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悪臭に悶絶する女性達5

1 名無しさん :2019/02/20(水) 21:52:26 ID:???
悪臭に悶絶する女の子について語りましょう

初代スレ
http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read_archive.cgi/game/37271/1207579943/-100

2代目
http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/game/37271/1274956707/

3代目
http://jbbs.shitaraba.net/bbs/lite/read.cgi/game/37271/1447561261/l30

前スレ
https://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/game/37271/1472204984/

次スレは>>980が建ててください。

631 名無しさん :2020/04/19(日) 21:52:46 ID:rK0UpOlY
>>618
ロダにアップ
絵は描けないのであの手この手の画像編集ソフトで
某ストブラキャラを肥溜めから引き揚げたイメージで。

服腐り落ちてないし蛍そんなに胸ないけど、
雰囲気はこんな感じです。

632 名無しさん :2020/04/20(月) 02:46:17 ID:???
>>631
ロダにあげたと言われても…
リンクとか貼ってもらえないと…

633 名無しさん :2020/04/20(月) 05:07:42 ID:???
>>632
ttps://ux.getuploader.com/smell/
頭にhを。
スマソ

634 名無しさん :2020/04/20(月) 11:17:22 ID:???
>>632
ろだは>>13にあるから
ちゃんとチェックしような

635 名無しさん :2020/04/23(木) 21:55:01 ID:???
オナラも良いけど足裏も好きだなぁ。
顔にメリ込まされて強制的に足裏を嗅がされる。

636 名無しさん :2020/05/10(日) 18:41:44 ID:???
プリコネ5話でエリコが「くさ…」って言うの結構好き
普段とのギャップで興奮した

637 名無しさん :2020/05/10(日) 23:40:59 ID:eh4JV8uU
初代スレのコロンがレジェンドすぎる、、、。

638 名無しさん :2020/05/11(月) 01:52:25 ID:???
ssだといつのスレか忘れたけど
加ヶ瀬瑠菜のやつとドラゴンにゲロやら臭い息かまされるやつが超好きやわ

639 名無しさん :2020/05/11(月) 21:03:25 ID:???
韓国アニメ
tps://youtu.be/WHXB2U_lQT8
tps://youtu.be/X801kYXs2sU

640 名無しさん :2020/05/11(月) 22:10:42 ID:???
tps://www.pixiv.net/artworks/81407544

641 名無しさん :2020/05/11(月) 22:15:48 ID:???
>>640
キャルちゃんこういう変な攻撃の犠牲になるの似合う

642 名無しさん :2020/05/17(日) 18:27:17 ID:???
コルネオもどうせなら下水に直接ボチャンっていくように落とし穴作ればよかったのに。

643 名無しさん :2020/05/19(火) 23:49:05 ID:muimF.Q.
smell fight 続編出ないかなー

644 名無しさん :2020/05/20(水) 15:44:53 ID:???
けいおん3巻とアニメ2期2話に臭がるシーンあり

645 名無しさん :2020/05/22(金) 13:16:39 ID:???
>>635
俺も好きなんだけど、何かおすすめある?
最近だと水曜日のダウンタウンの足のにおい当て企画は良かった

646 名無しさん :2020/05/29(金) 17:20:00 ID:???
ff14でモルボルマウントってやつをして、臭い息を吐くとアバターが鼻つまむモーションします

647 名無しさん :2020/06/03(水) 00:03:57 ID:???
Vの者を許容できるなら
tps://www.nicovideo.jp/watch/sm36931020

648 名無しさん :2020/06/04(木) 07:47:29 ID:1Gz6R/JU
https://youtube/0K-GBGSjLx8

649 名無しさん :2020/06/04(木) 16:39:48 ID:???
>>648
見れないっていう人は
「youtube」ってとこに『.』をつけて
「youtu.be」にすると見れるよ

650 名無しさん :2020/06/07(日) 15:52:08 ID:???
ぎまんじょさんのMAGIC -destination of heat-というRPGで
納豆モンスターに敗北して悪臭責めとかあった
ちょっと珍しいので紹介
既に紹介済だったらゴメン

651 名無しさん :2020/06/12(金) 18:18:40 ID:???
俺がこの性癖ハマったきっかけの作品思い出したので共用
キムポッシブルの31話
https://youtu.be/RPVZT5u_d_s

652 名無しさん :2020/06/12(金) 22:23:52 ID:???
スレの主旨とは外れるけど、臭がる女の子だけじゃなくて「臭がられる」女の子にも萌える人いませんか?
具体例だとパワーパフガールズで仲間だけじゃなくて街中に臭がられて怪獣にも臭がられるバターカップとか。

653 名無しさん :2020/06/16(火) 16:54:02 ID:K90LZDU6
https://youtu.be/hUCoGATqHNU
みんな声かわいい

654 名無しさん :2020/06/26(金) 21:36:38 ID:???
サンデーでやってたおすもじって漫画でサバの臭いに臭がる女の子の話があった

655 名無しさん :2020/07/05(日) 17:22:59 ID:???
電波少年的な牛のゲップ吸わせ拷問とかどうだろう?

656 名無しさん :2020/07/08(水) 16:49:02 ID:???
https://www.nicovideo.jp/watch/sm36801870
6:13

657 名無しさん :2020/07/17(金) 15:13:40 ID:HeWrohwg
あそびあそばせにワキガの臭いに臭がるシーンやすかしっ屁に臭がるシーンがあった
ちな原作アニメ両方とも

658 名無しさん :2020/07/19(日) 23:37:14 ID:???
「くっ、殺せ!」

両手足を縛りあげられた鎧姿の女性が鋭い眼光で睨みつけている。
彼女の名はエリス。
王国の第四王女でありながら騎士として勇敢に戦うその姿から、『姫騎士』の異名で呼ばれていた。

「ぐへへ…そう簡単に殺してたまるもんか、なぁ王女さんよ」
「あんたには仲間が散々やられたんだ、たっぷりその身体で償ってもらわねぇとな!」

周りを囲む魔物たちが彼女を見下しながら口々に罵声を浴びせる。
彼女が指揮する軍は魔王軍との戦いに敗れ、哀れにも囚われの身となってしまったのだ。

「ならばどうするつもりだ?凌辱の限りを尽くすか?ふん、下賤な魔物の考える事よ」

捕らえられてなおエリスの心は折れていなかった。
決して弱みを見せず最後は騎士として誇り高く死にたい、王女である以上に騎士としての誇りがそうさせたのである。

「いや、お前には聞きたいことが山ほどある」
「そうだ、王国の極秘事項…たとえば王宮への隠し通路とかなぁ、王女であるあんたなら知ってるはずだ」

エリスの軍を壊滅させたとはいえ魔王軍は未だ劣勢状態である事に変わりはない。
一気に戦況を転換させる手段、つまり人間側の隠している情報が喉から手が出るほど欲しかったのだ。
たとえ第四王女とは言え王族の一人である彼女を捕らえることができたのは、まさに渡りに船だった。

「ならば拷問か…?言っておくが私はあらゆる拷問に耐える訓練を受けている。
 口を割る前に殺すことになると思うがな、ふふっ」

にやりと勝ち誇ったような笑みを浮かべるエリス。
だが魔物たちにも考えがあった。

「そうくると思ったぜ、あんたには専用のメニューを用意してあるんだ」
「よし、例の場所へ連れていけ!」

乱暴に立たされた彼女はどこかへ連行されていった。

659 名無しさん :2020/07/19(日) 23:38:51 ID:???
…………
………
……

(一体どこへ連れて行く気なの…?)

てっきり拷問部屋のようなところに連れて行かれるかと思いきや、魔物の城から外に出され暫く歩かされる。
やがて一つの大きな建物が見えてくると扉が開かれその中に入るように促される。

「入れ」

言われるがまま中に入ると、むっとした臭気が鼻を突いた。

(うっ、何この臭い…)

濃密な獣臭のような家畜のような独特のニオイ。
思わず軽く顔をしかめながらも、ひるんだ様子など見せずそのまま奥へと進んでいく。

「これは…牛舎?」

視界が開けると広い空間に無数の牛が繋がれているのが見える。
ざっと数えても100頭以上はいるだろう。
魔物たちが飼育している特別な品種なのか、全体的に通常の牛より身体が大きいような気がする。
魔物も家畜を飼育したりするのか…などと考えていると一本の太い柱の前へと連れて行かれた。

「よし、縛り付けろ」

ここで無理に抵抗したところで逃げ出せる可能性は低い。
言われるがまま、魔物たちによって後ろ手に縛りつけられていった。

「ほう、こんなところで縛り付けてどうするつもりだ?家畜をギャラリーに拷問するとは変わった趣向だな」

あくまでも強気の姿勢を崩すことのないエリス。
しかしこんな場所でどんな拷問を与えようというのか、何よりこのニオイが耐え難い。
騎士とはいえ元々王族の一人として清潔な環境で育ってきた身として、
家畜の体臭や糞尿の臭いが漂うこの場所は決して無視できる環境ではなかった。

「言っただろう、あんたには専用メニューを用意してあるって」
「お相手は俺たちじゃないぜ、こいつらさ!」

660 名無しさん :2020/07/19(日) 23:40:02 ID:???
ガシャン!

魔物の一人が牛を繋いでいた柵を開け放った。
それと同時に待っていたかのように一頭の牛がエリスの元へ歩みを進めてくる。

「ひっ…ッ!」

あまりの迫力に思わず声が漏れる。
近くで見るその牛の大きさは相当なもので、立ったまま縛り付けられたエリスの頭より高い位置に牛の顔がある。
頭の大きさだけでエリスの身長の半身ほどあるかもしれない。
間違いなく馬より遥かに大きい胴体を揺らしながら、彼女の前で歩みを止めた。

「ほらよ、王女さんに挨拶してやんな」

一人が牛の頭を掴みエリスの顔の目の前に向けさせる。
べっとりと鼻水なのか涎なのか何か分からない物と餌がこびり付いた鼻先が彼女の目の前に広がる。
顔を引きつらせながら少しでも頭を背けようともがくエリス。
まさか…それだけは…、必死に祈る彼女の願いはしかし叶わなかった。

ブフッ!ブッフゥー!

「…!?く、くっさ!!うぇっ!げほっげほっ!」

生暖かい牛の吐息がエリスの顔面に浴びせられた。
あまりの臭さに咳き込んでしまうエリス。
魔物たちはその様子を見てにやにやと笑い始めた。

「くくっ予想通りだな、次はアレをかけてやれ」

合図と共に袋から白い粉のようなものを掴むと、エリスに投げつけるように振りかけていく魔物たち。

「きゃっ!!やめろ!変なものをかけるな!……何だこれは…塩?」

怪しげな薬か何かをかけられていると思い叫ぶも、不意に口の中に入ってしまい感じたのはただの塩の味だった。
サラサラとした塩は鎧の隙間や服の内側にまで入り込み、汗で濡れた肌や髪の毛にも貼り付く。
傷付けた後に塩を塗りたくる拷問ならば分かるが、一体何をしているのかエリスには分からなかった。
しかしその答えはすぐに判明する。

ベロォン!ネチョォ…

「ひぁ!?」

牛が塩の振りかかった鎧を舐め上げたのだ。
たちまちネバネバした汚い涎がべっちょり貼り付き、エリスは顔をしかめる。

「牛はなぁ、塩が大好物なのさ。…ここまで言えばもう分かるよなぁ、へへへっ」

彼女の顔がみるみる青ざめていく。

661 名無しさん :2020/07/19(日) 23:41:40 ID:???
「よっしゃ!全部開けろ!」

ガシャン!ガシャン!ガシャン!…

「い、嫌ぁぁぁぁぁ!!!」

柵を開け放たれ無数の牛たちがエリスの元へ駆け寄ってくる。
美味しい塩の塊を舐めるために。

ベロンッ!!ベロベロッ!
ハッハッ!ベチョォォォ!!
ブフッ!ブフフッ!ベロォォォン!!

「くさぁ!!臭い!や、やめろ!舐めるな!!臭ッ!おぇぇぇぇぇええ!!」

塩を舐めようとエリスに群がる牛たち。
長く臭い舌を伸ばして身動きの取れない彼女の身体中をベロベロと舐めまわしていく。
涎に塗れた牛の舌の、ざらざらと、ヌルヌルした感触。
涎と吐息の強烈な臭気がエリスの身体を包み込んでいく。

ベロォン!モシャ…モシャモシャ

「痛っ!……!?やめろ!髪の毛食べるなぁ!!」

塩に塗れた髪の毛を咥えられ、美味しい草のように耳元で咀嚼されていく。
やがて牛は餌ではないと思い吐き出すが、口から出された髪の毛には
口内に残っていた餌のくずと汚い涎がべっとりとこびり付き、自慢のさらさらブロンド髪が見る影もないほど汚れ果てていた。
『戦場になびく姫騎士さまの美しき髪よ』
と王国民から褒め称えられたエリスの髪は、今や牛の涎と歯クソに塗れ鼻を覆いたくなるほどの悪臭を放っていた。

ベロン!ベロォン!
グチュグチュ…!

「くさい…臭い…臭いぃぃ!!気持ち悪い…!」

肉体への苦痛ならばある程度耐えられる彼女も、容姿や身体中を汚されるという責めはそれ以上に辛かった。
しかもその相手は自らよりも遥かに下等だと思っていた家畜によるもの。
悔しさと惨めさで彼女の目から涙が零れる。

ブフゥッ!ベロォォォン!!

そんな彼女の心情などに気遣うことも無く、一頭の牛が正面から涙ごと思いっきり顔面を舐め上げた。

「!?んんんん!!!!おぇぇぇえええええ!!くっさぁあああ!」

自身の顔よりも巨大な舌の表面が思いっきり顔中にへばりついて舐め上げられる。
息ができないと同時に、鼻に突き抜ける舌表面の臭気を直接嗅ぐ羽目になり、エリスは吐き出すような嗚咽を何度も繰り返した。

「よし、その辺でやめろ」

合図とともに魔物たちがエリスから牛を引き剥がし、再び柵の中へと戻していく。
残されたエリスは全身がぐっしょりと牛の涎にコーティングされ酷い悪臭を放っていた。
艶で輝いていた鎧は涎と餌のカスのようなものに塗れてすっかり変色し、その下の衣服は下着までぐっしょりと涎がしみ込んでいる。
顎から粘液の糸を垂らす顔面は、どこまで彼女自身の涙や鼻水や涎なのか牛のものなのかどうか定かではない。
すっかり変わり果てた姿で悪臭を放つエリスの姿に、魔物たちは指をさして笑いながら、わざと鼻を摘まんで臭がってみせる。

「うわっ、くっせぇ!これが一国の“王女”とはな」
「どうだ王女さんよ、専用メニューは。これで情報を話す気になったか?」

へらへらと笑いながら、まるで汚物を見るような目で見下してくる魔物たち。
だがエリスの眼はまだ死んではいなかった。

「はぁ、はぁ…貴様ら、こんな事をして許さんぞ!殺してやる…全員ころしてやる!」

キッと殺気を滲ませた瞳で魔物たちを睨みつける。
苦しい責めではあったがこんな下賤な連中に口を割るつもりは無い、それぐらいなら死を選んだ方がマシだ。
騎士としての誇りと王女としての強い意思がそこにあった。

662 名無しさん :2020/07/19(日) 23:42:10 ID:NEy0xQnQ
超期待

663 名無しさん :2020/07/19(日) 23:43:11 ID:???
「……まぁ、そうくると思ったわ。よし、次の準備だ」

魔物たちが何やら準備に取り掛かり始める。
今度は別の場所から一頭の牛が連れてこられた。
先ほどの牛たちとは違い、たらふく餌を食べて満腹なのか見るからにお腹がパンパンだ。
エリスを見ても特にそこまで興味を持つ様子はなく、舐めてくる気配もない。

「なぁ知ってるか?牛ってのは胃袋が四つあってな、
一旦飲み込んだ餌を吐き出しては噛み直してまた飲み込んで…を何度も繰り返してるわけなんだが」

「…?それがどうした、何の関係がある」

いきなりの説明染みた口調に不審感を覚えるエリス。
その程度の知識ならばお前らに言われずとも教わった事がある。
今度は知識でバカにするつもりなのだろうか…?

「最初の胃袋では食った餌を溜め込んで消化しやすいように分解させてるんだが…、この時のゲップがとんでもなくクッセェんだわ」

「ま、まさか…」

ニヤリとエリスを見る目とその言葉に血の気が引いていく。
続いて運び込まれてきたモノをみて予感が確信に変わった。

魔物たちが持ってきたのは変わった形状の道具だった。
片側は牛の口元をすっぽり包み込むマスクのような形をしており、そこから一本の管のようなものが伸びている。
管の先にあるもう片側は再びマスクのような形状をしているが大きさからみてこちらは人用のようだ。

特に暴れる様子もなくマスクを装着されていく牛。
そこから伸びる管の先を持った魔物たちが今度はエリスの元へ近づいていった。

「や、やめろ!それだけは…!」

管を通り抜けて響く牛の吐息が聞こえる。
あんなものを装着されてしまったら…先ほど浴びた牛の臭い息を直接吸う事になったら…
それだけは耐えられるものではないと、必死に拘束を逃れようともがくエリス。
だがあっという間に魔物に押さえこまれてしまった。

「へっへっへ…特製の『ゲップ吸引機』だぜ」
「じゃあな、たっぷり堪能してくれよ“王女さま”」

死刑宣告のような言葉と共に『吸引機』の反対側のマスクがエリスの鼻と口を覆った。

664 名無しさん :2020/07/19(日) 23:44:30 ID:???
ブフゥゥゥ!!!

「お゙お゙お゙お゙お゙お゙お゙お゙ぉぉぉ!!臭い!臭いぃ!!くっさぁああ!!」

顔に直接浴びせられる牛の息遣い。
湿気を帯びた臭い息が絶え間なく管の向こうからエリスの顔に届けられる。
あまりの臭さに咳き込んで息を繋ごうにも、吸えるのは牛の吐息だけ。
のた打ち回る身体を押さえられ、マスクも強く押し当てられ続けている。
あっという間に彼女の表情は歪み涙でぐしょぐしょになっていった。

「おいおい、まだゲップ出てねえぞ」
「これぐらい耐えられねぇようじゃ、どうなるかなぁ…へへっ」

「げほぉっ!なん…だと!?…おえぇぇえ!!」

既にこれだけ強烈な臭気が襲い掛かっているというのに信じ難い。
これ以上のものを嗅がされるなど耐えられるはずがない。
しかしそれは突然襲い掛かってきた。

ゲェェェッフゥゥ!!!

「んごぉおおおお!!!????」

ただの生理現象に予告などある筈もない。
身構える暇もないまま管を通り抜けてきた牛のゲップがエリスの顔面を直撃する。
これまでの吐息とは比べ物にならないレベルの悪臭が鼻腔を突き抜け、一瞬で頭が真っ白になった。

「ぐざぃぁぁぁあああ!!!ぁ゙あ゙あ゙あ゙あ゙!!くっさぃいぃぃ!!うげぇぇえあああ!!」

牛の胃袋で熟成された吐瀉物のような凄まじい悪臭が鼻の神経を焼き、脳を揺さぶる。
あまりの臭さに眼を白黒させながら全身を激しく痙攣させるエリス。
鼻水は溢れ涎を垂れ流し、手足はガクガクと震え出した。

「よっし!一発かましたな」
「ほら、もっとたっぷり嗅がせてやれ」

魔物たちが牛の腹を撫ぜて揺らし、ゲップの放出を促進させる。
牛は心地よさそうに目を細め、溜まったゲップを豪快に吐き出した。

グェェエエエップ!!ゲェェッフゥ!!

「ぐじゃぁあああああ!!うげぇえぁあああ!!?」

止めどないゲップの猛攻がエリスに襲い掛かる。
肺中が臭い牛のゲップで満たされ、喉が焼き付くような痛みを覚え始める。

臭い、気持ち悪い、臭い、くさい、くさい、くさい、くさい!
これまでの人生で経験したことのない強烈な臭さの波に、喉の奥から酸っぱいものがこみ上げてくる。

ゲェップ!グェェッフ!!ゲフゥゥゥーー!!

「臭゙い゙ぃぃぃぃ!!ぐっさいぁああ!!いぁあああ!おごぉおおお!!ごふっ!おげぇぇえええええ!!」

遂に悪臭の波に耐え切れず胃の中のものが逆流を始め、エリスの口から溢れ出す。
マスクの中は自身の吐瀉物で塗れ、隙間から首筋や鎧にまで垂れ落ちていく。

「うわ、きったねぇ!」
「こいつ吐きやがったぞ」

マスクを押さえつける魔物ですら嫌悪感をおぼえる程、エリスの顔面は吐瀉物塗れになっていった。
辺りには吐瀉物の臭気が漂い、あまりの惨状に魔物たちは口々に彼女へ罵声を浴びせる。

665 名無しさん :2020/07/19(日) 23:45:56 ID:???
グェェェッフゥーーー!!

「ぐざぃ!ぐざいぃぁああ!!んごぉえええ!!もぅらめぇ゙!!じんじゃう!!だずげでぇ゙ぇ゙ぇ゙ーー!!」

しかし当の本人はそれどころではない。
自分の吐いたゲロの臭いが気にならないほどの激臭を嗅がされ続け、もはや発狂寸前だ。
いざとなったら舌を噛み切ってでも自ら死のうと思っていたが、あまりの臭気に顔が歪み顎にも舌にも力が入らない。

「助けてほしいか?なら例の情報を全部話すんだな」
「それまでは毎日このメニューに付き合ってもらうことになるぞ」

「んぐぇあああ!!…ぞんな!!いや…!死んでもはなず訳にば…!!」

今ですら一秒でも耐え難いのに、この地獄が毎日続くなどとても考えられない。
肉体に直接のダメージが無い分この拷問が元で死ねる可能性も低く、どれだけ長期間耐え続けなければならないのか。
ならばもういっそ…そう考えそうになった心を消えかけていた王女としての意志と使命感が繋ぎ止めた。

ゴェェップ!!

「おぇぇえぇえ!!!臭゙い゙ぃ゙ぃ゙!!臭゙い!くっさぁああ!わがった!!話す!話じま゙ず!だからも゙ぅ…ゆるじでぇ…」

だが追い打ちのようなゲップを浴び、意志は一瞬にして崩れ去った。
王女として云々よりもこのままでは人としての理性が持たない。
自身の惨めさに涙を流しながらも、エリスは堰を切ったように自分が知りうる機密情報を漏らし始めた。

「…………ひっぐ、これで全部…です…」

「よーし、よく話したな。おい、放してやれ」

全ての情報を話し終え、約束通りゲップ吸引機のマスクが外される。
マスクの下は涙と鼻水と涎、そして自身のゲロに塗れ、可憐な容姿は見るも無残な状態になっていた
しかし魔物に屈してしまった悔しさよりも解放された安堵感の方が遥かに強く、ゲロまみれの顔はどこか笑顔すら浮かんでいる。

「…ひぐっ……すぅぅぅぅううーーーはぁ!…すぅぅーーはぁ!……だずかっ…た…」

牛舎内の家畜臭い空気を肺一杯に吸い込むエリス。
こんな臭いの空気ですら今の彼女にとっては最高に新鮮な空気に他ならない。

「父さま…母さま……ごめん……な…さ……」

ドサッ!

縛り付けられていた柱からの拘束が外されると、力尽きたように床に倒れ込んでしまった。
過酷な拷問の苦痛と解放からの安堵に気を失ってしまったようだ。

「さて、どうしますかねこいつ」
「情報さえ手に入れば用済みさ、あとは例の方法でいつも通り……」

666 名無しさん :2020/07/19(日) 23:47:36 ID:???
………………
……………
…………
………
……

「ん……くぅ…」

どうやら気付ないうちに眠っていたらしい。
身体の節々が不思議に痛む。
一体自分はどうなったのだろう。
見慣れない“床”の上で気が付いたエリスは辺りを確認しようとゆっくり身を起こした。

「おや、気が付いたようだな」

爆音のような声が頭に響く。
同時に視界に映ったのはとてつもなく巨大な魔物たちの顔だった。

「なっ…!?これはいったい…!?」

どういう状況だというのか。
よく見るとエリスが横たわっているのは魔物の手のひらの上だった。
奴らが巨大化したのか…とも思ったが、見上げた天井やその他の物も全てスケールが大きくなっている。
これはもしかして…

「どうやら状況がうまく理解できてないようだな」
「教えてやろうか?寝ている間に魔法でお前の身体を小さくしたのさ」

「!?身体を小さく…だと!いったい私をどうするつもりだ、一思いに殺せば良いだろう!」

機密情報を暴露してしまった今、自分が用済みとなったのは彼女自身分かっている。
無論それで自由の身になれるとまでは思っておらず、あとは捕らえられた仲間の兵たちと同じく処刑される運命だ。
だというのにわざわざ身体を小さくするとは、いったい何を考えているのか理解できず困惑していた。

「ああそうさ、もちろん処刑するぜ……この方法でな!!」

そう言うとエリスを載せた手のひらが別の方向に向けられる。
その先に居たのは、先ほど散々ゲップを嗅がされたあの大きな牛だった。
今の彼女にとってはもはや巨大なバケモノにしか見えない。
魔物たちはその牛の頭を掴むと、エリスに見えるよう大きく口を開けさせた。

「ひぁぁああ!!まさか…そんなっ!!」

「おっと、流石に感づいたか?そうさ、お前はこれからこいつの餌になるのさ!」

眼下に広がる巨大な牛の口。
泡立つ涎が粘々と太い糸を引き、長く太い舌がでろんと口の外にはみ出しうねっている。
喉の奥は唾液に溢れバクバクと脈打ち新たな餌を待ち構えているようだ。

667 名無しさん :2020/07/19(日) 23:48:43 ID:???
ブフッ!ブフゥゥゥーー

「おぇぇぇえええ!くっさぁああああ!!いやだぁぁ!!臭い!いったい…何食べて…!」

臭い家畜の餌にされるという、一国の王女にとって屈辱極まりない処刑方法。
身体自体が小さくなったせいで臭いの感度もより一層強くなってしまったのか、
ただの吐息ですら、ねっとりと強烈な悪臭が全身を包み込む。

こんな臭い牛の餌にされて、胃袋で消化されるなんて…死に方としてあまりにも惨すぎる。
いっそこのまま握り潰して貰えた方がどれ程マシだろう。
それにしても草や飼料だけ食べている牛がどうしてこれほど息が臭いのか。
手のひらの上でもがき苦しむエリスは腹立たしささえ覚えていた。

「何食ってるか教えてやろうか?…よいしょ、ほらよ!」

おもむろに牛の口の中に手を突っ込む魔物。
やがて奥歯に挟まっていた“何か”を掴むと、エリスの元へ投げつけてきた。

「いやぁっ!きたない!!臭い!!…………えっ?」

汚物のようなものを投げられたエリスは咄嗟に手で弾いてしまう。
歯垢と唾液に塗れた“それ”は酷く汚くて臭かったが、よく見るとどこかで見覚えがある。
それはエリスが最も信頼を置いていた部下であり王女時代からの友であった女騎士に、以前贈った首飾りにとてもよく似ていた。
いや、すっかり輝きは失われ外観もボロボロになってしまっているが、これは間違いなく彼女に贈ったものだ。
彼女はエリスの軍の先遣部隊として戦いに赴き、行方不明になっていたのだ。

「ふふふ…どうだ?見覚えがあるんじゃないか」
「そいつの持ち主はお前の事をぺらぺら話してくれたよ。軍の作戦から部隊の弱点まで詳しくなぁ」

「嘘…そんな……まさか…」

信じたくない事実。
確かにエリスの軍が敗北した際、敵は事前に全て知っていたかのように待ち伏せ、陣の弱いところを的確に攻めてきた。
彼女が漏らしていたのか……いや、話さざるを得なかったのだろう。
エリスが受けてきた拷問の数々をきっと彼女も受けたのだから。

「お友達とお揃いの腹の中に納まれるなんてなぁ」
「まぁ大分前の話だからとっくに消化されちまってるだろうがな」

「ぁ……ぁぁ…いゃ……」

愛しい友人の首飾りの残骸をぎゅっと抱き寄せた。
もはや臭いすら気にならずボロボロと涙を流す。
と同時に、残骸の様子からこれから自分に待つ運命に身を震わせた。

668 名無しさん :2020/07/19(日) 23:49:57 ID:???
「じゃあな、そろそろ餌の時間だからよ」
「安心しな、お前を食った牛は後で俺たちがちゃんと食ってやるさ」

「ぃやだ……いやだ!いやぁあああ!」

エリスは両腕を摘まみ上げられると、牛の口の上に宙吊りにされた。
ガフガフと臭い息が足元から込み上げてくる。
眼下に広がる凄まじく大きな口は、エリスなど余裕で一呑みにできる大きさだ。

「いやだぁぁぁあああ!!助けて!!食べられる!!いやぁあああ!!」

喉が張り裂けそうなほど叫び暴れてみるも、今のエリスには何の力も無い。
腕を摘まんでいる指の力が緩めばあっという間にあの口内へ真っ逆さまだ。
少しでもよじ登ろうと必死に指に食らいつく……が

「ぁ…」

急な浮遊感。
呆気なく指の力を緩められ、エリスの身体は重力に従い落下していく。
落下した先に待つのはもちろん、あの巨大な牛の口の中だった。

ベチョッ!

「んぐぅぅぅぅっぁああああああ!!!」

粘着質な唾液塗れの舌が汚らしい音と共にエリスの身体を受け止める。
直後、顔面から貼り付くような形で落ちた彼女に強烈な臭いが襲い掛かった。

「ぁぁああああぐざい゙ぐざい゙ぐざい゙ぐざい゙!!」

臭い。ざらざら。痛い。気持ち悪い。臭い。
全ての感触が一気に押し寄せる。
絶えず喉の奥から吐き出される濃密な吐息がゼロ距離で浴びせられ吐き気が止まらない。
大量に分泌される生臭い唾液が彼方此方から塗され、あっという間に全身唾液塗れになってしまった。

バクンッ

「うぇぁあああああ!!おぇぇぇええええ!!くっざぁ゙あ゙ぃ゙ぃ゙!!だしてぇぇえ!!」

美味しい餌を口に収めた牛は満足そうにその口を閉じた。
くさくて蒸し暑い腔内に閉じ込められたエリスは舌の上でもがき苦しみ、何とか吐き出させようと暴れる。
しかし粘つく唾液がヌルヌルと滑り、ぶよぶよと柔らかな舌肉が衝撃を全て吸収してしまう。
そうこうしているうちに牛が顎を持ち上げたのか身体はズルズルと喉の方へ流されていった。

ガフゥ!ガフッ!

目の前にバクバクと脈打ち体内からの空気を吐き出す食道の入り口が迫る。
その先に待つのはあのパンパンに膨れた腹の中だ。
エリスにとってはまさに地獄の門、この奥に進めばもう助からない。

「やだぁ!食べられる!!食べないでぇ!!」

生きたまま丸呑みされ胃袋に収められる。
間違いなく死よりも恐ろしい恐怖が目前に迫っている。
エリスは必死に舌をよじ登ろうとするも最早手遅れだった。
舌が大きく脈打つと、大量の唾液と共に“餌”たちは一気に食道へ流し込まれていった。

ゴクリ…

「………ッ!!!?」

満足げに再び口を開く牛。
その中にエリスの姿はもう無かった。

669 名無しさん :2020/07/19(日) 23:51:20 ID:???
………………
……………
…………
………
……

「…いやぁぁぁああ!!落ちる!おちるぅ!!」

狭い食道の中をエリスはずるずると落下し運ばれていく。
唾液塗れの身体は食道の壁に引っかかることも無く体内の奥深くへ進んでいく。
粘液の擦れ合う音、内臓の蠢く音、やがて心臓の鼓動がうるさく聞こえてくる。
熱い体内の空気がこみ上げ何度も彼女の身体を包み込む。
あまりの臭さに鼻を摘まみたくとも身動きが取れずそれすらままならない。
やがて終点…、閉ざされた肉の隙間からエリスの身体が絞り出すように吐き出された。

ドプンッ

「ぉぇぇえぇええええ!!ぐざい!ぐざい!ぐっさざぁぁあああああああ!!」

直後、凄まじい激臭がエリスの嗅覚に襲い掛かる。
この世にこれほど臭い場所があるのか。
堪らず込み上げる嘔吐感に耐えられず、その場でゲェゲェと吐き出してしまう。
しかし胃の中が空っぽになるまで吐き続け、胃液しか出なくなっても吐き気が収まる事は無かった。

「うげぇぁあああ!!ごごっ、もじかじて…胃袋」

エリスが送り込まれたのは牛の第一胃だった。
空間の殆どが牛の食べた草や飼料の食塊に満たされ、それらが大量の唾液と胃液で混ざり合いまるで泥沼のようになっている。
彼女の身体はその、咀嚼物と唾液と胃液の混ざった沼の中に浮かんでいる状態だ。

魔物たちが縮小化の魔法と共に別の魔法をかけたのか、本来光が届かず真っ暗なはずの胃袋の中ですらはっきり見渡すことができた。
とてつもなく広く、端がどこにあるのかも分からない。
見上げても絞り出された胃袋の入り口を見るける事はできなかった。

「くっざぁ゙あ゙ぃ゙ぃ゙!くっざぁ゙あ゙ぁ゙ぁ゙!!臭゙ぐで死んじゃうぅ!!」

喉を押さえ悶えるように苦しむエリス。
当然のことながらこの胃袋に満ちた空気は全てあの酷く臭い牛のゲップなのだ。
他に吸える空気など一切ない。
あまりの臭さに気を失いそうになるも、臭気が強制的に目覚めさせる。
まさにここは地獄だった。

「でないと!出ないとしんじゃう!」

蒸し風呂のように暑く、空気は重い。
びっしり柔毛に覆われたグロテスクな胃壁が粘液に塗れ不気味に光る。
なんとか胃壁をよじ登れないものか、
激しい吐き気に耐えながら汚泥を掻き分け進むも、巻き起こった蠕動にあっという間に押し流されてしまう。
ここは胃袋の中。
全てあの巨大な牛の消化活動に支配されている空間。
ちっぽけな餌に過ぎないエリスに抗う術はなかった。

グヂュリ…グニュリ!…グニュ!

激しい蠕動が胃袋全体をかき混ぜ始める。
胃の中に漂うただの餌のひとかけらとして、彼女の身体は何度も汚泥の中に沈められ胃粘液を擦り付けられた。

「げぇぇ!はぁぁっ!うげぇあああ!!」

腐った汁のような汚泥が口に入り、凄まじい臭味に嘔吐きが止まらない。
吐いても吐いても口を開けばまた口内に入ってくる。
意識を手放せればどれだけ楽なことだろう。
それさえ許さない胃袋の蠕動と悪臭地獄が延々とエリスを襲い続けた。

670 名無しさん :2020/07/19(日) 23:52:39 ID:???
………
……

胃袋の蠕動に翻弄され続け、どれだけの時間が経ったことだろうか。
もはや度重なる激臭にエリスの臭覚がおかしくなってしまったか、ほとんど何も感じなくなっていた。

ズルッ…

「あれっ…?」

気付けば下着の感覚が無い。
代わりにぐずぐずに解けた布切れのようなものが近くに浮いていた。

「服が…溶けてる…!?」

牛の胃液に晒された繊維質の衣服が真っ先に溶けていく。
辺りに漂う草や飼料の食塊も胃袋の消化作用で発酵し分解され、呑み込まれた直後に比べてかなり柔らかい。
よく見れば身を覆う金属の鎧ですら所々脆くボロボロになってきている。
目に見えて消化の恐怖が彼女に襲い掛かっていた。

「いやだぁぁあ…こんなくさい中で……とけちゃう…やだぁああ!」

抵抗しようにも気力も体力も尽き果て、力なく虚空を掴むエリス。
するとこれまで以上に激しい蠕動が胃袋に巻き起こった。

グゴゴォオオオオ!!グォオオオオン!

「うぶぅっ……!!?」

激しい嵐のような濁流に呑み込まれるエリス。
ぐちゃぐちゃと胃壁や汚泥に揉まれ天地すら分からない。
ドロドロと柔らかくなった咀嚼物と共に何処かへ流されていく…

ドクン…ドクンッ…

何も見えない、感じない。
半分意識を失ったまま運ばれる彼女が投げ出されたのは、ざらざらとして粘つく少し柔らかな床の上だった。

671 名無しさん :2020/07/19(日) 23:53:48 ID:???
「うぁ…ここ…は?」

何処か見覚えのある場所。
ヌルヌルとした長い肉の床と、周囲に見える白く固い岩のようなもの。
天井から垂れ落ちるネッチョリと粘つく液体、かすかに感じる外界の音。
エリスはここがどこか気付いた。

「口の…なか」

あの地獄のような胃袋からついに口の中へ吐き戻されたのだ。
漂う空気もあの酷い臭いで湿ったものとは明らかに違う。
牛の口臭に塗れた空気ですら今のエリスにとっては新鮮な空気に感じられた。

「…っ…逃げなきゃ…!」

何故吐き出されたのか理由は分からないが千載一遇のチャンスだ。
動かぬ身体に鞭を打ち何とか身を起そうとするエリス。
しかし今度は地震のような激しい揺れが巻き起こる。

…グッチャ、グッチャ!

吐き戻された餌を牛が咀嚼し始めたのだ。
……『反芻』
忘れていた牛の生態と魔物たちの言葉が蘇ってくる。
脱出しようにも下手に動けば他の餌と共に噛み砕かれかねない。
生存本能からか彼女は咄嗟に足元で蠢く巨大な舌にしがみついた。

「んんんんぐぅぅぅ!!くっさぁああ!!」

舌の表面にびっしりとこびり付いた舌苔と汚れ。
抱きかかえるように顔面から思いっきりしがみ付いたエリスの脳天に、強烈な臭気が突き抜けてくる。
何層にも練り込まれ積み重なり溜まった舌の汚れは、ずぶずぶと彼女の顔が沈み込むほどに分厚い。
どんなに臭くとも咀嚼の波に抗う命綱は他になく、恋人に抱きつくかの如く全身を舌にぴたりと密着させ耐え続けた。

グッチャ、グチャ…ゴプゥッ!

咀嚼と共に吐き出されたゲップの臭気が口内に立ちこめる。
もう二度と戻りたくもないあの胃袋の空気。
されど反芻に抗い口内から脱出できる力など今のエリスには無い。

数分間耐え凌いだろうか、やがて再び舌が大きく持ち上がる。
咀嚼を終えた餌は唾液と共に喉の奥へ落ち、もう一度胃袋へ運ばれていく。
出口はすぐそこにあるのに…閉ざされた牛の口が開かれる事は無かった。

「だめ…また……くっさい胃袋に…いやぁ…」

食らいつくように舌にしがみつくも、ぬめる舌の表面と重力に流され食道の入り口が迫る。
無情にも脱出の望み叶わずエリスの身体は喉の奥へ落ち、二度目の嚥下を体験することになった。

ゴクリ…

672 名無しさん :2020/07/19(日) 23:54:58 ID:???
………………
……………
…………
………
……


あれから何度反芻されただろう。
その度に噛み砕かれないよう舌にしがみ付いて耐えては、また胃袋に戻ってきた。
もう鎧すらボロボロに溶け落ち、彼女の身を覆うものは無く完全に全裸だ。
全身が悪臭を放つ液体と汚物のような未消化物にまみれ、ブロンドの髪は腐ったように変色してしまっている。

時間の感覚がない。
今が朝か夜かも分からない。
もしかしたら数時間しか経っていないのかもしれない。
脱出の望みも気力も断たれた今のエリスには、全てがどうでもいいことだった。


グヂュ……グチュグチュ…!…グニュン!ズリュッ!

すっかり繊維もほぐれ、もはや元が草とは思えない程ドロドロになった食塊と共に体内の奥深くへと運ばれていく。
まずは蜂の巣のようなグロテスクな胃壁に覆われた場所に運ばれ、
やがてヒダヒダの胃壁が重なる狭い空間で、何度も何度も絞るような蠕動に激しく揉まれた。
既に骨は何本か折れていると思う。
ここまで来ても肉体は消化されず、まだ生き延びている。
はじめは生に執着していたが、死ねないというのはなんと残酷なことだろう。

そしてついにエリスの身体がこれまで以上に熱い部屋へ運ばれる。
何処までも赤く柔らかそうな胃壁と、ヌルヌルとした粘液に覆われた空間。
その胃壁から吐き出された液体が彼女の身体に降りかかった。

「…ぁぁぁ……いたぃ…いたぃ…」

降りかかる胃液に肌が焼き付くようにヒリヒリ痛む。
久しぶりに感じる“くさい”以外の感覚。
全てを消化する最後の胃袋、第四胃。
ついにエリスは食べ物として消化される運命にあった。

「ぁっぃ…ぃたい…溶けちゃう…ぁぁぁああ!!」

ようやく、ようやく全てが終わる。
もう臭い思いをしなくてもいい、もう酷い吐き気に苦しまなくてもいい。
丸呑みにされ、牛の臭い胃袋で消化されるという残酷な末路。
共に運ばれてきた未消化物はここに来るまでかなり綺麗に消化され、既に見た目も臭いも排泄される汚物のソレに近い。
自分もこれからこの胃袋で骨まで消化され、あの臭いドロドロの一部となるのだろう。
愛しい友と同じ場所で死ねる事が唯一心の救いだった。

「………っ!…んっぁぁ…」

もう声も出ない。
ああ…ひどく疲れた、少し休もう。
エリスは瞳を閉じ消化液の中に沈んでいった。


ゲェェェェエエップ!!

牛が満足げに大きなゲップを吐き出す。
その大きな腹の中で一つの命が消えていった。

673 名無しさん :2020/07/19(日) 23:58:30 ID:???
長文失礼いたしました。
誤字脱字などあるかもしれませんが、多少なりとも燃料になってくれれば幸いです

674 名無しさん :2020/07/20(月) 20:19:37 ID:???
>>673 飲み込まれてハイ終わりじゃなくて、
反芻でちょっとだけ希望見せてからの絶望とか好み。
良いもの読ませてもらいました。

675 名無しさん :2020/07/21(火) 19:29:19 ID:???
最初から最後まで最高だった……ありがとうございます……
「くさい」連呼する反応、ほんと好き

676 名無しさん :2020/07/21(火) 22:33:15 ID:/I5zUF76
結局イラストで活動再開した虹ひげあんまり上げてないな
ゲーム実況とかのYouTube配信は楽しそうにやってるけど
いつでも帰ってこいよ

SS作家さん、もし見てたら女子プロレス物やってみてほしい

677 名無しさん :2020/07/24(金) 07:25:29 ID:???
>>676
何この上から目線

678 名無しさん :2020/07/28(火) 19:53:58 ID:???
丸呑み系の絵と合わせると妄想捗りそうな音声あげてみた
https://ux.getuploader.com/smell/download/186

679 名無しさん :2020/08/02(日) 06:28:14 ID:???
>>678 アルテミナの丸呑み?
あれには結構お世話になった

680 名無しさん :2020/08/02(日) 09:57:39 ID:???
youtubeでたまたま見つけた
https://www.youtube.com/watch?v=09NdZQKySbY


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