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動作テストスレッド

33 タカハシ ◆2yD2HI9qc. :2009/03/23(月) 13:43:59
緑の服の男に目つきの悪い男、やたら涼しい顔などまったく会った事のない人間が話している。
ここまででわかった事は、彼らの仕事は魔王を倒すことで俺の仕事は邪神の像を破壊すること……
だったはずが結局、彼らがそれもやってしまった事になる。
いったい俺は、なんだったというのだろう。

「君が僕らをここまで連れてきてくれたんだね」
「よくやってくれた。礼を言うよ」
「ありがとう。これで世界が救われたんだよ」

それぞれが俺の傍へ来てそれぞれに礼を言う。
俺には何がなんだかわからないから「はあ」としか答え様が無かった。
だから聞いた。

「あの。あんた方は一体……」
「そうか。全部を聞いていないんだ」
「む。相変わらず神はロクなことを……」
「いいよいいよ。僕が説明してあげるよ」

背の低い一番普通な緑の男が、説明を始めた。

「君は、いや僕らはずっと君の身体の中で邪神の像が破壊されるまで待っていたんだ。
 神様達が決めたことだからどうしても別の事では出られなくて……
 君もだいぶ苦労したのに、最後を持って行っちゃったみたいでごめんね」
「ずっと、見ていたのか…… 複雑な気持ちだよ」
「大丈夫! 余計な物とかなんというか、僕らに関係のない場面は見てやしないから!」
「そ、そうか。で、結局ルビスが言っていた真の力っていうのは、あんた達の事なのか」
「うん。僕らはギリギリまで力を温存していなくちゃならなかったんだ。
 思ったより力を付けた魔王のせいで、出るためにはかなり大きな力が必要になってしまって……
 結局精霊達のおかげで出られたんだけど、君が危なかったし邪神の像も特定できたから早めに開放されたんだ」
「……結局俺は、あんた達を運ぶための器だったという事か。
 けど、これまでたくさんの人達に言ってきたんだが、それなら最初からあんた達が出て魔王を倒してしまったらよかったんじゃないのか」
「うーん。そうもいかなかったんだ。
 どうしても魔王の力の元を断ち切っておかなきゃならなかったし、僕らも長い時間をこの世界では過ごせないんだ。
 ほら──」

少し離れた場所にいる七人の身体が、細かい光の粒に包まれ始めていた。
傍で説明する男も、同様に。

「そろそろ時間が来たよ。僕らが出来るのは、ここまで。
 あとは神様か何かが、全部元に戻してくれるはずだよ」
「我々は直に消えてなくなる。
 ……正直、神に君の話を聞いたとき不安で仕方が無かった。
 異世界の人間にどこまで出来るのだろうか、と。
 だが君は勇敢に戦い、見事結果を残してくれた」

鎧の男がやってきて言った。
つられて他の者も再び口々に別れを言う。

「ありがとう。君は立派だった」
「もう時間だ。先に失礼して戻らさせてもらうよ」
「いつか、また会えたらいいね!」

八人同士でもしばらく何かを話していたようだったが、一人がすうっと伸びた光のように消え、また一人と消えて行き間も無く誰もいなくなった。
残ったのはどうにか回復した俺と、残された城内。
気味が悪いから外へ出ようとしたが、どうしたことか身体にまったく力が入らず動けずに居る。


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