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リレー小説の感想要望スレ

1 : 名無しさん :2018/02/04(日) 00:44:58 dauGKRa6
リョナな長文リレー小説 第2話
ttp://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/game/37271/1483192943/l50

リレー小説の感想・要望その他いろいろについて語るスレ

前スレ
ttp://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/game/37271/1483443134/l30


2 : 名無しさん :2018/02/04(日) 00:46:08 ???
あああああスレタイにパート2入れ忘れたあああ


3 : 名無しさん :2018/02/04(日) 01:19:59 ???
まとめWiki
ttp://ryonarelayss.wiki.fc2.com/


4 : wikiの人 ◆4b8g20n/Do :2018/02/04(日) 20:39:12 ???
新スレ乙です

本編に合わせて魔法少女勢の紹介ページ作りました

その過程でブルーバード小隊の話ってどこで出てきたっけ…と探してるうちに
感想スレに投下されてた話が丸ごと抜けてる事に気付いたので、番外編として追加しました

主要キャラがある程度揃ったら、登場した魔物とか アイテムとか そういうのまとめていきたいとおもいます・・・


5 : 名無しさん :2018/02/04(日) 21:22:37 ???
スレ立て&wikiの人乙です!

感想スレの方の話は、あんまり深く考えずにノリで書いてたから、改めてまとめられるとちょっと恥ずい(笑)


それはそうと、名もなき魔法少女たちが奮闘するのいいねぇ


6 : 名無しさん :2018/02/05(月) 00:04:13 ???
>>1にウィキのリンクも貼り忘れたし……無能なスレ立てで申し訳ねえ

ウィキ編集してくれてる人たちマジでありがとうぅ


7 : 名無しさん :2018/02/05(月) 23:44:43 ???
充電器が壊れたせいでPC使えねぇ

スマホで書くとなんか違和感が拭えないんだよな


8 : 名無しさん :2018/02/06(火) 12:59:24 ???
Wikiで魔物一覧が更新されてる!
初期のカオスな奴らもまとめられてて面白かった


9 : 名無しさん :2018/02/06(火) 13:01:54 ???
わけもわからず全裸で放置されたサキかわいそす


10 : 名無しさん :2018/02/06(火) 21:59:33 ???
スライムにパンツぐちょぐちょにされたぐらいしかピンチらしいピンチがなかったフウコに、今最大の危機が迫る


11 : 名無しさん :2018/02/06(火) 22:37:29 ???
カリンの方もリョナられて欲しいぜ(人任せ)


12 : 名無しさん :2018/02/07(水) 18:54:39 ???
一瞬「スラッグ……?ナメクジ……?超サイヤ人だ孫悟空……?」とか思ったのは秘密なのだぜ


13 : 名無しさん :2018/02/09(金) 23:54:42 ???
書いてて思ったけどキレイなお姉ちゃんを虐める弟っていうシチュなかなか好みだわ


14 : 名無しさん :2018/02/10(土) 01:28:26 ???
>>13
分かるわ
個人的には兄じゃなくて弟なのがミソ


15 : 名無しさん :2018/02/10(土) 07:33:10 ???
>>13
昔はお姉ちゃんてことで無条件で上位に立ってたし、必要以上に可愛がってたようだから余計に今の状況はグッとくる
フースーヤ、強キャラ感が出てよかったね(すっとぼけ)


16 : 名無しさん :2018/02/10(土) 12:13:56 ???
本スレ>>256のフウコのセリフ
「武器に複数の属性の強化魔法をかけるといった裏技を除けば、1人で合体魔法を使うのは基本的には不可能です。アイヴォリー家のミントさんやココアさんが得意とするのが前述の裏技ですね。
……約1名、風属性を『ある属性』と合わせて使うことができる人もいましたが」

っていうセリフあったけどいかにも合成魔法出しそうなミルフィールド姉妹を作ってしまった
まあ2人は天才タイプだからということにしてくださいm(__)m


17 : 名無しさん :2018/02/10(土) 13:08:01 TY3/Fzfc
>>16
俺も完全に忘れてたからモーマンタイ

むしろなんでそんな設定の幅が狭まるようなこと書いたんだっけ……


18 : wikiの人 ◆4b8g20n/Do :2018/02/10(土) 22:03:18 ???
wikiのキャラ紹介ページをいろいろ追加しました。
まだ戦歴スカスカだったり各地からのリンクが張れてなかったりするけど、だいたいのキャラは網羅できたはず。

各キャラの解説文は本スレ>>605以降で書いていただいた紹介文や本文を参考にさせていただいています。ありがとうございます。
一部私見入った文を足したりしてますがご容赦を・・・


19 : 名無しさん :2018/02/10(土) 22:39:31 ???
wikiの人、コツコツ更新してくれてありがとうです!!
補足的なのも面白くてニヤニヤしちゃいました

外伝的なのも書きたいすなー
個人的にはリザとアイナとドロシーで3人いたときの掘り下げとか、唯と瑠奈が仲良くなったきっかけとか知りたい


20 : 名無しさん :2018/02/11(日) 18:23:50 ???
こういう絶望感すごい好き


21 : 名無しさん :2018/02/11(日) 21:21:20 ???
おお、遂にウィチルが変身するのか


22 : 名無しさん :2018/02/11(日) 21:47:35 ???
変身後の外見とか戦闘スタイルとか全然考えてないぜー
って言うか変身前の容姿とかもぜんぜん決まってなかったよね
なんとなくできる秘書さん風or正統派魔女っぽいイメージ


23 : 名無しさん :2018/02/12(月) 00:16:45 ???
ウィチルVSフェラムもアツい展開でいいねえ…


24 : 名無しさん :2018/02/12(月) 16:58:08 ???
wikiのアイテムの項目に女の子たちの下着とかがまとめられててワロタw


25 : 名無しさん :2018/02/15(木) 00:28:12 dauGKRa6
久しぶりに描いたけどフェラムって悪堕ちしてから結構性格変わってるっぽい?


26 : 名無しさん :2018/02/15(木) 20:55:36 ???
>>25

ビフォー
・ですます口調
・ミントの弟子だった
・真面目そう

アフター
・ですわ口調
・ミントの仇のノワールに服従、お姉さまと呼ぶ
・エロそう(服の露出度アップ)

そもそも悪堕ちまえの描写そんなに多くないけどこんな感じかな


27 : 名無しさん :2018/02/16(金) 08:09:11 ???
ありがとー
投稿してからこんなキャラだったっけと思ってしまった


28 : 名無しさん :2018/02/17(土) 19:45:02 ???
ライカさんがかっこよく活躍する所を書こうとしたはずなのに
気がついたらやられっぱなしでとどめ刺されそうになっていた


29 : 名無しさん :2018/02/17(土) 19:50:35 ???
活躍させようと思ったらリョナられてるなんてよくあるよくある

てか最近みんなクオリティ高えな すばらです


30 : 名無しさん :2018/02/18(日) 02:28:14 ???
ハードモードいいっすねー

この章は大戦の結末が読めないところが想像をかき立ててより一層リョナいです


31 : 名無しさん :2018/02/18(日) 18:07:07 ???
意地と処女を見せたライカさん熱いぜ…

結末考えたとしても、思惑通りに行かずしれっと滅亡しちゃう可能性もあるよね リレーだから仕方ないね


32 : 名無しさん :2018/02/18(日) 22:28:37 dauGKRa6
大逆転じゃああ
カリンのおかげで勝てた感を無理やり入れてやったぜ……


33 : 名無しさん :2018/02/19(月) 01:22:40 ???
ライカさんお疲れ てことで箸休め的な話を挟んでみた
回復魔法の名前間違えてた(ヒールライト→キュアライト)けど、まあそれは置いといて…

唯はこのままヒーラー適正を伸ばすか、一時期やってた箒で戦う技を覚えるか、あるいは瑠奈と一緒に技覚えるか
RPGのスキル振りみたいな葛藤が生まれつつある


34 : 名無しさん :2018/02/19(月) 01:31:25 ???
言われてみれば

瑠奈→格闘
アリサ→剣術
彩芽→メカ
鏡花→魔法

と他の面子は戦い方が確定してる中、唯は結構自由度が高いんだな
確かにRPGのスキル振りみたいかも


35 : 名無しさん :2018/02/19(月) 18:46:05 ???
ゆいってなんとなく主人公っぽくない性格のような気がする
でもリザみたいにだんだん成長してきてるっぽいし、伸び代は5人の中で1番あるかな


36 : 名無しさん :2018/02/20(火) 01:33:53 dauGKRa6
俺も箸休め的に止まってたリザの話書いてみた
なんかヤコがラノベの主人公みたいになっちまったぜ


37 : 名無しさん :2018/02/21(水) 01:29:29 ???
久々のリザちゃんパートいいね
ヤコは悲恋しか待ってなさそうだけど頑張れ

wikiの人を手伝おうと十輝星側のページ編集しようとしたけど、本編もよく読み返す必要あるから結構時間かかるな

大して弄ることないアトラしか今日は編集できんかった


38 : 名無しさん :2018/02/21(水) 13:32:03 ???
本スレ>>605でまとめた時もかなり大変だったよ
wikiのおかげで次はもう少し楽になりそう


39 : 名無しさん :2018/02/23(金) 21:37:35 ???
wikiの魔法欄にかくかくしかじかがあるw
たしかに便利な魔法やね


40 : 名無しさん :2018/02/24(土) 01:39:40 ???
ウィチルさんをリョナりたかったので無理矢理割り込んだ


41 : 名無しさん :2018/02/24(土) 04:11:41 ???
これ最後どうなってるの?
状況的にウィチルの両腕からウィチルの血が皮膚を突き破って出てきて腕をズタズタにしてるのかなって思ったんだけど

それにしても元の設定が強いキャラはリョナ映えしますなあ
血を操れたらもうそのまま〇すこともできそうだよね…

最強魔法少女の運命やいかに


42 : 名無しさん :2018/02/24(土) 09:16:51 ???
>>41
>血が皮膚を突き破って〜
まさにそんな感じです……って、最後名前間違ってた…

×フェラムの両腕から → 〇ウィチルの腕から


43 : 名無しさん :2018/02/24(土) 11:20:57 ???
…訂正しつつ加筆。
リムリットに勝てそうなフラグを立ててもらったものの
崖っぷちに追い込まれてしまったウィチルさんの運命は(ry


44 : 名無しさん :2018/02/26(月) 01:21:59 dauGKRa6
書いてから気づいたけどウィチルのサンダーレイヴ、完全に某忍者漫画の千◯ですね


45 : 名無しさん :2018/02/26(月) 01:48:10 ???
wikiどんどん充実してるね
ありがたやありがたや

そして脇道の話は思いつくのに本筋の話は思い付かない状態のせいであんまり書けてないな


46 : 名無しさん :2018/02/26(月) 02:48:30 ???
スピンオフ好きだから書いてもいいのよ
むしろ書いてくださいオナシャス


47 : 名無しさん :2018/02/26(月) 18:04:51 ???
フウコは変身後も眼鏡をかけている設定だったことを書いたから気づいてしまったよおおあああ


48 : 名無しさん :2018/02/26(月) 22:39:03 ???
周回後半のほむほむみたいに本気になるとメガネが邪魔になるタイプってことにすればいんじゃね


49 : 名無しさん :2018/02/27(火) 00:16:08 ???
わざわざ下乳掴むあたりフウヤくんも立派な男の子やね


50 : 名無しさん :2018/02/27(火) 01:41:31 ???
フースーヤ君にスクエニ趣味を投影させ過ぎかもしれない


51 : 名無しさん :2018/02/27(火) 13:33:16 ???
立派に悪堕ちしてていいじゃないですか

アニメとかに出てくる風の魔法使いの女の子って大体どエロい格好してるよね
フウコは戦闘服だって言ってるけど、本当はすごい恥ずかしいんだろうな(笑)


52 : 名無しさん :2018/02/28(水) 01:23:59 ???
wiki読み返したら最初の方で一回変身してたっぽいし
メガネっ子にはメガネ掛けててほしいし
エロい服着る子には恥じらいがあってナンボだと思うし
…といった独断と偏見を元に
↑上げて 落とす↓


53 : 名無しさん :2018/02/28(水) 01:43:26 ???
すまねえ……勝手にメガネ取ったり勝手に第2形態みたいに2回変身させてすまねえ……


54 : 名無しさん :2018/02/28(水) 08:21:11 ???
うまいな
完全に死んだかと思ったわ


55 : 名無しさん :2018/02/28(水) 12:58:41 ???
俺も魔法少女勢はあれ?こいつ変身してたっけ?してなかったっけ?ってよくなるわ


56 : 52 :2018/03/01(木) 23:26:39 ???
>>53
おかげでフウコも第2形態になって上級魔法使えるようになったし
リレーなんだから細かい事は気にしないでいいとおもうんだぜ!

あ、それはそれとして幻覚オチと串刺しシチュやりたかったんで無防備な背中と下乳刺させてもらいました(てへぺろ

>>51
ドロシーもかなり気にしてたよね
ひたすらローアングルで眺めまわす系の敵に襲わせたい


57 : 名無しさん :2018/03/03(土) 01:42:38 ???
ウィキの更新が現行に追いついたみたいでありがたいです
アイテムの無駄知識もそうだけど、術技とかも新しいのが出たら更新してくれてて嬉しい


58 : 名無しさん :2018/03/03(土) 22:25:12 dauGKRa6
ノワールさんといえばこのベロチュー大好きガチレズリョナよね


59 : wikiの人 ◆4b8g20n/Do :2018/03/03(土) 22:32:44 ???
本スレ>>865まで収録 ようやくリアルタイムに追いついてきましたー

だいぶ今更ですが、章の分け方とか捻りのないサブタイトルとか、かなり適当に・勝手にやっちゃってますがご容赦を。
今みたいに複数パートが同時進行してると矛盾も出てきそう…(前の章で倒されたキャラが、後の章で出て来たり)
まあ書き手の皆様は細かいこと気にせずガンガン書いて頂ければとおもいます。


60 : wikiの人 ◆4b8g20n/Do :2018/03/03(土) 22:37:42 ???
と思ったら続きが来てたでござる いいぞもっとやれ

あと、在りし日のドロシーちゃんの外伝とかどっちに投下したらいいですかね


61 : 名無しさん :2018/03/03(土) 22:56:58 ???
お二人とも乙です
安定のガチレズいいっすね〜

自分はスピンオフはいつも感想スレに投下してましたが
そのせいで本スレだけ読んだ時に「ブルーバード小隊ってなに?」状態になってしまったので、外伝は本スレで大丈夫だと思います


62 : wikiの人 ◆4b8g20n/Do :2018/03/04(日) 00:37:39 ???
では、本スレに投下とします…

時期としてはドロシー・リザ・アイナが十輝星なりたての頃?

この時のデータをもとに魔物兵が作られた・・・ とかいう裏設定があったりなかったり。
こいつら魔物兵の時よりつよくね?むしろドロシーの戦闘力って実はDくらいなんじゃね?
とか書いてて思ったりしたけどたぶん気のせい。


63 : 名無しさん :2018/03/04(日) 08:11:09 ???
魔物に犯されるドロシーちゃんよかった!
倒れ伏した女の子をコンティニュー画面のように舐め回し撮影するとは、わかってらっしゃる

まあリョナられるためには雑魚相手にやられないといけないからね、仕方ないね


64 : 名無しさん :2018/03/05(月) 01:11:52 ???
ドロシーちゃんの外伝乙です
やはり惜しい人を亡くした…


あれ、そういえばバインドアイ中に魔法ってできたっけ…?
し、思念詠唱だったということで一つ!


65 : 名無しさん :2018/03/08(木) 23:40:45 ???
なんだかんだで思念詠唱の使い手は多い
口を塞がれちゃうことも多いからね 仕方ないね


66 : 名無しさん :2018/03/09(金) 09:49:39 dauGKRa6
ウィチルさんがこのままお亡くなりになってしまいそうやな
俺も今日の夜書こう


67 : 名無しさん :2018/03/10(土) 19:22:25 ???
細かい所で雑だからアクア・ウィングをアクアウィンドと書いてしまったぜ

しかし水鳥ちゃんはリョナられ的にも行動的にも有能だな


68 : 名無しさん :2018/03/10(土) 19:49:20 ???
そろそろ真凛を活躍させよう。真凛と水鳥で師弟タッグだ!
→その前に、ちょっと水鳥に前座でも…
と思ってたら、意外と善戦して一人倒しちゃった上に戦闘不能な感じになってしまったぜ
まあ、後は清純派アイドルさんが何とかしてくれるだろ(適当


69 : 名無しさん :2018/03/11(日) 01:45:23 ???
まりんちゃんこんなキャラだったのかw
まあ確かにかなり前に登場したのに正気の状態で出てこれない不憫な扱いだったからなぁ


70 : wikiの人 ◆4b8g20n/Do :2018/03/12(月) 23:14:16 ???
最新までwikiまとめつつ、しれっと図鑑更新

本編は地獄(一部の人にとって)の並列進行が収束してきて、いよいよ光ちゃん覚醒ですね
ルミナス編の決着は近い、のか…?


71 : 名無しさん :2018/03/13(火) 01:53:51 dauGKRa6
wiki編集ありがとうございます!
ルミナス編はミルフィールド姉妹とノワールとフースーヤを退ければ終わりそう

サンドワームはRPGだと吸い付いて連続攻撃することが多いから、キャラがよく喘ぐんだよね
ホントいいキャラやね


72 : 名無しさん :2018/03/16(金) 00:57:57 ???
リッテみたいないつもふざけてる女の子がガチめの悲鳴あげるのいいよね(書きたかったけど眠くてそこまで書けなかった)


73 : 名無しさん :2018/03/16(金) 12:55:16 ???
そこまで考えてたのかw
ふざける余裕なくなるほど窮地に立たされてる感が出るからシコいよねw
よくわかんないながら頑張ってるエスカ(もう光と呼ぶべきなのかな)もおもろくてかわいい、リョナられてほしい
風の姉弟は今頃どうしてるのやら


74 : 閑話 :2018/03/17(土) 17:57:12 ???
せっかくなので閑話を投下してみた

思わせぶりな台詞が多いですが、詳しいことは俺にも分からない


75 : 名無しさん :2018/03/17(土) 20:01:47 ???
いろいろ広がりそうな感じの伏線でいいんじゃないでしょうか

書いてるうちに愛着湧いて感動的な描写いれたけど、結局操られてるんだしどうでもいい感ある


76 : 名無しさん :2018/03/18(日) 21:03:21 ???
アウィナイトの魔法少女とかいう美味しい設定を丸ごと放置していく問題児2名

それにしても931号さんはどんだけ優秀なんだw


77 : 名無しさん :2018/03/20(火) 18:44:22 ???
名前:伊丹華弓

という名前の登場人物を出して欲しい


78 : 名無しさん :2018/03/20(火) 19:00:07 ???
誰ですのんw

この世界ではフースーヤくんの言うことも一理どころか百里くらいある気がする


79 : 名無しさん :2018/03/20(火) 23:21:37 ???
感動の展開になるか絶望の展開が続くのか、リョナ小説だからまだ分からない…?


80 : 名無しさん :2018/03/21(水) 21:20:00 ???
リョナ小説なんだから説教臭い感動話はあんまりやるべきじゃない と思いつつも、言動にある程度説得力持たせた方が後でリョナる時にコーフンする
ただ盲目的にルールで縛るだけより、それなりに理想や信念があってそういう事してます って方がリョナりがいがある
一本筋が通ってると、逆に折りたくなる
ほんとリョナラーはめんどくさいぜフゥハハハーハァー


81 : 名無しさん :2018/03/21(水) 21:22:09 ???
「僕が生きててよかっただって……?姉さん……」

殺そうとしている姉が発した耳を疑うような言葉に、フースーヤは面食らった表情でぽつりと呟いた。

「……だって、もう死んじゃったと思ったから……戦争の時に連絡がつかなくなって……もう会えないかもしれないって思ってたから……!」

涙ぐみながら言葉を紡ぐフウコ。そんな姉の姿を見て、フースーヤはふう、とため息をつく。

「姉さん……そんなことを言って助けてもらえると思っているなら……」

「違う……!だってあなたは……どんなに変わってしまってもフウヤは……わたしのたった1人の弟だから……!ゲホッ!」

体の限界が近づいている証拠の吐血。それによって顔を血で濡らしてしまうフウコ。

「……たとえフウヤが私を殺して、ルミナスを破壊し尽くす大罪人になったとしても……フウヤは私の……たった1人の弟だよ。」

「姉さん……」

「……一つだけ心残りなのは……ぐふっ!……はぁ、はぁっ……!今、ちゃんと……あなたを叱ってあげられない……こと……かな……ガハッ!!」



荒い息遣いで弟に語りかけるフウコ。最後にゆっくりと目を閉じ、しばらく体をプルプルと震わせてから……
フウコは、動かなくなった。



「……馬鹿だ……姉さんは馬鹿だ。」

動かなくなったフウコの顔にそっと手を添えるフウヤ。

「……でも……そういう姉さんの馬鹿なところがちゃんと嫌いになれないのは……まだまだ僕も甘いのかもね。」

蘇生不可にするほど痛めつける予定だったが、興を削がれてしまったフウヤはゆっくりと座り込む。
いつのまにか空に広がる魔法陣に伸びていた柱は1本になってしまっていた。

「……姉さんにかまけていたせいで、計画が失敗しそうだよ。まあ、それもなんかどうでもよくなってきちゃったけど。」

「それは聞き捨てならんな。小僧。せっかくわらわが真の姿を取り戻したというのに。」

突如背後で響いた、聞いたこともない妖艶な女性の声。
その声はどこか優しげなようでいて、自然と人を警戒させる威圧感が込められている、不思議な声だった。

「……結構、綺麗な声してるじゃないですか。」

「フン……ここで立ち止まるような時間はないぞ、小僧。わらわの闇の力と貴様の毒の力を以って、このルミナスの地を絶望に染め上げてやるのじゃ……!ククククク……フハハハハハハハハハハハ!!!」


82 : 名無しさん :2018/03/21(水) 21:23:58 ???
早さが足りず没であります
フースーヤくんの心が光の登場で揺らいでいてなかなか読めない展開になってきた


83 : 名無しさん :2018/03/22(木) 00:05:13 ???
せっかくだから無理矢理繋げてみたぜー
しかしあれだな、フースーヤ君はハーレム状態だなww


84 : 名無しさん :2018/03/22(木) 02:17:03 ???
一部使ってくれてありがとうです
そしてリザの話が出たので次のミツルギ編に繋がるような話を投下

闘技大会っていいよね!


85 : 名無しさん :2018/03/23(金) 00:52:29 20zXqLhQ
真凛何してんねん、ノワール復活してるぞ
ってのをサキと絡めて辻褄合わせてみたぜ


86 : 名無しさん :2018/03/24(土) 17:25:58 ???
サキと別の人を絡めてみたぜ わっふるわっふる
本人の願いとは裏腹に、どんどんリョナられ側に追い込まれていく悲劇 もっふるもっふる


87 : 名無しさん :2018/03/24(土) 17:40:34 ???
意図せぬ所で設定生えてくるリレー感好きだわ(ユキ云々の設定盛った段階ではこうなるとは予測していなかった)

それはそうと、もうルミナスはムリポですね…


88 : 名無しさん :2018/03/24(土) 20:40:24 ???
ノワールのビジュアルを決めきれなかったなり


89 : 名無しさん :2018/03/25(日) 17:29:14 ???
適当に特徴つけてみたなり

出てくる煙で攻撃防いだり 煙自体が毒(瘴気)だったり 魔物召喚したり
…といった特技を思いつくまま書いてったらヨンダイメサマがボロボロに


90 : 名無しさん :2018/03/25(日) 18:21:52 ???
あぁ〜長い月日を経てついにノワールが完全復活して感慨深いですよ

光ちゃんの記憶が戻ればワンチャンありそうな気もするが、スネグアたちもいるという絶望感


91 : 名無しさん :2018/03/25(日) 22:49:58 ???
もうだめだぁ、お終いだぁ……


92 : 名無しさん :2018/03/28(水) 12:43:33 dauGKRa6
ヒカリvsノワールのいい展開思いつかないなぁ……せや!久しぶりに出てきた3人組でリョナったろ!

と思って書いたらなかなか書く手が止まらず4レスに渡ってしまいましたとさ。


93 : 名無しさん :2018/03/28(水) 20:45:34 ???
連続更新乙です!3人組は鬼畜系でいいっすねぇ
ルミナスが滅ぶか否かは今後の展開にかなり影響出るでしょうし、ヒカリVSノワールは悩み所ですねぇ


94 : 名無しさん :2018/03/30(金) 14:46:07 ???
正直すまんかった
暴走した


95 : 名無しさん :2018/03/30(金) 15:00:20 ???
登場きたときは普通の男の子だったフウヤくん、リョナに目覚めてからの死姦に覚醒とはかなりのポテンシャルやな
俺はこういう絶望しかない展開結構好きよ


96 : 名無しさん :2018/03/31(土) 14:07:39 ???
敵味方に分かれていた姉弟が和解して共闘!と言う熱い展開ですね(すっとぼけ


97 : 名無しさん :2018/04/01(日) 01:09:31 20zXqLhQ
続き思いつかなかったらとりあえず別視点挟む系書き手
俺はくさそうの人をどういうキャラにしたいんだ…
(特命係長只野仁とかDTBの黒みたいに一見ダサいのが実は…!?みたいなのをイメージしてはいる)


98 : 名無しさん :2018/04/01(日) 13:46:08 ???
ついに名無しの雑魚コンビの特徴が明らかに!

※ヒント※
魔物兵たちの会話を参考に、以下の特徴を各人に当てはめていきましょう。

髪色:緑色/水色/亜麻色/金髪
髪形:ツインテ/ポニテ/ロング/ショートボブ
瞳の色:紫目/青目/赤目/メカクレ
武器:マント/髪/杖/剣
服装:黒ワンピ/白ブラウス/ピンクフリル/鎧
おっぱい:普通/小ぶり/貧乳/巨乳


99 : 名無しさん :2018/04/01(日) 14:50:28 ???
くさそうの人が普通に喋ってて驚いた しかも強キャラ感あるしw
魔物兵たちはいつも世紀末ノリで楽しそうでいいねえ


100 : 名無しさん :2018/04/01(日) 19:57:16 ???
これで魔物軍団をどうにかして、後はヒカリが頑張ってノワールとフースーヤをどうにかすれば……!


101 : 名無しさん :2018/04/01(日) 23:46:52 ???
キリコ、前髪に赤いメッシュとかまさにキルラ○ルの主人公だなぁ
ミツルギ編でもリョ…活躍の機会はあるのだろうか


102 : 名無しさん :2018/04/03(火) 20:37:43 ???
状況

・魔法少女戦争
・リザの旅
・リンネの思惑
・くさそうの人による舞の拷問
・サキ、ナルビア首都オメガネットへ
・唯たちの旅
・復讐のアイセ、奴隷収容所へ
・王様たち諸国漫遊
・スネグア一行inルミナス
・アイナとエミリア、ミツルギへ

思いつく限りの現状況
魔法少女戦争が思ったより長くなってしまっているがキリよく収束させたいねぇ


103 : 名無しさん :2018/04/03(火) 22:01:01 ???
キャラ滅茶苦茶増えた結果、ストーリーもかなり分散してるな
楽しいけどwikiの人の負担が心配だぜ


104 : 名無しさん :2018/04/03(火) 22:53:35 ???
wikiちょくちょく更新されててホント助かります
圧倒的感謝


105 : 名無しさん :2018/04/04(水) 01:49:54 ???
こーいうテイルズみたいな寒めの友情シーンを書いてると、そういうのを踏みにじるかのようなハードリョナが書きたくなるなり……


106 : 名無しさん :2018/04/04(水) 17:40:40 dauGKRa6
ミツルギでどんな女の子キャラを出すか今から考えてる
結構キャラ増えてきたから被らないようにしないとね


107 : 名無しさん :2018/04/07(土) 15:10:56 ???
闘技大会やるから新キャラも出しやすそうだし、行方知れずになってたあの旧キャラも出しやすいかも
そして友のピンチにノコノコ駆けつけてしまった水鳥とカリンの運命やいかに


108 : 名無しさん :2018/04/07(土) 15:30:46 ???
闘技大会っていいリョナシチュだよね
戦う理由だけ適当に作って、あとは実況や観客という第三者視点を入れつつリョナシーンを展開できる

戦うキャラを変えるだけでリョナシチュを量産できるしな


109 : 名無しさん :2018/04/07(土) 15:44:14 ???
何人かは捨てキャラになるだろうし、最近ハマってるゲームとかラノベっぽい設定付けたろ!

みたいにキャラ付けしたシーヴァリア連中が活躍してると、色々と感無量ですよ……

大会とかトーナメントだと、純粋に話も作りやすそうだよね(一昔前のジャンプ漫画を眺めつつ)


110 : 名無しさん :2018/04/07(土) 23:55:44 ???
そう、一気にクライマックスというやつです


111 : 名無しさん :2018/04/08(日) 12:31:14 ???
クライマックスのこういう日に限ってWi-Fiの調子が良くない


112 : 名無しさん :2018/04/08(日) 13:19:47 ???
はやさがたりなかったー
------

(ぞわっ……ぐじゅっ……じゅくっ…!!)
(ひっ……あっ…い、いや……わたしの、お腹の中で……虫、がっ…どんどん増えてっ……)

カリンが受けた毒は、アンチバグ・ザ・ソロー…フウヤがルミナスの魔法少女達に苦痛を与えるために編み出した、オリジナルの毒魔法。
棘の生えた大量の小さな虫に体内を這い回られているような、強烈な不快感を与える……とは言え、直接的な苦痛を伴う事はなく、放置しても死ぬ事はない。
一見すると、「不快感」さえ我慢すれば大した脅威ではない、と思えるかもしれないが……この毒の真の恐ろしさは、直接的な殺傷力とは別のところにある。

(ぐちゅちゅちゅ……ごそごそごそ………ぐちっ…がりっ!!)
(やっ……やだっ……虫が、私の体っ……食い破って……止まらな……)

(チキチキチキチキ……ギギギギッ………)
(あ……頭の中で……鳴いてる………お腹の中で……たまご、産んで…………い…いやああああああ!!!」

寄生虫妄想…「身体の中に大量に虫が潜んでいる」という妄想に取り付かれた状態。薬物の禁断症状などで引き起こされるケースが良く知られている。
フウヤは毒の幻覚作用で相手の五感全てを支配し、様々な蟲達が体内に巣喰っているという極めて具体的で強烈なイメージを植え付けるのだ。

(ぐちゅぐちゅぐちゅ……ぞわわっ……じゅぽっ……ギチギチギチ…!)
「やっ……もう、やめて……わたしの中……たべるの、やめて……ん、…………っぐえ…!!!」

……カリンは今、口から這い出して来た幻覚のムカデと相対している。
咥内には無数の脚が蠢く悍ましい感触と、苦い…いや、言葉では到底言い表せないような悍ましい味が広がり、口を塞がれているため悲鳴すら上げられない。
ムカデが小さく鳴きながらその顎を開き、カリンの眼球を抉り出そうと迫ってくるが、カリンは恐怖のあまり全身が凍り付き、目の前の「幻覚」から目を反らす事が出来なかった。

「んっ………〜〜〜〜〜!!!」
だが、どんなに体中を幻影蟲に食い荒らされようとも、フウヤの毒は直接的な痛みだけは決して与えない。
自分の身体が「気付かないうちに蝕まれていく」という恐怖は、時に肉体的苦痛以上に大きなダメージを与えると、彼は知っているからだ。

(……フウコ……フウヤ……水鳥…ごめ、ん………も……もう、私………だめ、みたい……)
身体全体を蟲に乗っ取られ、自分は既に痛みを感じる事すらできないのだ……と、対象が「理解」した時。
心は絶望に染まり、戦う意思も残らず消え失せ、糸の切れた人形のように、ただその場に崩れ落ち…
……そうして、フウヤの「芸術」は完成する。


113 : 名無しさん :2018/04/08(日) 13:24:46 ???
カリンちゃん虫リョナいいっすね!
無理矢理どこかに挟めたらいいな


114 : 名無しさん :2018/04/12(木) 18:55:18 dauGKRa6
仕事早く終わったので連投なのじゃ

アトラが赤髪だからシアナは青髪で仲良し感出そうかなって


115 : 名無しさん :2018/04/12(木) 22:59:46 ???
そう言えばシアナの髪色は決まってなかった……と思いきや、アイセ脱走の時にも青髪って書いてあるな


116 : 名無しさん :2018/04/13(金) 00:01:30 ???
本当だ!偶然の一致

ミツルギにも王下十輝星ポジの子が欲しいかな
ルミナス編が終わったらまた新キャララッシュが起こりそう


117 : 名無しさん :2018/04/14(土) 13:05:52 ???
「討魔忍の国」と呼ばれてはいるものの、実態はまだ謎なのよね
忍び装束のオーソドックスな忍者か、ぴっちりスーツの現代風忍者か


118 : 名無しさん :2018/04/14(土) 14:43:19 ???
ジャンル絞ると面白くないし、ナルトみたいななんでもありの忍者でいいと思うぜよ


119 : 名無しさん :2018/04/17(火) 23:00:04 dauGKRa6
そして舞台はミツルギへ
禁呪阻止はリョナ関係なさそうだしこれもカットされそうやなぁ


120 : 名無しさん :2018/04/17(火) 23:31:33 ???
>これ以上ルミナスの戦争編をだらだら続ける必要はない。闘技大会というリョナイベントに向け、物語はここから新たな局面を迎えるのじゃ!

耳が痛いぜ……(局面変えるの下手でいつもダラダラ書いてる俺)


121 : 名無しさん :2018/04/18(水) 23:55:49 ???
フウコは水鳥カリンと三人一組で色々使いたかったので強引に生き返らせたった…
(リョナられる運命からは)解放されない


122 : 名無しさん :2018/04/19(木) 00:09:53 ???
まさかの即日復活
まぁリョナれればなんでもいいか!


123 : 名無しさん :2018/04/19(木) 00:58:11 ???
そんなに違わないけど、細かいとこ推敲した935でお願いします。
討魔皇刃五人衆だと歯切れが悪いので、シンプルに討魔忍五人衆で

フウコちゃんよかったね!またフースーヤくんがリョナってくれるよ!


124 : 名無しさん :2018/04/19(木) 01:04:56 ???
推敲したのに誤字多すぎワロエナイ
いつもいつも誤字多くて申し訳ねえ


125 : 名無しさん :2018/04/19(木) 01:19:38 ???
誤字が多いのはそれだけたくさんいつも書いてくれてるってことやで

黒幕っぽくしやすいヨハンさんに色々伏線を仕込んでもらう


126 : 名無しさん :2018/04/19(木) 16:47:28 ???
ミツルギで出す自己満の女の子考えてたら1レス分くらい使う自己紹介が出来上がってしまった


127 : 名無しさん :2018/04/19(木) 19:13:30 ???
俺はいまいちいい感じのキャラが思いつかないぜ


128 : 名無しさん :2018/04/19(木) 21:08:58 ???
みんな待ちきれないようなので始めさせてもらったぜ
お姉さんの正体とかは何も考えてない模様


129 : 名無しさん :2018/04/19(木) 22:37:33 ???
何となく既存キャラの方がいいかな、と思ったらまた懐かしいキャラを出してしまった


130 : 名無しさん :2018/04/19(木) 22:43:03 ???
サキノさんとか懐かしすぎて存在を忘れていたわぁw


131 : 名無しさん :2018/04/20(金) 00:13:54 ???
新キャラの黒巫女ちゃんをチラ見せ
そのうち改めて名前とか発表します


132 : 名無しさん :2018/04/20(金) 18:46:27 ???
なるべくストーリーを一本化したいとは思いつつ、放置されてた面子の状況も書きたくはあるジレンマ


133 : 名無しさん :2018/04/21(土) 15:09:51 ???
wikiで名無しの雑魚コンビの特徴がガチ考察されててワロタ


134 : 名無しさん :2018/04/21(土) 15:43:18 ???
七華ちゃんのプロフはもう少し推敲して、夕方には公開します


135 : 名無しさん :2018/04/21(土) 15:45:39 ???
わざわざ色分けまでして答え合わせしてくれるwikiの人ありがとう!
なかなか難しいなこれ


136 : 名無しさん :2018/04/21(土) 22:46:29 ???
夕方とか言ってこの時間になってしまった
七華がどんなキャラと絡むことになるのか楽しみですわぁ

自分で書いといてなんだけど、忍びの国に洋髪執事っていう取り合わせはフリーダムやなぁ


137 : 名無しさん :2018/04/21(土) 23:43:22 ???
人形ボッコンボッコンに壊されて下衆な連中にマワされる展開が楽しみです
あ、大陸最強の拳法使いさんは3秒でリョナられて(いいです)


138 : 名無しさん :2018/04/22(日) 01:03:14 ???
※関西弁は完全にイメージで書いてるので、実際の方言とは異なる可能性があります


139 : 名無しさん :2018/04/22(日) 08:06:46 ???
コトネちゃんの資金調達と修行が同義というのはどういうことだってばよ


140 : 名無しさん :2018/04/22(日) 09:34:58 ???
いずれ分かるさ、いずれな……


141 : 名無しさん :2018/04/22(日) 09:47:57 ???
ぶっちゃけると戦う時に金を消費して強くなるスタイルにしようかなと思ってる

(仮面ライダーバース的な)


142 : 名無しさん :2018/04/22(日) 11:34:03 ???
ステシあった方が他の方が書きやすいかな、ということで突貫で作りました


143 : 名無しさん :2018/04/22(日) 18:03:33 ???
ステシってステータスシートの略かな?
金を使って戦うとは新しい
じゃあコトネちゃんはかなり稼いでるってことだよな

戦わずに商売だけしてた方が得できる感あるw


144 : 名無しさん :2018/04/23(月) 00:25:26 ???
wikiめっちゃ更新されてて圧倒的感謝


145 : 名無しさん :2018/04/23(月) 21:43:18 dauGKRa6
ここに来てわかりやすいチンピラキャラをメインキャラに据えてみる
格闘ができるってだけで特に設定考えてないんで、適当に能力設定していただいてもおっけーです


146 : 名無しさん :2018/04/24(火) 01:18:51 ???
七華の強くてヤバい面をアピールできる方向で適当に考えた

ザギの特殊能力
「忍法タイムエスケープ」
時間を巻き戻すニンポを使うぞ!
 普段は人畜無害を装い、隙あらば本性を見せて襲い掛かる
→負けたら相手の戦法を分析して対策(最初に戻る)
→勝ったら相手を徹底的にブチ犯す(やはり最初に戻る)

ロックオンされた獲物(七華)は一度必勝パターンを確立されたが最後、定期的かつ半永久的にサンドバック兼便所にされてしまうのだ!


147 : 名無しさん :2018/04/24(火) 01:30:09 ???
ザギはリンネに次ぐリョナラー向きすぎる能力だなぁ
軽く二重人格キャラってことね

七華ちゃんキレると怖すぎィ!


148 : 名無しさん :2018/04/24(火) 01:41:36 ???
ちょっとわかりづらい書き方だったかもだけど、ローレンハインは七華の従者ではなく、ミツルギ皇帝の従者っていう設定です
皇帝の屋敷から七華たちのことを迎えに来てるだけ←

わかりにくくてスマソです


149 : 名無しさん :2018/04/24(火) 07:04:20 ???
つまり何回失敗しても女子から蔑んだ目で見られずに普通妄想でするようなことを現実で出来るってことか…いや最高やんけ


150 : 名無しさん :2018/04/25(水) 01:06:34 ???
一人くらいは常識人枠を(なお常に酔っ払ってる模様)

酔拳ならぬ酔剣
相手を酔っ払わせる結界

思いつき次第適当に酒っぽい技を追加するかも


151 : 名無しさん :2018/04/26(木) 01:03:12 ???
新キャラ考えてたけどいい女の子案が浮かばないまま寝る時間になってしまた


152 : 名無しさん :2018/04/26(木) 21:20:49 ???
最近は平日でもスレの流れが早い…気付けば五人衆も残り一人か


153 : 名無しさん :2018/04/27(金) 20:12:03 ???
新キャラの紹介のはずが3/4ぐらいリザのリョナられシーンになってしまった罠


154 : 名無しさん :2018/04/27(金) 20:47:26 ???
ミツルギは実力主義だけあって幹部は男比率が高いのね


155 : 名無しさん :2018/04/27(金) 21:39:05 ???
シンは男かどうかもわからないのか

ザギとカゲロウってチンピラ口調が似てるけど、ミツルギにはチンピラが多いのかねぇ


156 : 名無しさん :2018/04/28(土) 01:18:10 ???
「眼」の力についてはいいの思いつかなかったのよぉ
写輪眼的ななんかのイメージだけどそれはアイベルトが使ってるしなぁ


157 : 名無しさん :2018/04/28(土) 22:17:49 ???
ここまでの状況 はやくも結構複雑化してる…

唯チーム→ミツルギ到着(遺産を探す)
ロゼッタチーム→ミツルギ到着(アルフレ絶対殺すマン)
リザチーム→闘技大会(アウィナイト収容所を探す)
ワルトゥ→闘技大会
爪の男(=カゲロウ?)→闘技大会
ザギ・ラガール→シーヴァリア&ルミナスの代表と試合
シン・七華・コトネ→怪しい奴を探す
アイセ→爪の男に攫われた娘を探す
王様チーム→ミツルギに向かってるらしい?

シーヴァリア側の代表が姫騎士になるかどうかはわからんけど、まあザギさんがそう言うなら…


158 : 名無しさん :2018/04/30(月) 14:36:33 ???
アイナ乱入で泥沼の三角関係に突入か、それとも晴れてアイナ公認になってしまうのか…

一方そのころ主人公(+舞)パートは
・首輪の事は忘れよ
・唯と瑠奈のCVについては、昔の感想スレの誰かの書き込みから拝借
・舞ちゃんには孤軍奮闘がよくにあう


159 : 名無しさん :2018/04/30(月) 16:04:43 ???
書くだけ書いて放置してたパートを進めてくれて感謝なのだぜ


160 : 名無しさん :2018/05/01(火) 23:16:10 T6B.G4/6
881(ヤバい)の語呂合わせが思い浮かんだので俺もこっちのパートを書く
ミツルギ編で良いのが思いつかなかった時とかにちょくちょく進めようかな


161 : 名無しさん :2018/05/02(水) 09:27:54 ???
闘技大会ィ?俺は女の子のリョナシーンが待ちきないんだァァ!

どっちをリョナるかどっちもリョナるか悩みどころですが次書く人に任せますわ


162 : 名無しさん :2018/05/02(水) 19:36:17 ???
七華ちゃんの手を替え品を替えのリョナいいねえ


163 : 名無しさん :2018/05/02(水) 19:38:20 ???


「どうですか、クロヒメ様……このアウィナイトの女の子は、お気に召しましたか……?」

状況に合わない七華のゆったりとした声が、結界の中に響き渡る。
だが、全身の骨を砕かれ意識が混濁しているリザには、七華の声は全く聞こえていなかった。

「……う゛……ぐあ゛ぁ゛……」

辛うじて腹から絞り出すような声をあげたリザの体から、ぽたり、ぽたりと鮮血が滴り落ち、無機質な黒い床を赤に染めてゆく。
血が流れた理由……それは人形の腕が肌に食い込んで皮膚が破れたものであり、強い圧迫によって内臓が破裂した結果、リザの小さな口から吐き出されたものであり……
彼女の体が失血によって機能停止を迎えようとしていることを知らせる、わかりやすいアラートだった。

「リ……リザちゃん……嘘、ですわよね……?あのいつも強くてかっこ可愛いリザちゃんが……こんな弱そうな女にあっさりやられるわけ……ないですわよ……ね?」

自らに襲いかかる虫を必死の思いで倒しきったアイナが、青ざめた顔でよろよろとリザへ近づいていく。

「……ちょっと罪悪感があります。この人は明らかに調子が悪かった。……でもクロヒメ様が満足なら、私はとても嬉しいです。」

七華の嬉しそうな声が聞こえたように、クロヒメは拘束を外した。
滴り落ちた血だまりの上に、糸が切れた人形のようにリザの体が落下して、バタリ、と大きな物が落下したような音が響く。

「フフ……この子、顔立ちが整っていて、金髪の可愛いお人形さんみたいですね。名高い貴族の奴隷にされているアウィナイトなだけはあります。」

「へ、返事……してよぉ……お願い……!リザちゃん!リザちゃあああぁん!!いやああああぁあぁあぁあぁ!!!」

リザがピクリとも動かないことに気づいたアイナが狂ったような悲鳴を上げた直後、クロヒメはリザの体を蹴り飛ばして七華の側へと転がした。



「……彼女は死んではいませんよ。私は彼女から話を聞く必要があるのです。殺してしまっては聞けませんからね。」

「うぅう……お、お願い……アイナがなんでもしますから……リザちゃんのことだけは殺さないでぇ……!」

「……え?何を言っているのですか?」

アイナの懇願するようなセリフに、七華が明らかに引いているような口調で返した。
彼女の返したその意味がわからず、涙を流しながら顔を上げたアイナの眼前に……





血の付いた顔で冷ややかな笑みを浮かべる、人形の姿があった。

「……え?」

「あなたはクロヒメ様への贄なので、ここで殺しますよ。話を聞くのは1人で充分……なのですっ。」


164 : 名無しさん :2018/05/02(水) 19:41:12 ???
ボツ案、推敲足りなくて七華のセリフの意味がおかしくなってるわぁ
修行が足りんなぁ


165 : 名無しさん :2018/05/02(水) 19:53:12 ???
やはりリザちゃんリョナの時はみんな筆が乗るのね(笑)


166 : 971-973 :2018/05/02(水) 20:32:47 ???
あ、なんか申し訳ない(しかも攻守交替させてしまった)
個人的には「このまま決着させたろ!」ぐらいのつもりでいる
自分もタッチの差で没っちゃうことはたまにあるけど、そのへん上手いことできたらいいですね・・・


167 : 名無しさん :2018/05/02(水) 20:59:20 ???
全然関係ない所のリレーSSは完全予約制にしてたな
キャラ1とキャラ2を予約するので、投下するまではそのキャラを書かないでください、みたいな
でもちょっとめんどくさそうなんだよなぁ

休日とかで書く人が多そうな日は、予めどの辺のパート書こうとしてるかだけこっちに書くのがいいかもしれない
昔ヨハンとアイセ書いた人がちょっとやってたみたいな感じで


168 : 名無しさん :2018/05/02(水) 21:38:48 ???
でもみんなリョナシーンはやっぱり書きたいだろうからねえ
誰が書くかわからないカオスを楽しめる今のままがいいな


169 : 名無しさん :2018/05/02(水) 21:40:24 ???
そしてwikiの人、今日も更新ありがとです


170 : 名無しさん :2018/05/02(水) 23:43:51 ???
七華ちゃん下ネタ嫌いなのに喘ぎ声が無駄にエロいのはどういうことなんだってばよ……


171 : 名無しさん :2018/05/03(木) 10:12:14 ???
まあ下ネタを全然知らないから自分の声がエロいことすらもわかってないんやろ(適当)


172 : 名無しさん :2018/05/03(木) 11:06:09 ???
自分のエロさを自覚してないから、エロい声を抑えようという考えに至らないのだな……
その一方で、ブチ切れれば責め役もこなせる二刀流プレイヤー


173 : 名無しさん :2018/05/03(木) 14:53:06 ???
これ一人で書きすぎかな……と2/3投下したあたりで思ったけど、
このタイミングで止めると七華が死亡エンドになりそうだったので書いた所まで投下してしまった…

あと、「クロヒメの四肢が伸びて両手両足を掴む…」→腕四本にしたろ! と脳内変換
ロメロスペシャル的な体勢を期待してたらもうしわけない


174 : 名無しさん :2018/05/03(木) 15:07:04 ???
むしろたくさん書いてくれてありがとうだぜ

俺も5時頃に帰ったら書きたい


175 : 名無しさん :2018/05/03(木) 15:21:00 ???
四肢云々に関しては俺の書き方が悪かったから気にしないでおk

とりあえずアイナが手足ギチギチされればなんでもいいと思ってたし(笑)


176 : 名無しさん :2018/05/03(木) 18:36:43 ???
ということでちょっと強キャラ二人は主人公たちとは別行動してもらいました


177 : 名無しさん :2018/05/03(木) 20:44:37 ???
帰ってきたらたくさん更新されてて嬉しいぃ


178 : 名無しさん :2018/05/04(金) 01:10:14 ???
最近アリサが不憫な扱いなんで書いてあげまひた(笑)
がんばれがんばれアリサ〜


179 : 名無しさん :2018/05/04(金) 15:12:31 ???
某メンバーがまたもネタにされてて草


180 : 名無しさん :2018/05/05(土) 23:38:06 ???
夕方に用事から帰ってきたら書こうと思ってたのにゴロゴロしてたら気づけばこんな時間だぜ

五月病かな……すまねぇ……


181 : 名無しさん :2018/05/06(日) 01:38:58 ???
そんなタイミングで新キャラ投入
セーラー服の美少女ニンジャ(胸は平坦)
はたしてどんなかつやくをみせるのか……


182 : 名無しさん :2018/05/06(日) 09:36:40 ???
すっっごい虐めてあげたくなる女の子ですねえぇ


183 : 名無しさん :2018/05/06(日) 15:34:43 ???
正統派元気っ子くノ一良いねぇ

海蛇衆倒して調子乗ってる所を強キャラにフルボッコにされて欲しい


184 : 名無しさん :2018/05/06(日) 19:11:58 ???
「ふーん、じゃあ唯達はムラサメに来たのは初めてなんだね!」

「うん!だからこの町のこと全然知らなくて、色々新鮮なんだ〜」

「そっかー!唯と仲良くなりたいし、あたしがもっと色々案内してあげたいんだけどねー。これから明日のために星を集めないといけなくて……」

「あ、闘技大会だよね!私、ヤヨイの試合絶対見にいくよ!」

「あはは!まだ星2つだけどね!でもあたし、この大会は優勝するつもりで参加してるから楽しみにしてて!」

「うんっ!」

明るい性格同士で意気投合した唯とヤヨイは、すでに手を繋いで歩く中になっていた。

「唯とあの子……ヤヨイだっけ?めちゃくちゃ仲良くなってるわね。」

「いいんじゃない?しばらく2人にさせてさ。あ、でもこれ以上シーンが分散するのも良くないかなぁ。」

(……たまに彩芽ちゃんって意味がよくわからないこと言うけど、どういうことなんだろ……)

手を繋いで歩く2人を後ろから眺める3人。その道すがら、宿屋を探していたのだが……
瑠奈の視界に、今絶対に会いたくない人物たちが映った。

「……!?ちょ、唯、こっち来て!!」

「え?どうしたの瑠奈?」

「い、いいから早く!」

「……?なんだかわからないけど、瑠奈が呼んでるから、私行くね!またね!ヤヨイ!」

「うん、またね唯!本戦は絶対見に来てねー!」

「うんっ!」



ヤヨイに別れを告げ、とてとてと走ってくる唯の腕を、瑠奈はガッと掴んで路地へと引き寄せた。

「きゃあっ!?ち、ちょっと瑠奈、どうしたの?」

「アレ!アレ見なさいよ!アレ!!!」

「え……?ああっ!!」

路地の裏から瑠奈が指差した方を見ると、そこにいたのは……

「ケケケケ!ムラサメに来るのも久しぶりだ……俺様はテンジョウのガキにでも挨拶してくるとするか。」

「お!じゃあ俺たちも自由行動でいいのか王様?」

「ああ。闘技大会まではお前らも適当に遊んで来ていいぞ。……だがアイベルト、お前には1つだけ注意しておく。」

「ん?なんだ王様?」

「ミツルギのくノ一の連中に昼間から誘われて、遊ばれたり移されたりしないように気をつけろよ……ヒヒヒ!」

「お、王様!勘違いしてるようでござるが、俺様はこう見えて結構ピュアな性格なんですぞ!」

「なんだその口調wwwシアナはアイナのとこに早く行けよ!」

「そうだな……って!なんで勝手に僕の行き先を決めてるんだよ!」

トーメント王、アトラ、シアナ、アイベルトの4人がゲラゲラと笑いながら仲良く歩いていた。



「うひゃあぁ……むさいメンツだなぁ。女の子が1人もいないなんて。」

「彩芽、そんなこと言ってる場合?あいつらがこの町をうろついてるんじゃ、迂闊に外歩けないわよ……!」

「えー!私ヤヨイの試合見に行くって約束しちゃったのにぃ……」

「……と、とりあえず、あの人たちに見つからないように、あっちに見える宿屋に行こう。ダンさんもアルフレッドさんもいないし、ここで見つかったら大変だよっ……」

鏡花の提案に頷く3人。
トーメント王たちが遠ざかるのを待ってから、4人は近くの宿屋に入っていった。


185 : 名無しさん :2018/05/06(日) 19:50:32 ???
矛盾出ないように微調整しつつ繋げてみたぜー


186 : 名無しさん :2018/05/06(日) 19:54:23 dauGKRa6
ありがとナス!
そして気づけば1000行きそうやな


187 : 名無しさん :2018/05/06(日) 20:23:32 ???
最初のうちは1000で終わらせるのかと思ってたけど、気づいたらみんな続ける気満々だったよね


188 : 名無しさん :2018/05/06(日) 22:00:15 ???
自分も去年の今ごろは「今年中に終わらせるぞー」と思ってたんだけどシーヴァリアの辺りで諦めた
でもミツルギ編おわったらナルビア編→最終決戦 の流れに持って行けそうな気はしている


189 : 名無しさん :2018/05/06(日) 23:17:45 ???
完結まで行ってほしい反面、ずっと唯やリザをリョナり続けたい気持ちもある
なんかなろうとかで一向に終わる気配のない小説書く人の気持ち分かるようになったわ


190 : 名無しさん :2018/05/07(月) 01:34:04 ???
GW最期の連投
なんかドロシーの話を少し出した途端、書く手が止まらなくなってしまってな……
ちょっとした過去編ってことにしてくれーぃ!


191 : 名無しさん :2018/05/07(月) 01:44:52 ???
ドロシーちゃん過去編いいっすねぇ!
こういうの読んだ上でライラにリョナられてる辺り読み返すとシコリティ高(ry


192 : 名無しさん :2018/05/08(火) 23:24:18 ???
ドロシー・リザ・アイナの外伝とかあってもいいかもねぇ
そして終了間近のこのタイミングで新キャラ投(ry


193 : 名無しさん :2018/05/09(水) 00:02:28 ???
リョナ版のクリ〇ゾン的な能力、大いにありッスね〜
かませにするには惜しいキャラやと思うわ


194 : 名無しさん :2018/05/11(金) 01:09:58 ???
アリサ虐めたいよぉ〜ということで最後に申し訳程度のリョナ
もっと虐めたいんだけどねぇ


195 : 名無しさん :2018/05/11(金) 01:15:38 ???
おねショタっぽくなってるのはテンジョウ君がふざけてるのかそれともほんとは甘えたいのか……


196 : 名無しさん :2018/05/11(金) 01:29:01 ???
アリサはミツルギ編が進めばアルフレッドとロゼッタ周りで結構リョナられそうだよね

こっちもとりあえずリョナへの導入だけ書いたゾ


197 : 名無しさん :2018/05/11(金) 03:03:59 ???
夜中になっちゃったけど勢いに任せて投下
スレはラス1だけど、一足先にスレ立てておこうか…


198 : 名無しさん :2018/05/11(金) 03:12:52 ???
立てました
リョナな長文リレー小説 第2話-2
ttps://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/game/37271/1525975690/l50

スレタイ第2話-2としたけど、ふつうに第3話でよかったかもしれない


199 : 名無しさん :2018/05/11(金) 10:37:11 ???
今やってる唯たちの話と関係ない一レスリレー時代の話が1話で、今のが第2話だから、新スレは2-2ってことかな

まさか完結後にまた第3話を始める可能性が微レ存…?


200 : 名無しさん :2018/05/11(金) 11:01:12 ???
まぁ何はともあれ立て乙です!


201 : 名無しさん :2018/05/11(金) 11:22:23 ???
スレ立て乙です!!
もし完結したら次もやる気満々ですよ俺は←


202 : 名無しさん :2018/05/11(金) 21:30:10 ???
1000はなんか洒落た感じにしたいと思いつつ何も思いつかなかったのでとりあえず何人かwikiのプロフィール更新


203 : 名無しさん :2018/05/12(土) 08:08:13 ???
wiki更新あざすあざす
俺も昨日なんか書こうととして考えてる最中に寝落ちした


204 : wikiの人 ◆4b8g20n/Do :2018/05/12(土) 09:14:54 ???
あざすあざす 色々お疲れさまでした!
って事で1000を埋め
次スレもよろしくおねがいしますー


205 : 名無しさん :2018/05/12(土) 14:00:20 ???
大会が始まる前のいい感じに全員入れたまとめ素晴らしい
こちらこそよろしくです!


206 : 名無しさん :2018/05/12(土) 20:21:35 ???
新スレでもよろです!

最初はまたキャラ紹介とか書くべきか、でも今はwikiあるし紹介だけでも膨大なレス数になりそうだし…とか思ってゴロゴロしてたらこんな時間だぜ


207 : 名無しさん :2018/05/13(日) 00:11:45 ???
何気にしれっとミシェルに虐められてた女騎士さんがレギュラーみたいな感じで出てるやんw


208 : 名無しさん :2018/05/13(日) 10:57:53 ???
軽いあらすじを書きつつ 主人公勢を紹介しつつ
初期の頃を彷彿とさせつつ それでいて主人公の成長の跡を垣間見せてみた
なおアリサお嬢様は思い出してすらもらえない模様


209 : 名無しさん :2018/05/13(日) 11:02:49 ???
麒麟男懐かし過ぎるww
サキノさんと言い、ミツルギ編は懐かしキャラがたくさん出てくるなぁ


210 : 名無しさん :2018/05/13(日) 13:51:42 ???
その他の異世界人(+スバル)(-ノーチェ)も紹介挟んでみた
そう言えば、結局真凛って異世界人なのか、ヒカリみたいにルミナス人が異世界人っぽく名乗ってるだけなのかどっちなんだろう


211 : 名無しさん :2018/05/13(日) 20:40:48 ???
多分そこは固まってないなぁ
でもヒカリとはかなり付き合い長いっぽいし、異世界人だとしたら小さい頃からルミナスにいるっぽいね


212 : 名無しさん :2018/05/13(日) 23:04:01 ???
あえて後付けで理屈こねるとすれば、
有坂真凛はアイドルとしての芸名で、本名はマリン・なんたらかんたら とかそのまんまな感じ
みんな下の名前で呼んでるうちに真凛で定着した
…とか?


213 : 名無しさん :2018/05/14(月) 00:17:07 8xwF2X0k
まぁその辺は無理に決めなくてもいいかな

そして元気っ子には羞恥プレイがよく似合う


214 : 名無しさん :2018/05/14(月) 22:35:57 ???
今まさにヤヨイの指が制服のボタンにかけられようとした瞬間……ヤヨイのスマホが着信に震えた。

(……唯……!)

画面に表示されている名前は、先ほど連絡先を交換したばかりの篠原唯……本来ならばすぐに出るところだが、今唯と話すと謎の男の毒牙が唯にまで及ぶ可能性がある。ここは無視しようとしたヤヨイだが……

『どうしたんだい?無視したら可哀想じゃないか』

イン〇タのコメントではなく、駅の電光掲示板に、謎の男の言葉が流れる。

「なっ!?」

「僕がスマホしか操れないと思っていたのかな……?残念だが、僕はあらゆる電子機器にウイルスをばら撒ける。今すぐ篠原唯からの電話に出て、僕が電光掲示板で指示した通りに会話するんだ。逆らったら唯ちゃんがどうなるか……分かるね?」

「ぐっ……!」

今は男に逆らうことは許されない。強く歯を食いしばりながら、ヤヨイは唯からの電話に出る。


★★★


「うん!じゃあ今ヤヨイがいるっていう駅まで星を持っていくね!」

『……これで星が5個集まるわ……唯、ありがとう』

「どういたしまして!でもなんか元気ないね?ひょっとして、試合で怪我でもしたの!?」

『……大、丈夫……ちょっと疲れただけだから……』

「そうなの?私回復魔法得意だから、良かったらかけてあげるよ!」

『うん……ひょっとしたらお願いするかも……』

「おっけー!じゃあまた後でね、ヤヨイ!」

唯は夕食のカレー鍋を食べた後にヤヨイへ電話をかけていた。目的はもちろん、先ほど思いがけず獲得した星を彼女に譲る為だ。

「ということで、ちょっとヤヨイの所に行ってくるね!」

「唯、大丈夫?大人しくしてた方がいいんじゃない?」

「まぁ、ヤヨイの所なら滅多なことは起こらないとは思うけど……」

「唯ちゃん、まだそこまで遅い時間じゃないとはいえ、もう夜だから気を付けてね?」

「みんな心配性だなぁ……こう見えて私も前より強くなったし、大丈夫だよ!」

昔は手も足も出なかった麒麟男に勝利し、少々浮かれていることもあり……唯は割不用心に出かけようとしたのだが……


「「……あ」」


ここで、リザの視点合流することになる。


215 : 名無しさん :2018/05/14(月) 23:15:48 ???
おお、乙…
電光掲示板とかも操れるのは強キャラ感あっていいなあ


216 : 名無しさん :2018/05/15(火) 01:52:28 ???
まぁリザちゃんが上手いこと巻き込まれてくれたみたいだから結果オーライっすよ

ということで(?)多分被らないであろう舞パートを書いてみたよ!


217 : 名無しさん :2018/05/15(火) 21:02:23 ???
くさそうの人めっちゃ増えてて草草


218 : 名無しさん :2018/05/16(水) 01:25:35 ???
リゲルって「足」って意味なのか!すげえなあ

地下鉄に閉じ込められた3人の運命やいかに


219 : 名無しさん :2018/05/16(水) 01:38:44 ???
『ほら、どうしたんだい?そのボロボロのセーラー服、早く脱いで見せてよ……』
(くっ……こんなサイテーな奴の言いなりになんて、なりたくない…!……でも、唯を巻き込むわけには…)

今まさにヤヨイの指が制服のボタンにかけられようとした瞬間……ヤヨイのスマホに着信に震えた。

(……唯……!)

LI〇Eメッセージの送り主は、先ほど連絡先を交換したばかりの篠原唯……本来ならばすぐに返事を返すところだが、今唯と話すと謎の男の毒牙が唯にまで及ぶ可能性がある。

ここは無視しようとしたヤヨイだが……

『へえ……まさか唯ちゃんが星を見つけてくれるなんて。
これで僕の星とヤヨイちゃんのを合わせれば、星が5つ揃うってわけだ』
「!……ま、待って……脱ぐ、から………言う通りにするから、唯には手を出さないで…」

ヤヨイの顔が瞬時に青ざめる。セーラー服を脱ごうと、慌てて裾に手を掛けた瞬間……

「ひぅっ!?」
…ぞわり、と見えない何かがヤヨイのスカートの中を撫でた。

『フフフ……だめだなあ。そんな色気のない脱ぎ方じゃ、ギャラリーも満足できないよ?』
「…ぎゃ、ギャラリ-……!?」
『言ってなかったかな?…君の様子は、リアルタイムで動画配信中だ。
視聴者数は既に1万人を突破!もちろん、彼らは僕と同じ力(アプリ)を使って、君を自由にできる』
「な……ちょっと待……」

『そうだ……君は出来れば服を脱ぎたくないし、唯ちゃんを巻き込みたくないんだろう?
だったらこうしよう。今から30秒間、彼らに服を脱がされないよう耐えられたら、僕は彼女に手出ししない。
でももし失敗したら……今の唯ちゃんからのメッセージに、僕が返事を出してあげよう』

「……いやあああぁぁああああっ!!」
1万人分の悪意が、見えざる手となってヤヨイに襲い掛かった。


220 : 名無しさん :2018/05/16(水) 02:15:19 ???
どうしても痴漢プレイに持ち込みたいので無理やり続きを書いたのだ…


221 : 名無しさん :2018/05/16(水) 10:30:35 ???
>>218
厳密にはリゲルの語源のリジルがアラビア語で「足」って意味らしい

ちなみに舞をサキの手下にした時は語源とか何にも考えてませんでした


222 : 名無しさん :2018/05/16(水) 12:32:04 ???
美少女3人まとめてリョナる展開になってきたな
というかカイくん中忍クラスなのに強すぎじゃねw


223 : 名無しさん :2018/05/16(水) 19:57:53 ???
せっかくだから配信中設定を使わせていただきました


224 : 名無しさん :2018/05/16(水) 22:43:22 ???
同じ学校の生徒に襲われるとかトラウマになって学校行けなくなっちゃいそうw


225 : 名無しさん :2018/05/18(金) 00:11:28 ???
全てはバーチャルだからセーフ …と、簡単に割り切る事ができるかどうか。
そしてもっと問題なのは、カイに個人情報を握られている限り、いつでもどこでもパーティが開けてしまうのだ コワイ!

しかし今更だけど、こういう能力はナルビア勢に持たせるべきだったか


226 : 名無しさん :2018/05/18(金) 01:24:43 ???
ヴァーチャルならセーフと聞いて暴走したが、まぁエリョナということで


227 : 名無しさん :2018/05/18(金) 14:07:30 ???
真凛ちゃん以来のがっつりセックスやな
これヤヨイちゃん大丈夫なんかw


228 : 名無しさん :2018/05/18(金) 15:49:17 ???
ヤヨイちゃんみたいな元気っ子が心に深い傷を負ってしまうと思うと興奮するわ


229 : 名無しさん :2018/05/18(金) 22:35:21 ???
頑張れリザちゃん 君しかいない


230 : 名無しさん :2018/05/19(土) 09:09:46 ???
そうか、リザが動くか………


じゃあ唯ちゃん堕としてもいいよね


231 : 名無しさん :2018/05/19(土) 11:41:18 ???
この世界の美少女はまともに生活することさえ大変そうやなw

リザが唯たちに基本冷たいのって、いずれ王様に殺すよう命令されるからだよね
優しいから結局助けちゃいそうだけど……


232 : 名無しさん :2018/05/19(土) 14:20:49 ???
リレー特有のぶん投げだぜ


233 : 名無しさん :2018/05/20(日) 11:59:51 ???
伝説のスーパーハッカーさんに全部まるっと解決してもらおう(すっとぼけ

>>231
基本は敵同士だけど、唯には命を助けられたりしてるし色々と複雑なんじゃないかな
戦闘力はともかく、命知らずっぷりと謎のコミュ力には一目置いてるように思える


234 : 名無しさん :2018/05/20(日) 13:29:33 dauGKRa6
まあよくある展開ですわ


235 : 名無しさん :2018/05/20(日) 15:15:45 ???
こうして見るとミストちゃんはヤヨイちゃんと気が合いそうな性格してるな


236 : 名無しさん :2018/05/20(日) 20:55:39 ???
何故かここ最近土日よりも平日の夜の方がポンポン話浮かぶぜ


237 : 名無しさん :2018/05/20(日) 23:39:36 ???
俺は書こうとするといつも時間かかるお……
ポンポン思いつく人羨ましい

ジャミュールとか確かだいぶ前のアイナの台詞で出てたよなぁ


238 : 名無しさん :2018/05/20(日) 23:48:36 ???
でも深く考えずにポンポン書いた結果、後から読み返して(うわちょっと俺の雑だなぁ、これ誰得だったなぁ)ってなることもあるんだぜ…


239 : 名無しさん :2018/05/23(水) 22:20:55 ???
リザはクールキャラと見せかけてメンタル弱いところがいいよね


240 : 名無しさん :2018/05/24(木) 00:19:43 ???
あ、リザって14じゃなくて15だったか
凡ミスをしてしまったぜ


241 : 名無しさん :2018/05/24(木) 02:05:11 ???
びくっ!て身体を強張らせるの萌える


242 : 名無しさん :2018/05/24(木) 19:42:56 ???
>>239
根は優しいからね
強くなって舐められたら終わりなことに気づいて、クールになったんだろうなぁ


243 : 名無しさん :2018/05/25(金) 00:01:21 ???
ころっと説明抜けてたけど
DBYBN……水滴拷問の実況生放送とかで人気を博しているユー〇ューバー的な人 一体なに滴の人なんだ…

これ系の設定でっち上げる度にあっちの世界のYou〇ube観たくなるぜ
たしか唯の死にざま動画だけで20以上あるんだよね


244 : 名無しさん :2018/05/25(金) 00:54:37 ???
ライラとサキも動画配信してたし、地味にユー○ューバー的な人多いな


245 : 名無しさん :2018/05/25(金) 20:35:05 ???
闘技大会も始まってないのに隙あらばすぐリョナられるリザちゃん可愛そう


246 : 名無しさん :2018/05/26(土) 01:55:32 HYvPg7tM
寝る前に書こうとしたらなんか短くなっちまったぜ


247 : 名無しさん :2018/05/26(土) 19:14:52 ???
敵からはリョナられ、味方からはブロックされ、家族の写真を見る代償にキャラ崩壊させられるリザ(ry


248 : 名無しさん :2018/05/26(土) 20:47:58 ???
や、あれはヤヨイに教えられた通りに打ってるっぽいぞ!


249 : 名無しさん :2018/05/26(土) 21:26:30 ???
唯に送ったラインも結局ヤヨイ本人が打ってたのかww


250 : 名無しさん :2018/05/27(日) 12:28:53 ???
スーパーハッカーAYMさんが早く進めろとおっしゃるので色々詰め込んでみた
本選始まったらまた新キャラが登場するのか、あるいは斧使い勢のように速攻で倒されてしまうのか……


251 : 名無しさん :2018/05/27(日) 12:35:01 ???
乙です!
本戦やエキシビションマッチ以外にも、攫われたアリサ、アングレームの遺産、アルフレッドとロゼッタ、ミストの行方……
予選ずっとやってるといつまで経ってもミツルギ編終わらないからね、仕方ないね


252 : 名無しさん :2018/05/27(日) 13:51:57 ???
不遇な二人を出してみたが、なんかまた本筋に微妙に関われないままサクッとやられそうなサムシングを感じるぜ


253 : 名無しさん :2018/05/28(月) 01:49:42 ???
土日で結構進んでるー!
いよいよ試合開始ということで、放置してたトップの2人を書いておいたよ
どうなることやらやなぁ


254 : 名無しさん :2018/05/30(水) 00:53:36 ???
リリスの容姿が決まってなかったみたいなので銀髪のミディアムヘアーで


255 : 名無しさん :2018/05/31(木) 00:37:23 ???
高貴なお方には急所責めがよく似合う


256 : 名無しさん :2018/05/31(木) 01:24:32 ???
姫騎士急所責め良いねぇ
ザギさんの能力ほんと便利だなww


257 : 名無しさん :2018/05/31(木) 01:33:28 ???
あいったーーでヒナまつり思い出してわろた
ウィキの人もいつも更新サンガツ!


258 : 名無しさん :2018/06/01(金) 02:12:21 ???
ラガールさんにも本気を出してもらってヒカリをボコボコにしてもらえれば
でもここ勝たないと同盟が……


259 : 名無しさん :2018/06/02(土) 22:18:30 ???
 実力的にもザギの能力的にも、ここから逆転って難しいな。どうするか…
→負けたらいろいろ大変な事になるぞ!さあがんばって逆転するんだ!
→あれ?むしろ負けてほしくなってきた


260 : 名無しさん :2018/06/02(土) 22:27:57 ???
リョナラーのジレンマ


261 : 名無しさん :2018/06/03(日) 01:46:53 HYvPg7tM
フォームチェンジは魔法少女の華(と言いつつ眠気に負けて細かい所は全然詰めずに投稿しちまった)


262 : 名無しさん :2018/06/04(月) 00:57:50 ???
純粋なパワーアップ形態も良いが、水中戦・空中戦・近接特化などの特殊型も良い
なんにせよ最後には思いっきりやられて瓦礫に叩きつけられてからの強制解除がベスト
華は散るものだからね 仕方ないね


263 : 名無しさん :2018/06/04(月) 01:01:22 ???
遠くにいる因縁の相手がなんか意味深に空とか見上げちゃったりするアレです


264 : 名無しさん :2018/06/04(月) 01:10:10 ???
>>263
純粋なパワーアップの場合普通勝ちフラグの所をやられるのがリョナい
形態変化は得意分野で戦ってるはずなのにやられちゃうのがリョナい

やっぱり変身ヒロインは…最高やな!


265 : 名無しさん :2018/06/06(水) 01:25:32 ???
最近忙しくて書けなくてすまんな
明日は久々に書くよ!
わすれてないか心配やけどw


266 : 名無しさん :2018/06/06(水) 21:09:27 ???
書いたわ
子供達の見てる前でギタギタにされるのもいいかもなー


267 : 名無しさん :2018/06/07(木) 23:39:00 ???
そんなことしたら子供たちがリョナラーに目覚めちゃう!(笑)


268 : 名無しさん :2018/06/08(金) 13:55:45 ???
俺は小学生くらいの頃からゲームで女の子虐めてたけどね!!


269 : 名無しさん :2018/06/09(土) 00:45:53 ???
目覚めさせてみた
この後、秘密基地に拉致られて日が暮れるまで電マ地獄
→翌日、激痛とショックで学校休んでる間にクラスの女子たちが大変な事に
→さらに翌日、まだ痛みの残る身体を引きずって無理やり登校したら、学校はヒャッハーな男子が跋扈する地獄絵図と化していた。
 はたして男女ちゃんはリベンジできるのか…
とか妄想


270 : 名無しさん :2018/06/09(土) 01:52:26 ???
ミツルギの子供やべーw
トーメントと同じやん(笑)

男女ちゃんのスピンオフ待ってます!


271 : 名無しさん :2018/06/09(土) 18:07:40 UcGV8tHQ
なんかヒカリが新たな力(?)に覚醒したっぽいけどよく分からなかったので、こんな感じにしてみました


272 : 名無しさん :2018/06/09(土) 20:28:13 ???
>>52-53辺りを書いた人としては
ザギの能力で時間が巻き戻っているのを、どういうわけか認識できている
(自分の意志で巻き戻したり、未来を予知しているわけではない)
って感じでした
なぜそうなったのか エスカ時代の予知能力が関係しているのか とか細かいところは考えてないです

ていうかザギはビームも出せるのかw


273 : 名無しさん :2018/06/09(土) 21:13:15 ???
だってそんなウルトラマンの敵みたいな名前してたからつい……

とりあえずこれでエキシビションマッチは終了かな


274 : 名無しさん :2018/06/09(土) 21:37:39 ???
姫騎士も姫魔法使いもやるう
2人とも強くなってくれて俺は嬉しいよ……


275 : 名無しさん :2018/06/09(土) 23:06:33 ???
強い方が叩き潰し甲斐があるからな!ガハハ!


276 : 名無しさん :2018/06/10(日) 18:09:59 ???
いい感じで勝ったねえ
本戦もリザやアイセがいるからたのしみ


277 : 名無しさん :2018/06/10(日) 19:48:09 ???
鏡花はお小遣い全額=仮に1万円分くらい賭けたとして、
配当が約1000倍、レバレッジ500倍なら50億くらい貰えることに


278 : 名無しさん :2018/06/10(日) 20:31:20 ???
億万長者やん


279 : 名無しさん :2018/06/11(月) 21:46:54 ???
筋骨隆々の男が変なこと喋ったら身バレして十輝星人生終わるナリ…


280 : 名無しさん :2018/06/12(火) 01:23:04 ???
同盟とかヒカリと鏡花の再会とかは後でまとめてやればいいか


281 : 名無しさん :2018/06/16(土) 01:06:19 ???
いきなりヤバそうな相手と当たっちゃうあたり、さすがの運の悪さ
ワルトゥといえばプロレス技だけど、どんな技がいいかな……


282 : 名無しさん :2018/06/16(土) 11:49:20 ???
サキ「なんか今ライライが喜んでる気がする」


283 : 名無しさん :2018/06/16(土) 17:42:37 ???
紆余曲折どころじゃないくらい色々あったけど、たしかに当初のライライの目的通りにはなってるな


284 : 名無しさん :2018/06/16(土) 23:26:27 ???
好きな子が目の前でいたぶられてるヤコ目線やばそう


285 : 名無しさん :2018/06/17(日) 11:50:22 UcGV8tHQ
ご都合展開というやつです


286 : 名無しさん :2018/06/18(月) 02:14:28 ???
精霊化させるだけさせて放置していたあの人がついに来るのか…


287 : 名無しさん :2018/06/20(水) 00:26:58 ???
展開どうしようか考えがまとまらないよー
ドロシー好きだから迷う

そして地味にウィキの人更新ありがとう。。


288 : 名無しさん :2018/06/20(水) 01:30:34 ???
リレーしにくい感じにしてしまったなら申し訳ない
後続の書きやすさも考えなきゃあかんね


289 : 名無しさん :2018/06/20(水) 10:55:42 ???
全然書きにくいことはないよ ただ俺が迷いすぎただけ
3ルートくらい考えたがまあ結局無難なとこに落ち着いたわw


290 : 名無しさん :2018/06/20(水) 13:57:16 ???
実を言うと俺も王道展開にするか「ドロシーだと思った?残念!なんやかんやシュリヤからちょっと離れてムラサメに来てたエリーゼちゃんでした!ワルトゥ覚悟ー!」 という邪道にするかで迷ってたわ


291 : 名無しさん :2018/06/21(木) 02:18:50 ???
じゃあドロシー来るまでワルトゥがプロレス技かけときますね
 と思ってたら続きが投下されてたので、書いてた分を途中に挟んだりしてこんな感じに

一心同体となったリザドロがイチャコラしながら戦う展開は書いてて楽しい


292 : 名無しさん :2018/06/23(土) 15:49:48 ???
こういうバトルの合間合間の話は中々上手く書けないなぁ


293 : 名無しさん :2018/06/23(土) 19:42:13 ???
とりあえずヤヨイが死体蹴りされる展開しかみえないカードだなぁw
まだ登場してない本戦参加者(3人)はどんな連中なのか…


294 : 名無しさん :2018/06/23(土) 22:09:16 ???
リザドロは好きなので楽しい展開でした
俺も明日書くゾォ


295 : 名無しさん :2018/06/23(土) 23:45:08 ???
お茶うけに、おひめさまーズの試合を見てなんか目覚めちゃったこどもたちのお話
おてんばで跳ねっかえりな男女ちゃんのうんめいは・・・


296 : 名無しさん :2018/06/24(日) 01:46:33 ???
男女ちゃんいいねぇ
こどもの無邪気な悪意は残酷なんやな、って(笑)


297 : 名無しさん :2018/06/24(日) 13:35:24 ???
俺もちょくちょく書き進めてた舞パート投下
ナルビア勢はなんかやべー奴ばっかだな


298 : 名無しさん :2018/06/24(日) 15:17:46 ???
この能力はだいぶやべーな笑


299 : 名無しさん :2018/06/24(日) 20:00:51 ???
このまま舞は洗脳(物理)されてしまうのか…
しかしこのリレー小説、モブ相手でも油断できないな。サンタ回とかくさそうの人とか……


300 : 名無しさん :2018/06/24(日) 20:19:58 ???
(うわっ……あたしの対戦相手、強すぎ……?)

控え室で対戦相手の情報を確認したヤヨイは、静かに絶望していた。
「虐爪のカゲロウ」──忍びの中でも討魔忍5人衆に匹敵するほどの実力者で、幾度も闘技大会で優勝しているまさに歴戦の猛者。
今回が初出場のポッと出のJKが対戦する相手としては、最悪の組み合わせであった。

(……それに、街の人の噂だと……すごく凶暴な性格で、女子供でも容赦しないって……ううっ……)

虐爪のカゲロウが女の子に斬りかかったという事件も、最近になって噂になっていた。
なんでもその時は、金髪の少女と鎧をまとった怪しい人物が助けに入ったとか。

(……でも、あたしだって頑張って戦ってここまできたんだ。あのリザっていう女の子も、 勇気を出して戦って、あんな強そうな大男を見事に倒してた。……わたしだって、やればできるはずよ!)

装備一式を確認し、愛用のクナイや手裏剣をポケットに入れる。
本線のために用意した高度な火遁の術の巻物も、忘れることなくポーチに入っている。

(今日は家族も友達も先生も、みんな見にきてくれてる……!かっこ悪いところなんて、絶対見せられないっ!)

「さーあ入場していただきましょう!天真爛漫JK忍者、ヤヨイ・サクラザカ選手の入場でーす!!」

ヤヨイは割れんばかりの歓声を浴びながら、闘技場の武舞台へと足を踏み出した。




「……お前が……俺様の対戦相手だと……?」

ヤヨイが武舞台に上がった先に居たのは、すでに姿を現していたカゲロウだった。
仮面で顔の上半分が隠れていて表情は読み取れないが、口調からして敵意を感じるものだった。

「……ふ、ふんっ!つ、強そうな仮面をつけてカッコつけてるんでしょうけど、あたしを舐めてると痛い目に合うわよっ!」

「おいおい……こんなのが相手じゃ本気出したら5秒で終わりじゃねえか。大会の組み合わせ考えた奴ぁ筋金入りのバカだな。」

「なんですって……!5秒で終わらせられるもんならやってみなさいよっ!あたしはそう簡単にはやられたりしないわっ!」

5秒で終わる、という発言が、ヤヨイが生まれつき持ち合わせている負けず嫌いの心に響いた。
そのおかげが、先ほどまで感じていた恐怖も今は無くなっている。




「おおっとー!戦う前から両者、舌戦を繰り広げています!これは期待できそうだー!」

「ま、これはカゲロウの勝利で終わると思うんで、さっさと始めてさっさと終わりましょう。はい、スタート。」

「えええ!カイセツさん、それはさすがに雑すぎィ!」

解説の雑な合図によって、試合開始のゴングが鳴った!


301 : 名無しさん :2018/06/24(日) 20:21:08 ???
速さ足りねえーーー
ヤヨイちゃんが今度は正攻法でボコボコにされるの楽しみですわグへへぐへへ


302 : 名無しさん :2018/06/24(日) 22:17:50 IchR2H5U
一部使わせてもらったぜー

今さらだがコトネはもう少し年上で七華と同い年くらいの設定にした方が良かったかもしれぬ


303 : 名無しさん :2018/06/25(月) 11:51:01 ???
使ってくれてありがとん
ウィキの人も更新こまめにしてくれてて嬉しい

コトネが銭ゲバでかなりやばいやつだということ把握w


304 : 名無しさん :2018/06/26(火) 00:41:40 ???
まずは先陣を切ってみた
一見フリーダムのようで上からのお達しには従うカゲロウさんマジ有能


305 : 名無しさん :2018/06/27(水) 00:20:29 ???
寝る前に書き上げようとしたらなんか中途半端な所で切れてしまった


306 : 名無しさん :2018/06/30(土) 10:43:06 ???
ちょっとだけど投稿
夕方に用事が済んだらまた書きたい


307 : 名無しさん :2018/06/30(土) 12:13:41 ???
ヤヨイがいつの間にかニプルファック大好きキャラにされとるw


308 : 名無しさん :2018/06/30(土) 12:32:09 ???
これも全てカイ君のエロエロ動画のせいなんだ…


309 : 名無しさん :2018/06/30(土) 13:13:03 ???
俺も明日書くー
最近忙しくてかけなくてすまんなぁ


310 : 名無しさん :2018/06/30(土) 20:01:45 ???
まぁ書ける時にマイペースに進めて行きましょう

匂いとか以前にバレバレだった気がするが気にしてはいけない


311 : 名無しさん :2018/07/03(火) 01:51:37 IchR2H5U
短いけどサッカーの前に投下
謎の専属メイド……一体何・アングレームなんだ……


312 : 名無しさん :2018/07/03(火) 22:53:01 ???
描くとか言って遅れてすまんよ
コトネにもついに活躍の場がきた


313 : 名無しさん :2018/07/04(水) 04:39:08 ???
伏線はりはり
まだまだ楽しい展開にしていきたい


314 : 名無しさん :2018/07/04(水) 20:10:54 ???
ヤヨイは炎でリョナる
アイセは次にハンデ付きで戦わせてリョナる
カゲロウは次も美少女と戦わせてリョナらせる

コトネの名采配が光る


315 : 名無しさん :2018/07/05(木) 19:12:36 ???
1000レスくらいぶりのアリサVSアルフレッド
思えば遠くへ来たもんだ


316 : 名無しさん :2018/07/07(土) 14:57:43 ???
疲れてるからって唯たちが七華に勝てるビジョンが浮かばねぇ


317 : 名無しさん :2018/07/07(土) 20:56:32 ???
1.とりあえずみっちりリョナります
2.一人だけ残します
3.次の人に期待しましょう

三人組だと雑魚っぽい雰囲気が漂うけど、一人にスポットを当てると
なんとなくワンチャンありそうな気がしてくる  ……かも


318 : 名無しさん :2018/07/07(土) 23:02:16 ???
七華と相対するなら、船の中で話した唯かな?と思って瑠奈に犠牲になってもらいました…
嘘です、瑠奈が虫責めされる所見たかっただけです、はい


319 : 名無しさん :2018/07/08(日) 12:34:51 ???
あっさりやられる唯でした。。
鏡花ちゃん……がんば……


320 : 名無しさん :2018/07/08(日) 20:39:44 ???
運命の戦士周りが穏便に済んだら、人質取って従わせてるアルフレッドがハードモードに……


321 : 名無しさん :2018/07/08(日) 20:57:10 ???
瑠奈ちゃんの虫責めごちそうさまです
戦闘フェイズ終わっても蟲箱から出してもらえないのめちゃシコい


322 : 名無しさん :2018/07/09(月) 01:04:53 ???
捕まってるヒロインが画面外で滅茶苦茶酷い目に遭ってるんだろうなぁ…っていう妄想は昔から好き


323 : 名無しさん :2018/07/09(月) 10:11:26 ???
唯たちは全部アルフレッドに任せておけばよかったんや……w


324 : 名無しさん :2018/07/09(月) 11:46:10 ???
唯たちは人質取られて成り行きでアルフレッドに着いていっただけだから、話し合えば七華との戦闘自体は最初から回避できてたかもね

成り行きの戦闘で目茶苦茶リョナられて可哀相ですねグフフ


325 : 名無しさん :2018/07/13(金) 01:56:02 IchR2H5U
すまねぇ、お前がいると全体的に話がややこしくなるんだアルフレッド…しばらく待機していてくれぃ


326 : 名無しさん :2018/07/14(土) 09:20:20 ???
話をシンプルに戻した結果がこれ(ぷち水着回スライム責め)だよ!
なんかシチュが舞と被ってるけど気にしない


327 : 名無しさん :2018/07/15(日) 12:16:14 ???
鬼畜おじいちゃん今までになかったキャラでいいね


328 : 名無しさん :2018/07/17(火) 20:13:52 ???
なんかただのエロっぽくなっちまった
BUZAMAということで一つ


329 : 名無しさん :2018/07/17(火) 20:13:53 ???
なんかただのエロっぽくなっちまった
BUZAMAということで一つ


330 : 名無しさん :2018/07/18(水) 21:14:55 ???
エリョナに便乗
マリンちゃん思い出すなぁ


331 : 名無しさん :2018/07/20(金) 00:11:32 ???
前スレ以降顔を出してないリゲルちゃん、元気にやってるんかな…


332 : 名無しさん :2018/07/20(金) 03:00:53 ???
サキはウズの言ってたアメフラシに襲われたっきりやなぁ……w


333 : 名無しさん :2018/07/20(金) 21:35:03 ???
アメフラシに襲われたのはサキじゃなくて舞なんや…ということでナルビア勢のページを軽く更新。あの辺のパートずっと放置しててスマソ。


334 : 名無しさん :2018/07/20(金) 23:43:01 ???
あ、舞やった!ごめんごめんw


335 : 名無しさん :2018/07/21(土) 10:48:19 ???
サキ舞の行く末も気になるし、トーメントに捕まってる勢の動向も気になる……
アイセvsウズを決着させたら別パート立ち上げたいな


336 : 名無しさん :2018/07/21(土) 15:45:37 ???
残りはアンノウンばっかりだから、確かに大会は一旦置いといてもいいかも、ということで無理矢理場面転


337 : 名無しさん :2018/07/21(土) 15:49:59 ???
ナルビアの方でも十輝星や円卓の騎士や討魔忍5人衆的な奴を出したいなぁ


338 : 名無しさん :2018/07/21(土) 20:54:26 Z0TPKohc
とりあえずこんな感じで
なんか最初に舞をサキの手下にした時はすげぇ適当にやったけど、今は結構この2人気に入ってたりする


339 : 名無しさん :2018/07/21(土) 23:01:03 ???
まだいなかった双子キャラ出してみた
ネタ尽きて来た感あるわぁ〜


340 : 名無しさん :2018/07/22(日) 02:02:02 ???
キャラ滅茶苦茶多いからね、確かに被らないようにするのが大変になって来た
(と言いつつせっかくだからもう一人新キャラぶっこむ)

しばらくはナルビア側を区切りの良い所まで進める感じかな


341 : 名無しさん :2018/07/22(日) 14:38:43 ???
テンジョウは俺が考えたしナルビアのトップは別の人に任せようかな(丸投げ)


342 : 名無しさん :2018/07/22(日) 22:38:17 ???
王国でありながらマザーコンピューターが建前上トップ
実質トップは王ではなく総帥
果たしてこれは何かの伏線なのだろうか…(書いた人も知らない)

早く会議終わらせてサキと舞リョナりて〜


343 : 名無しさん :2018/07/24(火) 02:08:13 ???
そうやな さっさと舞とサキリョナりたいな
こんな軍議のシーンなんてどうでもいいんじゃけんどリョナシーンのためには仕方ないね!


344 : 名無しさん :2018/07/24(火) 04:18:30 ???
レイナちゃんリンネと同い年ってことは15歳か
シックスデイの平均年齢低いなw


345 : 名無しさん :2018/07/24(火) 10:03:26 ???
シックスデイは女性陣の方が戦闘力高いのかな

そし会議終わらせたついでに新キャラ投入
サキ舞の間の箸休めに利用するもよし、意外なお助けキャラにするもよし、誰も何も触れずにいつの間にか処刑でもよし(まるなげ)


346 : 名無しさん :2018/07/24(火) 17:20:40 ???
まさかのリンネ×サキが来そうでカプ厨の血が騒ぐ


347 : 名無しさん :2018/07/24(火) 18:54:24 ???
サキはヨハンすきすきだけど、展開によってはあるのか……?w


348 : 名無しさん :2018/07/24(火) 20:41:38 ???
新キャラのエミルの妹がフォーマルハウトとつながり……?なんや……?って昨日思ったけど、ミシェルのことかと今気づいたまる


349 : 名無しさん :2018/07/24(火) 20:47:52 ???
ヤク漬けリョナがしたい

設定見たら確かにミシェルとエミルは髪と瞳の色が同じだった
なるほどな〜


350 : 名無しさん :2018/07/25(水) 22:08:54 ???
せっかくフウコ生き返ったのに放置するのも何なんで、ブルーバード隊のお話を書いてみた

・水鳥がスネグアにロックオンされ、ルーフェが小隊に加入。
・サラマンダーより云々を言わせたいがためにドラゴン召喚能力を習得するスネグア
・固定装備がフラフープになったカリン

といったかんじです クッソ長くてすまんな


351 : 名無しさん :2018/07/25(水) 22:43:08 ???
長編乙!
魔法少女勢はやっぱいいねぇ
ルーフェちゃんは解放されて良かったねww


352 : 名無しさん :2018/07/25(水) 23:44:20 ???
長編あざすあざす!
ルーフェちゃんが助けられてよかったねぇ

スネグアたちはいつも一緒で仲いいなぁw


353 : 名無しさん :2018/07/26(木) 12:57:15 ???
昨日書いたのを微調整して昼休み中に投下だぜ
せっかくだから安全圏にいるユキもリョナりたいのでスネグアさんに狙ってもらいました


354 : 名無しさん :2018/07/27(金) 20:55:20 ???
舞はサキの部下になるまではクール系だったけど、それ以降忠臣属性がフォーカスされること多いね
個人的にはそういう変動含めて結構気に入ってたりする


355 : 名無しさん :2018/07/28(土) 08:55:55 ???
ミシェルのお姉ちゃんは意外と優しそう
妹がアレなだけなのかしらw


356 : 名無しさん :2018/07/28(土) 21:09:14 ???
研究分野もなんか優しそうだし、レイナは「そんな事(アルガス壊滅の犯人)するとは思えない」って言ってたし、天然ぽいけどいい人なんだろう
そんないい人が何にも悪いことしてないのに処刑されちゃうなんてかわいそうですねグフフ


357 : 名無しさん :2018/07/29(日) 17:29:24 ???
双子はどういう戦い方するのかな


358 : 名無しさん :2018/07/30(月) 00:46:14 wYvqYcJg
エリスちゃんはわかりやすい武闘派、アリスちゃんはわかりにくい技巧派って感じです!


359 : 名無しさん :2018/07/30(月) 01:17:22 ???
アリスちゃんの方がエグい戦法なの、凄い『らしい』っすね(語彙力ェ…)
今まで好き勝手やってたジェシカとミシェルもとうとうリョナられる時が来たのか!?


360 : 名無しさん :2018/07/31(火) 19:33:24 ???
普通は双子って戦闘スタイルも似通ってたりするのに、この2人は全然戦闘スタイル違うねんなw


361 : 名無しさん :2018/08/02(木) 00:58:40 ???
召喚能力と差別化できる気がしない能力を持たせてしまった
誰かのペットとか使い魔を無理矢理自分の魔獣にしたりとかはできそうだけど、現状それやれる相手がルーフェちゃんくらいしかいない罠


362 : 名無しさん :2018/08/02(木) 13:11:20 ???
昨日続き書きながら寝オチしたらこの小説の夢を見た
水鳥っぽい子と手を繋ぎながら歩いてて後ろにはリザがいて、シーヴァリアに洋服買いに行く道中だった。
なんか普通に俺の仕事の話とかしてた……

どうせならリョナシーンがよかったですたい!
2人とも可愛かったよ


363 : 名無しさん :2018/08/02(木) 23:59:03 ???
その二人のベストバウト(リョナ的な意味で)は、個人的に
水鳥:闇堕ち魔法少女編のvsシュリヤ、アコール、リッテ 多勢に無勢で容赦なくボコられる
リザ:シーヴァリア編の最終戦vsブルート リベンジマッチなのに手も足も出ないのが良い
だなぁ
リザは多すぎて選ぶの大変だが


364 : 名無しさん :2018/08/03(金) 01:06:29 ???
俺もそういう夢見たいなぁ(笑)

主人公の一人のはずの鏡花ちゃんを差し置いて敵幹部と因縁作りまくる、水鳥ちゃんとかいう有能幼女好き


365 : 名無しさん :2018/08/03(金) 04:17:22 ???
可愛い双子がリョナられずに終わるわけないよなぁ
アリスちゃんのキャラ自分で作って気に入ってるけど、好きな子はリョナって殺っちゃいたくなるわ!


366 : 名無しさん :2018/08/03(金) 04:28:53 ???
アリス食べたワームのイメージはこんな感じです。
文章じゃ伝わりにくいかもなんで一応
https://i.imgur.com/2auKhXJ.jpg


367 : 名無しさん :2018/08/04(土) 12:54:54 ???
そういえば丸呑みは初めてのシチュな気がする
まだやってないリョナシチュあるかなぁ


368 : 名無しさん :2018/08/04(土) 17:00:22 ???
>>367
磔、氷漬けはどっかでやりたいなぁ

そしてやはり双子には合体技が良く似合う


369 : 名無しさん :2018/08/04(土) 23:04:48 ???
出番の前からどんどん外堀埋められてるサキに草


370 : 名無しさん :2018/08/05(日) 02:17:19 ???
ということで出してみました
サキは今回ガチで孤立無援だし、リョナが楽しみですねぇフフフ


371 : 名無しさん :2018/08/05(日) 23:32:46 ???
合間の話はサクっと済ませていくスタイル


372 : 名無しさん :2018/08/06(月) 00:51:47 ???
いいと思いますデュフフフ

罠と知ってか知らずか、凛とした表情で処刑場に現れたサキ様の運命やいかに


373 : 名無しさん :2018/08/07(火) 02:41:13 wYvqYcJg
レイナちゃんはどんな戦闘スタイルなのか気になりますねえ

今回はリザもミツルギにいるし、助けに行けないからなぁ サキはヤバみ


374 : リラライムス :2018/08/07(火) 16:05:37 kAy56.Cw
通報しましたので


375 : 名無しさん :2018/08/07(火) 17:23:16 ???
>>371
俺もリョナに関係ないところは省略してしまいがちw
最初の頃はストーリーとか無駄に考えてたんだけどね……


376 : 名無しさん :2018/08/07(火) 22:55:34 ???
初期にストーリーの骨組みが出来てたからここまで続いたってのはあるだろうし、無駄なことはないと思う(笑)

そしてサキをどういう風にリョナるか中々決められない…


377 : 名無しさん :2018/08/08(水) 23:04:41 ???
迷ったときは全部のせ とばかりに双子参戦でトラウマ責めしてみた

そしてレイナの武器はブーメラン二刀流か……分身してなげるとつよそう(DQ脳)


378 : 名無しさん :2018/08/09(木) 01:34:23 ???
こうなったら倍プッシュだ……!


379 : 名無しさん :2018/08/10(金) 00:44:53 ???
サキのCVにあいそうな声優が見つからないんだよなー
ライラの時に言われてたけど小物臭のする美少女って珍しい


380 : 名無しさん :2018/08/10(金) 01:58:10 ???
サキは家族関係の設定が盛られて以降描写のされ方がちょっと変わったけど、リンネに捕まって命乞いの演技した時とかノワールの強制自慰ですぐアンアン言ってた時とか、小物臭はあんまり変わってないよね

小物美少女キャラと言えばスパロボのシオニーちゃん(25歳)ということでCV小林沙苗辺りとか?
シオニーの演技を少女キャラっぽく高い声にした感じとか…
つーかイメージCVは妄想しだすとキリがないな(笑)


381 : 名無しさん :2018/08/10(金) 15:38:00 ???
妄想しながら書く時どんな声かわかるとやりやすいんだよね
早苗さんはリョナ的にもいい演技するからよさげ!


382 : 名無しさん :2018/08/11(土) 00:11:00 ???
イメージCVはあまり深く考えていない俺でも、とりあえずリッテは内田真礼か高橋李依をイメージすればいいってことだけは分かる


383 : 名無しさん :2018/08/11(土) 23:35:21 ???
さすが水滴拷問ガチ勢のDさん
水に関する知識がすごい
あとサキの水着エロい


384 : 名無しさん :2018/08/11(土) 23:44:38 ???
某ギャンブル漫画とWikipediaで見たのをまとめたのだぜ

なんかちょくちょく一文がめっちゃ長くなってたから改行とかすればよかったかな


385 : 名無しさん :2018/08/12(日) 13:17:43 wYvqYcJg
水責め知識豊富スギィ!

「リンネえぇ……たすけてぇ……」がヒルダちゃんの口癖になっちゃいそう


386 : 名無しさん :2018/08/12(日) 14:40:26 ???
設定マシマシ、伏線も回収
なんかリョナ関係ない設定練るのもこれはこれで楽しいんだよね


387 : 名無しさん :2018/08/12(日) 19:23:20 ???
めっちゃ設定練っててすごい
俺そういうの考えんのめんどくさいタイプだから助かる


388 : 名無しさん :2018/08/13(月) 00:50:38 ???
溺れかけの悲鳴って中々上手く書けないな

リンネは囚われのサキを救うことはできるのか…!


389 : 名無しさん :2018/08/13(月) 19:34:07 ???
ヒルダちゃんはそのうち覚醒してシックスデイ以上の脅威になるのだろうか……

サキが延々と水責めされている最中に場面転換
雪女を炎天下に放り出すプレイを思いついたので暑いうちにやっときたかっただけだったりする
もちろんリンネは気にせずサキを救いに行っても良い(しなくても良い)


390 : 名無しさん :2018/08/13(月) 20:06:04 ???
この自由さこそリレー小説の醍醐味よ

しかし雪女のササメちゃん、負けるのは確定してるのね(笑)


391 : 名無しさん :2018/08/14(火) 03:12:56 ???
毎日暑いしササメちゃんみたいな女の子が欲しいわ

ヒルダちゃんは襲われても特に抵抗なかったし優しい性格なんだよなぁ
これからの展開に期待


392 : 名無しさん :2018/08/15(水) 10:09:20 ???
Dはなんかアイベルトみたいなキャラになって来たなw


393 : 名無しさん :2018/08/16(木) 00:56:52 ???
ササメちゃん相性最悪の能力と戦わされて可哀想
サラっと流されてるけど、下手すればリザ以上に不幸な生い立ちだよねww


394 : 名無しさん :2018/08/16(木) 03:20:30 wYvqYcJg
また不幸キャラが増えてしまったか……
リョナ対象は不幸な方が映えるのかもな

そしてリンネくんは悶々としたまま拷問部屋で一夜を過ごしたとさ


395 : 名無しさん :2018/08/17(金) 03:04:35 ???
ヒルダ「はんばーぐつくったのに……リンネおそいなぁ……」


396 : 名無しさん :2018/08/17(金) 10:52:05 ???
奪われた自分の能力で氷漬けにされて展示とか

めちゃシコ展開なんですけど…!


397 : 名無しさん :2018/08/17(金) 22:54:47 ???
・最後はやっぱ氷漬けだよな!
・ゆくゆくは雪人の住処に送りつけて親子丼とかいいよね…
・能力を奪う特性から考えて、リザと対戦させたいけど順番的に次の相手はアイセだし、どうするか……

とか考えながら帰宅したら全部実現してて感動した


398 : 名無しさん :2018/08/17(金) 23:06:59 ???
リョナラーの考えることは同じだなぁw


399 : 名無しさん :2018/08/17(金) 23:45:35 ???
>オタノシミに水を刺されたカゲロウはまぁ、第二回戦を上手いこと調整してまた別嬪さんと戦わせればええやろ!

乱入騒ぎの時の͡コトネの台詞から、トーナメントの組み合わせは割と好き勝手やってもいいと思います!


400 : 名無しさん :2018/08/18(土) 09:14:17 ???
まあ不運でおなじみリザちゃんの思い通りになんていきませんよ


401 : 名無しさん :2018/08/19(日) 02:13:48 ???
ユキちゃん、親友と再会するの巻
桜子はたぶんまた地下闘技場あたりでボロクソにされてるんだろうな……


402 : 名無しさん :2018/08/19(日) 12:30:38 ???
スバルちゃんおひさしぶり
サラは牛みたいなのに殺されてたよね あのシーン結構好き


403 : 名無しさん :2018/08/19(日) 12:35:33 ???
サラ、桜子、スバルの囚われ組の描写も欲しいし、サキはさっさと脱出させるべきかねぇ

それで泣く泣く置き去りにされた舞がリョナられたり、ね…グフフ


404 : 名無しさん :2018/08/19(日) 18:00:00 ???
ドラクエ11やゼルダの伝説をクリアしているカイセツさん、ゲーマー説


405 : 名無しさん :2018/08/19(日) 22:39:32 ???
かいしんの いちげき!


406 : 名無しさん :2018/08/20(月) 01:32:42 ???
リザはどくにおかされた!(便乗)


407 : 名無しさん :2018/08/20(月) 12:47:11 wYvqYcJg
リザ は いしきを なくした?

本格的に魔物対策を考えたほうがいいと思うよリザちゃん……


408 : 名無しさん :2018/08/20(月) 22:59:48 ???
リザは、魔法使い系なのになぜか魔法を覚えられず、短剣スキルと素のレベル上げてゴリ押ししてるような状態と思っている
とっくにレベルはカンストしてるのに話が進むにつれて敵は徐々に強くなり、いまや中ボスのたびに苦戦通り越して絶望感すら漂う有様

(一方で主人公勢は出番が少ないせいでレベルがなかなか上がらないという……)


409 : 名無しさん :2018/08/21(火) 00:03:35 ???
リザちゃんほんとはガチンコバトルなんてせずに要人暗殺とかしてるはずのタイプなのに、毎回毎回ガチバトルに発展して可哀想
上手く暗殺できたのマルシェザールくらいやん

主人公勢は立ち位置上状況に流されることが多いから、どうしても出番が…ね


410 : 名無しさん :2018/08/22(水) 05:05:50 ???
「万斛時斬刺・須臾」
読み方は「ばんこくときざんし・しゅゆ」
厨二感溢れるわぁ

リザだけの力でキミに勝たないと……ドロえもんが安心して……精霊界に帰れないんだ!!!


411 : 名無しさん :2018/08/23(木) 01:28:53 ???
見事勝利を収めたリザへのご褒美に、王道ラブコメ展開
からのー


412 : 名無しさん :2018/08/23(木) 22:26:27 ???
なんか男女の会話書いてるとギャルゲみたいになってしまうな
女の子側を可愛く見せたい感が強すぎるのか……


413 : 名無しさん :2018/08/23(木) 23:27:35 ???
女の子が可愛いギャルゲーパートいいと思います!

ちょっと駆け足になっちゃったけど、ミツルギ編が盛り上がってきたからナルビア編を一気に進めてみた。
舞ちゃんが久々に登場した司教にアレコレされる話はそのうち書くかもしれないし、他の方が書いてくれるかもしれない。


414 : 名無しさん :2018/08/24(金) 00:25:07 ???
洗脳調教して言う事聞かせたいけど、リアクションを楽しみたいから時々は正気に戻したい
という面倒なニーズに毎度きっちり答えてくれる舞は有能


415 : 名無しさん :2018/08/24(金) 22:12:45 ???
とりあえずナルビア編は一区切りかな
サキがユキを助ける途中でスバルやら桜子やらをサラを出すのもいいかもしれない


416 : 名無しさん :2018/08/25(土) 14:15:12 ???
リンネの社会的立場がやばくてかわいそう


417 : 名無しさん :2018/08/25(土) 18:30:33 ???
リンネがやばくなると、ひいてはヒルダの立場も危うい事に……
なんとかフォローしなきゃ!
と思った結果がこの修羅場である

ヒルダの立場が別の意味で危うい事に……


418 : 名無しさん :2018/08/25(土) 18:53:14 ???
リンネくんモテモテで草
これで敵の女の子が気になってるってバレたら一体どれ程の修羅場に…


419 : 名無しさん :2018/08/25(土) 21:12:23 ???
そしてこっちはこっちで別方面の修羅場に
果たして、ヤコに裏切られた(と思ってる)状況でガチの裏切り者に出会ってしまったリザちゃんの行動は……


420 : 名無しさん :2018/08/25(土) 22:42:05 ???
リンネって見た目は美少女だから顔面偏差値は高いんだろうな
双子揃って好きな子イジメしてたのか……w


421 : 名無しさん :2018/08/26(日) 23:41:42 ???
wikiの人、更新乙です!
自分もちょっと魔法の欄を弄ってみたのですが、めっちゃ時間かかってしまいました…(笑)

毎度毎度分かりやすく更新してくれて感謝しかない


422 : 名無しさん :2018/08/27(月) 13:08:35 ???
最近のとこまでしっかり編集してくれてるもんなぁ 感謝感謝

アイリスお姉さんは相変わらずガチレズで安心安心


423 : 名無しさん :2018/08/28(火) 22:19:57 ???
リンネ君はナルビアに縛られてるクローン人間だから、ほかにシーヴァリアのスパイがいるのかなぁ

シックスデイは英雄の子孫とクローン人間しかいないからスパイはいなさそうやけども


424 : 名無しさん :2018/08/31(金) 23:17:26 ???
各方面からいいように使われる舞ちゃん
果たしてサキ様の元に帰れる日は来るのだろうか……


425 : 名無しさん :2018/08/31(金) 23:44:23 ???
司教さんは相変わらずクーデター企んでるのか
強かだなぁ


426 : 名無しさん :2018/09/01(土) 18:10:04 6yeSTpAA
ヤク漬けリョナ好き


427 : 名無しさん :2018/09/02(日) 00:11:15 ???
素直になれない女の子かわいいだいすき……

ミツルギも進めたいのにナルビアばかり書いてしまう(笑)


428 : 名無しさん :2018/09/02(日) 10:09:24 ???
アイセ「奴隷施設に行きたいです」
カゲロウ「奴隷施設に送りたいです」
よし、利害が一致したな(棒)


429 : 名無しさん :2018/09/02(日) 18:20:55 ???
何回もリョナってもらえてアイセは恵まれてるなぁ
まあ24歳のお色気おねえさんだし、仕方ないね!


430 : 名無しさん :2018/09/07(金) 00:17:35 ???
お腹串刺しされながらもカゲロウを捕まえたアイセ
ここから反撃開始……か?


431 : 名無しさん :2018/09/07(金) 23:10:00 ???
明日の夜あたり書けそうじゃ
最近書いてなかったから読み返しておくぜ


432 : 名無しさん :2018/09/08(土) 21:37:41 ???
なんか>>431とタイミングが被りそうだけど投下してしまった
最後に出てきた卵は、魔物の子を孕めるようになるとか常時発情するとか、何かしらのエロい体質改造をお好みで付けられるアイテム
…とか考えてるが、効果は次の人が自由に決めてよいし奇跡的にピンチを脱出して逆転しても良い


433 : 名無しさん :2018/09/08(土) 22:34:50 wYvqYcJg
なんてこった!俺はアイセがカゲロウにとどめを刺す場面を描いていたのに>>432が公開レズレイプなんて罪深いものを書いたせいで、一気に火がついてあんなものを書いてしまった!
なんてこった!


434 : 名無しさん :2018/09/09(日) 13:25:43 ???
ただのエロやないか!と思いながらも筆が止まらなかった


435 : 名無しさん :2018/09/09(日) 23:04:47 ???
おかげで勝敗まで覆ってしまったぜ
理性では「そろそろカゲロウ退場させろよ影だけでそんなにネタつづかねーぞ
つーかアイセとリザを2回ずつリョナるとかカゲロウうらやまけしからなすぎだろ」
ってわかっていても、欲望が「で、リザの影も当然操れるんですよね?」って囁いちゃうからね 仕方ないね


436 : 名無しさん :2018/09/09(日) 23:24:53 ???
リョナ小説だからね、勝ちそうなノリの時に負けちゃうのも仕方ないね


437 : 名無しさん :2018/09/14(金) 01:20:51 XgQWM6Ps
試合の合間に他の面子も描写入れとく

ここんとこあんまり書けてなくてすまんな、


438 : 名無しさん :2018/09/15(土) 11:23:10 ???
地元なのにここまでサッパリ出番がなかったキリコパイセンじゃないっすか!
ここから見せ場(意味深)が増えるといいですね


439 : 名無しさん :2018/09/15(土) 15:32:13 ???
おれも今週忙しすぎて書けなかったわ全然!
三連休は書いていけると思うんでよろしくねん


440 : 名無しさん :2018/09/15(土) 22:27:34 ???
リザは強い子(ただし運は悪い)なので体ボドボドなのはちょっと……って人も居るかも知れないけど
無理をしてるがゆえの脆さや危うさなんかを匂わせてみたかった
まあいざとなったらミライもいるしへーきへーき(本人は騎士志望)


441 : 名無しさん :2018/09/15(土) 23:45:18 ???
リザちゃん、回復したと思ったら大ダメージを喰らったまま試合に臨むの巻

多分本人たちも忘れてたであろう、リザかアイナを見かけたら七華に伝えるという約束


442 : 名無しさん :2018/09/16(日) 22:19:12 ???
タッチの差で早さが足りなかったので、こっちで供養させていただきます……

(1/2)
「貫かれた服も、血の跡まで治ってる……いきなり襲ってきたと思ったら、今度は治療してくれるなんて。一体あなた達は何を考えているの」
七華とクロヒメを警戒しつつ、リザは刃に貫かれた箇所を確かめる。

「いえ……折角コトネさんが貴女の為に色々と準備して下さったのですから、それを邪魔するのは無粋と思いまして。
……それに、ここでひと思いに殺してしまうより、きちんと試合で戦わせた方が長く楽しめると、クロヒメ様は仰せです」
その様子を見下ろしながら、七華とクロヒメは静かに笑みを浮かべた。

「……貴女達を楽しませるつもりは無いし、負けるつもりもないわ……私は必ず、私の目的を果たす」
「ええ、ご健闘をお祈りしますわ。そして……その『目的』とやらのために貴女が悶え苦しむ様をじっくり見せてもらう、とクロヒメ様は仰せです」

「神楽木七華って言ったわね……最後に一つ忠告しておくけど。貴女のその人形……早く手放した方がいいわよ」
「!?……この期に及んで、クロヒメ様を人形呼ばわりするなんて……!!」
不意の発言に一瞬面食らった七華が、怒りの形相で顔を上げた時、金髪の少女は既に七華たちの前から姿を消していた。

………………

「……さあ、だいぶ時間が掛かりましたが、今ようやくリザ選手が武舞台に姿を現しましたぁぁー!!
毎度おなじみクールなまなざしキュートなフェイス!
一回戦は巨漢の格闘家ワルトゥ選手、二回戦では魔物の能力を操るトウロウ選手を相手に、
何度も窮地に陥りながらもその小さな体で奇跡の逆転を……ってカイセツさん!見てください、リザ選手の衣装が……!!」

「ええ。淡いブルーのチャイナドレス……清楚な雰囲気を漂わせつつも実に華やかで、大変可愛らしいですね。
いよいよ決勝戦という事で、念入りにドレスアップしていたために時間が掛かっていたのかも知れません。
スリットから覗く生足に、白のガーターストッキングが目に眩しいです。
更に大胆に開かれた胸元、ノースリーブで腋チラ必至……まさに見所満載夢いっぱい。実に健全でけしからんですね!」
「ちなみにリザ選手のチャイナ衣装フィギュアやコスプレ衣装は、売店にて販売中です。これはもう雌奴隷を質に入れても買うしかないですね!」

「うおおおおお!!」「チャイナ!チャイナ!」
「グヒヒヒヒ……リザぢゃ゛ん゛かわいいよぉぉ」
「胸窓ぺろぺろ」「腋ぺろぺろぺろ」「くさそう(ひさしぶり)」

……準決勝の時は比較的好意的な応援が多かった気がしたのだが、決勝の声援は何だかどす黒い感情が今まで以上に強くなっている気がした。
それは、この無駄に扇情的な衣装のせいなのか。それとも……リザが観戦できなかった準決勝の試合が、観客の何かに火がつくような内容だったのか。


443 : 名無しさん :2018/09/16(日) 22:22:02 ???
(2/2)

「ふー。七華がいい塩梅に時間掛けてくれたおかげで、ギリギリ仕上がったで……あー。あー。テステス……」
『ご来場の皆様、大変ながらくお待たせいたしましたァー!!これよりぃー!第141回ミツルギ闘技大会、決勝戦を行いまァーす!!』

珍しく標準語なコトネのアナウンスが会場内に響き渡ると、会場内は一瞬にして静まり返り……
武舞台の上が無数のステージライトで円形に照らし出された。

『さて、皆さま。リザ選手の準備中にご説明いたしました通り……
この決勝戦は、特別ルール……名付けて『ステージライト・デスマッチ』にて執り行われます』
「な!?……聞いてない、そんなの」
コトネの口から飛び出した予想外の特別ルールに面食らうリザ。

「クックック……お前がそのふざけたコスプレしてる間に、大会運営から説明があったぜ。この場で知らないのはお前だけだ」
だがカゲロウの言う通り、観客も含めて誰一人、このルールに驚く者はいないようだった。

『試合開始と同時に、武舞台を照らす照明を残し、全てカット致します。
今宵は新月……空には星一つなく、視認できるのはライトで照らされた範囲のみ。
しかも、照明は時間の経過と共に徐々に照らす範囲が狭まっていきます!』

(考えてみれば、神楽木七華の態度もどこか妙だったし……どうやら大会側は、完全に私の敵に回ったみたいね)
リザは動揺を抑えつつ、コトネの説明に耳を傾ける。
……会場の大部分が闇に包まれるこのデスマッチは、自在に影の中に潜り込むカゲロウにとって好都合。
だがリザの戦闘経験とセンスを以てすれば完全な闇の中でも、相手の気配を辿って戦う事は十分可能だ……
これだけなら、こちらが絶対不利という事はない。

『そして……皆様、お配りしたVR端末は行き渡りましたでしょうか。
皆様はこれよりアバター化し、武舞台の周りの闇と同化して観戦していただく事が可能です』
「え………それっ、て………っ!?」
機械に疎いリザに、その説明の意味は半分も理解できなかった。
……だが、会場内を覆っていた無数の邪な気配が、急に自身の周り、そして足元から感じられるようになり……

リザは、さっき控室で感じた物とは比較にならない、背筋が凍り付くような怖気に襲われた。


444 : 名無しさん :2018/09/16(日) 22:30:41 ???
長すぎると言われて分割してる途中で、2/2は手直しすればギリギリ使えるんじゃね?と思い直し、もったいないから投下

……決勝だというのに、没になったはずのトンデモルールを強いられてしまうリザの不幸ぶりよ


445 : 名無しさん :2018/09/16(日) 22:39:17 ???
「あれ?先に投下しといて言うのも何だけど、こっちの方がいいじゃん!」と思ったので、ナイスリサイクルです!


446 : 名無しさん :2018/09/16(日) 23:31:58 ???
書いてて思ったけど、リザはピンチになる→テレポートで逃げる→仕切り直しで再びピンチに…の流れにできるからリョナりやすいのかな


447 : 名無しさん :2018/09/17(月) 01:50:23 ???
なるほど。
他のキャラだと一度捕まったらなかなか逃げられないけど、リザの場合は捕まる→脱出→捕まる→脱出...で次第に消耗してジリ貧、みたいな展開にしやすいよね
おかげで掴み技も気軽に掛けられる(おい

あとは、王様の命令一つでどこにでも行かせられるから、話を作りやすいってのも大きい
(余談だが、主人公勢の出番が増えないのは、その辺が弱いせいだと思う……やっぱなんかしら目的があった方が動かしやすい
王様を倒そうぜ→○○という武器を手に入れよう→○○は××にあるらしい
元の世界に帰るためのアヤメカ作ろうぜ→材料は●●と△△だ→●●は□□にあるらしい
とか。


448 : 名無しさん :2018/09/17(月) 02:20:28 ???
>>446は真理です。はい。

主人公勢も活躍させてあげたいんだけど、やっぱり展開的に動かしやすいリザやサキあたりがいつもリョナられるよなぁ(笑)
まぁ誰でもいいからリョナれればなんでもいーんだけどね!


449 : 名無しさん :2018/09/17(月) 13:17:54 ???
なにげにくさそうの人が観客に混ざっとるw

スズちゃんとかいう新キャラ匂わせたけどなーんにも考えてない(^^)


450 : 名無しさん :2018/09/17(月) 15:26:02 ???
>>442のセリフとかがリサイクルされてて感謝
不利な状況を地の文とか第三者目線で淡々と解説されるシチュが好きなので、自分が書くと解説さんが割と仕事する感がある…
あとスズちゃんはルミナスのスパイのような気がするから念のためリョナっておくべき(願望)


451 : 名無しさん :2018/09/17(月) 18:26:16 ???
せっかくだからヤコ君にも頑張ってもらいました


452 : 名無しさん :2018/09/20(木) 01:30:31 ???
なんかとりあえず描きたいなと思ってめっちゃ雑に書いちゃった!


453 : 名無しさん :2018/09/21(金) 03:08:59 ???
書きたいときに書きたいペースでいいと思うんだぜ
むしろ1レスあたりの量をもうちょい短くして回転数を上げたいけど、思いついたネタ入れてくとなんか長くなってしまう。

そんなこんなで『ここからが本当の地獄だ…』的な展開に。。


454 : 名無しさん :2018/09/22(土) 19:30:54 ???
とりあえず文字数少なめでやってみよう……としたら普通にいつも通り1000字くらい行ったわ


455 : 名無しさん :2018/09/23(日) 15:11:57 ZXlYjs/o
ピンチを切り抜ける妙手が思いつかない時は根性論に限るぜ


456 : 名無しさん :2018/09/24(月) 13:37:30 ???
そして始まる場外乱闘

アキナイ三姉妹は和風メイドっぽい割烹着なイメージ。


457 : 名無しさん :2018/09/24(月) 17:36:53 ???
リザちゃん戦いまくってる割に強化イベント少なかったのでテコ入れ
でもテコ入れしようとしなかろうとリョナられるんだろうなぁ(笑)


458 : 名無しさん :2018/09/25(火) 03:17:18 ???
みんなたくさん描いてくれてありがとナス そしてリザちゃんおつかれさま
だがむしろこの後どうなるのかが重要なんだよなぁ……w


459 : 名無しさん :2018/09/25(火) 17:44:14 ???
ここからは国を挙げての大戦争になりそうなんで、主人公たちがどう動くか楽しみやね
このペースだと今年中か来年の春あたり完結するかなぁ……?


460 : 名無しさん :2018/09/26(水) 01:54:14 ???
セロル枠はやっぱりセロル枠だったよ…
テンジョウ達の視点も書こうと思ったけど眠いので断念


461 : 名無しさん :2018/09/28(金) 16:23:13 zSIcwKHs
ロりリョナ好きとしてはヒルダちゃん推しですわ
女の子がエロい悲鳴を上げている中黙々と作業ができるナルビアの人たちは優秀だなぁ…


462 : 名無しさん :2018/09/29(土) 00:44:50 ???
ここらで一旦状況を整理しよう。抜けあったらスマソ

トーメント王→魔の森を守護するヴィラの一族を狙っている?
シアナ、アトラ→アキナイ三姉妹を撃破。騒ぎを起こして囮になるように命令されているらしい。
アイナ→普通にリザを応援してる。上記の命令がアイナにも下されているかは不明。
エミリア、ロゼッタ、アイベルト→別行動中?

テンジョウ、ヒカリ、リリス、主人公勢→謁見室で待機中と思われる。(彩芽と瑠奈はまだクロヒメに囚われてるかも?)
七華→リザを試合会場に送り届けた後の動向は不明。テンジョウの側にいる可能性が高いか?
コトネ→リザの処遇についてテンジョウに相談に向かっている。シアナとアトラにも不信感を持っている。
キリコ、ヤヨイ、ミライ→普通にリザを応援してる。
ローレンハイン→しばらく姿を見せていない。

真凛、エール→しばらく姿を見せていないが、付き人的なサムシングなのでヒカリやリリスの近くに控えてるかも?


463 : 名無しさん :2018/09/29(土) 12:41:21 ???
アイセ→カゲロウに敗れた後は不明。ミナの居場所(サクヅキ奴隷収容所)はわかった
ササメ→闘技場入り口に飾られっぱなし?魔の山にいる母親を助けたい
ウズ→決勝の影アバターに紛れてたようなので元気そう
ワルトゥ→またどこかに旅立ったらしい?
アルフレッド→主人公勢を奪われた後は行方不明。
ダン→主人公勢と一緒?又は捕虜になっている?
ザギ、ラガール→エキシビジョンで負けた後待機中?

ミツルギに居るメンバーだと、あと思いつくのはこのくらいかなー

決勝でカゲロウに負けて、リザ・アイセ・ヤヨイが
収容所で奴隷調教されつつ脱出を目指すルートとかも考えてたけど、
それだとさすがにカゲロウさん引っ張りすぎになってたかも


464 : 名無しさん :2018/09/29(土) 14:10:53 ???
あ、思ったより抜けてた(笑)

多分戦争編の前振り的な側面があるからだろうけど、ミツルギ編は勢力が集中してるよなぁ


465 : 名無しさん :2018/09/29(土) 15:16:40 ???
まとめありがたいぜ
サキとかなるビア勢の話もあるからなぁ(笑)まあリョナシーンに向けてぼちぼちやろう


466 : sage :2018/09/29(土) 19:42:53 ???
キリコの因縁キャラが登場したこのタイミングでナルビア編を挟んでいく
あ書きたくなっちゃったからね、仕方ないね


467 : 名無しさん :2018/09/29(土) 20:11:05 ???
随分キャラが増えてきたというのに、ここに来て更に新キャラを投入してしまうクズ野郎がいるらしい
せっかくだし主人公勢も参戦させるぜー

ナルビア編も先が楽しみだ……


468 : 名無しさん :2018/09/30(日) 14:57:02 ???
何故か名前欄にsage入ってて恥ずかしいマン


469 : 名無しさん :2018/10/04(木) 01:18:39 ???
リザの応援に来ていなかったエミリアは、たった一人で格上の足止めをしていたのだ!ということで
どんどん乱闘の体を成していく…


470 : 名無しさん :2018/10/04(木) 13:27:55 ???
エミリアちゃんの戦闘シーンは久々な気がするね

エミリア作った人としては、北国出身だから海に憧れているという性格をイメージして青い髪と白い服にしてみたのであった。
以上無駄知識でした。
爆炎っていう二つ名ついてて炎系が得意だけどね!


471 : 名無しさん :2018/10/07(日) 09:21:25 ???
エミリアは海好きだったのか…水着回でもっとハジケさせてあげればよかったかなー
洗脳されてエロい水着姿で鏡花と魔法対決 あるいは共闘してやべー威力の合体魔法炸裂etc

自分が作ったキャラ・設定関連だと、
アキナイ三姉妹の名前は椿・榎・柊でアキナイだけに秋がない とか
アイベルトの武器テン・バーチャーズは十徳ナイフの直訳 とか
…無駄知識って言うか大体ダジャレだった

あとキリコの言う「誰と誰がどのくらい親交あるのかややこしくなってきた」があるある過ぎて困る


472 : 名無しさん :2018/10/07(日) 12:18:03 ???
俺も無駄知識を吐き出すと
ラガールはラガービールをもじっただけで、名字のバーレイコーンはイングランドの民謡にあるアルコールの擬人化から。
コトネの名字のマネーフォワードは家計簿アプリから。
という元ネタがあったりする


473 : 名無しさん :2018/10/07(日) 12:18:04 ???
俺も無駄知識を吐き出すと
ラガールはラガービールをもじっただけで、名字のバーレイコーンはイングランドの民謡にあるアルコールの擬人化から。
コトネの名字のマネーフォワードは家計簿アプリから。
という元ネタがあったりする


474 : 名無しさん :2018/10/07(日) 23:02:19 ???
ある意味この状況で一番ピンチなのはシアナな気がする
「やっぱり男は大きい方がいいんですのー!?」的な意味で…w


475 : 名無しさん :2018/10/08(月) 01:38:57 ???
ヤヨイちゃんとササメちゃんは上手いことラガールさんが助けに来てくれないと大変なことに……(わくわく)


476 : 名無しさん :2018/10/08(月) 01:44:39 ???
「あ、アイナじゃん。お前も王様に言われて暴れてんのか?」
「おったまげー!店の隣で白昼堂々4Pで盛っているド変態集団を懲らしめてやろうと思いましたのに、こんなところで仕事仲間の性欲発散に立ち会うとは……アンビリーバボーかつデスパイスですわ!」
アイナは早口でまくし立てると火サスの家政婦のように壁越しで口元に手を当てたかと思いきや、すぐにルイージマン◯ョンのパッケージ画像の如く両手を頬に当てて驚きの表情を浮かべながら謎に3回転した。
「見てはいけないものではないけれど別に見てもおもしろくなさそーですわ……というか、さっき少し聞こえてしまいましたわよシアナ!こんな場所で鶏胸肉と茄子のさっぱり炒めでも作るつもりですの!?」
「は?なに言ってるんだ?」
「え?さっきその美味しそうな鶏胸肉をたっぷりと炒めてやるって言ってましたわよね?発言していましたわよね?」
「アイナおめーこんなとこにいねーで早く耳鼻科いけよ!俺らはな!この女に着いてるいやらしい胸肉をどう料理するかで真剣に討論してるんだ!お前がいるとやりづれーからどこへなりとも消えちまえ!」
「俺様は別にいてもいいぞ!女の子目線の話も聞いてみt」
「うぬぬぬぬー!なんとも通俗的!否!もはやその考え方はチンパンジーと同じに見えて来ましたわ!なんなんですの!?太古の男たちは乳房が異常発達した女に割礼と同時に筆下ろしもされてきたんですの!?雌は乳房が肥大化しているのことが大前提という情報が遺伝子レベルで刷り込まれているんですの!?DNAを書き換えないと女としての魅力がないというなら、アイナは今からでも猛勉強して科学者になってみせますわ!アトラ達のような負け組には手が父がないレベルの女になってみせますわー!」
「アイナ……なんか今日絶好調だな。」
「おう頑張れよアイナ!ほらもうどっかいけ!」



(な……なんなのこれぇ……)
目の前で繰り広げられた少年少女の丁々発止に、ヤヨイは愕然とした。今の子供たちはここまで進んでいるのか……
ん?進んでいる?
これは進んでいると言えるのか迷ったが、精神的には多分進んでいると言えることは間違いないと思うのでヤヨイはそう定義付けた。
自分の登場の代わりに現れたピンク色の少女はどうやら少年たちの知り合いで、この窮状を救う気配はない。
拘束されている銀髪の女性──たしか氷刃のササメ先輩──はもう半ベソをかいていた。
闘技場でコテンパンにされてからのこの仕打ちでは肉体的にも精神的にも辛いだろう。自分がもし逆だったら今頃子供のように泣いているかもしれない。
他人の不幸をまるで自分のことのように考えてしまうヤヨイだからこそ、前に出ることを躊躇わなかった。


477 : 名無しさん :2018/10/08(月) 01:55:56 ???
アイナの初登場シーンとか読み返すと、無駄にセリフが多かったから初心に帰って文字数増やしてみたりした
まあその時のセリフも俺が書いたんだけどすっかり忘れてたよ。。。


478 : 名無しさん :2018/10/08(月) 02:01:41 ???
被っちゃってすまんな
俺もそこそこ文字数多めにはしてみたからユルシテ…


479 : 名無しさん :2018/10/08(月) 03:53:57 ???
ごめーん投稿する順番逆だった

リザちゃんの受難はまだまだ続く、きっとこの話が終わるまで


480 : 名無しさん :2018/10/08(月) 04:11:14 ???
リザは水鳥と話してる時は冷酷な感じだったけど、身内の話とかになるとすぐ考えすぎちゃうあたり強がってただけで本当は脆いというか年相応なんだなーって思いますねぇ


481 : 名無しさん :2018/10/08(月) 13:59:49 ???
こんな時に単独行動するなんて、襲って来れと言っているようなものだよヤヨイちゃん!


482 : 名無しさん :2018/10/12(金) 00:54:09 ???
そしてキリコVSアゲハに


483 : 名無しさん :2018/10/12(金) 18:19:09 ???
最近書いてなかったから三場面一気に進めちゃったぜ

舞とレイナのキスはあげたやつの2倍くらいのボリュームを書いちゃったんだけど、喘ぎ声と擬音だらけで長すぎるからばっさりカットしたぜ。。。


484 : 名無しさん :2018/10/12(金) 21:52:06 ???
連続投稿おつー

「」と「。」とか三点リーダの使い方とかで今までなんとなく書き手さんを判別してたけど、最近分からなくなってきた


485 : 名無しさん :2018/10/13(土) 17:48:43 ???
かつての姉ヴィオラと同じく、人質取られて苦戦するロゼッタ
お人形にしていた舞に反逆され、主従逆転されそうなレイナ
一向に酔剣さんが助けに来ないササメ
だいたい一通りは設定吐き出したアゲハ
パッと見勝てる要素がないキリコ

果たして戦いの行方やいかに…


同じく書き手さんの区別がいまいちついてないけど
新生フォーマルハウトが出てきたときに「あ、自分含めて三人なんだな」とは思ったw


486 : 名無しさん :2018/10/13(土) 22:19:29 ???
足に刃つけてるキャラって結構いそうで実はあまりいないイメージ
いてもロボットだったりする


487 : 名無しさん :2018/10/14(日) 00:44:08 ???
今日もたくさん進んでる!
ヤヨイちゃんが酷い目にあいすぎててリザと同じくらい不幸なんじゃと思い始めてきたよ。。


488 : 名無しさん :2018/10/18(木) 06:29:00 ???
おおーシフトチェンジすごい便利
散々リョナられた後攻勢に転じるための技ですね!


489 : 名無しさん :2018/10/20(土) 10:48:47 ???
グロは駄目だけど食ザーは良いとか、アイベルトもなかなか業が深いぜ…


490 : 名無しさん :2018/10/20(土) 14:40:15 ???
キリコは頑張ったけど勝てなかったよ……な未来しか見えないがどうなる


491 : 名無しさん :2018/10/20(土) 19:08:27 ???
ばっさりカットされた野郎の戦闘の内容がこちらです べつにカットでよかったな!
ササメは忍び装束にチェンジして魔の森へ……と思ったけどWiki見かえしたら「魔の森」でも「ヴィラの森」でもなく「サリカの樹海」だったぜ!

キリコはぐーたらしながらも他国で単独スパイ活動&その国の幹部に上り詰めるくらいだし、
ぐーたら三姉妹でアイベルト苦戦させてたし、実力はそれなりにあるはずなんだがな


492 : 名無しさん :2018/10/20(土) 19:20:03 ???
>サリカの樹海に住む美しき亜人、「ヴィラの一族」に守護されている魔の山

テンジョウのセリフにあったね確かに
俺もなんかこの辺すげぇごっちゃになってたぜ!


493 : 名無しさん :2018/10/20(土) 22:12:59 ???
あげるフレッドでジュースこぼしそうになったw


494 : 名無しさん :2018/10/20(土) 23:45:37 ???
恥ずかしい誤字をしてしまったぜ!


495 : 名無しさん :2018/10/21(日) 00:27:59 ???
アイベルトがぐーたらに苦戦してたのはノーチェが異世界人だったからってのもあるかもね
異世界人は未来予知できないらしいし

ロゼッタって22歳で身長160しかないんだね
かわいい


496 : 名無しさん :2018/10/21(日) 01:01:10 ???
ロゼッタ考えた人的には、成人女性の平均くらいだから一概に小柄とは言えないが、威圧感はしないぐらいの身長……というイメージだった

アイベルトはノーチェ含むぐーたら三姉妹に苦戦したり、新兵器装備のサラに負けたり、基本的に異世界人とは相性悪いね


497 : 名無しさん :2018/10/22(月) 01:39:15 ???
いろいろ理屈こねてるうちにキリコが何かしらの信念のもとにぐーたらしてるかのような雰囲気になってたけど、多分そんなことは無いから流されちゃダメだぞアゲハさん


498 : 名無しさん :2018/10/22(月) 01:42:16 ???
アルフレッドとエミリアだけなら一時休戦して王を追いかけよう!ってできそうだけど、ロゼッタがいるからどうなるかねぇ


499 : 名無しさん :2018/10/24(水) 01:33:23 ???
「……神楽木のお嬢さん、1つお聞きしたいことがあるのですが。」
「……なんですか?」
「異世界人の5人なしで、神器にたどり着くことはできるのですか?」
「……無理ですよ。神器セーヴザクイーン。アングレームの遺産とも呼ばれていますが、そこへと続く扉を開けるのに異世界人の力は必要不可欠です。」
突然の質問に七華は目を丸くしたが、特に隠すこともないので素直に答えた。

「……そこがすこし引っかかっていました。神器を手に入れるためにはなぜ、異世界人5人が必要なのか……異世界人とゆかりがあるものとは到底思えないですからね。」
「……私にもわかりませんよ。そんなことは。……話を逸らして逃げようという腹づもりなのですか?」
七華の声に合わせてクロヒメがカタカタと動き、アルフレッドにいつでも襲いかかる体制をとった。

「……そもそも、どうしてその神器っていうもののために私たちが必要なんだろう……唯ちゃん、何かわかる?」
「うーーん……いや、わからな……あ、もしかして………」
「え?なにかわかったの!?」
唯にはひとつ心当たりがあった。
それはあの狂気の宴が始まる前、自分一人で王と退治した時の会話だ。



『だが……ゲームで作ったこの世界には、ある『制約』があってね。
王であり創造主であるこの私が倒される『可能性』を存在させなければならない』



「き、鏡花ちゃん……わたし、すごいことに気がついちゃったかも……!」
「すごいこと?……ゆ、唯ちゃん、みんなに聞こえないように、わたしに耳打ちしてほしいな。」
「え、なんで?」
「……アルフレッドさんも七華さんも、味方とは限らないでしょ?あの二人が話してる隙に、教えて……!」
「う、うん!」
鏡花の言うことに得心した唯は、そっと鏡花の耳元に口を近づけた。

「みんなが言ってるあの神器っていうのがあれば………王様を倒して、元の世界に帰れるかもしれない!」


500 : 名無しさん :2018/10/24(水) 01:39:08 ???
敵の敵は味方パターン
みんなで王様を止める流れになりそうね


501 : 名無しさん :2018/10/26(金) 18:03:35 ???
ヴィラの一族一番手は植物使い
詳しいことは何も考えてない


502 : 名無しさん :2018/10/26(金) 22:35:59 ???
一方その頃、ヤコもやべーことになっていた
王都勢の陽動はそろそろ収束しそう?


503 : 名無しさん :2018/10/27(土) 09:22:31 ???
戦闘中にライン飛ばすロゼッタ(笑)


504 : 名無しさん :2018/10/27(土) 14:57:27 ???
ゼリカ様はエルフっぽくもありアマゾネスっぽくもありウサギ的な要素もあるな


505 : 名無しさん :2018/10/27(土) 22:34:37 ???
ブーメラン使いの妹を追加してみた 貧乳にはチューブトップだな!
姉妹の力を合わせて悪い王様をやっつけろ!

そしてとばっちりを受けるリザ


506 : 名無しさん :2018/10/28(日) 15:16:44 ???
超久しぶりのマジックハンド


507 : 名無しさん :2018/10/29(月) 20:32:23 kkIx12TU
なんだかんだでなかなか集まらない主人公たち
いよいよ最終章入る感出てきたから集めてあげたいね


508 : 名無しさん :2018/11/01(木) 22:26:54 ???
とりあえず4人集めて久々に戦闘する感じに

なお瑠奈と彩芽は気絶しているので確定で先制される模様
試練だから乗り越えましょうねー


509 : 名無しさん :2018/11/02(金) 22:20:49 ???
なんかしたらば調子悪かったな


510 : 名無しさん :2018/11/03(土) 22:16:56 ???
いつか誰かが「唯と瑠奈の過去話見たい」的なこと言ってた気がするので
ピンチから回想シーンに入って逆転につながるお約束展開っぽくしてみる


511 : 名無しさん :2018/11/04(日) 23:00:35 ???
瑠奈の過去編ごちそうさまでした
運動や勉強などのスペックは完璧、だけど根っこの方は弱気で主人公への思いが強い…
悪堕ちしたら一番おいしいタイプだな!(もうやったけど)


512 : 名無しさん :2018/11/07(水) 02:11:18 ???
最初期の頃やったなぁ 懐かしい
もう二年くらい経ってるとかすごいわ


513 : 名無しさん :2018/11/10(土) 02:35:13 ???
あっそういえばサキノさんミツルギにいらっしゃいましたねw


514 : 名無しさん :2018/11/10(土) 12:53:48 ???
ガチレズ対サキュバス……一体どんな戦いになるんだ……と2秒ほど考えた結果こうなった

・二人でターゲットを前後から挟み、ひたすらイかせて合計回数を競い合う
・前半→後半のタイミングで前攻め・後攻めを入れ替える。
・ターゲットの正面に立つ「前攻め」の方が胸、股間など敏感な部分を責めやすく有利とされる。
・なのでターゲットが弱ってくる後半戦に「前攻め」を取るのが定石。
・だが、攻めまくって前半戦で気絶させちゃうという戦術も…

リザは運悪く司教vsノワールの場に居合わせたりしないよう気を付けないとね()


515 : 名無しさん :2018/11/10(土) 21:24:37 ???
2人がかりのレズリョナでふっくらしてしまった
ボクっ娘が女の子みたいに喘ぎ苦しむのはいいよね


516 : 名無しさん :2018/11/13(火) 21:35:50 bW1ojxDE
土日書けなかったんで2連発
リョナシーン多めの展開でいいねぇ


517 : 名無しさん :2018/11/14(水) 01:16:40 ???
唯も瑠奈もすっかり責められ慣れしてて草
そしてズタボロにされて寄生される妹ちゃん良い…


518 : 名無しさん :2018/11/16(金) 00:51:03 ???
回想シーン挟んでパワーアップし、呪いのローラー的な必殺技を身に付けたグリズさん
「もうそれベアハッグじゃないよね」とか言ってはいけない


519 : 名無しさん :2018/11/16(金) 09:12:36 ???
プレス機リョナおっきした
鏡花ちゃんスプラッタなことになりがちだよね笑
グリズさんにはこのまま油断せず頑張って欲しい


520 : 名無しさん :2018/11/18(日) 18:30:02 ???
好きな人にレイプ未遂されてゲロまみれにされて孤立した所を
味方から襲撃されるアリスちゃんの運命やいかに


521 : 名無しさん :2018/11/19(月) 02:19:03 ???
リンネくん荒んじゃったかぁ 未遂まで起こすなんてw
ナルビアも色々とストーリ展開が面白いねぇ


522 : 名無しさん :2018/11/23(金) 19:14:22 ???
しばらくぶりに書いたらなんか雑になっちったかもしれん


523 : 名無しさん :2018/11/24(土) 15:15:55 ???
全然雑じゃないよん
アリスエリス少し掘り下げ

主人公たちはなんとかなりそうやね


524 : 名無しさん :2018/11/24(土) 18:10:10 ???
乙乙
鏡花は魔法少女姿よりも脱いでる時の方が活躍してる気がするな(水着とか)

そしてアリスについては>>326あたりを書いたのですが、今とは逆に上げて落とす的な感じで
ちょっと元気を取り戻したリンネとデートの約束とかして、待ち合わせ場所に向かう途中でレイナ達に……という展開案も考えたけど、
「そういうの書くの苦手だし、手っ取り早くひどい目に遭わせたいし、やっぱ落としてから堕とそう」って思って今のようになりました
一途な女の子って、ついズタボロに汚したくなっちゃうよね


525 : 名無しさん :2018/11/25(日) 00:54:03 ???
女の子が陰謀に巻き込まれちゃうのっていいよね


526 : 名無しさん :2018/11/25(日) 22:56:07 ???
シンとリザのアレコレを書いてて思ったこと

カタカナ読みづれえ(笑)


527 : 名無しさん :2018/11/25(日) 23:38:06 ???
でももうすぐ真相が明らかになってボイスチェンジャーから解放されそうな気配
シン登場させた本人は細かい事全然考えてなかったから楽しみだ(リレーのだいごみ)


528 : 名無しさん :2018/11/26(月) 01:25:48 ???
>>524
デートでちょっとおめかししたりしてルンルン気分の時に落とされたりするのもいいよね……
そこまで書くのめんどくなければね……w

味噌煮込みうどんのアレってどこかと思って探したらライラのとこの没投稿だったぁ
エミリアがうまそうに食ってた。。


529 : 名無しさん :2018/11/27(火) 00:36:45 ???
死んだと思ったメインキャラが実は生きていて終盤驚きの敵側で登場っていうのはナルトのオビトを思い出させるな


530 : 名無しさん :2018/11/30(金) 01:00:32 ???
りょなぶそうは書いてて「まじで商品化しねえかな」と思った

そしてローレンハインの武器は何がいいかな(雰囲気的には剣っぽい?)


531 : 名無しさん :2018/11/30(金) 02:15:21 ???
主人公たちが熱い展開になっててすごい
執事さんの武器はまあシンプルに剣だろうなぁ


532 : 名無しさん :2018/12/01(土) 12:20:32 ???
某無双ゲーみたくビーム出す扇とかにしようかとも思ったけど、無難に剣にしたぜ


533 : 名無しさん :2018/12/03(月) 02:27:02 0nXtyveM
ピンチの時に仲間の技を使う展開っていいよね
(飛翔烈空斬は桜子の技です)


534 : 名無しさん :2018/12/04(火) 00:52:38 ???
確かその技は2年前に俺が作ったやつやw
アリサって復讐と愛憎が相まって主人公らしい葛藤があっていいよね

そしてミストちゃんはどん底人生を送っていたのだった…


535 : 名無しさん :2018/12/08(土) 02:28:49 ???
トーメントが盗賊に資金援助 →盗賊が目付きの悪い男に金を渡して集会所の場所を聞き出す→襲撃
みたいな流れをイメージ

真実を知ったミストの今後は一体……!?(考えてない)


536 : 名無しさん :2018/12/09(日) 12:41:06 ???
ナルビアの時といい、ミシェルっていろんな所に繋がり持ってるなぁ…

そしてアリサの方はなんとか決着か
ピンチの時に仲間の技を使う展開っていいよね(二番煎じ)


537 : 名無しさん :2018/12/09(日) 23:06:21 ???
ゲームでこういう展開になった時、だいたいみんな絆を確かめ合ってよし行こうってなるけど、どうなんかね……


538 : 名無しさん :2018/12/10(月) 02:34:29 ???
とりあえず先送りにして今は王を止めよう!という感じに


539 : 名無しさん :2018/12/14(金) 02:00:38 ???
さすがリザの姉と言うべきかミストの不幸値も高い

ウィキの人いつもありがとう 書くときめっちゃ便利で助かります


540 : 名無しさん :2018/12/16(日) 04:10:12 ???
スマブラはリョナラーも御用達のゲームだもんな テンジョウと王様はやはりガチガチの強キャラ使いだった
そして七華が謎にフィットレ使うのにワロタw


541 : 名無しさん :2018/12/16(日) 14:18:06 ???
とりあえずミスト過去編を進めてみた
そろそろリザとまたバトルさせたいね


542 : 名無しさん :2018/12/17(月) 02:16:33 ???
早くバトルさせたいからめっちゃ駆け足でいくよー!


543 : 名無しさん :2018/12/17(月) 23:02:25 ???
ニムルベルクという地名はリザの初登場時の報告に出てたな(Wiki調べ)
リザ単独での任務だったらしいし、あれも裏では色々あったんじゃないかと妄想


544 : 名無しさん :2018/12/22(土) 00:04:23 zw6b0Mzg
十輝星VS主人公勢も楽しみだ


545 : 名無しさん :2018/12/23(日) 21:16:22 ???
ふたりとも優しいのに姉妹喧嘩してるなぁ

てか故人だしと思って適当に考えたリザの家族がここまでメインキャラになるとは思わんかったw


546 : 名無しさん :2018/12/24(月) 19:30:43 ???
短めだけどとりあえず主人公パーティ分断まで


547 : 名無しさん :2018/12/24(月) 22:02:22 ???
本編も楽しみだけど、せっかくだからクリスマス特別編だぜ


548 : 名無しさん :2018/12/24(月) 23:55:56 ???
で、でたー!リョナラーに夢を与えるサンタさんだー!


549 : 名無しさん :2018/12/25(火) 16:23:49 ???
去年「今年は出なかったし雑に登場させとくか」って王の盾にしたサンタが、まさか再登場するとは……ww


550 : 名無しさん :2018/12/28(金) 01:11:10 /qLXBWFA
主人公勢のどの場面を書くか悩むなぁ……と思ってたら全部書いてたという


551 : 名無しさん :2018/12/28(金) 23:17:39 ???
リザは迷ってたもんな…


552 : 名無しさん :2018/12/30(日) 01:45:09 ???
間違えて書き込みボタン連打しちゃった

諸々の事情で自分からやられに行かざるを得ない…みたいなのも悪くないシチュだよね


553 : 名無しさん :2018/12/30(日) 17:05:21 ???
なんだかんだでもう年末かぁ
4ヶ国戦争で全キャラ総出の大乱闘になりそうね

今年もありがとう!来年もよろしく


554 : 名無しさん :2018/12/31(月) 00:05:54 ???
そろそろ終わりが見えてきて嬉しいやら悲しいやら……
こちらこそ来年もよろしく!来年もまたいいリョナがありますように


555 : 名無しさん :2018/12/31(月) 21:02:41 ???
サンタさんパートも年をまたいじゃったぜ……
七クロにミニスカサンタ着せられたからまあいいや
来年もよろしく!


556 : 名無しさん :2019/01/01(火) 12:36:38 ???
あけおめ代わりのナルビア編
舞→レイナ→エリス→アリスと連鎖墜ちしていくのいいね


557 : 名無しさん :2019/01/02(水) 02:09:49 ???
年始はナルビア編からスタートね
書いてから思い出したけど、アイナとサキって昔ダンの店でお菓子食べてたような気がする笑


558 : 名無しさん :2019/01/02(水) 14:15:12 ???
アウィナイトのために頑張ってきたのに命の恩人の姉に全否定されて絶望
不安を通り越して不憫だな


559 : 名無しさん :2019/01/02(水) 14:16:23 ???
不安じゃねえ不運や


560 : 名無しさん :2019/01/02(水) 17:47:14 ???
一件落着させてはみたけど、クロヒメ様の今後の扱いはちょっと悩む
・リボンを使わない(捨てる)→永続的に人間化
・リボンを使う。効果は一回限りだった→人形に戻る
・リボンは何度でも使える→以後、話の都合で変わる

むしろ人形状態でリョナられたい!とか
間を取って生身でも球体関節がいい!とか
好みは人によって違いそう


561 : 名無しさん :2019/01/02(水) 21:58:30 4AhNHxHo
クロヒメ様は確かに迷う
まぁ多分次の本格登場は戦争編だろうから、ゆっくりと考えとこう

たまには和姦ならぬ和リョナをしたかったのと、唯だけ一足早く王様の所へ行くってのは主人公的にも悪くないかなぁという判断でこういう感じに


562 : 名無しさん :2019/01/03(木) 04:14:54 ???
七華を考えた者だけど、まさかクロヒメ様まで一緒にリョナってくれるなんて想像もしてなかったよ(笑)

そして俺はまたも姉妹喧嘩を書いてしまった……


563 : 名無しさん :2019/01/03(木) 12:42:53 ???
レイナとか言ういっつも不意討ちネキ


564 : 名無しさん :2019/01/05(土) 14:00:19 ???
絶体絶命な状況を何とか切り抜けたと思ったら
更に増援が現れてあえなくやられちゃうのっていいよね……


565 : 名無しさん :2019/01/05(土) 18:13:07 ???
残虐さが足りない男性陣2名には、全く同じ方法で凶暴化してもらう事に…


566 : >>386から :2019/01/05(土) 20:00:31 01TWZgoI
初期アイベルト懐かしいなぁ
今読み返すとちょっと恥ずかしかったり…ww(書いた人です)

唯に主人公ムーヴさせたいけどその他の面子のバトルもあるし、中々難しいなぁ
とりあえずリザとは絡ませたいが


567 : 名無しさん :2019/01/08(火) 01:49:39 ???
姉に裏切られたショックでリザが唯に逆ギレ〜と言う展開で結構書いたけど
もうこれリザじゃねえ誰だよと思って消したわ

クールキャラが取り乱すシーンって貴重だから、さじ加減難しいね


568 : 名無しさん :2019/01/12(土) 00:09:00 qGOSKRq.
さりげなく腕斬り落とされたアリサ&発情状態のロゼッタが、アルケニー的なやつに襲われるの巻
討魔忍の国なんだし、魔物とか唐突に出てきてもいいよね


569 : 名無しさん :2019/01/12(土) 21:02:51 ???
どこもバトルが白熱してるので、ナルビア側も洗脳3人組VSヒルダを

次はどこを書こうかな


570 : 名無しさん :2019/01/13(日) 03:48:48 iwyHOaAg
なんかエミリア前もこんな感じでアルフレッドにやられてたような……

ゼロエネルギーは最近見たインクレディブルの悪役が使ってたののパクリ
かなりリョナい武器だと思うんよね


571 : 名無しさん :2019/01/14(月) 15:14:49 ???
戦争マシーンになってしまったヒルダちゃんいいね

瑠奈と彩芽のコンビも地味に好きだわ


572 : 名無しさん :2019/01/17(木) 18:55:49 ???
放置されてた姉妹の顛末を勝手に決めてみた
乗っ取られた体が勝手に動いて身内を殺しちゃって絶望とかいいよね……


573 : 名無しさん :2019/01/18(金) 00:34:12 ???
姉妹で力を合わせて悪い王様と戦った結果がこれだよ!
一方、いがみ合ってた姉妹に王様が意味深な一言を…


574 : 名無しさん :2019/01/18(金) 12:57:20 ???
王様がリョナ世界のバランスを崩してるのかね
リザもミストも弱小民族とは思えない根性もってるしなぁ……


575 : 名無しさん :2019/01/19(土) 15:18:06 ???
美女と野獣(R18)
理性をなくしているのでダンとは書かないであげたよ
理性なくしてるんじゃなー、仕方ないもんなー


576 : 名無しさん :2019/01/20(日) 19:45:18 .3OgztnA
あとは四カ国戦争編になって全員出演になりそうだけど、そうなると590レスほどで終われるのか不安になってきた笑


577 : 名無しさん :2019/01/20(日) 20:19:11 ???
まあ、そう簡単には終わらないよね……

瑠奈と彩芽は凶アイベルトに一矢報いることは出来るのか
それとも心身共にボコボコにされて唯と合流する事になるのか


578 : 名無しさん :2019/01/20(日) 21:49:00 ???
リョナ2板の小説スレがここまで長大な物語になるとは思わなかったなぁ


579 : 名無しさん :2019/01/22(火) 00:04:54 ???
最初から読み始めたら1日潰れるかもしれんなぁこれ


580 : 名無しさん :2019/01/24(木) 02:21:13 igQTDlaU
眠いんで途中力尽き送信
鏡花ちゃんもパワーを発揮できるのか


581 : 名無しさん :2019/01/27(日) 20:19:58 ???
季節外れの水鉄砲プレイでついにブチ切れた鏡花ちゃん
でも土下座したらおっぱいぐらい揉ませてくれそうな雰囲気あるよね


582 : 名無しさん :2019/01/29(火) 00:32:44 ???
鏡花ちゃんは優しいお姉ちゃんポジだから純朴な男の子に頼まれたらおねショタみたいなことやってくれそう

シアナ唯たちを殺すのは時間指定無いとか言わせたけど、355でちゃんと時間指定されてたやん……
まあ、唯リョナに夢中で忘れたと言うことにしておこう……


583 : 名無しさん :2019/01/29(火) 00:59:32 ???
>>582
時間指定云々は唯を先行させた俺のミスなんで気にしないでくれ


584 : 名無しさん :2019/01/29(火) 01:46:19 ???
キンハーやってて土日書けなかったんでいっぱい書いちゃた

個人的に唯とリザのカードは待ちわびていたのだが、どっちも優しいからソフトめになりそうやなぁw


585 : 名無しさん :2019/02/02(土) 16:18:40 ???
ちょっと短めだけど投下
そろそろミツルギ編も大詰めというタイミングに限ってあんまり書けなかったりするんだよなぁ


586 : 名無しさん :2019/02/03(日) 10:02:20 zsCWLe5w
オレもオレもボーイ
リザは不運少女らしくバッドエンドにするべきか悩むな


587 : 名無しさん :2019/02/04(月) 00:26:58 ???
ステルスお菓子魔法少女アイナちゃん大活躍の巻
エミリアはとんだとばっちりでしたね


588 : 名無しさん :2019/02/04(月) 13:14:05 ???
アイナの戦闘スタイル可愛くて好き
格ゲーにいたら持ちキャラにしたい


589 : 名無しさん :2019/02/04(月) 23:53:04 ???
リレ小の面々が格ゲーになったら…
唯:スタンダード と見せかけてカウンター主体の上級者向け
瑠奈:格闘主体で初心者向け リーチ短いが爆発力あり
彩芽:飛び道具主体のトリッキー系 移動速度激遅
アリサ:剣がメインでリーチ&攻撃速度に優れる 
鏡花:光の剣と飛び道具の中長距離型 リーチ長いがスピードに難あり
ダン:パワー系投げキャラ
リザ:スピード特化紙装甲 固有自爆技で運の悪さを再現
アイナ:かわいい
アトラ&シアナ:遠距離専 二人一組でもアリ
アイベルト:万能…とみせかけてどの技も癖が強い 挑発が無駄に豊富
ロゼッタ:遠距離型 トリッキーで上級者向け
王:厨性能ボスキャラ

スタンダードなキャラが少ないw


590 : 名無しさん :2019/02/05(火) 02:03:42 ???
サキ:相手の体力を吸い取ったり、自分の姿を霧に変えてからのほぼ見えない中下段と投げの択を押し付ける崩しが得意。もちろんコマ投げも完備。
コマ投げは成功すると高笑いして煽りながらダウン状態の敵を蹴りまくり。ドS。
反面、体力は低いので上級者向け。テクニカルキャラ。

ヨハン:長いリーチと高い体力に物を言わせた強引な攻めが強い、攻守に優れた性能。
突撃技、無敵技、飛び道具持ちで特に弱点がないので文句なしに強キャラ。万能型キャラ。

スネグア:中距離に強い鞭と魔獣でタンデムを仕掛けるテクニカルキャラ。でも本体の性能も強いので隙がない。少し慣れれば誰でも使える万能型キャラ。

ヒカリ:魔法少女モードとヴァルキリーモードを状況やコンボに合わせて切り替えて戦うスイッチファイター。
相手に合わせて戦略を変えられるので強キャラ。万能型。

リムリット:炎を使う遠距離タイプ。試合中に隙を見つけてゲージを貯めれば火力アップ。
当たり判定が小さいのでキャラによってはリム用コンボが必要になる場合も。遠距離型。

リリス:特定の行動にガードポイントが付く近、中距離タイプ。対空、無敵技、カウンターが豊富で相手をあったまらせる性能。体力が低下するとビキニアーマーになって機動力アップ、防御力ダウン。万能型。

七華:ボタンホールドでクロヒメの行動を絡めるテクニカルキャラだが、技の1つ1つが強力なのでそこまで使いこなせなくても強い。
極めれば極めるほど手がつけられないタイプの強キャラ。

コトネ:ランダム要素の多い技が特徴的なトリッキーキャラ。飛び道具が豊富なのでどちらかといえば遠距離に強い。
相手を攻撃すると出てくるお金を消費しながら戦う。必殺技の中にはお金を大量回収するものがあるので、コンボ締めに最適。テクニカルキャラ。

エリス:六本の槍を使った中距離での差し込みと、端での火力が魅力的なインファイター。
中央では火力が出ないので、突撃技に加え相手を吹き飛ばす技が多い。

アリス:魔針で相手にバッドステータスを付与して戦う。炎は継続ダメージ、雷は操作反転、水は必殺技ゲージ吸収など……
格闘術で近距離、魔針で遠距離に対応できる万能型。



こういうの妄想するの楽しいよね……
サキのコマ投げとか連続で悲鳴あげてくれてエロい技になりそうやな!


591 : 名無しさん :2019/02/08(金) 00:31:29 Y/djLxXI
フースーヤ:基本的には風属性の中距離投げや遠距離攻撃を得意とする魔法使いタイプだが、コンボを繋げると一定時間、相手を継続的なダメージが発生する『毒』状態にすることができる。サポートに悪堕ちフウコを呼ぶ事もでき、如何に毒状態を維持させたまま戦うかがカギの中級者向けキャラ。

ノワール:最初は黒衣状態で瑠奈、鏡花、アリサ、サキのうちランダムで登場。どのキャラでも性能は火力重視の遠距離魔法タイプ。ゲージを溜めて真の姿を解放すると、キセルによる中距離攻撃や影から伸びる手による近距離戦もできる万能キャラになる。

水鳥:魔弓を主軸にした遠距離タイプ。他の遠距離タイプに比べると火力が低いので、水の翼による高速移動で如何に攪乱できるかが勝負の分かれ目。リムリットと同じく低身長なので、相手の攻撃が当たらない事もままある。


592 : 名無しさん :2019/02/08(金) 00:32:42 ???
俺も妄想を書き込み

そして無理矢理ゲロ吐かせられちゃう女の子って良いよね……


593 : 名無しさん :2019/02/08(金) 01:45:42 ???
もちろん女の子たちは5種類くらい断末魔ありで、やられボイスも打撃、炎上、凍結、感電などシチュにあわせたのがあって、体力低下するとモーションが変化して肩や胸を押さえながら苦しそうに喘ぎだすんですよね!

エリスとかリザあたり、戦闘前の掛け合いでめっちゃ強そうな感じ出してそう(笑)
負けちゃったときに「なんだこんなもんか」とか言われるのが似合う


594 : 名無しさん :2019/02/10(日) 00:11:55 ???
開幕前セリフ、汎用なら

リザ「邪魔をするなら……容赦しない。」

エリス「ナルビアの神風を見せてやろう!」

とか言いそう。
第1ラウンド敗北で驚きのセリフ、第2ラウンドで断末魔がいいなあ

そして本編早く戦争編に進めたいということで、みんなもう死んでもいいのよ(ニッコリ


595 : 名無しさん :2019/02/10(日) 02:10:49 ???
確かにそろそろ巻いていいかもね


596 : 名無しさん :2019/02/11(月) 01:21:07 ZaB9.hww
ということで巻き展開にしてみました


597 : 名無しさん :2019/02/11(月) 02:11:24 ???
おお、みんな王の元へって感じになったな
王様との直接対決でどうなるか……
そしてダンは放置されるという

実はドロシーリザアイナの過去話で王都警備隊採用試験に挑むスピンオフを書いています。
まだまだかかりそうだけど、本編も合わせて書いてくのでよろしく!


598 : 名無しさん :2019/02/11(月) 14:17:14 ???
その辺のスピンオフは楽しみ!

wikiのアイテム欄(あとはアイナのお菓子)を軽く整理してみた。wikiの人いつもありがとうございます。


599 : 名無しさん :2019/02/11(月) 22:50:56 ???
三人組のスピンオフ自分も楽しみにしてます!
貧しいながらも幸せだった過去と、
残酷な運命に翻弄されている現在とのギャップっていいよね……
(とかいいつつギャップを強める急展開)


600 : 名無しさん :2019/02/14(木) 01:20:40 ???
この世界ってディストピアではないけど、人を殺したり女の子をボコボコにすることをそこまで咎められる風潮はない感じするね
リョナラーが生きやすい世界

そして、とにかく明るいアイナは殉職……
十輝星の最年少組でムードメーカーの女の子が……


601 : 名無しさん :2019/02/16(土) 20:40:17 ???
アイナは以前にも「このままずっとみんな一緒に…」とか言ってフラグ立ててたからね……
終盤になってくにつれて、退場するメンバーもぼちぼち出てくるのかな


602 : 名無しさん :2019/02/16(土) 21:13:22 KLR/XYNw
死ぬレベルのリョナが見たいけど退場したらもうリョナれないというジレンマも、終盤なら関係なくなってくるからね
怖いやら楽しみやらだぜ

そして困った時のドロシー


603 : 名無しさん :2019/02/20(水) 02:20:05 sKuKBTW.
唯たちが神器を手に入れるフラグも多少積みつつ決戦へ
どうなるかねぇ


604 : 名無しさん :2019/02/24(日) 02:39:08 MBZDhahM
昔出てきたペンダントを再利用したら、なんかアリサが主人公みたいな構図になってきたでごさる


605 : 名無しさん :2019/02/24(日) 03:29:50 ???
最終決戦……ではないけど、それっぽいかんじになってしまた

あ、スピンオフは完成までまだまだかかりそうです笑


606 : 名無しさん :2019/02/26(火) 02:03:45 ???
リア爆
リザは大変なことばっかだったからね
まあこの後もピンクツインテの件があるんだけど……


607 : 名無しさん :2019/02/27(水) 02:15:30 DE2gvYBk
そして戦争編へ
この世界を救うため、そして元の世界に戻るため、唯たちの戦いは続く!

やーここまで啖呵切って負けようものならやばいねぇ!(謎の期待)


608 : 名無しさん :2019/02/27(水) 02:21:00 ???
「馬鹿な子たちだ……言っただろう?君たちを完膚なきまでに叩き潰すのが目的じゃないって。俺様は選ばせてやるつもりだったんだよ……君たちが大人しく諦めるなら、『セーブ・ザ・クイーン』で『書き換えて』帰してやっても良かったのに」

「……さっきも言った通りです。私は……私たちは……!王様!!貴方を倒して、この世界を救います!」

「ふん!今回は私たちの方が数が多いんだからね!この前みたいにはいかないわよ!」

「今回はあのナメクジもいないようですわね……」

「みんな!王のマジックハンドには気を付けて!ただの玩具に見えて、恐ろしい武器よ!」

「前にボクのこと壁に吹っ飛ばした触手にも注意が必要だね……」

各々が受けた王の多様な攻撃手段を警戒し、じりじりと王ににじり寄っていく。例え未知の攻撃が来たとしても、この5人が揃っている以上、そう簡単には負けないと、皆が信じている。

「まったく仕方ないなぁ……そんなに絶望が欲しいのか」

王がゆっくりと呟き、やれやれと言わんばかりに肩をすくめる。

「とは言え、こういう予想外が起きるから『ゲーム』は面白い……!」

王は体をパンプアップさせた上で触手を操り、運命の戦士と正面から戦いを始める……!!


「行くわよ、唯!私たちが組めば……最強なんだから!」
「うん!行こう、瑠奈!」

なんか毎回毎回どっちかがサクッと負けるか分断されるかで、本来のコンビネーションを発揮する機会がなかった唯と瑠奈。だが、今になっていよいよ、幼馴染の連携を見せつける時が来た。

「ふっ!」
「せい!はっ!」
「やぁあぁあ!!」

唯が掌底を放てば瑠奈が蹴りを打ち、瑠奈が拳を振るえば唯が王に足払いをかける。
互いが互いの隙を補い、王の強靭な肉体の攻撃を喰らわないように立ち回る。

「おっと、これは中々やるな……ならば現れろ魔獣よ!」
「援護するわ!フォトンバレット!」

魔獣を召喚して唯と瑠奈を襲わせようとする王だが、魔獣たちは鏡花の魔法を受けて吹き飛ばされる。

「ならばこれだ!キ〜〜ング・スーパーゴールデンミラクルアルティメットハンド!!」
「いざという時の為に腕だけ地道に修理してたメカを活かす時!アヤメックアーム!」

王が取り出して伸ばしてきたマジックハンドを、彩芽のロボットアームが妨げる。


「なら触手はどうだ!」
「させませんわ!ヴァイスシュラーク!」


マントの下から伸びてきた触手は、アリサのリコルヌが一刀両断する。

それぞれがそれぞれの持ち味を活かし、王の攻撃をいなしている。この状況を客観的に見れば、王と五人の戦士の戦いは互角である……にもかかわらず、五人の胸中には、何とも言えない焦燥感があった。

(なんだろう……嫌な予感がする……!あの王様が、こんなに簡単に互角に戦わせてくれるなんて……!)


609 : 名無しさん :2019/02/27(水) 02:23:35 ???
間に合わなかったのでボツです。
まぁさっさと戦争編に行った方が良かった感もあったし、却って良かったかも

しかし、いよいよ最終決戦が近づいてきたねぇ……感慨深い


610 : 名無しさん :2019/02/28(木) 02:29:06 ???
タッチの差でアウトだったわ……orz
>>444は色々見なかったことにしてください
どちらにせよヤコはかわいそうな事になってしまったな


611 : 名無しさん :2019/02/28(木) 02:32:40 ???
そう言えばヤコを捕まえてたモブ兵士たち忘れてたわ。所詮モブだしいっか…(殴)
話の流れとしてはヤコ君が振られるのは一貫してたね。まぁこの流れで「何もかも捨てて静かに暮らすわ!」とか言い出すわけないかww


612 : 名無しさん :2019/02/28(木) 13:12:34 ???
2つともリザがさよならって言って終わってるw
どっちの世界線でもヤコは残念やなぁ


613 : 名無しさん :2019/02/28(木) 23:16:59 Mzw6gyFs
とりあえずトーメント側のリョナも書きたいということでまずはユキの導入を
桜子とかサラとか今どうなっているのか


614 : 名無しさん :2019/03/07(木) 00:52:24 CAQ.L8EE
スネグアさんはリョナ中なので出さなかった
てか何気に王下十輝星が全員集まったこと一回もないんだよな笑

教授の作った格ゲーが気になってしかたないぜ


615 : 名無しさん :2019/03/07(木) 00:57:51 ???
やべぇボツか!?と思ったが場面被ってなくて助かったぜ
ヒカリ、リリス、テンジョウのロイヤル組とお話して、アリサとアルフレッド関係進めたらいよいよ戦争編かな

格ゲーはまぁ、上の方の流れ見て突発的に入れてしまった……そのうち言及するかも


616 : 名無しさん :2019/03/08(金) 01:29:04 ???
ノクターンノベルを参考にしたが、くすぐりリョナは中々難しいな


617 : 名無しさん :2019/03/10(日) 01:17:55 ???
こんな風に好き勝手してるから、王様からお仕置きされそうになってるんだぞミシェル


618 : 名無しさん :2019/03/10(日) 17:59:45 ???
決戦前に、5人が離れ離れになる展開……
の前に、アリサの重要な話は丸投げした


619 : 名無しさん :2019/03/11(月) 02:03:10 Ox1vctcw
ワンピースのごとく、全員が離れて修行する感じか笑
そしてスピンオフはなかなかいい展開が思いつかず止まっているので、もうしばしお待ちを……


620 : 名無しさん :2019/03/12(火) 22:53:25 ???
そしてまた他流派の技を学ぶことになるアリサであった


621 : 名無しさん :2019/03/16(土) 15:13:58 ???
妹が既に手遅れとはつゆ知らず、闘技場送りにされるイヴ嬢
主要キャラはみんな強くなってきたから、こういう一般魔物でも軽くリョなれそうな存在は貴重かも


622 : 名無しさん :2019/03/16(土) 19:26:54 ???
デジャヴを感じたので桜子を再登場させてみた。
初めて一方的にボコれそうな相手と戦えてよかったね!()


623 : 名無しさん :2019/03/18(月) 01:57:25 ???
桜子さん久しぶりだあ
唯と戦ってたころがなつかしい…w


624 : 名無しさん :2019/03/20(水) 00:42:09 2Sox.Llw
久しぶりに出てきたサキとリザを絡ませたかっただけ←
ミストとかヤコとかアイナのこととか、結構不運続いてるんよなぁ


625 : 名無しさん :2019/03/20(水) 01:00:08 ???
おつかれさまです
本編でサキが再登場し始めたところで
年末からひそかにちまちま書いてたリゲルちゃんを情欲の赴くままに苛めるスピンオフ、いい加減投稿しないと一生世に出さない気がしたのでここらで投稿させてください…
いくつか注意点(というか謝罪点)
①ゲート関連の設定がよくわかんなかったので勝手に都合よく解釈しちゃってます
②ヒカリが現実世界で鏡花を助けてたことを完全に忘れてる状態で書き始めたので、現実世界では魔法NGその他特殊能力使用不可という設定になってます。すみません
③その他作者アスぺにより設定を理解できていない点等あるかもしれません
④終盤グロいので注意していただけると幸いです
⑤鐘がテーマなのですが本番シーンは作者の描写力的にばっさりカットされてます、、、あしからず


626 : 名無しさん :2019/03/20(水) 01:01:10 ???
「今年もあと数時間で終わりね…」
現実世界での雑務(友情の破壊)を終えたサキは、小高い丘の上からあかりの灯る街並みを見下ろし、今年一年で起きたことを思い返していた。

色々とピンチも多かったが、サキは今年一年をなんとか生き延びたことに安堵していた。
何年ぶりかわからない、家族と過ごす年末。決して穏やかな状況ではないが、スパイとして暗躍する16歳の少女は、年相応かそれ以上に心を弾ませていた。
他人の不幸を喜ぶ一方で身内のことを思いやるサキにとって、家族との時間はかけがえのないもの。
ささやかな喜びを胸にしまいつつ、こちら(現実世界)での拠点に帰り、ゲートを通じて元の世界に帰ろうとしていた時のことだった。


「お!ボス、今年はあの髪飾りの子でどうすかね?」
帰路につこうとするサキの後方で話し合う男が3人と、老人が1人。

「ふむ、なかなかの美貌を備えた少女ではないか。」
ボス、と呼ばれた老人が続ける。
「胸もありプロポーションもよい。このクソ寒い日にミニスカートとニーソックスで絶対領域を作り出し、我々の煩悩を掻き立ててくるあたり含め、我々の今年の儀式の供物とするにふさわしいといえるじゃろうのう。」
「では今年の生贄は彼女ということでよいでしょうか?」
「うむ。」
「承知しやした!では確保に参ります。」
ボスにGOサインをもらった男たちは前方を歩くサキに走りより、その前後左右を囲った。


「……なんですか?」
急に四方を囲まれ、露骨に不快感を示しながら立ち止まり、尋ねるサキ。
問いかけに対し、男の1人が答える。
「いやー実はですね、今若い女性の方にやっていただける簡単なお仕事をお受けくださる方を探しておりましてー…」
「今急いでるので無理です。ほかをあたってください。こんな時間にいかにも怪しげなおっさんたちにホイホイついてくようなバカな女、そうそういないと思いますけど。」
(なんなのこいつら気色悪い…!振りはらってさっさと帰ろ…)
適当にあしらって、サキは正面に立つ男の横をすり抜けて駆け出そうとした。

しかし、すれ違いざまに右の二の腕を強い力で掴まれたため、立ち去ることは叶わなかった。
「…なんなんですかホントに……!キショいから無理だって言ってるんですけど?」
「いや、今回は君にお願いすることにもう決定したから、これから一緒に来てもらいやす。」
(は?何言ってんのコイツ?)
サキの腕を掴んだ男がそう言うとグっと腕を引き寄せる。
「きゃっ………せいっ!」
「ゴブヴゥッ……!?」
よろめいた…と見せかけて油断させたところで、空いている左手で男の顎に渾身の掌底を食らわす。
完全なる不意打ちに、男は思わず手を離す。
(今のうちに…!)


627 : 名無しさん :2019/03/20(水) 01:02:15 ???
一瞬の隙に、サキは脱兎の如く男達の包囲を抜け出していた。
スパイ任務をこなす身の上、いざというときのための逃げ足に、サキはかなりの自信を持っている。

(あいつら、なんか私に執着してた…?ま、どうでもいいか。この速さなら現実世界の並の人間は追ってこれないでしょ。さっさと逃げ…)

「逃がさないですよ」
まるで心を見透かしたかのようなタイミングで、誰もついてきていないと思っていた背後から、唐突に声をかけられた。

「!?」
男のうちの1人がサキの後ろにピタリとつけて、追いかけてきていた。
(な!?早すぎる…っ!)
「ハアッ!!」
男はさらに勢いをつけ、サキに蹴りを放った!
「…ガハッ…!!…あぐっぎぃあッ!」
走っている姿勢で背中に強烈な跳び蹴りを食らい、体をのけ反らせて前に吹っ飛ぶサキ。受け身をとれず全身を地面にしたたかに打ちつけてしまう。
痛みを堪えつつ立ち上がると、残りの男たちも追いついてきていた。
「おしい…!もうちょっとで見えそうだったのに…!!」
「まあそう焦りなさんな。今は煩悩を抑える時じゃ。」
「失礼しましたボス。今は確保に専念します。」
(そんな…まさか追いつかれるなんて……)
サキはほんのわずかに、焦りを感じ始めていた。予想だにしなかった相手のスピード。背中に食らった蹴りの強さから、絶対に逃がさないという強い意志がひしひしと伝わってくる。得体の知れない男達に対する漠然とした不安が、サキの心の中に広がりつつあった。

「それにしても足速かったすねえこの子。逃げられちゃうかと思ってヒヤヒヤしましたよー。」
「また逃げられても困るんで、少し弱らせましょうかね。」

サキの焦る理由はそればかりではなかった。


得意の邪術や固有能力の変身を用いれば、あるいは何かしら魔法を行使できれば、能力を持たない人間に囲まれた状況など、一瞬で打開できる。

…しかしながら、現実世界では呪文や特殊能力は使えない。

「そうじゃのう。もう逃げられないように、手足を重点的に狙うのじゃ。」
「承知しやした!」

現実世界はあくまで現実。か弱い少女が変身して魔法を使いこなすこともなければ、時を止めることも、透明になることもできない。

…つまり現実世界においては、サキは戦闘力が並の兵士より高いとはいえ、16歳の「草薙沙紀」という女子高生でしかない。

「 女の子相手に男4人がかりとか…容赦ないわね……!でもいいわ、アンタ達なんか私ひとりでボッコボコにしてやるわよ!」

現実世界の任務が安全というのは、あくまで頭のおかしい王が作った女の子を永遠にボコボコにし続けるための世界に比べたら、トラブルや危険が少ないという意味……

「 よいか皆、相手は女子高生じゃが、油断するでないぞ。」
「 心得ております。」
「「「「女の子相手でも容赦しない。全ては理想の鐘の音のために。」」」」

もしも万が一こちらの世界で似たような思想の人間に絡まれてしまったら、そしてもしもその人間の力が強かったら。現実の方が安全とは、全く言えないのである……


628 : 名無しさん :2019/03/20(水) 01:03:26 ???
・・・・・・・・・・・・

「ふっふっふ、中々に活きがいい獲物ではないか。これはこの後が楽しみだのう。」
「 うっ……くうぅ…!」
(なんで…コイツ…ら…こんなに…強い…のよ…!)

数分後、サキは男達に囲まれ、全身ボロボロになってうつ伏せに倒れていた。
執拗に四肢を狙ってくる男達相手に、最初のうちは善戦したものの、相手の息の合った連携の前に次第にダメージを負っていき、気づけば手足はほとんど動かなくなっていた。

「君、ただの女の子じゃないみたいだね。こんなにしっかり戦闘になるとは思ってなかったよ。」
「これだけの体格差と人数差に臆する事無く立ち向かってきたあたり、それなりに自信があったと見える。しかしながら、我々は年に一度の今宵のイベントを成功させるため、生活のリソースのほぼ全てをターゲット確保のためのトレーニングに充てている狂人集団なのじゃ。面構えが違う。」

「へっへっへ、さっきのお返しに、まずは両腕を壊してやりやすぜ。」

男の1人、先ほどサキに掌底を食らった男が、サキの両方の膝裏を両足で、片方ずつ踏みつける。
「あ゛うっ…!」
グリグリと踏みつけられ、ニーソックスに包まれた膝が地面に押し付けられて悲鳴をあげる。
男はサキの膝裏を踏んだまま、今度はサキのつま先を持ち上げると、自分の膝の内側に引っ掛け、足を絡めた状態にした。
(コイツ…何をする気…?)
相手の意図のわからない行動に困惑するサキ。だが、足は完全に絡まってしまっており、どう動かしてもほどける気配がない。
仕方なくわずかに動く手をなんとか前に伸ばし、這うようにして拘束から逃れようとする。

必然的にガラ空きとなった両脇に、男の魔の手が迫る……
「ひゃうぅうぅうん!?」
唐突なくすぐりに、サキは咄嗟に腕を引っ込めてしまう。

「今の声可愛かったすね。」
「しっかり女の子してる声でしたね。」
それまでの睨みつけるような表情で戦う様子とは異なる、可愛らしい反応を見せたサキに対し、周囲で見ている男達は沸いていた。

「あっ…しまっ………!」
「へへへ、捕まえやしたぜ。」
反射的に脇を締めたことにより近くにきたサキの両手を、男はがっしりと握りしめていた。
足は絡めとられ、両手も掴まれてしまい、文字通り身動きの取れなくなったサキ。

完全にサキを捕まえた男は、そのまま後ろへ倒れていき……

「なっ…!きゃあああぁッ!!」
反動でサキの身体は持ち上げられ、空中で固定、いわゆる「ロメロスペシャル」を極められていた。

「おおー。女の子にかけるとやっぱり映える技ですね。」
「キターー!!後ろからみると大股開いてるからバッチリ見える!しかも全ての男に安らぎを与える白地に、小さい黒いリボンの飾り……。いやー僕、今日もうこれだけで満足っすわー。」
「やれやれ……だから煩悩は抑えよと言うたであろうに。本当に仕方のないやつじゃのう……。もっとも、若き少女の張りのある太ももをこうして間近で眺めておると、儂も劣情を催してきてしまう故、気持ちはわかるがの。」

「…!!…くうううぅぅっ……!」
周囲で見ている男達のコメントに、サキは屈辱と羞恥で頬を紅潮させる。
現実世界ならスカートでも中を覗かれるようなことはまずないから大丈夫だろうという、服装を選んだ時の判断を、サキは死ぬほど後悔していた。

「こんの……!こんな技……すぐに抜け出して…!」
なんとかしてこの屈辱的な技から抜け出そうと身体を捩ってみるものの、かっちり組み合わさっている手足の拘束は、緩む気配がなかった。
それどころか、自重を支えることになっている両腕に負荷が集中し、肩から前腕にかけて痛みが蓄積していく……

「痛っ…!」
「あんまり暴れない方が腕を傷めずに済むと思いやすぜ。どのみちここからどんどん痛くなってくんで。」

サキを持ち上げた男はそう言うと、手足に力を込めてサキの身体を引き絞っていく。
「あぁ…!っくあ゛ああぁあ!!」
ギリギリと身体を弓なりに反らされ、背中の骨が軋む。耐えられないほどではないが、全身の骨と筋肉が無理な方向に伸ばされる痛みは強く、サキの顔に脂汗が浮かぶ。

「まだまだ、本当に痛いのはこれからですぜお嬢さん。」
今度はサキの身体を引き絞ったまま、掴んだサキの手を外に向けるようにひねっていく。
「い゛っ…!?あ……あ゛……!」
(ま、待って…これ……マジでヤバいやつかも…)
手のひらが外を向くまで回させられると、肩と肘が完全に極まり、関節と引き伸ばされた筋肉が鋭い痛みを放つ。普通の状態であれば、前傾姿勢になればその固定を緩めることもできるが、今の体勢ではそれも叶わない。

そこからさらに身体を反らされれば……


629 : 名無しさん :2019/03/20(水) 01:04:57 ???
「ひっ!?や、やめ……それ以上は……!」
技をかけている男から、さらなる責めの気配を感じ、恐怖に彩られた言葉が口から漏れ出てしまう。

「あ、そうすか、よかったっす。ちゃんと効いてるみたいっすね!」
サキの弱気な台詞は無視して、男は無慈悲にも最大限の力でサキの全身を絞り上げる……!

「ぎゃあああああああああぁぁーーーッッ!!腕がッ!!腕がああぁぁぁ!!!」

肩がちぎれてしまうのではないかというほどの、激痛だった。艶やかな黒髪を振り乱し、唯一動かせる頭をぶんぶん振って苦しみ悶えるサキ。
だが、どれだけ激しく頭を動かしても、肘、腕、肩、背中、腰、股関節、膝、ほぼ全身から伝わってくる痛みのシグナルを、ごまかすことはできない。
「はっはっはー!どうだ痛いだろう?」
「折れるっ、本当に折れるううぅぅッ!!もうやめてええぇぇ!!」

「それそれー!ここで腕をもうちょいひねると。」
「あ゛!?うぎゃあああああ゛あ゛ああああぁあぁぁぁぁーーーーーっ……!!!」


「強気な印象を受けてましたけど、実は意外と責められると弱いタイプかもしれませんよこの子。」
「そうかもしれんのう。儀式を耐えきれるだけの逸材かと期待しておったが…どうやらそこまでの根性はなさそうじゃな。」
「まあそういう子を情け容赦なく、惨殺するのもまた一興ですよ。」

容赦なく少女を痛めつける男と、痛みに悶え苦しみ、泣き叫ぶ少女。そんな光景を前にして少女を助けようという意識に駆られる常識人は、この場にはいなかった。

「動けないように、股間も潰しておきましょうかね。」


強制的に開脚させられ、あらわとなっているサキの急所に対し、先ほど蹴りを食らわせた男が助走をつけて飛び蹴りを叩き込む。
ゴキッ…!
「ひぎっ!?あ゛……あ゛あ゛ッ……!」

デリケートゾーンから鈍い音が響くとともに、蹴りの衝撃によってサキは再び遠くへ吹っ飛ばされた。
辛くも敵の攻撃によって、サキはようやく拘束から逃れることができたのだった。
2、3回バウンドしてうつ伏せに倒れると、サキは両手で股間を抑え、ブルブル震えながら痛みに悶える。

「 あ…はひっ……ひぐうぅぅ……!」

全身が痛む。身体中の関節が無理に伸ばされたせいで、焼けつくような痛みを発している。腕の痛みは特に深刻で、動かすだけで激痛が走る。
急所への一撃も重かった。ズキズキと鋭い痛みが、次々と新しく湧いてきて、消えずに下腹部に蓄積していくかのように、延々と後を引く痛み。
これでは走ることはおろか、立ち上がることすらままならない。

(クソが……!このままじゃ、冗談抜きに逃げられなくなるわね……)

全身の痛みに苛まれながら、サキは必死に思考を張り巡らせる。
逃走は失敗。戦闘でも歯が立たず、さらには自分の方が戦闘不能にまで追いやられている。対する男たちにダメージを負っている様子は見られない。自力での脱出はほぼ不可能。残された道は…

(あんまり気は進まないけど…もうこれしかないか……)
痛みに悶えるふりをしながら、上着の内ポケットにしまってある通信端末を探すサキ。

……電子端末を用いた異世界への自身の強制転送。それがサキの思いついた苦肉の策だった。
ゲートを介さずに異世界に行く場合、無数の手に全身を絡め取られ、電子端末を介して異世界に転送される。
これは、ゲートまで大人しくついて来ないであろう現実世界の標的を、無理やり転送するための手段。そのため、転送中に有らん限りの恥虐を与えられる…と、王が嬉々として語っているのをサキは聞いたことがあった。
できることなら絶対に使いたくない手段。だが、ここまで容赦なく暴力を振るってくる連中に捕まってしまったら、二度と帰ることができなくなってしまうかもしれない。

幸いにも男達は、丸まって痛みに悶絶するサキの姿を遠くからながめて何やら嘲笑しているだけで、こちらの思惑に気づく様子はない。
探り当てた端末をポケットの中で操作し、画面を見ずに必要なコマンドを入力していく。

半ばまで入力したところで男たちが近づいてきたため、バレないよう慎重に操作を続けつつ様子を伺う。

「いつまでもこんなところにいるのもアレですし、そろそろ行きましょうかね。」

男の1人がそういうや否や、両手でサキの首を掴み、そのまま絞め上げる。
「やめっ…離して!あがっ…!……ぐっ…ぁぁ……!」


630 : 名無しさん :2019/03/20(水) 01:06:07 ???

(マズい……!ここで落とされたら本当に逃げられなくなる……!)
気絶させられてしまえば、どこに運ばれたのかも分からないまま連行され、次に意識を取り戻した時には通信機器などはすべて没収されていて、恐らく厳重な拘束が施されているだろう。
現実世界でそうなってしまえばもう完全に詰み。助けも来ないまま狂人達にいいようにされる、絶望の未来がサキを待っているーーーー

(そんなの絶対に嫌!!なんとかして入力だけでも終わらせないと……!)

端末を操作していない左手で男の手を掴んで抵抗しながら、必死に操作を続ける。

「粘るなあ。さっさと失神しちゃった方が楽ですよ?」
そう言いながら、男は首を掴んだまま、怪力でサキを持ち上げた。

「ぐげええぇぇ!?お゛…ごお゛っ……!!」

足が地面から離れ、体重が全て首にかかる。首吊りと変わらない状態が、サキの気道を完全に閉塞し、頸動脈を圧迫して脳への血流を低下させる。

「…が、ひゅぎぃ……え゛ぁ……!!」

息ができない。口を開けて息を吸おうとしても、ゴポゴポと水気のある音を立てるだけで、少しも肺に空気が行かない。

(ヤバイヤバイまじで……っ!!意識が……!)

窒息状態に陥ったサキは、痛みも忘れてめちゃくちゃに暴れまわる。

ジタバタ足を動かして男を蹴るが、男の方はビクともせずにサキの首を絞め上げ続ける。

「げっ……ぇ……っ…」

視界がどんどん暗黒に覆われていき、端末を操作する思考力も奪われていく……

(あと……少し…………で……)

あともう少し、ほんの少しだけ意識が保てば、元の世界に……。


スッ……
トンっ…!

「……っ?、…………?」

不意に、朦朧とする意識の中で、通信端末を持つ右手がポケットから引き抜かれ、手首に軽い衝撃が加えられる。
地面に軽量の何かが落ちる、乾いた音がした。
「…あ゛…ッ!そん゛……な゛ぁ……!」

遅れてその意味を理解し、絶望が広がっていく。

「抜け目がないのう、娘。」
耳元で、サキの右手首を掴んだ老人が囁く。
「……諦めない精神は大切じゃ。何かを諦めた時、人は輝きを失う。人生を諦めた者は、生きながらにして死んでいるも同じ。……それではつまらんから、お主は最期まで、希望を捨てるでないぞ。クックック……」

そう言いながら老人は、首絞めに抗おうとするサキの左手も掴み、両手をまとめて後ろで拘束した。

「うぐぅぅっ!?…が、ぐ…あ゛ぁ゛ぁ゛…!!」

抵抗する術を奪われ、男の手がサキの首にさらに深く食い込む。

取り返しのつかない事態に陥ったことを本能的に理解したのか、ここへ来てサキの意識は残酷なほどにクリアになっていた。
(マズいどうしよう、どうやって逃げる、いや無理ってなったんじゃん、あれ、でも助け呼んでない、あれなんで先に呼ばなかったんだろう、え、どうしよう、どうしよう、どうしよう…………!)
しかしどれほど意識がクリアになっても、この状況では何もできない。思考がショートし、パニック状態に陥ってしまう。
そんなサキの、暴れまわる両足首も別の男たちによって掴まれ、いよいよもって動きを封じられる。
(ヤバイ…落ちる……!待って!そんな……やだ……!こんな…ところで……私………!)


(…………誰…か……、……助け……て…………)

ついに誰かに助けを求めてしまうサキ。だが当然ながら助けなど来ない。安全とされる現実世界の任務では、サポート要員も派遣されてはいない。


トドメと言わんばかりに、男たちは握りしめたそれぞれの足を、強く引き下ろした。

「ぎゅぇえ゛え゛ぇぇぇぇっ……!!?……が、ひゅううぅぅぅぅ………………」

蛙を潰したような汚い悲鳴をあげたのを最後に、
「………………………」
サキは静かになった。
力が脱け、手足がだらんと垂れ下がる。
頚動脈に強力な圧迫が加わり、サキの意識は数秒で完全に刈り取られていた。
白目を剥き、だらしなく開いた口からは涎を垂らして気絶し、時折痙攣を続けるサキの身体を、首を絞めていた男はそのまま右肩に担いだ。

「想定より時間がかかってしまいましたが、ターゲットの確保、無事完了しました。」
「ふむ、皆のもの、ご苦労であった。皆のおかげで、今年も予定通り儀式を始めることができそうじゃ。さあここからが本番じゃ。各々、抜かりなく準備に励んでくれ。」
「「「了解。」」」


捕まってしまったサキは数分で意識を取り戻したが、万一意識を取り戻した時に備えて施された猿轡、目隠し、耳栓、手枷、足枷、その他身動きが取れないようにするために全身に施された多数の緊縛により全く身動きが取れず、トランクに詰め込まれてどことも知れず連行されてしまうのだった。


サキが襲われた場所には、破壊された通信端末の残骸だけが残されていた。


631 : 名無しさん :2019/03/20(水) 01:07:38 ???


……数時間後。


「いよいよですね、ボス。」
「ああ、そうじゃのう。まもなく今年も終わりじゃ。今年の儀式も、色々あったわい。」

年末の風物詩、除夜の鐘。巨大な鐘を前にして、男たちは、今年一年で起きたことを思い返していた。

色々あったが、男たちはこうしてまた来年を穏やかに迎えることができる。
…犠牲となる1人の少女のおかげで。

鐘をよく見ると、鐘の側面に縛り付けられた人影を確認することができた。黒い上着の下、白いブラウスはお腹のあたりだけを露わにするように捲り上げられ、透き通るように白く、柔らかかった、少女のくびれた腹部は外気に晒されていた。

ブラウスは、少女の体液でぐしゃぐしゃに汚れていた。おびただしい量の汗や涙、鼻水、吐瀉物、そして吐血。儀式の凄惨さを、この汚れた着衣が物語っている。儀式によって、少女は少女の中にあるあらゆるものを絞り尽くされていた。

少女の腹部は最も悲惨だった。お腹の表面はボコボコに凹み、細かったウエストがさらに半分ほどの厚さに潰れてしまっている。内出血によって青黒く変色し、ところどころ皮膚が裂けて血が流れている。

少女の内腿も、血で赤く濡れていた。スカートに覆われているためはっきりとはわからないが、どうやら股間からも流血しているようだった。
下腹部への執拗な殴打によって、生殖を司る器官も破壊されてしまっていた。

撞木による蹂躙は、腹部のみに留まらなかったのだろう。腰骨がいびつな形状に歪んでいた。
およそ100 kgの撞木によって、体の表面から触ってわかる骨盤の硬い部分、左右の上前腸骨棘と恥骨結合の部分を集中的に殴打されたのだった。骨に直接響く撃力により、骨盤の面の広い部分はヒビだらけになり、比較的細い部分は粉々に粉砕されていた。骨盤を砕かれる痛みは、筆舌に尽くしがたいものだっただろう。

少女のふとももには、血以外にも体液が滴り落ちた痕が残っていた。物理的な圧迫によるものか、恐怖心からか、あるいは想像を絶する痛苦によるものか。ふとももをつたって落ちた血とその液体は、ニーソックスに染みをつくっていた。

意識のない少女は項垂れていて、表情を伺い知ることはできない。だが、俯いていても、�茲に残る無数の涙のこぼれた跡は確認することができた。

「そろそろ年明けじゃ。日付が変わる瞬間に、我々の今の煩悩を解き放ち、生贄の魂を新たな煩悩として、我々の中に迎え入れ、閉じ込める。こうすることで我々はまた一年、新鮮な煩悩を持って日々の生活を安寧に送ることができるのじゃ。」
「はい。今年もここまでの儀式の過程により、新しい煩悩も十二分に成長しております。来年も心の中でこの生贄を毎日甚振り尽くすことができるでしょう。最後の音色が加われば、もう完璧かと。」

電極板を持った男が、サキの腹部から電極板を胸と衣服の間に挿し入れて、左右から胸部に押し当てる。
バチバチバチバチッ!
「ひぎぎいいいいぃぃっ!!」

音と光が見える程度には強力な電撃が、サキを無理やり覚醒させる。
幾度となく、こうして弱った心臓に直接刺激を与えられ、死にかけの状態から蘇生させられてきた。
107発という、常軌を逸した回数全身を撞木で打ち抜かれてもサキが生きているのは、男の中に医療技術と医学知識に秀でた人員がいたからだった。
ギリギリ死なず、心もギリギリで折れない、だが1発でも食らえば心が折れそうな、絶妙な威力に調整して、生贄の悲鳴とリアクションを絞り出していくための要員。
必要に応じて様々な薬剤を投与しての延命処置も行われたため、辺りには無数の注射針が散乱していた。
失血によって意識が朦朧としてきても、よくわからない薬物を注入されると瞬時に心臓の拍動が異常に早くなり、呼吸も早くなり、感覚が鋭敏化して、意識レベルを取り戻させられる。
このようにして107回、サキは1発の無駄もなく、その身に苦痛を刻み込まれてきたのだった。

「さて、これで最後じゃ。あと一発。これにもし耐えられれば、お主の勝ちじゃ。我々は自首し、お主のことは解放してやろう。」


632 : 名無しさん :2019/03/20(水) 01:08:42 ???
「あと……一回…………」

抵抗する術がないため、「除夜の鐘の108回の撞木による突きを腹に受けて、最後まで心が折れていなければ解放する」という、守られるかもわからない条件を飲まされ、サキは責めを受け続けてきた。

見た目以上にこの木の棒は重く、背後にある青銅の塊は揺れ動かなかった。
1発喰らうごとに腹部が押し潰され、衝撃による激痛と窒息感、胃の内容物が押し上げられてくる感覚に襲われた。
一回一回が地獄の苦しみだった。

だがそれでも。
サキはスパイとして、王下十輝星の一員として、拷問に耐えるための壮絶な訓練を受けてきた。
痛みに馴れることはできないが、痛みを耐えるための心の強さは鍛えることができる。

どれほど痛くても、泣き叫んだとしても、自分が痛みに屈することはない。
その気概で、ボロボロになりながらも何とかここまで耐え忍んできた。

俯いたままのサキの目に、消えかけていた光がわずかに戻る。
体はグチャグチャにされてしまったが、心はまだ壊れていない。
107回も打たれたせいでもうだいぶ馴れた。どこを打たれても、きっと耐え切れる。
あと1回なら、耐えられる。


「なっ……」

決意を新たに顔を上げたサキの目に飛び込んできたのは、今までの撞木よりひとまわりもふたまわりも大きい撞木だった。

「最後は鉄芯入りの特別サイズじゃ。太さは今までの2倍、重量はおよそ5倍になっておる。」

「…は……?いや、そんなの…耐えられる…わけ……!」

芽生えかけた希望が急速に枯れていく。
新しい木は、サキのウエストと同じかそれ以上に太かった。
107発を耐えきったこの時点での問題は、もはや精神的に耐えられるかというより、肉体的に耐久しうるかの問題になってくる。
下半身の感覚が薄れてきている今、さらに重い一撃を喰らうのがどれほど危険なことか、考えるまでもなく体が無理だと訴えてくる。
そもそも視覚的にこれに直撃されて無事で済むはずがない、とすぐにわかるサイズ感。

「では行くぞ。」

筋骨隆々の男が吊り下げられた重い撞木を大きく引く。

「や……ちょっと……待っ……!!」

心の準備がつかないサキに向かって、超巨大サイズの撞木が勢いよく振りこまれる。

「ひっ!?い、いやああああああぁぁぁぁーーっ!!」

迫り来る巨大な撞木を見て、目に涙をたたえ、純粋な恐怖から来る悲鳴をあげるサキ。
そんな様子にも容赦なく、撞木はサキの腹部を打ち抜いた。

ドゴーーーンッッ!!メリッ!ブチブチッ!!グチャッ!!

108回目の鐘の音が、響いた。

「ごばああぁぁぁっ!ゔわ゛あ゛あ゛あ゛あ゛ぁ゛ぁぁぁぁぁぁーーーーー!!」

打たれると同時に大量の血を吐き、サキは獣のような悲鳴をあげた。

急速に体温が低下していく。

「あぁ……うそ……いやあっ……!」

撞木は、腹部を貫通していた。
下半身の感覚を全く感じられなくなった。
ズルリ…
サキの腹部から撞木が抜き出される。
抜かれた後には、大きな穴がポッカリと開いていた。
ブチッ…ブチブチッ…!
「あ゛……!嫌!!いやあ゛あ゛ぁ゛ぁぁぁぁぁ!!」
穴の両端の皮膚だけでつながった下半身が、それ自体の重さでずり落ちていく。
穴の断面からは、ぶつ切りにされた大動脈から鮮血が噴き出していった。
「ごぼぼ……ごぽっ……!」
ドサッ……
(私……ここで死ぬ……のね……)
地面に落ちた自らの下半身と、噴き出す鮮血を見て、サキは己の死期を悟った。鮮血が漏れ出ていく様子が、自らの命が失われていく様子に重なって見える。

徐々に音は聞こえなくなり、視野は狭まっていく。

(ユキ……ごめん…お姉ちゃん、もうユキを助けられない……。ごめん……本当に、ごめん……ね……)
散々流れた痕を伝うように、�茲を一筋の雫が流れ落ちた。


もう、何も感じない。遠のいていく意識に身をまかせ、サキは静かに目を閉じた……


633 : 名無しさん :2019/03/20(水) 01:12:09 ???
……

プスッ…


「……?」

薄れていく意識の中で、首筋に針が刺されるのを感じた。

……それは、この一時間ほどの間に、何度も何度も注射針を刺された場所。

「っ!!!ぐっ!?あ゛あ゛っ!」

血管に薬物が注入される感覚…そしてその直後から、心臓の鼓動が早くなり、途切れかけた意識が回復していく。
呼吸が早くなり、全身の感覚が鋭敏化する。
その効果は当然、痛覚にも作用し…
「い゛っ!?ぎぃ゛や゛ぁ゛あああぁ゛あぁあ゛ぁーーっ!!!ー〜ーーッ!ーーーーッッ!!だずげッ!!〜ーー〜ッ……!!もお゛っ!!殺ッ゛、ーーー〜ッ゛ッ!!!」

抉れた腹部からの激痛が、抑制されることなく脳髄を貫く。
脳血流が無理やり維持されているために、意識を飛ばすことができない。
とはいえ、腹部からの失血により血液の循環量はどんどん減っていく。脳へ送る血液が枯渇すれば、意識は完全に暗黒に落ちる。
血がなくなるまではわずかな時間しかない。

しかし、そのわずかな時間の間、サキは生きながらにして、地獄を味わった。
いまだかつて経験したことのない、肉体を真っ二つされる痛み。
不可逆的な欠損による、いくら耐えても終わることのない痛み。
その痛みがなくなる時には、自分の命も尽きているという、耐える意味を見いだせない痛み。
それらを増幅され、気絶すら許されずに体感させられ続ける。

「だずげでっ!!だずげでえええぇーーーーっ!!!も゛お゛ぉ゛っ、む゛ッ、り゛ッ!!殺してッ!!!は゛や゛ぐごろじでえええええぇぇぇぇぇぇぇ!!!!うわああああああああああああああ!!!!」

なんとか折れずにいたサキの心は、あっという間に粉々に砕け散っていた。

命が潰えるまで、永遠にも思われる痛苦が絶え間なく襲い続けるーーー

「い゛やああぁあ゛あああ゛あ゛あ゛ぁぁ゛ァァァァーーーーッ・・・・・・!!!」

獣のような断末魔を上げながら、サキは上半分のみとなった身体を激しく身悶えさせ続ける。

「ガ・・・ア゛・・・ア゛ァア゛ア゛ッ!!!」

ひときわ大きく痙攣し、大きく仰け反ったサキは、後頭部を強烈に後ろに打ち付ける。

ゴーーーンッ…

頭蓋が割れるような勢いでぶつかった衝撃により、もう一度鐘が鳴った。

「あ゛・・・・・・」


それが最後だった。

その鐘の音を境に、サキは全く動かなくなった。

鎖が解かれ、少し前までサキだったものが、血だまりの中に落下する。

ゴシャッ…!
重力に従って顔面から地面に倒れ込んでも、もはやなんの反応も示すことは無かった。

「ふむ。素晴らしい儀式じゃった。根っこのところで芯が強い、良い生け贄であった。最期の絶望に染まった顔まで含めて、今回も大成功じゃったな。今年も良い年になりそうじゃ。」

老人はそう言うと、倒れ伏すサキの残骸を蹴り転がして、顔が見えるようにする。
意識による支配を受けない両腕が、無造作に投げ出される。


断末魔に震える凄絶な表情のまま、サキは事切れていた。


「いい表情じゃのう。こやつの生首も洗って固めて保存するとしよう。」
「例年通り、この子が来てた上着とブラウスとスカート、ローファーとニーソックス、あとこの子が身に付けてた下着は全部僕が貰って保管しておきますね。あとで楽しむ時捗るので。」
「下半身は今からみんなで楽しみますかね。上も中々にいい身体してますね。セットで楽しめそう。」
「意識の通ってない指でちんこを掴ませるのがこんなに気持ちいいとは思いませんでした。この子の両手は、今年は自分が貰ってもよいでしょうか。」

男たちは報酬の分配をするように、それぞれが殺害した少女の何を奪っていくかを話し合う。
身勝手な欲望のために命を奪われたサキは、人としての尊厳までをも容赦なく奪われていく。

「硬直が始まる前に楽しみたい気持ちも分かるが、まずは首を切断せんと。なるべく今の美貌をそのままに固定したいでな。」
「承知しやした。」
大型のナイフを手にした男が、絞められた痕の残るサキの首に刃を突き立てる。
ザクザクと音をたてて、サキの首は刈り取られていった。
「終わりやしたぜ。」
上半身とも分離されたサキの生首。
そこから、ボロボロになった蝶の髪飾りが割れ落ちた。
髪がほどけ、下ろした姿になる。

「お?彼女の髪留め、割れちゃいましたぜ。せっかくかわいかったのに残念すね。」

「ふぉふぉふぉ、破壊されたものの美しさというものもあるのじゃよ。」

サキがいつも着けていた蝶の髪留めは血だまりに落ち、真っ二つに割れていた。

その横で、サキは汚され、バラバラに解体されていった。
奪われ尽くされた後には、何も残っていなかった。


634 : 名無しさん :2019/03/20(水) 01:21:24 ???
以上になります
長々と失礼しました
やられキャラの魅力を引き出せるようもっとうまく書けるようになりたいと願う今日この頃
同時に本編でもサキちゃんがもっと酷い目に遭うことを切に願う今日この頃
あと、自分が書いたものを上げるのってクッソ恥ずかしいですね……
今後も楽しみにしてます


635 : 名無しさん :2019/03/20(水) 01:35:15 ???
滅茶苦茶いい……!長編乙です!
サキは悪役特有の調子こいてたらボコボコにリョナられる…みたいなのも合うし、家族愛はあるから良い子なのにリョナられちゃって可哀想…みたいなのもできて万能だね
あと、自分が書いたものを上げるのが恥ずかしいの分かります…アルガスの時にサキには妹がいて〜とか滅茶苦茶設定盛ったのとかも、たまに読み返すと滅茶苦茶恥ずかしい…


636 : 名無しさん :2019/03/20(水) 02:23:52 ???
そして勢いで続き書いた。
ユキの治療云々は時系列がややこしいことになってしまったが、まぁ今も色々されてるということで。
>>450で王様が帰って来てるかのような台詞をスネグアに言わせちゃったけど、普通にミスだったわ


637 : 名無しさん :2019/03/20(水) 20:04:00 ???
サキリョナあぁ〜いいっすねぇ〜
ふつうにクオリティ高いわ……ソフトリョナもグロも両方楽しめましたよ
違う世界で取り残されたっていう絶望感も良です!

俺のスピンオフいつできあがるかなあ!


638 : 名無しさん :2019/03/21(木) 19:09:51 ???
イヴはせっかくの雑魚キャラだから普通のモブモンスターと戦わせるべきだったかもしれない
…と、既存キャラの動向を優先して桜子を出してから思う今日この頃


639 : 名無しさん :2019/03/21(木) 19:19:49 ???
>>625-634
大変乙でした!
本編読んで「あー、サキって何だかんだいい子だよなぁ……」って思った直後だったので余計にグッときましたわ
自分もスピンオフ的なの書いてみようかな……


640 : 名無しさん :2019/03/22(金) 01:42:35 ???
>主要キャラ一通り洗脳しちゃったし、なんかこー、捕虜の子達の新しい遊び方考えてよ!
とのことなので、洗脳されたキャラをまとめてみた。

唯→妖精の服に操られてノワール(瑠奈)と激闘を繰り広げた。
瑠奈→王に屈服して唯を滅茶苦茶に責める。ノワールに体を乗っ取られる。
アリサ→復讐に囚われるのも一種の悪堕ち?ノワールに体を乗っ取られる。
鏡花→ノワールに体を乗っ取られる。

桜子→右腕を魔物に改造された際に、正気をなくす。
スバル→全身を魔物に改造されて悪堕ち。

サキ→ノワールに体を操られる。元から悪サイドだから厳密には悪堕ちではない?
ヒカリ(エスカ)→王に洗脳され、エスカとしてトーメント王国に協力する。

舞→教授にチョーカーで操られる。Dに機械で闇堕ち洗脳される。アイリスに刻印を刻まれて奴隷化。
エミリア→サキに邪術で奴隷にされ、ライラに操られる。
ユキ→教授に機械化改造されて悪堕ち。加えてトーメントクリスタルの影響もあった。

カレラ、フェラム、アコール、リッテ、シュリヤ→ダークアウィナイトで操られる。フェラムはノワールにも体を操られる。
フウコ→ノワールとフースーヤによって、死体を無理矢理蘇生させられて悪堕ち。
真凛→ライラに邪術で奴隷にされ、後にサキを乗っ取ったノワールにも操られる。
メル→ミシェルが気づけ薬代わりに飲ませた麻薬によって、スネグアに服従。

アゲハ→カゲロウによって暗部に入れられ、暗殺者に仕立て上げられる。
ミゼル→パンプキンビーストに体を乗っ取られる。
レイナ、アリス、エリス→アイリスの刻印で連鎖堕ち。

ライラ→実はヴェロスに体を乗っ取られていた。

こう見ると悪堕ちしたり洗脳されてる奴多すぎィ!
彩芽はともかく、サラがまだ操られてないのはちょっと意外かも。


641 : 名無しさん :2019/03/23(土) 03:22:30 ???
まとめおつおつ!
こうして見るとやっぱ洗脳シチュ結構あったんだなあ
てかノワールさん荒ぶりすぎ問題w


642 : 名無しさん :2019/03/24(日) 20:32:29 ???
唯までルミナスに行くとバラバラ修行展開の意義が薄くなるかも+主人公勢がシーヴァリアと全然絡みないのの解消ということで、こんな展開に


643 : 名無しさん :2019/03/29(金) 15:45:15 ???
気づいたら全然書いてなかったので、とりあえず書こうということでこんな感じに


644 : 名無しさん :2019/03/31(日) 16:37:21 ???
「家族3人で旅行なんて、いつぶりかしらね」

「……戦争が終わったら、何度でも行けるわよ」

サキは家族と共に、ヨハンの紹介で月下庭園へ来ていた。ユキの車椅子はサユミが押しており、庭園内を散策しながら周囲の美しい花々を楽しんでいる。

しかし、車椅子に乗っているユキの顔色は、先ほどから暗いままだ。

「ユキ、大丈夫?やっぱりスネグアの奴になにか……」

「姉さん……ここを紹介してくれたのは……ヨハンさん、だよね」

「……?そうだけど……」

重い表情のまま意外な名前を出すユキに、サキは怪訝そうな顔をする。

「姉さん……あの人を信用しちゃだめ……あの人は、悪い人だよ」

重い空気を感じ取ったサユミは車椅子を止める。ユキは俯いて、僅かに震えながら言葉を絞り出す。

「ユキ……それを言ったら、私だって悪い人間よ……でも、私は自分と家族のためなら……」

「違うの……そういう、ことじゃなくて……あの人は、姉さんを……お姉ちゃんを利用してる!私、思い出したの!あの時……!」

顔を上げたユキが、必死にサキに何かを伝えようとした時……




「……また会いましたね」

「あんたは……オカマ!?」


★ ★ ★

「あれは、リンネ……!?まずい!」

サキが家族で過ごしているのを邪魔するのも悪いと思い、別れてから合流しようと彼女たちを遠くで見ていたリザは、突然現れたリンネを見て焦る。

そして……


「あれは、リゲル……!?拙いです……ってあれ?」


そのすぐ近くで、同じように遠くからリンネの様子を伺っていた少女……アリス・オルコットとリザの目があった。

……アイリスの術から解放された後、アリスは総帥からの命令で、ヒルダの件で憔悴しているリンネが、何か妙な気を起こさないように彼を監視……というより見守っていたのだ。


そんなこんなで結構無理のある強引な展開により、サキとリンネからは上手いこと気づかれないくらいの位置で、リザとアリスは鉢合わせした。

「お前は……!?」

「アウィナイト……まさか931号さんの報告にあった、スピカ……!?」

金髪青目から、一瞬同じアウィナイトかと思ったリザだが、サキからの報告でシックス・デイのメンバーのことは聞いていたこと……そして、以前暗殺した政務官と顔立ちが似ていたことから、瞬時にアリスがナルビアの人間であると判断する。

そしてアリスもくさそうの人から聞いていた情報により、目の前のアウィナイトがトーメント王下十輝星の暗殺担当……つまりは母の仇であることを理解した。


「あまりに予想外な遭遇戦ですが……リンネさんを守るため、そして母の仇を討つため!覚悟してください!」


645 : 名無しさん :2019/03/31(日) 17:41:49 am.BVQS6
すまんなあ
こっちの展開だともうユキが気づいてる感じなのね
俺が書いたやつは引っ張らせて思い出した!って感じにしようとしてるけども


646 : 名無しさん :2019/03/31(日) 17:51:46 ???
タッチの差もリレーの醍醐味やで
まぁ展開的に盛り上がるのは引っ張った方だと思うし、却ってよかったかもな


647 : 名無しさん :2019/03/31(日) 18:55:54 ???
ということで多少手直ししつつ投稿
アリスちゃんはなんつーか負けヒロインかわいい感が溢れ過ぎてて……ね


648 : 名無しさん :2019/03/31(日) 23:27:01 ???
またリザが不運発動させてるのでリョナりたくなっちゃった
いつも逆境でかわいそう……


649 : 名無しさん :2019/03/31(日) 23:33:48 ???
最近は姉に否定されるとか単純に強キャラと戦うとかのストレートなリョナが多かったから
こういうタイミング的な意味で不幸発動するのは地味に久しぶりな気もする


650 : 名無しさん :2019/04/03(水) 01:31:08 ???
なすすべない感じです
サキちゃん〜はやくきて〜はやくきて〜


651 : 名無しさん :2019/04/04(木) 22:23:16 ???
すまねぇ、カプ厨ですまねぇ…


652 : 名無しさん :2019/04/05(金) 02:07:46 ???
一回ディープキスさせられてるからなぁ
そりゃあ惚れてまうやろ……笑


653 : 名無しさん :2019/04/06(土) 14:17:06 ???
リザ毎度毎度女の子とは思えない頑丈さですごい
まあ勇者の一族らしいからなぁ


654 : 名無しさん :2019/04/06(土) 14:55:08 ???
例によってタッチの差だったせいで、リザは反撃の目を潰され追加で痛めつけられてしまったのであった…
そして今度はアリスが窮地に


655 : 名無しさん :2019/04/06(土) 15:14:03 ???
投降時間でも運の悪さを出してくるのはさすがに草w


656 : 名無しさん :2019/04/06(土) 15:22:59 ???
リザちゃんほんと持ってるわ


657 : 名無しさん :2019/04/06(土) 23:27:55 ???
リザ&アリスリョナすばらc


658 : 名無しさん :2019/04/07(日) 05:25:10 ???
アリスちゃんぺろぺろ


659 : 名無しさん :2019/04/07(日) 11:19:15 ???
エロ漫画の主人公みたいな能力やなぁミイラ男はw


660 : 名無しさん :2019/04/13(土) 13:58:44 vhm2LbI6
リザやアリスがリョナられる一方、サキさんは男を捕まえていた
しかしリンネと情報を共有するという、バレたら滅茶苦茶ヤバい状況にも身を置いている模様


661 : 名無しさん :2019/04/13(土) 23:14:37 ???
サキも裏切りフラグで危ない位置になったなぁ
色々と楽しみですねぇ……


662 : 名無しさん :2019/04/13(土) 23:26:53 ???
想い人と敵の女のディープキスを目の前で見せつけられて
精神的にとどめ刺されるアリス…見事な負けヒロインっぷりだわ


663 : 名無しさん :2019/04/16(火) 01:27:58 ???
本編もそこそこにスピンオフ書いてるんだけど、詰め込みすぎた結果長すぎてやばい
今週末にはできあがらせたいが……


664 : 名無しさん :2019/04/18(木) 23:56:00 18mEzTtA
祖母の友達の妹の婚約者の兄の行きつけの店のマスターの常連客の悪魔って、最初期の頃にチラッと出た謎のクレラッパー関係か!
懐かしいなぁ

続きが気になりつつも「リンネとサキ急にくっつけ過ぎたかなぁ」とも思ったので、その後の様子的な話でちょっと補完


665 : 名無しさん :2019/04/20(土) 13:06:39 ???
スピンオフにwktkしつつ、サラの過去編的な感じで投下
本編キャラとの因縁とかいろいろ詰め込みたいけど、なるべく簡潔にしたいしリョナいシーンは入れたいしでこんな感じに


666 : 名無しさん :2019/04/21(日) 07:17:35 ???
祖母の〜は俺が頭空っぽで作ったやつや懐かしいww
そんでスピンオフなんですが、この2日で仕上げようと思ったのに金曜の夜から発熱で死んでるんで書けてねえすまん……


667 : 名無しさん :2019/04/21(日) 12:05:52 ???
お大事にやでー

そして興が乗ったので助けが来た後も犯される過去サラであった…
ちなみに蟲女の意味深な言葉の意味はまだ考えてない()


668 : 名無しさん :2019/04/26(金) 22:31:33 ???
やっとやすみやー風邪も治ったしバッチェ書いていきますよ僕うう


669 : 名無しさん :2019/04/26(金) 23:33:59 ???
復帰おめ!
スピンオフも楽しみにしてますが、病み上がりですしご無理はなさらぬよう…

とりあえずかわりにマリアさんに転がってもらいましょうねゲヒヒ


670 : 名無しさん :2019/04/27(土) 12:20:56 ???
そういえばクレラッパーの黒いやつって前にもいたやん と思って設定を微妙に改変
はたしてマリア先輩はこの先生きのこることができるのか
くえらっぱーがんばえー


671 : 名無しさん :2019/04/29(月) 18:57:37 Ft2dXROU
ほぼほぼドラゴンボールとヒロアカのパクリですね、はい


672 : 名無しさん :2019/04/30(火) 11:04:34 ???
なかなかスピンオフ終わらないww
早く本編も描きたいのにいい


673 : 名無しさん :2019/04/30(火) 19:04:11 ???
>>672
スピンオフ途中に気分転換で本編書くとかでもいいと思うの

スピンオフにwktkしつつ、サラ過去編がひと段落
ゲームオーバー一歩手前で初期レベルに戻されて
一人敵地深くに放り出されたサラの運命やいかに


674 : 名無しさん :2019/04/30(火) 20:15:11 ???
早く終わらせたくてなあ まあ明日ちょいと本編も書くかな
サラパートもありがとううう


675 : 名無しさん :2019/05/01(水) 15:48:09 ???
あ、別パートとは言え投稿被っちゃった


676 : 名無しさん :2019/05/04(土) 20:09:29 ???
ミシェルやられるフラグ立ってるw
ミシェルって子供っぽい感じだけどスタイルとかどうなってんのかな
外見白衣だからわかりづらそ


677 : 名無しさん :2019/05/05(日) 16:21:27 bOjShCGI
スピンオフに煮詰まり、本編に手を出す
なんか致命的な矛盾があって修正めんどすぎてな……ww


678 : 名無しさん :2019/05/05(日) 23:34:33 ???
スピンオフ大変そうですね…多少矛盾あっても問題ないんじゃね()
そして自ら墓穴を掘る交渉をするミシェルさんのこの後の展開に勃起を禁じ得ない


679 : 名無しさん :2019/05/10(金) 07:19:41 ???
久しぶりのノワールさんじゃないっすか!
胸のボリュームはノワールから見て「少々物足りない」ってことは、一応そこそこはあるのかな

そして最近環境が変わったのと五月病のコンボで全然書けてなくてすまねぇ……


680 : 名無しさん :2019/05/10(金) 23:21:35 ???
どちら様も大変そうで…書ける時にゆっくり書く でいいと思いますわー

ミシェルは胸元のリボンのせいか、中身のボリューム控えめそうな印象
姉のエミルの方が肉付き良さそう

幼い頃のミシェルの体型を元に地獄の絶壁を造った とか無駄に妄想


681 : 名無しさん :2019/05/16(木) 01:09:23 ???
>>678
とりま矛盾だけ除いて省略中したものを上げる予定ですわ

五月病つらいよね……
そろそろ主人公達の話でも進めてみようかねぇ


682 : 名無しさん :2019/05/18(土) 08:00:10 ZB1B8kUs
早起きしたのでさらっと投下
唯ちゃん可愛いよぺろぺろ


683 : 名無しさん :2019/05/18(土) 11:04:12 ???
ミライとエールも久しぶりだなぁ
唯とリザは、やはり直接対決する事になるのだろうか

このまま和やかに修行を終えるのもいいけど、なんか一波乱欲しいですねフヒヒ
こうなったらリザの時に出来なかった学園編を…(遠のく最終決戦)


684 : 名無しさん :2019/05/18(土) 11:57:45 ???
学園編って話も出てたなぁそういえば
あの時は展開潰してすいやせんっした


685 : 名無しさん :2019/05/18(土) 14:09:15 ???
ええんやで(単に制服着せたかっただけなので)

リンネの幻覚に、その辺の名残が残ってたりする


686 : 名無しさん :2019/05/27(月) 02:17:30 Too6jiqw
あぁ^〜レズキスエロすぎるんじゃあ〜^


687 : 名無しさん :2019/05/27(月) 23:25:17 ???
強めの快楽に悶えるみしぇるん…たまらないです
どんな結果になるのやら


688 : 名無しさん :2019/06/01(土) 02:46:48 ???
一方的にヤられまくりのみしぇるん 触手服はえろいよね
ボスvsリゾットみたく善戦させたりもしてみたかったけど、触手服はえろいから仕方ないよね


689 : 名無しさん :2019/06/13(木) 08:35:36 ???
久しぶりに投稿だぜ
またちょっとずつ進めていきたい


690 : 名無しさん :2019/06/15(土) 00:28:24 0SUNWXdg
おれもおれもー
どんどん進めていこうぜぇ……

そしてスピンオフ楽しみにしてくれてた人ごめん……スランプ抜け出したら書くから許してな……


691 : 名無しさん :2019/06/16(日) 11:24:49 ???
俺もれも

サブキャラの話とかいろいろ書きたくもあるし、
大戦もするする詐欺にならんように進めたい所だけど、なかなか時間取れないのよね…


692 : 名無しさん :2019/06/16(日) 19:23:49 ???
いよいよデブ共の魔の手が唯とミライのほんわかコンビに迫る…


693 : 名無しさん :2019/06/22(土) 17:28:54 ???
穏便かつスムーズな流れで
敵が増えて分断されて武器を失って魔法を封じられたほんわかコンビの運命やいかに……


694 : 名無しさん :2019/06/22(土) 22:18:20 RxCFKZOo
久しぶりに彩芽の引きこもり属性を発揮させてみた


695 : 名無しさん :2019/06/25(火) 12:51:34 ???
唯とアリサ真面目に修行してるのに彩芽ぐうたらしててわろた


696 : 名無しさん :2019/06/30(日) 13:48:22 ???
ぐーたら三姉妹時代はアイベルトとガチでやり合ってたし、この位強くても良いかなと思った


697 : 名無しさん :2019/07/01(月) 02:20:22 n.0ugciM
アイナについてもいろいろ進めておかないとなぁと思ったらリザとシアナが喧嘩した……
でも喧嘩ってドラマっぽくていいよね書いてて楽し


698 : 名無しさん :2019/07/06(土) 12:11:03 ???
サキは口ではなんやかんや言いつつ、ガッツリはまっちゃうタイプだな…


699 : 名無しさん :2019/07/07(日) 17:37:49 ???
とりあえずサラとジェシカも少し進めてみた


700 : 名無しさん :2019/07/07(日) 23:03:06 ???
「その制服……ヒーラー見習いのガキかよ」
「すっこんでろどチビが。お前も同じ目に遭わせてやろうか?」
着ている服は、騎士養成学校の初等科の制服。ヒーラー志望なのか、その上に白いローブを羽織り、手には杖を持っている。
杖は異常に長く、ローブは裾を踏んづけてしまいそうなほど長い……
…ように見えるが、これは彼女の背が小さすぎるためで、実際にはどちらも標準サイズ。
表情は乏しく、常に睨んでるような眠気と戦っているような、なんだかぼんやりとした雰囲気の眼をしている。
俗にいうジト目である。

「それ以上やると死んじゃうです……模擬試合に負けたからって、腹いせは良くないです」
「あー?誰が何に負けたって?」
「……剣術の試合は、先に剣で有効打を決めた方の勝ち、です。そっちのお姉さんのほうが、先に三人に攻撃を当てた、です」

「ほーん………なんかムカつくガキだな」
「つーか、だから何?あんなん、剣術の試合でもなんでもねえ」
「そーそー。あたしら、ただサンドバック虐めて遊んでただけだっつーの!」
「そう、ですか。試合なら、邪魔しちゃいけないと思って見てましたが……
……そうじゃないなら、うちがまざっても、文句ないです、ね」

「んだとぉ?……面白ぇ冗談だねぇ、お嬢ちゃん……ひっひっひ」
「そんなに言うなら、お前もりょなばたしてやんよ……名を名乗りな。短冊に書いてやっからよ」
「…うちは………」


【ルーア・マリンスノー】
聖騎士学校の初等科に通う11歳の少女。
同年代の少女と比べても背は低く、いつも眠そうな眼、腰まで届く長い髪…などが特徴。
争いは好まない性格だが、いざという時は祖父から仕込まれた攻撃魔法と棍棒(杖)を使った戦闘術で戦う。
一人称は『うち』で、どんな相手にも丁寧な口調。語尾にはだいたい「〜〜です」がつく。


(ビシュッ!!)
小さな少女が杖を構え、近くに居たソルト目掛けて、目にも止まらぬ速さで突きを繰り出した。
その速さは、先程のミライと同等位か。
鋭くきれいな一撃。とは言えそれだけでは、ソルトの脂肪にはダメージが与えられないが……。

「てめえ、何しやが……」
「……ヌルインパクト」
(バシュッ!!)
「っんぶおおおおおおっ!?」
少女は攻撃の瞬間、至近距離の対象を吹き飛ばす、無属性の攻撃魔法を発動した。
打撃と合わせる事で威力を増大させた攻撃魔法が、ソルトの巨体を大きく吹き飛ばす。

「なっ!?ソルトォォォ!!」
「てめえ!!ぶっ潰してやるぁ!!」
吹っ飛ばされ、一撃で気絶したソルトを見て、怒り狂ったシュガーが電撃剣を振り下ろす。
先程ミライが体験した通り、受けるだけでも戦闘不能になりかねない危険な一撃である。

「実戦なら……攻撃魔法もアリ、です。ウォーターインパクト」
(ドバッ!!)
「おぶあああああっ!?」
だがシュガーの剣が振り下ろされる前に、少女は杖から水属性の攻撃魔法を発動。
杖から激しい水流が飛び、シュガーの身体を吹っ飛ばした。


701 : 名無しさん :2019/07/07(日) 23:06:34 ???
本スレに書くやつ誤爆してしまった……orz

そして、この期に及んで新キャラ出してしまう奴


702 : 名無しさん :2019/07/08(月) 01:27:46 ???
久しぶりに新キャラやねぇ やっぱ新しいキャラが来るとテンション上がりますわ

礼儀正しい敬語ロリは、悲鳴がロリによくあるふざけたやられ声とかじゃなく、普通にエロいことが多いので好きです
この世界の女の子は寧ろ見せ場とも言えるリョナシーンでふざけたりすることはないが


703 : 名無しさん :2019/07/09(火) 01:25:50 ???
というわけで活躍してもらおうということですよ
そして必然的に3枠新キャラが……w


704 : 名無しさん :2019/07/09(火) 20:26:26 dAmSNZ3M
人様が作ったキャラに設定盛り込んでしまった……すまん……


705 : 名無しさん :2019/07/10(水) 00:20:48 ???
新キャラも書きたいけど、中途半端に終わってた唯の方を区切り良いところまで進めてみたぜ
決死隊的なキャラを色々考えるの楽しいです


706 : 名無しさん :2019/07/15(月) 22:46:53 RLxj0IXk
ラスボス前ぐらいまでイベントを進めると、いつの間にかフィールドエンカウントの魔物が強くなってる現象


707 : 名無しさん :2019/07/15(月) 22:56:55 ???
新キャラチラ見せ


708 : 名無しさん :2019/07/17(水) 00:21:40 ???
やっと鏡花と水鳥が再開かぁ 長かったねぇ…

水着回もやりたい、本筋も進めたい、ハヤクリョナリタイ、現行で終わる気しないのぜ


709 : 名無しさん :2019/07/20(土) 13:51:18 ???
あ、途中で変な没セリフ入ってた……やっぱ投下前に確認しないといかんな
>「瘴気に汚染された土地を浄化し」
>「一日女王代理ってわけか……リムリットと違って、女王っぽさがまるでないわね」

そして海鮮丼は……ドウシヨウカナー


710 : 海の日IF :2019/07/23(火) 01:22:02 ???
「一体どうしてこうなった……です」
臨海学校にやって来たルーアは、何者かの邪悪な陰謀によって、海辺の洞窟に一人閉じ込められてしまった。

足元は膝下までつかる海水。動きづらいのはもちろんだが、魔物の気配をそこかしこから感じる。
入口は遥か頭上。周囲の岩壁はほぼ垂直に近く、とても登れそうにない。

幸い愛用している魔法の杖は手放さずに済んだものの、それ以外の持ち物は水着一枚のみ。
なのだが……
「どんな水着だったか、思い出せない……どういうことです?……うちが、今まさに着ているはずなのに……」
普通のスクール水着だった気もするし、最近知り合った高等部のお姉さんが
「これなんか似合うんじゃないかな!」って無理矢理渡してきた水着だった気もする。

「なんだか時空の歪みを感じる……です」
量子的揺らぎのアレコレで世界線が固定されていないため、水着の種類も確定していない……
つまり、書き手やシチュによって変化する可能性がある、という事だ。
さながら一度に様々な具が楽しめる海鮮丼のように。

「わけがわからないですが……とにかく、出口を探さないと」
無数にある分かれ道の一つを選び、慎重に歩き始めたルーア。
果たして彼女は、洞窟から無事に脱出できてしまうのだろうか。

(ぞわっ………)
「……なんか、視線を感じるです……」
……それとも、数多潜む魔物達のいずれかに、餌食とされてしまうのだろうか。


711 : 【1-1】 :2019/07/23(火) 01:25:06 ???
(にゅるっ……べろぉ)
「ひっ……!?……また、ですか……このぉ!!」

迷路のような洞窟水路を探索し始めてから、数十分。
水中から度々襲ってくる魔物に……ルーアは、苦戦を強いられていた。

(ざばっ!!)
「…はぁっ……はぁっ……また、逃げられたです」

魔物は水中からルーアに近付き、時折、足元を掠めるように泳いでは、少女を嘲笑うかのように「挑発」を仕掛けてくる。
足首を引っ張って転ばせたり、ふくらはぎをつついたり、太ももを撫でまわしたり。
そして今回はお尻を、べろりと舐められた。だんだん狙われる箇所が上に上がってきているようだ。

「もう、許さないです……エア・スラッシュ……」
反撃しても、敵は素早く水中へと逃げ去っってしまい、魔法で狙う事も出来ない。
しかも相手は複数。一匹に気を取られていると……

(……びしゅっ!!)
「……きゃあっ!?」
……別の一匹が、死角から攻撃してくる!

【サハギンシューター】
テッポウウオが半魚人化した魔物。水中から突然顔を出し、口から謎の液体を水鉄砲のように飛ばす。
発射される謎液体は、直撃すれば人一人軽く吹っ飛ばすほどの高水圧で、その威力は決して侮れない。

(ざぶんっ!!)
「がは、ごぼっ……うう、ぬとぬとして気持ち悪い、です……なんですか、これ…」
高水圧の液体を浴びせられ、水路に叩き落されてしまったルーア。
幸いまだ、足がつく深さ。水面から顔を出し、立ち上がって背中を見ると、直撃した箇所が紅く腫れ上がっていて……
半透明で、白っぽくて、粘つく液体がべっとりとへばりついていた。

「キキキッ……」「キキッ!!」
(びしゅびしゅ!!)(どばっ!!)
「あうっ……くっ!……」
魔法の杖が見当たらない。水中に落としたのだろうか…
焦るルーアの周囲に、間髪入れず水中から半魚人型の魔物、サハギンが次々と現れ、粘液を一斉に浴びせてくる!

(ううっ……こう好き勝手に泳ぎ回られては、こちらが不利です……なんとかしないと)
高難易度のモグラ叩きのように、サハギン達は水中から現れては潜り、潜っては現れ……全部で何体いるのかすら判別できない。
全方位からの集中放水…いや、放液?で、ルーアの紺色のスクール水着は、あっという間に全身粘液まみれにされてしまう。


(とぷ……)
「キキ……」
「っ!?…真下に……しまっ」

そして……ふと水面を見ると。ちょうどルーアの両脚の下から顔を出してきた、サハギンの一匹と目が合う。
その直後……

(…ズドンッ!!)
「おぶっ……!!??」
至近距離から、急所への、強烈な一撃。ルーアの身体が、水面から数センチほど浮き上がった。


712 : 【1-2】 :2019/07/23(火) 01:31:36 ???
「「キキィッ!!」」「「ギキキキキ!!!」」
「ひ、あぅ………や、くるな……で、す………いやあああああっ!!」

ルーアの意識が一瞬飛びかけ、未知の苦痛に幼い身体は頽れる。
そこへ、欲望に瞳をギラつかせた半魚人の群れが我先にと群がった……

(びぢゃびぢゃびぢゃびぢゃっ!!)
「ひっ……そこ、だめです……あう、うんっ!!」
スクール水着の水抜きを捲り上げ、中に高圧粘液を直接浴びせかける。

(どばばばばば)
「も、もうやめ……んぅぅっ……!」
別の一体が胸元を引っ張り、そこにも大量の液をぶちまける。
真っ平らな平野に佇む二つのピンク色の蕾が、苦しそうにふるふると震えた。

(どぶどぶどぶどぶっ……)
「い、やぁぁぁ………」
更に背後の一体も、少女の髪と背中をドロドロに穢していく。
無数に群がる鱗まみれの手が水着の外にも内側にも殺到し、ルーアの全身に不浄な粘液を擦り込んでいく。

「キキキキ……」「キキキッ…!」
(ぬとっ……ずぷ……)
「…ぅ………ぁ………」
髪も水着も体の外も中も、粘液まみれになったルーアは……やがてゆっくりと、水中に引き込まれていった。
より深く、より暗くて冷たい、絶望の深淵へ。

「ひぐっ……や………で、す……誰かっ……ごぼっ!!……」
恐怖に泣きじゃくりながら、死に物狂いで両手をばたつかせるルーア。
その指先に、水中に落としていた魔法の杖の端が僅かに触れる。

(にゅるり……)
「………っ……!……」
だが、そのほんの僅かな希望さえ、粘液で滑って指先をすり抜けていき……

(とぷん………)

やがて、少女が居た痕跡のすべては、水底へと消え去った。
一本の杖だけを、後に残して。

【BAD END?】


713 : 【2-1】 :2019/07/23(火) 01:34:21 ???
「ジュルルルルル………」
(ビシッ!!バシッ!!ズバッ!!)
「きゃうっ!!っぐ!!ひ、あんっ!!」
嵐のような鞭の連打が、ルーアの身体を四方八方から打ち付ける。
魔法による障壁も圧倒的な「手数」の前に砕かれ、既に少女の幼い肢体を守る物は何もなかった。

「……ジュルルッ!」
(ザスッ!!……ビシィッ!!……ザシュンッ!!)
「あうっ!!……いっ…………うああああああああっ!!」

【ウィップオクトパス】
8本の伸縮自在な触腕を鞭のように操る、蛸型の魔物。
自然界のタコ同様、保護色によって姿を隠し、近付いて来た獲物を襲って捕らえる。
その攻撃範囲、速度、威力は凄まじく、不用意に接近戦を挑むのは歴戦の戦士でも危険。

「はぁっ………はぁっ………ぅ………」

突然奇襲してきた敵に、ルーアはあっという間にボロボロにされてしまった。
可愛らしいピンク色のセパレート型水着は、タコの触手鞭に斬り裂かれ、今や見る影もない。
胸元や腰回りについていた可愛らしいフリルも弾け飛び、それに代って、ルーアの身体を飾るのは……
痛々しく刻まれた無数の傷痕と、大量に流れ出る鮮血。

「反撃……しなきゃ、です……エアスラッシュ!!」

布地は辛うじて下半身の一部を隠す程度しか残っていなかったが、露わになった胸を隠している余裕はない。
腕を少し上げるだけでも激痛が走る中、ルーアはうねうねと蠢く魔物を目掛けて攻撃魔法を放つが……

「ジュルッ!」
(びしゅっ……べちゃ!!)
「!?……かわされたっ……」
ウィップオクトパスは、触腕の一本を鞭のように振るって天井の鍾乳石に巻き付け、軟体生物とは思えない俊敏さで天井に張り付いた!
「ギュルルルルルッ!!」
「……うぐっ…!」
同時に、もう一本の触腕を伸ばし、一瞬にしてルーアの細い首に巻き付ける。
呼吸を封じられ、魔法が使えなくなったルーアは、そのまま為す術なく引っ張られて……

(ぶおんっ!!………ドカッ!!)
「んっ……っぉが!!」
……岩壁に、思い切り叩き付けられた。しかも、それだけでは終わらない。

(ザリザリザリザリザリッ!!)
「やっ……っひあ、ああああっ、があああっ!!」
そのまま横に引っ張られ、ルーアの身体は岩肌剥き出しの地面を引きずられる。
オクトパスの張り付いている場所の真下を中心に、さながらコンパスのように、血の軌跡が二重三重に描かれた。


714 : 【2-2】 :2019/07/23(火) 01:43:07 ???
「あ、っぐ………っ……ぶはっ!!……いいかげんに……する、です……っ…!」
一方的に蹂躙されながらも、両手に力を込めて、首に巻き付いた触腕を緩める。
解くことは出来なかったが、僅かに気道を確保し、声を出す事が出来た……ルーアにとっては、それで十分。

「ライトニングボルトッ!!」
(ドババババッ!!)
「ジュルルルッ!?」
巻き付いた触腕を直接掴み、電撃魔法を繰り出した。……これなら、かわされる心配は無い。

(……バリバリバリバリッ……)
「あっ………っぎ、……!!」
だが、ルーア自身にも、首に巻き付いた触腕から電流が流れ込んでくる。
それでも……数少ない攻撃のチャンスを物にするため、ルーアは冷静に状況を判断し、捨て身の攻撃を敢行した。

「ジュルルッ!!」
結果……ルーアが電撃の反動で意識を失う前に、オクトパスは天井から落ちてきた。

「はぁっ……はぁっ……これ、で……終わりです……バーンストライクッ!!」
(ゴオオッ!!)
「ジュルルウゥゥッ!!?」
満身創痍のルーアが、電撃の反動にどれほど耐えられるのか。
ゼロ距離とは言え、離れた位置にいるオクトパスに、電撃でどの程度ダメージを与えられるか。
あまりにも分の悪い賭けではあったが……それでもルーアは、勝利した。

「はぁっ………はぁっ……………神火を纏いし聖光よ。我に玉響の煌めきを……『ホーリーエクスタシィ』……」
愛用の杖を回収し、回復魔法で自身の傷を癒すルーア。

「んっ………く、ふぅっ………」
緊張の糸が切れ、一瞬意識が落ちかけたが……

(じゅるっ……)(じゅるるるっ……)
「……!………また、魔物が………」
新たに近づいて来る魔物の気配を察知し、やむを得ず回復を中断した。
痛む身体を引きずり、逃げるようにその場を立ち去るルーア。

血の匂いを辿り、どこまでも獲物を追撃する者。
待ち伏せて、罠を張る者。
無数に蠢くハンター達が、獲物を捕えるその時まで、『狩り』という名のゲームは終わる事なく続く。
洞窟というフィールドを知り尽くした魔物達を相手に、満身創痍のルーアが逃げのびられる可能性は……限りなく、ゼロに近い。

「ぐちゅちゅっ……」「じゅるるる」「ギキキキキッ……」
「い、いや、です……こないで……いやあああああああああぁっ……!!」
魔の住まう領域に、一歩足を踏み入れたその時……彼女の命運は、既に決まっていたのかも知れない。

【BAD END?】


715 : 名無しさん :2019/07/23(火) 01:52:39 ???
いろんな水着着たいろんなキャラをいろんなシチュで
好きなようにりょなればいいんじゃないかな
…って感じで書いてみました
魔物ネタ考えるのたのしいです


716 : 名無しさん :2019/07/23(火) 14:44:25 ???
さっそくルーアちゃんリョナいいねえ
他の子もりょなってあげたいわぁ


717 : 名無しさん :2019/07/27(土) 23:15:07 eyCqTg8k
痛みを伴うパワーアップイベントっていいよね


718 : 名無しさん :2019/07/28(日) 20:02:14 ???
王様のガチクズっぷりを書きたかった。
そしてキャラ視点で書くのにハマりだした。飽きたら普通に三人称に戻すかも。
ウィキの人も技とかの更新ありがとううう


719 : 名無しさん :2019/07/29(月) 01:02:13 ???
ほんと何しても毎度ひどい目に遭うなリザはw


720 : 名無しさん :2019/07/31(水) 00:45:35 ???
不運でもあり不幸でもある娘なのよねぇ
病み病みメンヘラになりつつある最近は


721 : 名無しさん :2019/08/01(木) 01:33:38 ???
久しぶりの登場ミストさん
りょなりてぇ体つきを妄想した


722 : 名無しさん :2019/08/04(日) 23:39:48 QT5MvHKA
はやく唯やルーアを苛烈な戦場に放り込んでリョナりたいですね
それにしてもキャラ視点で書いてると心情をはさみたくなり無駄な文字数が勝手に増えてく罠……


723 : 名無しさん :2019/08/09(金) 00:08:11 g3bBRP1g
久しぶりに設定厨っぷりが火を噴いてしまったぜ


724 : 名無しさん :2019/08/10(土) 17:10:00 ???
他のメンバーの修行パート片付けようと思ったら逆にとっ散らかってしもうた
続きとかキャラ紹介とかは明日考える(明日上げるとは言ってない)


725 : 名無しさん :2019/08/11(日) 14:59:38 ???
天然ナチュラル毒舌美少女エルちゃんです
被らないように新キャラ作るのももう辛くなってきたぜw


726 : 名無しさん :2019/08/11(日) 18:58:12 ???
魔法少女勢のみなさんなつかしい
とりあえず唯ちゃんチームは個性突き抜けたキャラが多い感じですな


727 : 名無しさん :2019/08/11(日) 19:04:01 ???
キャラが濃すぎて言葉少なロリがツッコミに回るという異常事態


728 : 名無しさん :2019/08/12(月) 10:26:43 ???
他キャラと被ってもいいじゃないと言わんばかりにテンプレバリバリな引っ込み思案キャラ
……と思わせといてやべーの飼ってるサクラちゃん
はやく小隊のみんなとなかよくなれるといいなー(すっとぼけ)


729 : 名無しさん :2019/08/12(月) 16:05:49 ???
美少女にしごいてもらえるキノコうらやましいやつ

そして天才は気づくのがはやい


730 : 1/2 :2019/08/14(水) 01:46:16 ???
次の任務に向かう途中、ゼルタ山地の麓にある大きな湖のそばを通りかかったサキは、湖の中から突如現れた大きなタコと対峙していた。
繰り出される何本も触手に対して呪文の詠唱で立ち向かうも、その数の多さに阻まれて詠唱の短い簡単な魔法しか使うことができず、次第に追い込まれていく。

「はぁっ、はぁっ…!しつこいわね…!ダークバレット×3!」
肩で息をしながらも魔法で触手を捌いていくサキ。
正面と両脇から迫る触手に対して連続で放った攻撃魔法は全て決まり、攻撃を受けた触手はどれも動かなくなって地面に落ちていく。
手数こそ多いが単調な動きを繰り返す大ダコに対し、サキは優位に立ち回っていた。
触手の攻撃パターンもなんとなくわかってきたため、次の攻撃後の隙に逃げようか、などと思考を巡らせる。

「ふんっ!どれだけやっても掴まえられないわよ……っ!?」

幾度となく繰り返された攻撃パターン…の死角から放たれていた別の触手による足払い。

半ば作業ゲーになっていたこともあり、反応が僅かに遅れてしまった。
「くっ…!」

両脚をとられ、膝をついてしまうサキ。

「…あっ…!!」
その一瞬の隙に、タコはサキの首に触手を回し込んだ。
そのままサキの細首を強烈に締めつけて呪文の詠唱を防ぎながら、サキを後ろに引き倒していく。

「うぐううっ………!っが…あぁ………!」
膝立ちで反り返った苦しい姿勢で抵抗を続けるが、ついに意識を手放してしまう。

気を失い、そのまま後ろに倒れこんだサキを、巨大ダコは自らの持つ無数の触手で絡めとっていく。
くびれた腰や両脇、胸の下などに触手をまわし、吸盤を吸いつけて、逃げられないようにしっかりと掴む。
両手を後ろで纏めるように拘束し、ほどよく張りのあるふとももに触手を絡め付けて、地面に縫い付けるように脚の動きも制限すると、首に巻きつけた触手でサキの身体を水中に引きずり込んでいく。


731 : 2/2 :2019/08/14(水) 01:47:37 ???
ズル…ズルル……
気を失ったまま、水辺に向かって仰向けで地面を引き摺られていくサキ。
湖岸に到達すると、髪が水に濡れ、徐々に後頭部が浸水していく。

さらに水中へと引っ張られ、サキの頭が全て水に浸かっていく。
額、眉、睫毛、閉じられた両眼。

「ごぽぼぼっ…!……ん゛ん゛っ!?」

鼻と口が水面下に沈むと、呼吸が遮られて鼻に水が流れ込んだ刺激により、サキは意識を取り戻した。

既に頭は完全に水没していて、首から下だけが湖から出ている状態。
頭を水面から出すために手脚を動かそうとするが、身体の下敷きになって動かしずらい両手と、地面に投げ出すように広げられた両脚。
それらを共に触手に拘束されているために、思うように動けない。

首を引っ張る触手の力も強く、顔を上げることができないまま、さらに水中に引き摺り込まれていく。
「んぶぐう゛う゛う゛ぅぅ……!?ん゛ーーーッ!!ん゛ん゛ーーーッ!!」
首筋、肩、脇…次々と沈められていく。
拘束されていない両膝から下の下腿を懸命に動かして抵抗するサキ。
ガニ股になるのも構わず踵で必死に地面を擦り付ける。
だが、履いていたローファーが片方脱げて遠くへ飛んでいき、ニーソックスはズタズタに裂け、痛々しい傷跡を生脚に刻み込んでいくばかりで、文字通り無駄な足掻きにしかならなかった。

その抵抗が意味をなさないとはいえ動く獲物が鬱陶しくなったのか、巨大ダコは新たな触手を振りかぶり、サキの身体めがけて叩きつけた。
触手はサキの身体の正中線に沿って振り下ろされ、大股開きになってもがいているために無防備に晒されている、サキの股間を直撃した。

「ひぎゃああああぁあぁあぁんッッ…!?ごぱッ…!ごぼぼぉぁ……!!」
唐突な股間攻撃の衝撃で、サキは必死に抑えていた空気を吐き出してしまう。

急所への痛打によって脚に力が入らなくなり、一気に水中に引きずり込まれていくサキ。

腰まで引き込まれた頃、全身がビクビクと小刻みに痙攣し震え始め、ふとももに巻かれた触手によって開脚され、曝け出された股間部にはジワジワと染みが広がっていった。
明らかに自らの意思ではない、危険な痙攣。どこかの国の水責めマニアが言う、溺れる過程で最も苦しくてヤベェ瞬間である。

獲物の少女が感じている激しい苦痛。
触手を通じて伝わってくるその苦痛を、より強く感じようとしているのか。巨大ダコは触手の締め付けを更に強めた。

やがて獲物の身体から力が抜け、脚の動きが止まり静かになると、巨大ダコは余韻を楽しむかのように、ゆっくりズルズルと残りの部分も水面に引きずり込んでいく。

トプン……
足先まで完全に水面に飲み込まれると、辺りには静寂が戻った。

しばらくして。


……あがががががががががぎがごげがぎぎゃあああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!!・・・・・・・


水底が青白い雷鳴とともに激しく光り、それと同時に水中から、感電させられたサキの強烈な悲鳴が響きわたった。

水の外まで聞こえてくるほど大きく、長い断末魔。
その悲痛な叫びは、ゼロ距離から激烈な電撃を、水中で浴びせられるとどうなるのかを、物語っていた。

雷光と叫び声が止み、再び静寂が戻った頃。
湖畔には、肉が黒焦げになった、強烈な匂いが立ち込めていた。

…【BAD END】

【デンキ・オオダコ】
中型〜比較的大型の湖に各一個体のみ棲息するとされる巨大生物。繁殖方法などは不明。タコという名称で呼ばれているが足もとい触手はどう考えても8本以上あり、本体を目撃したという報告はないため、実態はタコとはかけ離れたものの可能性もある。
湖畔に動物が近づくと稀に現れ、獲物を弱らせたのち湖に引きずり込み、強力な電流を流して獲物を殺害する。
陸地では獲物を殺さず気絶させるに留める、水中に引き込む際も必ず生きたまま引きずり込む、湖の中で電撃を浴びせて殺す(必ず獲物が溺死する前に通電するとも言われている)など、変わった特性を持つ。
通電し黒焦げになった獲物を捕食しているのかは分かっていない。
湖岸における獲物との戦闘行為の際には、手加減のような動きをとることもあるが、そのような行動をとる理由は明らかにされていない。
解明されていない謎が多く、オカルトマニアたちから根強い人気を得ている生物である。


732 : 名無しさん :2019/08/14(水) 01:56:49 ???
適当な妄想をスレに放出してしまいました、申し訳ありません
俺サキちゃん大好きかもしれん…
短編で女の子を本編でできないような酷い目に合わせるの楽しいです(最低)


733 : 名無しさん :2019/08/14(水) 03:27:35 ???
好きなキャラを好きなシチュで妄想するのは最高 水嫌いなサキに水責めは鬼畜すぎるいいぞもっとやれ
サキは出てきたときはマジで嫌なやつっぽかったのに、今となっては負けず嫌いで家族思いな女の子だもんな
いいキャラしてるよね

本編はうまくキノコ駆除できるかってところ
それにしてもこのキノコ恵まれた能力である


734 : 名無しさん :2019/08/14(水) 12:10:39 ???
ブームに乗っかって視点変更を使ってみた

ゾンビ化してもプロレス技を忘れないワルトゥ様
新しい身体を手に入れてもがんばってほしいです


735 : 名無しさん :2019/08/17(土) 02:34:19 3U8dmQDI
リョナシーンてやられてる女の子視点か、責めてる側の視点か、どっちで描写すれば良いリョナSSになるんかね?
個人的には責めてる側の方が女の子の反応にコメントしやすくていいんじゃないかとは思うが。

あと自分用にヴェンデッタ第7小隊をまとめてみたよ↓

【ルーア・マリンスノー】(出身国:シーヴァリア)
11歳。小隊内最年少。一人称は『うち』
同年代の少女と比べても背は低く、いつも眠そうな眼、腰まで届く長い髪。
一人称は『うち』で、どんな相手にも丁寧な口調。語尾にはだいたい「〜〜です」がつく。
両親を亡くした過去の事件のせいで自殺願望があるorあったっぽい無口ロリ。
最近はツッコミ役が多くなってしまっている。
戦闘スタイルは祖父から仕込まれた攻撃魔法と棍棒(杖)を使った戦闘術。

【オト・タチバナ】(出身国:ミツルギ)
14歳。一人称は『アタシ』
右肩を露出させて着物を着ている、兄の形見の琵琶を背負った少女。頭にバンダナっぽく包帯を巻いて、風にたなびかせている。
戦闘スタイルは琵琶を掻き鳴らすことで衝撃波を発生させる、琵琶で直接ぶん殴るなど。他人の受けたダメージを自分が変わりに引き受ける自己犠牲忍法も使う。
この自己犠牲忍法のせいで耳にダメージを受けており、やたら声が大きいのも常に話が噛み合わないのも、琵琶でまともな演奏をせずに無茶苦茶に掻き鳴らしているのも耳が悪いからである。
自分の名前に複雑な想いを抱いているようで、あだ名っぽく『オトちゃん』と呼ばれる事を望んでいる。

【エルマ・ミュラー】(出身国:ナルビア)
18歳。小隊内最年長。一人称は『あたし』
髪色は白みがかったライトグリーンで目の色は金。
オメガ・ネット育ちの自他共に認める天才美少女。興味を持ったことはすぐにやってみる性格のため、研究、戦闘技術、料理、演劇、音楽作り、ゲーム、絵描きとほとんどのことができる。
天才すぎる故、ナチュラルに他人を見下すような嫌味や毒舌を向けることがあるが、本人に悪気はないし、言われる側もエルマに言われるのは仕方ないと思ってしまうため、あまり気にされない。
戦闘の際は自身で開発した装着型人体強化マナ装甲を纏う。空を飛んだり増幅したマナで魔法を放ったり、装甲に着いたブレードで白兵戦もこなす万能戦闘スタイル。

【サクラ・リート】(出身国:ルミナス)
16歳。一人称は『私』
植物を育てるのが好きな心優しい女の子。ちょっと巻き毛気味のピンク髪を、ポニーテールでまとめている。
ルミナスの魔法少女の一人で、変身後の名前は『魔法少女スプリング・メロディ』。
その控えめな性格ゆえ影が薄くてあまり目立たないが、トーメント王国との二度にわたる戦いにも参戦し生き残っている。
補助、回復に長ける花属性の使い手で、イバラの鞭や種爆弾などの草ポケモンっぽい攻撃手段も備える。
歌もかなり上手で、天気がいい日は花壇で花の世話をしながら歌ったりしている……
が、引っ込み思案なため人前では歌おうとしない。


736 : 名無しさん :2019/08/17(土) 14:28:40 ???
>>735
乙乙
さっそく丸パクリしてWikiにのっけてみたよ_(:3」∠)_

相手のリアクションを楽しめる責め側
ダメージの大きさや心情などで感情移入しやすい受け側
絶望する人質、横で盛り上がる野次馬、愉悦に浸る黒幕などの第三者側
自分はどれも好きだぜ…


737 : 名無しさん :2019/08/18(日) 18:34:56 ???
(……あれかな。)

トーメント王直々に魔物の討伐を依頼され、イータブリックス周辺地域の一つであるヴァーグ湿地帯へやってきたリザ。
彼女の視線の先にいるのは、討伐を依頼された魔物……この湿地帯の主と言われる大蛇のような大型の魔物、デストートである。

ヴァーグ湿地帯は住み着いている魔物が強く、ほとんど人が立ち入らない魔境だが、その中でもデストートは飛び抜けて脅威だ。
食欲旺盛で凶暴なこの魔物は餌を求めて、稀にイータブリックスの近くまでやって来る。
ミツルギからやって来たキャラバン隊がこの魔物に襲われ、積荷も人間もすべて食い散らかされて壊滅したのが昨日の夜のこと。
すぐに討伐依頼が出され、その任を受けたのがリザであった。

元々魔物討伐は苦手な彼女だが、王直々の任とあれば断ることは出来ない。
それにナイフの攻撃が通る蛇型の魔物なら、一瞬で首を落とせばいいだけ。
周辺の邪魔な魔物は、もうすべて倒した。準備は万端だ。

(……繁殖期で気が立ってる。確実に一発で仕留めないと……)

白銀に光るナイフを握りしめ、少し離れた場所からシフトのタイミングを伺う。
デストートは舌先をチロチロと震わせながら、ゆっくりと湿地帯を徘徊している。
いかにこの魔物が強靭で狡猾であっても、隙をついて一瞬で首を落としてしまえば、それで終わりだ。

(……今だ!)

デストートが遠くの魔物に気を取られた瞬間、シフトで一気に背後に回り込み、首めがけて一閃する。
完全に不意をついたつもりだったが、後ろに回った瞬間、何故かデストートはすでにこちらへ向き直っていた。

「なっ………!?」
「キシャアアアアアアアアア!!!」
「あ゛ぐっ!!!」

背後に現れたリザを見てすぐに敵意を露わにした魔物は、首を大きくしならせ一閃を回避しつつ、リザの小さな体を大きく吹き飛ばした。
不意をついたつもりが逆に不意をつかれてしまったリザは、近くにあった立木に強く体を叩きつけられ、持っていたナイフを手放してしまう。

ドガっ!
「がはっ!痛っ……ッ!」
「キシャアアアアアアアアアアアアアアアア!!!」

ダメージを受けたリザに凄まじい怒りの形相で向かってくる魔物。そのスピードはとても蛇とは思えないものだった。

(……だめ、シフトは間に合わない……!)
すぐにそう判断したリザは、懐からナイフを取り出し、噛み付いて来たタイミングでカウンターを狙う。
その読みが当たれば彼女の類い稀なる集中力で、魔物の喉元を掻っ切ることもできたかもしれないが……
人の脳を捕食した魔物は、人間の思考をある程度読み当てることができるようになるという。

シュルシュルシュルシュル……!
「そんなっ……!?きゃああっ……!」

リザが期待した攻撃は来なかった。
魔物は素早くリザの足元から立木の背後に回り込み、身体を回転させて立木に拘束する。
木と蛇に身体を挟まれるという不測の事態で焦りが見えた獲物に容赦することなく、魔物は鋭い牙を光らせ、リザの肩に思いきり被りついた。


738 : 名無しさん :2019/08/18(日) 18:36:47 ???
「ガブっ!!!」
「ぐあああああぁっ!!!」

刃物で刺される以上の痛みに、リザの口から甲高い悲鳴が上がる。
その声が聞こえていないかのように、魔物はリザの体に何度も噛みつく。
相手が人間であれば少女の悲鳴になんらかの反応を示しただろうが、魔物にとっては少女の悲鳴など耳障りな騒音と同じ。
躊躇する理由にはならない。

「ガブっ!ガブガブっ!!」
「あ゛ああぁっ!!いやあああああぁっ!!」

巻きつき拘束され動けない状態で、鋭い牙で噛まれるたびに小さな身体に激痛が走る。
シフトの力は強力といえど万能ではない。痛みによって精神が乱されたり、魔力の流れを止められてしまえば使うことは敵わない。
噛まれてすぐに強力な神経毒が周り始め、リザの魔力回路はすでに正常な状態を保てないでいた。

「ぐ、くぅ……!はぁっ……はぁっ……」
(まずいっ……蛇毒が……体に……!)

デストートの毒は体内に入るとすぐに全身に回る即効性。
噛まれてすぐに意識が朦朧とし始め、30分後には死に至るという。
だがリザも無策でここに来たわけではない。毒に対する耐性を持つ薬は飲んできてある。死に至るのは最低でも1時間くらい遅らせることができるだろう。
この毒を解除する解毒剤も持ってきてはいるのだが、拘束された状態では取り出すことが敵わない。

「シュルルルルルルルッ……!」
「や、やめろっ……!あぁっ!」

反抗的な声を上げた瞬間、魔物の強い力で締め付けられるリザ。
早くも状況は絶望的だ。
拘束され指一本動かせない状態では解毒することも攻撃することもできず、まさに行動不能状態である。

いつのまにか噛み付くのをやめた蛇は、苦痛に歪む少女の顔をじっと見つめて様子を伺っている。
彼女の全身に毒が周り、その双眸から光が消えるのをじっと待つかのように。
締め付けられる痛みに喘ぐ少女の姿を、その目に焼き付けるかのように。

「ま……魔物風情がっ……!私に勝てると思うなっ……!」
「シュルルルルルルルッ……!」
精一杯の虚勢のように見えて、これはリザが死線を潜り抜けてきた証だ。
どんなに絶望的な状況でも諦めない。屈しない。必ず訪れる勝機を見逃さない。虚勢と思われようとどんなときも歯向い続ける。
リザはこうして、自分を少女だと舐めてかかった盗賊やレジスタンスたちを倒してきた。
虚勢だと思われてもいいのだ。相手が油断さえしてくれれば。

(……締め付ける力が少し弱くなった。手を抜くということはこの魔物、この狩りを楽しんでいる……これが人を食らって知性を身につけた魔物……!)

「このっ……あ゛むっ!あむっ!」
「……?」

リザは口元にあった蛇の皮に噛み付いた。
これもささやかな反抗。蛇の皮は分厚く、人間の少女の歯で傷つけることは到底敵わない。

だが狩りを楽しむ知性があるのなら、こうして相手を油断させることには大いに意味がある。
捕食者に、自分はもう無力な存在だと思い知らせるのだ。
そうすればすぐには殺されず、生き残るための選択肢が現れるかもしれない。
そんなリザの希望が通ったかのように、蛇はリザの拘束を解いた。

シュルシュルシュルシュル……
「……ぅぐっ……!」

拘束が解除された瞬間、毒が回りきったかのようにその場に倒れ込み、力なく呼吸をするリザ。
そんな彼女を魔物は首でうつ伏せから仰向けに動かすと、先ほどと同じくその瞳の色をじっと見つめた。
どうやらリザの青い目は魔物にとっても始めて見るものらしい。知性を身につけたからこそ起きる、好奇心の眼差しだ。

「はぁっ……はぁっ……はぁっ……はぁっ……!」
「…………シュルルッ」

動けなくなっていく人間を観察し、まるで勝ち誇ったかのように舌を巻く魔物。
こうして人間を屈服させることを楽しむ知性を身につけた魔物は、好んで人を襲いできるだけ苦しませてから殺すという。
この狡猾な魔物は、毒で弱るまで苦しむ人間の姿に愉悦を感じていた。

だが、まだリザの体に毒は完全には回っていない。

(……さっきは恐らく足音で気付かれた……今度こそは一瞬で決める。空中にシフトして、そのまま喉元をかっ切る……!)

ナイフはすぐに出せる場所にある。シフトして魔物の視界を離れてから取り出せばいい。
魔物の視線から目を逸らさず苦しむような声を上げながら、リザは反撃の時を待つ。

「シュルルルルルルル……!」
人間の味を知った故の本能か、魔物の口から涎がダラダラと流れ始めた。
これは獲物を仕留めきったことに安心し、魔物の思考が狩りから食事へと変わった証拠である。

(よし……今!)
毒が回りつつある体で精神を研ぎ澄ませ、シフトに成功したリザ。
完全に獲物を見失い辺りを見回す魔物の首に、素早く取り出した切れ味抜群のナイフで一閃を繰り出す!



はずだった。
リザの視界の端に、大きな木が傾いて倒れてくるのが見えた。


739 : 名無しさん :2019/08/18(日) 18:44:11 ???
「ん……うぅ……?」
ゆっくりと目を開け覚醒したリザの体の上には、何か重いものがのしかかっている状態だった。

(あれ……あの魔物は……?)
乾坤一擲の一撃を放ったはずだが、手応えを感じる前に意識を失っていたようだ。
なんとか体を動かそうとすると……

「ぐっ……ぎううううぅぅっ!?」
全身が痛みという悲鳴を上げ、リザは悶絶した。
どうやら身体中の骨が折れているらしい。どこを動かしても激痛が走り、たまらずリザの視線が上に上がる。

「はー、はーっ、……?」
(こ……これはっ……木……?)
その視界の先にあったのは、先ほど自分が拘束されていた立木であった。
樹齢が経ち脆くなっていた木は、リザが強く叩きつけられたことと大蛇の強い巻きつきによって細胞が破壊され、倒木と化した。
不運にもその下敷きになったのは、その大蛇に起死回生の一撃を食らわせる寸前の、リザだったのだ。

(痛い!痛い痛い痛い痛すぎるっ……!体も……動かせないっ……!)

気絶している間に毒がかなり全身に回ったらしい。
体内のマナを練る神経回路が破壊され、魔力を操るシフトも出来ない状態であった。
そして、満身創痍のリザの前に現れたのは……

「あ……!あぁっ……!」
「シュルルルルルルルッ……!」
昼食の時間をずらされ、激昂した様子のデストート……恐ろしい大蛇である。


740 : 名無しさん :2019/08/18(日) 18:47:24 ???
「キシャアアアアアアアアア!!!」
「や……やめてっ……お願い……許して……」
元々、リザは人一倍優しい性格だ。
王下十輝星という肩書きは彼女の場合、冷酷な暗殺者というまったく別人格の仮面をつけてこそ成立する。
その仮面が剥がれてしまえば、ただの15歳の少女……先ほど死中に活を求め反撃の一撃を放った冷酷な暗殺者ではなく、年相応の心優しい少女である。

「シュルルルルルルルッ!」
「いや、いやあっ……!死にたくないっ……死にたくないよ……誰か……助けて……!」

もちろんこうして命乞いをすれば、知性を持った相手ならば哀れみから見逃してもらえることもあるだろう。
だが先ほどと違い、これは演技ではない。
暗殺者という仮面が剥がれた、リザという少女の心からの叫びである。

そして、少女の叫びは人間ではない魔物には意味がない。
油断して一度抵抗を許してしまった獲物に対して、時間や慈悲を与えることは許されない。
こちらが気を抜けば、この獲物は瞬間移動し自分の首を跳ねる可能性がある。
魔物はリザという人間に対し、そのように学習してしまったのだ。
速やかな死………今の魔物がリザに求めるものは、それだけだった。

「ガブリっ!!!」
「あぁっ!い゛あああああああああああっ!」
首に噛みつきリザの体を強引に倒木の下から引きずり出すと、素早く全身に巻きつき体を空中で固定させ、強烈な力で締め上げる。

メキメキメキメキメキメキ……ゴキっ!ボキッ!
「ひ……!ひぎゃああああああぁっ!!!ああぁ゛ああぁああぁ゛!!」
すでに倒木の下敷きになってボロボロになっていたリザの全身の骨に、無慈悲にとどめを刺す。

ボキッ!バキッ!グギ!バキッ!!
「い゛ぎッ!?ぐえっ!あがッ!!ぐああああああああああああああああああああああ!!!」
骨が折れる痛々しい音と、けたたましい悲鳴があたりに響き渡る。
それを何度か繰り返すと、獲物の少女はぐったりとして動かなくなった。

「シュルルルルルルル……!」
腹を空かせた魔物は、早速食事の準備に移る。
服はそのままでもいいが、懐に入っていたナイフや道具類は全て邪魔だ。魔物はリザの腰回りにある刃物や解毒剤を目ざとく見つけると、その辺りの衣服ごと引きちぎって地面に放った。

ビリビリっ!!
「うぅっ……!」
服を破り、露わになったリザの性器を見て、魔物はこの人間が雌であることを理解した。
昨日襲ったキャラバン隊を捕食しようと同じように腰回りを露出させた際にあったものが、なかったからだ。
凹凸があれば凹の方が雌なのは、魔物の中でも珍しいことではない。

「いや……いやぁ……!」
声帯を震わせて恐怖や痛みに悲鳴をあげることすらできなくなった獲物に、魔物は何の感情も示さないように見えた。
邪魔な靴や赤いリボンを地面に放って、いよいよ捕食の時間とばかりに魔物は大きく口を開く。
だがリザの目を見た瞬間、魔物の動きが止まった。

「……シュルル……!」
「はぁっ……は……ぁ……」
ゆっくりと光を失っていくリザの碧眼。その過程を食い入るように見つめる魔物。
やがて全ての光がなくなり、毒が周りきった獲物が完全に動かなくなったことを確認すると、魔物は大きな口を開けてリザを丸呑みにした。



こうして新鮮な人間の脳を食べた魔物は、さらに学習し強くなっていく。
毒が回るのが遅い人間がいること。
瞬間移動能力を持つ侮れない人間がいること。
人間にも雄と雌がいて、声の高さや身体的特徴から判断ができること。

そして、碧い宝石のような眼をした人間の雌の肉は他の肉とは比べ物にならないほどの美味なる馳走であること。
デストートは今日も金髪碧眼の少女を探して、湿地帯を這いずり回っている……


【BAD END 惨死】


741 : 名無しさん :2019/08/18(日) 18:51:01 ???
最近ストーリー進めてばっかでリョナ書いてないじゃんと思ったので、スピンオフでリザを痛めつけてしまった……
実は1回目の急襲で蛇が振り返ったのも足音じゃなくて、単に運悪く振り返っただけだったりする←

書き忘れたけど結構グロいのかもしれん 不快だったらすみませんです


742 : 名無しさん :2019/08/18(日) 18:59:22 ???
乙乙
勝てる相手だったのに不運に見舞われまくる、流石の不幸っぷりいいっすねぇ


743 : 名無しさん :2019/08/21(水) 01:10:50 ???
リザもサキもフィールドに一体だけいそうな桁外れに強い魔物にやられてるな。
これでもふたりとも主人公たちの敵側なのにかわいそうw


744 : 名無しさん :2019/08/24(土) 22:29:17 ???
なかなか主の元に帰れない舞にヤンデレと化したレイナが襲い掛かる
舞の喋り方がいまいち安定してないのは洗脳されてるからってことにしてください
脚の奇麗な子っていいよね


745 : 名無しさん :2019/08/25(日) 00:39:22 ???
舞さんは誰の元にいてもボコボコにされる運命なのねw
脇役補正という不幸パラメータとも言える
不憫でシコれるわ


746 : 名無しさん :2019/09/01(日) 21:53:07 ???
バトルスーツも悪くないけど、ブーツ×足技×黒セーラーの初期コンセプトに立ち返りたくなったでござる
いろんな奴らにやられっぱなしだった舞に、ついに確変の時が訪れる……


747 : 名無しさん :2019/09/02(月) 01:47:36 ddaF9BgA
レイナは以外とえぐい責め方する陽キャ女の子だったのね笑
舞も可愛そうな目にあってばっかりだなぁ

そして美少女たちに捕まったキノコの運命は……


748 : 名無しさん :2019/09/08(日) 16:31:11 ???

「やはり……微かですが、妖気を感じます。この奥に、魔物が潜んでいるのは間違いなさそうですね」

夏の終わりも近いある日の事。神楽木七華は、市街に潜む『魔物』を退治するため、
その潜伏場所と思われる下水道の入口にやって来ていた。

「うむ。急がねばならんな、七華。下々の噂が本当だとしたら……」

傍らに立つのは、クロヒメ……かつて彼女が神として崇めていた人形。
とある事件をきっかけに生身の肉体を手に入れ、今はどちらかというと相棒、友人、
あるいは世間知らずでお人好しな七華のお目付け役…といった関係になっている。

「……お主が『蠱毒の破戒』用に飼ってた虫が、脱走して野生化して魔物化して住み着いてるんじゃからな!」
「は、はいっ!!……一刻も早くなんとかしなくては!!」

普段ならこの程度の魔物退治に、『ミツルギ討魔忍五人衆』の一員である七華が自ら携わる事は滅多にないのだが、
今回はこのようにちょっと特殊な事情があった。
しかも……

「……ところで七華。お主が着ている、その紺色の装束、名前は何と言ったか……スクエニ、ではなくて」
「はい。スクール水着……俗に『スク水』と言われている物です。巫女服では汚れてしまうので」
水着回である。

「確かそれは、学生が着るものではなかったか?お主は普通にハタチ越えていたはずじゃが」
「ええ。ですから、高校生の頃の物です。あまり体型が変わってなかったおかげでまだ着られました」
「そ、そうか…なるほどのぅ」
「……特に身長が全然伸びなくて……成長が無い、といいますか…そ、そんなにおかしいですか?」
(学生の頃からそんなドスケベボディじゃったのか……同級生の男どもは、さぞかし眠れぬ夜を過ごしたのであろうな)
大人スク水である。

「と言う事は、わらわに着せたこの糞ダサ芋高校ジャージも」
「……私の母校を糞ダサ芋高校みたいに言わないで下さい」
一方のクロヒメはジャージであった。……今は、まだ。

そんなこんなで、魔蟲の巣窟と化した下水道に足を踏み入れた二人だが……


ガキン!!ザシュッ!!ずぶっ!!びちゃっ!!
「キキィッ!!」「グキィッ!!」「ギャギイイイイ!!」

下水道の奥へと進むにつれて、魔蟲はその数を増していく。

「はぁっ……はぁっ……まさか、ここまで増殖していたなんて。予想外でした……」
「うむ。しかも、恐ろしく攻撃的じゃ。こ奴ら……既に、人間の血肉の味を知っておるな…!」

それは、「侵入者を追い払う」ではなく「獲物を誘い込み、喰らい尽くす」ため、
異常な変異を遂げた獰猛な捕食者の大群。
虫達を狩りに来たはずの二人は、いつしか防戦一方へと追い込まれ……何処とも知れぬ暗闇の奥底で、進む事も退く事も出来なくなっていた……


749 : 名無しさん :2019/09/08(日) 16:32:17 ???
「開魂の儀……はあああぁっ!」
「「「……キィィィ……!!」」」
両手に仕込んだ長刀で、群がる蟲達を薙ぎ払うクロヒメ。

「火遁・カグツチ!」
「「「ギキィィィィイッッ!!」」」
炎の術式を発動し、次々と蟲を焼き払っていく七華。

(ギチギチギチギチッ!)
(……ブオォォォォォン……)
(……カサカサカサカサ)

だが、蟲達は斬っても焼いても雲霞のように押し寄せてくる。
牙や脚をこすり合わせる甲高い音、耳にまとわりつく低い羽音、足元を這いまわる不気味な音……
それらはますます大きくなっていき、不安と焦燥は二人の気力と体力ををますます消耗させた。

そして………

「ギチィィィッ!!」
「きゃあっ!?」
……足元で無数に横たわる蟲達の死骸の中から一匹の蟲が飛び出し、
七華の、スクール水着から伸びる瑞々しい太股に絡みつく!

【バーブド・ワーム】
体長30cm〜1m、太さ2〜5mm前後の細長い線虫。
見た目からは想像もつかない素早さで動き回り、他の生物の体内に寄生する。
引っ張り出そうとすると、全身から有刺鉄線のような鋭い棘を出して身を守るため、一度侵入されたら摘出は極めて困難。

「キキキキッ!!」
(にゅるるるるるるっ!!)
「し、しまっ……い、嫌ぁっ!!そ、そんな所に、入っては………」
線虫は凄まじい速さで七華の太股を這い上ると、スクール水着の隙間にあっという間に入り込み……
「……だめぇぇぇええっ!!」
七華の排泄穴に、勢いよく潜り込む!!

(じゅぷじゅぷじゅぷっ……)
「あ、っひっ……は、入っ、らないでっ……」
一瞬にして、身体の半分以上を七華のお尻の穴に潜り込ませたワーム。
ヌメヌメする体表と細長い身体を掴んで、なんとか引きずり出そうとする七華だが………
(……ずぶずぶずぶずぶっ!!)
「……っぎあああああぁぁあっ!?」
ワームの全身から無数の棘が飛び出し、七華の手が、そして排泄行の中が、一瞬にしてズタズタに切り裂かれた!

「っぐ………う、っぁあ………」
「……ギチギチギチッ!」「カサカサカサカサカサ」「ブォォォォォン……」
激しい痛みに、たまらず膝をつく七華。
その足元には、更に何十匹ものバーブド・ワーム達。
お腹を空かせた吸血蠅や、触れるだけで全身痺れる痺毒ムカデ、産卵管をパンパンに膨らませた寄生バチ、
名状しがたい黒光りを放つ、六本脚と長い触覚の虫など……無数の蟲達が群がってくる。

「い、やぁっ……たすけて、くださいっ……クロヒメ様ぁっ……!」
スクール水着に隠された秘所はもちろんの事、口内、耳や鼻、果ては尿道や乳腺までも、
大小さまざまな虫達が七華の中に潜り込んでいく。
身体の外側にも、ワームをはじめとした様々な蟲達が群がり、這い回り、絡みつき、拘束し……
少しでも抵抗のそぶりを見せれば、鋭い棘や毒の爪牙が身体の内外に一斉に突き立てられ、地獄の苦痛にのたうつ羽目になる。

ミツルギ最強と評される討魔忍五人衆の一員である彼女も、
動きが止まり、抵抗する力を失った今は、普通の少女と何ら変わりなく……
悲痛な叫び声を上げながら、おぞましい蟲達の餌食にされようとしていた。


750 : 名無しさん :2019/09/08(日) 16:33:32 ???
「七華ぁっ!!……おのれ、虫けらの分際で……七華に触れるなぁぁっ!!」

無数の蟲達を斬り伏せながら、七華の元へと急ぐクロヒメ。
七華から借りていた糞ダサ芋ジャージは、蟲達の爪や毒液でボロボロにされていたが、そんな事に構っていられない。

「ギキキキキキッ!!」
(……ドゴッ!!)
大型のカマキリが行く手を遮り、クロヒメ目掛けて鋭い鎌を振り下ろす。
だが、その刃が捉えたのは、ボロボロのジャージの上下と、それを羽織らされた丸太のみ……

【クサリカマキリ】
体長2m、体重100kgにもなろうかという巨大なカマキリ。
手首が鎖状の構造を持っていて、伸縮自在。その射程距離は最長10mにも及ぶという。

「……ギキッ!?」
「後ろじゃ」
(ザシュッ……!!)
突然どこからともなく現れた丸太に、困惑する大カマキリ。その背後には……

ジャージをキャストオフし、七華の高校時代の体操服姿になったクロヒメ。
その姿を捉える暇もなく、カマキリの首はクロヒメの横薙ぎ一閃で斬り落とされた。

すらりとした長身と、七華に負けないバストサイズ。
クロヒメの豊かな肢体を包むには、七華の体操着では流石にサイズ的に厳しく、
完璧なくびれを持つウェストが露出し、むちむちのお尻にブルマが深く食い込んでいる。
(しかし、今どきブルマとはな……七華の同級生どもは、さぞかし悶々とした青春を送った事じゃろうの。
いや、そんな事より……)

「七華っ!どこじゃ、どこにいるっ!!くっ……道を開けろ、虫けらがぁああっ!!」
七華の悲鳴はいつの間にか途絶えていて、クロヒメは蟲達の発する音を頼りに、活発に動き回っている方を目指し進んだ。
その先に……

「っげ、ぉぁ………くろ、ひめ、さ………ごぼっ!!」
「……七…華っ……!!」
全身を蟲に絡め取られ、極太の産卵管を上下の口にねじ込まれた七華の姿を見つけ、クロヒメは絶句した。

「虫どもがっ……七華から、離れろぉおッ!!」
『神火の天照』……炎を放つ龍へと己の姿を変える、最大の大技を放とうとするクロヒメ。
だが、激しい怒りで我を失ったクロヒメは……

(………ドスッ!!)
「な………あ、っ……?」
突如飛んできた鋭い刃に、背中から鳩尾を刺し貫かれた。
クロヒメは何が起きたのか理解できず、豊かな胸の下から生えた血まみれの『鎌』と、
赤く染まっていく体操着を呆然と見つめる。

「………じゅぶぶぶぶっ…」
クロヒメを後方から襲ったのは、首を斬り落とされてもなお活動を止めない、巨大カマキリの魔物。
……歪な形をしたクサリカマキリの刃は、クロヒメの身体の急所を串刺しにしていた。

「く……そ……これしきの事で……なな、か…ぁっ……」
鎖がゆっくりと引き戻され、クロヒメの身体は後方に引っ張られる。
身体の踏ん張りがきかず、地面に倒され、カマキリの身体の元へ、クロヒメはなす術なく引き寄せられていく。

(七、華……まずい、力が入らぬ……迂闊じゃった……こんなにも脆いのか、生身の身体は……!)
(クロヒメ、様………そん、なっ……私のせいで……)

「キキキキキ……」「ゾワゾワゾワゾワゾワ」「じゅぷっじゅぷっじゅぷっじゅぷっ」
「い……いやぁぁ………」「や、やめろっ………」
「「いやああああああああああ!!!」
あと少しで届きそうだった互いの姿が遠ざかり、蟲の群れに埋もれていく。
必死に手を伸ばす二人だが、やがて視界は闇に塗りつぶされ、必死の叫びは蟲の羽音にかき消され……

身も凍るような孤独と絶望、全身を食い荒らされる恐怖と激痛が、二人を呑み込んでいった。

【BAD END】


751 : 名無しさん :2019/09/08(日) 16:43:23 kaNEdYmo
夏もそろそろ終わりそうなので、七華さんの水着回
最終決戦でもクロヒメとのコンビで活躍してほしいです(


752 : 名無しさん :2019/09/09(月) 01:02:40 ???
おーー七華に虫リョナありがたい
体の中に虫が入るのは虫リョナの鉄板やねぇ 
七華は落ち着いた声からいい悲鳴出すエリョナの似合うドスケベボディの女の子ってイメージで作ったので、
そのまんまな感じでリョナってくれて嬉しいですわぁ


753 : 名無しさん :2019/09/19(木) 00:11:15 Zz6NCFZw
スカートを履いて人を踏みつけておいてパンツを見られたら怒るのはおかしいとおもう


754 : 名無しさん :2019/09/21(土) 16:52:41 kkqBqJuk
アイセを本編に参戦させようと思って書き始めて
気が付いたらゲームオーバーっぽい感じになってた
ミナちゃんと再会できてよかったね(こなみかん)


755 : 名無しさん :2019/09/22(日) 16:56:00 hX7dg9Eg
ミナちゃんの囚人番号が20037の【37=ミナ】になってるのに俺は気づいたぞ
アイセはもうだめかもわからんねぇ

3Dキャラメイクアプリにハマったので俺の思い描くリザっち作ってみた
絵師じゃなくてもこのクオリティのキャラ作れるのはすげえや
https://imgur.com/gallery/5IRMXXf
https://imgur.com/gallery/s8l2cCf


756 : 名無しさん :2019/09/22(日) 18:07:26 ???
おー、いいっすね!
制服も似合うが私服も可愛い 今の任務で着てる服みたいなイメージかな

こんな子が下衆な王様にセクハラされたり、
任務のたびにエロ戦闘服着たりズタボロにされて泣き叫んだりしてるのか…
良い


757 : 名無しさん :2019/09/22(日) 20:05:52 ???
モンハンみたいにインナーだけにしたり水着姿を拝むこともできるよ
https://imgur.com/gallery/B8HHl7T
足長くしてモデル体型の恵体にしたつもり

ダメージ受けたっぽい顔とか目閉じつかってリョナられてるっぽい雰囲気出してみた
ダメージ受けてるっぽい感じと縛られてるっぽい感じ
リョナ向きのポーズがないんだよなぁ……ダウンポーズとか仰け反りとかあればいいのにぃ!
https://imgur.com/gallery/DUpQ0qa


758 : 名無しさん :2019/09/22(日) 22:07:46 ???
キャラメイクアプリいいねぇ、妄想が膨らむわ
制服姿見ると、進撃の巨人の巻末みたいな学パロ妄想しちゃうぜ


759 : 名無しさん :2019/09/22(日) 23:38:28 ???
こんなに可愛いんならそりゃ兵士たちにセクハラされまくりますがな!!
学園ものとか平和なスピンオフもいいかもしれんねぇ


760 : 名無しさん :2019/09/23(月) 20:12:01 ???
学園編いいなーということで、リザっちで出会い→友達→告白の流れっぽく作ってみたよ
可愛すぎて動かしてるだけでリョナりたくなるよぉ!
https://imgur.com/gallery/WpgGbNI

あと我らが主役、篠原唯ちゃんも作ってみました。
ふつうにギャルっぽくなった笑
https://imgur.com/a/gnd2OL8


761 : 名無しさん :2019/09/24(火) 01:06:02 ???
リザと水鳥はライラのとき結構仲良かったんだよなぁ
ライラ編はたまに見返しちゃうほど好き


762 : 名無しさん :2019/09/25(水) 01:13:57 ???
>>760
これはギャルゲ主人公となったヤコ視点ですね 下にメッセージボックス出てきそうや
幸せなキスをして終了……本編でもそうなるといいのう(乾笑

ゆいかわ唯!
こういう特に目立たないけどいつもにこにこしてる女の子ってめちゃくちゃモテるし、実は瑠奈より男子人気高いんだろうな


763 : 名無しさん :2019/09/29(日) 13:23:36 ???
ブルーバード小隊が一瞬で壊滅とは…
テレポート能力を攻撃に使われると、ヒット&アウェイ型の魔法少女には致命的だな
空飛んでも逃げられないし

そしてリザは、こんなチート能力持ってんのになぜ毎回苦戦してしまうのか


764 : 名無しさん :2019/09/29(日) 15:13:31 ???
なんでだろなぁ想像もつかないふしぎなちからが働いているとしか思えん(神の力)
今回はやる側だから大丈夫っぽいが


765 : 名無しさん :2019/09/29(日) 17:23:38 EGmry7xQ
水鳥の自分を犠牲にした時間稼ぎの結果……2人まとめて海魔兵にリョナられそうになってるでござる


766 : 名無しさん :2019/09/29(日) 19:23:08 ???
まぁ姉がアレなので水鳥ちゃんもすぐに大きくなるはずだうんうん
胸合わせで女の子が苦しむのいいよね


767 : 名無しさん :2019/10/02(水) 14:49:01 ???
その名もって出された名前がそのままな名前すぎるww
てかこの世界ガチレズオオスギィ!


768 : 名無しさん :2019/10/05(土) 03:14:54 ???
ムラムラして書いた 後悔はしてない


769 : 名無しさん :2019/10/06(日) 16:22:55 ???
乳首合わせがやりたいがために無理クリ登場のクリお姉さん
やるだけやって満足したら後続に丸投げしてしまうのであった

エロ責めされて敏感メロメロ状態のまま魔物の群れに放り込まれるのいいよね…


770 : 名無しさん :2019/10/06(日) 20:14:04 ???
ヴェンデッタサイドも多少進めてみた


771 : 名無しさん :2019/10/12(土) 13:32:02 mCO0D8Ys
余裕で勝てる相手に情けもかけてあげたのに海に連れ込まれて可哀想な目にあうリザぁww


772 : 名無しさん :2019/10/13(日) 10:15:28 ???
なにげにレズ以外に犯されるのは初めてかな
このまま名無しのザコに処女を散らされてしまうのか…可愛そうですねグヘへ

一方で唯は別ベクトルのひどい目に遭っていた
ズタズタに切り裂かれる っていうフレーズはやはり良い


773 : 名無しさん :2019/10/20(日) 14:52:59 ???
さっきまでベロチューさせられてたのに急にカッコつけたこと言う水鳥ちゃんであった
ついでに力に溺れるフラグ(多分折れる)も少しだけ入れてみた


774 : 名無しさん :2019/10/20(日) 19:43:32 ???
まさか水鳥がこんなに覚醒するとはなぁ

ヴェンデッタ小隊パートも巻きで進めていくぜ
そこまで重要キャラでもない単発の敵に普通に負けそうになる主人公がいるらしい


775 : 名無しさん :2019/10/22(火) 19:39:11 IxN6qwm2
全員集合まで巻きに巻いた結果
瀕死の唯とオトはサクッと回復して、
変身したサクラが活躍するシーンとかはばっさりカットされ、
ルーアは変態所長にお腹ボッコボコにされた

…途中のシーン書いてた人いたら申し訳ない


776 : 名無しさん :2019/10/23(水) 00:24:43 ???
どんどん進んでいいねえ
戦争前にヴェンデッタ小隊で一つ膨らまそうと思って行かせた作戦だし、これくらいでええよん

もう大戦でラストやなぁ……リザとミスト、サキとリンネもかなり気になるところやね


777 : 名無しさん :2019/10/26(土) 13:08:06 ???
中ボス勢を拠点に配置して最終戦への準備
残りの十輝星や、エミリア、教授、ジェシカ、ノワール、ワルトゥ
……あたりの連中はどうなるか


778 : 名無しさん :2019/10/27(日) 12:29:57 ???
舞のその後とサキとリンネを書こうと思ってたら、アリスちゃんの負けヒロイン可愛いっぷりを書いてしまっていた
知らぬ間に別の女に搔っ攫われてるのいい……俺逆NTRとか好きかもしれん


779 : 名無しさん :2019/10/27(日) 15:02:48 ???
そして舞が必死の思いで主の下に帰ったら、敵の男と内通してイチャついてるっていう…


780 : 名無しさん :2019/10/27(日) 16:26:20 ???
アリスも不幸っぽいオーラ纏ってるしなあ
リンネは罪作りなやつやで

リザはただボコるだけじゃもはや物足りねえと精神リョナに走ってしまった


781 : 名無しさん :2019/10/27(日) 19:18:04 ???
今となってはトーメント側ではエミリアの次くらいに気遣ってくれてるサキを暗殺しなければならなくなるリザ
かわいそう……もっと曇らせたい……


782 : 名無しさん :2019/10/28(月) 02:06:42 7vZuNJxw
平和だった日々でも思い出して落ち着かせてみた(久しぶりにリザドロアイが描きたかっただけ)

アイナもキャラメイクアプリでつくってみた
最後のジョジョ立ちがアイナらしくておきにいり
https://imgur.com/gallery/3T0u2Dz


783 : 安い性器リアルオナホ-ル販売店 :2019/10/28(月) 12:43:40 /dpTGjP2
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784 : 名無しさん :2019/11/04(月) 08:27:03 ???
すでに戦いが始まってしまっていたけど、
せっかく書いたのでエミリアとサキの話を挿入

>>782
アイナ可愛い なのにどうしてモテてないのか…w
こうなるとドロシーもみてみたい


785 : 名無しさん :2019/11/04(月) 09:51:00 ???
転記あざす!
なんかネットだとガチでしたらば閉鎖の噂もあって焦ってwikiに投稿したけど、普通に復活するなら待てば良かったな


786 : 名無しさん :2019/11/04(月) 13:20:07 ???
話を進めつつ不穏なフラグも立ててみた


787 : 名無しさん :2019/11/10(日) 20:53:29 ???
エミリアちゃんはリザにとっての最後の砦……
かわいそうだが曇らせざるをえない

なんか今日はつながんねーなー ぐらいにしか思ってなかったけど、閉鎖の噂なんてあったのね


788 : 名無しさん :2019/11/16(土) 03:01:14 T9DDn4XY
今つけてるブラを当てられても受け流しちゃう天然唯ちゃん
伏線はりはり

>>784
ドロシー今作ってみているけど、なかなかしっくりくるのができなくてこだわり出してきてしまっている……w
アイナはめちゃくちゃ簡単だったのになぁ


789 : 名無しさん :2019/11/24(日) 16:06:59 WybFIx7o
ちょい駆け足で進めてみた

結局逃げられず、またユキを改造されてしまったサキ
家族のためにリンネのいるナルビアと戦わなければならなくなった……みたいな感じです


790 : 名無しさん :2019/11/25(月) 01:50:17 ???
結局ユキやサユミを人質に取られてるからうまくいかないねぇ
リザとまたギスギスしそうやなぁ

その頃ミストお姉ちゃんは妹を好きになった男に妹の女としての魅力を聞いていたのであった。。。


791 : 名無しさん :2019/11/25(月) 21:31:37 ???
闘技大会一回戦負けコンビがタッグを組んだ!
はたして二人は例の赤いアイツが現れる前にカタをつける事は出来るのか


792 : 名無しさん :2019/12/09(月) 02:06:47 Tv5Rlu6M
ヤコがどこまでいい効果をもたらすことができるのかってとこかなあ
リザは不幸少女だからバッドエンドが似合いそうだが(ゲス顔

そろそろ来そうやなあ毎年恒例の赤いやつが……


793 : 名無しさん :2019/12/15(日) 19:20:34 ???
うーんそろそろササメちゃんリョナっていくかとおもったのに、EMTにカミングアウトさせてしまった。
実はライラ編おわったあたりで考えていた設定なんだけどね。。。


794 : 名無しさん :2019/12/23(月) 01:50:34 L1E6WAdY
前に断念したリザやドロシー達の警備隊試験につながるスピンオフ、前半部分完成したので投稿しちゃいますー

この前半部分はリザメインで、シフトに目覚めた経緯を書いてみました。

年末休みで続きを書いていきたいと思ってはいるが、今年一年の振り返りも書きたい……どっちにしようかなあー


795 : 名無しさん :2019/12/23(月) 01:52:03 ???
1イータブリックス城下町、そのさらに下の階層には貧民街(スラム)と呼ばれる場所がある。
選民思想の強いトーメント王国にとって、国に金を生み出さない男や子供を救う政策はない。
落ちぶれた者、怪我をして働けない者、親に捨てられた孤児のように脛に傷持つ身の者たちが、肩を寄せ合って暮らしている場所。
それがイータブリックスのスラムという場所だ。

「リザ!アイナ!すっごいニュースきたわよ!早く起きなさい!屍者の目覚め〜〜〜!!!」

クリーム色の髪に緑色の目が印象的な少女、ドロシーが、同居人の2人を叩き起こす。
その手段は、フライパンをおたまで叩きまくるという目覚まし時計のアラームを凌駕するどころかモンスターに攻撃が通りそうなほどの威力を使った技であった。

「ううううううううるさいですわーーーー!!!耳キーンなるでですわーー!!!ご近所迷惑ですわーーー!!!騒音美少女とか流行らないし流行らせませんわよーーー!!!」

その音に負けないくらいの声量で飛び起きたのは、ピンク色のツインテールが目にもうるさい少女、アイナ。
彼女もドロシーも、口減らしのために親に捨てられてからずっとここで暮らし続けている。
それを感じさせないほどの活発で元気な様子は、ドロシーと出会ってから今までずっと変わっていない。

「……ふたりとも……朝なんだからちょっと静かにしてよ……」

至極真っ当な意見を一番小さい声量で言ったのは、金髪碧眼の少女、リザ。
弱小民族のアウィナイトである彼女は親に捨てられたわけではなく、盗賊に家族を殺されてここに流れ着いた経緯がある。
境遇と世界に絶望し、死ぬことを考えた時にドロシーに出会い、生きる希望をもらった彼女は、その優しさと冷静な頭で暴走しがちな2人を制御している、いわば潤滑油といったところ。

ドロシー、リザ、アイナ。
後に王下十輝星として活躍する彼女たちのスタート地点は、このかろうじて雨風がしのげる程度のオンボロ廃墟であった。


796 : 名無しさん :2019/12/23(月) 01:53:07 ???
「で?すっごいニュースってなんなんですの?もしくだらないニュースだったら親のダイヤの結婚指輪のネックレスを指にはめてぶん殴りますわよ?」

「あんた、親がもともと上流階級だったからってそんな無理して高級感ありそうな罵り方やめなさいよ。あとついでに謎のお嬢様口調も。」

「ううううるさいですわね!アイナはいつか人間としても女としても返り咲いてやるんですわ!天国か今生かどっちにいるのかわからない両親に、アイナを捨てたことを後悔させてやるんですわ!」

「返り咲くってそもそも一回も咲いてないでしょ。頭の中は満開のお花畑みたいだけど。」

「ムキー!このスタッドレス美少女!その煽りスキルの高さだけは認めてあげますわ!」

「……はい、2人とも朝ごはんできたよ。」

ドロシーとアイナが無意味な言い争いをしている最中に、リザは自分が盗んできたパンにアイナが盗んできたジャムを塗り、ドロシーが盗んできた卵を自分が盗んできたフライパンとアイナが盗んできた炎魔石で目玉焼きを作り、バザーで店前に落ちていたのを拝借した塩コショウをふりかけて3人分の食卓を完成させていた。



「あ、ありがとーリザ。でね、ニュースっていうのはほえよ!」

パンを頬張りながらポスターを広げていくドロシー。そこにはトーメント王の美化されすぎているイケメン風のイラストに大きな見出しでこう書かれていた。

「むむむ?王都警備隊採用試験……?」

「去年採用した兵士たち、ルミナスとの戦争であんまり活躍してなかったらしいの。だから今年はより実力主義で集めるために、一般からも応募かけるんだって!ついに来たのよ!私たちにもこれに出られるチャンスがねっ!!!」

「まあ兵士の家系に生まれただけのヘタレとか、ただモテたいだけの貴族のボンボンが兵士になったところで活躍見込めませんものね。おかげさまでドロシーのビョーキがステージ4になりましたわー。もう末期患者ですわー。」

「……すごいね。100人バトルロワイアルで活躍した者は全員採用。最後まで残った優勝者には賞金500万ナーブル……」

「だけじゃないわよ!最後のここ!特に実力が認められた者たちには、王下十輝星の星位を授ける……!もうこんなの、私たちが取るしかないでしょ!」

「そんな最後の駄目押しみたいな宣伝文句に本気で食いつくのはドロシーだけですわよ。そもそも十輝星までいかなくても兵士になれればまともな衣食住で生活できますし。」

「なによアイナ。返り咲くとか言っておいて意識低いわねー。じゃあ私が十輝星になったらアイナのこと顎でこき使っちゃおーっと!」

「ふにっ!?そ、それだけは死ぬほど嫌ですわ……そんなことされたらアイナ、悔しくて情けなくて夜しか眠れませんわよ。」

「でしょ?しかも!十輝星っていったら、毎日遊んで暮らしてもお金なんて使いきれないくらい入るのよ?アンタの変なお菓子とか好きなブランドの服とか買い放題!今みたいに偶然通りかかった石油王に見初められるのを待つ生活も、終わりを告げるのよ!」

「あ、あぁ、そ、そうですわね……り、リザちゃんはどうするんですの?ドロシーみたいな脳筋はいいけれど、清楚で可憐で優しくて儚いリザちゃんは……」

アイナとしては、いつか這い上がりたいという欲はあるものの、痛いのは勘弁といった性格である。
若干暴れたがりなドロシーとはそういうところで意見が割れることも多い。
冷静なリザが、ここはドロシーに待ったをかけてくれると思っていたのだが……


797 : 名無しさん :2019/12/23(月) 01:54:11 ???
「……やろうよ。アイナ。私たち3人で勝ち上がって、みんなで十輝星になりたい。」

「えええ!?ほ、本気ですのぉ!?本気と書いてマジですのぉ!?」

「ほらほら、もうリザも覚悟決めてるんだから!アンタも腹括る時よ!一緒に出ましょ!」



前にドロシーが話したこと……十輝星になれば自分のようなアウィナイトを守れるかもしれない。
そんなことができるならば、手段はどうあれ十輝星になることがリザの今の目的であった。
二つ返事をしたのはそれが理由だが、そのことを知らないアイナは驚いてしまったのだろう。

「で、でもでも……!こういうのって出場資格とかあるんじゃないですの?そもそも何才未満は駄目とか、身長何センチ以上とか……」

「そんな遊園地のジェットコースターみたいな制限あるわけないでしょーが……って、あったわ。」

出場資格はポスターの右下に、こう書かれていた。



『女性の参加も大歓迎!ただし選考あり。詳細はトーメント城でのエントリーの際にお話しします。お気軽にご来場ください。』



「……なんだろう。選考って……」

「この書き方だとさっぱりよね。行って確かめてみるしかないか。」

「き、きっとスラムの貧乏な子供は出るなとかそういう感じですわよ!そ、そもそもエントリーにも1人3万ナーブルかかるって書いてありますわ!」

「3万ナーブルか……最悪その辺のおっさんに〇〇すればいけるか……」

「その思考、アウトですわよ!ヤるなら一人でどうぞですわ!リザちゃんにはそんな汚らわしいことぜっっったいにヤらせませんわー!!!!」

「……とりあえずお城に行ってみようよ。選考に入らないと、せっかくお金を用意しても意味ないから……」

「……そうね。でもアイナの言う通りの選考基準だとしたら、こんなボロ服で行ったら一発で門前払いされそうだわ。……キレイな服が必要ね。」

「ほよ?……もしかして、盗むですの?」



以前は日雇いの仕事や薬屋などがスラムにもあったが、一ヶ月前にスラムでの店舗営業や日雇い仕事が禁止された。
兵士の話を盗み聞きしたところでは、生産性のない人間とこのスラムをまるごと潰すための施策だという。
つまりその日から彼女たちは、ほぼ盗みでしか生活できない状態になってしまったのだ。

「食べ物はまだバザーやちょろい店を狙ってなんとかなってきましたわ……けれど、高い服となるとセキュリティばっちりの場所をくぐり抜けないといけませんわよ?」

「いや、一個心当たりがあるの。そこでうまくいけばなんとか……でもあんまり気は進まないんだよね……」

「……やってみようよ。私も協力する。」

「いや、リザ。アンタ1人に頑張ってもらう作戦なのよ……だから気が進まないの……」

「……え?私……?」

そう、ドロシーには作戦があった。
ただその作戦は、できれば使いたくないものであった。


798 : 名無しさん :2019/12/23(月) 01:55:16 ???
「前にバザーで聞いたの。アウィナイトの女の子に目がない貴族がいるって。アウィナイトを奴隷にしてる人を見つけるとすぐにとんでもない額のお金を出して、その場で買い取っちゃうんだって。」

「なるほど〜ピッカンきましたわ。つまり……リザちゃんを囮にその貴族の屋敷に潜入してもらって、洋服やあわよくば出場資格の3万ナーブルを奪う作戦ですわね。」

「そうよ。でも……もし見つかったりしたらリザがどんな目にあわされるかわからない。だから……リザがやるか決めて。」

強要しているわけではないのは、言葉にされずともリザにはわかる。
スラムという場所、そこに住まう人々を潰そうとしているトーメントにとって、スラムの子供であることがバレることは出場資格に関わる可能性は高い。
そうであれば、リザに迷いはなかった。





(……ここだね。)

ウェルシュ邸。この瀟洒な館に1人で住んでいるべレイという男が、アウィナイトを集めている富豪らしい。
近くではドロシーとアイナが自分を見張っている。貴族街にスラムの子供が来るだけで目立つから来なくてもいいとリザは言ったのだが、それだけは聞かなかった。
帰って来なければ即突撃する用意らしい。
でもその気持ちだけでも、リザは嬉しかった。

(1人じゃない……ドロシーとアイナがいる。2人さえいれば、私は怖くない。)

インターフォンがなかったので、ドアを三回ノックした。
どうやらカメラは付いていて、そこで来客をチェックしているようだ。
カメラ越しにじっくりと見られているような気がして、少し身震いがした。

(……足音……)

階段を駆け下りてくる音が聞こえる。どうやらこちらの存在に気づいたらしい。
すぐに廊下を走る感覚の足音に変わり、目の前のドアが思い切り開け放たれた!

「ひゃっ……!あ、あの……!」

「な、中に入りたまえ!!!今すぐに!!!」

「え……きゃああぁっ!?」

男はリザの腕を掴むと、強引に自分の家に引きずり込んだ。


799 : 名無しさん :2019/12/23(月) 01:56:19 ???
「はぁ、はぁ……すまないね。他の貴族に君を見られたらきっとすぐに値段交渉だ。君みたいな若い子は私でも言い値で買えないかもしれないからね……」

「……あ、えっと……その……」

「私のことを聞いて来たんだろう?わかっているさ。ここで雇うよ。ああぁあぁなんだなんだそのボロ切れみたいな服は!ぬお……!美しい金髪に汚らしいゴミがこんなにたくさんッ!!エレナ!カミラ!すぐにこの子を風呂に入れてやれ!!!」

「「かしこまりました。べレイ様。」」

べレイが叫ぶと、すぐに廊下の奥から2人のアウィナイトが現れた。
リザと同じ金髪に碧眼。年は2人とも20代半ばほど。非常によく似た容姿をしていて、双子のようだった。

「いいか!汚れが付いているからといって絶対に体を激しく擦り上げるな!その肌に、と、特に顔にぃっ!!傷一つ絶対に付けるな!!!もし傷を付けたらお前たち2人とも……!いや、違う。減給してやるからな!」

「「かしこまりました。」」

双子のメイドはそう言うと、すぐにリザを抱えて別室へと移動した。



「……どちらからいらしたのですか?」

双子の1人……エレナと呼ばれた方がリザの服を脱がしながら、優しく声をかけてきた。

「そ、その……スラムから……」

家主のあの反応ならば、下手に嘘をつくよりも正直に言った方がいいとリザは判断した。

「そう。……べレイ様は少々気難しいけれど、奴隷である私たちに一定の自由とお金をくれるの。きっと貴女も気に入られて、前より良い生活ができるわ。」

「……そ、そうですか……」

あっという間に脱がされてしまったリザは、広い浴場に通されてシャワーを浴びせられる。
エレナがシャワーを持ってリザの体を隅々まで洗い流し、カミラの手につけられたシャンプーで頭から体まで丁寧に泡を付けられた。

「わ……あ、ありがとうございます。こんなことまで……」

「いえいえ。ルミナスから取り寄せているマジックシャンプーです。すぐに汚れも匂いも落としてくれますよ。」

「あ……く、臭くてすみません……スラムにはお風呂がなくて……」

「お気になさらず。私たちも最初は貴女と同じでしたから……はい、綺麗になりましたよ。」

「私たちは退室いたします。お風呂で十分に体を温めてから、お出になってください。お召し物を用意してまいります。」

「あ、は、はい……」

素晴らしい手際で体を洗い終えた後、メイド2人は退室し、広い浴場にリザ1人だけとなった。
ラベンダーの良い香りがする紫色の湯が張られた大きな湯船に浸かると、全身が満ち足りたような感覚がして……

「ふぉあぁ、きもちいぃ……!あぁ゛〜〜〜……」

久しぶりの湯船の感覚に、14歳の少女が銭湯のおじさんのような声を出してしまったのだった。


800 : 名無しさん :2019/12/23(月) 01:57:23 ???
「我が家のメアリーラベンダーを入れた湯はどうだったかな?海を越えてはるか遠い地方、マゼルタから取り寄せた一級品だ。」

「ありがとうございました。すごく気持ちよくて……良いお湯でした。」

「うん……服もまあ似合っているな。サイズが合っていればそれで良いんだが。」

メイド2人に着させられたのは、これまた高そうなフリルのついた黒のドレス。
所々にダイヤの宝石が散りばめられていて、奴隷が着させられているとは思えない豪奢なものである。
だが、家主の口ぶりはそれまでのものとは違い実にそっけないものだった。
体の傷や汚れはあれほど気にしていたが、洋服にはこだわらないのだろうか……

「それで、来て早々頼みごとをして悪いんだが……君には今日からここで働いてもらいたいんだ。つまり寝泊まりもここでしてもらう。」

「あ、はい……」

つまり夜も歩き放題ということか。
それならば、盗みもやりやすい。
もっとも当分貴族街には来れなくなるが。

「それでだ。恐らく外にいる少女2人……君の友達だろう。事情を言って帰らせてあげてくれないか。貴族街にいると捕まって酷い目にあわされるかもしれないからな。」

「……あ。そ、それなら……2人もここに入れさせてもらえませんか?私の大切な友達なんです。」

「……ふむ。」

「わ、私と同じ待遇にしてほしいわけじゃないんです。でも、2人もお風呂に入れてあげたくて……そ、その……すごく気持ちよかったので……」

口下手なリザだが、飾らないことで逆に説得力が出ることもある。
しばらくべレイは考えてから、負けたと言わんばかりに破顔した。

「いいだろう。君の健気さの勝ちだ。だが用意もある。お友達2人は明日になったら招き入れてあげよう。君が望むなら同じ待遇にしてあげてもいいさ。」

「え……ほ、本当ですか?」

「スラムも最近住民たちの締め出しが続いているだろう?君達のような恵まれない子供もいるというのに、酷い話だよ……私のような金だけを持て余している男が君達の一助となれるなら、喜んで協力させてもらうよ。」

「え……」

「この際だ。なにか欲しいものがあるならばなんでも言ってくれ。今まで苦労してきただろう……洋服でもお金でも食べ物でも、好きなものを与えよう。」

ニコニコと微笑むべレイ。その笑顔にほだされたてしまったリザは、こんな善良な人間から盗みを働こうとしていた自分が酷く浅ましいと感じた。

「……えっと、その……実は、みんなで綺麗な洋服を着て、美味しいレストランに行ってみたいと思っていて……」

「いいじゃないか。明日みんなで行ってくるといい。お金ももちろん持たせよう。1人20万ナーブルでいいかな?全然足りないか?」

「い、いえいえ!あの、1人3万ナーブルいただければ……あと、2人にも綺麗な洋服を……」

「もちろんだよ。その準備もエレナとカミラにやらせよう。早速お友達2人に報告してくるといい。」

「は、はい!すぐに戻りますっ!」

「あ、あぁ!走って転んで傷を作らないようになな!気をつけるんだぞ!」

思わぬ提案に心を躍らせながら、リザは部屋を出て行った。
その様子に焦って声をかけながらも、穏やかな笑顔で見送るべレイ。



だが、双子のメイドの表情は凍りついたように無表情だった。


801 : 名無しさん :2019/12/23(月) 01:58:42 ???
「うわぁ……リザ、すっごく綺麗ね。黒いドレスに金髪が映えて……どこの育ちのいいお嬢様って感じよ。」

「リザちゃんが……ま、眩しすぎて……!今の自分の格好が恥ずかしいですわ……しかもなんですのぉこの品のいい女子の匂いぃ!リザちゃん、童貞どころか女子も殺す勢いですわよおおおおぉぉ!?」

「だ、誰も殺さないよ……それよりもね。あの家の人、すっごくいい人で……」

リザはウェルシュ邸の中で起こった出来事を、2人に話した。

「えええなによそれ。奴隷っていうより普通に娘として迎えるのと変わんなくない?お小遣いまでくれるとか……」

「毎日働かずに家事だけしてればとんでもないお金がもらえるんですの!?そんな美味しすぎる詐欺まがいの話、今日びネットや雑誌の広告ですら見かけないですわよ……!」

「で、でも……すごく優しい人で……たぶん2人にも、良くしてくれると思う。それに警備隊試験に出るなら生活がちゃんとできないと、まともな訓練もできないよね。」

「まあ、確かにね……なーんだ。リザが酷い目にあったらどうしようと思ったのに、いざやってみるとすごいイージーモードっぽい感じね?」

「そのようですわね……それにしてもリザちゃん、やっぱり汚いスラムに置いといちゃいけない女の子ですわよ……アイナやドロシーとは女としての格が違いますわ!!!綺麗で、可愛くて、守りたくなる、儚さ……嗚呼、存在が尊い……!」

「や、やめてよアイナ……とりあえず、2人は今日は隠れ家に戻ってね。ここで警備員とかに見つかると大変みたいだから。」

「わかったわ。明日の朝来るわね。でもくれぐれも気を抜かないこと!危ないと思ったらすぐ逃げるのよ。」

「そ、そうですわそうですわ!相手はアウィナイトを大量買いしてる1ジャンルに特化したマニアックオヤジですわよ!決して油断してはいけませんわ!」

「大丈夫だよドロシー。べレイさんはすごく優しい人だから。メイドさんもいいところだよって言ってたしね。」

口酸っぱく注意を促す2人をなんとか窘め、見送ってからリザは館に戻った。



(……あれ?そういえばアイナはアウィナイトを大量買いって言ってたけど……館にはエレナさんとカミラさんしかいなかったような……)


802 : 名無しさん :2019/12/23(月) 02:00:00 ???
「……ご馳走様でした。お料理、とっても美味しかったです。」

「うんうん。それは何よりだ。実はカミラは普段三つ星レストランで料理人をしていてね。彼女の作る料理はどれも絶品なのだよ。」

「そうなんですか……カミラさん、こんな美味しい料理が作れるんですね。」

「エレナは高級服のデザイナーをしている。絵が非常に上手でね……この館にある風景画や天使の絵はほとんど、彼女が書いたものなのさ。」

「エレナさんもすごいんですね……あ、わたしあの絵が好きです。天使が2人で笑ってる絵……」

「おお。なかなかいい審美眼を持っているね。私もあの絵が一番好きだ。まるでエレナとカミラのようでな……」

そこで意味深にべレイが話を切ったので、リザは二の句を待った。

「……あの2人も孤児なのだ。親を野党に殺されて……まだ小さかった2人が行き場に迷っていたところを私が迎え入れた。それからはもう、親と子のような関係だと思っている。少なくとも、私の方はね……」

「……きっと2人もべレイさんのこと、お父さんだと思ってますよ。」

「はは……だといいがな。あの2人は寡黙で、あまりそういうことを言ってくれないからね……」

親を亡くした心の辛さは、リザもよくわかっている。
そんなときに心の支えとなり衣食住を与えてくれた人がいる幸せは、言葉では言い尽くせないものなだけだろう。


「そういえばリザ。君は何歳だ?まだ十代だろう。」

「えと……14歳です。」

「……そうか、14か。一番いい時期だな……」

「……いい時期?」

「いや、なんでもないさ……君も何か聞きたげだね。なんでも聞くといい。」

「あ、はい……ちょっと疑問に思ったことがあって。」

「ん?なんだね?」

「べレイさんは、私みたいなアウィナイトをたくさんこうして奴隷にしてるんですよね?」

「あぁ、そうだが。」

「この館には、エレナさんとカミラさんしかいないように見えるのですが……ん、うぅ……?あ、あれ……?」



そのセリフを聞いた直後、べレイの表情が変わった。
穏やかだった笑顔が、恐ろしい捕食者の顔へと。
それはあの盗賊たちと同じ、欲に塗れた醜い顔をしていた。



「……薬が、効いてきたみたいだね。」

「く、くすり……?え、なん、で……」

「眠くなってきただろう。そのまま眠りに落ちてくれ。地下室に連れて行くまでに暴れられると近所迷惑だからね……まあ、君の声が届かないほど隣家との距離はとってあるがね。」

「うぅ……あ……!」

突如訪れた眠気に抗う術もなく、リザの意識は闇に落ちた。


803 : 名無しさん :2019/12/23(月) 02:01:01 ???
「……ん、ぅ……」

「お目覚めかね。私の可愛い子猫ちゃん。」

「……えっ!?な、なに……?なんですか、これ……?」

目が覚めたリザは、実験台のようなベッドに四肢を固定されていた。
目の前には下手人と思われる男べレイが、メイド2人を横に立たせて不敵に笑っている。

「君は選ばれたんだよ。私の解体ショーのメインディッシュにね。もちろん観覧のお客さんもいるさ。モニターを見てごらん。」

「……ひッ!?」

目の前に映し出されたモニターには、コメントが流れ続けている。



「アウィナイト美少女キター!!!」
「お ま た せ 」
「事前予告なかったよな今回?」
「急遽見つかってすぐやる課じゃね」
「たまたま来たら貴重なアウィナイト回で震えてる」
「今回もいい悲鳴聞けそう」
「目の色が変わって絶望するとこ見たいー」
「それじゃあこれから女の子を、捌いていく!」
「金髪のヤツ!」



「な、なに……?なにこれぇっ……!?」

「君の泣き叫び悶え苦しむ姿を楽しみにしている視聴者たちさ。ほら、もう10万を超えた……今日はたぶん50万人は突破するだろうね。」

べレイはそう言って、手元のボタンを押した。
すぐに照明が消え、リザのベッドのみライトアップされる。
さながら舞台照明のように大げさな演出であった。



「ベ、べレイさん……一体なにをするつもりなんですか……?」

「私はこの女の子解体チャンネル……通称解チャンのアウィナイト担当でね。君のように見目麗しい貴重なアウィナイトを解体し、上級国民のリョナラーたちを楽しませることが、私の役目なのだよ。」

「か、解体っ!?……嘘、そんな……!あんなに優しくしてくれたのに、全部……全部嘘だったんですか……!?」

「もちろん私にも良心がある。殺す前に美味い飯と気持ちいい風呂で楽しませてやったのさ。スラムでのゴミみたいな生活より、充実した時間だっただろう?そのお返しとして私にも充実した時間をくれたまえ……」

「い……いっ、いやあああぁぁっ!カミラさんっ、エレナさんっ!た、助けてくださいっ!!!」

「ククク……この2人は私の従順な奴隷さ。言っただろう。子供の時から面倒を見ているのだ。……エレナ、カミラ。私にいつものをやれ。」

「「はい。ご主人様。」」

2人は静かにそう言うと、お互いの服を脱がしあい始めた。



「ッ!?な、な……!」

「美女2人がお互いの体を晒し合う……実にいいシチュエーションだと思わないかね?そしてその目的は、他でもないご主人様へのご奉仕だ……!」

下着姿になった2人は、体をべレイに寄せ合う。
美女2人に密着して挟まれたべレイは、左にいるエレナの唇を奪った。

「ん……はむっ……ちゅぅっ!んちゅ……んむ……」

「失礼いたします……ちゅ、ちゅく、ちゅろぉ……れるろぉ……んんっ、はむっ……」

横にいたカミラは跪いてべレイのズボンを素早く脱がし、パンツの上から剛直をいやらしく舐め上げる。
まるで高級風俗のようなプレイ風景が、リザの目の前に広がっていた。



「う……ぁ……!」

「素晴らしいだろう。これが全てを手に入れた私の力だ。毎晩こうして2人まとめて可愛がってやっているのさ。いい拾い物をしたものだよまったく……ヒヒヒヒヒヒ!!!」

「いや……!いやっ!いやあああああああ!!誰か、誰かああああぁ!!!助けてええええぇ!」

「叫んでも無駄だ。ここは地下室。お前の声は誰にも届かない……私たちと視聴者以外にはな
。」

キスをしたエレナの顔をベロリと舐め上げ、カミラを手で制してからべレイは置いてあったチェーンソーを担ぎ上げた。

「ひいいぃっ……!」

「視聴者もお待ちかねだ……早速配信を始めるとしようか。電源を入れろ。」

「「はい。ご主人様。」」


804 : 名無しさん :2019/12/23(月) 02:02:12 ???
「さあみなさんお待たせしました!今回のターゲットはこちらの美少女!若干14才のアウィナイトの美少女ぉ!リザちゃんでございます!」

エレナが大型カメラを回し、リザの姿をレンズに捉えると、画面がコメントで埋め尽くされた。



「やばばばばばばばばばばばばばば!!?」
「天使降臨天使降臨天使降臨天使降臨天使降臨」
「神ktkrktkrktkrーーー!!!!」
「えっ、かわいい……どうしよ……」
「おいおいこれはだめだろ、かわいすぎる……」
「こんな美少女どこに落ちてるんだよ!!!」
「黒ドレスに金髪っていうのがまた……!」
「ほーんとりあえず脱がして」
「アウィナイトの娘って奴隷よりも嫁にしちゃだめなんか?」
「オークション出れば3000万くらいしそう」
「捌くのを躊躇わせる可愛さ」
「いいからはやくやれよもうパンツ溶けたわ」



「あ……ぁ……!」

自身に向けられる欲望むき出しの感情が込められた文字の羅列に、感じたことのない恐怖が襲いかかる。
そうして彼女の目の碧色が濁り始めたのを見て、べレイはにったりと笑った。

「ではでは早速解体……の前にィ!オードブルとしての殴打リョナで盛り上げていこうかァ!グヒヒヒヒヒヒ!」

「あぐうぅッ!!んああ゛ッ!!っあああん!!」

腹、胸と殴られた後に頬への容赦ないビンタ。べレイの体は上流貴族らしく鍛えられているとはいえないが、それでも成人男性の容赦ない一撃は14歳のリザの小さな体にとって、十分なダメージとなる。

「痛っ……たあぁ……!」

「ククク……リザ、君は今まで見たアウィナイトの中で一番の美しさと、嗜虐心をそそられるいい声をしているねえ。もう、もう、もうもうもうたまら……ないよおオォ!!」

「ひぐああああぁあああぁぁッ!!づあ゛っ、うぅ゛……!ん゛あぁ゛……!」

打ち下ろされたべレイの拳がリザの腹部に突き刺さり、メリメリと音を立てて食い込んでいく。
自身の体に容赦なく突き刺さる圧倒的な暴力に、動きを封じられたリザはなすすべもなく喘ぎ続けた。



「この子の声エッッッッッッッッッ」
「リョナボイスのクオリティ強すぎワロタww」
「顔もだけど声がエロすぎwwww」
「俺もやわらっっかそうなリザちんの体いろいろ堪能したい」
「なんとけしからん!!!もっとやれ!!」
「目の色変わって暗くなってくのほんとリョナリティ高い」
「アウィナイトいいなぁ……性奴隷にもサンドバックにも最高じゃん」
「こんな可愛いリザちゃんを産んでくれたお父さんとお母さん、本当にありがとう。おかげさまでビンビンです」
「アウィナイト人間牧場ができて一家に一台の時代来ねえかなぁ」



「ふうぅぐ゛っ……!ゲホッゲホッ!!!うえぇ゛っぐ……ぅ……!」

「痛いかアァ?もう涙が出てきてるぞオォ?でも君のお父さんとお母さんは絶対に来ないよオォ?あ、スラムの子だし親に捨てられてるんだからそもそもありえないか!ヒャハハハハハハハハ!!」

「んぐゅぅっ……!ひぐっ、ひぐっ……!うっ……ううううううぅ……!」

「泣いても無駄だよオォ?むしろもっとそそられちゃうんだからァ……!」

逃れられない痛みに泣き出した少女の顔を見たべレイは、恐ろしい愉悦の笑みを浮かべながら、ついにチェーンソーに手をかけた。


805 : 名無しさん :2019/12/23(月) 02:03:37 ???
「さあぁ余興はここまでだあああアアァ!!こっからは美少女全身解体ショーの幕開けダゼエエ!!グロ耐性のないやつはさっさとブラウザバックしとけゴラアアアアァ!!」

ついに本性を現したべレイは、チェーンソーの電源を入れ刀身をフル回転させた。
耳障りな轟音を撒き散らすチェーンソーの刃が、恐怖に怯えるリザの目の前に突き出される。

「ほ、本当に……私を……殺すのっ……?」

「クックック……そうだよ?そのために屋敷に入れてあげたんだ。全て予定通りさ。」

そう言ったべレイの顔は、出会ったときと同じように柔和な表情をしていた。

「どうしてアウィナイトをたくさん買い込んでいるかって?君みたいにいい声で苦しみ喘ぎ絶望して死んでゆく姿を楽しむために決まってるじゃないか……!ふひ、ほひ、フヒヒヒヒヒヒヒ!」

「……ひ、酷い……酷い、酷すぎる……!」

「なあああぁにが酷いんだよ?アウィナイトは俺たち金持ちの玩具なんだ。金払ったり拾ったりした玩具で遊ぼうが壊そうが俺の勝手だろうが!?あ゛ぁ゛!?」

狂気を隠そうともせずこちらに向けてくるべレイ。だがリザはべレイに対してよりも、自分の不甲斐なさに腹が立ち始めていた。
こんな男を信じたのか。こんな男に心を開きかけたのか。
あの凄惨な経験を何一つ活かしておらず、ドロシーやアイナとの平和な生活に慣れてしまったのか。

そんなことを考えるうちに、思っていることが顔に出てしまっていた。

「……………………」

「あぁ!?なんだァその反抗的な目は……?この弱小民族の雌豚がアアァァ!!」

「え……ひいぃッ!?きゃあああぁ!」

激昂したべレイはリザの髪にチェーンソーを当て、勢いのままに金髪を切り刻んだ。



「悲鳴がもういちいちエロすぎる」
「あの反抗的な目最高かよ……そのあと普通に悲鳴あげちゃうのもかわいい」
「こっからは血ブシャブシャでるよおおおおおおおぉ!?」
「やばいですね!」
「えろいですね!」
「前回のエロエロになるヒル責めこの子にやってほしかったなー」
「とびきりの美少女は絶対解体させるってうp主のこだわりですから」
「早く死体になるとこ見たい……」
「もうパンツ溶け落ちて土に還り肥料になって木が育ち生い茂り禁断の実をつけた」



「視聴者数80万……ククククククク!ここまでいったのは初めてだ!!やっぱり君は、君は最高の可愛い可愛いおにゃのこだよおおおおオオォ!!」

「…………………………」

「はひっ、ハヒっ……!そ、そんな反抗的な顔をしても無駄なんだよオオオォ!?動けないんだから大人しくしてねぇエエェ!?すぐに殺さないように調整しながら切り刻んでいくんだからサアアアア!!!!」

興奮しすぎて言語レベルが危険領域に達したべレイは、チェーンソーをガンガンと拘束台に叩きつけ始める。
そんなべレイの様子を見たリザの中に、恐怖とは別の感情がふつふつと湧き上がってきていた。

「……いのに……」

「アァ!?ナンダヨォ!?ほら、言ってみなさい?」



「……お前みたいな奴……お前みたいな奴……!みんなバラバラになって死ねばいいのにッ……!」



今までの弱々しい悲鳴とは対を成すように、怒りに任せた感情がリザの口から吐き出された。

「アアアアァッ!死ぬのはテメェなんだよこの高級肉便器性奴隷がアアアァア!脳天に一気にコレぶち込んで腐れ生ゴミにすんぞこのダボハゼがあああああアアアアァ!!」



「……ッ!!」



アウィナイトに対する世の中の狂った認識。
理不尽に向けられるとてつもない殺意。
嫌という程それらを認識しながら、こんな場所で死んでいくしかない自分。
大切な家族を奪われ、何も成せず蹂躙されるだけの現実。

その全てに対するとめどない感情が激しい怒りだと認識した時、リザの体が不思議な力に打ち震えた。
その力は初めて感じるもののはずなのに、どこか懐かしく感じるもので……



「アヒャヒャヒャヒャヒャハアアアァ!!!死に腐れリザアアアァアアアアァ!!!」



凶刃を前にしたリザの碧眼に、光が戻ったのだ。


806 : 名無しさん :2019/12/23(月) 02:05:47 ???
「…………ア?」

べレイが振り下ろした凶刃は、冷たく固い拘束台に叩きつけられた。
今までそこにいたはずの金髪の少女の姿は……忽然と消えている。

「「きゃああああああぁ!!」」

すぐ後ろでメイド2人の甲高い悲鳴が上がる。
振り返るとそこにいたのは、拘束されていたはずの少女だった。

「……ハ?なんで……そこにいやがるんだこの雌豚弱小アウィナイトがあああああアアァ!!」

「……はっ!」

チェーンソーを振り上げ襲いかかるべレイの背後に、【瞬間移動】したリザが手に持っていたもの。
それはリザの傍にご丁寧に置いてあった、サバイバルナイフであった。

「……ア!?どこに行きやがったアア!!」

「「う、後ろですご主人様ああぁ!!」」

メイド2人が絶叫しべレイが振り返った時にはすでに、小さな凶刃が男の腹を引き裂いていた。



「うぅ゛!?ごぼっ、がばああああああぁ!!!!」

「……この……卑劣漢め……!」

汚い悲鳴を上げながら、べレイはチェーンソーを落としその場に倒れこむ。
リザはそのまま馬乗りになると、冷たい目でナイフを振り上げた。

「や、やめ……やめろオォ!!弱小民族のくせにこの俺に楯突く気かアアアァア!!このクソガキがアアァ!」

「黙れ……黙れ黙れ黙れ!お前がこの世に生まれてきたことを……後悔させてやるッ!!!」



「「きゃあああああああああぁ!!!」」

メイド2人の絶叫も、意味を成さなかった。
振り下ろされたナイフがべレイの脳天に直撃すると、勢いよく吹き出した血がリザの美しい金髪を汚した。

「ぐぼっ!?おげっ!!!あがあぁ゛っ!が……ぼ……」

「死ね……!死ねっ……!死ねっ……!死ねぇっ……!死ねええぇぇ!」

憎悪の言葉とともに、男の脳天に血まみれのナイフが何度も振り下ろされる。
メイド2人の絶叫と、刃が肉を引き裂く音が木霊し、部屋の中に血の匂いが充満してゆく。

「ご、げぇえ……!ば……め゛……!」

「アウィナイトのみんなをこんな方法で残酷に殺したことを……地獄でも後悔しろッ!」

「ご……バァッ!!!」

とどめの一撃として、思い切り力を込めナイフを脳天に突き刺す。
べレイの顔は頭から溢れる血に塗れていて、断末魔の表情がわからなくなってしまっていた。


807 : 名無しさん :2019/12/23(月) 02:07:23 ???
「……………………」

「「ひいいいいいいいいいっ!!」」

返り血に塗れたリザがゆらりと立ち上がると、失禁しているメイド2人が怯えた表情でこちらを見ていた。

「わ、私たちはっ……私たちは逆らえなくて、仕方なくやっていたんです……!逆らったらこんな風にされる、からぁ……!」

「こ、こ、殺されたくなかったんです……!ですから……ですから、命だけは……!命だけはぁ……!」

「…………………………」

赤に染まった金髪の奥で、ゆらゆらと激しく揺れる碧眼。
アウィナイトの目は感情で色が変わるが、それは怒りについても同様で、瞳孔が開いたリザの目はギラギラと激しい碧色を湛えていた。



「……何もしないよ。でも……自覚してほしい。貴女達みたいな人があんな男に従い続けるから、私達は虐げられ、蹂躙され続けるの。」

「う……うぅ……!」

「私達……変わらなきゃいけないんだよ。こんな人たちの都合のいい玩具にされ続けるわけにはいかない。だから……私は……」

自分の中に目覚めた不思議な空間転移能力。
この力があれば、自分でも十輝星になれるかもしれない。
ドロシーの言っていた通り、権力でアウィナイトの立場を変えることや、虐げられているアウィナイトたちを救うことができるかもしれない。

(……いや、できるできないじゃない……やるかやらないか。それだけなんだ……)

漠然と思っていたことが、明確な目標となった。
目標を強く再認識したリザに、メイド達が申し訳なさそうに近づいていく。


「……あの……カメラがまだ……」

「……あ。」



「いやああああああぁおっさんのグチャミソ死体見せつけられたああああああ」
「瞬間移動したよね!?え、どゆことなの!?」
「追い詰められてイヤボーンとかリョナラーにとって最悪の展開ですよホンマ」
「クソ回。チャンネル登録料返せボケが」
「覚醒したリザちゃんの活躍にご期待ください!」
「後ろにいたメイド2人めちゃかわいいやんけ」
「貴著なアウィナイト回がこんなことになるなんて……」
「血まみれでナイフぶっしゅぶっしゅする女の子もまあ貴重よ」
「ちょっと解析班場所特定しろよ凸って生で見たいわリザちん」
「めっちゃ伸びてるから来たらおっさんの死体で草超えて森超えてモーリーファンタジー」



「この……卑劣漢供めッ!」

リザは思い切りそう言って、ナイフをカメラに放り投げた。


808 : 名無しさん :2019/12/23(月) 18:08:34 ???
読み応えのある前日譚ごちそうさまでふ
黒ドレスロリリザすこシコ
後半も楽しみです…!


809 : 名無しさん :2019/12/24(火) 02:46:10 ???
乙乙 あとでゆっくり読ませてもらおう

そして本編では例の赤い服登場 今回はちょっと変化球で


810 : 名無しさん :2019/12/29(日) 15:28:56 ???
>>794-807
騙されておしゃれして晒し者にされるリザかわいい
採用試験の前の選考の前の資金稼ぎの段階でこんなひどい目に遭ってるとか、流石としか言いようがないですわ…
続きも楽しみにしています

一方本編はまだクリスマス
前座も前座な相手にボッコボコにされるササメちゃんであった
「足と分の急所」→「側頭部の急所」の誤字です


811 : 名無しさん :2019/12/30(月) 16:05:27 ???
スピンオフ感想あざすあざす
後半は今から書いていくんで冬休み中にはあげたいねえ……

本編の方には総集編を投下。
結構端折ったとこあるけどまあ大筋だけですわぁー
来年もよろしく!


812 : 名無しさん :2019/12/31(火) 17:01:45 ???
総集編あざす!

ヤヨイちゃんには、なんか滅茶苦茶激しいリョナを受けて欲しいんだ…


813 : 名無しさん :2019/12/31(火) 21:50:02 ???
あ、そうだ!ツリーやってなかった!
年明ける前に例の鐘もやらなきゃ!
まずベアハッグ外そう!必死に抵抗してやっとの思いで外してほしい!

と駆け足でやったらササメが死を覚悟し始めたでござる

バランスを取るためにも、来年はヤヨイちゃんをひどい目に遭わs…活躍させたいな


814 : 名無しさん :2020/01/01(水) 16:46:11 ???
あけおめことよろろ
リョナの鐘いいねえー去年書いてくれたサキのスピンオフもかなり良かった

父親登場したがもはや戦える状態でもないササメちゃん……


815 : 名無しさん :2020/01/03(金) 20:33:37 TVyXG21o
ことよろ!

クリスマスも正月も関係ないが、魔族とのハーフには邪悪な血に呑まれてしまう展開が付き物ということで雑に悪堕ちさせていく


816 : 名無しさん :2020/01/04(土) 15:20:11 ???
ヤヨイちゃんに酷い目にあってほしい人がいるみたいなので、アイスチンポチャレンジ

ニプルファックとか炎に焼かれたりとかヤヨイも今までひどい目にあってばっかりだなあ……


817 : 名無しさん :2020/01/05(日) 21:50:17 ???
>>807の続きのスピンオフを投下しちゃいます。
最後まで書きたかったけど時間が足りず……中編ということで。
リョナは試験で書くのであんまりない感じですが、リザたちと王様の初めての出会いとかを書いてみました。


818 : 名無しさん :2020/01/05(日) 21:52:04 ???
「……はぁ、はぁっ……」

リザの投げたナイフは一部始終を捉えていたカメラに直撃し、その機能を停止した。

「………………………………」

振り返ると、元々人間だったとは思えない真っ赤な塊が横たわっている。
流れ出る血はとどまることを知らず、広い拷問部屋の半分を赤く染めていた。



(……私……人を……殺しちゃったんだ……)



人殺しは許されない罪。人殺しは絶対に悪。
どんな理由があろうと許されない行為。
そのような道徳的思考は自分の中に確かにあったはずなのに、不思議なことにあまり罪悪感が感じられない。

(私……人としておかしい、のかな……)

人を殺した事実もそうだが、今自分の中に罪の意識というものがほとんどないことに、リザは混乱していた。



「……ねえ、私……捕まるのかな。」

「……え?」

「私……殺されそうになったとはいえ、人を殺したんだよ。このまま普通に暮らすなんて……駄目なんじゃないの……かな……」

「ひっぐ……!そ……それを言ったら私もカミラも今まで見て見ぬ振りをしていました……私たちも、同罪です……」

「ぐすっ……!そうね……この人は私たちが殺すべきだったのよ、エレナ……!ずっとこんなことを見て見ぬ振りをしていた私たちも……この男と同罪よ……」

「……でも2人は、逆らえばこいつに殺される状況だったんでしょ。」

「……それは……言い訳でした。リザさん、貴女がさっき言った通り、こんな男に従い続ける私たちのような者がいるから、アウィナイトへの蔑視や差別がなくならないんです。」

「私たちも……それはわかっていたのに……住む場所を失って理不尽な差別を受ける日々に戻りたくなくて……この男の操り人形になっていました……」

「……………………」

本来の落ち着きを取り戻した2人は、ぽつぽつと言葉を吐露していく。
住む場所のないアウィナイトがどのような扱いを受けるかは、リザも体験してきた。
なにもしていないのに理不尽に襲われ、助けてくれる人などいない。
そんな生活になるくらいなら、狂人のご機嫌を取りながら姉妹でひっそり暮らす……
そのような考えに至るのも、仕方のないことなのかもしれない。


819 : 名無しさん :2020/01/05(日) 21:53:54 ???
「リザさん……貴女は元の場所へお戻りください。私たちがこの男を殺したと兵士に伝えます。カミラも……それでいいわよね。」

「……うん。もちろん。」

「……え?え?」

リザの中に突然、影も形もなかった大きな不安感が現れ始めた。

「リザさんは、私たちがやるべきことを代わりにやってくれました。罪を被るのは私たち2人だけで十分です。」

「3人捕まるなら、2人捕まった方がいいです。リザさんが捕まるなんてことは、私もエレナも絶対に容認できません。」

「そ、そんなのだめだよ……!私が殺したのに2人が罪を被るなんて……そんなこと、絶対に間違ってる……!」

「間違っていません。貴女の行動は私たちの目を覚まさせてくれました。貴女がここに来なかったら、私たちはずっとあの男の言いなりだったかもしれません。」

「エレナの言う通りです。今までの罪も含めて、私たちが裁かれるべきです。それにリザさん……貴女はお若いのにとても、とても強い人です。こんな男のために……人生を無駄にしてはいけません。」

同じ顔、同じ声ではっきりと双子はそう言った。
だが罪を被ってもらうことは、罪を着せることと変わらない。
殺したことは後悔していないが、2人が罪を被ることはリザはどうしても納得できなかった。

「そ、そんなの……!私のせいで2人が捕まって酷いことされたら……私のせいでっ……!」

「私たちも……この男と同様の人間です。目が覚めた今となっては、今更どんな仕打ちを受けようと……後悔はありません。」

「この家にあるお金などは、どうぞ持って行ってください。私たちも整理をした後、すぐに兵士に自首しますので……」

「そんな……私……私が殺したのに……!私が……!」

「……リザさんは、とても優しい人なのですね。……私たちは貴女を見殺しにしようとしたのに……」

「どうか、お気になさらないでください。私たちは今までしてきたことの責任を取るだけなのです。あなたに対しての優しさや自分たちへの諦めではなく……人間としての、誠意です。」

「うぅ……うぅっ……!ごめんなさぃ……エレナさん、カミラさん……ごめんなさぃっ……!」



感じていなかった罪悪感が急激に湧き上がり、先ほどまでの奇妙な落ち着きが嘘のように泣き崩れるリザ。
そんな彼女を見た双子は、2人でリザを抱きしめ優しい言葉をかけ続けた。

「うぅ……私……ぜ、絶対にアウィナイトのみんなが差別されない世界を作る……!絶対、絶対……!」

「……きっとできますよ。リザさんなら。私たちもずっと応援いたします。」

「さっきの不思議な力……聞いたことがあります。アウィナイトの異能力、瞬間移動の力はごく限られた者のみに発現すると。」

「……異能力……私が……?」

「きっと大丈夫です。その力があれば……リザさんは必ず世界を変えることができます。」

「アウィナイトを変えられるのは、きっとリザさんだけです。でもあまり気負わないでくださいね。貴女は今のままでも……十分強いのですから。」

「ぐすっ……ごめんなさい……エレナさん……カミラさん……!」



この時のリザは想像もしていなかった。
もう2度と、絶対にやらないと決めた人殺し。
その人殺しを繰り返し続ける日々が訪れることを。


820 : 名無しさん :2020/01/05(日) 21:57:15 ???
その後、本来の目的であった闘技大会への出場資金と、スラム出身であることがばれないようカモフラージュに使う豪奢な服を受け取り、リザはウェルシュ邸を後にした。

(……二人とも、憑き物が落ちたみたいに楽な顔してた……やっぱりずっと我慢してたんだろうな。)

自分の中の罪悪感はもちろん消えてはいないが、エレナとカミラは自分に救われたと言っていた。
その背景には、自身がアウィナイトであるという劣等感と、あの悪魔のような生放送のようにアウィナイトに対する差別が跋扈していることに他ならない。
もはや差別というレベルではないような気もするが。

あの二人が捕まってどうなるのか……そのことについて考えると頭が痛いが、あのような非人道極まりない行為を容認していたことを考えると、やはり彼女たちも裁かれなければならないのではないかとも思う。

(……結構自分勝手だな。私……)

隠れ家に着いた頃には、すでに深夜2時を回っていた。
隙間風が吹く廃墟の中で、ドロシーとアイナはくっついて寝ている。
普段はいがみ合っているが、付き合いの長い二人はやはり根っこの部分で互いを認めあっているのだろう。
すやすやと眠る二人の顔が、リザを非日常から日常へと回帰させた。

「……はぁ……もう、限界……」

重かった荷物を下ろすと、リザは二人とは離れた場所に倒れ込む。
いつもと同じように、二人にくっついて寝ようと思えなかった。

しっかり落としたはずの血生臭い匂いが、全身にこびり付いているような気がした。


821 : 名無しさん :2020/01/05(日) 21:58:57 ???
「んーむにゃむにゃ……お母様……くしゃみの速さは時速320kmですわ……」

「ん……朝か……」

一生知らなくても困らない雑学を呟くアイナの寝言で、ドロシーは目が覚めた。

「全く……親とどんな会話してたのよこの子は……」

そんなことを言いつつも、髪を下ろした可愛らしい寝顔のアイナを見ているとなんだか癒されてしまう。
破天荒で天真爛漫なアイナに対しては、妹のような感情も持っているドロシーであった。



「……おはよう、ドロシー。」

「……?リザ……?」

ドロシーが振り返ると、ウェルシュ邸にいるはずのリザが豪奢なドレスを着たままちょこんと座っていた。
その目は少し腫れているように見える。

「やっぱり、二人と一緒に居たいから戻ってきちゃった。お金とか洋服も譲ってもらえたから、採用試験にエントリーできるよ。」

「あ、あらそう……あたしもおっきなお風呂入りたかったんだけどなぁ。ベレイさんだっけ?直接お礼も言いたかったし。」

「……ベレイさん、あんまり体調がよくないみたいだったから……あんまり迷惑かけられないと思って出てきちゃった。代わりに城下町の温泉に行こうよ。お金はもらってあるから。」

出場資金とは別に、リザはエレナたちから家にあった金を押し付けられている。
ざっとみても数十万ナーブルはあるのだが、これはさすがに隠しておかなければならない。

「ふーん。ほんとにいい人だったのね。警備隊試験が終わったらアイナと一緒に挨拶にいかないと。」

「……うん……すごくいい人だった……」

「………………」



(リザ……ほんと、嘘が下手……でも、今は聞かないほうがよさそうね……)



リザの青い目の虹彩が不自然にゆらゆらと揺れるのを見て、ドロシーはそう思った。


822 : 名無しさん :2020/01/05(日) 22:05:42 ???
「ん?警備隊採用試験にエントリーしたいだって?」

「ええ。参加資金も持ってきたわ。文句はないわよね?」

金のドレスに身を包んだドロシーは、ドヤ顔で9万ナーブルを叩きつけた。
その後ろでは少し落ち着かない様子の黒ドレスのリザと、ドレスまでピンクでキメてきたアイナがお嬢様然とした様子で立っている。

(ドロシー……立ち振る舞いが全然上流階級っぽくない……)
(しかも全身金ピカドレスって成金臭が半端ないですわ。思ったとおりドロシーは美的センス皆無ですわ……)

自分がリーダーだからとエントリーを勝手に引き受けたドロシーに、後ろの二人は内心ハラハラしていた。

「お前らスラムのガキ……では流石にないか。……確かに6万ナーブルは受け取った。」

(……6万?)

「スラム……?お、オ、オホホホホ!アタクシたちがスラムの子供なわけありゃしませんわぁ!アテクシたちはみなそれぞれマジで高貴なお生まれとなってございますのよ!オーホッホッホ!」

スラムという単語を聞いたドロシーは、お嬢様らしい口調で必死に取り繕うが……

(ドロシー……!無理して喋らないで……!)
(バカ丸出しすぎですわぁ……これバレるんじゃ……)

後ろの仲間たちを余計に不安にさせるだけであった。



「俺は普段貴族街で警備やってるけど、お前らなんか見たことねぇな……喋り方もおかしいし……」

「じ、じゃあ後は選考っているのがありますのよね?それはどんなものなのかしら?アテクシにおしえてくださりますぅ?」

「あぁ……選考は合格だよ。お前もそこのピンクもブスではねえからな。女の出場者はブス厳禁なんだ。よかったな。」

「はぁ!?なによその選考!!強さに容姿なんか関係ない……ざましょ!?オーホッホッホ!!!」

「おい、お前やっぱり言葉遣いがおかs」



「ドロシー、貴女はお下がりになって。」



突然、よく通る凛とした涼やかな声がドロシーの背後から発せられた。
すぐにドロシーはリザの方を見たが、リザはアイナの方を見てあっけに取られている。

「ご無礼いたしましたわ。ドロシーは少々お転婆な子ですの。数々の無礼をどうか、お許しくださいませ。」

「お。おう……なんだ。こっちはまともか。」

落ち着いた声で言葉を作るアイナに、リザとドロシーはあっけに取られて動けなくなってしまった。
さっきまで温泉で「うおおおおおぉぉぉっ!温泉で泳ぐのが許されるギリギリアウトな年齢!それが12歳!それが12歳ッ!!」などと言いながら露天風呂でクロールしていたアホなのだ。無理もないことである。



「それで……お尋ねしてもよろしいかしら?」

「あぁ、なんだ?」

「先程、ドロシーとわたくしは選考の合格とおっしゃいましたが……こちらのリザも合格でよろしいかしら。見ての通り色白でお顔立ちもよろしくってよ。綺麗なおみ足にきらびやかな御髪で、美しい人形のようだといつも話しておりますの。」

「ちょ、ちょ……!アイナ……!」

「うふふ……褒めるといつもこれですのよ。可愛らしいと思わなくって?」

褒められすぎて耳まで赤くなるリザを前に突き出し、可愛さアピールを勝手に始めるアイナ。
こんなことをしなくても自分とドロシーが合格な時点で、リザの方は余裕だとアイナは思っていたのだが……



「いやその金髪は駄目に決まってんだろ。そいつだけは駄目だ。」

「え……」
「あら?金髪の女の子はお気に召さn」
「はぁ!?なんであたしとアイナがよくてリザが駄目なのよ!無茶苦茶言ってんじゃないわよこのバkムゴゴッ!?」

罵詈雑言を放とうとしたドロシーの口を、リザが素早く塞いだ。



「けっ!!そいつはどう見てもアウィナイトだろうが。肉便器に警備隊はつとまらねえんだよ。慰安婦奴隷枠なら俺が直接推薦してやるがな?なんならこの俺が直接奴隷にしてパコパコ使ってやらぁ!ヒヒヒヒ!」

「モガモガモガ!!!モガガガガガー!」

「……………」

より激しさを増したドロシーの口を、リザは力を込めて塞いだ。


823 : 名無しさん :2020/01/05(日) 22:07:58 ???
「ほら来いよ性奴隷が!こんなところに来るってことは誰の奴隷にもなってねえんだろ?俺が雇ってやるよ!」

「な、何を言って……きゃあっ!」

背後から近づいてきた兵士二人に腕を捕まれ、リザとドロシーは引き離された。

「リザ!?こおぉんのクソ兵士!!!リザから離れ、ぐぅ!」
「うぐっ!?な、なにをするんですの!?」

「へへっ!大会には出させてやるが、アウィナイトを捕まえる邪魔はさせねえ!」
「黙って大人しくしてなぁ!あのアウィナイトは今日から立派な肉便器だぁ!」

他の兵士たちがアイナとドロシーを捉え、リザは受付ともう二人の兵士に頭と体を床に押さえつけられて拘束された。

(ガッ!)
「ぐうッ!こ、このぉ……!」

「大人しくしろ!3人に勝てるわけないだろ!」
「城に入ってきたときから狙ってたぜぇ……こんな場所で肉便器ゲットなんてな!」
「そんな可愛い顔して、男を喜ばせる方法は知り尽くしてるんだろぉ?堪能させてもらおうじゃねえか、ヒヒヒヒ!」

「この……!リザから離れろゲス共おおおおおおぉぉぉ!」
「のわあああぁぁ!?こいつ、魔法使いだああああぁ!!」

「リザちゃんには手を出させませんわ!喰らえ激辛ハバネロソース!」
「ぎゃー!目が、目があああぁぁ!」

怒号と魔法と唐辛子が飛び交うエントランス。
ドロシーとアイナは善戦するが、すぐに他の兵士たちが集まってきてリザへの道を阻まれてしまう。

もはや万事休すと思われたところに、一人の男が現れた。



「おいおい、何騒いでるんだぁ?ここは俺様の城であって、わんぱく幼稚園じゃないぞ。」

「ええええええ!?お、王様!?」

「……?王様……?」

兵士たちの視線の先にいたのは、ステレオタイプな王冠と真っ赤なマントを羽織った男。
王といえばまあ王なのだが……その雰囲気は異様と言うしかなかった。


824 : 名無しさん :2020/01/05(日) 22:13:04 ???
「王様、見てくださいよコレ!若いアウィナイトの女ですよ。ノコノコ性奴隷になりにこんなところまで来たんですよ!」

「ち、違う……!私は警備隊試験に出るために来たのに、こんな……」

「ほーん……」

ふん縛って拘束されているリザを見下ろすトーメント王。
その碧眼を見て、王はにやりと笑った。

「ほお……お前、その年で異能力に目覚めているな?大したもんだ。そこから出ないのは、まだ使い方をよくわかっていないからか?」

「え……どうしてそれを……」

「ククク……俺様はこの世界の王だからな。なんでも知っているのさ。……おい、離してやれ。」

「え?離していいんすか?」

「2回も同じこと言わせるな。さっさと離してやれ。」

「「「は、はいぃ!」」」



王が仲裁に入ったことで兵士たちは名残惜しそうにエントランスを去っていき、リザたちと王だけが残された。

「あの……助けてくれて、ありがとうございました。」

「ほんとに助かりましたわ。王様がおいでにならなかったら、大変なことになっていましたもの。」

「ほんとにね。王様、ありがとうございました。…でアイナはまだそれ続けんのね……」

アイナとの違いを見せつけられたドロシーはもう諦めたらしく、慣れないスカートに手を入れて足を掻いていた。

「いいってことよ。で、お前……名前は?」

「あ、えっと……リザです。」

「リザね。なんか会話のレスポンス遅いけど、可愛いしいいか。警備隊試験には出られるようにしてやるよ。感謝しろよな。」

「あ……ありがとうございますっ!」

この国のトップが差別主義者ではなく比較的まともな人だったことに安心するリザ。
アウィナイトというだけで散々な目に会ってきた彼女だが、このように助けてくれる人がいることも事実なのだ。



「で……お前たちは警備隊試験に受かって何がしたいの?」

「はい!私は王下十輝星になって、悪人をたくさん倒したいです!ついでに、いい生活がしたいです!」

「ふむふむ。弱者の味方になっていい国づくりに貢献したいってわけね。で、スラム出身だからいい生活がしたいと。」

「……あ。」

((……ドロシーってやっぱりバカ……))

正直すぎる性格のドロシーに、二人とも項垂れた。

「で、そこのピンクの小さいのは?」

「わたくしは……いや、もうバレてそうだしいいですわ!アイナは!好きな洋服をたくさん着て好きなお菓子をたくさん食べて、悠々自適に暮らしたいですわー!」

「え、なんかいきなりキャラ変わったな……まあ君みたいな欲望に忠実な子は大好きだよ。十輝星にぴったりだ。」

「……私は、アウィナイトのみんなが差別されない国を作りたいです。理不尽な目にあって殺されたり酷いことをされる人たちを、少しでも減らしたいです。」

「……なるほどねえ。ククク……いい志だ。」

3人の少女の目標を笑いながら聞く王。その奥にある狂気はまだ、少女たちにはわからない。

「まあ頑張ることだ。トーメント王国もこれからは徹底した実力主義で行く。子どもであろうと女であろうとアウィナイトであろうと、実力があるならそれ相応のポストを用意してやる。なにもかもお前たち次第ってわけだ。」

「実力主義……」

「警備隊試験での君たちの活躍、期待してるぞ。多分女の子は君たちだけだ。屈強な男たちの中で美少女3人がどれだけ戦えるか……今から楽しみだよ。」

「は、はい!がんばりますっ!絶対あたしたち3人で王下十輝星になってみせますっ!」

「おう!がんばれよ!」

シンプルな激励を贈り、王はその場を去っていく。
美少女たちの視線を背後に感じながら、王はニヤリと笑った。



「リザ……お前とは長い付き合いになりそうだなァ……」


825 : 名無しさん :2020/01/12(日) 14:27:29 ???
乙乙 バトロワ(という名の3対多)もたのしみです
この時の王様はまだブリーフいっちょじゃなかったのだろうか


826 : 名無しさん :2020/01/12(日) 17:25:18 ???
そして本編にも参戦させる
ドロシーは衣装えろいし強いし強気だしでリョナりがいがあるよね…


827 : 名無しさん :2020/01/13(月) 20:05:11 ???
おたすけドロシーかわいいよドロシー
この前イメージ通りにいかなくて作れなかったドロシー今度こそ妄想で作った
https://imgur.com/gallery/HtDUZpd

元気な娘ってポニテが似合う感じする
UNIのユズリハとか


828 : 名無しさん :2020/01/15(水) 02:40:14 xl4qcqb2
明らかにヤバそうな力を不幸少女に手に入れさせてみた
体力と引き換えにする自爆技はうまくいかなかった時の絶望感がリョナいポイント


829 : 名無しさん :2020/01/18(土) 12:08:36 ???
気付けば一月も後半
サンタさんを片付けたいけど片付かず
ドロシーサンタはもうちょっとだけ続くんじゃ


830 : 名無しさん :2020/01/19(日) 16:25:55 ???
おっちょこちょいのサンタガールちゃん
えっち着物のササメ
無駄に酷い目にあってばかりのJKヤヨイ

今年のクリスマス編はリョナ対象が多くてホクホクですね


831 : 名無しさん :2020/01/26(日) 17:14:57 ???
悲鳴の声質でフブキの正体を察したヤヨイちゃん
リョナの鐘の時に氷に閉じ込められてた、母親かも?っていう討魔忍さんと一緒に
雪人軍団にまたもやひどい目にあわされるのであった
あ、でも夢の中で巨乳になれてよかったね(白目)


832 : 名無しさん :2020/02/01(土) 01:59:43 86vtNOjA
ササメを落としたのはお母さんだったのに、母を許すササメちゃん
胸だけじゃなく懐も広い女の子だねえ

スピンオフ後半明後日には出したい!がんばりまうす


833 : 名無しさん :2020/02/03(月) 00:37:47 ???
「……ふっ! はあぁっ!」

王都警備隊試験へのエントリーが決まり、隠れ家へと戻ってきた3人。
アイナとドロシーはお祝いになにか食べ物を盗んでくると言って出かけていったが、リザは1人隠れ家で練習をしていた。

(……だめだ。うまくいかない……やっぱり普通の魔法と魔力の使い方が全然違う)

トーメント城で捕まったときも何度も試みたが、発動すらしなかった。
魔法とは違う魔力の流れをうまく体内で調整できない。
警備隊試験までに使いこなすことができれば大きな戦力になるはずなのだが……

「うっ……! くっ……」

(……ふらふらする。昨日寝れなかったから、かな……)

人を殺した感覚が脳裏に焼きついて、結局昨晩は一睡もできなかった。
精神的には今も睡眠どころではないのだが、体が生理的な欲求として休息を求めているのだろう。

突然の目眩に立っていられず、リザは壁にしなだれかかったままズルズルと座り込んだ。

(……今度こそ……限界……)

黒ドレスを着替える気力も沸かず、リザの思考は闇に落ちていった。



●●●



「……ザ……リザ!」

「ん……ぁ……ドロシぃ……?」

「まったくもう。帰ってきたらこんなところで倒れてるからびっくりしたわ。ちゃんとドレス脱いで寝なさいよ。そんなに眠かったの?」

「それよりですわ! 隠れ家には鍵なんてついてないんですのよ! リザちゃんが1人で寝てるのが男にバレたらすーぐヤられますわ! この前もアホそうな赤髪の少年とこれまたアホそうな赤髪青年にナンパされたばかりなのですから、少しは用心してほしいですわ!」

「……ご、ごめん……」

いつの間にか夜になっていて、部屋の中心からいい匂いが漂ってくる。
ドロシーたちはどうやら牛肉を盗んできたようで、肉の焼ける香ばしい匂いと立ち上る湯気が部屋の中を満たしていた。

「……ご飯、作ってくれたんだね。2人ともありがとう」

「ふふん。明日からの特訓のためにまあまあいい肉を盗んできたわよ。リザもいっぱい食べてね」

「もう焼き上がりますわー! リザちゃん、アイナがこのハラミをあーんして食べさせてあげますわ!」

焼き上がった肉を箸で挟んでタレをたっぷりつけると、アイナはそのままダッシュでリザの元へと走ってきた。

「ち、ちょっとー! 床がタレで汚れるでしょーが! リザが行けばいいのになんであんたがこっちに来るのぉ!」

「リザちゃんにいち早く食べてほしいからですわ! はい、あーんっ♡」

「……アイナ、ありがとう。いただきます……」

しっかりいただきますを言ってから、目の前に出された肉を改めて見たその瞬間……

リザの脳裏に昨日の晩の光景がフラッシュバックした。



「ぐぼっ!? おげっ!!! あがあぁ゛っ! が……ぼ……」

「死ね……! 死ねっ……! 死ねっ……! 死ねぇっ……! 死ねええぇぇ!」



「……うっぷ!?」

「ん? リザ、手で口押さえてどうしたの? 唾でむせた?」

「美味しそうすぎてきっと感動してるんですわ! 最近お肉なんか食べてなかったですからね! 今日は遠慮なくいっぱい食べていいですわよおリザちゃんっ!」

「……ぐっ……ぷ……!」

2人の声も聞こえないほど、リザは混乱していた。
肉を突き刺して引き裂く感覚、餌付いてしまうほどの血の匂い、耳障りな断末魔……
眼下に広がる血にまみれたそれをはっきりと思い出した瞬間、リザはすぐに立ち上がる。

「……ッ!」

「え!? リザ!?」

「ふぇ!? リザちゃん!?」

突然脱兎のごとく走り出したリザは、隠れ家を飛び出していった。


834 : 名無しさん :2020/02/03(月) 00:45:09 tgVp8YLA
「ぐううう゛う゛え゛え゛え゛ぇッ! お゛え゛え゛え゛え゛ッ!」

夜の帳が降りた人気のないスラムの片隅で、こみ上げてきたものを口から垂れ流す。
肉を見た途端に感じたフラッシュバックが頭に張り付いて離れないまま、リザは壁に手をついて自嘔吐し続けた。

「あ゛あ゛ぁ゛……うぅぷっ!? げお゛え゛え゛え゛え゛え゛!」

子供のころに大好物のお寿司を、調子に乗って食べすぎて吐いたとき以来の嘔吐。
でもあのときとは状況が違う。
姉や母や父や弟が、みんなで心配してくれた。
リザも抜けてるところがあるんだねと、終わってから笑い話にしてくれた。
食べすぎに気を使うようになったのも、そのときの経験が生きている。

だがこれは未来永劫、笑い話にもならない経験だ。
友人の前で気を悪くさせてしまった、最悪の経験だ。

「はぁ、はぁ、はぁ、はぁっ……! ぐっぷ!? お゛ぼえ゛え゛え゛え゛え゛え゛え゛え゛!!」

「このやろうてめぇ! 人んちの前でなに吐いてやがるッ!」

自分の声に気づいた男が隣家から出てきた。
どう考えても家の前ではなく道の隅なのだが、男はずんずんと近づいてリザの体を掴んだ。

「ぐ……きゃぁっ!」

「なにがきゃあ!だ、汚えクソガキ……! なんか言うことはねえのか!? ああ!?」

「ぁ……!ご、ごっ、ごめんなさい、ごめんなさぃ……!」

「ふん……おめえみてえな親に捨てられたゴミは、黙って死んどけばいいんだよッ!」

「んぐうっ!!! う゛ぅ゛!? ぐえ゛え゛え゛え゛え゛!」

男の拳が腹に刺さり、その衝撃で嘔吐物がさらにリザの体を駆け上がっていった。
そのまま口から出てきた吐瀉物には、鮮血が混じっている。

「ひゃははははは! 血まで出てきやがった! てかスラムのガキのくせになんでそんなに腹にものが入ってるんだぁ? 俺より肥えてんじゃねえのかこのメスブタ!」

「あぐう゛う゛う゛う゛う゛ッ!!お゛……ぇ゛……!」

「アハハハ! こりゃ楽しいおもちゃだぜ! 叩けばどんどんゲロゲロしやがる!」

「ひあ゛っぐ!? ぐぅ、う゛ぇ゛ッ!!」

「ヒヒヒ……なんで女を殴るのってこんなに楽しいんだろうなぁ! 警備隊試験で女をボコるのも楽しみだぜ!おらもう一発!!!」

「ふぐうううううぅッ!おぇ……ぐ……ぅ……」

容赦ない殴打によって腹の中にあるものをすべて出し切ってしまったリザは、殴られた場所を抑えながら力なく崩れ落ちた。



「う゛……あぁ゛……」

「へ……誰か来られても面倒だからこのくらいにしといてやらぁ。あーーー楽しかった! そこで死なれると掃除がめんどくせえから、さっさとどっかいけよクソガキ」

散々自分を殴った初対面のスラムの男は、暗闇の中に消えていった。

(うぅ……ひどい……ひどいよ、こんなの……)

人気のないスラムの片隅で、理不尽に殴られたリザの目に涙が浮かぶ。
このスラムにたどり着くまでにもこんなことは日常茶飯事だったが、やはり昨日の殺人は今までの経験から来た反動だったらしい。
だが今は自分を殴った男に対する憎悪よりも、心配をかけてしまった友人のほうが気がかりだ。

「……そ、掃除して……か……帰らないと……」

ドレスも体もボロボロになってしまったリザが、吐瀉物を片付けよろよろと歩き出したその時。



「リザ! 大丈夫!?」

「……ドロシー……全然大丈夫だよ……心配かけてごめんね……」

「何言ってんのよ……! あんたボロボロでしょ。しかもあんな顔色悪い状態で外に飛び出していって……アイナも肉なんかほっぽりだして探し回ってるんだから」

「ごめん……早く戻って一緒に食べようよ。私も少しなら……うぷっ……!」

「……リザ?」

肉のことを思い出すと、あのときの光景が浮かんでしまう。
出すものもないのに止まらない吐き気によって、リザはまた蹲った。

「う……うぅ……!」

「ああぁ……! もうそうやって無理をしないの。ほら、おんぶしてあげるから」

「……ドロシー、ごめん……」

「こういうときはありがとうでしょ。あたし、リザに対して全然怒ってなんかないんだから」

「……そうだね。ありがとう……」

普通なら一体何があったのかとか、なんでいきなり隠れ家を飛び出したのか、聞きたくなる場面だろう。
だがドロシーは何も言わず、むしろいつもと同じような口調でリザを助けた。
それは彼女がリザを信頼している証。
何も言わずとも、落ち着いたら理由を聞かせてくれると信じているから。
そんなドロシーという友達の、恩着せがましくないの純粋な優しさが、リザは大好きだった。


835 : 名無しさん :2020/02/03(月) 00:48:27 tgVp8YLA
「リザちゃん、大丈夫ですの……?」

「奥の部屋にいるわ。落ち着くまでは1人にさせてあげよ」

戻ってきたアイナは顔面蒼白であったが、ドロシーは何事もなかったかのように返事を返した。

「でアンタは、肉食べる?」

「い……いいですわ。今はリザちゃんが心配で何も喉を通りませんもの」

「そう……じゃあもう片付けちゃうね」

「…………」

いつもはくだらない話ばかりするアイナも、今の状況では流石に元気がなかった。

「リザちゃん……もしかして警備隊試験に出たくないとか……?」

「リザがあんな純粋な顔で出たいとか嘘つくわけ無いじゃん。アンタ今日はもう寝なさい。リザには明日話してもらいましょ」

「……そうですわね。食欲は失せたし、走り回って疲れましたわ……申し訳ないけどもうスリープさせてもらいますわ」

「うん。おやすみ」

アイナはぐったりした様子で寝袋の置いてある部屋に歩いていった。
あの様子ではすぐに寝てしまうだろう。疲れているときのアイナの寝る速度はのび●並である。

(……わたしも片付けて着替えたら寝るか)

盗んできた特上肉を冷蔵庫に突っ込み、食卓の用意を片付けようとしたその時だった。



「……私も手伝うよ」

「あ、リザ……」

紺のジャージ姿に着替えたリザが、いつものように片付けを始めた。

「いいよ、疲れてるんでしょ?少しはゆっくりしてなさいって」

「さっきまで寝てたし、もう大丈夫だよ。走り回ってたドロシーのほうが疲れてるでしょ?私にも手伝わせて」

「もう……優しいんだか頑固なんだか……」

リザが言っても聞かないところがあるのは、ドロシーも知っている。
もっともそれは彼女の優しさからくるものなので誰にも迷惑をかけないのだが、ドロシーとしては少しは自分に甘えてくれたほうが可愛いと思うところ。

「……面と向かってだとあんまり言えないから、片付けながら話すね」

「あぁ……そういうこと。うん、聞く」

食器を片付けたりドレスを畳んだりしながら、リザは昨日あったことをドロシーに話し始める。
ドロシーはなにも口を挟まず、ただ静かに相槌を打って話を聞いていた。
リザが喋りにくそうになったところでは、無理しなくていいと心配してくれた。
一睡もしていないことを明かしたときは驚いていたが、たぶんそれはバレていたと思う。
なぜならそこの「ええー」だけ、明らかな棒読みだったからだ。


836 : 名無しさん :2020/02/03(月) 00:49:38 tgVp8YLA
「……じゃあベレイは今までリザみたいなアウィナイトを捕まえて、そんなことをしていたわけね。正真正銘のクソ野郎じゃん。そんなやつ死んで当然よ」

「……死んで当然……」

「リザ、あんたやっぱり優しすぎ。そいつをのさばらせてたら被害者が増える一方だったのよ。それをリザが止めたんだから、全然悪いことしてないじゃない」

「……でも、殺す以外の方法もあったんじゃ……」

「そんな人間のクズ、死んだほうがいいって。あたしは兵士になってそういう悪いやつ全員ぶっ殺すつもりだもん。罪人を死刑にせずに死ぬまで税金使って面倒見る国もあるらしいけど、バカバカしくない?さっさと死刑でいいんだよそんなやつ」

「……でも、私が殺したのにエレナさんとカミラさんが……」

「その2人は望んで罪をかぶったんでしょ?リザがふっかけた訳じゃない。2人もリザに逃げてほしいって言ったんだし、そのことだって気にすることないってば」

「…………」

「……ごめん、なんか説教臭くなっちゃたね。でもあたしは本気でそう思ってるよ。リザは悪くない。だって……リザはリザでしょ」

「……ドロシー?」

リザに近づいたドロシーは、リザの背後から手を回してそっと優しく抱きしめた。

「この際だからあたしも言うけどさ……今まであたしに変なことしようとしてきたやつとか、スラムの子どもたちを捕まえて奴隷にしようとする悪いやつは、殺したことあるよ。だって悪いやつなんだもん」

「…………」

「……あたしのこと軽蔑する?」

「ううん。ドロシーは……ドロシーだから。それくらいで嫌いになんかなるわけないよ」

「ふふ……あたしもそうだよ。リザがちゃんとあたしの知ってる、海とクラシックが大好きで、すごく優しい性格だけどそれと同じくらい頑固で、会話のテンポが遅くて、いただきますとごちそうさまのとき必ず手を合わせてて、一緒に歩いてると歩くの遅くて、一緒に写真取ると自分の足の長さと顔の小ささの違いを公開処刑されるし、あとは、ええっと……」

「……何個か悪口が混じっているような……」

「んー? 気のせいでしょ……ねぇこんな感じでさ、しばらく普通に話さない? アイナのバカがいるといっつもあいつにかき回されるからさ。たまには2人でゆっくり話そうよ」

「……いいよ。じゃあ……海に行かない? なんか今、夜の海が見たい気分」

「いいじゃん! じゃあ歩いていこっか!」

コートを羽織り、ランプの火を消し、アイナの寝顔をぷにぷにしてから、2人は家を出た。


837 : 名無しさん :2020/02/03(月) 00:51:25 tgVp8YLA
「リザとの付き合いももう1年くらいかな。結構経ったわよね」

「……初めて会ったときはなんで助けたのって、本気で思ったよ。あのときの私ってほんとに感じ悪かったのに……」

「いや逆によ? 美少女が見るからに悪漢っぽいやつに捕まってたら助けない以外の選択肢ある? あたしは迷いとかなかったなぁ」

「……ドロシーの正義感の強さってすごいよね。どうしていつもそんなにまっすぐなの?」

「んー……なんでって言われてもそういう性格なのよね。気に入らないと食ってかかっちゃうっていうか、結構損な性格なのよ? これ」

「……確かに損な性格かもしれないけど、スラムの子どもたちはみんなドロシーを尊敬してるよ。逆らうと風でふっとばされるって怯えてる子もいたけど」

「子どもを吹き飛ばすわけないのに、勝手に暴れん坊にされてるわね……まあ否定しきれないのも事実だけどさぁ。その点リザは慕われてるわよね。優しくて綺麗なお姉ちゃんだーって」

「……恥ずかしいけど嬉しいんだ。私って末っ子だから……妹とか弟がいたらこんな感じなのかなって思うと、つい面倒見ちゃって」

「それはいいけど、一部もうアンタのこと好きになってるのがいるのよ?もしその子に好きですって告白されちゃったらどうするの?」

「え、ええぇ……お、お互いもっと大人になってからにしようって言うかも……」

「あら、じゃあ将来を約束しちゃうんだ。こりゃいいこと聞いたわ。リザは早いもの勝ちだよってみんなに伝えとこーっと」

「ちょ、ちょっ! やめてよっ!? ……ほんとにそんなこと言われたら困る……」

「おお、珍しく大声出したわね。ウソウソ、冗談だから安心しなさいよ。リザにも選ぶ権利はあるもんね」

「……私に選ぶ権利なんて……」

「ねーねーこの際だから聞くけどさ、リザってどんな人がタイプなの?」

「え、ええっ……! そういうの話すの恥ずかしいっ……」

「なによぉ顔真っ赤にしちゃって! てかなんで恥ずかしいのよ。女同士でしょ?女同士でコイバナは当たり前じゃない」

「そ、そうかもしれないけど……!」

「言い出しっぺの法則であたしから言うわ。あたしはやっぱ強くて筋肉ムキムキのザ・男って感じがイイのよねぇ。リザは男の筋肉とか好き?」

「……ごめん。ちょっとよくわからないかな……でも、なんかドロシーらしいね」

「ナヨナヨしてるのとか女みたいな男とか最近流行ってるらしいけど論外論外。男はやっぱ我が道をいくストイックな感じのほうがかっこいい。鍛え上げられたぶっとい腕の筋肉に抱かれて、たくましい大胸筋に顔を埋めてみたい……はぁ……」

「……ドロシーの病気って、出世欲だけじゃないみたいだね」

「おお?人の趣味になかなか言ってくれるじゃないのぉリザさん……じゃあ次はそっちの番よ。ずばり好きな男のタイプは?」

「……優しい人」

「いやいやいやいや! そんな具体性のない回答認めないから。優しい人ってどれだけおっきな括りだと思ってんのよ。人間に優しくないけど虫にはすごく優しい人でもいいの?」

「……よくない……けど……」

「恥ずかしがってないで言ってよ。アイナにも絶対言わないからさ」

「……ほんとに誰にも言わない?」

「言わない言わない。ぜーーーったい言わない!口が裂けても言わない!」

「……えっと……せ、誠実で……私と笑いの感性が同じで……わ、わ、私と……」

「なになに? 私となに? 私となに?」

「ううううぅ……やっぱりこれ恥ずかしいから言いたくないよ……!」

「うああああ気になる気になるー! 早く教えて教えて!」



「わ……私の……私の隣で一緒に海を眺めてくれる人……あぁっ……!」


838 : 名無しさん :2020/02/03(月) 00:55:55 tgVp8YLA

「うっわ。何よあぁっとか言っちゃって顔隠して……自分可愛いアピールですか」

「ち、違うし……! だって変でしょ? 海で泳ぐとか海の周りを散歩とかじゃなくて、眺めるだけって……」

「んー……まあ確かにちょっと変わってるかなとは思うけど、ロマンチックでいいと思うよ。リザも女の子なんだなーって感じ」

「うぅ……恥ずかしい……」

「でも笑いの感性とかを気にするあたり、リザは楽しいことを共有できる人がいいってことね。外見とかはどうでもいいんだ?」

「……うん……かっこよくなくても、一緒にいて楽しい人がいい……」

「へーあたしはチビデブハゲは絶対無理だけどな……えへへ、でもいいこと聞いちゃったな」

「……ドロシーに話しちゃったからアイナには別に言ってもいいけど……私のいないところで言ってね」

「はいはい。あってかさ、海に行きたいってのも海を眺めたいからだよね?」

「……そうだよ。昔から波の音が好きで……水面を見ながら波の音を聞くのが好きなの」

「リザがたまに1人で海に行ってるの知ってるんだからね。まーアイナが後をつけたからだけど」

「アイナ……ストーカーしないでほしいな……」

「それにしてもほんとリザは海好きよね。アウィナイトの子ってみんなそうなの?」

「……そうだよ。男の子はみんな釣りとかモリ突きを習うし、女の子はみんな魚捌きを習うの。……私はどっちもやっちゃってたけど」

「すご! じゃあリザは魚さえ取れればサバイバルできるじゃん!」

「……うん。魚って美味しいマグロとかサンマとかが人気だけど、未利用魚っていって普段食べられていない魚もいっぱいいるの。だから大抵の魚は刺し身にして簡単に食べられるんだよ。あ、海水魚ならね」

「ふーん。淡水魚は?」

「川の魚は川に落ちた虫を食べることがあるから、寄生虫のリスクがあるの。内蔵取ってしっかり焼かないと駄目。だから刺し身にはできないよ」

「おおお……リザすごい。さすが海で暮らしてたアウィナイトの女の子って感じ」

「……小さい頃、いっつもお姉ちゃんたちと海で遊んでたからね。……だから海が好きなんだと思う」

「お姉ちゃんか……リザのお姉ちゃんって、どんな人だったの?」

「……お姉ちゃんは、優しい人だよ。私のお菓子を勝手に食べたり、私のぬいぐるみにジュースかけて駄目にしちゃったり、お姉ちゃんなのに私に勉強教えてって言ってくる、ちょっとドジな人なんだけど……」

「……それはドジっていうか……単純におバカな側面もあるのでは」

「……でもね。性格が暗くて友達ができなかった私のことをいつも気にかけてくれて、色んな所に遊びに連れて行ってくれた。……お姉ちゃん自身は人気者で友達がいっぱいいるのに、自分の友だちより、いつも私のことを気にかけてくれたの。優しくて、私と違って明るくて、いつもみんなを笑顔にしてたお姉ちゃんに憧れてたくらい……大好きなんだ」

「……ふふふ」

「……? どうしたの?」

「いや……リザが家族のこと話すときの目がね、すごく優しい目してるの。なんだか私まで安心しちゃうくらい」

「……そ、そう……? あ、着いたよ。海」

「……うん。着いたね」


839 : 名無しさん :2020/02/03(月) 00:57:13 tgVp8YLA
月光だけが海面を照らし、波の音だけが反響する海辺にたどり着いた少女2人。
夏には昼夜問わず人で溢れかえるこの場所も、冬のこの時期、しかも夜では人っ子1人いない。
どこか寂しげな砂浜。その波打ち際に腰を下ろして座り込んだリザの隣に、ドロシーもちょこんと座り込んだ。

「……ドロシー、寒くない?」

「大丈夫。ちゃんと着込んできたから……リザの方こそ平気?」

「……うん。大丈夫」

そう小さく言ったリザの目が、海の向こうを眺め始める。
暗い空と海の交わる境界線。その先を月明かりがおぼろげに照らす。
それを見つめるリザの碧眼は、真っ暗な水平線の先よりも遠い遠いなにかを見つめているようだった。

「……リザ……後悔してるの?」

「……人を……殺したこと?」

「うん……」

「……後悔もしてるけど……自分のことがよくわからなくなってるのが怖い……」

「……どういうこと?」

「……家族を失って、毎日逃げ回ってばかりの毎日で、もう死のうと思ってた私が……理不尽に怒って、人を殺めるなんて、随分図々しくなったなって」

「図々しくもなるわよ。こんな理不尽とエゴの塊のクソみたいな世界だもん。だから私は立身出世に憧れて、アイナやリザまで巻き込んでのし上がろうとしてるしね」

「……世界とか関係なくドロシーは元々そういう性格でしょ?」

「……リザ、あんたって結構言うときは言うわよね……」

「…………」

リザとしてはただ本音を言い切っただけらしく、また海を遠い目で見つめ始めてしまった。



「……ねえドロシー」

「ん?」

「……兵士になったら、たくさん人を殺さないといけないのかな」

「……あたしたちみたいななんの価値もない子どもがのし上がる道は、兵士しかない。だからあたしは兵士になって、国のために戦いながら悪いやつをぶっ飛ばす。……何よりさ、こんな盗んでばかりのしょーもない毎日嫌だもん」

「……私も、アウィナイトのみんなが残酷に殺され続けるのは嫌だよ。だけど……兵士になって戦うなんて、弱小民族とか言われてる私なんかにできるのかな……」

 リザの目が暗い青に染まると同時に、強めの波から上がった飛沫が彼女の金髪を濡らす。
自分たちに貼られた弱小民族という称号と虐げられた経験が、リザの決心を惑わせているのだろうか。

 それならばとドロシーは立ち上がり、ニコッとリザに笑顔を見せた。



「じゃあさ、あたしにリザの運命、預けてみてよ!」

「……え?」

「あたしに助けられた命でしょ?じゃあその御礼ってことで一旦あたしに預けてよ。リザがあたしについていくのもうやだーってなったときは、しょうがないから返してあげる」

「……ご、強引だなぁ……そんなに私と一緒にいたいの?」

「当たり前でしょ。降りしきる雨の中死にたい死にたいって嘆いてた美少女をほっとけるわけないわ」

「……そんな前の話……あと美少女っていうのやめて……」

「もーアンタも煮えきらないわね!やるだけやって駄目だったらまた別の方法を考えればいいのよ。あたしたちまだ10代なんだし、いくらでもやりなおせるんだから!」

「……もう……わかったよ。別に試験に出たくないとか言ってないのに…‥」

「ええ?なんなのよ思わせぶりなことばっか言って……まぁそういうタイプの方が男にはモテそうだけど」

「ぷっ……はぁ、アイナもドロシーもふざけてばっかり……」

「あ、笑った笑った!リザが笑った!やったー!」

「もう……なんでちょっと笑っただけなのにそんなに喜ぶの…‥」

夜の海に響く少女たちの笑い声。
親に捨てられても、どんなに虐げられても、すべてを奪われても、希望を失うことのない少女たち。
その行く末にあるのは希望か、それとも絶望か……


840 : 名無しさん :2020/02/03(月) 01:02:17 tgVp8YLA
「いよいよ来ましたわね……この時が」

警備隊採用試験当日。受付を済ませた3人はトーメント城の待合室にてその時を待っていた。
待合室自体はいくつかあったが、部屋には3人のみで他の選手が入ってくる気配はない。
ドロシーとアイナは用意されたソファに腰掛け、用意されたお菓子を食べている。

1人落ち着かない様子のリザは、部屋の隅でナイフ捌きの反復練習をしていた。

「あたしたちだけVIP待遇っぽい感じない? 3人だけでこんな広い部屋使っていいのかしら」

「きっと汚い野郎どもと一緒にすると試合前に間違いがおきそうだから、隔離されてるんですわ! 運営側の配慮ですわよきっと!」

「まあリザはアウィナイトだからそういうことはありそうね……ってごめん。こんなこと言うべきじゃないわ……」

「……いいよ。そういう私たちへの偏見をなくすために、今日は頑張るつもりだから」

この日のために必死に練習してきたナイフ捌きを繰り返しながら、リザは静かに答えた。

「おお……リザちゃんがこんなに燃えているなんて……そんなリザちゃんにアイナも萌えますわああぁ!」

「アイナ、今日はおふざけなしでマジで勝ちにいくわよ。結果を残せば兵士になって普通の生活ができるんだからね」

「ガッテン承知の助ですわ!あ!モニターがつきましたわ!ルール説明をするみたいですわよ!」

アイナが指差した先の吊り下げられた巨大モニターが点灯し、スーツ姿で座っている2人の男が現れた。



「ゴングが鳴るのを今か今かと待ちわびている選手の皆さん!私たち実況と解説からここで改めてルール説明をいたします!」

「えー、王様の気まぐれで今年は100人ではなく、99人のチーム戦バトルロワイヤルになりました。1チーム3人の系33チームで一斉に待合室に出現するワープホールに入っていただきます。」

「その先に広がっているのはランダム生成フィールド!火山、森、洞窟、雪山といった魔物も生息しているトリッキーなものから、屋内、荒野、草原といったプレーンなものまで、どんなものになるかは入ってみるまでわかりません!」

「えー、そんなランダム生成フィールドでこれまたランダムにマッチングしたチームと試合を行います。繰り返して5回勝てば優勝できます」

「で!この計算だと第一試合で33÷2で1の余り。第2試合でも17÷2で1の余りチームが必ず出てくるわけですが……」

「第2試合で余りの1チーム入れてる計算してる時点でわかると思いますが、その枠にあたったチームはシード権を得て戦わずして次の試合に上がれまーす。運が良ければ3回勝つだけで優勝できる計算ですね」

「そういうことです!運も実力の内!あたったチームはラッキーということで喜んでくださいねー!」

「……説明これで終わりだっけ?」

「まだですよ!使用武器や防具に関しては待合室に置いてあるもののみとします!それ以外の武器防具を持ち込んだ選手は失格です!あ、変身したり魔力で武器防具を作ったりするのはOKでーす!」

「……説明これで終わりだっけ?」

「まだですよッ!試合の勝敗は監視チームが判断して、戦闘不能と判断されたら問答無用で負けになります!そして勝利したチームが勝ち名乗りをあげるまでは、敗北の屈辱を味わってもらいます!つまり死体殴り推奨です!蹂躙した弱者をボコって殺すなり犯して孕ませるなりお好きにどうぞー!」

「……説明これで終わりだっけ?」

「まだですよ!カイセツさんぜんっぜん把握してないじゃないですか!この試験は3人でワンチームなので、相手チーム3人全員を叩きのめすまで勝ち名乗りはあげられません!まあ当然ですね!」

「‥…説明これで終わりだっけ?」

「……ええっと!ルールに反した選手はこっちで強制送還させるので、そのつもりで! ではまもなくワープホールが出現いたします! 出現まで少々お待ちをー! しばしご歓談をー!」


841 : 名無しさん :2020/02/03(月) 01:03:22 tgVp8YLA
ルール説明は終わり、モニターには月花庭園の美しい映像が流れ始めた。

「むむむ……死体殴りやり放題とはさすが実力主義国家……負けたらまずいですわね……」

「……負けなければいいだけの話よ。女だからって油断したやつをぶっとばしちゃいましょ!」

「……ドロシーが持ってるのって…‥鎌?」

「そう! 武器としてそこにおいてあったの。なんかかっこいいからコレにするわ。剣を練習してはいたけど、ずっとしっくりこなかったのよね」

「見た目で自分の命を預ける武器を決めていいんですの? なんだか不安ですわ……」

「こういうのは第一印象でしっくりきたものを使えばいいの。アンタも剣練習してたけど重くて無理とか言ってたじゃない。好きなの使いなさいよ」

「んー……アイナも迷ってるんですわ。このお菓子がいっぱい書かれた箱はなんですの……?」

(ブォン…‥)

「……あ」



待合室の真ん中の空間が突然歪みだし、黒いワープホールが現れる。
中の様子はまったくわからないため、入る前にどのような戦場に飛ばされるかを知ることはできないようだった。

「さぁ選手の皆さん! ついに戦いの時が来ました! 現れたワープホールに飛び込んでください! 時間おしてるんで早く!」

「あ、10秒以内に飛び込んでくれないと失格にしますからねー」

「ええっ!? そんなの聞いてないですわー!」

「ああもう! アンタその箱持って早く来なさい! リザ、準備できてるよね?」

「……ばっちりだよ」

「よし! スラム3人娘の力、見せてやるわよー!」

「ちょ、ドロシー、引っ張らないでですううううううわあああああああぁぁぁ!!!」

戦いの舞台へとつながるワープホールは、3人の少女を飲み込むとゆっくりと閉じていった。



●●●



「よっ! 実況解説おつかれさん!」

「あ、王様。こんなところまでお疲れさまです」

全ての選手の入場を確認した実況席にやってきたのは、珍しくラフな私服の王であった。

「今年はチーム制になったせいか、かなり女の子の参加が多いんですよ王様! 嬉しい悲鳴が各所であがってます!」

「集客率も上々だな。騎士の家系なんかに絞らずこうして募集したのは成功だった。女がいないといまいち盛り上がりにかけるからなぁ。半数近く集まるとは思わなかったが」

「去年まではただのむさ苦しいイベントでしたからね。可愛い女の子に絞って募集しましたが、もう集まるのなんの」

「女どももこの国でどう生きていけばいいか、わかってるんだよ。搾取される側からする側に回らないと、生きていけないんだとな」

「なるほど……観客席にいるのは男ばっかりですが」

「その野郎の観客共からもしっかり金を搾り取れるよう、販売にも力を入れてるんだ」

「あっそうそう。観客は手元のモニターで好きな試合を観戦できますが、観客席は携帯カメラ持ち込み禁止にしてます。お気に入りの試合のリョナシーンの動画、音声は帰りに一本5万ナーブルで販売という寸法ですよ」

「トーメントでリョナ映像や音声を売ると儲かってしょうがないですからね。闘技場の運営資金にも繋がります」

「クク……この国はリョナラーだらけだからな! 俺様はVIP席でじっくり鑑賞するから、お前らもしっかりやれよ」

「もちろんです!私達の実況は火山エリアなんで、ぜひ見てくださいねー!どちゃシコ可愛い子がいっぱいいる注目エリアですよ!」

「ほう……」


842 : 名無しさん :2020/02/03(月) 01:04:48 tgVp8YLA
「ううん……ここは何……」

「……火山かな」

ドロシーがゆっくりと立ち上がると、四方を岩肌で囲われた洞窟のような空間であった。

「あ、暑いですわ……しかも明らかにボス戦が起こりそうな雰囲気の空間ですし……」

「……下、普通に溶岩よね……落ちたら負けどころか死ぬわね……」

「ま、マジですの……?こんな場所に飛ばされるとか幸先悪すぎですわ……」

「……2人とも立って。敵はもうこっちに気づいてる」

リザの目線の先には、遠くてはっきりと見えないが似たような背格好の3人の人影が見える。
とりあえず近づこうと3人が歩き出した瞬間、ピーーーーー、と耳障りなハウリングの音が響いた。



「はいこちら火山エリア!今大会注目の美少女3人は運悪くも最悪な場所に来てしまいましたー!」

「場所も最悪ですが……相手もよくないっぽいですよ。あの3人はトーメントでも有名な三つ子の傭兵ですからね」

「さぁ両チーム!もう出会った瞬間に戦いは始まっていますよ!レッツロック!!!」

実況の声がやたら響き渡る。だがなんの挨拶もなしに初めていいものなのかと、ドロシーたちは困惑した。

「……どうしよう」

「まあとりあえず挨拶くらいはしとかない?向こうも多分そう思ってるからこっちに来ないん……じゃ……」

「わわわわ!もう3人全員コッチに来てますわーーー!!!」



急接近してきた3人の姿は、異様だった。
全員ガスマスクをつけて顔を隠していて、同じ白の戦闘服。走り方まで同じである。
持っている武器もすべて同じ……鎖鎌であった。

「血の気の多い連中みたいね……全員吹き飛ばしてやるわ!トルネードショット!」

ビュウウウウウウウウウウゥ!
ドロシーが放った3発の突風は、外れることなく3人の男に命中したのだが……

「「「アンチバマジク」」」

ビュオン!

「え、嘘……!」

「残念!ドロシー選手の放った風魔法は無効化されてしまいましたー!」

「防御魔法の使い手ですか……風使いのドロシー選手は苦戦を強いられそうですねぇ」

「……各個撃破しよう!私は真ん中と戦う!ドロシー左、アイナ右をお願い!」

「が、ガッテン承知の助ですわああぁぁ!」

「……あ、うん……!リ、リザ!アイナ!気をつけてね!」

得意技が封じられたドロシーの焦りを瞬時に察したリザの言葉で、3人それぞれの戦いが始まった!


843 : 名無しさん :2020/02/03(月) 01:07:27 tgVp8YLA
「この……ウィンドスラッシュ!」

風の遠心力を纏って鎌を振るうドロシー。その一撃は疾風を纏い、斬撃のみならず衝撃波を射出した。

「ガキにしては上出来だ……だが……」

ビュオン!

「……そ、そんな! なんでよ!」

先程同様、ドロシーの生み出した風は防御魔法によって無風と変えられた。

「鎖鎌術、壱縛り!」

ギュン!

男の放った鎖がドロシーに放たれる。
ジャラジャラと音を立てながら発射されたそれは、先程のドロシーの風と同じ命中精度で向かってきた。

(早い! とりあえず風を当てて狙いをそらす!)

「ウィンドアロー!」

鎖の起動を逸らすべく、風魔法を飛び道具に放つ。
うまく行けば鎖の起動をそらしつつ、敵の体制を崩すこともできるカウンターの意も込めた反撃だ。

だが───

ビュオン!

「な!?」

「馬鹿め! 武器にも防御魔法がかかっているのさ!」

「くっ、きゃあああっ!」

ドゴッ!
目の前に迫った鎖を回避できず、ドロシーは胸に鎖を叩きつけられ吹き飛んでいった。



ガッ!ズザッ!

「ぐあっ! あぐっ!……ッ!」

強烈な一撃をもらったドロシーは地面をバウンドしつつ、なんとか受け身をとり体制を立て直す。

「ドロシー選手、無様に吹き飛んで連続ダメージ! 地面に叩きつけられていやらしく喘いでおります!」

「いや……この吹き飛び方は……」



「いっ……つぅ……!」

(くっそ……骨までいったかなぁ……)

ズキズキと痛む胸を押さえる。戦闘を続けることはできそうだが、小さくないダメージであることは確かであった。

「……お前、やるな。自分に風を吹き当てて俺の鎖からうまく逃げるとは」

「……てへ♪バレた? あのまままともに食らってたら鎖にがんじがらめにされて、サービスしちゃうところだったからね」

攻撃を食らう瞬間、ドロシーは足元に強い風を発生させてわざと吹き飛んでいた。
当然、鎖の一撃に加え地面に叩きつけられるダメージも加算される。
だが、あのまま敵に拘束されることを避けるためのドロシーの苦肉の策であった。

「なんと! ドロシー選手、あの一瞬で打開策を閃き敵の拘束から逃れたようです! なんという判断能力だー!」

「うーん残念ですねぇ。がんじがらめになって苦しそうに喘ぐドロシー選手も見たかったのに……というか、てへって可愛いなぁ」

「可愛いですねぇ……まあまだ一回戦ですし、じっくり見ていきましょう……!」

「……俺は鎖兄弟のブン。お前の名は」

「あたし?ドロシーだよ。いずれ十輝星になる最強風使い!ちゃんと覚えといてよね!」

鎌を構え直したドロシーは、痛みに怯むことなく敢然と敵に向かっていった!


844 : 名無しさん :2020/02/03(月) 01:08:59 tgVp8YLA
「はあああぁ!」

キィン!ガキッ!キンッ!

「この……ガキィ……!」

鎖鎌は遠近両用の武器であるが、近接戦ではナイフのほうが取り回しは簡単である。
もちろん扱う者のスキルにもよるが、実際にリザのナイフ捌きに鎖兄弟は防戦一方だった。

(ガードが硬い……でも、このまま押し切ってやる…‥!)

「月閃連斬!」

「グッ……!」

三日月を描くように連続で斬り上げるリザの技を、鎌で弾いて無効化する男。
その動きによって足が不自然に後ろに下がったのを、リザの目は見逃さなかった。

(……今だ!)

連続攻撃を防いで体制を崩した男の懐に入ったリザは、ナイフの柄を男の鳩尾に叩きつける!

「ぐあああぁっ!」

「まだまだぁ!」

人体の急所に強烈な一撃を食らい蹲る男。すぐに追撃の回し蹴りが男の顔面に炸裂する!


ドゴッ!!

「ぐっはぁ……!」

「ぁ……ご、ごめんなさい……」

勢いよく放たれたリザの回し蹴りを食らい悶絶する男。その様子に思わずリザの口から謝罪の言葉が漏れた。

「おおーっと! 金髪碧眼の美少女リザ選手、見事なナイフ捌きと格闘術で鎖兄弟のドウ選手から勝利をもぎ取ったー!」

「えぇ……あんな可愛い女の子をリョナらずして負けちゃうとか……はーつっかえ」

「カイセツさん! まだ一回戦ですから、焦らず焦らず!」


「……ふぅ。さて……」

ひとまず勝利をもぎ取ったリザだが、まだ他の2人は戦っている。
すぐに助けにいこうと足を踏み出したその時、足元に何かが巻き付いた。

「……行かせる、か……!」

「……え? きゃうっ!?」


845 : 名無しさん :2020/02/03(月) 01:12:11 tgVp8YLA

「きゃあああああああぁ! 鎖鎌とかいう強いんだか弱いんだかよくわからない武器で襲いかかってくるド変態ですわー!」

「このぉ……!ちゃんと戦えクソガキ!」

ドロシーとリザが戦う中、アイナはというと、ただひたすら逃げ回っていた。
持ってきたお菓子の箱は中に大量のお菓子が入っているだけで使い方がわからず、ほとんど丸腰であるので仕方がない。

「アイナ選手! ちょこまか逃げ回っているだけで何も反撃できていません! これではただの幼女に襲いかかる暴漢です! もうシンプルに事件です!」

「アイナ選手は出場選手の中で最年少ですからね。まぁまともに戦えるとは思っていませんが……意外とこういう女の子がいい悲鳴を出してくれることもありますので期待してます」

「さ、さっきからこの実況も解説もやばいことしか言ってませんわー! 警備隊試験とは名ばかりの公開レイプくさいですわー!」

「だれがお前みたいなガキ……! 鎖鎌術、壱縛り!」

シュルシュルシュルシュル……ガキン!

「きゃっ!? いやああああああ!!」

先程ドロシーが回避した技だが、素早く伸びる鎖に抵抗する術を持たないアイナはなすすべもなく拘束されてしまった。



「ぐっ……苦し……!ああああん!」

「ククク……小娘3人で優勝できると思っているのか?お前らみたいなメスガキは花でも愛でてろ……!」

ギチギチギチギチ……!

「いたい、痛いです……わ……!あああああああん!」

「俺は鎖兄弟のガマ……兄弟の中で一番残忍な男だァ!」

「ぐ、ひ、ひいいいいぃ!」

鎖を振り上げアイナの体を持ち上げた男は、そのままアイナの体を地面に叩きつけるべく振り下ろす。
地面は岩肌。高度からの叩きつけでは先程のドロシーのように軽傷では済まないであろう。

「あーーっと! アイナ選手へ致命の一撃ー! この一撃に耐えられるのでしょうかーーー!」

「アイナちゃんいい声ですねぇ! 彼女みたいなギャグキャラっぽいのがいい悲鳴上げるのって結構ポイント高いんですよ」

「アイナ! 今助け、んぐっ!?」

「ククク……捕まえたぞ」

悲鳴を聞いて助けに行こうとしたドロシーも、その隙を突かれ鎖に拘束されてしまう。

「これは無理でしょうね……ドロシー選手も捕まってしまいましたし……ん?そういえばさっき勝ってたリザ選手は……」



「く……!」

「……あ!なんとリザ選手、ドウ選手が最後の力で投げたと思しき鎖に足が絡まって動けなくなってしまっています!」

「え、あいつ蹴り食らって意識朦朧としてたじゃん……そんなやつの投げた鎖に足取られるなんて運悪すぎ笑」

ここにきて生来持つ運の悪さを発揮したリザは、援護にも行けず動けなくなっていた。
瞬間移動の力を何度も試してみてはいるが、未だに安定して発動しない。
このままではアイナが叩きつけられ、負けるどころか命を落としてしまうだろう。

「や、やああぁ……アイナ死にたくないですわ……! ドロシー、リザちゃん、助け……!」

「あの2人も後で送ってやるから…‥安心して死ねやッ!」

ブウゥン!!!

「ああああっと! ガマ選手は容赦なくツインテール美少女を地面に叩きつけていくーーーー!!!」

「ぐううううぅ!!! 離せええええ! アイナああああぁぁ!!!」

「あ……いやあああああああああ!!」



(……発動して……お願い!)



ドロシーとアイナの絶叫が反響する中、リザは一点に集中して魔力を解き放つ。
唯一アイナを助ける事ができる方法……自分がクッションになれる位置への移動のために。
それが自分の体を顧みず本当に助けることなどできない、ただの先延ばしだとしても、リザに迷いはなかった。



「……ぐああああああああああああああああああ!!!」

「ああああああああああああ!!」

予想されていたアイナの絶叫。
それを上回る声量のリザの絶叫が、火山内部に響き渡った。


846 : 名無しさん :2020/02/03(月) 01:14:50 tgVp8YLA
……はい、完結してません(泣)
こんなに大長編にするつもりなかったのになーなんでだろうなー
まあぼちぼちやっていきますわぁ

そういえばウィキの人も忙しいのかなあ
更新が地味に楽しみだったり


847 : 名無しさん :2020/02/04(火) 00:41:43 ???
前も言ったかもしれないけど、すごく読み応えあってリョナみもある前日譚をありがとうございます!
最近になってドロシーブームが自分の中で来てるみたいで、善戦してるドロシーちゃん見てたら息子が元気になってきたよ
完結を切に願う笑


848 : 名無しさん :2020/02/08(土) 17:10:54 ???
ドロシーの過去(wiki参照)に吹いた
たしかになかなかエグい目にあってたな……

しれっとヤヨイに手下が増えつつ、ようやくササメ編もクライマックスへ


849 : 名無しさん :2020/02/11(火) 17:00:15 ???
ドロシー推しの流れに乗って支援SSはります

スピンオフでは「ちょっといい牛肉」を調達していたドロシーですが、
もしも「高級店の最高品質の肉」を狙っていたら。というif展開。
中盤以降軽くグロ注意かも


850 : 【1/4】 :2020/02/11(火) 17:01:38 ???
リザ、アイナと共に、王都警備隊試験への出場を決めたドロシー。

何の後ろ盾もない、か弱いスラムの貧乏少女3人組がここまでこぎつけるには、並々ならぬ苦労があった。
特に、リザはエントリー料を稼ぐために貴族の館に潜入してから様子が少しおかしい……

(リザは何も言わないけど……きっと何か、辛いことがあったんだ。元気づけてあげなきゃ)
そんな彼女を元気づけるためにも、ドロシーはいつもと違う、美味しい物を調達する事にした。つまり、肉だ。


「ふっふっふ……さすがにもう寝静まってる頃かしらね。どれどれ、冷蔵庫は、と……」
一口に肉といっても種類も品質も様々。どうせなら、リザのために最高の物を選んであげよう。
そう思ったドロシーは、いつも忍び込んでいる『裏通りの店』ではなく、
商店街の一等地にある肉屋……王都でも随一と評判の『超高級店』を選んだ。

だが友へのそんな想いが、思わぬ不幸を呼び寄せてしまうことになる事を……
この時のドロシーは知る由もなかったのである。


「あぁぁん?材料が一人分足りませんだぁ?……どうすんだおめえ。明日の朝イチでお客さんに届けなきゃならねえんだぞ!?」
「ぶひいい!申し訳ありません!!」
(やばっ!まだ人がいた!隠れないと……)

厨房にいたのは、店主と思われる大男と、部下らしい男たちが数名。
皆エプロンにコック帽をかぶり、肉切り包丁を持っている。

(なんか揉めてるみたいね……肉はあの冷蔵庫の中か。どうしよう)

「い、い、急いで材料を調達してきます!!」
「んな事言ったって、おめえも知ってるべ?あのお貴族様、肉の品質にうるさいでの。
あの方の満足する肉なんて、そう簡単に………ん?」

部下たちに怒鳴り散らしていた店主。だが、何かに気づき、鼻をヒクヒクとさせながら周囲を見回し始めた。
(ん?どうしたのかしら……見つかった、って事はないわよね。ここからじゃ死角で、絶対に見えないはず……)

「匂いだ……肉の匂いがすっぞ。それも新鮮で、極上の………そこだぁぁぁああああああ!!」
(ブオンッッ!!)
「えっ!?」

店主は、宙を見つめてブツブツとつぶやいたかと思うと………
手にした巨大肉切り包丁を、ドロシーに向けて投げつけてきた!!

(バコッ!!)
店主の投げた包丁は、雑多に置かれていた木箱…それもドロシーが隠れていた箱に見事命中。
あと0コンマ数秒脱出が遅れていたら、ただでは済まなかっただろう。

「う、嘘でしょ……完璧に気配を消してたはずなのに!?」
「グヒヒッヒ……おらの鼻は、肉の匂いは絶対に見逃さねえだよ。
それにしても、オラは本当に運がいいなぁ。
こんなタイミングで、超極上の美少女肉が、向こうから紛れ込んでくるなんてよぉ……」

「び……美少女肉!?………まさか、ここの肉屋って……」
「ヒッヒッヒ……うちはどんな肉でも扱ってるだ。どんな肉でもな……
品質極上、出前迅速。お得意様の注文には、いつだって完璧に応えるだぁ。
スラムや町から調達した女の子の肉を、新鮮なまま捌く……うちの一番人気だで」

即座に逃げ道をふさがれ、厨房の奥に追い詰められるドロシー。
だが……ただで逃げるつもりはなかった。その前に。

「許、せない……あんたみたいな下衆は、この私がぶちのめしてやる!!…ゲイルインパクト!!」
「ぶおっとぉぉおお!?」

ドロシーは店主に向かって真正面から突っ込み、必殺の風魔法を繰り出した!


851 : 【2/4】 :2020/02/11(火) 17:03:14 ???
(グオオオオオオオンッ……)
「な………何、ですって…!?」
「ぐひひひ……この最高級耐魔鍋は、炎はもちろん、どんな魔法だって弾き返すだ。
ほれ、お返しするだよ!!」

怒りに任せて放った風の魔力は巨大な中華鍋によって防がれてしまう。
店主は鍋を巧みに操り、魔力の塊をそのままドロシーに投げ返した!!

(ドゴッ!!)
「うあぐっ!!」
激しい風に吹き飛ばされ、壁に叩きつけられるドロシー。
全力の一撃を放った直後にカウンターで食らったため、そのダメージは甚大だ。

(ズキッ!!)
(ぐ………まずい。これ、肋骨イってるかも……!)

「はぁっ………はぁっ………だったら、これはどう!?」
(だけど……逃げる前にせめて、一発だけでも喰らわせてやる……!!)

勢いを完全にくじかれたものの、ドロシーの怒りは収まらない。
今度は風魔法で機動力を強化し、空中を飛び回りながら店主に襲い掛かる。

「っほおー!? なんちゅうすばしっこさだべ!」
「はぁっ……はぁっ……喰らえぇっ!!」

風魔法での高速機動で相手を攪乱する、ドロシーの最も得意な戦法の一つ。
屈強な男だろうが魔物だろうが、どんな敵もそのスピードにはついてこれない。

そのはずだったが……

「これだけイキがいいなら…!」
「えっ……」
「いい肉になりそうだべ!!」
(ドシュッ!!)

ドロシーが、攻撃に移るその瞬間。
店主の腕が目にもとまらぬ速さで動き、ドロシーの体を捕らえた。

「なっ!?……そ……そんな、ことって……!!」
「ブタも人間も、どんなすばしっこい魔物も……オラの調理場から、逃げられる肉はいねえだ」

魔力の風をまとったドロシーは、確かに並の人間には到底追いつけないスピードだったが…
狭い室内では、どうしても動きが限定されてしまう。

一方の店主は「どんな肉でも扱う」という言葉通り、人間以上に凶暴で素早い魔物も、幾度となく調理してきた猛者。
逃げ出そうとした、あるいは襲い掛かってきた獲物を取り押さえるのは日常茶飯事である。
ドロシーがどんなに素早く動こうとも、先読みして捕らえるくらいは朝飯前だった。

しかもここは店主にとって勝手知ったる厨房、いわばホームグラウンド。
……この調理場に足を踏み入れてしまった時点で、ドロシーの命運は既に尽きていたのかもしれない。

(ギリッ………ギリギリギリ)
「くっ……ど……どこ、さわって……はな、しなさいよ……っぐあうう!!」
死に物狂いで暴れるドロシーを、丸々と太った風貌の店主はいとも簡単に押さえつけていく。

(ガシャン!ガシャン!!ジャララララッ!!)
「さあて。時間もねえし、早速下ごしらえを始めるべか……」
「なっ!? い…一体、何を……!!」
店主はドロシーを魔法封じの手枷で拘束し、鎖で天井に吊るし……

(ドズンッ!!)
「ぐぇ…ぼっ………!!」
「まずは……肉を叩いて、叩いて、柔らかくするだ……グヒッ」
無防備になったお腹に、トゲつきの大型ミートハンマーを叩き込んだ!


852 : 【3/4】 :2020/02/11(火) 17:04:41 ???
(ドスッ!! ドボッ!! ゴキンッ!!)
「うっ…………んぐっ!!…ぐあっっ!!」

店主と部下達が周囲をぐるりと取り囲み、ドロシーの全身をまんべんなく叩いていく。
お腹、背中、胸、そして手足……

「ムネ肉と尻肉は十分柔らけえが、手足は筋張ってるだなぁ……念入りに叩かねえと、なっ!!」
(ドガッ!!)
「やっ……や、め……っぐううっ!!」

彼らの持つ『ミートハンマー』は、文字通り肉を叩くための調理器具。
表面にスパイクが取り付けられており、筋繊維を断ち切り叩いた肉を柔らかくする効果がある。

「はぁっ……はぁっ……い、やっ……こ、こないでっ……放してっ!!」
「ぐひひひっ……おら、暴れても無駄だべ!こんな悪いあんよは……こうしてやるべ!」
(ゴスッ!!バキ!!ズブッ!!)

最初は身をよじったり足をばたつかせたりと、必死に抵抗していたドロシーだったが、
何度も何度もたたかれているうち、激痛で次第に体が動かなくなっていった。

何度も叩きのめされた両脚は、太もももやふくらはぎの筋肉をズタズタにされ、表面が真っ赤に変色していた。
「ヒヒヒヒ……そろそろいい頃合いだべ………」
(……ずぶ……)
「や、それは……や、めっ………っぎぁぁああああああああああああ!!!」

軽く指でつつかれるだけで血が滴り、激痛が走る。
最早抵抗どころか、仮に今鎖から解放されたとしても、まともに立つ事さえできないだろう。

「うん。いいモモ肉だべ……これだけ柔らかくなれば十分か……おい、そっちはどうだ?」

「へいっ!腕肉の方も………」
(つぷっ……ぷす)
「ん、あ……ぐっ!!」

「ハラミと、ムネも……」
(ズブッ くにっ)
「いぎっ!!………や、触んな……っぐあっ!!」

「肩ロース、サーロイン、尻肉……」
(すっ………ぐりぐり  ぞわり)
「っづ、あああああああああぁぁっ!!」

「………すべてバッチリ仕上がりましただ!」
「うん、ご苦労ご苦労。何とか注文の時間に間に合いそうだべな」

「はぁっ………はぁっ……い、や………もう、いやぁ………もう、やめて…ゆるして…………」

全身をボロボロに打ち砕かれ、泣きじゃくりながら許しを請うドロシー。
日々の鍛錬でしなやかに鍛え上げられた彼女の全身は、血の滴る見事な「高級肉」の塊と化していた。
屈強なスラムの荒くれ連中にも一歩も引かなかった勝気さも、今や完全に打ち砕かれている。


(ジャラジャラジャラジャラ……)
ドロシーを吊るしていた鎖がゆっくりと伸ばされ、床に下ろされる。

「っ………う……!!」
もちろん激痛で身動き一つできず、接地しただけのお尻も、焼け付くように痛い。
とはいえ、地獄のような殴打地獄からようやく解放された事に、ドロシーは心の中で安堵していた。

だが……

「それじゃ、最後に………」
「え………?」

ドロシーの体は、足を開いた状態で床に固定された。
店主が長柄の両手持ちハンマーを取り出し、ドロシーの股間にあてがう。

「………ココを叩いて、仕上げだべ」
「まさ、か……………い………いやっ……ゆ、ゆるして、そこだけは……」

(………ドゴンッ!!!)

「ひ……っぎ、あ"ぁぁあ"あ"あ"あ"あ"あ"ッッ!!!」」

……本当の地獄は、最後の最後に待っていたのであった。


853 : 【4/4】 :2020/02/11(火) 17:09:48 ???
(ゴキン!ドゴッ!!ぐちゅッ!!)
「っがああああああああああぁぁ!!!」

「ん〜〜……プリプリとした良いコブクロだべなぁ……もしやまさかの未使用もんだったっべか。こりゃツイてるべ」

大型ハンマーが、ドロシーの股間に何度も何度も叩きつけられる。
その強烈な一撃一撃は、子宮、内臓、尾てい骨、背骨をも突き抜けて脳天に達し、
既に限界だったドロシーの精神を、今度こそ跡形もなく破壊しつくした。

「おおっ………相変わらずほれぼれする打ちっぷりだべ…」
「形を崩さず、肉だけを破壊する……『壊さず、壊す』……まさに、親方にしか出来ねえ神技だべ」
「叩かれるたびにピンク色に染まっていく、マタ肉の美しさったらねえべ…」

(ドスンッ!!)
「んご、っぁ………!!」

(ズドッ!!)
「が、は………!」

(ドゴッ!!)
「…………。」

「オラお前ら、ボケっと見てねえで出荷の準備しとけ!早くしねっと夜が明けちまうぞ!」
「アイアイサーだべ!!」

こうして、トゲ付きハンマーで全身隅々まで叩き潰されたドロシーの肉は……

………………

「クックック……いつもご苦労、主人。塩コショウはいつも通り、焼く前に丹念に……な」
「もちろん心得ておりますだべ……さあ、いくっぺよぉ………」

「……あ…………ッッッ!?……っぎあ、っぐあ"あ"あ"あ"あ"あ"!!!!」

塩コショウを丹念に振られた後、超高熱の鉄板でじっくりと焼かれ、貴族の食卓に並ぶ事になった。

………………

「………………。」

「ふう、ご馳走様。今回も堪能させてもらった………君の仕事は、いつも実に素晴らしい」
「へっへっへっへ……ありがとうございますだ」

「次は、そうだな……一度、アウィナイトを食してみたいと思っていたのだが。調達できるかね?」
「へぇ……あ、アウィナイトだっぺか。うーーん……あれは近頃じゃめっきり数も減って、滅多に出回らねえっぺが……」

(あ………アウィナイト……?………り…ざ……)

「アレは、感情によって変わる瞳の色も美しいが、肉質も極上だと言うからな……
生け作りにして、瞳が絶望の色に染まっていくのを眺めながら、存分に味わいたいのだ。
金に糸目は付けん。1億…いや3億………金ならいくらでも出そう」

「むむむ……む、難しいですが……な、何とか探してみますっぺ」
(確か、近頃スラム街に一匹住み着いてるのを見かけたべ……アレを攫ってくれば楽勝だべな。こりゃボロ儲けだべ)

(………そん、な……………)

ドロシーは薄れていく意識の中、親友の身にまで魔の手が迫りつつある事を知り……
もうこれ以上はないと思っていた絶望の、さらなる底へと叩き落された。

……人の運命は、たった一つの選択で大きく変わってしまうこともある。

いつもと違う『高級な肉屋』に盗みに入ってしまったことで、
王下十輝星に取り上げられ成りあがるはずだったドロシーの運命は、大きく変わってしまった。

ガードの緩い『いつもの店』の『ちょっといいレベルの肉』をちょろまかす程度に留めておけば、
こんな事にはならなかったはずだ。
それとも、スラムのどん底で足搔く無力な少女達は、遅かれ早かれ残酷な結末からは逃れられないのだろうか……

もう動かなくなってしまったドロシーの脳裏に浮かんだ疑問に、答えを返すものは誰もいない。


【BAD END】


854 : 名無しさん :2020/02/11(火) 17:19:48 R1ornWMc
以上になります

書きながらぐぐってみましたが
ミートハンマーとかテンダーライザー(筋切り器)とか
肉を柔らかくする専用の調理器具というのがあるそうで
何というか拷問器具みたいなビジュアルしてるなあと思いました

どこかにドロシーちゃんが生き延びて幸せになってる世界線も存在するのだろうか…


855 : 名無しさん :2020/02/12(水) 00:38:09 ???
おおおお!スピンオフ乙です!
ちょっとした運命の歯車の違いでボロボロになって殺されちゃうドロシーちゃんシコシコですわ
数年前に故人として出たドロシーが最近になって本編でもスピンオフでもフューチャーされてて嬉しいなあ

ドロシーが幸せになる世界はきっとリザもアイナも幸せになってる平和な世界だろうね
幸せになったらリョナれないので無理だが……笑


856 : 名無しさん :2020/02/12(水) 09:53:59 ???
材料が一人分足りないの一人って1人が食べる分じゃなくて食材がまるまる1人足りないって意味だったのね…恐ろしい笑

お肉を取りに行ったのに、お前がお肉になるんだよ!と言わんばかりに捕まって肉として処理されちゃう展開すこ
多段階で絶望のさらに下に落としていくところに作者の鬼畜さを感じました

ごちそうさまです!


857 : 名無しさん :2020/02/16(日) 19:33:10 6zcmIB3Y
一気にクライマックス!!!
ササメは20の敬語使いでいやらしい体してるおにゃのこだから
リョナ映えするんよなぁ

ウィキの人もこうしんありがとう
俺がキャラメイクアプリで作ったやつまで載せられててわらた笑
ドロシーはまだコレジャナイ感あるんだよなぁ……


858 : 名無しさん :2020/02/23(日) 19:14:31 ???
ぼやぼやしてると春になっちゃうし、力づくで話を折りたたんだぜー
ササメもヤヨイも色々強化されたし、最終決戦でもがんばってほしい

そしてリザは、かつての親友たちと戦場で相まみえることに…?


859 : 名無しさん :2020/02/26(水) 03:21:42 ???
またしたらば死んでたな……
サンタガール編まさかの和解エンド笑 少年漫画みたいにわかりやすくていいね

サンタ編も終わったしどういう展開にしていこうか悩むなぁー


860 : 名無しさん :2020/03/08(日) 14:23:29 tJXoxXUE
というわけで囚われのサラ編
記憶戻すのは戦争の山場まで取っておくか、ここで戻しちゃうかは考えてない
桜子やスバルにも触れられたらいいな


861 : 名無しさん :2020/03/13(金) 02:06:27 ???
サキもずいぶん不幸な目にあってるな

「食われる側」になるまいと必死に策を弄してきたのに
今や雑魚兵士にまで舐められる始末
すれ違いざまにお尻とか胸とか触られたりして
屈辱で真っ赤になりながらも何も言い返せず
みたいなのが日常茶飯事とか 想像しちゃう


862 : 名無しさん :2020/03/14(土) 04:27:29 ???
サキもついにそっち側に……とおもったけどちょくちょくいい感じにやられてましたね笑

最近マジで書いてねぇ……明日の夜はなにもないから書くお!読み返さねば!


863 : 名無しさん :2020/03/15(日) 00:27:43 ???
サラの話とはとくに関係なさそうなぐーたら三姉妹 
と思わせといて彩芽を加えたぐーたら四姉妹に

個別だとそこそこ活躍してはいるけど、はたしてこのメンバーで話が動かせるのだろうか…w


864 : 名無しさん :2020/03/15(日) 11:53:08 ???
いやぁ、自分の行いが帰ってくるって因果ですよね(棒読み)


865 : 名無しさん :2020/03/27(金) 23:13:14 ???
ひとまず記憶は戻ったけど完全に心をへし折られたサラ。
産卵管で膣内ぐりぐりしたけど産卵はしてないからセーフセーフ

そしてストレス解消サンドバッグに選ばれたしぇりめでゅコンビは
かませ犬にされる前に一矢ぐらいは報いることができるのか


866 : 名無しさん :2020/04/12(日) 05:37:40 ???
虫能力バトルもので出てくる強い能力全部使えるって考えるとジェシカってめちゃくちゃ強キャラだな


867 : 名無しさん :2020/04/12(日) 21:18:45 ???
このままヘタレ化して脱落するわけにはいかない…今こそ立ち上がれサラ!

ところで虫に産卵されてお腹からドバーッて孵化するのっていいですよね


868 : 名無しさん :2020/04/24(金) 03:25:41 hKWUfoSM
ジェシカさん大活躍だな!攻めでここまで頑張ってくれるキャラはありがたい
そしてあやめもついに主人公の1人として覚醒してゆくぅ!


869 : 名無しさん :2020/04/25(土) 13:52:32 ???
ジェシカは十輝星候補になったぐらいだし強いとは思ってたが、まさかここまでヤバくなるとは……
まあ今後はトーメントVS他の全勢力になるのだから、これぐらいで全然OKかも


870 : 名無しさん :2020/04/30(木) 03:54:17 ???
おおおおんもうサラの変身とか懐かしすぎて胸熱!
熱い展開になってきた


871 : 名無しさん :2020/05/03(日) 22:04:29 ???
サラ復活、ジェシカ撃破?で、舞台はいよいよ戦場へ…

過去話読み返してたら、単発でリョナりたいキャラがわらわらと…
思えばずいぶん増えたもんだ

そういえば、スラム三人娘vs鎖兄弟の続きも気になります


872 : 名無しさん :2020/05/10(日) 10:10:06 ???
わかりにくい能力ですまんな
ちっちゃいif展開をいっぱい書きたかったんや…

◇◇◇◇◇◇から◆◆◆◆◆◆ぐらいまでは、
リザが死ぬ→スズに時間を戻してもらう
みたいなことを何度もループしてると思ってください


873 : 名無しさん :2020/05/13(水) 04:00:57 luM4ut9k
ユウヒついに登場か
もうすっかり存在を忘れていた……そしてそのばかぎりちゃんの扱いの酷さよ笑

スピンオフの続きは気まぐれなんだ!!でもちょっとずつ書いてはいるから気長に待ってくれ!!


874 : 名無しさん :2020/05/17(日) 10:36:21 ???
その場限りのつもりで適当に名付けたから、まさか再登場するとは思わなかったよ…
スピンオフの続きは気長にお待ちしてます

エミリアちゃんがんばえー


875 : 名無しさん :2020/05/22(金) 11:42:18 ???
やっぱりこうしたくなっちゃうよねー笑笑ってやつ
リザを助けに行かせようとしたけど、新キャラも出そうだし断念
エミリアちゃんの運命は……


876 : 名無しさん :2020/05/22(金) 21:09:48 ???
エミリアちゃん、いつも格上とタイマン張らされるか、自分の規格外の強さに振り回されて逆に負けるかなの本当かわいそうでかわいい
そして上のレスをパク……参考にしてミツルギ勢の懐かしい人を出してみた


877 : 名無しさん :2020/05/24(日) 15:41:42 ???
何をどうしたのか良くわからないけど、
とにかく勝率10%以下の壁を乗り越えヴァイスを撃破したエミリアちゃん
果たしてリザに受け入れてもらうことは出来るのか
それとも必死の努力を却下されてヴァイスに殺される運命が確定してしまうのか…


878 : アリサ修行編 :2020/06/06(土) 21:16:02 ???
<0>

…ミツルギ皇国軍とトーメント王国との戦いが始まる、少し前の出来事。

いつもの剣術の訓練を終えたアリサに、稽古相手のアルフレッドが声をかける。

「……アリサお嬢様。申し訳ありませんが、明日からしばらく朝の訓練はお休みさせてください。
ローレンハイン殿から頼まれて、少し調べ物をしなければならないので……」
「ローレンハインさんが?そう……わかりましたわ」

おそらく今度の戦争と関係する事だろう。
だがアリサは、敢えて詳しくは聞かなかった。
必要な事ならば、自分にも隠さず知らせてくれるはずだ……今のアルフレッドなら。

「その代わり、と言っては何ですが。
二刀での戦い方を習得するため、普段はこれをつけて生活して頂きます」
「……なんですの、これ?」
アリサがアルフレッドから手渡されたのは、右腕用の手甲…
どちらかというと、見た目は医療用ギプスに近い代物だった。

「それは『バインド・グローブ』といって……装着すると、右腕をほとんど動かせなくなります。
剣の訓練の際は外して頂きますが、それ以外の日常生活は左手一本で行ってください」
「なるほど……左手の器用さを養う特訓、という事ですわね」
装着してみると、確かに右腕はほとんど動かせなくなった。
代わりに、重い鞄をぶら下げているかのような、ずしりとした感触。
…長時間装着しても腕の力が衰えないよう、適度な負荷がかかるよう魔法が掛けてあるらしい。

「それにしても……デザインは、もう少しどうにかならなかったのかしら」
鏡で自分の姿を確認してみると……どう見ても、「右腕を骨折した人」にしか見えなかった。


<1>

【エリ・ハネツカ】
討魔忍の候補生が一般生徒に紛れて密かに通う、ミツルギ学園初等科3ねんせい。
髪と瞳の色はダークブラウン、髪型は短めのサイドテール。
明るく優しく正義感の強い性格。運動が得意で、チャンバラの腕前はクラスメイトの男子にも負けない程。
とは言え彼女は討魔忍候補でなく一般生徒なので、その能力は常人の域を出ない。
弱い者いじめや掃除サボりなどをする男子は容赦なく叩きのめしてきたのだが……

「はぁ………嫌だなぁ」

近ごろエリは、学校に行くのが憂鬱だった。
5人がかりで「電気アンマ」され、そのあとサイバンごっこやジューサツ刑でボロボロにされたあの日以降、
男子たちの横暴は日に日に激しさを増す一方だった。

もちろん何かトラブルがある度に、エリは果敢に男子たちに向かっていくのだが……
一斉に飛び掛かられ、押し倒され、脚を掴まれ……あの『電気アンマ』の餌食にされてしまったら、それ以上の抵抗は不可能だった。

脱出することも耐えることも不可能な地獄の拘束技に捕らわれたが最後、
泣こうが叫ぼうが解放されることは決してなく、失禁、もしくは気絶するまで徹底的にいたぶられてしまうのだ。

もはやエリ一人の力では男子たちの暴虐を止めることは不可能で、
エリだけでなく、クラスの女子のほとんどがその毒牙にかけられていた。


「クックック……よう、男女」
「今日は生意気にスカートはいてんのか。男女のくせに……ヒッヒッヒ」
「!………朝からうるさいわね。関係ないでしょ。どいて」

通学路を塞ぐ男子たちをギロリと睨みつけ、エリは足早に通り抜けようとする。
あの白いお気に入りのショートパンツは、改造エアガンでボロボロにされて二度と穿けなくなった。
エリは、スカートをはく日もあればズボンの日もある。
だがどちらを選ぶにせよ、こうして男子たちが難癖付けて絡んでくる事には変わりない。

「へーーい!隙ありぃ!」
「……!!」
だがその時。
正面に立ちふさがった二人が注意を惹きつけている隙に、
物陰に隠れていたもう一人が、後ろからエリに駆け寄り……

…がばっ!!
「きゃあっ!!」
スカートを思い切りまくり上げ、その下のパステルブルーのパンツをさらけ出した。


879 : アリサ修行編 :2020/06/06(土) 21:17:23 ???
「ぎゃーーっはっはっは!!見えた見えた!」
「パン!ツ―!まる!見えーー!!」
「こんのぉぉお!!……もう、許さないんだからっ!!」

怒りが頂点に達したエリが、ランドセルに差した木刀を抜く。
それに応えるかのように、男子たちも各々木刀を手にエリを取り囲んだ。
……討魔忍の養成学校でもあるミツルギ学園では、生徒たちは体育の授業で剣術を学ぶ。
そのためほとんど縦笛に近いノリで一人一人が木刀を所持しているのだ!

「たあああぁっ!!」
(バキッ!!ドカッ!!)
エリの得物は、速度と手数に優れた小太刀の二刀流。
疾風のごとき連撃が、男子達の腹や顔面に叩きこまれた。だが……

「ヒヒヒヒッ……オラアアアア!!」
「ギャッハハハ!!ブッツブすぞァァァ!!」
三人ともひるむことなく、目を血走らせて襲ってくる。

(ガゴン!!ドガッ!!)
「くっ!?……こ、の…!」
…以前なら1〜2撃で倒せてたはずの相手だった。
男子達に叩きのめされたあの日以来、エリは彼らと戦う時は知らず知らずの内に萎縮してしまっている。
それが以前のような攻撃のキレを失わせているのだ。

……だが、本当にそれだけだろうか?

「また、マンコグチャグチャに踏みつぶしてやるぜぇぇ!!」
「ギヒヒヒヒッッ!!……オラオラオラオラオラァァ!!」
「うひひひ……また、縛って、手錠かけて…新型エアガンの的にしてやる」
(ドガッ!!ゴスンッ!!ガキィン!!)

叩いても叩いても、まるでもゾンビのようにしつこく襲ってくる男子たち。
彼らの振るう鉄柱入り改造木刀は、まともに喰らったら骨折どころでは済まない破壊力を持っている。

しかも、取り囲まれて三方から乱打されては、避けきれるものではない。
エリはたちまち防戦一方に追い込まれてしまった。

「そう簡単に、やられてたまるもんですか……っ」
(ガコンッ!!バキッ!メキッ……!!)
「ギヒヒヒヒ……逃がすかよぉ。喰らえぇ!!」
「ん、くっ……!……スカート、動きづらくて……きゃあああっ!」

横からの一撃を、なんとか受け止めるエリ。
だが、小学生とは思えない異常なパワーに、木刀を持つ手がビリビリと痺れてしまう。

「ヒヒヒヒッ!隙ありぃぃ!!膝カックン!!」
「えっ………」
その時。背後にいたもう一人が、押し出すような膝蹴りでエリの両膝裏を突く。
膝が曲がって、ガクリと腰が落ちた所へ…

「くらえ!カンチョー剣!」
(どすッ……!!)
「きゃひぃっ!!?」
超高速で突き出された木刀が、ショーツの上からエリの肛門に直撃する!

「げ、ほ……」
(カラン…)
全身を貫くような衝撃で、エリは手にした木刀を取り落とし……

「ギヒヒヒ……トドメだぁ!…必殺!ファイナルアトミック必殺アタック!!」
(…ドガァッ!!……ズドン!!)
「!!……っぐあああああ!!」
岩をも砕く改造木刀の一撃をまともに喰らってしまい、3m離れたブロック塀に背中から叩きつけられた。


880 : アリサ修行編 :2020/06/06(土) 21:19:44 ???
「はぁ……はぁ……っぐ……まけ、ない………」
エリは朝食べた物を全部吐き出しそうになりながらも、必死に這いずって木刀を拾おうとする。

「ぎへへへ……ざまぁねえなぁ、男女ちゃんよぉ」
(ズンッ!!)
「い、ぎうっ…!」
……だが、伸ばした手は泥だらけの靴に踏みにじられてしまう。そして……

「おい、そっちの脚押さえろ。……ヒッヒッヒ」
「い、や……やめ、て……いやぁぁぁっ……!!」
左右の足を男子達に掴まれ、無理矢理開脚させられてしまう。
これまで何度も『あの技』に苦しめられてきたエリは、本能的に理解していた。
この体勢に持ち込まれてしまったら、もう脱出は不可能だと。

「クックック……足掴まれたら、急に大人しくなったじゃねえか。もしかして、期待しちゃってたかぁ?」
「そ、んなわけ……ひっ!!」

(ゴゴゴゴゴゴ……!!)
「……今日は木刀だけじゃねえ……この改造シューズ『グラウンドブレイカー』で、
もう二度と俺たちに逆らえねえよう、ココを徹底的に破壊してやるぜ。クックック」
「やっ……やだ、やだ、やだぁ……!!」

魔力改造されたスニーカー。
硬く鋭いスパイクが靴底にびっしりと生え、激しく振動して轟音を立てる。
靴全体から漂う異様なオーラが、その恐るべき威力をいやがうえにも感じさせた。

(もう、だめ……やっぱり、私じゃ、こいつらには……)
(女の子の力じゃ………男子たちには、かなわないの……?)
うすっぺらいブルーのパンツの向こう側で、エリの身体は恐怖に震える。
その時………


「お止めなさい!!
貴方たち、大勢で寄ってたかって女の子一人を痛めつけるなんて。
……いくら子供だからって、許しませんわよ!」
金色の髪、白いドレスに身を包んだ一人の少女が、エリ達の前に現れた。
……エリ達より年上、高校生くらいだろうか。

彼女の名は……そう。アリサ・アングレーム。

『運命の戦士』の一人である彼女との出会いは、普通の少女エリ・ハネツカの運命に何をもたらすのか……


<2>

「あー?なんだよ、ねーちゃん。今良い所なんだ、引っ込んでろよ」
「おい、待て……あのねーちゃん……ヒヒヒヒヒ」
「クックック……そうか。ねーちゃんも、一緒に遊んでほしいのかぁ?」

「なんて下衆な……テンジョウが可愛らしく思えてきますわね」
「げほっ……だ、め……そいつら、普通じゃない……お姉さん、逃げて…!」

男子達の力は、子供とは……いや、普通の人間とは思えない。下手すれば大人でも敵わないかもしれない。
しかも白ドレスの少女は、右腕を負傷しているのか、ギプスでガチガチに固めている。だが……

「ねーちゃんにも、電気あんま喰らわしてやるよぉぉ!!」
「電気…?……よくわかりませんけど、遠慮しておいた方が……よさそうですわねっ!!」

(ビュッ!……ビシッ!!……ブオンッ!!)
「ぐあああああぁ!?」
真っ先に飛び掛かってきた一人目の攻撃を
さらりとかわすと、相手の攻撃の勢いを利用して投げ飛ばした。

「せいっ!」
(ズバッ!!)
「うぐが!!」

続く二人目の少年を、恐ろしいほど速い手刀の一閃で叩き伏せる。
その動作はあくまで上品にして華麗。
上質なフリルスカートの裾は、どんなに動いてもギリギリの所までしか捲り上がらない。
エリは、アリサの一挙手一投足の美しさに、思わず見とれてしまっていた。


881 : アリサ修行編 :2020/06/06(土) 21:21:04 ???
「やっ!!」
(ドスッ!)
「んごっ!!」
「ふう……とりあえず、大人しくなったかしら。一体この子たちは……」
続く三人目を左腕一本で倒したアリサは、一息ついてエリの傷の具合を見ようとする。
だがその時……

「お、お姉さん……あぶないっ!!」
「ヒ、ヒヒヒヒヒ………カン、チョー、剣っ……!!」
「………っ!!」
倒したはずの一人目の少年が、アリサの背後、足元まで這い寄って、剣を勢いよく突き上げた!

(ブオンッ……!!)
「……あ、あれ……?」
背後を取られたかに見えたアリサ……だが、少年の剣は空を切る。
捉えたのはアリサの残像だった。

(か……間一髪でしたわ。この子に教えてもらわなければ、危なかった……)
「し、死角から乙女の急所を狙うなんて……子供とは言え、もう容赦しませんわ……この木刀、ちょっと借りますわよ」

一瞬にしてエリの目の前にまで飛びのいていたアリサは、少女の木刀を拾い上げ、左手で構える。

「少し……強めに叩かせてもらいますわ!」

三人の少年たちが再び起き上がり、襲い掛かる。

……二度目の強襲は、一瞬にして片が付いた。
「シュヴェーアトリヒト……エアースト!ツヴァイト!ドリット!!」
「「「ッグワアアアアア!!!」」」

木刀とは言え、子供相手に全力の必殺技を繰り出し、
アリサは少年たちを完全にKOした。

……………………

……そして、数日後。

キンッ!!カキンッ!!

「………お見事です、アリサお嬢様。まさかこれほど早く二刀の技を習得するとは……
左剣の上達が特に目覚ましい。どこかで練習でもなさっていたのですか?」
「ふふふふ……秘密の特訓、ってやつですわ」

久々のアルフレッドとの剣の稽古で、手放しの賛辞を受け、得意げな笑みを浮かべるアリサ。
彼女の言う『秘密の特訓』とは………


ガキン!!バシッ!!

「その調子ですわ!……たった数日で、驚くほど上達しましたわね」
「ふっふっふ……アリサ先生のおかげだよ!もう、男子達にも負けないもんね!!」

……アリサは、エリに頼まれて彼女に剣術を指導していた。
これまでのエリの剣はほとんど我流で、身体能力に頼るところが大きかったが、
アングレーム流とラウリート流の基礎をアリサから教わったことによって、
その技術は瞬く間に上達していった。

(子供だけあって、本当に呑み込みが早い……これはわたくしも、うかうかしてられませんわね…!)

バインド・グローブの制約により、左手一本で相手をしているアリサ。
だが、油断していたらエリの技を受けきれなくなってしまうかもしれない。

(アリサ先生みたいに、強くて綺麗で、かっこいい剣士になるために…)
(エリに負けないように。そして……彼女たちの未来を、守るためにも…)
((今より、もっともっと……強くならないと!!))

……こうしてエリは、アリサにとって弟子であると同時に、ある種のライバルとも言える存在となった。


882 : 名無しさん :2020/06/06(土) 21:27:26 t2d6qK7c
何か外伝的なのを書きたくて書いた修行編


883 : 名無しさん :2020/06/07(日) 04:36:15 ???
単発で出てきたエリちゃんじゃあないですか
気の強い女子が男子にボコボコにされて、女と男の違いをわからされるのいいよね
アリサもそろそろ本編に出てきそう


884 : 名無しさん :2020/06/08(月) 03:12:10 BeQb8qtE
新キャラを出すならなにかしら設定をつけたくなるやつ
ウィキの人地味に更新ありがとう……


886 : 名無しさん :2020/06/15(月) 05:16:26 OJzPr9Ro
ガチな魔物キャラってメインキャラの中にいなかったような気がする


887 : 名無しさん :2020/06/28(日) 15:30:13 ???
珍しくコトネをやばいことにしてみた
フウコもやばいことになりそうな予感がプンプンする


888 : 名無しさん :2020/07/04(土) 17:37:38 4G.wnVTM
後付けで師弟関係を結ばせて
エロジジイから強者感ただよう師匠キャラにクラスチェンジ


889 : 名無しさん :2020/07/26(日) 00:17:22 DxjWS5tU
いよいよ遊撃隊も出撃ということで
コトネのリョナはいままでなかったけえ供給されて嬉しい
フウコはもうリョナ確定ルートに入ってるなw


890 : 名無しさん :2020/08/02(日) 15:17:24 ???
最終決戦だしほぼ全員参加だから、いままでスポット当たってなかったキャラもリョナって行きたい所存

リザは遊撃隊だから好きな所に参戦できて良いね


891 : 名無しさん :2020/08/03(月) 01:00:44 ???
三姉妹リョナ乙です
最近全く書けてなくて危機感…


892 : 名無しさん :2020/08/08(土) 11:39:39 ???
モチベが上がらないときは無理せず別なことするもよし、
かるーく単話のスピンオフ書くもよし…

かくいう自分も、暑くなってきたからまた水着回とかやってみたいけど
ネタが浮かばない。。


893 : 名無しさん :2020/08/16(日) 06:43:16 FIXtCdGk
おれは完結をあきらめん!
海の日リョナもネタ絞り出して今日書いてやるぅ!←スラム3人娘のスピンオフも完結してない奴


894 : 名無しさん :2020/08/17(月) 00:07:28 ???
よっしゃ!俺も>>893に便乗して海の日っぽいの書くぜ!→1万字超える勢いで未完成
すまぬ、すまぬ……明日こそは投下したいぜ


895 : 名無しさん :2020/08/17(月) 00:46:25 ???
まさかの海の日祭りが始まろうとしている…?


896 : 名無しさん :2020/08/17(月) 01:30:35 ???
>>894
おおナイス!俺も結構書いたけど結局完成できずやったわ……
いつもサクッと書きたいのに無駄な描写が多くなるんや……
俺も明日こそは!


897 : 894 :2020/08/17(月) 23:50:44 hKyHQvZU
「Dランドsea?」

「うん、そう。ライカさんが福引きで当てたけど、目当てのじゃなかったからってくれたの」

なんか夢の国みたいな名前をしたCだかDだか分からんレジャー施設のチラシをカリンに持ってきたのは、彼女の親友かつ同僚のフウコだった。

「ナルビアの国境近くにできた新設の水泳レジャー施設だって。水鳥ちゃんやルーフェちゃんも誘って一緒に行こうよ。カリンちゃんのカナヅチ克服大作戦!」

「いや、えーっと……今私、師匠に鍛えてもらうので忙しいから……」

藪から棒に何を言い出すかと思えば、急に泳げるようになれと来た。
昔から水泳だけはマジで無理なカリンは、修行を言い訳に逃げようとするが……

「行ってきな、カリン」

「師匠!?いつの間に!?」

「ずっと私の後ろにいたよ」

そこに現れるは、カリンの炎魔法と宝石作りの師匠、カレラ・ガーネット。

「前回の戦争で海に叩き落されたのを忘れたわけじゃないわよね? ある程度自力で抵抗できるように、泳ぎくらいはできるようになりなさい」

何を隠そう、カレラが以前捕まったのは海に落ちたカリンとフウコを助けるため……そのカレラにここまで言われた以上、カリンとしても行かないわけにはいかない。

「えー……いやほら、私炎属性だし……前の水着回みたく浜辺で遊ぶだけとかにしときません?」

「意味わかんない言い訳してないで、さっさと準備しなさい!」

「あーれー!」

それでも何とかカナヅチ克服を脱しようとごねるカリンだが、あえなく撃沈。
こうして、ブルーバード隊のDランドsea行きが決まった。

まだ戦争が本格化する前の時系列の出来事である。


〜〜〜

「はぁ〜、せっかく皆で来たのに、私だけ水に慣れる特別コースとか……ちびっ子しかいないじゃん」

オレンジ色の水着姿のカリンだが、彼女はボッチ状態だった。泳ぎの特訓の土台にすら立てていないので、とりあえず顔を水に付けられるようにと幼児向けの特別コースに入れさせられたのだ。

カリンの周囲ではまずは水と触れ合う楽しみを覚えようと、ちびっ子が水鉄砲や水風船で思い思いに遊んでいる。

やってらんね〜、とカリンがぐてーっとしながらサボっていると、ふと自分以外にもちびっ子じゃない人がいるのに気づいた。

カリンより3、4つ年上に見える黒髪の美少女であり、黒い水着を着てはいるが水と戯れる様子はなく、足を組んで椅子に座っていた。

その水着はフリル多めの可愛らしいデザインに反して露出が多いが、少女はそんなギャップのある水着もセクシーに着こなしていた。水着負けしないバストと鋭い美貌のおかげだろう。

ここが特別コースでなく浜辺なら、大人っぽい少女が肌を焼いているようにしか見えなかったはずだ。

(あんなに綺麗な人でも、水が苦手なんだなぁ……益々私も無理してカナヅチ治さなくてよくない?)

普段の努力家ぶりはどこへやら、ひたすら内心で自己弁護を繰り返すカリン。そんなカリンの視線に気づいたのか、年上の少女は胡散臭げにカリンを見やる。

「……なによ?」

「あっ、すいません不躾に見ちゃって……小さい子以外で泳げない人が私の他にもいて安心しちゃいましてですね」

人好きのする笑顔を浮かべながら、カリンは少女に近づいていく。
カリンの雰囲気に絆されたのか、同じカナヅチ仲間と知ったからか、その少女も表情を緩める。

「前は普通に泳げたんだけど、色々あって水が苦手になってね」

「へぇ、後から泳げなくなることもあるんですか……私は昔っから泳ぎだけはからっきしで」

「そう……生まれつきじゃあ今さら努力しても遅いんじゃない?」

「そ、そんなことないですよ。友達も協力してくれるし……あ、ここには友達と来てるんですけど、とりあえず特別コースを受けてから初心者コースに行けって放り出されちゃったんですよね」

「ふーん、ご愁傷さま」

興味なさげだが、全く聞いていないわけでもない。となれば迷惑ではないはず。
そう判断したカリンは、少女に話しかけ続ける。せっかくレジャー施設に来たのに早々に友達と別れてボッチになった状況も相まって、いつも以上にカリンは饒舌だった。


898 : 894 :2020/08/17(月) 23:52:10 hKyHQvZU
「おねーさんは誰と来たんですか?ひょっとして彼氏さんとか?」

「彼氏?ハッ」

少女はなぜか鼻を鳴らすと、足を組み直してから肩をすくめて「やれやれ」と言わんばかりのポーズを取る。

「なんか勢いで付き合ってる事になってる男はいて、そいつとは普段会えなくて、国境付近のここなら会えるってシチュエーションではあるわ。ていうかアイツがナルビア軍人の職権乱用してチケット取ったのも私と会うためっぽいし」

「うーん、と……?」(惚気なの、かな?)

急に言葉数の増えた少女に困惑するカリン。

「でもよく考えたら私が泳げなくなった理由もアイツが関係なくはないから、誘わなかったわ。家族水入らずで出かけたかったし」

「あ、ご家族で来てるんですね!」

「ええ……妹がリハビリにね。私は付き添いする為に水を克服中ってこと」

「……そうなんですか」

物憂げな表情で語る少女。話好きだが超えちゃいけないラインは弁えているカリンは、あまり深く聞かない方がいいと思い、咄嗟に話題を変えた。

「えーと、そうだ、名前!私、カリンって言います!おねーさんは?」

「……ま、名前くらいなら大丈夫かしら」

カリンの言葉を受けて一瞬たじろいだ少女だが、すぐに気を取り直す。

「サキよ。多分今日以降2度と会わないだろうけど、よろしく」

ルミナスの魔法少女は、ヒカリの似顔絵でフースーヤとスネグア以外の十輝星の顔を知っているが……マニュアルは投げ捨てるタイプのカリンはすっかりその内容を忘れていた。
猫を被っていたサキしか知らないヒカリの似顔絵と今の素のサキは微妙に雰囲気が違うのも一因である。



「あ、あの子らとかいいんじゃないですか?」

「そうだな。すっかりライフセーバーが板についてしまったが、この新設レジャー施設は仮の姿。本来はナルビアの水中都市計画の実験場」

特別コースの近くの監視員室に、怪しげな3人組がいた。溺れた子供がいたら助ける仕事をしているのだが……彼らの目的は別にある。

「ナルビアの水中都市計画に協力しつつ、我らが主神ウンディーネを降臨させる儀式を進める……流石リーダー、いい考えです」

「年若い乙女が溺れ死んだ魂はルサールカという水の精霊になる。精霊をさらに生贄に捧げ、ウンディーネを降臨させる……壮大な計画ですね」

なんか滅茶苦茶説明口調な男たち。上の男はロマ〇ガを、下の男はメガ〇ンを遊びながらの台詞である。神様の名前とか大体ゲームで覚えるからね、仕方ないね。
つまるところ、怪しい宗教の男たちがナルビアと協力して怪しいことを企んでいるのだ。

「この初心者コースも、水に恐怖感のある若く美しい娘を探すためのもの……基本的にはジャリガキばかりだが、今日は大収穫だ」

リーダー格の男の視線の先には、外ハネしたオレンジ色の髪が活発な印象を与える少女と、黒髪でやや性格のキツそうな少女がいた。言うまでもなくカリンとサキである。
なんかサキは前も怪しい宗教家に絡まれてた気がするが気のせいである。

「オレンジちゃんは活発そうなのに泳ぎはダメってギャップがいいな」

「ギャップって意味ならあんなにツンとしてる黒髪ちゃんが水苦手なのもいいだろ」

「ええい、急くな二人とも……コースの外に二人それぞれ連れがいるらしい。気づかれる前にやるぞ」

怪しい集団はそのまま監視室を出て、どこかへ消えて行った。


899 : 894 :2020/08/17(月) 23:55:19 ???
「ではそろそろ水の恐怖を和らげる為に、ゴーグルと呼吸器を付けて水に沈んでみましょう。皆さん、二人組を作ってくださーい」

「うぇー、このまま水鉄砲で遊んでるんじゃダメかー、ねぇサキさん、同じ班になりましょうよ!」

「引っ付いてくんじゃないわよ……でもまぁ、その辺のガキンチョと組むよりマシかしらね」

2人だけの年長者であるサキとカリンが組むのは、ある種必然であった。

「こちらの部屋へどうぞ!あ、引き継ぎお願いしまーす」

「お疲れ様です……ではお二方、さっそくマスクをお付けしますね」

女性の係員に連れられて別室に行くと、男性のライフセーバー3名がいた。

もしもの時のためにライフセーバー複数が近くにいるのは不自然なことではないので、2人は特に疑うこともなく呼吸器を付けて貰った。

「では一旦テストで空気を流しますね、ゆっくり吸ってみてください」

そして、呼吸器が空気を送り始めた瞬間……サキは突然、乱暴に呼吸器を取り外す。

「うぇっ!?サキさん何してんですか!?いくら水が嫌だからって!」

「バカ!アンタも早く取りなさい!!」

「え?あ、れ……?」

サキの暴挙に驚くカリンだが、すぐに体の異変に気づく。体から力が抜け、立っていられなくなる。それに、すごく息苦しい。

「な、んで私……?」

「ほう、少し吸ってすぐに毒と気づくとは……だがもう遅い。普通の人間には少量でも昏倒する強力な毒ガスだ」

「くっ、げほっ!」

苦しげに息を吐くサキ。カリンに比べれば少量だが、毒ガスを吸ってしまった足はふらついている。
毒ガスで弱ったサキの弱々しい足取りに気を良くした男は、一気に確保しようと近づき……サキが最小限の手首スナップで投げた呼吸器に顔面を強打される。

「ふげぇ!」

「はっ、せい!」

よろめく男に接近するサキ。一瞬前とは対照的な構図だが、サキはそのまま足払いで男を転倒させる。そのままの勢いで顔を蹴飛ばし、男を昏倒させる。

「おのれ、よくも同士を!こうなれば俺が……いやこっちを人質に!」

「ダークバレット!」

カリンの近くにいた方の男が怒号をあげてカリンに手を上げようとする。だが一瞬迷った隙に素早く打ち込まれた魔法によって、逆に吹き飛ばされた。

「ひぎゃ!」

(すごい、あっという間に2人……!サキさん、戦い慣れてる!)

最小限の動きで2人を制圧したサキに驚きの目を向けるカリン。何となくただ者じゃなさそうな雰囲気は感じていたが、予想以上だった。

「どこかの軍人か?まぁいい、俺をその2人と同じと思うなよ。毒もさらに回っているはずだ」

最後に残ったリーダー格の男がじりじりとサキに迫る。サキはさっさとケリをつけなければ不利になる一方と、今度は自分から攻めに行く。

「降霊術・水!!」

異時空より溺れ死んだ娘の魂を降臨させる術を使うリーダー格。すると……

「なっ!?」

リーダー格の男はサキと全く同じ構えを取り、向かってくるサキへ鏡のように立ち向かう。
偶然にもスピンオフ時空で死んだサキの魂を降臨させたことにより、男はサキと同等の戦闘力を得た。違うのは……男は元気だが、サキは毒を吸っているということ。

「ごふっ!!ぐっ!」

足払いですぐに転倒させられたサキに、男は素早くマウントポジションを取る。

「この霊は攻撃的な性格らしい。少々過剰に殴るが、悪く思うなよ」

「ぐっ!がっ!?ぐっぅううう!!」

必死に顔を守ろうとするサキの両手を縫うようにガンガンと拳を打ち付ける男。

このままじわじわ昏倒させようとするが……


「こ、んのぉ……!サキさんから、離れろぉ!」

「おぶふぇ!」

ガン!という音の後に、男がサキの体の上に倒れる。話やから柔らかい感触を一瞬楽しんだものの、すぐに蹴り飛ばされて地面に転がってしまう。

「はぁ、はぁ……」

気合で立ち上がったカリンが手に持っているのは、サキが投げ捨てた呼吸器。立派な鈍器だ。それを男の後頭部に打ちつけたのである。

「一体なんなの、こいつら……!サキさん、大丈夫、ですか……」

3人組全員を倒して安心したカリンが、フラフラとサキに近づいていく。だが、カリンもサキも毒が回り、もう限界だった。


900 : 894 :2020/08/17(月) 23:56:24 ???
「う、ん……」
「ぅ、あ……」

別室に残されたのは、気絶している美少女2人と気絶している怪しい男3人。
普通の人間が見つければ、美少女が保護されただろうが……別室に現れたのは、男たちの味方であった。

「……商品を届けに来てみれば、なんだこりゃ?おい、起きろ宗教家ども」

「あ、あなたは……同志D!」

「アンタらさぁ、騒ぎ起こすなとは言わないけど、もちっとセーフティに行こうぜ」

げしげしと蹴って男たちを起こしたのはサキの天敵、水滴ガチ勢のDだった。

実はネットで交流したりもするアクアリウムクラスタ。故にDと教団はたまにオフで会うくらいの仲なのである。
そしてDはナルビアで精製した特殊な水を教団に売ったりもしていた。

「返す言葉も面目もない」

「まぁいいや、注文はこれだろ?」

Dの持ってきたのは、大量のボンベ。中身は『ある液体』で満たされている。

「おお、これがあれば乙女をより苦しめて殺害し、より神格の高いルサールカを生み出すことができる!」

「せっかくだから同志Dも見ていきますか?」

「俺はいいや、自分の部屋のアクアリウムで忙しいし、普通の水の方が好きだからな」

グータラなDは哀れな犠牲者の顔も見ずに去っていった。ここで彼がサキに気づいていたら、良くも悪くもこの後の展開は変わったかもしれない。
それはさておき。

「想定外のトラブルはあったが、準備にかかるぞ」

〜 〜 〜


施設の地下にある謎の地下室。そこに用意された巨大なカプセルの中に、水着姿のサキとカリンが拘束されていた。
カプセル上部の穴から伸びるナルビア特性アンチマジックロープによって両手を吊るされており、彼女らの綺麗な腋が惜しげもなく晒されていた。
2人の瞳は閉じられており、目を覚ます様子はない。

そのカプセルの中に、ロープと同じ穴からドボドボと水が注入されていく。足元に感じた冷たさにサキが一足早く目を覚ますが……時すでに遅し。

「っ」?これは……!起きなさい、カタン!」

「むにゃむにゃ、カリンです……そんなボドゲみたいな名前じゃないです……」

「バカ!んなこと言ってる場合じゃないわよ!」

「ううん……え、ええっ!?なにこれ!?」

「魔法も使えないわ!何とか力ずくで外すわよ!」

魔法も封じられ、手の拘束も強く、二人は必死に暴れるがロープは緩まる気配がない。
そうこうしているうちに、水は口元まで溜まってしまう。

「ちょ、これ、本気でヤバいやつ……!?フウコーー!水鳥ーー!!ルーフェーーーー!!助けてぇええ!!んぷっ……」

「ひっ……!?もう、なんでいつもいつも私は水難に遭うのよぉ……!んむぐっ……」

近くにいるはずの仲間を大声で呼ぶカリンと自らの水難の相を呪うサキ。だが無情にも水位はさらに上がり、カリンとサキの口と鼻を覆った。


より一層激しく暴れる2人。だが抵抗虚しく、水はカプセルいっぱいにまで溜まり、顔の上で拘束されている手まで水に包まれてしまう。

「がぼっ……ごぼろお゛っ…………」
「んぐ……ぶぐぶぐぐぐぅ……」


901 : 894 :2020/08/17(月) 23:57:30 ???
そして数分後、まずはカリンが、次いでサキが口に溜めていた酸素が尽き、口を開けてしまう。当然、開いた口を通して肺に大量の水が流れ込んでくる。

こうなればもう溺死するのを待つしかない。すぐに血中の二酸化炭素濃度が上昇し、2人の唇が青紫色に変化……所謂チアノーゼが始まる。溺死の過程で最も苦しいと言われる瞬間であり、明らかに抵抗を意図したわけではない痙攣が始まる。

だがおかしい。5分、10分、20分……通常ならとうの昔に溺死するはずの時間が過ぎても、2人の口からゴボゴボと空気が溢れ続けている。

「がぼっ、ごぶ、ごぽぼぼほぼぼほ!?」

「ごっぷぉ……!ごぶろぉ……!」

「流石は同志D……素晴らしいパーフルオロカーボンだ」

「水中でも生命活動を続けさせる液体……実現するとは」

パーフルオロカーボンは、水の20倍の酸素溶解度を持つ液体で、マウスなどをこの液体で満たした水槽に入れても活動を続ける事がある。これはN〇Kの教育番組でも放送されたガチ事実である。

とはいえ、ただのパーフルオロカーボンではいかに酸素があっても人体の窒息は免れない。
ガチ勢のDが研究者のマーティンと協力して作り上げた特別なパーフルオロカーボンは、人が窒息死する直前の最も苦しい時間を理論上永遠に続けさせることのできる、夢のような液体なのである。


「がぼぼ、ぼごぉ、が、ぽ……!ぉ……!」

既に意識も朦朧としているのに、死ぬこともできずに最も苦しい状況がずっと続く。
ジワリと、カリンの水着の股関部分から、黄色い水が広がり、カプセルの中に広がっていく。

「ふむ、失禁は想定内だが……液体の濃度を変えるわけにはいかないな」

男が機械を操作すると、カプセルの中にチューブが出現した。そのチューブは失禁したカリンと、そうでないサキの股関にまで吸いついた!

「ひんっんぶぐぅっぽ!?」
「んぶっ!!んぼぉお、ぐぶっぶぅ!!」

股関に勢いよく吸いついたチューブはそのまま激しい吸引を開始する。水責めの苦しさとは全く違う刺激に意識が朦朧としていた2人も覚醒する。

もじもじと内股で股関を抑えても、チューブはただただ機械的に秘所に吸いついて来る。まだまだ子供なカリンはもちろん、サキにもク○二の経験などない。未知の刺激に翻弄され、空気を欲するが周りには水しかなく、それでも死なないギリギリの酸素は水に含まれている。

「…………ん、ぼご……」
「ぁ…………ぉ……」

どれだけの時間が経ったのか、カプセルに閉じ込められていては分からない。数十分か、数時間か……本来ならとうに水死している2人を執拗に水責めしていた男たちだが、何事にも終わりや限界というものはある。理論上は窒息死しないパーフルオロカーボンだが、それでもいよいよ酸素の供給が追いつかなくなり、2人の痙攣もどんどん弱くなっている。

それを見て男たちは、淡々と機械を操作する。

「そろそろ終わりっすね」

「最後のアレ、行っちゃいますか。いっちばん苦しいやつ」

「ああ。人には勝手に息を吸い込んでしまう時がある。それは……笑う時だ」

直後、サキとカリンを捕らえているカプセルの中に、大量の小型ブラシが現れる。それらは脇の下、足の裏、脇腹……一般的に『弱い』とされている箇所へ殺到する。


902 : 894 :2020/08/17(月) 23:58:53 ???
シャリリリシャリシャリシャリ……!
キュルキュルキュルキュルキュル……!

「おぼぉごぶぶぼぼぼぼはは!!」
「ぶぐぐふがががふ!!がぶぶぶぶ!!」

ブラシにゴシゴシと強く、或いはサワサワと撫でるように優しく擦るブラシ群。
人体の当然の反応として、大口を開けて声を出してしまう……たとえそれが水の中で、自分が窒息寸前であろうとも。

シャカシャカシャカシャカシャカ――――ッ
シュコシュコシュコシュコシュシュ―――――

(ッ!!?? も゛、む゛り゛ぃいいいいい!!! あ゛はははははあはあっははは!!!)
(ひゃひひひひひぎひひひひひ!!!! あ゛ぐぅッ!?! ひっ……ィい゛ああああはははははははっは!!!)

多大な酸素を必要とする笑いを強制されているのに、入り込んで来るのは水だけ。無理矢理口を開けられてパーフルオロカーボンが再び大量に体内に入ったことにより、喉の激しい痛みと共に死なない程度の酸素が供給される。

一時的に復活したサキとカリンだが、ただ苦しみが増すだけだった。

「ぉ……ぼぼ……ご……ぷ……ぉ………………」
「ぃ……ぐぽ……ん………っ…………」

「――――…………………――――――――――――――っ…………――――――っ……」

瞳孔の開いた虚ろな瞳で、全身が弛み、水中に浮いているサキとカリン。水着の胸元はもう、動いていない。

「いやぁ、やっぱり溺死はいいっすねぇ!」

「感極まってないで精霊観測に移れ」

「これだけ苦しんで死ねば良い精霊になるだろう」

「元の死体はどうします?」

「ふむ、同志Dには世話になったし、アクアリウムの魚の餌に燻製にして送るか」

「美少女の燻製っすか!いいですねぇ!!」





暗転。


903 : 894 :2020/08/18(火) 00:02:21 ???




「困るなぁ、リザちゃんをもっと曇らせるには、貴女にまだ生きててもらった方が都合がいいのに」

謎の真っ黒い空間。そこではスズ・ユウヒが、つまらなそうに佇んでいた。よく見れば、サキの死体に腰かけながらカリンの死体を踏みつけている。

「しょうがないや、助けてあげるね。ついでに魔法少女ちゃんも。水鳥ちゃんが変な行動に走ったら困るもん。あの子にはひたすら真っ直ぐ走って、ひねくれたリザちゃんに惨めさを与えてもらわないと」

死体の上で楽しそうに笑うスズは、どこまでも純粋で、どこまでも邪悪な笑みを浮かべていた。


再び暗転。




「カリンちゃん、カリンちゃん!!」

「う、ん……?わた、し……」

「よかった、目が覚めたんだね、カリンちゃん!」

「フウコ……?はっ!そうだ、サキさんは!?」

「どうしたの、カリンちゃん?」

「私、変な連中に捕まりそうになって、サキさんが助けてくれて、でも結局二人とも捕まっちゃって、変な所で溺れさせられて、なぜかずっと死ななくて、あげく苦しいのに笑わせられて!!ねぇ、16歳くらいの黒い水着のお姉さん見なかった!?」

「カリンちゃん、落ち着いて!」

「私たちがここに来た時には、カリンちゃんしかいなかったよ」

「ってことは、あの人が助けてくれたのかな……」

カリンは水を飲み込み過ぎて痛い喉を抑えながら、周囲を見回す。だが、あの年上の少女の姿は見つからなかった。

「強くて綺麗でカッコよかったなぁ、軍人さんかな?ナルビアの人だと思うんだけど」

カリンはサキの彼氏がナルビアの軍人とさりげなく言っていたのを覚えており、サキ自身もナルビアの人物だと勘違いしていた。

「ねぇねぇ!あの人にまた会えるかな!戦争の時にさ、4国皆でイータ・ブリックスまで行ったら、ナルビアの軍人さんにも会えるよね!」

キラキラした目で語るカリンに、小隊の仲間はしょうがないなぁといった感じの目線を向ける。

「カリンちゃんは相変わらず年上の女の人によく懐くよね」

「相変わらずって何よフウコ、師匠は関係ないでしょ」

「とにかく、元気そうでよかったよ」

「今回ばかりはマジで溺れると思ったけどね!水鳥には悪いけどしばらく水には入りたくないわ」

「……結局、カリンちゃんのカナヅチは治らなかったね。カレラさんに何て言おう」

「大丈夫よルーフェ!師匠も本気でカナヅチ治させようとしたわけじゃなくて、ちょっと息抜きさせようとしただけだろうし!」

「本当かなぁ、絞られないといいけど……」


一方その頃。


「サキ、本当に大丈夫?」

「少し横になれば大丈夫よ、ユキが助けてくれたし」

サキとカリンを助けたのはユキだ。運命を変えられた結果、別ルートで捕まってカプセルに入れられそうになった時に車椅子に仕込んでいたレーザー銃で男たちを撃退。なまじほとんど体が動かないが故に、男たちも油断していたのである。
そのままサキとカリンの捕まっていたカプセルを破壊し、今に至る。

「一緒にいた女の子はいいの?」

「人は呼んどいたし大丈夫でしょ。あっちも連れがいるそうだし、下手に鉢合わせしない方がいいわ」

「……」

サユミがサキを介抱している間、ユキは自分の車椅子を見つめて考えていた。この護身用レーザー銃は、スネグア主導でミシェルに付けられたものである。

『ユキちゃん、君はきっと自ら望んで私のペットになりに来る……また教授の改造を受けて、お姉さんを守る力を得るためにね。とりあえず今は、車椅子に護身用のレーザーだけ付けておいてあげるよ』

ユキは世界の残酷さも、姉が無理をしていることも知っている。もしもまた、サキに危機が訪れたら……自分はスネグアの口車に乗ってしまうかもしれない。

ぶる、と震えて自分を抱きしめるユキ。普段なら気にかけてくれる母と姉も、今ばかりはユキの様子に気付くことはなかった。


904 : 894 :2020/08/18(火) 00:03:55 ???
いかにも幕感の出来事みたいな感じに見せかけてデッドエンド!からのスズ能力で幕間の出来事に。
いつの間にかまた改造されてたユキのフォロー、トーメント側と因縁の少ないカリンの掘り下げが主目的です。
長々書いた割にリョナシーン少なくて申し訳ない。これ水着あんまり関係なかったな。

水中くすぐりはノクターンノベルスの某リョナ小説をパク……参考にさせて頂きました。


905 : 名無しさん :2020/08/18(火) 03:25:20 ???
安定の水リョナされるサキさんご馳走様です!
カリンはかなり勘違いしてるけどサキもほぼナルビア側だから無問題なのかもしれん。。

そしてこんな時間まで書いてるのに終わらないやつ
明日かな、明後日かな。。


906 : 名無しさん :2020/08/18(火) 07:07:08 ???
長編おつ&水責めあざます…!
自分の性格を憑依されたことによって間接的に自分自身にボコボコに殴られるサキにとても興奮した
やはり性格曲がってる女の子は自分に返ってくるのがたまらん

>>905の人のも楽しみ…!


907 : 名無しさん :2020/08/18(火) 22:44:56 ???
泳げない&水怖いの二人を長く苦しめて溺死させるとかなんて鬼畜だ!(ほめ言葉)
>>905の人も楽しみ 焦らずじわじわお書きください
自分もなんか書こうかなー


908 : 名無しさん :2020/08/23(日) 22:05:38 ???
司教の時と言い、何かと利用されやすいナルビア三人娘の強化話
幕間をさらっと書くつもりが、けっこう長くなってしまった
健気な女の子って、なんというかこう……いぢめがいがありますよね


909 : 名無しさん :2020/08/23(日) 22:34:01 ???
よくもまあこんなえげつない改造責めを思いつきおりますなぁ…(褒め言葉)
アリスちゃん何かにつけて虐められててかわいそう(で抜ける)笑


910 : 名無しさん :2020/08/26(水) 02:04:51 ???
「はー……つまらん……」

シアナにリザへの指令を伝えるラインの文章を打ちながら、王は独りごちた。
その表情は曇っていて、どんよりとした生気の感じられない顔である。
彼がこんな表情になっている理由は……

「リョナりてぇ……世の中のすべてがイージーモードになる完全無欠の存在、その名は美少女……そんな完璧な美少女を完膚なきまでに痛めつけて、絶望させて、ちょっと希望があるかもと期待したところを思い切り裏切って、身も心もズタズタにして楽しみてえ……」

とまあ、いつもの禁断症状が出始めていた。

「最近本編の更新も滞ってるし、だからといって好きなリョナシーンばかりにするとどうしても食傷気味になって興奮が薄れるからちゃんとストーリーもこなしていかなければならないのはわかっちゃいるが……もっとリョナがほしい。俺様の飢えを満たすような極上のリョナがどこかに落ちてないものか……」

「クックック、王様、お困りのようですねえ……」

突然声をかけられたほうを見ると、いつもどおりげっそりと……否、もはや毒状態ではないかと疑われるほど生気のない顔をした教授が、クマだらけの目でふらふらと立っていた。

「何だお前。ブサイクにより磨きがかかって酷いことになってんぞ。寝てないのか?」

「クックック……私も王様と同じ気持ちだからこそ、このお盆の期間は寝る間も惜しんで新しいマッスィーンの開発に取り組んだんですよ。ただただ己のリョナ欲を満たすための、画期的なマッスィーンの開発にね」

「おっめぇ、これからでぇ規模なててけぇがおっぱじまるっつーのになぁに作ってんだぁ(笑)」

「なんで某サイヤ人みたいな感じに?まあそんなことどうでもいい。私達に必要なのは、R・Y・O・N・A!そうみんな大好きリョナ!女の子が苦しみ、喘ぎ、羞恥に頬を赤らめて、もうイヤぁん!やめてくださぁあい!おねがいしますぅ!と泣きわめくその様をまじまじと鑑賞することこそが、生きる価値というものでしょう!」

「どうでもいいがその裏声はキッショいからやめろ。うーん……リョナラーにも色々いるんだよな。お前はどっちかというとエロ寄りな感じだけど、俺様は可愛い娘をじっくりコトコト煮詰めたり、クールな娘を硫酸で〆たりしていただくハード系が好みなんだよな」

「クックック……わかってますとも。そのためにこのVRマッスィーンを開発したのです。その名もリョナラードリーマー!女の子の遺伝子情報を取り込むことにより好きな娘を豊富なシチュでリョナり放題!シチュは驚きの300超え!定番の拷問シチュからタンスに足の小指をぶつけるマニアックなものまで、あらゆるジャンルのリョナを揃えておりまぁす!」

「なるほどうんうん要するに好きな娘がいろんなシチュで虐められるのを神様視点でじっくり鑑賞できるいかにもスピンオフな機械ってことだな」

「そのとおり!さすが王様飲み込み早すぎヨイチョ丸ぅ!まさにIFだからできる展開無視のリョナシーンを、この場で始めることができるってわけですよぉ!」

そう言うと教授はVR機器を勝手に王の頭部に装着し、スイッチを入れた!

「それでは!ゆめとぼうけんと!あんあん常夏リョナ☆サマーのせかいへ!レッツゴー!」


911 : 名無しさん :2020/08/26(水) 02:07:28 ???
「うぅん……あれ?ここは……」

燦々と照りつける太陽の下、海の近くの浜辺で目を覚ましたのは、我らが主人公の篠原唯。
最近ようやく出番が増えてきそうな雰囲気の我らが主人公である。
その傍らにいるのは……

「あ、唯、目が覚めたのね」

「え?瑠奈!?」

赤いビキニからこぼれ落ちそうなおっ○いが非常にけしからん、おなじみロリ巨乳の月瀬瑠奈がいた。

「あれ?なんで私こんなところに……ヴェンデッタのみんなと一緒に作戦本部に行くつもりだったのに。あ、私も水着になってる……」

唯自身も、トップスとボトムスがつながっている可愛らしい花柄のワンピース水着を着用している。
自分で着た覚えのない水着はすごく身体にフィットしていて、しっかり誰かに寸法されたような感覚だった。

「私もちょっと昼寝して今起きたらいきなりこんなところにいたのよ……まぁどうせこれもあの悪趣味なバカ王の仕業でしょ」

「そうなのかな……あ!あそこにも誰かいるよ!」

少し離れたところに立っている金髪と黒髪の2人に駆け寄ると、その顔を見て2人は驚いた。



「あれ……リザちゃん!?」

「え……篠原唯と、月瀬瑠奈?」

「なんなのよ……なんで異世界人までここにいるのよ……」

黒の水玉にキュートなフリルがついているビキニ姿のリザと、チューブトップ型のセクシーな茶色バンドゥビキニ姿のサキ。
リザは少女らしいキュートな可愛らしさを前面に、サキはセクシーな大人っぽさを前面に出した水着であり、かなり対象的な印象を与える格好である。
聞けば二人も同様に、水着姿のままここで目を覚ましたという。

「ちょっと!どうせあんたらの親玉の変態のせいなんでしょ!はやくなんとかしなさいよ!」

「いきなりキャンキャンうるっさいわね……あの露出狂がやることなんて、あたしたちも逐一わからないわよ。連絡手段の携帯もなくなってるんだし」

「……これ、本当に王様の仕業なのかな」

「他に誰がこんなことできるのよ!着た覚えもない水着着せられて、こんなリゾート地みたいな浜辺のパラソルの下のベッドで目が覚めるなんて、もう気味悪いB級どころかZ級ホラーでしかないわよ!」

「で、でも瑠奈、すっごく天気がいいよ!!このままじゃ暑いしみんなで泳ごう!きっと楽しいよー!」

「はああぁ!?」

なんと唯はすでに、おいっちに、おいっちに、と準備運動をしていて、海をエンジョイする気満々らしい。
確かに暑いは暑いが、この不明瞭な状況下で敵同士で馴れ合うのは、瑠奈は気が進まなかった。

「相変わらず篠原唯の頭はお花畑なのね。まあ暑いのは認めるけど」

「……サキと2人で少しこの辺を回ったけど……他に人はいなかった。海の反対側はジャングルで危険な生物がいそうだから、こんな格好で動き回るのは危険だと思う」

「つまり、孤立無援、陸の孤島ってわけなの?なんなのよもう……こんな暑いのに……」

おそらく35℃以上の猛暑日である以上、このままでは全員熱中症になってしまうだろう。
喋っていると瑠奈の喉もカラカラに乾いてきてしまった。

「喉も乾いたし、このままじゃ死んじゃうっての……」

「……飲み物ならあるよ」

「え!?どこどこ!?」

「ちょ、アホリザ!あんた何勝手に教えてんのよ!」

「あっちに魔法箱と袋があって、水とジュースが冷やされてた。ちょうど持ってきてたから、これ……あげる」

リザは持っていた袋からペットボトルのミネラルウォーターを取り出し、瑠奈に差し出した。

「あ……ありがと……」

「チッ……飲み物は無限湧きじゃないかもしれないのに、なんでこいつらに勝手にあげてるのよ……」

「……サキ。今は敵とか味方とか言ってる場合じゃない。協力して元の場所に帰らないと」

「はぁ……結局アンタはバカみたいにお人好しね」

「ねーみんなー!海すっごくキレイで気持ちがいいよー!一緒に泳ごうよー!」

完全にバカンスモードになった唯は、1人海で泳ぎながらこの状況を楽しんでいた。


912 : 名無しさん :2020/08/26(水) 02:13:20 ???
「……あつぃ……私も泳いでこようかな」

ビキニトップのフリルをつまんで小さく仰ぐように動かしながら、リザはポツリと呟く。
隣から覗けば彼女の発育途中の胸が見られる出血大サービスだが、まあ女しかいないので覗かれても問題はない。

「は?アホリザ、何勝手にあんたまで海で遊ぼうとしてんのよ。そんなことしてる場合じゃないでしょうが!」

「……むり……暑すぎて、海で身体を冷やさないと死んじゃうよ……」

そう言うとリザは浜辺に歩いていき、準備運動を始めた。
その様子を見たサキは、やれやれとこれみよがしにクソデカため息をつく。

「まあ、ここはとりあえず体力温存のためにも、海で一緒に泳がない?あの子の言う通り、お互い今は敵とか味方とか言ってられないでしょ。アンタもせっかくかわいい水着来てるんだしさ」

「ふん……お人好しのクソリザと勝手に仲良しごっこでもしてれば?あたしはここでのんびりさせてもらうわ」

そう言うとサキは、ぶつくさ呟きながらパラソルの下で横になってしまった。

(うええ……リザと違ってあっちはやっぱり感じ悪すぎ。絶対友達にはなれないわ……)



「わぁーリザちゃん!ねえ一緒に泳ごう!すっごく気持ちいいよ!」

「……別にいいけど……あんまりはしゃぐと足をつって溺れるから、気をつけてね」

すいすいと静かに泳いできたリザを見てはしゃぐ唯。
その屈託のない笑顔を見たリザは、困った様子で目を逸らす。
そんなリザの忠告も聞いているのか聞いていないのか、唯は気持ちよさそうに泳ぎ始めた。

「あーあ、早速どっちが年上かわかんなくなってるわね……」

「あ、瑠奈もきたー!あれ?リザちゃんだけ15歳だから、私たちのほうが年上なんだよね。リザちゃんのほうが大人っぽいのになあ」

「そういえば、あの感じ悪いサキってのも16?」

「……そう。私だけ1つ下」

「ふふっ!ここはどこかよくわからないけど、リザちゃんとこうやって遊べるなんて楽しいなー!ねえねえ、たくさん遊んで仲良くなろう!」

「……勘違いしないで。私はあなた達の敵。いくらこんな状況下でも仲良くするつもりは毛頭ない」

「もーそんなこと言わないの!リザちゃんの水着姿、すっっっごく可愛い!さっき始めて見たとき、可愛すぎてみとれちゃったくらいだもん!」

「うんうん。リザって真っ白な肌にキレイな金髪と碧眼だし、一緒にいると比べられるのがキツいレベルで可愛すぎるわよ」

「ち、ちょ……何言って……!」

落ち着いていたリザの顔が、褒めちぎられて赤くなった。
いつもクールに振る舞っているリザの年相応な可愛らしい反応に、唯も瑠奈も笑顔になる。
年が近い女子が集まれば、仲良くできないはずはないのだ!(1人例外発生中)


913 : 名無しさん :2020/08/26(水) 02:14:38 ???
「ふふふ……唯!それぇっ!」

バシャバシャ!

「わああっ!やったなー瑠奈あぁ!このおぉ!」

バシャバシャ!

海の水をお互いに掛け合う水着回によくあるシーンが、リザの目の前で始まった。

「ひゃあ冷ったぁっ!なにすんのよもうっ!」

バシャバシャバシャ!

「んぶっ!瑠奈からやってきたくせにぃ!たああぁ!」

バシャバシャバシャバシャ!

「きゃっ!」

「やぁっ!ちょ、唯!リザにもかかってるからぁ!」

「あははっ!リザちゃんごめんね!ほら、私にやり返していいよお!さあ来いっ!」

「……っ」

リザはやる気なさそうに、片手でパシャリと小さく水を巻き上げた。

「いや弱すぎるよ!?もっと派手にかけていいんだよ!?」

「そうよ!こうやって、ばっしゃあってさっ!」

バシャバシャバシャバシャ!

「ひぅ!」

「きゃああっ!もー瑠奈はやりすぎ!またリザちゃんにかかっちゃったじゃん!」

「あはははっ!リザもほらやり返して!遠慮しなくていいからさ!」

「……っもう!」

バシャバシャバシャバシャ!!

「わわー!リザちゃんが怒っちゃったー!」

「きゃー!やったわね、このー!」



水着回に本当によくある、海でパシャパシャキャッキャウフフな美少女たちのやり取り。
その背後から近づいてくる大きな影に、3人ともまだ気づいてはいなかった。


914 : 名無しさん :2020/08/26(水) 02:16:23 ???
「……ん?」

「あはははっ……あれ?どうしたのリザちゃん」

「どしたの?耳に水でも入った?」

突然動きを止めたリザに声をかける唯と瑠奈。
視線の先のリザは何やら神妙な顔で真下の海面をみつめている。

「……下に何かいる」

「え?」

「……速い……!2人とも!すぐに私に捕まって!!」

「「は、はいぃ!」」

珍しく大きな声を出したリザに2人が捕まった瞬間、リザはシフトを発動させ陸へと移動する。
その刹那、海から飛び出した生物に3人は度肝を抜かれた。



「マンメンミィーーーーーーーーーーーー!!!」

「「きゃああああああああああああああああ!!!」」

「……これは……クラーケン?」

突如現れた大型魔物に悲鳴を上げるユイルナと、いたって冷静なリザ。
海から飛び出した巨大なイカのような魔物は、奇っ怪な声を上げながらドシンと浜辺に着陸した。
全身真っ白な身体はぬらぬらとした液体に覆われており、テカテカと光沢を帯びている。
10本の足は異様に長く、先っぽはワームの口のように開いており、閉じ込められたらどうなるかあまり考えたくないシロモノだ。
口からは臭そうな茶色い液体をぼたぼたと垂らしていて、気味が悪い。
総合的に見て、かなりヤバいタイプのリョナ特化モンスターである。

「やっぱりあのクソ王の仕業よぉ!武器もなんにもないし、どうやって倒せっていうのぉ!」

「……あ、二人とも見て!あのパラソルの下、ナックルとナイフがあるよ!」

明らかに誰かが用意したとしか思えないが、3人それぞれが愛用している武器がそれぞれそこにあった。
どれも普段使っているものよりは格が落ちるが、戦うためには必要な武器だ。

「捕まってもシフトで逃げられる私が、様子を見ながら戦う……2人とも、下がってて」

「ううん!一緒に戦うよ!私達3人ならこんな魔物すぐ倒せるよ!」

「……そうね!運命の戦士と王下十輝星、夢のタッグバトルといこうじゃない!」

「……はぁ……怪我したくないなら下がってて。こいつはそんなに簡単な魔物じゃない」

「だからって、リザちゃん1人で戦わせられないよ!リザちゃんは私の友達だもん!」

「1人でカッコつけようとしても無駄よ!私たちもちゃんと戦えるんだから!」

「……はぁ……じゃあ勝手にしてもいいけど、足手まといにはならないでね」

「「うん!!」」

それぞれの武器を手に、3人は巨大なモンスターに立ち向かう!



「やっぱり海に入らなくて正解だったわ。あんなキモいクラーケンの相手するなんて無理だし」

唯たちから離れたところで涼んでいたサキは、戦いに参加するわけもなく遠目に唯たちの戦いを傍観ウォッチしていた。

「倒してくれば御の字、倒せなかったら3人仲良く触手責めねぇ。面白そうだから高いところで見てよーっと」

パラソルの下で邪術を展開し、黒い霧になったサキは小高い丘の木の上に移動して見守る、もとい見殺しにすることにしたのだった。


915 : 名無しさん :2020/08/26(水) 02:19:08 ???
「連斬……断空刃!」

「ゲッソーーーーー!」

目にも留まらぬ斬撃で10の触手を切断するリザ。
だが魔物の再生力は高く、すぐに新しい触手が生えてきてしまう。

「……すごい生命力」

「ゲソゲソ!いくら美少女だからって感心しても許してやらんゲソ!そおら捕まえてや……って!全然捕まらないじゃなイカ!!!」

抜群の身体能力とシフトで動き回るリザを相手に、クラーケンの触手では全く追いつけない。
いくら生え変わるとはいえ、触手を斬られてしまってばかりで、クラーケンの攻撃の手はすっかり止まってしまっていた。

「……ふふ、捕まえられる?」

「グヌヌヌヌヌヌゥ!クソ生意気な金髪めぇぇぇ!!もうイカり心頭ゲソオオオオオォ!!絶対お前は泣かせてやるゲソ!!」

リザの挑発(微笑んだだけ)で頭にイカスミが登ったクラーケンは、ユイルナそっちのけでリザへの集中攻撃を開始する。
10本の触手をすべて躱すのは至難の業かと思われたが、持ち前の戦闘センスを活かし、リザは涼しい顔で華麗に回避していった。

「グヌヌヌヌヌ!!なんで当たらな……あっ!また斬られたゲソ!?」

「篠原唯!触手が生えきる前に攻撃を!」

「さすがリザちゃん電光石火!まかせて……絶破天掌撃!」

「ゲソオオオオオオオオオ!?」

深い呼吸で力をためた唯の渾身の掌底が、魔物の口にクリティカルヒット!
その衝撃でクラーケンはよろよろと体制を崩し、明らかに隙を見せた。

「瑠奈!今だよ!」

「はああああぁ!!襲爪雷打ああぁぁぁ!!!」

ズドドドドドドドドドド!!!!

「マンメンミィーーーーーーーーーーー!!!」

バチバチと稲妻をまといながら放たれる強烈な百裂拳が、クラーケンを滅多打ちにしていく。
海の魔物に雷はやはり効果抜群のようで、完全に打ちのめされたクラーケンはゆっくりと倒れた。


916 : 名無しさん :2020/08/26(水) 02:20:10 ???
「うわーいやったあー!勝てたぁー!」

「2人ともナイス!最後気持ちよくいいとこ取りできたわぁ〜!」

「……お疲れ様」

「リザちゃんすごい!リザちゃんが敵の注意を全部引いてくれたから、私と瑠奈で倒せたよお!」

「……別に……私は飛び回って気を引いてただけだし……」

「即席チームなのにチームワーク抜群だったと思うわ!ていうかあれだけの猛攻を全回避なんて強すぎ!ありがとうリザ!」

「……ううっ……!」

「あはは!瑠奈が褒めすぎるから、リザちゃんが困っちゃってるよぉ〜?」

「いや唯のほうが褒めてたでしょ!あたしのせいにすんなっての!」

ゆっくりと消えていく魔物を尻目に、勝利の喜びを分かち合う3人。
だが教授の作り出したこのリョナ空間は、ここからが本番であった。



「ゲソゲソ……おまえたち、サイアクな目にあわされたイカ?」

「え?」「ん?」「なっ!?」
「ゴボアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!」

突如響いた声に、すぐに反応したリザは2人を掴みシフトで後方に退避する。
その瞬間、素早く起き上がったクラーケンの口から大量の汚泥が吐き出され、辺りは一面泥まみれになった。

「びっくりした……!あ、ありがとうリザちゃん。完全に倒したと思ってたよ……」

「ゲソゲソゲソ!やはり金髪……反応速度が早すぎるゲソ」

「しつこいっ!てか今更だけどなんで喋ってんのよアレ!?魔物じゃないの!?」

「……魔物にも知能が付けば喋ることもある。ミツルギの闘技大会にもそんな奴がいた」

「ゲソゲソ……反射神経も頭の回転も速い金髪美少女……お前は強いから後回し!そこの乳が重そうなウシ乳女から襲ってやるゲソ!!」

シュルシュル、パチィン!
「なっ!?いやぁんっ!!」

「瑠奈!?」「速っ……!」

先程の戦いとは比べ物にならない、3人の目にも留まらぬ速さで触手は瑠奈を拘束した。

「ちゅかまえたゲソ!けしからんロリ巨乳1名様、泥まみれ海水浴ツアーにご招待ゲソ〜!!」


917 : 名無しさん :2020/08/26(水) 02:21:45 ???
ズルズルズルベチョベチョベチョベチョベチョ!!!

「ん゛ん゛ぅ〜〜〜〜〜〜!!!!」



触手に動きを封じられ、地面についた汚泥に思い切り身体をこすりつけられる瑠奈。
あまりの臭気と嫌悪感に口が開けず声にならない悲鳴を上げながら、その体が宙に放られた。

「きゃ……!んぐぅ!ッゲホ、ゲホ!!」

「さっきオレをボコボコにしてくれた恨みゲソ!うっぷ……!ゴボアアアアアアアアアアア!!」

「うっ、うそっ、やだっ、いやあああああああぁう゛う゛う゛う゛お゛ぉ゛お゛ぉ゛え゛ッ!!!」

強い臭気で抵抗する間も与えず、瑠奈の身体に大量のヘドロがぶちまけられる。
その臭気は先程の何倍にも及び、鼻どころか顔全体が歪むような匂いに、瑠奈はヘドロの中で嘔吐してしまった。

「うぅお゛お゛ぇ゛!!ん゛っぷ……!おえええええ゛え゛え゛え゛え゛!!!」

「いい吐きっぷりゲソなー。せっかくの美少女が台無しになるのは最高じゃなイカ??」

「お゛ぇ゛っ!!うぐぷっ゛!……お゛ぼえ゛え゛ぇ゛ぇ゛ぇ……!」

「瑠奈ああああああああああ!!ひどすぎる、もう許さないッ!!!」

「篠原唯落ち着いて!下手に手を出すと危険なの!」

「ゲーソゲソゲソ!!怒りに身を任せて突進なんかしたら、こうなるのはわからなイカ??」

シュルシュル、パチィン!!!
「や、あああああっ!!」



親友が女として酷い醜態を晒されたことで、怒りに燃えた唯はあっさりと触手に捕まってしまう。
瑠奈は触手に拘束されたまま、ヘドロの塊になっている。

「このままじゃ汚くて可愛そうでゲソ……だから、うっぷ……バシャアアアアアアアアアアア!!!」

「ん……!〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!」

クラーケンは泥ではなく今度は水を吐き出し、あっという間にヘドロは流され、ぐったりと項垂れる瑠奈の姿が露わになった。
とてつもない激臭と嘔吐によって体力を失い、げっそりとした顔色の瑠奈の身体を、クラーケンは楽しそうに触手で弄り始める。

「ぐへ、ぐへへ……3人の中で1番のビッグサイズおっぱいでゲソ……赤いビキニから溢れ落ちそうなぷるんぷるんのキレイなおっぱいが、くっさいヘドロの泥まみれになってたなんて、興奮しなイカ?」

チュクチュクチュクチュク……

クラーケンは触手を器用に小さくすると、瑠奈の水着のトップにするりと滑り込ませ、弄りはじめた。

「ふぅ、あっ、くぅ……!や、やめなさぃい……」

「やめるわけないゲソゲソ!!ロリロリな顔してこんないやらしいものを2つぶら下げて、何されても文句はないゲソね!このまま乳首でイかせてやるゲソ!」

「え、や……あああん!」

瑠奈の少し大きめの乳首に吸い付いた触手は、先端を小さく開きそのまま乳首をカプリと飲み込んだ。
そのまま内部の肉壁でダイナミックに乳首を扱き上げながら、その敏感な先端にクチュクチュと強い摩擦を与えて擦り上げていく。

クチュクチュ……クチュクチュクチュヌチュ!

「ひあああああああっ!?やああああん!!ああああああああん!!」

激しく吸い付かれたような強刺激に、瑠奈は身体を大きく仰け反りながら連続で悲鳴を上げた。

「る、瑠奈ああああ!お願い、こんなのやめてぇっ!!」

「心配しなくても栗色のセミロングちゃんは、このあと同じようにチュクチュクしてやるゲソ……金髪少女はこいつらを守りたければ、そこでじっとしているゲソ」

「……くっ……!」

人質を取られ、窮するリザ。
唯と瑠奈が助からない可能性がある以上、唯一動ける彼女もうかつに近づけない。
その様子を確認し安心したクラーケンは、さらに触手の動きを早めた!!


918 : 名無しさん :2020/08/26(水) 02:22:53 ???
クチュクチュクチュヌチュクチュクチュクチュヌチュッ!!!

「ひゃああああああああんっ!ああはぁっ!!らめええええええッ!!」

「はい定番のらめぇいただきましたゲソー!ここにいる3人全員に言わせてやるゲソ……!そら、もっと感じろゲソ!!」

クチュクチュクチュクチュクチュクチュクチュクチュ!!!

「あああああぁっ!だめっ、あん!またアレ出ちゃう!出ちゃううううううううううううう!!」

ドクン……!ドクン!ビュルルルル!!

「……?これは何ゲソ……?」

瑠奈の乳首から、乳白色の液体が勢いよくビュルビュルと放出され、触手の中に注ぎ込まれていく。
以前のスライムの被害によって、瑠奈の身体は強い刺激を受けると射乳してしまう体質になっている。
クラーケンの触手責めによって吐き出された瑠奈の乳首から発射された液体は、触手の奥で口のようになっているところへと発射されていった。

「ゲソゲソ……触手についてる口から、ロリ巨乳美少女の生乳ごくごく飲めるなんて幸せすぎるゲソ!その乳にたくさん詰まってる美少女汁、全部飲ませろゲソオオオオオオ!!!」

クチュクチュグチュグチュグチュグチュ!!

触手の奥からヌメヌメの液体が大量に放出され、瑠奈の乳首と胸全体にべったりと絡みついた。
そのまま先程のように肉壁を使って、耳障りな水温とともに、乳首を思い切り擦り上げていく!

ヌチュニュジュズチュズチュウウウウッ!!!

「ああああああんだめえええぇ!!こ、これ以上、はぁっ!!!あっ!またいっぱい出ちゃううううっ!!」

ドクン……ドクンドクンドクンドクン!!!

すぐに絶頂を迎えた瑠奈の乳首から、先程の倍以上の量の液体が放出された。
乳首の先端にかぶりついた触手の中の口が、ビクンビクンと小刻みに動きながらその液を一滴も漏らすまいと飲みこんでいく……

「あぁ〜出てるゲソ〜!生産者のロリ巨乳の喘ぎ狂う姿を見ながらおっぱい生乳絞り……その巨乳がちっぱいになるまで飲み干してやるゲソ……」

「あ……ああぁ……いやあああああぁぁ……」

「うぅ……瑠奈ぁ……」

さすがの瑠奈でもこんな辱めを受けては、本来の気の強さを発揮できずに泣きそうになってしまう。
その様子を堪能しつつ、触手からごくごくと乳を飲むクラーケン。
親友が犯されているのを目の当たりにして、なにもできない唯。
そして……


919 : 名無しさん :2020/08/26(水) 02:24:02 ???
(……今しかない!)

「はああぁ〜美味いゲソ……ゲソ?あの生意気金髪は……」

攻めあぐねていたリザが、乳を飲むのに夢中になっている隙にシフトで一気に移動した。
移動先は瑠奈を拘束している触手の上。
ナイフを取り出し、力を込めて触手を斬る……はずだったのだが。

ガキィン!!!

「なっ!?」

先程まで簡単に切れていた触手は、どういうわけか硬質化していてナイフでは切れなくなっている。
それどころか、弾かれた刃の部分には大きな亀裂が入ってしまい、リザのナイフは壊れてしまった。

「ゲソゲソ!オレの触手は興奮するとチ○コみたいに太く固くなるんでゲソ……ロッリロリなやらしい悲鳴とあまあまおっぱい汁を飲み干したオレの触手は、今や鉄並の硬さゲソゲソ!お前も捕まえてやるゲソ!」

「くっ……!」

迫りくる触手をすかさずシフトで回避したリザは、クラーケンの顔に飛びついた。
間髪入れず壊れた刃のついたナイフを思い切り、クラーケンの目に突き刺す!

グサッ!!

「いいいいいいでええぇぇぇ!!び、美少女乳絞り中に、よくもやってくれたゲソオォォオ!」

たまらず唯と瑠奈の拘束を外してしまったクラーケンは、触手で目を抑えてのたうち回り始めた。

「リザちゃん、ありがとう!瑠奈だいじょうぶ?」

「く……見苦しいのを見せちゃったわね……でも動けるようになれば、こっちのもんよ……!」

「さすが瑠奈!もうあれくらいじゃへこたれないもんね!」

「あったりまえでしょ!やられたらやり返す……!倍返しするんだから!!!」

「……無理はしないでね」

外れた水着を元に戻しながらよろよろと立ち上がる瑠奈。
その怒りに燃える姿を見て、唯もリザも安心した。
どこからか、デー↑デデデレデー↓デレデー↑デレデデレデー↓というBGMも聞こえてくる。



「篠原唯、月瀬瑠奈……止めはまかせた」

「うん!ノーチェさんとの修行で習得した奥義!やっちゃうよ!」

「あたしだって!ルミナスで魔物と戦いまくりながら習得した極光体術、見せてやるわ!」

すばやくクラーケンに肉迫した2人は、それぞれの構えを取る。
軽くアイコンタクトを取るだけで、ここからの2人の連携は見事に成立するのだ。

「はあああぁ!雷閃牙弾!!!」

「いいいでぇゲッソオオオオオォ!?」

両腕に雷を纏い、猛烈なスピードでラッシュを繰り出す唯。
一撃ごとに雷が落ちたかのような衝撃に、クラーケンの身体がどんどん浮き上がっていく。

「瑠奈!止めよろしく!」

「魔拳・奪歌の飯綱落とし!!!」

「マンメンミイィィィィィィーーーーーーー!!!」

空中に飛び上がった瑠奈が蹴り落としを放つことで、大きな衝撃がクラーケンの脳天に直撃する。
足に全魔力を集中させ放つ、一撃必殺の踵落としビームだ!

「ゲソォォォォォォ……このオレが、こんなメスガキどもにイイイィィ……」

クラーケンは怨嗟の声を上げながら、跡形もなく消え去っていった。


920 : 名無しさん :2020/08/26(水) 02:25:31 ???
「……やっと消えた」

「はあ〜びっくりした……でも、瑠奈とリザちゃんのおかげで勝てたよ!」

「まあ、ほぼリザのおかげなんだけどね。重ねてお礼するわね!ありがとう!」

「……っ」

「あ、リザちゃんまた照れてる!もう可愛いなぁ〜!」

「照れてないっ……!ふ、2人とも前よりは強くなったみたいだけど、その程度じゃトーメントには勝てない……もっと強くなることね」

「照れ隠しにダメ出ししてきた。結構わかりやすい性格なのねーリザって」

「でもリザちゃんの言うとおりだね。もっと強くならなくちゃ!王様に勝つために!」

魔物を倒し、和気藹々と話す3人。
その様子を面白くない目で見つめているのは……



「あーあ、つまんないわね……クソリザのヤられてるところでも動画に撮ってストレス発散の道具にしようと思ったのに、拍子抜けだわ」

丘の上で残念そうにつぶやくサキ。ヤられてるところどころか、華麗な戦闘シーンが撮れてしまった始末である。
まあこれはこれで教授あたりに売れば金にはなるかと思ったそのとき、背後に複数の気配を感じた。

「……なに?あんたら」

「ククク……騒がしいと思ってきてみれば、人間のメスが4人もいるとは……しかもどれもリョナるには申し分ない粒揃いときた。今日は楽しめそうだ」

「……アンタらは……」

サハギンと呼ばれる中級魔物。
水辺に住む半魚人のような姿の彼らは知能が高く、群れで行動する魔物である。
行商や旅人が襲われることも多く、魔物とはいえその連携力は決して侮れない。
特に人間の女を好んで襲うことから、狡猾な魔物として忌み嫌われている。

「ゲッゲッゲ……その無防備な布は防具のつもりか?痛い目にあいたくなかったら、おとなしく捕まることだな」

「ま、待ちなさいよ……あたしを捕まえてそれからどうするの?あの3人も捕まえるつもり?」

「そうだが?」

「はぁ……さっきの戦い見てなかったわけ?他の2人はどうにかなるかもしれないけど、あっちの金髪はあんたら如きじゃ絶対勝てないわよ。なんせあのクラーケンを1人で翻弄してたんだから」

「えっ」「なにぃ!?」「つよつよ」「無理ゲーじゃん」「あんなに可愛いのに……」

ザワザワとどよめきだすサハギンたち。女4人で余裕と思っていただけで、まさか戦闘狂がいるとは知らなかった様子である。

「ふふん……でもあいつを捕まえる方法、なくもないわよ」

「なに?」

悪戯な笑顔を浮かべるサキ。その可愛らしい笑顔に見とれながらも、サハギンたちは前のめりになってサキの二の句を待った。

「簡単なことよ。あたしと手を組みましょ!あたしならあいつらに警戒されずに近づける。あんたらは森の中に罠でも張って待ってればいいわ。そしてあたしがあの3人を罠に誘い込んでメチャメチャにしてやるの!どう?いい考えでしょ?」

「ふむ……海老で鯛を釣るということか……」

「は?誰が海老で誰が鯛なのよ!あたしがあのクソリザに劣ってるっての??」

「え、あ、いや」「劣ってはないけど……」「美少女レベル的にはあっちのほうが断然……」「俺はこっちの子のほうがぜんぜんイけるけどね」

口々に喋りだすサハギンたち。すでに最初の強キャラっぽかった雰囲気はなくなりつつあった。

「いい考えだとは思うが……お前はあいつらの仲間ではないのか?」

「ふん!どうせこの世界は露出狂の作り出した幻。それがわかってる以上、食われる側なんてまっぴらごめんだわ。魔物とでもなんでも協力して、あたしは食う側になってやるのよ……!」

「???」「腹黒で可愛いけど……」「何言ってるのかわからん」「てかおっぱいおっきいDはありそう」「触りたいなァ」「水着がえちえち」「○ックスしてえええ!」

こうして、サハギンたちと手を組みリョナ側に回ったサキ。
クラーケンだけで終わらせようと思ったけど、せっかくだからもうちょっと書きたくなってしまった海の日スピンオフの第2ラウンドが、ここからはじまる!


921 : 名無しさん :2020/08/26(水) 02:28:41 ???
水着リザちゃんぺろぺろ
とりあえずここまで。結局大ボリュームになるのが運命
サハギン編もまあまあ書いてはあるからたぶんもうすぐできる……はず


922 : 名無しさん :2020/08/27(木) 02:12:09 ???
うおおおおまた長いの来てる…!
おええしちゃってからびゅっびゅさせられてやりたい放題される瑠奈かわいい
硬質化する触手で特に意味もなくリザvs巨大ちんぽを思い出したわ
狡猾にリョナる側に回ったサキは初期の陰湿な責め役のキャラを取り戻すのか、はたまた最後にはやっぱり食われてしまうのか…
水着かっこいいリザちゃんを堪能したのもあり、サハギン編への期待が高まります…!


923 : 名無しさん :2020/09/03(木) 20:48:14 ???
瑠奈ってなんか汚される役が多い そこが良い
リザの水着って今までなかったかも?
この先の展開に期待が高まる


924 : 名無しさん :2020/09/03(木) 20:50:42 ???
「クックック……やいエリ!今日こそ決着付けてやるぜ!」
「ふんっ……そっちこそ。今までの分、百倍にして返してやるんだから!」

……ミツルギ学園初等科3年生、本日の授業は水泳。それも、男子vs女子の水中騎馬戦対決。
男女各20人が4人ずつで騎馬を組み、騎手が落水したら脱落、どちらかが全滅するまで戦う。
実戦も想定しているため木刀も使用可…という、実力主義なミツルギらしいルールであった。

「準備はいいかお前ら。んじゃ…よーい、はじめ〜」
臨時体育講師のやる気なさげな合図で、戦いの火ぶたは切って落とされた。

エリの騎馬は、騎手を務めるエリをはじめ、運動の得意な女子で組まれている。
運動が苦手な女子や気の弱い女子は後衛に下がり、エリ達はそれをかばうように単騎で前に出る。

事実上、エリ達一騎に女子全員の命運が託されている…と言っても過言ではなかった。

「けっけっけ!まずお前から片付けてやる!」
「その後、他の女子どもを水堕ちさせて…」
「一人残らず人工呼吸してやるぜ!」

そんなエリの騎馬を、男子チームの3騎が三方から取り囲む。
女子チームの最強にして唯一の戦力を、早々に潰そうという作戦だ。
しかし……

「そう来ると思った……よーし、例の作戦で行くよ!」
「うん、エリちゃん気を付けて!!」
「たあああぁっ!!」
「なっ……なにいっ!?」

エリは手近な敵騎に突進すると、勢いをつけて大きく跳んだ!

ドカッ!!
「っぐえ!!」
そして敵の騎馬に空中から襲い掛かり、目にも止まらぬ木刀の一撃を喰らわせる!

バキッ!! ビシッ!!
「ごふっ!!!」「ありがとうございます!!」
更に、敵の頭を踏みつけながら他の騎馬に次々飛び移り、瞬く間に3人の騎手を海に叩き落した。

「エリちゃん、すっごーい!!」
「へっへーん。どんなもんよ!」

これで敵はあと2騎。
その中でも一番手ごわい、男子のボス格がいる騎の方に、エリ達が向き直ると…

「なっ……何よ、あいつら…!!」
「グヒヒヒヒ……」

男子達は2騎分、8人が合体して一つの騎馬を構成していた。
大柄なボス格男子を、他の男子が7人がかりで支える巨大な騎馬である。

「そっ……そんなのあり!?」
「へっ。俺様の体を支えるには、このぐれーデカい馬じゃねーとな!行くぞおらァ!!」

「くっ……正面からぶつかったらまずいわ!距離を取って!」
「う、うん! でも、どうしよう……」
「あんなの、どうやって倒したらいいの……!?」

元々の体格差に加えて人数差もあるため、体当たりでもされたら一瞬で騎馬を崩されてしまう。
しかもボス男子は丸太のような巨大木刀をぶんぶんと振り回し、容易には近づけない。
幸い敵はただ一騎。角に追い詰められないよう、逃げ回るエリ達だったが……

ばしゃっ!!ザバッ!!
「きゃっ!?……な、何っ!?」
「水の中から、なにか……きゃあああああぁ!!」
「ぐばーー!!」
「ぶおおっ!!フヒヒ……おらおら!ヤっちまえ!」
「ぐへぐへスポーティJSのスク水げっとしちゃうぞ」

なんと、最初に倒した男子達が、水中からエリ達の騎馬に襲い掛かってきた!


925 : 名無しさん :2020/09/03(木) 20:52:15 ???
「な、なんなのよアンタたち!こんなの卑怯よ!!」
「へっへーだ!勝ちゃいいんだよ勝ちゃ!!」
「い、いやああぁっ!!ごぼごぼごぼっ……!!」
「ひうんっ!?そ、そんな所っ……だ、だめっ!!」

抵抗しようにも、女子たちは騎馬になっているため手を使えない。
それをいいことに、男子達は女子に抱き着いたり、胸や股間をわしづかみにしたり、
水着に手を突っ込んだり脱がせたり、やりたい放題だ。

ブンッ!ビシッ!!バシャッ!!
「このおっ!!さっき倒されたくせに、さっさと引っ込みなさいよ!」
「おーっと。あぶねえあぶねえ」
「そんな木刀、水の中にいりゃ怖くねえぜ!」
唯一攻撃できるエリが、群がる男子達に木刀を振るうが、人数が多すぎる上に、水の中に潜られては手が出せない。

「ガーッハハハハハ!!ざまあねえな。喰らいやがれ!!」
ブオンッ!!……ドガッ!!
「えっ……きゃああああぁぁっ!!」

完全に動きが止まったエリ達を、ボス男子の巨大木刀が襲う。
騎馬になっていた女子の一人を直撃した。
「うぐ……あっ……!」
「よっしゃー今だ!沈めろ!!」
「ざまみろ!俺より脚速いからって生意気なんだよ!」
「ミサちゃんっ!!こ、こいつらっ!!やめなさいよっ!!」

気を失い、騎馬から脱落する少女。
すかさず男子達が肉食魚のごとく群がり……
水に沈められた後、水着だけがぷかりと浮かび上がった。

「女武将をリョナるならまず馬をボコれ、ってな!」
「くっ……もう絶対許さないんだから…!!」
「けっけっけ…この状況で、何をどう許さねえってんだ、よっ!」
「や、やめなさいよっ!!こんなの反則……ぐぶっ!!ごぼごぼごぼっ!!」

騎馬が一人欠け、不安定になるエリ達に、男子達が更に群がる。
残りの女子も、更にもう一人が水着を脱がされ、数人がかりで襲われる。
胸を手で押さえつつも必死に抵抗するが、頭を押さえつけられ、
何度も水に顔を押し付けられ……やがて水に引きずり込まれていった。

とうとう騎馬が一人になってしまったエリ達。
だが残る一人も、水中に潜む男子達によって絶体絶命に追い込まれてしまう。

ぶくぶくぶくぶく……
「はぁっ………はぁっ……だ、め……エリちゃん、ごめん……わたし、もう……う、あああぁぁんっ!!」

水中で足首を掴まれ、股間に足裏を押し付けられる。……潜水が得意な男子による、水中電気あんまである。
ゼロ距離からの強烈な振動攻めは、水中でもその威力が弱まることはない。

「もう止めてぇえっっ!! お願い、逃げて…!!」
「う、あ……だ、め……そんな事したら、エリちゃんが……」
騎馬の少女は必死に耐えるが、徐々に水に引きずり込まれている。
それにおぶさるエリも、腰まで水に漬かってしまっていた。もはや勝負はついたかに見えたが…

「クックック……まだまだ。本番はこれからだぜぇ!」
「俺たちが、お前の馬になってやるよぉっ!」
「きゃああああぁっ!?」

男子達が襲い掛かり、エリの体を無理矢理担ぎ上げる。
手足を掴まれ、大股開きの体勢で拘束されてしまった。

「いやっ!!乗らないで……あうっ!!がばっ!ごぼごぼごぼ!」
騎手を奪われた騎馬の少女は、男子達に圧し掛かられ、水底に沈められてしまう。
エリはただ一人、無法な男子達に捕らえられ絶体絶命の危機に陥った。


926 : 名無しさん :2020/09/03(木) 20:56:07 ???
「ひっひっひ……これがエリちゃんのありがとう水……ありがてぇ……ありがてぇ……」
濡れたスクール水着の股間から垂れ落ちる水の雫を舌で受け止め、舌で転がしながら恍惚の笑みを浮かべる男子。
気のせいか、怪しげな黒いオーラが全身から滲み出ている。

「なっ……何言ってるのよ……顔近づけないで、変態……!!」
さすがにドン引きし、怯えを隠せないエリ。
だがその声や表情が、男子達を更にどす黒く煮えたぎらせる。

「ふひひひ……喰らえ。いや…その一番搾り、いただきます”!!……マウストゥ…アンダーマウス!!」
じゅぶっ!!じゅぶぶぶぶぶぶぶぶぶっ!!!
「なっ…ま、まさか……ひゃひいっっ!?」
男子の一人が股間に顔をうずめ、エリの水着を勢いよく啜り始めた!!

「や、こん、なの、い、ひゃああああああああんんっっ!!」
「ありがてえありがてえありがてえありがてえ!じゅぶぶぶぶぶぶ!!」
「ひゃううううん!!だ、め……はなしてっ……ひああああああぁっ!!」
(な、なに、これぇぇ……気持ち悪いのに……、嫌、なのに……
頭の中、真っ白になって……体中、びくんびくんして……
ふりほどかないと……な、のに………だ、め、逆らえないいっ……!!)

体をゆすって暴れるエリだが、男子達の拘束はビクともしない。
股間から水と一緒に、抵抗する力や意志が、吸い取られていくような気がした。
好き放題嬲られ、次第に気が遠くなっていくエリ。
周囲にいる男子達全員から、はっきりとどす黒いオーラがあふれ出ているのが見えた。

「ぐっひっひっひ……お前最近、あの白いねーちゃんとつるみ出して調子こいてたからな。
これでよーくわかっただろ。所詮お前ら女は、俺ら男子にはかなわねーって事がな!」

「くっ……そんな……そんな、ことない……女の子だって、アリサお姉ちゃんみたいに、強くなれるはずなんだ……!
私、だって……あんた達みたいな卑怯なやつらに……ぜったい…負けない……!!」

「ひひっ!……まだそんな事言いやがるか。
お前は特に念入りに溺れさせてから……俺様が、上も下も念入りに人工呼吸してやるぜえ!」

木刀を振りかぶるボス男子。両足を男子達に掴まれ、逃げられないエリ。
やる気のなさそうな体育教師と一瞬目が合った……が、何も言わず、ただじっと戦いの行く末を見守っていた。
もはや、万事休す。……だが、その時。

「待ちなさい!もう黙ってみてられないわ!!」
「よくもエリちゃん達を!!全員突撃-!!」
「こうなったらヤケクソよ!こいつらの水着も脱がしちゃえー!!」
「なっ…!!お、お前ら!いつもエリの陰に隠れてるくせに…っぎゃあああ!!」
後衛で守られていた残り4騎の女子たちが、一斉に男子達に飛び掛かった!

「女の子がクソとか言っちゃいけませ……うぎゃあありがとうございます!!」
強化魔法つき木刀、ビンタ、攻撃魔法、忍術、水着剥ぎ返し、電気あんま返し、etc...
女子たちの玉砕覚悟の気迫に押され、エリの周囲の男子達は総崩れになった。

「はあっ……はあっ……みんな……!!」
「エリ、大丈夫!?私達の騎馬に移って!」
「他のみんなは救出したよ!」
「あ……ありがとう、みんな…!!」
「なんのなんの!いつもエリちゃんには助けられてるもん!今度は私たちの番だよ!」
「みんなで力を合わせて……絶対、アイツをやっつけよう!」

仲間の助けでなんとか窮地を脱したエリ。
もう動かないと思っていた体から、力が再び溢れてくるような気がした。
……だが、まだ最後の強敵が残っている。

「くっそ生意気なぁぁ……蹴散らしてやるぜ!オラアアアアア!!!」
「!!……みんな、伏せてっ!!」
……ブオオオオオンッ!!

ボス男子の横薙ぎの一撃が、エリを襲った。
エリの叫び声で咄嗟に身を屈めた女子たちは、頭の上数ミリの所をダンプカーが通ったかのような衝撃を感じ、背筋が凍る。
だが……

「エリちゃん……!?」
「くっくっく……軽すぎて手ごたえもねえな。跡形もなく吹っ飛んだか」
「そ、そんな……!!」

巨大丸太が過ぎ去った後、騎馬少女たちの上にエリの姿はなかった。


927 : 名無しさん :2020/09/03(木) 20:59:04 ???
「さ〜て、後はザコだけ。ずいぶんと調子に乗ってくれたが、これで終わりだぜ!!」
勝利を確信し、笑みを浮かべるボス男子。
だが……

「………いいえ、まだよ………」
「なっ!?」
男子が担ぎなおした木刀の上に、エリは立っていた。

「みんなに酷い事した報い、今こそ受けなさいっ!たあああああぁっ!!」
「バカなぁぁぁっ!!?」
巨大木刀の上を一気に駆け抜け、愛用の木刀と、友達から借りたもう一本の二刀流で……

「いっけーー!キャンディーとシュークリーム!!」
「うごああああっ!!」
ボス男子の顔面に、渾身の突きを繰り出した!!
ちなみにアリサから教わったこの技の、正しい名前は「キャンディットシューブ」である。

ボス男子は一撃で気を失い、騎馬になっていた子分達を下敷きにしながら落水。
そして、捨て身の攻撃を繰り出したエリは………

「あれ……落ちて、ない…?」
「………………」
クラスメイトの一人、ふだんは影の薄い少女に、落水寸前で受け止められた。

「ウスイちゃん、ナイスキャッチ!」
「やっぱ相討ちじゃなくて、きっちり勝たないとね!」
「よーし、エリちゃんをみんなで胴上げだー!!」

「グ、ガガガガガガ………」
「フザ、ケルナ……オレタチハ、マダ…ヤレル」
「ヤリ、タリネエ………」

「おーっと。めんどいけどそこまでだクズ男子ども。
『事件』の手がかりになるかと思って放置してたが、いい加減にしねーと……」

ビシビシビシビシッ!!
「『千斬り』にすんぞ?……いや、木刀だから千叩きか。ていうかもうやっちゃったけど」

「グ、ギギギギ………ガクリ」
「ア、アアア………ありがとうございます……バタリ」
男子達を覆っていたどす黒いオーラが霧散し、消えていく。
教師として学園に潜入していた討魔忍、千斬のキリコが追う『事件』とは一体何か?

「え、なんでトーメントにいるはずのアタシがこんな所で教師やってるかって?
いや時系列的にちょっと前の話なんだよ!…え、でも夏じゃんって?いやそんな事言われても知らねーよ!
つーかそんな事よりエリの奴、知らん間に腕上げたなー。
これなら、討魔忍育成コースに編入させんのもアリかもな!手続きめんどいけど!」

あらぬ方向に向かって必死に説明したり話を逸らしたりするキリコ。
謎が謎を呼びつつも、男子vs女子の水中騎馬戦対決は、女子チームの勝利で幕を下ろしたのであった。


928 : 名無しさん :2020/09/03(木) 21:15:01 ???
いや違うんすよアリサ修行編の続編書こうとして
その前にちょろっと水着回を消化しようとしたらですね…

本編もそろそろ進めたいな
フースーヤvsフウコwith瑠奈
罠ゾーンにはまったヤヨイたち
アリサvsロゼッタ
ミシェルに改造されるアリス達

いろいろ風呂敷が広がってるぜ…


929 : 名無しさん :2020/09/05(土) 07:31:07 ???
プールの授業治安悪すぎてワロタ
ありがとう水吸われるのえろすぎる
この学園には大きな闇が潜んでそうだし、学園に潜入してる討魔忍とか今後感度3000倍になりそうな言葉の並びだし…
続きが気になる終わり方しますね…


930 : 名無しさん :2020/09/07(月) 03:10:31 ???
うお、いつのまにまたスピンオフが
女子と騎馬戦する環境で育ったらリョナラーにもなるわなあ
女子の陰毛やらクリでドリップされたありがとう水は最高や!ロリエリちゃんリョナあざす!


931 : 名無しさん :2020/09/21(月) 18:08:53 QHNkLUP.
ちょっとずつ本編進めてく

はたしてフウヤの真のヤバさ(死姦・姉愛)を知らない・覚えてない二人は
このまま為す術なく餌食にされてしまうのか・・・


932 : 名無しさん :2020/11/08(日) 21:25:00 ???
頻度はだいぶ落ちたけど、じわじわと進めてくれ…
俺がずっと楽しみに待ってるんや…


933 : 名無しさん :2020/11/08(日) 22:44:10 ???
すまねぇ、最近全然書けてないぜ…
来週こそは書きたい


934 : 名無しさん :2020/11/08(日) 23:40:31 ???
このスレ完全に「俺しかいない予感!」状態だったので慌てず急がず好きに書かせてもらってたぜ
人がいたとしてもペースはそんな変わらないとおもうけど・・・


935 : 名無しさん :2020/11/13(金) 23:34:48 ???
一方的にボコられてギリギリまで追い詰められた後、
最後の最後で逆転するパターンが好き

最後の逆転が失敗に終わって、
結局終始ボコられて負けましたパターンはそれ以上に好き


936 : 名無しさん :2020/12/19(土) 18:49:29 ???
久々に本編更新されてて嬉しくなってますが、
支援の意味も込めてちまちま書いてたやつあげます
リンネとの関係性がバレる直前のパラレル展開です


937 : 名無しさん :2020/12/19(土) 18:50:47 ???
(リンネと会うの、なんだか随分久しぶりな気がするわね。元気だといいけど、アイツのことだからまたメンヘラ拗らせてるかも。)

ナルビアの内通者、リンネと密かに会うため、サキはひとり国境付近の廃砦への道を歩いていた。
当然今日ここへ来ることは誰にも知らせていない。人目を避けてここまで来たし、尾行の気配もない。こういった隠密行動は、サキの得意分野である。危険な橋を渡っている自覚はあるが、容易にはバレない自信があった。
だからこそ、

ガチャン!ギチギチィッ!
「ぎゃっふぅう゛ううぅうぅぅっ!?」

踏み出した右足が仕掛けられた罠を踏み抜くなど、微塵も考えていなかった。
何もないところから突然現れたトラバサミに右足首を強く噛みつかれ、くぐもった悲鳴をあげるサキ。

「くっ…ふぅぅぅ……っ!こ、これは…!」
(アトラの、トラップ…!そんな……どうして…!?)

周囲に魔力の気配は全くなかった。こんな芸当ができるのはトラップ生成の固有能力を持ち、罠ポイントとかいう謎システムで罠設置を行うアトラしかいない。

「…こんなところで何してんだ、サキ?まあ聞かなくてもわかるんだけど…。…今からお前を甚振ってから捕獲する。王様の指示だから、悪く思うなよな。」

物陰から姿を現した赤髪の少年、アトラが、どこか神妙な面持ちで語りかけてくる。
……王様の指示、ということはあの狂王には何か悟られていたのか。

「……えーっと?なんのことかしら。私が何かしたとでも?テキトーなこと言って私にちょっかいかけに来てるだけならぶっ飛ばすわよ。さっさと外してくんない?これから仕事って時に邪魔されて、イライラしてんだけど。」

状況が読めないため、まずはシラを切って様子を見る。

「はぁ…!?仕事だと?お前今日こっちの仕事なかっただろ?コソコソとナルビアの男と会おうとしてたヤツが何言ってんだよ、この嘘つき!裏切り者!同じ十輝星だし素直に認めるなら手加減してやろうと思ってたけど、許さない…!全力でなぶってやるから覚悟しとけよ…!」
「……。」
(…何をしようとしてたかもバレれているみたいね…。このままだとリンネも危ないわね。なんとかして状況を伝えて、一緒に逃げるしかない)
逆上してきたアトラの様子や言葉から、自分の真の行動予定がほとんど筒抜けであったことを察する。
なぜバレたのかはともかく、今はまずこの状況を脱してリンネに合流することが最優先だ。

「…何言ってるのか全然わからないけど、アンタがそのつもりなら黙ってやられてあげるつもりはないわ。仕事の前に、返り討ちにしてあげる。」

「うるせえ!早速いくぜ!せりゃあ!」
サキの目の前に巨大な振り子式丸太を出現させると、サキ目掛けて攻撃を仕掛けてきた!

「ちょっいきなり…っ!ダークシールドッ!」
まだトラバサミを解除できていないためかわすことができず、仕方なく正面にシールドを展開して対応する。
重い一撃だったが、なんとか跳ね返すことに成功する。
「さすがだなぁ。でも、これはどうかな?」
今度は左右から回転するノコギリと大砲の弾が飛んでくる。
「くっ…!!ダークシールド!ダークバレットっ…!!」
左から来るノコギリに対してはシールドで、右側から来る大砲の弾は闇の魔弾で防ぐ。
左右に手を伸ばし、両側からの罠攻撃に抵抗するサキ。
「また正面がガラ空きだぜ〜っ!」
「ぐうぅっ…!このぉっ!」
戻ってきた丸太振り子をアトラが蹴り飛ばし、さっきより勢いを増して正面から襲いかかってくる。
大砲の弾を破壊し、気合いで回転ノコギリの軌道を逸らすと、両手を前に突き出し、再び正面にシールドを展開して衝撃に備える。
「ダーク…シールドッ!!」

丸太がシールドにぶつかる…

「なっ…!がはぁあああああぁあ゛ぁッ!!」

…直前に空間の穴に吸い込まれ、後ろにできた空間の穴から出てきて、サキの無防備な背中に直撃した。
「うっ…ぐふぅ……!」
衝撃でトラバサミは外れたが、受けたダメージは大きく、そのまま前に倒れ込んでしまう。

「…よし、これはボクのアシストのおかげだからボクのポイントだよ、アトラ。ふふ、不意打ちを決めるために後から登場した甲斐があったよ。ボクが来ていることも想定していなかったわけじゃないと思うけど、あの状況じゃ、そこまで対策するのは難しかったようだね、サキ。」

そう語りながら物陰から出てきたのは青髪の、もう1人の少年。


938 : 名無しさん :2020/12/19(土) 18:51:52 ???
「ぐ、ぁ…やってくれたわね…シア…ナ……!絶対いると思ってたわ…ようやく……姿を見せたわね…」

うつ伏せに倒れ込んだまま、並び立つ2人の少年を睨みつける。

「あーその表情いいねぇ……。今までサキのことはそういう目で見たことなかったけど、敵として対峙してそういう顔されると、心を折りたくなるよ。」
「なんかだんだんオレも楽しくなってきたぜ。かわいいけど年上で性格に難アリでちょっと…と思ってた距離感の先輩を、正当な理由で追い詰めてボコれるの、背徳感やべえことに気づいたわ。」
「お前…そういうのは思ってても本人の前で言うもんじゃないと思うぞ。」
「あーそっか…って、それシアナが言えた口か?笑」

最初は乗り気ではなかった様子の2人だが、気分が変わってきたらしい。
倒れ込んで苦しそうにしつつも抵抗の意思をしっかりと示すサキの様子が、少年たちの嗜虐心を煽ったようだ。
年下から向けられる純然たる悪意に気圧されかけるが、すぐにいつものペースを取り戻す。
「アンタらねぇ…そうやっていつまでも歪んだ考えで好き勝手やってると、将来アイベルトみたいなしょうもない人間になるわよ…?そろそろ自分がヤバいって自覚、持った方がいいんじゃない?」

「え、マジ!?俺アイベルトみたいなカッコ良くて性格も良くてモテモテな大人目指してるんだぜ!」
「どこまで本気で言ってるかわかんないコイツは置いとくとして…ご忠告どうも。一応参考にさせてもらうよ、その考え方がこの国でどのくらい役に立つかはわからないけど。」

ニヤニヤしながら、シアナが話を続ける。

「そんなことより、今は自分の心配をした方がいいんじゃない?何を話そうとも、これから僕たちがお前を徹底的に痛めつけることには変わらな………!?」
((あれ、体が動かない…!?))

攻撃をしかけようとした途端、棒立ちのまま全く動くことができなくなり、困惑する2人。
よく見るとサキが地面に触れた右手の指先から、細い影が伸びてアトラとシアナの影を縛り付けている。

「…徹底的に痛めつけられるのはアンタたちの方よ。相手が私だったからか知らないけど、ちょっと油断しすぎだったんじゃないかしら?」

ずっと倒れていたサキが、おもむろに立ち上がる。
対するアトラとシアナは、相変わらず身動きひとつ取れずにいる。

「一応説明してあげると、これは自分の影を相手の影に絡めることで、しばらく行動を完全に封じる術。伸びてくる影に気付けなかったのがアンタらの痛恨のミスってわけ。一度絡まれたら一定時間経つまで絶対に解けないから、しばらくそうしてカカシみたいに突っ立って反省しなさい。」
ダウンしているように見えたサキは、実際にはゆっくりと影を伸ばしていた。ダメージが重そうに装うことで、影を到達させるまでの時間を稼いでいたのだ。

「………!」「……!」(クソぉ動けねえっ!!)(マズったぞこれは……)
全く動くことができない。罠や落とし穴の生成すら封じられ、レバガチャして解除を早めるくらいしかできないような状況である。

(ふふ、完璧にキマったわね。このまま逃げてもいいけど、せっかくだし軽くボコってからにしよ♪)
「…今日の分のお返しよ。やられたらやり返すなんとやら、ってね。さあ、しっかりと受け取りなさい!」
形成逆転したサキは手の動きと連動する巨大な魔力の手を生成し、半年も前に書き始めたのに今頃投稿してるとわかるセリフを吐きながら、棒立ちの少年たちをこれでもかと殴りつける。

「あがっ!痛っ!ごっ……!」「いぎっ!あぐぅぅ!!」((いや、倍返しってレベルじゃねえぞこれ…!))

「ふふ、ふふふふっ…!やっぱり人をボコボコにするのは楽しいわねぇ…!もっと痛めつけてあげたいけど、そろそろ術が解けるから、代わりにもう1つお返ししとくわ。」

「ごふッ!ぐふぅぅ!!……サ、サキも人のこと……言えなく……ね……?」
巨大な手にボコボコにされ朦朧とするアトラとシアナ。そんな2人の足元に、闇属性の術式が広がっていく。
「……食らいなさい。ファントム・ファングっ!」
ガチャガチャンッ!
「「ぎぃゃああああああああぁ!!」」
影縫いの術が解除されると同時に、新たな術を発動するサキ。少年たちの足元に展開された闇の術式が牙を剥き、2人の足に噛み付いていた。
体は動くようになったが今度は足を縫い付けられ、その場から動くことができない。

「その闇のトラバサミは私が術を解くまで外れないわよ。深々と刺さってる激痛は本物だけど、実体はないから外傷は残らない。だから私が仕事に行って解除するまでの間、安心して苦しむといいわ。じゃあ、私は色々忙しいんで…またね。」
「うぐぅ、ま、待て!」
足止めしようと飛んでくる大量のトラップを、黒い霧になって全て透過するサキ。
この状態になってしまえば、もはやどんな物理的な攻撃も喰らうことはない。

「じゃあね〜」
(早く、リンネの所へ…!)


939 : 名無しさん :2020/12/19(土) 18:52:54 ???
「……いまだシアナ!」「オッケー!」



「……え?」
砦に急ごうと飛びたった直後に背後で聞こえた、2人がかわす不穏な掛声。
次の瞬間、霧化したサキのすぐ横で空間に穴が開いた。
「え、ちょっ…何考えて…!」
しかもその穴は強烈な吸引力で、サキの霧状の体を吸い込み始めたではないか。

「んな…!?吸引…!?…あ、まず…まずい、制御がきかな…いっ…!あ!?だめ…っ!吸い込まれっ……!い、いやあぁあああっ!!」

横からの不意の吸引でバランスを崩されたサキは、霧化の術を解く間もなく穴の中に吸い込まれてしまった。
吸い込まれていった穴が繋がる先は…鳥かごのような、円筒状の密閉容器。
(マズい、閉じ込められた……!?実体化…は狭すぎて無理…!出口から脱出…は、隙間が…全くなくてできない……なら魔法で壊して…!って…当然のように封魔加工されてる……。…これ、詰んだかも……)
容器の体積が小さいため術を解除することもできず、サキは霧状態のまま漂い続けることしかできない。
「容器の封魔力効果で、このトラップも解除されたみたいだな。」
術者と術式の間に魔力を遮断する壁が生じたことで魔力の供給がなくなり、2人の少年は闇のトラバサミから解放されていた。

「ちょっと、何なのよこれ…!!」
「これは“対微小武装用強力吸引機“の、吸引物を溜めておく部分だよ。普段は小さい虫とか飛ばしてくる相手に使ってるだけから、人を丸ごと吸い込んだのはサキが初めてなんだぜ。ちゃんと吸えたみたいでよかったぜ。黒いホコリみたいなのがたくさん溜まってるのが見えるぞ笑」
「なっ…!?…ホコリ…って…アンタねぇ……!!」

手に持った“強力吸引機“の中を覗き込み、アトラは満足気な笑みを浮かべる。
吸ったものが溜まる部分は透明で、黒いホコリみたいなの(サキ)が狭そうにモヤモヤうごめいているのが見えた。周りに漏れ出ていないことから、バッチリ閉じ込められていることがわかる。
「さすがにこれは予想してなかったみたいだな。表情は見えないけど、声色と動きで手詰まりなのがなんとなくわかるよ。内心相当焦ってるんじゃない?」
「…ふん。どうかしらね。…それで?こんなふうに捕まえて、私をどうする気?」
「まあこのまま王様のところに持って行ってもいいんだけど…王様の指示で“十分に甚振って弱らせてから“連れてくことになってるから、ちょっとばかり痛い目に合ってもらうつもりだよ。少なくともお前が涙目になって、声は弱々しく震え抵抗の意思が消失するくらい、はね…。ちょうどさっき散々殴ってくれた分もたっぷり“お返し”したい気分だし。」
「あーそうですかそれは楽しみね……アトラはもちろんだけど、アンタも大概陰湿でキモいわね。どんな責めで私を涙目にするつもりなのか見ものだわ。」
「多分すぐにそんな軽口叩けなくなるぜ?」
「そうそう、調子のいいこと言えば言うほど、あとで惨めになるからやめておいた方がいい。」
「ふん、クソガキどもが、ご忠告どうも…!アンタたちこそ、また逆転されないようにせいぜい気をつけることね…!」

「言いたいことはそれだけかな。じゃ、始めるね。」

密閉された空間内に、外からの流入のみを通す穴が開けられ、その穴からピンク色のガスが注入されてくる。
「っ!!ったく…ホント、陰キャの戦い方って感じ…!こんなガスで…はぐううぅぅぅぅっ……!」

容器内で黒い粒子とピンクのガスが触れた途端、サキの声が上擦る。
「ふへへ、効くだろう?このガスは媚毒。体の感度を著しく高める、エッチなガスだよ。ついでにマヒ効果と魔力封印効果も付与されてる、相手を無力化することに特化したものなんだぜ。」
「口から吸いこむだけでも強力な効果を発揮するガスを、粒子化した体で全身から取り込んだら、どうなっちゃうのか。今からこの先が楽しみだよ。」

「うぅっ…!ふぐぅぅぅぅぅ……ッ!!ひぐぅッ!…ひあああぁぁぁあぁあぁッ…!!あつ…い…身体が…、あついぃぃぃぃぃッ………!!」
感度を高めるえっちな成分&痺れ成分&魔封じ成分をトリプル配合したガスが、霧化した身体に混ざり始めると、サキは嬌声をあげるのを止められなくなってしまった。

「(やば、喘ぎ声えっろ……)…ふふん、だいぶ効いてるみたいだけど、実はまだ注入したガスは半分も混ざってないぜ。」
「なあぁぁぁ!?し、知らな…いわよ、そんなッ…の…!ひぐッ…!う、うううぅぅんッ!」

アトラの言うとおり、黒い粒子の層とピンクのガスの層が、容器の中で上下に分離していた。
「ふーん。無意識のうちに混ざるのを避けてるのか、仕組みはよくわかんないけど便利な術だね、それ。…でもそれじゃちょっとつまらないから、よく混ぜてあげよう。」

シアナが再び密閉空間に穴を開け、今度はプロペラのついた撹拌機の先端を挿入する。


940 : 名無しさん :2020/12/19(土) 18:54:25 ???
「なっ……なにを……!?」
プロペラの径はちょうど容器の径と同じくらい。外から見るとミキサーのようにも見える。これが回転したら、中に入っているものは全てかき回されてしまうだろう……。
うろたえるサキの反応に邪悪な笑みを浮かべたシアナは、何も言わずにスイッチを押した。
ギュル…ギュルルル……ッ!!
撹拌機のプロペラがゆっくりと回転を始め、分離していた黒とピンクの層が混ざりあっていく。

「ひぐっ!?あううううううぅぅぅ……!!」
収まりつつあったサキの嬌声が、再び上擦る。混ざった部分ではピンクのガスが黒い粒子に次々と吸着し、徐々に色がなじんでいく。それはつまり、それだけサキの身体に媚薬成分が浸透したということ。

ギュルルル…ギュルルルルーーーーッ!!
回転が段々と速くなり、より広範囲を混ぜて媚毒ガスを浸透させていく。
容器内の黒い粒子は、既に全体的にピンクを帯びていた。

「ひっ……!?ひぎぃああああああぁぁぁッ……!!ガスが直接カラダにぃッ……!?あ゛ぁ……!これだめ…これダメえぇぇぇッ!!全身感じ過ぎてッ!!頭、お゛かしくなりそう……!!」

本来であれば口から吸ってじわじわと全身に効果が広がる媚薬を、身体の芯まで一気に塗りこめられる。身体の隅々まで浸み渡った媚毒が、サキの官能を著しく高め、サキの思考までをもピンク色に染め上げていく。

「ガスはほとんど混ざったのに、まだ余裕がありそうだな。さすがだねぇ、サキ。でも、まだまだ終わりじゃないんだぜ?」
嗜虐的な笑みを浮かべたアトラがスイッチを押すと、撹拌機の勢いはさらに増し、容器の中が竜巻のように荒れ狂っていく。

感覚を剥き出しにされ敏感になった粒子の一粒一粒が、1つ残らず暴風に激しく揉まれていく。

「ひぁあ“ああああぁぁぁぁッ!!!!知らな…ひッ!!こんなの、知らなひいいぃぃぃぃぃッ!!んぁあぁああああああッ!!」

「どこまで耐えられるかなぁ?段々ヤバくなってきたんじゃない?」

シアナの言う通り、サキにはもはや余裕などなかった。
敏感になった体を内側から、全身同時に愛撫される感覚が、脳を痺れさせるほどの耐えがたい悦楽を生み出していく。

そして、苦しいのは暴力的な快感だけではなかった。
「ふぎゃはあああぁぁぁあああんッ…!いやああああぁぁぁぁ!!これ止めッ、止めれぇッ!!身体の、中ッ…!!めちゃくちゃに…掻き回されてぇ……!!…気持ち悪…ぐぷっ…!?う!ぐぅぅ…!」

プロペラの回転で、容器の中は竜巻のような暴風が吹き荒れている。粒子化しているとはいえ、黒い粒子はサキの身体そのもの。それを超高速でぐるぐる回転され、かき混ぜられたりすれば…
(もうダメ、吐きそう…!…身体がアツすぎてッ……色々ぐちゃぐちゃで…気持ち悪いぃ…これっ…ホントにヤバ…いッ……苦しい……!!)
サキはグロッキー状態になっていた。全身愛撫による灼熱感に加えて内臓をぐちゃぐちゃにかき混ぜられるような不快感が、強烈な吐き気を催し、サキを苦しめていた。

「うぐ…!!っ…おねが…ひぎッ…出してぇ!!っここから…ひうぅ…!…ここから出してッ…!!うぷっ…ゆっ……許し、て……!!ゆるして、くださいぃぃ……!……お願いだからぁぁあぁあぁあぁ……!!お、おねがいっ…もう、かき混ぜない…で……」

「クフフっ、これくらいが限界ってわけか。ついさっきまであんなに強気だったのに、弱音を吐いて必死に言葉を紡いで許しを請うとはなぁ……グッとくるものがあるぜ。……でも、オマエならわかるだろ?女の子に泣きながら許してって言われて許すような奴は、リョナラーじゃないんだよなぁ笑」
「あぁ……そん…な……っ」

「当然だな。サキもこれまで散々楽しんで悪事を働いてきたんだから、因果応報ってわけ。最後にこの撹拌機の最高火力を味わわせてから、開放してあげるよ。」

「う…嘘…!?これ以上はだめ」
ギュイイィイィーーーンンッ!!

「ぇぐッ!?ひぎゃぎゃぎゃあああ゛ーーーーっ!?」

シアナがスイッチを押した途端、撹拌機のモーター音が跳ね上がる。
回転数が上がったうえに、撹拌機から新たなプロペラが生え、容器の中をさらに早く、よりめちゃくちゃに掻き乱していく。
中身がどうなっているか、もはや目で確認することはできないほどだった。

「ぎゃあ゛あ゛あ゛ーーーーッ!!!壊れるぅッ!!私ぃぃッ!壊れぢゃううぅッ…!!狂っちゃう“ぅぅ!!身体がバラバラにぃぃぃッ……!!あ゛ーーー!!あ゛ーーーーーーッ!!!いやあ“あ“ああああああああぁあぁあぁあぁああーーーーッ!!」


「あー悲鳴がたまらん…このままずっと聞いていられるぜ。……っとあぶねぇ、これ以上やるとブッ壊れそうだから、開放してやるか。」

アトラが吸引機を逆噴射したことで、ようやくサキは開放されたのだった。


941 : 名無しさん :2020/12/19(土) 18:55:26 ???
……しかしそれは、安らぎの訪れを意味するものではなかった。

膝から崩れ落ちるように実体化すると、粒子状態では発散できず溜まりに溜まっていた様々なものが、一気に爆発する。

「ひぎっ……!?おッ…おあ゛あああああああッ!!いッぐうううううううぅぅぅぅッ!!!!」
ぶしゃしゃしゃしゃーーーーーーッ!!

膝立ちの体勢で、ショーツ越しでも飛び散るほどの大量の愛液を撒き散らしながら、サキは大きくのけ反って盛大にイキ果てた。

「んあ“あ“あぁぁぁっ!!んひッ…!ひぎぃぃぃぃぃぃッ!!ひぁぁぁああああああッ!!これ…っこれ止まらなひいいいいいぃぃぃぃぃぃっ!」
ぷしっ…!ぶしゅしゅッ!
一回だけでは絶頂は止まらず、ビクビクと震え、仰け反ったまま身体を強ばらせて2回目3回目の連続アクメに曝されていく。
自分の意思とは無関係に全身の筋肉が弛緩と収縮を繰り返し、次々とオルガスムスを誘発する。

「イ“ぎっ…!!イ“きたくなひぎぃぃぃ……!!んひあ“あ“ああぁぁぁぁッ!!助けて、だずげでぇぇぇえ“え“ええええええ!!!っああああぁあぁぁぁぁぁ!!」
ぷっしゃぁぁぁぁぁ!
限界まで反り返らせた身体をガクガクと震わせ、ローファーを履いた足の爪先までピンと伸ばして、濃厚な雌の匂いを振り撒くラブ・ジュースを迸らせながら、終わりの見えない連続絶頂に我を忘れて泣き叫び続ける。

「……ちょ、シ、シアナ…?これ…俺たち、もしかしてやりすぎた……?」
「…う…うん…?あ、あぁ…これはちょっと…流石にやりすぎだった…かな……。」

うつ伏せに倒れ込んでもなお、潰れたカエルのような体勢で腰だけが勝手に上下に振れ続ける。
「あぎゃああああああぁぁぁ!!もうダメ!これホントにダメェェェエェッ!!頭がぁ…!頭が燃え“る“ぅッ!!狂っぢゃうううぅぅぅぅ!!」
媚毒ガスを原液で全身に取り込んだ挙句、プロペラで激しくかき混ぜて全身の神経や筋肉を刺激したらどうなるか、2人は深く考えていなかったらしい。
全身で発生した絶頂の刺激が、膨大な情報量の絶頂シグナルとなり、怒涛の奔流となって一斉に脳になだれ込んでいるのだ。脳がショートし焼き切れるのではないかと思うほどの絶頂を流し込まれ、サキの頭には耐え難い激痛が走り続けていた。

ガクガクガクッ!ビクビクビクビク!!
「オ“オ“ア“ア“ア“あ“あああああああああああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁッ!!!」
ぶしゃしゃーーーーーー…ビチャビチャビチャァっ!!

頭を抱えて絶叫しながら腰を高く突き上げ潮を吹き散らす、年上の少女。

思春期にはいささか刺激が強すぎる扇情的な姿を目の当たりにして、ふたりの少年たちの股間はガチガチに硬くなっていた。


942 : 名無しさん :2020/12/19(土) 18:59:40 ???


「うぶっ!?ぐ…おぇえ“え“え“ぇぇぇ…!」
絶頂が止まらない中、たまっていた吐き気も不意に襲いかかってきた。背中を丸め、激しく嘔吐するサキ。

力が入らない身体では顔を浮かせることもできず、口からこぼれ出た吐瀉物に顔をうずめるしかない。
「お“ごぼぉろろろぉ…!!ごぼぉ…ごぱぱ…お゛ぁぁ……うぅぷッ!!」

胃がいつまでもグルグル回って中身が込み上げてくる感覚に見舞われ、吐き気が止まらない。
「げえぇぇっ…!!」
次々と襲い来る絶頂に身体をビクビクと震わせながら、サキは延々と吐き続けた。

ずっと攪拌機で刺激されていた内臓が痙攣しているのを感じるサキは、途中である重大な異変に気づく。

「うぅ……ひ…ぁ゛……!?な“に“…これ……!?あ゛ッ……お゛…ぉ゛ッ………!お゛ぁ゛……ぁ゛…ぁ゛……!?」

ただ痙攣しているだけではない……?
下腹部の奥の深いところやお腹の奥から、これまでと全く違う、静かでゆっくりとした、とてつもなく大きな“何か”が伝わってくるのをサキは感じた。

……体の芯まで浸透したガスが、内臓の痙攣すら快楽に変換しはじめたのだ。
深いところで起きた絶頂には、ガクガクと身体を震わせ、脳を焼き尽くすような激しさはなく、連続で何回も襲ってくることもない。

だが。

「ひぎ………ぃ…ぃ……ぃ“……………!」
一回が絶望的なまでに濃厚で、そして長い。
オーガズムの感覚に全身が包まれ、一番高いところまで到達して、そこからいつまで経っても下りることができない。
「…………ぁ“………………!ッ“……!!」
何もできなかった。嬌声をあげて気を紛らわせることも、身体を動かして少しでも刺激を逃そうとすることも。
絶頂という容器の中に、サキは象られ、密閉され閉じ込められていた。身動きひとつできず、絶対に出られない、己の身体の中という密閉容器。
外から見れば、サキの体はうつ伏せのまま止まって見えた。大きく見開いた目が絶望の色に染まり、未知の感覚に怯え切った表情で、小刻みに震え続けていることを知らなければ、この黒髪の少女が途轍もない快楽に全身を支配され、精神と体力と命を静かに削られていることになど気づかないだろう。


「うぐぷっ…うぇぇ…。あ“……………ひっ……………!!……ひぁ“ぁ“ッ……ごっ……お“……ぇ“ぇ……!ぐ……ぅぅッ!!…お“……お“ッぉッ………あ……へぇ……っ……」

永遠に出られない絶頂の中でも内臓の痙攣により、ほとんどが胃液となった吐瀉物が口から漏れ出る。
だらしなく開いた足の間から見える股座からは、ドロリとした本気汁がこぼれ出ていた。

(あ“……ぁ……も……何も…考えられ……な……い……これ……こわ……い………!……私……が……消え……て………く……)

全身から絶え間なく押し寄せる、怒涛の快楽シグナルによって、頭の中が真っ白になり、思考が消滅していく。

「や゛ッ……あ゛……ッ…………お゛…………………」

そしてサキは黒目を完全に裏返らせて、意識を手放した。_____


943 : 名無しさん :2020/12/19(土) 19:16:27 ???
以上になります
霧状態でドヤってるサキを虐めたいと思った結果、こうなりました
やっぱ俺、サキちゃんガチ恋勢かもしれん…

まあまあの特殊シチュですが、どうかお納めください
最初にも書いた通り、本編が少しずつ進んでて嬉しいです
クリスマスと年末年始で多少なりとも盛り上がればいいなぁ


944 : 名無しさん :2020/12/19(土) 23:02:05 ???
霧状になった相手をリョナるって発想が斬新!
体中ぐっちゃぐちゃにされて媚薬まぜまぜされるとか
想像するだけでやべーですわ
ごちそうさまでした

クリスマスは毎年恒例のサンタさんに来てもらうか…
標的は誰がいいだろう


945 : 名無しさん :2020/12/24(木) 23:29:54 ???
>>910-921
の水着回から、書き手は違うけど勝手に続き……というかなんというか。
そんな感じのクリスマス回を投下します


946 : 【1】 :2020/12/24(木) 23:31:39 ???
海から現れた巨大イカ、クラーケンを倒した唯と瑠奈とリザ。
気を取り直して夏のバカンスを楽しもうとしたのだが……

「ううう!?さささささ、寒いいい!!…な、なんか急に寒くなってない!?」
「ななな、なにこれ!?さっきまで夏だったのに、急に真冬並みになったみたい……」

どういうわけか周囲の気温はいつの間にか氷点下近くにまで下がり、小雪までちらつき始めた。
今の二人のお召し物は、唯は花柄のワンピース水着、瑠奈は赤いビキニ水着。
早くなんとかしないと凍えてしまう!

「とりあえず、着るものを探さないとね……アイテム入りの魔法箱が設置されてるから、探してみましょう。
サキも一緒に……あれ?」
一緒にいたリザも、黒の水玉柄にキュートなフリルつきビキニ水着。流石にこの格好では寒さは応えるようだ。

「サキ……?どこに行ったのかしら」
「あ、そう言えば……うーん。先に一人で服を探しに行ったのかなあ?もし魔物に襲われてたら大変だよ!」
「うーん。アイツもナントカ十輝星の一人なんだし、大抵の相手なら大丈夫じゃないかしら……
とりあえず、アイテム箱の所に行ってみましょう」

………というわけで、寒さをしのげる服、そしてサキを探して行動を開始した3人。
真っ先に見つかったのは………

「なんか、いかにもプレゼント!!って感じの箱ね。もっと宝箱的なのを想像してたんだけど」
「これ……サンタ服かな?かわいい!」
そう。この時期にはお約束の、赤い生地に白いファー、ミニスカだけどなぜかあったかい。
間違ってるけどある意味大正義なサンタ服であった。

「もうこうなったら何でもいいから、早いとこ着ちゃいましょ!寒くて死にそう!!」
「………なんだろう。前にもこんな事があったような……」
人目もはばからず着替え始める唯と瑠奈を横目に、リザはぽつりと呟いた。

…………………………

一方その頃。
サハギンたちと手を組んで、リザたちを陥れる作戦を組んでいたサキは……

【トナカイ男】
雪道をものともしない強靭なパワー、どんな寒さへっちゃらなモフモフの毛皮、
そして岩をも砕く強力な角を持つ、トナカイ型の獣人。
更に暗い夜道を明るく照らす赤鼻には強力な催眠効果があり、
その光を見た女の子は知らず知らずのうちに言いなりになってしまうという。

「……アンタたち、なんか形変わってない?」
組んだ相手がサハギンじゃなくなっていた。

「え?何を言ってるんですかいブラックサンタの姐さん」
「俺たち最初からトナカイだったじゃないですか」
「そ……そう、だったかしら……まあいいわ。
それより、さっそくアイツらにぎゃふんと言わせるわよ!
さっき言った作戦で、あいつらの弱点を徹底的に攻撃なさい!」

「「「アラホラサッサー」」」

サキもまた黒いサンタ服を身にまとい、トナカイ男たちに攻撃命令を下す。
そう。サキは今、リョナラー世界のクリスマスを恐怖の一夜に陥れる「邪悪なサンタクロース」となっていたのだ!


947 : 【2】 :2020/12/24(木) 23:32:45 ???
「リザちゃんのサンタ服、すっごい似合っててかわいい!」
「……そ、そういう事、いちいち言わないでいいから……」

「はー……唯、ちょっとリザの事気に入りすぎじゃない?まあ気持ちはわからなくはないけど。
金髪美少女って、何着てもサマになるっていうか……」
「る、瑠奈までそんな事……!!」

「照れてるリザちゃんもかわいいなぁー!じゃあ瑠奈も入っちゃう?リザちゃんファンクラブ!」
「うーーん。……あのアホ王の手下やめてくれるんなら、考えてもいいかな」
「!!………も、もう……くだらない事言ってないで、早くサキを探そう……!!」

「まーまー。それより私、お腹すいちゃったわ。プレゼント箱に、食べ物とか入ってない?」
「あ、私も!クリスマスと言ったら、ケーキと七面鳥だよね!
それにせっかくサンタになったんだから、プレゼント入れる袋とかもあるといいなあ…」


「ガーッハッハッハッハ!!」
「その必要はねえぜ!!なぜならお前たち三人が……」
「俺らへのプレゼントになるんだからなぁ!!」

サンタ服姿で寒さをしのぎ、少し余裕ができた唯達。
だが無邪気にじゃれ合う三人に、恐るべきトナカイ男たちが襲い掛かろうとしていた!。

「なっ……トナカイの魔物!?」
「あー。なんでサンタ服なのかと思ったら……そういう事ね」

「……さっさと片づけましょう。相手は三体…二人に一体任せていい?」
「え?こういうのは普通、一人一体ずつでしょ!」
「……わかった。でも、気を付けて。
もともとこの空間は元々何もかも出鱈目だったけど、さっきから雰囲気が更におかしくなった気がする。
……なんていうか……『書き手が変わった』ような……」

「え?書き手?………どういうこと?」
「私にも、具体的にはよくわからないけど……何かとんでもなく、嫌な予感がするの」

「とにかく戦ってみればはっきりするわ!
……極光体術!『魔拳・飛竜疾風爪(ソニック・ワイバーン・クロウ)』!!」

三人は漠然とした不穏を感じつつも、トナカイ男たちに挑む。

まずは最初に瑠奈が突っ込み、風属性の魔法によって威力と速度を増した一撃を先頭のトナカイ男に叩きこむ!!

ドゴッ!!
「グアアッ!?ハ、ハナ、俺の鼻がァ!!ヴォドデぇぇぇ!!」

瑠奈の速攻で鼻を叩き潰されたトナカイ男が、怒りに燃えて連続蹄パンチを繰り出す!

ドガガガガガッ!!
「ふっ……そんなとろい攻撃、当たらないわよ!!」

大柄な身体から繰り出される打ち下ろしの蹄パンチは、岩の地面に蹄型の跡をつけるほどの威力。
だが瑠奈は、小柄な体格と修行でさらに磨きをかけたスピードで、その全てを難なくかわし……

「さっさと決めさせてもらうわ!『魔拳・奪歌の飯綱落とし!』」
クラーケンを仕留めた、魔力を乗せた一撃必殺の踵落とし。
これが決まればトナカイといえどもひとたまりもない!
かに思われたが。

……ガシッ!!

「……なっ!?これは……!!」
なんとトナカイの角が素早く伸び、空中の瑠奈を捕まえてしまった!


948 : 【3】 :2020/12/24(木) 23:34:09 ???
ギリギリギリッ!!……ギチギチギチギチ!!
「っぐ………はな、せ、この………っうあああああ”!!」

「ギヒヒヒヒ。捕まえたぜェ……
俺らの角は自由自在に動くんだよ!このまま握りつぶしてやる!!」

硬質なはずのトナカイの角は蛇のようにぐねぐねと蠢き、瑠奈の全身を完全に絡め取ってしまう。
脱出しようともがく瑠奈だが、締め付ける力が徐々に増していき、次第に身動きすらままならなくなっていった。

「な、舐めないで、よね……これくらい、すぐに抜け出してやるんだから……!!」
「ヒッヒッヒ……威勢がいいなぁ。だが知ってるぜぇ瑠奈ちゃん?
お前の弱点は……コイツだ!!」

手足を大の字に広げられ、背中を大きくのけぞらせた無防備な体勢に追い込まれ、
それでも瑠奈は強気な態度を崩さない。
だがそんな瑠奈の胸先に、トナカイ男の角がにゅるり、と伸びていき……

くぱっ ……ぬちゅう……

「ひっ!?…な、それは、まさか……」
先端が分かれてぱくりと開く。
内部はまるで生き物の口のように、小さな舌や無数の牙、そしてブラシのような肉ひだがびっしりと生えている!

「………搾乳特化型トナカイ角。こいつが瑠奈ちゃんへのクリスマスプレゼントだ!」
「ひっ……や、やめっ…そ、それだけは……」
「ヒッヒッヒ……泣き叫んでも無駄無駄。たっぷり直飲みさせてもらうぜぇぇ!!」

ちゅぽ ちゅぽぉ……  じゅるるるるるるるるる!!
「や、あんっ…!!………いやあああああああああああ!!」
ろくに抵抗できないまま、トナカイ触手に両胸を加えこまれ、
下品な音とともに母乳を一気に吸い上げられる。
先のクラーケン戦から続けての搾乳攻めに、
瑠奈は耐えきれず再びあられもない悲鳴を上げてしまう。

「ヒッヒッヒッヒ……うめぇえええええ。しぼりたてJK母乳は最高だぜぇ!!
もうこりゃ俺様の専属乳牛奴隷決定だなぁ!!」

じゅるじゅるじゅるっ!!
……………じゅぷじゅぷじゅぷ!
じゅぽっ!じゅぽっ!じゅぽっ!じゅぽっ!!
「ん、ぐ……ふぁぁぁぁぁぁぁっ……!!……
そ、そんなの……絶対いや……あ、ひいいいいいんっ!!
にゃう!?ら、め、えぇえええええええ!!!」

「ヒヒヒヒヒ!!はい本日2度目の「らめえええ」頂きましたっと!
意地張ってないでさっさとあきらめた方が利口だぜぇ?
もうお前らの弱点は、トーメントの魔物兵全員に知れ渡ってるんだ。
俺らに盾突いたところで、王様の所に辿り着く前に俺ら魔物兵にぐっちょぐっちょに輪姦されるのがオチ。
俺みたいな紳士的なご主人様の下で、優し〜く飼育してもらう方が、はるかに幸せってもんだぜぇ?」

……ちゅるっ…………ちゅこっ   ちゅるる……
「い、やっ……そん、なのぜったい……ん、あんっ……!……」

両胸を同時に激しく吸いたてられた直後に、微細な舌状の突起で交互に優しく乳首の先端を愛撫され、
瑠奈は甘イき状態のまま下りてこられなかった。


949 : 【4】 :2020/12/24(木) 23:35:39 ???
(こ、これ、ほんとだめぇっ……!
おっぱい吸われると、頭が真っ白になって、体じゅう痺れて、何もできなくなっちゃうっ……!!
だ、だけど、このまま、やられるのだけは……それ、だけは……)

「ヒッヒッヒッヒ……だから嫌がっても無駄だっつーの。
お前らは俺らと戦う前から詰んでるんだよ。
その証拠にお前らが着ているサンタ服は……んんん?」

バチバチバチバチッ……
「まけ、られない……」
(もし私たちが負けたら、私たちは元の世界に帰れない…でも、それだけじゃない。
この世界で会った、いろんな人たち……ルミナスやミツルギ、他にも世界中に暮らす人たちみんなが、
あのバカ王に支配されちゃう……そんなこと、絶対に………)

「させるもんかぁああああ!!魔拳……襲爪雷掌!!」
バリバリバリバリッ!!
「っごあああああァァァァ!?」

瑠奈は気力を振り絞り、手のひらに込めた雷の魔力を解放。
トナカイの角を通して直接、頭部に強烈な電撃が叩き込んだ!

「っぐ……よし、角が緩んだっ……今っ!!」
当然、角に雁字搦めにされていた瑠奈にも電撃のダメージは直撃する。
だが不意打ちを喰らわせた相手に対して、こちらは覚悟の自爆。
なんとか気力で耐え抜いて、角の拘束から逃れる。
そうなれば真下にあるのは、無防備な敵の後頭部!

「とどめっ……瑠奈ちゃんサンダーメテオキィィィック!!」
どごおっ!!!
「ハガアアアッ!!?」
雷をまとった瑠奈の必殺蹴りが直撃し、トナカイ男は見事にKOされた。

「はぁっ……はぁっ……なん、とか勝てた……こんなザコっぽい奴に、えらく苦戦しちゃったわ」
はだけたサンタ服を戻し、未だ疼きが収まらない両胸を押さえてうずくまる瑠奈。

修行して技を磨き、瑠奈自身の実力は以前より格段に上がっているものの、
胸、特に搾乳責めに対する耐性はむしろ戦うたびに弱くなっている気がする。
今回は何とか耐えられたが、次ははたして……
思わず脳裏に不安がよぎるが、ぶんぶんと頭を振り払って気持ちを切り替えた。

「そうだ、唯は……?
それに、リザ……ま、あいつは大丈夫か。こんな奴にやられるような……」

他の二人の様子を確かめようとする。だが………
「え………そん…な……!…」

ちゅこちゅこ、ちゅこちゅこちゅこ……
「ん……あっ……ふああああ…………る、なっ………」
「………あっれぇ〜?トナカイA、ヤられちゃったのかよ。だらしねえなぁ……」

じゅぶっ……じゅぶじゅぶじゅぶ………
「……あんっ……………あっ……ふぁぁああああああん!っっっ!」
「ヒッヒッヒッヒ!唯ちゃんもリザちゃんも楽勝だったのになぁ……
ま、いいじゃねえか!残るは瑠奈ちゃんたった一人……俺らで美味しく頂いちゃおうぜ!」

瑠奈が目にしたのは、仁王立ちするトナカイ男の角に絡まれ、高々と掲げられた唯とリザの無残な姿だった。

………………

「な……何よこれ……アンタたち、二人に何を……」

まるでクリスマスツリーに吊り下げられた装飾品のように、二人はピクリとも動かない。。
精液と破瓜の血が滴り落ち、二人の大切な尊厳が無残に踏みにじられた事実を残酷に物語る。

「一体、何をしたぁあああああ!!」
「何ってそりゃあ……ヒッヒッヒ。まずはこうして……」

今にもトナカイたちに飛び掛からんばかりに激昂する瑠奈。
だが余裕綽々なトナカイ男達の鼻が赤く輝きだすと、その光を見た瑠奈の身体から次第に力が抜けていき………


950 : 【5】 :2020/12/24(木) 23:36:50 ???
「速攻で終わらせる……連斬断空刃!!」

時は少し巻き戻り、トナカイ男Bに挑むリザ。
テレポートしながら凄まじいスピードの斬撃を繰り返す、得意の大技を繰り出すが……

「そうはさせねえ!全方位角バリアー!!」
角バリアー……トナカイ男は全方位に出鱈目に角を張り巡らせる!

ガキィィンッ!!
「くっ……!!」
やっていることは単純だが効果は高く、リザの突進は角で阻まれてしまう。
いつものナイフならともかく、拾いものの装備では、トナカイの角を断ち切ることは出来ない。

「貰ったぜ!このまま角触手プレイしてやる!!」
「そうはいかない。突進がだめなら……」
トナカイの角が蛇の鎌首のようにうねり、リザに一斉に襲い掛かる。
リザは再びテレポートで姿を消し………

「近づいて、一撃で仕留める」
「うわあああ!!!ちょっと待てぇぇ!!」
次の瞬間、トナカイの目と「鼻」の先に現れた。

「………うん。ちょっと待つ。……なに?」
「おおお、俺はお前と戦う気はねえんだ!!せっかくのクリスマスだし、仲良く一緒に遊びたいだけなんだよ!な?」

(あぶねー!あぶねー!!ギリギリで俺の「赤鼻」が効いたみてえだな…!)
トナカイ男の赤い鼻には強力な催眠効果があり、その光を見た者(おもに女の子)はトナカイ男の言いなりになってしまうのだ。
リザは運悪く、テレポートでトナカイ男の前に現れた瞬間、赤い光をモロに見てしまったのである。

「……うーん。悪いことしないって約束するなら……
遊んでもいいよ。でも、何をすればいいの?」

「よしよしよーす。じゃあ、その物騒なナイフはポイしちゃおうねぇ。
うへへへへ……クリスマスの夜に男と女がする遊びと言ったら……一つしかねえよなぁ?」

リザに武器を捨てさせたトナカイ男は完全に勝利を確信した。
鼻息荒く、口からはよだれが、舌からは我慢汁が零れ落ちんばかりである。

「え……クリスマスパーティ、とか…」
「違ぁああう!ぜんっぜん違う!!…しょーがねーなあ。俺様が一から教えてやるぜ。
まずはそのドスケベ衣装のスカートをめくって、犯してくださいっておねだりするところからだなぁ。」

「え、スカートを……?…そ、それは……」
「んん〜。いいねえ、洗脳されつつも恥じらいの心は残ってる、この絶妙な調整具合。流石俺の洗脳赤鼻!
だがリザちゃんよぉ、お前言ったよなぁ?俺と仲良く遊んでくれるって。
それとも、俺とは仲良くしたくねえってかぁぁ?」

「え……そ、そんなこと、ない……」
すっかり調子に乗って、高圧的な態度で迫るトナカイ男。
リザはどうしていいかわからず、赤い鼻の光を見つめながら、思わず泣きそうな顔になってしまう。

「そうかそうか。俺と遊んでほしいんだなぁ?だったら言えるよなぁ?
スカートめくって、ごめんなさいできるよなぁ??」
(っぐーあああ、涙目顔がクッソかわええええ 駄目だ……まだ犯すな……いやしかし……)

トナカイ男に目の前で迫られたリザは、意を決すると、体を小さく震わせながらトナカイの目の前にひざまずき…
「………わ、わかりました………
 ご……ごめんなさい、トナカイさん………どうか、私に……お菓子、ください……」
スカートの裾を両手でつまみ、おへその辺りまでゆっくりと持ち上げ、
消え入りそうな声でトナカイに懇願した。


951 : 【6】 :2020/12/24(木) 23:38:26 ???
(な、なんか微妙に違う気がするが……クソエロ可愛いからまあいいや)
「うひひひひ……そうかそうか。そんなに俺に犯してほしいか……
だったらまずはコイツを、お前のかわいい手とお口で可愛がってもらおうじゃねえか」

トナカイ男は、まるでモミの木のように太い巨大なペニスを、リザの目の前に突きつけた。
「え………こ、こんなの……むり…」
さすがのリザでも、これが何なのか、「可愛がる」とは何を意味するか、位は理解している。
不気味に脈打つ、巨大な肉棒。こんな物を口に入れるのは耐えがたいし、
そもそも物理的に入るサイズではない。
だが今のリザは、トナカイ男の言う事には絶対に逆らえなくなっていた。

「あああ!?無理じゃねえんだよ。さっさとしゃぶれやこのメスガキが!」
「ひっ…!………わ、わかりました……んっ………ちゅぷっ……ちゅぱ……」
トナカイ男に怒鳴られて、怯え切ったリザが、恐る恐るトナカイ男のペニスに口づけた。

(うああああ…マジか……夢かこれは……
あの十輝星の最強美少女リザちゃんが、俺様の獣ちんぽを泣きながらしゃぶってる……
ああー。この今にも吐いちゃいそう、って感じの気持ち悪そうな涙目が逆に超絶ソソルわぁ‥…)

舌で、手で、ぎこちなくも必死に愛撫するリザ。
技巧こそまったく未熟だが、その姿に嗜虐心をそそられたトナカイ男のペニスは、熱さ硬さ大きさを更に増していき……

「やべ、出るっ……!!んおおおお!!!」
「きゃっ……うぶっ!!!」
……どばどばどばどばどばっ!!
濃密で大量な白濁汁を、噴水のように噴き出した。
リザは危険を感じて咄嗟に口を放したが、一部を呑み込んでしまい、吐き気を催す邪悪な味が口いっぱいに広がる。

「っぐぇ……けほ、けほっ……」
雪のようにびちゃびちゃと降り注ぐ白濁液を全身に浴びながら、涙目のリザは口の中に入った液を吐き出す。
だがその行為は、またもやトナカイ男の逆鱗に触れる事となった。

「こらこらこらぁー!!俺様の愛情たっぷり特濃ザーメンを、何吐き出してくれてんだよ!!
ちゃんと感謝の気持ちを込めて、一滴残らず飲み干せや!!
でもって、パンツ脱いで土下座して改めて「犯してくださいおねがいします」までがマナーだろがオイィ!!」

「ひ………ご、ごめんなさい、ごめんなさいっ……の、飲みます。ぜんぶ、飲ませていただきます……!!」
リザの赤いサンタ服と金色の髪に白いザーメンがへばりつき、青い瞳からは大粒の涙が零れ落ちる。

トナカイ男はもう限界だった。
たった今限界以上に大量射精をしたばかりだというのに、極上の得物を目の前にしたペニスは
先ほど同様…いやそれ以上に力強く怒張している。

「あああもう面倒くせえ!床掃除なんざ後だ!!今すぐブチ犯してやらああああ!!!」
「い、いやっ……ま、待って……そんなのはいら、あぐっ!!」
トナカイの角が伸びて、リザの両足を絡め取り、トナカイ男の前に引きずり寄せる。
白い下着を力任せに引きちぎり、前戯も無しで、ろくに濡れていないリザの股間に巨大ペニスを無理矢理突き入れる。

ぶちぶちぶちぶちいいいっ!!
「ひ、っぎああああああああああああ!!!」

……かくしてこの日、リザの貞操は名もなき一匹の獣人によって儚くも散らされることとなった……


952 : 【7】 :2020/12/24(木) 23:39:27 ???
「トナカイ角蹄撃ーっ!ハハハ!みろお!このおれ様の速い突きがかわせるかーっ!」
こちらも時をさかのぼる。
唯に襲い掛かったトナカイCは、自在に動く角と蹄をフルに使った連撃を繰り出す。

「四天連脚!!……やっ!!たぁっ!!………今だっ!絶破天掌撃!」
ガキッ!!バキッ!!ビシビシッ!!……ドガッ!!
「うぐぉおっ!?」

腕と角二本ずつの連撃を、唯は連続蹴りで見事に防ぎ切る。
更に、深い呼吸で力をためた渾身の掌底を、トナカイのお腹に直撃させた!!

「げほげほ……くっそぉ、思ったよりやるじゃねえか、唯ちゃんよぉ…」
「ふふん、女の子だからって甘く見ないでよね!私たち……こんな所で、負けてられないんだから!」
クラーケンをもひるませた一撃を受けて、派手に吹っ飛ばされたトナカイ男。
もっふもふの毛皮のおかげでダメージは軽減したが、それでもかなり効いた。

「そうだなぁ。んじゃ油断せず、確実にヤらせてもらうとするか……
ところで唯ちゃん、さっき言ってたよなぁ。サンタになったんだから、プレゼント袋も欲しいって……」

「え?……た、確かに言ったけど……どうしてそれを……ま、まさか、私たちの着替え覗いてた!?」
「ヒッヒッヒッヒ……そんな事より、実は唯ちゃん達は、もうプレゼント袋を身に着けてるんだよなぁ……
俺らが念じるだけで、いくらでもオモチャが出てくる不思議な『白い袋』を。
例えば……『サンタさんサンタさん。自動で女の子のお尻の穴に入り込んで、
えっちに悶えさせてちゃう不思議なアナルビーズをくださいな!』」

「へっ!?い、いきなり何を言いだして………え!?……ひゃんっ!?」
……ぼんっ!! ……にゅぷにゅぷにゅぷにゅぷっ!!

トナカイがいかがわしいお願い事を始めると、とつぜん唯のお尻のあたりに何かが現れた。
そして唯が反応する間もなく、細長い数珠のような何かが、唯のお尻の中に勢いよく潜り込む!!

「う、うそっ……パンツの中に、どうして……いつの間に……!?」
(と、とにかく、外さないと……!!)

「フヒヒヒ……そう。その白いパンツこそが、サンタさんのプレゼント袋!
そいつは俺さまのお願いを、何でも叶えてくれるってわけだ!」

サンタ服の中と一緒にプレゼント箱に入っていた、ブラとおそろいの白いパンツ。
……そもそもあんなところに、サイズもぴったりなサンタ服が人数分用意されてること自体、
少しは敵の罠を疑ってかかるべきだったのかもしれない。
だが、真夏から急激に真冬へ変化した異常気象の最中、そこまで気にする余裕はなかったのだ。

うぃんっ!うぃんっ!うぃぃぃぃん!!
「んっ……っく!……と、とにかく、外さなきゃ」
突然パンツの中に現れた「何か」を、慌てて取り出そうとする唯。
だが振動アナルビーズはほんの小手調べ。敵の真の狙いは……

「フヒヒヒヒ……『サンタさんサンタさん。後ろ手に拘束された女の子ってえろくない?
というわけで、丈夫な手錠がほしいです!』」

ガシャンッ!!
「きゃっ!?」
お尻の穴に入ったビーズを取り出そうと、両手をパンツの中に差し込んだ瞬間、
重々しい金属音と共に唯の両手は手錠で繋がれた。

「まんまと引っ掛かったなぁ〜?
『クリトリスをぱっくり咥えこんで離さない吸引クリキャップと、
エゲツない振動で唯ちゃんを徹底的にイかせまくる超強力ローターもお願いしまーーす!』」

ちゅぽんっ! ヴィィィィィィンッ!!
「やっ、ちょっと待っ………ひゃふんっ!?……いや、あああああああああんっっ!!」

うぃいんうぃいんうぃいいん!!
ブゥオオオオォォォォォンッッ!!!
ちゅぱちゅぱ!ちゅぽちゅぽちゅぽっ!!

「ひああああんっ!!!こ、これ、だ、めっ…と、とめて、とめ、ああああああああああっっ!!」

唯のパンツ=サンタさんのプレゼント袋に直接出現した大人のオモチャの数々が、一斉に唯を責め立てた。


953 : 【8】 :2020/12/24(木) 23:40:53 ???
ガシンッ!!ガシンッ!!
「ひゃ、えっ……!?」
「グヒヒヒ……囚われのサンタさん、一丁上がりと」
トナカイ男は二本の角を伸ばして唯を挟み込み、頭上に抱え上げた。
さながらクリスマスツリーに飾られたサンタ人形のように、唯はトナカイの頭上で磔にされてしまう。

「まずはオモチャ責めで悶えまくる唯ちゃんのサンタの恥ずかしい姿、特等席で観させてもらおうか。クックック…」
ブォォォンッ…ヴィィィンッ……ちゅぷちゅぷちゅぷっ!!
「や、やだ、そんなっ………みない、で……ひ、んうっ……!」
いやらしいオモチャをフル装備させられた白いぱんつを、ベストアングルから覗かれてしまう唯。
怪しく輝くトナカイの赤鼻で、暗いスカートの中も明るく照らし出されてしまう。

「と、とにかく、このヘンな道具、外さなきゃ……こ、のぉ……!」
手錠で後ろ手に拘束されているため、クリトリスと秘所に張り付いたクリキャップとローターには手が届かない。
まずはお尻に入ったアナルビーズを引っ張り出そうとするが……

きゅぽっ……きゅぽっ………きゅぽ!
「あっ…………んっ……………んんっ!!……」
一玉引き抜くたびに、つま先から脳天までビリビリと痺れてしまいそうな異様な感覚が駆け抜ける。
そして、余りの快感に指が止まった、次の瞬間。

ぷにゅぷにゅぷにゅぷっ!!!
「ひにゃああああああぁぁ!?」
ビーズがひとりでに、引き抜いたのと同じだけお尻の中に戻っていく!

「無駄無駄ぁ!!そいつは『自動で』女の子のお尻の穴に入り込む魔法のアナルビーズ。
引き抜こうとしたら、その分だけ戻ってアナル責めされるだけだぜ!
それとも、唯ちゃんサンタはクリだけじゃなくてアナルも開発されたいのかなー?」

ぶいいいいいんっ!! ちゅぷちゅぷっきゅぽきゅぽきゅぽっ!!
「そ、そん、な………だ、め……わたし、もう………」
(イっちゃう……ヘンな道具でイかされ……)
「…………ぅっ………!!」
唯は檻の中でうずくまったまま、身体をビクリと大きく震わせた。
せめてイった事を悟られまいと唇をぎゅっと強く噛み締めるが、
ぐちょぐちょに濡れた白いパンツ、そこから滴り落ちてくる愛液から、何が起きたかは一目瞭然だった。

「くっ………はぁっ………はぁっ………」

「ヒッヒッヒ……さっきは『女の子だからって甘く見ないで』なんてナマイキ言ってたが……
ちょっと女の子の弱点をいじられた程度で簡単にイキまくっちゃうようじゃ、舐められて当たり前だぜぇ。
よくそんな様で、俺らトーメントに逆らおうと思ったもんだ!グヒヒヒヒ」

(くっ………そ、そうだ……私………こんな事で、負けるわけには……で、でも、どうすれば……!!)

「さぁさぁ、楽しいクリスマスはまだまだこれからだ……
この俺の赤鼻洗脳ビームを浴びて、もっともっとエロイ姿を見せてもらうぜぇ!!」

ビビビビッ!!……チリチリチリチリ……!!
「きゃっ!?こ、今度はなに…!?」
トナカイ男の鼻から赤い光線が放たれ、スカートの中、唯の股間に直撃する。
痛みは感じないが、体の奥がじんじんと、異常な熱を帯びていく。
(う、うそっ……今イっちゃったばかりなのに、もうこんな……)

「さぁ〜唯ちゃん。今どんな感じだい?トナカイにもわかるように、大きな声で教えてくれよ……」
「い、いや、うそ……イっちゃぅ……今イったばっかりなのに、こんなの、ダメなのに……
いや、っあ、ら、め、ひあああああああああぁっぁぁぁっ!!」
……今度は、声を抑える事も出来なかった。
一回目よりも、更に深く強いアクメをキメさせられ、唯は大粒の涙を流しながら、ぶるぶると体を震わせる。
満足げな笑みを浮かべたトナカイ男の顔面に、唯の愛液がシャワーとなって降り注いだ。

「クックック……これでわかったろう?どんなに粋がったって、
所詮メスガキはメスの本能に逆らえねえんだよ。
さあ、プレゼント交換の時間だ……そのぐちょぐちょぱんつをテメェの手で脱いで、俺様に差しだしな……
そうしたら、俺様の極太雄トナカイチンポを咥えさせてやるぜぇ……クックックック……」

(だめ………そんなの……わたし、まけたくない……まけちゃだめ、なのに……!!)
赤い光線に射抜かれた唯の両手が、まるで別の生き物のように動いて、
唯のぱんつに指をかけ、ゆっくりと下ろしていく。

「は………は、い……トナカイさん、わたしからのクリスマスプレゼント、受け取ってください……!!」
羞恥と屈辱と、絶頂の余韻とで顔を真っ赤に染めた唯が、震える手で愛液まみれの脱ぎたてパンツをトナカイ男に差しだした。


954 : 名無しさん :2020/12/24(木) 23:46:46 ???
というわけで
サンタ服の3人にエロい目にあってもらいました

一人残った瑠奈&裏で糸を引くサキがどうなるか的な
全滅エンドのエピローグが残っているけど、時間的にいったんここまで投下

しかし何回クリスマスやってんだ… 最終戦も近いし、本編もがんばってすすめていきたい所ですね


955 : 名無しさん :2020/12/24(木) 23:55:23 ???
お二人とも乙です!
サキの霧リョナもサンタ服エロもごちそうさまでした!

クリスマスも4回目か……なろうとかハーメルンとかでもそうだけど、やっぱり物語を終わらせるのって大変ですね
俺もずっとサボってるが支援せねぼ!


956 : 名無しさん :2020/12/25(金) 00:44:06 ???
ということで書きました。
久しぶりなんでリハビリがてら一旦ナルビアパートをば。


957 : 名無しさん :2020/12/25(金) 11:05:42 ???
うおおぉすげぇ…
サンタ服エロの人のねちっこいえっち描写、えろすぎます…
洗脳されたリザちゃん、かわいすぎでは…?
パンツからえっちな玩具が生えてくるとか天才か…
続きを…是非続きを書いてください…

本編の方はついにアリスぶっ壊れちゃいましたな
脳をいじるのまじでエロい
健気な女の子が壊れる瞬間、だいすき


958 : 【9】 :2020/12/27(日) 19:07:27 ???
「おお、ありがとうサンタさん……じゃあそのパンツ、そうだなぁ……俺さまの鼻に、かぶらせてくれよ。ヘッヘッヘ」
(……あの真面目で優等生な唯ちゃんが顔真っ赤にして泣きそうになりながらパンツあやとりだと……
マジかよクリスマスってそういう日だったのかよ……やっぱサハギンからトナカイに転職して大正解だったぜ!
ちなみに手錠もマジックアイテムだから、今だけ手を前に出せるようにしてあるぜ!)

「は、はいどうぞ……め、メリークリスマス……!!」
(うぅぅ……ぱんつがぐちょぐちょ、湯気まで出ちゃってる……
こ、こんなの、見られるだけで恥ずかしくて死んじゃいそうなのに……
さ、逆らえない………!!)
唯は震える手で、脱ぎたてでまだぬくもりがのこる濡れパンツをトナカイの鼻にかぶせた。その瞬間……

(!!………か、身体が………!?)
唯にかかっていた洗脳が解かれた。
理由は……そう、トナカイの鼻にぱんつを被せたことで、赤い光が遮られたからだ。

(どうしてわざわざこんな……もしかして、気づいてない……?
……ううん、今は理由を考えてる時間は…)
だが、これで自由に動いて反撃できる、というわけでは全くなく……

ガシャンッ!!
「はい、両手は元通り後ろに拘束!いやー、魔法の手錠は本当に便利だなー!」
「え、いやっ、待って……きゃっ!!」

両手は手錠で拘束されて、攻撃できない。
両足はトナカイ男の腕にがっちりと押さえつけられ、逃げる事も出来ない。

何より、徹底的な玩具責めで焦らしに焦らされ続けた下半身は、
既にトナカイ獣人の巨大ペニスの臭いを敏感に感じ取っていて………

「んん〜、やっぱイきたてぬぎたてしぼりたてパンツは最最の高だぜ!!
んじゃ、ローターは邪魔だから外して、っと……」
とろっ………
「ん、んっ……!!」
トナカイ男の手でローターが取り外されると、唯の秘唇が物欲しげにヒクヒクと痙攣する。

意識は洗脳から解放されても、身体は既に受け入れ準備を完了し、再起不能になってしまっていた。

「こんな可愛いピンク色なのに、唯ちゃんの下のお口はいやしんぼさんだなぁ。
そんなに俺さまのトナカイチンポを咥えこみたいのかい?ぐっひっひっひ……」

(なんとか……しな、きゃ……ぁ…諦めない……私が、私たちが、負けたら……)
ぶちぶちぶちっ!!
「い、ぎっ!!………っが、あ、ぅああああああああああっっ!!!」

運命の戦士唯は、最後の最後まであきらめなかった。だが、他に何をする事もできず、
その可憐な花弁は名もなき獣人の雄ペニスによってあっけなく蹂躙されてしまった。

……そして今。
トナカイ男達に敗北し、角に吊るされる唯とリザを見せつけられた瑠奈は……

「唯たちに、こんなことを……あんた達、絶対に許さない……!!」
「ヒヒヒヒ……瑠奈ちゃんは怒った顔もキュートだねぇ」
「でも、おっぱい弄ってトロトロになってる顔の方が、もっともっとかわいいよ…!」
ビビビビビ……!!
「え、あっ………そんな、の……する、わけ………ああっっ……!!」

当然のことながら、怒りに燃える。
だがトナカイ男2人がかりでの赤鼻洗脳光線を防ぐ手段は何一つなかった。

「クックック……気持ちよさそうだねぇ。でも、ただ揉むだけじゃダメダメ。
乳首をもっと、刺激してやらないと。指をこうして、コリコリってやってごらん?」
くにくにくに……こりこりこり……

「やっ……そんな、言わないでぇ……教えないで、そんなこと……!!」
(だ、だめぇ……気持ちよすぎる………こ、こんなの、覚え込まされたら………
きっと私、ハマっちゃう………毎晩、いや、きっと昼も夜も、暇さえあったらおっぱい弄りまくっちゃう……!!)

「そうそう、その調子だよ瑠奈ちゃん。」
「初めてにしては上手だなぁ……もしかして、初めてじゃないんじゃないか?」
「うっっ………ひぐっ………ひっ、く………」
憎むべき敵の前で、泣きじゃくりながら乳首を弄る瑠奈。
このまま三度目の乳射精絶頂を迎えてしまうのか、と思われたその時。
風と共に黒い霧が渦を巻いて現れ…………

「あらあら……なんだか、おかしな事になってるわね」
黒い髪に黒い瞳、そして黒ずくめのサンタ服に身を包んだ少女が姿を現した。


959 : 【10】 :2020/12/27(日) 19:09:28 ???
「はぁっ………はぁっ………あ、あんたは………サキ……!?」

霧に姿を変えて身を潜めていたサキが、瑠奈の前に現れた。
唯達を助けるため、協力してくれるのか……と思いきや、その様子は何かが…明らかにおかしい。

「サキ……アンタに頼むのは癪だけど……お願い、手を貸して!こいつら、唯とリザを……!!」

「まさか、一番ザコっぽかった瑠奈が生き残ってるなんて。
…と言っても、もうゲームオーバー寸前って感じだけど。
リザの奴もまんまとヤられてくれたし、雑魚トナカイ軍団にしては上出来って所かしら?」

「サキ……!?……まさか、アンタもこいつらに………!」

「ヒューッ!黒サンタちゃん、おつかれちゃーん!」
「お、トナカイAも復活かよ。ったく、ドジ踏みやがって……俺らが後始末しておいてやったぜ!」
「痛てててて………さっきはひでー目にあったぜ、瑠奈ちゃんよぉ。
さっきは出会い頭に鼻を潰されちまって不覚を取ったが、今度こそバッチリ躾とお仕置きしてやるからなぁ…」

「そ……そん、な………うそでしょ………」
……先ほど瑠奈が倒したトナカイ男Aも、サキに回復されて復活していた。

「クスクスクス……ほら、貸してみなさい。
後で自分でオナるとき思いっきりイきまくれるように、乳首の弄り方しっかり教えてあげるわ」
「や、あっ……やめて、そんな事……あ、ん、あぁぁ……!!」
サキが瑠奈に後ろから抱き着き、サンタ服の中に手を潜り込ませる。
女同士だからこそわかる、心の底から気持ちよくなれる的確なポイントを、文字通り体に覚え込ませていった。

「グッヒッヒ!!いきなりのレズプレイとは恐れ入ったぜ!」
「サキちゃんサンタは手慣れてるなぁー!さすがこの中で唯一の彼氏持ち!」
「そうそう、なんせサキちゃんの彼氏は……俺らの中で一番のガチムチ系、トナカイ男Dくんだもんなー!」

その様子を見て、周囲のトナカイ男たちがいっせいに囃し立てる。
そして瑠奈は、今の状況が絶望的である事を、改めて悟るのだった。

「サキ……目を覚まして!あんたまでアイツらに操られたら………!!」
「はぁ〜?アンタって本当におめでたいわね。
私は最初っからコイツらと手を組んで、アンタ達をハメるつもりだったの。
ほら見て?これ、カレシのD君からもらった『隷属首輪』よ……
これがあれば、私はカレシの言う事なんでも絶対服従しちゃうってわけ。
ま、アンタ達もせいぜいイケメンのトナカイ君見つけて、プレゼントしてもらう事ね。
ふふふふふふ………」

……言っていることが明らかにおかしい。
トナカイ達と手を組んで自分たちを嵌めるつもりだった、というのが仮に本当だとしても
恐らくどこかでトナカイ達に出し抜かれ、洗脳されてしまった…ということだろう。

「それにぃ、カレの超巨大ケダモノチンポを入れても大丈夫なように、
いつも極太バイブ入れてバイブ最強にして練習してるの♥
今だって、ほら………ふ、ふふ……感じる、でしょう?アタシの中で、ガンガン暴れてるのが…♥♥」
「ちょっ……やめて、くっつかないでぇ……今刺激されると私、胸が、もう……!!」
サキは瑠奈に抱き着き、股間を瑠奈の太ももに密着させ、動かしているバイブの振動を伝えさせる。
両胸が結界寸前の瑠奈は、いつもとはまるで違う雰囲気で絡んでくるサキを、どうにか振りほどこうともがいた。

ズシン。ズシン。
「ブモォォォォッ………!!」
……その時。地響きを上げながら、他のトナカイ男よりもさらに一回り巨大な、新手のトナカイ男が現れる。
恐らくこいつが、話題に上っていた………

「おー!D君も乙ー。パーティの準備は終わったー?」
「ブモォォォォッ…」
「え、遅れてごめんって?まーまー、気にすんなって!どーせ年越しパーティも兼ねてんだからさ!」
「そーそー。むしろちょうどいいタイミングだったわ!
メインディッシュの女の子も人数分揃った事だし、サクッと移動して年越し乱交リョナの鐘パーティと行こうぜー!」

「い、や………そん、なの……」
「「「さんせーーい!!」」」

瑠奈の悲鳴は、その場にいたトナカイ男たちの大声にかき消される。
4人の少女たちはトナカイ男達に抱きかかえられ、為す術もなくパーティ会場へと連行されていった……


960 : 【中断】 :2020/12/27(日) 19:11:03 ???
──ここまでのデータをセーブします──

「いやー教授!この『リョナラードリーマー』ってやつ、めっちゃいいな!」
「でしょでしょ!?唯ちゃんやリザ達のデータさえあれば、こういうシチュがいくらでも作り放題やり放題!
エロでもリョナでも水着回でもクリスマス回でもなんでもござれってわけですよ!!」

……トーメント王と教授は、VRゴーグルを外しいったん休憩することにした。
そう、これは教授が開発した、好きな子を好きなシチュでリョナれる体験型VRゲームだったのだ!

「まあ、あえて問題点を挙げるとするなら……
唯ちゃん達の運命を変える力や、主人公補正的な何かは流石に機械じゃ再現できないみたいだな。
実戦じゃ、たぶんこう上手くはいかんだろ」

「そ、それは対象の更なるデータを入手しアップデートすれば、必ずや改善できるはずです!
いずれ全世界の女の子のデータを完全収集し、本編完結後も末永く使用できる完璧なシステムに仕上げてみせますとも!」

「え、本編完結したら俺倒されちゃうんじゃね?
…なんて、普通のラスボスならここで弱気になっちゃうところだが……俺様はそんな連中とは一味違う。
思えば随分と長く続いてきた物語、最後の最後で全滅バッドエンドというのもこのスレらしくて面白いじゃあないか。
クックックック……ハーーッハッハッハッハ!!」

「まったくですなぁ(普通のラスボスはそんなメタな事言わない)」

王様と教授はひとしきり高笑いした後、夜食のため近所の24時間営業のファミレスに出かけて行った。
はたして唯達は、トーメント王国を打倒して、この恐るべきシステムの餌食となる運命から逃れることは出来るのか。
その結末は、誰にもわからない。


961 : 名無しさん :2020/12/27(日) 19:20:01 ???
というわけで全員エロエロにされてしまってクリスマス編は終了となります
完結させたつもりが年越し編に続きそうな感じになってしまった!ふしぎ!

そして本編のアリスちゃんはかわいそうすぎてぬける
心が壊れないように無意識に封印されていた記憶を、わざわざ引きずり出されて心壊されちゃうとか
もう戻れないくらい体改造されちゃったのに、戦う前からそれが全部無意味とわかっちゃうとか

来年もよろしくお願いします


962 : 名無しさん :2020/12/28(月) 00:41:51 ???
続編乙です! やっぱり瑠奈はおっぱいイジメられてるのが似合う……
そしてサクッと洗脳されてるサキにワロタ。まぁそりゃあの状況で1人勝ち逃げとか無理な話だよね。

そしていよいよアリサ&アルフレッドVSロゼッタの宿命の対決へ!


963 : 名無しさん :2021/01/02(土) 01:59:13 pVfGCXcg
あけましておめでとうございます、本年もよろしくお願いいたします。
去年のうちに投下しようとしてたけど、ご覧のありさまだよ!

とりあえずミツルギ方面は佳境に入ったのでナルビア側の話を進めてみる。
舞がこの後どうなるかは大まかにしか考えてないです(オイ)


964 : 名無しさん :2021/01/02(土) 16:50:35 ???
ミツルギ方面はいよいよ最後の決戦
ここは多少重くなってでもシリアス方面に舵を切る はず でしたわ!
き、きっとこの後はちゃんとガチバトルになるはずだから…

ということで今年もよろしくお願いいたします


965 : 名無しさん :2021/01/03(日) 02:23:31 ???
おかしい、舞の設定開示とブーツの危険性の示唆だけするつもりが、なぜこんなことに…?


966 : 名無しさん :2021/01/04(月) 21:16:41 ???
舞エロいな…
薬と調教で開発された体を負担の大きい装備で無理矢理押さえ込んで戦うとかエロすぎる…
ブーツ引っぺがしてザコ魔物の群れの中に放り込みたい
サキはふんじばってそれを特等席で見物させてあげたい


967 : 名無しさん :2021/01/17(日) 14:58:33 ???
カイト君の元カノをアレコレすることで
他人をリョナる快楽に目覚めたヴィオラ

…正直アリサに説得できる気が全くしないぜ!


968 : 名無しさん :2021/02/13(土) 23:07:23 ???
いろいろあったけどミツルギ戦とりあえず終了
ぶっちゃけ誰もいないみたいだしマイペースでまったりやりますわ()


969 : 名無しさん :2021/02/28(日) 01:05:10 ???
うおおおおおリハビリでNTRシチュ風レズレイプ!!
…なんかリハビリの度に舞をエロい目に合わせてるな俺、次はレイナ辺りに普通にボコボコにさせようかな


970 : 名無しさん :2021/03/06(土) 14:49:40 ???
舞はリザやアリスのように、ヤバい人にロックオンされやすいのかなー

最終決戦が近いせいか、心身ボロボロな子が増えてきた気がするもっとやれ


971 : 名無しさん :2021/03/06(土) 21:01:14 ???
せっかくのヴァイス戦のダメージが勿体ないな……ということでDさんに回復無効化してもらいました。
書き忘れたけど自分の水だけは使えるというチート仕様です。


972 : 名無しさん :2021/03/09(火) 01:08:50 ???
作中でも最強クラスの魔法使いなのに、
毎回魔法封じられてボロクソにされるの不憫すぎるw


973 : 名無しさん :2021/04/11(日) 19:10:25 ???
いつも更新してくれてる人ありがとう。俺も久しぶりに書いた
ついでに状況まとめてみた

逃げるサキ一行(ユキは洗脳されてるがヤンデレ化しただけで逃げる意思自体はある)
ダイVSエミリア、カイト(剣士と魔法少女が攻めてきた発言的にダイ敗北済?)
エリスVSボーンド
アリスが単独で魔物の群れに襲われピンチ、唯とサクラが救援に
オト、エルマ、機械兵は基地に帰還中
基地にはルーア、ミシェル、エミルは確定でいて多分彩芽もここ。エミリアとカイトに襲撃されてる?
レイナは多分その辺で遊撃。マーティンは非戦闘員だし基地か?
メサイアとリンネは明言はされてないが別所でドンと構えてる?基地にいてもおかしくはない


974 : 名無しさん :2021/04/11(日) 21:32:50 ???
ボーンドは…これ物理攻撃すればするほど敵が増殖していくのか
エリスにとっては相性最悪っぽい・・・期待

そしてまとめありがとうございます!
敵味方とも主要キャラが多いから大変っすな

剣士と魔法少女については、スネグア様に従軍してるはずのあの二人のつもりだった
レイナは遊撃…といいつつ舞ちゃんを探し回ってそう
アリスのピンチはもうちょっとだけつづくんじゃフヒヒ


975 : 名無しさん :2021/04/11(日) 21:38:47 ???
あの二人のこと完全に忘れてたww>剣士と魔法少女
とりあえず場は整えたので今度アリスかエミリアをリョナりたい


976 : 名無しさん :2021/04/25(日) 16:07:51 ???
詰みかけているエリス
詰んでからが本番のアリス

唯ーはやくきてくれー(棒)


977 : 名無しさん :2021/05/04(火) 13:11:36 ???
vs水鳥のときは串刺しするする詐欺でおわったので、今回はちゃんと刺そうと思った
・ウサギ耳+しっぽ
・感度三千倍
・ドM属性
色々てんこもりにされてしまったアリスの運命やいかに


978 : 名無しさん :2021/05/13(木) 01:46:17 ???
性欲が爆発してしまった
スネグアさんごめんね…


979 : 名無しさん :2021/05/16(日) 01:52:22 ???
うわヤバ滅茶苦茶エグいやん……


980 : 名無しさん :2021/05/29(土) 21:51:16 ???
現在大ピンチ中なエミリアの思い出が走馬灯、あるいは回想は逆転フラグ
って感じのやつを書いたら思いのほか長くなってしまったぜ

あれだけの逸材なら魔法少女にスカウトされてもおかしくなかったはず…


981 : 名無しさん :2021/06/07(月) 01:54:46 ???
連続投稿本当にありがとうございます。
一レスだけ自分も便乗する。


982 : 名無しさん :2021/06/08(火) 19:31:04 ???
あざすあざす
舞は色んな人からエロいことされててエロいな
体ボロボロだけど最後まで戦う覚悟決めちゃってる子っていいよね…

以下覚えてる限りの状況まとめ

(トーメント軍)
スネグア:死亡?
ラミア(ゾンビキメラ):スネグアを殺害、鞭と魔獣ベヒーモスを奪う
スバル&メル:スネグアに捕われ→次はラミアに襲われる?

(戦場)
ダイ:帰還中、ダメージ小
エリス:帰還中?ダメージ大
レイナ:?

リザ&スズ:湖に落下
エミリア&カイト:休憩中
ボーンド:移動中

サキ・ユキ・舞:逃走中、ユキに異常発生

(アレイ前線基地)
<唯他 VS 桜子&イヴ>
唯、サクラ、エルマ、オト、ルヴィエラ、エミリー戦闘可能
アリス瀕死、ルーア重傷、サフィーネ中破、エミル気絶

(ナルビア軍総司令部)
リンネ:オペレーターとして任務中
ミシェル:暗躍中
メサイア:出撃可能に?

そろそろ舞たちがレイナと遭遇しそうな気がする…


983 : 名無しさん :2021/06/10(木) 00:13:46 ???
召喚して逆転フラグ立ってたのに失敗、横取りされた挙句、自分が継承してきたその魔獣に食われて死亡とは…
自分の性癖に刺さりすぎてやばい
毎日シコれますわありがとう


984 : 名無しさん :2021/06/19(土) 22:44:15 ???
変身中に攻撃されて最初からボロボロ状態なのって良いと思います

諸悪の根源がいなくなったとは知らず元友達をボッコンボッコンにしてしまうイヴ
とつぜん友達設定ができたと思ったらボッコンボッコンにされてしまうサクラ

話を先に進めたい気もするし、この二人もう少し弄りたい気もする。。


985 : 名無しさん :2021/06/21(月) 01:11:54 ???
半分レズレイプ半分治療の主従百合や!
襲ってる方はノンケというのもいい

戦場の真ん中でこんなことしてたら敵に見つかりそう(小並)


986 : 名無しさん :2021/06/22(火) 22:59:27 ???
襲われてる方もべつにそっちの気は(ry
こじらせ系ガチレズな敵が早く来ないといいですね


987 : 名無しさん :2021/07/05(月) 07:07:40 ???
り、リンネくん……
逆NTR的展開になるのも結構後味悪くていいかもと期待してしまう
でも好み分かれそう


988 : 名無しさん :2021/07/05(月) 20:57:33 ???
大切な存在だったはずのヒルダを自らの手で汚し汚され
どうするどうなるリンネくん

なにげに「途中で男性型人造人間に変更された」とか気になる情報も…


989 : 名無しさん :2021/07/05(月) 21:00:22 ???
サキさんも絶賛レズってるしヘーキヘーキ
なおアリスの脳は破壊される模様


990 : 名無しさん :2021/07/06(火) 12:12:19 ???
味方に怪しい改造され魔物にボコられ敵ボスに調教されながら必死で戦ったのに
想い人に「上に逆らうのめんどいし、まあいっか……」ぐらいの感じで
ミサイル発射ボタン押されちゃうアリスの不憫さよ


991 : 名無しさん :2021/07/07(水) 20:48:28 ???
もうそろここも1000を迎えるね
このスレは俺が立てたんだがいろいろやらかしてるんで、スレタイのパート数とかまとめウィキのリンクとか入ったのを誰か頼んます。。


992 : 名無しさん :2021/07/10(土) 14:25:59 ???
990超えたしそろそろいいかな ってことで投下ついでに立ててみました
ttps://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/game/37271/1625894565/l50

あとは適当にスピンオフや本編で活躍してほしいキャラとかシチュとかで適当に埋めてきましょう

ドロシー・アイナ・リザのスピンオフ続き見たいナー


993 : 名無しさん :2021/07/10(土) 23:34:56 ???
スレ立て乙です
そのスピンオフ私も楽しみにしてます…!
本編でいま脂が乗りに乗ってるミシェルはどんな終わり方するんだろうな
勝ち逃げもワンチャンくらいあるか
と思わせておいてスネグアに勝るとも劣らないような無様すぎる最期を遂げさせてあげたい


994 : 名無しさん :2021/07/16(金) 22:57:51 ???
ノワールに能力を奪われたままだからいずれ戦う事になる?として、
あっちも作中トップクラスの強キャラだし、しかもガチレズだから勝てるかどうか…
なおメサイアちゃんが代わりに戦う模様


995 : 名無しさん :2021/07/30(金) 23:13:10 ???
埋め 〜アイナ〜 1/2

「……ここは……どこですの?アイナはどうしてここに……?」

物語的には1年も経ったか怪しいが、はるか昔に命を落としたはずのアイナ。
よくわからない平原で目を覚ますと、よくわからない山賊のような連中がアイナの周囲を取り囲んでいた。

「状況が読めませんが、穏やかじゃない雰囲気ですわね……」
「ふへへ、気づいたか。ここは作者が思いつきでスレの残りを埋めるついでに女の子を埋めたらなんかいいんじゃないかと思って作り出した世界だ。なんとなく思いつきで君が最初に選ばれた、おめでとう」

「何を訳のわからないことをおっしゃってますの?これっぽっちもおめでたくないですわ!せっかく生き返ったことですし、アイナはさっさと帰って2年半分のハバネロチョコを堪能した後、リザちゃんの無事を確認してかぁいいよぉ〜お持ち帰りぃ、するんですのよ!!どいてくださいまし!!!」

「ぬ!?むぐぉぉ……!!」

お菓子袋から取り出したキャラメルを近くにいた山賊の口にねじ込む。
と、同時にステルスの効果を発動し、姿を隠す。

「グルルルルゥ……ガアアアアア!!!」
山賊に食べさせたのはスーパーバーサーカーキャラメル。一定時間理性を忘れ狂戦士のように暴れ回らせる効果を秘めた危険なお菓子である。

「あとはお願いいたしますわね。一人残らず蹴散らしてしまってもよろしくてよ?」

強化されたステルス能力によって周囲の記憶からも消失できるようになったアイナは、この状況を仲間割れによる強行突破で切り抜ける。

「お、おいどうしたんだ急に!?」
「グルアアアッッ!!」
「てか俺たちなんでここに……!?」

アイナを囲っていた記憶を失い慌てふためく山賊たちのすぐ横で、効果を確認したアイナは大胆に立ち上がって歩き出す。

「ガアアアアアア!!!」

ドボッッ!!!
「ごぐぶぅぅっ!?」

狂人化した山賊が放ったボディブローは、なぜかアイナの脇腹に深くめり込んでいた。
完全なる不意打ちで無防備だったこともあり、ステルス能力が解除してしまう。

「な゛ぁっ……どうして……です゛の゛ぉ……!!」

「ほら、ゲームとかでもあるだろ?難易度が高いモードだと敵が異常に察知脳力高くなるやつ。こんな至近距離だとなおさら発見されやすくなるよね。攻撃を受けたこいつだけは特に警戒段階が高くなってて、敵を見逃さなかったんだな。多分。」

適当な理由で能力を突破されてしまったアイナ。勝ち確状態から一転、絶体絶命のピンチへと転げ落ちていく。

「ガルルルルゥゥ!!」
ブチィィ!!
「あぁっ!アイナのお菓子袋がぁっ!!」
狂戦士が、うずくまるアイナからお菓子袋を強奪する。
慌てて狂戦士を振り向いた瞬間、狂戦士の拳が目の前にあった。

「……え?」
グチャァ!!

「ぎゅびゃぁ゛ぁ゛ぁ!!あ゛、アイナの顔があ゛あ゛あぁああ゛あぁッ!!!」

あどけなさの残る13歳の可憐な少女の顔面ど真ん中に、容赦ないパンチがめり込む。
続けざまに狂人はアイナの特徴的なピンクのツインテールをアイナの首に巻きつけ、左右から力の限り締め上げた。

「ひぇぇ゛ぇぇ゛ぇっ!!ひっ!ひッ……!カヒュッ……!ぐ……カァ……っっ……!!」
(痛い痛い痛いぃ゛ぃぃぃぃ!!こ、このままでは殺されてしまいますわ!!)

髪を引っ張られる激痛と窒息。だが、自分の髪を使われた責めを解除する方法などなかった。

「ひゃッ、ひゃげれぇぇ……!!ゃ……げ……ぇ……」

やがてアイナはがくりと気を失った。


996 : 名無しさん :2021/07/30(金) 23:14:39 ???
2/2

数分後。
再びアイナが目を覚ました時、アイナの身体はほぼ地面に埋められていた。

「な、なんですのこれは……!?」

首から下を地面に垂直に埋められ、顔も掘られた穴によって地面より下にあった。

「最初に言ったじゃねぇか。今から埋めるって。縦に埋められると身動き取れないよな。じゃ早速始めるわ」

山賊の言う通りアイナが身をよじっても周りの土はびくともしない。
次々と被せられる土に途轍もない恐怖を感じるが、どうすることもできなかった。

「やっ、待って!!待ってくださいまし!!!こんなところで死にたくないですわ!!やめて!!お願いやめてぇぇ!!」

泣き叫ぶアイナを無視してどんどん土を埋めていく。

「むぐっ!!ふぐぅぅぅ!!はへへッッ!!はふへへぇぇ!!」

鼻まで埋められ涙目で助けを乞うアイナ。

「なかなかそそる表情するじゃねえか。」

面白がった山賊たちはアイナのツインテールを掴んで引っ張るそぶりを見せる。
髪だけを引っ張られるのは怖いらしく、ふるふると首をふるアイナ。
その様子を楽しみながら、山賊たちはついに頭まで埋めきった。

「んんーーーッ!!ん゛ん゛ん゛ーーーーーッッッ!!!」

「ははっ!なんかピンクのが2本生えてるな」
「水あげたら育つんじゃね」

くぐもった悲鳴が聞こえてくるが、土から顔を出しているのは2本のピンクツインテのみ。
山賊たちは適当なことを言いながらアイナが埋まった場所へ、大量の水をかけた。

「んぐゔゔゔゔゔーーーッ!!?ん゛ゔゔゔゔゔーーーーッッッ!!!!」

土の中から、切羽詰まった様子のくぐもった絶叫が聞こえてくる。
水が浸透し、土が固まっていく。

「育たないなぁ。ならもう収穫だな!笑笑」

ブチブチブチブチィ!!!
「ん゛ん゛ッッーーーーーーーーーーーーーッッッ!!!!!」

激しい悲鳴とともに、2本のピンクのものが強引に引き抜かれる。
ツインテールの先には血が付着し、痛々しくもちぎれた頭皮までついてきてしまっていた。
山賊たちはゲラゲラ笑いながら引き抜いた場所を踏み固め、引き裂かれたアイナのツインテールをその辺に投げ捨てると、やがてどこかへ去っていった。


997 : 名無しさん :2021/07/30(金) 23:26:13 ???
埋め 〜月瀬瑠奈〜

「ふむ、埋めと言っても色々だが……これも埋めなのか……?」

透明な培養カプセルの中に拘束された瑠奈の姿を見ながら教授が呟く。
トーメント王国に捕縛された瑠奈は今、強力なバンドで床から伸びた板に全身を括り付けられ、カプセルの中でXの字で拘束されている。
手術台を縦にしたような感じだ。

「うう、ん……な、何よこれ……!?」

「目が覚めたか。正直私はこれからする責めにはあまりロマンを感じないが、王の趣味とあらば仕方がない。始めるとしよう」

教授が手元のデバイスを操作すると培養カプセルの中でアームが動き出す。
先端が小型のドリルとなったそれが、瑠奈のおへそにピタリとあてられる。
さらに複数のアームが瑠奈のお腹の皮をつまみ、張力を持たせる。

「ひっ!?い、いきなり何するつもり!?ねぇ、何か話しなさいよ……!!」

教授は黙ってデバイスの操作を続ける。
キュイィィン……!ズリュリュリュ……
ドリルが回転して瑠奈のおへそを貫いていく。

「い゛!?いや゛ああぁぁーーッ!お、おへそがぁッッ……」

あっという間にへそに穴が開くと、ドリルは引き抜かれ、代わりに太いチューブが近づいてくる。
チューブはカプセルの外から来ており、その先には……無数の蟲が蠢く容器が繋がっていた。
ムカデやゴキブリ、ハエのような羽虫まで、虫嫌いでなくとも一瞬引いてしまうような虫たちが待ち構えている。

「ぇ……う、嘘でしょ……?ねぇ……ねぇってばあぁ……!!!」

チューブが瑠奈のおへその穴に接続されると、容器に押し込まれた蟲たちが一斉にチューブを通って瑠奈のお腹の方へと殺到する。

「ひい゛いいい゛ぃぃっっっ!!やだやだやだやだぁぁぁっ!!ひあっ……」

押し寄せる蟲の大群がお腹に入り込む直前で、瑠奈は耐えきれず失神してしまう。
だが蟲たちは宿主が失神していようが関係なく腹腔内に侵入していき、お腹が膨れ上がっていく。

「起きたまえ。気絶は許さん」
瑠奈の首元の板から出現した細いワイヤーが頭の付け根から瑠奈の脳を刺激し、無理やり瑠奈を覚醒させる。

「あ……?ひい゛あ゛ああ゛ああぁあぁぁぁッッ!!蟲がっ!!蟲が身体の中に゛いいぃいぃぃーーッッ!!!」

発狂しかける瑠奈の様子にゴクリと唾を飲み込んだ教授が、唐突に説明を始める。

「今回は瑠奈ちゃんの体の中を蟲で埋め尽くしてあげようっていうコンセプトらしくてね。人の身体の中でも生存できるように品種改良された蟲たちだから、寿命までずっと君の身体の中で生きていくはずだ。まず今の蟲が腹腔内で暴れて、横隔膜を突き破って胸の中まで入っていく。やがて全身に行き渡った蟲たちは瑠奈ちゃんの体の中を仕切る膜や筋肉、皮膚の内側などに卵を産みつける。孵った幼虫たちは皮膚の中に潜り込んで」

「いや゛あ゛ぁあ゛ああぁーーーッッッ!!聞き゛たくないぃぃッッ!!説明しな゛いでーーーッッ!!!」

「そうか、まあいい。後のことはまた後で説明するとしよう。どうせこれからずっとこの状態が続くわけだしな」

「そん゛な゛ぁ!?」

「それはそれとして続きだ。瑠奈ちゃんの消化管と子宮と膀胱、あと血管にも注入するとしよう」

「な゛、何を言って……?痛っ……!んぎゃ……!?」

腕の血管に太い注射針を刺され、肛門、膣、尿道の穴にはチューブが突き刺さる。
それぞれの先はまたカプセルの外に繋がっており……

「きゃあ゛ぁあ゛あああぁぁーーーーッッ!?虫もうやだぁああああああ!!あ゛あ゛あ゛あ゛あああぁぁぁーーーっっ!!!」

同じように注入された。

「血管に注射したのは、蟲は蟲でも寄生虫の類だ。寄生虫にも色々ある。臓器に定着するものや居場所を見つけられずに身体の中をさまよい続けるもの。後者はさまよった末に、目や脳の中に迷い込むこともある」

なまじタフな精神を持っているがために、教授の話をまともに聞いてしまった瑠奈。直後、目の中を這う無数のウネウネとした陰が……

「ギャアアアァァァアァッッッ!!!眼に゛ぃッッ!!眼の中に゛い゛るううぅぅぅぅ!!!いや゛ああああああああああああああーーーーーーーーーーーーーーーッッッ!!!!!」

全身を拘束するバンドが引きちぎれるのではないかという勢いで暴れる瑠奈。

だが、これだけのことをされても、気絶することは許されない。
身体の隅々まで蟲で埋め尽くされた瑠奈に、最後の仕掛けが施された。

「と、まあここまでは身体の中に直接注入してきたわけだが、やはり最後はこうであるべきだな」

培養カプセルの天井が開き、上に繋がっていた容器と繋がる。その中にも勿論、おびただしい量の蟲が……。
カプセルを埋め尽くす勢いで、無数の蟲が瑠奈の頭から降り注ぐ。

「ん゛ん゛ん゛ん゛ん゛ーーーーーーーーーーッッッ!!!!!」

カプセルが蟲で埋まり瑠奈の姿が見えなくなっても、悲鳴はいつまでも響き続けた。


998 : 名無しさん :2021/07/31(土) 13:13:41 ???
便乗して埋め 〜リザ〜

「……?……ここは一体……」

気が付くとリザは、どこかの海岸に立っていた。
波の音が聞こえる。どうやら季節は夏のようで、泳ぐには丁度良さそうな暑さだが……
例によって、なぜ自分がこんな所にいるのか、さっぱりわからない。

そして自分の服装を確認してみると、案の定というかなんというか、水着だった。
緑と黒の縦縞、いわゆるスイカ模様のビキニ水着である。

「なんだか、前にもこんな事があったような……」
リザがそう思った時……

……バサァァァアアッ!!
「フハハハハ!!そう!!夏と言えばビーチ、水着、そしてスイカ割り……
つまり今回はっ!!スイカ割り対決だぁーー!!」

砂の中から、スイカ頭の怪人がとつぜん登場した。

「っ……!!……スイカ割り?……つまり……あなたの頭を割ればいいの?」
リザは飛んできた砂を払いながら、不機嫌そうに顔をしかめる。

「いやいや待って!そうじゃありませんから!
わかってねーな……お前がスイカになるんだよお!!」

ギュルルルルッ!!!!……ぎちぎちっ!
「きゃあっ!?」

スイカ男は、リザに睨まれてうろたえた……と見せかけて、大量の蔦触手でリザに襲い掛かった!

「スイカ割りの前に、まずは……コレを付けてもらいます!」
ここぞとばかりに太もも、胸まわり、股間など色んな所に蔦を這わせてリザの肢体を堪能しつつ……
スイカ模様のアイマスクを取り出し、リザに無理やり付けさせた。

ぐちゅっ……べちょ!!
「ひっ!?……剥がれない……!……何これ……!?」
「テレポートしようが何しようが外れない、特性のスイカアイマスクです!
さ・ら・に〜!!」

蔦をリザの両脚に巻き付け、ぐるんぐるんと振り回し始めた!!
「えっ……ちょ、やめっ………!!」
「もう一つ!ゲーム開始の前に、足腰立たなくなるぐらい、グルングルンに回ってもらいましょう!!」
「きゃあああああぁぁぁぁっ!!」

ブオンッ!!………ズシャァァッ!!

「ん………あっ、く………!」

ジャイアントスイングの要領で何度も振り回された後、砂の上に投げ落とされたリザ。
なんとか立ち上がろうとするが、目は見えないし頭はグルグル回る。
思わずバランスを崩し、地面に膝と手を着くと……

ずぶずぶっ……!
「え……!?」
あっという間に、手足が砂に埋まってしまった!

「ヒヒヒヒ……この辺りの砂は、ヒジョウに柔らかくてきめ細やかでしてねぇ。
うっかり転ぶと、そのようなブザマな状態になってしまうわけです。
ん〜……これで、準備はすっかり整ったようですねぇ」

一方のスイカ男は、地下に蔦触手を張り巡らせているため色々と大丈夫なのであった。

「では早速、スイカ割りと行きましょうか。グヒヒヒヒヒヒッ!!」
「い……や、待って………」
スイカ男は無数の触手を伸ばして、木刀、棍棒、バットなど、スイカ割り用の鈍器の数々を振り上げ……

「そーーれっ!!」
バシッ!!ドカッ!!ビシバシ!ベキ!!

「いぎゃっ!?きゃあぁっ!!っぐあ!!ああああああぁあっ!!」
スイカ模様の水着のお尻に、一斉に振り下ろした!

ドゴッ!! ビシッ!! ゴキンッ!!
ずぶ………ずぶ………ずぶ………
「やあぁっ!! あぐっ……んぶぅ!?」
砂に埋まって反撃も回避もできず、攻撃が絶え間なく降り注ぐためテレポートも使えないリザ。
無防備なお尻や背中に、ただひたすら強烈な殴打を受け続ける。そして……

ドカ!! ガコン!! ベシッ!!
「あぐ!!……い、や………待って…んぎ!?…このままじゃ、頭も埋まって……ぐ、ぶっ!?……」
攻撃を受けるたびに、手足がより深く地面に埋まっていき、ついには顔も地面についてしまう。

バシッ!! べちんっ!! びたん!!
「んっ………ぐ………ぁ………!!」
それでもスイカ男の猛攻は止むことはなく……
散々に叩きまくられたリザの身体は、すっかり砂の中に埋まってしまった。
唯一地面に露出したお尻は、スイカ柄の水着の中が、まるで本物のスイカのごとく真っ赤に腫れあがっていたという……


999 : 名無しさん :2021/08/01(日) 03:44:56 ???
便乗うめ 〜サキ〜



……ん……あれ、あたし寝て……きゃあッ!?」

目を覚ましてすぐ異常に気づくサキ。
目の前には大きな鈍色の四足歩行の肉食らしき生物が、涎を垂らしながら、自分の体を舐め回している。
その不快感で飛び起きたわけだが、自分の体は目の前の生物の髭のような長い紐で絡め取られていた。

「う、動けな……!な、なんなのこいつッ!?またあの変態の差金……?」

すぐに王の顔が浮かぶサキ。だがそんな彼女に思考の暇をも与えまいと、魔物は髭から電流を流し込む!

バチバチバチバチバチバチバチバチバチバチッ!!!!
「ああああああああああああああんッ!!!!」

普段の声よりも一際高い声で絶叫するサキ。高圧電流は何故かサキの服を所々破り、ブラやパンティが白い肌とともに白日の元に晒された。

「はぁ、はぁっ……!いや、もうやめて!なんであたしがこんな目に……あのクソ王……!」

日頃の行いは悪い方かもしれないが、あまりにも理不尽な展開に悪態をつくサキ。

バチバチバチバチバチバチバチバチバチバチ!!ドゴっ!!

「ぎゃあああああああああんッッ!!!!あ、がはっ!?」

そんな彼女の様子など気にすることなく、魔物は再度強烈な電流を流し込み、そのまま地面にサキの体を叩きつけた!



「う、ぐ……ふぇ……?な、なに?いや、嘘でしょ……?こっち来ないでっ……!」

二の矢と言わんばかりに現れたのは、大量のスライムたち。
水がトラウマのサキにとって、相手にはしたくない魔物だ。
もちろん通常ならば取るに足らない相手だが、特殊な電流で体は痺れ魔力も練れない今のサキは、悲しいことに全くと言っていいほど無力である。

ぐちゅ……ぐちゅちゅ!!
「ひ、ひぃ!!あ、足が呑まれ……!い、いや!!!そんな所にくっつくんじゃないわよぉ……!」

足から、腕から、飛び跳ねてきたものは胸に。
全身をスライムたちに吸着されたサキは、粘着質な感触に悪寒を感じて身悶える。
そんな彼女の顔を間近で見ようと、スライムたちは彼女の端正な顔に群がり始めた。

「いやっ、やだ……!ん、んむうううぅっ!!!んむうううぅん!!!ん、んうううう!!!」

顔を含め、全身を大量のスライムに取りこまれてしまったサキは、手足をばたつかせて抵抗する。
だが、大きなゼラチン状の体の中でもがいたところで脱出できるわけもなく、徒に体力を消耗するだけ。

ぐちゅ、ぐちゅ、ぐちゅぐちゅ……
「んうううぅ!!!!ん、んむうううううっ!!!!んうううううううッ……!!」

無駄な抵抗だと悟ったサキ。それでも必死に手足を動かしていたが、やがて体力も尽き、スライムの中でゆっくりと体が溶け始める。

ぐちゅぐちゅぐちゅぐちゅ……ぐちゅちゅちゅ!!

「……ん、んううぅ……ぐぅッ……!うううううんんっ……!……ん……ぐぁ……」

すでに洋服は全て溶かされ、サキの透き通るような柔肌と、しなやかな肢体が晒される。
そんな少女の美しい肉体は、無常にもスライムによってゆっくりと消化されていく。



ぐちゅ……ぐちゅ……ぐちゅ……ぐちゅ……

「あぁ……あ……ぅ……あ」

すでに足の感覚も腕の感覚も無い。
朧げな視覚の中で、自分を貪る音だけははっきりと聞こえてくる。
死へのカウントダウンも、もう残り5秒といったところか。



ぐちゅぐちゅ……ぐちゅぐちゅ……

「……うぁっ……あぁ……ぁ」

最後にサユミとユキ、そしてリンネの顔が頭に浮かんだが……
サキは家族や愛する人の名前を呼ぶこともできず、その意識は深い闇の中へと落ちていった。


1000 : 名無しさん :2021/08/01(日) 11:22:09 ???
便乗埋め 〜??〜

……君は覚えているだろうか、乳首ねぶりまクリオネぇさんを。

半透明のボディにピンクの内臓、どす黒く燃え盛るガチレズ魂。
女の子の乳首をいぢめていぢめていぢめ倒してイかせまくらずにはいられない、まあ厄介なクリオネ人間のお姉さん。

「〜まくりお姉さん」って言いたかっただけの一発屋かと思いきや、実はなんと、彼女には姉妹がいるのだ。
その名も……

「はぁ〜い♪「クリトリスくりくりしまくりお姉さん」よぉ〜。よろしくねん、唯ちゃん♪」
「よろしくお願いします……っていうか、ここはどこなんでしょうか」

やっぱり「〜まくりお姉さん」って言いたいだけだった。


そしてクリ……トリを飾るのは、やはり主人公の篠原唯をおいて他にない。
いつの間にか、このクリくりくりお姉さんと一緒に
「魔物と戦って倒すか、濃厚イチャラブレズセックスしないと出られない部屋(どこかで見たような例のプール付き)」に閉じ込められてしまった。
ちなみに今回の衣装はスクール水着。下腹部に水抜きのついた、いわゆる旧デザインのやつである。

プールがあるので部屋の広さは十分だが、ずっと閉じ込められているわけにもいかない。
殺さない程度に倒そうと、攻撃を仕掛ける唯だったが……

「す、すみませんお姉さん!鳳凰旋風脚!!」
「あ〜ら。魔物のアタシに謝ってくれるなんて、優しいのねぇ。でも……」

バシっ!!
……シュルルルッ!

唯の回し蹴りがヒットした瞬間、クリお姉さんは透明な触手を蹴り脚に巻き付けた。
お姉さんが蹴り飛ばされると、唯の脚も同時に引っ張られて……

「そんな優しい蹴りじゃ、あたしは倒せないわよん♪」
「えっ……きゃああぁっ!?」

……ザブンッ!!

唯はお姉さんと一緒に、プールに落ちてしまった。

「……!……しまっ……きゃあっ!?」
「はい、捕まえたー♪……残念だったわね。水中なら、唯ちゃんに勝ち目はないわよぉ♪」

クリお姉さんは恐るべきスピードで接近し、唯を真正面から絡め取った。
そしてあっという間に半透明な触手で唯の手足を絡め取ってしまう。

「は、放してくださいっ……!!」
「うふふ……必死に抵抗しちゃって可愛い……じゃあさっそくいただきまーす♪」

クリお姉さんは、必死に抵抗する唯を意にも介さず、スク水の中に細長い触手を侵入させた。
狙いは言わずもがな……

ぴと……ちゅくっ!!
「ひぁんっ!?……そ、そこは……」
「あらあら……ふふふ、まだ軽ーく挨拶のタッチしただけよ?聞いてた通り、本当に弱いのねぇ♪」
「が、ごぼっ……!!」
クリお姉さんが唯のクリトリスを優しく撫でるたび、唯の全身がビクンビクンと激しく揺れる。

「あらあら……息が苦しくなってきた?なら、呼吸ができるように、こうして、ちゅっ……ん、っむ……」
「んく………ぐ………うぅ……!!」
ごぼごぼと泡の塊を吐き出す唯の喉に、クリお姉さんの舌触手が奥まで一気に差し込まれた。
そこから空気が注入され、苦しんでいた唯の表情がほんの少し和らぐ……

「ほんと人間って不便よねぇ……でもこれで唯ちゃんは、あたしから絶対離れられなくなっちゃったわね♪」
「んっ……!!………」
「じゃ、ゆーっくり皮剥くわね♪さっきのお礼に、いっぱい優しく可愛がってあげる♪」
ちゅぷっ……
「…!……〜〜〜〜〜っ……!!」

クリオネは雌雄同体。
交尾の際は、吸盤のついた触手のような器官を使って、互いの身体が離れないようしっかり拘束する。

「唯ちゃんのおいしそうな精気、いっぱい貰うわね……それっ♪」
くにっ……にゅるるる……ちゅぽっ
「んっ!!……や、なに、これっ……ん、ふあああああぁぁぁぁあんっ♡♡♡♡♡」
唯は無意識のうちに、両手両足でクリお姉さんにしがみつき、全身を駆け抜ける絶頂快楽にその身を任せていた。

「……さあ唯ちゃん、今度は私の精子いっぱい受け取ってね……
たぁっぷり種付けイチャラブレズセックスして、
唯ちゃんの頭の中をえっちなことで『埋め』尽くしてあげる……♪」

「や、まって、やめ、て……おねえ、さん……」
「だぁめ、待たない♪……あと、お姉さまって呼んで♪」
ずちゅんっ!!じゅぶぶぶっ!!どばどばどばどばっ!

「ふい!?、ひあぁぁあああああああんっ!!ま、まって、おね……お姉さまぁぁっ……!!」
透明なペニスを一気に突き込まれ、強烈なストロークで一気に絶頂へ追い込まれた唯。
だがクリオネの交尾時間は長く、数時間に及ぶ場合もある。

唯はこの後も上から下まで責められ尽くして、
クリお姉さまの宣言通り、頭の中がえっちなことで『埋め』尽くされてしまうのであった……


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