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ダンゲロスSS3幕間SSスレ

128雨竜院雨弓:2013/08/24(土) 05:24:56
雨弓は九鈴を連れて帰宅し、九鈴も共に夕食の席についた。雨弓の両親は小さな頃から知っている九鈴が遊びに来た、という以上に彼女の来訪を喜んでいて母は前日から下準備をしていたご馳走を並べてくれ、ちょっとした宴の様相を呈していた。
 その後、泊まっていってはどうかと薦められ、母のやんわりとした口調の裏になにか有無を言わせないものを感じた九鈴は困惑しながらも了承する。

(何か勘違いされてる気がするなあ……)

 浴室にて、シャンプーやボディソープの泡をシャワーで洗い落としながら九鈴は心中で呟く。

「私も一緒に浸かっていいかな?」

「うん!」

 全て洗い流し、既に湯に浸かっていた雨弓の妹・畢に声をかければ彼女は元気よく返事をした。むしろ待ってましたと言わんばかりだ。
 雨竜院家の浴室はちょっとした旅館程度に広く、檜造りの湯船も大人2人が十分に足を伸ばせるサイズだった。

「かなちゃんが普段は寮だから誰かとお風呂なんて久しぶり」

「私も、九郎と入らなくなって以来だから、2年ぶりくらいかなあ」

 そんなやり取りをしつつ湯船に入り、腰を下ろそうとすると畢の視線に気付く。つぶらな瞳がじぃっと九鈴の裸体を見上げているのだ。
 流石に女同士とはいえ近距離でまじまじと見られるのは恥ずかしく、上と下をさっと隠して湯の中へ身を沈める。

「ど、どうしたの?」

「んー、やっぱり九鈴ちゃんの身体大人だなあって……」

 九鈴の瞳にはゆらゆらと揺れる水面の下、畢の幼い裸体が映っていた。「前の世界」で一緒に温泉に入った高島平四葉(11)を思い出す。彼女がリアル幼女だったのに対して畢は23歳。背は四葉より高いものの、発育具合は……。

(変わんないなあ……)

 畢が幼女ぶりを気にしていたこと自体への驚きや、四葉のことを思い出すと鎌首をもたげそうになる劣情を抑えつつ、何かしら慰めの言葉を探そうとする。

(畢ちゃんみたいなツルペタが好きな男も……いや、嬉しくないよねこれ。
うーん、あっ! 肌ツヤ凄い! 年下とはいえ20代なのに幼女そのもの! 羨ましい! よし、これだ……)

九鈴が脳内で考えを巡らせている間、畢の両手がすっと伸びて、彼女の胸に2つある豊満な浮袋へと触れた。

「あっ……畢ちゃん!?」

 畢は自分の小さな手に余る双球をやわやわと揉みほぐした。愛撫と呼ぶにはあまりに稚拙だったが、人に触られるのは数年ぶりなことや劣情を抱きかけた直後であることが手伝い、彼女の中に快楽が芽生えていた。

「雨雫お姉ちゃんはね……小さかったんだ。流石にボクよりはあったけど」

「ん……雨雫?」

 揉まれたことにもだが、今日墓参りに行ったばかりの亡き親友の名を出され、自身の発育を気にしての発言では無かったことと相俟って九鈴は困惑する。

「九鈴ちゃんは……お兄ちゃんとはもう……しちゃったの? エッチ……」

「え!? い、いやしてないけど……」

 乳を揉む手も止めて、真剣な表情で発せられた畢の問に九鈴は更に驚きながら答える。

「そっか……多分ね、お兄ちゃん、したことないと思うんだ」


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