の「大阪モノレール」、あれの門真以南の延伸を早急に行えば、大阪市内を外れたことによる交通の便の悪さも多少は緩和されます。まあ、各種市役所の場合とは違い、一般の市民はそれほど頻繁に府庁へ通う用事もないだろうし、ステータス低下を危惧する府職員以外には、市外への移転も大した問題にならないでしょう。

ちなみに「大阪モノレール」は万博公園から伊丹空港まで乗り換え無しで行けるため、東京への移動にもそれほど不便はないです。

ポルシェ万次郎 2014-03-05 12:13:11

2056ポルシェ万次郎 ◆Y5JICDib7k:2014/05/07(水) 00:03:35
19 ■「食料自給率」や「エネルギー自給率」の低い日本。せめて「兵器自給率」や「土建自給率」で100%を超える体制を整えたい。 1/3

>ホルムズ海峡とマラッカ海峡と、極めて不安定な航路を通らなければ、
>日本に原油やLNGを運び込むことはできません。(マラッカ海峡をが通れないと、
>オーストラリアの南を回ることになりかねないのです)

そこで「クラ地峡運河構想」ですよ。以下、私の過去の著述(政経アニメ原案)からの再掲となります。

▼▼▼

日本外相「クラ地峡(Kra Isthmus)とは、ご存知の通り東のシャム湾と西のアンダマン海に挟まれる形で、マレー半島の最狭部を形成している陸地(地峡)一帯のことである。古来より東西交通の要衝であったこの狭い地峡に、日本の援助による大運河の建設を提案させていただきたい。建設残土は埋め立てて、工業・港湾施設用地への利用も可能となる。日本側は主に安全保障上のメリットを、タイ側には経済的メリットを享受してもらうことが狙いだ。よって、一兆円超に上る建設費の全てを日本が負担する代わりに、持ち株比率による議決権や条約により、中国との有事の際は運河を封鎖できるような、或いはインド海軍の通行に便宜を図ってもらえるような条件、特約を我が国は希望している。もちろん、タイ海軍はマレー半島両岸配備の艦隊を統合運用することで、東西に海軍兵力を分散しなくて済むようにもなり(タイは空母保有国)、これで日泰印による中国海軍の封じ込めは磐石なものとなるだろう。この計画により、これまで開発の遅れていたタイの南部地域、特に運河の端と端であるサトゥンとソンクラーがシンガポールのような発展を遂げ、ASEANの中心国としてのタイが日本とこれまで以上に安全保障面、経済面で協力関係を築けるような未来を実現させたい」

※クラ地峡の西部はミャンマーとマレーシア、東部はタイに属しており、サウィ湾とクラ川とを結ぶ最狭部は僅か44kmの幅でしかない。

ポルシェ万次郎 2014-03-06 14:05:35

2057ポルシェ万次郎 ◆Y5JICDib7k:2014/05/07(水) 00:03:51
20 ■「食料自給率」や「エネルギー自給率」の低い日本。せめて「兵器自給率」や「土建自給率」で100%を超える体制を整えたい。 2/3

日本外相「これは単に国家間の安全保障面や経済面でのメリットだけでなく、各国船舶の安全な航海にも大いに資する計画となるだろう。海賊のホットスポットは何もソマリアに限った話ではなく、マラッカ海峡は『海賊海峡』『魔の海峡』と呼ばれることからも分かるように、以前からあの海域は治安が悪く、シンガポール付近のフィリップス水路では幅が2.8kmと狭く混雑するが故に海賊事件が絶えないことが問題となっている。タイ政府支配下でクラ地峡運河が運用されれば、商船隊が狭くて危険なマラッカ海峡に依存する現状が緩和され、海上治安もはるかに維持しやすくなるだろう」

タイ首相「クラ地峡運河については以前より何度も計画されては立ち消えになった経緯がある。しかしあなたが政権を獲り、日本からの強力な支援が期待できるとなれば、計画は俄然現実味を帯びてくるだろう。マラッカ海峡を通らなくて済むようなれば、海上治安以前の問題として、タイや日本はもちろんのこと、中国、台湾、韓国、フィリピン、ベトナム、カンボジアなどの国々の石油タンカーも、時間や燃料費の面で多大なメリットが発生することと思う。世界のシーレーンの中でもスエズ運河、パナマ運河、ホルムズ海峡、そしてマラッカ海峡に並び、クラ地峡運河は重要な航路の一つとなるであろう」

ポルシェ万次郎 2014-03-06 14:05:57

2058ポルシェ万次郎 ◆Y5JICDib7k:2014/05/07(水) 00:04:07
21 ■「食料自給率」や「エネルギー自給率」の低い日本。せめて「兵器自給率」や「土建自給率」で100%を超える体制を整えたい。 3/3

日本外相「日本について言えば、マラッカ海峡を通過する既存のルートと比べ、クラ地峡運河を通過する新ルートであれば、距離にして約800km、時間にして一日の節約が可能となる。また忘れてはならないのが、マラッカ海峡は最も浅いところで水深23mと意外に浅瀬が多く、大型のタンカーが航行できない問題だ。近年はタンカーが大型化していることから、既に一部のタンカーはマラッカ海峡を通過できなくなっており、わざわざ大回りの迂回をしてロンボク海峡やスンダ海峡を通らざるを得ない状況にある。このインドネシアのスマトラ島東にあるロンボク海峡をマラッカ海峡の迂回ルートに選んだ場合、運航日数にして3日、燃料費諸々の経費として数千万円単位のロスが発生している。よって、両岸のマングローブが制約となってマラッカ海峡を通過できない既存の大型タンカーがクラ地峡運河を通過するメリットと、今後新造するタンカーがマラッカ海峡通過を前提としたサイズ制約から解放されるメリットは計り知れないというわけだ」

タイ首相「仰るように、マラッカ海峡を通過できる船の最大のサイズは『マラッカマックス』と呼ばれており、タンカー大型化の阻害要因となっている。クラ地峡運河の開通により、これらの制約を解消できる意味は確かに大きいだろう。我が国は南部に民族問題を抱え、運河を挟んだ地域に新たな独立運動の懸念も考えられるわけだが、今回の提案は前向きに検討させていただきたい。有意義な会談であった」

ネットユーザー「相変わらず中韓を無視した地球儀外交が素晴らしい」 「マスコミが大好きな『アジア重視外交(笑)』ですぞw」

▲▲▲

地球の裏側まで「築土構木」! アメリカが軍産複合体の「世界の警察」なら、日本はハイパー土建国家として「世界の土方」を目指しましょう。

ポルシェ万次郎 2014-03-06 14:06:22

2059ポルシェ万次郎 ◆Y5JICDib7k:2014/05/07(水) 00:04:21
21. コメント欄が不便になった。ページ更新毎に#1〜10が最初に表示されるため、「もっと見る」をクリックする手間が発生。 1/2

>結果的に、伊丹空港が不要になり、
>首都のバックアップを建設することが可能になるわけです

大阪の北摂地域に住む私からすると、たとえ関空までリニアが伸びても、伊丹空港が廃止されるのは不便に感じます。伊丹空港廃止論も、結局は「無駄な赤字空港をこれ以上増やすな」「伊丹と関空を統合すれば効率的な運用が可能となる」といった、財政均衡論的な間違った発想から来ていると思われます。せめて関空を南港(此花区=USJに外国人観光客を呼び込める)辺りに作ってくれていればなぁ……。首都バックアップ機能については先日お話した通り、新しく作る大阪府庁舎との兼用が望ましいです。

以下、私の過去の著述(http://www.zenkasya.com/profile/04_03.html#第27話)から関連部分を抜粋。

▼▼▼

国交大臣「次の空港の話に移る前に、空港と駅の連携について私の考えを述べておきたい。羽田〜成田間をリニアで結ぶ構想がある。現在、都営浅草線経由で1時間30分もかかってしまっている両空港間の移動時間が、リニアの直通でわずか15分に短縮できるというものだ。そして年間旅客数が6400万人(2010年)で世界5位の羽田空港、3400万人で世界30位以下の成田空港の両者がリニアで一元化されれば、年間旅客数は約1億人となり、アメリカのアトランタ空港を抜いて世界1位の空港になれる。アジアのハブ空港の座を確実に狙えるだろう。名古屋も小牧空港と市街地が近く、福岡のように空港と駅を地下鉄で結んでしまえと思わずにいられない。空港の利便性(アクセス)が向上することによる、新幹線から飛行機に乗客がシフトすることへの鉄道会社の懸念も承知するところだが、こうしたことの『調整』こそが政府本来の役割だと痛感する次第だ。いっそのこと、空港自体をJR東海に購入させるアイデアも考えられる。これについては関西空港と伊丹空港のパッケージの方が、成田空港と羽田空港のパッケージよりも適切な処遇を考えられやすいかもしれない。今、『世界首都・東京』に相応しいインフラ整備が求められている状況において、自前で資金を用意できるからといって、JR東海に収益性のみを追及される弊害を考えるべきではないか? 国土軸の問題を民間会社の経営の話で考えるべきではないのだ。率直に言って、国家的プロジェクトを赤字か黒字かで判断する狭量な思想には嫌悪感しか抱けない」

ポルシェ万次郎 2014-03-07 13:15:35

2060ポルシェ万次郎 ◆Y5JICDib7k:2014/05/07(水) 00:04:40
22. コメント欄が不便になった。ページ更新毎に#1〜10が最初に表示されるため、「もっと見る」をクリックする手間が発生。 2/2

国交大臣「東海道新幹線という既存のドル箱路線との兼ね合いから、無理して競合する路線を推進する動機が薄い一民間企業のJR東海に対し、決して邪ま(利権誘導)ではない動機で関与したい政府の言い分を正々堂々と突きつけ、JR東海側が呑めるような条件の政府補助を折衝するのが正しいと考える。ヨーロッパではLRTの導入による鉄道の復権が既に始まっているわけで、これまで私鉄の活用によって世界屈指の鉄道網を構築した成功体験が却って油断となり、日本が公共交通機関や社会資本整備で世界の遅れを取るような将来を私は危惧する。駅中ビジネスやサービスエリアは民間にガンガン開放すべきだが、鉄道路線の過度な効率化(赤字路線の廃止)や高速道路そのものの民営化には反対だ。たとえば大阪の御堂筋線を民営化する際にも、ほかの赤字路線を安易に切り捨てないような特約が必要となるだろう。要するに、本来は採算性だけを追求するものではないはずの交通インフラが、こと鉄道に関しては日本はたまたま競争の原理で大成功してしまったため、採算性以外の多岐に渡る効用が無視されていることに疑問を呈しているのだ。今さらJRを国鉄に戻せとまでは思わないが、採算性を度外視できる半官半民のような組織の運営が難しいのであれば、国土計画という大戦略や社会資本整備に対する国民の理解、付随する法律等々でそれらを補完することが重要と考えている」

▲▲▲

>リニア新幹線のようなナショナリズムに基づく「夢」が必要だと思うわけです

グローバリズムに基づく人たちが邪魔してくるでしょうが、負けずに頑張りたいですね。

>それに対し「毎年」支払わなければならない外国へのガス代、
>原油代3.6兆円は、文字通り「日本国から消滅する所得」になります

原発コストは高いか安いかの議論の際に、「資源エネルギーの方は海外から外貨で購入している」という発想が抜けている人が多いです。自国通貨による国内循環の場合だと、仮に無駄や非効率があったとしても「国内の供給能力がもったいない使われ方をした(ちなみに現在は供給過剰で困っているくらい)」だけで済みますが、外国への支払いは文字通り「国富の消失(お金が目の前から消える)」となりますからね。

ポルシェ万次郎 2014-03-07 13:16:34

2061ポルシェ万次郎 ◆Y5JICDib7k:2014/05/07(水) 00:04:59
21. 仮設住宅はネット繋がってる? 読書や将棋が好きな者ならともかく、無趣味な高齢者の避難生活によるストレスは計り知れない。

いや、「何故に一日はたったの24時間しかないのか? 仕事や趣味(読書、映画、漫画、アニメ、ゲーム、ネット)に没頭したい欲求を抑制しながら生きている。可能なら1000年くらい生きたい」と思うくらいに充実している側が、「定年退職したけれどやりたいことがない。毎日暇を潰すのに苦労しながら生きている。テレビは大好きだ」みたいな人を馬鹿にするとかの構図ではなくて、職場や地域社会との繋がりに重きを置いてきたであろう高齢者らの孤独やストレスについてを、彼らの立場に立って真剣に議論されているのか疑問に思っていたところです。テレビしか観られない状況が長く続けば、私なら発狂してしまうでしょう。

>現在の「帰還困難区域」の年間積算線量50ミリシーベルトの場合、
>「影響が出るかどうか、分からない」というのが、世界の科学者の見解なのです

厳しすぎる基準「除染目標1mSv」の見直しも、安倍総理に併せてお願いしたいです。除染作業に従事する人たちの人的リソースを、ほかの部門の復興作業へ回すべきでしょう。

●東日本大震災による福島県の被害状況(2014年2月28日現在)
・死亡:3491人(直接死 1603人、震災関連死 1664人)
・避難者数:13万5598人(県内 8万7551人、県外 4万7995人、不明 52人)
・仮設住宅入居:県内 2万8483人

補助金漬けで労働意欲を失ったり、その補助金にも地域格差があったりで確執が生まれたりと、正常ならざる状態の継続を危惧する次第です。上記の通り、福島県における震災の「関連死」は既に「直接死」を上回っています。やはり「生業を元の姿に戻す。できるだけ早期に」が最重要となりますね。

以上、「あえて書いた」私の意見でした。今さらながら、菅政権のときの様々な失策が悔やまれます。

ポルシェ万次郎 2014-03-10 12:51:35

2062ポルシェ万次郎 ◆Y5JICDib7k:2014/05/07(水) 00:05:54
18. マネタリーベースを拡大しても物価上昇しないが、消費税を無税にした分を赤字国債で賄えば物価上昇する。名目GDPも上昇する。 1/2

中央銀行が「マネタリーベース」を増やすことなどよりも、政府が率先して「予算総額」を増やし、国家全体の支出や消費を確実に増やしにかかるべきでしょう。総需要の不足(デフレ)を解消せずして、ほかに有効な経済政策などあったものではありません。

「デフレは総需要の不足」なのだから、一部産業で供給不足があろうとなかろうと、政府支出を増やす政策が「脱デフレ」「第二次所得倍増(計画)」において正しいと考えます。

政府支出を巡る藤井・飯田討論について 島倉原 ASREAD 2014-3-12
http://asread.info/archives/516

上記はChannelAJERでお馴染みの島倉原氏の原稿ですが、藤井聡氏、飯田泰之氏、青木泰樹氏の主張に対し、極めて論理的かつ公平に分析されていて参考になりました。

トイレに学習用の世界地図と日本地図を貼り、外交や安全保障、長大な社会資本整備(高速道路網や高速鉄道網、海峡道路や湾口道路)についてを日々妄想する私……。グーグルマップで日本列島全体を俯瞰すると、和歌山県の紀伊半島沿岸部における高速道路の未舗装っぷり(https://www.google.co.jp/maps/@34.333262,136.0923998,9z)がいつも気になるところです。

●テンションの上がる全国総合開発計画の各種画像
www.zenkasya.com/images/infrastructure/31-infrastructure.jpg
www.zenkasya.com/images/graf/111-weeklypost2013_08_09.jpg
www.zenkasya.com/images/infrastructure/02-infrastructure.jpg
www.zenkasya.com/images/infrastructure/12-infrastructure.jpg
www.zenkasya.com/images/infrastructure/01-infrastructure.jpg

紀伊半島における高速道路のミッシングリンク解消と伊勢湾口道路の両輪がもたらす便益を主張すれば、返ってくるのは「この財政危機の日本において、無駄な公共事業が〜」云々です。彼らの間違った認識を正すのには毎回骨が折れます^^

ポルシェ万次郎 2014-03-14 17:55:36

2063ポルシェ万次郎 ◆Y5JICDib7k:2014/05/07(水) 00:06:13
19. マネタリーベースを拡大しても物価上昇しないが、消費税を無税にした分を赤字国債で賄えば物価上昇する。名目GDPも上昇する。 2/2

>というわけで、FITは法的に(主だったものだけで)
>三つの小銭稼ぎを可能としてしまっているのです。

以前にも書きましたが、私の「怪しい方の人脈」からも、当該小遣い稼ぎ事業に出資しないかだとか、或いは4年前には私にお金を借りに来るほど困窮していた別の個人事業主が、今ではスーパーカーを乗り回すくらいに、当該小遣い稼ぎ事業で大儲けしていたりします。

台湾映画『KANO』大阪で海外初上映キタ――(゚∀゚)――!あの王貞治さんも太鼓判!
http://www.taiwannohannou.com/archives/4098045.html

またまた「KANO」の続報。私が完売で諦めた「大阪アジアン映画祭」の様子が語られていますが、在阪のテレビ各局で話題とならなかったことが残念というか、腹立たしい限りです。

さて、「移民20万人受け入れ」の件ですが、たとえば金美齢氏や石平氏、ラモス瑠偉氏やマーティ・フリードマン氏らのように、生粋の日本人以上に日本を愛し、過度に母国の言語や慣習を持ち込まず、子々孫々を含めて日本国や日本人に同化してくれるような人の帰化なら私は大歓迎です。海外に日本語学校を作り、コスプレ大会やアニメ上映会を開き、日本語の公用語化や公共放送の国際放送を進めるなどした上で、成績上位者の日本への観光や留学、単身での移住や帰化なら逆に支援すべきと考えます。

第29話:APEC開催/「日本語保護法」を発表/日韓首脳会談/北方領土の返還
http://www.zenkasya.com/profile/04_03.html#第29話

この辺りの作戦は既に上記の「政経アニメ原案」にまとめています。よろしければご参照ください。

ポルシェ万次郎 2014-03-14 17:55:59

2064ポルシェ万次郎 ◆Y5JICDib7k:2014/05/07(水) 00:06:32
2. 高速道路は無料を前提に作れ。さすれば収益性や償還の呪縛から開放される。しかるのちに通行量の抑制目的で有料化すればいい。

>内海課長

実写ドラマ、どうなるんスかね?

>というわけで、解決策は、
>(1) 政府は土木、建設企業が「雇用した労働者」に支払った賃金については、
>きちんと支払う(公共事業の予定価格を引き上げる)
>(2) 政府がゼネコン各社に「設計労働単価」分について、
>下請けの企業や労働者に的確に支払うよう指導する

民間にはあれだけ賃上げを求めておいて、政府だけが診療報酬や介護報酬、公共事業の予定価格を渋るのはおかしいわけです。民間のベアに負けない異次元の額を提示し、政府自らが率先して範を示すべきでしょう。

>「新しい政策」だろうが「古臭い政策」だろうが、正しい政策は正しく、
>間違った政策は間違っている

デフレだからこそ、「昔の自民党」に戻って欲しいと願います。

所得税、納税に「2億円の上限」設定…政府・自民検討
http://blog.livedoor.jp/dqnplus/archives/1791144.html
海外紙「増税のせいでアベノミクスは失敗し、日本発の世界恐慌が起こる」
http://fullbokko.2chblog.jp/archives/37028397.html

まさに平成の壊国、第2四半期の経済は阿鼻叫喚でしょうね。

小学校給食からパン消える? 業者困惑、和食中心へ検討で (京都新聞)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140314-00000003-kyt-l26
ブラジル人「えっ!日本人はブラジル産の鶏肉を食べているけど、大丈夫なの?」
http://yutori2ch.blog67.fc2.com/blog-entry-6855.html

私も学校給食における米飯給食を週4日以上(土曜日は給食後に下校)に義務化せよ、30席を超える飲食店では産地表示を義務化せよ(国産保護に資する)と主張して来ましたが、前回の経済討論では渡邉哲也氏が産地表示義務の厳格化を主張されていましたね。恐らく同じ趣旨ですが、たとえばファミレスのレジ前やメニューに「中国産」とか書かれていれば、それだけで客は食欲を失くすため、国産回帰の流れに繋がるでしょう。

ポルシェ万次郎 2014-03-19 10:32:28

2065ポルシェ万次郎 ◆Y5JICDib7k:2014/05/07(水) 00:06:51
11. 「看護や建設で低賃金の外国人を呼び込め」の根幹にあるのは、「日本は財政危機なので無駄の削減が必要だ」との間違った認識であろう。

そして「貿易立国として成長した日本経済」というこれまた間違った認識が蔓延しているからこそ、「公共事業? それで輸出企業が世界で稼げるの?」みたいな誤謬が生まれるのだと思います。「経世済民」を考えるべき政府が「企業脳」ではいけませんね。

いまロシアで流行ってる画像が面白いと話題に
http://gahalog.2chblog.jp/archives/52269970.html

遡れば我が国も被害国でしたわな……。

Re.#1 ハモルさん

>年収100万円足らずの人が、健康保険代金17000円以上って
>おかしくないですかね。

所得税のような累進性がないどころか、社会保険料には上限が設けられているため、所得が1000万円とか超えてくると、あとは所得が高ければ高い人ほど所得に占める負担割合が減って行く構造となっています。

>金持ちに優しく、貧乏人に厳しい政策ではないですかね。

貧乏人に優しく、金持ちに厳しい方が、国家全体としては経済パフォーマンスが向上します。にもかかわらず、消費税増税&法人税減税を筆頭に、現在は「応能負担」から「人頭税」へと税の概念が変わりつつあり、一般の国民がこれを仕方のないことだと洗脳されている現状を腹立たしく感じます。ここはあえて分かりやすく「消費税廃止党」などを作れば、そうした現状を打開できるやもしれません。

>生活保護者が増えるはずです。

ついでにGDPに占める生活保護への支出割合も、ほかの主要国に比して日本は圧倒的に少なかったりします。役所は窓口における「水際作戦」もいいですが、保護が必要な人を逆に探してくるくらいであってほしいです。

ポルシェ万次郎 2014-03-20 11:09:23

2066ポルシェ万次郎 ◆Y5JICDib7k:2014/05/07(水) 00:07:08
30. 日本経済には高い潜在能力がある(非自虐的経済史観)が、今の経済政策(デフレ促進策)ではお先真っ暗。

>例えば、十年後に日本がデフレ脱却を果たし、
>健全なインフレ率の下で経済成長を続け、各種の制度が硬直化し、
>インフレ率上昇が止まらなくなったにも関わらず、供給能力が伸びない、
>といった状況になったのであれば、

いいですなぁ。均衡財政主義を脱し、絶妙な需給調整で2%のインフレターゲットを達成、平均で名目7%、実質5%の経済成長を毎年続け、アメリカの背中が目前に迫ってきた頃、規制緩和やら構造改革に頭を悩ませる環境に持って行けたらと思わず夢想します。

企業経営者らを織り交ぜて週末に行われるテレビでの討論、あれほど滑稽なものはありません。「デフレ対策」を誰も理解していないことが最大の問題だと思われます。

昨日発売の漫画雑誌「モーニング」に掲載された『会長 島耕作』にて、戦後最年少の真鍋和仁総理が「企業が利益を出さないと人件費は上げられない。政府は法人税の引き下げや規制緩和でそれをサポートする」みたいな演説を行うシーンがありました。後年は『老害 島耕作』と化したあの漫画、作者の頭の中と安倍内閣とがダブって見えて仕方がありません。

ああ、同じ作者の漫画『黄昏流星群』についても言えることですが、『会長 島耕作』も会食シーンの描写だけは毎回凝っていて、今回は八寸と椀物(はまぐりのお吸い物?)が美味しそうでした。作者の弘兼憲史氏が美味しいものばかり食べていることだけは窺えます(笑)。

ポルシェ万次郎 2014-03-21 18:30:59

2067ポルシェ万次郎 ◆Y5JICDib7k:2014/05/07(水) 00:07:23
2. 年金生活者・ニート・主婦・生活保護受給者「そんなに給料貰えるなら働くわ。稼いだ所得で消費させてもらう。納税させてもらう」 1/4

>労働規制の緩和も、インターネット上のサービスの解禁も、
>もしかしたら(億が一くらいの可能性で)正しいのかも知れません

カジノ解禁はさらに正しい可能性が濃厚ですが、それでも本来やるべきデフレ対策を最優先でやったあと、『日本がデフレ脱却を果たし、健全なインフレ率の下で経済成長を続け、各種の制度が硬直化し、インフレ率上昇が止まらなくなったにも関わらず、供給能力が伸びない、といった状況になったのであれば』(昨日エントリーより引用)、そのときになってから「まだ残されているかもしれない成長のための伸びしろ」を探せばいいと私も考えています。

●即効性の高いデフレ対策
・およそ2年をかけ、毎年の公共事業費を現在の2倍の基準に引き上げる
・自衛隊と海保の人数を合わせて5万人増強、防衛費も現在の2倍超に引き上げる
・初婚祝いに30万円と各種補助、第三子以降の出産祝いに200万円を支給する
・高速道路料金をその交通量に応じ、割引きまたは無料にする(混雑税の概念)
・消費税は廃止とし、贅沢品にのみ課税する「贅沢税」(物品税の進化版)に代替

上記の全てを実施するのは政治的に難しいとしても、消費税を廃止にする「大規模減税効果」に加え、年間の予算規模を少なくとも1.5倍にしてみただけで、名目7%、実質5%程度の経済成長は軽く達成できるのではないかと、昨年の実質GDP統計をブレイクダウン(四半期GDP成長率:1.1%→1.0%→0.2%→0.2%)してみて自信が持てました(下記参照)。

国民経済計算(GDP統計) 四半期GDP成長率の時系列データ - 内閣府
http://www.esri.cao.go.jp/jp/sna/data/data_list/sokuhou/files/2013/qe134_2/__icsFiles/afieldfile/2014/03/06/ritu-jk1342.csv

私に「カイザー・ラインハルト」みたいな独裁政治をやらせてもらえるとして、加えてオーベルシュタインを付けてもらい、ついでにキルヒアイスがまだ生きていたら、数年の間は名目9%、実質7%の高度経済成長を日本なら維持できるのではないかと、最近はそのように思えてきました(下記参照)。

国民経済計算(GDP統計) 年次GDP成長率の時系列データ - 内閣府
http://www.esri.cao.go.jp/jp/sna/data/data_list/sokuhou/files/2013/qe134_2/__icsFiles/afieldfile/2014/03/06/ritu-jcy1342.csv

ポルシェ万次郎 2014-03-22 09:41:32

2068ポルシェ万次郎 ◆Y5JICDib7k:2014/05/07(水) 00:07:38
3. 年金生活者・ニート・主婦・生活保護受給者「そんなに給料貰えるなら働くわ。稼いだ所得で消費させてもらう。納税させてもらう」 2/4

たとえ総需要が超過となる局面を迎えたとしても、有益な社会資本整備はそのまま継続したほうが「国を富ませる競争」に勝てるとさえ思っています(極論だが「どこでもドア」が整備されれば物流を中心に供給能力が飛躍的に伸びるし、東京一極集中の災害リスクも同時に緩和される)。日本は軍事的にも強靭な「超絶土建国家」であるべきなのです。

「7%成長はさすがに大袈裟!」「インフレ期は公共事業を抑制すべきだろう!」「需要曲線と供給曲線ガー!」などの批判は覚悟の上ですが、せめてこういった次元で議論をしたいというか、「白川総裁&野田政権(2012年)の経済成長率(1.4%)を黒田総裁&安倍政権(2013年)の経済成長率(1.5%)が上回った。えっ、調子が良かったのは上半期だけで、通年すると大して差はないだって? どうかあと1年待って欲しい」のような、自虐的で矮小な議論はもう沢山だということです。

ここまで批判しておいて何ですが、内閣府のGDP統計における「年次GDP成長率」や「年次GDP実額」を「当該年次の平均GDP」を基に算出することについて、私は今更ながら違和感を覚えています。

●A国のGDP推移(年次:第1四半期→第2四半期→第3四半期→第4四半期|年平均)
2011年:*85→*90→*95→100|92.50(兆円)
2012年:100→100→100→*95|98.75(兆円)

上記「A国」の第4四半期同士の比較(前年同四半期比)でGDPを5兆円(5%)収縮させてしまったケースでも、「今年は去年より6.25兆円(約6.8%)も経済成長しました。えっへん!」とかやられると、イマイチ納得が行きません。気にしたら負けですかね? まあ、最終四半期(第4四半期)を基準として推移を取った統計などが余分にあると、却ってややこしいのかもしれませんね。

ポルシェ万次郎 2014-03-22 09:42:10

2069ポルシェ万次郎 ◆Y5JICDib7k:2014/05/07(水) 00:07:53
4. 年金生活者・ニート・主婦・生活保護受給者「そんなに給料貰えるなら働くわ。稼いだ所得で消費させてもらう。納税させてもらう」 3/4

たとえばアベノミクスの実績評価であれば、それらの指標となる「実質GDP成長率」についてを、「2012年(1〜12月)の517兆円から2013年(1〜12月)は525兆円に1.5%成長した」とする従来のものではなくて、「2012年(10〜12月)の515兆円から2013年(10〜12月)は528兆円に2.5%成長した」とする算出方法のほうが正確で公平だと思うわけです。用途に応じて手前で適宜使い分けろってことでしょうか? 私が何か重大な勘違いをしていると思われた場合、ご指摘をいただければ幸いです。

ああ、ここまで書き綴ってみてようやく気づきましたが、今回の用途であれば2013年の「実質暦年(前年比)」となる1.5%ではなく、同年の「実質季節調整系列(前期比)」を4期分(1.1%、1.0%、0.2%、0.2%)合算した2.5%のほうを「アベノミクスの実績」として誇ればいいわけですね。量的緩和の成果を強調したいリフレ派の面々は、こちらの数字を強調すればいいかもしれません。年率で2.5%程度の経済成長で満足するのも十分自虐的ですが、「昨年一年間のアベノミクスによる経済成長率は1.5%と、世間を騒がした割りに一昨年の1.4%と大して変わらない成果に留まる」などと言われるよりは、いくらか内閣のイメージアップに繋がります。

そして、たとえば2014年の「実質季節調整系列(前期比)」についても、民間の駆け込み需要がある第1四半期でなお−0.1%、増税が始まる第2四半期が−1.2%、いくらか回復するだろう第3四半期が+0.1%、パニクってようやく大型の補正予算を組むも間に合わなかった第4四半期が−0.4%だったとして、これら4期分を足せば−1.6%辺りに落ち着き(私の適当な予想)、自殺者数は前年比でまた5000人程度かさ上げされそうな気配(安倍総理は2015年春に退陣)ではあっても、今度は2013年の上半期が平均値を大きく稼いでくれていた分、従来通りとなる「実質暦年(前年比)」の算出方法だとGDPの落ち込みは−0.6%程度で済むといった具合に、実感に比してまだマシなイメージの数字が発表されるだろうことは、安倍内閣にとっては救いかもしれませんね。

ポルシェ万次郎 2014-03-22 09:42:38

2070ポルシェ万次郎 ◆Y5JICDib7k:2014/05/07(水) 00:08:11
5. 年金生活者・ニート・主婦・生活保護受給者「そんなに給料貰えるなら働くわ。稼いだ所得で消費させてもらう。納税させてもらう」 4/4

さて、江戸末期の適塾や松下村塾などとは違い、現代の大学は主に「どれだけ親や教師の言うことを素直に聞ける常識人であったか」「どれだけルーティンワークを頑張れる忍耐力があったか」などの証明となる「資格」を取りに行く場所にして、「それら課題が付加価値を創出する上で実際には役に立たない雑学クイズであれ何であれ、努力した人への確かなご褒美(社会的ステータスの保障)」だと理解しているので、レールから外れた部外者が無茶を言うつもりもありませんが、ビジターとして授業料が割り増しになっても構わないので、どこぞの大学でこうした理解の基となる「経済学」とやらを受講できればいいのにと切に願います。

「嫁にしたい桜キャスター」佐波優子氏も、政治経済を学びたいとして社会人となってからも予備校に通い、再び大学受験をされていたようですが、私の場合は高卒の資格すらないものだから、今からでは非効率すぎて話になりません(笑)。「昔は貧乏で通えなかったが、カネで解決できるものなら……」といった需要は結構あると思うので、子育てを終えた専業主婦の再雇用もいいですが、自営業者や年金生活者らの要望に応えてくれるような再学習における「規制緩和」も、できることなら公平にお願いしたいところです。大学の側も、国からの補助金が入った中国人留学生を拾ってくるより余程マシだと思います

池田信夫 blog 「異次元緩和」で何も起こらなかった
http://ikedanobuo.livedoor.biz/archives/51891372.html

『リフレ派だった産経の田村秀男記者も認めるように、アベノミクスの景気浮揚効果は「第2の矢」の公共事業だけで、それが終わった今は「息切れ」だ』と語るのはみんな大好き(笑)池田信夫氏。「カンフル剤はむしろ異次元緩和のほうで、公共事業は切らさず続けろ。社会資本整備(投資)は国家が存続する限り永遠に必要だ。もちろんその他の財政政策もガンガン行うし、所得移転によるフォローでさらに規模や厚みを増やす。心配すんな、財源はあるさ!」と続けられない辺りが我々との違いです。

日本の成長に賃上げ不可欠=IMF報告 (時事通信) - Yahoo!ニュース
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140321-00000055-jij-n_ame

「所得上昇を伴わないインフレ率上昇は、成功した改革と言えない」「消費税増税の影響から2014年と15年の実質賃金が下がる」ってIMFさん、今頃になって正論を言ってくれても困ります(笑)。

ポルシェ万次郎 2014-03-22 09:44:51

2071ポルシェ万次郎 ◆Y5JICDib7k:2014/05/07(水) 00:08:27
22. キートン「人間は一生学び続けるべきです。人間には好奇心、知る喜びがある。肩書きや出世して大臣になる為に学ぶのではないのです」

Re.#12 不還さん

>これは素晴らしい案ですね、何らかの理由で若いときに十分に教育を
>受けられなかった人にも朗報になると思います。

若者は人生の先輩に学べて就活のコネまで作れるし、自営業(自由業)のおっさんは女子大生と合コンできる副次効果もあってハッピーだし、定年退職者は老後が充実することでボケ防止(医療費削減)に繋がるし、世間を知らない教授連中には外部から社会人が入ることによる緊張感がいい刺激となるし、大学側は増収増益でウハウハといった具合に、当該「再チャレンジ案(規制緩和)」はいいこと尽くめとなります。

一応、単位が取れたり卒業できたりもしますが、肩書き目的の学生との間で差別化も必要だろうから、「特別修了者」みたいな扱いでよろしいのではないでしょうか。

Re.#18 空き地さん

>「なぜ今なのか?」ってそりゃ議論に時間がかかるからでしょう

属性や程度にもよりますね。長期の「デフレ先進国」たる我が国において「なぜ今なのか?」は我ら共通の想いであり、ほかの脱デフレ政策が思うような成果をあげていないというか、そもそも脱デフレ政策自体が大して実行されていない以上、無理からぬ指摘だと思います。

―――――――――――――――――――――――――――
1988年(名目GDP:386兆円) | 2010年(名目GDP:482兆円)
―――――――――――――――――――――――――――
    法人税: 18.4兆円  |  *6.0兆円
    所得税: 18.0兆円  |  12.7兆円
    消費税: **0兆円  |  *9.6兆円
    相続税: *1.8兆円  |  *1.3兆円
    その他: 12.6兆円  |  *7.8兆円
===========================
    合 計: 50.8兆円  |  37.4兆円
―――――――――――――――――――――――――――

「無慈悲な安定財源」たる消費税を廃止とし、税制をまた以前のような累進性の高い構成に戻すことで、景気の具合によって税率を上げたり下げたりすることを考えなくて済むようになり、島倉原氏が最新のチャンネルAJERの有料動画で懸念されているような「景気循環に対する経済政策のタイムラグ」(議論や採決や実施に時間がかかる)の問題も多少は緩和されるように思います。

ポルシェ万次郎 2014-03-22 12:31:50

2072ポルシェ万次郎 ◆Y5JICDib7k:2014/05/07(水) 00:08:45
54. 疾風ウォルフ 1/2

>大学では教えられない歴史講義 三橋貴明殿への質問状 by 倉山満の砦
http://www.kurayama.jp/modules/wordpress/index.php?p=1209

以下、ミッターマイヤーになれたかどうか分かりませんが、取り急ぎ援護射撃というか、ページ最下部のFB投稿欄にて論点整理だけはしておきました。それはもう疾風のような速さで(笑)。

▼▼▼

>以下の質問状を三橋メルマガのお問い合わせアドレスに送りました

ああ、例の「いつも送り付けられてくる三橋メルマガ」(参照:砦 2013年9月24日)のことですね。

>新自由主義者の誰の、どの著書の何頁で述べられているのか

本来の語源はどうであれ、「ネトウヨ」呼ばわりがイメージダウンを意図した悪質なレッテル貼りなのに対し、三橋氏らが使う「新自由主義(ネオリベ)的」「市場原理主義的」「新古典派経済学的」「シカゴ学派的」などは単なる言葉の短縮や分類の意味でしかありません。何故ならそれらの典型として語られる外国人の移民、外国人労働者の増強、扶養控除の縮小、法人税減税、所得税に上限設定、道州制、雇用の流動性強化などは「単なる政策にすぎない」からです。

「当初の定義や語源や出典を重視し、正確に使い分けるべきだ」との提案はあって構いませんが、CGSの番組における上念獄長のように、コーナー丸々使って「最初の言いだしっぺはそんなこと一言も言ってない!」などと延々やり続けるのは、主題から逸れていると言わざるを得ません。

小泉・竹中・安倍のラインは「新保守主義(ネオコン)的」、或いは「ワクワク系の新保守自由主義」とでも呼ぶのが適切かもしれませんが、いずれにしても「レッテル貼り」を意図したわけでない限り、「三橋氏らが言わんとしていること」に絞った討論を期待しています(たとえば「法人税減税の何が悪い!」「道州制にも色々あるんだ!」とか)。

ポルシェ万次郎 2014-03-23 20:56:16

2073ポルシェ万次郎 ◆Y5JICDib7k:2014/05/07(水) 00:09:00
55. 疾風ウォルフ 2/2

>安倍政権への批判を強める理由に、
>消費増税が挙げられていないのはいずれの理由か

当該メルマガの文脈上、消費税増税を特に「新古典派的」と判断しなかったからだと思われます。思想が「新古典派的」であるか否かを問わず、大多数の国民が「消費税増税は仕方がないこと(既定路線)」と信じ込まされている点は残念ですよね。

消費税は天下の悪税にして「無慈悲な安定財源」(調整機能を持たない欠陥税)なので、これを廃止にするか贅沢税(かつての物品税の進化版)に代替し、不足した財源分を赤字国債の発行で全て賄えば、名目7%、実質5%の経済成長が可能なのに……と思わずにいられません。

●「贅沢税」の課税対象(富の再分配+国産優遇が目的、当方案)
・600万円を超える乗用車(欧州産の高級車、道楽車、スーパーカーを狙い撃ち)
・10万円を超える服飾品(ヴィトンやエルメスなど、欧州産ブランドを狙い撃ち)
・5000円を超える酒類(欧州産の高級ブランドワインを狙い撃ち)

私は個人的に、「消費税増税をして庶民から巻き上げた付加価値を、法人税減税をして大手輸出企業や海外を含めた投資家連中にプレゼントする流れ」も「新古典派的」と分類いたしますが、当該メルマガのように、ここは単に「法人税減税(ただし投資減税を除く)」だけを入れても趣旨は十分伝わったと思います。

また、三橋氏が普段から消費税増税を批判されていることは、倉山塾長もご存知かと思われます。誰も異論のないところでしょう。

追記
何故かコメント欄の投稿に失敗する……。雑誌「SPA!」の『アラサーちゃん』、私も好きで読んでいますよ♪ 護衛艦「たかなみ」ならぬ「たかみな」、イージス艦「こじはる」、ヘリ空母「まゆゆ」などが登場する『まりかセヴン』も、特撮好きなら当然ご存知のことと思います。最近の漫画では『アド・アストラ -スキピオとハンニバル-』などが、『銀河英雄伝説』好きな獄長や塾長にはお勧めですね。

▲▲▲

ポルシェ万次郎 2014-03-23 20:57:07

2074ポルシェ万次郎 ◆Y5JICDib7k:2014/05/07(水) 00:09:21
11. 日本経済の潜在力を信じてはいるも、現政権の経済政策や結果については悲観している。なお、これを「自虐的経済史観」とは言わない。 1/2

感想を書こうと考えた内容に既視感を覚えたため、今日は自分の過去投稿の再掲のみで構成してみます。

>ゼネコンを含めた五十社以上の建設業の皆様にお話をお聞きしましたが、
>「全て」の方々が、「労務単価(人件費)を引き上げて、
>日本国民で人手不足を埋めるしかない」と、仰っています。

▼▼▼

>ファミレスで時給1000円が建設業で2000円になれば供給は増える

ですよね(笑)。建設業者がそれだけの労賃を支払えるだけの価格で政府は仕事を発注する、財源は建設国債、新しい重機を買える、退職した熟練工も呼び戻せるってなもんで、これをどう考えれば「供給能力の低下」「民需の圧迫」に繋がるのか、私にはさっぱり意味が分かりません。

ポルシェ万次郎 2014-01-19 21:41:35

▲▲▲

▼▼▼

それまで失業中であった新規採用者が高い付加価値を創出できるようになるまでの間、熟練工の残業や再雇用、機械設備等々の購入で緩和することになるでしょう。そのためには「確かな先の展望(国土計画の発表、複数年度予算ほか)」と「カツカツではない受注価格の設定」が必要となります。

国内で完全雇用が達成され、猫の手も借りたい環境になったそのときに外国人の手を借りればいい話です。「人件費の安い外国人しか雇えない投資効率の悪い現在の環境」を放置していいわけがありません。

ポルシェ万次郎 2014-01-20 01:14:19

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ポルシェ万次郎 2014-03-29 11:19:51

2075ポルシェ万次郎 ◆Y5JICDib7k:2014/05/07(水) 00:09:39
12. 日本経済の潜在力を信じてはいるも、現政権の経済政策や結果については悲観している。なお、これを「自虐的経済史観」とは言わない。 2/2

>一応、政府は問題を認識しており、今年の4月に予定されていた
>労務単価の見直しを2か月前倒しで適用しました。

▼▼▼

民間にはあれだけ賃上げを求めておいて、政府だけが診療報酬や介護報酬、公共事業の予定価格を渋るのはおかしいわけです。民間のベアに負けない異次元の額を提示し、政府自らが率先して範を示すべきでしょう。

ポルシェ万次郎 2014-03-19 10:32:28

▲▲▲

>現在の安倍政権の「一貫して間違った労働政策」

>実質賃金の切り下げで「国際競争力(厳密には価格競争力)」を
>高めることこそが、日本経済成長の道と「勘違い」しているのです。

▼▼▼

●経済成長率の三原則(当方作成)
・構造改革は進めれば進めるほど経済成長率が低下する→グローバル化抑制へ
・所得格差は拡大すればするほど経済成長率が低下する→税の累進性を高めよ
・政府支出は抑制すればするほど経済成長率が低下する→社会資本整備が重要

※彼らの言う「国際競争力」とは何なのか? 安い労働賃金の調達能力のことではないのか。雇用を流動化させていたずらに非正規雇用を増やし、過度な関税の押し下げで競争を激化させ、消費税増税と引き換えに法人税減税を画策する。国内の労働者の犠牲と引き換えに輸出企業やグローバル投資家を儲けさせたい連中と、安倍内閣との親和性は高いと感じる。

ポルシェ万次郎 2014-03-03 15:03:06

▲▲▲

列島強靭化運動〜上念司〜
https://www.youtube.com/watch?v=5L1GjBipHd8

「スキルのない人でも、お金がちゃんと稼げる公共事業」は重要ですね。やがてはスキルを習得し、熟練工として次世代への技術継承をお願いしたいところです。

ポルシェ万次郎 2014-03-29 11:20:19

2076ポルシェ万次郎 ◆Y5JICDib7k:2014/05/07(水) 00:09:55
31. デフレ脱却に有効な施策はいくつか挙げられるが、中でも強力なのは消費税の即時廃止だろう。これが最良の景気対策だ。 1/2

>朝日放送「教えて!ニュースライブ 正義のミカタ」に出演致します。
>何と、桜組が四名も!

藤井聡氏は「関西弁のおもろいおっちゃん」として、情報バラエティ番組との相性はいいだろうと以前から思っていました。井上和彦氏は「軍事漫談家」として、「たかじん〜」を冠する番組への出演で人気がありますね。他方、ウクライナ情勢が緊迫しているとはいえ、馬渕睦夫氏の地上波出演は意外でした。番組はキーワード「三橋貴明」で勝手に録画されていたので、のちほど視聴させていただきます。

今週の「漫画ゴラク」巻末に掲載された吉本芸人・小籔千豊氏による連載コラムの内容が酷かったです。彼は恐らく、日本政府の債務残高を日本国全体の対外債務(対外純債務)と勘違いしているので、今後の番組出演により、こうした関西タレントや視聴者への啓蒙を切に願います。

>「民主主義」で選ばれた政府が企業の政治活動を制限できないのでは、
>議会制民主主義ではなく資本主義制民主主義になってしまいます。

「グローバル資本 vs 国民経済」の戦いは続きそうですね。「競争の原理(市場原理)」を良い方向に作用させるためには、ゲームを調整、統括する審判の存在は不可欠であり、力の論理に任せた構造が長続きするとは思えません。

外国人労働者介護・家事に拡大 首相「女性活躍へ活用」 産経新聞 4/5
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140405-00000074-san-bus_all

政府が介護報酬や医療報酬、公共事業の労務単価などを引き上げて民需(この場合は賃上げ)を喚起、所得の上昇に伴う購買力の上昇を民間にも誘発することが脱デフレ(総需要不足の解消)に必要な第一歩のはずなのに、「コスト削減!」「供給制約ガー!」を叫んで邪魔をするのはやめていただきたいものです。

根底にあるのは、「日本の内需は成長しない。人件費を筆頭に、あらゆるコストは悪でしかない。価格調達力をつけ、世界へ打って出るしかない」みたいな自虐的経済史観や財政均衡主義、或いは新自由主義や市場原理主義の思想だと思います。

一部の産業分野ではなく、全体で需要超過が発生(完全雇用を達成)したときに初めて、規制緩和(雇用の流動化)コスト削減、民営化等々を考えるべきですね。

ポルシェ万次郎 2014-04-05 12:02:33

2077ポルシェ万次郎 ◆Y5JICDib7k:2014/05/07(水) 00:10:18
32. デフレ脱却に有効な施策はいくつか挙げられるが、中でも強力なのは消費税の即時廃止だろう。これが最良の景気対策だ。 2/2

増税前「100円(税込み) → 増税後「100円(税抜き)」 これはイカンでしょ
http://gahalog.2chblog.jp/archives/52272936.html

日本料理はともかく、イタリアンやフレンチでは輸入食材の値上げもあることから、上記の記事のような便乗値上げはガンガン行って構わないと思います。物価や所得は年々上昇するのが当たり前なので、一刻も早く本来の正常な経済に戻すべきですね。

先月は消費税増税前の駆け込み消費で毎日外食、遅ればせながらウォシュレットを購入(「供給制約で工事に一年待ち」は嘘だった)、満足のいく電動アシスト自転車を9万円程度で購入しました。こうした自分の消費傾向を考えると、第2四半期の消費者全体の反動減が怖いです。

子育てママさんのための三人乗り電動アシスト自転車への補助の必要性を、今回の自己購入で改めて痛感しました。ヤマハやパナソニックも潤うし、鍵が堅牢なので窃盗被害も減るし、国民は健康になって医療費負担も下がるしといいこと尽くめです。

こうした犯罪抑止に資する三人乗りの電動アシスト自転車やドライブレコーダー購入への補助のほか、食料自給率向上に資する完全米飯給食(無料)の推進や飲食店を含めた産地表示義務の強化など、国民生活の向上を念頭に置いた「あらゆるセコイ施策(隠れ非関税障壁)」を講じ、内需拡大に汗をかくのが政治家の仕事だと私は思っています。

政治的に実現が難しかろうが、田母神新党がもしあるのなら党名は「消費税廃止党」にすべきでしょう。『消費税は廃止!→何を馬鹿な。財政再建はどうするんだ?→そもそも日本は借金大国ではない!→何だって?』といった展開に持って行けるので、日本国民のリテラシー向上に繋がります。まあ、党名は「経世済民党」や「国民経済党」が無難なところでしょうか?

追記
どうでもいいことですが、コメント欄にたまに出没する某「アノニマス厨」の被害妄想、彼の精神状態が心配だ……。

ポルシェ万次郎 2014-04-05 12:02:59

2078ポルシェ万次郎 ◆Y5JICDib7k:2014/05/07(水) 00:12:26
25. 各種の指標が改善している? それは金融緩和だけの成果か? 量的緩和と公共事業、それぞれのGDP(2013年)への寄与度を考えよ。 1/6

>日銀が国債を銀行から買い、新規に日本円を発行するのは止めませんが、
>その日本円を「所得創出」のために誰かが使え、という話

まずは消費税を廃止し、足りなくなった財源を全て赤字国債の発行で賄いましょう。そして公共事業のような「供給が不足気味な分野」への財政支出を今後も積み増して行くことをコミットしつつ、防衛産業のような「供給が余っている分野」への支出も当然行い、加えて交通量に応じた高速道路の無料化および割引、初婚&第三子以降の出産手当てなどへの再分配政策で支出全体にも厚みを作り、予算総額を増やすことが最重要課題だと私は考えます。

民間のベアは歓迎しておいて、政府の労務単価アップとなれば「民需圧迫ガー」「需給曲線ガー」は思想がおかしいでしょう。「TPPはくれてやれ」とか言っている人たちは、国力とは何か、国民経済とは何か、経世済民とは何かを考えた方がいいです。

>各公共事業の予定価格を引き上げれば、普通に事業は落札され、
>現在の日本にとって最も必要な「通貨の支出」が実行されます

予定価格が上がることで賃金も上昇、それは引退した熟練工や生活保護受給者が現場復帰する動機にもなるし、工期短縮に資する重機等々の購入も進むというものです。今はまだ一部産業に限った話であったとしても、現在の旺盛な需要を供給が追いかける環境というのは、問題(供給不足)を解決しようとする力が自然に作用します。フィリップス曲線に基づく適度なインフレがベストだとして、それを超過した悪性インフレにもそうした良い部分が多少はある一方で、デフレには百害あって一利もないということですね。

ポルシェ万次郎 2014-04-07 13:28:36

2079ポルシェ万次郎 ◆Y5JICDib7k:2014/05/07(水) 00:12:41
26. 各種の指標が改善している? それは金融緩和だけの成果か? 量的緩和と公共事業、それぞれのGDP(2013年)への寄与度を考えよ。 2/6

>現在の日本には東北の復興、首都直下型地震・南海トラフ巨大地震への対応、
>老朽インフラのメンテナンス、そして東京五輪に向けたインフラ整備と、
>「やらなければならない公共プロジェクト」が目白押しなのです

●今の環境における公共事業の意義や予定価格引き上げの是非を考察
・公共事業は必要だから増やす。年々増えていくべき性質なため、減らすは亡国
・国内全体に多大な供給能力(失業者・遊休資産)を抱える日本には余力がある
・総需要が不足している現在、さらに増やしたところでこれといった弊害がない

ノーベル経済学候補(笑)・飯田泰之氏による「飯田砲」が味方であるはずのマンデルマンデルうるさいリフレ派に向けて炸裂した今、論点になり得る弊害らしい弊害は民需圧迫くらいでしょうか? しかしながら、たとえば「政府からの仕事の依頼が10ポイント増えた一方で、工賃が上がったために民間からの仕事の依頼が2ポイント減ってしまった。やがてその2ポイントのマイナス分も、所得の増えた人たちからの仕事の依頼で4ポイントに増えた」これの何が問題なのかと思います。

全てにおいて民間からの仕事の依頼の方が費用対効果や費用便益分析的に優れているため、政府は邪魔をするなって思想でしょうか? 政府が価格を引き上げようが引き上げまいが、そもそも「市場利子率>投資効率」なために民間が投資しないことがデフレ(総需要の不足)の問題なのだから、その「総需要の不足」が解消していない現在の環境に諸々の「供給制約」の問題を適用すべきではありません。

「景気対策としての公共事業」という側面はひとまず除外し、今の公共事業の量はこのままで十分なのかと問えば、震災や五輪がなかったものとしてなお、圧倒的に足りていないことは誰の目にも明らかです。これまで散々減らしすぎことを問題視すべきでしょう。ここまでで反論ありますか? なければ「景気対策としての公共事業」という側面から、弊害についてを考察します。

ポルシェ万次郎 2014-04-07 13:29:05

2080ポルシェ万次郎 ◆Y5JICDib7k:2014/05/07(水) 00:13:05
27. 各種の指標が改善している? それは金融緩和だけの成果か? 量的緩和と公共事業、それぞれのGDP(2013年)への寄与度を考えよ。 3/6

仮に「財政支出に使える予算は限られている。赤字国債の発行はこれ以上行えない。よって、公共事業に振り分けた分だけ、防衛費やその他の予算を増やすことができなくなる」みたいな制約があるのなら、「財政政策は公共事業だけではない。公共事業万能論ガー」との批判は一理あるでしょう。しかし現実はそうでなく、「財源はデフレ」である以上、保守と目されるあらゆる愛国勢力は「量的緩和のリスク」や「景気対策としての公共事業の弊害」を訴える以上に、本来は「公共事業以外の財政拡大」で共闘できるはずなのです。「黒田日銀はさらなる追加緩和を!」については、「あんた、アベノミクス前に仕込んだ株でさらに儲けたいだけだろう」以外の感想はありません。

>いや、わかっているんですよ。単に、国内の実質賃金上昇が嫌なだけです。
>彼らの頭の中において、市場は「グローバル」しかないのです。
>要するに、日本国民の所得上昇と、内需拡大で成長することを信じられない
>経済的自虐主義者たちというわけです

まさに仰る通り! 下記は再掲ですが、全面的に賛同いたします。

▼▼▼

外国人労働者介護・家事に拡大 首相「女性活躍へ活用」 産経新聞 4/5
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140405-00000074-san-bus_all

政府が介護報酬や医療報酬、公共事業の労務単価などを引き上げて民需(この場合は賃上げ)を喚起、所得の上昇に伴う購買力の上昇を民間にも誘発することが脱デフレ(総需要不足の解消)に必要な第一歩のはずなのに、「コスト削減!」「供給制約ガー!」を叫んで邪魔をするのはやめていただきたいものです。

根底にあるのは、「日本の内需は成長しない。人件費を筆頭に、あらゆるコストは悪でしかない。価格調達力をつけ、世界へ打って出るしかない」みたいな自虐的経済史観や財政均衡主義、或いは新自由主義や市場原理主義の思想だと思います。

一部の産業分野ではなく、全体で需要超過が発生(完全雇用を達成)したときに初めて、規制緩和(雇用の流動化)、コスト削減、民営化等々を考えるべきですね。

ポルシェ万次郎 2014-04-05 12:02:33

▲▲▲

「名目3%、実質2%の成長を達成できれば……」とか、志が低すぎるだろうって思います。

ポルシェ万次郎 2014-04-07 13:29:31

2081ポルシェ万次郎 ◆Y5JICDib7k:2014/05/07(水) 00:13:22
28. 各種の指標が改善している? それは金融緩和だけの成果か? 量的緩和と公共事業、それぞれのGDP(2013年)への寄与度を考えよ。 4/6

続 日本は世界一の緊縮財政国家|ひろのひとりごと
http://ameblo.jp/hirohitorigoto/entry-11541471921.html
 政府支出の増加率(年平均ランキング) ※2000〜2010年
 http://hirohitorigoto.info/data/097_2_lb.jpg
 政府支出増加率と名目GDP成長率の関係 ※1990〜2012年
 http://hirohitorigoto.info/data/098_2_lb.jpg

廣宮孝信の「国の借金」“新常識” 世界各国過去32年分データを解析:政府総支出と名目GDPの相関関係極めて高い。小泉政権は政府総支出増加も名目GDP増加も世界最低水準!デフレ日本には大胆な財政出動必要!!
http://grandpalais1975.blog104.fc2.com/blog-entry-563.html

上記はここでも何度か紹介させていただいたエントリーですが、財政政策の必要性については既に「正解」は出ているでしょう。軍事、土建、資源、電力、交通網、病院ほか、国家や国土のあらゆる脆弱性を解消し、財政フルスロットルで中国共産党との戦争に備えるべきと考えます。「カイゼンにより、より効率化しようとする能力」を筆頭に、日本の「問題を解決しようとする能力」に信頼すべきところを、デフレのせいで国民が努力することも許されない状況は何とも歯がゆいです。

なので、以下に賛同できる政治家や言論人で、新党「経世済民党」をお願いしたいと思います。

ポルシェ万次郎 2014-04-07 13:29:57

2082ポルシェ万次郎 ◆Y5JICDib7k:2014/05/07(水) 00:13:37
29. 各種の指標が改善している? それは金融緩和だけの成果か? 量的緩和と公共事業、それぞれのGDP(2013年)への寄与度を考えよ。 5/6

【世界観(ビジョン)】
神話が生きたまま現在も続いている国は、世界で唯一日本だけとなる。現世に高天原を実現し、世界中から広く尊敬される日本でありたい。政治、経済、文化などで、世界に対し一定の影響力を保持したい。中国や韓国や北朝鮮といった、反日のならずもの国家に侮られたくない。ジャパンコンセンサスにより、この世から貧困、戦争、民族浄化、人権侵害を根絶したい。日本が日本らしく、日本語が日本語らしく、日本人が日本人らしく、地球が滅びる最後の日まで繁栄させたい(国体護持)。日本が世界のリーダー、次世代の覇権国となることが、地球人類に幸福をもたらす。全人類にとってそれが最良の選択であるため、日本にはトップランナーであり続ける義務がある。アメリカが「軍産複合体」「世界の警察」であるなら、日本はインフラストラクチャーのプロジェクトを輸出できる国家、災害支援で空母を派遣できる国家として「ハイパー土建国家」を目指したい。

【政策(ポリシー)】
GDPで世界一になる。格調高い自主憲法を制定する。国連常任理事国になる。強い国軍(帝国陸海軍)を復活させる。核兵器保有国になる。拉致被害者全員を取り返す。第二次大戦後、ソ連と韓国に奪われた自国領土を奪還する。東京裁判史観を修正する。中韓との情報戦に勝利する。天皇の靖国参拝を政治的に可能な環境にする。

【大戦略(グランドストラテジー)】
あらゆる国家主権を手放さず、強化する方向で考える。デフレを脱却して成長路線(名目7%、実質5%の経済成長)に復帰、強い経済により強い軍隊を創る。再分配政策を見直すことで、中間層に厚いかつての一億層中流社会を目指し、高い経済パフォーマンスを取り戻す。ASEANとの連携を強化し、対中、対韓、対北の包囲網を形成する。日米同盟を深化させる。東欧や北欧など、ソ連の被害国との連携を模索する。占領憲法を部分的でもいいのでまずは改正(停止や削除)させる。中韓の反日教育をやめさせる。

ポルシェ万次郎 2014-04-07 13:30:31

2083ポルシェ万次郎 ◆Y5JICDib7k:2014/05/07(水) 00:13:52
30. 各種の指標が改善している? それは金融緩和だけの成果か? 量的緩和と公共事業、それぞれのGDP(2013年)への寄与度を考えよ。 6/6

【作戦(オペレーション)】
国債を財源とし、防衛費と公共事業費の支出を大幅に増やす。自衛隊員と公務員の数を増やすことで、今すぐ数十万人規模の雇用を創出する。武器輸出三原則を撤廃する。新幹線の輸出と引き換えに、アメリカより空母を購入する。税の累進性を強化し、逆進性の高い消費税は撤廃する。憲法7条4号や96条の改正、憲法9条2項や前文の停止など、国民から過半数の合意が得られやすい部分改正から提案する。外務大臣や首相がASEAN諸国、中央アジア諸国、東欧諸国、台湾やパラオを歴訪する。総理大臣が毎月のように靖国神社へ参拝する。特定国に憎悪の意識を植え付ける教育は人種差別、精神的児童虐待に当たるとして、国連の各機関を通じて中韓に圧力をかける。

【戦術(タクティクス)】
新幹線網と高速道路網を構築し、都市と地方とのクラスター化を図る。道路インフラには「混雑税」の概念を導入、渋滞の減少に努める。救難飛行艇、潜水艦、戦車などを海外の友好国へ輸出する。空母打撃群や海軍陸戦隊(海兵隊)を創設する。階級や艦船の呼称をグローバルスタンダードに改める。消費税の代替として「贅沢税」を提案する。中韓の反日振りに対し、テレビや新聞が「報道しない自由」を行使するのなら、政治家がカメラの回っている場面で発言し、世論に対し問題提起を行う(総理や閣僚が生放送で、「天皇陛下への侮辱を謝罪するまで、『日王』という意図的な蔑称を改めるまで、韓国との首脳会談は行わない方針だ」と発言するなど)。

以上、「コメント欄における特定勢力の占有率」が問題視されていたので、久しぶりに長文を投稿させていただきました。くらえもんさんほか、たまに投稿される何人か以外に、最近は参考となるコメントが少ないのが残念です。。。 もっと悪態ついた方がレス貰えるかも?

建設業の年収が平均より70万円安いというのはデマです - Togetterまとめ
http://togetter.com/li/645335#c1428226

参考となるコメントといえば、上記のmimimimi14さんのコメントはキレキレですね。この期に及んでも「一貫して安倍全面支持」の人(キベンジアン?)がどういう思想の人なのか、それが露呈したやり取りだと思います。

ポルシェ万次郎 2014-04-07 13:30:51

2084ポルシェ万次郎 ◆Y5JICDib7k:2014/05/07(水) 00:14:08
75. Re.#67 夢見る親父さん

>私は「未来世紀ジパング」という番組が好きです

日本での本日放送回(もう昨日か)は、「知られざる親日国・ポーランド」でした。

知られざる親日国・ポーランド
http://www.tv-tokyo.co.jp/zipangu/backnumber/20140407/

番組サイト、バックナンバーで画像やお蔵入り映像を見て回るだけでも面白いですよね。タレントの坂下千里子氏が「ポーランド孤児」の件を知らなかったことが印象的で、そういったエピソードこそ学校で教えろよ(下記参照)って思います。

●義務教育(中学校)における社会科授業の拡充案(社会科Ⅱの新設)
・中学一年:社会科Ⅰ(地理)|社会科Ⅱ(偉人伝、英雄伝)
・中学二年:社会科Ⅰ(歴史)|社会科Ⅱ(伝統、文化、民族、宗教、神話、天皇)
・中学三年:社会科Ⅰ(公民)|社会科Ⅱ(歴史認識、領土、領海、地政学、軍事)

「中学二年生の『社会科Ⅰ』で歴史を習うとき、前年の『社会科Ⅱ』で事前に偉人伝を勉強していれば、馴染みの人物が再び登場することで習熟度は飛躍的に向上するだろう。そして我が国の長大な伝統文化を『社会科Ⅱ』に分離することで、これまでのように縄文時代から江戸時代で時間を使いすぎる失敗もなくなり、最も重要な近現代史に重点を置いた授業が可能となる。中学三年生の『社会科Ⅱ』ではいよいよ、海外や海外掲示板や動画コメント欄で外国人と対峙した際のディベート術や、世界各国に主張、発信、拡散すべき日本の歴史認識についてを学習してもらう。現在の1.5倍となる社会科の授業時間の確保は、土曜日の登校(給食を食べさせたのち帰宅させ、午後は補習授業に充てる)を復活させるほか、英語の授業を削って確保すればいい。小学校では伝統文化の科目を設け、将棋や着物について教えたい」

※上記は政経アニメ原案「アイドル新党なでしこ!(第26話)」からの転載、当方案。

今日はコメント欄が静かでした……。

ポルシェ万次郎 2014-04-08 00:52:37

2085ポルシェ万次郎 ◆Y5JICDib7k:2014/05/07(水) 00:14:23
59. 長期デフレによる自虐的経済史観と均衡財政主義により価格転嫁を忘れた政府。人件費は削減すべき無駄(コスト)ではなく、家計の購買力だ。 1/4

>【東田剛】ここまで墜ちたか
http://www.mitsuhashitakaaki.net/2014/04/09/korekiyo-91/

毎週の替え歌、恐るべき創作能力ですよね。「♪イジ イジ イジ イジ イジ イジ 異次元緩和」でお茶吹いた(笑)。

>安倍総理は「働く女性は素晴らしい。主婦はダメ」という価値観でも
>持っているのでしょうか

これも「♪竹中ワクワク Take it easy」の影響でしょうか、そもそもの資質だったのでしょうか? まあ、以前より片鱗を伺わせてはおりましたが、それも変えられるし、下野して少しは勉強しただろうと思っていた人には残念な結果です。割りと早い時期から「岸とか古賀とか……」といった具合に、動画サイト「超人大陸」等々で岸博幸氏と古賀茂明氏を批判されていた中野剛志氏はさすがっスよね。

以下、私の過去の著述(主に政経アニメ原案)からも、関連部分を会話形式でご紹介。

「男性ほど活発に働けない女性や障害者については、役所がまとめて優先雇用すべきね。そして役所内に保育所を作るのが合理的でいい。なお、共働きは離婚率が高いというデータもあるので、扶養控除の拡充や長子相続の復活を検討すべきかも。働きたい女性の権利を守りつつ、専業主婦でもやっていける社会が本来的に望ましい。フェミニストらによる、専業主婦を選ぶ女性がグウタラであるかのような誘導、『権利を主張する女』の側に立って一緒に戦わない女への敵意は止めさせるべきよ。『女性らしさを押し付けてはいけない』とかいう割りに、自らの決して普遍的とは言えない『自立した女性はこうあるべき』という価値観を強要しようとする辺りに、彼女らフェミニストの矛盾や欺瞞を感じるわ」

「歪んだ男女の平等を唱え、専業主婦叩きを始めてから少子化に拍車がかかったことは明白だ。そして良いか悪いかは別にして、女性の学歴と出生率が反比例するのも世界共通の厳然たる事実である。女性に対する規制が差別的に厳しいイスラムでは、少子化に悩む先進諸国に比して高い出生率を維持し続けているわけで、私はその中間くらいに正解があるように思う。私は専業主婦の復権を目指したい」

ポルシェ万次郎 2014-04-09 18:54:14

2086ポルシェ万次郎 ◆Y5JICDib7k:2014/05/07(水) 00:14:36
60. 長期デフレによる自虐的経済史観と均衡財政主義により価格転嫁を忘れた政府。人件費は削減すべき無駄(コスト)ではなく、家計の購買力だ。 2/4

Re.#29 夢見る親父さん

>今のアメリカの株価を見ても判りますが、史上最高値を更新してます

現在の日米欧の株高については、それが実体経済の堅調さが素直に反映された株価なのか、量的緩和で一時的にかさ上げされた株価なのか、後者であるのなら、実体経済への波及はどの程度期待できるのかなどが焦点ですね。カンフル剤としての量的緩和は、出口戦略をどう考えるのかも重要となります。

>もう既に、異次元金融緩和で人手不足になってます

一昨日も私、「各種の指標が改善している? それは金融緩和だけの成果か? 量的緩和と公共事業、それぞれのGDP(2013年)への寄与度を考えよ」と題して書きましたが、それら因果関係を証明して説得力を持たせるためには、やはり「インフレ期待によりこれだけ貸し出しが増えた。企業の設備投資がこれだけ増えた」みたいな論理がほしいところです。

また、「マネタリーベースを拡大しても物価上昇しないならば、日本は無税国家になれる!」に対しては、三橋氏のように「極論だ!」と断じてもいいですが、「マネタリーベースを拡大しても物価上昇しないが、消費税を無税にした分を赤字国債で賄えば(国債を発行すれば)物価上昇する。つまり、マネタリーベースを拡大しても物価上昇しない一方、実体経済への働きがけの方は総需要に直接影響を与える(物価上昇する)ため、無税国家にはなれない」とするのが正しいでしょう。

無税にする対象として消費税のみを上記の例に挙げたのは、いつも私が言う「税の役割」を考慮してのことです。徴税には財源を確保する「安定財源性」以外の目的があるため、たとえ日本が産油国になったとしても、無税国家にすべきではありませんので念のため。

>仮に多額の賃金を払って人材をかき集めることは
>他の産業の足を引っ張ることにもなります。

現在の低すぎる賃金の是正はやるべきです。政府が率先して賃上げを牽引し、民間への波及を促してこそデフレ脱却が可能となります。総需要の不足、つまりはデフレを完全に脱却したあと、公務員の人件費削減を筆頭に、より効率的な供給能力の使い方を考えるべきです。

ポルシェ万次郎 2014-04-09 18:54:41

2087ポルシェ万次郎 ◆Y5JICDib7k:2014/05/07(水) 00:14:52
61. 長期デフレによる自虐的経済史観と均衡財政主義により価格転嫁を忘れた政府。人件費は削減すべき無駄(コスト)ではなく、家計の購買力だ。 3/4

Re.#32 lautbintangさん

>あと保育所を増設しろという話もよくありますが
>わたしはイマイチ賛成できませんね

同感です。そもそも子供の数は減ってきているのに保育所が足りなくなっているというおかしな現状、大都市では特に出生率が低下している原因を考えれば、現在の「女も仕事を持ってこそ一人前。専業主婦は怠惰」みたいな風潮の誤りを先に是正すべきでしょう。

もちろん、夫の賃金が下がって共働きに出なければならない事情もあるだろうから、名目7%、実質5%の経済成長、或いは防衛費対GDP比2%、公共投資対GDP比6%(下記参照)のターゲティングにより、是が非でもデフレを終わらせる必要があります。

第1−3−17図 リーマンショック後の公共投資対GDP比の国際比較 - 内閣府
http://www5.cao.go.jp/j-j/wp/wp-je13/h05_hz010317.html
公共事業の動向(日本と主要国)※公的固定資本形成対GDP比(1960〜2012年)
http://www2.ttcn.ne.jp/honkawa/5165.html

「防衛費対GDP比2%? 公共投資対GDP比6%? 戦争でもやっているのか!」などと叱られそうですが、これはあくまで平時のベストな割合を私なりに研究したもので、失われた15年を「戦争状態(年間の自殺者が一万人かさ上げ)」と考えるなら、デフレの今はもう少しそれぞれの比率を高めて問題ないとすら思っています。

あと、都知事選のときにも福祉政策として少し書きましたが、私は小中学校の空き教室を学童保育だけでなく、託児所や保育所、塾やカルチャーセンターとしても解放し、「幼保老の一元化」を推進すべきと考えています。外部からの監視の目により、教職員の能力は向上し、いじめや体罰は減り、地域コミュニティの強化にも資する上に、財政上の負担も少なくて済みます。給食は完全無料とし、復活させた土曜授業も給食後に下校させれば働く主婦の負担は軽減され、習熟度の低い子供は無料で午後の補習(校内私塾)が受けられるといった具合に、教育格差の是正にも大いに資するでしょう。

ポルシェ万次郎 2014-04-09 18:55:05

2088ポルシェ万次郎 ◆Y5JICDib7k:2014/05/07(水) 00:15:08
62. 長期デフレによる自虐的経済史観と均衡財政主義により価格転嫁を忘れた政府。人件費は削減すべき無駄(コスト)ではなく、家計の購買力だ。 4/4

Re.#44 フットさん

>本日、テレビで「借金大国日本」というのが放送されますね

あれは本来、「借金経済主体日本政府」か「金満ケチケチ緊縮大国日本」と呼ぶべきでしょうね(笑)。

さて、いま店頭に並んでいる「コミックゼノン」に掲載の漫画『コシェルジュ プラチナム』にて、橋下大阪市長をモデルにしたであろう人物に対し、「幼児性を残したプライドの高い理想主義者」と分析する描写がありました。

橋下批判といえば上念司氏、適菜収氏による痛烈な橋下批判に触れて橋下支持を考え直したみたいなことを以前にペラちゃん……じゃなかった、ラジオ「夕焼け寺ちゃん」か何かで言っていましたし、同じく適菜氏による安倍批判にも耳を傾けてみて、安倍支持を少しくらい考え直してくれたらと切に願います。仲間内で固めた言論をはみ出せない決まり、制約でもあるのでしょうか?

紙面が余ったのでTPPについて語ります。交渉に参加しなかった場合の未来を覗くことができない以上、どちらが良かったかの単純な比較は難しいですが、「TPPへの参加は俺も大反対だが、アメリカとの付き合いで参加を表明しておいた方が国益に適う。必ずグダグダになるから心配すんな」といった主張だったなら、現状分析において一定の説得力はあったしょう。

しかしながら 現状は「野球拳で意外に脱がされず頑張っている(結果論)」だけの話であって、相手の男の裸を見ても嬉しくない(「攻めるべきもの」がない)のに比べ、こちらは脱がされてしまう危険性が常に残るという状態に変わりはありません。或いはDQNとの飲み会に例えてもいいでしょう。彼女を信じて待つのもいいですが、そもそも彼氏ならそのようなハレンチな会合へ出席させるなということで、TPP交渉参加の是非を論じる際に、論点の外れた言説を振りまくなという話になります。

ポルシェ万次郎 2014-04-09 18:56:41

2089ポルシェ万次郎 ◆Y5JICDib7k:2014/05/07(水) 00:15:23
29. 先に需要があり、それを解決しようとする力が働き、あとから供給も増えていく。そんな当たり前の経済成長を思い出せ! 取り戻せ!

Re.#23 空き地さん

>建設業の人手不足

公共事業について、消費税増税前の駆け込み需要による建設ラッシュや急激な円安によるコストプッシュインフレが一段落し、デフレ慣れした政府がいよいよ公共事業における予定価格の引き上げを検討し始め、労務単価が上がることで引退した熟練工や生活保護受給者が現場復帰する動機が高まり、工期短縮に資する重機等々の購入も進み、入札不調の増加に歯止めがかかって工事は捗り、やがて物価上昇やそれ以上の所得上昇の優等生たる分野になることを私は期待しています。

個人的に、過度に煽られた「人手不足」に疑義を感じる次第です。

公共工事の「労務単価」、2月から7.1%上げ 国交省 :日経【1/30】
http://www.nikkei.com/article/DGXNASGC3002F_Q4A130C1PP8000/

中長期的には別途、複数年度で予算を組む戦術、「国土計画」(最終策定年1998年)や「経済計画」(最終策定年1999年)を策定するなどの大戦略、「アメリカが軍産複合体なら、日本はハイパー土建国家で生きて行く!」といった世界観を示すことで、ピーク時より半減した公共事業の供給能力を回復させることが肝要となります。

日本から長期計画がなくなって久しいわけですが、具体的には「第六次全国総合開発計画」を発表、先日も披露したような名目7%・実質5%の経済成長と、防衛費対GDP比2%・公共投資対GDP比6%のターゲティングにより、デフレをさっさと終わらせたいですね。

政経アニメ「アイドル新党なでしこ!」 新幹線と高速道路の大整備計画を発表
http://www.zenkasya.com/profile/04_03.html#第27話Bパート

より具体的な「正解」は上記ページをご参照ください(あのべてらんずさんも絶賛してくれた政経アニメ原案)。漫画『トリコ』のキャラクター達が生涯をかけて「理想のフルコース」を探求するのと同じように、私の「理想の政策、国家戦略」は上記原案でほぼ完成しています。偉大な先人たちのおかげでもあり、約半分が三橋成分で構成されています。

ポルシェ万次郎 2014-04-10 16:16:18

2090ポルシェ万次郎 ◆Y5JICDib7k:2014/05/07(水) 00:15:38
2. いくつか想定される結果の一つに対するカウンター、政治的テクニックとしては理解するが、どうも本筋ではないようにも思える。 1/2

ひろさん、どうもご無沙汰しております(半年ぶりくらいの書き込み)。実現可能性はともかく、本来は次のような案が望ましいと私は考えます。

●2014年度政府予算案(左)と当方案(右) ※消費税は廃止で計算(億円)
社会保障関係費:305,175 → 500,000
文教及び科学振興費:54,421 → 100,000
国債費:232,702 → 240,000
恩給関係費:4,443 → 5,000
地方交付税交付金等:161,424 → 300,000
防衛関係費:48,848 → 100,000(防衛費対GDP比2%)
公共事業関係費:59,685 → 120,000(最盛期水準)
そのほか:92,126 → 135,000
計:958,823 → 1,500,000
-------------------------------------------
歳出(兆円):95.9 → 150.0
税収(兆円):50.0 → *40.0

上記は今さっき10分で作った「やっつけ」の予算案ですが、今後はさらなる異次元の量的緩和(日銀による国債やETFなどの資産買い入れ)でインフレ期待、為替効果や資産効果を狙うのではなく、110兆円の国債発行により歳出を1.5倍に増やし、財政フルスロットルで「デフレという名の恐慌状態(戦争状態)」からの脱出を図りたいものです。

中長期的には別途、複数年度で予算を組む戦術、「国土計画」(最終策定年1998年)や「経済計画」(最終策定年1999年)を策定するなどの大戦略、「アメリカが軍産複合体なら、日本はハイパー土建国家で生きて行く!」といった世界観を示すことで、ピーク時より半減した公共事業の供給能力を回復させることが肝要となります。

日本から長期計画がなくなって久しいわけですが、具体的には「第六次全国総合開発計画」の発表、名目7%・実質5%の経済成長、防衛費対GDP比2%・公共投資対GDP比6%のターゲティングなどを考えています。

ポルシェ万次郎 2014-04-11 02:15:11

2091ポルシェ万次郎 ◆Y5JICDib7k:2014/05/07(水) 00:15:52
3. いくつか想定される結果の一つに対するカウンター、政治的テクニックとしては理解するが、どうも本筋ではないようにも思える。 2/2

>財政出動については供給制約のかかっていない
>他の分野(研究投資や給付、減税など)にも拡充していくべきですね

減税であれば、まずは「無慈悲な安定財源」たる消費税を廃止し、足りなくなった財源を全て赤字国債の発行で賄いましょうよ。そして公共事業のような「供給が不足気味な分野」への財政支出を今後も積み増して行くことに政府がコミットしつつ、防衛産業のような「供給が余っている分野」への支出も当然行い、加えて交通量に応じた高速道路の無料化および割引、初婚&第三子以降の出産手当てなどへの再分配政策(下記参照)で支出全体にも厚みを作り、予算総額(国債発行総額)を増やすことが最重要課題だと私は考えます。

●デフレ期に求められる物価上昇策各種
1.通貨発行を財源とした量的緩和(日銀による国債やETFなどの資産買い入れ)
2.国債発行を財源とした所得移転(○○手当て、年金、生活保護、減税、無料化)
3.国債発行を財源とした政府支出(公務員増、防衛費増、公共事業費増ほか)

※【2】と【3】は【1】との併用も有効。数字が上がるほど脱デフレ効果は高い。

●即効性の高いデフレ対策
・およそ2年をかけ、毎年の公共事業費を現在の2倍の基準に引き上げる
・自衛隊と海保の人数を合わせて5万人増強、防衛費も現在の2倍超に引き上げる
・初婚祝いに30万円と各種補助、第三子以降の出産祝いに200万円を支給する
・高速道路料金をその交通量に応じ、割引きまたは無料にする(混雑税の概念)
・消費税は廃止とし、贅沢品にのみ課税する「贅沢税」(物品税の進化版)に代替

※「鹿しか走らない」地方路線の高速道路の殆どは7割引きから無料とする(首都高は逆に値上げ)。料金を安くした分だけ、それなら高速道路を利用しようかというドライバーの動機へと繋がるため、割引きした分の政府負担は意外にも年間わずか3000億円前後で済むと思われる。「供給制約」が皆無な賢いお金の使い方。

ポルシェ万次郎 2014-04-11 02:15:37

2092ポルシェ万次郎 ◆Y5JICDib7k:2014/05/07(水) 00:16:09
8. 私が神様か宗教家だったとして、民間の消費欲や投資欲を自在に操れるとしても、民需のために公共事業を犠牲にはしないだろう。 1/2

>本日も7時からTOKYO MX「モーニングCROSS 」に出演し

視聴しました。自説を余裕をもって喋らせてもらえる番組はいいですね。TVタックルなんて、スタジオ出演よりVTR出演の方がオイシイと思えるくらい、大勢の中に埋もれてまともに主張させてもらえません。

モーニングCROSS 2014-04-10 - ニコニコ動画GINZA
http://www.nicovideo.jp/watch/sm23296352

山口真由さんでしたか、例の小保方会見の解説が非常に分かりやすかったと思います。あれも解雇を回避して2年くらい粘り、「間違いでした。勘違いしていました(悪意はない)」といった結末が狙いなのか、しかし最後はバレるような捏造をする動機もないだろうし、不可解な事件です。

マツコ・デラックスが楽天市場での鯨肉販売禁止に「楽天はそういう会社」「そこが日本のネットショップ最大勢力なのは不幸」とコメント
http://www.watch2chan.com/archives/38167722.html

TOKYO MXほか、読売テレビ、関西テレビ、テレビ大阪などもそうですが、こういったローカル局の緩さや攻めの姿勢を在京キー局は見習うべきですね。

>こちらは彼らのレトリックを一つ一つ潰していくわけですが、
>いつの間にかループしていたりするわけなので、始末に負えません

マンデルマンデル言わなくなったと思ったら、「官は民の需要を奪うな。人件費ガー」とか言い出す勢力も該当しますか。。。ああ、日本のGDPに占める輸出依存度が印象とは違って低いことを知ると、「なおさら輸出を伸ばす余地がある」などとして結論を変えない司会者もいましたね。

>というわけで、安倍総理の法人税減税の理由は、「最近」は
>「国際競争」のようでございます。来月には変わっているんでしょうが

来月は「国際協調」とかじゃないですか(笑)。「統一されたルールの下で競争し、公平性を担保する必要がある」とか何とか捻り出すのかもしれません。

ポルシェ万次郎 2014-04-11 09:09:43

2093ポルシェ万次郎 ◆Y5JICDib7k:2014/05/07(水) 00:16:24
9. 私が神様か宗教家だったとして、民間の消費欲や投資欲を自在に操れるとしても、民需のために公共事業を犠牲にはしないだろう。 2/2

>日本企業すら「儲からない」という理由で投資しない国

「国内企業すら『儲からない』という理由で投資しない環境、それがデフレの国、現在の日本」という現状分析ですね。日本に解決するだけの高い潜在能力があることと、解決方法が単純な法人税減税という「エサ」でないことは、三橋ブログの読者なら誰でもよく理解しております。

なので、法人税減税ではなく消費税廃止、量的緩和(日銀による国債やETFなどの資産買い入れ)ではなく新規国債の発行による実体経済への直接の働きがけ「日銀が通貨を発行し、政府が借りて、使え」を下記にまとめてみました。

●2014年度政府予算案(左)と当方案(右) ※消費税は廃止で計算(億円)
社会保障関係費:305,175 → 500,000
文教及び科学振興費:54,421 → 100,000
国債費:232,702 → 240,000
恩給関係費:4,443 → 5,000
地方交付税交付金等:161,424 → 300,000
防衛関係費:48,848 → 100,000(防衛費対GDP比2%)
公共事業関係費:59,685 → 120,000(最盛期水準)
そのほか:92,126 → 135,000
計:958,823 → 1,500,000
-------------------------------------------
歳出(兆円):95.9 → 150.0
税収(兆円):50.0 → *40.0

「やっつけ」で作った予算案ですが、今後はさらなる異次元の量的緩和によるインフレ期待、為替効果や資産効果をただ狙うのではなく、年間110兆円の新規国債の発行により歳出を1.5倍に増やし、「デフレという名の恐慌状態(戦争状態)」からの確実かつ迅速な脱却を図るべきと考えます。

[安倍景気の行方]ついに暴かれたエコノミストの「虚偽」〔1〕 藤井聡【4/10】
http://shuchi.php.co.jp/article/1877
[安倍景気の行方]ついに暴かれたエコノミストの「虚偽」〔2〕 藤井聡【4/10】
http://shuchi.php.co.jp/article/1878

上記は「Voice」2014年5月号からのウェブ掲載。「私の師匠の浜田先生によれば〜」が口癖のあの人の、48時間以内の真摯な反論を楽しみにしています。

ポルシェ万次郎 2014-04-11 09:10:02

2094ポルシェ万次郎 ◆Y5JICDib7k:2014/05/07(水) 00:16:40
51. 「実質賃金値下げ隊」はまとめてゴミ箱へ。 1/3

Re.#38 山本博一(ひろ)さん

>実質金利は上がっていますし、
>新規国債発行額と実質金利の間には明確な相関関係が見て取れます

恐らく小渕政権の頃と麻生政権の頃を仰りたいのでしょう。確かにその時期、高い相関関係が確認できます。

×小渕政権下で財政拡大はあった
○橋本政権下での緊縮財政に終止符を打った

×小渕政権下でマンデル・フレミング効果が有為に作用した
○「終止符を打った」程度の財政拡大では足りず、実質金利のみの上昇を許した

しかしながら、本日エントリーのその他の方のコメントに対する訂正の意味を込めて書きますが、私は上記のように考えています。素直に考えるなら、「名目金利が反応せず下がり続けていることからも、小渕政権下や麻生政権下での財政出動では、直近に発生した各種ショック(消費税増税+緊縮財政+アジア通貨危機、リーマンショック)に起因するインフレ期待のマイナス(デフレ予測)を押し戻すのに足りる額ではなかった」と結論付けるのが妥当と思います。

廣宮孝信の「国の借金」“新常識” 世界各国過去32年分データを解析:政府総支出と名目GDPの相関関係極めて高い。小泉政権は政府総支出増加も名目GDP増加も世界最低水準!デフレ日本には大胆な財政出動必要!!
http://grandpalais1975.blog104.fc2.com/blog-entry-563.html

また、同じくコメント欄で話題となっていた「小渕政権の大規模財政出動(?)」については、上記の廣宮氏のエントリーで「2年間でわずか1.06倍増」と喝破されています。ひろさんもこういった「財政重視」の考えに近い方だと思っていたのですが、TPPや公共事業に関するエントリーでは賛成できない点も多く、最近は残念に思っていたところです。

いや、「ファンだったのに残念」とか言って圧力をかけたいわけではなくて、処女作の監修を「某経済評論家」に断られたことが変節の原因なのだろうかとか、三橋経済塾に在籍していた割りに三橋ブログで一度も紹介してもらえていないのは何故だろうかとか、今日の三橋氏は珍しく「激おこ」だったとか、事情を知らない部外者なりに勝手な心配や思うところがあった次第です。事実誤認、下衆の勘ぐりだったなら済みません。記事は今後も是々非々で判断し、参考とさせてもらいたいと思います。

ポルシェ万次郎 2014-04-13 03:44:46

2095ポルシェ万次郎 ◆Y5JICDib7k:2014/05/07(水) 00:16:55
52. 「実質賃金値下げ隊」はまとめてゴミ箱へ。 2/3

Re.#39 山本博一(ひろ)さん

>増税ならば、政府が市中から資金を集めますので、市場は資金不足に→実質金利が上昇

増税ならばストックではなく、フローへの負担を国民に強いますね。「総需要の不足」がさらに進むわけですから、デフレ圧力により期待インフレ率は低下、実質金利の上昇を招くという点では同意します。

>国債発行も同様、市場はマネーが不足すると予想します

マネーが何を意味するのかも不明瞭ですが、デフレ(市場利子率>投資効率)で民間の資金需要が乏しい中、政府は支出することを目的に国債発行を行うのだから、期待インフレ率は上がらないと考える方が不自然です。

>量的緩和を行い、市中に常にマネーを供給している状態であれば上記の懸念は生じません

1.デフレの経済大国では「金融緩和なき財政拡大」もマイナスにはならない
2.デフレの経済大国でも「金融緩和と財政拡大の両輪」がより効果的

上記が私の見解です。今回のVoice誌上における藤井聡氏の論文寄稿の動機が恐らくそうであるように、学術論争でしかない【1】に疑問を呈することで、【2】を推進する勢力の邪魔をしようとする勢力がいることは見逃せません。

また、マンデル・フレミング・モデルの件だけでなく、自説に都合良く抽出した「予想インフレ率とマネタリーベースの相関グラフ」を基に財政政策を軽視し、安倍政権の経済政策に現実に悪影響を与えていることは問題視されるべきでしょう。「それだけのこと」ではないと思います。

ポルシェ万次郎 2014-04-13 03:45:18

2096ポルシェ万次郎 ◆Y5JICDib7k:2014/05/07(水) 00:17:10
53. 「実質賃金値下げ隊」はまとめてゴミ箱へ。 3/3

Re.#40 山本博一(ひろ)さん

>ぶっちゃけ言いますと、私はMFモデルが正しいかどうかについてはそれほど興味はありません

繰り返しますが、これがただの学術論争であれば興味を示す人は少なかったと思います。

1.フィッシャー方程式によれば「実質金利=名目金利−期待インフレ率」である
2.マンデル・フレミング効果があったとされる時期、実質金利だけが上昇していた
2.名目金利の上昇がない以上、実質金利の上昇は期待インフレ率の低下が原因
3.各種インフレ圧力(財政拡大)は期待インフレ率の上昇をもたらす
4.各種デフレ圧力(増税、バブル崩壊)は期待インフレ率の低下をもたらす
5.期待インフレ率の低下は、インフレ圧力がデフレ圧力に負けた結果である
6.財政拡大なかりせば、さらなる期待インフレ率の低下と実質金利の上昇を招いた
7.よって、マンデル・フレミング云々による財政政策の軽視は明確な誤りとなる

私は上記のように考えますが、財政政策が正しく行われていたなら、この話題がこれほど注目されることもなかったでしょう。

>供給制約にのみ注意をはらい、適切な財政出動、
>富の再配分となる政策を行っていけば特に問題はない

前回エントリーのコメント欄に書いた「高速道路混雑税化概念の導入」はいかがでしたか? 鹿しか走らない高速道路は無料とし、そこまで行かない高速道路も交通量に応じて大幅割引き、必要とされる年間の政府負担約3000億円は国債発行で賄います。制約も不公平感もなく、物流コストの低減に資する政策です。

マンデル云々による財政軽視が説得力を失った今、論点は「供給制約」がもたらす弊害へと移りますね。公共事業は景気対策を抜きにしても必要だからやるわけですが、今回はその論点は除外して進めてみましょう。

1.公共事業はさらに増やし、公共事業以外の財政拡大も行うべきだ
2.公共事業は抑制し、公共事業以外の財政拡大を行うべきだ

上記の二択以外には考えられませんが、入札不調の問題は予定価格を上げることで解決へ向かっています。続きはまたの機会に……。

ポルシェ万次郎 2014-04-13 03:45:38

2097ポルシェ万次郎 ◆Y5JICDib7k:2014/05/07(水) 00:17:27
49. 恋に恋するスイーツ(笑)、期待に期待するリフレ派(笑)。「実質賃金値下げ隊」の結託を許すな。 1/2

>たとえば、デフレの日本で、政府が、
> 「100兆円の国債を発行し、財政出動をする」
>と、宣言し、実施したとしましょう。当たり前ですが、
>期待インフレ率はもちろん、実際のインフレ率も急騰するでしょう

おお、偶然にも前日エントリーのコメント欄にて、「消費税は廃止とし、110兆円の新規国債を発行せよ」と投稿させていただいたところです。

歳出(兆円):95.9 → 150.0
税収(兆円):50.0 → *40.0

「110兆円の国債発行はやりすぎだ。国民の理解が得られない」などの懸念なく、「異次元緩和に使ってるんだし、全然できるよね」といった具合に、それが当たり前のように実施される環境を本来は目指すべきですが、当面は補正予算でも何でも使い、目前に迫った消費税増税による大きなショック(デフレ圧力)への対応が求められます。

>「デフレで実質金利が上昇し、円高になっている」にも関わらず、
>「財政出動のせいで、円高になっている」
>と主張してくるわけですから、始末に負えません

たとえば下記のエントリーでしょうか?

リフレ政策に対する誤解|ひろのひとりごと
http://ameblo.jp/hirohitorigoto/entry-11820217356.html

「藤井教授に挑戦状を叩きつけた様な内容」であるため、私も長文を投稿しておきましたが、ほかに説得力のあるコメントを書かれている方が何人かいてびっくりです。

ポルシェ万次郎 2014-04-13 05:28:32

2098ポルシェ万次郎 ◆Y5JICDib7k:2014/05/07(水) 00:17:42
50. 恋に恋するスイーツ(笑)、期待に期待するリフレ派(笑)。「実質賃金値下げ隊」の結託を許すな。 2/2

Re.#2 空き地さん

>>リフレ派が消費増税(=負の財政出動)に反対し続けているのは
>「(正常な金融政策の存在によって)財政政策が効く」と認識しているから
>こそであって、財政政策無効論など唱えてはいませんよ

青木泰樹氏の言葉を借りれば、それは「理屈なき折衷案」ですね。深層心理では「デフレは総需要の不足」であることを理解しつつも、政府支出の拡大や市場への介入を生理的に嫌うため、詭弁を弄しているようにしか思えません。

或いは壮大な社会実験の邪魔をされたくない思いがあるため、どうにか理屈をつけて財政軽視の思想を蔓延させ、知ってか知らずか、実質賃金の上昇を嫌うグローバル勢力と結託し、この期に及んでも「アベノミクス支持」を続けているような印象です。

とはいえ、この手の論争は面白い。あっち(ひろさん)のコメント欄の方がレベル高いやんって思いました(たまたま?)。こういった検証や意見交換、本来は上念司氏も参戦すべきですが、やっていることと言えばリツイート(素人ブログの紹介を含む)や内輪の動画で茶化すばかりで、とてもプロの言論人の仕事とは思えません。

VoiceでもWiLLでも構いませんが、この問題が誌上討論に発展することを個人的には願っています。

ポルシェ万次郎 2014-04-13 05:29:21

2099ポルシェ万次郎 ◆Y5JICDib7k:2014/05/07(水) 00:17:58
67. Re:※51&52&53 ポルシェ万次郎様 1/2

>血祭謙之介(NWD)さん

>小渕政権時の実質金利の上昇は、財政出動の為の国債新規発行の増額である事は、
>リンク先の藤井聡内閣参与の紀行文に添付されておりますグラフから、よく分かります

いえ、それらは二つの大きなショック(デフレ圧力)の際に高い相関が見られるも、フィッシャー方程式によれば「実質金利=名目金利−期待インフレ率」なのだから、同じ時期の名目金利が上昇していない以上、「実質金利のみの上昇はカウンターとしての財政拡大が不十分であったと解釈するのが妥当」というのが私の主張だったので、それに対する切り返しとしては適切ではありません。

ただ、私が新規国債の発行増を当たり前のようにインフレ要因と考えていることに対し、あなたがそれとは真逆にデフレ要因と考えていることについては、そのあとの説明から読み取ることができました。

>新規国債の発行の増額は、国債金利の上昇を予測させます

つまりあなたは、新規国債の発行増を「財政拡大(インフレ要因)<為替効果(円高)による輸出減(デフレ要因)」→「期待インフレ率の低下」と解釈されるわけですね? 私の解釈は「財政拡大(インフレ要因)>為替効果(円高)による輸出減(デフレ要因)」→「期待インフレ率の上昇」、或いは「財政拡大(インフレ要因)<為替効果(円高)による輸出減(デフレ要因)+消費税増税(デフレ要因)+アジア通貨危機(デフレ要因)」→「期待インフレ率の低下」となります。

ポルシェ万次郎 2014-04-14 06:44:33

2100ポルシェ万次郎 ◆Y5JICDib7k:2014/05/07(水) 00:18:18
68. Re:※51&52&53 ポルシェ万次郎様 2/2

>血祭謙之介(NWD)さん

>では、何が期待インフレ率を押し下げたのかと申しますと、
>「景気対策に伴う新規国債発行額の大幅な増加」
>という事になりますね。

思うに、あなたは為替効果(円高)を過大評価しているのではないでしょうか? 実際は日本のように総需要が不足(デフレ)していて民間の資金需要が少なく(市場利子率>投資効率)、対外純資産国(貯蓄過剰国)などの条件を持つ場合は金利が上がりにくい(海外から資金が流入し難い)ことが考えられる上、財政拡大はインフレ要因であると共に、それがもたらす物価上昇も単体で為替効果(円安)として別途、金利が上がることによる為替効果(円高)の方から公平にいくらか差し引くべきだと私は思います。

>すなわち、
>「財政出動をする際には、大規模な金融緩和を伴わなければ、ネガティブな結果にしかならない」
>という事です。

あなた方にとっては残念なことに、マンデル・フレミング・モデルに基づく諸々の批判に反し、財政拡大に熱心な国の方が実質金利が低下して通貨安になっている「現実」が顕著に確認されています。ひろさんのブログの昔からの読者は、ひろさんがそうしたデータ「各国の政府支出増加率と通貨上昇率の相関図」を作成、掲載してくれることを望んでいるのではないでしょうか?

以下、再び予想される「私はMFモデルが正しいかどうかについてはそれほど興味はありません」に類する感想のカウンターとして、以下を再掲しておきます。マンデル・フレミング・モデルに基づく間違った批判を謳って財政政策を過小評価させ、現政権に悪影響を与えているブレーンが実際にいる以上、検証によって正していく必要性を感じる次第です。

1.デフレの経済大国では「金融緩和なき財政拡大」もマイナスにはならない
2.デフレの経済大国でも「金融緩和と財政拡大の両輪」がより効果的

上記が私の見解です。今回のVoice誌上における藤井聡氏の論文の動機が恐らくそうであるように、本来は学術論争でしかない【1】に疑問を呈することで、【2】の推進を邪魔しようとする勢力がいることは見逃せません。

ポルシェ万次郎 2014-04-14 06:45:27

2101ポルシェ万次郎 ◆Y5JICDib7k:2014/05/07(水) 00:18:39
46. 次回作のタイトルは『アベノミクスを阻む「3つの狂った羅針盤」』で是非!

確か岩田氏は「リフレ派の理論的支柱」でしたよね? 「デフレは貨幣現象」の貨幣が名目GDPを指すのであれば、「デフレは総需要の不足」と同じ理解になるが、貨幣がマネタリーベースを指すのなら話は別です。当該批判に反論できないのであれば、「デフレは貨幣(マネタリーベース)を増やしても消費や投資に回りにくい現象」とでも改めるべきでしょう。

デフレの現在は金融緩和がインフレ期待を醸成し難く、資産効果と為替効果(円安)だけではブラックホール(各種デフレ圧力)から逃れられないとなれば、強力なアクセル(財政拡大)が求められるわけですが、マンデル云々に基づく間違った批判で邪魔をされては敵いません。

>グラフを切り貼りし、タイムラグだなんだのと詭弁をふるう

自力で「正解」を求める真摯さが足りない扇動者、「自説補強のリツイート芸人」はさらに悪質ですよね。

リフレ政策に対する誤解|ひろのひとりごと
http://ameblo.jp/hirohitorigoto/entry-11820217356.html

私はデータを自説に合わせて都合よくデータを切り貼りするようなことはせず、学問に対する誠実性(真理を求め、「正解」を得たい欲求)を持っているので、上記エントリーにおける追加コメントの間違いをご指摘いただければ、それに説得力を感じた場合は主張を改めたいと思っています。「味方だと思っていたのに、攻撃するなんて酷い」などとは申しません(笑)。

>この種の虚偽の経済学には、さっさと別れを告げましょう。

付き合った覚えはありませんが、離婚するとします。「ああ言えば上○」のキベンテーターさんも、ここまで逃げ道を塞がれてはもはや改宗は叶わないでしょうが、マンデル・フレミング・モデルが有効でないとして金融緩和を否定する勢力がいないことに比べ、マンデル・フレミング・モデルが有効であるとして財政拡大を否定する勢力がいる以上、追撃の手を緩めてはいけません。

●アベノミクスを阻む「3つの狂った羅針盤」
一章:発展途上国向けに変更されてしまった供給優先の「マクロ経済モデル」
二章:本来の「最大概念の潜在GDP」ではない、新たな「平均概念の潜在GDP」
三章:浜田、原田、岩田氏らによる不公正な「MBと予想インフレ率の関係図」

上記を「知的発見!BOOKS」より出版されることを希望します。

ポルシェ万次郎 2014-04-14 07:47:30

2102ポルシェ万次郎 ◆Y5JICDib7k:2014/05/07(水) 00:18:57
61. Re:Re:Re:無題 1/2

>山本博一(ひろ)さん

日付を跨いで何度も書いていますが、当該期間における実質金利の低下は、名目金利が反応していない以上、「プラスの財政効果(新規国債発行増→財政拡大)がマイナスの財政効果(消費税増税、アジア通貨危機)に及ばなかった」と解釈するのが自然でしょう。小渕政権や麻生政権に「大規模な財政拡大」などの印象を持つ方が多いですが、事前のショックと比べて規模が全然足りなかったというわけです。

そして事前のショックに対してだけでなく、バブル崩壊後の日本は慢性的に政府支出の総額が不足しています(下記参照)。

続 日本は世界一の緊縮財政国家|ひろのひとりごと
http://ameblo.jp/hirohitorigoto/entry-11541471921.html
 政府支出の増加率(年平均ランキング) ※2000〜2010年
 http://hirohitorigoto.info/data/097_2_lb.jpg
 政府支出増加率と名目GDP成長率の関係 ※1990〜2012年
 http://hirohitorigoto.info/data/098_2_lb.jpg

別な視点からも繰り返しますが、名目金利が反応していない(主な理由はデフレギャップ、経済規模、対外純資産国)以上、「そこだけ切り取れば」相関があるように見える新規国債発行額と実質金利のグラフを基に、藤井聡氏の主張の信用性を貶めるようなことがあってはいけません。安倍政権の経済ブレーンらによる金融政策重視、財政政策軽視の思想にこれ以上加担すべきではありません。

●アベノミクスを阻む「3つの狂った羅針盤」
第一章:発展途上国向けに変更されてしまった供給優先の「マクロ経済モデル」
第二章:本来の「最大概念の潜在GDP」ではない、新たな「平均概念の潜在GDP」
第三章:浜田、原田、岩田氏らによる不公正な「MBと予想インフレ率の関係図」

今回の藤井氏は上記(当方作成)3つ目の「狂った羅針盤」にご立腹されているわけで、単純な学術論争に固執しているわけではありません。そうした「狂った羅針盤」を基に経済政策が歪められ、結果として実社会に大きな悪影響を及ぼすことを危惧されているのです。

ポルシェ万次郎 2014-04-15 04:45:02

2103ポルシェ万次郎 ◆Y5JICDib7k:2014/05/07(水) 00:19:18
62. Re:Re:Re:無題 2/2

>山本博一(ひろ)さん

>我々は

>・金融政策のサポートなしでの財政出動
>・金融政策のサポートありでの財政出動

>どちらが効果的か?を言っているだけ。

>どうせなら100%財政出動の効果が発揮される後者の方が良いと思うのですが。

下記の通り、より整理してみました。私は【2】>【1】>【4】>【3】の順番でデフレ脱却に寄与すると考えますが、それは今回の主題ではないので無視するとします。

【1】金融緩和のサポートなしでの財政拡大メイン
【2】金融緩和のサポートありでの財政拡大メイン
【3】財政拡大のサポートなしでの金融緩和メイン
【4】財政拡大のサポートありでの金融緩和メイン

上記の【2】は【1】に優る、或いは【4】は【3】に優るという点で当然合意できそうに一瞬思うのですが、青木泰樹氏が「リップサービス」と喝破されていたように、リフレ派と目される経済評論家やブロガーなどは、日頃の発言からその「本気度」を疑われているわけです。そして彼らフォロワーが「理論的支柱」「私の師匠の〜」などとして仰ぐ、安倍政権に近い学者先生らの主張の不公正さが藤井氏によって露呈された今、我々と一緒に「マンデルフレミング増税阻止、リフレ派を討て!」の論陣を張ってもらえれば汚名返上、我々も過去のことは水に流して財政重視の「本気度」を信じることにします。

リフレ派に対し「リフレ派を討て!」を促すのは酷なので、「財政軽視および10%の消費税増税を許すな。マンデルフレミング増税阻止、旧リフレ派を討て!」辺りでどうでしょうか? 「ステージが変わった」の一言で乗り切れると思います。

マンデル・フレミング・モデルに基づく諸々の批判に反し、財政拡大に熱心な国の方が実質金利が低下して通貨安になっている「現実」が顕著に確認されています。ひろさんのブログの昔からの読者は、ひろさんがそうしたデータ「各国の政府支出増加率と通貨上昇率の相関グラフ」を作成、掲載してくれることを望んでいるのではないでしょうか? 自説に合わないデータを提示された際に無理な理屈を捻り出すのではなくて、現在議題となっている内容に沿ったデータのグラフ化こそが、ひろさんに求められている需要だと私は思っています。

ポルシェ万次郎 2014-04-15 04:45:51

2104ポルシェ万次郎 ◆Y5JICDib7k:2014/05/07(水) 00:19:34
39. 好きなブログだったのに、このままでは「ひろのよまいごと」になってしまう……。

他所でレスをもらえなかった分は諦め、別な長文を下記の新規エントリーに投稿しておきました。

リフレ政策に対する誤解 (補足)|ひろのひとりごと
http://ameblo.jp/hirohitorigoto/entry-11821426501.html

私も「マンデルフレミング増税阻止、リフレ派を討て!!」に賛同、早速使わせていただきました♪

で、本日は告発文の掲載か何かがあるのですか? 48日以内に裁判、「チャンネルぺらら」に番組改編とか?

ポルシェ万次郎 2014-04-15 05:35:04

2105ポルシェ万次郎 ◆Y5JICDib7k:2014/05/07(水) 00:19:50
12. おはようペラちゃん リツイート中 1/2

>また、そもそもわたくしは一度たりとも増税に賛成したことがなく、
>10月1日以前はもちろん、それ以降も絶えず様々なメディア、
>講演、書籍で増税反対の言論活動を続けています。

はい。三橋氏は倉山氏以上の熱意と発信力で、デフレ期の消費税増税に反対されていましたね。

>唯一の急所を目がけて斬りかかって行っていたのが私と倉山塾の増税阻止の
>戦いでした。それを「チャンネル桜」の水島社長を使って止めにきた。
>何ひとつ危険の芽を見逃さずに木下は手を打ってきた。

ほかにも「国土強靭化の予算が欲しいから消費税増税に賛成した」みたいなデマを、彼らは平気で言っていましたね。ホント、「出典を示せ」と言いたいです。倉山氏はせっかく豊富な知識をお持ちなのに、思い込みが激しいのがいけません。

>木下次官「水島、倉山を何とかしろ」
> 水島社長「は、かしこまりました」

ぺらら「倉山先生は倉山先生、私は私です」
くらら「えー、先輩!」

私は上記の光景を想像してしまいました(笑)。倉山氏の好きな将棋にたとえるなら、受けなしの詰めろ状態ですね。今回は何からツッコミを入れていいやら迷いますので、しばらくコメント欄を眺めていたいと思います。

ポルシェ万次郎 2014-04-15 10:36:39

2106ポルシェ万次郎 ◆Y5JICDib7k:2014/05/07(水) 00:20:05
13. おはようペラちゃん リツイート中 2/2

●アベノミクスを阻む「3つの狂った羅針盤」
第一章:発展途上国向けに変更されてしまった供給優先の「マクロ経済モデル」
第二章:本来の「最大概念の潜在GDP」ではない、新たな「平均概念の潜在GDP」
第三章:浜田、原田、岩田氏らによる不公正な「MBと予想インフレ率の関係図」

「アベノミクスを阻む〜」というか、「デフレ脱却を阻む〜」ですかね。個人的にはこちらのトピックの行方も気になるところで、本日配信の下記メルマガがまた秀逸でした。

【藤井聡】ステージ・チェンジ! 三橋貴明の「新」日本経済新聞
http://www.mitsuhashitakaaki.net/2014/04/15/fujii-85/

私も全てに同意するところで、「ネット上の反論らしきもの」に対し、似たような趣旨のコメントを下記に投稿させていただいたところでした。

リフレ政策に対する誤解 (補足)|ひろのひとりごと
http://ameblo.jp/hirohitorigoto/entry-11821426501.html

それにしても三橋、東田、藤井ら三氏の「ジェットストリームアタック」が凄いです。序盤、中盤、終盤、隙が無い(http://www.nicovideo.jp/watch/sm20610514)と思います(笑)。

ポルシェ万次郎 2014-04-15 10:36:57

2107ポルシェ万次郎 ◆Y5JICDib7k:2014/05/07(水) 00:20:40
77. Re:Re:Re:Re:Re:無題 1/2

>doildさん

>安倍政権の金融重視、財政軽視の経済ブレーンとは誰ですか?

今回の文脈からして、藤井聡氏も指摘されている浜田、原田、岩田の三氏のことを言っています。「経済ブレーン」が抽象的なら、「現在の安倍総理の経済観、安倍政権の経済政策に影響を与えている経済学者ら」と言い換えてもいいです。

>本田悦郎先生などは第2次補正予算を組むべきと言っていると聞いていますが。

この方の著作や発言を全て追っているわけではありませんが、前述の三氏らと比べ、「金融重視、財政軽視」とまでは言えない良い印象を私は持っています。

>昨年も13兆規模の大型補正を組んでますし、

はい。昨年の経済成長率をブレイクダウンすれば、大型とされる補正予算の寄与度が高かったことが分かりますね。量的緩和による資産効果はすぐに息切れ、民間投資は盛り上がらずといった印象です(下記参照)。

国民経済計算(GDP統計) 四半期GDP成長率の時系列データ - 内閣府
http://www.esri.cao.go.jp/jp/sna/data/data_list/sokuhou/files/2013/qe134_2/__icsFiles/afieldfile/2014/03/06/ritu-jk1342.csv

私は金融緩和こそがカンフル剤で、公的支出は恒常的にガンガン増やし続けろという意見です。

歳出(兆円):95.9 → 150.0(実は防衛費を2倍にする方がハードルは低い)
税収(兆円):50.0 → *40.0(消費税廃止分を−10兆円として単純計算)

量的緩和(日銀による国債やETFなどの資産買い入れ)もいいですが、上記の矢印右側のように新規国債発行の総額自体を増やし、実体経済に確実に回るような公的支出を最善と考えます。

政経アニメ「アイドル新党なでしこ!」 新幹線と高速道路の大整備計画を発表
http://www.zenkasya.com/profile/04_03.html#第27話Bパート

上記は私の書いたメモ書き、アニメ原案のプロットになりますが、この27話のBパートにて、日本の名目GDPを10年後に1000兆円、20年後に2000兆円、40年後に6000兆円にするための財政政策を書き記しています。興味のある方はどうぞご参照ください。

ポルシェ万次郎 2014-04-16 03:56:25

2108ポルシェ万次郎 ◆Y5JICDib7k:2014/05/07(水) 00:21:05
108. Re:無題

>菊名さん

私は某所にて、リフレ派に対し「リフレ派を討て!」を促すのは酷なので、「旧リフレ派を討て!」を提案しておきました^^

本当に「リップサービス」ではなく、財政拡大の必要性を強く感じているのなら、ここで根性を見せろというわけです。

ポルシェ万次郎 2014-04-16 06:50:37

2109ポルシェ万次郎 ◆Y5JICDib7k:2014/05/07(水) 00:21:21
「言論で戦え」という意見が多いようですが、何を争点にしようというのか当方には疑問です。財務省の「省是」が増税であることや、彼らが大臣をも取り込むだけの強大な力を有していることを否定する人はいないでしょうが、それに安倍総理が必死に抵抗したことを示す説得力のあるエピソード(出典)も未だ提示されておりません。総理が誰であろうが財務省には逆らえない、総理大臣より事務次官の方が強いことが「常識」であるのなら、消費税増税反対の運動そのものが最初から意味のないものになってしまいます。

・中野&東谷「安倍は竹中と浜田の影響を受けたネオリベ。消費税増税反対!」
・三橋&水島「そうかもしれんが、総裁選前の発言を信じる。消費税増税反対!」
・倉山&上念「ネオリベ的な部分を含め、断固安倍支持。消費税増税反対!」
・浜田&竹中「量的緩和は万能。消費税増税の影響は法人減税で相殺すればいい」
・WJFプロジェクト「三橋や水島は安倍がネオリベなのを知ってて応援している」

一番最後は余計だったかもしれませんが、各人の主張は概ね上記の通りだったように思います(敬称略)。

2110ポルシェ万次郎 ◆Y5JICDib7k:2014/05/07(水) 00:21:37
さて当該案件、麻生大臣と三橋氏が懇意であることは周知の事実ですが、そういった関係を超越した「飼い主に忠誠を誓う御用評論家の見本のような人物」を裏付けるエピソードが、「麻生大臣の武藤推しに倣ったから」だけでは根拠が弱すぎると思います。とはいえ、この点についてはまだ「根拠の少ない論評」に過ぎず、名誉毀損とまでは言えないと個人的には思う次第です。宮崎正弘氏の言葉を借りるなら、「著者の主観が濃厚」「なかば強引に活写した評論」といったところでしょうか。

その他、三橋氏の発言「景気条項があるから増税は決まったわけではありません」は事実そうでしたし、真意は「だからまだ諦めるな。最後まで増税反対の声を挙げよ」だと解釈するのが自然なのに、どうして「非常に巧妙に邪魔をしかけてきました」となるのか当方には疑問です。こうした強引な解釈で前置きしたあとに、手のひら返しの麻生発言「増税は国際公約だ」「増税をしない理由はなくなった」を続けて結びつけるのですから、悪質な印象操作との批判は避けられません。

さらに、「自分たちの″飼い主″である麻生が増税の首謀者となるや、日ごろの言動をなかったことにした卑怯者集団です」については、これは事前の記述で当該従属性を証明する根拠が乏しかった以上、最後の「卑怯者集団」などは特に、「単なる論評の域を超えた人身攻撃につき、名誉毀損に相当する」と総合的に判断される可能性は高いです。とはいえ、作家が感情に任せて筆を滑らせることはよくある話なので、本件の過失割合は編集を担当した出版社側の方が高いように当方は考えています。

2111ポルシェ万次郎 ◆Y5JICDib7k:2014/05/07(水) 00:22:22
今回の名誉毀損とは別途に言論で争う余地があるとすれば、それは「手のひらを返した安倍総理や麻生大臣への批判が足りない」ではありますが、自民党が下野しているときならまだしも、自分より一回り以上年長の総理や二回り以上年長の副総理らに対し、「一部の政策の相違からこれまでの関係性を全て壊してしまうのは得策ではない。諫言は生意気と思われない程度に留め、言論の力や若手政治家らとの協力により、関係を切らずに考えを改めさせたい」と考えるのは至極当然のことで、当方は三橋氏らに同情する立場であります。

「そうは言っても、そろそろ限界なのでは?」や「寝返ったが麻生に比べ、安倍は必死に抵抗した。なぜなら〜」といった論点ならあっていいと思います。しかしながら、そういった「言論」以前の問題として、「名誉毀損」を許すつもりはないというのが本件における三橋氏の主張だったのでしょう。「言論」をしたいのなら藤井聡氏に倣い、相手への礼儀を尽くして誌上討論への発展を狙うのがいいかもしれません。

最後に戦争の天才「ジーク・カイザー・木下! ジーク・ライヒ!」の運動について、顔の見えない役人へも責任の所在を明確にさせるという方向性には賛成するも、増税が「省是」の財務省にあって木下事務次官だけが異端ではないという点と、木下事務次官や麻生大臣に比して安倍総理を一切批判しない不公平への説得力に欠ける点において、画像のコラージュが下劣な点と合わせてやりすぎな感は否めません。そして戦い方が違うだけであったにもかかわらず、被害妄想からチャンネル桜とメール一本で決別したのは早計であり、大失敗だったように思います。

2112ポルシェ万次郎 ◆Y5JICDib7k:2014/05/07(水) 00:22:39
101. Re:Re:Re:Re:Re:無題 2/2 [1/3]

>山本博一(ひろ)さん

>その財政出動の効果を最大限に発揮するために量的緩和はしっかりやりましょうと

もう一つの論点である供給制約による弊害、これを謳うのであれば「旺盛な公需−いくらか圧迫されるだろう民需=総需要の不足したデフレ期であっても全体として悪影響」であることを統計を使って証明することや、或いはある程度の理論的な説得力が必要となるでしょう。「リソースが公共事業に使われたおかげで防衛費増や公務員増、再分配政策(減税や給付)といったその他の財政政策に支障が出ている」、「リソースが公共事業に使われたおかげで金融緩和に支障が出ている」なら話は分かりますが、そうでないのだからマンデル云々に基づく財政拡大への批判や、それが弱いと見るや展開された供給制約によるリフレ一派による過剰な公共事業バッシングの方が私には理解できません。

>繰り返しなんども言っていますが、財政政策の効果を活かすために量的緩和が必要です

繰り返し何度も言っていますが、「財政拡大のサポートありでの金融緩和メイン」は「金融緩和のサポートなしでの財政拡大メイン」に劣るも、今回の論点はそこではありません。量的緩和は十分なほど行われていて、財政拡大(100兆円の新規国債発行)はまだまだ行われていないのが現状です。なので、異論がないなら「マンデル増税、狂った羅針盤増税、旧リフレ派増税に反対。レジェンドを討て!」にご賛同いただければ幸いに思います。

ポルシェ万次郎 2014-04-17 08:29:56

2113ポルシェ万次郎 ◆Y5JICDib7k:2014/05/07(水) 00:22:55
102. Re:Re:Re:Re:Re:無題 2/2 [2/3]

>山本博一(ひろ)さん

>だからリフレ派叩きをしても意味がありません

その「リフレ派」が「旧リフレ派」と袂を分かち、マンデル・フレミング理論等々に基づく財政軽視を一緒に批判してくれるのであれば話は別だとの趣旨を以前にも書きましたが、例のリツイート芸人……じゃなかった、新鋭の若手経済評論家が懲りずに下記原稿を自身のツイッターで紹介されていたのを見て諦めました。リフレ派叩きにはちゃんと意味があるのです。

公共事業が持つ景気抑制効果 第2の矢の再考を 原田泰 WEDGE Infinity(ウェッジ)
http://wedge.ismedia.jp/articles/-/3650

「財政・金融両面から景気を刺激しようとするからいけないのであって、財政は何もせず、金融だけで景気を刺激すれば良い」、「それでも6割は金融政策が支えていたということは可能で、かつ、公的支出によって、他の需要項目が抑えられてしまっていた可能性がある」、「1990年代以降、政府支出の増大で景気刺激策を行ってきたときには、金融緩和をしていなかったので、政府支出の効果はほとんどなかった」、「公共事業を抑えておけば円安がさらに進んでもっと輸出が伸びていたはずである」、「不要不急の工事をすれば単価が上がって、他の必要な建設工事の妨げになる。第2の矢の財政拡大政策は再考すべきである」、「小泉政権下の金融緩和と緊縮財政の組み合わせという政策が成功したことを再認識すべきだ」、「財政政策の効果は小さい。金融政策だけで景気刺激効果があるのだから、財政政策を発動しなければ、財政状況は必ず改善する」、どう考えてもアウトでしょう。上記を読んでもまだリフレ派叩きに意味はないと言い続けますか?

思えば安倍総理が前回の総選挙のとき、第一次安倍内閣の実績として株価やプライマリーバランスの改善にばかり言及していたのを聞いて軽い危惧を覚えたものでしたが、リフレ派の浜田、原田、岩田ら三氏が及ぼす悪影響は予想以上に深刻で、政権からこれらを取り除く必要性を強く感じます。それから話は変わりますが、竹中平蔵はクビにするべきです。

ポルシェ万次郎 2014-04-17 08:30:40

2114ポルシェ万次郎 ◆Y5JICDib7k:2014/05/07(水) 00:23:14
103. Re:Re:Re:Re:Re:無題 2/2 [3/3]

>山本博一(ひろ)さん

>債権の新規発行数が増加→円高になっているという事についてはdoildさんが提示されいる通りです

名目金利が上がっていない以上、財政規模の拡大が予想インフレ率を低下させたわけではないこと、実質金利を上昇させた主犯ではないこと、つまりは実質金利に反応する円高の原因でないことは何度も申し上げた通りです。たまたまその時期だけを切り取れば、予想インフレ率の低下要因である大きなショックが重なったに過ぎません。

>自国及び、他国がとっている金融政策によって為替相場は大きく変動しますので、
>財政と為替は単純に相関はしません

財政政策に対する誤解 〜マンデル・フレミング・モデル〜 2013年1月25日 島倉原
https://docs.google.com/file/d/0B7v9Marcd0HIbVNjdnRDYkZEV00/
(要googleログイン)

こちらでもグラフを出そうとしてずっと失念していたのですが、上記の10ページに掲載された「財政政策と為替レートの関係の検証(対象18カ国、測定期間1991-2009年)」をようやく再発掘できました。「積極財政国の通貨ほど安くなりやすい」と結論づけられています。どうぞご参照ください。

量的緩和だけでは株高や通貨安の「期待」はあっても、資産効果や為替効果だけでは実体経済への波及が弱く、各種デフレ圧力(デフレスパイラル)を押し戻すだけの力が足りない、時間がかかり過ぎるというのが三橋氏らの主張で、いや、財政軽視では時間をかけても恐らくデフレ脱却は無理だろうというのが私の仮説です。

以上を踏まえるなら、今後求められるのは「『金融緩和万能論』で政権に害をなす旧リフレ派ら老害を、『財政拡大も大事だよ』の真リフレ派(ネトリフ)は攻撃せよ! 『実質賃金引き下げ隊』らによるマンデル増税は断固阻止、レジェンドを討て!」ということだと思います。ついでに言えば、竹中はやはりクビにするべきです。

ポルシェ万次郎 2014-04-17 08:31:06

2115ポルシェ万次郎 ◆Y5JICDib7k:2014/05/07(水) 00:23:32
7. Re:はじめまして

>藹鵠戦士さん 1/2

>世の中には財政政策無効論をとなえる人もいるそうですが、
>そんな人達と闘っておられる三橋さんを応援してきました

エキセントリック上念ボウイ……じゃなかった、経済評論家の上念司氏が「財政政策無効論」を唱える安倍政権に近いリフレ派の原稿(下記参照)を、自身のツイッターで昨日紹介されていました。

公共事業が持つ景気抑制効果 第2の矢の再考を 原田泰 WEDGE Infinity(ウェッジ)
http://wedge.ismedia.jp/articles/-/3650

「財政・金融両面から景気を刺激しようとするからいけないのであって、財政は何もせず、金融だけで景気を刺激すれば良い」 「それでも6割は金融政策が支えていたということは可能で、かつ、公的支出によって、他の需要項目が抑えられてしまっていた可能性がある」 「1990年代以降、政府支出の増大で景気刺激策を行ってきたときには、金融緩和をしていなかったので、政府支出の効果はほとんどなかった」 「公共事業を抑えておけば円安がさらに進んでもっと輸出が伸びていたはずである」 「不要不急の工事をすれば単価が上がって、他の必要な建設工事の妨げになる。第2の矢の財政拡大政策は再考すべきである」 「小泉政権下の金融緩和と緊縮財政の組み合わせという政策が成功したことを再認識すべきだ」 「財政政策の効果は小さい。金融政策だけで景気刺激効果があるのだから、財政政策を発動しなければ、財政状況は必ず改善する」

ポルシェ万次郎 2014-04-17 10:31:05

2116ポルシェ万次郎 ◆Y5JICDib7k:2014/05/07(水) 00:23:52
8. Re:はじめまして

>藹鵠戦士さん 2/2

上記の見解で一致する浜田、岩田、原田ら三氏による「金融政策万能論」が、安倍総理による消費税増税の決断を後押ししたといって過言ではないでしょう。彼ら「リフレ派」と戦う三橋氏や藤井聡氏を、藹鵠戦士さんと同様に私も応援しています。

>業務妨害が目的の卑劣漢でも言論で挑んできたら先に言論で返して
>相手の間違いをさらしてやるのが言論人としての礼儀じゃないでしょうか?

礼儀や作法、「言論で争う」以前の問題であることについて、「嘘だらけの倉山満氏(命名 by 下澤淳さん)」のブログ最新エントリー最下部(フェイスブック投稿欄)に私の見解を投稿させていただきました(下記参照)。

大学では教えられない歴史講義 見解 - 憲政史研究者・倉山満の砦 [4/16]
http://www.kurayama.jp/modules/wordpress/index.php?p=1219

私なりに精一杯倉山氏にも寄り添ったつもりでして、もしかしたら三橋氏や三橋氏を応援する人の見解とは異なるのかもしれませんが、よろしければご参照ください。

台湾「ありがとう日本」 台湾の独立性を主張する日本人に台湾人が涙
http://kaigainohannoublog.blog55.fc2.com/blog-entry-1145.html

話題を本日エントリーの内容に戻しますが、上記はかなり前に放送された山際澄夫氏によるTVタックル出演時の動画ですね。日本と台湾が分断国家にされてしまったことが残念でなりません。

ポルシェ万次郎 2014-04-17 10:31:40

2117ポルシェ万次郎 ◆Y5JICDib7k:2014/05/07(水) 00:24:24
19. Re:へええ

>へんなおっさんさん

>いくら金融緩和やっても円安にならないんだったら、
>1000兆円くらい刷って発行済み国債全部買っちゃえ

資産バブルが発生するからやるべきではありません。日本国内だけならまだしも、円キャリーが進んで世界中に飛び火、資源や穀物の価格も急騰して世界中から恨みを買います。

>藤井曰く国債いくら発行しても金利上がらないらしいし、国債1000円追加発行さ
>増税し無くったって公共事業やり放題。

「財源はデフレ」という言葉があるように、現在のデフレギャップが埋まるまでは財政拡大をしても金利は上昇し難いです。それらデフレギャップが埋まってなお、日本には世界一の対外純資産(国富)があるため、外貨を使って外国から供給能力を借りてくることも可能となります。なお、そんな現在の日本は、マンデル・フレミング・モデルが最も作用し難い国でもあります。

●2014年度政府予算案(左)と当方案(右) ※10兆円の消費税分は廃止で計算(億円)
社会保障関係費:305,175 → 500,000
文教及び科学振興費:54,421 → 100,000
国債費:232,702 → 240,000
恩給関係費:4,443 → 5,000
地方交付税交付金等:161,424 → 300,000
防衛関係費:48,848 → 100,000(防衛費対GDP比2%)
公共事業関係費:59,685 → 120,000(最盛期水準)
そのほか:92,126 → 135,000
計:958,823 → 1,500,000
-------------------------------------------
歳出(兆円):95.9 → 150.0
税収(兆円):50.0 → *40.0(実際の税収は逆に増えることが予想される)

なので、上記のように100兆円規模の新規国債の発行が理想と私は考えます。量的緩和だけだとハイパーインフレが発生する前に資産バブルを誘発してしまいますが、仰るような1000兆円の新規国債発行でもハイパーインフレに近い「スーパーインフレ」が発生するでしょう。何事もバランスが大事ということですね。

ポルシェ万次郎 2014-04-18 01:45:49

2118ポルシェ万次郎 ◆Y5JICDib7k:2014/05/07(水) 00:24:40
23. Re:Re:Re:へええ

>rxtypeさん

>まさか、ポルシェ万次郎さんも円安にならないって思ってませんよね?

金融緩和をさらに進めれば円安になりますよ。確実に。ここからは私の「感覚」ですが、消費税増税というマイナスの財政効果(デフレ圧力)がなければ、さらなる異次元緩和で1ドル110円くらいにまで通貨を下落させても、資産バブル等々の弊害は見られなかったかもしれないと考えています。

動画はまだ視聴していないので文字起こしのみから判断いたしますが、三橋氏は消費税増税という多大なマイナスの財政効果(デフレ圧力)が発生しようとしている今、つまりは名目金利は変わらず期待インフレ率が下がって実質金利が上昇して円高圧力がかかろうとしている今、それら圧力を金融緩和だけで跳ね除けて1ドル105円くらいにまで通貨を下落させるのは無理がある、無理にやろうとすれば資産バブル等々の弊害が発生するだろうとの警鐘を鳴らしたいのだと推察されます。

別に日銀だけでなく、FRBやECBやBOEだって自国通貨を金融政策のみで下落させる手段を有しておりますが、では何故無尽蔵に制限なくやらないのかといえば、先に挙げたようなそれなりの弊害が発生するからにほかなりません。

ただ、さらなる異次元の金融緩和でハイパーインフレ(フローのインフレ)の懸念がないのは当然としても、それならばと1ドル105円に下がるまで為替効果を狙った金融緩和を進めたとして、実行の是非はともかく、私はまだ大きな弊害は生まないだろうと「感覚」で予想します。だから追加の異次元緩和を行うべきということではもちろんなくて、100兆円の新規国債を発行して自国の内需拡大に使えという意見です。

内需を拡大させればデフレも円高も株安も解消され、名目7%、実質5%程度の経済成長は取り戻せるでしょう。「1990年代以降、政府支出の増大で景気刺激策を行ってきたときには、金融緩和をしていなかったので、政府支出の効果はほとんどなかった。公共事業を抑えておけば円安がさらに進んでもっと輸出が伸びていたはずである。小泉政権下の金融緩和と緊縮財政の組み合わせという政策が成功したことを再認識すべきだ。財政政策の効果は小さい。金融政策だけで景気刺激効果があるのだから、財政政策を発動しなければ、財政状況は必ず改善する」などの阿呆な主張には真っ向から否定したいと思います。

ポルシェ万次郎 2014-04-18 09:40:35

2119ポルシェ万次郎 ◆Y5JICDib7k:2014/05/07(水) 00:24:58
37. Re:今の時点で最重要なことは

>yamayuriさん

>今の時点で最重要なことは竹中、浜田氏との絶縁、
>および産業競争力会議の改組または廃止

●アベノミクスを阻む「3つの敵」 消費増税と「トンデモ経済学」
1.竹中ら「企業脳」に侵された「実質賃金引き下げ隊(価格競争力至上主義)」
2.浜田、原田、岩田ら「金融政策万能論」「財政軽視」に侵された「リフレ派」
3.上念、飯田、ブロガーら「口だけの財政有効論」を言う「リップサービス派」

上記のように整理すれば分かりやすいと思いました。

上念 司 @smith796000 ・ 21時間
『三橋氏がいつの間にか金融政策無効論者になってた件』
http://ameblo.jp/typexr/entry-11825699755.html

「リフレ派(レジェンド)→ヤングリフレ派→ネットリフレ派(ブロガー)」みたいな情報の流れや連携(自説補完および論敵叩きのツイート)がありますね。私もつい反射的にコメントを投稿してきてしまいました……。

「世界の日本に対するイメージ画像」を開いてみたら… 韓国だけが…
http://pirori2ch.com/archives/1808299.html
プライベートブランド商品も製造者記載義務化へ
http://www.watch2chan.com/archives/38341164.html

各種表示義務の強化が国産比率を高め、やがてはデフレ期に必要な物価上昇に寄与します。さらに、非関税障壁として1995年にアメリカの圧力で廃止された製造年月日の表示義務も復活させるべきでしょう。以前にも何度か書いていますが、30席を超える飲食店での産地表示義務化も急務かと。たとえばファミレスのレジ前やメニューに「中国産」とか書かれていれば、残酷な現実を目の前に突きつけてやれば、それだけで客は食欲を失くすため、自然と国産回帰の流れに繋がります。

ポルシェ万次郎 2014-04-18 19:38:12

2120ポルシェ万次郎 ◆Y5JICDib7k:2014/05/07(水) 00:41:47
8. 量的緩和でマネタリーベースを何倍にしようが脱デフレは無理筋。新規国債発行で予算を1.5倍にすれば1年弱で確実に脱デフレが可能。

>わたくしが調べた限り、オバマ大統領が上記の質問を受け、
>「軍事力を行使するとは明言しなかった」という事実を報じたのは、
>ブルームバーグ紙だけです

基地外活動の人たちも、「軍事力を行使するとはっきり明言しないのなら米軍基地は要らない。有事に役に立たない軍隊は出て行け」とかやってくれるなら、そういった圧力を内外にかけてくれるのなら、彼らをいくらかでも応援できるのですけれどね。

治安のいい日本に住んでいる限り、犯罪に巻き込まれても警察が助けてくれるし、法を始めとする様々な秩序によって守られている安心感があります。しかしながら、それと同じように国連や国際社会、日米同盟が無条件に守ってくれると考えるのは誤りであると、日本国民はもういい加減に気づかなければなりません。

【TPP】米が自動車輸入目標要求 日本強く拒否
http://blog.livedoor.jp/jyoushiki43/archives/51949992.html

去年の8月にも書きましたが、アメ車と韓国車には「マイナス関税」をかけて小馬鹿にしてやればいいです。

朝日放送|教えて!ニュースライブ 正義のミカタ
http://asahi.co.jp/mikata/

明日は三橋氏も出演されるのでしょうか? それにしてもあの番組、パネラーの数をもう少し絞ってもらいたいですよね。せっかく東京から出張して臨んでも、頭数で割ると発言機会は減らざるを得ません。

MBS 劇場版公開記念!「魔法少女まどか☆マギカ」朝まで4時間SP - 東野幸治
http://video.fc2.com/content/20131031pTuhyPCg/

東野幸治氏はアニメ「魔法少女まどか☆マギカ」が大好きなので、藤井聡氏らと共に楽屋トークでコミュニケーションが取れれば、本番の発言機会増に繋がるかもです。

トゥールモンド (Tout-Le-Monde) - 肥後橋-フレンチ [食べログ]
http://tabelog.com/osaka/A2701/A270102/27000275/
よし乃 (よしの) - 岡町-割烹・小料理 [食べログ]
http://tabelog.com/osaka/A2706/A270601/27001147/

大阪のディナーは上記へぜひどうぞ。大したことなかった場合は奥さんの分まで含めて私が全額払い戻しいたします。

ポルシェ万次郎 2014-04-25 11:36:09

2121ポルシェ万次郎 ◆Y5JICDib7k:2014/05/07(水) 00:42:02
17. 移民には「高度人材」よりも「同化人材」を求む。日本国民としての連帯感が重要。安倍、竹中、浜田ら「実質賃金引き下げ隊」を討て! 1/3

>現金給与総額(ボーナス含む)は90年以前の水準を下回っているわけです

毎年給料の上がっていかない生活は本当に悲惨です。独身生活を謳歌している者は別として、安月給で女房、子供のために奴隷のように働いている身近な者を見て気の毒になります。

>日本経済は、日本国民の所得が実質的に高まり、豊かになり、
>国内の購買力が増大することで成長するべきだ

たとえば私も、関税撤廃により相手国の自動車産業を壊滅させ、一方的に日本車を売りつけるなどの「完勝」には抵抗があります。自国はもとより相手国の産業や文化も尊重し、それらを破壊しない一定の配慮を心がけたいものです。

自由貿易や市場原理を追求して上手くいくのならその価値観でも構いませんが、中間層に厚い内需立国の方が国家全体の経済パフォーマンスは高くなります。日本は経済規模の小さい都市国家とは違うわけですし、或いはゲーティッドコミュニティのような階層の分断は国柄にもそぐいません。アメリカ大統領の予約を断る天ぷら屋があるような国だからこそ、GDPで世界一を狙える潜在力があるのだと私は確信しています。

ポルシェ万次郎 2014-04-27 14:04:00

2122ポルシェ万次郎 ◆Y5JICDib7k:2014/05/07(水) 00:42:19
18. 移民には「高度人材」よりも「同化人材」を求む。日本国民としての連帯感が重要。安倍、竹中、浜田ら「実質賃金引き下げ隊」を討て! 2/3

「実は移民政策とは経費削減対策なのだ」とは藤原正彦氏の言葉(今週発売の「週刊新潮」巻頭コラムより)。市町村の出す会報誌を読んでも収支改善の報告(アピール)ばかりで、政府や地方自治体は本来の目的を見失っていると言わざるを得ません。

『日銀理論を取り戻そう①』島倉原 AJER2014.4.25(5) AJERcast(無料)
http://ajer.jp/video/show/4473d3e7ef320b41cb6549cc45a820e1
『日銀理論を取り戻そう②』島倉原 AJER2014.4.25(6) AJERcast(会員限定)
http://ajer.jp/video/show/affd90e2de728677bc4a1a07678bfa16

動画の後半(会員限定)は必見! 今の日本の環境では、日銀の量的緩和によるインフレ期待などが期待できないことは当然としても、ささやかな資産効果のほかに為替効果(円安効果)もあることは私を含め多くの人が理解していて、しかしその割りに輸出が大して伸びていない、原発停止に伴うエネルギー輸入を差し引いても純輸出がプラスどころかマイナスになるのは何故だろうか、それはリーマンショック以降に外需が減退しているからだと理屈づけられていましたが、島倉仮説だと「橋本政権以降、政府支出抑制により名目GDPが横ばい。結果、利潤が見込めないことから民間投資も伸び悩み、生産性(輸出競争力)が慢性的に低下した」となるようです。

ポルシェ万次郎 2014-04-27 14:04:22

2123ポルシェ万次郎 ◆Y5JICDib7k:2014/05/07(水) 00:42:35
19. 移民には「高度人材」よりも「同化人材」を求む。日本国民としての連帯感が重要。安倍、竹中、浜田ら「実質賃金引き下げ隊」を討て! 3/3

「企業の生産拠点が海外に移転した」とする論もやはり比重としては大きいようで、いずれにせよ日本国がその実力を存分に発揮するためには、現在のデフレからの脱却が急務となります。それこそ外国からお金を借りてでもやらなければならない「はじめの一歩」で、まあ、我が国の場合はわざわざ他所から借りなくていいくらいに有り余っているわけですから、さっさと新規国債を発行して予算を1.5倍にせよ(下記参照)、「日銀が通貨を発行し、政府が借りて、使え」を実行せよって思います。

●2014年度政府予算案(左)と当方案(右) ※消費税収は廃止で計算(億円)
社会保障関係費:305,175 → 500,000
文教及び科学振興費:54,421 → 100,000
国債費:232,702 → 240,000
恩給関係費:4,443 → 5,000
地方交付税交付金等:161,424 → 300,000
防衛関係費:48,848 → 100,000(防衛費対GDP比2%)
公共事業関係費:59,685 → 120,000(最盛期水準)
そのほか:92,126 → 135,000
計:958,823 → 1,500,000
-------------------------------------------
歳出(兆円):95.9 → 150.0
税収(兆円):50.0 → *40.0(実際の税収は逆に増えることが予想される)

公共投資を増やせとか言うとまた、「大きな政府」を嫌う「民間活力原理主義」や「企業脳」に侵された連中を相手にしなければならなくなるので、まずは「最盛期に戻せ!」というスローガンから始め、以降は名目GDPの成長と比例、或いはそれを牽引する形で適宜増やして行けば名目7%、実質5%程度の本来あるべき経済成長率を取り戻すことが可能となるでしょう。

ポルシェ万次郎 2014-04-27 14:04:39

2124ポルシェ万次郎 ◆Y5JICDib7k:2014/05/07(水) 00:42:51
7. ♪移民 ヘイゾウ ワクワク試そうか 開け国家 今はもう 流れ着いたら パソナ(採用希望#パソナの重鎮) 1/3

>台湾と日本は、怖いほどに「安全保障上のリスク」を共有しているのです。

そこで以前にも何度か書いた「クラ地峡運河建設構想(http://chizuz.com/map/map48213.html)」ですよ。中東からのLNGタンカーがマラッカ海峡を通過する既存ルートと比べ、日本資本で建設するクラ地峡運河を通過する新ルートであれば、距離にして約800km、時間にして一日の恒久的な節約が可能となります。

>台湾の事例を知れば知るほど、「エネルギー安全保障」や「外国人労働者」
>について、軽々しく政策を進めてはならないことが分かります。

パソナの重鎮、カイザー竹中を一日でも早く退位させなくてはなりません。

さて、マンデル云々による財政軽視論が飯田砲と藤井砲によって粉砕された今、供給制約を理由に「財政拡大」から「所得移転」に目を向けさせようとする議論がコメント欄等々でも展開されています。私はさらなる「金融緩和」の代替としてなら給付や減税にも賛成な立場でして、モラル崩壊や利権云々の問題についても、高速道路一部無料化や消費税廃止や第三子以降出産手当てなら公平性を保てそうです。

介護職、全国平均月給を10万円近く下回る20万円で離職者激増へ
http://blog.livedoor.jp/dqnplus/archives/1795064.html
介護職の賃金、平均より約9万円低い 半数以上がサービス残業 全労連調査
http://www.watch2chan.com/archives/38437280.html

民間企業にベアを求める前に、政府が率先して介護報酬や診療報酬、公共事業の予定価格を引き上げるべし。

ポルシェ万次郎 2014-04-28 10:55:08

2125ポルシェ万次郎 ◆Y5JICDib7k:2014/05/07(水) 00:43:24
8. ♪移民 ヘイゾウ ワクワク試そうか 開け国家 今はもう 流れ着いたら パソナ(採用希望#パソナの重鎮) 2/3

消費税5% 税込み100円→消費税8% 税抜き100円 こういう糞店増えすぎ
http://blog.livedoor.jp/jyoushiki43/archives/51950317.html
「税込200円だったコーヒーが増税で220円になってるんだけど?」
http://www.watch2chan.com/archives/38483473.html

賃上げを異常に忌避する「実質賃金引き下げ隊」も相当だが、値上げを「悪徳」と考えるこの風潮もデフレ大国の所以でしょうか……。事態は深刻です。

自民党、リニア建設に3兆6千億円無利子貸し付け案!! 2027年大阪開業へ
http://matometanews.com/archives/1681851.html

これについての論考は下記を再掲させていただきます。

▼▼▼

12 ■リニアは大阪まで繋いでこそ。

民間:効率性を重視。既存の路線と競合しないよう、収益性を考慮した事業計画
政府:冗長性に着目。施設効果以外の、国民経済全体の便益(経世済民)に期待

東海道新幹線という既存のドル箱路線(ライバルは飛行機だけの独占事業)との兼ね合いから、無理して競合する路線を推進する動機が薄い一民間企業のJR東海に対し、上記のように決して邪ま(利権誘導)ではない動機で関与したい政府の言い分を正々堂々と突きつけ、JR東海側が呑めるような条件の政府補助を折衝するのが正しいと思います。たとえば経世済民を理解している西田総理が中野剛志氏を派遣するだとか、政府側がそういった交渉のテーブルにつけるような環境にないことが、JR東海側がけんもほろろに工期短縮を断った原因と推察されます。

ポルシェ万次郎 2014-04-28 10:55:36

2126ポルシェ万次郎 ◆Y5JICDib7k:2014/05/07(水) 00:43:46
9. ♪移民 ヘイゾウ ワクワク試そうか 開け国家 今はもう 流れ着いたら パソナ(採用希望#パソナの重鎮) 3/3

ヨーロッパではLRTの導入による鉄道の復権が既に始まっているわけで、これまで私鉄の活用によって世界屈指の鉄道網を構築した成功体験が却って油断となり、日本が公共交通機関や社会資本整備で世界の遅れを取るような将来を危惧しています。駅中ビジネスやサービスエリアは民間にガンガン開放すべきですが、鉄道路線の過度な効率化(赤字路線の廃止)や高速道路そのものの民営化に私は反対の意見です。たとえば大阪の御堂筋線を民営化する際にも、ほかの赤字路線を安易に切り捨てないような特約が必要となるでしょう。国家的プロジェクトを赤字か黒字かで判断するような思想には嫌悪感しか抱きません。

要するに、本来は採算性だけを追求するものではないはずの交通インフラが、こと鉄道に関しては日本はたまたま競争の原理で大成功してしまったため、採算性以外の多岐に渡る効用が無視されていることに疑問を感じるわけです。今さらJRを国鉄に戻せとまでは思いませんが、採算性を度外視できる半官半民のような組織の運営が難しいのであれば、国土計画という大戦略や社会資本整備に対する国民の理解、付随する法律等々でそれらを補完することが重要と考えています。

ポルシェ万次郎 2013-09-20 11:14:22

▲▲▲

11年ぶりモーニング凱旋の石川雅之、太陽の国と月の国の出会いと友情に捧げる『Tesekkur ederim』。あなたはエルトゥールル号遭難事件を知っていますか?
http://morning.moae.jp/news/1129

原発の話題で思い出したのですが、日本とトルコとの間の友情エピソード、今週発売の雑誌「モーニング」に掲載されていました。作画は『もやしもん』や『純潔のマリア』で有名な石川雅之氏です。

ポルシェ万次郎 2014-04-28 10:55:58

2127ポルシェ万次郎 ◆Y5JICDib7k:2014/05/07(水) 00:44:05
4. ♪ぺららじ 師匠はハマダ ステージ・チェンジ リツイートなう 1/2

>今まで失業していた人がいきなり技術、体力、熟練が必要な建設工事において
>力を発揮することは難しいと思います

と言われましても、その一部の専門分野だけで建築物、インフラは建てられるわけではありません。熟練工や離職者らの残業や復職の動機に繋がるような労務単価の提示に加え、建設機械の購入意欲を刺激するだけの国土計画の提示(第六次全国総合開発計画)が政府からあれば、新規採用者を育てるまでの時間稼ぎは十分できるでしょう。

日本人の長所「問題を解決しようとする力」をようやくフル活用できるステージが到来したのです。努力が許される、ちゃんと作用する、良い結果へと繋がる環境は素晴らしい! 思うに、供給制約やマンデル云々による「公共事業費の過去水準回復」への忌避は、「間違って日本の景気が回復でもしたら、長期金利が上がって財政破綻する」などの破綻論者(小黒一正氏ほか)に似た本末転倒や矛盾を私は感じます。

>公共工事 入札不調、例年の2倍超 建材高騰・人手不足で
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/140410/lcl14041010590001-n1.htm

記事には「建材高騰や作業員不足に対応できず、入札不参加が増えているため」とありますが、これは「従来のままの予定価格では建材や人件費の高騰に対応できず、採算割れを起こしているため」とするのが正しいように思います。そうであるならば、政府は民間企業にだけ「ベア」を求めるのではなくて、これら公共事業の予定価格以外にも、介護報酬や診療報酬に至るまで自らが率先して引き上げを行い、早期に問題解決を図るべきです(対策は前倒しで行われてはいる)。いつまでも「デフレ脳」のままでいてはいけませんね。

>資材高騰、単価高騰のため住宅投資が縮小する

元々「市場利子率>投資効率」なデフレ環境において、民間投資の自主的な回復など頼りにはできないでしょう。各種価格の上昇が民間の投資意欲の減退に繋がる「かもしれない」ケースは当然あるも、「財源はデフレ」という「総需要の不足」が続く以上、公需増と民需減の結果がトータルでマイナスになるようなことは絶対になく、さらにプラスマイナスゼロでもなくて、実質賃金の上昇や社会資本のストック効果も含め、必ずプラスの方向に作用します。デフレ脱却が遠のくだなんてことはあり得ません。

ポルシェ万次郎 2014-04-29 02:32:03

2128ポルシェ万次郎 ◆Y5JICDib7k:2014/05/07(水) 00:44:21
5. ♪ぺららじ 師匠はハマダ ステージ・チェンジ リツイートなう 2/2

なので、「限られたリソースを公共事業にばかり使うおかげで、防衛費その他の拡充がままならない」などの制約でもない限り、「公共事業費の過去水準回復」を忌避する理由はないはずです。小渕政権や麻生政権のときにも同じことが言えますが、そもそも大して増やしてはいないでしょう。赤字国債にばかり頼らず、建設国債の発行増でも経済成長率や所得の上昇に寄与すべきと考えます。経済成長率が名目7%、実質5%を下回っているような結果は、私に言わせればいずれも失策です。アベノミクスも例外ではありません。

ただ、私はさらなる量的緩和の代替としてなら、給付や減税といった所得移転(再分配)にも賛成な立場でして、モラル崩壊や利権云々の問題についても、「高速道路一部無料化」や「消費税廃止」や「第三子以降出産手当て」なら公平性を保てそうです。デフレ脱却に寄与する順位としては、「財政拡大>所得移転>金融緩和」だと考えています。

つまり、こうまでデフレが深刻だと、金融緩和だけをしてもフローのインフレは進みませんが、所得移転であれば財政拡大には及ばないながらフローのインフレが進むため、上念司氏が言うような無税国家にはなれない(新規国債の発行増は物価や所得の上昇に寄与してしまう)というわけです。

>別に公共事業にこだわらなくとも、供給制約の縛りがなく財政出動が
>可能な分野は他にもありますので、手広く支出を拡大させることが
>デフレ脱却の早道だと思います。

先日エントリーのコメント欄にて、「日銀が100兆円規模の新規国債を発行し、政府が借りて、使え」というある程度具体的な一般会計予算案(総額150兆円)を投稿させていただきましたが、「気持ちは分かりますが……」などとして前向きな賛意は得られませんでした。結局「リフレ政策が上手くいっている」という誤解を解かない限り、何だかんだと理由を付けては避けられ、説得は難しいように思いました。「リップサービス」「理屈なき折衷案」などといった、青木泰樹氏によるリフレ派観は言い得て妙ですよね。

>更新しないとランキングえらい下がりますね・・・

クリックしておきましたよ。苦しい時期だとは思いますが、楽しみにしているので更新がんばってください。

ポルシェ万次郎 2014-04-29 02:32:25

2129ポルシェ万次郎 ◆Y5JICDib7k:2014/05/07(水) 00:44:37
18. 「新詭弁派経済学」を打倒せよ! 1/5

Re.#6 月の猫さん

>現実に90兆規模の予算でさえ、「ばらまきだ。」
>「無駄な公共事業がー。」「国の借金がー。」など、相当の非難がありました。

私には、一時期ほど気合の入った反対の圧力を感じませんでした。毎度お馴染みの「国の借金○○兆円。国民一人当たり○○万円の借金」と同じで、当人らも惰性で政権批判をやっているような印象です。

>野党や、マスコミに騙されている多くの国民が「国の借金」の嘘を
>理解するために、粘り強く慎重に進んでいかなければなりません。

テレビ出演等々で論敵とバッティングしたとしても、地上波出演の際は特に「くたばれ財政均衡主義」で共闘してほしいものです。ただ、この期に及んで慎重に進めなければいけない理由が私には分かりません。「焦って逆効果になった。これまで積み上げてきたものが台無しだ」みたいな失敗例を全くイメージできません。ガンガンいこうぜ!

Re.#7 望月夜さん

>不況脱却時に供給制約を発生させないことは不可能だし、
>供給制約が発生させられないなら、そもそも不況脱却には不十分だ。

仰る通りです。そして「供給制約」とは言っても、需給ギャップが一部産業だけでも解消されていく望ましいプロセスにおいて、「従来の低賃金のまま供給を続けるには制約が出てくる」といった理解が正しく、繰り返しとなりますが、そうであるならば「公共事業の予定価格を上げることで解消可能な制約は多い」と素直に考えるべきでしょう。あとは民業圧迫だけではなく、所得上昇による民需波及の方により注目したいです。

先に需要があり、それを解決しようとする力が働き、あとから供給も増えていく……。そんな当たり前の経済成長を取り戻さなければなりません。戦後の焼け野原では、それこそ供給制約だらけでした。どうか効率を高める機会をお与えてください。供給を削る諸々の努力、生産調整やワークシェリングには皆な飽き飽きしています。

ポルシェ万次郎 2014-04-30 05:03:24

2130ポルシェ万次郎 ◆Y5JICDib7k:2014/05/07(水) 00:44:55
20. 「新詭弁派経済学」を打倒せよ! 3/5

>Re.#11 血祭謙之介(NWD)さん

>すなわち、
>「2〜3年の短期間では、供給制約は解消出来ない」
>という認識を有していると解釈しても、よろしいでしょうか?

今はまだ、カネ(公共事業の予定価格引き上げ)で解決できない供給の制約はないという認識です。近い将来、「物理的に無理」といったカネで解決できない供給の制約を発生させないためにも、今のうちから労務単価のアップや長大な国土計画といったコミットメントの必要性を感じています。

>国債を発行するのは、『財務省』です。

はい。正しくは「日銀が通貨を発行し、政府が100兆円規模で借りて、使え」ですね。

>そこまでの新規発行を実施するのでしたら、更なる大規模な金融緩和を要しますね

大規模であるかどうかは別として、その時点の市中から集めるだけでなく、やはり「財金両輪」がベストだと私も考えています。

>現状としまして、上手く行っておりますが、あなたの、
>「リフレ政策」の定義は何でしょうか?

フィリップス曲線の考えに基づく最適なインフレ率についてを、インフレだとイメージが悪いためリフレーションと言い換えているのだろうと推察されます。それらインフレ目標を達成する手段として、金融政策に重点を置いているのが「リフレ政策」だとの理解です。

もともと日銀が掲げるインフレ目標(2015年4月にコアコアCPIで2%)の達成には2年のタイムラグがあるとのことでしたが、それ自体が遅すぎるとの不満はさて置き、昨年のGDP統計における金融政策の寄与度の低さやコアコアCPIの推移を見たときの進捗の遅れなどから、「失敗」「上手く行っていない」との判断が妥当だと考えています。

「これまでのマイナス1ポイントという低評価が、政権交代でどうにかプラス1ポイントに反転したくらいのイメージ。遊んでいないでさっさと10ポイント超えを目指せ!」というのが私の主張です。10年後にはGDPで1000兆円を達成し、20年後はアメリカを抜いて世界一となるためには、壮大な社会実験や自虐的とも言える低成長に甘んじているわけにはいきません。

ポルシェ万次郎 2014-04-30 05:04:20

2131ポルシェ万次郎 ◆Y5JICDib7k:2014/05/07(水) 00:45:18
21. 「新詭弁派経済学」を打倒せよ! 4/5

Re.#13 山本博一(ひろ)さん

>と言われても、その分野が一番人手が不足しており、
>そこがボトルネックになっているわけです。

「少なからず供給に制約が発生してきている」「そこに解決すべき問題が生じている」という今の状況を、私は以前の状況より好ましく見ているのです。財政支出の増やし方が足りないという議論ならあり得ますが、「毎年増えていくべきものを前年度比で減らしてどうする!」というのが私の主張になります。

毎年増やしていくべき公共事業費を削れとは言わずに、ほかの産業分野へも支出を増やそうという考えなら共闘できそうですね。

>これって誰が言っているんでしょうか?
>本文ちゃんと読んでいますか?

特にひろさんや今回の本文への指摘ではありません。「財出がなければもっと景気回復した」「法人税を下げるために消費税を上げるべし」みたいな考えのリフレ派(レジェンド)が主犯で、彼らの弟子を自称する人やリップサービス的財政有効論の人、さらにそのフォロワーらは従犯だと考えていますが、財政政策に対してそれぞれ濃淡があることは理解しています。

>グラフ見ていないんですか?

「ちゃんと見ろ」とだけ返されるのは生産的ではありません。何故ならちゃんと見たうえで意見を述べているのですから……。ほかにも「もっと勉強しろ。ヒントは与えた(by 田中秀臣)」「私の学生なら不可をつける(by 池田信夫)」にも通ずるかもしれません。ああいうのは相手を説得する気があるのかっていつも思います。

>この一文で、供給制約と金利上昇によるクラウディングアウトを
>混同していることが分かります

「物理的に無理(国内に余剰技術者がいない、通貨発行余力が足りない)」ではない、「カネ(公共事業の予定価格引き上げ)やコミットメント(国土計画の発表など)で解決できる供給の制約」である以上、同じ文脈で語って差し支えないはずです。

>持論を垂れ流すのは結構なのですが、まずは人の意見を聞きましょう

他人のブログのコメント欄を大量コピペで埋め尽くすなどの行為に対してなら分かりますが、「持論を垂れ流す」とは言い過ぎではないでしょうか? 当方はエントリー内容に沿った意見を述べ、建設的な議論ができればと思い書き込みをしております。

ポルシェ万次郎 2014-04-30 05:04:44

2132ポルシェ万次郎 ◆Y5JICDib7k:2014/05/07(水) 00:45:33
22. 「新詭弁派経済学」を打倒せよ! 5/5

>あまりに現実とはかけ離れた案なので、賛同はできません

我々は政治家ではないのだから、マスコミ受けや有権者受け、法案の成立可能性を考慮しなければならない政策部会(自民党なら政務調査会)での議論ではないのだから、まずは本来あるべきベストな政策を模索し、必要ならそのあとで実現可能性や政治論を論ずるべきでしょう。

「ベストな予算総額は150兆円だが、現実には120兆円程度が落としどころかも……」でも十分に意義があり、安倍総理に強い意志があれば編成も可能であったと考えます。「いや、それはどうだろうか」などの反論はあって構いませんが、その場合も核保有に関する議論と同様に、論ずることすら禁じられていては世論を背景とした政治への圧力とはならず、事態は一向に進展しないものと思われます。

>ただ、人の主張を曲解するのはやめてくださいね

1.今度は供給制約という理由を掲げ、公共事業そのものを削減に向かわせよう
2.公共事業はとりあえず現状維持として、ほかの支出項目を刺激してはどうか
3.公共事業は年々増やしていくべきだが、ほかの支出項目も刺激すべきだろう

上記なら私はもちろん【3】なので、ひろさんやほかの皆さんがせめて【2】であることを信じつつ、政権に害をなす【1】を一緒に打倒しましょうという提案をしているに過ぎません。断じて原田泰氏らとは考えが違うし、財政政策への理解も「リップサービス」ではないと仰られる場合は、我々と一緒に「リフレ派(レジェンド)を討て!」ということになります。

Re.#17 マーリンエンジンさん

>公共投資とは別に減税や高速無料化などの時限的財政政策もやればいいと思います

妥当な支出割合としては、兵器調達や公務員採用、各種投資といった確実にGDPにカウントされる財政政策が9割、交通量に応じた高速道路の無料化および割引(混雑税化)、消費税減税(廃止または「贅沢税」への代替)、少子化対策に資する直接給付(初婚手当て、式場代および国内新婚旅行の補助、第三子以降の出産祝い、米飯給食費無料化)といった所得移転政策が1割と私は考えています。

ポルシェ万次郎 2014-04-30 05:05:03

2133ポルシェ万次郎 ◆Y5JICDib7k:2014/05/07(水) 00:45:47
44. ♪ハマダはツカサのパピヨン(要出典) 1/6

Re.#23 血祭謙之介(NWD)さん

>現在でも、解決が出来ておりません

繰り返しとなりますが、かつてのように「解決すべき課題(供給制約)がない」ことの方を私は問題視しています。別な視点で語るなら、リフレ派の皆さんが白川前日銀総裁の金融政策に抱いていた不満と同じように、「やってるフリをするな。アクセスを踏み続けろ。市場にコミットすることが大事だ」と言えば分かりやすいかもしれません。

>賃金の上昇は市場に任せまして、

市場の動向に合わせ、或いは先を読んで公共事業の予定価格や労務単価を引き上げることが、入札不調の低下や国民総所得の上昇には不可欠と考えます。今は政府が受動的になるのではなく、能動的に牽引するくらいがいいでしょう。

>技能修得の為の費用の助成及び免除

これまで極端に(政策によって人為的に)減らしすぎたことへの対策、その他の失業対策としては賛成いたします。個人的には、比較的犯罪傾向の進んでいないA級施設(刑期8年未満の初犯刑務所)やYA級施設(26歳未満の少年刑務所)における、希望する被収容者全員が土建に関する職業訓練を受けられる体制作り、予算の拡充が効果的と見ています。

行刑施設への予算拡充は量的緩和や再分配の政策よりデフレ脱却効果が高いうえ、供給制約云々で批判される心配もありません。ああ、また別な財出忌避論が創作される可能性はあるかもです。

いずれにせよ相性は抜群(言語や慣習の違う外国人などより、建設業の社長さんが身元引受人になってくれやすい)だし、塀の中での有り余る時間を使い、懲罰のない模範囚には運転免許や各種資格を取得してもらうのがいいと思います。こうして受刑者に所得を稼ぐ力を養えば、必ず犯罪率低下にも劇的な効果が期待できます。

ポルシェ万次郎 2014-05-01 15:07:20

2134ポルシェ万次郎 ◆Y5JICDib7k:2014/05/07(水) 00:46:03
45. ♪ハマダはツカサのパピヨン(要出典) 2/6

2007年2月22日付の読売新聞朝刊に、2005年に全国74の行刑施設を出所した3万27人を対象とした法務省のアンケート調査で、「職業訓練を受けたかった」「刑務作業は社会復帰に役立たない」といった不満の声が多数あったことを紹介する記事が実際にありました。法務省矯正局の話では、「高度な技術が身につく作業の確保が難しい」「希望する受刑者すべてが職業訓練を受けられる体制ではない」とのことでしたが、これらを職員(技官や法務事務官)の拡充によって解決すれば一石二鳥となるわけです。

実際、「カタギの会社に就職して年下の人間に偉そうに命令されるくらいなら、逮捕されるリスクがあっても元のシャブ屋の方が……」と考える受刑者の数は多いです。彼らに適切な職業訓練を受けさせない限り格差は広がるばかりですし、負のスパイラルは止まらないうえに、再犯率も下がりません。

結局、出所後5年以内に再収監される元受刑者の割合が50%近くにまで達するのも、「ムショ帰り→社会属性・職業スキルゼロ→負け組を自覚(金なし・職なし)→社会から承認されない→人生面白くない(不幸)→シャブ・窃盗→再収監」といった負の連鎖が原因だと私は見ています。

なので、出所したら即戦力となれるよう、塀の中でも大型車や重機を扱う職業訓練ができればいいと思っていました。元受刑者らの「『自分も世の中に存在していい』と確認できる承認の問題(by 中野剛志)」も解決されるでしょう。外国から労働者を連れてくる前に、国内に残されたリソースをまずは活用すべきですよね。

>思いっ切り成功しております

私には「元々の達成期限が長い。志が低い」というマイナスの補正が入っていることですし、「道半ばかもしれないが、失敗は言い過ぎでは?」くらいの抗議は想定しておりましたが、いやはや「思いっきり成功」ですか……。

ポルシェ万次郎 2014-05-01 15:07:46

2135ポルシェ万次郎 ◆Y5JICDib7k:2014/05/07(水) 00:46:18
46. ♪ハマダはツカサのパピヨン(要出典) 3/6

>更に就業者数も増え、失業率が改善に向かっている事は、ご存じの通りです

昨年のGDP統計を細分化した際のそれぞれの寄与度を鑑みるに、財政拡大に転じないと目標達成は厳しいのでは、総裁を辞任させられるのではと危惧しております。資産効果や為替効果の観点から、金融緩和を頑張っていること自体はもちろん評価していますが、財政拡大をすれば数ヶ月でインフレ率2.0〜2.5%(コアコアCPI)には届くだろうにというのが、私の正直な思いです。金融緩和の「成功」を理由に財政拡大が軽視されるようなことがあってはなりません。

>どこから持って来た数字でしょうか?

私の完全な主観、雰囲気です。インフレ率等々を割合を維持したままポイント換算したとかの精密さはありません。

Re.#29 望月夜さん

>浜田のような金融政策原理主義者の代表格的な人間が、
>財政を軽視するのは論理的必然であり

仰るとおりで、一応決めつけはよくないと思い発言を追ってもみたら、案の定というわけです。

Re.#30 べてらんずさん

>マネタリーベースを異常(異次元)に増やすことに特段の問題がない以上、
>増やしている割には効果がない!というのも筋違いの批判です

実は私も、今のところはまだ「特段の問題がない」と考えています。ですが本質はそこではなくて、政権中枢に蔓延する「金融政策万能論に基づく財政軽視論」と、彼らを師と仰ぐフォロワーらの言論活動(リップサービス、建前としての消極的公共事業容認論)の方を問題視しています。

ポルシェ万次郎 2014-05-01 15:08:11

2136ポルシェ万次郎 ◆Y5JICDib7k:2014/05/07(水) 00:46:34
47. ♪ハマダはツカサのパピヨン(要出典) 4/6

Re.#37-38 山本博一(ひろ)さん

>ならば、民間の建設需要が増えているのは理解されているんですよね?
>民需には期待できないと言っていたので見ていないのかと思いました。

ブログへは主に各種グラフのインプット目的で訪問させていただいております。なので、ちゃんと「見ている」のでご安心ください。

それから民間の建設需要「住宅投資」には復興需要や増税前の駆け込み需要、ささやかな資産効果による恩恵が「現在は」あった一方で、民間の「設備投資」という需要項目は依然乏しいことをもって、「民間投資の自主的な回復など頼りにはできない」とまとめて述べさせていただいた次第です。

>我々が公共事業を否定したいのではない事はご理解いただけましたか?

本気度に疑義が残るだけで、「そうした説明もある」ことは重々理解しています。

>野党時代ならばそれもOKなのかもしれませんが、今は与党なので。
>政策実現性を加味した議論をしなければならないフェーズであると思います

野党時代とは違い、「与党の大臣」や「税調の幹事」が政治的妥協を迫られることなら当然あるでしょう。彼らへの批判はケースバイケースで行われるべきですが、野党でも与党でもない我々一般国民や言論人に余計な制約は不要です。

>【1】は居ません。

【1】が実際に政権中枢に蔓延っているのです。浜田宏一氏や原田泰氏らがその筆頭で、親和性の高い皆さんも「リップサービス」を疑われていますよという話。

ポルシェ万次郎 2014-05-01 15:08:35

2137ポルシェ万次郎 ◆Y5JICDib7k:2014/05/07(水) 00:46:54
48. ♪ハマダはツカサのパピヨン(要出典) 5/6

Re.#40-41 望月夜さん

>「消費増税があっても追加緩和があれば別にいいし、あんまり問題じゃないよね」

私もそうした風潮を危惧しています。同じものとしては、「財政出動しなくても追加緩和があれば別にいいし、あんまり問題じゃないよね」があります。それ故に私は、「マンデルフレミング増税」「リフレ派増税」「狂った羅針盤増税」などと言っているわけです。

>しかしひろ氏の考えでは、この家電の販売増は好ましくない、ということになる

加えてひろ氏や飯田泰之氏らは恐らく、「そのせっかく順調な民間市場に政府が介入するな」との思いが強いなのだと思います。ですが我々は、政府が一緒になって国営の家電メーカーを作り、市場競争に参加しろ、公金を使って介入しろと言っているわけではなくて、要は民間が志向する利潤や効用とは別な便益が政府の事業にはあるでしょうということですね。

個人的には私など、「地球人類にとって共通の災厄」である支那共産党が日本支配を画策する限り、彼らを無力化するまでは民間消費を犠牲にしてでも政府支出を増やし、戦争や災害に強い国家を目指すべし、富国強兵という大戦略にリソースを費やすべしと考えているくらい。もちろんバランスは考えないといけませんが、私は日本の愛玩用ロボットよりも、アメリカが本気で作る軍事用ロボットに敬意を表しています。戦後の供給能力が足りていなかった時期は別として、日本は軍事に関する輸出や研究予算を制限してきたことで、結局はイノベーション全体にとって足枷となっていたように思います。

研究開発(財政出動)で発生する技術革新、民間技術への移転を勘案すれば、兵器を自主開発しない、外国へ輸出しない、防衛費を対GDP比で1%以内に抑えるなどといった制約は、むしろハンディキャップにしかなりません。コンピュータは米軍のミサイルの軌道計算、インターネットは情報通信システム開発、カーナビはGPSといった具合に、元は軍事目的で開発されたものが民間へ技術移転した例は数多くあります。戦後の優れた技術者にしても皆軍所属であったし、禁止された航空機開発の技術が新幹線に生かされたのは有名な話ですよね。

さらに、お掃除ロボのルンバも元は地雷探査ロボットの応用ですし、雨どい掃除ロボットも無人軍用車両のキャタピラの技術と言われています。

ポルシェ万次郎 2014-05-01 15:11:13

2138ポルシェ万次郎 ◆Y5JICDib7k:2014/05/07(水) 00:47:10
49. ♪ハマダはツカサのパピヨン(要出典) 6/6

Re.#43 べてらんずさん

>財政出動の総額は、特に政治的に上限がありますからね

ですが、「供給(政治的な実行可能性)」に制約があるからといって「需要(言論による世論喚起)」まで無理に抑制することはありませんよね。数年前までは異端だった「国の借金○○兆円、何ら問題なし」のように、核保有や100兆円規模の新規国債発行(防衛費や公共事業費の倍増)や消費税廃止なども、現状では極端とも思われていても、誰かが言い出さなければ状況は変わりません。それは政治家ではない者の役割ではないでしょうか?

なので、防衛費対GDP比2%、公共投資対GDP比6%(妥当性については下記を参照されたい)のターゲティング(コミットメント)により、是が非でもデフレを終わらせる必要があります。

第1−3−17図 リーマンショック後の公共投資対GDP比の国際比較 - 内閣府
http://www5.cao.go.jp/j-j/wp/wp-je13/h05_hz010317.html
公共事業の動向(日本と主要国)※公的固定資本形成対GDP比(1960〜2012年)
http://www2.ttcn.ne.jp/honkawa/5165.html

まあ、現在の緊迫した極東アジア情勢であれば、「自宅や事務所の防犯に隙を見せては、不要な犯罪を誘発してしまう。積極的平和主義という観点からも、地域における防衛費の相対的なバランスを考慮し、防衛費の大幅な増額を検討したい」くらいなら、安倍総理が発言しても大問題にはならないでしょう。私はむしろ公共事業悪玉論に打ち克つより、こちらの方がハードルが低いように思えます。

>困窮する人への再分配を強める財政出動

それでも可能な限り、給付にもインセンティブを与えることは大事ですけれどね。所得が必ず生まれる政府支出が最高位なのは当然として、直接GDPにカウントされない所得移転であっても、既に生んでしまった人たちへの「子ども手当て」より、これから生もうか迷っている人たちに与えるインセンティブ「第三子以降出産手当て」のような施策を当方は主張します。ほかには「高速道路の一部無料化および大幅割引き(混雑する首都高は逆に値上げ)」のように、需給の調整に心血を注ぐことが経世済民、政府の役割だと私は思います。

「自説を垂れ流している」と言われてはたまらないので、特に要望がなければ私の主張はこの辺りで終えたいと思います。

ポルシェ万次郎 2014-05-01 15:11:33

2139ポルシェ万次郎 ◆Y5JICDib7k:2014/05/07(水) 00:47:29
15. ♪ミツルはツカサのパピヨン

>米テキサス州の電力大手が破綻 負債総額4兆円超
http://www.asahi.com/articles/ASG4Z2J95G4ZUHBI009.html

本日エントリーはこの話題だろうと思っていたところです。古賀茂明氏や飯田哲也氏らが不快でたまりません。

安倍首相「日本はドイツが行った和解や謝罪の仕方をまねすることはできない」
http://military38.com/archives/37862108.html

朝鮮日報の元記事には、「インタビューに応じた安倍首相は『第2次大戦後の欧州とアジアの歴史は完全に違う』と述べた」とありますが、大戦前からの経緯や大戦中の行いからして、日本とドイツとでは性質が180度異なりますよね。何故なら共通するのは同盟関係にあったことと、戦争に負けた事実くらいですから。

実情としては、「あちらが先にデコピンで挑発してきたから、こちらもグーで殴り返した。結果、殴り合いの喧嘩になったが、勝負がついたあとも金属バットや鉄パイプで頭や腰を殴られ続けた」のが日本なので、裁判をちゃんとやり直してほしいくらいです。南北朝鮮や支那共産党とは戦争すらしていないので論外ですし、ほかの東南アジア諸国に対しても、彼らではなく彼らを遠方より支配していた異民族と戦争をしたのであって、これもやはり「アジアへの侵略戦争」とは単純に呼べません。侵略戦争ではなかったことについては、敵方の大将ですら議会で証言してくれていますしね。

供給制約についての誤解 その2|ひろのひとりごと
http://ameblo.jp/hirohitorigoto/entry-11836338758.html

上記は上念司氏がツイッターで頻繁に紹介されている例の経済ブログ。私もコメント欄に書き込みしています。ああ、加勢しろとか言っているのではなくて、読み物に飢えている方はよろしければお楽しみください。ランキングが下降しているとのことで、クリックもぜひ。

ポルシェ万次郎 2014-05-01 17:24:36

2140ポルシェ万次郎 ◆Y5JICDib7k:2014/05/07(水) 00:47:47
26. ペラネン 詐欺の子 詭弁な子 1/3

>我が国には集団的自衛権以前に「個別的自衛権」がありません

ここまでくると、日本国には広義の意味で「生存権」や「国家主権」が存在しないとも解釈できますね。現在の占領憲法の前文や九条も、「息をしてはならない」と書かれているようなもので、しかし全面改正(自主憲法制定)は書ける人材がいないし政治的ハードルも高いため、まずは「明らかにおかしい箇所の部分改正(前文については停止)」で国民的合意が取れればと私は考えています。

それから施光恒氏も本日のメルマガで触れられていた英語教育に関連しますが、日本の国連常任理事国入りの前に、日本語の国連公用語化を目指すべきでしょうね。日本語の話者は全世界で1億3千万人にのぼり、世界で上位8位につける大言語(フランス語の2倍近い)でもあるわけで、いきなり国連は無理でも、まずはアジア太平洋地域での公用語採用であれば、いくらかハードルは低くなると思います。母国語の保護も安全保障の一つと認識すべきでしょう。

あと、施氏の「頭の中でずっと『フロマン! タフネゴシエ〜ター、フロマン! ウォール街しゅーしん、フロマン!…』と替え歌が流れてしまって離れません…。」には同情いたします(笑)。以前にも書きましたが、私も「マンデルフレミング 供給制約」が頭を離れません。。。

ポルシェ万次郎 2014-05-02 17:18:27

2141ポルシェ万次郎 ◆Y5JICDib7k:2014/05/07(水) 00:48:05
27. ペラネン 詐欺の子 詭弁な子 2/3

「海上自衛官」初の写真集発売 “歌姫”三宅由佳莉も紹介 - 2014/05/02
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140502-00000315-oric-ent

海自だけを収録した写真集『国防男子』が発売されるらしいですが、昨年6月に「第二期三橋経済塾」で私が提言していたやつやん(下記参照)。時代がようやく追いついたか(笑)。

▼▼▼

今朝に届いたばかりの「三橋経済塾」からの宿題、早速ログインして初投稿してみました。

お題:貴方は防衛大臣から秘密裏に「安全保障強化のために防衛費増額のプロモーションをしたい」と依頼された広告代理店の社員です。日本国民の防衛費増額(特にGDP比1%枠突破)に対するアレルギーを払拭するための戦術を、三段階に分けてプランニングしてください。

・第一段階:「佐川男子」ならぬ「防衛男子」をプロモーション。イケメン自衛隊員の写真集やフィギュア展開までを視野に入れる。「韓流スター(笑)」に愛国心、徴兵の義務や必要性についてをテレビで積極的に語らせる。相関係数の高いだろう「防衛費の伸びとGDP成長率」をグラフ化し、「日本は防衛費(正確には政府支出全般)の伸びが世界最低だから経済成長しなかったのだ。常識を疑え! 節約は敵だ! 中国の数値を見てみろ」と、中野剛志氏がアシスタントにAKB48・大島優子クンを従え、オーロラビジョンを使った東京ドーム公演(講演)を行う。

・第二段階:「アベノミクス第三の矢」の規制緩和を「武器輸出三原則等の緩和」へと焦点をずらす、絞る。海難救助のためのUS-2型飛行艇、海賊対処のための巡視艇といった「兵器と連想し難いもの」の輸出からまずは始め、「首相のトップセールス(リーダーシップ)」「儲かる軍需産業(黒字化)」「調達コストの無駄の削減(合理化)」「大胆な発想の転換(構造改革)」「若者の雇用対策(福祉政策)」「デフレ脱却」といった、マスコミや主流派経済学的にもポジティブなイメージを全面に押し出す。

ポルシェ万次郎 2014-05-02 17:19:23

2142ポルシェ万次郎 ◆Y5JICDib7k:2014/05/07(水) 00:48:24
28. ペラネン 詐欺の子 詭弁な子 3/3

・第三段階:防衛費増額の必要性を描いた娯楽性の高い政経アニメを地上波深夜とニコニコ動画で放送。次の参院選でやはり1議席も取れなかったであろう「幸福の科学」に総制作費5億円の拠出を提案、費用対効果を説明。アニメの最終回の作中で「もはや敗戦国ではない」と主人公(アイドル出身の女性総理兼憲法担当大臣)に語らせる。年間を通じた全51話のOPでは毎回「北斗の拳」であったようなナレーション(下記参照)を入れる。EDでは目から鱗の「三橋グラフ各種」を毎回1枚ずつ挿入、紹介。これが本当のクール・ジャパン戦略。

〜北斗の拳 ナレーション(声:銀河万丈)〜
199X年、世界は核の炎に包まれた。
海は枯れ、地は裂け、あらゆる生命体は絶滅したかに見えた。
しかし、人類は死に絶えてはいなかった。

〜国民経済の原則(声:幸福の科学声優・銀河万丈)〜
◆国民経済において、最も重要なのは「需要を満たすために供給する能力」である。
◆国民経済において、お金は使っても消えない。
◆国民経済において、誰かの金融資産は必ず誰かの金融負債である。
◆現代世界において、国家が発行する通貨の裏づけは「供給能力」である。
◆国民経済の目的は、「国民を豊かに、安全に暮らす」を実現することである。

ポルシェ万次郎 2013-06-28 10:50:33

▲▲▲

あとは「政経アニメ」が必要ですが、OP×2、ED×4、本編全51話の「紙芝居動画(各話8枚程度の静止画)」の製作を、年間を通じて(2+4+51)×3万円=171万円の予算で誰か引き受けてくれないですかね? CVは機械音声で、ナレーションやセリフは私が書きます。「クラウドワークス」で依頼すべきだろうか……。

ポルシェ万次郎 2014-05-02 17:19:42

2143ポルシェ万次郎 ◆Y5JICDib7k:2014/05/07(水) 00:48:40
108. 血祭謙之介(NWD)さん

>金融緩和がこれ以上効果が無いのでしたら、
>「無税国家の誕生」

あなたの「経典」にそう書かれてあるので連呼されるのも仕方がないのかもしれませんが、#5で「つまり、こうまでデフレが深刻だと、金融緩和だけをしてもフローのインフレは進みませんが、所得移転であれば財政拡大には及ばないながらフローのインフレが進むため、上念司氏が言うような無税国家にはなれない(新規国債の発行増は物価や所得の上昇に寄与してしまう)というわけです。」と述べた通り、その必殺文句は適切ではありません。「政府の支出や所得移転でインフレに振れないのなら無税国家の誕生」であれば正しいです。

もう少し丁寧に解説させていただきますと、通貨発行権の行使(量的緩和)のみではストックのインフレには振れるも、そのささやかな資産効果が実体経済に及ぼす影響は微々たるもので、フローのインフレに振れるような支出や所得移転の財源のために行使される徴税権とは性質が違うし、代わりを行うわけではないという話です。政府が国民から集めた税金で資産を買っている場合のみ、金融緩和でその代替(無税国家)が可能となります。

別な言い方をすれば、「金融緩和だけを続けてもやはり効果は薄いのだけれど、資産バブルの誘発にだけは注視する必要がある。フローのインフレはもちろん、さらに進んだハイパーインフレなども全く心配する必要はないが、この場合ストックの行き過ぎたインフレについてのみがボトルネックとなる。なお、『日銀が通貨を発行し、政府が借りて、使え』まで行う『金融緩和+財政拡大』ならともかく、『日銀が通貨を発行し、国債やETFなどの資産を買え』にとどまるのが『金融緩和』であるため『財源』に代替できず、故に『無税国家』とは無関係」ということですね。

主張すべきことは終え、あとは水掛け論に終始しそうだったので、本エントリーへはこれ以上書き込まないつもりでしたが、大事なことなので反論させていただきました。この、上念司氏などが好んで使う「もしも効果がなければ無税国家の誕生」云々については、むしろ「財政拡大(新規国債の発行増)」を訴える我々の側が使うべき決め台詞です。金融緩和でハイパーインフレ(フローの行き過ぎたインフレ)など夢のまた夢ですが、資産バブル(ストックのインフレ)には気をつけようという話でした。

ポルシェ万次郎 2014-05-04 02:41:50

2144ポルシェ万次郎 ◆Y5JICDib7k:2014/05/07(水) 00:49:01
6. 財政政策の必要性を嫌々ながらリップサービスで唱える「エクスキューズ的財政出動容認論」を討て! 1/4

山本博一(ひろ)さん

>国のシャッキンガー(棒)

もはやヤフーニュースのコメント欄ですら相手にされないくらい「シャッキンガー」の勢力は衰えましたが、「イミンゴー」や「キベンゴー」の跋扈は依然危惧されるところです。しかしながら、当方も本日エントリーのような内容には何ら異論はないので、「100兆円規模の新規国債発行」の必要性が極論と思われないくらい世間に浸透するよう、余暇時間を使いできることから啓蒙に頑張りたいと思います。

血祭謙之介(NWD)さん

>「公共事業マシマシ原理主義者」
>達を味方に付けておりますので(リフレ派との分断に成功)、

「純化路線はいけない。すぐに分裂するのは保守派の悪い癖」とか言いつつ、勝手に出て行ったのは「ジョネクラさん」の方でしょうに。

また、「誰よりもテレビや書籍や議会等々で消費税増税反対を発信してきた立場からすれば無念だが、消費税増税の決定によって実体経済へのマイナスが避けられないのなら、せめて政府支出増によってそれ以上のプラスとなる方策を考えよう」といった苦渋の考えに対し、彼らが財務省の味方についたと断定するだけの根拠を当方は感じません。

役人にも責任を取らせることについては賛成ですが、「木下を討て!」のキャンペーンや一連の悪質なコラージュ画像、あれは在特会のいわゆる「ヘイトスピーチ」のようなもので、心情は分かってあげたいが、チャンネル桜のような腐っても公共性のある放送局が一定の距離を置きたがるのは当たり前の話です。

ポルシェ万次郎 2014-05-04 15:43:03

2145ポルシェ万次郎 ◆Y5JICDib7k:2014/05/07(水) 00:49:16
7. 財政政策の必要性を嫌々ながらリップサービスで唱える「エクスキューズ的財政出動容認論」を討て! 2/4

それから前回エントリーの無税国家論、あなたの言う「金融緩和でお金の供給を増やしますと」の「お金」とは、岩田副総裁が言うように「マネタリーベース」のことですよね? 中央銀行による量的緩和はストックのインフレが進行する速度に比して、資産効果や為替効果を通じたフローのインフレの速度が微々たるものなのだから、自ずと限界は生じるというのが我々の主張です。たとえとしては、実体経済という名のコーヒーカップに金融緩和という名の砂糖を入れるだけではなく、財政拡大という名のスプーンで甘くなるまで(目的達成まで)かき混ぜたい心境、イメージとなります。

あとは無税にするとなると、税収減による足りない財源は国債発行で賄うことになりますが、これは「金融政策(日銀による量的緩和)」の範疇を超えています。ただ、当方のような消費税を廃止した分の財源も国債発行で賄えばいい、日銀が通貨を発行し、政府が借りて、使えばいいという「一部無税国家?」の論であれば、「それでインフレにならないなら、日本は無税国家になれる!」を主張していいでしょう。実際は新規国債発行による政府支出増で所得やインフレ率が上がるため、現時点でのデフレ状況と今後のデフレ圧力の分(インフレ余裕度=国債発行余力)しか、徴税の代替(無税国家に近い行為)は行えません。

ポルシェ万次郎 2014-05-04 15:43:45

2146ポルシェ万次郎 ◆Y5JICDib7k:2014/05/07(水) 00:49:36
8. 財政政策の必要性を嫌々ながらリップサービスで唱える「エクスキューズ的財政出動容認論」を討て! 3/4

●税の役割(当方作成。右記は見解)
・安定財源性:ただし、中央政府は通貨発行権という別な安定財源を併用すべきだ
・景気の安定化:消費税は「無慈悲な安定財源」。調整機能を持たない欠陥税
・所得の再分配:法人税や所得税の上限を上げるなどして累進性高めるべきだ
・懲罰的負荷:環境や健康や交通事情を害する需要を抑制。ガゾリン税、酒税ほか

―――――――――――――――――――――――――――
1988年(名目GDP:386兆円) | 2010年(名目GDP:482兆円)
―――――――――――――――――――――――――――
    法人税: 18.4兆円  |  *6.0兆円
    所得税: 18.0兆円  |  12.7兆円
    消費税: **0兆円  |  *9.6兆円
    相続税: *1.8兆円  |  *1.3兆円
    その他: 12.6兆円  |  *7.8兆円
===========================
    合 計: 50.8兆円  |  37.4兆円
―――――――――――――――――――――――――――

当方がいつも無税にする対象として消費税のみを例に挙げるのは、上記に羅列したような「税の役割」を考慮してのことです。徴税には財源を確保する「安定財源性」以外の目的があるため、たとえ日本が産油国になって政府の財政状況が好転したとしても、決して無税国家にすべきではありませんので念のため。消費税唯一の長所と考えられる「安定財源性」については、やはり国債発行で賄うのがいいだろうと考えます。

ポルシェ万次郎 2014-05-04 15:44:31

2147ポルシェ万次郎 ◆Y5JICDib7k:2014/05/07(水) 00:50:08
9. 財政政策の必要性を嫌々ながらリップサービスで唱える「エクスキューズ的財政出動容認論」を討て! 4/4

asdさん

>増税のマイナス効果は金融緩和が緩和するから問題ない、とか、
>金融緩和で株価上げることで増税への抵抗感を薄めたりとか。

「小泉時代、緊縮財政を行っていれば景気はもっと回復していた」とかの原田泰氏による発言も同類で、そんな著者が書いた『若者を見殺しにする日本経済』を先々月、安倍総理が書店でわざわざマスコミに報じられることを意識して購入したことから察すれば、日本のリーダーの頭の中が構造改革や財政軽視(消費税容認)の考えに支配されていると断定することに、当方は何ら躊躇いを感じません。安倍総理の責任を過小評価する「木下万能論」とは異なり、このことには高い客観性や説得力があります。

べてらんずさん

>公共事業万能論者という国土強靭化の足を引っ張る連中が、
>増税を止めようとしてるリフレ派を攻撃してることによる誤解

仮に「詭弁派経済学(キベンジアン) vs 土建派経済学(ドケンジアン)」という対立なら、私は防衛費等々にも異次元の予算をつけろよとは思いつつも、圧倒的に後者の方を応援したいです。著名な「国土強靭化論者」はすぐに顔と名前が浮かび上がりますが、「公共事業万能論者」となるとどうしても思いつきません。当方のチェック漏れでしょうか? ただ、「公共事業万能論」というレッテル貼りを展開している著名人の顔であれば、不勉強な当方でもすぐに顔と名前が浮かび上がります。

リフレ派の大御所の人たちの「金融政策万能論」に基づく財政政策の軽視(消費税増税の悪影響の軽視)は論外として、ヤングリフレ派やフォロワーの人たちも内輪で大喜利をして遊んでいるようにしか見えません。ああいったキャンペーンは当人へのささやかな嫌がらせにはなるとしても、外への広がりをあまり感じないです。「やめろとは言わないが、年配の真面目な視聴者は却ってドン引きするだろうし、チャンネル桜が社を挙げて応援とかはできないよ」という至極真っ当なバランス感覚に対し、被害妄想に陥った後輩と共に暗黒面に堕ちていった残念な印象は変わりません。あなた方が今後「あいつは似非リフレ派だった」と言わざるを得なくなるような状況が、山本幸三氏以外のケースにも波及しないことを願っています。

ポルシェ万次郎 2014-05-04 15:46:50

2149ポルシェ万次郎 ◆Y5JICDib7k:2014/08/02(土) 01:50:13
三橋貴明ブログへのコメント投稿の備忘録@ポルシェ万次郎
http://ameblo.jp/p-manjiro/

コピペ保存に疲れたため、自分の他所への書き込みは上記ブログにまとめることとしました。
2014年5月以降を再掲しています。

2150スマトラ:2020/01/10(金) 20:31:55
 日立金属が苦境にあえいでいるそうだが、なんたらケンイチセンター長のせいだと思う。
ものすごくまずい科学技術戦略を広報に反映していて、ダイヤモンドが低フリクションだと
か宣う。砥粒加工学会はおかしいと声を上げないのか?


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