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投下代行依頼スレ

11 投下内容 5/7  ◆DQ6If4sUjg :2012/04/05(木) 23:07:32
名前欄:◆DQ6If4sUjg

エレベーターだ。
エレベーターの要領で、船が下に運ばれてるんだ!
……でも、どうやって?

網状に組み合わされた木の床と、それに繋がっている二本のロープが船を運んでるのはわかる。
わかるけど、それを動かす仕掛けの類は上には一切見当たらなかった。
もちろん木の床にも船上にも見つけることができない。
それに、あんな“頑丈”という言葉をそのまま体現したようなぶっといロープ、絶対さっきまで無かった。
大体こんな馬鹿デカい船+八人の重さに耐えてるってどんなロープだよ。
何かの呪文でもかかってんのk……呪文?

船を運ぶ呪文。
当たらずとも遠からず。

……なるほど。いや「なるほど」じゃねえけど。
もう何でもありだな、この世界……。

っていうか、思ったより揺れねえなあ。
まあガタガタいってるけど気にならない程度だし、そろそろマストから離れても―――

「おぶっ!?」

着水したと同時、またもうっかりすれば舌を噛んでしまいそうな振動が船を揺さぶった。
油断していた俺は慣性の法則に従って投げ出され、あわれ床と熱烈なベージュをかわすこととなった。
うおおぉぉ鼻取れた! 絶対鼻取れたよこれ! ああちくしょう、最後の最後に揺れやがって。
おいこらそこ、指差して笑うな。地味に傷つくよそういうの。
お前のことだよバーバラ! ボッツとハッサンもつられて笑ってんじゃねえ!
……あれっ、ちょ、ミレーユまで!?
だっ、だから笑うなっての! 聞いてんのかテメエらァーッ!

「まったく、緊張感のない人たちですね……」

けらけらと笑うバーバラたちとそれに突っ掛かる俺を尻目に、
チャモロが愚痴るようにそうつぶやくのが聞こえた。

「結構なことじゃぁありませんか。多少は肩の力を抜くことも大切ですよ。
さあ皆さん、そろそろ海に出ますよ!」

おっさんの声につられて前方に顔を向けると、300メートルくらい先に出口らしき光が見えた。
ここ、アモールみたいに、洞窟の中に川が流れてるんだな。で、この洞窟は上の神殿と繋がってた……と。
ひんやりとした風が吹き抜け、露出している肌に鳥肌を立てていく。
うう、毛皮のフードが恋しい。

あそこを抜ければ海へ、そしていずれはムドーの根城へ……。
思わず生唾を飲んでしまう。
上のムドー城はややこしい仕掛けばっかだったけど、こっちのはどうだろう。
単純な作りだったらボクチン嬉しいんだけどなー。……無理かな。

「海に出るぞー! 帆を下ろせー!」

舵輪のおっさんが声を張り上げた。
低くて野太い、けれどよく通る声。オペラ歌手みたいだ。
声に従って、マッスルなおっさんたちははしご状になっているロープを
ひょいひょい登り、あっという間にマストのてっぺん近くに着いてしまった。
命綱もなしに登るとか命知らずにも程があるだろJK……。やべえ、俺あんなこと絶対できねえ。
高いところが好きとか苦手とかそういうの以前の問題だよこれは。


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