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ダンゲロス流血少女MM:生徒会応援スレ

1流血少女GK:2015/08/01(土) 23:45:07
生徒会用

62口舌院五六八:2015/08/12(水) 03:31:52
いろはのにっきちょう

きょうはごびゅうとつうやくをなぐった
つうやくはにかいなぐった

きょうはつうやくをむかえにきたげんごをなぐろうとしたけど
なぐれなかったのでくやしいです

きょうはごびゅうをいじめてるやつがいたので
ごびゅうといっしょになぐりました
たのしかったです

**************************
いろはちゃんとおねえさん
**************************

「うんうん、良く書けてるね」
「えへへー、そうでしょう、いろはえらい?」
「うん、偉い偉い」

あたし、くぜついんいろは5さい。
くぜついんの「そうけ」なんだって、よくわかんない。
おねえちゃんも「そうけ」なの、えへへ、いっしょでうれしい。

おとうさんとおかあさんはやさしいけど、ほかのくぜついんのひとはつめたい
でも、おねえちゃんはやさしい。
くらいへやからだしてくれたのもおねえちゃんとおとうさんだったし。

「でもね、いろはちゃん、あんまり人を殴っちゃ駄目だよ」
「なんで?、なぐるとたのしいよ?」
「んー、殴られると痛いし、楽しくないからかな」

よくわかんない。
いたいって、みんなよくいうけど、いろはにはわかんない

「んー、そうね。その事は後ではなそっか、まずはお勉強」
「いろは、おべんきょうすきくない」
「もー、いろはちゃんが『おねえちゃんと一緒ならやる』って言ったんでしょう」
「うーー」
「我侭言っても駄目よ」

くぜついんはかいたり、しゃべったりがとくいだっていってた
でも、あたしはなぐるほうがたのしかった、よくおこられた

「んーー」
「もう、駄々こねちゃって」

おねえちゃんがあたまぽんぽんしてくれる、えへへ

「終わったら遊んであげるから」
「わーい」

いやだけど、おべんきょうする。

63口舌院五六八:2015/08/12(水) 03:32:44
「ぼんまめぼんごめぼんごぼう、つみたでつみまめつみざんしょ、
 しゅしゃざんのしゃしょうじょう」
「惜しい、書写山の社僧正」
「しょしゃざんのしゃそうじょう」
「はい、良く出来ました。続けてー」
「こごめのなまがみ、こごめのなまがみ・・・・・・」

「はい、そうよ、もっと口開いて舌だして」
「えーーーーー」
「はい、そこでラタラタラタラタラタ」
「らたらたらたらたらたらた」

「しいわく、まなんで……ときに……」
「いろはちゃん、レのマークは何だったかなぁ?」
「えっとね、えっとね、ひとつもどる!」
「正解、じゃあ、これはどう読むのかな」
「えーと、ときに、これを……ならう?」
「良く出来ましたー、いいこいいこ」
「えへへ」

おべんきょうはたのしくないけど、おねえちゃんといられるのはたのしい

「はい、おしまい。頑張ったね」
「うん、おねえちゃん、あそぼあそぼ」

おねえちゃんのてをにぎる

「うん、遊ぼうか。でも、その前に……」
「?」

おねえちゃんはちょっとこまったかおをした
あたしがおやつぜんぶたべたときのおかあさんみたいなかお

「人をあんまり殴っちゃダメってお話しようか」
「えー」

なぐるのはたのしいけどなんでだめなんだろう
あそぶのもたのしいけど、あそぶなっていわれる

「あのね、いろはちゃんにはまだ分からないかもしれないけど……
 殴られると痛かったり辛かったり泣いちゃったりするの……」
「うん……ごびゅうはなぐられるとよくなく」
「でしょ」
「でも、いろははなぐられてもへーきだよ」

おねえちゃんはまたこまったかおをしてる

「あのね、誤謬ちゃんや通訳ちゃんは好きでしょう」
「うん、すきだよ。ごびゅうはいじめられるからまもってあげないといけないし
 つうやくもげんきがいいからあいてしてあげるの。
 あたしは、ふたりのおねえちゃんだよ」
「でも、殴るのよね」
「うん!!」
「じゃあ、お姉ちゃんの事、好き?」
「だいすき!!」
「お姉ちゃんの事、殴りたくなる?」
「え?」

おねえちゃんはなぐりたくない、あれ、なんで?

「……なぐりたくならない」
「なんでかな?」

なんでだろ

「わかんない」
「そっかー、わかんないよね」
「……うん」

なんでかよくわかんないけど、もやもやする

64口舌院五六八:2015/08/12(水) 03:33:43
「おーい、お邪魔するぞ……っと、親戚の子供か」

だれか、きた。ながいぼうもってるおにいちゃん。

「あらら、グッドタイミングね」

おねえちゃんはわらってる、なんかわらったかおがきれい

「ちょっとね、この子に暴力はダメよって教えてて……」
「おいおい、物騒だな、まだ幼稚園児くらいだろう」
「この子はちょっと特別なの」
「特別って……一体どこが?」
「あのね、」

むー、おねえちゃん、こっちむいてくれない

「ねえ、おねえちゃん!!」
「あら、なぁに、いろはちゃん?」
「このひと、なぐっていい?」

なんか、このおにいちゃんをなぐりたいきぶん

「んー、……いいわよ。後、どうせなら青いの使っちゃいなさい」

ちょっとかんがえておねえちゃんはいった

「は?」

あたしはうでにあおいのをつけてなぐる
あおいのはおねえちゃんがつけていいっていわないかぎり
つけないってやくそくした

「ふふっ、『使わないと』死ぬわよ」
「おい、ちょ……ま……」

あたしはとびあがって、あおいのでおにいちゃんをなぐる
おにいちゃんはぼうをもってこっちに向けるやいなや刀が
鏡のように煌くあたしは瞬間的に拳を引っ込めようとする
が間に合わず拳が鏡面を直撃するも手応えがないと思った
瞬間にあたしの拳があたしの顔面目がけて襲ってくる反射
系の能力だと認識する前にあたしの唇は言葉をひねり出す
笑い真似に咽て仏の眼も見えない阿鼻へ立ち尽くす五十音
を揃えぬ限り余は破れざると言った途端にあたしの体は青
い皮膜に覆われあたしに返ってきた拳が無力化される時あ
たしは殴りかかった勢いの反動を利用して元の場所に戻る




……んー、いまのなに?


 
「おい、これはどういう事だ」
「言ったでしょ、この子特別なの。」

おにいちゃんがおねえちゃんにおこってる

「だからって、今のはあんまりじゃなっ、んぐっ、む、ん、」

ちゅぷちゅぱ……ぷちゅっ……ちゅぶっ、ちゅっ、ちゅっ、んう゛う゛〜っ


あ、おにいちゃんとおねえちゃんがチューしてる

「ぷはぁ……、はい、お詫びおしまい」
「お詫びってあのなぁ、子供の前で……」
「いいじゃない、減るもんじゃなし」

ふだんとちがうわらいかたしたおねえちゃんは
なんかもやもやした

65口舌院五六八:2015/08/12(水) 03:34:13
「ねえ、いろはちゃん、今度はお姉ちゃんを殴ってみようか」
「えー」
「殴りたくない人を殴ってみたら、殴りたくない気持ちがわかるかも」

あおいのはつけないで、おねえちゃんをなぐることになった

いやだけどなぐる、おねえちゃのいうこときかないできらわれたくない

なぐるのいやなのはなんでだろうとかかんがえながらなぐると
おねえちゃんは懐から何かを取り出しながらこちらをむいて殴
る方向が違うわよとつぶやいたと同時にまたしてもあたしの腕
がネジ曲がりこちらを狙ってくるまたかと思いながらも口ずさ
むが結界が出ないどうしてだと思う暇もなくあたしの目の前に
拳が迫る結界が解除されている何故だと思いながらお姉ちゃん
の名前がくぜついんあいうえおかきくけこさしすせそたちつて
となにぬねのはひふへほまみむめもやゆよわをんで形成されて
いることを知るあの一瞬で改名手続きを行ったということかと
思った瞬間についにあたしの拳はあたしの鼻先ににぶち込まれ
て鈍痛と共に後ろへ吹っ飛ばされていくも柱に当たって止まる



あたししらない、なにこれ、なに、え?
はなのところがじんじんする、あつい、なに
なに、ねえ、おねえちゃん、これ

なんで

「うわぁぁぁぁーーん」
「よしよし、いろはちゃん、これが『痛い』って事よ」
「うえっ、うえぇぇぇーーーーーん」
「よしよし、痛かったでしょ。でもね、本当はこれが普通なの
 殴られたら皆痛いのよ、誤謬ちゃんも通訳ちゃんも」
「いだい゛い゛い゛い゛ーーーーーーーー」
「うん、痛いの嫌でしょう」
「う゛んっ」
「だったら、むやみに殴っちゃ駄目よ。殴りたいからって殴っちゃ駄目
 殴らないといけないときにだけ殴りなさい。」
「う゛んっ、う゛んっ」

いたい、はじめて、いたい、かなしい
ごびゅうもつうやくもいたかったのかな
おねえちゃんのむねのなかでなきながら
あたしは……

*エピローグ、あるいはプロローグ*


「疲れて眠っちゃったみたいね……」
「おい、どうなってるんだこれは?」
「この子はね、生まれ付きの魔人でね、オートで防御結界貼っちゃうから
 今の今まで『痛い』って事すら知らずに生きてきたの」
「それは、難儀だな」

男が肩をすくめる

「結界を解除する方法もあるんだけどね、ちょっと戸籍が汚れちゃうから」
「戸籍って、一体何をしたんだ」
「本名変えたのよ、私が連絡したら即変更できる準備を整えてね」

女は防御結界の構造を男に話す、なるほど確かに通常の手段では破りづらい

「それにしても、なんで最初に俺にけしかけた」
「あら、やっぱり分かってたのね」
「当然だろう」
「あの子が殴るタイミングが掴みたかったのよ」
「それだけか」
「それだけよ」
「お陰で死にかけたんだろう、俺は」
「お詫びしたじゃない」
「そんな事ではごまかされ……」

女がセーラー服の上着を脱ぎ捨てる

「じゃあ、お詫びの続きしてあげる」
「お、おい、子供が起きるかもしれないだろう」
「何よ、かえって燃えるくせに、ふふっ」

女が男にしなだれかかり、やがて二人の影は一つになる。
「生徒会は…・・・」「……王さんも」「お楽しみ会」
享楽の声に混じり、ときおり深刻な話を交えつつ二人は睦みあった  了


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