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動作テストスレッド

12 タカハシ ◆2yD2HI9qc. :2008/12/28(日) 09:07:10
●魔王の終焉

八人が現れてから、正確には像が壊されてからの魔王は、まったく別のものとなった。
苦しみもがき、その容姿はすっかりと老け込んでしまい、溢れんばかりのすさまじい力を感じることも無い。
だけれど、現れた八人の圧倒かと思ったが魔王の力は全て失ったわけではないらしかった。
男達は大変に苦戦し、一人二人と深い傷を負い回復に専念する者が追いつかないほどであった。
それでも懸命に戦いついには、魔王を瀕死のものへとした。

「……世界は、私を受け入れられないというのか。 どうしても、永劫の存在として認めないと……」
「邪悪なものは討ち倒される。 それが我々の世界じゃないか」
「なぜ! そのような無意味な連鎖が繰り返されるというのだ」
「それは…… わからない」

男達に囲まれた死にかけの魔王。
そして、追いやった男達。
それぞれに、その会話の中で思うことがあるようで、静まり返っている。
ルビスが教えてくれたいくつかの世界。
それぞれに邪悪なものがあり、それぞれで倒されるのなら、それはきっと約束なんだろう。
俺をここへ連れてきたのも、男達がそれぞれの世界で何をしたかは知らないがここへきたのも、魔王が死ぬのも。
ルビスの言う"いのちの源"のしわざで、これからも繰り返される。
"いのちの源"にしてみればそうする事が当たり前だから、それを乱そうとした魔王は邪魔でしかない。
この連続は消えないんだろう。

「ふ…… もう、よい。
 わしは疲れた。 どう足掻いても存在できないのなら、このまま潔く消えるとしよう。
 どのみち、これから貴様らを倒すなど出来はしない。
 いのちの力を操る邪神の像が破壊された時から、そう決まっておった」

最初に返事をした鎧の男が魔王の首へ刃を当て、言う。

「悪は許せない。
 だが…… お前のいう事もわからなくは、ない」

魔王の首は撥ねられ大量の霧となった。
鎧の男が言ったその一瞬。
魔王の顔に笑みが燈った気がした。


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