私が以前より「学術論争」だと言っているのと同じ見解ですね。本日エントリーの冒頭を読み始め、「今日はこの辺りのことを書き込みしようかな〜」と思っていたら、その後に秀逸な見解が紹介されているのを見て「わが意を得たり!」という思いです。「三橋・中野・青木 vs 田中・上念・倉山」によるガチ討論「デフレ脱却のために優先すべき政策は、金融緩和か財政拡大のどちらか?」を面白いと感じるのは我々くらいなもので、日本国民として公共性や公益性を考えた場合、それら「決勝戦」よりもまずは予選突破、「日本は財政危機ではない(消費税増税は凍結せよ)」の発信で共闘してほしいと願っています。
まさに「国民国家(民主主義) vs 無国籍企業(グローバリズム)」の戦いですよね。世界中でそうなのでしょうが、安倍総理は後者の喜ぶような政策にばかり熱心な印象です。この戦いは将来歴史を振り返ったとき、「資本主義 vs 共産主義」くらいの意味を持つようになるでしょうね。私など、法人税や所得税だけでなく、社会保障費にも累進性を強化すべきだと思っているくらいです。
要はアニメなら「涼宮ハルヒの憂鬱」や「魔法少女まどかマギカ」、小説なら「All You Need Is Kill」、映画なら「恋はデジャ・ブ」にあるようなループを繰り返しやれたとして、何回ループしても今回は無理筋だったというわけです。私が以前に書いたウルトラC、石原辞任で世間の注目を集め、街頭演説では石原軍団や津川雅彦氏や百田尚樹氏らを総動員、全盛期の小沢一郎氏ばりにプロフェッショナルな選挙運動やお金をかけた全戸配布を行ったとして、それで当選できたかどうかは怪しいと思います。
これも「♪竹中ワクワク Take it easy」の影響でしょうか、そもそもの資質だったのでしょうか? まあ、以前より片鱗を伺わせてはおりましたが、それも変えられるし、下野して少しは勉強しただろうと思っていた人には残念な結果です。割りと早い時期から「岸とか古賀とか……」といった具合に、動画サイト「超人大陸」等々で岸博幸氏と古賀茂明氏を批判されていた中野剛志氏はさすがっスよね。
仮に「詭弁派経済学(キベンジアン) vs 土建派経済学(ドケンジアン)」という対立なら、私は防衛費等々にも異次元の予算をつけろよとは思いつつも、圧倒的に後者の方を応援したいです。著名な「国土強靭化論者」はすぐに顔と名前が浮かび上がりますが、「公共事業万能論者」となるとどうしても思いつきません。当方のチェック漏れでしょうか? ただ、「公共事業万能論」というレッテル貼りを展開している著名人の顔であれば、不勉強な当方でもすぐに顔と名前が浮かび上がります。